JP2000298047A - 超音波流量計 - Google Patents

超音波流量計

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JP2000298047A JP11106247A JP10624799A JP2000298047A JP 2000298047 A JP2000298047 A JP 2000298047A JP 11106247 A JP11106247 A JP 11106247A JP 10624799 A JP10624799 A JP 10624799A JP 2000298047 A JP2000298047 A JP 2000298047A
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明久 足立
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謙三 黄地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量測定の周期性を乱すように計測すること
により、温度変化によるゼロ点の安定性を向上する。 【解決手段】 制御部10は異なる遅延時間が設定可能
なディレイ部11を備えている。又、超音波パルスの伝
搬時間の変更は測定するごとにディレイ時間を変更する
ことによって行う。これによって流量測定する時間的周
期性が乱されるので測定の周期性に起因して生じる影響
を低減でき、温度変化によるゼロ点の安定性を向上させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波により気体
や液体の流量や流速の計測を行う超音波流量計に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の超音波流量計には、例えば
特開平9−133561号公報が知られており、標準状
態の非測定流体の温度(T0)と使用状態の非測定流体
の温度情報(Tsv)からT0/Tsvを補正係数とし
て流量の測定精度を高めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の超音波流量計では、流れが無い状態の測定結果(以降
ゼロ点とする)が温度変化によって0以外の値となった
場合、動作補償温度範囲全体を補正係数だけで0にする
ことは困難で、温度変化によるゼロ点の安定性が得られ
ないという課題を有していた。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、流量
測定の周期性を乱すことにより温度変化によるゼロ点の
安定性を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、制御部は異なる遅延時間が設定可能なディ
レイ部を備えたものである。
【0006】上記発明によれば、超音波パルスの伝搬時
間の変更は測定するごとに遅延時間を変更すれば可能と
なり、流量測定する時間的周期性が乱される。このため
測定の周期性に起因して生じる影響を低減でき、温度変
化によるゼロ点の安定性を向上させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の第1の形態の超音波流量
計は、被測定流体が流れる流量測定部と、この流量測定
部に設けられ超音波を送受信する一対の超音波振動子
と、一方の超音波振動子を駆動する駆動回路と、他方の
前記超音波振動子に接続され超音波パルスを検知する受
信検知回路と、超音波パルスの伝搬時間を測定するタイ
マと、駆動回路とタイマを制御する制御部と、タイマの
出力より流量を演算によって求める演算部を備え、流れ
が無い状態の測定結果への温度変化による影響が低減さ
れるように、制御部では流量計測における周期性を乱す
よう制御するため温度変化によるゼロ点の安定性を向上
させることができる。
【0008】本発明の第2の形態の超音波流量計は、第
1の形態の超音波流量計において、制御部は異なる遅延
時間が設定可能なディレイ部を備え、制御部では計測毎
に遅延時間を切替て駆動回路の出力タイミングを変更す
るため、流量計測における周期性が乱され温度変化によ
るゼロ点の安定性を向上させることができる。
【0009】本発明の第3の形態の超音波流量計は、第
1の形態の超音波流量計において、駆動回路は同じ周波
数で複数の位相を持った出力信号が出力可能で、制御部
では計測毎に出力信号の位相を変更するため、流量計測
における周期性が乱され温度変化によるゼロ点の安定性
を向上させることができる。
【0010】本発明の第4の形態の超音波流量計は、第
1の形態の超音波流量計において、駆動回路は複数の周
波数の出力信号を有し、制御部では計測毎に出力信号の
周波数を変更するため、流量計測における周期性が乱さ
れ温度変化によるゼロ点の安定性を向上させることがで
きる。
【0011】本発明の第5の形態の超音波流量計は、第
1の形態の超音波流量計において、駆動回路は超音波振
動子の使用周波数である第1周波数と第1周波数とは異
なる第2周波数の信号を重ね合わせて出力可能で、制御
部では計測毎に第2周波数の発信信号を変更した出力信
号を駆動回路から出力させるため、流量計測における周
期性が乱され温度変化によるゼロ点の安定性を向上させ
ることができる。
【0012】本発明の第6の形態の超音波流量計は、第
5の形態の超音波流量計において、第2周波数の位相を
変更するため、流量計測における周期性が乱され温度変
化によるゼロ点の安定性を向上させることができる。
【0013】本発明の第7の形態の超音波流量計は、第
5の形態の超音波流量計において、第2周波数の周波数
を変更するため、流量計測における周期性が乱され温度
変化によるゼロ点の安定性を向上させることができる。
【0014】本発明の第8の形態の超音波流量計は、第
5の形態の超音波流量計において、第2周波数がある場
合と無い場合を切り替えるため、流量計測における周期
性が乱され温度変化によるゼロ点の安定性を向上させる
ことができる。
【0015】本発明の第9の形態の超音波流量計は、第
1の形態の超音波流量計において、駆動回路は超音波振
動子の使用周波数である第1周波数と第1周波数とは異
なる第2周波数を連続して出力可能で第1周波数の前に
第2周波数を出力し、制御部では計測毎に第2周波数が
ある場合と無い場合を切り替えるため、流量計測におけ
る周期性が乱され温度変化によるゼロ点の安定性を向上
させることができる。
【0016】本発明の第10の形態の超音波流量計は、
被測定流体が流れる流量測定部と、この流量測定部に設
けられ超音波を送受信する一対の超音波振動子と、一方
の超音波振動子を駆動する駆動回路と、他方の超音波振
動子に接続され超音波パルスを検知する受信検知回路
と、超音波パルスの伝搬時間を測定するタイマと、駆動
回路とタイマを制御する制御部と、タイマの出力より流
量を演算によって求める演算部を備え、流れが無い状態
の測定結果への温度変化による影響が低減されるよう
に、制御部は超音波振動子から送信される超音波パルス
の残響時間が短くなるよう駆動回路の出力信号を制御す
るため残響時間が短くなり、温度変化によるゼロ点の安
定性を向上させることができる。
【0017】本発明の第11の形態の超音波流量計は、
第10の形態の超音波流量計において、駆動回路の駆動
周波数は前記超音波振動子の使用周波数である第1周波
数と第1周波数とは異なる第2周波数からなるため、残
響時間が短くなるよう制御でき温度変化によるゼロ点の
安定性を向上させることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。なお図面中で同一符号を付しているものは同
一なものであり、詳細な説明は省略する。
【0019】(実施例1)図1は本発明の実施例1の超
音波流量計を示すブロック図である。図1において、1
は被測定流体が流れる流量測定部、2、3は流量測定部
1の流れの方向に対し斜めに対向して配置された超音波
振動子、4は超音波振動子2、3の使用周波数を発信す
る発振回路、5は発振回路4に接続され超音波振動子
2、3を駆動する駆動回路、6は送受信する超音波振動
子を切り替える切替回路、7は超音波パルスを検知する
受信検知回路、8は超音波パルスの伝搬時間を計測する
タイマ、9はタイマ8の出力より流量を演算する演算
部、10は駆動回路5とタイマ8に制御信号を出力する
制御部、11は制御部10に接続するディレイ部であ
る。
【0020】まず動作、作用について説明する。例えば
非測定流体を空気、超音波振動子2、3の使用周波数に
は約500kHzを選択する。発振回路4は例えばコンデ
ンサと抵抗で構成され約500kHzの方形波を発信し、
駆動回路7では発振回路4の信号から超音波振動子2を
駆動するため方形波が3波のバースト信号からなる駆動
信号を出力可能とする。また測定手段には測定流量の分
解能を向上するため、例えばシングアラウンド法を用い
る。
【0021】制御部10では駆動回路5に送信開始信号
を出力すると同時に、タイマ8の時間計測を開始させ
る。駆動回路5は送信開始信号を受けると超音波振動子
2を駆動し、超音波パルスを送信する。送信された超音
波パルスは流量測定1内を伝搬し超音波振動子3で受信
される。受信された超音波パルスは超音波振動子3で電
気信号に変換され、受信検知回路7に出力される。受信
検知回路7では受信信号の受信タイミングを決定し、制
御部10に受信検知信号を出力する。制御部10では受
信検知信号を受けると、ディレイ部11にあらかじめ設
定した遅延時間td経過後に再び駆動回路5に送信開始
信号を出力し、2回目の計測を行う。この動作をN回繰
返した後、タイマ8を停止させる。演算部9ではタイマ
8で測定した時間を測定回数のNで割り、遅延時間td
を引いて伝搬時間t1を演算する。
【0022】引き続き切替回路6で駆動回路5と受信回
路7に接続する超音波振動子を切り替え、再び制御部1
0では駆動回路5に送信開始信号を出力すると同時に、
タイマ8の時間計測を開始させる。伝搬時間t1の測定
と逆に、超音波振動子3で超音波パルスを送信し、超音
波振動子2で受信する計測をN回繰返し、演算部9で伝
搬時間t2を演算する。
【0023】ここで、超音波振動子2と超音波振動子3
の中心を結ぶ距離をL、空気の無風状態での音速をC、
流量測定部1内での流速をV、非測定流体の流れの方向
と超音波振動子2と超音波振動子3の中心を結ぶ線との
角度をθとすると、伝搬時間t1、t2は、 t1=L/(C+Vcosθ) (1) t2=L/(C−Vcosθ) (2) で示される。(1)(2)式より音速Cを消去して、流
速Vを求めると V=L/2cosθ(1/t1−1/t2) (3) が得られる。L、θは既知であるのでt1とt2を測定
すれば流速Vが求められる。この流速Vと流量測定部1
の面積をS、補正係数をKとすれば、流量Qは Q=KSV (4) で演算できる。
【0024】この超音波流量計に用いる超音波振動子の
一例を図2に示す。超音波振動子12は電極面は1辺が
約8mmの正方形で、厚み約2.7mmの直方体の圧電体1
3と整合層14を厚みが0.2μmのSUS製の有天筒状の
ケース15に接着固定し、裏ぶた16でケース15を封
止する。ただし圧電体13には使用振動モードである縦
振動するようにスリット17を設ける。この超音波振動
子12のインピーダンス特性を図3に示す。図3の右側
に見られる2つの山が使用振動モードの特性を示してい
て、左側の山が使用する振動モードとは異なる振動モー
ド(以後、不要振動モードとする)の特性を示してい
る。
【0025】次に流れがない状態での流量計測におけ
る、一対の超音波振動子の周波数特性の影響を考える。
整合層14を設けた超音波振動子12の使用振動モード
付近の周波数特性を完全に一致させることは困難である
から、超音波振動子2で送信し超音波振動子3で受信す
る超音波パルスの周波数と超音波振動子3で送信し超音
波振動子2で受信する超音波パルスの周波数にずれがあ
ると仮定し、温度によるゼロ点の変動を計算する。超音
波振動子2で送信し超音波振動子3で受信する超音波パ
ルスの周波数をf1、超音波振動子3で送信し超音波振
動子2で受信する超音波パルスの周波数をf1+df1
とし、計算を簡易にするためf1、f1+df1は連続
する正弦波とする。また不要振動モードの周波数はf2
で、1対の超音波振動子でf2は同じ周波数であると仮
定し、計算を容易にするためf2も連続する正弦波とす
る。さらに残響、多重反射の影響もないものと仮定す
る。
【0026】ここで空気の流れは無いので、温度をTと
すると超音波振動子間を伝搬する時間Ptは、 Pt=L/(331+0.6・T) (5) で示される。また超音波振動子2で送信し超音波振動子
3で受信する場合は、 R1=sin{2π・f1・(t−Pt)}+Asin(2π・f2・t)(6) 超音波振動子3で送信し超音波振動子2で受信する場合
は、 R2=sin{2π・(f1+df1)・(t−Pt)}+Asin(2π・f2・t) (7) で示される。(6)、(7)式より温度Tを変えたときの
R1、R2が5回目にゼロと交差する時間t1、t2を
求め、(3)式を用いて流量を算出する。例えばf1を
500kHz、f2を200kHz、Aを−60dBとして、
df1が0kHz、1kHz、−1kHzでの計算結果を図4〜
6に示す。図4のようにdf1=0の場合は、温度によ
るゼロ点の変動は見られない。一方df1が1kHz、−
1kHzである図5と図6では、温度によりゼロ点が傾き
を有す直線となっている。またdf1の値によって、傾
きが変化することがわかる。以上の計算結果から、超音
波振動子の使用周波数のずれが温度によるゼロ点の傾き
を生じる原因の一つとなっていることが推定できる。
【0027】ところで一対の超音波振動子の周波数特性
を完全に一致させることは困難であることから、周波数
特性が完全に一致していなくても温度によるゼロ点の傾
きを生じさせない方法が必要となる。そこで流量計測に
おける周期性を乱すという計測方法を検討した。一般的
にシングアラウンド法での計測は、クロックに同期しな
い非周期的な計測であると考えられている。しかし非測
定流体が不変な場合に温度が一定であると、一定した時
間間隔で測定は行われる。この結果、シングアラウンド
法は温度ごとに一定の周期を持った周期的な計測とな
り、一対の超音波振動子の周波数のずれが強調されてし
まうと推測した。
【0028】そこであらかじめディレイ部11には遅延
時間td1、td2として約153μsec、約154μs
ecの2種類を設定した。制御部10では受信検知回路7
から受信検知信号を受け取ると、1回目は遅延時間td
1経過した後駆動回路に送信開始信号を出力する。次に
受信検知回路7から受信検知信号を受け取ると、2回目
は遅延時間td2経過した後駆動回路に送信開始信号を
出力する。このように遅延時間td1とtd2を交互に
用いて、N回測定した後演算部9で伝搬時間t1を演算
する。引き続き切替回路6で駆動回路5と受信回路7に
接続する超音波振動子を切り替え、同様に遅延時間td
1とtd2を交互に用いて伝搬時間t2を測定する。こ
のとき伝搬時間t1とt2を測定する時に用いるtd
1、td2の順序と使用回数は同一とすることが望まし
い。一般的に遅延回路や遅延素子は自己発熱や使用環境
等の温度により遅延時間にバラツキを生じるが、td
1、td2の順序と使用回数を同一としておけば(3)
式で流路Vを計算するときにその影響を消去することが
でき、ディレイ部11の温度特性がゼロ点の安定性に与
える影響を低減できる。
【0029】遅延時間td1、td2として、153μ
sec、154μsecの2種類を用い、温度変化によるゼロ
点の変動を測定した実験結果を図7に示す。また比較の
ために遅延時間td1のみ用い、温度変化によるゼロ点
の変動を測定した実験結果を図8に示す。なお実験に用
いた超音波振動子2、3と流量測定部1は同一ものであ
る。図7ではゼロ点は温度変化により右上りの傾きを有
しているが、図8ではほぼ水平となっていることがわか
る。上記の結果から、一対の超音波振動子の組合せで温
度変化によるゼロ点の変動が生じる場合でも、ディレイ
部11に遅延時間tdを2種類用意し測定ごとに切り替
えて用いれば温度変化によるゼロ点の安定性が向上でき
る。
【0030】なお実施例1ではディレイ部11には遅延
時間td1、td2として約153μsec、約154μs
ecの2種類を設定するとしたが、遅延時間は2種類以上
なら何種類でも構わないし、遅延時間は約153μse
c、約154μsec以外の時間でも構わないということは
言うまでもない。また、実施例1では超音波振動子は電
極面は1辺が約8mmの正方形で、厚み約2.7mmの直方
体の圧電体と整合層を厚みが0.2μmのSUS製の有天筒
状のケースに接着固定するとしたが、上記構成以外の超
音波振動子でも構わない。また不要振動モードの周波数
を200kHzとしたが、この周波数よりも高い周波数で
も、低い周波数でも構わない。
【0031】(実施例2)以下、本発明の実施例2につ
いて、図面を参照しながら説明する。図9は実施例2の
超音波流量計を示すブロック図である。1は流量測定
部、2、3は超音波振動子、4は発振回路、5は駆動
部、6は切替回路、7は受信検知回路、8はタイマ、9
は演算部、10は制御部、11はディレイ部で、以上は
図1の構成と同様なものである。図1の構成と異なるの
は、駆動回路5に位相変換部18を接続した点である。
【0032】まず動作、作用について説明する。実施例
1と同様に、非測定流体は空気、超音波振動子2、3の
使用周波数は約500kHzで、シングアラウンド法を用
いて流量測定を行う。制御部10では駆動回路5に送信
開始信号を出力すると同時に、タイマ8の時間計測を開
始させる。駆動回路5は送信開始信号を受信すると超音
波振動子2を駆動し、超音波パルスを送信する。このと
き駆動回路5では位相が0度のとき例えば図10のよう
な駆動信号を送信する。送信された超音波パルスは流量
測定1内を伝搬し超音波振動子3で受信される。受信さ
れた超音波パルスは超音波振動子3で電気信号に変換さ
れ、受信検知回路7に出力される。受信検知回路7では
受信信号の受信タイミングを決定し、制御部10に受信
検知信号を出力する。制御部10では受信検知信号を受
けると、ディレイ部11にあらかじめ設定した遅延時間
td経過後に再び駆動回路5に送信開始信号を出力す
る。
【0033】駆動回路5は送信開始信号を受信すると、
位相変換部18から例えば位相を90度変化させる位相
変換出力を得て、例えば図11のような駆動信号を送信
する。図11の駆動信号の点線で示された部分は出力さ
れない。図10と図11の駆動信号を交互に送信しなが
らN回測定した後、タイマ8を停止させる。演算部9で
はタイマ8で測定した時間を測定回数のNで割り、遅延
時間tdを引いて伝搬時間t1を演算する。引き続き切
替回路6で駆動回路5と受信回路7に接続する超音波振
動子を切り替え、図10と図11の駆動信号を交互に送
信しながら伝搬時間t1の測定と同様に伝搬時間t2を
測定する。これ以降の動作原理は実施例1と同様になる
ため省略する。
【0034】図10、11で駆動したとき受信される超
音波パルスを図12に示す。図12の実線は図10の駆
動信号で駆動した場合、波線は図11の駆動信号で駆動
した場合である。受信した超音波パルスの5回目にゼロ
と交差する時間を伝搬時間t1とすると、図10と図1
1では駆動開始の位相が異なるためts2だけ時間差が
生じる。このように駆動信号の位相を交互に切り替えて
計測を行うと、計測間隔は1回毎変化することになり計
測の周期性を打ち消すことが可能となる。その結果実施
例1同様に、一対の超音波振動子の組合せで温度変化に
よるゼロ点の変動が生じる場合でも、位相変換部18で
測定ごとに駆動信号の位相を変化させれば温度変化によ
るゼロ点の安定性が向上できる。
【0035】なお実施例2では駆動信号の位相を90度
変化させるとしたが、上記条件に限定されるわけでな
く、90度以外の位相でよく、例えば位相を180度と
すると回路が簡略化できる。また駆動信号の位相を0度
と90度の2種類を交互に変えるとしたが、2種類以上
でも構わない。なお伝搬時間t1、t2を測定するとき
位相の種類、角度等の順序は同一としておけば、位相変
換部18に温度特性があっても(3)式で流路Vを計算
するときにゼロ点の安定性に与える影響を低減できる。
【0036】(実施例3)以下、本発明の実施例3につ
いて、図面を参照しながら説明する。図13は実施例3
の超音波流量計を示すブロック図である。1は流量測定
部、2、3は超音波振動子、5は駆動部、6は切替回
路、7は受信検知回路、8はタイマ、9は演算部、10
は制御部、11はディレイ部で、以上は図1の構成と同
様なものである。図1の構成と異なるのは、駆動回路5
に第1発振回路19と第2発振回路20を接続した点で
ある。
【0037】まず動作、作用について説明する。実施例
1と同様に、非測定流体は空気、超音波振動子2、3の
使用周波数は約500kHzで、シングアラウンド法を用
いて流量測定を行う。制御部10では駆動回路5に送信
開始信号を出力すると同時に、タイマ8の時間計測を開
始させる。
【0038】駆動回路5は送信開始信号を受信すると、
まず第1発振回路13の発信周波数で超音波振動子2を
駆動し、超音波パルスを送信する。送信された超音波パ
ルスは流量測定1内を伝搬し超音波振動子3で受信され
る。受信された超音波パルスは超音波振動子3で電気信
号に変換され、受信検知回路7に出力される。受信検知
回路7では受信信号の受信タイミングを決定し、制御部
10に受信検知信号を出力する。制御部10では受信検
知信号を受けると、ディレイ部11にあらかじめ設定し
た遅延時間td経過後に再び駆動回路5に送信開始信号
を出力する。駆動回路5は送信開始信号を受信すると、
今度は第2発振回路20の発信周波数で超音波振動子2
を駆動し、超音波パルスを送信する。第1発振回路19
と第2発振回路20の発信周波数の駆動信号を交互に送
信しながらN回計測した後、タイマ8を停止させる。演
算部9ではタイマ8で測定した時間を測定回数のNで割
り、遅延時間tdを引いて伝搬時間t1を演算する。引
き続き切替回路6で駆動回路5と受信回路7に接続する
超音波振動子を切り替え、第1発振回路19と第2発振
回路20の発信周波数の駆動信号を交互に送信しながら
伝搬時間t1の測定と同様に伝搬時間t2を測定する。
これ以降の動作原理は実施例1と同様になるため省略す
る。
【0039】次に超音波振動子の駆動周波数に対する感
度特性を図14に示す。超音波振動子は中心周波数(f
c)を挟んで左右に感度が等しくなる周波数(f1、f
2)がある。受信検知回路7で超音波パルスを検知する
とき振幅は変動しないほうが計測が容易なので、第1発
信回路19と第2発振回路20の周波数は感度が等しく
なる周波数であるf1、f2とする。例えばfcが50
0kHzのとき、f1を480kHz、f2を520kHzとす
る。f1とf2で駆動された超音波パルスを図15に示
す。実線がf1で駆動した超音波パルスで、波線がf2
で駆動した超音波パルスである。超音波パルスの振幅は
等しく、5回目にゼロと交差する時間は周波数が異なる
ためts3だけ差が生じる。
【0040】このため計測する時間間隔はts3だけ変
化することになり、計測の周期性を打ち消すことが可能
となる。その結果実施例1同様に、一対の超音波振動子
の組合せで温度変化によるゼロ点の変動が生じる場合で
も、測定ごとに駆動信号の周波数を変更すれば温度変化
によるゼロ点の安定性が向上できる。
【0041】なお実施例3では第1発振回路と第2発振
回路を用いるとしたが、発振回路を一つとしその周波数
を変更して用いても構わない。また駆動周波数をf1、
f2の2種類としたが、3種類以上でも構わない。また
f1を480kHz、f2を520kHzとしたが、この周波
数は超音波振動子の周波数特性により変化する。また超
音波パルスの感度が等しくなる2つの周波数を選択した
が、感度が等しい周波数を選択しなくても測定は可能で
ある。なお伝搬時間t1、t2を測定するとき駆動周波
数の種類と順序を同一としておけば、発振回路に温度特
性があっても(3)式で流路Vを計算するときにゼロ点
の安定性に与える影響を低減できる。
【0042】(実施例4)以下、本発明の実施例4につ
いて、図面を参照しながら説明する。図16は実施例4
の超音波流量計を示すブロック図である。1は流量測定
部、2、3は超音波振動子、5は駆動部、6は切替回
路、7は受信検知回路、8はタイマ、9は演算部、10
は制御部、11はディレイ部で、以上は図1の構成と同
様なものである。図1の構成と異なるのは、第1発振回
路19と位相変換部21を介した第2発振回路20を波
形加算部22に接続し、この波形加算部22を駆動回路
5に接続した点である。
【0043】まず動作、作用について説明する。実施例
1と同様に、非測定流体は空気、超音波振動子2、3の
使用周波数は約500kHzで、シングアラウンド法を用
いて流量測定を行う。制御部10では駆動回路5に送信
開始信号を出力すると同時に、タイマ8の時間計測を開
始させる。駆動回路5は送信開始信号を受信すると、ま
ず第1発振回路19の発信信号と第2発振回路20の発
信信号を波形加算部22で加算した加算信号で超音波振
動子2を駆動し、超音波パルスを送信する。
【0044】なお1回目の第2発振回路の発信信号の位
相は0度とする。送信された超音波パルスは流量測定1
内を伝搬し超音波振動子3で受信される。受信された超
音波パルスは超音波振動子3で電気信号に変換され、受
信検知回路7に出力される。受信検知回路7では受信信
号の受信タイミングを決定し、制御部10に受信検知信
号を出力する。制御部10では受信検知信号を受ける
と、ディレイ部11にあらかじめ設定した遅延時間td
経過後に再び駆動回路5に送信開始信号を出力する。
【0045】駆動回路5は送信開始信号を受信すると、
今度は位相変換部21で第2発振回路20の位相を変換
し、この位相変換した発信信号と第1発振回路の発信信
号を波形加算部22で加算した加算信号で超音波振動子
2を駆動し、超音波パルスを送信する。位相変換部21
で第2発振回路20の発信信号の位相を交互に変えなが
らN回計測した後、タイマ8を停止させる。演算部9で
はタイマ8で測定した時間を測定回数のNで割り、遅延
時間tdを引いて伝搬時間t1を演算する。引き続き切
替回路6で駆動回路5と受信回路7に接続する超音波振
動子を切り替え、位相変換部21で第2発振回路20の
発信信号の位相を交互に変えながら伝搬時間t1の測定
と同様に伝搬時間t2を測定する。これ以降の動作原理
は実施例1と同様になるため省略する。
【0046】例えば第1発振回路19の発信周波数は約
500kHz、第2発振回路の発信周波数は約200kHzと
し、位相変換部21で変換する位相は180度とする。
超音波振動子2、3は約500kHzで駆動すると振幅の
大きい超音波パルスが受信でき、約200kHz成分だけ
で駆動しても超音波パルスはほとんど受信できない。し
かし約200kHzの信号の位相を計測ごとに180度反
転して加算した加算信号を基に駆動して受信される超音
波パルスは、約200kHzの位相により周期が微妙に変
化する。この結果実施例1同様に、一対の超音波振動子
の組合せで温度変化によるゼロ点の変動が生じる場合で
も、位相変換部18で測定ごとに第2発振回路20の位
相を変化させれば温度変化によるゼロ点の安定性が向上
できる。
【0047】なお実施例4では第2発振回路の発信周波
数を200kHzとしたが、これより高い周波数でも低い
周波数でも構わない。また駆動信号の位相を180度変
化させるとしたが、上記条件に限定されるわけでなく、
180度以外の位相でもよい。また駆動信号の位相を0
度と180度の2種類を交互に変えるとしたが、2種類
以上でも構わない。なお伝搬時間t1、t2を測定する
とき位相の種類、角度等の順序は同一としておけば、位
相変換部21や波形換算部22等に温度特性があっても
(3)式で流路Vを計算するときにゼロ点の安定性に与
える影響を低減できる。
【0048】(実施例5)以下、本発明の実施例5につ
いて、図面を参照しながら説明する。図17は実施例5
の超音波流量計を示すブロック図である。1は流量測定
部、2、3は超音波振動子、5は駆動部、6は切替回
路、7は受信検知回路、8はタイマ、9は演算部、10
は制御部、11はディレイ部で、以上は図1の構成と同
様なものである。図1の構成と異なるのは、第1発振回
路19と周波数変換部23を介した第2発振回路20を
波形加算部22に接続し、この波形加算部22を駆動回
路5に接続した点である。
【0049】まず動作、作用について説明する。実施例
1と同様に、非測定流体は空気、超音波振動子2、3の
使用周波数は約500kHzで、シングアラウンド法を用
いて流量測定を行う。制御部10では駆動回路5に送信
開始信号を出力すると同時に、タイマ8の時間計測を開
始させる。駆動回路5は送信開始信号を受信すると、ま
ず第1発振回路19の発信信号と第2発振回路20の発
信信号を波形加算部22で加算した加算信号で超音波振
動子2を駆動し、超音波パルスを送信する。
【0050】なお1回目の第2発振回路の発信周波数を
例えば200kHzとする。送信された超音波パルスは流
量測定1内を伝搬し超音波振動子3で受信される。受信
された超音波パルスは超音波振動子3で電気信号に変換
され、受信検知回路7に出力される。受信検知回路7で
は受信信号の受信タイミングを決定し、制御部10に受
信検知信号を出力する。制御部10では受信検知信号を
受けると、ディレイ部11にあらかじめ設定した遅延時
間td経過後に再び駆動回路5に送信開始信号を出力す
る。
【0051】駆動回路5は送信開始信号を受信すると、
今度は第2発振回路20の発信周波数を周波数変換部2
3で約100kHzに変換し、この変換した発信信号と第
1発振回路の発信信号を波形加算部22で加算した加算
信号で超音波振動子2を駆動し、超音波パルスを送信す
る。周波数変換部23で第2発振回路20の発信周波数
を約200kHzと約100kHzを交互に変えながらN回計
測した後、タイマ8を停止させる。演算部9ではタイマ
8で測定した時間を測定回数のNで割り、遅延時間td
を引いて伝搬時間t1を演算する。引き続き切替回路6
で駆動回路5と受信回路7に接続する超音波振動子を切
り替え、第2発振回路20の発信周波数を周波数変換部
23で変えながら伝搬時間t1の測定と同様に伝搬時間
t2を測定する。これ以降の動作原理は実施例1と同様
になるため省略する。
【0052】超音波振動子2、3は約500kHzで駆動
すると振幅の大きい超音波パルスが受信でき、約200
kHzや約100kHzの周波数だけで駆動しても超音波パル
スはほとんど受信できない。しかし約500kHzと約2
00kHzを加算した駆動信号と、約500kHzと約100
kHzを加算した駆動信号で駆動して受信される超音波パ
ルスの周期は微妙に変化する。この結果実施例1同様
に、一対の超音波振動子の組合せで温度変化によるゼロ
点の変動が生じる場合でも、周波数変換部23で測定ご
とに第2発振回路20の周波数を変化させれば温度変化
によるゼロ点の安定性が向上できる。
【0053】なお実施例5では第2発振回路の発信周波
数を約200kHz、周波数変換部23で約100kHzに変
換するとしたが、これより高い周波数でも低い周波数で
も構わない。周波数変換部23から出力される周波数を
2種類としたが、2種類以上でも構わない。なお伝搬時
間t1、t2を測定するとき周波数変換部23から出力
される周波数の種類と順序は同一としておけば、波形加
算部22や周波数変換部23等に温度特性があっても
(3)式で流路Vを計算するときにゼロ点の安定性に与
える影響を低減できる。
【0054】(実施例6)以下、本発明の実施例6につ
いて、図面を参照しながら説明する。図18は実施例6
の超音波流量計を示すブロック図である。1は流量測定
部、2、3は超音波振動子、5は駆動部、6は切替回
路、7は受信検知回路、8はタイマ、9は演算部、10
は制御部、11はディレイ部で、以上は図1の構成と同
様なものである。図1の構成と異なるのは、第1発振回
路19とON/OFF回路24を介した第2発振回路20を波
形加算部22に接続し、この波形加算部22を駆動回路
5に接続した点である。
【0055】まず動作、作用について説明する。実施例
1と同様に、非測定流体は空気、超音波振動子2、3の
使用周波数は約500kHzで、シングアラウンド法を用
いて流量測定を行う。制御部10では駆動回路5に送信
開始信号を出力すると同時に、タイマ8の時間計測を開
始させる。
【0056】駆動回路5は送信開始信号を受信すると、
まずON/OFF回路24の出力をONにし、第1発振回路19
の発信信号と第2発振回路20の発信信号を波形加算部
22で加算した加算信号で超音波振動子2を駆動し、超
音波パルスを送信する。送信された超音波パルスは流量
測定1内を伝搬し超音波振動子3で受信される。受信さ
れた超音波パルスは超音波振動子3で電気信号に変換さ
れ、受信検知回路7に出力される。受信検知回路7では
受信信号の受信タイミングを決定し、制御部10に受信
検知信号を出力する。制御部10では受信検知信号を受
けると、ディレイ部11にあらかじめ設定した遅延時間
td経過後に再び駆動回路5に送信開始信号を出力す
る。駆動回路5は送信開始信号を受信すると、今度はON
/OFF回路24の出力をOFFにし、第2発振回路20の発
信信号を遮断し、第1発振回路の発信信号で超音波振動
子2を駆動し、超音波パルスを送信する。ON/OFF回路2
4で第2発振回路20の発信信号をON/OFFしながらN回
計測した後、タイマ8を停止させる。演算部9ではタイ
マ8で測定した時間を測定回数のNで割り、遅延時間t
dを引いて伝搬時間t1を演算する。引き続き切替回路
6で駆動回路5と受信回路7に接続する超音波振動子を
切り替え、ON/OFF回路24で第2発振回路20の発信信
号をON/OFFしながら伝搬時間t1の測定と同様に伝搬時
間t2を測定する。これ以降の動作原理は実施例1と同
様になるため省略する。
【0057】例えば第1発振回路19の発信周波数は約
500kHz、第2発振回路の発信周波数は約200kHzと
する。超音波振動子2、3は約500kHzで駆動すると
振幅の大きい超音波パルスが受信でき、約200kHz成
分だけで駆動しても超音波パルスはほとんど受信できな
い。しかし約500kHzの発信周波数に対し約200kHz
の発信信号を加算したりしなかったりすることにより、
受信される超音波パルスの周期が微妙に変化する。この
結果実施例1同様に、一対の超音波振動子の組合せで温
度変化によるゼロ点の変動が生じる場合でも、測定ごと
にON/OFF回路24で第2発振回路20の発信信号をON/O
FFすることにより温度変化によるゼロ点の安定性が向上
できる。
【0058】なお実施例6では第2発振回路の発信周波
数を200kHzとしたが、これより高い周波数でも低い
周波数でも構わない。またON/OFF回路24の最初をONと
したが、OFFから開始しても構わない。なお伝搬時間t
1、t2を測定するときON/OFF回路24の切替順序は同
一としておけば、波形加算部22やON/OFF回路24等に
温度特性があっても(3)式で流路Vを計算するときに
ゼロ点の安定性に与える影響を低減できる。
【0059】(実施例7)以下、本発明の実施例7につ
いて、図面を参照しながら説明する。図19は実施例7
の超音波流量計を示すブロック図である。1は流量測定
部、2、3は超音波振動子、5は駆動部、6は切替回
路、7は受信検知回路、8はタイマ、9は演算部、10
は制御部、11はディレイ部で、以上は図1の構成と同
様なものである。図1の構成と異なるのは、第1発振回
路19とON/OFF回路24を介した第2発振回路20を波
形連結部25に接続し、この波形連結部25を駆動回路
5に接続した点である。
【0060】まず動作、作用について説明する。実施例
1と同様に、非測定流体は空気、超音波振動子2、3の
使用周波数は約500kHzで、シングアラウンド法を用
いて流量測定を行う。制御部10では駆動回路5に送信
開始信号を出力すると同時に、タイマ8の時間計測を開
始させる。駆動回路5は送信開始信号を受信すると、ま
ずON/OFF回路24の出力をOFFにして第2発振回路の発
信信号を遮断し、第1発振回路19の発信周波数からな
る図20に示す駆動信号で超音波振動子2を駆動し超音
波パルスを送信する。送信された超音波パルスは流量測
定1内を伝搬し超音波振動子3で受信される。受信され
た超音波パルスは超音波振動子3で電気信号に変換さ
れ、受信検知回路7に出力される。受信検知回路7では
受信信号の受信タイミングを決定し、制御部10に受信
検知信号を出力する。制御部10では受信検知信号を受
けると、ディレイ部11にあらかじめ設定した遅延時間
td経過後に再び駆動回路5に送信開始信号を出力す
る。
【0061】駆動回路5は送信開始信号を受信すると、
今度はON/OFF回路24の出力をONにし、波形連結部25
では第1発振回路19と第2発振回路19の発信信号を
連結し、図21に示す駆動信号で超音波振動子2を駆動
し超音波パルスを送信する。ON/OFF回路24で第2発振
回路20の発信信号をON/OFFしながらN回計測した後、
タイマ8を停止させる。演算部9ではタイマ8で測定し
た時間を測定回数のNで割り、遅延時間tdを引いて伝
搬時間t1を演算する。引き続き切替回路6で駆動回路
5と受信回路7に接続する超音波振動子を切り替え、ON
/OFF回路24で第2発振回路20の発信信号をON/OFFし
ながら伝搬時間t1の測定と同様に伝搬時間t2を測定
する。これ以降の動作原理は実施例1と同様になるため
省略する。
【0062】例えば第1発振回路19の第1周波数は約
500kHz、第2発振回路20の第2周波数は約250k
Hzとする。ON/OFF回路24がONの時、波形連結部25で
は第2周波数の1/2周期後に第1周波数を3周期分が
連続する連結信号を出力する。第2周波数では超音波振
動子2、3は超音波パルスをほとんど送受信できない
が、弱く振動する。この振動が温度特性に影響を与える
可能性がある場合は、第1周波数の振幅に対し第2周波
数の振幅を小さくする。例えば第2周波数の振幅を第1
周波数の振幅に比べ−80dBとする。
【0063】また第2周波数の1/2周期は約1μsec
に相当しディレイ部11の遅延時間tdを153μsec
と設定すれば、図21の駆動信号はtdが155μsec
に相当する。実施例1の遅延時間の設定よりは1μsec
長いが、計測の周期性を乱すことができる。この結果実
施例1同様に、一対の超音波振動子の組合せで温度変化
によるゼロ点の変動が生じる場合でも、測定ごとにON/O
FF回路24で第2発振回路20の発信信号をON/OFFする
ことにより温度変化によるゼロ点の安定性が向上でき
る。
【0064】なお実施例7では第2周波数を200kHz
としたが、これより高い周波数でも低い周波数でも構わ
ない。また第2周波数の振幅を第1周波数の振幅に比べ
−80dBとしたが、温度特性に影響がない振幅であれ
ば大きくても小さくても構わない。また第2発振回路2
0にON/OFF回路24を接続したが、ON/OFF回路24は無
くてもよく、第2発振回路から2つ以上の周波数を出力
し、この周波数を切り替えても構わない。またON/OFF回
路24の最初をOFFとしたが、ONから開始しても構わな
い。なお伝搬時間t1、t2を測定するときON/OFF回路
24の切替順序は同一としておけば、ON/OFF回路24や
波形連結部25等に温度特性があっても(3)式で流路
Vを計算するときにゼロ点の安定性に与える影響を低減
できる。
【0065】(実施例8)以下、本発明の実施例8につ
いて、図面を参照しながら説明する。図22は実施例8
の超音波流量計を示すブロック図である。1は流量測定
部、2、3は超音波振動子、5は駆動部、6は切替回
路、7は受信検知回路、8はタイマ、9は演算部、10
は制御部、11はディレイ部で、以上は図1の構成と同
様なものである。図1の構成と異なるのは、第1発振回
路19と第2発振回路20を波形連結部25に接続し、
この波形連結部25を駆動回路5に接続した点である。
【0066】まず動作、作用について説明する。実施例
1と同様に、非測定流体は空気、超音波振動子2、3の
使用周波数は約500kHzで、シングアラウンド法を用
いて流量測定を行う。制御部10では駆動回路5に送信
開始信号を出力すると同時に、タイマ8の時間計測を開
始させる。駆動回路5は送信開始信号を受信すると、第
1発振回路19の第1周波数と第2発振回路20の第2
周波数を波形連結部25で連結した図23に示す駆動信
号で、超音波振動子2を駆動し超音波パルスを送信す
る。送信された超音波パルスは流量測定1内を伝搬し超
音波振動子3で受信される。受信された超音波パルスは
超音波振動子3で電気信号に変換され、受信検知回路7
に出力される。受信検知回路7では受信信号の受信タイ
ミングを決定し、制御部10に受信検知信号を出力す
る。
【0067】制御部10では受信検知信号を受けると、
ディレイ部11にあらかじめ設定した遅延時間td経過
後に再び駆動回路5に送信開始信号を出力する。駆動回
路5は送信開始信号を受信すると、再び図21に示す駆
動信号で超音波振動子2を駆動し超音波パルスを送信す
る。繰返しN回計測した後、タイマ8を停止させる。演
算部9ではタイマ8で測定した時間を測定回数のNで割
り、遅延時間tdを引いて伝搬時間t1を演算する。引
き続き切替回路6で駆動回路5と受信回路7に接続する
超音波振動子を切り替え、伝搬時間t1の測定と同様に
伝搬時間t2を測定する。これ以降の動作原理は実施例
1と同様になるため省略する。
【0068】実施例1から実施例7では温度によるゼロ
点の傾きを生じさせない方法として、流量計測における
周期性を乱すという計測方法を示した。これ以外の計測
方法として、超音波パルスの残響時間を短くする方法を
検討する。本実施例では超音波振動子3が超音波パルス
を受信すると、遅延時間td経過した後再び超音波振動
子2から超音波パルスを送信している。しかし超音波振
動子2、3の振動が完全に制止する時間に遅延時間td
を設定すると、遅延時間が長くなりすぎて遅延素子ある
いは遅延回路の温度特性や流量測定部1内の空気の温度
変化が測定結果に影響を与えることがある。このため遅
延時間tdは超音波振動子2、3の振動が測定結果に影
響を与えない程度に減衰する時間程度に遅延時間tdは
設定することがある。この場合、超音波振動子2、3は
N回の計測中に継続てきな振動をしながら超音波パルス
を送受信するため、この振動と超音波パルスが干渉する
うえ周期的な計測をすることにより、一対の超音波振動
子の周波数のずれが強調されてしまうと推測した。
【0069】例えば第1周波数を500kHz、第2周波
数を50kHzとした。第1周波数のみで駆動された超音
波パルスは図24に示すように、振幅がP5で最大とな
る。また第2周波数のみで駆動すると超音波パルスは受
信されない。そこで第1周波数を3周期駆動した後、振
幅が最大となるように第1周波数の周期で3周期分の非
駆動時間を設け、最後に第2周波数を1/2周期だけ駆
動する。なお図21の非駆動時間内の波線で示したパル
スの振幅は0である。この駆動信号を用い、温度変化に
よるゼロ点の変動を測定した実験では図5と同様な結果
が得られた。上記の結果から、一対の超音波振動子の組
合せで温度変化によるゼロ点の変動が生じる場合でも、
第1周波数につづいて第2周波数で駆動すれば温度変化
によるゼロ点の安定性が向上できる。
【0070】なお実施例8では第2周波数を50kHzと
したが、同様な効果が得られるならば50kHzよりも高
い周波数でも低い周波数でも構わない。また第1周波数
と第2周波数の間に第1周波数の周期で3周期分の非駆
動時間を設けたが、非駆動時間はこれ以上長くても短く
ても構わないし、必要がなければ設けなくてもよい。ま
た第1周波数を3周期、第2周波数を1/2周期とした
が、上記条件に限定されるわけでなく、この周期よりも
長くても短くても構わないし、第1周波数より第2周波
数の周期の方が長くてもよい。また第1周波数と第2周
波数の振幅を同じにしたが、同じである必要はない。
【0071】また実施例1〜8では流量計測にシングア
ラウンド法を用いるとしたが、上記条件に限定されるわ
けでなく、周期的な計測をN回行いその平均値を測定す
る方法を用いてもよい。また非測定流体を空気とした
が、空気以外のLPガスや都市ガスのような気体でも、
水やガソリンのような液体でも構わない。また一対の超
音波振動子を流れに対して斜めに対向するように配置し
たが、流れに対して平行に配置しても構わないし、流量
測定部の内壁面での反射を利用するような位置に配置し
ても構わない。また超音波振動子の使用周波数を約50
0kHzとしたが、上記条件に限定されるわけでなく、使
用周波数は気体であれば10kHz〜1MHz、液体であれば
100kHz〜10MHz程度の範囲が一般的である。また5
回目にゼロと交差する時間を伝搬時間t1、t2とした
が、超音波パルスの受信が検知できる時間であれば、何
回目のゼロと交差する時間でも構わないし、ゼロと交差
する時間でなくてもよい。なお一対の超音波振動子の不
要振動モードの周波数は一致していると仮定して考えて
いるが、不要振動モードの周波数が一致していなくて
も、この不要振動モードの影響を低減すれば実施例1〜
8と同様の効果が得られる。
【0072】また実施例2〜8ではディレイ部11は必
ずしも必要はない。
【0073】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
超音波流量計によれば次の効果が得られる。
【0074】第1の超音波流量計は、被測定流体が流れ
る流量測定部と、この流量測定部に設けられ超音波を送
受信する一対の超音波振動子と、一方の前記超音波振動
子を駆動する駆動回路と、他方の前記超音波振動子に接
続され超音波パルスを検知する受信検知回路と、超音波
パルスの伝搬時間を測定するタイマと、駆動回路とタイ
マを制御する制御部と、タイマの出力より流量を演算に
よって求める演算部を備え、流れが無い状態の測定結果
への温度変化による影響が低減されるように、制御部で
は流量計測における周期性を乱すよう制御するため温度
変化によるゼロ点の安定性の高い超音波流量計を得るこ
とができる。
【0075】第2の超音波流量計は、制御部は異なる遅
延時間が設定可能なディレイ部を備え、制御部では計測
毎に遅延時間を切替て駆動回路の出力タイミングを変更
するため、流量計測における周期性が乱され温度変化に
よるゼロ点の安定性の高い超音波流量計を得ることがで
きる。
【0076】第3の超音波流量計は、駆動回路は同じ周
波数で複数の位相を持った出力信号が出力可能で、制御
部では計測毎に出力信号の位相を変更するため、流量計
測における周期性が乱され温度変化によるゼロ点の安定
性の高い超音波流量計を得ることができる。
【0077】第4の超音波流量計は、駆動回路は複数の
周波数の出力信号を有し、制御部では計測毎に出力信号
の周波数を変更するため、流量計測における周期性が乱
され温度変化によるゼロ点の安定性の高い超音波流量計
を得ることができる。
【0078】第5の超音波流量計は、駆動回路は前記超
音波振動子の使用周波数である第1周波数と第1周波数
とは異なる第2周波数の信号を重ね合わせて出力可能
で、制御部では計測毎に第2周波数の発信信号を変更し
た出力信号を駆動回路から出力させるため、流量計測に
おける周期性が乱され温度変化によるゼロ点の安定性の
高い超音波流量計を得ることができる。
【0079】第6の超音波流量計は、第2周波数の位相
を変更するため、流量計測における周期性が乱され温度
変化によるゼロ点の安定性の高い超音波流量計を得るこ
とができる。
【0080】第7の超音波流量計は、第2周波数の周波
数を変更するため、流量計測における周期性が乱され温
度変化によるゼロ点の安定性の高い超音波流量計を得る
ことができる。
【0081】第8の超音波流量計は、第2周波数がある
場合と無い場合を切り替えるため、流量計測における周
期性が乱され温度変化によるゼロ点の安定性の高い超音
波流量計を得ることができる。
【0082】第9の超音波流量計は、駆動回路は前記超
音波振動子の使用周波数である第1周波数と前記第1周
波数とは異なる第2周波数を連続して出力可能で第1周
波数の前に第2周波数を出力し、制御部では計測毎に第
2周波数がある場合と無い場合を切り替えるため、流量
計測における周期性が乱され温度変化によるゼロ点の安
定性の高い超音波流量計を得ることができる。
【0083】第10の超音波流量計は、被測定流体が流
れる流量測定部と、この流量測定部に設けられ超音波を
送受信する一対の超音波振動子と、一方の超音波振動子
を駆動する駆動回路と、他方の前記超音波振動子に接続
され超音波パルスを検知する受信検知回路と、超音波パ
ルスの伝搬時間を測定するタイマと、駆動回路とタイマ
を制御する制御部と、タイマの出力より流量を演算によ
って求める演算部を備え、流れが無い状態の測定結果へ
の温度変化による影響が低減されるように、制御部は超
音波振動子から送信される超音波パルスの残響時間が短
くなるよう駆動回路の出力信号を制御するため残響時間
が短くなり、温度変化によるゼロ点の安定性の高い超音
波流量計を得ることができる。
【0084】第11の超音波流量計は、駆動回路の駆動
周波数は超音波振動子の使用周波数である第1周波数と
第1周波数とは異なる第2周波数からなるため、残響時
間が短くなるよう制御でき温度変化によるゼロ点の安定
性の高い超音波流量計を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における超音波流量計を示す
ブロック図
【図2】同流量計における超音波振動子の断面図
【図3】同流量計における超音波振動子のインピーダン
ス特性図
【図4】同流量計において周波数df1が0kHzの場合
について計算した特性図
【図5】同流量計において周波数df1が1kHzの場合
について計算した特性図
【図6】同流量計において周波数df1が−1kHzの場
合について計算した特性図
【図7】同流量計において遅延時間td1、td2を用
いて測定した特性図
【図8】同流量計において遅延時間td1を用いて測定
した特性図
【図9】本発明の実施例2における超音波流量計を示す
ブロック図
【図10】同超音波流量計の位相0度の場合の駆動信号
を示す図
【図11】同超音波流量計の位相90度の場合の駆動信
号を示す図
【図12】同超音波流量計の超音波パルス波形図
【図13】本発明の実施例3における超音波流量計を示
すブロック図
【図14】同超音波振動子の周波数特性図
【図15】同超音波流量計の超音波パルス波形図
【図16】本発明の実施例4における超音波流量計を示
すブロック図
【図17】本発明の実施例5における超音波流量計を示
すブロック図
【図18】本発明の実施例6における超音波流量計を示
すブロック図
【図19】本発明の実施例7における超音波流量計を示
すブロック図
【図20】同超音波流量計のON/OFF回路がOFFの場合の
駆動信号を示す図
【図21】同超音波流量計のON/OFF回路がONの場合の駆
動信号を示す図
【図22】本発明の実施例8における超音波流量計を示
すブロック図
【図23】同超音波流量計の駆動信号を示す図
【図24】同超音波流量計の超音波パルス波形図
【符号の説明】
1 流量測定部 2、3 超音波振動子 5 駆動回路 7 受信検知回路 8 タイマ 9 演算部 10 制御部 11 ディレイ部 18、21 位相変換部 19 第1発信回路 20 第2発振回路 23 周波数変換部 24 ON/OFF回路 25 波形連結部
フロントページの続き (72)発明者 橋本 雅彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 佐藤 利春 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2F035 DA05 DA14 DA16 DA19 5D019 BB08 BB12 EE04 FF02 GG01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定流体が流れる流量測定部と、この流
    量測定部に設けられ超音波を送受信する一対の超音波振
    動子と、一方の前記超音波振動子を駆動する駆動回路
    と、他方の前記超音波振動子に接続され超音波パルスを
    検知する受信検知回路と、前記超音波パルスの伝搬時間
    を測定するタイマと、前記駆動回路と前記タイマを制御
    する制御部と、前記タイマの出力より流量を演算によっ
    て求める演算部を備え、前記制御部は流量計測における
    周期性を乱すよう制御する超音波流量計。
  2. 【請求項2】異なる遅延時間が設定可能なディレイ部を
    備え、前記制御部は計測毎に遅延時間を切替て駆動回路
    の出力タイミングを変更する請求項1記載の超音波流量
    計。
  3. 【請求項3】駆動回路は同じ周波数で複数の位相を持っ
    た出力信号をが出力し、制御部は計測毎に出力信号の位
    相を変更する請求項1記載の超音波流量計。
  4. 【請求項4】駆動回路は複数の周波数の出力信号を有
    し、制御部は計測毎に出力信号の周波数を変更する請求
    項1記載の超音波流量計。
  5. 【請求項5】駆動回路は超音波振動子の使用周波数であ
    る第1周波数と前記第1周波数とは異なる第2周波数の
    信号を重ね合わせて出力し、制御部は計測毎に第2周波
    数を変更した出力信号を前記駆動回路を介して出力する
    請求項1記載の超音波流量計。
  6. 【請求項6】第2周波数の位相を変更する請求項5記載
    の超音波流量計。
  7. 【請求項7】第2周波数の周波数を変更する請求項5記
    載の超音波流量計。
  8. 【請求項8】第2周波数がある場合と無い場合を切り替
    えるようにした請求項5記載の超音波流量計。
  9. 【請求項9】駆動回路は超音波振動子の使用周波数であ
    る第1周波数と前記第1周波数とは異なる第2周波数を
    第1周波数の前に出力し、前記制御部は計測毎に第2周
    波数がある場合と無い場合を切り替えるようにした請求
    項1記載の超音波流量計。
  10. 【請求項10】被測定流体が流れる流量測定部と、この
    流量測定部に設けられ超音波を送受信する一対の超音波
    振動子と、一方の前記超音波振動子を駆動する駆動回路
    と、他方の前記超音波振動子に接続され超音波パルスを
    検知する受信検知回路と、前記超音波パルスの伝搬時間
    を測定するタイマと、前記駆動回路と前記タイマを制御
    する制御部と、前記タイマの出力より流量を演算によっ
    て求める演算部とを備え、流れが無い状態の測定結果へ
    の温度変化による影響が低減されるように、前記制御部
    は前記超音波振動子から送信される超音波パルスの残響
    時間が短くなるよう前記駆動回路の出力信号を制御する
    超音波流量計。
  11. 【請求項11】駆動回路の駆動周波数は超音波振動子の
    使用周波数である第1周波数と前記第1周波数とは異な
    る第2周波数からなる請求項10記載の超音波流量計。
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