JP3861161B2 - 流体の流量測定方法及び流量測定装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上記のような新規な知見に基づいて完成された。
(1)上記管状体の表面に上流側第1衝撃波発生用圧電素子と下流側第1衝撃波受信用圧電素子の組そして下流側第2衝撃波発生用圧電素子と上流側第2衝撃波受信用圧電素子の組が各組の衝撃波発生用圧電素子と衝撃波受信用圧電素子との間の距離が互いに同一となるように管状体内の流体の移動方向に沿って装着された流量計を用意する工程;
(2)該管状体の内側領域にて流体を移動させ、その流体の移動を継続させながら、急峻な立上がりエッジあるいは立ち下がりエッジを持つ衝撃電圧を第1衝撃波発生用圧電素子に印加して衝撃を発生させ、該衝撃を管状体の管壁を通して移動流体に付与して衝撃波を生成させる工程;
(3)上記移動流体中にて上記衝撃波を伝搬させ、その伝搬した衝撃波を管状体の管壁を通して第1衝撃波受信用圧電素子にて受信する工程;
(4)上記の流体の移動を継続させながら、急峻な立上がりエッジあるいは立ち下がりエッジを持つ衝撃電圧を第2衝撃波発生用圧電素子に印加して衝撃を発生させ、該衝撃を管状体の管壁を通して移動流体に付与して衝撃波を生成させる工程;
(5)上記移動流体中にて(4)で生成した衝撃波を伝搬させ、その伝搬した衝撃波を管状体の管壁を通して第2衝撃波受信用圧電素子にて受信する工程;
(6)上記(3)で得た受信波のデータと上記(5)で得た受信波のデータとを演算処理して、合成波のデータを得て、その合成波のデータから予め決められた特性値を検出する工程;
(7)上記流体の流量と合成波のデータから得た前記特性値との関係を表わす式を用意する工程;そして
(8)上記(6)で得た受信波の合成波のデータの特性値を上記(7)で用意した流量と合成波のデータから得た特性値との関係を表わす式と照合して、上記(2)の移動流体の流量を算出する工程。
(7)の工程は、一般的な検量線の作成あるいは検量線の入手と呼ばれる工程であって、通常は、上記の流量計もしくは該流量計と同一の構成を持つ流量計と、上記流体と同一の流体とを用いて、上記流体の流量と、移動中の流体における衝撃波の衝撃波発生用圧電素子から衝撃波受信用圧電素子への伝搬を経て受信された受信波のデータの演算処理により得た合成波のデータから得た前記特性値との関係を表わす式を用意する方法により行なう。(7)の工程は、(8)の工程の前であれば、いずれの時点で実施しても良い。
(a)合成波の所定の位置に現われる波の波高値。
(b)合成波の最高波成分の波高値。
(c)合成波の絶対値の積分値。
(d)合成波の最初の波成分から10周期以内で予め決められた周期と周期との間の波成分の絶対値の積分値。
(e)合成波の最高波成分の絶対値の積分値。
管状体の表面に上流側第1衝撃波発生用圧電素子と下流側第1衝撃波受信用圧電素子の組そして下流側第2衝撃波発生用圧電素子と上流側第2衝撃波受信用圧電素子の組が各組の衝撃波発生用圧電素子と衝撃波受信用圧電素子との間の距離が互いに同一となるように管状体内の流体の移動方向に沿って装着され、かつ該衝撃波発生用圧電素子のそれぞれに、もしくは切り換え方式にして急峻な立上がりエッジあるいは立ち下がりエッジを持つ衝撃電圧を印加する電圧源を接続し、該衝撃波受信用圧電素子のそれぞれに、もしくは切り換え方式にして、それぞれの衝撃波受信用圧電素子で受信した受信波を検出し、各受信波の合成波を作成し、ついで該合成波の所定の特性値を検出する演算装置が付設されてなる流量測定装置。
(1)上記管状体の表面に上流側第1衝撃波発生用圧電素子と下流側第1衝撃波受信用圧電素子の組そして下流側第2衝撃波発生用圧電素子と上流側第2衝撃波受信用圧電素子の組が各組の衝撃波発生用圧電素子と衝撃波受信用圧電素子との間の距離が互いに同一となるように管状体内の流体の移動方向に沿って装着された流量計を用意する工程;
(2)該管状体の内側領域にて流体を移動させ、その流体の移動を継続させながら、急峻な立上がりエッジあるいは立ち下がりエッジを持つ衝撃電圧を第1衝撃波発生用圧電素子に印加して衝撃を発生させ、該衝撃を管状体の管壁を通して移動流体に付与して衝撃波を生成させる工程;
(3)上記移動流体中にて上記衝撃波を伝搬させ、その伝搬した衝撃波を管状体の管壁を通して第1衝撃波受信用圧電素子にて受信して、該衝撃波の第1衝撃波発生用圧電素子からの第1衝撃波受信用圧電素子までの伝搬時間を得る工程;
(4)上記の流体の移動を継続させながら、急峻な立上がりエッジあるいは立ち下がりエッジを持つ衝撃電圧を第2衝撃波発生用圧電素子に印加して衝撃を発生させ、該衝撃を管状体の管壁を通して移動流体に付与して衝撃波を生成させる工程;
(5)上記移動流体中にて(4)で生成した衝撃波を伝搬させ、その伝搬した衝撃波を管状体の管壁を通して第2衝撃波受信用圧電素子にて受信して、該衝撃波の第2衝撃波発生用圧電素子から第2衝撃波受信用圧電素子までの伝搬時間を得る工程;
(6)上記(3)で得た衝撃波の伝搬時間と上記(5)で得た衝撃波の伝搬時間との差を算出する工程;
(7)上記流体の流量と衝撃波の衝撃波発生用圧電素子から衝撃波受信用圧電素子への伝搬時間の差との関係を示す式を用意する工程;そして
(8)上記(6)で得た衝撃波の伝搬時間の差を上記(7)で用意した流体の流量と伝搬時間の差との関係を表わす式と照合して、上記(2)の移動流体の流量を算出する工程。
(7)の工程は、一般的な検量線の作成あるいは検量線の入手と呼ばれる工程であり、(8)の工程の前であれば、いずれの時点で実施しても良い。
管状体の表面に互いに電気的に接続された上流側第1衝撃波発生用圧電素子と下流側第1衝撃波受信用圧電素子の組そして互いに電気的に接続された下流側第2衝撃波発生用圧電素子と上流側第2衝撃波受信用圧電素子の組が各組の衝撃波発生用圧電素子と衝撃波受信用圧電素子との間が距離が互いに同一となるように管状体内の流体の移動方向に沿って装着され、かつ該衝撃波発生用圧電素子のそれぞれに、もしくは切り換え方式にして急峻な立上がりエッジあるいは立ち下がりエッジを持つ衝撃電圧を印加する電圧源を接続してなる流量測定装置。
(b)下流側第1衝撃波受信用圧電素子が上流側第2衝撃波受信用圧電素子を兼ねる。
(c)下流側第1衝撃波発生用圧電素子が上流側第2衝撃波発生用圧電素子を兼ねる。
図1は、本発明の衝撃波を利用する流体の流量測定方法の実施に有利に利用できる流量測定装置の構成の例を示す図である。
この流量測定装置は、管状体11の表面に、管状体内の流体の移動方向(11Aから11Bに流れる)に沿って、上流側の圧電素子12と下流側の圧電素子13が装着された流量計を含んでいる。圧電素子12、13には、切換え装置4を介して、衝撃電圧源50と演算処理装置60とが接続している。衝撃電圧源50は、急峻な立上がりエッジあるいは立ち下がりエッジを持つ衝撃電圧(以下、単に「衝撃電圧」ということがある)を印加する電圧源である。演算処理装置60では、圧電素子12、13のそれぞれにて受信した受信波が検出され、圧電素子12から圧電素子13までの衝撃波の伝搬時間と、圧電素子13から圧電素子12までの衝撃波の伝搬時間とが記録され、その伝搬時間が比較されて、その差が算出されるか、あるいは各受信波が記録されたのち、各受信波の合成波が作成され、次いで該合成波の所定の特性値が検出される。または、伝搬時間の比較と合成波の所定の特性値の検出の双方が実施される。
[図2]本発明の衝撃波を用いる流体の流量測定方法の実施に有利に利用できる流量測定装置の構成の別の例を示す図である。
[図3]本発明の衝撃波を用いる流体の流量測定方法の実施に有利に利用できる流量測定装置の構成のさらに別の例を示す図である。
[図4]本発明の衝撃波を用いる流体の流量測定方法の実施に有利に利用できる流量測定装置の構成のさらに別の例を示す図である。
[図5]本発明の衝撃波を用いる流体の流量測定装置の構成要素として用いることのできる円弧状の振動子の形状を示す斜視図である。
[図6]図1の流量測定装置の管状体11の内部に25℃の水を充満させ、水を静止した状態にして、10Vから−10Vに急峻に立ち下がる衝撃電圧7を圧電素子12に印加し、水中で生成した衝撃波を圧電素子13に伝搬させて得た受信波(増幅後)を示す図である。
[図7]図1の流量測定装置の管状体11の内部に25℃の水を充満させ、水を静止した状態にして、10Vから−10Vに急峻に立ち下がる衝撃電圧7を圧電素子13に印加し、水中で生成した衝撃波を圧電素子12に伝搬させて得た受信波(増幅後)を示す図である。
[図8]図6の受信波(増幅後)9と図3の受信波(増幅後)10との差分を求めるために、図7の受信波10(増幅後)に(−1)を乗じて得た受信波(増幅後)(−)10を作成し、これを破線として図6に挿入して作成した図である。
[図9]図8の受信波(増幅後)9と受信波(増幅後)(−)10のいずれの場合において、第1周期の波成分から第10周期の波成分までの受信波を、時間軸(横軸)を拡大して表示した図である。
[図10]管状体11の内部に11Aから11Bへと、水(25℃)の水を3m/秒(V=3m/秒)にて流し、10Vから−10Vに急峻に立ち下がる衝撃電圧7を圧電素子12に印加し、水中で生成した衝撃波を圧電素子13に伝搬させて得た受信波(増幅後)9−1を示す図である。
[図11]管状体11の内部に11Aから11Bへと、水(25℃)の水を3m/秒(V−3m/秒)にて流し、10Vから−10Vに急峻に立ち下がる衝撃電圧7を圧電素子13に印加し、水中で生成した衝撃波を圧電素子12に伝搬させて得た受信波(増幅後)10−1を示す図である。
[図12]図10の受信波(増幅後)9−1と図11の受信波(増幅後)10−1との差分を求めるために、図11の受信波(増幅後)10−1に(−1)を乗じて得た受信波(増幅後)(−)10−1を作成し、これを破線として図10に挿入して得た図である。
[図13]図12の受信波(増幅後)9−1と受信波(増幅後)(−)10−1のいずれの場合において、第1周期の波成分から第10周期の波成分までの受信波(増幅後)を、時間軸(横軸)を拡大して表示した図である。
[図14]管状体11の内部に11Aから11Bへと、水(25℃)の水を5.7m/秒(V=5.7m/秒)にて流し、同じく10Vから−10Vに急峻に立ち下がる衝撃電圧7を圧電素子12に印加し、水中で生成した衝撃波を圧電素子13に伝搬させて得た受信波(増幅後)9−2を示す図である。
[図15]図14の受信波(増幅後)9−2と受信波(増幅後)(−)10−2の第1周期の波成分から第10周期の波成分までの受信波(増幅後)を、時間軸(横軸)を拡大して表示した図である。
[図16]管状体内部を移動する流体の流速(V)と差分合成波の最高波高値を持つ波成分の振幅(WA)との関係を表わす検量線の例を示す図である。
12 圧電素子
13 圧電素子
20 圧電素子
21 圧電素子
22 圧電素子
23 圧電素子
50 衝撃電圧源
50A 衝撃電圧源
50B 衝撃電圧源
60 演算処理装置
Claims (26)
- 管状体の内側領域を移動する流体の流量を測定する下記の工程からなる方法:
(1)上記管状体の表面に上流側第1衝撃波発生用圧電素子と下流側第1衝撃波受信用圧電素子の組そして下流側第2衝撃波発生用圧電素子と上流側第2衝撃波受信用圧電素子の組が各組の衝撃波発生用圧電素子と衝撃波受信用圧電素子との間の距離が互いに同一となるように管状体内の流体の移動方向に沿って装着された流量計を用意する工程;
(2)該管状体の内側領域にて流体を移動させ、その流体の移動を継続させながら、急峻な立上がりエッジあるいは立ち下がりエッジを持つ衝撃電圧を第1衝撃波発生用圧電素子に印加して衝撃を発生させ、該衝撃を管状体の管壁を通して移動流体に付与して衝撃波を生成させる工程;
(3)上記移動流体中にて上記衝撃波を伝搬させ、その伝搬した衝撃波を管状体の管壁を通して第1衝撃波受信用圧電素子にて受信する工程;
(4)上記の流体の移動を継続させながら、急峻な立上がりエッジあるいは立ち下がりエッジを持つ衝撃電圧を第2衝撃波発生用圧電素子に印加して衝撃を発生させ、該衝撃を管状体の管壁を通して移動流体に付与して衝撃波を生成させる工程;
(5)上記移動流体中にて(4)で生成した衝撃波を伝搬させ、その伝搬した衝撃波を管状体の管壁を通して第2衝撃波受信用圧電素子にて受信する工程;
(6)上記(3)で得た受信波のデータと上記(5)で得た受信波のデータとを演算処理して、合成波のデータを得て、その合成波のデータから予め決められた特性値を検出する工程;
(7)上記流体の流量と合成波のデータから得た前記特性値との関係を表わす式を用意する工程;そして
(8)上記(6)で得た受信波の合成波のデータの特性値を上記(7)で用意した流量と合成波のデータから得た特性値との関係を表わす式と照合して、上記(2)の移動流体の流量を算出する工程。 - (2)及び(4)の工程で印加する衝撃電圧の電圧が、その衝撃電圧の印加による衝撃波発生用圧電素子における衝撃の発生が完了するまで変動することがない請求項1に記載の方法。
- (2)及び(4)の工程で印加する衝撃電圧の電圧が、印加後に、それぞれ(3)及び(5)の工程において衝撃波受信用圧電素子で衝撃波を受信するまで変動することがない請求項2に記載の方法。
- (6)の工程での受信波のデータの演算処理による合成が、上記(3)で得た受信波のデータと上記(5)で得た受信波のデータとの差を得る演算により行われる請求項1に記載の方法。
- (6)と(7)の工程において検出する特性値が、合成波の所定の位置に現われる波の波高値である請求項1に記載の方法。
- (6)と(7)の工程において検出する特性値が、合成波の最高波成分の波高値である請求項1に記載の方法。
- (6)と(7)の工程において検出する特性値が、合成波の絶対値の積分値である請求項1に記載の方法。
- (6)と(7)の工程において検出する特性値が、合成波の最初の波成分から10周期以内で予め決められた周期と周期との間の波成分の絶対値の積分値である請求項1に記載の方法。
- (6)と(7)の工程において検出する特性値が、合成波の最高波成分の絶対値の積分値である請求項1に記載の方法。
- 上流側第1衝撃波発生用圧電素子が、上流側第2衝撃波受信用圧電素子を兼ね、そして下流側第1衝撃波受信用圧電素子が、下流側第2衝撃波発生用圧電素子を兼ねる請求項1に記載の方法。
- 下流側第1衝撃波受信用圧電素子が上流側第2衝撃波受信用圧電素子を兼ねる請求項1に記載の方法。
- 下流側第1衝撃波発生用圧電素子が上流側第2衝撃波発生用圧電素子を兼ねる請求項1に記載の方法。
- 管状体の表面に上流側第1衝撃波発生用圧電素子と下流側第1衝撃波受信用圧電素子の組そして下流側第2衝撃波発生用圧電素子と上流側第2衝撃波受信用圧電素子の組が各組の衝撃波発生用圧電素子と衝撃波受信用圧電素子との間が距離が互いに同一となるように管状体内の流体の移動方向に沿って装着され、かつ該衝撃波発生用圧電素子のそれぞれに、もしくは切り換え方式にして急峻な立上がりエッジあるいは立ち下がりエッジを持つ衝撃電圧を印加する電圧源を接続し、該衝撃波受信用圧電素子のそれぞれに、もしくは切り換え方式にして、それぞれの衝撃波受信用圧電素子で受信した受信波を検出し、各受信波の合成波を作成し、ついで該合成波の所定の特性値を検出する演算装置が付設されてなる流量測定装置。
- 上流側第1衝撃波発生用圧電素子が、上流側第2衝撃波受信用圧電素子を兼ね、そして下流側第1衝撃波受信用圧電素子が、下流側第2衝撃波発生用圧電素子を兼ねる請求項13に記載の装置。
- 下流側第1衝撃波受信用圧電素子が上流側第2衝撃波受信用圧電素子を兼ねる請求項13に記載の装置。
- 下流側第1衝撃波発生用圧電素子が上流側第2衝撃波発生用圧電素子を兼ねる請求項13に記載の装置。
- 管状体の内側領域を移動する流体の流量を測定する下記の工程からなる方法:
(1)上記管状体の表面に上流側第1衝撃波発生用圧電素子と下流側第1衝撃波受信用圧電素子の組そして下流側第2衝撃波発生用圧電素子と上流側第2衝撃波受信用圧電素子の組が各組の衝撃波発生用圧電素子と衝撃波受信用圧電素子との間の距離が互いに同一となるように管状体内の流体の移動方向に沿って装着された流量計を用意する工程;
(2)該管状体の内側領域にて流体を移動させ、その流体の移動を継続させながら、急峻な立上がりエッジあるいは立ち下がりエッジを持つ衝撃電圧を第1衝撃波発生用圧電素子に印加して衝撃を発生させ、該衝撃を管状体の管壁を通して移動流体に付与して衝撃波を生成させる工程;
(3)上記移動流体中にて上記衝撃波を伝搬させ、その伝搬した衝撃波を管状体の管壁を通して第1衝撃波受信用圧電素子にて受信して、該衝撃波の第1衝撃波発生用圧電素子からの第1衝撃波受信用圧電素子までの伝搬時間を得る工程;
(4)上記の流体の移動を継続させながら、急峻な立上がりエッジあるいは立ち下がりエッジを持つ衝撃電圧を第2衝撃波発生用圧電素子に印加して衝撃を発生させ、該衝撃を管状体の管壁を通して移動流体に付与して衝撃波を生成させる工程;
(5)上記移動流体中にて(4)で生成した衝撃波を伝搬させ、その伝搬した衝撃波を管状体の管壁を通して第2衝撃波受信用圧電素子にて受信して、該衝撃波の第2衝撃波発生用圧電素子から第2衝撃波受信用圧電素子までの伝搬時間を得る工程;
(6)上記(3)で得た衝撃波の伝搬時間と上記(5)で得た衝撃波の伝搬時間との差を算出する工程;
(7)上記流体の流量と衝撃波の衝撃波発生用圧電素子から衝撃波受信用圧電素子への伝搬時間の差との関係を示す式を用意する工程;そして
(8)上記(6)で得た衝撃波の伝搬時間の差を上記(7)で用意した流体の流量と伝搬時間の差との関係を表わす式と照合して、上記(2)の移動流体の流量を算出する工程。 - (2)及び(4)の工程で印加する衝撃電圧の電圧が、その衝撃電圧の印加による衝撃波発生用圧電素子における衝撃の発生が完了するまで変動することがない請求項17に記載の方法。
- (2)及び(4)の工程で印加する衝撃電圧の電圧が、印加後に、それぞれ(3)及び(5)の工程において衝撃波受信用圧電素子で衝撃波を受信するまで、変動することがない請求項18に記載の方法。
- 上流側第1衝撃波発生用圧電素子が、上流側第2衝撃波受信用圧電素子を兼ね、そして下流側第1衝撃波受信用圧電素子が、下流側第2衝撃波発生用圧電素子を兼ねる請求項17に記載の方法。
- 下流側第1衝撃波受信用圧電素子が上流側第2衝撃波受信用圧電素子を兼ねる請求項17に記載の方法。
- 下流側第1衝撃波発生用圧電素子が上流側第2衝撃波発生用圧電素子を兼ねる請求項17に記載の方法。
- 管状体の表面に互いに電気的に接続された上流側第1衝撃波発生用圧電素子と下流側第1衝撃波受信用圧電素子の組そして互いに電気的に接続された下流側第2衝撃波発生用圧電素子と上流側第2衝撃波受信用圧電素子の組が各組の衝撃波発生用圧電素子と衝撃波受信用圧電素子との間が距離が互いに同一となるように管状体内の流体の移動方向に沿って装着され、かつ該衝撃波発生用圧電素子のそれぞれに、もしくは切り換え方式にして急峻な立上がりエッジあるいは立ち下がりエッジを持つ衝撃電圧を印加する電圧源を接続してなる流量測定装置。
- 上流側第1衝撃波発生用圧電素子が、上流側第2衝撃波受信用圧電素子を兼ね、そして下流側第1衝撃波受信用圧電素子が、下流側第2衝撃波発生用圧電素子を兼ねる請求項23に記載の装置。
- 下流側第1衝撃波受信用圧電素子が上流側第2衝撃波受信用圧電素子を兼ねる請求項23に記載の装置。
- 下流側第1衝撃波発生用圧電素子が上流側第2衝撃波発生用圧電素子を兼ねる請求項23に記載の装置。
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