JP2018066585A - 温度計測装置 - Google Patents

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雅哉 田原
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雅哉 田原
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Abstract

【課題】配管外に設置される構成で、配管内の媒体の温度を精度良く計測することができる温度計測装置を提供すること。【解決手段】超音波探触子10aに対して超音波信号を発生させる電気信号を送信する送信部21と、超音波探触子10bに入射した超音波信号の電気信号を受信する受信部22と、受信部22が受信した電気信号をもとに、超音波探触子10aから送信された超音波信号が媒体102内を通過して超音波探触子10bで受信するまでの第1の伝搬による第1の伝搬時間と、超音波信号が前記第1の伝搬よりも配管100内を1回以上多く反射して伝搬する第2の伝搬による第2の伝搬時間とを算出する時間計測部23と、前記第1の伝搬時間と前記第2の伝搬時間との差をもとに媒体102の温度を演算する温度演算部24と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、配管外に設置される構成で、配管内の媒体の温度を精度良く計測することができる温度計測装置に関する。
工場や事業所では暖房や加熱に飽和蒸気が広く使用されているが、近年の環境・エネルギーへの関心の高まりから、効率良く蒸気を使用する省エネルギー化の需要が増大している。熱エネルギーのロスを把握し、省エネルギー化を実現するためには、張り巡らされた配管を流れる蒸気の流量や温度を要所で計測し診断を行う必要がある。配管内の温度を計測する従来技術は、配管工事を行って配管内部に温度センサを設置する方法や、配管外壁に温度センサを設置し内部温度を推定する技術(特許文献1参照)がある。また、クランプオン型超音波流量計の伝搬時間差を用いて音速を算出し温度を計測することも可能である(特許文献2参照)。
特開2006−10473号公報 特開平8−261809号公報
ところで、熱電対や測温抵抗体等を用いて流体の温度を精度良く計測するには、配管内に測温部を設置する必要があるため、配管工事が必要となる。一方、特許文献1に記載された配管外壁に温度センサを設置する方法では、内部温度を直接計測することはできない。例えば、配管内部と環境温度とが著しく異なると、配管外壁と配管内部との温度も著しく異なるため、温度推定の精度が低くなる。また、クランプオン型超音波流量計を用いて音速から温度を計測する方法では、超音波プローブを構成する楔や配管を通過する伝搬時間を含み、この伝搬時間は配管外の温度に影響を受けて変化するため、配管内温度を精度良く計測することが困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、配管外に設置される構成で、配管内の媒体の温度を精度良く計測することができる温度計測装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる温度計測装置は、配管外壁に設置した一対の超音波探触子から配管内の媒体に超音波を送受信し、前記媒体内を伝搬した超音波の伝搬時間をもとに前記媒体の温度を計測する温度計測装置であって、前記一対の超音波探触子の一方の超音波探触子に対して超音波信号を発生させる電気信号を送信する送信部と、前記一対の超音波探触子の他方の超音波探触子に入射した前記超音波信号の電気信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した電気信号をもとに、前記一方の超音波探触子から送信された超音波信号が前記媒体内を通過して前記他方の超音波探触子で受信するまでの第1の伝搬による第1の伝搬時間と、前記超音波信号が前記第1の伝搬よりも前記配管内を1回以上多く反射して伝搬する第2の伝搬による第2の伝搬時間とを算出する時間計測部と、前記第1の伝搬時間と前記第2の伝搬時間との差をもとに前記媒体の温度を演算する温度演算部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる温度計測装置は、配管外壁に設置した一対の超音波探触子から配管内の媒体に超音波を送受信し、前記媒体内を伝搬した超音波の伝搬時間をもとに前記媒体の温度を計測する温度計測装置であって、前記一対の超音波探触子の一方の超音波探触子または他方の超音波探触子に対して超音波信号を発生させる電気信号を送信する送信部と、前記一対の超音波探触子の他方の超音波探触子または一方の超音波探触子に入射した前記超音波信号の電気信号を受信する受信部と、前記一対の超音波探触子に対する前記送信部と前記受信部との接続切替を行う送受信切替部と、前記送受信切替部の接続切替制御を行う送受信切替制御部と、前記受信部が受信した電気信号をもとに、前記一方の超音波探触子から送信された超音波信号が前記媒体内を通過して前記他方の超音波探触子で受信するまでの第1の伝搬による第1の伝搬時間と、前記超音波信号が前記第1の伝搬よりも前記配管内を1回以上多く反射して伝搬する第2の伝搬による第2の伝搬時間とを算出するとともに、前記送受信切替部の接続切替後に、前記受信部が変換した電気信号をもとに、前記他方の超音波探触子から送信された超音波信号が前記媒体内を通過して前記一方の超音波探触子で受信するまでの第3の伝搬による第3の伝搬時間と、前記超音波信号が前記第3の伝搬よりも前記配管内を1回以上多く反射して伝搬する第4の伝搬による第4の伝搬時間とを算出する時間計測部と、前記第1の伝搬時間と前記第2の伝搬時間との差、及び前記第3の伝搬時間と前記第4の伝搬時間との差をもとに前記媒体の流速変化による音速変化を補正した前記媒体の温度を演算する温度演算部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる温度計測装置は、上記の発明において、前記一対の超音波探触子は、斜角探触子であって、前記配管の軸を通る面上に配置されることを特徴とする。
また、本発明にかかる温度計測装置は、上記の発明において、前記一対の超音波探触子は、前記配管の軸を挟んで配置されることを特徴とする。
本発明によれば、配管内部の媒体のみを伝搬する時間を抽出することで、配管外壁や超音波探触子の温度変化に影響されることなく、配管内部の媒体の温度を精度高く計測することができる。
図1は、本発明の実施の形態1である温度計測装置の全体構成を示す模式図である。 図2は、受信部が受信する電気信号の波形を示す図である。 図3は、超音波信号が媒体内を1往復半した場合の経路と2往復半した場合の経路との差の経路を説明する説明図である。 図4は、本実施の形態1の制御部による温度計測処理手順を示すフローチャートである。 図5は、本実施の形態による温度計測結果を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態2である温度計測装置の全体構成を示す模式図である。 図7は、本実施の形態2の制御部による温度計測処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
(実施の形態1)
[全体構成]
図1は、本発明の実施の形態1である温度計測装置1の全体構成を示す模式図である。図1に示すように、温度計測装置1は、制御部Cに送信部21、受信部22、及び入出力部31が接続される。送信部21には、超音波探触子10aが接続される。また、受信部22には、超音波探触子10bが接続される。
超音波探触子10a,10bは、それぞれ超音波振動子11a,11b及び楔12a,12bを有する。超音波探触子10a,10bは、超音波振動子11a,11bがそれぞれ配管100の外面101a,101bに傾斜をもって配置される。すなわち、超音波探触子10a,10bは斜角探触子である。超音波探触子10a,10bは、配管100の軸CLを含む平面上に配置されることが好ましい。また、超音波探触子10a,10bは、軸CLを挟んで配置されることが好ましい。なお、超音波探触子10a,10bは、軸CLに対して同一方向に設置してもよい。
送信部21は、超音波探触子10aに対して超音波信号を発生させる電気信号を送信する。受信部22は、超音波探触子10bによって受信し変換された、超音波信号に対応する電気信号を受信する。
制御部Cは、時間計測部23及び温度演算部24を有する。時間計測部23は、受信部22が受信した電気信号をもとに、超音波探触子10aから送信された超音波信号が媒体102内を通過して超音波探触子10bで受信するまでの第1の伝搬による第1の伝搬時間と、超音波信号が第1の伝搬よりも配管100内の媒体102を1回以上多く反射して伝搬する第2の伝搬による第2の伝搬時間とを算出する。温度演算部24は、第1の伝搬時間と第2の伝搬時間との差をもとに媒体102内の温度を演算する。
入出力部31は、温度演算部24で演算された結果などを表示出力するとともに、制御部Cに対する各種操作入力などを行う。
ここで、送信部21から送信された所定周波数の電気信号をもとに超音波探触子10aは超音波信号を配管100内に斜めに入射する。超音波振動子11aで発生した超音波信号は、楔12a、配管100を透過し、配管100内の媒体102に入射する。媒体102に入射した超音波信号は、反対側の配管100の外面101bに設置される超音波探触子10bに伝搬する。媒体102に入射した超音波信号は配管100内で反射可能である。媒体102内の超音波信号は、配管100を介して超音波探触子10bに伝搬する。超音波探触子10bに入射した超音波信号は楔12bを介して超音波振動子11bに伝搬し、電気信号に変換される。受信部22は、超音波振動子11bによって変換された電気信号を受信する。
図2に示すように、受信部22が受信する電気信号の波形は、超音波振動子11aが超音波信号を送信する時点t0から、媒体102内をワンパスで超音波振動子11bに到達する時点tで大きな受信信号を得る。また、媒体102内を1往復半した後、超音波振動子11bに到達する時点tで大きな受信信号を得る。さらに、媒体102内を2往復した後、超音波振動子11bに到達する時点tNNで大きな受信信号を得る。
図3(a)は、超音波信号が媒体102内を1往復半した後、超音波探触子10bに到達した超音波信号の経路Lを示している。また、図3(b)は、超音波信号が媒体102内を2往復半した後、超音波探触子10bに到達した超音波信号の経路LNNを示している。ここで、図3(c)に示すように、経路Lと経路LNNとの差ΔLは、配管100内のみを1往復するため、経路Lの伝搬後の時点(時点t0からの伝搬時間)tと経路LNNの伝搬後の時点(時点t0からの伝搬時間)tNNとの差は、配管100内の1往復の時間となる。図3(c)に示した差ΔLの経路には、配管100や超音波探触子10a,10bが含まれず、媒体102のみが含まれる。なお、図2に示した時点t0から時点tまでの波形では、配管100からの回り込みノイズが大きいため、ワンパス時の時点tの受信信号は温度計測に用いないことが好ましい。
[温度計測]
つぎに、媒体102の温度の演算について説明する。媒体(空気)102の音速Cは、
C=√(kRT/M) …(1)
と表せる。ただし、kは比熱比、Rは気体定数、Tは絶対温度、Mは分子量である。式(1)を温度Tについて解くと、次式(2)となる。
T=CM/(kR) …(2)
ここで、音速Cは、次式(3)として表現できる。
C=L/t …(3)
ただし、Lは経路長、tは伝搬時間である。したがって、媒体102の温度Tは、次式(4)として表せる。
T=LM/(kRt) …(4)
すなわち、伝搬時間tと経路長Lとから温度Tを求めることができる。
ここで、伝搬時間tを、伝搬時間tと伝搬時間tNNとの差とすると、経路長Lは差ΔLであり、配管100内を1往復する距離となる。したがって、配管径をD、打ち込み角をθとすると、経路長Lは、
L=2D/cosθ …(5)
となる。したがって、式(4)より、温度Tは、
T=(2D/cosθ)×M/(kR(tNN−t) …(6)
として求めることができる。
ここで、図4に示したフローチャートを参照して温度計測処理手順について説明する。上述したように、制御部Cは、送信部21を介して超音波探触子10aから超音波信号を送信させ、超音波探触子10bで受信した超音波信号の電気信号を受信部22で受信する(ステップS101)。その後、時間計測部23が、超音波信号の経路Lに対応する第1の伝搬時間tと経路LNNに対応する第2の伝搬時間tNNとを算出する(ステップS102)。その後、温度演算部24が、超音波信号の経路Lと経路LNNと差である1往復分の距離に対応する伝搬時間(tNN−t)から媒体102の温度Tを演算し(ステップS103)、本処理を終了する。
図5は、本実施の形態1による温度計測結果を示す図である。図5では、媒体102の温度を、白金測温抵抗体を用いて計測し、この計測温度を参照温度としている。図5に示すように、参照温度が0℃、10℃、20℃、30℃、40℃の媒体102について本実施の形態1の温度計測装置1を用いて計測した場合、誤差は±1℃以内であり、本温度計測装置1によって精度高く温度計測できることがわかる。
本実施の形態1では、配管100内部の媒体102のみを伝搬する時間を抽出して温度計測しているので、配管外壁や超音波探触子10a,10bの温度変化に影響されず、媒体102の温度を精度良く計測することができる。
(実施の形態2)
[全体構成]
本実施の形態2では、媒体102が配管100内を流れる流体である場合であっても媒体102の温度を精度高く計測できるようにしている。図6は、本実施の形態2である温度計測装置2の全体構成を示す模式図である。図6に示すように、温度計測装置2は、温度計測装置1に対して、さらに送受信切替部33a,33bと、制御部C内に送受信切替制御部25とを備える。送受信切替部33a,33bは、切替によってそれぞれ送信部21及び受信部22に接続されている。送受信切替部33aは、初期状態で、送信部21に接続される。また、送受信切替部33bは、初期状態で、受信部22に接続されている。その他の構成は、温度計測装置1と同じである。
[温度計測]
ここで、図7に示したフローチャートを参照して本実施の形態2による温度計測処理手順について説明する。まず、制御部Cは、送受信切替部33a,33bが初期状態の切替状態で、超音波信号の送受信を行う(ステップS201)。その後、ステップS102と同様に、第1の伝搬時間及び第2の伝搬時間を算出する(ステップS202)。その後、送受信切替制御部25は、送受信切替部33a,33bの接続状態を切り替える(ステップS203)。この切り替えた状態で、超音波信号の送受信を行う(ステップS204)。すなわち、超音波信号の送受信方向を切り替える。そして、ステップS202と同様に、第1の伝搬時間に対応する第3の伝搬時間と第2の伝搬時間に対応する第4の伝搬時間とを算出する(ステップS205)。
その後、温度演算部24は、第1の伝搬時間と第2の伝搬時間との差と、第3の伝搬時間と第4の伝搬時間との差とをもとに、媒体102の流速変化による音速変化を補正した媒体102の温度を演算し(ステップS206)、本処理を終了する。
例えば、図6に示すように、媒体102がX方向に流れている場合、超音波信号が送信部21から受信部22に到達する時間は、媒体102が静止しているときよりも、時間Δtだけ早くなる。したがって、伝搬時間tは、媒体102が静止しているときの伝搬時間をtN0とすると、1往復半で、時間Δtの3倍だけ早くなる。この媒体102が流れているときの媒体102の伝搬時間tNfは、
Nf=tN0−3・Δt …(7)
となる。
同様にして、2往復半の伝搬時間tNNに対応する伝搬時間tNNfは、
NNf=tNN0−5・Δt …(8)
となる。
したがって、式(7),(8)から、温度Tは、
T=(2D/cosθ)×M/(kR(tNN0−tN0−2・Δt)) …(9)
となり、温度Tは、2Δt分の誤差が生じる。
その後、送受信切替を行うと、超音波探触子10a,10bは同じ構造であるため、単に超音波信号の送受信方向が変わるのみである。この場合、1往復半の伝搬時間tに対応する伝搬時間tNrは、時間Δtの3倍だけ遅くなり、
Nr=tN0+3・Δt …(10)
となる。
同様にして、2往復半の伝搬時間tNNに対応する伝搬時間tNNrは、
NNr=tNN0+5・Δt …(11)
となる。
式(7),(8),(10),(11)より、時間Δtを消去し、(tNN0−tN0)について解くと、
NN0−tN0={(tNNf−tNf)+(tNNr−tNr)}/2 …(12)
したがって、式(12)を式(6)に代入すると、温度Tは、
T=(2D/cosθ)×M/(kR[{(tNNf−tNf)+(tNNr−tNr)}/2]) …(13)
として求まる。
すなわち、媒体102の流速による伝搬時間の誤差をキャンセルし、流速による影響を補正した温度Tを演算することができる。
なお、上述した実施の形態1,2では、超音波信号が媒体102内を1往復半と2往復半との差である1往復で温度計測していたが、これに限らず、2往復以上の差で温度計測してもよい。すなわち、2つの伝搬時間の差をとる場合に、この伝搬時間差が媒体102内のみを経路とするものであればよい。
1,2 温度計測装置
10a,10b 超音波探触子
11a,11b 超音波振動子
12a,12b 楔
21 送信部
22 受信部
23 時間計測部
24 温度演算部
25 送受信切替制御部
31 入出力部
33a,33b 送受信切替部
100 配管
101a,101b 外面
102 媒体
C 制御部
CL 軸
,LNN 経路
,tNN 伝搬時間
ΔL 差

Claims (4)

  1. 配管外壁に設置した一対の超音波探触子から配管内の媒体に超音波を送受信し、前記媒体内を伝搬した超音波の伝搬時間をもとに前記媒体の温度を計測する温度計測装置であって、
    前記一対の超音波探触子の一方の超音波探触子に対して超音波信号を発生させる電気信号を送信する送信部と、
    前記一対の超音波探触子の他方の超音波探触子に入射した前記超音波信号の電気信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した電気信号をもとに、前記一方の超音波探触子から送信された超音波信号が前記媒体内を通過して前記他方の超音波探触子で受信するまでの第1の伝搬による第1の伝搬時間と、前記超音波信号が前記第1の伝搬よりも前記配管内を1回以上多く反射して伝搬する第2の伝搬による第2の伝搬時間とを算出する時間計測部と、
    前記第1の伝搬時間と前記第2の伝搬時間との差をもとに前記媒体の温度を演算する温度演算部と、
    を備えたことを特徴とする温度計測装置。
  2. 配管外壁に設置した一対の超音波探触子から配管内の媒体に超音波を送受信し、前記媒体内を伝搬した超音波の伝搬時間をもとに前記媒体の温度を計測する温度計測装置であって、
    前記一対の超音波探触子の一方の超音波探触子または他方の超音波探触子に対して超音波信号を発生させる電気信号を送信する送信部と、
    前記一対の超音波探触子の他方の超音波探触子または一方の超音波探触子に入射した前記超音波信号の電気信号を受信する受信部と、
    前記一対の超音波探触子に対する前記送信部と前記受信部との接続切替を行う送受信切替部と、
    前記送受信切替部の接続切替制御を行う送受信切替制御部と、
    前記受信部が受信した電気信号をもとに、前記一方の超音波探触子から送信された超音波信号が前記媒体内を通過して前記他方の超音波探触子で受信するまでの第1の伝搬による第1の伝搬時間と、前記超音波信号が前記第1の伝搬よりも前記配管内を1回以上多く反射して伝搬する第2の伝搬による第2の伝搬時間とを算出するとともに、前記送受信切替部の接続切替後に、前記受信部が変換した電気信号をもとに、前記他方の超音波探触子から送信された超音波信号が前記媒体内を通過して前記一方の超音波探触子で受信するまでの第3の伝搬による第3の伝搬時間と、前記超音波信号が前記第3の伝搬よりも前記配管内を1回以上多く反射して伝搬する第4の伝搬による第4の伝搬時間とを算出する時間計測部と、
    前記第1の伝搬時間と前記第2の伝搬時間との差、及び前記第3の伝搬時間と前記第4の伝搬時間との差をもとに前記媒体の流速変化による音速変化を補正した前記媒体の温度を演算する温度演算部と、
    を備えたことを特徴とする温度計測装置。
  3. 前記一対の超音波探触子は、斜角探触子であって、前記配管の軸を通る面上に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の温度計測装置。
  4. 前記一対の超音波探触子は、前記配管の軸を挟んで配置されることを特徴とする請求項3に記載の温度計測装置。
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