JP3781485B2 - 超音波流量計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は超音波流量計の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4において、静止流体中の音速をC、流体の流れの速さをVとすると、音波の伝搬方向が流れに沿った方向(以下順方向と言う)と一致すればその伝搬速度はC+Vとなり、流れに逆らった方向(以下逆方向と言う)の場合にはC−Vとなる。
【0003】
距離Lを隔てて1対の送受波器1,2を流管3の上流と下流に離して配設し、一方の送受波器1から順方向に超音波を発信したとき、他方の送受波器2に超音波が到達するに要する到達時間をt、送受波器2から逆方向に超音波を発信したときに、送受波器1に超音波が到達するに要する到達時間をt′とすれば、
t=L/(C+V) ・・・(1)
t′=L/(C−V) ・・・(2)
となる。
【0004】
順方向と逆方向の超音波の各到達時間t,t′を測定し、これから流速Vを演算し、さらに流速、流量や積算流量(流体の体積)を演算していた。
流速Vは上記(1)(2)式から、
V=L{(1/t)−(1/t′)}/2 ・・・(3)
として求めていた。
【0005】
到達時間t,t′等を測定するには、図5に示すように、送信側の送受波器を励振する発信駆動信号Pから受信側の送受波器に受信波が到達するまでの時間tを直接測定すれば良いのであるが、現実にはこれができない。
【0006】
というのは、受信波は、次第に振幅が増大し、その後に減衰する。図5では振幅が増大する間の一部の受信波形しか描いてないが、受信波の到達時点である受信波の先頭「イ」を検知することは不可能だからである。
【0007】
そこで、受信波到達時点を知る方法として、先ず受信の基準レベルとしてしきい値VTHを定め、このレベルに最初に達した波がゼロレベルを通るゼロクロスポイントを検知し、受信波を検知するようにしている。
【0008】
しきい値VTHは受信波の何番目かの特定の波のゼロクロスポイントを検知するように定めておき、実際の到達時間tは、図5における発信波駆動信号Pからゼロクロスポイント「ハ」までの測定時間から、予め求めて記憶しておいた時間τを引くことで求めていた。
【0009】
図5では、受信波の第3波が点「ロ」でしきい値VTHに達しており、この第3波がゼロレベルを通るゼロクロスポイント「ハ」を検知し、受信波を検知している。
【0010】
ところで、上述のように順方向の到達時間tと逆方向の到達時間t′の測定精度は、これらの到達時間を測定するときに使う基準クロックの分解能で決まるため、到達時間t,t′に基づいて演算する流速、流量等の精度も前記基準クロックの分解能で決まる。
【0011】
そこで、同じ分解能の基準クロックを用いて、流速、流量等の精度を向上する方法として、到達時間tやt′を測定するのに、単純に発信(送信)から受信までの1回の到達時間を測るのではなく、受信と同時に次の送信を行うことを一定の複数(n)回繰り返すことにより、到達時間tやt′をそれぞれ複数(n)個連続させ、最初(第1回目)の送信から最後(第n回目)の受信までの時間ntやnt′を測定するようにしたシングアラウンド式の超音波流量計が周知である。
【0012】
こうすると、基準クロックの分解能が同じでも、到達時間の測定精度がn倍に向上するから、流速、流量等の精度もn倍に向上する。従って、例えばnを100とすれば、精度は100倍に向上する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の技術では、受信波は必ずしも図5のように奇麗な波形にはならないで常に一定レベルのノイズが乗っている。当然、通常のノイズについては問題無いように受信信号を増幅する増幅部の利得や基準レベルのしきい値VTHを決めている。
【0014】
しかし、予想以上のノイズや流路の振動等により、受信波が大きく歪み、狙った特定の波(例えば図5のような第3波)ではなく、その前の第1波あるいは後の第5波のゼロクロスポイントを間違って検出してしまうことがある。
【0015】
この場合、到達時間は超音波の1周期分の時間まちがった値となるため、この間違った測定値をそのまま使用すると、当然誤った流速や流量を導くことになり、大きな誤差の要因となる。
【0016】
特に到達時間の測定精度を上げるため、同一方向の送受を複数(n)回連続して繰り返し、到達時間tやt′の複数(n)倍の時間ntやnt′をまとめて測定するようにしたシングアラウンド式の超音波流量計では、複数(n)回の受信波検知が全て、狙った特定の波を捕らえたものでなければならない。
【0017】
複数(n)回のうち1回でも狙った特定の波を外せば誤差となるため、ノイズの悪影響を受け易いと言える。そこで、狙った特定の波を捕らえられなくて外した時とか、あるいは外したと推定できる時には、そのときの順方向又は逆方向の複数(n)回のまとめて測定した到達時間のntとかnt′を流速や流量等の演算に採用しないで、そのときの測定値ntとかnt′を御破算にすることが行われていた。
【0018】
そして、御破算にした測定値ntとかnt′の代わりに、前回に測定した正常な測定値ntやnt′を使うようにしていた。ところが、このような方法では、実際に流速・流量が変化していても、前回の測定値nt,nt′を使うので、当然変化分だけの測定誤差を生じるという問題点があった。
【0019】
そして、n回のうち1回でも狙った特定の波を外す度にそのときの測定値ntを御破算にしていては効率が良くない。狙った特定の波を捕らえられなくて外したと判断したときには、再測定するようにして、再測定したときのまとめての到達時間ntとかnt′を使用する方法も考えられるが、複数(n)回の送受を再度又は再再度やり直すことにもなり、その分消費電流が大きくなるという問題点があった。
【0020】
しかも、n回連続して狙った特定の波をすべて確実に捕らえる確率は、測定精度を上げるためにnを大きくする程低くなるという矛盾がある。
そこで、本発明はこのような問題点を解消できる超音波流量計を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、
送信側にも受信側にも働く1対の超音波送受波器(1)(2)を流管(3)の上流と下流に離して設け、流体の流れの中を上流から下流及び下流から上流に超音波の送受を行い、その各向きの到達時間より流速・流量を求める超音波流量計であって、
先ず送信側の送受波器(1又は2)を発信させ、受信側の送受波器(2又は1)の信号を入力する受信波検知部(4)が受信波を検知すると同時に再び送信側の送受波器(1又は2)を発信させることを一定の複数(n)回繰り返すように構成し、
基準クロックを用いて最初の送信から一定の複数(n)回目の受信までの時間、つまり到達時間の複数(n)倍の時間をまとめて測定し、その結果から流速・流量を求めるようにしたもので、
最初の発信からその受信までの到達時間(t1)、続いてその受信と同時に行われる送信からその受信までの到達時間(t2)というように、各々の到達時間の複数(n)個を、前記到達時間の複数(n)倍の時間とは別に毎回測定して記憶するようにし、
各到達時間(t1),(t2),…,(tn)をチェックし、到達時間(tm)が直前と直後の到達時間より一定以上大きく違うものがあれば、その到達時間は受信波を正しく捕らえることが出来なかった間違った値と判断して、直前と直後の到達時間(tm-1)(tm+1)から正しい値を推定し、推定した正しい値と間違っている値との差分だけ前記まとめて測定した到達時間の複数(n)倍の時間(nt)を修正して、その後の流速・流量等の演算に使用するようにしたことを特徴とする超音波流量計である。
【0022】
求項2の発明は、請求項1の超音波流量計において、
正しい値を直前と直後の到達時間(tm-1 )(tm+1 )の平均値{(tm-1 +tm+1)/2}とするようにしたことを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の超音波流量計において、前記受信波検知部(4)は、受信波の特定の波のゼロクロスポイントを検知して受信波を検知するようにしたことを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1、2又は3記載の超音波流量計において、前記一定以上を超音波の周期より定めたことを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4記載の超音波流量計において、前記一定以上を超音波の半周期(α)以上と定めたことを特徴とするものである。
そして、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4又は5記載の超音波流量計において、前記受信波検知部(4)は、受信の基準レベルとして一定のしきい値V TH を定め、このレベルに最初に達した波がゼロレベルを通るゼロクロスポイントを検知して受信波を検知するようにしたことを特徴とするものである。
【0023】
【作用】
受信波を検知する毎に記憶した各到達時間をt1 ,t2 ,…,tm-1 ,tm ,tm+1 ,…tn-1 ,tn とする。複数(n)回の超音波の送受による順方向又は逆方向の測定は短時間のうちに連続的に繰り返される。その短時間の間での流速変化は小さくて、t1 ,t2 ,…,tn は本来殆ど同じ値であり、特に連続して隣り合う二つの値は殆ど差がない。
【0024】
ところが、予想以上のノイズのため、狙っていた特定の波のゼロクロスポイントを検知できなくて、特定の波の一つ前あるいは一つ後の波のゼロクロスポイントを間違って検知した場合には、そのときの一つの到達時間の測定値例えばtm は、その値の直前の値tm-1 や直後の値tm+1 と比べて超音波の1周期分あるいはその整数倍異なった値となる。
【0025】
そこで、測定値tm では、狙った特定の波を外したと判断し、狙った特定の波を正しく捕らえていたら得られたであろう値を推定し、測定値tm と正しいと思われる推定値との差分だけ測定した時間ntを修正し、修正した値に基づいて流速・流量等の演算を行う。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に本発明の好ましい実施の形態を図1〜図3に従って説明する。
図1において、1,2は1対の超音波送受波器で、従来技術と同様に流体の流れ中を流れと同方向あるいは斜め方向に超音波の送受をする。
【0027】
4は受信波検知部で、信号切替器5によって選択された受信側の送受波器2又は1がその入力に接続され、受信波の特定の波のゼロクロスポイントを検知すると受信波検知信号(図2参照)を出力する。
【0028】
図2では第1,第2,…,第m-1 ,第m ,…,第n-1 及び第n の各受信波検知信号にそれぞれ1,2,…,m-1 m m+1 ,…,n-1 及びn の各符号を付けている。
【0029】
6は後述するコントロール部7からの測定オン・オフ信号がオン側になる毎に送信側の送受波器1又は2を駆動し、その後は受信波検知部4からの受信波検知信号毎に送信側の送受波器1又は2を駆動し、第n受信波検知信号が入力されるか測定オン・オフ信号がオフ側になると駆動を停止する送波器駆動部である。
【0030】
8は第1のカウンタで、受信波検知部4から受信波検知信号が入力されていて、測定オン・オフ信号がオン側になる毎に零から受信波検知信号の数を計数し始め、順方向測定時と逆方向測定時のそれぞれの期間において、第nの受信波検知信号を検知して第n受信波検知信号を出力する。
【0031】
9は第2のカウンタで、順方向測定時と逆方向測定時のそれぞれの期間において、測定オン・オフ信号がオン側になってから第n受信波検知信号までの時間ntを測定する。なお、この時間ntの測定は第2のカウンタ9に内蔵されている図示されてない基準クロック発生器からの基準クロックを計数することで行う。
【0032】
7はコントロール部で、信号切替器5と切替スイッチ10を周期して切り替えることで一定のタイミングで順方向測定と逆方向測定の切り替えを行う送受切替信号を出力すると共に、その都度オン・オフ信号をオフ側からオン側にすることで順方向測定と逆方向測定の第1回の超音波の送信(発信)を指令する。そして、第1のカウンタ8からの第n受信波検知信号を受けると第2のカウンタ9のカウント値(測定値)を読み取って流速・流量及び積算流量の演算を行う。
【0033】
11は第3のカウンタで、コントロール部7からの測定オン・オフ信号がオン側になると、その時から第1の受信波検知信号までの到達時間t1 を、その後は受信波検知信号から次の受信波検知信号までの到達時間t2 ,…,tm-1 ,tm ,tm+1 ,…,tn-1 ,tn をその都度測定して出力する。
【0034】
前記コントロール部7はマイクロコンピュータで構成されていて、受信波検知部4からの受信波検知信号が入力される毎に、第3のカウンタ11の測定値t1 ,t2 ,…,tm-1 ,tm ,tm+1 ,…,tn-1 ,tn を読み取り、順に記憶する。そして、第1のカウンタ8から第n受信波検知信号を受けると、第2のカウンタ9の測定値を読み取り、測定オン・オフ信号をオフ側にすると共に記憶した第3のカウンタ11の前記測定値t1 ,t2 ,…,tm-1 ,tm ,tm+1 ,…,tn-1 ,tn の相互関係を順にチェックする。
【0035】
即ち、超音波の半周期αに対して、隣接する測定値同士の差がαより小さいことを確認する。つまり、
|t2 −t1 |<α
|t3 −t2 |<α
|t4 −t3 |<α
・・・・・
|tm −tm-1 |<α
|tm+1 −tm |<α
・・・・・
|tn −tn-1 |<α
のすべてが成立するかどうかを確認する。
【0036】
仮に、
|tm −tm-1 |<α
が成立しなくて、
|tm+1 −tm-1|<α
のときには、測定値tm が真値ではなくて間違っていると判断し、第2のカウンタ9のカウント値(測定値)ntに対して次の(4)式のように修正を行う。
【0037】
〔nt〕=nt+{(tm-1 +tm+1 )/2}−tm ・・・(4)
なお、(4)式で、左辺の〔nt〕は誤差を修正した測定値(第2のカウンタのカウント値を修正した値)、右辺の第2項は、間違って測定した第m回目の到達時間の直前と直後の到達時間の測定値tm-1 とtm+1 の平均値である。また、(4)式の右辺のうち、
{(tm-1 +tm+1 )/2}−tm
は、推定した正しい値である前記平均値と、間違っているとした値tm との差分である。
【0038】
図3は第3のカウンタ11の電気回路の具体例で、ORゲート12と、リセット可能なカウンタ13と、カウンタ13のクロック入力CKに基準クロックを入力する基準クロック発生器14と、カウンタ13の時計計数値を一時的に記憶してコントロール部7へ出力するラッチ回路15が図示のように接続されている。受信波検知信号がラッチ回路15のラッチ入力に入力されてカウンタ13の時計計数値を先ずラッチ記憶してからORゲート12を介して受信波検知信号がカウンタ13の時計計数値を零にリセットするようにタイミングが定めてある。
【0039】
なお、図3では基準クロック発生器14を特別に設けているが、図1の第2カウンタ9に内蔵された前記基準クロック発生器を利用し、その基準クロックを図3のカウンタ13のクロック入力CKに入力するようにしても良い。
【0040】
上述のように、1回毎の到達時間の測定値が、間違ったゼロクロスポイントの検知のために誤差が生じた場合には、順方向又は逆方向の複数回のまとめた到達時間nt≒T(図2参照)を、誤差分に相当する値だけ即座に修正し、修正した値に基づいて流速・流量及び積算流量をコントロール部7で演算する。
【0041】
【発明の効果】
本発明の超音波流量計は上述のように構成されているので、順方向測定時と逆方向測定時に多数回(n回)の超音波の送受を連続的に繰り返して行うことで流量計の測定精度を向上する流量計で多数回(n回)のうち、1回や2回狙った波の正しいゼロクロスポイントを捕らえぞこなっても、まとめて到達時間(nt)を真値に近い値に即座に修正して流量計の誤差への悪影響を防止するため、精度のよい測定ができる。
【0042】
また、特定の波のゼロクロスポイントを捕らえぞこなっても複数(n)回の測定を再度やり直す必要がないため、消費電力を浪費する虞れがない。
更にまた、少数回の個々の到達時間の測定ミスはまとめての到達時間(nt)で修正できるため、ある程度のノイズを許容できる。その結果受信波検知回路に低ノイズの高性能アンプを使う必要がなく、この面からも消費電力が小さくなり、電源電池を小さくでき、コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態のブロック図である。
【図2】図1の実施形態のタイムチャートである。
【図3】図1の実施形態の第3カウンタ11の具体的電気回路の実施例である。
【図4】超音波流量計の原理を説明する略図である。
【図5】超音波流量計の受信波検知部の動作を説明するための電気信号波形を示す線図である。
【符号の説明】
1,2 超音波送受波器
3 流管
4 受信波検知部
1 ,t2 ,…,tm-1 ,tm ,tm+1 ,…,tn-1 ,tn 到達時間

Claims (6)

  1. 送信側にも受信側にも働く1対の超音波送受波器(1)(2)を流管(3)の上流と下流に離して設け、流体の流れの中を上流から下流及び下流から上流に超音波の送受を行い、その各向きの到達時間より流速・流量を求める超音波流量計であって、
    先ず送信側の送受波器(1又は2)を発信させ、受信側の送受波器(2又は1)の信号を入力する受信波検知部(4)が受信波を検知すると同時に再び送信側の送受波器(1又は2)を発信させることを一定の複数(n)回繰り返すように構成し、
    基準クロックを用いて最初の送信から一定の複数(n)回目の受信までの時間、つまり到達時間の複数(n)倍の時間をまとめて測定し、その結果から流速・流量を求めるようにしたもので、
    最初の発信からその受信までの到達時間(t1)、続いてその受信と同時に行われる送信からその受信までの到達時間(t2)というように、各々の到達時間の複数(n)個を、前記到達時間の複数(n)倍の時間とは別に毎回測定して記憶するようにし、
    各到達時間(t1),(t2),…,(tn)をチェックし、到達時間(tm)が直前と直後の到達時間より一定以上大きく違うものがあれば、その到達時間は受信波を正しく捕らえることが出来なかった間違った値と判断して、直前と直後の到達時間(tm-1)(tm+1)から正しい値を推定し、推定した正しい値と間違っている値との差分だけ前記まとめて測定した到達時間の複数(n)倍の時間(nt)を修正して、その後の流速・流量等の演算に使用するようにしたことを特徴とする超音波流量計。
  2. 正しい値を直前と直後の到達時間(tm-1 )(tm+1 )の平均値{(tm-1 +tm+1 )/2}とするようにしたことを特徴とする請求項1記載の超音波流量計。
  3. 前記受信波検知部(4)は、受信波の特定の波のゼロクロスポイントを検知して受信波を検知するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の超音波流量計。
  4. 前記一定以上を超音波の周期より定めたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の超音波流量計。
  5. 前記一定以上を超音波の半周期(α)以上と定めたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の超音波流量計。
  6. 前記受信波検知部(4)は、受信の基準レベルとして一定のしきい値V TH を定め、このレベルに最初に達した波がゼロレベルを通るゼロクロスポイントを検知して受信波を検知するようにしたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の超音波流量計。
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