JP2004069524A - 流量計測装置 - Google Patents

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Yukio Sakaguchi
坂口 幸夫
Osamu Eguchi
江口 修
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】電源電圧の変動や流量の変動による超音波受信信号の振幅変動があっても正確な流量計測を行うことができる流量計測装置を提供する。
【解決手段】変動判定手段13により電源電圧の変動や流量の変動による超音波受信信号の振幅変動により超音波受信信号到達時間のずれを検出し、ずれ時間を補正手段16で補正することにより正確な流量計測を行う流量計測装置を提供することが出来る。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は超音波を利用してガスなどの流量を計測する流量計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の流量計測装置は電池を電源とし、図13に示すようなものが一般的であった。この装置は流体の流れる流路31に設置した第1超音波振動子32および第2超音波振動子33と、第1超音波振動子32、第2超音波振動子33の送受信を切り換える切換手段34と、第1超音波振動子32及び第2超音波振動子33を駆動する送信手段35と、受信側の超音波振動子で受信し切り替え手段34を通過した信号を所定の振幅まで増幅する増幅手段36と、増幅手段36で増幅された受信信号の電圧と基準電圧とを比較する基準比較手段37そなえている。
【0003】
そして、図14に示すように基準比較手段37で基準電圧と比較し大小関係が反転した後の増幅信号の最初のゼロクロス点aで繰り返し手段39へ出力信号Dを出力する判定手段38と、この判定手段38からの信号をカウントし予め設定された回数だけカウントすると共に判定手段38からの信号を制御手段42へ出力する繰り返し手段39と、繰り返し手段39で予め設定された回数をカウントした時間を計時する計時手段40と、計時手段40の計時した時間に応じて流量を算出する流量算出手段41と、流量算出手段41から算出された流量出力、繰り返し手段39からの信号を受け送信手段35の動作を制御する制御手段42と、判定手段38、繰り返し手段39、計時手段40、流量算出手段41、制御手段42から構成されている。
【0004】
この装置は制御手段42により送信手段35を動作させ超音波振動子32で発信された超音波信号が、流れの中を伝搬し第2超音波振動子33で受信され、増幅手段36で増幅後、基準比較手段37と判定手段38で信号処理され、繰り返し手段39を通り制御手段42に入力される。この動作を予め設定されたn回数繰り返し行い、この間の時間を計時手段40により測定する。そして、第1超音波振動子32と第2超音波振動子33とを切換手段34により切り替えて、同様な動作を行い、被測定流体の上流から下流(この方向を正流とする)と下流から上流(この方向を逆流とする)のそれぞれの伝搬時間を測定し、(式1)より流量Qを求めていた(超音波振動子間の流れ方向の有効距離をL、上流から下流へのn回分の測定時間をt1、下流から上流へのn回分の測定時間をt2、被測定流体の流速をv、流路の断面積をS、センサ角度をφ、流量をQとする)。
【0005】
Q=S・v=S・L/2・cosφ((n/t1)−(n/t2))…(式1)
(実際には、式1に流量に応じた係数を乗じて流量を算出する。)
また、増幅手段36のゲインは受信側の超音波振動子で受信した信号を一定振幅となるようゲインを調整しており、前述の流量計測毎に流量計測後、繰り返し手段39に計測時より少ない回数を設定し、再度超音波信号の送受信を行い、その時の受信信号のピーク電圧値が所定の電圧範囲に入るように調整される。これは繰り返し手段39に設定された回数の計測を繰り返し中に、図15の点線で示す受信信号bに示すように受信信号のピーク電圧値が所定の電圧範囲の下限より下回った回数と、同じく図15の点線で示す受信信号cに示すように所定の電圧範囲の上限より上回った回数をカウントしておきその大小関係で次回の流量計測時のゲインを調整する(例えば下限より下回った回数が多ければゲインをアップして図15の実線で示す受信信号aのように電圧範囲の上限、下限の内に入るようにする)。
【0006】
このように流量計測後に再度超音波信号の送受信を流量計測時より少ない回数で行うのは、上記の電圧範囲を逸脱した回数を流量計測時の設定回数分カウント出来るだけカウンタの桁数を多くとっていない場合であり、カウンタの桁数を流量計測時の設定回数分カウント出来るように多くして、流量計測後にゲイン調整のための超音波信号の送受信をやらないものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の流量計測装置は、電源電圧変動による基準比較電圧の変動やノイズによる超音波の受信信号の変動、流量の変動による超音波の受信信号の変動により本来の基準比較電圧とは異なった比較電圧で超音波の到達時間を判定してしまい、超音波駆動周波数の1周期分のずれを生じることがあった。
【0008】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、基準電位等の変動により超音波の到達時間の誤判定を補正することにより正確な流量計測が可能な流量計測装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の流量計測装置は基準比較手段の基準電位の変動、ノイズによる超音波の受信信号の変動、流量の変動による超音波の受信信号の変動で超音波周波数の所定周期分のずれを判定する変動判定手段を設け、この時間を補正することにより正確な流量計測をすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項2に記載の発明は流体管路に設けられ超音波信号を送受信する第1振動子及び第2振動子と、前記振動子を駆動する送信手段と、前記振動子の送受信を切り換える切換手段と、前記振動子の受信信号を増幅する増幅手段と、前記振動子間の相互の超音波信号の送受信を複数回行う繰り返し手段と、前記繰り返し手段で予め設定された回数をカウントした時間を計時する計時手段と、前記計時手段の計時した時間に応じて流量を算出する流量算出手段、前記第1振動子及び前記第2振動子のうち受信側の振動子の受信信号の電圧と基準電圧とを比較する基準比較手段と、前記基準比較手段と前記増幅手段の出力とから超音波信号の到達時期を判定する判定手段と、前記計時手段の計時した時間を記憶し計時の都度更新する記憶手段と前記計時手段と記憶手段の時間を比較する比較手段とを備え超音波駆動周波数の所定周期分ずれたことを判定する変動判定手段と、前記変動判定手段で判定したずれを補正する補正手段とを備えた流量計測装置とすることで、正確な流量計測を行う流量計測装置とすることが出来る。
【0011】
請求項3に記載の発明の変動判定手段は、基準比較手段の出力パルス数により超音波周波数の一周期分のずれを判定しパルスを出力する基準変動判定手段と、超音波信号の送受信の繰り返し期間中前記基準変動判定手段からの信号を記憶するパルス記憶手段とを備え、超音波周波数の所定周期分のずれを判定する請求項1記載の流量計測装置とすることで正確な流量計測を行うことが出来る。
【0012】
請求項4に記載の発明の変動判定手段は、判定手段の出力パルス数により超音波周波数の一周期分のずれを判定しパルスを出力する基準変動判定手段と、超音波信号の送受信の繰り返し期間中前記基準変動判定手段からの信号を記憶するパルス記憶手段とを備え、超音波周波数の所定周期分のずれを判定する請求項1記載の流量計測装置とすることで正確な流量計測を行うことが出来る。
【0013】
請求項5に記載の発明の変動判定手段は、所定値以上のずれを流量変動とする請求項1記載の流量計測装置とすることで、流量が大幅に変動した場合でも誤計測すること無く正確な流量計測が出来る。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項記載の流量計測装置の手段の全てもしくは一部としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。そして、プログラムであるのでマイコンなどを用いて本発明の流量計側装置の一部あるいは全てを容易に実現することができ超音波振動子の変更または経年変化等の特性の変化や動作を実現するための設定条件や定数の変更が柔軟に対応に出来る。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布が簡単にできる。
【0015】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例における流量計測装置のブロック図を示すものである。図2、図4は同第1の実施例の流量計測装置の動作説明図であり、図3は同フローチャートである。
【0017】
図1において、流路1の途中に超音波を送信する第1超音波振動子2と受信する第2超音波振動子3が流れ方向に角度φで配置されている。5は第1超音波振動子2への送信手段であり、4は第1超音波振動子2、第2超音波振動子3の送受信を切り換える切換手段、6は受信側の超音波振動子で受信した信号を制御手段12からの指示によるゲインで増幅する増幅手段、7は前記増幅手段6で増幅された信号と基準電圧とを比較する基準比較手段、8は基準比較手段7の出力と前記増幅手段6で増幅された信号とから超音波の到達時期を判定する判定手段、9は判定手段8の信号をカウントし予め設定された回数だけ制御手段12へ繰り返し信号を出力する繰り返し手段である。
【0018】
10は繰り返し手段9で予め設定された回数をカウントした時間を計時する計時手段であり、13は計時手段10で1計測前に計時した時間と今回計時した時間の差を判定する変動判定手段であり、15は1計測前の計時手段10で計測した時間を記憶する記憶手段、14は記憶手段15と計時手段10を比較し差を検出する比較手段、16は変動判定手段13で判定したずれ時間を補正する補正手段、11は補正手段16で補正した時間に応じて管路の大きさや流れの状態を考慮して流量を算出する流量算出手段である。また、12は流量算出手段11、繰り返し手段9からの信号を受け送信手段5、増幅手段6の動作を制御する制御手段である。
【0019】
以上のように構成された流量計測装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0020】
まず制御手段12は流量計測を開始すると送信手段5を動作させ第1超音波振動子2より超音波信号を送信する。(図3のステップ1)。
【0021】
第1超音波振動子2より送信された超音波信号は流路1の流れの中を伝搬し、第2超音波振動子3で受信され、増幅手段6で制御手段12から指示されたゲインで増幅されて、基準比較手段7、判定手段8へ出力される。ここで図2に増幅後の受信信号の様子を示す。つまり図2に示すように基準比較手段7は増幅手段6の出力(受信信号A)と基準電圧とを比較し、その大小関係が反転した時点(タイミングc)で判定手段8に出力信号Cを出力する。判定手段8ではタイミングc以降の増幅手段6出力の符号が正から負に変わる最初の負のゼロクロス点aを超音波の到達ポイントと判定し、出力信号Dを繰り返し手段9に出力する。
そして判定手段8の出力信号Dは繰り返し手段9でカウントされた後、制御手段12に入力される。制御手段12は送信手段5を再度動作させ超音波振動子2より超音波信号を送信する。この一連の動作を予め設定されたn回数繰り返し行い、この間の時間を計時手段10により測定する。そして、第1超音波振動子2と第2超音波振動子3とを切換手段4により切り替えて、同様な動作を行い、被測定流体の上流から下流と下流から上流のそれぞれの伝搬時間を測定し、これらの時間差より流量算出手段11で流路の大きさや流れの状態を考慮して流量値を求める。
【0022】
しかしながら図2に於いて、電源電圧の変動により基準電圧が変動したり、流量の変動により受信信号の振幅が変動すると、受信信号Aの3波目で基準比較手段7の出力信号Cがあるべきところが、図4で示すように2波目で基準比較手段7より出力信号Cが出力されてしまう。逆に4波目で基準比較手段7より出力信号Cが出力されてしまうこともある。計時手段10は、例えばこの場合は4MHzのクロック周波数で流量計測中の計測の繰り返し時間をカウントしており、基準電圧の判定が1波ずれると超音波の駆動周波数(500KHz)においては2μsずれ、8カウントずれることになる。繰り返し回数350回程度において、数回ずれが発生すると、8カウントの整数倍ずれることとなる。
【0023】
比較手段14は計時手段10で1計測前に計時した時間を記憶する記憶手段15の時間と今回の計測において計時した計時手段10の時間を比較し8カウントの整数倍であるか判断する(図3のステップ6)。補正手段16は比較手段の結果が8カウントの整数倍であるときのみ補正を行う(図3のステップ7)。
【0024】
このように基準電圧の変動や流量の変動による受信信号の振幅の変動により計時時間が正規の時間よりずれた場合でも補正を行うことにより正確な流量計測をすることが出来る。
【0025】
また、本実施例の流量計測装置の動作を実行させるプログラムを格納した記録媒体とすることにより、制御手段12や繰り返し手段9の繰り返し回数等の設定値の変更や超音波振動子の変更または経年変化等にも柔軟に対応できるものである。
【0026】
(実施例2)
図5は本発明の第2の実施例における流量計測装置のブロック図を示すものである。図6、図7は同第1の実施例の流量計測装置の動作説明図であり、図8は同フローチャートである。
【0027】
図4において17は増幅手段6で増幅された受信信号と基準比較手段7で基準電圧とを比較し大小関係が反転した信号パルスを計測し、そのパルス数が所定のパルス数より多いか少ないかを判定し、判定結果を出力する基準変動判定手段であり、18は繰り返し期間中の基準変動判定手段からの信号を記憶するパルス記憶手段である。他の構成要素は実施例1と同じであるので説明は省略する。
【0028】
以上のように構成された流量計測装置について、以下その動作、作用を説明する。制御手段12は流量計測を開始すると送信手段5を動作させ第1超音波振動子2より超音波信号を送信し(図8のステップ10)第2超音波振動子3で超音波信号を受信する(図8のステップ11)。
【0029】
増幅手段6で所定のゲインで増幅された受信信号と基準比較手段7で基準電圧とを比較する。その大小関係が反転した信号パルス数を基準変動判定手段17で所定のパルス数(たとえば6パルス)との大小関係を比較し、所定パルス数と等しいか判定する(図8のステップ12)。等しくない場合は所定のパルス数より少ないか判定し(図8のステップ13)、少なければパルス記憶手段18にマイナスの信号パルスを出力する(図8のステップ13)、また少なくなければパルス記憶手段18にプラスの信号パルスを出力する(図8のステップ16)。この動作を繰り返し期間中行う。
【0030】
ここで図6、図7に増幅後の受信信号の様子を示す。図5では通常基準電圧は受信信号の2波目と3波目の間になるように設定してあるので、その場合の基準比較手段の出力は6発のパルスが出力される。しかしながら基準電圧が電源電圧変動によりずれたり、受信信号が減衰したりすると図7のように基準電圧が3波目と4波目の間になることもある。この場合は基準比較手段の出力は5発のパルスが出力される。
【0031】
補正手段16は所定の繰り返し計測が終了し、計時手段10により計時が行われるとパルス記憶手段からのパルス数に2μSを乗じた値を加減算し補正を行う。これにより正確な流量計測を実現できる。
【0032】
また、本実施例の流量計測装置の動作を実行させるプログラムを格納した記録媒体とすることにより、制御手段12や繰り返し手段9の繰り返し回数等の設定値の変更や超音波振動子の変更または経年変化等にも柔軟に対応できるものである。
【0033】
(実施例3)
図9は本発明の第3の実施例の流量計測装置のブロック図である。図11は同第1の実施例の流量計測装置の動作説明図であり、図10は同フローチャートである。
【0034】
図9において17は判定手段8で増幅手段6の出力の符号が負になる信号パルスを計測し、そのパルス数が所定のパルス数より多いか少ないかを判定し、判定結果を出力する基準変動判定手段であり、18は繰り返し期間中の基準変動判定手段17からの信号を記憶するパルス記憶手段である。他の構成要素は実施例3と同じであるので説明は省略する。
【0035】
以上のように構成された流量計測装置について、以下その動作、作用を説明する。実施例3と同様に制御手段12は流量計測を開始すると送信手段5を動作させ第1超音波振動子2より超音波信号を送信し(図10のステップ21)第2超音波振動子3で超音波信号を受信する(図10のステップ22)。
【0036】
増幅手段6で所定のゲインで増幅された受信信号を判定手段8で負になるところを判定する。その負になった信号パルス数を基準変動判定手段17で所定のパルス数(たとえば8パルス)との大小関係を比較し、所定パルス数と等しいか判定する(図10のステップ23)。等しくない場合は所定のパルス数より少ないか判定し(図10のステップ24)、少なければパルス記憶手段18にマイナスの信号パルスを出力する(図10のステップ25)、また少なくなければパルス記憶手段18にプラスの信号パルスを出力する(図10のステップ26)。この動作を繰り返し期間中行う。
【0037】
以降の説明は実施例2で説明した図8のステップ17から20と同様なので省略する。
【0038】
また、本実施例の流量計測装置の動作を実行させるプログラムを格納した記録媒体とすることにより、制御手段12の所定時間や繰り返し手段9の繰り返し回数等の設定値の変更や超音波振動子の変更または経年変化等にも柔軟に対応できるものである。
【0039】
(実施例4)
図12は本発明の第4の実施例の流量計測装置のフローチャートである。
【0040】
構成要素は実施例1と同じであるので説明は省略する。
【0041】
以下その動作、作用を説明する。
【0042】
実施例1と同様に超音波信号の送受信の繰り返しを所定回数行い、計時手段10で計時を行う(図12のステップ34)。通常従来のガスメーターコントローラーは流量変動を前回計測流量と今回計測流量の差が3%以上あったときとしている。したがって前回計時手段10で計時した時間と今回計時した時間の差が3%以内のときにのみ超音波駆動周波数のずれを補正し、3%以上の場合は流量変動とすることにより(図12のステップ36)流量変動と誤計測を区別しより正確な流量計測を行うことができる。
【0043】
また、本実施例の流量計測装置の動作を実行させるプログラムを格納した記録媒体とすることにより、制御手段12の所定時間や繰り返し手段9の繰り返し回数等の設定値の変更や超音波振動子の変更または経年変化等にも柔軟に対応できるものである。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る流量計測装置は電源電圧の変動による基準電位の変動や、流量変動による超音波受信信号振幅の変動があっても正確な流量計測を行うことが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における流量計測装置のブロック図
【図2】同装置の動作を説明する図
【図3】同装置のフローチャート
【図4】同装置の動作を説明する図
【図5】本発明の実施例2における流量計測装置のブロック図
【図6】同装置の動作を説明する図
【図7】同装置の動作を説明する図
【図8】同装置のフローチャート
【図9】本発明の実施例3における流量計測装置のブロック図
【図10】同装置のフローチャート
【図11】同装置の動作を説明する図
【図12】本発明の実施例4における流量計測装置のフローチャート
【図13】従来の流量計測装置のブロック図
【図14】従来の流量計測装置の動作説明図
【図15】従来の流量計測装置の増幅手段の動作説明図
【符号の説明】
1 流路
2 第1超音波振動子
3 第2超音波振動子
4 切換手段
5 送信手段
6 増幅手段
7 基準比較手段
8 判定手段
9 繰り返し手段
10 計時手段
11 流量算出手段
12 制御手段
13 変動判定手段
16 補正手段

Claims (6)

  1. 流体管路に設けられ超音波信号を送受信する少なくとも1対の振動子と、計時手段の計時した時間に応じて流量を算出する流量算出手段と、前記第1振動子のうち受信側の振動子の受信信号の電圧と基準電圧とを比較する基準比較手段と、前記基準比較手段と前記増幅手段の出力とから超音波信号の到達時期を判定する判定手段と、前記計時手段の計時した時間を記憶し計時の都度更新する記憶手段と前記計時手段と記憶手段の時間を比較する比較手段とを備え超音波駆動周波数の所定周期分ずれたことを判定する変動判定手段と、前記変動判定手段で判定したずれを補正する補正手段とを備えた流量計測装置。
  2. 流体管路に設けられ超音波信号を送受信する第1振動子及び第2振動子と、前記振動子を駆動する送信手段と、前記振動子の送受信を切り換える切換手段と、前記振動子の受信信号を増幅する増幅手段と、前記振動子間の相互の超音波信号の送受信を複数回行う繰り返し手段と、前記繰り返し手段で予め設定された回数をカウントした時間を計時する計時手段と、前記計時手段の計時した時間に応じて流量を算出する流量算出手段と、前記第1振動子及び前記第2振動子のうち受信側の振動子の受信信号の電圧と基準電圧とを比較する基準比較手段と、前記基準比較手段と前記増幅手段の出力とから超音波信号の到達時期を判定する判定手段と、前記計時手段の計時した時間を記憶し計時の都度更新する記憶手段と前記計時手段と記憶手段の時間を比較する比較手段とを備え超音波駆動周波数の所定周期分ずれたことを判定する変動判定手段と、前記変動判定手段で判定したずれを補正する補正手段とを備えた流量計測装置。
  3. 変動判定手段は、基準比較手段の出力パルス数により超音波駆動周波数の一周期分のずれを判定しパルスを出力する基準変動判定手段と、超音波信号の送受信の繰り返し期間中前記基準変動判定手段からの信号を記憶するパルス記憶手段とを備え、超音波駆動周波数の所定周期分のずれを判定する請求項1または2記載の流量計測装置。
  4. 変動判定手段は、判定手段の出力パルス数により超音波周波数の一周期分のずれを判定しパルスを出力する基準変動判定手段と、超音波信号の送受信の繰り返し期間中前記基準変動判定手段からの信号を記憶するパルス記憶手段とを備え、超音波駆動周波数の所定周期分のずれを判定する請求項1または2記載の流量計測装置。
  5. 補正手段は、所定値以上のずれを流量変動とする請求項1または2記載の流量計測装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の流量計測装置の手段の全てもしくは一部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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