JPH1151724A - 超音波流速計 - Google Patents

超音波流速計

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JPH1151724A
JPH1151724A JP9211510A JP21151097A JPH1151724A JP H1151724 A JPH1151724 A JP H1151724A JP 9211510 A JP9211510 A JP 9211510A JP 21151097 A JP21151097 A JP 21151097A JP H1151724 A JPH1151724 A JP H1151724A
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gain control
control amplifier
ultrasonic
detection circuit
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Yuji Nakabayashi
裕治 中林
Yukio Nagaoka
行夫 長岡
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信信号の安定化を図る。 【解決手段】 超音波振動子10を駆動する送信回路1
2と、被測定流体を伝搬し超音波振動子11が受けた超
音波受信信号を増幅するゲインコントロールアンプ13
と、ゲインコントロールアンプ13の出力を受けるタイ
ミング判定回路14と、ゲインコントロールアンプ13
の出力を受けるレベル検知回路15と、レベル検知回路
15の出力に応じてゲインコントロールアンプ13の増
幅率を変化させる制御部17と、超音波の伝播時間を測
定するタイマ16の出力から流速を求める演算部18を
有し、ゲインコントロールアンプ13の増幅率が指数的
に変化する。これによって幅広い範囲の受信信号変化に
対して安定した受信検知が可能となり、広い範囲の流速
測定を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に気体または液
体の、超音波流速計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波流速計は、図21に示すよ
うなものが一般的であった。この装置は流体の流れる測
定経路1に設置した超音波振動子2と、超音波振動子2
を駆動する送信回路3と、送信回路3にスタート信号を
出力し、また超音波の伝播時間を測定するタイマ4から
測定データを受け取る制御部5と、超音波振動子2から
送信した超音波を受ける超音波振動子6と、超音波振動
子6の出力を制御部5の出力に応じた増幅率で増幅する
ゲインコントロールアンプ7と、ゲインコントロールア
ンプ7の出力と基準電圧とを比較し大小関係が反転した
ときにタイマ4を停止させるタイミング判定回路8と、
ゲインコントロールアンプ7の出力レベルを検知し制御
部に出力するレベル検知回路9を有していた。
【0003】そして、上記超音波流速計は、制御部5か
らスタート信号を受けた送信回路3が超音波振動子2を
一定時間パルス駆動を行うと同時にタイマ4は制御部5
からの信号によってに時間計測始める。パルス駆動され
た超音波振動子2からは超音波が送信される。超音波振
動子2から送信した超音波は被測定流体中を伝搬し超音
波振動子6で受信される。超音波振動子6の受信出力
は、ゲインコントロールアンプ7において制御部5が設
定した増幅率によって増幅される。そしてゲインコント
ロールアンプ7の出力を受けたタイミング判定回路8で
超音波の受信を判定しタイマ4を停止させる。そして制
御部5ではタイマ4から得た時間情報tから(式1)に
よって流速を求める(タイマ4から得た測定時間をt、
超音波振動子間の流れ方向の有効距離をL、音速をc、
被測定流体の流速をvとする)。
【0004】v=(L/t)−c・・・・・・(式1) 受信信号は、図22に示す受信信号の包絡線は図23に
示すように緩やかに立ち上がる波形となっており、超音
波振動子の温度特性や、流速によって受信信号のレベル
が変化する。その場合タイミング判定回路8の動作が安
定せず、測定精度が悪くなる。そこで、ゲインコントロ
ールアンプ7の出力を受けているレベル検知回路9は入
力信号のピークレベルを監視しており、ピーク値が小さ
いあるいは大きい場合に制御部5へ出力を行う。制御部
5はゲインコントロールアンプ7の増幅率をレベル検知
回路からの信号に対応しゲインコントロールアンプの出
力がほぼ一定となるように設定する。そして次の受信信
号はゲインコントロールアンプ7で目標の信号レベルへ
と増幅され、タイミング判定回路8に与えられる。この
ようにタイミング判定回路8へ与える信号のピークをほ
ぼ一定とすることによって、受信時間の判定を行うタイ
ミングを安定化していた。
【0005】また、制御部5からゲインコントロールア
ンプ7への増幅率の制御はデジタルで行い一定間隔であ
った。そして図2に示すように増幅率の変化は制御部5
から出力の変化に対して等差的な変化となってた。
【0006】また、他の測定方法として受信判定回路8
の判定結果をタイマ4ではなく、送信回路3に返し、再
度送信を行う場合もあった。このようなシングアラウン
ド動作を決められた回数行う時間を測定し、その測定時
間を元に(式2)の計算によって流速を求める方法もあ
った(シングアラウンドの回数をn、測定時間をts、
超音波振動子間の流れ方向の有効距離をL,音速をc、
被測定流体の流速をvとする)。
【0007】 v=L/(ts/n)−c・・・・・(式2) この方法によれば(式1)の方法に比べ精度よく測定す
ることができる。
【0008】また、超音波振動子2と超音波振動子6と
を切り替え、被測定流体の上流から下流と下流から上流
へのそれぞれの伝搬時間を測定し、(式3)より速度v
を求める方法もある(上流から下流への測定時間時間を
t1、下流から上流への測定時間時間をt2とする)。
【0009】 v=L/2((1/t1)−(1/t2))・・・・(式3) この方法によれば音速の変化の影響を受けずに流度を測
定することが出来るので、流速・流量・距離などの測定
に広く利用されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
成では、ゲインコントロールアンプ7の増幅率の変化が
等差的に変化するため、最小単位の増幅率設定値の差
が、受信信号における割合では増幅率が大きいときは増
幅率の変化はわずかであるが、増幅率の小さいところで
は、増幅率の変化は大きくなる。たとえば、増幅率10
と増幅率11の変化率は10%であるが、増幅率5と増
幅率6の場合では20%も変化してしまう。
【0011】この場合ゲインコントロールアンプ7の出
力電圧を許容範囲内にあわせるには、増幅率の変化率を
許容範囲内に設定する必要がある。たとえば、出力電圧
の許容値が±10%であれば、増幅率の最大変化率を2
0%以下としなければならず、できるだけ増幅率の変化
幅を大きく取った場合であっても増幅率の変化は小さい
方からA、1.2A、1.4A、1.6A・・・・とす
る必要がある。
【0012】この設定では、最小変化に対する増幅率の
変化が許容範囲に比べて小さいところが必ず発生し、こ
のような低い変化付近の設定となる入力信号が入ってき
た場合は、数個所の増幅率の設定で出力が許容範囲内に
入るようになる。つまり設定範囲が重なり、変化範囲が
小さく限定されてしまうため、より大きな増幅率の変化
範囲を確保するためには回路構成を大きくし制御部の出
力数を増やす必要があった。しかしそれでは回路が複雑
になり、消費電力も増えるため、電池などを電源とし長
時間動作しなければならない機器では最適な方法ではな
かった。そこで、設定範囲が重なり合わないようにし、
効率よく増幅率を変えるようにする必要があった。
【0013】また、受信信号の振幅が許容範囲ぎりぎり
の値であった場合頻繁にゲインコントロール動作が発生
し、消費電力の低減、安定測定のためにも、必要最低限
のゲイン切り換え動作とする必要があった。
【0014】また、長期連続使用する流速計などの場合
回路の低消費電力化のためにも、できるだけ簡単なレベ
ル検知回路を実現するという課題があった。
【0015】また、低消費電力化のために制御部の電源
を非測定時に切るようにしており、毎回ゲインコントロ
ールをやり直す必要があった。この問題を解決するため
に前回測定時のゲイン設定を低消費電力で保存する必要
があった。
【0016】
【課題を解決するための手段】ゲインコントロールアン
プの増幅率が制御部からの単位信号変化に対して同じ変
化率で変化するようにしている。
【0017】これによって増幅率の大きい時と小さいと
きの増幅の変化率が一定であり、ゲインコントロールア
ンプのゲインの変化幅を広くすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(1)被測定流体中に配置され超音波を送信あるいは受
信する二つの超音波振動子と、一方の超音波振動子を駆
動する送信回路と、前記超音波振動子から送信された超
音波を受ける他方の超音波振動子と、設定された増幅率
で前記超音波振動子から受けた受信信号を増幅するゲイ
ンコントロールアンプと、前記ゲインコントロールアン
プの出力を受け受信タイミングの判定を行うタイミング
判定回路と、前記ゲインコントロールアンプの出力を受
け振幅の大きさに対応した信号出力を行うレベル検知回
路と、前記レベル検知回路の出力を受け前記ゲインコン
トロールアンプの増幅率をコントロールする制御部と、
超音波の送信開始から前記タイミング判定回路の出力が
発生するまでの時間を測定するタイマと、前記タイマか
ら得たデータをもとに流速を演算によって求める演算部
を有し、前記ゲインコントロールアンプの増幅率が制御
部からの信号変化に対して指数的に変化するようになっ
ている。このため増幅率の大きい時と小さいときの増幅
率の変化率が一定となり、ゲインコントロールアンプの
増幅率の変化幅を広くすることができる。
【0019】(2)また制御部がレベル検知回路の出力
に応じて、ゲインコントロールアンプの増幅率とタイミ
ング判定回路の判定レベルをコントロールするようにな
っており、前記レベル検知回路で検知したレベルが目標
値よりもわずかに大きいあるいは小さく、前記ゲインコ
ントロールアンプの増幅率の変更を必要とするほどでな
い場合、前記タイミング判定回路は前記制御部からの信
号によって判定レベルをわずかに大きくあるいは小さく
変更するので、前記ゲインコントロールアンプの増幅率
をわずかに大きくあるいは小さくした場合と同じ効果が
得られる。このため、増幅率を設定している抵抗の精度
から決まる分解能よりも大きい分解能を得ることができ
る。そして、同じ増幅率の変化幅で大きな増幅率変更範
囲を得ることができる。
【0020】(3)また送信回路に出力調整回路を設
け、レベル検知回路の出力を受けた制御部によって受信
出力がほぼ一定となるように送信出力とゲインコントロ
ールアンプのゲインをコントロールする。制御部は受信
信号のレベルが変動した場合、前記ゲインコントロール
アンプの増幅率によって補正を行うが、前記ゲインコン
トロールアンプので補正できる範囲以外の信号が入って
きた場合、前記送信回路の出力を増減させて前記ゲイン
コントロールアンプの出力をほぼ一定にコントロールす
る。
【0021】このため、前記ゲインコントロールアンプ
のゲイン設定用抵抗の相対精度によって決まる分解能以
上の分解能と受信信号を一定レベルに安定化可能な範囲
を大きく取ることができると同時に、前記送信出力をコ
ントロールしているので、S/Nを大きく取ることが必
要な場合、つまり測定精度を高く取りたいときなど、送
信出力を最大とし、ゲインコントロールアンプの増幅率
を最適な値とすることによって対応することができる。
【0022】(4)またゲインコントロールアンプの増
幅率の最低あるいは最高値を設定する増幅率調節機構を
有し、前記調節機構を測定以前に今後の測定値に最適な
値に調節することによって,前記ゲインコントロールア
ンプの増幅率が小さい場合であっても、前記ゲインコン
トロールアンプによって測定範囲中の受信信号のレベル
を一定のレベルに増幅することが可能となるので、被測
定流体の種類、超音波振動子のばらつき、前記ゲインコ
ントロールアンプのばらつき等のすべての要因を再調整
することができるので、必要以上の設計を行う必要がな
く、簡単な構成で安価な超音波流速計を実現することが
できる。
【0023】(5)被測定流体中に配置され超音波を送
信あるいは受信する二つの超音波振動子と、一方の超音
波振動子を駆動する送信回路と、他方の超音波振動子で
受信した受信信号を設定された増幅率で増幅するゲイン
コントロールアンプと、前記ゲインコントロールアンプ
の出力から受信タイミングの判定を行うタイミング判定
回路と、前記ゲインコントロールアンプの出力の振幅の
大きさに対応した信号出力を行うレベル検知回路と、前
記レベル検知回路の出力を受け前記ゲインコントロール
アンプの出力をほぼ一定に制御する制御部と、超音波の
伝播時間を測定するタイマと、前記タイマーから得たデ
ータをもとに流速を演算によって求める演算部を有し、
前記制御部出力を監視しハンチングを検出するハンチン
グ検知回路を設け、前記レベル検出回路の出力が頻繁に
大小交互に変化している場合、ハンチングが発生してい
ると判断し、増幅率が変わらない範囲で前記レベル検出
回路の検出レベルをわずかに大きくあるいは小さくし、
同様に前記タイミング判定回路の判定レベルも同様に変
化させるように制御する。このため、前記レベル検出回
路の検出レベルとゲ前記ゲインコントロールアンプの出
力信号のピーク値は離れるため、ハンチングは収まる。
そして、前記タイミング判定回路はタイミング判定レベ
ルも同時に変化させているので、レベル変更前と同じタ
イミングで判定を行うことができる。ハンチングによっ
て増幅率が頻繁に変わることによって起こる回路動作の
不安定要因、たとえば電源電圧や基準電圧の変動である
とか、消費電流の増大、測定時間の増大などを防ぐこと
ができる。
【0024】(6)被測定流体中に配置され超音波を送
信あるいは受信する二つの超音波振動子と、一方の超音
波振動子を駆動する送信回路と、他方の超音波振動子で
受信した受信信号を設定された増幅率で増幅するゲイン
コントロールアンプと、前記ゲインコントロールアンプ
の出力から受信タイミングの判定を行うタイミング判定
回路と、前記ゲインコントロールアンプの出力の振幅の
大きさに対応した信号出力を行うレベル検知回路と、前
記レベル検知回路の出力を受け前記ゲインコントロール
アンプの出力をほぼ一定に制御する制御部と、超音波の
伝播時間を測定するタイマと、前記タイマーから得たデ
ータをもとに流速を演算によって求める演算部を有し、
前記レベル検知回路が2つの比較器からなり、前記2つ
の比較器のうち第1の比較器の基準電圧をV1、第2の
比較器の基準電圧をV2とし、V1>V2の関係とす
る。ゲインコントロールアンプの出力ピークがV1以上
になった場合前記第1の比較器が反転しこの信号を受け
た制御部は前記ゲインコントロールアンプの増幅率を小
さく設定する。また、前記ゲインコントロールアンプの
出力がV2より小さくなった場合前記第2の比較器は受
信信号があっても反転しないのでこの場合前記制御部は
前記ゲインコントロールアンプの増幅率を大きく再設定
する。その結果前記ゲインコントロールアンプの出力信
号のピークはV1〜V2の間となるように制御される。
この方法によると簡単な構成で、設定電圧の範囲に前記
ゲインコントロールアンプの出力信号を調節することが
き、設定電圧の範囲に入っていれば、頻繁に増幅率を制
御する必要がないため消費電力を少なくすることができ
る。
【0025】(7)被測定流体中に配置され超音波を送
信あるいは受信する二つの超音波振動子と、一方の超音
波振動子を駆動する送信回路と、他方の超音波振動子で
受信した受信信号を設定された増幅率で増幅するゲイン
コントロールアンプと、前記ゲインコントロールアンプ
の出力から受信タイミングの判定を行うタイミング判定
回路と、前記ゲインコントロールアンプの出力の振幅の
大きさに対応した信号出力を行うレベル検知回路と、前
記レベル検知回路の出力を受け前記ゲインコントロール
アンプの出力をほぼ一定に制御する制御部と、超音波の
伝播時間を測定するタイマと、前記タイマーから得たデ
ータをもとに流速を演算によって求める演算部を有し、
前記レべル検知回路が、比較器と、前記比較器の出力が
反転している時間を測定する第2のタイマからなり、制
御部は前記第2のタイマによる測定時間が一定となるよ
うにゲインコントロールアンプの増幅率を制御する、こ
こで、レベル検知回路の入力信号はサイン波であるの
で、一定レベルを超える時間は振幅が大きいほど長くな
るという一定の関係がある。たとえば、前記ゲインコン
トロールアンプの出力電圧のピーク値が大きくなると、
前記第2のタイマの測定時間は長くなり、この情報を受
けた制御部は前記ゲインコントロールアンプの増幅率を
小さく再設定する。ゲインコントロールアンプの出力電
圧のピーク値が小さくなった場合ではこの反対の動作を
行い、その結果前記ゲインコントロールアンプの出力電
圧のピークは一定に保たれる。この方法ではゲインコン
トロールアンプの出力電圧のピーク値をリニアに検出す
ることが出来るので、より細かい増幅率の制御を行う事
が出来る。
【0026】(8)被測定流体中に配置され超音波を送
信あるいは受信する二つの超音波振動子と、一方の超音
波振動子を駆動する送信回路と、他方の超音波振動子で
受信した受信信号を設定された増幅率で増幅するゲイン
コントロールアンプと、前記ゲインコントロールアンプ
の出力から受信タイミングの判定を行うタイミング判定
回路と、前記ゲインコントロールアンプの出力の振幅の
大きさに対応した信号出力を行うレベル検知回路と、前
記レベル検知回路の出力を受け前記ゲインコントロール
アンプの出力をほぼ一定に制御する制御部と、超音波の
伝播時間を測定するタイマと、前記タイマーから得たデ
ータをもとに流速を演算によって求める演算部を有し、
前記レベル検知回路が、第1の比較器と、入力信号の中
心値に比較基準信号をもつ第2の比較器と、前記第1の
比較器が反転してから前記第2の比較器が反転するまで
の時間を測定する第2のタイマを有し、ゲインコントロ
ールアンプの出力信号のピークが大きくなると、前記第
1の比較器が反転するタイミングが早くなる。また前記
第2の比較基準電圧は入力信号の中心点であるので、前
記第2の比較器の反転するタイミングは変わらない。よ
って、前記第2のタイマの測定時間は長くなる。制御部
では前記第2タイマの測定時間が長くなると、前記ゲイ
ンコントロールアンプの増幅率を前記第2のタイマの測
定時間が設定値となるまで小さくする。ゲインコントロ
ールアンプの出力電圧のピーク値が小さくなった場合で
はこの反対の動作を行い、その結果前記ゲインコントロ
ールアンプの出力電圧はほぼ一定に保たれる。そのた
め、簡単な構成で安定した測定が可能となり、精度の高
い流速測定をおこなうことができる。
【0027】(9)被測定流体中に配置され超音波を送
信あるいは受信する二つの超音波振動子と、一方の超音
波振動子を駆動する送信回路と、他方の超音波振動子で
受信した受信信号を設定された増幅率で増幅するゲイン
コントロールアンプと、前記ゲインコントロールアンプ
の出力から受信タイミングの判定を行うタイミング判定
回路と、前記ゲインコントロールアンプの出力の振幅の
大きさに対応した信号出力を行うレベル検知回路と、前
記レベル検知回路の出力を受け前記ゲインコントロール
アンプの出力をほぼ一定に制御する制御部と、超音波の
伝播時間を測定するタイマと、前記タイマーから得たデ
ータをもとに流速を演算によって求める演算部と、前記
レベル検知回路が、それぞれV1>V2>V3、V1−
V2≒V2−V3の関係となる基準電圧を持つ第1、第
2、第3の比較器と、前記第1の比較器が反転してから
前記第2の比較器が反転するまでの時間を測定する第2
のタイマと、前記第2の比較器が反転してから前記第3
の比較器が反転するまでの時間を測定する第3のタイマ
を有する。そして、前記第1、前記第2の比較器が受信
波の同じ山で反転した場合前記第2のタイマの測定時間
は、そうでない時と比較して短い。同様に前記第3のタ
イマの測定時間から前記第2の比較器と前記第3の比較
器が反転するタイミングが、受信波の同じ山かそうでな
いかを制御部は時間をあらかじめ入力した設定値と比較
し検知する事が出来る。この結果によって、前記第2、
第3のタイマの計測時間が時間が設定時間以下となるよ
うにゲインコントロールアンプの増幅率を制御すること
によって、ゲインコントロールアンプの出力電圧のピー
クをほぼ一定とする事ができるので、安定した精度の良
い測定ができる。
【0028】(10)被測定流体中に配置され超音波を
送信あるいは受信する二つの超音波振動子と、一方の超
音波振動子を駆動する送信回路と、他方の超音波振動子
で受信した受信信号を設定された増幅率で増幅するゲイ
ンコントロールアンプと、前記ゲインコントロールアン
プの出力から受信タイミングの判定を行うタイミング判
定回路と、前記ゲインコントロールアンプの出力の振幅
の大きさに対応した信号出力を行うレベル検知回路と、
前記レベル検知回路の出力を受け前記ゲインコントロー
ルアンプの出力をほぼ一定に制御する制御部と、超音波
の伝播時間を測定するタイマと、前記タイマーから得た
データをもとに流速を演算によって求める演算部を有
し、制御部からゲインコントロールアンプへの信号線の
途中にカウンタを設け、前記制御部から前記ゲインコン
トロールを行う場合、前記カウンタのカウントをUPあ
るいはDOWNさせることによってゲインコントロール
を行う。そしてカウンタ経の電源供給は常に行われてい
るので、データは制御部の電源が切れても失われること
はなく毎回ゲイン設定をやり直す必要はない。また前記
ゲインコントロールアンプの制御線が何本必要であって
も、前記カウンタのビット数を増やすだけで対応でき、
前記制御部から前記カウンタへゲインコントロールのた
めのの信号線の数は1本となるので、構造を簡略化でき
る。
【0029】
【実施例】以下本発明の実施例について図を用いて説明
する。なお図面中で同一符号を付しているものは同一の
構成要素として説明する。
【0030】(実施例1)図1は請求項1に対応た実施
例のブロック図である。また図2はゲインコントロール
アンプの制御入力と増幅率を示した図である。
【0031】被測定流体中に配置され超音波を送信ある
いは受信する二つの超音波振動子10、11、と、一方
の超音波振動子10を駆動する送信回路12と、前記超
音波振動子から送信された超音波を受ける他方の超音波
振動子11と、超音波振動子11から受けた受信信号を
設定された増幅率で増幅するゲインコントロールアンプ
13と、ゲインコントロールアンプ13の出力を受け受
信タイミングの判定を行うタイミング判定回路14と、
ゲインコントロールアンプ13の出力を受け振幅の大き
さに対応した信号出力を行うレベル検知回路15と、超
音波の送信開始からタイミング判定回路14の出力が発
生するまでの時間を測定するタイマ16と、送信回路1
2に送信開始信号を送り、なおかつレベル検知回路15
の出力を受けゲインコントロールアンプ13の増幅率を
制御する制御部17と、さらにタイマ16から得たデー
タをもとに流速を演算によって求める演算部18を有し
た構成となっている。
【0032】ゲインコントロールアンプ13のの出力を
受けたレベル検知回路15は、入力信号のピークレベル
があらかじめ設定された範囲から外れた場合制御部17
にエラー信号を出力する。たとえば入力信号が大きい場
合、制御部17はゲインコントロールアンプ13のゲイ
ンを下げ信号のピークが設定範囲に入るようにする。こ
こでゲインコントロールアンプ13のゲイン変化は制御
信号に対して指数的に変化するようにしてある。図2は
ゲインの変化の様子を示す。この図のように制御部17
からの最小信号変化に対して常に同じ変化率で変化する
ようになっている。このため増幅率の大きい時であって
も小さいときの増幅率の変化率と同じで変化率が一定と
なり、ゲインコントロールアンプ13の増幅率の変化を
入力信号に対して比例させた場合に比べゲインの変化率
を広くとることができる。
【0033】(実施例2)図3及び図4は請求項2に対
応した実施例を示する図であり、実施例1と異なる部分
のみ説明する。
【0034】制御部17がレベル検知回路15の出力に
応じて、ゲインコントロールアンプ13の増幅率とタイ
ミング判定回路14の判定レベルを制御するようになっ
ている。
【0035】制御部17はレベル検知回路15で検知し
たレベルが目標値よりも大きいあるいは小さい場合、ゲ
インコントロールアンプ13のゲインを変化させ受信信
号レベルを目標範囲の値に調節する。しかし図4A,
B,Cに示すように信号レベルが目標範囲に対してわず
かに大きいあるいは小さい場合、タイミング判定回路1
4は制御部17からの信号によって判定レベル(Vt
h)をa、b、cのようにわずかに大あるいは小のへ変
更させるので、ゲインコントロールアンプ13の増幅率
をわずかに大きくあるいは小さくした場合と同じ効果が
得られる。このため、増幅率を設定している抵抗の精度
で決まる分解能よりも大きい分解能を得ることができ
る。そして、同じ増幅率の変化幅で大きな増幅率変更範
囲を得ることができる。また、ゲインコントロールアン
プ13のゲインを補正した場合では、ゲインコントロー
ルアンプ13の入出力の特性が変化しているので、ゼロ
点補正を行わなければならないが、判定レベルを変化さ
せた場合ではその必要はないので、ゼロ点補正を頻繁に
行う必要がなく、測定の安定化と消費電力の低減を行う
ことができる。
【0036】(実施例3)図5及び図6は請求項3に対
応した実施例を示する図であり、実施例1と異なる部分
のみ説明する。送信回路12に出力調整回路19を設
け、レベル検知回路15の出力を受けた制御部17によ
って受信出力がほぼ一定となるように送信出力とゲイン
コントロールアンプ13のゲインを制御する。
【0037】図6に示すように制御部17は受信信号の
レベルが変動した場合、ゲインコントロールアンプ13
の増幅率によって補正を行うが、ゲインコントロールア
ンプ13で補正できる範囲以外の信号が入ってきた場
合、送信回路12の出力強、弱と変化させてゲインコン
トロールアンプ13の出力がほぼ一定となるように制御
する。
【0038】このため、ゲインコントロールアンプ13
のゲイン設定の精度によって決まる分解能以上の分解能
と受信信号を一定レベルに安定化可能な範囲を大きく取
ることができると同時に、送信出力をコントロールして
いるので、S/Nを大きく取ることが必要な場合、つま
り測定精度を高く取りたい場合は、送信出力を最大と
し、ゲインコントロールアンプ13の増幅率を適当な値
とすることによって対応することができる。また、ゲイ
ンコントロールアンプ13のゲインを補正した場合で
は、ゲインコントロールアンプ13の入出力の特性が変
化しているので、ゼロ点補正を行わなければならない
が、送信出力を変化させた場合ではその必要はないの
で、ゼロ点補正を頻繁に行う必要がなく、測定の安定化
と消費電力の低減を行うことができる。
【0039】(実施例4)図7は請求項4に対応した実
施例を示する図であり、実施例1と異なる部分のみ説明
する。ゲインコントロールアンプ13の増幅率の最低あ
るいは最高値を設定する増幅率調節機構20を有した構
成としている。
【0040】増幅率調節機構20を測定以前に今後の測
定値に最適な値に調節することによって,ゲインコント
ロールアンプ13の増幅率が小さい場合であっても、ゲ
インコントロールアンプ13によって測定範囲中の受信
信号のレベルを一定のレベルに増幅することが可能とな
るので、被測定流体の種類、超音波振動子のばらつき、
ゲインコントロールアンプ13のばらつき等のすべての
要因を再調整することができるので、必要以上の設計を
行う必要がなく、簡単な構成で安価な超音波流速計を実
現することができる。
【0041】(実施例5)図8、図9は請求項5に対応
した実施例を示する図であり、実施例1と異なる部分の
み説明する。
【0042】図8に示すようにレベル検出回路15の出
力を監視しハンチングを検出するハンチング検知回路2
1を有した構成としている。
【0043】図9に示すようにレベル検出回路15の出
力が頻繁に大小交互に変化している場合、ハンチング検
知回路はハンチングが発生していると判断し、増幅率が
変化しない範囲までレベル検出回路15の検出レベル範
囲ΔVpをわずかに大きくあるいは小さくし、同様にタ
イミング判定回路14の判定レベルVthも同様に大小
変化させるように制御する。このため、レベル検出回路
15の検出レベルとゲインコントロールアンプ13の出
力信号のピーク値は離れた値となるため、ハンチングは
収まる。そして、タイミング判定回路14はタイミング
判定レベルも同時に変化させているので、レベル変更前
と同じタイミングで判定を行うことができる。よって、
ハンチングによって増幅率が頻繁に変わることによって
起こる回路動作の不安定要因、たとえば電源電圧や基準
電圧の変動であるとか、消費電流の増大、測定時間の増
大などを防ぐことができる。
【0044】(実施例6)図1及び図10は請求項6に
対応した実施例を示する図であり、実施例1と異なる部
分のみ説明する。
【0045】レベル検知回路が2つの比較器によって構
成されており、2つの比較器のうち第1の比較器22の
基準電圧をVH、第2の比較器23の基準電圧をVLと
し、VH>VLの関係とする。ゲインコントロールアン
プの出力ピークがVH以上になった場合前記第1の比較
器が反転しこの信号を受けた制御部は前記ゲインコント
ロールアンプの増幅率を小さく設定する。また、前記ゲ
インコントロールアンプの出力がVLより小さくなった
場合前記第2の比較器は受信信号があっても反転しない
のでこの場合前記制御部は前記ゲインコントロールアン
プの増幅率を大きく再設定する。その結果前記ゲインコ
ントロールアンプの出力信号のピークはVH〜VLの間
となるように制御される。この方法によると簡単な構成
で、設定電圧の範囲に前記ゲインコントロールアンプの
出力信号を調節することがき、設定電圧の範囲に入って
いれば、頻繁に増幅率を制御する必要がないため消費電
力を少なくすることができる。
【0046】(実施例7)図1及び図11、図12、図
13は請求項7に対応した実施例を示する図であり、実
施例6と異なる部分のみ説明する。
【0047】レべル検知回路15が、ゲインコントロー
ルアンプ13の出力電圧と比較電圧V1とを比較し出力
する比較器24と、比較器24の出力が反転している時
間を測定する第2のタイマ25からなり、制御部17は
第2のタイマ25による測定時間が一定の時間範囲とな
るようにゲインコントロールアンプ13の増幅率を制御
する。
【0048】図12はレベル検知回路15の入力信号と
各部設定電圧の関係を示した図である。ここでVpはゲ
インコントロールアンプ出力電圧のピーク電圧、ΔVは
Vpの目標電圧レベルの幅である。
【0049】ここでレベル検知回路15の入力信号はサ
イン波であるのでVpが大きいほど比較電圧V1を超え
る時間は長くなるという一定の関係がある。図13にV
pと第2のタイマで計測する時間tとの関係を示す。た
とえば、Vpが大きくなると、第2のタイマ25の測定
時間は長くなり、Vpが小さくなると短くなる。図13
から、VpをΔVの幅の中にあわせるには、第2のタイ
マ25の計測時間がt1〜t2の間にあればよいことが
わかる。そこで、第2のタイマ25の測定時間を受けた
制御部17はその時間が、t1より短ければゲインコン
トロールアンプ13の増幅率を大きくし、t2より長け
ればゲインコントロールアンプ13の増幅率を小さくす
る。その結果VpはΔVの中に入るように制御される。
【0050】この方法によれば、ゲインコントロールア
ンプの出力電圧のピーク値を簡単な構成でリニアに検出
することが出来、かつt1、t2の設定はソフト的に容
易に変更することができるので、測定条件に合わせより
細かい出力信号の制御を行う事が出来る。
【0051】(実施例8)図1及び図14、図15は請
求項8に対応した実施例を示する図であり、実施例6と
異なる部分のみ説明する。
【0052】図14はレベル検地回路15の詳細なブロ
ック図である。レベル検知回路15は、ゲインコントロ
ールアンプ13の出力電圧と比較電圧V1とを比較する
第1の比較器26と、ゲインコントロールアンプ13の
出力電圧と入力信号の平均電圧V0とを比較する第2の
比較器27と、前記第1の比較器26が反転してから前
記第2の比較器27が反転するまでの時間を測定する第
2のタイマ28を有する。
【0053】図15にゲインコントロールアンプ13の
出力信号と各比較器の出力信号の関係を示す。実線で示
す波形がゲインコントロールアンプの出力目標とするレ
ベルの信号を表し、破線で示す波形が目標のレベルより
大きくなった場合の信号を表している。図14からもわ
かるように、目標とする信号レベルの時と比較しゲイン
コントロールアンプ13の出力信号レベルが大きい場
合、第1の比較器が反転するタイミングが早くなる。そ
のため、第2のタイマ28で計測する時間がt1からt
2に変化する。この測定結果を受け取った制御部17で
は徐々にゲインコントロールアンプ13の増幅率を小さ
くするように制御を行うので、t2は徐々に短くなる。
そしてt1と等しくなった時に制御部17はゲインコン
トロールアンプ13の制御を停止する。また、ゲインコ
ントロールアンプの信号レベルが小さくなった場合では
この反対の動作を行い、その結果前記ゲインコントロー
ルアンプ13の信号レベルは一定に保たれる。
【0054】この方法によれば、ゲインコントロールア
ンプ13の出力の最大値でなくても出力信号のレベルを
合わせることができる。たとえば図14のように立ち上
がり途中の波形のピークを目標値にあわせることができ
るので、遅れてきた信号(反射波など)との干渉を避け
ることができるため正確な測定を行うことができる。
【0055】(実施例9)図1及び図16、図17、図
18、図19は請求項9に対応した実施例を示する図で
あり、実施例6と異なる部分のみ説明する。
【0056】図16に示すようにレベル検知回路15
が、それぞれV1>V2>V3、V1−V2≒V2−V
3という関係の比較電圧を持つ第1、第2、第3の比較
器29、30、31と、第1の比較器29が反転してか
ら第2の比較器30が反転するまでの時間t1を測定し
制御部に出力する第2のタイマ32と、第2の比較器3
0が反転してから第3の比較器31が反転するまでの時
間t2を測定し制御部に出力する第3のタイマ33を有
する。
【0057】図17、図18、図19にゲインコントロ
ールアンプ13の出力信号と各比較電圧レベルと出力信
号を示す。図17に示すように、第1の比較器29、第
2の比較器30、第3の比較器31が受信波の同じ周期
の山で反転した場合第2のタイマ32と前期第3のタイ
マ33の測定時間t1、t2はおおよそtaという短い
時間となる。この場合ゲインコントロールアンプ13の
増幅率は変えない。また図18に示すようにゲインコン
トロールアンプ13の出力信号の振幅が小さくなり第1
の比較器29が1つあとの周期の山で反転した場合、t
1≒tb、t2≒taとなり、この情報を受け取った制
御部17はゲインコントロールアンプ13の増幅率をt
1、t2≒taとなるまで大きくする。反対にゲインコ
ントロールアンプ13の出力が大きくなった場合の信号
の関係を図19に示す。このようにt1≒ta、t2≒
tbとなり、制御部は図18の場合と反対の動作を行い
ゲインコントロールアンプ13の出力は一定のレベルに
保たれる。
【0058】この方法によれば、ゲインコントロールア
ンプ13の出力の最大値でなくても出力信号のレベルを
合わせることができる。たとえば図17のように立ち上
がり途中の波形のピークを目標値にあわせることができ
るので、遅れてきた信号(反射波など)との干渉を避け
ることができるため正確な測定を行うことができる。さ
らに、タイマの分解能が実施例8の方法に比べ粗いもの
でよいので、より容易に構成することができる。また、
比較器30がタイミング判定回路を兼ねる構成とするこ
とによって、確実に目的のタイミングで受信検知を行う
ことができるので、正確な流速測定を行うことができ
る。
【0059】(実施例10)図1及び図20は請求項1
0に対応した実施例を示する図であり、実施例1と異な
る部分のみ説明する。
【0060】ゲインコントロールアンプ13はデジタル
信号によって増幅率を変化させるものであり、制御部1
7からゲインコントロールアンプ13への信号線の途中
にUP・DOWNカウンタ34を設け、制御部17から
UP・DOWNカウンタ34へパルス信号を出力しゲイ
ンコントロールを行う。
【0061】この場合UP・DOWNカウンタ34のカ
ウントをUPあるいはDOWNさせることによってゲイ
ンコントロールを行うので、ゲインコントロールアンプ
13の制御線が何本必要であっても、UP・DOWNカ
ウンタ13のビット数を増やすだけで対応でき、制御部
17からUP・DOWNカウンタ13への増幅率制御の
ためのの信号線の数は2本でよいので構造を簡略化でき
る。さらにまた、電源の供給を絞って低消費電力化を行
う場合においても、UP・DOWNカウンタ13にのみ
内部情報が保持できる最低限の電力さえ供給すればよ
く、直前の増幅率情報をメモリーに欠き込む必要がない
ので、簡単な構成で、低消費電力化を行うことができ
る。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明の超音波流速
計によれば次の効果を奏する。
【0063】(1)被測定流体中に配置され超音波を送
信あるいは受信する2つの超音波振動子と、一方の超音
波振動子を駆動する送信回路と、他方の超音波振動子で
受信した受信信号を設定された増幅率で増幅するゲイン
コントロールアンプと、前記ゲインコントロールアンプ
の出力から受信タイミングの判定を行うタイミング判定
回路と、前記ゲインコントロールアンプの出力の振幅の
大きさに対応した信号出力を行うレベル検知回路と、前
記レベル検知回路の出力を受け前記ゲインコントロール
アンプの出力をほぼ一定に制御する制御部と、超音波の
伝播時間を測定するタイマと、前記タイマーから得たデ
ータをもとに流速を演算によって求める演算部を有し、
前記ゲインコントロールアンプの増幅率が制御部からの
最小変化信号に対して常数が1より大きい指数関数的に
変化するようになっている。このため増幅率の大きい時
と小さいときの増幅率の変化率が一定となり、より幅広
い範囲の受信信号に対して安定に受信検知をすることが
でき、安定した流速の測定が可能である。
【0064】(2)制御部がレベル検知回路の出力に応
じて、ゲインコントロールアンプの増幅率とタイミング
判定回路の判定レベルとレベル検知回路の検知レベルを
コントロールし受信波形の同一タイミングで受信を判定
する。よって、前記タイミング判定回路は前記制御部か
らの信号によって判定レベルをわずかに大きくあるいは
小さく変更するので、前記ゲインコントロールアンプの
増幅率をわずかに大きくあるいは小さくした場合と同じ
効果が得られる。このため、増幅率を設定している抵抗
の精度から決まる分解能よりも大きい分解能を得る。し
たがって同じ増幅率の変化幅で大きな増幅率変更範囲を
得、より広い範囲の流速の測定が可能である。
【0065】(3)送信回路に出力調整回路を設け、レ
ベル検知回路の出力を受けた制御部によって受信出力が
ほぼ一定となるように送信出力とゲインコントロールア
ンプのゲインをコントロールする。制御部は受信信号の
レベルが変動した場合、前記ゲインコントロールアンプ
の増幅率によって補正を行うが、前記ゲインコントロー
ルアンプので補正できる範囲以外の信号が入ってきた場
合、前記送信回路の出力を増減させて前記ゲインコント
ロールアンプの出力をほぼ一定にコントロールする。
【0066】このため、前記ゲインコントロールアンプ
のゲイン設定用抵抗の相対精度によって決まる分解能以
上の分解能と受信信号を一定レベルに安定化可能な範囲
を大きく取ることができると同時に、前記送信出力をコ
ントロールしているので、S/Nを大きく取ることが必
要な場合、つまり測定精度を高く取りたいときなど、送
信出力を最大とし、ゲインコントロールアンプの増幅率
を最適な値とすることで対応するので、広い範囲の流速
の測定を精度よく行うことができる。
【0067】(4)ゲインコントロールアンプの増幅率
の最低あるいは最高値を設定する増幅率調節機構を有
し、前記調節機構を測定以前に今後の測定値に最適な値
に調節することによって,前記ゲインコントロールアン
プの増幅率が小さい場合であっても、前記ゲインコント
ロールアンプによって測定範囲中の受信信号のレベルを
一定のレベルに増幅することが可能となるので、被測定
流体の種類、超音波振動子のばらつき、前記ゲインコン
トロールアンプのばらつき等のすべての要因を再調整す
ることができるので、必要以上の設計を行う必要がな
く、簡単な構成で安価な超音波流速計を実現することが
できる。
【0068】(5)増幅率が変わらない範囲で前記レベ
ル検出回路の検出レベルをわずかに大きくあるいは小さ
くし、同様に前記タイミング判定回路の判定レベルも同
様に変化させるように制御する。このため、前記レベル
検出回路の検出レベルとゲ前記ゲインコントロールアン
プの出力信号のピーク値は離れるため、ハンチングは収
まる。そして、前記タイミング判定回路はタイミング判
定レベルも同時に変化させているので、レベル変更前と
同じタイミングで判定を行うことができる。ハンチング
によって増幅率が頻繁に変わることによって起こる回路
動作の不安定要因、たとえば電源電圧や基準電圧の変動
であるとか、消費電流の増大、測定時間の増大などを防
ぐことができる。
【0069】(6)またレベル検知回路が2つの比較器
からなり、前記2つの比較器のうち第1の比較器の基準
電圧をV1、第2の比較器の基準電圧をV2とし、V1
>V2の関係とする。ゲインコントロールアンプの出力
ピークがV1以上になった場合前記第1の比較器が反転
しこの信号を受けた制御部は前記ゲインコントロールア
ンプの増幅率を小さく設定する。また、前記ゲインコン
トロールアンプの出力がV2より小さくなった場合前記
第2の比較器は受信信号があっても反転しないのでこの
場合前記制御部は前記ゲインコントロールアンプの増幅
率を大きく再設定する。その結果前記ゲインコントロー
ルアンプの出力信号のピークはV1〜V2の間となるよ
うに制御される。この方法によると簡単な構成で、設定
電圧の範囲に前記ゲインコントロールアンプの出力信号
を調節することがき、設定電圧の範囲に入っていれば、
頻繁に増幅率を制御する必要がないため消費電力を少な
くすることができる。
【0070】(7)またレべル検知回路が、比較器と、
前記比較器の出力が反転している時間を測定する第2の
タイマからなり、制御部は前記第2のタイマによる測定
時間が一定となるようにゲインコントロールアンプの増
幅率を制御する、ここで、レベル検知回路の入力信号は
サイン波であるので、一定レベルを超える時間は振幅が
大きいほど長くなるという一定の関係がある。たとえ
ば、前記ゲインコントロールアンプの出力電圧のピーク
値が大きくなると、前記第2のタイマの測定時間は長く
なり、この情報を受けた制御部は前記ゲインコントロー
ルアンプの増幅率を小さく再設定する。ゲインコントロ
ールアンプの出力電圧のピーク値が小さくなった場合で
はこの反対の動作を行い、その結果前記ゲインコントロ
ールアンプの出力電圧のピークは一定に保たれる。この
方法ではゲインコントロールアンプの出力電圧のピーク
値をリニアに検出することが出来るので、より細かい増
幅率の制御を行う事が出来、精度の良い測定を行うこと
ができる。
【0071】(8)レベル検知回路が、第1の比較器
と、入力信号の中心値に比較基準信号をもつ第2の比較
器と、前記第1の比較器が反転してから前記第2の比較
器が反転するまでの時間を測定する第2のタイマを有
し、ゲインコントロールアンプの出力信号のピークが大
きくなると、前記第1の比較器が反転するタイミングが
早くなる。また前記第2の比較基準電圧は入力信号の中
心点であるので、前記第2の比較器の反転するタイミン
グは変わらない。よって、前記第2のタイマの測定時間
は長くなる。制御部では前記第2タイマの測定時間が長
くなると、前記ゲインコントロールアンプの増幅率を前
記第2のタイマの測定時間が設定値となるまで小さくす
る。ゲインコントロールアンプの出力電圧のピーク値が
小さくなった場合ではこの反対の動作を行い、その結果
前記ゲインコントロールアンプの出力電圧はほぼ一定に
保たれる。そのため簡単な構成で安定した流量計を実現
できる。
【0072】(9)レベル検知回路が、それぞれV1>
V2>V3、V1−V2≒V2−V3の関係となる基準
電圧を持つ第1、第2、第3の比較器と、前記第1の比
較器が反転してから前記第2の比較器が反転するまでの
時間を測定する第2のタイマと、前記第2の比較器が反
転してから前記第3の比較器が反転するまでの時間を測
定する第3のタイマを有する。そして、前記第1、前記
第2の比較器が受信波の同じ山で反転した場合前記第2
のタイマの測定時間は、そうでない時と比較して短い。
同様に前記第3のタイマの測定時間から前記第2の比較
器と前記第3の比較器が反転するタイミングが、受信波
の同じ山かそうでないかを制御部は時間をあらかじめ入
力した設定値と比較し検知する事が出来る。この結果に
よって、前記第2、第3のタイマの計測時間が時間が設
定時間以下となるようにゲインコントロールアンプの増
幅率を制御することによって、ゲインコントロールアン
プの出力電圧のピークをほぼ一定とする事が出来、安定
した流量計を簡単な構成で実現できる。
【0073】(10)また制御部からゲインコントロー
ルアンプへの信号線の途中にUP・DOWNを設け、前
記制御部から前記ゲインコントロールを行う。そして、
前記カウンタの電源は常に通電されているので、制御部
の電源が切れてもゲイン設定のデータは失われることが
なく、制御部の電源を切るごとに毎回ゲイン調節をする
必要がない。また、前記カウンタのカウントを変化させ
ることによってゲインコントロールを行うので、前記ゲ
インコントロールアンプの制御線が何本必要であって
も、前記カウンタのビット数を増やすだけで対応でき、
前記制御部から前記カウンタへゲインコントロールのた
めのの信号線の数は1本となるので、構造を簡略化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の超音波流速計全体のブロッ
ク図
【図2】同流速計のゲインコントロールアンプの特性を
示す図
【図3】本発明の実施例2の超音波流速計全体のブロッ
ク図
【図4】同流速計のタイミング判定レベルと信号を示す
【図5】本発明の実施例3の超音波流速計全体のブロッ
ク図
【図6】同流速計のゲイン設定とゲインコントロールア
ンプの出力信号を示す図
【図7】本発明の実施例4の超音波流速計全体のブロッ
ク図
【図8】本発明の実施例5の超音波流速計全体のブロッ
ク図
【図9】同流速計の各部信号レベルとゲインコントロー
ルアンプの出力信号を示す図
【図10】本発明の実施例6の超音波流速計のレベル検
地回路の図
【図11】本発明の実施例7の超音波流速計のレベル検
地回路の図
【図12】同流速計の各部信号とゲインコントロールア
ンプの出力信号を示す図
【図13】同流速計のゲインコントロールアンプの出力
信号と測定時間の関係を示す図
【図14】本発明の実施例8の超音波流速計全体のブロ
ック図
【図15】同流速計の各部信号とゲインコントロールア
ンプの出力信号を示す図
【図16】本発明の実施例9の超音波流速計全体のブロ
ック図
【図17】同流速計の各部信号とゲインコントロールア
ンプの出力信号を示す図
【図18】同流速計の各部信号とゲインコントロールア
ンプの出力信号を示す図
【図19】同流速計の各部信号とゲインコントロールア
ンプの出力信号を示す図
【図20】本発明の実施例10の超音波流速計全体のブ
ロック図
【図21】従来の超音波流速計の全体のブロック図
【図22】同流速計の受信信号とその包絡線を示す図
【図23】同流速計のゲインコントロールアンプの出力
信号とタイミング判定レベルを示す図
【符号の説明】
10、11 2つの超音波振動子 12 送信回路 13 ゲインコントロールアンプ 14 タイミング判定回路 15 レベル検知回路 16 タイマ 17 制御部 18 演算部 19 出力調整回路 20 増幅率調節機構 21 ハンチング検知回路 22 第1の比較器 23 第2の比較器 24 比較器 25 第2のタイマ 26 第1の比較器 27 第2の比較器 28 第2のタイマ 29 第1の比較器 30 第2の比較器 31 第3の比較器 32 第2のタイマ 33 第3のタイマ 34 アップダウンカウンタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定流体中に配置され超音波を送受信す
    る2つの超音波振動子と、一方の超音波振動子を駆動す
    る送信回路と、他方の超音波振動子で受信した受信信号
    を設定された増幅率で増幅するゲインコントロールアン
    プと、前記ゲインコントロールアンプの出力から受信タ
    イミングの判定を行うタイミング判定回路と、前記ゲイ
    ンコントロールアンプの出力の振幅の大きさに対応した
    信号出力を行うレベル検知回路と、前記レベル検知回路
    の出力を受け前記ゲインコントロールアンプの出力をほ
    ぼ一定に制御する制御部と、超音波の伝播時間を測定す
    るタイマと、前記タイマから得たデータをもとに流速を
    演算によって求める演算部を有し、前記ゲインコントロ
    ールアンプのゲインが前記制御部からの信号に対し乗数
    が1より大きい指数関数的に変化する超音波流速計。
  2. 【請求項2】制御部がレベル検知回路の出力に応じて、
    ゲインコントロールアンプの増幅率とタイミング判定回
    路の判定レベルとレベル検知回路の検知レベルをコント
    ロールし受信波形の同一タイミングで受信を判定する請
    求項1記載の超音波流速計。
  3. 【請求項3】送信回路に出力調整回路を設け、レベル検
    知回路の出力を受けた制御部によって受信出力がほぼ一
    定となるように送信出力とゲインコントロールアンプの
    ゲインをコントロールする請求項1記載の超音波流速
    計。
  4. 【請求項4】ゲインコントロールアンプの増幅率の最低
    あるいは最高値を設定する増幅率調節機構を有した請求
    項1記載の超音波流速計。
  5. 【請求項5】被測定流体中に配置され超音波を送受信す
    る二つの超音波振動子と、一方の超音波振動子を駆動す
    る送信回路と、他方の超音波振動子で受信した受信信号
    を設定された増幅率で増幅するゲインコントロールアン
    プと、前記ゲインコントロールアンプの出力から受信タ
    イミングの判定を行うタイミング判定回路と、前記ゲイ
    ンコントロールアンプの出力の振幅の大きさに対応した
    信号出力を行うレベル検知回路と、前記レベル検知回路
    の出力を受け前記ゲインコントロールアンプの出力をほ
    ぼ一定に制御する制御部と、超音波の伝播時間を測定す
    るタイマと、前記タイマから得たデータをもとに流速を
    演算によって求める演算部を有し、前記制御部出力を監
    視しハンチングを検出するハンチング検知回路を設け、
    前記ハンチング検知回路の出力によってタイミング判定
    回路の判定レベルをコントロールする超音波流速計。
  6. 【請求項6】被測定流体中に配置され超音波を送受信す
    る二つの超音波振動子と、一方の超音波振動子を駆動す
    る送信回路と、他方の超音波振動子で受信した受信信号
    を設定された増幅率で増幅するゲインコントロールアン
    プと、前記ゲインコントロールアンプの出力から受信タ
    イミングの判定を行うタイミング判定回路と、前記ゲイ
    ンコントロールアンプの出力の振幅の大きさに対応した
    信号出力を行うレベル検知回路と、前記レベル検知回路
    の出力を受け前記ゲインコントロールアンプの出力をほ
    ぼ一定に制御する制御部と、超音波の伝播時間を測定す
    るタイマと、前記タイマから得たデータをもとに流速を
    演算によって求める演算部を有し、前記レベル検知回路
    が2つの比較器からなる超音波流速計。
  7. 【請求項7】被測定流体中に配置され超音波を送受信す
    る二つの超音波振動子と、一方の超音波振動子を駆動す
    る送信回路と、他方の超音波振動子で受信した受信信号
    を設定された増幅率で増幅するゲインコントロールアン
    プと、前記ゲインコントロールアンプの出力から受信タ
    イミングの判定を行うタイミング判定回路と、前記ゲイ
    ンコントロールアンプの出力の振幅の大きさに対応した
    信号出力を行うレベル検知回路と、前記レベル検知回路
    の出力を受け前記ゲインコントロールアンプの出力をほ
    ぼ一定に制御する制御部と、超音波の伝播時間を測定す
    るタイマと、前記タイマから得たデータをもとに流速を
    演算によって求める演算部を有し、前記レべル検知回路
    が、比較器と、前記比較器の出力が反転している時間を
    測定する第2のタイマからなる超音波流速計。
  8. 【請求項8】被測定流体中に配置され超音波を送受信す
    る二つの超音波振動子と、一方の超音波振動子を駆動す
    る送信回路と、他方の超音波振動子で受信した受信信号
    を設定された増幅率で増幅するゲインコントロールアン
    プと、前記ゲインコントロールアンプの出力から受信タ
    イミングの判定を行うタイミング判定回路と、前記ゲイ
    ンコントロールアンプの出力の振幅の大きさに対応した
    信号出力を行うレベル検知回路と、前記レベル検知回路
    の出力を受け前記ゲインコントロールアンプの出力をほ
    ぼ一定に制御する制御部と、超音波の伝播時間を測定す
    るタイマと、前記タイマから得たデータをもとに流速を
    演算によって求める演算部を有し、前記レベル検知回路
    が、第1の比較器と、第2の比較器と、前記第1の比較
    器が反転してから前記第2の比較器が反転するまでの時
    間を測定する第2のタイマからなる超音波流速計。
  9. 【請求項9】被測定流体中に配置され超音波を送受信す
    る二つの超音波振動子と、一方の超音波振動子を駆動す
    る送信回路と、他方の超音波振動子で受信した受信信号
    を設定された増幅率で増幅するゲインコントロールアン
    プと、前記ゲインコントロールアンプの出力から受信タ
    イミングの判定を行うタイミング判定回路と、前記ゲイ
    ンコントロールアンプの出力の振幅の大きさに対応した
    信号出力を行うレベル検知回路と、前記レベル検知回路
    の出力を受け前記ゲインコントロールアンプの出力をほ
    ぼ一定に制御する制御部と、超音波の伝播時間を測定す
    るタイマと、前記タイマから得たデータをもとに流速を
    演算によって求める演算部と、前記レベル検知回路が、
    異なる基準電圧をもつ比較器と、それぞれの比較器が反
    転する時間によってレベルを検知する超音波流速計。
  10. 【請求項10】被測定流体中に配置され超音波を送受信
    する二つの超音波振動子と、一方の超音波振動子を駆動
    する送信回路と、他方の超音波振動子で受信した受信信
    号を設定された増幅率で増幅するゲインコントロールア
    ンプと、前記ゲインコントロールアンプの出力から受信
    タイミングの判定を行うタイミング判定回路と、前記ゲ
    インコントロールアンプの出力の振幅の大きさに対応し
    た信号出力を行うレベル検知回路と、前記レベル検知回
    路の出力を受け前記ゲインコントロールアンプの出力を
    ほぼ一定に制御する制御部と、超音波の伝播時間を測定
    するタイマと、前記タイマから得たデータをもとに流速
    を演算によって求める演算部を有し、前記制御部からゲ
    インコントロールアンプへの信号線の途中にカウンタを
    設けた超音波流速計。
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