JP2002362880A - ブーム式クレーンを用いた荷物の地切り方法、および、装置 - Google Patents
ブーム式クレーンを用いた荷物の地切り方法、および、装置Info
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Abstract
れを防止する。 【解決手段】ブーム式クレーンによる荷物12の地切り
を下記の手順で行うようにした荷物の地切り方法、およ
び、下記の手順で荷物の地切りを行うことのできる地切
り装置。 (第1手順)旋回台2の旋回、ブーム3の伸縮ならびに
起伏、および、フック6の巻き上げ巻き下げの各作動を
併用して、地切り対象の荷物12に所要の吊具(玉懸け
用ワイヤーロープ等)11を介して係止したフック6が
ブーム3先端部の鉛直下方に位置し、且つワイヤーロー
プ5ならびに吊具11が弛まないように緊張させる。 (第2手順)次いで、ブーム3を起仰作動させて荷物1
2を地切りさせる。
Description
を用いた荷物の地切り方法、および、地切り装置に関す
るものである。
は、基台1に水平旋回作動自在に取り付けた旋回台2、
旋回台2に起伏作動自在に取り付けた伸縮作動自在なブ
ーム3、旋回台2に取り付けられたウインチ4からのワ
イヤーロープ5を介してブーム3先端部に巻き上げ巻き
下げ作動自在に吊下したフック6とを備えている。旋回
台2の旋回作動、ブーム3の起伏作動、ブーム3の伸縮
作動、および、ウインチ4の巻上巻下作動は、それぞれ
旋回用油圧モータ7、起伏用油圧シリンダ8、伸縮用油
圧シリンダ9、および、ウインチ用油圧モータ10で行
われるようになっている。
シリンダ8、伸縮用油圧シリンダ9、および、ウインチ
用油圧モータ10の作動制御回路を示している。
bからの正方向旋回指令信号7b1および逆方向旋回指
令信号7b2により切り換えられる四方向三位置型の旋
回制御弁7aにより作動制御されるようになっている。
7cは、旋回コントローラ7bに旋回操作信号7c1を
入力する操作入力部である。旋回コントローラ7bは、
操作入力部7cからの旋回操作信号7c1に応じて正方
向旋回指令信号7b1あるいは逆方向旋回指令信号7b
2を出力し、旋回制御弁7aを操作入力部7cの操作に
応答して切換制御するようになっている。
bからの起仰指令信号8b1および倒伏指令信号8b2
により切り換えられる四方向三位置型の起伏制御弁8a
により作動制御されるようになっている。8cは、起伏
コントローラ8bに起伏操作信号8c1を入力する操作
入力部である。起伏コントローラ8bは、操作入力部8
cからの起伏操作信号8c1に応じて起仰指令信号8b
1あるいは倒伏指令信号8b2を出力し、起伏制御弁8
aを操作入力部8cの操作に応答して切換制御するよう
になっている。
bからの伸長指令信号9b1および縮小指令信号9b2
により切り換えられる四方向三位置型の伸縮制御弁9a
により作動制御されるようになっている。9cは、伸縮
コントローラ9bに伸縮操作信号9c1を入力する操作
入力部である。伸縮コントローラ9bは、操作入力部9
cからの伸縮操作信号9c1に応じて伸長指令信号9b
1あるいは縮小指令信号9b2を出力し、伸縮制御弁9
aを操作入力部9cの操作に応答して切換制御するよう
になっている。
ントローラ10bからの巻上指令信号10b1および巻
下指令信号10b2により切り換えられる四方向三位置
型のウインチ制御弁10aにより作動制御されるように
なっている。10cは、ウンイチコントローラ10bに
巻上巻下操作信号10c1を入力する操作入力部であ
る。ウインチコントローラ10bは、操作入力部10c
からの巻上巻下操作信号10c1に応じて巻上指令信号
10b1あるいは巻下指令信号10b2を出力し、ウイ
ンチ制御弁10aを操作入力部10cの操作に応答して
切換制御するようになっている。
クレーン作業は、クレーンオペレータが操作入力部7
c、8c、9c、および、10cを操作して、旋回台2
の旋回作動、ブーム3の起伏作動、ブーム3の伸縮作
動、ウインチ4の巻き上げ巻き下げ作動(フック6の巻
き上げ巻き下げ作動)を併用することで、フック6に吊
具11(玉掛用のワイヤーロープ等…図5参照)を介し
て係止した荷物12を吊り上げて所要の位置へ移動させ
ることで行う。
を備えた車両として示されている。また、図5では、前
記ウインチ4を旋回台2に取り付けられているが、この
ウインチ4は、ブーム3の基端部に配置したものも知ら
れている。
作業時に、地上あるいは構造物に載置された荷物12を
吊上げるいわゆる地切りが行われるのであるが、従来の
地切りは、次の手順で行われたいた。 (第1手順)先ず、旋回台2の旋回、ブーム3の伸縮な
らびに起伏、および、ウインチ4によるフック6の巻き
上げ巻き下げ(ウインチ4の巻き上げ巻き下げ作動)の
各作動を併用して、地切り対象の荷物12に所要の吊具
11を介してフック6を係止すると共に、係止したフッ
ク6がブーム3の先端部の鉛直下方に位置するようにす
る。 (第2手順)次いで、フック6を巻き上げ作動(ウイン
チ4を巻き上げ作動)して荷物12の地切りを行う。
に載置された荷物12をブーム式クレーンで地切りを行
う場合には、荷物12の重量Wが次第にクレーンのブー
ム3により分担保持されていき、このブーム3による荷
物12の分担支持力が荷物12の全重量Wを凌駕したと
きにクレーンにより荷物12が吊上げられて地切りが行
われる。このため、荷物12の地切り時点(ブーム3先
端部に荷物12の全重量Wが作用した時点)では、ブー
ム3には、荷物12の全重量Wに応じた撓みが生じる。
第2手順で行う従来のやり方では、第1手順の終了時点
で、図5に実線で示した状態(荷物12の重量Wを殆ど
支持しないか一部のみを支持した状態にあり、撓みが些
少な状態)にあるブーム3が、第2手順の終了時点すな
わち地切り時点では図4に仮想線で示した状態(図5に
一点鎖線で示した状態)に撓み、この間に、ブーム作業
半径(ブーム起伏支点軸3aとブーム3先端部との間の
水平距離)R0がR1まで増大する。
物12が吊り上げられたときに、荷物12が大きく振れ
て危険であるという問題があった。このときに生じる荷
物の揺動振幅は、ブーム作業半径の増大分(R1−R
0)の倍となる。
先端部に荷物12の全重量Wが作用した時点)でブーム
3に生じる撓みは従来と同様に生じるものの、当該ブー
ム3に生じる撓みによるブーム作業半径の増大をきわめ
て些少なものに抑え、地切りが完了し荷物12が吊り上
げられた時の荷物9の振れを小さくすることのできる新
規なブーム式クレーンにおける荷物の地切り方法、およ
び、装置を提供することにある。
求項1の発明)は、ブーム式クレーンにおける荷物の地
切り方法に関し、下記の手順で荷物を地切りするように
したことを特徴とする。 (第1手順)旋回台2の旋回、ブーム3の伸縮ならびに
起伏、および、フック6の巻き上げ巻き下げの各作動を
併用して、地切り対象の荷物12に所要の吊具(玉懸け
用ワイヤーロープ等)11を介して係止したフック6が
ブーム3先端部の鉛直下方に位置し、且つワイヤーロー
プ5ならびに吊具11が弛まないように緊張させる。 (第2手順)次いで、ブーム3を起仰作動させて荷物を
地切りさせる。
は、ブーム式クレーンの荷物の地切り装置に関するもの
で、当該装置は、ブーム3先端部に作用する下向き負荷
を検出する負荷検出手段、地切指令手段、負荷検出手段
からの負荷信号及び地切指令手段からの地切指令信号を
受け取ってウインチ用油圧モータ10の巻上巻下作動を
制御するウインチ制御弁10aおよび起伏用油圧シリン
ダ8の起伏作動を制御する起伏制御弁8aへ指令信号を
出力する演算処理部とからなり、前記演算処理部は、地
切指令手段からの地切指令信号が入力されると、負荷検
出手段の検出負荷がワイヤーロープ5および吊具11を
弛まないよう緊張させるに足る所定値となるまでの間、
ウインチ制御弁10aに対しウインチ巻上作動を指示す
る巻上指令信号を出力し、先端負荷検出手段の検出負荷
が前記所定値に達すると、起伏制御弁8aに対しブーム
起仰作動を指示する起仰指令信号を出力するよう構成し
てあることを特徴とする。
は、ブーム式クレーンの荷物の地切り装置に関するもの
で、当該装置は、ブーム3先端部に作用する下向き負荷
を検出する負荷検出手段、地切指令手段、負荷検出手段
からの負荷信号及び地切指令手段からの地切指令信号を
受け取ってウインチ用油圧モータ10の巻上巻下作動を
制御するウインチ制御弁10および起伏用油圧シリンダ
8の起伏作動を制御する起伏制御弁8aへ指令信号を出
力する演算処理部とからなり、前記演算処理部は、地切
指令手段からの地切指令信号が入力されると、負荷検出
手段の検出負荷がワイヤーロープ5および吊具11を弛
まないよう緊張させるに足る所定値となるまでの間、ウ
インチ制御弁10aに対しウインチ巻上作動を指示する
巻上指令信号を出力し、負荷検出手段の検出負荷が前記
所定値に達した後は、負荷検出手段の検出負荷が増加し
なくなるまで、起伏制御弁8aに対しブーム起仰作動を
指示する起仰指令信号を出力するよう構成してあること
を特徴とする。
は、上記した第2および第3の発明に係るブーム式クレ
ーンの荷物の地切り装置において、地切指令手段は、地
切モード選択信号を出力する地切モード選択手段と、地
切実行信号を出力する地切実行指示手段とを備えてお
り、前記演算処理部は、地切モード選択手段からの地切
モード選択信号と、地切実行指示手段からの地切実行信
号を受け取ったときに、地切指令手段から地切指令信号
を受け取ったと判断するよう構成してあることを特徴と
する。
は、上記した第4の発明に係るブーム式クレーンの荷物
の地切り装置において、地切指令手段における地切実行
指令手段が、ウインチ制御弁10aの操作入力部10c
がウインチ巻上側に操作されたことを検出して地切実行
指令信号を出力する巻上操作検出手段で構成されている
ことを特徴とする。
は、上記した第4の発明に係るブーム式クレーンの荷物
の地切り装置において、地切指令手段における地切実行
指令手段が、起伏制御弁8aの操作入力部8cがブーム
起仰側に操作されたことを検出して地切実行指令信号を
出力する起仰操作検出手段で構成されていることを特徴
とする。
明)に係るブーム式クレーンの荷物の地切り方法によれ
ば、第1手順で、旋回台2の旋回、ブーム3の伸縮なら
びに起伏、および、フック6の巻き上げ巻き下げの各作
動を併用して、地切り対象の荷物12に所要の吊具(玉
懸け用ワイヤーロープ等)11を介して係止したフック
6がブーム3先端部の鉛直下方に位置し、且つワイヤー
ロープ5ならびに吊具11が弛まないように緊張させ
る。この第1手順の完了時には、フック6は起仰状態に
あるブーム3先端部の鉛直下方に位置しており、且つワ
イヤーロープ5ならびに吊具11は弛むことなく緊張状
態(図5の実線図示の状態)にある。
させて荷物9の地切りを行うのである。この第2手順に
より最終的には、ブーム3の起仰作動に伴うブーム3先
端部の上昇により荷物12は地切りするのであるが、第
2手順開始後(ブーム3の起仰作動開始後)荷物12が
地切りする(持ち上げられる)までの間は、起伏用シリ
ンダ8によりブーム3の基端部の起伏角度が次第に増大
してゆくものの、ブーム3先端部が緊張状態にあるワイ
ヤーロープ5および吊具11を介して地上または構造部
に載置された荷物12によって拘束されているので、ブ
ーム3先端部の高さは殆ど変化しない。このため、ブー
ム3の起仰作動(ブーム3基端部の起仰作動)に応じて
ブーム3の撓みが増大し、この撓みの増大に応じてブー
ム3先端部からワイヤーロープ5ならびに吊具11を介
して荷物12に作用する持ち上げ力が増大する。このよ
うにして増大する持ち上げ力が、荷物12の全自重Wを
凌駕した時点で荷物9が地切りする(持ち上げられ
る)。この地切り時点では、ブーム3は、荷物12の全
重量Wに見合う撓みが生じた状態(図5に二点鎖線で示
した状態)となっている。
ブーム3の有効長さ(ブーム3の起伏支点軸3aとブー
ム3先端部…フック6の吊下ポイント…との間の距離)
のブーム3の撓みによる減少分はきわめて少ない(換言
すれば、この種のクレーンにおいては、最大許容荷重に
係る荷物12を吊上げた場合であっても、ブーム3の有
効長さが大きく変化するほどの撓みを生じないよう製作
されている)のが常である。
り時点においては、ブーム3先端部の高さおよびブーム
3の有効長さは、第1手順の完了時点におけるそれに比
して殆ど変化せず、したがって、地切り時点におけるク
レーンの作業半径(ブーム3の起伏支点軸3aとブーム
3先端部の水平距離)は、第1手順終了時点におけそれR
0とほぼ同一の値となっている。
に係るブーム式クレーンの荷物の地切り方法によれば、
荷物12の地切りが完了し荷物12が吊り上げられたと
きに、荷物12が大きく振れるという問題は解消される
のである。
係るブーム式クレーンの荷物の地切り装置は、第1の発
明に係るブーム式クレーンの荷物の地切り方法における
第1手順の一部および第2手順を自動的に実施するため
の装置に関するものである。
項2の発明)に係るブーム式クレーンの荷物の地切り装
置は、上記第1手順のうち、ワイヤーロープ5ならびに
吊具11が弛まないように緊張させるためのウインチ4
の巻き上げ作動を自動的に行うことができ、且つ、この
ウインチ3の巻き上げ作動の完了に続けて、第2手順た
るブーム3の起仰作動を自動的に行うことができるもの
である。
クレーンを用いた荷物の地切り装置は、上述した構成を
持つものであるから、クレーンオペレータが、旋回台2
の旋回、ブーム3の伸縮ならびに起伏、および、フック
6の巻き上げ巻き下げの各作動を個別に操作して、地切
り対象の荷物12に所要の吊具11を介して係止したフ
ック6がブーム3先端部の鉛直下方に位置するよう調整
する。その上で、地切り指令手段を操作して当該地切り
指令手段からの地切り指令信号を演算処理部に入力す
る。演算処理部に地切り指令信号が入力されると、演算
処理部は、負荷検出手段から演算処理部に入力される検
出負荷を監視し当該検出負荷の検出値がワイヤーロープ
5および吊具11を弛まないよう緊張させるに足る値と
なるまでの間、ウインチ制御弁10aに対しウインチ4
巻き上げ作動を指示する巻き上げ指令信号を出力する。
ワイヤーロープ5および吊具11が弛まないよう緊張さ
せられ、その後ウインチ4の巻き上げ作動は自動的に停
止する(この状態では、第1の発明における第1手順が
完了した状態となっている。すなわち、地切り対象の荷
物12に所要の吊具11を介して係止したフック6がブ
ーム3先端部の鉛直下方に位置し、且つ、ワイヤーロー
プ5および吊具11が弛まない緊張状態となってい
る)。
御弁8aに対してブーム3起仰作動を指令する起仰指令
信号を出力する。その結果、ブーム3が起仰作動され荷
物12が地切りする。すなわち、第1の発明における第
2手順が実行されるのである。
ム式クレーンを用いた荷物の地切り装置によれば、クレ
ーンオペレータが、旋回台2の旋回、ブーム3の伸縮な
らびに起伏、および、フック6の巻き上げ巻き下げの各
作動を併用して、地切り対象の荷物12に所要の吊具1
1を介して係止したフック6がブーム3先端部の鉛直下
方に位置するよう調整した後、地切指令手段を操作する
のみで、上記した第1の発明に係る荷物の地切り方法が
実行される。このようにして荷物12の地切りが完了し
荷物12が吊り上げられたときに、荷物12が大きく振
れるという問題が解消される点は、上記第1の発明と同
様である。
係るブーム式クレーンの荷物の地切り装置は、上記第2
の発明(請求項2の発明)と同様、第1の発明に係るブ
ーム式クレーンの荷物の地切り方法における第1手順の
一部および第2手順を自動的に実施するための装置に関
するものである。
に係る地切り装置では、第2手順でのブーム3の起仰作
動が、荷物12が地切り後も引き続き行われる。このた
め、荷物12が地切りした後にクレーンオペレータが地
切指令手段を操作して当該地切指令手段からの地切指令
信号の出力を停止させ、地切り後のブーム3の起仰作動
を停止させる必要がある。
り装置では、演算処理部から起伏制御弁8aに対して出
力されるブーム起仰作動を指示する起仰指令信号が、負
荷検出手段の検出負荷が増加しなくなると停止するよう
になっている。すなわち、荷物12の地切りが完了する
と(荷物12が持ち上げられると)、ブーム3が起仰作
動してもブーム3先端部に作用する下向き負荷を検出す
る負荷検出手段の検出負荷が増加しなくなるので、荷物
12の地切りの完了を負荷検出手段の検出負荷の非増加
を介して検知して、第2手順におけるブーム3の起仰作
動を停止させるようになっている。
の発明)に係る地切り装置は、第2手順でのブーム3の
起仰作動が、荷物12が地切りした後に自動的に停止す
るので使い勝手が良い。
は、上記した第2の発明(請求項2の発明)および第3
の発明(請求項3の発明)に係る地切り装置における、
地切指令手段を、地切りモード選択手段と地切実行指令
手段で構成すると共に、演算処理部は、地切モード選択
手段から地切モード選択信号と、地切実行指令手段から
の地切実行指令信号を受け取ったときに、地切指令手段
からの地切指令信号を受け取ったと判断して、所定の演
算処理を行うようように構成したものである。
は、第4の発明(請求項4の発明)で地切りモード選択
手段と地切実行指令手段で構成した地切指令手段の、地
切実行指令手段を、ウインチ制御弁10aの操作入力部
10cがウインチ巻上側に操作されたことを検出して地
切実行指令信号を出力する巻上操作検出手段で構成した
ものである。
の発明)は、地切りモード選択手段で地切りモードを選
択した上で、ウインチ制御弁10aの操作入力10cを
ウインチ巻き上げ側に操作することで、先ず上記第1手
順の一部(ワイヤーロープ5および吊具11が弛まない
よう緊張させるためのウインチ4の巻き上げ作動)が実
行され、次いで上記第2手順が実行されるのである。
される第1手順の一部が、ウインチ4の巻き上げ作動で
あるから、地切実行指令信号をウインチの操作入力部1
0cのウインチ巻き上げ側操作に関連して出力するよう
にした第5の発明(請求項5の発明)は、違和感なく荷
物12の地切りの開始を指令できるのである。
は、第4の発明(請求項4の発明)で地切りモード選択
手段と地切実行指令手段で構成した地切指令手段の、地
切実行指令手段を、起伏制御弁8aの操作入力部8cが
ブーム起仰側に操作されたことを検出して地切実行指令
信号を出力する起仰操作検出手段で構成したものであ
る。
の発明)は、地切りモード選択手段で地切りモードを選
択した上で、起伏制御弁8aの操作入力部8cをブーム
起仰側に操作することで、先ず上記第1手順の一部(ワ
イヤーロープ5および吊具11が弛まないよう緊張させ
るためのウインチ4の巻き上げ作動)が実行され、次い
で上記第2手順が実行されるのである。
12の地切りが、主としてブーム3の起仰作動により行
われるものであるから、地切実行指令信号を起伏操作部
8cのブーム起仰側への操作に関連して出力するように
した第6の発明(請求項6の発明)は、地切り実行過程
を違和感なく実行できるものである。
いて説明する。本発明のブーム式クレーンによる荷物の
地切り方法、および、装置の適用対象たるブーム式クレ
ーンは、図5および図6に示し上述したようなブーム式
クレーン、すなわち、基台1に旋回用油圧モータ7によ
り水平旋回作動自在に取り付けた旋回台2、旋回台2に
起伏用油圧シリンダ8により起伏作動自在に取り付けら
れ伸縮用油圧シリンダ9により伸縮作動自在なブーム
3、および、旋回台2またはブーム3の基端部に取り付
けられてウインチ用油圧モータ10により巻上巻下作動
自在なウインチ4からのワイヤーロープ5を介してブー
ム3の先端部に巻上巻下作動自在に吊下したフック6と
を備えたブーム式クレーンである。したがって、発明実
施の形態を説明するにあたり、図5および図6に示し上
述したブーム式クレーンの構成および符号はそのまま援
用するものとする。
係るブーム式クレーンの荷物の地切り方法については、
上述の(課題を解決するための手段)および(作用およ
び効果)の欄における該当個所で説明しているので、こ
こでの説明は省略する。
6の発明(請求項2〜6の発明)に係るブーム式クレー
ンの荷物の地切り装置について図1〜図4に基づいて説
明することにする。
作動制御回路に、本発明に係るブーム式クレーンにおけ
る荷物の地切り装置を付加したものである。図1におい
て、13は、地切り装置であり、この地切り装置13
は、ブーム3先端部に作用する下向き負荷を検出する負
荷検出手段14、地切指令手段15、負荷検出手段14
からの負荷信号14a及び地切指令手段15からの地切
指令信号15aを受け取ってウインチ用油圧モータ10
の巻上巻下作動を制御するウインチ制御弁10a、およ
び、起伏用油圧シリンダ8の起伏作動を制御する起伏制
御弁8aへ指令信号を出力する演算処理部16とで構成
している。
ム式クレーンの荷物の地切り装置、および、第3の発明
(請求項3の発明)に係るブーム式クレーンの荷物の地
切り装置は、このような構成を持っている。
係るブーム式クレーンの荷物の地切り装置における上記
演算処理部16は、地切指令手段15からの地切指令信
号15aが入力されると、負荷検出手段14の検出負荷
14aがワイヤーロープ5および吊具7を弛まないよう
緊張させるに足る所定値となるまでの間、ウインチ制御
弁10aに対しウインチ巻上作動を指示する巻上指令信
号10b1を出力し、負荷検出手段14の検出負荷14
aが前記所定値に達すると、起伏制御弁8aに対しブー
ム3起仰作動を指示する起仰指令信号8b1を出力する
よう構成している。
ーム式クレーンを用いた荷物の地切り装置は、クレーン
オペレータが、旋回台2の旋回、ブーム3の伸縮ならび
に起伏、および、フック6の巻き上げ巻き下げの各作動
を個別に操作して、地切り対象の荷物12に所要の吊具
11を介して係止したフック6がブーム3先端部の鉛直
下方に位置するよう調整する。その上で、地切り指令手
段15を操作して当該地切り指令手段15からの地切り
指令信号15aを演算処理部16に入力する。演算処理
部16に地切り指令信号15aが入力されると、演算処
理部16は、負荷検出手段14から演算処理部16に入
力される検出負荷14aを監視し当該検出負荷14aの
検出値がワイヤーロープ5および吊具11を弛まないよ
う緊張させるに足る値となるまでの間、ウインチ制御弁
10aに対しウインチ4巻き上げ作動を指示する巻き上
げ指令信号10b1を出力する。
ワイヤーロープ5および吊具11が弛まないよう緊張さ
せられ、その後ウインチ4の巻き上げ作動は自動的に停
止する(この状態では、第1の発明における第1手順が
完了した状態となっている。すなわち、地切り対象の荷
物12に所要の吊具11を介して係止したフック6がブ
ーム3先端部の鉛直下方に位置し、且つ、ワイヤーロー
プ5および吊具11が弛まない緊張状態となってい
る)。
御弁8aに対してブーム3起仰作動を指令する起仰指令
信号8b1を出力する。その結果、ブーム3が起仰作動
され荷物12が地切りする。すなわち、第1の発明にお
ける第2手順が実行されるのである。
ム式クレーンを用いた荷物の地切り装置によれば、クレ
ーンオペレータが、旋回台2の旋回、ブーム3の伸縮な
らびに起伏、および、フック6の巻き上げ巻き下げの各
作動を併用して、地切り対象の荷物9に所要の吊具8を
介して係止したフック6がブーム3先端部の鉛直下方に
位置するよう調整した後、地切指令手段を操作するのみ
で、上記した第1の発明に係る荷物の地切り方法が実行
される。このようにして荷物12の地切りが完了し荷物
12が吊り上げられたときに、荷物12が大きく振れる
という問題が解消される点は、上記第1の発明と同様で
ある。
るブーム式クレーンの荷物の地切り装置における上記演
算処理部16は、地切指令手段15からの地切指令信号
15aが入力されると、負荷検出手段14の検出負荷1
4aがワイヤーロープ5および吊具11を弛まないよう
緊張させるに足る所定値となるまでの間、ウインチ制御
弁8aに対しウインチ4巻上作動を指示する巻上指令信
号10b1を出力し、負荷検出手段14の検出負荷14
aが前記所定値に達した後は、負荷検出手段14の検出
負荷14aが増加しなくなるまで、起伏制御弁8aに対
しブーム起仰作動を指示する起仰指令信号8b1を出力
するよう構成している。
地切り装置では、演算処理部16から起伏制御弁8aに
対して出力されるブーム起仰作動を指示する起仰指令信
号8b1が、負荷検出手段14の検出負荷14aが増加
しなくなると停止するようになっている。すなわち、荷
物12の地切りが完了すると(荷物12が持ち上げられ
ると)、ブーム3が起仰作動してもブーム3先端部に作
用する下向き負荷を検出する負荷検出手段14の検出負
荷14aが増加しなくなるので、荷物12の地切りの完
了を負荷検出手段14の検出負荷14aの非増加を介し
て検知して、第2手順におけるブーム3の起仰作動を自
動停止させるようになっている。
の発明)に係る地切り装置は、上記した第2の発明(請
求項2の発明)と同様、クレーンオペレータが、旋回台
2の旋回、ブーム3の伸縮ならびに起伏、および、フッ
ク6の巻き上げ巻き下げの各作動を併用して、地切り対
象の荷物9に所要の吊具8を介して係止したフック6が
ブーム3先端部の鉛直下方に位置するよう調整した後、
地切指令手段を操作するのみで、上記した第1の発明に
係る荷物の地切り方法が実行され、地切り完了時の荷物
12が大きく振れるという問題が解消される。但し、こ
の第3の発明(請求項3の発明)に係る地切り装置によ
れば、地切り完了時点で、第2手順に係るブーム3の起
仰作動が自動的に停止するので使い勝手が良い。なお、
第2の発明(請求項2の発明)について付言すると、地
切り装置13における演算処理部16にブーム3の起伏
角度検出器(図示せず)からのブーム3起伏角度信号を
取りこみ、演算処理部16は、第2手順開始時のブーム
3起伏角度が所定量だけ増加した時に第2手順(ブーム
3起仰作動)を実行させるために演算処理部16からの
起仰指令信号18b1の出力を停止させるようにしても
良い。この場合の所定量は、荷物12を地切りさせるに
足る必要最小限度のブーム3起仰角度に設定しておくと
良い。
係る地切り装置の説明図であり、上記した図1に示した
地切り装置13に比して、その地切り指令手段15の構
成が異なっている。すなわち、図4に示すように、地切
り指令手段15は、地切りモード選択手段17と地切実
行指令手段18で構成しており、演算処理部16は、地
切モード選択手段17から地切モード選択信号17a
と、地切実行指令手段18からの地切実行指令信号18
aを受け取ったときに、地切指令手段15からの地切指
令信号15aを受け取ったと判断して、所定の演算処理
を行うようように構成している。
の発明)に係る地切り装置は、地切りモード選択手段1
7を操作し、当該地切りモード選択手段17から地切り
モード信号17aを演算処理部16に入力すると共に、
地切り実行指令手段18を操作して当該地切実行指令手
段18から地切り実行指令信号18aを演算処理部16
に入力することで、上記第2および第3の発明(請求項
2および請求項3の発明)と同様にして荷物12の地切
りが実行されるのである。
(請求項4の発明)の発展例としての第5の発明(請求
項5の発明)説明図である。この第5の発明(請求項5
の発明)の地切り装置は、図2に示し上述した第4の発
明(請求項4の発明)における地切り実行指令手段18
を、特に、ウインチ制御弁10aの操作入力部10cが
ウインチ巻上側に操作されたことを検出して地切実行指
令信号18aを出力する巻上操作検出手段で構成したも
のである。
の発明)は、地切りモード選択手段17で地切りモード
を選択した上で、ウインチ制御弁10aの操作入力10
cをウインチ巻き上げ側に操作することで、先ず上記第
1手順の一部(ワイヤーロープ5および吊具11が弛ま
ないよう緊張させるためのウインチ4の巻き上げ作動)
が実行され、次いで上記第2手順が実行されるのであ
る。
される第1手順の一部が、ウインチ4の巻き上げ作動で
あるから、地切実行指令信号18aをウインチの操作入
力部10cのウインチ巻き上げ側操作に関連して出力す
るようにした第5の発明(請求項5の発明)は、違和感
なく荷物12の地切りの開始を指令できるのである。
(請求項4の発明)の発展例としての第6の発明(請求
項6の発明)説明図である。この第6の発明(請求項6
の発明)の地切り装置は、図2に示し上述した第4の発
明(請求項4の発明)における地切り実行指令手段18
を、特に、起伏制御弁8aの操作入力部8cがブーム3
起仰側に操作されたことを検出して地切実行指令信号1
8aを出力する起仰操作検出手段で構成したものであ
る。
の発明)は、地切りモード選択手段17で地切りモード
を選択した上で、起伏制御弁8aの操作入力8cをブー
ム3起仰側に操作することで、先ず上記第1手順の一部
(ワイヤーロープ5および吊具11が弛まないよう緊張
させるためのウインチ4の巻き上げ作動)が実行され、
次いで上記第2手順が実行されるのである。
12の地切りが、主としてブーム3の起仰作動により行
われるものであるから、地切実行指令信号18aを起伏
制御弁8aの操作入力部8cのブーム3起仰側への操作
に関連して出力するようにした第6の発明(請求項6の
発明)は、地切り実行過程を違和感なく実行できるもの
である。
発明)における地切り装置において、第2手順のブーム
3起仰作動が実行されている途中に、ブーム3に作用す
る負荷がブーム式クレーンの許容荷重を超えるような事
態に至ることがある。このような場合に、第2手順を続
行するとブーム式クレーンが転倒あるいは破損すること
になる。このような事態を回避するためには、第2〜第
6の発明(請求項2〜6の発明)における地切り装置1
3の演算処理部16に、この種のブーム式クレーンに装
備されている過負荷防止装置からの過負荷信号を入力
し、この過負荷信号が入力されると当該地切り装置によ
る第2手順(ブーム3の起仰作動)を中止するようにす
れば良い。
ーム3の起仰作動)の実行時に生じるブーム3の撓み
(この撓みはブーム3による荷物12の分担重量の増加
に対応して増加する)による作業半径の増加分と、第2
手順の実行時に生じるブーム起伏角度の増加に伴う作業
半径の減少分が、ほぼ相殺されることに着目してなした
ものである。しかし実際には僅かだが、ワイヤーロープ
5は引っ張り力に応じて伸び変形する。第2手順の実行
過程で発生するワイヤーロープ5の伸び変形は、第2手
順でのブーム3の所要起仰角度が大きくなるよう作用す
る。換言すれば、第2手順終了時(荷物12が地切りし
た時)の作業半径が減少するように作用する。しかしな
がら、通常のブーム式クレーンでは、このワイヤーロー
プ5の伸び変形があっても、当該の伸び変形による作業
半径の減少分は些少であり、特に問題にする必要はな
い。但し、ワイヤーロープ5の伸び変形が大きく大きい
ブーム式クレーンに、本発明の第2〜第6の発明(請求
項2〜6の発明)に係る地切り装置を適用する際には、
第2手順実行時に、演算処理部16において、ワイヤー
ロープ5の伸び変形(量)を負荷検出手段14の検出に
係る負荷信号14aの関数として算出すると共に当該算
出に係る伸び変形(量)をウインチ4の巻き上げ作動で
解消するための巻上指令信号を生成し、この巻上指令信
号でウインチ制御弁10aを制御するようにしても良
い。
び請求項3の発明)に係るブーム式クレーンにおける荷
物の地切り装置の説明図である。
ブーム式クレーンにおける荷物の地切り装置の説明図で
ある。
ブーム式クレーンにおける荷物の地切り装置の説明図で
ある。
ブーム式クレーンにおける荷物の地切り装置の説明図で
ある。
処たるブーム式クレーンのクレーン作業状態側面図であ
る。
の説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】基台1に旋回用油圧モータ7により水平旋
回作動自在に取り付けた旋回台2、旋回台2に起伏用油
圧シリンダ8により起伏作動自在に取り付けられ伸縮用
油圧シリンダ9により伸縮作動自在なブーム3、およ
び、旋回台2またはブーム3の基端部に取り付けられて
ウインチ用油圧モータ10により巻上巻下作動自在なウ
インチ4からのワイヤーロープ5を介してブーム3の先
端部に巻上巻下作動自在に吊下したフック6とを備えて
なるブーム式クレーンによる荷物の鉛直地切り方法であ
って、下記の手順で荷物を鉛直に地切りするようにした
ことを特徴とするブーム式クレーンによる荷物の地切り
方法。 (第1手順)旋回台2の旋回、ブーム3の伸縮ならびに
起伏、および、フック6の巻き上げ巻き下げの各作動を
併用して、地切り対象の荷物12に所要の吊具(玉懸け
用ワイヤーロープ等)11を介して係止したフック6が
ブーム3先端部の鉛直下方に位置し、且つワイヤーロー
プ5ならびに吊具11が弛まないように緊張させる。 (第2手順)次いで、ブーム3を起仰作動させて荷物1
2を地切りさせる。 - 【請求項2】基台1に旋回用油圧モータ7により水平旋
回作動自在に取り付けた旋回台2、旋回台2に起伏用油
圧シリンダ8により起伏作動自在に取り付けられ伸縮用
油圧シリンダ9により伸縮作動自在なブーム3、およ
び、旋回台2またはブーム3の基端部に取り付けられて
ウインチ用油圧モータ10により巻上巻下作動自在なウ
インチ4からのワイヤーロープ5を介してブーム3の先
端部に巻上巻下作動自在に吊下したフック6とを備えて
なるブーム式クレーンによる荷物の地切り装置であっ
て、ブーム3先端部に作用する下向き負荷を検出する負
荷検出手段14、地切指令手段15、負荷検出手段14
からの負荷信号14a及び地切指令手段15からの地切
指令信号15aを受け取ってウインチ用油圧モータ10
の巻上巻下作動を制御するウインチ制御弁10aおよび
起伏用油圧シリンダ8の起伏作動を制御する起伏制御弁
8aへ指令信号を出力する演算処理部16とからなり、
前記演算処理部16は、地切指令手段15からの地切指
令信号15aが入力されると、負荷検出手段14の検出
負荷14aがワイヤーロープ5および吊具7を弛まない
よう緊張させるに足る所定値となるまでの間、ウインチ
制御弁10aに対しウインチ巻上作動を指示する巻上指
令信号10b1を出力し、負荷検出手段14の検出負荷
14aが前記所定値に達すると、起伏制御弁8aに対し
ブーム3起仰作動を指示する起仰指令信号8b1を出力
するよう構成してあることを特徴とするブーム式クレー
ンによる荷物の地切り装置。 - 【請求項3】基台1に旋回用油圧モータ7により水平旋
回作動自在に取り付けた旋回台2、旋回台2に起伏用油
圧シリンダ8により起伏作動自在に取り付けられ伸縮用
油圧シリンダ9により伸縮作動自在なブーム3、およ
び、旋回台2またはブーム3の基端部に取り付けられて
ウインチ用油圧モータ10により巻上巻下作動自在なウ
インチ4からのワイヤーロープ5を介してブーム3の先
端部に巻上巻下作動自在に吊下したフック6とを備えて
なるブーム式クレーンによる荷物の地切り装置であっ
て、ブーム3先端部に作用する下向き負荷を検出する負
荷検出手段14、地切指令手段15、負荷検出手段14
からの負荷信号14a及び地切指令手段15からの地切
指令信号15aを受け取ってウインチ用油圧モータ10
の巻上巻下作動を制御するウインチ制御弁10aおよび
起伏用油圧シリンダ8の起伏作動を制御する起伏制御弁
8aへ指令信号を出力する演算処理部16とからなり、
前記演算処理部16は、地切指令手段15からの地切指
令信号15aが入力されると、負荷検出手段14の検出
負荷14aがワイヤーロープ5および吊具11を弛まな
いよう緊張させるに足る所定値となるまでの間、ウイン
チ制御弁8aに対しウインチ4巻上作動を指示する巻上
指令信号10b1を出力し、負荷検出手段14の検出負
荷14aが前記所定値に達した後は、負荷検出手段14
の検出負荷14aが増加しなくなるまで、起伏制御弁8
aに対しブーム起仰作動を指示する起仰指令信号8b1
を出力するよう構成してあることを特徴とするブーム式
クレーンによる荷物の地切り装置。 - 【請求項4】地切指令手段15は、地切モード選択信号
17aを出力する地切モード選択手段17と、地切実行
信号18aを出力する地切実行指示手段18とを備えて
おり、前記演算処理部16は、地切モード選択手段17
からの地切モード選択信号17aと、地切実行指示手段
18からの地切実行信号18aを受け取ったときに、地
切指令手段15から地切指令信号15aを受け取ったと
判断するよう構成してあることを特徴とする請求項2お
よび3記載のブーム式クレーンによる荷物の地切り装
置。 - 【請求項5】地切指令手段15における地切実行指令手
段18が、ウインチ制御弁10aの操作入力部10cが
ウインチ巻上側に操作されたことを検出して地切実行指
令信号18aを出力する巻上操作検出手段で構成されて
いることを特徴とする請求項4記載のクレーンにおける
荷物の地切り装置。 - 【請求項6】地切指令手段15における地切実行指令手
段18が、起伏制御弁8aの操作入力部8cがブーム起
仰側に操作されたことを検出して地切実行指令信号18
aを出力する起仰操作検出手段18で構成されているこ
とを特徴とする請求項4記載のクレーンにおける荷物の
地切り装置。
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