JP2002360174A - グミキャンディの製造方法 - Google Patents

グミキャンディの製造方法

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JP2002360174A
JP2002360174A JP2001172157A JP2001172157A JP2002360174A JP 2002360174 A JP2002360174 A JP 2002360174A JP 2001172157 A JP2001172157 A JP 2001172157A JP 2001172157 A JP2001172157 A JP 2001172157A JP 2002360174 A JP2002360174 A JP 2002360174A
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gummy candy
temperature
sugar
drying
candy
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JP2001172157A
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Toshio Sugihara
敏雄 杉原
Hiroyoshi Sasaki
広愛 佐々木
Yutaka Sugiyama
豊 杉山
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SUGIMOTOYA SEIKA KK
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SUGIMOTOYA SEIKA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のグミキャンディは、37〜38℃以上の
高温で溶けて形状維持ができない。このため、細長い棒
状グミキャンディの成型しは不向きであった。本発明
は、従来よりも更に高い40℃を越える温度雰囲気にお
いても溶けずに所期の形状維持ができるグミキャンディ
を提供するものである。 【解決手段】本発明のグミキャンディの製造方法は、砂
糖を含む糖質と、ゲル化剤としてのゼラチンと、酸味料
等の添加材料に調整水を加えて加熱混合して型に充填し
た後、冷却工程を経て所定形状のグミキャンディを製造
する方法において、前記冷却工程の後に高温乾燥工程を
経た後、冷却工程を行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性グミキャン
ディの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の製造工程を示す。図4に示
す製造工程は、グミキャンディの仕込量が約1トンのグ
ミキャンディを製造する場合を示している。この場合、
グミキャンディの原料としては、水飴、グラニュー糖、
ソルビトール等の糖質にゲル化剤としてのペクチンとゼ
ラチンを加え、更にこれに酸味料、香料、色素等の添加
材料を適量加えて混合する。この様な混合工程50は、
各材料の良好な混合を得るために、これらの各材料に適
量の調整水を加えた状態において、所定の温度に加熱し
た釜の中で行われる。この加熱混合50の後、必要に応
じて脱泡のために静置し、所定の形状に成形するために
充填機によって型に充填する充填工程51に移る。この
充填後に前記型内で所定形状に成型するための冷却工程
52に入る。
【0003】この冷却工程52は、低温乾燥室において
略常温の20℃で12時間低温乾燥する。この低温乾燥
室は、除湿機と冷却機によって所定の低湿度と温度に制
御されている。次に、この冷却工程52にて所定形状に
固化したグミキャンディを型から取り出し、艶出しのた
めにグミキャンディの表面にオイルコーティングを行
う、所謂、表面処理工程53を行う。そして、各グミキ
ャンディを包装袋等に包装する包装工程54に移り、所
定の包装された商品が完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のグミ
キャンディは、型に充填したグミキャンディの原料を2
0℃前後の低温度で冷却乾燥している。この方法で製造
されたグミキャンディは37〜38℃以上になる地域や
自動車内、その他の温度が高い雰囲気では、柔らかくな
って表面が溶け出し、べたつくと共に所期の形状維持が
できない問題がある。
【0005】従来のグミキャンディでは、弾力性、噛み
応え、柔らかくても歯切れのよさ等を追求する研究がな
されている。その一つとして、特開平10−25785
4号がある。これにおいては、ペクチンを含有すること
によって、37℃の環境下に長時間放置しても多少の軟
化が見られるものの変形や「なき」はほとんどなく、夏
場等の高温時での適性にも優れている旨の記載がある。
しかし、このようなグミキャンディも、40℃を越える
高温になる地域や雰囲気でも溶けずに所期の形状維持が
できるか否かは、むしろそのことが記載されていないこ
とからすれば困難であろうことが推察される。
【0006】本発明は、このような従来のグミキャンデ
ィは、高温で溶けて形状維持ができなくなることに鑑
み、従来よりも更に高い温度雰囲気においても溶けずに
所期の形状維持ができるグミキャンディを提供するもの
である。その中で、特に40℃を越える高温になる地域
や、自動車内、その他の温度が高い雰囲気においても溶
けずに所期の形状維持ができ、実施した製造方法におい
ては、45℃においても溶けずに所期の形状維持ができ
るグミキャンディを提供することができるものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、砂糖及びその
他の糖分を含む糖質が調整水と共に加熱溶解して濃縮し
ゲル化剤と添加材料を適量含む流動性混合物を、スター
チ型に充填して冷却し、その後に表面処理を行う方法に
おいて、前記冷却後で且つ前記表面処理の前に55℃〜
65℃の温度で高温乾燥することを特徴とする耐熱性グ
ミキャンディの製造方法である。これによって製造され
るグミキャンディは、従来のグミキャンディが37〜3
8℃で溶けていたのに比して、40℃以上の耐熱性を有
し、45℃の高温でも溶けないグミキャンディの製造が
可能であり、棒状のグミキャンディの製造が可能とな
る。
【0008】また本発明は、砂糖及びその他の糖分を含
む糖質が調整水と共に加熱溶解して濃縮しゲル化剤と添
加材料を適量含む流動性混合物を、スターチ型に充填し
て冷却し、前記冷却後に55℃〜65℃の温度で高温乾
燥した後に冷却し表面処理した後、常温と前記高温乾燥
のときの温度との中間の温度による中温度乾燥を行うこ
とを特徴とする耐熱性グミキャンディの製造方法であ
る。従来のグミキャンディが37〜38℃で溶けていた
のに比して、本発明のものは40℃以上の耐熱性を有
し、45℃の高温でも溶けないものが作れると共に、中
温度乾燥工程を行うことにより、高温乾燥のみの場合に
比して、より耐熱性が向上したグミキャンディの製造が
可能となり、形状維持が困難であった細長い棒状グミキ
ャンディの製造も可能となる。
【0009】また、本発明は、製造されたグミキャンデ
ィの糖質に占める砂糖の割合が60%〜77%となるよ
うに配合した砂糖及びその他の糖分を含む糖質を用意
し、この糖質が調整水と共に加熱溶解にて濃縮しゲル化
剤と添加材料を適量含む流動性混合物をつくり、この流
動性混合物をスターチ型に充填して冷却し、前記冷却後
に55℃〜65℃の温度で高温乾燥し、その後に、表面
処理工程を行うことを特徴とする耐熱性グミキャンディ
の製造方法を提供する。これによって、従来のグミキャ
ンディが37〜38℃で溶けていたのに比して、本発明
のものは40℃以上の耐熱性を有し、45℃の高温でも
溶けないものが作れると共に、表面結晶がない状態のグ
ミキャンディができるため、表面結晶によるザラザラし
た食感もなく良質のグミキャンディとなる。
【0010】また、本発明は、製造されたグミキャンデ
ィ全体に占める砂糖分が50%〜60%となるように配
合した砂糖及びその他の糖分を含む糖質を用意し、この
糖質が調整水と共に加熱溶解にて濃縮しゲル化剤と添加
材料を適量含む流動性混合物をつくり、この流動性混合
物を棒状グミキャンディ用スターチ型に充填して冷却
し、前記冷却後に55℃〜65℃の温度で高温乾燥した
後に冷却して棒状グミキャンディとし、このグミキャン
ディの表面に結晶性糖質コーティングによる表面耐熱層
を形成した後、常温と前記高温乾燥のときの温度との中
間の温度による中温度乾燥を行うことを特徴とする耐熱
性棒状グミキャンディの製造方法を提供する。これによ
って、この結晶性糖質コーティング層がグミキャンディ
の表面耐熱層を形成するため、より一層の耐熱効果が得
られる細長い棒状グミキャンディが提供できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。各図は本発明の実施形態を示しており、図
1は本発明に係る耐熱性グミキャンディの製造フロー
図、図2は本発明に係る細長い棒状グミキャンディの製
造フロー図、図3は本発明に係るグミキャンディの原料
配合を示す図である。
【0012】本発明の一つの特徴は、グミキャンディの
原料をスターチ型に充填して冷却し、その後に表面処理
を行う場合、前記冷却後で且つ前記表面処理の前に55
℃〜65℃の温度で高温乾燥することを特徴とするもの
である。これによって耐熱性のグミキャンディがつくれ
る。
【0013】また、本発明の特徴は、グミキャンディが
所定の硬さを保った形状維持のために、従来のグミキャ
ンディに比して糖度は増加しないが、その糖質に占める
砂糖(実施形態ではグラニュー糖)の割合を77%以下
とすることによって、表面に糖質結晶が生じないグミキ
ャンディが作れ、その糖質に占める砂糖(実施形態では
グラニュー糖)の割合を約60%〜77%とすることに
よって、表面に糖質結晶が生じない棒状グミキャンディ
として好適である。また、製造されたグミキャンディに
占める砂糖分(実施形態ではグラニュー糖)の量を50
%〜60%の範囲とすることによって、耐熱性の細長い
棒状グミキャンディが作れることである。
【0014】本発明のもう一つの特徴は、耐熱性のグミ
キャンディとするために、グミキャンディの表面に結晶
性糖質コーティングによる表面耐熱層を形成する。この
結晶性糖質コーティングの好ましい方法は、グミキャン
ディの表面に蒸気を吹きつけて湿らせた状態とし、これ
に砂糖を付着させる(まぶす)ことによって、結晶性糖
質コーティングが得られる。
【0015】先ず本発明の第1の特徴である耐熱性のグ
ミキャンディの製造方法について説明する。従来のグミ
キャンディが37〜38℃で軟化し或いは溶けて形状維
持ができなかった問題を解決し、特に45℃でも形状維
持ができる耐熱性のグミキャンディを提供できるもので
ある。このため、本発明は、従来の製造工程に特別の乾
燥工程を加えることで、それが達成できたものである。
【0016】即ち、従来のグミキャンディの製造方法で
は、所定の形状に成形するために充填機によって型に充
填した後、略常温での冷却乾燥工程を行うが、本発明で
は、この冷却乾燥工程の後に、特別乾燥工程として高温
乾燥工程を行うものである。この高温乾燥工程は、55
℃〜65℃の温度で所定時間の乾燥を行った後、所定時
間冷却する。この冷却は、その後に行われるグミキャン
ディの前記表面処理に適応させるためのものであり、常
温付近で行うことによって目的を達成できる。
【0017】本発明のグミキャンディは、砂糖及びその
他の糖分を含む糖質が調整水と共に加熱溶解して濃縮し
ゲル化剤(実施形態ではペクチンとゼラチン)と添加材
料を適量含む流動性混合物を、スターチ型に充填して所
定形状とするが、前記の流動性混合物を作る一つの方法
として、水飴、グラニュー糖、ソルビトール等の糖質と
ゲル化剤としてのペクチンに水(調整水という)を加え
てこれらを所定の温度に加熱した釜の中で加熱溶解して
濃縮し、これにゲル化剤としてのゼラチンと、更に添加
材料(実施形態では酸味料、香料、色素)を適量加えて
混合する。
【0018】一般のやわらかい食感があるグミキャンデ
ィに仕上げる場合、各工程を経て製造されたグミキャン
ディについて見れば、その製造されたグミキャンディの
量、即ち、収量を100とした場合、水飴、グラニュー
糖、ソルビトール等の糖質が全体の85%前後、ペクチ
ンとゼラチンからなるゲル化剤が6%前後、酸味料、香
料、色素等の添加材料が1%前後、調整水が8%前後で
ある。このように仕上げるために、製造工程において、
調整水と各材料の配合を設定する。
【0019】この一般のグミキャンディにおいて、この
仕上がったグミキャンディに占める各材料の配合%とし
て好ましい一つの実施形態を図3の一般配合欄に示す。
即ち糖質として、水飴が53.5%、ソルビトールが
6.7%、グラニュー糖が24.6%とし、また、ペク
チンが0.2%、ゼラチンが5.4%、更に、酸味料が
1.0%、香料と色素を適量、調整水が8.6%であ
る。この場合のプラスマイナスの許容範囲は0.5%と
する。
【0020】先ず、本発明では、このような一般的な配
合%となる耐熱性のグミキャンディを作る場合の製造工
程について図1を参照して説明する。図1に示す製造工
程は1トンのグミキャンディを製造する場合の実施形態
を示している。先ず、釜場と称する加熱混合工程1を行
う。この加熱混合工程1は、水飴、グラニュー糖、ソル
ビトール等の糖質とゲル化剤としてのペクチンに水(調
整水という)を加えてこれらを所定の温度に加熱した釜
の中で加熱溶解して濃縮し、これにゲル化剤としてのゼ
ラチンと、更に添加材料(実施形態では酸味料、香料、
色素)を適量加えて混合して、流動性混合物をつくる。
【0021】この加熱混合工程1の後、必要に応じて脱
泡のために静置し、流動状態のグミ原料(前記流動性混
合物)を所定の形状に成形するために充填機によってで
んぷんで作った型(スターチ型という)に充填する充填
工程2に移る。この充填後に前記スターチ型内で固形状
にするための冷却工程3に入る。この冷却工程3は、常
温状態に維持された低温乾燥室においてゆっくりと所定
時間低温乾燥する。この低温乾燥室は、除湿機と冷却機
によって湿度40〜60%、温度15〜20℃の所定の
環境に維持されるが、この冷却乾燥時間はそこで乾燥さ
れるグミキャンディの量によって定められる。上記の一
般配合欄の配合のグミキャンディの場合には、20℃で
12時間行われることによって好ましい結果を得てい
る。この冷却工程3は、前記スターチ型が置かれた環境
の周囲温度で行うこともできるが、その場合にはそのと
きどきで温度や湿度が異なりこの工程が安定しないの
で、安定した環境でこの冷却工程3を行うことによっ
て、安定した製造ができるものである。また急速に冷却
乾燥すると、グミが硬くなって食感を損なうものとなる
ので十分な時間をかけて冷却するのがよい。
【0022】次に、この低温乾燥された前記スターチ型
内のグミキャンディを更に高温乾燥室において55℃〜
65℃の温度で所定時間に亘って熱風乾燥する高温乾燥
工程4に入る。冷却工程3において低温乾燥された前記
スターチ型内のグミキャンディは、弾力性を有する従来
のグミキャンディであるが、本発明ではこれを更に熱風
乾燥する。高温乾燥時間は、そこで乾燥されるグミキャ
ンディの量によって定められるが、通常5〜7時間で効
果がある。この高温乾燥工程4では前記型内のグミキャ
ンディは若干柔らかくなるが、これは次の冷却工程5に
おいて前記スターチ型内のグミキャンディは所定の形状
に成型される。
【0023】上記の配合パーセント(%)のグミキャン
ディの実施形態の場合には、55℃〜65℃の範囲の高
温度で5〜7時間熱風乾燥することによって耐熱性のあ
る良好なグミキャンディを作れる。その中でも、60℃
の高温で6時間継続されて好ましい結果を得ている。こ
の高温乾燥されたグミキャンディは、所定時間の冷却工
程5に入る。この冷却工程5は、常温状態に維持された
低温乾燥室において所定時間低温乾燥する。この低温乾
燥室は、除湿機と冷却機によって湿度40〜60%、温
度15〜20℃の所定の環境に維持されるが、この冷却
乾燥時間はそこで乾燥されるグミキャンディの量によっ
て定められる。上記の一般配合欄の配合のグミキャンデ
ィの場合には、20℃で12時間行われることによって
好ましい結果を得ている。この冷却工程5は、前記スタ
ーチ型が置かれた環境の周囲温度で行うこともできる
が、その場合にはそのときどきで温度や湿度が異なりこ
の工程が安定しないので、安定した環境でこの冷却工程
5を行うことによって、安定した製造ができるものであ
る。また急速に冷却乾燥すると、グミが硬くなって食感
を損なうものとなるので十分な時間をかけて冷却するの
がよい。このようにして製造されたグミキャンディは、
その表面に糖質結晶が生じることはなく、糖質結晶によ
るグミキャンディの食感が損なわれることはない。
【0024】この冷却工程5によって冷却されて所定形
状に固化したグミキャンディをスターチ型から取り出
し、艶出しのためにグミキャンディの表面にオイルコー
ティングをした後、グミキャンディ相互のくっつきを防
止するためにグミキャンディの表面にオブラートパウダ
ーを付着させる表面処理工程6を行う。この表面処理工
程6を経た後、各グミキャンディを包装袋等に包装する
包装工程8に移り、所定の包装された商品が完成する。
【0025】上記高温乾燥工程4において乾燥されるこ
とによって原料に含まれる水分が少なくなるが、糖質と
しての水飴の量が多く含まれるため、この多い水飴の量
によって軟らかさが維持され、更にゼラチンが含まれて
いるためグミキャンディ特有の弾力性が維持され、軟ら
かく弾力性の食感をもつグミキャンディとすることがで
きる。然も、この高温乾燥工程4を経ることによって、
40℃を越え45℃未満の雰囲気においても溶けないグ
ミキャンディとなることは、従来のグミキャンディには
無い優れた耐熱特性を有するものとなる。なお、45℃
を越える範囲では耐熱性の改良が必要である。
【0026】次に、棒状グミキャンディの製造について
説明する。図1の製造工程では従来よりも高温度でも溶
けない耐熱性のグミキャンディが製造できるが、細長い
棒状グミキャンディを製造することはできない。そこで
本発明は、棒状態を維持できる細長い棒状グミキャンデ
ィを提供するものである。
【0027】仕上がった棒状グミキャンディの材料の配
合%として好ましい三つの実施形態を図3のA、B、C
欄に示す。先ず、第1の実施形態に係るA欄に示す材料
の配合%は、糖質として、水飴が7.6%、ソルビトー
ルが17.7%、グラニュー糖が50.0%、また、ゲ
ル化剤としてのペクチンが0.3%、ゼラチンが7.1
%、更に、添加材料として、酸味料が1.0%、香料と
色素が適量、調整水が16.3%である。この場合のプ
ラスマイナスの許容範囲は0.5%とする。
【0028】また、第2の実施形態に係るB欄に示す材
料の配合%は、糖質として、水飴が7.6%、ソルビト
ールが11.5%、グラニュー糖が54.7%、また、
ゲル化剤としてのペクチンが0.3%、ゼラチンが7.
1%、更に、添加材料として、酸味料が1.0%、香料
と色素が適量、調整水が17.8%である。
【0029】更に、第3の実施形態に係るC欄に示す原
材料の配合%は、糖質として、水飴が7.6%、ソルビ
トールが7.0%、グラニュー糖が58.0%、また、
ゲル化剤としてのペクチンが0.3%、ゼラチンが7.
1%、更に、添加材料として、酸味料が1.0%、香料
と色素が適量、調整水が19.0%である。
【0030】図2に本発明の棒状グミキャンディの製造
工程を示す。図2に示す製造工程は1トンのグミキャン
ディを製造する場合の実施形態を示している。本発明の
グミキャンディは、砂糖及びその他の糖分を含む糖質が
調整水と共に加熱溶解して濃縮しゲル化剤(実施形態で
はペクチンとゼラチン)と添加材料を適量含む流動性混
合物を、スターチ型に充填して所定形状とするが、前記
の流動性混合物を作る混合工程は、各材料の良好な混合
を得るために、先ず、釜場と称する加熱混合工程10を
行う。その一つの方法として、水飴、グラニュー糖、ソ
ルビトール等の糖質とゲル化剤としてのペクチンに水
(調整水という)を加えてこれらを所定の温度に加熱し
た釜の中で加熱溶解して濃縮し、これにゲル化剤として
のゼラチンと、更に、添加材料(実施形態では酸味料、
香料、色素)を適量加えて混合し、流動性混合物を作
る。
【0031】この加熱混合工程10の後、必要に応じて
脱泡のために静置し、流動状態のグミ原料(前記流動性
混合物)を所定の形状に成形するために充填機によって
細い棒状を呈するスターチ型に充填する充填工程11に
移る。この充填後に前記スターチ型内で固形状にするた
めの冷却工程12に入る。この冷却工程12は、常温付
近で行われる。上記の配合パーセント(%)のグミキャ
ンディの実施形態の場合には、このスターチ型で成型す
るグミキャンディは、太さは約10mmで長さ約180
mmの細い棒状、或いは厚さ約7mm幅約10mmで長
さ約180mmの細い偏平の棒状である。
【0032】このように充填後に前記スターチ型内で細
い棒状に成型するための冷却工程12に入る。この冷却
工程12は、低温乾燥室において略常温でゆっくりと行
うために十分時間をかけて所定時間低温乾燥する。この
低温乾燥室は、除湿機と冷却機によって所定の低湿度と
温度に制御されている。この低温乾燥室は、除湿機と冷
却機によって湿度40〜60%、温度15〜20℃の所
定の環境に維持されるが、この冷却乾燥時間はそこで乾
燥されるグミキャンディの量によって定められる。上記
配合のグミキャンディの場合には、20℃で12時間行
われることによって好ましい結果を得ている。この冷却
工程12は、前記スターチ型が置かれた環境の周囲温度
で行うこともできるが、その場合には、そのときどきで
温度や湿度が異なりこの工程が安定しないので、安定し
た環境でこの冷却工程12を行うことによって、安定し
た製造ができるものである。また急速に冷却乾燥する
と、グミが硬くなって食感を損なうものとなるので十分
な時間をかけて冷却するのがよい。
【0033】次に、この低温乾燥された前記スターチ型
内のグミキャンディを更に高温乾燥室において55℃〜
65℃の温度で所定時間熱風乾燥する高温乾燥工程13
に入る。冷却工程12において低温乾燥された前記スタ
ーチ型内のグミキャンディは弾力性を有する従来のグミ
キャンディであるが、本発明ではこれを更に熱風乾燥す
る。高温乾燥時間は、そこで乾燥されるグミキャンディ
の量によって定められるが、通常5〜7時間で効果があ
る。この高温乾燥工程13では前記型内のグミキャンデ
ィは若干柔らかくなるが、これは次の冷却工程14にお
いて前記スターチ型内のグミキャンディは所定の形状に
成型される。
【0034】上記の原料配合パーセント(%)のグミキ
ャンディの実施形態の場合には、55℃〜65℃の範囲
の高温度で5〜7時間熱風乾燥することによって耐熱性
のある良好なグミキャンディを作れる。その中でも、6
0℃の高温で6時間継続されて好ましい結果を得てい
る。この高温乾燥されたグミキャンディは、所定時間の
冷却工程14に入る。この冷却工程14は、低温乾燥室
において略常温でゆっくりと行うために十分時間をかけ
て所定時間低温乾燥する。この低温乾燥室は、除湿機と
冷却機によって所定の低湿度と温度に制御されている。
この低温乾燥室は、除湿機と冷却機によって湿度40〜
60%、温度15〜20℃の所定の環境に維持される
が、この冷却乾燥時間はそこで乾燥されるグミキャンデ
ィの量によって定められる。上記配合のグミキャンディ
の場合には、20℃で12時間行われることによって好
ましい結果を得ている。この冷却工程14は、前記スタ
ーチ型が置かれた環境の周囲温度で行うこともできる
が、その場合には、そのときどきで温度や湿度が異なり
この工程が安定しないので、安定した環境でこの冷却工
程12を行うことによって、安定した製造ができるもの
である。また急速に冷却乾燥すると、グミが硬くなって
食感を損なうものとなるので十分な時間をかけて冷却す
るのがよい。
【0035】この冷却工程14によって冷却されて所定
形状に固化したグミキャンディをスターチ型から取り出
し、必要に応じて艶出しのためにグミキャンディの表面
にオイルコーティングをした後、グミキャンディ相互の
くっつきを防止するためにグミキャンディの表面にオブ
ラートパウダーを付着させる表面処理工程6を行う。
【0036】この表面処理工程15を経た後、再び熱風
で加熱しつつ乾燥を行う乾燥工程に入る。これが中温度
乾燥工程16であり、前記冷却工程12及び14の温度
よりも十分高く、且つ前記高温乾燥工程13の温度より
も十分低い温度、即ち、中間の温度である。この中温度
乾燥工程16での温度と時間は、そこで乾燥されるグミ
キャンディの量によって定められるが、中温乾燥室にお
いて45〜49℃の範囲の温度でもって通常5〜7時間
で効果がある。図3のA、B、C欄に示す三つの実施形
態の配合パーセント(%)のグミキャンディの場合に
は、45℃の中温で6時間継続することによって、太さ
は約10mmで長さ約180mmの細い棒状、或いは厚
さ約7mm幅約10mmで長さ約180mmの細い偏平
の棒状グミキャンディが製造できる好ましい結果を得て
いる。そして、この棒状グミキャンディは、2本を一組
として縦長の包装袋等に包装する包装工程17に移り、
所定の包装された商品が完成する。なお、この棒状の形
状はこれに限定されるものではない。
【0037】上記の製造方法において、冷却工程14の
後に中温度乾燥工程16を行い、その後に表面処理工程
15を行う順序でもよい。図2の方法は、図1の製造工
程に更に中温度乾燥工程16を加えたことによって、従
来のグミキャンディに比して耐熱性が向上し、棒状態を
維持できる細長い棒状グミキャンディを製造できること
である。この方法で製造された棒状グミキャンディは、
45℃の雰囲気中でも溶けずに所期の棒状を維持できる
ことが判明した。
【0038】本発明において、比較的硬い棒状維持を達
成するためには、糖質の中の砂糖分(実施形態ではグラ
ニュー糖)の割合を多くすればよいことが判明した。そ
の割合は、仕上がったグミキャンディ全体に占める砂糖
分(実施形態ではグラニュー糖)の量を50%〜60%
とすることによって所期の棒状グミキャンディが達成で
きる。
【0039】しかし、その砂糖分(実施形態ではグラニ
ュー糖)の割合が多くなるにしたがって、製造された棒
状グミキャンディの表面に糖質結晶が生じ、棒状グミキ
ャンディの表面がザラザラした粗い表面を呈するように
なる。一方、その砂糖分(実施形態ではグラニュー糖)
の割合を少なくすると、軟らかくなり過ぎて細長い棒状
維持が困難となる。
【0040】図3のA、B、C欄に示す三つの実施形態
について見れば、C欄に示す第3の実施形態の配合パー
セント(%)のグミキャンディの場合には、材料全体量
中、砂糖分(実施形態ではグラニュー糖)が58%含ま
れているため、糖質の中の砂糖分(実施形態ではグラニ
ュー糖)の割合が79.9%であり、製造された棒状グ
ミキャンディの表面に糖質結晶が生じる問題がある。A
欄に示す第1の実施形態では、糖質の中の砂糖分(実施
形態ではグラニュー糖)の割合が64.4%であり、ま
たB欄に示す第2の実施形態では、糖質の中の砂糖分
(実施形態ではグラニュー糖)の割合が74.1%であ
り、このような原料配合パーセント(%)のグミキャン
ディの場合には、製造された棒状グミキャンディの表面
に糖質結晶が生じる問題はない。
【0041】このため、表面結晶がない状態にするため
には、原材料の配合比率(%)において、糖質の中の砂
糖分(実施形態ではグラニュー糖)の割合を77%以下
とすることが望ましく、実質的には、60%〜77%で
もって表面結晶がない所期の棒状グミキャンディが達成
できる。この場合も、原材料全体の糖度は、一般配合の
場合と同様に86°±1°に維持されている。
【0042】また、ゼラチンの量を多くすることによっ
て、更に腰のある細長い棒状維持ができるが、これを多
くし過ぎるとスターチ型へ充填するときの流動性が失わ
れて充填不良となるので、図3のA、B、C欄に示す三
つの実施形態に示すように、7%前後で良好な結果を得
ている。
【0043】本発明では、図3のA欄に示す配合パーセ
ント(%)、及び図3のB欄に示す配合パーセント
(%)のグミキャンディを図2の製造工程によって製造
すれば、そのグミキャンディは、表面に糖質結晶が無
く、45℃でも溶けない高温耐熱性を有し、且つ細長い
棒状グミキャンディとして、安定した形状維持ができる
ものが製造できることが判明した。この場合の細長い棒
状グミキャンディは、太さは約10mmで長さ約180
mmの細い棒状、或いは厚さ約7mm幅約10mmで長
さ約180mmの細い偏平の棒状グミキャンディとして
安定した商品となるものである。なお、この棒状の形状
はこれに限定されるものではない。
【0044】また、図3の一般配合欄に示す配合パーセ
ント(%)のものを用いて図2の製造工程によって製造
したグミキャンディは、40℃では溶けない十分な耐熱
効果があり表面に糖質結晶が生じないグミキャンディが
製造できるが、45℃以上では耐熱効果が低下し、細長
い棒状を維持するには適さない。これは、図3のA、
B、C欄に示す配合%の場合と糖度は同じ程度である
が、特に砂糖分(実施形態ではグラニュー糖)の量が2
4.6%と少ないために細長い棒状を維持することがで
きないものである。この場合、ゼラチンの量が5.4%
であるが、これを7%前後に増やしてその分に相当する
%で糖質の量を減らしてもその効果は少ない。
【0045】上記のように、図3の一般配合欄、A欄、
B欄、及びC欄に示す実施形態では、高温乾燥工程によ
って、従来のグミキャンディに比して40℃以上の高温
でも十分耐熱性を有し、特にA欄、B欄、及びC欄に示
す実施形態では、45℃でも溶けない十分な耐熱効果が
みられるグミキャンディとなる。
【0046】また、グミキャンディの糖質中の砂糖分
(実施形態ではグラニュー糖)の割合を60%〜77%
とすることによって、グミキャンディの表面に糖質結晶
が生じないグミキャンディが作れるものである。
【0047】また、グミキャンディの糖質中の砂糖分
(実施形態ではグラニュー糖)の割合を77%以下(上
記図3の実施形態では、28%〜77%)とし、55℃
〜65℃の範囲の高温度での高温乾燥工程により、グミ
キャンディの表面に糖質結晶が生じず、且つ40℃以上
の高温でも十分耐熱性を有し、特にA欄、B欄、及びC
欄に示す実施形態では、45℃でも溶けない十分な耐熱
効果がみられるグミキャンディとなる。
【0048】また、図3のA欄、B欄、及びC欄に示す
三つの実施形態では、このような高温乾燥工程による耐
熱性に加えて、仕上がったグミキャンディ全体に占める
砂糖分(実施形態ではグラニュー糖)の量を50%〜6
0%とすることによって、細長い棒状グミキャンディと
して45℃でも安定した耐熱性と形状維持ができるもの
が製造できるものである。
【0049】更に、図3のA欄及びB欄に示す実施形態
では、このような高温乾燥工程による耐熱性と、グミキ
ャンディ全体に占める砂糖分(実施形態ではグラニュー
糖)の量を50%〜60%とすることによる細長い棒状
性に加えて、グミキャンディの糖質中の砂糖分(実施形
態ではグラニュー糖)の割合を60%〜77%とするこ
とによって、グミキャンディの表面に糖質結晶が生じな
いグミキャンディが作れるものである。
【0050】本発明では、更に、図1の表面処理工程
6、図2の表面処理工程15において、グミキャンディ
の表面にまぶす従来のオブラートパウダーに代えて、結
晶性糖質コーティングをすることによって、耐熱性を更
に向上できる。この結晶性糖質コーティングは、オイル
コーティングの後にグミキャンディを加温して、或いは
グミキャンディの表面に蒸気を吹きつけて湿らせた状態
で砂糖を付着させる(まぶす)ことによって、結晶性糖
質コーティングが得られる。このようにして得られたグ
ミキャンディは、この結晶性糖質層がグミキャンディの
表面耐熱層を形成するため、より一層の耐熱効果が得ら
れるものである。また図2の工程の中温乾燥16によっ
て、結晶性糖質コーティングによって加えられた水分が
蒸発し、所定の細長い棒状グミキャンディの形態維持が
安定する。
【0051】本発明は、従来のグミキャンディよりも十
分高い温度でも溶けない耐熱性のグミキャンディが提供
できるものであり、上記実施形態に限定されず、本発明
の技術的範囲を逸脱しない限り種種の変更が考えられ、
それに係る種種の実施形態を包含するものである。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明によると、従来のグミキ
ャンディが37〜38℃で溶けていたのに比して、本発
明のものは40℃以上の耐熱性を有し、45℃の高温で
も溶けないグミキャンディの製造が可能である。このた
め、従来のものに比して溶けない温度範囲が拡大するた
め、夏季や温度が上がる自動車内などに持ち込んでも安
心度が高まる。
【0053】請求項2の発明によると、従来のグミキャ
ンディが37〜38℃で溶けていたのに比して、本発明
のものは40℃以上の耐熱性を有し、45℃の高温でも
溶けないものが作れると共に、中温度乾燥工程を行うこ
とにより、高温乾燥のみの場合に比して、より耐熱性が
向上したグミキャンディの製造が可能となり、形状維持
が困難であった細長い棒状グミキャンディの製造も可能
となる。
【0054】請求項3の発明によると、従来のグミキャ
ンディが37〜38℃で溶けていたのに比して、本発明
のものは40℃以上の耐熱性を有し、45℃の高温でも
溶けないものが作れると共に、表面結晶がない状態のグ
ミキャンディができるため、表面結晶によるザラザラし
た食感もなく良質のグミキャンディとなる。
【0055】請求項4の発明によると、表面処理工程に
おいて、グミキャンディの表面に結晶性糖質コーティン
グによる表面耐熱層を形成する。このようにして得られ
たグミキャンディは、この結晶性糖質層がグミキャンデ
ィの表面耐熱層を形成するため、より一層の耐熱効果が
得られる細長い棒状グミキャンディが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る耐熱性グミキャンディの製造フロ
ー図である。
【図2】本発明に係る細長い棒状グミキャンディの製造
フロー図である。
【図3】本発明に係るグミキャンディの配合を示す図で
ある。
【図4】従来のグミキャンディの製造フロー図である。
【符号の説明】
1……加熱混合工程 2……充填工程 3……冷却工程 4……高温乾燥工程 5……冷却工程 6……表面処理工程 7……包装工程 10…加熱混合工程 11…充填工程 12…冷却工程 13…高温乾燥工程 14…冷却工程 15…表面処理工程 16…中温乾燥工程 17…包装工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 豊 愛知県豊橋市鍵田町48番地 杉本屋製菓株 式会社内 Fターム(参考) 4B014 GE01 GG07 GG12 GK03 GK08 GL08 GL10 GP12 GP14 GP23 GQ06 GQ12 GY03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砂糖及びその他の糖分を含む糖質が調整
    水と共に加熱溶解して濃縮しゲル化剤と添加材料を適量
    含む流動性混合物を、スターチ型に充填して冷却し、そ
    の後に表面処理を行う方法において、前記冷却後で且つ
    前記表面処理の前に55℃〜65℃の温度で高温乾燥す
    ることを特徴とする耐熱性グミキャンディの製造方法。
  2. 【請求項2】 砂糖及びその他の糖分を含む糖質が調整
    水と共に加熱溶解して濃縮しゲル化剤と添加材料を適量
    含む流動性混合物を、スターチ型に充填して冷却し、前
    記冷却後に55℃〜65℃の温度で高温乾燥した後に冷
    却し表面処理した後、常温と前記高温乾燥のときの温度
    との中間の温度による中温度乾燥を行うことを特徴とす
    る耐熱性グミキャンディの製造方法。
  3. 【請求項3】 製造されたグミキャンディの糖質に占め
    る砂糖の割合が60%〜77%となるように配合した砂
    糖及びその他の糖分を含む糖質を用意し、この糖質が調
    整水と共に加熱溶解にて濃縮しゲル化剤と添加材料を適
    量含む流動性混合物をつくり、この流動性混合物をスタ
    ーチ型に充填して冷却し、前記冷却後に55℃〜65℃
    の温度で高温乾燥し、その後に、表面処理工程を行うこ
    とを特徴とする耐熱性グミキャンディの製造方法。
  4. 【請求項4】 製造されたグミキャンディ全体に占める
    砂糖分が50%〜60%となるように配合した砂糖及び
    その他の糖分を含む糖質を用意し、この糖質が調整水と
    共に加熱溶解にて濃縮しゲル化剤と添加材料を適量含む
    流動性混合物をつくり、この流動性混合物を棒状グミキ
    ャンディ用スターチ型に充填して冷却し、前記冷却後に
    55℃〜65℃の温度で高温乾燥した後に冷却して棒状
    グミキャンディとし、このグミキャンディの表面に結晶
    性糖質コーティングによる表面耐熱層を形成した後、常
    温と前記高温乾燥のときの温度との中間の温度による中
    温度乾燥を行うことを特徴とする耐熱性棒状グミキャン
    ディの製造方法。
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