JP2002358620A - 磁気テープ - Google Patents

磁気テープ

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JP2002358620A
JP2002358620A JP2001164706A JP2001164706A JP2002358620A JP 2002358620 A JP2002358620 A JP 2002358620A JP 2001164706 A JP2001164706 A JP 2001164706A JP 2001164706 A JP2001164706 A JP 2001164706A JP 2002358620 A JP2002358620 A JP 2002358620A
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recording
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JP2001164706A
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Masatoshi Takahashi
昌敏 高橋
Hiroaki Doshita
廣昭 堂下
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リニア記録方式を利用し、磁気抵抗型の再生ヘ
ッドを組み込んだ磁気記録再生システムに適した高記録
密度を有する磁気テープを提供する。 【解決手段】支持体の一方の面に、非磁性粉末及び結合
剤を含む実質的に非磁性である非磁性層と、強磁性粉末
及び結合剤を含む磁性層とをこの順に有し、そして該支
持体の他方の面にカーボンブラックを含むバックコート
層を有する磁気テープであって、該磁気テープの磁性層
表面に、面積が30μm2以上、高さ40nm以上の突
起が16個/mm2以下存在し、かつ長手方向の該磁気
テープと支持体の温度膨張係数の比が3以下であること
を特徴とする磁気テープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にコンピュータ
データを記録するために有利に用いられる磁気テープに
関するものである。更に詳しくは、本発明は、特に磁気
抵抗型の再生ヘッド(MRヘッド)を用いる磁気記録再
生システムに有利に利用される磁気テープに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータデータを記録再生す
るための磁気記録再生システムにおいて、薄膜磁気ヘッ
ドを組み込んだシステムが実用化されている。薄膜磁気
ヘッドは、小型化やマルチトラックヘッドに加工し易い
ために、特に磁気テープを記録媒体としたシステムで
は、薄膜磁気ヘッドのマルチトラック固定ヘッドが多く
利用されている。薄膜磁気ヘッドの利用によって、小型
化によるトラック密度の向上や記録効率の向上が可能と
なり、高密度の記録を実現できると共に、またマルチト
ラック化によりデータの転送速度の向上も可能になる。
薄膜磁気ヘッドは、磁束の時間変化に応答する誘導型ヘ
ッドと、磁束の大きさに応答する磁気抵抗効果を利用し
た磁気抵抗型ヘッド(MRヘッド)に大別できる。誘導
型ヘッドは平面構造のためにヘッドコイルの巻き数が少
なく、起磁力を大きくすることが困難となり、従って再
生出力が十分得られないと云う問題がある。このため、
再生用には高い再生出力が得られ易いMRヘッドが用い
られ、一方、記録用には誘導型ヘッドが用いられてい
る。これらの記録及び再生ヘッドは通常一体型(複合
型)としてシステム中に組み込まれている。そして上記
のような磁気記録システムでは、より速いデータの転送
を実現できるリニア記録方式が採用されている。
【0003】MRヘッドが組み込まれた磁気記録再生シ
ステムに用いられるコンピュータデータ記録用磁気テー
プは、例えば、IBMの規格による3480型、349
0型、3590型、あるいは3570型対応の磁気テー
プが知られている。これらの磁気テープは、支持体上に
層厚が2.0〜3.0μm程度と比較的厚い単層構造の
強磁性粉末及び結合剤を含む磁性層が設けられた基本構
成を有している。このような単層構造の磁性層を有する
磁気テープは、昨今の大量のデータを保存する媒体とし
てニーズに十分対応できないという問題がある。
【0004】このような問題に対して、例えば、薄膜磁
気ヘッドが組み込まれた磁気記録システムに用いられる
磁気記録媒体として、特開平8−227517号公報
で、非磁性支持体上に無機質非磁性粉末を結合剤に分散
してなる下層非磁性層と、該非磁性層の上に強磁性金属
粉末を結合剤に分散してなる薄い上層磁性層を設けた磁
気記録媒体(磁気テープ)が提案されている。上層の磁
性層を薄くする(0.3μm)ことで厚み損失による出
力低下が抑制され、また高い記録密度が達成できるた
め、単層構造の磁性層を有する磁気テープに比べてより
大きな容量のデータの保存が可能となる。また、特開平
11−250449号公報にも、同じく非磁性層上に磁
性層を設けた磁気テープが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リニア記録方式を採用
する磁気記録再生システムにおいて、より高い記録密度
でかつより大きな記録容量を実現するために、記録波長
が短くなり、磁気テープの記録・再生時のトラック幅は
狭くなる傾向にある。従来から用いられている磁束の時
間変化に応答する誘導型ヘッドは起磁力を大きくするこ
とが難しく十分な再生出力が得られないという問題があ
る。このため高い再生出力が得られる磁束に応答する磁
気抵抗型ヘッド(MRヘッド)を再生ヘッドに用いたシ
ステムが特にリニア記録方式のコンピュターシステムに
広まってきている。MRヘッドは誘導型ヘッドに比べ高
感度であるが故にテープ上に突起に対して敏感であり従
来のシステムでは問題にならなかったような磁性層上の
突起もエラーになりやすい。このために磁気テープの磁
性層上の突起は少ないことが好ましい。また、大容量の
デ−タスレージテープにおいては記録再生特性や耐久性
のみならず保存性も大変重要である。保存において磁性
層、バック層成分の析出、分解、ポリエステル系支持体
ではオリゴマーの析出等の問題、テープ巻き玉の巻き締
まりによるシンチング等の問題があるが鋭意改善が進ん
でいる。また、保存中に温度変化を受けてテープが変形
する場合がある。一般的には磁気テープの熱収縮を小さ
くすることで良化する方向であるが不十分であり、更な
る改善が求められている。
【0006】本発明の目的は、リニア記録方式を利用
し、磁気抵抗型の再生ヘッドを組み込んだ磁気記録再生
システムに適した高記録密度を有する磁気テープを提供
することである。特に、保存中に温度変化を受けてもテ
ープ変形が無く、保存後も記録再生特性に変化が無い磁
気テープを提供することである。更にMRヘッドを用い
た時、エラーを少なくして記録再生を高出力かつ高い信
頼性を持って繰り返して行なうことができる耐久性に優
れた高記録密度を有する磁気テープを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者の更なる研究に
より、好ましくは面記録密度が10〜100Mbit/
cm2の信号を記録する磁気テープにおいて、磁性層表
面に、面積30μm2以上、高さ40nm以上の突起を
16個/mm2以下存在させ、かつ磁気テープと支持体
の温度膨張係数の比(磁気テープの温度膨張係数/支持
体の温度膨張係数)を3以下(好ましくは1.0以上)と
することで面記録密度10〜100Mbit/cm2の信号
を記録してもエラーが少なく、更に保存中に温度変化を
受けてもテープ変形が無く、保存後も記録再生特性に変
化が無い優れた磁気テープが提供出来る。
【0008】本発明の磁気テープは以下の手段によって
達成された。 (1) 支持体の片方の面に、非磁性粉末及び結合剤を
含む実質的に非磁性である非磁性層と、強磁性粉末及び
結合剤を含む磁性層とをこの順に有し、そして該支持体
の他方の面にカーボンブラックを含むバックコート層を
有する磁気テープであって、該磁気テープの磁性層表面
に、面積が30μm2以上、高さ40nm以上の突起が
16個/mm2以下存在し、かつ長手方向の該磁気テー
プと支持体の温度膨張係数の比が3以下であることを特
徴とする磁気テープ。
【0009】本発明の磁気テープは以下の態様であるこ
とが好ましい。 (2) 面記録密度が10〜100Mbit/cm2
信号を記録することを特徴とする上記(1)記載の磁気
テープ。 (3) 該支持体がポリエチレンナフタレートであるこ
とを特徴とする上記(1)又は(2)記載の磁気テー
プ。
【0010】(4) 該磁気テープの幅が5〜13mm
(好ましくは、7〜13mm、更に好ましくは10〜1
3mm)の範囲にあることを特徴とする上記(1)、
(2)又は(3)記載の磁気テープ。 (5) 該磁気テープの全体の厚みが4〜10μm(好
ましくは、5〜9μm、更に好ましくは6〜9μm)の
範囲にあることを特徴とする上記(1)〜(4)のいず
れかに記載の磁気テープ。
【0011】(6) 記録及び再生ヘッドの磁気テープ
に対する幅方向の相対位置を制御するために、磁気テー
プの長手方向に沿ってサーボ信号が記録されていること
を特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の磁
気テープ。 (7) 磁気抵抗型の再生ヘッドを用いる磁気記録再生
システム用であることを特徴とする上記(1)〜(6)
のいずれかに記載の磁気テープ。 (8) コンピュータデータ記録用であることを特徴と
する上記(1)〜(7)のいずれかに記載の磁気テー
プ。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の磁気テープは、支持体の
片方の面に、非磁性粉末及び結合剤を含む実質的に非磁
性である非磁性層と、強磁性粉末及び結合剤を含む磁性
層とをこの順に有し、好ましくは面記録密度が10〜1
00Mbit/cm2の信号を記録し、該支持体の他方
の面にはカーボンブラックを含むバックコート層を有す
る。本発明は、磁気テープの磁性層表面に、面積が30
μm2以上、高さ40nm以上の突起が16個/mm2
下(好ましくは6個/mm2以下)存在し、かつ長手方
向の該磁気テープと支持体の温度膨張係数の比が3以下
(好ましくは1.0以上)好ましくは2.0以下であるで
あることを特徴とするものである。
【0013】まず、本発明の特徴的な要件である上記の
ような特徴を有する本発明の磁気テープを調製する方法
について説明する。本発明の磁気テープを調製する方法
は、特に限定されない。本発明では、支持体として、具
体的には通常磁気テープの支持体材料に用いられる合成
樹脂が好ましい。この合成樹脂をフィルム状に形成(製
膜)する際に、その幅方向、及び/又は長手方向を適度
に延伸する方法によりその力学的強度が強化された材料
を支持体として用いることが好ましい。本発明で用いる
支持体は、磁性層塗布面側で、面積が30μm2以上、
高さ40nm以上の突起が100個/mm2以下(より
好ましくは35個以下、更に好ましくは20個以下)存
在することがエラーを少なくするのに好ましい。本発明
で用いる支持体は、その横方向のヤング率が600kg
/mm2(5880MPa)以上(更に好ましくは、6
30kg/mm2(6174MPa)以上、特に好まし
くは、650kg/mm2(6370MPa)以上、7
00kg/mm2(6860MPa)以下)であること
が好ましい。またその長手方向のヤング率が750kg
/mm2(7350MPa)以上(更に好ましくは、8
00kg/mm2(7840MPa)以上、850kg
/mm2(8330MPa)以下)であることが好まし
い。
【0014】本発明の磁気テープに用いる支持体は、上
記のような特性を有する合成樹脂フィルムから形成され
ていることが好ましい。これらの材料は、従来から磁気
テープにおいて使用されている材料から選ぶことができ
る。特に非磁性のものが好ましい。これらの例として
は、ポリエステル類(例、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチエレンナフタレート、ポリエチレンテレフ
タレートとポリエチレンナフタレートとの混合物、エチ
レンテレフタレート成分とエチレンナフタレート成分と
を含む共重合物)、ポリオレフィン類(例、ポリプロピ
レン)、セルロース誘導体類(例、セルロースジアセテ
ート、セルローストリアセテート)、ポリカーボネー
ト、ポリアミド(例、芳香族ポリアミド、アラミド)、
ポリイミド(例、全芳香族ポリイミド)などの合成樹脂
フイルムを挙げることができる。これらの中では、ポリ
エチレンナフタレート(PEN)が特に好ましい。支持
体の厚みは、特に制限はないが、2.0〜7.5μm
(更に好ましくは、3.0〜7.0μm、特に4.5〜
6.5μm)の範囲にあることが好ましい。
【0015】以上のように、その幅方向及び/又は長手
方向の力学的強度が適度に調整された支持体を用いて調
製された本発明の磁気テープは、磁気テープの横方向の
ヤング率が650kg/mm2(6370MPa)以上
(更に好ましくは、700kg/mm2(6860MP
a)以上、特に好ましくは、730kg/mm2(71
54MPa)以上、800kg/mm2(7840MP
a)以下)であることが好ましい。また磁気テープの長
手方向のヤング率が950kg/mm2(9310MP
a)以上(更に好ましくは、980kg/mm2(96
04MPa)以上、特に好ましくは、1000kg/m
2(9800MPa)以上、1100kg/mm2(1
0780MPa)以下)であることが好ましい。
【0016】また、支持体表面の表面粗さ(Ra)は磁
性層及びバックコート層の表面粗さに影響を与えるの
で、支持体表面のRa(中心面平均粗さ)が、光干渉法
(WYKO社製TOPO3D)による測定で、磁性層塗
布面側で1.0nm以下であることが好ましい。反対面
であるバックコート層塗布面側では、3.0〜9.0n
mであることが好ましく、3.0〜5.0nmであるこ
とが更に好ましい。
【0017】次に、本発明の磁気テープの他の構成要件
について説明する。磁性層について詳述する。磁性層
は、強磁性粉末および結合剤から形成されている。また
磁性層には、通常、導電性粉末(例、カーボンブラッ
ク)、研磨剤、そして潤滑剤が含まれている。
【0018】強磁性粉末としては、例えば、磁性酸化鉄
FeOx(x=1.33〜1.5)、Co変性FeO
x(x=1.33〜1.5)、Fe、Ni又はCoを主
成分(75%以上)とする強磁性合金粉末(強磁性金属
粉末)、及び板状六方晶フェライト粉末などの公知の強
磁性粉末を使用することができる。特に、強磁性合金粉
末の使用が好ましい。強磁性粉末には所定の原子の他
に、Al、Si、S、Sc、Ti、V、Cr、Cu、
Y、Mo、Rh、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、B
a、Ta、W、Re、Au、Hg、Pb、Bi、La、
Ce、Pr、Nd、P、Co、Mn、Zn、Ni、Sr
及びBの内の少なくとも一つの原子を含んでいてもかま
わない。
【0019】強磁性粉末は、分散剤、潤滑剤、界面活性
剤、帯電防止剤などで分散前に予め処理を行ってもかま
わない。具体的には、特公昭44−14090号、特公
昭45−18372号、特公昭47−22062号、特
公昭47−22513号、特公昭46−28466号、
特公昭46−38755号、特公昭47−4286号、
特公昭47−12422号、特公昭47−17284
号、特公昭47−18509号、特公昭47−1857
3号、特公昭39−10307号、及び特公昭48−3
9639号の各公報、そして米国特許第3026215
号、同3031341号、同3100194号、同32
42005号、及び同3389014号の各明細書に記
載されている処理方法を利用することができる。なお、
強磁性合金粉末には少量の水酸化物又は酸化物が含まれ
ていてもよい。
【0020】上記強磁性合金粉末は、その粒子の比表面
積が好ましくは30〜70m2/gであって、X線回折
法から求められる結晶子サイズは、5〜30nmであ
る。比表面積が余り小さいと高密度記録に充分に対応で
きなくなり、又余り大き過ぎても分散が充分に行えず、
従って平滑な面の磁性層が形成できなくなるため同様に
高密度記録に対応できなくなる。
【0021】強磁性合金粉末には少なくともFeが含ま
れている。具体的には、Fe−Co、Fe−Ni、Fe
−Zn−Ni又はFe−Ni−Coを主体とした金属合
金である。なお、Fe単独でも良い。またこれらの強磁
性合金粉末は、高い記録密度を達成するために、好まし
くは、その飽和磁化量(飽和磁束密度)(σs)は11
0A・m2/kg以上、更に好ましくは120A・m2
kg以上、170A・m2/kg以下である。保磁力
(Hc)は1500〜2500エルステッド(Oe)
(119〜199kA/m)(好ましくは、1700〜
2200エルステッド(135〜175kA/m)、特
に好ましくは、1800〜2100エルステッド(14
3〜167kA/m))の範囲にあることが好ましい。
また透過型電子顕微鏡により求められる粉末の平均長軸
長は0.15μm以下、好ましくは0.01〜0.12
μmで、針状比(長軸長/短軸長の算術平均値)は3〜
12、好ましくは4〜10である。更に特性を改良する
ために、組成中にB、C、Al、Si、P等の非金属、
もしくはその塩、酸化物が添加されることもある。通
常、前記金属粉末の粒子表面は、化学的に安定させるた
めに酸化物の層が形成されている。
【0022】板状六方晶フェライトとしては、平板状で
その平板面に垂直な方向に磁化容易軸がある強磁性体で
あって、具体的には、バリウムフェライト(マグネトブ
ランバイト型や一部にスピネル相を含有したマグネトブ
ランバイト型)、ストロンチウムフェライト(マグネト
ブランバイト型や一部にスピネル相を含有したマグネト
ブランバイト型)、鉛フェライト、カルシウムフェライ
ト、及びそれらのコバルト置換体等を挙げることができ
る。これらの中では、特にバリウムフェライトのコバル
ト置換体、ストロンチウムフェライトのコバルト置換体
が好ましい。本発明で用いる板状六方晶フェライトに
は、抗磁力を制御するために、必要に応じてCo−T
i、Co−Ti−Zr、Co−Ti−Zn、Ni−Ti
−Zn、あるいはIr−Zn等の元素を添加したものを
使用することができる。
【0023】板状六方晶フェライト粉末において、板径
は六角板状の粒子の板の幅を意味し電子顕微鏡で測定す
ることができる。本発明で用いる板状六方晶フェライト
粉末は、粒子サイズ(平均板径)が0.001〜0.0
5μmの範囲にあることが好ましく、板状比(板径/板
厚の算術平均値)が2〜10の範囲にあることが好まし
く、またその比表面積が20〜80m2/gの範囲にあ
ることが好ましい。板状六方晶フェライト粉末は、強磁
性金属粉末と同じ理由からその粒子サイズが大きすぎて
も小さすぎても高密度記録が難しくなる。またこれらの
板状六方晶フェライト粉末は、高い記録密度を達成する
ために、その飽和磁化(σs)は少なくとも50A・m2
/kg以上(更に好ましくは53A・m2/kg以上)
であることが好ましい。また保磁力(Hc)は1500
〜2500エルステッド(Oe)(119〜199kA
/m)(好ましくは、1700〜2200エルステッド
(135〜175kA/m)、特に好ましくは、180
0〜2100エルステッド(143〜167kA/
m))の範囲にあることが好ましい。
【0024】強磁性粉末の含水率は0.01〜2重量%
とすることが好ましい。また結合剤(樹脂)の種類によ
って含水率を最適化することが好ましい。強磁性粉末の
pHは用いる結合剤との組み合わせにより最適化するこ
とが好ましく、そのpHは通常4〜12の範囲であり、
好ましくは5〜10の範囲である。強磁性粉末は、必要
に応じて、Al、Si、P、Y又はこれらの酸化物など
でその表面の少なくとも一部が被覆されているものが好
ましい。表面処理を施す際のその使用量は、通常強磁性
粉末に対して、0.1〜10重量%である。このように
被覆された強磁性粉末は、脂肪酸などの潤滑剤の吸着が
100mg/m2以下に抑えられるので、潤滑剤の磁性
層への添加量を少なくしても、所望の効果が達成でき
る。強磁性粉末には可溶性のNa、Ca、Fe、Ni、
及びSrなどの無機イオンが含まれる場合があるが、そ
の含有量はできるだけ少ないことが好ましい。通常は5
000ppm以下であれば特性に影響を与えることはな
い。尚、上記のような強磁性粉末及びその製造方法は、
例えば、特開平7−22224号公報に記載されてい
る。
【0025】磁性層のカーボンブラックは、磁性層の表
面電気抵抗(RS)の低減、動摩擦係数(μK値)の低
減、走行耐久性の向上、及び磁性層の平滑な表面性を確
保する等の種々の目的で添加される。カーボンブラック
は、その平均粒子径が5〜350nm(更に好ましく
は、10〜300nm)の範囲にあることが好ましい。
またその比表面積は5〜500m2/g(更に好ましく
は、50〜300m2/g)であることが好ましい。D
BP吸油量は、10〜1000ml/100g(更に好
ましくは、50〜300ml/100g)の範囲にある
ことが好ましい。またpHは2〜10、含水率は0.1
〜10%、そしてタップ密度は0.1〜1g/ccであ
ることが好ましい。
【0026】カーボンブラックは様々な製法で得たもの
が使用できる。使用できるカーボンブラックの例として
は、ファーネスブラック、サーマルブラック、アセチレ
ンブラック、チャンネルブラック及びランプブラックを
挙げることができる。カ−ボンブラックの具体的な商品
例としては、BLACKPEARLS 2000、13
00、1000、900、800、700、VULCA
N XC−72(以上、キャボット社製)、#35、#
50、#55、#60及び#80(以上、旭カ−ボン
(株)製)、#3950B、#3750B、#3250
B、#2400B、#2300B、#1000、#90
0、#40、#30、及び#10B(以上、三菱化学
(株)製)、CONDUCTEX SC、RAVEN、
150、50、40、15(以上、コロンビアカ−ボン
社製)、ケッチェンブラックEC、ケッチェンブラック
ECDJ−500およびケッチェンブラックECDJ−
600(以上、ライオンアグゾ(株)製)を挙げること
ができる。カーボンブラックの通常の添加量は、強磁性
粉末100重量部に対して、0.1〜30重量部(好ま
しくは、0.2〜15重量部)の範囲にある。
【0027】磁性層の研磨剤としては、例えば、溶融ア
ルミナ、α−アルミナ、炭化珪素、酸化クロム(Cr2
3)、コランダム、人造コランダム、ダイアモンド、
人造ダイアモンド、ザクロ石、エメリー(主成分:コラ
ンダムと磁鉄鉱)を挙げることができる。これらの研磨
剤は、モース硬度5以上(好ましくは6以上、特に好ま
しくは8μm以上)であり、平均粒子径が、0.05〜
1μm(更に好ましくは、0.2〜0.8μm)の大き
さのものが好ましい。研磨剤の添加量は、通常強磁性粉
末100重量部に対して、3〜25重量部(好ましく
は、3〜20重量部)の範囲にある。
【0028】磁性層の潤滑剤は、磁性層表面ににじみ出
ることによって、磁性層表面と磁気ヘッドとの摩擦を緩
和し、摺接状態を円滑に維持させるために添加される。
潤滑剤としては、例えば、脂肪酸及び脂肪酸エステルを
挙げることができる。脂肪酸としては、例えば、酢酸、
プロピオン酸、2−エチルヘキサン酸、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、
アラキン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、
リノレン酸、及びパルミトレイン酸等の脂肪族カルボン
酸又はこれらの混合物を挙げることができる。
【0029】また脂肪酸エステルとしては、例えば、ブ
チルステアレート、sec-ブチルステアレート、イソプロ
ピルステアレート、ブチルオレエート、アミルステアレ
ート、3−メチルブチルステアレート、2−エチルヘキ
シルステアレート、2−ヘキシルデシルステアレート、
ブチルパルミテート、2−エチルヘキシルミリステー
ト、ブチルステアレートとブチルパルミテートとの混合
物、オレイルオレエート、ブトキシエチルステアレー
ト、2−ブトキシ−1−プロピルステアレート、ジプロ
ピレングリコールモノブチルエーテルをステアリン酸で
アシル化したもの、ジエチレングリコールジパルミテー
ト、ヘキサメチレンジオールをミリスチン酸でアシル化
してジオールとしたもの、そしてグリセリンのオレエー
ト等の種々のエステル化合物を挙げることができる。上
記のような脂肪酸、及び脂肪酸エステルは、単独である
いは二以上の化合物を組み合わせて使用することができ
る。潤滑剤の通常の含有量は、強磁性粉末100重量部
に対して、0.2〜20重量部(好ましくは、0.5〜
10重量部)の範囲にある。
【0030】磁性層の結合剤としては、例えば、熱可塑
性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂やこれらの混合物を
挙げることができる。熱可塑性樹脂の例としては、塩化
ビニル、酢酸ビニル、ビニルアルコ−ル、マレイン酸、
アクルリ酸、アクリル酸エステル、塩化ビニリデン、ア
クリロニトリル、メタクリル酸、メタクリル酸エステ
ル、スチレン、ブタジエン、エチレン、ビニルブチラー
ル、ビニルアセタール、及びビニルエーテルを構成単位
として含む重合体、あるいは共重合体を挙げることがで
きる。共重合体としては、例えば、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、
塩化ビニル−アクリルニトリル共重合体、アクリル酸エ
ステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステ
ル−塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル−ス
チレン共重合体、メタアクリル酸エステル−アクリルニ
トリル共重合体、メタアクリル酸エステル−塩化ビニリ
デン共重合体、メタアクリル酸エステル−スチレン共重
合体、塩ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ブタ
ジエン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジ
エン共重合体、クロロビニルエーテル−アクリル酸エス
テル共重合体を挙げることができる。
【0031】上記の他に、ポリアミド樹脂、繊維素系樹
脂(セルロースアセテートブチレート、セルロースダイ
アセテート、セルロースプロピオネート、ニトロセルロ
ースなど)、ポリ弗化ビニル、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、各種ゴム系樹脂なども利用することがで
きる。
【0032】また熱硬化性樹脂または反応型樹脂として
は、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレ
タン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹
脂、アクリル系反応樹脂、ホルムアルデヒド樹脂、シリ
コーン樹脂、エポキシ−ポリアミド樹脂、ポリエステル
樹脂とポリイソシアネートプレポリマーの混合物、ポリ
エステルポリオールとポリイソシアネートの混合物、ポ
リウレタンとポリイソシアネートの混合物を挙げること
ができる。
【0033】上記ポリイソシアネートとしては、例え
ば、トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、ナフチレン−1,
5−ジイソシアネート、o−トルイジンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、トリフェニルメタン
トリイソシアネートなどのイソシアネート類、これらの
イソシアネート類とポリアルコールとの生成物、及びイ
ソシアネート類の縮合によって生成したポリイソシアネ
ートを挙げることができる。
【0034】上記ポリウレタン樹脂は、ポリエステルポ
リウレタン、ポリエーテルポリウレタン、ポリエーテル
ポリエステルポリウレタン、ポリカーボネートポリウレ
タン、ポリエステルポリカーボネートポリウレタン、及
びポリカプロラクトンポリウレタンなどの構造を有する
公知のものが使用できる。
【0035】本発明において、磁性層の結合剤は、塩化
ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、及びニト
ロセルロースの中から選ばれる少なくとも1種の樹脂
と、ポリウレタン樹脂との組合せ、あるいはこれらに更
に硬化剤としてのポリイソシアネートを加えた組み合わ
で構成されていることが好ましい。
【0036】結合剤は、より優れた分散性と得られる層
の耐久性を得るために必要に応じて、−COOM、−S
3M、−OSO3M、−P=O(OM)2、−O−P=
O(OM)2(Mは水素原子又はアルカリ金属を表わ
す。)、−OH、−NR2、−N +3(Rは炭化水素基
を表わす。)、エポキシ基、−SH、−CNなどから選
ばれる少なくともひとつの極性基を共重合または付加反
応で導入して用いることが好ましい。このような極性基
は、結合剤に10-1〜10-8モル/g(更に好ましくは
10-2〜10-6モル/g)の量で導入されていることが
好ましい。
【0037】磁性層中の結合剤は、強磁性粉末100重
量部に対して、通常5〜50重量部(好ましくは10〜
30重量部)の範囲で用いられる。なお、磁性層に結合
剤として塩化ビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂、及びポ
リイソシアネートを組み合わせて用いる場合は、全結合
剤中に、塩化ビニル系樹脂が5〜70重量%、ポリウレ
タン樹脂が2〜50重量%、そしてポリイソシアネート
が2〜50重量%の範囲の量で含まれるように用いるこ
とが好ましい。
【0038】磁性層を形成するための塗布液には、強磁
性粉末、カーボンブラックなどの粉末を結合剤中に良好
に分散させるために、分散剤を添加することができる。
また必要に応じて、可塑剤、カーボンブラック以外の導
電性粒子(帯電防止剤)、防黴剤などを添加することが
できる。分散剤としては、例えば、カプリル酸、カプリ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノ
ール酸、リノレン酸、ステアロール酸等の炭素数12〜
18個の脂肪酸(RCOOH、Rは炭素数11〜17個
のアルキル基、又はアルケニル基)、前記脂肪酸のアル
カリ金属又はアルカリ土類金属からなる金属石けん、前
記の脂肪酸エステルのフッ素を含有した化合物、前記脂
肪酸のアミド、ポリアルキレンオキサイドアルキルリン
酸エステル、レシチン、トリアルキルポリオレフィンオ
キシ第四級アンモニウム塩(アルキルは炭素数1〜5
個、オレフィンは、エチレン、プロピレンなど)、硫酸
塩、及び銅フタロシアニン等を使用することができる。
これらは、単独でも組み合わせて使用しても良い。分散
剤は、結合剤100重量部に対して0.5〜20重量部
の範囲で添加される。
【0039】非磁性層について詳述する。非磁性層は、
非磁性粉末及び結合剤を含む実質的に非磁性の層であ
る。この非磁性層は、その上の磁性層の電磁変換特性に
影響を与えないように実質的に非磁性であることが必要
であるが、磁性層の電磁変換特性に悪影響を与えなけれ
ば磁性粉末が含まれていても特に問題とはならない。ま
た非磁性層には通常、これらの成分以外に潤滑剤が含ま
れている。
【0040】非磁性層で用いられる非磁性粉末として
は、例えば、非磁性無機粉末、カーボンブラックを挙げ
ることができる。非磁性無機粉末は、比較的硬いものが
好ましく、モース硬度が5以上(更に好ましくは、6以
上)のものが好ましい。これらの非磁性無機粉末の例と
しては、α−アルミナ、β−アルミナ、γ−アルミナ、
炭化ケイ素、酸化クロム、酸化セリウム、α−酸化鉄、
コランダム、窒化珪素、チタンカーバイト、二酸化チタ
ン、二酸化珪素、窒化ホウ素、酸化亜鉛、炭酸カルシウ
ム、硫酸カルシウム、及び硫酸バリウムを挙げることが
できる。これらは単独でまたは組合せて使用することが
できる。これらのうちでは、二酸化チタン、α−アルミ
ナ、α−酸化鉄又は酸化クロムが好ましい。非磁性無機
粉末の平均粒子径は、0.01〜1.0μm(好ましく
は、0.01〜0.5μm、特に、0.02〜0.1μ
m)の範囲にあることが好ましい。
【0041】非磁性層のカーボンブラックは、磁性層に
導電性を付与して帯電を防止すると共に、非磁性層上に
形成される磁性層の平滑な表面性を確保する目的で添加
される。非磁性層で用いるカーボンブラックとしては前
述した磁性層に含有させることができるカーボンブラッ
クを使用することができる。但し、非磁性層で使用する
カーボンブラックは、その平均粒子径が35nm以下
(更に好ましくは、10〜35nm)であることが好ま
しい。カーボンブラックの通常の添加量は、全非磁性無
機粉末100重量部に対して、3〜20重量部であり、
好ましくは、4〜18重量部、更に好ましくは、5〜1
5重量部である。
【0042】非磁性層の潤滑剤としては、前述の磁気テ
ープの磁性層にて記載した脂肪酸あるいは脂肪酸エステ
ルを使用することができる。潤滑剤の通常の添加量は、
非磁性層の全非磁性粉末100重量部に対して0.2〜
20重量部の範囲が好ましい。
【0043】非磁性層の結合剤としては、前述した磁性
層にて記載した結合剤を用いることができる。結合剤
は、非磁性層の非磁性粉末100重量部に対して、通常
5〜50重量部(好ましくは、10〜30重量部)の範
囲である。なお、非磁性層に結合剤として塩化ビニル系
樹脂、ポリウレタン樹脂、及びポリイソシネートを組み
合わせて用いる場合は、全結合剤中に、塩化ビニル系樹
脂が5〜70重量%、ポリウレタン樹脂が2〜50重量
%、そしてポリイソシアネートが2〜50重量%の範囲
の量で含まれるように用いることが好ましい。なお、非
磁性層においても前述した磁性層に添加することができ
る分散剤やその他の添加剤を添加することができる。
【0044】次に、バックコート層について詳述する。
バックコート層はカーボンブラックが主体として含まれ
てなる層である。バックコート層では、カーボンブラッ
クは、平均粒子サイズの異なる二種類のものを使用する
ことが好ましい。この場合、その平均粒子サイズが10
〜30nmの微粒子状カーボンブラックと平均粒子サイ
ズが150〜300nmの粗粒子状カーボンブラックを
使用することが好ましい。一般に、上記のような微粒子
状のカーボンブラックの添加により、バックコート層の
表面電気抵抗を低く設定できる。また微粒子状カーボン
ブラックは一般に液体潤滑剤の保持力に優れ、潤滑剤併
用時、摩擦係数の低減化に寄与する。一方、粒子サイズ
が150〜300nmの粗粒子状カーボンブラックは、
固体潤滑剤としての機能を有しており、またバック層の
表面に微小突起を形成し、接触面積を低減化して、摩擦
係数の低減化に寄与する。
【0045】バックコート層において、平均粒子サイズ
の異なる二種類のものを使用する場合、10〜30nm
の微粒子状カーボンブラックと150〜300nmの粗
粒子状カーボンブラックの含有比率(重量比)は、前
者:後者=2:98〜20:80の範囲にあることが好
ましく、更に好ましくは、4:96〜15:85の範囲
である。また、バックコート層におけるカーボンブラッ
ク(二種類のものを使用する場合はその全量)の含有量
は、好ましくは結合剤100重量部に対して、500〜
1500重量部の範囲であり、更に好ましくは、800
〜1200重量部の範囲である。なお、バックコート層
に用いられる結合剤としては、前述した磁性層に記載し
たものを使用することができる。ニトロセルロース樹脂
とポリエステルポリウレタン樹脂を併用することが好ま
しい。
【0046】テープに繰り返し走行耐久性を付与し、バ
ックコート層を強化する目的でモース硬度が5〜9の無
機質粉末を添加してもよい。無機質粉末をカーボンブラ
ックと共に使用すると、繰り返し摺動に対しても劣化が
少なく、強いバックコート層となる。またモース硬度が
5〜9の無機質粉末を使用すると、適度の研磨力が生
じ、テープガイドポール等へ削り屑等の付着が低減す
る。モース硬度5〜9の無機質粉末は、その平均粒子サ
イズが0.01〜1μm(更に好ましくは、0.05〜
0.5μm、特に好ましくは、0.08〜0.3μm)
の範囲にあることが好ましい。
【0047】モース硬度が5〜9の無機質粉末として
は、例えば、α−酸化鉄、α−アルミナ、及び酸化クロ
ム(Cr23)を挙げることができる。これらの粉末
は、それぞれ単独で用いても良いし、あるいは併用して
も良い。これらの内では、α−酸化鉄又はα−アルミナ
が好ましい。モース硬度が5〜9の無機質粉末の含有量
は、カーボンブラック100重量部に対して0.01〜
5重量部であり、好ましくは、0.05〜2重量部であ
る。
【0048】バックコート層には磁性層の説明で記載し
た分散剤を添加することができる。バックコート層で
は、分散剤は、オレイン酸銅、銅フタロシアニン、及び
硫酸バリウムを組み合わせて使用することが好ましい。
分散剤は、通常結合剤100重量部に対して0.5〜2
0重量部の範囲で添加される。
【0049】次に、本発明の磁気テープの製造方法につ
いて簡単に説明する。本発明の磁気テープは、通常の方
法に従って支持体の一方の面に非磁性層及び磁性層を、
そして他方の面にバックコート層を順にそれぞれ形成す
ることにより、製造することができる。
【0050】磁性層は非磁性層が湿潤状態にあるうちに
この上に設けられたものであることが好ましい。すなわ
ち、磁性層は、非磁性層用塗布液を塗布後、形成された
塗布層(非磁性層)が湿潤状態にあるうちにこの上に磁
性層用塗布液を塗布する、所謂ウエット・オン・ウエッ
ト方式による塗布方法を利用して形成されたものである
ことが好ましい。
【0051】上記ウエット・オン・ウエット方式による
塗布方法としては、例えば以下の方法を挙げることがで
きる。 (1)グラビア塗布、ロール塗布、ブレード塗布、ある
いはエクストルージョン塗布装置などを用いて、支持体
上にまず非磁性層を形成し、該非磁性層が湿潤状態にあ
るうちに、支持体加圧型エクストルージョン塗布装置に
より、磁性層を形成する方法(特開昭60−23817
9号、特公平1−46186号、特開平2−26567
2号公報参照)。 (2)塗布液用スリットを二つ備えた単一の塗布ヘッド
からなる塗布装置を用いて支持体上に磁性層と非磁性層
をほぼ同時に形成する方法(特開昭63−88080
号、特開平2−17921号、特開平2−265672
号各公報参照)。 (3)バックアップローラ付きエクストルージョン塗布
装置を用いて、支持体上に磁性層及び非磁性層をほぼ同
時に形成する方法(特開平2−174965号公報参
照)。本発明において、非磁性層及び磁性層は、同時重
層塗布法を利用して形成することが好ましい。得られた
磁気記録積層体は好ましくは、カレンダー処理機に通し
てカレンダー処理を行ない、次いでカレンダー処理後の
磁気記録積層体をスリットし、磁気テープを得ることが
できる。また、エージング処理を行う時はカレンダー処
理後のバルクを50℃以上の温度で、24時間以上エー
ジング処理し、その後バルクを巻き返しもう一度50℃
以上の温度で、24時間以上エージング処理することが
好ましい。
【0052】以上のようにして形成された磁性層は、そ
の表面粗さ(Ra)が、光干渉法(WYKO社製TOP
O3D)による測定で、0.1〜4nm(更に好ましく
は0.3〜2.5nm、特に好ましくは0.3〜2.2
nm)の範囲にあることが好ましい。
【0053】またバックコート層の表面性は、テープが
巻かれた状態で磁性層の表面に転写される傾向にある。
このためバックコート層も比較的高い平滑性を有してい
ることが好ましい。本発明の磁気テープのバックコート
層は、その表面粗さRa(カットオフ0.08mmの中
心線平均粗さ)が、0.0030〜0.060μmの範
囲にあるように調整されていることが好ましい。なお、
表面粗さは、通常塗膜形成後、カレンダーによる表面処
理工程において、用いるカレンダロールの材質、その表
面性、そして圧力等により、調節することができる。
【0054】本発明の磁気テープの非磁性層は、0.2
〜3.0μm(更に好ましくは、1.0〜2.5μm)
の範囲の厚さとなるように形成することが好ましい。磁
性層は、0.01〜1.0μm(更に好ましくは、0.
05〜0.8μm、特に好ましくは、0.08〜0.5
μm、最も好ましくは、0.1〜0.3μm)の範囲の
厚さとなるように形成することが好ましい。バックコー
ト層は、0.2〜0.8μmの範囲の厚さとなるように
形成することが好ましい。また本発明の磁気テープの全
体の厚さは、5〜10μm(更に好ましくは、7〜9.
5μm、特に好ましくは、7.5〜9.5μm)の範囲
にあることが好ましい。本発明の磁気テープの幅は、用
いられる磁気記録再生システムによっても異なるが、コ
ンピュータデータ記録用として有利に用いられるため、
その幅は、5〜13mm(更に好ましくは、7〜13m
m、特に好ましくは10〜13mm)の範囲にあること
が好ましい。
【0055】本発明の磁気テープは、特にテープ再生時
のエラーの発生回数が小さいため、リニア記録方式を利
用し、再生MRヘッドを用いる磁気記録システムに有利
に用いることができる。特に、本発明の磁気テープは、
サーボ信号によってヘッドの位置が制御するようにされ
たシステムを利用する際に効果的であり、このため、磁
気テープには、その長手方向に沿ってサーボ信号が記録
されていることが好ましい。これによって、トラッキン
グ精度を更に向上させることができる。
【0056】再生ヘッドは特に制限はなく、従来から利
用されているものを使用することができる。特に、シー
ルド型あるいは縦形といったMR素子(例えば、Fe/
Ni(パーマロイ)合金薄膜からなるもの)が磁気テー
プに摺動するように構成されたMRヘッドを使用するこ
とが好ましい。
【0057】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を記載し、本発明
を更に具体的に説明する。尚、以下に示す「部」は、特
に断らない限り「重量部」を表わす。
【0058】 (I) [非磁性層形成用塗布液及び磁性層形成用塗布液の調製] (非磁性層形成用成分) 非磁性粉末 二酸化チタンTiO2(ルチル型) 90部 [TiO2含有量:90%以上 平均一次粒子径:0.035μm BET法による比表面積:40m2/g pH:7.0 DBP吸油量:27〜38g/100g モース硬度:6.0 表面被覆化合物(Al23):1.5重量%] カーボンブラック(三菱カーボン(株)製) 10部 [平均一次粒子径:16nm DBP吸油量:80ml/100g pH:8.0 BET法による比表面積:250m2/g 揮発分:1.5%] 極性基(−SO3K基、エポキシ基)含有塩化ビニル樹脂 12部 [(MR−110、日本ゼオン(株)製)] 極性基(−SO3Na基)含有ポリエステルポリウレタン樹脂 5部 [ネオペンチルグリコール/カプロラクトンポリオール/ジフェニルメタン −4,4’−ジイソシアネート(MDI) =0.9/2.6/1(重量比) −SO3Na基1×10-4モル/g含有] ポリイソシアネート 3部 [(コロネートL、日本ポリウレタン工業(株)製)] ブチルステアレート 1部 ステアリン酸 2部 メチルエチルケトン 150部 シクロヘキサノン 50部
【0059】 (磁性層形成用成分) 強磁性金属粉末 100部 [組成/Fe:Co=90:10(原子比) 保磁力(Hc):1850エルステッド(Oe)(147kA/m) BET法による比表面積:58m2/g 結晶子サイズ:17.5nm 飽和磁化量(σs):130emu/g 粒子サイズ(平均長軸径):0.09μm 針状比:7.0 pH:8.6 水溶性Na:70ppm 水溶性Ca:10ppm 水溶性Fe:10ppm] 極性基(−SO3K基)含有塩化ビニル系共重合体 12部 [−SO3K基含有量:5×10-6モル/g、重合度350 エポキシ基含有量:モノマー単位で3.5重量%(MR−110、日本ゼ オン(株)製)] 極性基(−SO3Na基)含有ポリエステルポリウレタン樹脂 3部 [ネオペンチルグリコール/カプロラクトンポリオール/ジフェニルメタン −4,4’−ジイソシアネート(MDI) =0.9/2.6/1(重量比) −SO3Na基含有量:1×10-4モル/g] ポリイソシアネート 3部 [(コロネートL、日本ポリウレタン工業(株)製)] α−アルミナ[(粒子サイズ:0.2μm)] 5部 カーボンブラック[(粒子サイズ:0.08μm)] 0.5部 ブチルステアレート 1部 ステアリン酸 2部 メチルエチルケトン 150部 シクロヘキサノン 50部
【0060】上記非磁性層又は磁性層を形成する各成分
をそれぞれ連続ニーダで混練したのち、サンドミルを用
いて分散させた。得られたそれぞれの分散液に、上記ポ
リイソシアネートを非磁性層の分散液、及び磁性層の分
散液に共に3部を加え、更にそれぞれに酢酸ブチル40
部を加え、1μmの平均孔径を有するフィルターを用い
て濾過し、非磁性層形成用塗布液および磁性層形成用塗
布液をそれぞれ調製した。
【0061】 [バックコート層形成用塗布液の調製] (バックコート層形成用成分) カーボンブラック 100部 [平均一次粒子径:17nm DBP吸油量:75ml/100g pH:8.0 BET法による比表面積:220m2/g 揮発分:1.5% 嵩密度:15lbs/ft3(240kg/m3)] ニトロセルロース樹脂 100部 ポリエステルポリウレタン樹脂 30部 [(ニッポラン、日本ポリウレタ工業(株)製)] 分散剤:オレイン酸銅 10部 銅フタロシアニン 10部 硫酸バリウム(沈降性) 5部 メチルエチルケトン 500部 トルエン 500部
【0062】上記の成分を予備混練し、ロールミルで混
練した。得られた分散物100重量部に対して、下記の
成分を添加してサンドグラインダーで分散した。 カーボンブラック 100部 [平均一次粒子径:200nm DBP吸油量:36ml/100g pH:8.5 BET法による比表面積:200m2/g] α−アルミナ[(粒子サイズ:0.2μm)] 0.1部 得られた分散物を濾過後、該分散物100重量部に対し
て、メチルエチルケトン120部及びポリイソシアネー
ト5部を添加してバック層形成用塗布液を調製した。
【0063】[支持体]表1に示すような特性をもった
支持体を用意した。ここで、磁性層塗布面側の面積が3
0μm2以上、高さ40nm以上の突起数は次のように
して測定した。2cm×2cmのサンプルから任意の1
0カ所(面積1.875mm2)を微分干渉顕微鏡で観
察し、突起をマーキングする。マーキングした突起をW
YKO社製HD−2000型で高さと面積を測定した。 測定条件は次の通り。対物レンズ:×50、中間レン
ズ:×0.5
【0064】[コンピュータデータ記録用磁気テープの
作製]得られた非磁性層形成用塗布液と磁性層形成用塗
布液を、乾燥後の非磁性層の厚さが2.1μmとなるよ
うに、またこの上に乾燥後の磁性層の厚さが0.20μ
mとなるように支持体上に同時重層塗布を行った。次い
で、両層がまだ湿潤状態にあるうちに、0.3Tの磁束
密度を持つコバルト磁石と0.15Tの磁束密度を持つ
ソレノイドを用いて配向処理を行った。その後、乾燥さ
せることにより、非磁性層及び磁性層を形成した。
【0065】その後、該支持体の他方の側(磁性層とは
反対側)に、上記バックコート層形成用塗布液を乾燥後
の厚さが、0.5μmとなるように塗布し、乾燥してバ
ックコート層を設けて、支持体の一方の面に非磁性層と
磁性層とが、そして他方の面にバックコート層がそれぞ
れ設けられた磁気記録積層体ロールを得た。
【0066】得られた磁気記録積層体ロールを金属ロー
ルのみから構成される7段のカレンダー処理機(温度9
0℃、線圧300kg/cm(294kN/m))に通
してカレンダー処理を行った。次いでカレンダー処理後
の磁気記録積層体ロールを1/2インチ幅にスリット
し、本発明に従うコンピュータデータ記録用磁気テープ
(以下、単に磁気テープという)を得た。得られた磁気
テープを3480型1/2インチカートリッジに580
m巻き込んだ。また、「エージング処理有り」はカレン
ダー処理後のバルクを60℃の温度で、24時間エージ
ング処理し、その後バルクを巻き返しもう一度60℃の
温度で、24時間エージング処理した。
【0067】[磁気記録再生システムの組み立て] (1)薄膜磁気ヘッド ・記録ヘッド構造:2ターン薄膜コイルをCo系アモル
ファス磁性薄膜ヨークで挟持したインダクティブヘッド
である。 トラック幅:24μm、ギャップ長:1.4μm ・再生ヘッド構造:両シールド型シャントバイアスMR
(磁気抵抗型)ヘッドである。MR素子は、Fe/Ni
(パーマロイ)合金薄膜である。 トラック幅:10μm、シールド間隔:1.4μm (2)磁気記録再生システムの組み立て記録再生ヘッド
を富士通(株)製F613Aドライブ(3480型1/
2インチカートリッジ磁気テープ記録再生装置)に装着
し、テープスピード100インチ/秒の磁気記録再生シ
ステムを作成した。
【0068】[磁気テープとしての評価] (1)上記実施例1〜9及び比較例1〜7で得られた各
磁気テープの温度膨張係数、突起数、エラー数及びテー
プ変形を下記の方法にて測定し、磁気テープの特性を評
価した。 ・温度膨張係数の測定:磁気テープを、長手方向に30
mm、幅方向に5mmの幅で切り出したサンプルを用意
した。このサンプルを真空理工製TMA「TM920
0」のチャック部(間隔15mm)にセットし5gfの
荷重をかける。炉内を真空脱気後に窒素置換してから1
℃/分の昇温速度で昇温する。温度が32℃〜42℃に
おける寸法変化を測定し、温度膨張係数を以下の式によ
り求めた。 温度膨張係数=(寸法変化(mm)/サンプル長(15m
m))/温度変化(10℃)
【0069】・突起数 磁性層突起数は支持体の突起数
と同様に測定した。
【0070】・エラー測定方法:エラー数は、トラック
幅20μm、トラック数128で0.4μmの記録波長
で記録し、3本のサーボバンドでサーボによるトラック
制御下、10μmの幅の再生ヘッドで1トラックを90
m長のテープで再生を行い、出力落ち35%以上かつ4
bit以上の長さの信号欠落をエラーとし、その発生回
数を測定した。 ・テープ変形評価条件:50℃、80%RH、7日間。 A:変形なし、B:テープに写る蛍光灯の光が僅かにゆ
がむ、C:僅かに波状に変形、D:波状に変形、E:ワ
カメ状に変形. 以上の評価の結果を表1に示した。
【0071】
【表1】
【0072】上記表1の結果から、本発明で規定する範
囲に有る磁気テープ(実施例1〜9)の場合には、エラ
ーの発生が少なく、保存後のテープ変形も少なく、良好
なトラッキング特性を有していることがわかる。従っ
て、本発明に従う磁気テープは、MRヘッドが組み込ま
れた磁気記録再生システムに適していることがわかる。
【0073】磁性層突起数が30を超えるとエラー数が
急激に増加する。テープと支持体の温度膨張係数の比が
3.0を超えると保存後のテープ変形が悪化する。
【0074】
【発明の効果】本発明の磁気テープは、MRヘッドを用
いる磁気記録再生システムに有利に利用できるように、
特に温度の環境変化に対してその寸法の変化が生じにく
く調製されている。このため、記録再生時のトラック幅
が狭くなった場合でもトラックずれが生じにくく、従っ
て、高い信頼性で記録再生を行なうことができる。特に
サーボ信号によりトラッキング制御を行なう機能を有す
るシステムで有利に利用することができる。また、磁気
テープの表面粗さを制御することで、エラー発生を抑え
るとともに走行時の摩擦を減少しテープの耐久性を向上
させている。本発明の磁気テープを上記システムに利用
することで、データの転送速度を向上させることがで
き、また更に高密度記録が可能となり、その結果、大容
量の記録が可能になる。特に、コンピュータデータ記録
用として有利に用いることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体の片方の面に、非磁性粉末及び結合
    剤を含む実質的に非磁性である非磁性層と、強磁性粉末
    及び結合剤を含む磁性層とをこの順に有し、そして該支
    持体の他方の面にカーボンブラックを含むバックコート
    層を有する磁気テープであって、該磁気テープの磁性層
    表面に、面積が30μm2以上、高さ40nm以上の突
    起が16個/mm2以下存在し、かつ長手方向の該磁気
    テープと支持体の温度膨張係数の比が3以下であること
    を特徴とする磁気テープ。
JP2001164706A 2001-05-31 2001-05-31 磁気テープ Abandoned JP2002358620A (ja)

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