JP2002357975A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP2002357975A
JP2002357975A JP2001389493A JP2001389493A JP2002357975A JP 2002357975 A JP2002357975 A JP 2002357975A JP 2001389493 A JP2001389493 A JP 2001389493A JP 2001389493 A JP2001389493 A JP 2001389493A JP 2002357975 A JP2002357975 A JP 2002357975A
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中野  邦昭
Eiji Nakajima
栄次 中嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 独自の駆動源を必要とすることなく簡単な構
成でもって剥離部材をスラスト移動可能とし、これによ
り製造コストを低減した定着装置及び画像形成装置を提
供する。 【解決手段】 剥離部材123を熱ローラ121の回転
軸方向に往復移動させるスラスト駆動機構150を、熱
ローラ121の駆動源の回転駆動力で回転するウォーム
151aと、ウォーム151aに噛合するハスバギア1
52と、ハスバギア152の回転軸と同軸上に設けられ
た偏心カム152bとを有し、この偏心カム152bの
回転に応じて、剥離部材123を支持するガイド部材1
25が熱ローラ121の回転軸方向に直線的に往復移動
する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定着装置及び画像
形成装置に関し、特に、ローラから用紙を剥離する剥離
部材を、ローラの回転軸方向に移動させるための機構に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真方式の複写機やプリ
ンタ等の画像形成装置においては、熱ローラ及び圧ロー
ラからなる定着ローラのニップ部に用紙を挿通し、未定
着画像(未定着トナー像)を用紙に加熱加圧定着する定
着装置が備えられており、これら熱ローラ及び圧ローラ
には、用紙の巻き付きを防止するために爪状の剥離部材
が所定の接触圧で当接するように配設されている。この
剥離部材が熱ローラ又は圧ローラに長時間同じ位置で接
触していると、摩耗によってローラ表面が損傷するとい
う問題があり、さらに、ローラ表面と剥離部材の間にト
ナーが入り込んで剥離部材にトナーが付着すると、摩耗
が促進されローラ表面の損傷が激しくなるとともに、用
紙に余分なトナーが付着して用紙が汚れたり、紙詰まり
の原因にもなるという問題がある。そこで、ローラ表面
に当接した状態の剥離部材をローラの回転軸方向に直線
移動(スラスト移動)させる機構を設け、剥離部材がロ
ーラ表面に同一位置で接触する時間を短くした定着装置
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の定着装置では、剥離部材をスラスト移動さ
せるために、定着ローラの駆動源とは別にソレノイド等
の駆動源を新たに必要とするため、製造コストが高くな
るという問題がある。また、定着ローラの駆動源の駆動
力を利用して剥離部材をスラスト移動させるべくワンウ
ェイベアリングを用いた構成の駆動機構も提案されてい
るが、駆動機構の構成が複雑となってしまい、この場合
も製造コストが高くなってしまうという問題がある。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、独自の駆動源を必要とすること
なく簡単な構成でもって剥離部材をローラの回転軸方向
に直線移動させることができ、これによって製造コスト
が低減された定着装置及び画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、用紙上の未定着画像を定着
するために回転される一対の定着ローラと、前記定着ロ
ーラの少なくともいずれか一方のローラに当接してロー
ラから用紙を剥離する剥離部材と、前記定着ローラ又は
定着ローラ下流側に配置される搬送ローラの駆動源の回
転駆動力を、前記定着ローラの回転軸方向における直線
的な駆動力に変換し、この直線的な駆動力でもって前記
剥離部材を前記定着ローラの回転軸方向に前記往復移動
させる駆動手段とを備えたものである。
【0006】この構成によれば、前記定着ローラ又は定
着ローラ下流側に配置される搬送ローラの駆動源の回転
駆動力を利用して、剥離部材を定着ローラの回転軸方向
に往復移動させるので、剥離部材の当該往復移動のため
に新たな駆動源を設ける必要がない。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の定着装置であって、前記駆動手段は、前記定着
ローラ又は定着ローラ下流側に配置される搬送ローラの
駆動源の回転駆動力によって回転されるウォームと、こ
のウォームに噛合されるウォームホイールと、このウォ
ームホイールの回転軸に設けられ、ウォームホイールと
共に回転するカムとを有し、前記剥離部材は、前記定着
ローラ下流側の用紙搬送路において用紙の搬送方向を案
内するガイド部材に支持されており、前記カムは前記ガ
イド部材を押圧しながら回転し、このカムの回転に応じ
て前記ガイド部材が前記定着ローラの回転軸方向に直線
的に往復移動するように構成されているものである。
【0008】この構成によれば、定着ローラ又は定着ロ
ーラ下流側に配置される搬送ローラの駆動源の回転駆動
力をウォームからウォームホイールに伝達する際に大き
な減速比が得られるため、定着ローラ等の駆動源の回転
駆動力を剥離部材の往復移動に適した大きさの駆動力に
変換することができる。また、剥離部材を直線的に往復
移動させるためにソレノイドを設けた場合等のようにス
ラスト軸受が必要となることがなく、構成を簡単にする
ことができる。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載の定着装置であって、前記剥離部材
は、前記定着ローラの回転軸方向における前記剥離部材
の幅以上の移動量でもって前記往復移動を行うものであ
る。
【0010】この構成によれば、定着ローラの表面に対
して剥離部材が同一位置で接触する時間を確実に短くす
ることができるため、剥離部材と定着ローラ表面との摩
耗を低減し、ローラ表面と剥離部材の間に入り込んだト
ナーの剥離部材への付着も低減される。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載の定着装置であって、前
記剥離部材は、前記定着ローラに搬送されてくる用紙の
幅の範囲内で前記往復移動を行うものである。
【0012】この構成によれば、剥離部材が定着ローラ
の回転軸方向に移動しても用紙から外れることがないの
で、当該剥離部材の移動によって定着ローラからの用紙
の剥離動作に支障が生じることがない。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
乃至請求項4のいずれかに記載の定着装置であって、前
記定着ローラの周速度に前記剥離部材の往復移動1周期
時間を乗じて求められる、前記剥離部材による往復移動
1周期当たりの前記定着ローラの回転距離Lを、0.5
m≦L≦20mとしたものである。
【0014】この構成によれば、定着ローラの回転に対
して剥離部材が急激に移動することを避けて、剥離部材
との接触による定着ローラ表面の損傷を防止することが
でき、かつ、剥離部材のローラ当接面に付着したトナー
を除去して、剥離部材とローラ表面の間への用紙端の入
り込みを防止するという効果も維持することができる。
【0015】また、請求項6に記載の発明は、感光体ド
ラム上の静電潜像をトナー像として用紙に形成する画像
形成装置であって、用紙上の未定着トナー像を定着する
ために請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の定着装
置を備えたものである。
【0016】また、請求項7に記載の発明は、用紙に当
接されるローラから用紙を剥離する剥離部材と、前記剥
離部材を支持すると共に、前記ローラ下流側の用紙搬送
路において用紙の搬送方向を案内するガイド部材と、前
記ローラの回転軸方向への直線的往復移動及び当該回転
軸方向に延びる回動軸周りの回動が自在となるように前
記ガイド部材を軸支し、前記剥離部材及びガイド部材を
用紙搬送路から接離させる方向に回動自在とされた支持
部材と、前記ローラ又はローラ下流側に配置される搬送
ローラの駆動源の回転駆動力を、前記ローラの回転軸方
向における直線的な駆動力に変換し、この直線的な駆動
力でもって、前記ガイド部材及び剥離部材を前記ローラ
の回転軸方向に直線的往復移動させる駆動手段とを備え
たことを特徴とする画像形成装置である。
【0017】この構成によれば、前記ローラ又はローラ
下流側に配置される搬送ローラの駆動源の回転駆動力を
利用することにより、剥離部材の当該往復移動のために
新たな駆動源を設ける必要がない。そして更には、ガイ
ド部材を支持部材に対して回動させることによって剥離
部材をローラ又はベルトから引き離すことができ、ガイ
ド部材を支持部材に対して折れ曲がった状態として用紙
搬送路から離間させることができるので、大きなスペー
スを必要とすることなく剥離部材、ガイド部材及び支持
部材をローラ又は用紙搬送路から離間させることができ
る。
【0018】また、請求項8に記載の発明は、請求項7
に記載の画像形成装置であって、前記駆動手段は、前記
ローラ又は定着ローラ下流側に配置される搬送ローラの
駆動源の回転駆動力によって回転されるウォームと、こ
のウォームに噛合されるウォームホイールと、このウォ
ームホイールの回転軸に設けられ、ウォームホイールと
共に回転するカムとを有し、前記カムは前記ガイド部材
を押圧しながら回転し、このカムの回転に応じて前記ガ
イド部材が前記ローラの回転軸方向に直線的に往復移動
するように構成されているものである。
【0019】この構成によれば、ローラ又はローラ下流
側に配置される搬送ローラの駆動源の回転駆動力をウォ
ームからウォームホイールに伝達する際に大きな減速比
が得られるため、ローラ等の駆動源の回転駆動力を剥離
部材の往復移動に適した大きさの駆動力に変換すること
ができる。また、剥離部材を直線的に往復移動させるた
めにソレノイドを設けた場合等のようにスラスト軸受が
必要となることがなく、構成を簡単にすることができ
る。
【0020】また、請求項9に記載の発明は、請求項7
又は請求項8に記載の画像形成装置であって、前記剥離
部材は、前記ローラの回転軸方向における前記剥離部材
の幅以上の移動量でもって前記往復移動を行うものであ
る。
【0021】この構成によれば、ローラの表面に対して
剥離部材が同一位置で接触する時間を確実に短くするこ
とができるため、剥離部材とローラ表面との摩耗を低減
し、ローラ表面と剥離部材の間に入り込んだトナーの剥
離部材への付着も低減される。
【0022】また、請求項10に記載の発明は、請求項
7乃至請求項9のいずれかに記載の画像形成装置であっ
て、前記剥離部材は、前記ローラに搬送されてくる用紙
の幅の範囲内で前記往復移動を行うものである。
【0023】この構成によれば、剥離部材がローラの回
転軸方向に移動しても用紙から外れることがないので、
当該剥離部材の移動によってローラからの用紙の剥離動
作に支障が生じることがない。
【0024】また、請求項11に記載の発明は、請求項
7乃至請求項10のいずれかに記載の画像形成装置であ
って、前記ローラの周速度に前記剥離部材の往復移動1
周期時間を乗じて求められる、前記剥離部材による往復
移動1周期当たりの前記ローラの回転距離Lが、0.5
m≦L≦20mであるものである。
【0025】この構成によれば、ローラの回転に対して
剥離部材が急激に移動することを避けて、剥離部材との
接触によるローラ表面の損傷を防止することができ、か
つ、剥離部材のローラ当接面に付着したトナーを除去し
て、剥離部材とローラ表面の間への用紙端の入り込みを
防止するという効果も維持することができる。
【0026】また、請求項12に記載の発明は、請求項
7乃至請求項11のいずれかに記載の画像形成装置であ
って、前記支持部材によって前記ガイド部材が用紙搬送
路から離間されたとき、前記ガイド部材を用紙搬送方向
に略直交する姿勢で保持する保持手段が設けられている
ものである。
【0027】この構成によれば、ガイド部材が用紙搬送
路から離間したとき、用紙搬送方向に略直交する姿勢で
保持されるので、ローラ又はベルト、用紙搬送路の開放
領域が広くなり、紙詰まり処理等のための作業領域を広
く確保することができる。
【0028】また、請求項13に記載の発明は、請求項
7乃至請求項12のいずれかに記載の画像形成装置であ
って、前記支持部材は、前記ガイド部材が用紙搬送路か
ら離間して用紙搬送方向に略直交する姿勢となったとき
に装置ハウジングに係止されるように構成されているも
のである。
【0029】この構成によれば、支持部材が装置ハウジ
ングに係止することによって、紙詰まり処理等の作業時
に支持部材が作業領域を塞ぐ方向に倒れることが防止さ
れるので、紙詰まり処理等の作業性が向上する。
【0030】また、請求項14に記載の発明は、請求項
7乃至請求項13のいずれかに記載の画像形成装置であ
って、前記支持部材の回動によって前記ガイド部材が用
紙搬送路の接離方向に移動するときに、前記支持部材に
対する前記ガイド部材の姿勢を規制する規制手段が設け
られているものである。
【0031】この構成によれば、支持部材の回動時に規
制手段がガイド部材の支持部材に対する姿勢を規制する
ので、ガイド部材が用紙搬送路に対する接離方向に移動
するときのガイド部材の姿勢を適宜好適に調整すること
ができる。
【0032】また、請求項15に記載の発明は、請求項
7乃至請求項14のいずれかに記載の画像形成装置であ
って、前記ガイド部材は、前記支持部材の回動によって
用紙搬送路の接離方向に移動するときに、前記支持部材
に対して所定量回動した時点で支持部材に係止して当該
回動動作が規制されるように構成されているものであ
る。
【0033】この構成によれば、簡易な構成でもって、
ガイド部材が用紙搬送路に対する接離方向に移動すると
きのガイド部材の姿勢を保持させることができる。
【0034】また、請求項16に記載の発明は、請求項
7乃至請求項15のいずれかに記載の画像形成装置であ
って、前記支持部材には、前記ガイド部材を用紙搬送路
上に係止するための係止部材が、前記ガイド部材と同一
軸支点で回動するように設けられ、この係止部材の回動
によって前記ガイド部材の用紙搬送路への保持又は解除
が切り換えられるものである。
【0035】この構成によれば、簡単な構成でもって、
ガイド部材を用紙搬送路に確実に固定することができ
る。
【0036】また、請求項17に記載の発明は、請求項
16に記載の画像形成装置であって、前記ガイド部材が
用紙搬送路から離間して用紙搬送方向に略直交する姿勢
となったとき、前記係止部材が装置ハウジングに係止す
ることによって、前記支持部材が装置ハウジングに固定
されるものである。
【0037】この構成によれば、係止手段を利用して簡
単な構成でもって支持部材を装置ハウジングに固定する
ことができる。
【0038】また、請求項18に記載の発明は、請求項
7乃至請求項17のいずれかに記載の画像形成装置であ
って、前記ガイド部材には、前記剥離部材を出し入れ自
在に被覆する被覆手段が設けられ、前記被覆手段は前記
剥離部材を被覆する方向に弾力付勢されており、前記ガ
イド部材が前記用紙搬送路にある状態では弾力付勢が抑
制されて前記剥離部材が露出し、前記ガイド部材が前記
用紙搬送路から離間した状態では弾力付勢によって前記
剥離部材が被覆されるように構成されているものであ
る。
【0039】この構成によれば、ガイド部材を用紙搬送
路から離間したときは剥離部材が被覆手段に被覆される
ので、紙詰まり処理等の作業時における安全性が向上
し、剥離部材の破損も防止される。
【0040】また、請求項19に記載の発明は、前記ロ
ーラは、用紙上の未定着画像を定着するために回転され
る定着ローラであることを特徴とする請求項7乃至請求
項18のいずれかに記載の画像形成装置。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
定着装置及び画像形成装置について図面を参照して説明
する。図1は本発明に係る画像形成装置の概略構成を示
す模式図である。図1に示すように、この複写機(画像
形成装置の一例)1では、帯電部3により図中のA方向
に回転する感光体ドラム4が一様に帯電され、原稿読取
部5で読み取られた原稿画像に基づくレーザ走査ユニッ
ト(図外)からのレーザビームにより感光体ドラム4上
に静電潜像が形成され、現像部7により静電潜像にトナ
ーが付着してトナー像が形成される。
【0042】上記のようにトナー像が形成された感光体
ドラム4に向けて、用紙が給紙機構9から用紙搬送路1
0を経由して搬送され、感光体ドラム4表面のトナー像
が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用
紙は感光体ドラム4から分離されて熱ローラ121及び
圧ローラ122を有する定着装置12に搬送されてトナ
ー像が定着される。熱ローラ121及び圧ローラ122
のニップ部を通過した用紙は、そのまま排出ローラ対1
3によって排出部14に排出されるか、又は用紙搬送路
15の分岐点に備えられる分岐部材16によって用紙の
搬送方向が切り換えられてスイッチバック部17に搬送
され、用紙が反転された後、再び感光体ドラム4の転写
位置で裏面側にトナー像が転写されて両面コピーされて
排出部14に排出される。
【0043】18はクリーニング部であり、感光体ドラ
ム4上の残留トナー等を除去するものである。19は原
稿画像を読み取るために原稿を原稿読取部5に搬送する
原稿搬送部である。また給紙機構9は、複写機本体2に
着脱自在に取り付けられ、用紙を収納する給紙カセット
91,92,93,94と、その上方に設けられている
給紙トレイ95とを備えており、これらは用紙搬送路1
0によって現像部7及び感光体ドラム4に繋がってい
る。
【0044】定着装置12には、図1には図示していな
いが、熱ローラ121の表面に当接してローラから用紙
を剥離する剥離部材が設けられており、この剥離部材は
ローラ表面に当接した状態で熱ローラ121の回転軸方
向に直線移動する構成とされている(本発明の特徴部
分)。また圧ローラ122にも剥離部材が配設されてい
る。
【0045】次に、上記定着装置12について説明す
る。図2は当該定着装置の概略構成を示す側面図であ
る。定着装置12は、ヒータを内蔵した熱ローラ121
と、該熱ローラ121に圧接される圧ローラ122とか
らなる定着ローラ対を有し、用紙の巻き付きを防止する
ために、熱ローラ121には剥離部材123が、圧ロー
ラ122には剥離部材123がそれぞれ配設されてい
る。この熱ローラ121及び圧ローラ122は各々図2
に矢印で示す方向に回転し、両ローラのニップ部に感光
体ドラム4(図1参照)でトナー像が転写された用紙を
挿通させることで、未定着のトナー像が用紙に加熱加圧
定着される。
【0046】定着ローラ対120の下流側には、定着ロ
ーラ対を通過した用紙の搬送方向を案内するガイド部材
125が設けられている。ガイド部材125はその下部
が用紙搬送路15の一部をなし、熱ローラ121側の剥
離部材123が回動自在に取り付けられている。剥離部
材123はガイド部材125に取り付けられた引きバネ
126によって先端部が熱ローラ121に所定の接触圧
で当接するように設定されている。さらにガイド部材1
25の側面部には、後述する偏心カムに当接する当接部
127が設けられている。ガイド部材125は、この当
接部127が後述する偏心カムの回転により押圧される
ことで熱ローラ121の回転軸方向に直線的に移動(ス
ラスト運動)するように構成されている(詳細は後
述)。
【0047】次に、剥離部材123及びガイド部材12
5を熱ローラ121の回転軸方向に直線的にスラスト移
動させるための駆動機構について説明する。図3(a)
は剥離部材及びガイド部材と当該駆動機構を示す平面
図、(b)は当該駆動機構を構成するギア機構を示す側
面図、(c)は当該駆動機構の偏心カム及びガイド部材
を示す側面図である。
【0048】剥離部材123及びガイド部材125をス
ラスト移動させるためのスラスト駆動機構150は、定
着ローラ回転つまみ151の回転軸151bの周りに設
けられたウォーム151aと、ウォーム151aに噛合
するウォームホイールとしてハスバギア152と、ハス
バギア152の回転軸152aと同軸上に設けられた偏
心カム152bとを備えている。またガイド部材125
には、当接部127が設けられている側面部とは反対側
の側面部に突出部128が設けられ、定着装置12のハ
ウジング129に形成された孔部(図示なし)に摺動移
動自在に支持されている。この突出部128には押しバ
ネ130が取り付けられ、ガイド部材125を偏心カム
152b方向(図3(a)で右方向)に付勢している。
【0049】定着ローラ回転つまみ151は、回転軸1
51bに設けられているギア151cが熱ローラ121
の回転駆動ギア121aに噛合しており、定着ローラ回
転つまみ151を回転させると、熱ローラ121を手動
で回転させることができる構成とされている。一方、回
転駆動ギア121aに噛合する図外の駆動源により熱ロ
ーラ121が回転するときは、回転駆動ギア121aと
ギア151cの噛合により定着ローラ回転つまみ151
が回転するようになっている。
【0050】ハスバギア152は図3(b)に示すよう
に、ウォーム151aの上部に噛合するように配置され
ている。ハスバギア152の回転軸152aに設けられ
ている偏心カム152bは、その側部がガイド部材12
5の当接部127に当接するように配置されており、偏
心カム152bは側部が当接部127を摺擦しながら回
転するようになっている。
【0051】この構成においてトナー像転写時などに熱
ローラ121が回転する場合、それに伴って定着ローラ
回転つまみ151及びウォーム151aも回転し、ウォ
ーム151aに噛合しているハスバギア152も回転す
る。ハスバギア152が回転すると、同一の回転軸15
2aに設けられている偏心カム152bも回転し、偏心
カム152bの側部がガイド部材125の当接部127
を押圧する。これによりガイド部材125及び剥離部材
123は、偏心カム152bの形状に応じて図3(a)
(c)の矢印方向(熱ローラ121の回転軸方向)に往
復移動する。すなわち、熱ローラ121の駆動源の回転
駆動力が熱ローラ121の回転軸方向における直線的な
駆動力に変換され、この直線的な駆動力でもって剥離部
材123がスラスト移動するようになっている。従っ
て、熱ローラ121が回転すると剥離部材123が熱ロ
ーラ121に対してスラスト移動し、剥離部材123が
熱ローラ121の表面に同一位置で接触する時間が短く
なる。
【0052】このような構成において熱ローラ121の
駆動源からの駆動力で剥離部材123をスラスト運動さ
せる場合、熱ローラ121の駆動源の駆動力がウォーム
151aからハスバギア152に伝達される際に大きな
減速比を得ることができる。また、ウォーム151aと
ハスバギア152のギア比、又は回転駆動ギア121a
とギア151cのギア比を変更することによって、剥離
部材123の往復移動周期と、熱ローラ121の回転距
離(熱ローラの周速度×剥離部材の往復移動1周期時
間)の関係を簡単に変更することができる。
【0053】次に、剥離部材123のスラスト運動につ
いて説明する。図4は剥離部材123の移動量を示す
図、図5は用紙に対する剥離部材123の可動領域を示
す図である。図4に示すように、剥離部材123のスラ
スト運動による移動量は、少なくとも熱ローラ121の
回転軸方向における剥離部材123の幅以上であること
が好ましい。よって偏心カム152bは、剥離部材12
3がその幅以上の移動量でスラスト移動するように回転
軸152aを偏心させた形状とされる。そして、定着装
置12に搬送されてくる用紙Pの幅との関係では、図5
に示すように、ガイド部材125に支持されている両端
部の剥離部材123が用紙Pの幅の範囲内で往復移動す
るように、熱ローラ121に対するガイド部材125及
び剥離部材123の位置決めが設定されている。
【0054】このように、剥離部材123をその幅以上
の移動量でスラスト移動させることによって、剥離部材
123と熱ローラ121の間に入り込んだトナーを的確
に除去することができ、剥離部材123が熱ローラ12
1の表面に同一位置で接触する時間をより短くすること
ができる。また、剥離部材123の可動領域を用紙Pの
幅の範囲内とすることによって、熱ローラ121に巻き
付いた用紙Pを剥離するという本来の機能を損なうこと
なく剥離部材123をスラスト移動させることができ
る。
【0055】また、熱ローラ121の回転距離と、剥離
部材123のスラスト移動の往復周期との関係は、剥離
部材123による往復移動1周期当たりの熱ローラ12
1の回転距離(熱ローラ121の周速度×剥離部材12
3の往復移動1周期時間)Lが、0.5m≦L≦20mである
ことが好ましい。これによれば、熱ローラ121の回転
に対する剥離部材123の急激な移動を回避して、剥離
部材123との接触による熱ローラ121表面の損傷を
防止することができ、かつ、剥離部材123のローラ当
接面へのトナー付着を低減する効果も維持することがで
きる。
【0056】さらに、剥離部材123による往復移動1
周期当たりの熱ローラ121の回転距離Lが、1m≦L≦
10mであるようにすれば、より確実に、剥離部材123
との接触による熱ローラ121表面の損傷が防止され、
かつ、剥離部材123のローラ当接面へのトナー付着を
低減する効果を維持することができる。例えば、熱ロー
ラ121の回転軸方向における剥離部材123の幅が約
2mm、剥離部材123のスラスト移動量が約2.4mm、熱ロ
ーラ121の周速度が約290mm/s、剥離部材123の往
復移動の周期が約13secであれば、剥離部材123のス
ラスト移動の往復1周期当たりの熱ローラ121の回転
距離Lが約3.8mとなり、熱ローラ表面の摩耗が非常に少
なく、剥離部材123の当接面や、熱ローラ121の表
面にトナーの表面にトナーの付着がほとんど無い状態を
維持できる。
【0057】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能であり、例えば、以下のように
構成してもよい。
【0058】(1)上記実施の形態では、ウォーム15
1aに噛合するウォームホイールとしてハスバギア15
2を用いているが、このウォームホイールにハスバギア
ではなく単なるギアを用いても構わない。
【0059】(2)上記実施形態では、ガイド部材12
5をスラスト移動させるために、偏心カム152bをガ
イド部材125に摺動回転させる構成としているが、こ
れに代えて回転軸が偏心していないカムを用いてもよ
い。
【0060】(3)上記実施の形態では、剥離部材12
3及びガイド部材125は、熱ローラ121の駆動源の
回転駆動力を用いてスラスト移動するように構成されて
いるが、圧ローラ122の駆動源や定着ローラ下流側に
配設されている搬送ローラの駆動源の回転駆動力を用い
て当該スラスト移動が行われるように構成してもよい。
【0061】(4)上記実施の形態では、剥離部材12
3のスラスト移動は、熱ローラ121の回転軸方向にお
ける剥離部材123の幅以上の領域で行われることが好
ましいが、このスラスト移動は剥離部材123の幅以下
の領域で行われるものであっても構わない。
【0062】(5)剥離部材123の往復移動周期、剥
離部材123の可動領域等は上記実施形態で示した数値
に限定されず適宜変更が可能である。
【0063】次に、上記剥離部材123を熱ローラ12
1から離脱させると共に、ガイド部材125を定着装置
12の下流側の用紙搬送路から離脱させて当該用紙搬送
路を開放する機構について図6乃至図9を用いて説明す
る。なお、図6乃至図9ではスラスト駆動機構150を
備えていない状態の開閉機構を図示している。
【0064】図6は剥離部材123を熱ローラ121か
ら離脱させ、定着装置12の下流側の用紙搬送路を開放
する開閉機構の概略構成を示す側面図である。なお、こ
の開閉機構は、上述したスラスト機構150を備えるこ
とが可能であるが、当該開閉機構の構成及び動作を明確
にすべく、まず、図6乃至図9を用いてスラスト機構1
50を備えていない開閉機構を説明する。定着ローラ対
の下流側のガイド部材125は、その下部が用紙搬送路
15の一部をなし、側部には熱ローラ121側の剥離部
材123が回動自在に取り付けられている。ガイド部材
125の上部には、剥離部材123を被覆して保護する
ための被覆部材167が設けられている。この被覆部材
167は、ガイド部材125上部のガイド部168に、
スライド移動可能に取り付けられ、押しバネ169によ
ってガイド部材125から離れる方向(図6で右側方
向)に付勢されている。被覆部材167の上部には突起
部167aが形成され、この突起部167aが定着ロー
ラカバー170に係止することで、被覆部材167が押
しバネ169の付勢力に抗してガイド部材125側に押
圧される。これにより、剥離部材123が露出して熱ロ
ーラ121に当接するようになっている。
【0065】定着装置12のハウジングには、回動支持
軸171を回動軸として支持部材172が回動自在に設
けられており、ガイド部材125は支持部材172に取
り付けられている。これら支持部材172及びガイド部
材125によって開閉機構160が構成される。支持部
材172が図6で反時計回り方向に回動すると、ガイド
部材125も支持部材172と共に同方向に回動する。
この支持部材172の回動によって、ガイド部材125
が用紙搬送路15から離間され、用紙搬送路15が開放
される。
【0066】またガイド部材125は、回動支持軸17
3を回動中心として支持部材172に回動自在に取り付
けられており、ガイド部材125に形成された当接部1
25aが、支持部材172の内壁172aに係止するま
で回動可能に構成されている。さらにガイド部材125
の側部には、ピン125bが形成されており、定着装置
12のハウジングに設けられたガイドレール175に係
合している。このピン125bとガイドレール175と
の係合によって、開閉機構160の開閉時における支持
部材172に対するガイド部材125の姿勢が規制され
る。このガイドレール175によるピン125bの案内
方向を工夫することで、開閉機構160の開閉時におけ
るガイド部材125の姿勢を所望の角度に調整すること
ができる。
【0067】また支持部材172には、支持部材172
及びガイド部材125を用紙搬送路15上に保持するた
めに係止部材177が設けられている。係止部材177
は、ガイド部材125と同一の回動支持軸173で回動
するように、支持部材172に設けられており、定着装
置12のハウジングに設けられたピン180に係合する
ように形成されている。係止部材177が、回動支持軸
173を中心として回動してピン180に係合するか否
かが切り換えられることで、ガイド部材125の用紙搬
送路15上への保持又は解除が切り換えられる。
【0068】さらに支持部材172の左上方に位置する
ハウジング(定着装置のハウジング)181には、ガイ
ド部材125が用紙搬送路15から離間されたとき、ガ
イド部材125の当接部125aと係止してガイド部材
125を用紙搬送方向に略直交する姿勢で保持する保持
部182が設けられている。支持部材172の保持部1
82に対応する位置には孔部(図示なし)が設けられて
おり、保持部182はこの孔部を通ってガイド部材12
5の当接部125aに係止するようになっている。
【0069】次に、開閉機構160の開閉時におけるガ
イド部材125及び支持部材172の動作について説明
する。図7及び図8は当該開閉動作時におけるガイド部
材125及び支持部材172の動作状態を示す図、図9
はガイド部材125及び支持部材172がハウジング1
81に係止された状態を示す図である。
【0070】紙詰まり処理等のために用紙搬送路15を
開放する場合、まず、定着装置12を複写機1の本体
(画像形成装置筐体)2から手前に引き出す。そして、
係止部材177を図7で時計回り方向に回動させ、係止
部材177とピン180との係止を解除する。これによ
り支持部材172を上方へ回動させることが可能にな
り、ガイド部材125を用紙搬送路15から離間させる
ことが可能になる。支持部材172が上方に回動される
と、ガイド部材125は、ガイドレール175によるピ
ン125bの案内によって、支持部材172に対して折
れ曲がった状態となり、その状態で徐々に用紙搬送路1
5から離間されていく。
【0071】そして、図8に示すようにガイド部材12
5が更に上方に移動し、ピン125bがガイドレール1
75から離れると、ガイド部材125はガイドレール1
75による移動規制から解除される。そして、ガイド部
材125の当接部125aが支持部材172の内壁17
2aに係止するまで、ガイド部材125が図8で時計回
り方向に回動する。当接部125aと内壁172aとが
係止すると、支持部材172に対するガイド部材125
の姿勢が固定される。このとき、ガイド部材125の被
覆部材167は、突起部167aが定着ローラカバー1
70との係止から解除され、押しバネ169による付勢
で剥離部材123を覆い隠す方向(図8の矢印B方向)
にスライド移動する。そして剥離部材123も熱ローラ
121との当接から解除され、引きバネ126の付勢に
より、図8で反時計回り方向に回動する。
【0072】更に支持部材172が反時計回り方向に回
動されると、図9に示すように、支持部材172はハウ
ジング181に当接し、回動動作が規制される。このと
き、保持部182は、上述した支持部材172の孔部を
通ってガイド部材125の当接部125aに係合し、ガ
イド部材125を用紙搬送路15に略直交する姿勢に保
持する。また、ガイド部材125がこの姿勢になってい
るとき、ガイド部材125の先端部125cもハウジン
グ181の上部に当接し、これによってもガイド部材1
25の姿勢が保持される。
【0073】このとき、係止部材177の突起部177
aが、ハウジング181の側端部181aに係止するよ
うになっており、この突起部177aと側端部181a
との係止によって、支持部材172が用紙搬送路15側
へ回動しないように(倒れないように)ハウジング18
1に固定される。これによって、ガイド部材125を用
紙搬送路15に略直交した姿勢とした状態として、支持
部材172をハウジング181に固定することができる
ので、紙詰まり処理等のための作業領域を広く確保する
ことができるとともに、支持部材172の倒れ防止によ
り作業時の安全性が向上する。また上述したように、剥
離部材123は引きバネ126によって回動され、しか
も被覆部材167は押しバネ169により剥離部材12
3を覆う方向に移動しているため、剥離部材123の先
端部は被覆部材167に覆われ、作業時の更なる安全性
の向上及び剥離部材123の破損防止が図られる。
【0074】この開閉機構160を閉じる場合(用紙搬
送路15を閉じる場合)は、係止部材177をハウジン
グ181の側端部181aとの係止から解除し、支持部
材172を図9で時計回り方向に回動させていく。そし
てガイド部材125の当接部125aが保持部182か
ら離れ、更にガイド部材125のピン125bが再びガ
イドレール175に係合することでガイド部材125の
姿勢が規制され、徐々にガイド部材125は支持部材1
72に対して平行な状態となっていき、剥離部材123
が熱ローラ121に当接した状態となる。ガイド部材1
25の下部が用紙搬送路15の上部に移動した時点で係
止部材177をピン180に係止させて、支持部材17
2及びガイド部材125を用紙搬送路15上に固定す
る。これにより用紙搬送路15が閉じられ、定着装置1
2は動作可能状態となる。
【0075】なお、この開閉機構160が適用された実
施の形態では、定着装置12の定着ローラ部分に本発明
が適用される例を示しているが、例えば、以下のように
構成してもよい。
【0076】(1)感光体ドラム4、原稿搬送機構、及
び用紙後処理機構等に備えられた剥離部材に上記開閉機
構160を適用してもよい。
【0077】(2)感光体ベルト、転写ベルト、搬送ベ
ルト等を備えた画像形成装置においては、これら各ベル
トから用紙を剥離する剥離部材に上記開閉機構160を
適用することも可能である。
【0078】(3)カラー方式の画像形成装置における
転写ドラム及び転写ベルトから用紙を剥離する剥離部材
に上記開閉機構160を適用することも可能である。
【0079】また、上記開閉機構160は、上記実施の
形態に示したガイド部材125、支持部材172及び係
止部材177の構成に限られず、例えば、以下のように
構成してもよい。
【0080】(4)上記実施の形態では、支持部材17
2において係止部材177はガイド部材125と同一の
回動支持軸173で回動するように構成されているが、
ガイド部材125の回動支持軸とは別個の回動支持軸を
中心として回動する構成としてもよい。
【0081】(5)用紙搬送路15を開放したときにお
ける支持部材172のハウジング181への固定は、係
止部材177の突起部177aをハウジング181の側
端部181aに係止させることで実現しているが、この
構成に限定されるものではなく、係止部材177とは別
個にハウジング181に係止する部材を設けて支持部材
172をハウジング181に係止するように構成しても
よい。
【0082】(6)上記実施形態では、ガイド部材12
5、支持部材172及び係止部材177を回動させるこ
とによって、定着ローラ下流側の用紙搬送路15を開放
するものとしているが、この用紙搬送路15に用紙搬送
ローラが存在し、この用紙搬送路部分も開放されるよう
に構成してもよい。
【0083】図10はスラスト駆動機構150を備えた
開閉機構160の概略構成を示す側面図、図11はガイ
ド部材125のスラスト移動動作を模式的に示す側面図
であり、(a)はガイド部材125が偏心カム152b
によって押圧されていない状態を示す図、(b)はガイ
ド部材125が偏心カム152bによって押圧されてい
る状態を示す図である。
【0084】スラスト駆動機構150を備えた開閉機構
160は、側板165が支持部材172に対して回動可
能となるように回動支持軸173に軸支されている。側
板165には、剥離部材123を支持するガイド部材1
25が、側板165の回動軸方向(図10の奥行方向)
にスライド移動可能となるように取り付けられている。
ウォーム151a及びこれに噛合するハスバギア152
は、開閉機構160が閉じられて剥離部材123が熱ロ
ーラ121に当接した状態におけるガイド部材125及
び側板165の側方に配置されている。
【0085】ガイド部材125の側部には支持軸125
d,125eが設けられている。支持軸125d,12
5eが、ガイド部材125の両側方に配設されている側
板165に形成された孔部に嵌入されることによって両
側板165にスライド移動可能に支持されている。偏心
カム152b側の支持軸125dには、ガイド部材12
5側部とハウジング129との間に介在させるようにし
て引きバネ130aが設けられており、この支持軸12
5dとは反対側の支持軸125eには、ガイド部材12
5側部とハウジング129との間に介在させるようにし
て押しバネ130bが設けられている。これら引きバネ
130a及び押しバネ130bによって、ガイド部材1
25が偏心カム152b側に付勢されている。
【0086】偏心カム152b側のガイド部材125の
側部には、側板165から外れた位置(図11では側板
165の上方)に当接部127が設けられている。偏心
カム152bが回転して、水平横方向に移動可能な押圧
部材190を介して当接部127を水平方向に押圧する
と、偏心カム152bの回転に応じて、ガイド部材12
5が引きバネ130aの引張力及び押しバネ130bの
付勢力に抗して上記回動軸方向に直線的に往復移動し
て、ガイド部材125及び剥離部材123がスラスト移
動する。従って、側板165は偏心カム152bには押
圧されずスラスト移動することはなく、ガイド部材12
5のみがスラスト移動するようになっている。
【0087】上記押圧部材190は、水平横方向に移動
可能にハウジング129に支持された押圧軸190a
と、この押圧軸190aの一端部に取り付けられ、押圧
軸190aと共に水平横方向に移動する押圧板190b
とからなる。ハウジング129には、押圧軸190aを
水平方向に移動可能に支持する支持部129aが設けら
れている。押圧軸190aは、押圧板190bが取り付
けられていない方の端部が偏心カム152bの側部と接
触している。押圧軸190aは、支持部129a及びハ
ウジング129に形成された孔に嵌入され、この孔を通
して偏心カム152b側からガイド部材125側に貫通
している。押圧板190bは、開閉機構160が閉じら
れた状態において、ガイド部材125の当接部127に
当接し、押圧軸190aの水平横方向への移動に伴って
ガイド部材125を同方向に押圧する。
【0088】開閉機構160の開閉時に、ガイドレール
175との係合によってガイド部材125の姿勢を規制
するピン165bは、ガイド部材125の両側方の各々
の側板165に設けられている。偏心カム152b側の
側板165の偏心カム152bに対向する側面部と、こ
れとは反対側の側板165のハウジング129に対向す
る側面部とに設けられている。偏心カム152b側の側
板165のピン165bは、偏心カム152bの回転に
より押圧板190bがガイド部材125側に移動してき
たときであっても、押圧板190bに干渉しないように
設定されている。これとは反対側の側板165のピン1
65bに対向するハウジング129にもガイドレール1
75が設けられており、当該ピン165bは開閉機構1
60の開閉時にガイドレール175に係合するように構
成されている。
【0089】偏心カム152bの回転に伴うガイド部材
125のスラスト移動について説明する。偏心カム15
2bは、図11(a)に示すように、偏心カム152b
の回転軸152aから押圧軸190aの端部までの距離
lが最も短い状態のときは、偏心カム152bが押圧軸
190aを押圧せず、押圧板190bがハウジング12
9の内側面に当接した状態となるように設定されてい
る。この状態では、押圧板190bはガイド部材125
(当接部127)を押圧しないようになっている。
【0090】この状態から偏心カム152bが回転し
て、回転軸152aから押圧軸190aの端部までの距
離lが徐々に長くなるに連れて、図11(b)に示すよ
うに、押圧板190bが徐々にハウジング129から離
脱していく。かかる押圧板190bの移動によりガイド
部材125が押圧され、水平方向(図11(a)(b)
の右方向)にスライド移動する。
【0091】用紙搬送路15を開放しようとして、ガイ
ド部材125が上方に移動される場合(開閉機構160
が開けられる場合)は、側板165のピン165bがガ
イドレール175に沿って上方に移動するのに伴って、
ガイド部材125の当接部127は押圧板190bに摺
動しながら上方へ移動する。また、ピン165bが押圧
板190bに差し掛かっても、ピン165bは押圧板1
90bとは干渉しないように設定されている。よって、
ガイド部材125及び側板165の上方への移動に押圧
板190bの存在が支障を生じることはない。
【0092】なお、開閉機構160が開いた状態から閉
じられる時に、ガイド部材125及び側板165が上方
から徐々に用紙搬送路15に接近してくるときは、押圧
板190bは図11(a)に示すハウジング129に当
接した状態となるように、ウォーム151a及びハスバ
ギア152が自動的に回転するようにしてもよい(又
は、ユーザが手動で回転つまみ151を回して押圧板1
90bがハウジング129に当接した状態となるように
する)。これにより、当接部127が押圧板190bに
よる押圧から解除されて、引きバネ130aの引張力及
び押しバネ130bの付勢力で偏心カム152b側に移
動している状態となっていても、当接部127が押圧板
190bによってガイドレール175への進入を妨害さ
れることはなく、ガイドレール175にスムーズに係合
する。
【0093】上記のように定着装置12が開閉機構16
0を有することによって、スラスト駆動機構150によ
って得られる(1)新たな駆動源を設けることなく剥離
部材123を熱ローラ121の回転軸方向に往復移動さ
せることができるという効果に加えて、開閉機構160
によって得られる(2)大きなスペースを必要とするこ
となく剥離部材123等を熱ローラ121から退避させ
ることができる効果、(3)用紙搬送路15を開放でき
ることでジャム処理時の操作性に優れるという効果まで
得ることができる。
【0094】なお、スラスト駆動機構150を備えた開
閉機構160は、上記実施の形態の構成に限られず種々
の変形が可能であり、例えば、以下のように構成しても
よい。
【0095】(1)上記実施の形態では、偏心カム15
2bの回転に伴うガイド部材125の水平方向への押圧
を押圧部材190を介して行うものとしているが、この
構成に代えて、偏心カム152bとガイド部材125の
間に介在するハウジング129を切り欠き、偏心カム1
52bの側部がガイド部材125の当接部127を直接
押圧する構成としてもよい。
【0096】(2)また、押圧部材190は、押圧軸1
90a及び押圧板190bの両部材からなるものとして
いるが、押圧部材190の構成はこの構成に限定される
ものではなく、偏心カム152bと当接部127(又は
ガイド部材125)の間に介在して、偏心カム152b
の回転に応じてガイド部材125を押圧できる構成であ
ればよい。
【0097】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、定着ロー
ラ又は定着ローラ下流側に配置される搬送ローラの駆動
源の回転駆動力を利用して、剥離部材を定着ローラの回
転軸方向に往復移動させるので、剥離部材の往復移動の
ために新たな駆動源を設ける必要がない。これにより、
剥離部材のローラ当接面に付着したトナーを除去し、剥
離部材への用紙の引っ掛かりジャムを防止するという効
果に加えて、剥離部材の駆動手段が簡単な構成となるこ
とによる製造コスト低減という効果が得られる。
【0098】また、ガイド部材がローラの回転軸方向へ
の直線的往復移動及び当該回転軸方向に延びる回動軸周
りの回動が自在となるように支持部材に軸支され、この
支持部材を、前記剥離部材及びガイド部材を用紙搬送路
から接離させる方向に回動自在な構成とし、これに加え
て、ローラ又はローラ下流側に配置される搬送ローラの
駆動源の回転駆動力を、ローラの回転軸方向における直
線的な駆動力に変換し、この直線的な駆動力でもって、
ガイド部材及び剥離部材をローラの回転軸方向に直線的
往復移動させる駆動手段を備えた構成とした場合は、剥
離部材の上記往復移動のために新たな駆動源を設ける必
要がないという効果に加え、更に、ガイド部材を支持部
材に対して回動させることによって剥離部材をローラ又
はベルトから引き離すことができ、ガイド部材を支持部
材に対して折れ曲がった状態として用紙搬送路から離間
させることができるので、大きなスペースを要すること
なく剥離部材、ガイド部材及び支持部材をローラ又は用
紙搬送路から離間させることができるという効果までを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す模
式図である。
【図2】本発明に係る定着装置の概略構成を示す側面図
である。
【図3】(a)は剥離部材、ガイド部材及びこれらをス
ラスト移動させる駆動機構を示す平面図、(b)は当該
駆動機構を構成するギア機構を示す側面図、(c)は駆
動機構の偏心カム及びガイド部材を示す側面図である。
【図4】剥離部材の移動量を示す図である。
【図5】用紙に対する剥離部材の可動領域を示す図であ
る。
【図6】剥離部材を熱ローラから離脱させ、定着装置の
下流側の用紙搬送路を開放する開閉機構の概略構成を示
す側面図である。
【図7】開閉機構の開閉動作時におけるガイド部材及び
支持部材の動作状態の例を示す図である。
【図8】開閉機構の開閉動作時におけるガイド部材及び
支持部材の動作状態の例を示す図である。
【図9】ガイド部材及び支持部材がハウジングに係止さ
れた状態の開閉機構を示す図である。
【図10】スラスト駆動機構を備えた開閉機構の概略構
成を示す側面図である。
【図11】ガイド部材のスラスト移動動作を模式的に示
す側面図であり、(a)はガイド部材が偏心カムによっ
て押圧されていない状態を示す図、(b)はガイド部材
が偏心カムによって押圧されている状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置の一例) 2 複写機本体 7 現像部 12 定着装置 15 用紙搬送路 120 定着ローラ対 121 熱ローラ 122 圧ローラ 123 剥離部材 125 ガイド部材 125a 当接部 125b ピン 125c 先端部 125d,125e 支持軸 126 バネ 127 当接部 129 ハウジング 129a 支持部 130 バネ 130a 引きバネ 130b 押しバネ 150 スラスト駆動機構 151a ウォーム 152 ハスバギア 152a 回転軸 152b 偏心カム 160 開閉機構 165 側板 165b ピン 167 被覆部材 167a 突起部 168 ガイド部 169 バネ 171 回動支持軸 172 支持部材 172a 内壁 173 回動支持軸 175 ガイドレール 177 係止部材 177a 突起部 180 ピン 181 ハウジング 181a 側端部 182 保持部 190 押圧部材 190a 押圧軸 190b 押圧板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 淵 昌巳 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA16 AA21 BA02 BA10 BA21 BA22 BA59 BB00 BB37 BB38 2H071 CA01 CA05 DA12 DA24 DA26 EA04

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙上の未定着画像を定着するために回
    転される一対の定着ローラと、 前記定着ローラの少なくともいずれか一方のローラに当
    接してローラから用紙を剥離する剥離部材と、 前記定着ローラ又は定着ローラ下流側に配置される搬送
    ローラの駆動源の回転駆動力を、前記定着ローラの回転
    軸方向における直線的な駆動力に変換し、この直線的な
    駆動力でもって前記剥離部材を前記定着ローラの回転軸
    方向に前記往復移動させる駆動手段とを備えたことを特
    徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、前記定着ローラ又は定
    着ローラ下流側に配置される搬送ローラの駆動源の回転
    駆動力によって回転されるウォームと、このウォームに
    噛合されるウォームホイールと、このウォームホイール
    の回転軸に設けられ、ウォームホイールと共に回転する
    カムとを有し、 前記剥離部材は、前記定着ローラ下流側の用紙搬送路に
    おいて用紙の搬送方向を案内するガイド部材に支持され
    ており、 前記カムは前記ガイド部材を押圧しながら回転し、この
    カムの回転に応じて前記ガイド部材が前記定着ローラの
    回転軸方向に直線的に往復移動するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記剥離部材は、前記定着ローラの回転
    軸方向における前記剥離部材の幅以上の移動量でもって
    前記往復移動を行うことを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記剥離部材は、前記定着ローラに搬送
    されてくる用紙の幅の範囲内で前記往復移動を行うこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    定着装置。
  5. 【請求項5】 前記定着ローラの周速度に前記剥離部材
    の往復移動1周期時間を乗じて求められる、前記剥離部
    材による往復移動1周期当たりの前記定着ローラの回転
    距離Lが、0.5m≦L≦20mであることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 感光体ドラム上の静電潜像をトナー像と
    して用紙に形成する画像形成装置であって、 用紙上の未定着トナー像を定着するために請求項1乃至
    請求項5のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 用紙に当接されるローラから用紙を剥離
    する剥離部材と、 前記剥離部材を支持すると共に、前記ローラ下流側の用
    紙搬送路において用紙の搬送方向を案内するガイド部材
    と、 前記ローラの回転軸方向への直線的往復移動及び当該回
    転軸方向に延びる回動軸周りの回動が自在となるように
    前記ガイド部材を軸支し、前記剥離部材及びガイド部材
    を用紙搬送路から接離させる方向に回動自在とされた支
    持部材と、 前記ローラ又はローラ下流側に配置される搬送ローラの
    駆動源の回転駆動力を、前記ローラの回転軸方向におけ
    る直線的な駆動力に変換し、この直線的な駆動力でもっ
    て、前記ガイド部材及び剥離部材を前記ローラの回転軸
    方向に直線的往復移動させる駆動手段とを備えたことを
    特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動手段は、前記ローラ又は定着ロ
    ーラ下流側に配置される搬送ローラの駆動源の回転駆動
    力によって回転されるウォームと、このウォームに噛合
    されるウォームホイールと、このウォームホイールの回
    転軸に設けられ、ウォームホイールと共に回転するカム
    とを有し、 前記カムは前記ガイド部材を押圧しながら回転し、この
    カムの回転に応じて前記ガイド部材が前記ローラの回転
    軸方向に直線的に往復移動するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記剥離部材は、前記ローラの回転軸方
    向における前記剥離部材の幅以上の移動量でもって前記
    往復移動を行うことを特徴とする請求項7又は請求項8
    に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記剥離部材は、前記ローラに搬送さ
    れてくる用紙の幅の範囲内で前記往復移動を行うことを
    特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記ローラの周速度に前記剥離部材の
    往復移動1周期時間を乗じて求められる、前記剥離部材
    による往復移動1周期当たりの前記ローラの回転距離L
    が、0.5m≦L≦20mであることを特徴とする請求
    項7乃至請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記支持部材によって前記ガイド部材
    が用紙搬送路から離間されたとき、前記ガイド部材を用
    紙搬送方向に略直交する姿勢で保持する保持手段が設け
    られていることを特徴とする請求項7乃至請求項11の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記支持部材は、前記ガイド部材が用
    紙搬送路から離間して用紙搬送方向に略直交する姿勢と
    なったときに装置ハウジングに係止されるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項7乃至請求項12のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記支持部材の回動によって前記ガイ
    ド部材が用紙搬送路の接離方向に移動するときに、前記
    支持部材に対する前記ガイド部材の姿勢を規制する規制
    手段が設けられていることを特徴とする請求項7乃至請
    求項13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記ガイド部材は、前記支持部材の回
    動によって用紙搬送路の接離方向に移動するときに、前
    記支持部材に対して所定量回動した時点で支持部材に係
    止して当該回動動作が規制されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項7乃至請求項14のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記支持部材には、前記ガイド部材を
    用紙搬送路上に係止するための係止部材が、前記ガイド
    部材と同一軸支点で回動するように設けられ、この係止
    部材の回動によって前記ガイド部材の用紙搬送路への保
    持又は解除が切り換えられることを特徴とする請求項7
    乃至請求項15のいずれかに記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記ガイド部材が用紙搬送路から離間
    して用紙搬送方向に略直交する姿勢となったとき、前記
    係止部材が装置ハウジングに係止することによって、前
    記支持部材が装置ハウジングに固定されることを特徴と
    する請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記ガイド部材には、前記剥離部材を
    出し入れ自在に被覆する被覆手段が設けられ、 前記被覆手段は前記剥離部材を被覆する方向に弾力付勢
    されており、前記ガイド部材が前記用紙搬送路にある状
    態では弾力付勢が抑制されて前記剥離部材が露出し、前
    記ガイド部材が前記用紙搬送路から離間した状態では弾
    力付勢によって前記剥離部材が被覆されるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項7乃至請求項17のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記ローラは、用紙上の未定着画像を
    定着するために回転される定着ローラであることを特徴
    とする請求項7乃至請求項18のいずれかに記載の画像
    形成装置。
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