JP7102946B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、用紙等の媒体上にトナー像を定着させる定着装置を備えている。
特許文献1に記載の定着装置は、記録材にトナー像を定着する定着部材から記録材を分離する分離爪と、定着部材の表面に沿って分離爪を移動させる分離爪移動機構と、を有している。分離爪は定着部材の表面に接触しているため、分離爪が接触する定着部材の表面は経時的に削られることになる。この定着装置は、分離爪の移動速度に着目しており、分離爪の移動速度Vとして、1×10^-3mm/s≦V≦0.1mm/sを満たすことで、定着部材の表面が削れる量を抑制している。
特開2007-72259号公報
上記した定着装置の分離爪は、その移動範囲の両端で停止することなく往復するため、定着部材に対する分離爪の接触時間は、分離爪の移動範囲の両端部よりも中央部で極端に長くなっていた。その結果、定着部材の表面のうち、分離爪の移動範囲の中央部に対応した定着部材の表面だけが集中的に削れてしまい、定着部材の寿命が短くなるという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するために、分離爪の移動範囲内において定着部材の削れる量を均一化することができる定着装置および画像形成装置を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明の定着装置は、軸周りに回転しながら媒体上のトナー像を加熱する定着部材と、前記定着部材の表面から前記媒体を分離する分離爪と、前記分離爪を軸方向に往復移動させ、且つ前記分離爪の移動範囲の両端で前記分離爪を一時停止させる移動機構と、を備えている。
この場合、前記移動機構は、前記分離爪に直接または間接的にカム面を接触させながら回転することで前記分離爪を軸方向に往復移動させる偏心カムと、前記分離爪を前記カム面に向かって付勢する付勢部材と、を含み、前記偏心カムの前記カム面は、最大半径となる区間であって前記分離爪の移動範囲一端での一時停止に対応する第1カム面と、最小半径となる区間であって前記分離爪の移動範囲他端での一時停止に対応する第2カム面と、を含む連続した曲面であることが好ましい。
この場合、前記偏心カムの前記カム面は、前記分離爪を一時停止させる時間を、前記偏心カムの1周期の10%以上50%以下の範囲にするように形成されていることが好ましい。
この場合、前記分離爪の移動範囲は、前記分離爪の軸方向の幅の2倍以上3倍以下に設定されていることが好ましい。
上記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記のいずれかに記載の定着装置を備えている。
本発明によれば、分離爪の移動範囲内において定着部材の削れる量を均一化することができる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンターの内部構造を示す概略図(正面図)である。 本発明の一実施形態に係る定着装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置を模式的に示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の定着ローラー、分離ユニットおよび移動機構を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の分離ユニット等を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の移動機構の入力ギアおよび偏心カムを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の移動機構の作用を説明する側面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の移動機構において、分離爪の移動量と偏心カムの回転角度の関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る定着装置の移動機構において、移動範囲内での分離爪の接触時間を示すグラフである。 比較例に係る移動機構において、分離爪の移動量と偏心カムの回転角度の関係を示すグラフである。 比較例に係る移動機構において、移動範囲内での分離爪の接触時間を示すグラフである。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、図面に示す「Fr」は「前」を示し、「Rr」は「後」を示し、「L」は「左」を示し、「R」は「右」を示し、「U」は「上」を示し、「D」は「下」を示している。また、「上流」および「下流」並びにこれらに類する用語は、シートSの搬送方向(通過方向)の「上流」および「下流」並びにこれらに類する概念を指す。
[カラープリンターの概要]
図1を参照して、画像形成装置の一例としてのカラープリンター1について説明する。図1はカラープリンター1の内部構造を示す概略図(正面図)である。
カラープリンター1は、略直方体状の外観を構成する装置本体2を備えている。装置本体2の下側には、紙製のシートS(媒体)を収容する給紙カセット3が着脱可能に設けられている。装置本体2の上面には、排紙トレイ4が設けられている。なお、シートSは、紙製に限らず、樹脂製のシート等であってもよい。
また、カラープリンター1は、給紙装置5と、作像装置6と、定着装置7と、を装置本体2の内部に備えている。給紙装置5は、給紙カセット3から排紙トレイ4まで延びる搬送路8の上流端部に設けられている。定着装置7は搬送路8の下流側に設けられ、作像装置6は搬送路8において給紙装置5と定着装置7との間に設けられている。
作像装置6は、4つのトナーコンテナ10と、中間転写ベルト11と、4つのドラムユニット12と、光走査装置13と、を含んでいる。4つのトナーコンテナ10には、4色(イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック)のトナー(現像剤)が収容されている。ドラムユニット12は、感光体ドラム14と、帯電装置15と、現像装置16と、一次転写ローラー17と、クリーニング装置18と、を含んでいる。一次転写ローラー17は、感光体ドラム14との間に中間転写ベルト11を挟むように設けられている。中間転写ベルト11の右側には、二次転写ローラー19が接触して転写ニップを形成している。
カラープリンター1の制御装置(図示せず)は各装置を適宜制御し、以下のように画像形成処理を実行する。帯電装置15は、感光体ドラム14の表面を帯電させる。感光体ドラム14は、光走査装置13から出射された走査光を受け、静電潜像を担持する。現像装置16は、トナーコンテナ10から供給されたトナーを用いて感光体ドラム14上の静電潜像をトナー像に現像する。一次転写ローラー17は、感光体ドラム14上のトナー像を回転する中間転写ベルト11に一次転写する。中間転写ベルト11は、回転しながら4色のトナー像を重ねたフルカラーのトナー像を担持する。シートSは、給紙装置5によって給紙カセット3から搬送路8に送り出される。二次転写ローラー19は、転写ニップを通過するシートSに中間転写ベルト11上のトナー像を二次転写する。定着装置7はトナー像をシートSに熱定着させる。その後、シートSは排紙トレイ4に排出される。クリーニング装置18は感光体ドラム14上に残ったトナーを除去する。
[定着装置]
次に、図2ないし図5を参照して、定着装置7について説明する。図2は定着装置7を示す断面図である。図3は定着装置7を模式的に示す平面図である。図4は定着ローラー21、分離ユニット24および移動機構25を示す斜視図である。図5は分離ユニット24等を示す斜視図である。
図2および図3に示すように、定着装置7は、筐体20と、定着ローラー21と、加圧ローラー22と、ハロゲンヒーター23と、分離ユニット24と、移動機構25(図8等参照)と、を含んでいる。筐体20は、装置本体2に支持されている。定着ローラー21および加圧ローラー22は、筐体20の内部に回転可能に支持されている。ハロゲンヒーター23は、定着ローラー21の内部に設けられている。分離ユニット24および移動機構25は、定着ローラー21と加圧ローラー22との接触部分(加圧領域N)よりも下流側に設けられている。
<筐体>
筐体20は、例えば、板金や耐熱性樹脂等によって前後方向に長い略直方体状に形成されている。筐体20の内部には、シートSが通過する搬送路8の一部が形成されている。筐体20の下側には、加圧領域NにシートSを導くための進入ガイド26が設けられている(図2参照)。筐体20の上側には、加圧領域Nを通過したシートSを排出ローラー対28に導くガイド部材27が設けられている。排出ローラー対28は、加圧領域Nを通過したシートSを挟み込んで下流に向けて搬送する。
<定着ローラー>
定着部材の一例としての定着ローラー21は、前後方向(軸方向)に長い略円筒状に形成されている。定着ローラー21は、金属製の定着芯金21Aの外周面に積層された定着弾性層21Bと、定着弾性層21Bを覆う定着ベルト21Cと、を含んでいる。定着ローラー21の前部には、定着ギア30が取り付けられている(図3参照)。定着ギア30には、複数のギアによって構成されたギア列(図示せず)を介して駆動モーター32(のピニオンギア)が接続されている。
<加圧ローラー>
加圧部材の一例としての加圧ローラー22は、前後方向(軸方向)に長い略円筒状に形成され、定着ローラー21の右側に配置されている。加圧ローラー22は、金属製の加圧芯金22Aの外周面に積層された加圧弾性層22Bと、加圧弾性層22Bを覆う加圧離型層22Cと、を含んでいる。加圧ローラー22(加圧芯金22A)の前後両端部は、一対の可動フレーム34に回転可能に支持されている(図3参照)。可動フレーム34は、左右方向に揺動可能に筐体20に支持され、バネや偏心カム等を含む圧力調整部(図示せず)に接続されている。
圧力調整部が可動フレーム34を定着ローラー21側に回動させると、加圧ローラー22が定着ローラー21に押し付けられて定着ローラー21との間に加圧された加圧領域Nを形成する。一方、圧力調整部が可動フレーム34を定着ローラー21から離す方向に回動させると、加圧ローラー22が定着ローラー21への押し付けを解除されて減圧された加圧領域Nを形成する。なお、加圧領域Nとは、圧力が0Paである上流側の位置から最大圧力となる位置を経由して再び圧力が0Paとなる下流側の位置までの領域を指している。
<ハロゲンヒーター>
図2に示すように、ハロゲンヒーター23は、前後方向(軸方向)に長い略棒状に形成されている。ハロゲンヒーター23は、赤外域の光を放射して定着ローラー21を加熱するハロゲンランプを含んでいる。なお、本実施形態では、熱源としてハロゲンヒーター23が採用されていたが、これに代えて、カーボンヒーター等が採用されてもよい。また、他にも、定着ローラー21の外側に誘導加熱方式のヒーターを設けてもよい。
なお、筐体20の内部には、定着ローラー21の表面温度(またはハロゲンヒーター23の温度)を検出するサーモパイルやサーミスター等の温度センサー(図示せず)が設けられている。カラープリンター1の制御装置には、駆動モーター32、ハロゲンヒーター23および温度センサー等が電気的に接続されている。制御装置は、各種の駆動回路を介して駆動モーター32、ハロゲンヒーター23および温度センサー等を制御する。
<分離ユニット>
図2および図4に示すように、分離ユニット24は、定着ローラー21の上方に配置されている。図4および図5に示すように、分離ユニット24は、定着ローラー21と平行に配置された支持フレーム41に支持された複数(例えば4つ)の分離爪40を含んでいる。各分離爪40は、定着ローラー21の表面からシートSを分離する機能を有している。なお、複数の分離爪40は、全て同一形状であるため、以下、1つの分離爪40について説明する。
(分離爪)
分離爪40は、正面から見て略鋭角三角形を成した略厚板状に形成されている。分離爪40の先端部は、鋭角に形成され、加圧領域Nの下流側で定着ローラー21の表面に接触している(図2参照)。
(支持フレーム)
図4および図5に示すように、支持フレーム41は、例えば、前後方向に長い板金部材42に固定された2つの箱状部材43を含んでいる。上記した分離爪40の基端部(根本部)には、前後両側に延びた回動軸40Aが設けられており(図5参照)、回動軸40Aは箱状部材43に回動可能に支持されている。また、回動軸40Aには捩りコイルバネ40Bが巻き付けられており、捩りコイルバネ40Bは定着ローラー21に向かって分離爪40を付勢している。箱状部材43には、各々の分離爪40の前後両側に隣接する位置に一対の保護リブ43Aが形成されている。保護リブ43Aは、筐体20の内部の搬送路8に向かって突き出している。
板金部材42の前後両端部は、左側(分離爪40とは逆側)に折り曲げられて一対の折曲片42Aを構成している。各々の折曲片42Aには、前方に向かって延びた略円柱状の支持ピン42Bが固定されている。一対の支持ピン42Bは、筐体20に開口した軸受け部(図示せず)に摺動可能に支持されている。つまり、支持フレーム41は、一対の支持ピン42Bを介して前後方向にスライドするように筐体20に支持されている。なお、上記したガイド部材27は、支持フレーム41を覆うように配置される(図2参照)。
<移動機構>
次に、図4および図6を参照して、移動機構25について説明する。図6は移動機構25の入力ギア50および偏心カム51を示す斜視図である。
図4に示すように、移動機構25は、定着ローラー21の前部上方に配置されている。移動機構25は、入力ギア50と、偏心カム51と、付勢部材52と、を含んでいる。移動機構25は、分離爪40を軸方向に往復移動させる機能を有している。
(入力ギア)
図4および図6に示すように、入力ギア50は、円板の外周面に複数の歯を有するウォームホイールである。入力ギア50の軸心には、左右方向(定着ローラー21に直交する方向)に延びたギア軸部50Aが形成されている。ギア軸部50Aは、筐体20に回転可能に支持されている。入力ギア50(の歯)は、動力伝達機構53を介して駆動モーター32(のピニオンギア)に接続されている。動力伝達機構53は、複数の円板ギア53A(平歯車、段付き歯車等)やウォームギア53Bを含んでいる。動力伝達機構53の最終ギアは、ウォームギア53Bとなっており、ウォームギア53Bは入力ギア50に噛み合っている。
(偏心カム)
偏心カム51は、略円筒状に形成され、入力ギア50の右端面から前方に突設されている。偏心カム51は、その中心を入力ギア50のギア軸部50Aからずらした位置に配置されている。つまり、偏心カム51は、回転中心(ギア軸部50A)から外周面までの距離(偏心半径)を不定とした所謂円板カムである。なお、入力ギア50と偏心カム51とは、例えば、金属材料によって形成されている。
図6に示すように、偏心カム51の外周面は、所定のプロファイルを有するカム面54となっている。カム面54は、支持フレーム41の前方に形成された折曲片42Aの前面に接触している(図4参照)。偏心カム51のカム面54は、最大半径の区間である第1カム面54Aと、最小半径の区間である第2カム面54Bと、を含む連続した曲面である。第1カム面54Aと第2カム面54Bとは、回転中心(ギア軸部50A)を挟んで対向する位置に形成されている。第1カム面54Aおよび第2カム面54Bは、それぞれ、カム面54全体の周長の11~12%程度の周長(区間)となるように形成されている。なお、第1カム面54Aと第2カム面54Bとの間のカム面54は、偏心半径を連続的に増減させた曲面となっており、回転中心を挟んで対称に形成されている。
(付勢部材)
図4に示すように、付勢部材52は、圧縮コイルスプリングであって、支持フレーム41の前方に形成された折曲片42Aの後面と筐体20との間に架設されている。付勢部材52は、分離爪40(分離ユニット24)を偏心カム51のカム面54に向かって付勢する機能を有している。
[定着装置の作用]
次に、図2を参照して、定着装置7の作用(定着処理)について説明する。なお、定着処理を実施する場合、加圧ローラー22は、圧力調整部によって定着ローラー21に押し付けられている。
まず、制御装置は、駆動モーター32やハロゲンヒーター23を駆動制御する。定着ローラー21は駆動モーター32の駆動力を受けて回転し、加圧ローラー22は、定着ローラー21に従動して回転する(図2の実線細矢印参照)。ハロゲンヒーター23は、定着ローラー21の内側から定着ローラー21を加熱する。温度センサーは、入力回路を介して定着ローラー21(またはハロゲンヒーター23)の温度を示す検出信号を制御装置に送信する。制御装置は、温度センサーから設定温度に達したことを示す検出信号を受信すると、既に説明した画像形成処理の実行を開始する。トナー像が転写されたシートSは筐体20内に進入し、定着ローラー21は、軸周りに回転しながら加圧領域Nを通過するシートS上のトナー(トナー像)を加熱する。加圧ローラー22は、軸周りに回転しながら加圧領域Nを通過するシートS上のトナーを加圧する。すると、トナー像がシートSに定着する。複数の分離爪40は、加圧領域Nを通過したシートSを定着ローラー21の表面から分離する。そして、トナー像が定着したシートSは、筐体20の外部に送り出されて排紙トレイ4に排出される。
ところで、定着ローラー21は、その表面に分離爪40を接触させながら回転するため、定着ローラー21のうち分離爪40が接触し続ける部分が摩耗する(削れる)。そこで、定着ローラー21の摩耗を抑制するために、この定着装置7では、移動機構25が定着ローラー21の回転に伴って分離爪40を軸方向に往復移動させるようになっている。
[移動機構の作用]
図7、図8Aおよび図8Bを参照して、移動機構25の作用について説明する。図7は移動機構25の作用を説明する側面図である。図8Aは分離爪40の移動量MAと偏心カム51の回転角度の関係を示すグラフである。図8Bは移動範囲MR内での分離爪40の接触時間を示すグラフである。
駆動モーター32の駆動力は、動力伝達機構53を介して入力ギア50を略等速で回転させる。移動機構25は、入力ギア50と一体に回転する偏心カム51と付勢部材52との協働によって分離ユニット24を前後方向(軸方向)に往復移動させる。詳細には、偏心カム51は、分離爪40に間接的にカム面54を接触させながら回転することで分離爪40を前後方向(軸方向)に往復移動させる。以下、第1カム面54Aが支持フレーム41の折曲片42Aに接触している場合を「初期状態(0度)」として具体的に説明する(図7の最上段の図および図8A参照)。
初期状態では、偏心カム51は、付勢部材52の付勢力に抗して分離ユニット24を後方に押し出しており、分離ユニット24は、最も後方に位置している(図7の最上段の図を参照)。初期状態から偏心カム51が回転を始めると、折曲片42Aはカム面54上を相対的に摺動する。折曲片42Aが第1カム面54Aの区間(破線矢印参照)を相対的に摺動する場合、分離ユニット24は、移動せず、最も後方に位置した状態を維持される(図8A参照)。
偏心カム51の回転が進み、折曲片42Aが第1カム面54Aから第2カム面54Bに向かって相対的に摺動する場合、カム面54の偏心半径が徐々に短くなって行くため、分離ユニット24は、付勢部材52に付勢されて徐々に前方に移動して行く(図7の2段目の図を参照)。
折曲片42Aが第2カム面54Bまで到達すると、分離ユニット24は、最も前方に位置した状態になる(図7の3段目の図を参照)。折曲片42Aが第2カム面54Bの区間(破線矢印参照)を相対的に摺動する場合、分離ユニット24は、移動せず、最も前方に位置した状態を維持される(図8A参照)。
偏心カム51の回転が更に進み、折曲片42Aが第2カム面54Bから第1カム面54Aに向かって相対的に摺動する場合、カム面54の偏心半径が徐々に長くなって行くため、分離ユニット24は、付勢部材52に付勢されて徐々に後方に移動して行く(図7の最下段の図を参照)。折曲片42Aが再び第2カム面54Bまで到達すると、分離ユニット24は、初期状態に戻る(図7の最上段の図を参照)。
以上のように、偏心カム51が180度回転すると、分離ユニット24は前後方向に1往復する。偏心カム51が回転を繰り返すことによって、分離ユニット24(分離爪40)は往復移動を繰り返す。
分離爪40の移動量MAは、偏心カム51の最大半径と最小半径との差によって決定される。本実施形態では、偏心カム51の最大半径と最小半径との差は約4mmに設定されており、分離爪40の移動量MA(図7参照)は約4mmとなっている。また、本実施形態では、分離爪40の前後幅W(軸方向の幅(図7参照))は約3mmに設定されている。したがって、最も前方に位置した分離爪40の前端から最も後方に位置した分離爪40の後端までの距離(分離爪40の移動範囲MR=移動量MA+前後幅W(図7参照))は約7mmとなっている。つまり、分離爪40の移動範囲MRは、分離爪40の前後幅Wの2倍よりも1mm大きく設定されている。
以上説明したように、移動機構25は、分離爪40を前後方向に往復移動させ、且つ分離爪40の移動範囲MRの両端で分離爪40を一時停止させていた。具体的には、偏心カム51のカム面54に半径が変わらない2つの区間(第1および第2カム面54A,54B)が設けられ、これら2つの区間では分離爪40が移動停止していた。なお、分離爪40を一時停止させる時間は、偏心カム51の1周期の11~12%程度であって、本実施形態では約1秒に設定されている(図8B参照)。
ここで、図9Aおよび図9Bを参照して、比較例に係る移動機構が、同一半径となる区間が無い偏心カム100を採用し、分離爪40を移動範囲MRの両端で停止させない場合を考える。図9Aは、比較例に係る移動機構において、分離爪40の移動量MAと偏心カム100の回転角度の関係を示すグラフである。図9Bは、比較例に係る移動機構において、移動範囲MR内での分離爪40の接触時間を示すグラフである。
この比較例の場合、図9Aに示すように、分離爪40は、偏心カム100の単位角度当たり同一距離だけ移動する。つまり、分離爪40は、偏心カム100の回転に応じて等速、且つ移動範囲MRの両端(偏心カム100のA点、B点参照)で停止することなく往復運動する。したがって、図9Bに示すように、定着ローラー21に対する分離爪40の接触時間は、移動範囲MRの両端部(0mmおよび7mm付近)よりも中央部(3~4mm付近)で極端に長くなる。その結果、移動範囲MRの中央部に対応した定着ローラー21の表面だけが集中的に削れることになる。
これに対し、本実施形態に係る定着装置7では、移動機構25が、同一半径となる区間を有する偏心カム51を採用し、分離爪40を移動範囲MRの両端で停止させている。具体的には、図8Aに示すように、偏心カム100の角度が0度(360度)付近および90度付近になると、分離爪40は移動せず、同じ位置に留まっている。また、図8Bに示すように、定着ローラー21に対する分離爪40の接触時間は、上記した比較例と比べて、移動範囲MRの両端部(0mmおよび7mm付近)で増加し、中央部(3~4mm付近)で減少している。つまり、移動範囲MRの各位置において分離爪40の滞在時間の均一化が図られている。
以上説明した本実施形態に係る定着装置7によれば、移動機構25が、分離爪40を移動範囲MRの両端で一時停止させるため、停止させない場合に比べて、移動範囲MRの両端における分離爪40と定着ローラー21との接触時間を延長し、移動範囲MRの中央部における当該接触時間を短縮することができる。これにより、移動範囲MRの中央部と両端部での分離爪40の接触時間(滞在時間)の極端な偏りを是正することができる。その結果、移動範囲MR内において定着ローラー21の表面が削れる量を均一化することができ、定着ローラー21の寿命を延長することができる。
また、本実施形態に係る定着装置7では、偏心カム51のカム面54が、最大半径となる区間であって分離爪40の移動範囲MR一端での一時停止に対応する第1カム面54Aと、最小半径となる区間であって分離爪40の移動範囲MR他端での一時停止に対応する第2カム面54Bと、を含む連続した曲面であった。この構成によれば、第1および第2カム面54A,54Bの区間を調整(延長または短縮)することで、分離爪40を一時停止させる時間を調整(延長または短縮)することができる。つまり、プロファイルの異なる偏心カム51に変更することで、分離爪40の一時停止の時間を自由に変更することができる。また、移動機構25は、シンプルで故障等が少ないカム機構で構成されているため、長期間に亘って安定した動作を担保することができる。
また、本実施形態に係る定着装置7によれば、分離爪40を一時停止させる時間を、偏心カム51の1周期の11~12%程度に設定することによって、移動範囲MRの各位置での分離爪40の滞在時間の均一化を図ることができる。
また、本実施形態に係る定着装置7によれば、分離爪40の移動範囲MRが分離爪40の前後幅Wの2倍以上に設定されているため、分離爪40が定着ローラー21の同一箇所に摺接し続けることを防止することができる。これにより、定着ローラー21の部分的な摩耗を有効に抑制することができる。
なお、本実施形態に係る定着装置7では、4つの分離爪40が設けられていたが、これに限らず、分離爪40は1つ以上設けられていればよい。また、移動機構25は、支持フレーム41を介して分離爪40を前後方向に往復移動させていたが、これに限らず、例えば、偏心カム51を分離爪40に直接接触させて往復移動させる構成としてもよい。
また、本実施形態に係る定着装置7では、偏心カム51のカム面54が、分離爪40を一時停止させる時間を、偏心カム51の1周期の11~12%にするように形成されていたが、本発明はこれに限定されない。移動範囲MRの中央部に対応した定着ローラー21の表面が集中的に削れることを抑制するには、カム面54は、分離爪40を一時停止させる時間を、偏心カム51の1周期の10%以上50%以下の範囲にするように形成されていればよい。例えば、分離爪40の停止時間を偏心カム51の1/4周(25%)に設定すると、分離爪40を一時停止させない場合に比べて、移動範囲MRの中央部での接触時間(滞在時間)が8.3%減少する。また、例えば、分離爪40の停止時間を偏心カム51の1/2周(50%)に設定すると、分離爪40を一時停止させない場合に比べて、移動範囲MRの中央部での接触時間が16.7%減少する。
また、本実施形態に係る定着装置7では、分離爪40の移動範囲MRが分離爪40の前後幅Wの2倍を僅かに超える程度に設定されていたが、本発明はこれに限定されない。分離爪40の移動範囲MRは、分離爪40の前後幅Wの2倍以上3倍以下に設定されていればよい。
また、本実施形態に係る定着装置7では、移動機構25が偏心カム51を用いたカム機構で構成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、他の移動機構として、カム機構(偏心カム51等)に代えて、ソレノイドやラック・アンド・ピニオン機構等を採用してもよい(図示せず)。この場合、ソレノイドのプランジャーやラックギアを、分離ユニット24または分離爪40に接続して、分離爪40を往復移動させることが好ましい。
また、本実施形態に係る定着装置7では、駆動モーター32が定着ローラー21を回転駆動させていたが、これに限らず、加圧ローラー22を回転駆動させてもよい。圧力調整部が加圧ローラー22を移動させて加圧領域Nの圧力を変更していたが、これに限らず、定着ローラー21を移動させて加圧領域Nの圧力を変更するように構成されてもよい。
また、上記実施形態の説明では、一例として、本発明をカラープリンター1に適用した場合を示したが、これに限らず、例えば、モノクロプリンター、複写機、ファクシミリまたは複合機等に本発明を適用してもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る定着装置および画像形成装置における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1 カラープリンター(画像形成装置)
7 定着装置
21 定着ローラー(定着部材)
22 加圧ローラー(加圧部材)
25 移動機構
40 分離爪
51 偏心カム
52 付勢部材
54 カム面
54A 第1カム面
54B 第2カム面
MR 移動範囲
N 加圧領域
S シート(媒体)

Claims (3)

  1. 軸周りに回転しながら媒体上のトナー像を加熱する定着部材と、
    軸周りに回転しながら前記定着部材との間に加圧領域を形成し、前記加圧領域を通過する前記媒体上の前記トナー像を加圧する加圧部材と、
    前記定着部材または前記加圧部材を軸周りに回転させる駆動モーターと、
    前記定着部材の表面から前記媒体を分離する分離爪と、
    前記分離爪を軸方向に往復移動させ、且つ前記分離爪の移動範囲の両端で前記分離爪を一時停止させる移動機構と、を備え
    前記移動機構は、
    前記駆動モーターの駆動力を受けて前記定着部材または前記加圧部材に連動して回転され、前記分離爪に直接または間接的にカム面を接触させながら回転することで前記分離爪を軸方向に往復移動させる偏心カムと、
    前記分離爪を前記カム面に向かって付勢する付勢部材と、を含み、
    前記偏心カムの前記カム面は、最大半径となる区間であって前記分離爪の移動範囲一端での一時停止に対応する第1カム面と、最小半径となる区間であって前記分離爪の移動範囲他端での一時停止に対応する第2カム面と、を含む連続した曲面であり、
    前記偏心カムの前記カム面は、前記分離爪を一時停止させる時間を、前記偏心カムの1周期の10%以上50%以下の範囲にするように形成され、
    前記分離爪の移動範囲は、前記分離爪の軸方向の幅の2倍以上3倍以下に設定されていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記分離爪は、前記定着部材と平行に配置されて軸方向に移動可能な支持フレームに支持され、
    前記支持フレームは、
    前記定着部材の軸方向に長く形成された板金部材と、
    前記板金部材の軸方向の両端部が前記分離爪とは逆側に折り曲げられて構成された一対の折曲片と、を有し、
    前記偏心カムは、軸方向の一方の前記折曲片に接触し、
    前記付勢部材は、軸方向の一方の前記折曲片を挟んで前記偏心カムに対向して配置され、軸方向の一方の前記折曲片を前記偏心カムに付勢していることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 請求項1または2に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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