JP3528483B2 - 把手構造 - Google Patents

把手構造

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JP3528483B2
JP3528483B2 JP35671296A JP35671296A JP3528483B2 JP 3528483 B2 JP3528483 B2 JP 3528483B2 JP 35671296 A JP35671296 A JP 35671296A JP 35671296 A JP35671296 A JP 35671296A JP 3528483 B2 JP3528483 B2 JP 3528483B2
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裕久 遠藤
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、機体等に着脱可能
に装着される装置ユニットに取り付けられる持ち運び用
の把手構造に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、静電式複写機や静電式印刷機等
の画像形成機に装着される現像装置においては、所定時
間稼働すると現像装置をユニット毎に交換する方式が実
用化されている。現像装置ユニットの交換を容易にする
ために、現像装置ユニットに持ち運び用の把手を取り付
けたものも実用化されている。持ち運び用の把手は、一
般に両端部に長穴が設けられており、該長穴を挿通する
段付きねじによって現像装置のハウジングに取り付けら
れている。このようにして現像装置のハウジングに取り
付けられた持ち運び用の把手は、ハウジングに対してフ
ラットな状態で装着されているため、把手を把持すると
き持ち難いという問題がある。このような問題を解決す
るための提案が特開平4ー225378号公報に開示さ
れている。該公報に開示された現像装置は、上記持ち運
び用把手の取付け位置より内側に、把手の取付け面より
高く形成したしたリブを設けたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】而して、上記特開平4
ー225378号公報に開示されるように、把手の取付
け面にリブを設ける把手構造は、把手が取り付けられる
部材が合成樹脂によって構成されている場合には一体成
形することができるが、把手が取り付けられる部材が金
属板等によって構成されているものにおいては、リブを
設けるにはかなりのコストアップとなる。 【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術課題は、安価な構成で把手を容易
に把持することができる把手構造を提供することであ
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
解決するために、本発明によれば、両端部に長穴を備え
た可撓性を有するベルト状の把手を、該長穴を挿通して
配設された装着部材によって装置ユニットに取り付けた
把手構造において、該把手と該把手を取り付ける該装置
ユニットの壁との間に、該壁と別部材からなり該装置ユ
ニットを構成する構成部材の一部を介在せしめ、該構成
部材の一部の両端上縁により該把手の中央部を浮き上が
らせた、ことを特徴とする把手構造が提供される。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
把手構造を画像形成機に着脱可能に装着される現像装置
ユニットに適用した好適実施形態につて、添付図面を参
照して説明する。 【0007】図1および図2には本発明に従って構成さ
れた把手構造を備えた現像装置を着脱可能に装着する画
像形成機としての静電複写機が示されている。図示の静
電複写機は、直方体状の機体ハウジング2を具備してい
る。この機体ハウジング2の上面には、複写すべき原稿
が載置される静止透明板4と、この静止透明板4および
その上に載置される原稿を覆うための開閉可能な原稿押
さえ板5が配設されている。機体ハウジング2内の略中
央部には、図1に示すように感光体ドラム6が回転自在
に配設されている。この感光体ドラム6は、図示しない
駆動手段によって矢印60で示す方向に回転駆動され
る。該感光体ドラム6の周囲には、矢印60で示す回転
方向に見て順次に、帯電用コロナ放電器8、現像装置1
0、転写用コロナ放電器12、剥離用コロナ放電器1
4、クリーニングユニット16および除電ランプ18が
配設されている。図示の静電複写機は、上記感光体ドラ
ム6の上方に配設された照射ランプ20、第1のミラー
22、第2のミラー24、第3のミラー26、レンズ2
8、第4のミラー30からなる光学系を具備している。
この光学系は、照射ランプ20によって静止透明板4上
に置かれた原稿に照射し、その反射光像を第1のミラー
22、第2のミラー24、第3のミラー26、レンズ2
8および第4のミラー30を介して上記感光体ドラム8
の外周面上に結像するように構成されている。図示の静
電複写機は、上記転写用コロナ放電器12と感光体ドラ
ム6との間の転写域に転写紙を供給するための転写紙供
給装置32を備えている。該転写紙供給装置32は、転
写紙を収納する転写紙カセット34a、34b、転写紙
送出ローラ36a、36b、さばきローラ対38a、3
8b、案内路40、搬送ローラ対42および44、レジ
ストローラ対46を具備している。このように構成され
た転写紙供給装置32の上記各ローラ対は、図示しない
駆動手段によって各々回転駆動せしめられる。また、上
記転写域の転写紙送出側には転写紙搬送ベルト機構4
8、定着装置50を構成する定着ローラ対52および排
出ローラ対54が配設されており、これら搬送ベルト機
構および各ローラは図示しない駆動手段によって各々回
転駆動せしめられる。なお、上記各部材を配設した機体
ハウジング2の前面には、図2に示すように前カバー2
aがその下縁を支点として開閉可能に装着されている。 【0008】以上のように構成された静電複写機は、感
光体ドラム6が矢印60で示す方向に回転駆動せしめら
れる間に、帯電用コロナ放電器8が感光体ドラム6上の
感光体を特定極性に実質上均一に帯電し、次いで、照射
ランプ20によって静止透明板4上に置かれた原稿に照
射し、その反射光像が第1のミラー22、第2のミラー
24、第3のミラー26、レンズ28および第4のミラ
ー30を介して前記感光体ドラム6上に走査露光され、
感光体ドラム6上に静電潜像が形成される。しかる後、
感光体ドラム6上の静電潜像が現像装置10によってト
ナー像に現像される。一方、転写紙供給装置32の転写
紙カセット34aまたは34bに収納された転写紙が転
写紙送出ローラ36aまたは36bから案内路40に送
り出され、レジストローラ対46で一端停止し、上記感
光体ドラム6に形成されるトナー像と同期して転写域に
搬送される。転写域に搬送された転写紙は、トナー像が
形成された感光体ドラム6と転写用コロナ放電器12の
間を通過することによってトナー像が転写される。そし
て、トナー像が転写された転写紙は、剥離用コロナ放電
器14の作用によって感光体ドラム6から剥離され、転
写紙搬送ベルト機構48によって定着装置50に搬送さ
れ、ここで加熱定着されて、排出ローラ対54から排出
トレイ56に排出される。また、上述のようにして転写
工程が終了した感光体ドラム6は、クリーニングユニッ
ト16によってその外周面に付着しているトナーが除去
され、更に、除電ランプ18によって感光体表面に除電
光が照射され、除電される。 【0009】次に、現像装置10について図3乃至図8
を参照して説明する。図示の現像装置10は現像ハウジ
ング100を具備している。適宜の合成樹脂から成形す
ることができる現像ハウジング100は、底壁101と
後壁102と前端壁103と後端壁104および現像ハ
ウジング100の上方を覆うカバー壁105を含んでい
る。現像ハウジング100を構成する底壁101には、
前後方向(幅方向)(図4において紙面に垂直方向、図
5において左右方向)に隔壁107が一体形成されてお
り、該隔壁107によって現像ハウジング内が第1の搬
送路100aと第2の搬送路100bを区画形成されて
いる。この隔壁107は、現像ハウジング100の底壁
101から実質上鉛直に上方に突出せしめられており、
その下端部両側面は凹円弧形状に形成されている。隔壁
107の前後方向(幅方向)両端部には夫々現像剤移送
口107aおよび107bが設けられ、上記第1の搬送
路100aと第2の搬送路100bが連絡されている。
隔壁107が設けられた底壁101には図4および図5
に示すように前後方向(幅方向)に延びる案内溝101
aが奥側端から手前側端に渡って形成されている。な
お、案内溝101aの奥側端部(図5において右端部)
には、水平方向両側に広がる案内部101bが形成され
ている。現像ハウジング100のカバー壁105の自由
端側には穂切り板108がビス108aによって装着さ
れている。この穂切り板108は、その下縁が後述する
現像剤適用手段110のスリーブ部材111の周表面に
近接して位置せしめられており、スリーブ部材111の
周表面に保持されて現像域に搬送される現像剤の量を規
制する所謂穂切手段として機能する。また、カバー壁1
05の上面には穂切りカバー106が装着されている。
この穂切りカバー106は図4に示すようにカバー部1
06aと装着部106bとからなり、アルミ合金等の板
材を折り曲げ形成して構成されている。穂切りカバー1
06を構成する装着部106bの端部には、図3に示す
ようにその中央部に舌片部106cが設けられている。
このように構成された穂切りカバー106は、装着部1
06bがビス106e、106eによってカバー壁10
5の上面に装着されている。なお、穂切りカバー106
の自由端部にはシート状シール部材109が装着されて
いる。このシート状シール部材109は、例えばポリエ
チレンテレフタレート(PETP)樹脂等の可撓性を有
するシート部材によって構成されており、上記穂切りカ
バー106の自由端部に接着剤によって装着され、その
自由端が感光体ドラム6の周表面に軽く接触している。
なお、図示の実施形態においては、上記現像ハウジング
100の手前側端には手前側端板145がビス等の固定
手段によって取付けられている。この手前側端板145
は合成樹脂によって形成され、その下端部中央に把手1
46が一体成形されている(図3および図7参照)。 【0010】上記現像ハウジング10の最前部(図4に
おいて最左部)には現像剤適用手段110が配設されて
いる。この現像剤適用手段110は、実質上水平に幅方
向に延在するスリーブ部材111とこのスリーブ部材1
11内に配設された永久磁石部材112とから構成され
ている。スリーブ部材111はアルミニウム等の非磁性
材によって構成され回転自在に装着されており、永久磁
石部材112は所定位置に固定されている。スリーブ部
材111が固定されている回転軸113は現像ハウジン
グ100の後端壁104を貫通して後方に突出してお
り、その突出端部には入力歯車114が装着されてい
る。この入力歯車114は上記感光体ドラム2の入力歯
車(図示していない)を介して電動モータでよい回転駆
動源(図示していない)に駆動連結されており、矢印1
15で示す方向に回転駆動せしめられる。 【0011】上記現像剤適用手段110の後方(図4に
おいて右方)に現像剤攪拌搬送手段120が配設されて
いる。この現像剤攪拌搬送手段120は、図示の実施例
においては上記第1の搬送路100aに配設された第1
のスパイラルローラ121と、上記第2の搬送路100
bに配設された第2のスパイラルローラ122と、該第
2のスパイラルローラ122と上記現像剤適用手段11
0との間に配設されたパドルローラ123を含んでい
る。これら第1のスパイラルローラ121と第2のスパ
イラルローラ122およびパドルローラ123の各々の
回転軸は、現像ハウジング100の後端壁104を貫通
して後方に突出しており、その突出端部には図示しない
各々入力歯車が装着されており、この入力歯車が上記現
像剤適用手段110の入力歯車114と伝動連結され、
各々矢印で示す方向に回転駆動せしめられる。矢印で示
す方向に回転駆動される第1のスパイラルローラ121
は現像剤を攪拌しつつ手前側から奥側(図5において左
側から右側)に搬送し、第2のスパイラルローラ122
は現像剤を攪拌しつつ奥側から手前側(図5において右
側から左側)に搬送する。また、パドルローラ123は
現像剤を攪拌しつつ上記現像剤適用手段110に送る。 【0012】上記現像ハウジング10を構成するカバー
壁105における上記第1のスパイラルローラ121お
よび第2のスパイラルローラ122の上方に対向する位
置には図6に示すように現像剤落下開口105aを備え
た現像剤カートリッジ装着部が設けられているととも
に、該現像剤落下開口105aよりも手前側における上
記第1のスパイラルローラ121の上方に対向する位置
にはトナー供給部130が設けられている。このトナー
供給部130は、図3に示すようにカバー壁105に立
設して形成された仕切り壁131、132、133と上
記現像ハウジング10の手前側端部に装着された手前側
端板145とによって囲まれる空間134を備えてい
る。この空間134内には、カバー壁105に立設して
形成された隔壁135、136、137と上記手前側端
板145およびカバー壁105とによって囲まれるトナ
ー供給室138が設けられている。このトナー供給室1
38を形成するカバー壁105における手前側端部には
図7に示すようにトナー落下開口105bが形成されて
いる。トナー供給室138には上記トナー落下開口10
5bを開閉する円柱状の開閉弁139が配設されてい
る。該開閉弁139と上記隔壁135との間にはコイル
ばね140が配設されており、該コイルばね140のば
ね力によって開閉弁139は上記手前側端板145に向
けて付勢されている。なお、手前側端板145には、上
記開閉弁139と対向する位置に開閉弁139の直径よ
り小さい直径を有する開口145aが形成されている。
また、上記トナー供給部130を構成する空間134内
には、該空間134を形成する仕切り壁131の下端か
ら上記トナー供給室138を形成する隔壁135の上端
に向けて傾斜する傾斜面を有するシール剥がし案内部材
141が設けられている。なお、上記トナー供給部13
0の空間134を形成する現像剤カートリッジ装着部側
の仕切り壁131には、図7に示すようにその下端部に
シール挿通口131aが設けられているとともに、その
中間部に係止開口131bが設けられている。また、ト
ナー供給部130の空間134を形成する仕切り壁13
2および133の上端部には、その各々内側に段差部1
32aおよび133aが設けられている。 【0013】上記トナー供給部130を構成する空間1
34の上側にはカバー部材142が着脱可能に配設され
る。合成樹脂によって一体成形されたカバー部材142
は、平面状のカバー部143と該カバー部143の一端
から略直角に延びる係合部144とからなり、該係合部
144の先端には係合突起144aが設けられている。
このように構成されたカバー部材142をトナー供給部
130に装着するには、カバー部143の他端部を上記
手前側端板145に設けられた係止部145bに挿入係
合し、係合部144を上記仕切り壁131の手前側の壁
面に沿って下方に押すと、係合部144は弾性変形しつ
つ下降し、係合突起144aが仕切り壁131に設けら
れた係止開口131bに係合せしめる。このとき、カバ
ー部材142の両側下面が仕切り壁132および133
に設けられた段差部132aおよび133aに当接す
る。このようにしてトナー供給部130に装着されたカ
バー部材142を外す場合は、後述する現像剤カートリ
ッジが外された状態で、仕切り壁131の奥側から係止
開口131bに例えばドライバーを差し込み、係合突起
144aを押すと係合部144が弾性変形して係止開口
131bとの係合が外れ、この状態で係合部144を上
方に持ち上げつつ奥側に移動させることにより、カバー
部143の他端部を前端壁103に設けられた係止部1
03bから抜き取ればよい。 【0014】上記現像ハウジング10を構成するカバー
壁105における現像剤落下開口105bが設けられた
現像剤カートリッジ装着部には、現像剤カートリッジ1
50が着脱自在に装着され適宜の固定手段によって固定
されている。現像剤カートリッジ150は、キャリアと
トナーとを所定の比率で混合した現像剤155を収納し
たカートリッジ本体151と、該カートリッジ本体15
1の下側に形成された開口を覆い溶着または接着剤によ
って剥離可能に装着されたシール部材152とを含んで
いる。シール部材152はナイロンフィルムの如き可撓
性を有する適宜の合成樹脂フィルムから形成され、一端
がカートリッジ本体151の手前側端部に貼着されカー
トリッジ本体151の奥側の端部まで貼着した後に折り
返されて、その他端部が上記仕切り壁131の下端部に
形成されたシール挿通口131aを通して上記シール剥
がし案内部材141の上に配設される。そして、このシ
ール部材141の他端は、上記トナー供給部130を構
成する空間134の上側を通過して上記手前側端板14
5に設けられたシール挿通口145cを通して機体ハウ
ジングの手前側に位置付けられている。なお、現像剤カ
ートリッジ150を現像ハウジング10に装着するとき
には、上記カバー部材142は外され、現像剤カートリ
ッジ150を装着してシール部材152がシール剥がし
案内部材141の上側を通過して上記手前側端板145
に設けられたシール挿通口145cを通して機体ハウジ
ングの手前側に位置付けらた後にカバー部材142を装
着する。 【0015】上記のように構成された現像装置10は、
後述するように機体ハウジング2に着脱自在に装着され
る。現像装置10の持ち運びを容易にするために、図示
の実施形態においては図3、図4および図8に示すよう
に現像ハウジング10を構成するカバー壁105の上面
に把手構造を備えている。把手構造は可撓性を有する合
成樹脂ベルトによって構成された把手160を具備して
いる。この把手160は、その両端部に各々長穴160
a、長穴160aが設けられており、該長穴160a、
長穴160aを挿通して配設された装着部材としてのビ
ス161、161によってカバー壁105に取り付けら
れる。なお、ビス161、161は把手160の厚さよ
り厚い段付き部161a、161aが設けられており、
従って、把手160は長穴160a、長穴160aの範
囲で移動することができる。このとき、両ビス間には把
手160の下側に上記穂切りカバー106を構成する装
着部106bに設けられた舌片部106cが挿入した状
態で装着される。把手160とカバー壁105の間に舌
片部106cが介在することによって、舌片部106c
の両端上縁により把手160の中央部が浮き上げられ、
把手160と舌片部106cとの間に空隙162が形成
される。この空隙162によって把手160と舌片部1
06cとの間に指の先端を入れることが容易となり、把
手160が持ち易くなる。図示の実施形態においては、
把手160とカバー壁105の間に介在せしめる部材
は、現像装置10の構成部品である穂切りカバー106
の一部からなっているので、上記間隙を形成するための
部材を別途設ける必要がないため、安価な把手構造を得
ることができる。 【0016】次に、機体ハウジング2に装着された現像
装置10を上記感光体ドラム6に近接する押圧位置と、
該押圧位置から後退する押圧解除位置に作動せしめる押
圧作動機構について、図9乃至図12を参照して説明す
る。機体ハウジング2内には、手前側側板200と奥側
側板201が互いに平行に配設されている。手前側側板
200と奥側側板201との間には固定板203がビス
204等の固定手段によって取り付けられている。固定
板203の下側には、2個の作動板205、205が各
々支軸206、206によって回動可能に支持されてい
る。2個の作動板205、205には、各々作動ピン2
07、207が固定されている。この作動ピン207、
207は、夫々作動板205、205に上方に突出して
取り付けられており、上記固定板203に形成された開
口203a、203aを貫通して配設されている。ま
た、2個の作動板205、205には、各々ばね係止部
205a、205aが折り曲げ形成されており、該ばね
係止部205a、205aに押圧ばね手段としての引っ
張りコイルばね208、208の各々一端が係止されて
いる。引っ張りコイルばね208、208は、各々その
他端が上記固定板203の下面に取り付けられた支持ブ
ラケット209、209に係止され、夫々作動板20
5、205を支軸206、206を中心として図9にお
いて反時計方向に回動すべく付勢している。 【0017】上記2個の作動板205、205の下側に
は作動杆210が配設されている。この作動杆210に
は、長手方向(前後方向)に細長い長穴210a、21
0aが形成されている。そして、作動杆210は、長穴
210a、210aを挿通し上記固定板203に取り付
けられたブラケット211、211に固定された支持ピ
ン212、212によって前後方向に移動可能に支持さ
れている。この作動杆210には、上記作動板205、
205と各々対応する位置に長手方向(前後方向)と直
角方向に細長い長穴210b、210bが形成されてお
り、該長穴210b、210bに上記作動板205、2
05における支軸206、206とばね係止部205
a、205aの中間位置に取り付けられた作用ピン21
5、215が挿通するように構成されている。従って、
作動杆210を図9において矢印213で示す方向に作
動すると作用ピン215、215を介して作動板20
5、205が支軸206、206を中心として図9にお
いて時計方向に回動せしめられ、作動杆210を図9に
おいて矢印214で示す方向に作動すると作用ピン21
5、215を介して作動板205、205が支軸20
6、206を中心として図9において反時計方向に回動
せしめられる。 【0018】次に、上記作動杆210を矢印213およ
び214に作動せしめる押圧作動機構について図9乃至
図11を参照して説明する。機体ハウジング2に配設さ
れた上記手前側側板200の手前側側面における上記作
動杆210と対応する位置に、L字形の一対の支持ブラ
ケット230、230が上記固定板203を取り付けた
ビス204、204によって共締めされている。この支
持ブラケット230、230には、後述する押圧レバー
を回動可能に支持する支持ピン231が水平に配設され
る。また支持ブラケット230、230には、上記支持
ピン231を中心として略90度の角度に渡って円弧状
の長穴230aが形成されている。このように構成され
た支持ブラケット230、230に押圧レバー240が
装着される。押圧レバー240はレバー部241と装着
部242とからなり、合成樹脂によって一体成形されて
いる。押圧レバー240の装着部242が上記支持部ラ
ケット230、230に装着される支持ピン231によ
って回動可能に取り付けられる。押圧レバー240の装
着部242には案内ピン243が配設されており、この
案内ピン243が上記支持部ラケット230、230に
形成された円弧状の長穴230aに嵌合するように構成
される。従って、押圧レバー240が支持ピン231を
中心として回動すると、案内ピン243が円弧状の長穴
230aに沿って移動する。円弧状の長穴230aは上
記のように略90度の角度に渡って形成されているの
で、案内ピン243が略90度の角度範囲移動すること
ができるため、押圧レバー240は略90度の角度範囲
で回動することができる。即ち、図示の実施形態におい
ては、押圧レバー240は図10に示す垂直状態である
第1の位置と、図11に示す水平状態である第2の位置
の範囲において回動することができる。このように構成
された押圧レバー240は、連結リンク245を介して
上記作動杆210と連結される。即ち、連結リンク24
5の一端は上記案内ピン243によって押圧レバー24
0の装着部242に連結され、連結リンク245の他端
は上記作動杆210の一端と連結ピン246によって連
結される。 【0019】図示の実施形態における押圧作動機構を構
成する押圧レバー240は上記のように構成されてお
り、以下、上記支持ピン231と案内ピン243および
連結ピン246の位置関係について説明する。押圧レバ
ー240が図11に示すように水平状態である第2の位
置に位置付けられた状態においては、案内ピン243が
連結ピン246と支持ピン231とを結ぶ線より上側に
位置付けられる。従って、上記引っ張りコイルばね20
8、208のばね力によって作動板205、205およ
び作用ピン215、215を介して作動杆210を矢印
214で示す方向に作動させようとする力は、連結ピン
246および連結リンク245を介して案内ピン243
に作用するため、図11に示すように第2の位置に位置
付けられた押圧レバー240には、支持ピン231を中
心として図11において反時計方向に回動させようとす
る力が作用するので、押圧レバー240は図11に示す
水平状態、即ち第2の位置に維持される。一方、押圧レ
バー240が図10に示すように垂直状態である第1の
位置に位置付けられた状態においては、案内ピン243
が連結ピン246と支持ピン231とを結ぶ線より下側
に位置付けられる。従って、上記作動杆210に作用す
る矢印214で示す方向の力は、連結ピン246、連結
リンク245および案内ピン243を介して図10に示
すように第1の位置に位置付けられた押圧レバー240
にピン231を中心として図10において時計方向に回
動させるように作用するため、押圧レバー240は図1
0に示す垂直状態、即ち第1の位置に維持される。この
ように、図示の実施形態においては、押圧レバー240
は上記第1の位置および第2の位置に位置付けられた状
態で、上記引っ張りコイルばね208、208のばね力
によって夫々その状態が維持されるので、振動等によっ
てガタつくことはなく安定する。 【0020】上記固定板203の上側には移動載置板2
20が配設される。この移動載置板220は、図12に
示すように載置部221と、該載置部221の手前側端
部から突出して設けられ下方に折り曲げ形成された第1
の案内部222、222と、載置部221の奥側端部か
ら上方に折り曲げ形成された第2の案内部223、およ
び載置部221の後側端部から上方に折り曲げ形成され
た後壁部224を備えている。移動載置板220を構成
する載置部221には、上記作動ピン207、207を
嵌合する2個の長穴221a、221aが形成されてい
る。また、移動載置板220を構成する載置部221の
後壁部224と反対側の端縁には、幅方向に延びる案内
レール221bが設けられている。移動載置板220を
構成する第1の案内部222、222には、案内長穴2
22a、222aが形成されている。移動載置板220
を構成する第2の案内部223には、2個の案内ピン2
26、226が外方に突出して取付けられているととも
に、2個の位置決めピン227、227が内方に突出し
て取付けられている。上記移動載置板220を構成する
後壁部224の上端縁には、幅方向に延びる案内レール
224bが設けられている。このように構成された移動
載置板220は、上記第1の案内部222、222が手
前側側板200の上端に載置され、第2の案内部223
に取り付けられた案内ピン226、226が上記奥側側
板201に形成された長穴201a、長穴201aに嵌
合されて水平状態に支持される。なお、この状態で第1
の案内部222、222に形成された案内長穴222
a、222aには、各々手前側側板200に取り付けら
れた案内ピン228が嵌合される。また、移動載置板2
20を構成する載置部221に形成された長穴221
a、221aには、上記作動ピン207、207が嵌合
される。このように構成された移動載置板220の載置
部221上に上記現像装置10が着脱自在に載置され
る。現像装置10を載置部221に載置するには、現像
装置10の奥側端部を載置部221の手前側に乗せ、奥
側に押し込んでいく。このとき、現像ハウジング100
の底壁101に設けられた案内溝101aを上記作動ピ
ン207、207に嵌合しつつ現像装置10を奥側に摺
動させる。現像装置10は所定の位置まで押し込まれる
と、移動載置板220を構成する第2の案内部223に
取り付けられた2個の位置決めピン227、227に現
像装置10の奥側端壁に設けられた図示しない位置決め
穴が嵌合して、現像装置10は移動載置板220上の所
定位置に載置される。 【0021】次に、機体ハウジング2の所定位置に移動
可能に配設された移動載置板220と上記押圧レバー2
40の位置関係について説明する。図10に示すように
押圧レバー240は、垂直状態である第1の位置に位置
付けられた状態においては、その一部(図示の実施形態
においてはレバー部241)が移動載置板220の上面
(載置面)より上側に位置している。従って、押圧レバ
ー240が第1の位置に位置付けられた状態では、移動
載置板220に現像装置10を着脱することができな
い。そして、図示の実施形態においては、押圧レバー2
40が第1の位置に位置付けられた状態では、押圧レバ
ー240のレバー部241が移動載置板220に載置さ
れた現像装置10の手前側端部を構成する上記手前側端
板145に設けられた把手146と対向する位置に位置
付けられる。従って、押圧レバー240が第1の位置に
位置付けられた状態では、現像装置10を機体ハウジン
グ2から引き出ときに用いる把手146を把持すること
ができない。また、図11に示すように押圧レバー24
0は、水平状態である第2の位置に位置付けられた状態
においては、移動載置板220の上面(載置面)と略同
一高さに位置している。従って、押圧レバー240が第
2の位置に位置付けられた状態では、移動載置板220
に現像装置10を着脱することができ、押圧レバー24
0は現像装置10を着脱する際に案内テラスとして機能
する。案内テラスとして機能する第2の位置に位置付け
られた押圧レバー240は、上記のように上記引っ張り
コイルばね208、208によって第2の位置に保持さ
れるように付勢されているので、ガタつくことなく安定
し、上記現像装置10の着脱操作が簡単かつ容易とな
る。 【0022】次に、上記現像装置10にトナーを補給す
るためのトナー補給装置について、図5、図6および図
13および図14を参照して説明する。トナー補給装置
300は、機体ハウジング2内に設けられた手前側側板
200の手前側(図5、図6および図13において左
側)に配設される。図示の実施形態におけるトナー補給
装置300は、トナーカートリッジ310と、該トナー
カートリッジ310を着脱可能に装着するホッパー33
0と、該ホッパー330を収納支持するホッパー支持ハ
ウジング350と、該ホッパー支持ハウジング350を
機体ハウジング2に水平面内において回動可能に支持す
る開閉支持手段380とを具備している。 【0023】上記トナーカートリッジ310は公知の構
成でよく、トナーを収納したトナーカートリッジ本体3
11を備えている。トナーカートリッジ本体311の底
壁には開口(図示せず)が形成されており、底壁の底面
に開口を閉塞するフィルム状のシール部材(図示せず)
が剥離可能に装着されている。このシール部材は、ホッ
パー330に装着された後、図示しないシール巻取り手
段によって剥離されるように構成されている。 【0024】上記ホッパー330は、ホッパー本体33
1と、該ホッパー本体331の上部に設けられ上記トナ
ーカートリッジ310を着脱可能に装着するトナーカー
トリッジ装着部332と、ホッパー本体331の下部に
配設され上記現像装置10にトナーを搬送するトナー搬
送手段333を備えている。トナー搬送手段333は、
ホッパー本体331の下部から水平に突出して配設され
たスパイラルローラ334と、該スパイラルローラ33
4の突出部に嵌合された案内筒335を備えている。こ
の案内筒335の先端部下側にはトナー排出口335a
が形成されている。なお、トナー搬送手段333を構成
するスパイラルローラ334の回転軸334aには、後
述する駆動手段と伝動連結する入力歯車336が装着さ
れている。 【0025】上記ホッパー支持ハウジング350は、底
壁351と前壁352と後壁353および側壁354と
によって箱状に構成されている。なお、前壁352には
上記スパイラルローラ334の突出部が貫通可能な開口
が設けられている。このように構成されたホッパー支持
ハウジング350の上端には中央部に開口を有する取付
け板356が装着され、この取付け板356に上記ホッ
パー330が装着されるようになっている。ホッパー支
持ハウジング350内には、上記スパイラルローラ33
4を回転駆動するための駆動手段360が配設されてい
る。この駆動手段360は、電動モータ361と、該電
動モータ361の回転軸に装着された駆動歯車362
と、該駆動歯車362と噛み合う第1の中間歯車363
と、該第1の中間歯車363および上記スパイラルロー
ラ334の入力歯車336と噛み合う第2の中間歯車3
64とによって構成されている。 【0026】上記開閉支持手段380は、機体ハウジン
グ2内に配設された手前側側板200および後側板20
2にボルト・ナット等の固定手段381によって装着さ
れた支持部材382と、該支持部材382の上側に配設
され後側板202にボルト・ナット等の固定手段383
によって装着された開閉案内部材384を備えている。
支持部材382には機体ハウジングの前後方向(図5お
よび図14において左右方向)に細長く形成された直線
状の第1の案内穴382aが設けられている。上記開閉
案内部材384には、支持部材382に設けられた第1
の案内穴382aと平行に形成された直線部384b
と、該直線部384bの手前側端部(図5および図14
において左端部)と連続して形成された円弧部384c
とを有する第2の案内穴384aが設けられている。こ
の第2の案内穴384aと上記第1の案内穴382aと
の関係について説明すると、第2の案内穴384aを構
成する直線部384bの長さは第1の案内穴382aの
長さと同一に構成されており、第2の案内穴384aを
構成する円弧部384cは第1の案内穴382aの手前
側端部を中心とし第1の案内穴382aと第2の案内穴
384aを構成する直線部384bとの間隔寸法を半径
とする略90度の角度に渡る円弧に構成されている。 【0027】上記第1の案内穴382aには上記ホッパ
ー支持ハウジング350を構成する底壁351に装着さ
れた支持板385に取り付けられた第1の案内ピン38
6が移動可能に嵌合され、上記第2の案内穴382aに
は上記ホッパー支持ハウジング350の上端に装着され
た取付け板356取り付けられた第2の案内ピン387
が移動可能に嵌合される。そして、第1の案内ピン38
6と第2の案内ピン387は、トナー補給装置300が
図4、図5および図13に示す作用位置に位置付けられ
た状態で夫々第1の案内穴382aと第2の案内穴38
4aを構成する直線部384bの奥側端部に位置するよ
うに配設されている。従って、トナー補給装置300を
作用位置から手前側(図5、図6および図14において
左側)に引くと、第1の案内ピン386と第2の案内ピ
ン387が上記第1の案内穴382aと第2の案内穴3
84aを構成する直線部384bに沿って夫々その手前
側端部まで移動し、この状態からトナー補給装置300
を第1の案内ピン386を中心として図14において反
時計方向に回動すると第2の案内ピン387が第2の案
内穴384aを構成する円弧部384cに沿って移動
し、図13に示すように略90度の角度移動した開放位
置で該円弧部384cの端部に当接してその移動が規制
される。このように、トナー補給装置300を構成する
ホッパー330は、作用位置から機体ハウジング2の手
前側側方に所定距離移動した後に、その回動位置で水平
面内で回動することができる。なお、ホッパー330が
作用位置に位置付けられた状態で、トナー搬送手段33
3の先端部が図6に示すように上記現像装置10のトナ
ー供給部130のトナー供給室138に配設された開閉
弁139を押し退けてトナー供給室138に位置付けら
れる。 【0028】本発明に従って構成された画像形成機は以
上のように構成されており、以下その作用について説明
する。現像装置10の交換作業を行うには、機体ハウジ
ング2の前面に装着された前カバー2aを図2で示すよ
うに開放した後、トナー補給装置300を構成するホッ
パー330を図5、図6および図13に示す作用位置か
ら機体ハウジング2の手前側側方に所定距離(第1の案
内穴382aおよび第2の案内穴384aを構成する直
線部384bの長さ)移動すると、トナー搬送手段33
3の先端部が上記現像装置10のトナー供給部130か
ら抜け出す。従って、トナー搬送手段333の先端部が
上記現像装置10と干渉することなく回動することが可
能となる。トナー補給装置300を機体ハウジング2の
手前側側方に所定距離引き出した後に、第1の案内ピン
386を中心として図13において反時計方向に回動す
ると第2の案内ピン387が第2の案内穴384aを構
成する円弧部384cに沿って移動し、図14に示すよ
うに略90度の角度移動した開放位置で該円弧部384
cの端部に当接してその移動が規制される。この状態で
機体ハウジング2における現像装置10の手前側が開放
されることになる。 【0029】次に、押圧作動機構を構成する押圧レバー
240を図9および図10に示す第1の位置である垂直
状態から支持ピン231を中心として手前側下方(図1
0において支持ピン231を中心として反時計方向)に
回動すると案内ピン243が円弧状の長穴230aに沿
って移動し、略90度の角度回動すると案内ピン243
が円弧状の長穴230aの端部に当接して図11に示す
第2の位置である水平状態となる。押圧レバー240が
図11に示す第2の位置に位置付けられると、機体ハウ
ジング2内に配設された手前側側板200における現像
装置10の手前側が開放される。一方、押圧レバー24
0の第2の位置への作動に伴い、案内ピン243、連結
リンク245および連結ピン246を介して作動杆21
0が図10および図11において矢印213で示す方向
に作動せしめられる。作動杆210が図10および図1
1において矢印213で示す方向に作動すると作用ピン
215、215を介して作動板205、205が支軸2
06、206を中心として図9において時計方向に回動
せしめられる。これにより、作動板205、205に装
着された作動ピン207、207が支軸206、206
を中心として図9において時計方向に回動するため、該
作動ピン207、207と長穴221a、221aおよ
び案内溝101aが嵌合している移動載置板220およ
び現像ハウジング100を備えた現像装置10は、図4
および図9において右方に移動され、現像装置10は感
光体ドラム2から後退せしめられて押圧解除位置(脱着
位置)に位置付けられる。 【0030】この状態で現像装置10を手前側端板14
5に設けられた把手146を把持して手前側に引き出す
と、水平状態にある第2の位置に位置付けられた押圧レ
バー240に案内されて機体ハウジング2の手前側に引
き出すことができる。なお、現像装置10を現像ハウジ
ング100から引き出す際に、ある程度引き出したら現
像装置10の機体ハウジング2を構成するカバー壁10
5の上面に装着された把手160と上記舌片部106c
との間に形成された空隙162に指の先端を入れ、把手
160を持って現像装置10を容易に引き出すことがで
きる。このように、押圧レバー240を図11に示す水
平状態である第2の位置に位置付けないと、機体ハウジ
ング2内に配設された手前側側板200における現像装
置10の手前側が開放されないので、現像装置10が現
れないため、押圧レバー240を第2の位置に位置付け
て現像装置10の感光体ドラム2側への押圧を解除した
状態でないと現像装置10を引き出すことができない。
従って、現像装置10を引き出す際には、必ず現像装置
10の現像剤適用手段110を構成するスリーブ部材1
11と感光体ドラム2とは引き離されているので、感光
体ドラム2とスリーブ部材111が擦れて感光体ドラム
2およびスリーブ部材111を損傷することが未然に防
止される。 【0031】機体ハウジング2に装着されていた使用済
の現像装置10を引き出したならば、新しい現像装置1
0を機体ハウジング2に配設された移動載置板220の
載置部221上に載置する。現像装置10を載置部22
1に載置するには、押圧レバー240が図11に示す水
平状態である第2の位置に維持された状態で、現像装置
10の奥側端部を載置部221の手前側に乗せ、上記案
内レール221b、224bに沿って奥側に押し込んで
いく。このとき、現像ハウジング100の底壁101に
設けられた案内溝101aを上記作動ピン207、20
7に嵌合しつつ現像装置10を奥側に摺動させる。現像
装置10は所定の位置まで押し込まれると、移動載置板
220を構成する第2の案内部223に取り付けられた
2個の位置決めピン227、227に現像装置10の奥
側端壁に設けられた図示しない位置決め穴が嵌合して、
現像装置10は移動載置板220上の所定位置に載置さ
れる。 【0032】このようにして、機体ハウジング2に配設
された移動載置板220の所定位置に新しい現像装置1
0を載置したならば、押圧作動機構を構成する押圧レバ
ー240を図11に示す水平状態である第2の位置から
支持ピン231を中心として上方(図11において支持
ピン231を中心として時計方向)に回動すると案内ピ
ン243が円弧状の長穴230aに沿って移動し、略9
0度の角度回動すると案内ピン243が円弧状の長穴2
30aの端部に当接して図10に示す垂直状態である第
1の位置となる。押圧レバー240の第1の位置への作
動に伴い、案内ピン243、連結リンク245および連
結ピン246を介して作動杆210が図10および図1
1において矢印214で示す方向に作動せしめられる。
作動杆210が図10および図11において矢印214
で示す方向に作動すると作用ピン215、215を介し
て作動板205、205が支軸206、206を中心と
して図9において反時計方向に回動せしめられる。これ
により、作動板205、205に装着された作動ピン2
07、207が支軸206、206を中心として図9に
おいて反時計方向に回動するため、該作動ピン207、
207と長穴221a、221aおよび案内溝101a
が嵌合している移動載置板220および現像ハウジング
100を備えた現像装置10は、図4および図9におい
て右方に移動され、現像装置10は感光体ドラム2側に
押圧する押圧位置に位置付けられる。このように、現像
装置10が押圧位置に位置付けられた状態においては、
押圧レバー240は垂直状態である第1の位置にあるた
め、現像装置10を押圧位置で引き出すことはできな
い。 【0033】次に、トナー補給装置300を上記開放位
置から第1の案内ピン386を中心として図14におい
て時計方向に回動すると第2の案内ピン387が第2の
案内穴384aを構成する円弧部384cに沿って移動
し、略90度の角度移動した位置で第2の案内穴384
aを構成する直線部382bに当接してその回動が規制
される。この状態から、トナー補給装置300を奥側に
押すと第1の案内ピン386および第2の案内ピン38
7が第1の案内穴382aおよび第2の案内穴384a
を構成する直線部384bに沿って奥側に移動し、その
奥側端に当接した状態で図5、図6および図13に示す
作用位置に位置付けられる。トナー補給装置300が作
用位置に位置付けられる際に、トナー搬送手段333の
先端部が上記現像装置10のトナー供給部130のトナ
ー供給室138に配設された開閉弁139をコイルばね
140の力に抗して押し退けトナー供給室138に位置
付けられる。なお、トナー補給装置300を作用位置に
位置付けるに際しては、押圧レバー240を図10に示
す垂直状態である第1の位置に位置付けないとトナー補
給装置300が押圧レバー240に干渉して作用位置に
位置付けることができないため、現像装置10を感光体
ドラム2側に押圧する押圧位置への位置付け忘れを防止
することができる。このようにして、トナー補給装置3
00を作用位置に位置付けたならば、機体ハウジング2
の前面に装着された前カバー2aを図2で示すように開
放した状態から上方に回動して閉めることにより、再び
複写可能状態となる。 【0034】次に、現像剤カートリッジ150だけの交
換作業について説明する。上記のようにして、現像装置
10を機体ハウジング2から引き出したならば、現像ハ
ウジング10を構成するカバー壁105上に装着された
現像剤カートリッジ150を取り外す。そして、トナー
供給部130を構成する仕切り壁131の奥側から係止
開口131bに例えばドライバーを差し込み、カバー部
材142の係合突起144aを押すと係合部144が弾
性変形して係止開口131bとの係合が外れ、この状態
でカバー部材142のカバー部144を上方に持ち上げ
つつ奥側に移動させることにより、カバー部143の他
端部を前端壁103に設けられた係止部103bから抜
き取りカバー部材142を取り外す。 【0035】次に、現像ハウジング100を構成するカ
バー壁105の所定位置に新しい現像剤カートリッジ1
50を適宜の固定手段によって装着する。そして、該カ
ートリッジ本体151の底壁底面に装着されたシール部
材152の他端を上記仕切り壁131の下端部に形成さ
れたシール挿通口131a、上記シール剥がし案内部材
141上、上記トナー供給部130を構成する空間13
4の上側を通過して上記手前側端板145に設けられた
シール挿通口145cを通して機体ハウジングの手前側
に位置付ける。その後、カバー部材142を装着する。 【0036】上記のようにして、現像装置10の現像ハ
ウジング100に新しい現像剤カートリッジ150が装
着されたならば、上記現像装置10の交換と同様にて新
しい現像剤カートリッジ150が装着された現像装置1
0を現像ハウジング2に装着し、上記シール部材152
の他端を引っ張ってシール部材152を剥がす。そし
て、トナー補給装置300を作用位置に位置付けた後
に、機体ハウジング2の前面に装着された前カバー2a
を図2で示すように開放した状態から上方に回動して閉
めることにより、再び複写可能状態となる。以上、現像
剤カートリッジ150の交換作業について説明したが、
現像剤カートリッジ150の交換作業はユーザーではな
くサービスマンが実施する。上記シール部材152を剥
がす際に該シール部材152が通過するトナー供給部の
上側を覆うカバー部材142は、上記のように現像ハウ
ジング100を構成するカバー壁105の所定位置に装
着された現像剤カートリッジ150を取り外さないと、
係止開口131bにドライバー等をを差し込むことがで
きないので、現像剤カートリッジ150を装着した状態
で交換作業を行う現像装置2の交換時には上記カバー部
材142が外れることはない。従って、一般ユーザーは
汚れる可能性のある上記カバー部材142を外すことが
できないため、現像装置2の交換時に上記カバー部材1
42が外れることによって生ずる汚れが未然に防止され
る。 【0037】以上、本発明による把手構造を画像形成機
に着脱可能に装着される現像装置ユニットに適用した例
に基づいて説明したが、本発明は現像装置ユニットのみ
に限定されるものではない。即ち、本発明は例えば画像
形成機に着脱可能に装着される感光体ドラムユニットや
感光体ドラムユニットと現像装置ユニットを一体的にユ
ニット化したプロセスユニットに適用してもよく、ま
た、定着装置をユニット化して画像形成機に着脱可能に
装着される定着ユニットに適用することも可能であり、
更には画像形成機以外の他の機器に適用することもでき
る。 【0038】 【発明の効果】本発明による把手構造は以上のように構
成されているので、以下の作用効果を奏する。 【0039】即ち、本発明によれば、把手と該把手を取
り付ける装置ユニットの壁との間に、該壁と別部材から
なり装置ユニットを構成する構成部材の一部を介在せし
め、該構成部材の一部の両端上縁により該把手の中央部
を浮き上がらせた、把手の下側に空隙が形成される。従
って、この空隙に指の先端を入れることが容易となり、
把手が持ち易くなる。しかも、把手と装置ユニットとの
間に介在される部材は装置ユニットを構成する構成部材
からなっているので、上記間隙を形成するための部材を
別途設ける必要がないため、安価な把手構造を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に従って構成された把手構造を備えた現
像装置を装着した画像形成機の一実施形態を示す概略構
成断面図。 【図2】図1の画像形成機の斜視図。 【図3】図1の画像形成機に装着される現像装置の平面
図。 【図4】図3の現像装置を移動載置板に装着した状態を
示す断面図で感光体ドラムとの関係を示す図。 【図5】図1の画像形成機に装着する現像装置およびト
ナー補給装置の平面図。 【図6】図5に示す現像装置およびトナー補給装置の一
部を破断して示す側面図。 【図7】図3におけるA−A線断面図。 【図8】図3の現像装置に装着される把手の装着状態を
示す一部を破断して示す正面図。 【図9】図1の画像形成機に装着する現像装置押圧手段
の一部を破断して示す平面図。 【図10】図9の現像装置押圧手段の押圧状態を示すも
ので一部を破断して示す側面図。 【図11】図9の現像装置押圧手段の押圧解除状態を示
す側面図。 【図12】図9の現像装置押圧手段に装備される移動載
置板の斜視図。 【図13】図5に示すトナー補給装置の破断して示す正
面図。 【図14】図5のトナー補給装置を構成するホッパーを
開放位置に作動した状態を示す平面図。 【符号の説明】 2:機体ハウジング 2a:前カバー 4:静止透明板 5:原稿押さえ板 6:感光体ドラム 8:帯電用コロナ放電器 10:現像装置 12:転写用コロナ放電器 14:剥離用コロナ放電器 16:クリーニングユニット 18:除電ランプ 20:照射ランプ 22:第1のミラー 24:第2のミラー 26:第3のミラー 28:レンズ 30:第4のミラー 32:転写紙供給装置 34a、34b:転写紙カセット 36a、36b:転写紙送出ローラ 38a、38b:さばきローラ対 40:案内路 42、44:搬送ローラ対 46:レジストローラ対 48:転写紙搬送ベルト機構 50:定着装置 52:定着ローラ対 54:排出ローラ対 100:現像ハウジング 101:底壁 101a:案内溝 105:カバー壁 105a:現像剤落下開口 105b:トナー落下開口 110:現像剤適用手段 120:現像剤攪拌搬送手段 121:第1のスパイラルローラ 122:第2のスパイラルローラ 123:パドルローラ 130:トナー供給部 138:トナー供給室 139:開閉弁 140:コイルばね 141:シール剥がし案内部材 142:カバー部材 145:手前側端板 146:把手 150:現像剤カートリッジ 151:カートリッジ本体 152:シール部材 160:把手 200:手前側側板 201:奥側側板 203:固定板 205:作動板 206:支軸 207:作動ピン 208:引っ張りコイルばね 210:作動杆 220:移動載置板 240:押圧レバー 245:連結リンク 300:トナー補給装置 310:トナーカートリッジ 330:ホッパー 331:ホッパー本体 332:トナーカートリッジ装着部 333:トナー搬送手段 334:スパイラルローラ 335:案内筒 350:ホッパー支持ハウジング 360:駆動手段 361:電動モータ 380:開閉支持手段 382:支持部材 382a:第1の案内穴 384:開閉案内部材 384a:第2の案内穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−225378(JP,A) 実開 平2−113369(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 5/02 G03G 15/00,15/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 両端部に長穴を備えた可撓性を有するベ
    ルト状の把手を、該長穴を挿通して配設された装着部材
    によって装置ユニットに取り付けた把手構造において、 該把手と該把手を取り付ける該装置ユニットの壁との間
    に、該壁と別部材からなり該装置ユニットを構成する構
    成部材の一部を介在せしめ、該構成部材の一部の両端上
    縁により該把手の中央部を浮き上がらせた、ことを特徴
    とする把手構造。
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