JP3204615B2 - 画像形成装置の手差しトレイ - Google Patents

画像形成装置の手差しトレイ

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JP3204615B2 JP17964896A JP17964896A JP3204615B2 JP 3204615 B2 JP3204615 B2 JP 3204615B2 JP 17964896 A JP17964896 A JP 17964896A JP 17964896 A JP17964896 A JP 17964896A JP 3204615 B2 JP3204615 B2 JP 3204615B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送方向に給送さ
れる転写紙に画像を形成する複写機、ファクシミリ、プ
リンタ等の画像形成装置の手差しトレイに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置の手差しト
レイとして、サイズの異なる転写紙を画像形成装置内の
感光体ドラム等を備えた作像ユニット側に適切に給送す
るため、手差しトレイを構成する用紙載置部(トレイ本
体)に補助載置部(補助トレイ)を引出及び収納自在に
設け、この用紙載置部と補助載置部とに転写紙のサイズ
を検出する検出手段(センサ)を取り付けるようにした
ものがある(例えば、特開平6−9066号公報)。
【0003】このように構成された手差しトレイを備え
た画像形成装置では、サイズの小さい転写紙の場合は、
補助載置部を用紙載置部に収納した状態で用紙載置部の
上に転写紙を載置して搬送方向に給送する一方、用紙載
置部だけでは載置できないサイズの大きい転写紙の場合
は、用紙載置部から補助載置部を転写紙の搬送方向とは
逆方向に引き出した状態で用紙載置部と補助載置部の上
に転写紙を載置することにより搬送方向に給送するよう
になっている。
【0004】また、転写紙のサイズは、補助載置部が用
紙載置部に収納されているか用紙載置部から引き出され
ているか、あるいは引き出した補助載置部の上に転写紙
が載置されているかどうかを補助載置部に取り付けられ
た検出手段が識別することによって画像形成装置内に設
けられている制御部で判別されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た手差しトレイにおいては、転写紙のサイズを検出する
検出手段の一つが用紙載置部に引出及び収納自在に設け
られた補助載置部に取り付けられていることから、その
検出手段の位置が補助載置部の引出及び収納動作に応じ
て変動することになり、その検出手段から用紙載置部を
通り、さらに装置の制御部に接続された電線が弛んだ状
態や引っ張られた状態となって不用意に移動し、他の部
材に接触したりひっかかったりする虞がある。そのた
め、用紙載置部や補助載置部の多数の箇所で電線を固定
する等して一定の範囲内でしか電線が移動しないように
する必要があることから、その電線処理作業が煩雑にな
るという問題があった。
【0006】従って、本発明は、簡単な構成により検出
手段から用紙載置部側に伸びる電線が一定の範囲内でし
か移動することのないようにした画像形成装置の手差し
トレイを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、請求項1に係る画像形成装置の手差しトレイ
は、手差しトレイから搬送方向に給送される転写紙に画
像を形成する画像形成装置において、前記手差しトレイ
が、用紙載置部と、搬送方向とは逆方向側において前記
用紙載置部に対して引出及び収納自在に構成された補助
載置部と、前記補助載置部に取り付けられ、前記用紙載
置部から前記補助載置部を引き出した状態で前記用紙載
置部及び前記補助載置部に載置される転写紙を検出する
検出手段と、前記検出手段から前記用紙載置部側に伸び
る電線のうち前記補助載置部にある電線を前記用紙載置
部からの前記補助載置部の引き出し動作に応じて前記用
紙載置部側に繰り出す一方、前記補助載置部から前記用
紙載置部側に伸びる電線を前記補助載置部の前記用紙載
置部への収納動作に応じて前記補助載置部側に引き込む
ことで電線の張架状態を維持する張架手段とを備え、前
記補助載置部は上板と下板とからなり、前記張架手段は
当該上板と下板とからなる補助載置部内に収納されたも
のであり、一端側に形成された支点を中心に前記上板及
び下板の内面に沿って回動自在に取り付けられ、かつ他
端側に前記電線の一部が固定された長尺状の支持部材
と、この支持部材に対して前記電線を前記補助載置部側
に引き込む方向に付勢する付勢手段とからなることを特
徴としている。
【0008】この請求項1に係る手差しトレイでは、
き出されている補助載置部が用紙載置部に収納されると
きには、支持部材の他端側が付勢手段により補助載置部
側に引っ張られる結果、支持部材がその他端側に電線の
一部を保持したまま補助載置部を構成する上板及び下板
の内面に沿って所定方向に回動し、電線を補助載置部側
に引き込んで電線の張架状態を維持する。また、収納さ
れている補助載置部が用紙載置部から引き出されるとき
には、支持部材の他端側が付勢手段の付勢力に逆らって
用紙載置部側に引っ張られる結果、支持部材がその他端
側に電線の一部を保持したまま補助載置部を構成する上
板及び下板の内面に沿って逆方向に回動し、電線を用紙
載置部側に繰り出して電線の張架状態を維持する。
【0009】また、請求項2に係る手差しトレイは、
差しトレイから搬送方向に給送される転写紙に画像を形
成する画像形成装置において、前記手差しトレイが、用
紙載置部と、搬送方向とは逆方向側において前記用紙載
置部に対して引出及び収納自在に構成された補助載置部
と、前記補助載置部に取り付けられ、前記用紙載置部か
ら前記補助載置部を引き出した状態で前記用紙載置部及
び前記補助載置部に載置される転写紙を検出する検出手
段と、前記検出手段から前記用紙載置部側に伸びる電線
のうち前記補助載置部にある電線を前記用紙載置部から
の前記補助載置部の引き出し動作に応じて前記用紙載置
部側に繰り出す一方、前記補助載置部から前記用紙載置
部側に伸びる電線を前記補助載置部の前記用紙載置部へ
の収納動 作に応じて前記補助載置部側に引き込むことで
電線の張架状態を維持する張架手段とを備え、前記補助
載置部は上板と下板とからなり、前記張架手段は当該上
板と下板とからなる補助載置部内に収納されたものであ
り、一端側に形成された支点を中心に前記上板及び下板
の内面に沿って回動自在に取り付けられ、かつ前記電線
の一部が長手方向に沿って固定された長尺状の支持部材
と、この支持部材に対して前記電線を前記補助載置部側
に引き込む方向に付勢する付勢手段とからなることを特
徴としている。
【0010】この請求項2に係る手差しトレイでは、
き出されている補助載置部が用紙載置部に収納されると
きには、支持部材の他端側が付勢手段により補助載置部
側に引っ張られる結果、支持部材がその長手方向に沿っ
て電線の一部を保持したまま補助載置部を構成する上板
及び下板の内面に沿って所定方向に回動し、電線を補助
載置部側に引き込んで電線の張架状態を維持する。ま
た、収納されている補助載置部が用紙載置部から引き出
されるときには、支持部材の他端側が付勢手段の付勢力
に逆らって用紙載置部側に引っ張られる結果、支持部材
がその長手方向に沿って電線の一部を保持したまま補助
載置部を構成する上板及び下板の内面に沿って逆方向に
回動し、電線を用紙載置部側に繰り出し電線の張架状態
を維持する。
【0011】また、請求項3に係る手差しトレイは、請
求項1又は2に係るものにおいて、前記補助載置部の上
板及び下板の各内面側に前記支持部材を摺動させて回動
させる弧状の突起が形成されていることを特徴としてい
る。
【0012】この請求項3に係る手差しトレイでは、
助載置部が用紙載置部に収納されるときや補助載置部が
用紙載置部から引き出されるとき、支持部材が上板及び
下板の弧状の突起上を摺動することで上板及び下板の内
面に沿って回動される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る手差しトレイが適用された画像形成装置の一例として
の複写機の外観斜視図であり、図2は、その複写機の内
部構造を示す図である。
【0014】これらの図において、複写機1は、その上
面に原稿を載置するためのコンタクトガラス2が固定さ
れると共に、このコンタクトガラス2上に原稿押さえ3
が開閉自在に設けられている。そして、コンタクトガラ
ス2上に原稿を載置し、さらにコンタクトガラス2全体
を覆うように原稿押さえ3をセットした後で複写機1の
図略のスタートボタンを押すことで、複写機1の内部に
設けられた構成要素(以下に詳述する。)によって原稿
像を転写紙に複写することができるように構成されてい
る。
【0015】複写機1の内部は、図2に示すように、仕
切り板4によって上部空間5と下部空間6とに仕切られ
ている。そして、上部空間5には光学ユニット10が配
置され、また下部空間6には作像ユニット20と、用紙
搬送ユニット30と、定着ユニット40とが配置されて
いる。
【0016】光学ユニット10は露光光源として機能す
る露光ランプ11を備えており、この露光ランプ11か
らの光をコンタクトガラス2上の原稿に向けて照射す
る。また、光学ユニット10は上記原稿で反射した光を
反射鏡12〜14、原稿像を後述する感光体ドラム21
面に結像させるレンズ15、及び反射鏡16〜18を介
して感光体ドラム21に導くように構成されている。さ
らに、この光学ユニット10では、露光ランプ11と反
射鏡12とが一体的に水平方向に往復移動すると共に、
この移動と同期して反射鏡13,14が一体的に水平方
向に往復移動して、原稿全体の露光走査が行われる。
【0017】作像ユニット20は図略の駆動手段によっ
て図2の紙面における時計方向に定速回転される感光体
ドラム21を備えている。そして、この感光体ドラム2
1の周囲に、その回転方向の上流側から主帯電部22、
現像部23、転写部24、分離部25、クリーニング部
26及び除電部27がこの順序で配置されている。この
ため、感光体ドラム21は主帯電部22により表面が均
一帯電された後、原稿像が露光されて静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は現像部23でトナーが付着される
ことによって顕在化され、次いでこのトナー像が感光体
ドラム21の転写部24と対向する転写域28において
転写紙に転写される。このようにしてトナー像が転写さ
れた転写紙は、分離部25で感光体ドラム21から分離
された後、後述する定着ユニット40に導かれる。
【0018】上記のように構成された作像ユニット20
への転写紙の搬送は、用紙搬送ユニット30によって行
われる。この用紙搬送ユニット30は、図1に示すよう
に複写機1を正面から見たときに右下部に相当する位置
で複写機1に対して符号Aで示す矢印方向に着脱自在な
給紙カセット31を備えており、この給紙カセット31
に収納された転写紙が給紙ローラ32によって作像ユニ
ット20側に給送されるように構成されている。また、
給紙カセット31の上方位置には、手差しトレイ33が
設けられると共に、この手差しトレイ33の作像ユニッ
ト20側(図2の左手側)には、一対の給紙ローラ3
4,35が設けられ、手差しトレイ33上に載置された
転写紙を作像ユニット20側に給送可能となっている。
この手差しトレイ33の詳細な構成については後述す
る。
【0019】また、用紙搬送ユニット30には、給紙カ
セット31あるいは手差しトレイ33から給送されてき
た転写紙を作像ユニット20側に搬送するための搬送ロ
ーラ対36,37と、二次給紙のためのレジストローラ
対38,39が設けられている。このため、給紙カセッ
ト31あるいは手差しトレイ33の転写紙は、上記ロー
ラ32,34〜39によって作像ユニット20に確実に
搬送され、作像ユニット20で原稿像が転写された後、
定着ユニット40側に搬送される。
【0020】この定着ユニット40には、ガイド部材4
1が設けられており、このガイド部材41に沿って作像
ユニット20からの転写紙は定着部42に搬送されて定
着処理を受ける。そして、定着処理が完了すると、転写
紙は排紙ローラ対43,44を介して複写機1の側面部
に取り付けられた排紙トレイ50に排出される。
【0021】次に、上記手差しトレイ33の構成を詳細
に説明する。この手差しトレイ33は、用紙載置部33
1と、この用紙載置部331に取り付けられた補助載置
部332とを備えている。この補助載置部332は、用
紙載置部331の転写紙の搬送方向とは逆方向におい
て、その用紙載置部331に対して引出及び収納自在に
構成され、転写紙のサイズに応じて符号Bで示す矢印方
向に進退させることで転写紙を適切に手差しトレイ33
上に載置できるようになっている。すなわち、搬送方向
側のサイズの小さい転写紙の場合(例えば、B5サイズ
やA4サイズの転写紙を横方向に搬送する場合)は、補
助載置部332が用紙載置部331に収納された状態で
その転写紙は用紙載置部331上に載置される一方、搬
送方向側のサイズの大きい転写紙の場合(例えば、B5
サイズやA4サイズの転写紙を縦方向に搬送する場合)
は、補助載置部332が用紙載置部331から引き出さ
れた状態でその転写紙は用紙載置部331と補助載置部
332の上に跨って載置される。
【0022】用紙載置部331は、その上面に幅方向に
一対の用紙幅規制部材331a,331bが設けられて
いる(図1)。この用紙幅規制部材331a,331b
は、用紙載置部331の上面に幅方向に穿設された一対
の長孔331c,331dに沿ってそれぞれ幅方向に摺
動可能に設けられている。用紙載置部331の内部に
は、用紙幅規制部材331a,331bを転写紙のサイ
ズに合わせて摺動させることにより、その転写紙の幅サ
イズを検出する図略の幅サイズセンサが設けられてい
る。
【0023】また、用紙載置部331は、その幅方向の
両側部において補助載置部332の幅方向の両側部を支
持し、その補助載置部332を転写紙の搬送方向とその
逆方向とに沿って移動可能とした搬送方向側に下り勾配
を有する図略の受部を備えている。これにより、補助載
置部332は、その受部において搬送方向側にスライド
されることにより用紙載置部331に収納され、搬送方
向とは逆方向にスライドされることにより用紙載置部3
31から引き出されるようになっている。
【0024】補助載置部332は、図3に示すように、
内部に用紙載置センサ51や用紙載置センサ51に接続
されている電線を支持する後述する支持部材52等を配
置するための所定深さの収納部を有する下面開口状の上
板332aと、その上板332aの開口面を覆う下板3
32bとから構成されている。この補助載置部332
は、その幅方向の両側部に搬送方向側に延設された突出
部332c,332dが形成され、その両突出部332
c,332d間の中央位置に先端部上面に位置決め突起
332eの形成された突出部332fが形成されてい
る。そして、上記突出部332c,332dの形成され
た両側部が用紙載置部331の上記受部においてスライ
ドし、上記突出部332fの位置決め突起332eが補
助載置部332を用紙載置部332から所定の位置にま
で引き出したときに用紙載置部331の図略の凹み部に
嵌合して用紙載置部331に対する位置決めが行われ
る。
【0025】また、補助載置部332の上面には、セン
サ孔332gが形成されており、このセンサ孔332g
から上板332aの収納部に配置された用紙載置センサ
51のL字状の作用片511の一部が上方に突出するよ
うになっている。この用紙載置センサ51は、対向配置
された発光部と受光部とを備えて構成されたもので、上
記作用片511が図略の水平軸に回動可能に軸支され、
その作用片511の水平軸とは反対側に位置する検出片
が作用片511の回動動作に対して上記発光部と受光部
との間を遮る位置と、上記発光部と受光部間から外れた
位置との間を移動することによりON/OFF状態が切
り替わるようにされた周知の構造のものである。
【0026】この用紙載置センサ51は、補助載置部3
32上に転写紙が載置されていないときには、上記作用
片511が上記のようにセンサ孔332gから上方に突
出して検出片が上記発光部と受光部間を遮る一方、補助
載置部332上に転写紙が載置されると、上記作用片5
11が転写紙の重みで水平軸を回動してセンサ孔332
gの下方に陥没して検出片が上記発光部と受光部間から
移動する。これにより、補助載置部332上の転写紙の
検出が行われる。この検出信号は複写機1内部の図略の
制御部に送出され、この用紙載置センサ51からの信号
と上記用紙載置部331の幅サイズセンサからの信号と
で手差しトレイ33に載置された転写紙のサイズが判別
される。
【0027】補助載置部332を構成する上板332a
には、図4(a)に示すように、その内面側に上記用紙
載置センサ51と長尺状の支持部材52とが設けられて
いる。用紙載置センサ51は、センサ孔332gに対応
する位置に取り付けられ、支持部材52は、その一端側
が用紙載置センサ51の近傍位置に形成された軸体33
2hに回動可能に軸支されている。この支持部材52
は、補助載置部332が用紙載置部331から所定の位
置にまで引き出されたときの補助載置部332の移動距
離に相当する長さに設定されており、この支持部材52
には、用紙載置センサ51に接続されている電線512
の一部がその長手方向に沿って配設され、一端側と他端
側とにおいてゴムバンド等の固着具521,522によ
り固定されている。
【0028】また、支持部材52は、その一端から少し
内側に入った位置に、上板332aに一端側が固定され
たバネ等の付勢手段53の他端側が取り付けられて用紙
載置部331側に伸びる電線512を補助載置部332
側に引き込む方向に付勢され、一端側の軸体332hを
支点として実線で示す転写紙の搬送方向に沿う位置と、
仮想線で示す転写紙の搬送方向と略直交する位置との間
を回動するようになっている。
【0029】また、上板332aの内面側には、支持部
材52の回動範囲内に弧状の突起332iが形成され、
支持部材52がこの突起332i上を摺動して回動する
ようになっている。また、上板332aの内面側には、
付勢手段53の固定された側のコーナ部側にストッパ3
32jが形成されており、支持部材52の回動がその位
置で規制されるようになっている。さらに、上板332
aの転写紙の搬送方向とは逆方向側の端部には図の紙面
方向に突出する突出板332kが形成されている。
【0030】一方、補助載置部332を構成する下板3
32bには、図4(b)に示すように、外面側の転写紙
の搬送方向とは逆方向側の端部に上板332aの突出板
332kに対応して凹部332mが形成されており、補
助載置部332を用紙載置部331から引き出すときに
指をその凹部332mに挿入して上板332aの突出板
332kに係止させるようになっている。
【0031】また、下板332bの内面側には上板33
2aの弧状の突起332iに対応する位置に同様の弧状
の突起332nが形成されており、上記支持部材52が
回動するときに、この突起332nをも摺動するように
なっている。すなわち、支持部材52は、その両面が弧
状の突起332i,332nに挟まれることにより回動
がスムーズに行われるようになっている。
【0032】図5及び図6は、上記のように構成された
補助載置部332を用紙載置部331にスライド可能に
取り付けると共に、その下板332bを取り外して上板
332aの内部側を示した図であり、補助載置部332
が用紙載置部331に収納されている状態と用紙載置部
331から引き出されている状態とをそれぞれ示してい
る。
【0033】すなわち、図5に示すように、補助載置部
332が用紙載置部331に収納されているとき、支持
部材52が付勢手段53の付勢力によりストッパ332
jで位置規制された転写紙の搬送方向と略直交する方向
に位置するようになっており、この状態で電線512の
支持部材52から用紙載置部331側に伸びた部分を、
用紙載置部331の転写紙の搬送方向側の端部中央付近
の位置において用紙載置部331面に固着具331eで
固定することにより、電線512の支持部材52の他端
側における固着具522で固定された位置と、用紙載置
部331における固着具331eで固定された位置との
間の部分512a(以下、この部分を中間部という。)
がその2点間で引っ張られた状態(張架状態)となるよ
うにされている。
【0034】いま、この状態において、補助載置部33
2が用紙載置部331から所定の位置(大きなサイズの
転写紙を載置できる位置)にまで引き出されると、支持
部材52は電線512の中間部512aに引っ張られる
ことになる結果、支持部材52が電線512の一部を保
持したまま、付勢手段53の付勢力に逆らって一端側の
軸体332hを支点に回動して他端側が次第に用紙載置
部331側を向くようになり、図6に示すように、電線
512が用紙載置部331側に繰り出されて中間部51
2aは図5の場合と同様に固着具522と固着具331
eとの間で引っ張られた状態(張架状態)となる。
【0035】また、この状態から、補助載置部332が
用紙載置部331に収納されると、電線512の中間部
512aは補助載置部332が用紙載置部331から引
き出されていた場合に比べて弛むようになるので、支持
部材52は電線の一部を保持したまま付勢手段53の付
勢力により一端側の軸体332hを支点に回動してスト
ッパ332jに規制される位置にまで次第に引き寄せら
れ、図5に示すように、電線512が補助載置部332
側に引き込まれて中間部512aが固着具522と固着
具331eとの間で引っ張られた状態となる。
【0036】手差しトレイ33は、上記のように構成さ
れる結果、用紙載置センサ51に接続された電線512
が常に張架された状態となって一定の範囲内でしか移動
しないようになり、電線512を従来のように用紙載置
部331や補助載置部332の多数の箇所で固定する必
要がなくなる。
【0037】なお、上記実施形態では、図5に示す補助
載置部332が用紙載置部331に収納されている状態
のときも、電線512の固定部512aが張架状態に維
持されるようにしているが、このときには電線512の
固定部512aにいくらかの弛みが生じるように中間部
512aの長さを設定するようにすることもできる。こ
のようにした場合は、支持部材52の長さを上記実施形
態の場合よりも短めに設定しても補助載置部332を用
紙載置部331から引き出した図6に示す場合と同様
に、支持部材52を転写紙の搬送方向に沿う方向に位置
させることができる。
【0038】また、支持部材52を、補助載置部332
が用紙載置部331から所定の位置にまで引き出された
ときの補助載置部332の移動距離に相当する長さより
も長めに設定するようにしてもよく、この場合は補助載
置部332を用紙載置部331から引き出した状態にお
いて、支持部材52は図6に示すように転写紙の搬送方
向に沿う方向には向かずに斜めに向いた状態になるが、
電線512の中間部512aが張架状態に維持される点
では図6の場合と何ら相違するところはない。
【0039】また、上記実施形態では、電線512の一
部が支持部材52の長手方向に沿って固定されている
が、支持部材52の他端側のみにおいて固着具522で
固定されるようにしても長手方向に沿って固定した場合
と同一の効果が得られる。
【0040】また、上記実施形態では、電線512の中
間部512aの一方を用紙載置部331上に固定してい
るが、用紙載置部331上ではなく複写機1の内部で固
定しても同一の効果が得られる。
【0041】さらに、上記実施形態では、長尺状の支持
部材52と付勢手段53とで電線512の張架手段を構
成しているが、この張架手段を電線512を巻き取るリ
ールと、このリールに電線512を巻き取る方向の付勢
力を与える付勢手段とから構成するようにすることもで
きる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び2の発明に
よれば、上板と下板とからなる補助載置部内に、一端側
に形成された支点を中心に上板及び下板の内面に沿って
回動自在に取り付けられ、かつ電線の一部が固定された
長尺状の支持部材と、この支持部材に対して電線を補助
載置部側に引き込む方向に付勢する付勢手段とからなる
張架手段を設けるようにしたので、簡単な構成で検出手
段に接続された電線が一定の範囲内でしか移動できない
ようにすることができる。
【0043】また、請求項3の発明によれば、上板及び
下板の各内面側に支持部材を摺動させて回動させる弧状
の突起が形成されているので、支持部材の回動をスムー
ズに行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手差しトレイが適用された複写機
の外観斜視図である。
【図2】図1に示す複写機の内部構造を示す図である。
【図3】本発明に係る手差しトレイの補助載置部の分解
斜視図である。
【図4】図3に示す補助載置部の内部構成を示す図で、
(a)は上板の内部側を示す図、(b)は下板の底面を
示す図である。
【図5】図3に示す補助載置部を用紙載置部に取り付け
た状態で補助載置部の下板を取り外した上板の内部側を
示す図である。
【図6】図3に示す補助載置部を用紙載置部に取り付け
た状態で補助載置部の下板を取り外した上板の内部側を
示す図である。
【符号の説明】
1 複写機 33 手差しトレイ 51 用紙載置センサ(検出手段) 52 支持部材(張架手段) 53 付勢手段(張架手段) 331 用紙載置部 332 補助載置部 512 電線

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手差しトレイから搬送方向に給送される
    転写紙に画像を形成する画像形成装置において、前記手
    差しトレイが、用紙載置部と、搬送方向とは逆方向側に
    おいて前記用紙載置部に対して引出及び収納自在に構成
    された補助載置部と、前記補助載置部に取り付けられ、
    前記用紙載置部から前記補助載置部を引き出した状態で
    前記用紙載置部及び前記補助載置部に載置される転写紙
    を検出する検出手段と、前記検出手段から前記用紙載置
    部側に伸びる電線のうち前記補助載置部にある電線を前
    記用紙載置部からの前記補助載置部の引き出し動作に応
    じて前記用紙載置部側に繰り出す一方、前記補助載置部
    から前記用紙載置部側に伸びる電線を前記補助載置部の
    前記用紙載置部への収納動作に応じて前記補助載置部側
    に引き込むことで電線の張架状態を維持する張架手段と
    を備え、 前記補助載置部は上板と下板とからなり、前記張架手段
    は当該上板と下板とからなる補助載置部内に収納された
    ものであり、一端側に形成された支点を中心に前記上板
    及び下板の内面に沿って回動自在に取り付けられ、かつ
    他端側に前記電線の一部が固定された長尺状の支持部材
    と、この支持部材に対して前記電線を前記補助載置部側
    に引き込む方向に付勢する付勢手段とからなることを特
    徴とする 画像形成装置の手差しトレイ。
  2. 【請求項2】 手差しトレイから搬送方向に給送される
    転写紙に画像を形成する画像形成装置において、前記手
    差しトレイが、用紙載置部と、搬送方向とは逆方向側に
    おいて前記用紙載置部に対して引出及び収納自在に構成
    された補助載置部と、前記補助載置部に取り付けられ、
    前記用紙載置部から前記補助載置部を引き出した状態で
    前記用紙載置部及び前記補助載置部に載置される転写紙
    を検出する検出手段と、前記検出手段から前記用紙載置
    部側に伸びる電線のうち前記補助載置部にある電線を前
    記用紙載置部からの前記補助載置部の引き出し動作に応
    じて前記用紙載置部側に繰り出す一方、前記補助載置部
    から前記用紙載置部側に伸びる電線を前記補助載置部の
    前記用紙載置部への収納動作に応じて前記補助載置部側
    に引き込むことで電線の張架状態を維持する張架手段と
    を備え、 前記補助載置部は上板と下板とからなり、前記張架手段
    は当該上板と下板とからなる補助載置部内に収納された
    ものであり、一端側に形成された支点を中心に前記上板
    及び下板の内面に沿って回動自在に取り付けられ、かつ
    前記電線の一部が長手方向に沿って固定された長尺状の
    支持部材と、この支持部材に対して前記電線を前記補助
    載置部側に引き込む方向に付勢する付勢手段とからなる
    ことを特徴とする 画像形成装置の手差しトレイ。
  3. 【請求項3】 前記補助載置部の上板及び下板の各内面
    側に前記支持部材を摺動させて回動させる弧状の突起が
    形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    画像形成装置の手差しトレイ。
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