JPH09146190A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09146190A
JPH09146190A JP30592595A JP30592595A JPH09146190A JP H09146190 A JPH09146190 A JP H09146190A JP 30592595 A JP30592595 A JP 30592595A JP 30592595 A JP30592595 A JP 30592595A JP H09146190 A JPH09146190 A JP H09146190A
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JP
Japan
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original
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image forming
forming apparatus
conveying means
Prior art date
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Application number
JP30592595A
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English (en)
Inventor
Tomoyoshi Tanaka
知省 田中
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で規模も小さく、コスト的に安価
で且つ操作性が良く、露光領域を有効に活用し、原稿台
上に原稿を載置して露光する場合に、原稿搬送手段が画
像形成されることを防止する画像形成装置を提供するこ
とにある。 【解決手段】 原稿カバー3の下側の露光範囲に取り付
けられた搬送ローラ23と、搬送ローラ23に原稿を供
給する原稿ストッカー24と、原稿ストッカー24の開
閉に連動してスライドする原稿押えマット28を有す
る。原稿押えマット28は原稿ストッカー24を開いた
場合、搬送ローラ23を原稿台ガラス2に対して露出さ
せ、原稿ストッカー24を閉じた場合、搬送ローラ23
と原稿台ガラス2の間に位置させるようにスライドす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿搬送手段を有
する複写機等の画像形成装置に関し、外部から挿入され
た原稿を機器内に自動的に搬入し、原稿を適切な状態に
した後、機器本体で所定の処理を実行後再度外部に自動
的に排出する原稿搬送手段を有する画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来の原稿搬送手段を有する
画像形成装置を示す構成図で、複写機の原稿カバーに原
稿搬送手段が装着された従来例を示している(特開平6
−67497号公報参照)。同図において、原稿搬送手
段102は軸125を中心として開閉自在に支持された
原稿カバー126に装着されており、原稿カバー126
の上面を利用した原稿トレイ130、この原稿トレイ1
30から原稿Dを給紙する呼び込みローラ131、給紙
ローラ132、原稿Dを原稿台となる露光ガラス120
の一側にある露光部Aまで導くガイド板133、露光部
A上で原稿Dを搬送する排出ローラ136等を備えてい
る。
【0003】この構成において、原稿搬送手段102が
作動すると、原稿トレイ130から原稿Dが、給紙さ
れ、この原稿Dがプラテンローラ134および従動ロー
ラ137にかみ込まれる状態で搬送され、搬送ローラ1
36を経て排出トレイ135に排出される。このとき、
光学系121はコピーランプ122をプラテンローラ1
34の真下に移動させ、光学系121を固定したまま原
稿Dを露光ガラス120の露光領域Aを通過させながら
コピーする。
【0004】尚、露光ガラス120の上に原稿Dを載置
し、光学系121を露光ガラス120に沿って走査させ
てコピーを行う通常の複写プロセスでは、コピー開始信
号で露光の対象となる位置までコピーランプ122等を
移動させ、露光領域Bを図中左から右にスキャンしてコ
ピーを行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開平6−67
497号公報に記載の画像形成装置において、原稿搬送
手段102のプラテンローラ134が露光領域Aにある
ため、露光ガラス120の上に原稿Dを載置して露光す
る場合、光学系121が露光領域Aまで露光するとプラ
テンローラ134までが露光され、画像形成されてしま
う。
【0006】そこで、この画像形成装置は、通常の露光
領域Aとは別の露光領域Bを設け、該露光領域Bをプラ
テンローラ134の外側に設けて、露光時にプラテンロ
ーラ134が画像として形成されないようにしている。
しかし、このような構成にすると、光学系をその都度、
原稿搬送による露光位置と、露光ガラス120に載置す
る露光位置とを区別して移動制御する必要があり、構造
が複雑で規模が大きくなる。しかも、露光領域が狭くな
り、露光領域を有効に活用できない等の欠点を有する。
【0007】本発明の目的は、簡易な構成で規模も小さ
く、コスト的に安価で且つ操作性が良く、露光領域を有
効に活用し、原稿台上に原稿を載置して露光する場合
に、原稿搬送手段が画像形成されることを防止する画像
形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、原稿
を載置し原稿の画像を露光するための原稿台と、該原稿
台の上方に設けられた原稿カバーと、前記原稿台上の原
稿を露光し画像形成を行う画像形成手段と、前記原稿台
と前記原稿カバーの間の露光範囲に少なくとも一部が配
置されている原稿搬送手段と、を備える画像形成装置で
ある。この発明の特徴は、 前記原稿台と前記原稿カバ
ーの間の露光範囲に配置され、スライド可能な原稿押え
マットと、前記原稿押えマットを原稿台ガラスに平行に
スライドするスライド手段と、を備えた点にある。前記
原稿搬送手段から前記原稿台上に原稿を搬送する場合、
前記原稿搬送手段が露光範囲に露出し且つ原稿が搬送さ
れる隙間を原稿台との間に形成する位置に、前記原稿押
えマットをスライドさせ、原稿台に直に原稿を載置する
場合、前記原稿押えマットを前記原稿搬送手段が露光範
囲に露出しないように前記原稿台と前記原稿搬送手段の
間にスライドさせる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の画像形
成装置であって、前記原稿押えマットは、白色板と白色
シートとからなることを特徴とする。前記白色板は、前
記原稿搬送手段から前記原稿台上に原稿を搬送する場
合、前記原稿搬送手段が露光範囲に露出し且つ原稿が搬
送される隙間を原稿台との間に形成する位置にスライド
し、原稿台に直に原稿を載置する場合、前記原稿台と前
記原稿搬送手段の間にスライドする。前記白色シート
は、前記白色板を前記原稿搬送手段が露光領域に露出す
る位置にスライドさせた場合、前記原稿搬送手段が露出
するように切り欠きを設ける。
【0010】請求項3の発明は、請求項1記載の画像形
成装置であって、前記原稿カバー内に前記原稿押えマッ
トに当接してスライドを補助する補助ローラと、該補助
ローラを原稿供給時にのみ磁化する磁化手段とを有し、
前記原稿押えマットは、表面に前記補助ローラに対向す
る位置に磁性体を埋め込まれていることを特徴とする。
前記原稿搬送手段から原稿を搬送する場合、前記補助ロ
ーラを磁化し、原稿台上の原稿を露光する場合、前記補
助ローラを磁化しない。
【0011】請求項4の発明は、請求項1記載の画像形
成装置であって、前記原稿押えマットは、原稿台側表面
に低摩擦物質を塗布されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
<複写機の全体構成>本発明の主要構成部分を説明する
前に、本発明の画像形成装置全体について概略を説明す
る。図1は本発明に係る画像形成装置全体を示す概略断
面図であり、図2はその画像形成装置の外観を示す斜視
図である。この画像形成装置は複写機であり、複写機本
体1の上端部に原稿台ガラス2が設けられ、原稿台ガラ
ス2の上方には、一側端部を開閉自在に軸支された原稿
カバー3が配置されている。原稿台ガラス2の下方の複
写機本体1内部には、画像形成手段としての光学系4と
複写プロセス系5、更に用紙搬送系6が配置されてい
る。原稿カバー3の上面には、開閉自在に一側端部が軸
支された原稿ストッカー24が取り付けられ、原稿カバ
ー3の下方には、スライド可能な原稿押えマット28と
原稿搬送手段(図示はされていない)が取り付けられて
いる。
【0013】上記光学系4は、原稿台ガラス2上に置か
れた原稿に対して光走査を行う光源ランプ4aと、原稿
からの反射光を導くミラー4b,4c,4dとミラー4
b〜4dを通過した反射光を集光するレンズ4eと、こ
の集光した反射光を本体中央部に設置された感光体ドラ
ム5aの表面の露光ポイントに導くミラー4f,4g,
4hとからなる。
【0014】上記感光体ドラム5aの周囲には、複写プ
ロセス系5が形成されている。この複写プロセス系5
は、現像装置5b、転写チャージャ5c、クリーニング
装置5d、除電ランプ5e及び帯電チャージャ5fが、
この順位に配置され、更に感光体ドラム5aから離れた
位置に定着ローラ5gが配置される構成である。ここ
で、定着ローラ5gは一対のローラにて構成され、一方
をヒートローラ、他方をヒートローラに圧接させる加圧
ローラとから構成され、用紙Pを加圧しながら搬送し、
熱により用紙上の未定着トナー画像を加熱定着する。
【0015】また、上記の画像形成にかかる複写プロセ
ス系5とは別に、用紙を転写チャージャ5cのトナー転
写位置へと用紙を搬送し、画像が転写された後に該用紙
を複写機本体1の外へ排出するための用紙搬送系6が、
複写機内下部に形成されている。まず、本体最下部に
は、着脱可能な用紙収容部7が設けられ、コピー用紙P
が載置収容されている。上記用紙搬送系6は、用紙収容
部7の上方前端部(図の右方)に配置された給紙ローラ
6aと、それぞれ一対の搬送ローラ6b,6cと、搬送
ローラ6b,6c間に配置されたペーパーストップ板6
dからなる構成である。
【0016】また、複写機本体1の原稿カバー3の下方
で、複写機本体1の前面上部には、図2に示すように、
操作パネル11が配置されている。操作パネル11は、
その詳細を図に示すように、コピーボタン11a、クリ
アキー11b、コピー枚数設定キー11c、コピー枚数
表示11d、倍率設定キー11e、コピーの明るさを調
整する露光キー11fが配置されている。
【0017】この複写機の複写処理の動作について説明
する。原稿を原稿台ガラス2上に設置後、複写処理を行
う。図3に示すように、原稿Dを原稿ストッカー24を
開いて、原稿給紙口21より挿入し、原稿搬送手段によ
って原稿台ガラス2上に搬送してもよいし、原稿カバー
3を開いて原稿台ガラス2上に載置してもよい。あらか
じめ操作パネル11により複写条件をセットしておき、
複写処理を始める。
【0018】用紙収納部7に載置された用紙Pは、その
片側を押し上げられて、給紙ローラ6aに圧接される。
該給紙ローラ6aは用紙収納部11に収納されたコピー
用紙Pを上から1枚ずつ給送する。コピー用紙Pは、搬
送ローラ6bによって搬送されぺーパストップ板6dに
達し、一旦停止する。ペーパーストップ板6dは、感光
体ドラム5aに形成された画像先端を、搬送される用紙
先端に一致させて搬送を開始させるものである。感光体
ドラム5aに原稿台ガラス2に載置された原稿の画像
が、光学系4により投影されることで、事前に帯電チャ
ージャ5fにて均一帯電された感光体ドラム5a表面に
静電潜像が形成され、該静電潜像は現像される。光源ラ
ンプ4aの走査タイミングに合わせてペーパーストップ
板6dが上昇し、用紙Pは搬送ローラ6b,6cによっ
て感光体ドラム5aに送られる。転写チャージャ5cで
トナー像が転写され、定着ローラ5gで定着される。該
定着ローラ5gを通過した用紙は、複写機本体1の形成
された排出開口に対応して着脱可能に設けられた排出ト
レイ9へと排出される。
【0019】<第1実施形態>次に、この画像形成装置
の本発明に係る部分について説明する。図4は、本発明
に係る画像形成装置の第1実施形態を示す上部概略断面
図であり、図5は、その構成斜視図である。第1実施形
態の特徴は、原稿搬送手段と、スライド可能な原稿押え
マット28にある。
【0020】原稿搬送手段は、図4に示すように、原稿
カバー3の下方で操作パネルの後方に位置している。そ
の構成は、原稿給紙口21より挿入された原稿によって
押し上げられて原稿スイッチをオンする原稿検知レバー
22、挿入された原稿を搬送する原稿搬送ローラ23、
原稿カバー3に取り付けられたかさ車30、一端に原稿
搬送ローラ23を軸支し他端を回動自在に軸支された保
持部材31、保持部材31を下方に付勢するバネ32、
かさ車30の軸と原稿搬送ローラ23の軸に掛け渡すタ
イミングベルト35と、複写機本体1の上部に露出して
配置されたかさ車36とからなる。かさ車36は、電磁
クラッチ37に連動しており、原稿カバーを閉じたとき
に、かさ車30と噛合する位置に配置されている。
【0021】また、原稿押えマット28は白色板28a
と白色シート28bからなり、白色板28aは樹脂性の
平坦な板であり、白色シート28bは原稿検知レバー2
2及び搬送ローラ23を露出させるように切り欠き部3
8を有し、白色板28aの一端と原稿ストッカー24の
一端に接続している。原稿カバー3の図の右方下側に
は、原稿押え板28のスライド手段であるうず巻バネ2
5と、うず巻バネ25に取り付けたシャフト26が設置
され、シャフト26と白色板28aの他端にワイヤー2
7を接続している。
【0022】次に、図6に示すフローチャートを参照し
ながら、画像形成装置の動作について説明する。原稿ス
トッカー24から原稿を搬送する場合、原稿カバー3を
閉じて原稿ストッカー24を開く(ステップS1)。複
写機本体1の上部には、図7に示すように固定部材26
が設けられている。この固定部材26は、操作パネル1
1側に多少突出し、その突出した端部が多少下方向に湾
曲形状に湾曲部が形成されている。この固定部材26に
対応して、原稿ストッカー24側には、固定部材26と
係合する係合部24a,24bが凸状に形成されてい
る。その係合部24a,24bは、原稿ストッカー24
を開いた時、原稿ストッカー24の複写機本体側の両端
部に形成されており、固定部材26の湾曲部に嵌まり込
み、原稿ストッカー24を固定する。
【0023】電磁クラッチ37に連動したかさ車36は
複写機本体1より露出しているので、原稿カバー3を閉
じたときに、原稿搬送手段のかさ車30に噛合し、タイ
ミングベルト35を介して原稿搬送ローラ23を駆動で
きるようになる。
【0024】原稿ストッカー24を開いて固定すると、
つる巻バネ25によってシャフト26が回転しワイヤー
27を巻き取る。白色板28aは、搬送ローラ23が原
稿台ガラス2に対して露光範囲に露出する位置までスラ
イドする。白色シート28bは切り欠き部38を有する
から、原稿検知レバー22及び搬送ローラ23が、原稿
台ガラス2に対して露出し、原稿搬送に支障が生じな
い。しかも白色シート28bは他の部分を覆って、露光
されるのを防いでいる。原稿給紙口21から原稿Dを挿
入する(ステップS2)と、検知レバー22が原稿Dに
よって押し上げられ、原稿検知がオンとなる(ステップ
S3)。
【0025】原稿検知スイッチがオンとなると、電磁ク
ラッチ37がオンし、かさ車36が駆動され、かさ車3
0及びタイミングベルト35を介して搬送ローラ23が
正回転を開始する(ステップS4)、原稿ガラス台2と
原稿押えマット28との間に、原稿Dが挿入され、原稿
押えマット28の下面が原稿の送りガイドとしての機能
を果たす。ここで、原稿押えマット28は、つる巻バネ
25により引っ張られることで原稿台ガラス2との間に
隙間を形成する。この隙間は、通常の用紙が0.08mm
程度の厚みであることを考慮すると0.1mm以上が望ま
しい。
【0026】原稿Dが、検知レバー22を通過して原稿
検知スイッチをオフにすると(ステップS5)、電磁ク
ラッチ37がオフして搬送ローラ23が停止し(ステッ
プS6)、原稿Dが搬送ローラ23に後端部がつかまれ
た状態で停止する(図7参照)。こうして原稿Dが原稿
台ガラス2の上に自動搬入されると、複写機はコピーボ
タン10aを押されたと同様のコピー動作に入り、図7
に示す露光範囲で上述した複写処理を行う(ステップS
7)。
【0027】ステップS7の複写処理が終了すると、電
磁クラッチ37がオフして搬送ローラ23が逆回転し
(ステップS8)、原稿Dを原稿給紙口21へ排出す
る。この排出は、原稿Dの挿入時の搬送ローラ23の回
転時間を記憶しておき、この記憶時間に対して短め(例
えば、搬送距離にして10mm程度)に設定した所定時間
の経過を検知して(ステップS9)、搬送ローラ23の
逆回転を停止する(ステップS10)。原稿Dは搬送ロ
ーラ23に若干噛まれた状態で停止するので、再度もう
1枚コピーが欲しいとき、コピーボタンをオンすれば
(ステップ11)、ステップ4に戻って搬送ローラ23
は正回転し再度複写状態に入る。これにより、複数枚コ
ピーをとることができる。また、コピーボタンを押さず
一定時間以上経過すれば(ステップ12)、搬送ローラ
23は再度逆回転し(ステップ13)、原稿Dを原稿ス
トッカー24に排出して、搬送ローラ23は停止する
(ステップ14)。
【0028】原稿を原稿台ガラス2上にセットしてコピ
ーする場合について、図8のフローチャート参照しなが
ら説明する。原稿ストッカー24は原稿カバー3の上方
に閉じ、原稿カバー3を開いて原稿を原稿台ガラス2上
に載置する(ステップS21)。原稿ストッカー24が
閉じている場合、図9に示すように、白色シート28b
が引っ張られて、うず巻バネ25が伸びてシャフト26
が回転し原稿押えマット28は搬送ローラ23の下側に
スライドする。このとき原稿押えマット28は、搬送ロ
ーラ23を上に押し上げている。コピーボタンを押して
(ステップS22)、複写処理を行い(ステップS2
3)、終了を確認して(ステップS24)、原稿を取り
出す(ステップS25)。
【0029】こうして、原稿を原稿台ガラス2上にセッ
トしてコピーする場合、白色の原稿押えマット28が搬
送ローラ23と原稿台ガラス2の間にあるので、複写処
理の時に、搬送ローラ23の原稿写りを防止できる。ま
た、白色板28aが用いられるために、その自重と平面
性により、原稿を均一に押圧することが可能になり原稿
と原稿台の密着性がよくなり画質の向上ができる。
【0030】また、従来のように、露光範囲を原稿搬送
手段を用いるか否かで変える必要がなく、構成を簡易で
規模も小さくでき、コスト的に安価で且つ操作性が良
い。さらに、露光範囲を狭くする必要もなく、全範囲を
有効に活用できる。
【0031】ここで、原稿押えマット28の白色板28
a及び白色シート28bに、図10に示すように、ナイ
ロン樹脂あるいはフッ素樹脂、例えばテフロン(デュポ
ン社の商品名)をコーティングするのが好ましい。表面
が滑らかになり、原稿の入排出がスムーズになるため、
原稿先端の引っ掛かり等による搬送不良、特に紙ずまり
を防止できるからである。
【0032】<第2実施形態>図11は、本発明に係る
画像形成装置の第2実施形態の構成及び動作を示す説明
図である。第2実施形態は、第1実施形態と基本構造は
ほぼ同じであり、対応する部分には同一符号を付し、説
明は省略する。第1実施形態と異なるのは、原稿カバー
3の下面に補助ローラ39を設置し、この補助ローラ3
9に常に対向するように原稿押えマット28に金属プレ
ート40を配置した点である。このスライド補助ローラ
39には、磁化手段として電磁石が組み込んである。金
属プレート40には、原稿押えマット28の上面に、表
面に露出するように埋め込んである。補助ローラ39と
金属プレート40は、軟磁性体を用いて形成されてい
る。原稿押えマット28がスライドしても、常にスライ
ド補助ローラ39に対向するように金属プレート40の
長さを設定している。
【0033】この画像形成装置の動作について、図12
のフローチャートを用いて説明する。原稿カバーを閉じ
て原稿ストッカー24を開く(ステップS31)。電磁
クラッチ37に連動したかさ車36は複写機本体1より
露出しているので、原稿カバー3を閉じたときに、原稿
搬送手段のかさ車30に噛合し、タイミングベルト35
を介して原稿搬送ローラ23を駆動できるようになる。
【0034】原稿ストッカー24を開いて固定すると、
つる巻バネ25によってシャフト26が回転しワイヤー
27を巻き取る。図11(A)に示すように、白色板2
8aは、搬送ローラ23が露光範囲に露出する位置まで
スライドし、自重により原稿台ガラス2に接触してい
る。原稿給紙口21から原稿Dを挿入する(ステップS
32)と、検知レバー22が原稿Dによって押し上げら
れ、原稿検知がオンとなる(ステップS33)。
【0035】原稿検知スイッチがオンとなると、補助ロ
ーラ39が電磁石により磁化される(ステップ34)。
図11(B)に示すように、金属プレート40を取り付
けた原稿押えマット28が補助ローラ39に引きつけら
れ、原稿台ガラス2との間に隙間を形成する。上述した
ように、原稿押えマット28は、つる巻バネ25により
引っ張られることで原稿台ガラス2との間に隙間を形成
するはずであるが、原稿押えマット28が自重により下
がって、所望の隙間が形成できない場合がある。そのた
め、このような構成を設けることにより、安定した隙間
を形成できる。この隙間は、第1実施形態で述べたよう
に、0.1mm以上が望ましい。
【0036】金属電磁クラッチ37がオンし、かさ車3
6が駆動され、かさ車30及びタイミングベルト35を
介して搬送ローラ23が正回転を開始する(ステップS
35)、原稿ガラス台2と原稿押えマット28との間
に、原稿Dが挿入され、原稿押えマット28の下面が原
稿ガイドとしての機能を果たす。原稿Dが、検知レバー
22を通過して原稿検知スイッチをオフにすると(ステ
ップS36)、搬送ローラ23が停止し(ステップS3
7)、原稿Dが搬送ローラ23に後端部がつかまれた状
態で停止する。補助ローラ40の電磁石をオフすること
により(ステップS38)、原稿押えマット28が自重
で落下し、原稿を原稿台ガラス2に圧接固定する。こう
して原稿Dが原稿台ガラス2の上に自動搬入されると、
複写機はコピーボタン11aを押されたと同様のコピー
動作に入り、上述した複写処理を行う(ステップS3
9)。
【0037】ステップS39の複写処理が終了すると、
補助ローラ39の電磁石をオンして(ステップS2
8)、補助ローラ39が磁化され、原稿押えマット28
を引き付ける。こうして原稿押えマット28と原稿台ガ
ラス2との隙間を形成する。搬送ローラ23が逆回転し
(ステップS41)、原稿Dを原稿給紙口21へ排出す
る。原稿Dの挿入時の搬送ローラ23の回転時間に対し
て短めに設定した所定時間の経過を検知して(ステップ
S42)、搬送ローラ23の逆回転を停止する(ステッ
プS43)。原稿Dは搬送ローラ23に若干噛まれた状
態で停止するので、再度もう1枚コピーが欲しいとき、
搬送ローラ23は正回転し再度複写状態に入る(ステッ
プ44)。これにより、複数枚コピーをとることができ
る。また、一定時間以上経過すれば(ステップS4
5)、搬送ローラ23は再度逆回転し(ステップ4
6)、原稿Dを原稿ストッカー24に排出して、搬送ロ
ーラ23を停止する(ステップS47)。
【0038】こうして、磁化手段を有する補助ローラ3
9と磁性体を埋め込んだ原稿押えマット28を用いて、
前記原稿搬送手段から原稿を搬送する場合、前記補助ロ
ーラ39を磁化するので、補助ローラ39が原稿押えマ
ット28を引きつけ、原稿押えマット28と原稿台ガラ
ス2との隙間を安定良く形成でき、原稿送りをスムーズ
に行うことができる。また、原稿台ガラス2上の原稿を
露光する場合、補助ローラ39を磁化しないようにする
ので、原稿押えマット28が自重で原稿を原稿台ガラス
2に押圧し、原稿と原稿台ガラス2の密着性がよくなり
画質の向上ができる。
【0039】原稿台に直に原稿を載置する場合は、図1
1(C)に示すように、原稿ストッカー24を閉じ、補
助ローラ39を磁化しないようにする。従って、動作は
第1実施形態と同じなので説明は省略する。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、原稿搬送手段
から原稿台上に原稿を搬送する場合、前記原稿搬送手段
が露光範囲に露出し且つ原稿が搬送される隙間を原稿台
との間に形成する位置に、原稿押えマットをスライドさ
せるので、原稿を原稿搬送手段から原稿台上にスムーズ
に搬送することができる。また、原稿台に直に原稿を載
置する場合、前記原稿押えマットを前記原稿搬送手段が
露光範囲に露出しないように前記原稿台と前記原稿搬送
手段の間にスライドさせるので、原稿搬送手段の画像が
影のように形成されてしまうのを防ぐことができる。更
に従来のように、露光範囲を原稿搬送手段を用いるか否
かで変える必要がなく、構成を簡易で規模も小さくで
き、コスト的に安価で且つ操作性が良く、露光領域を有
効に活用できる。
【0041】請求項2の発明によれば、白色板が用いら
れるために、その自重と平面性により、原稿を均一に押
圧することが可能になり原稿と原稿台の密着性がよくな
り画質の向上ができる。更に、白色シートは、前記白色
板を前記原稿搬送手段が露光領域に露出する位置にスラ
イドさせた場合、前記原稿搬送手段が露出するように切
り欠きを設けているので、原稿搬送手段から原稿台上に
原稿を搬送する場合、原稿搬送手段がその動作を妨害さ
れることがなく、しかも原稿搬送手段以外の部分が露光
されることを防ぐことができる。
【0042】請求項3の発明によれば、磁化手段を有す
る補助ローラと磁性体を埋め込んだ原稿押えマットを用
いて、前記原稿搬送手段から原稿を搬送する場合、前記
補助ローラを磁化するので、補助ローラが原稿押えマッ
トを引きつけ、原稿押えマットと原稿台との隙間を安定
良く形成でき、原稿送りをスムーズに行うことができ
る。また、原稿台上の原稿を露光する場合、前記補助ロ
ーラを磁化しないので、原稿押えマットが自重で原稿を
原稿台に押圧し、原稿と原稿台の密着性がよくなり画質
の向上ができる。
【0043】請求項4の発明によれば、低摩擦物質を原
稿押えマットの表面に塗布したので、表面が滑らかにな
り、原稿の入排出がスムーズになるため、原稿先端の引
っ掛かり等による搬送不良、特に紙ずまりを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置全体を示す概略断面
図である。
【図2】その画像形成装置の外観を示す斜視図である。
【図3】その画像形成装置の原稿ストッカーより原稿を
挿入する説明図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置の第1実施形態を示
す概略断面図である。
【図5】第1実施形態の画像形成装置の構成斜視図であ
る。
【図6】第1実施形態の画像形成装置の原稿搬送手段を
用いた複写動作を示すフローチャートである。
【図7】第1実施形態の画像形成装置における原稿スト
ッカーの固定構造と複写時の稿搬送手段の動作を示す構
成図である。
【図8】第1実施形態の画像形成装置の原稿台ガラスに
原稿を載置する複写動作を示すフローチャートである。
【図9】第1実施形態の画像形成装置のその動作の説明
構成図である。
【図10】第1実施形態の画像形成装置における原稿押
えマットの低摩擦物質塗布の説明図である。
【図11】(A)〜(C)は、本発明に係る画像形成装
置の第2実施形態を示す構成及び動作の説明図である。
【図12】第2実施形態の画像形成装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図13】従来の画像形成装置の一例を示す概略断面図
である。
【符号の説明】 2 原稿台ガラス 3 原稿カバー 23 搬送ローラ 24 原稿ストッカー 25 うず巻バネ 26 シャフト 28 原稿押え板 28a 白色板 28b 白色シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置し原稿の画像を露光するため
    の原稿台と、 該原稿台の上方に設けられた原稿カバーと、 前記原稿台上の原稿を露光し画像形成を行う画像形成手
    段と、 前記原稿台と前記原稿カバーの間の露光範囲に少なくと
    も一部が配置されている原稿搬送手段と、を備える画像
    形成装置において、 前記原稿台と前記原稿カバーの間の露光範囲に配置さ
    れ、スライド可能な原稿押えマットと、 前記原稿押えマットを原稿台ガラスに平行にスライドす
    るスライド手段と、を備え、 前記原稿搬送手段から前記原稿台上に原稿を搬送する場
    合、前記原稿搬送手段が露光範囲に露出し且つ原稿が搬
    送される隙間を原稿台との間に形成する位置に、前記原
    稿押えマットをスライドさせ、原稿台に直に原稿を載置
    する場合、前記原稿押えマットを前記原稿搬送手段が露
    光範囲に露出しないように前記原稿台と前記原稿搬送手
    段の間にスライドさせることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記原稿押えマットは、白色板と白色シ
    ートとからなり、 前記白色板は、前記原稿搬送手段から前記原稿台上に原
    稿を搬送する場合、前記原稿搬送手段が露光範囲に露出
    し且つ原稿が搬送される隙間を原稿台との間に形成する
    位置にスライドし、原稿台に直に原稿を載置する場合、
    前記原稿台と前記原稿搬送手段の間にスライドし、 前記白色シートは、前記白色板を前記原稿搬送手段が露
    光領域に露出する位置にスライドさせた場合、前記原稿
    搬送手段が露出するように切り欠きを設けたことを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記原稿カバー内に前記原稿押えマット
    に当接してスライドを補助する補助ローラと、該補助ロ
    ーラを原稿供給時にのみ磁化する磁化手段とを有し、 前記原稿押えマットは、表面に前記補助ローラに対向す
    る位置に磁性体を埋め込まれており、 前記原稿搬送手段から原稿を搬送する場合、前記補助ロ
    ーラを磁化し、原稿台上の原稿を露光する場合、前記補
    助ローラを磁化しないことを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記原稿押えマットは、原稿台側表面に
    低摩擦物質を塗布されていることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
JP30592595A 1995-11-24 1995-11-24 画像形成装置 Pending JPH09146190A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006113101A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Seiko Epson Corp 原稿マット、それを用いた原稿カバー、及びその原稿カバーを用いた画像読み取り装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006113101A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Seiko Epson Corp 原稿マット、それを用いた原稿カバー、及びその原稿カバーを用いた画像読み取り装置
JP4678167B2 (ja) * 2004-10-12 2011-04-27 セイコーエプソン株式会社 画像読み取り装置

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