JP2002355750A - 面加工装置及び面加工方法 - Google Patents

面加工装置及び面加工方法

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JP2002355750A
JP2002355750A JP2001165424A JP2001165424A JP2002355750A JP 2002355750 A JP2002355750 A JP 2002355750A JP 2001165424 A JP2001165424 A JP 2001165424A JP 2001165424 A JP2001165424 A JP 2001165424A JP 2002355750 A JP2002355750 A JP 2002355750A
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rotating
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Naoki Imamura
直樹 今村
Naoyuki Jinbo
直幸 神保
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工物の大小を問わず、面形状の制御を簡
単にかつ確実に行うことができる面加工装置を提供する
こと。 【解決手段】 この面加工装置1は、回転駆動される定
盤5と、被加工物W1を保持する被加工物保持手段21
とを備える。面加工は、回転している定盤5の加工面5
aに対し、被加工物W1の特定面を摺接させることによ
り行われる。面加工装置1は、作動時に被加工物W1を
強制的に回転させる一方、非作動時に被加工物W1を自
由回転可能な状態にする強制回転手段31を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面加工装置及び面
加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大型の円盤状の被加工物(例えば
ラップ盤やポリッシュ盤等の定盤等)を製造する際、そ
の特定の面を所望形状の面(具体的には平坦面、中凹状
や中凸状のアール面)に仕上げたい場合がある。この場
合、被加工物の特定面に対して研削加工を行う必要があ
る。
【0003】かかる面加工を達成する手法の1つとして
は、平面加工装置の一種であるロータリ方式の平面研削
盤を用いた研削加工がある。その際、回転するロータリ
テーブル上に被加工物をあらかじめ固定しておく。この
ような状態で、回転する砥石の一部をその被加工物の上
面に対して接触させる。その結果、当該面の研削加工が
行われるようになっている。しかしながら、ロータリ方
式の平面研削盤では、加工時に砥石を微妙に上下動させ
る必要があるので、被加工物の特定面をミクロン単位で
正確に仕上げることが殆ど不可能である。従って、ロー
タリ方式の平面研削盤を単純に用いたとしても、高精度
のアール面を得ることができなかった。
【0004】このような問題を解決しうる従来技術とし
ては、例えば特開平11−320355号公報に示され
た面加工装置がある。この面加工装置は、回転駆動装置
によって回転される定盤、被加工物を自由回転可能に保
持する被加工物保持治具、当該治具に保持された被加工
物を水平方向に揺動させる揺動機構などを備えている。
加工時においては、回転中の定盤の加工面に対して被加
工物が押し付けられる。その際、被加工物の片側面に加
わる摩擦力の作用により、被加工物が所定方向に連れ回
りを起こす。このような現象が起こるのは、定盤の外周
部付近の周速のほうが中心部のそれに比べて速いことに
起因する。そして、このような連れ回りが起こることに
より、高精度な平坦面のみならず、高精度なアール面を
比較的簡単に得ることができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平11
−320355号公報の装置を用いた場合であっても、
被加工物の径と定盤の径との差が大きいと(即ち被加工
物が定盤に対して小さすぎると)、周速度差が小さくな
って連れ回りが起こらなくなる。よって、被加工物が止
まった状態で引き摺られるようになり、所望の形状が得
られなくなるという問題があった。よって、そのままの
状態では小径の被加工物を面加工することができなかっ
た。また、小径の被加工物の面加工を行うためには、例
えば定盤自体を小径のものに取り替える等の作業が必要
となり、作業全体が煩雑になるという欠点があった。
【0006】本発明は上記の課題を解決するためなされ
たものであり、その目的は、被加工物の大小を問わず、
面形状の制御を簡単にかつ確実に行うことができる面加
工装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の別の目的は、被加工物の大
小を問わず、中凸状または中凹状の製品を短時間で効率
よく得ることができる面加工方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、回転駆動される定盤
と、被加工物を保持する被加工物保持手段とを備え、前
記回転している前記定盤の加工面に対して前記被加工物
の特定面を摺接させることにより面加工を行う面加工装
置において、作動時には前記被加工物を強制的に回転さ
せ、非作動時には前記被加工物を自由回転可能な状態に
する強制回転手段を備えることを特徴とする面加工装置
をその要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記強制回転手段は、モータと、前記被加工物保持
手段に前記モータの回転駆動力を伝達する伝達機構と、
前記伝達機構を介した動力伝達状態を絶つクラッチ機構
とを備えることとした。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記伝達機構は、前記モータの回転軸に設けられた
駆動ギアと、前記被加工物保持手段の備える回転軸に設
けられかつ前記駆動ギアに噛合する従動ギアとを含んで
構成され、前記クラッチ機構は、前記駆動ギアを移動さ
せて前記従動ギアから離間させるアクチュエータを含ん
で構成されているとした。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項において、前記強制回転手段は、前記被
加工物を正転方向及び逆転方向のいずれかに選択的に回
転させることが可能であるとした。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか1項において、前記特定面を前記加工面に対
して接触させた状態でその特定面と水平な方向に前記被
加工物を揺動させる揺動機構を備えることとした。
【0013】請求項6に記載の発明では、請求項1乃至
5のいずれか1項に記載の装置を用いた面加工方法であ
って、前記定盤からのオーバーハング量を前記被加工物
の直径の1/4未満の値に設定して前記被加工物をオー
バーハングさせつつ、前記定盤の回転方向とは逆方向に
前記被加工物を強制的に回転させながら前記加工面に摺
接させることにより、前記被加工物の特定面を中凸状に
面加工することを特徴とする面加工方法をその要旨とす
る。
【0014】請求項7に記載の発明では、請求項1乃至
5のいずれか1項に記載の装置を用いた面加工方法であ
って、前記定盤からのオーバーハング量を前記被加工物
の直径の1/4を超える値に設定して前記被加工物をオ
ーバーハングさせつつ、前記定盤の回転方向と同じ方向
に前記被加工物を強制的に回転させながら前記加工面に
摺接させることにより、前記被加工物の特定面を中凹状
に面加工することを特徴とする面加工方法をその要旨と
する。
【0015】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、被加工物の直径が
比較的大きくて連れ回り可能な場合には、強制回転手段
を作動させず被加工物を自由回転可能な状態にしておく
ことができ、これにより所望の面形状を得ることができ
る。一方、被加工物が定盤に対して小さすぎて連れ回り
不能な場合には、強制回転手段を作動させて被加工物を
強制的に回転させることができる。ゆえに、被加工物が
止まった状態で引き摺られなくなり、この場合において
も所望の面形状を得ることができる。しかも、小径の被
加工物の加工を行うにあたり、定盤自体を小径のものに
取り替える等の作業が不要になるため、作業全体の煩雑
化が防止される。
【0016】請求項2に記載の発明によると、通常、モ
ータの回転駆動力は伝達機構を介して被加工物保持手段
に伝達され、それに保持された被加工物が強制的に回転
される。また、クラッチ機構によって伝達機構を介した
動力伝達状態が絶たれた場合には、強制回転手段が機能
しない状態となり、被加工物が自由回転可能な状態とな
る。従って、このような構成によれば、強制回転モード
と自由回転モードとを確実に切り換えることができる。
【0017】請求項3に記載の発明によると、アクチュ
エータにより駆動ギアを移動させて駆動ギアを従動ギア
から離間させることにより、両ギアの噛合関係が解除さ
れ、被加工物が自由回転可能な状態となる。従って、こ
のような構成によれば、強制回転モードと自由回転モー
ドとを確実に切り換えることができる。
【0018】請求項4に記載の発明によると、被加工物
を正転方向及び逆転方向のいずれかに選択的に回転させ
ることが可能になることから、加工のバリエーションが
広がるとともに、加工効率を向上させることが可能とな
る。
【0019】請求項5に記載の発明によると、被加工物
を揺動させながら加工することができるため、加工のバ
リエーションが広がるとともに、加工効率を向上させる
ことが可能となる。
【0020】請求項6に記載の発明によると、被加工物
を自由回転可能な状態にして連れ回りを起こさせる場合
に比べて、被加工物の特定面を短時間で効率よく中凸状
に面加工することができる。
【0021】請求項7に記載の発明によると、被加工物
を自由回転可能な状態にして連れ回りを起こさせる場合
に比べて、被加工物の特定面を短時間で効率よく中凸状
に面加工することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の面加工装置を具体
化した一実施形態の平面ラップ装置1を図1〜図4に基
づき詳細に説明する。
【0023】図1,図2には、本実施形態の平面ラップ
装置1が示されている。この平面ラップ装置1を構成す
る本体2は、工場の床面3に設置されている。本体2内
には定盤5を回転駆動させるための回転駆動装置4が収
容されている。この回転駆動装置4は、上方に向かって
垂直に延びる回転軸6を備えている。回転軸6の下端部
は図示しないモータに機械的に連結され、同モータを動
かすことにより回転軸6が一定方向に回転するように構
成されている。一方、回転軸6の上端部は、定盤5の中
心部にある取付孔に下方側から挿入された状態で、図示
しないボルトを用いて固定されている。従って、回転軸
6が回転すると、定盤5が一体的に回転するようになっ
ている。なお、定盤5は本体2の上面において水平に配
置されている。
【0024】図3(a),(b)に示されるように、定
盤5は円盤状を呈した金属製部材であって、その上面の
ほぼ全体(具体的には上面中央部を除く領域)が加工面
5aとなっている。定盤5の上面における加工領域に
は、図示しない多数の研削用溝が同心円状に形成されて
いる。なお、本装置1により研削される被加工物W1と
しては、例えば1)工作機械のロータリテーブル、2)
ラップ盤、ポリッシュ盤、ウェハ研磨装置の定盤または
プッシャプレート、3)大型レンズなど、即ち各種の大
型製品が挙げられる。
【0025】図1,図2に示されるように、この装置1
は揺動機構11を具備している。即ち、本体2の上面に
は支持柱7が突設されており、その支持柱7の上端部に
は揺動機構11の一部を構成する揺動アーム12が支持
されている。本実施形態の揺動機構は、揺動アーム1
2、駆動手段13、揺動軸14等によって構成されてい
る。駆動手段13は、本体2内において前記回転駆動装
置4の隣に配設されるとともに、所定角度θの範囲内で
回動運動を行うモータ等を含んで構成されている。揺動
軸14は、前記モータの回転軸に機械的に連結されてい
る。揺動軸14は上方に向かって垂直に延びるととも
に、支持柱7の内部を貫通している。揺動軸14の上端
部には、揺動アーム12の基端部が連結されている。
【0026】従って、駆動手段13を駆動すると、揺動
軸14を介して揺動アーム12に駆動力が伝達され、揺
動アーム12が水平方向に沿って揺動をする(即ち先端
が首振り運動をする)ようになっている。
【0027】本実施形態において使用される揺動アーム
12は、少なくとも定盤5の直径よりも長く、加工面5
aの上方において定盤5の回転中心を跨ぐようして配設
されている。
【0028】揺動アーム12は被加工物W1を保持する
ための被加工物保持手段21を備えている。被加工物保
持手段21は揺動アーム12の底部15における先端側
に設けられている。本実施形態の被加工物保持手段21
は、回転軸22、軸受23,24、プッシャプレート2
5によって構成されている。
【0029】揺動アーム12の備える上部取付ブラケッ
ト27には上側軸受23が取り付けられており、底部1
5において前記上側軸受23の直下の位置には下側軸受
24が設けられている。これら一対の軸受23,24に
は、前記回転軸22が鉛直方向に沿って延びかつ回転可
能な状態で軸支されている。底部15の外方に突出した
回転軸22の下端部には、円盤状のプッシャプレート2
5が一体回転可能に固定されている。プッシャプレート
25の下面には、被加工物W1が貼着等により保持され
るようになっている。
【0030】また、揺動アーム12は強制回転手段31
を備えている。上記強制回転手段31は、作動時におい
て被加工物W1を強制的に回転させる役割を果たす。本
実施形態の強制回転手段31は、モータ32と、被加工
物保持手段21にモータ32の回転駆動力を伝達する伝
達機構と、伝達機構を介した動力伝達状態を絶つクラッ
チ機構とを備えている。
【0031】モータ32は、回転軸32aを下方に向け
た状態でモータ取付用ステー34の上部に固定されてい
る。モータ32の回転軸32aの先端には、伝達機構を
構成する駆動ギア35が固定されている。一方、上述し
た被加工物保持手段21の備える回転軸22には、同じ
く伝達機構を構成する従動ギア36が固定されている。
駆動ギア35及び従動ギア36は、ほぼ同じ高さに配置
されている。
【0032】図1においては、従動ギア36が駆動ギア
35に接触し、両者が噛合した状態が示されている。こ
の場合、モータ32の回転駆動力は駆動ギア35及び従
動ギア36を介して回転軸22に伝達される。その結
果、プッシャプレート25及びそれに保持された被加工
物W1が強制的に回転される。なお、本実施形態では、
正転方向及び逆転方向のいずれかに選択的に回転させる
ことが可能なモータ32が用いられている。従って、プ
ッシャプレート25及び被加工物W1を2方向(即ち、
定盤5と同じ方向及び反対の方向の2方向)に回転させ
ることができる。
【0033】一方、図2においては、従動ギア36が駆
動ギア35から離間し、両者の噛合関係が解除された状
態が示されている。この場合、モータ32の回転駆動力
は駆動ギア35及び従動ギア36を介して回転軸22に
伝達されず、プッシャプレート25及び被加工物W1は
強制的に回転されることはない。その代わりに、プッシ
ャプレート25及び被加工物W1は、モータ32の駆動
の如何に関係なく、自由回転可能な状態となる。つま
り、強制回転手段31の非作動時には被加工物W1は自
由回転可能な状態となる。
【0034】図1,図2に示されるように、底部15に
おいて下側軸受24よりもアーム基端側となる位置に
は、リニアガイド37の固定側部材が揺動アーム12の
長手方向に沿って延びるように設けられている。同リニ
アガイド37の固定側部材には、移動側部材が摺動可能
に係合している。この移動側部材に対しては、上述した
モータ取付用ステー34の基部が固定されている。
【0035】さらに、底部15において前記固定側部材
よりもアーム基端側となる位置には、アクチュエータの
一種であるエアシリンダ38が略L字状の取付金具40
を用いて固定されている。このエアシリンダ38は横向
きに設置されており、ロッド39が水平方向に沿って出
没するようになっている。このロッド39の先端は、モ
ータ取付用ステー34の側部に対して連結されている。
従って、このエアシリンダ38に加圧エアを給排してロ
ッド39を駆動することにより、ステー34、モータ3
2及び駆動ギア35を水平移動させることができる。具
体的には、エアシリンダ38の伸張時には、ステー3
4、モータ32及び駆動ギア35が左側方向に移動し、
図1のごとく従動ギア36が駆動ギア35に接触する。
エアシリンダ38の収縮時には、ステー34、モータ3
2及び駆動ギア35が右側方向に移動し、図2のごとく
従動ギア36が駆動ギア35から離間する。つまり、エ
アシリンダ38を駆動することにより、強制回転モード
と自由回転モードとが切り換えられる。なお、本実施形
態では、ステー34、リニアガイド37、エアシリンダ
38及び取付金具40によりクラッチ機構が構成されて
いる。
【0036】揺動アーム12は上記エアシリンダ38と
は別に、エア圧を利用したアクチュエータ41を備えて
いる。このアクチュエータ41は、底部15の下面とプ
ッシャプレート25の上面との間に介在されている。よ
って、アクチュエータ41に加圧エアを供給すると、ア
クチュエータ41が上下方向に伸張し、プッシャプレー
ト25が下動する。その結果、被加工物W1が加工面5
aに所定の押圧力で押し付けられる。アクチュエータ4
1への加圧エアの供給を停止すると、アクチュエータ4
1が上下方向に収縮し、プッシャプレート25が上動す
る。その結果、被加工物W1が加工面5aから離間す
る。
【0037】この平面ラップ装置1は制御ユニット42
を備えている。本実施形態の場合、制御ユニット42は
本体2の上面にて垂直に立設されている。制御ユニット
42内は操作部43及び制御コンピュータ44を備えて
いる。操作部43は制御コンピュータ44に電気的に接
続されており、制御コンピュータ44に操作情報を出力
するようになっている。前記操作部43には、例えば、
強制回転モードと自由回転モードとを選択するためのス
イッチや、モータ32の回転方向・速度を選択・調整す
るためのスイッチ等が設けられている。
【0038】一方、平面ラップ装置1における各モータ
は、図示しないモータドライバ回路を介して制御コンピ
ュータ44にそれぞれ接続されている。エアシリンダ3
8及びアクチュエータ41は、図示しない電磁弁を介し
て制御コンピュータ44にそれぞれ接続されている。制
御コンピュータ44の記憶手段には、所定の制御プログ
ラムが格納されている。制御コンピュータ44のCPU
は、操作情報にそのプログラムに従ってこれらの機器が
総合的にシーケンス制御されるようになっている。
【0039】次に、上記の平面ラップ装置1を用いた面
加工の方法について述べる。被加工物W1の直径dが比
較的大きくて連れ回り可能な場合には、自由回転モード
を選択する。この場合には、クラッチ機構によって伝達
機構を介した動力伝達状態をあらかじめ絶つ(つまり動
力非伝達状態にする)ことにより、強制回転手段31が
機能しない状態にしておく。よって、被加工物W1が自
由回転可能な状態になる。ここで、定盤5を回転させる
とともにアクチュエータ41を作動させ、加工面5aに
対して被加工物W1の下面を接触させる。その際、必要
に応じて揺動アーム12を揺動させる。このとき、揺動
アーム12が両方の揺動終端位置に達したときに、図3
に示されるようなはみ出し領域(オーバーハング領域)
が生じるようにしてもよい。本実施形態では、オーバー
ハング量OVHを0〜d/2の範囲内、好ましくは0〜
d/3の範囲内で設定することとしている。なお「オー
バーハング量OVH」とは、定盤5の回転中心及び被加
工物W1の中心点の両方を通る線分と、オーバーハング
領域とが交わる部分の長さを指すと定義する。
【0040】以上のようにして加工を行うと、被加工物
W1が連れ回りを起こしながら加工面5aによって研磨
される。連れ回りが起こるメカニズムについての詳細な
説明は特開平11−320355号公報にてなされてい
るため、ここでは敢えて割愛する。その結果、被加工物
W1の特定面を、高精度な平坦面または高精度なアール
面に比較的簡単に仕上げることができる。
【0041】一方、被加工物W1が定盤5に対して小さ
すぎて連れ回り不能な場合には、強制回転モードを選択
する。この場合には、クラッチ機構によって動力伝達状
態にしておくことにより、強制回転手段31を機能さ
せ、被加工物W1を強制回転させる。ここで、定盤5を
回転させるとともにアクチュエータ41を作動させ、加
工面5aに対して被加工物W1の下面を接触させる。そ
の際、必要に応じて揺動アーム12を揺動させたり、オ
ーバーハングさせたりしてもよい。
【0042】以上のようにして加工を行うと、被加工物
W1が止まった状態で引き摺られるようなことがなくな
り、被加工物W1の特定面が加工面5aによって確実に
研磨される。その結果、この場合においても被加工物W
1の特定面を、高精度な平坦面または高精度なアール面
に比較的簡単に仕上げることができる。
【0043】
【実施例】ここで上記本実施形態をより具体的にした、
いくつかの実施例を紹介する。 (実施例1)実施例1では、まず、被加工物W1の直径
dの値を、定盤5との摺接により連れ回りが起こるよう
な大きさ、具体的には定盤5の直径の1/4程度の大き
さに設定した。次いで、上記平面ラップ装置1を用い、
定盤5の回転数(回/分)、被加工物W1の回転モー
ド、被加工物W1の回転数(回/分)、オーバーハング
量OVHを表1のように設定したうえで、面加工を行っ
た。ここでは12種類の条件を設定した(実施例1−1
〜12)。
【0044】表1中の被加工物W1の回転モードにおい
て、「自由」とは自由回転を、「正転」とは定盤5と同
じ方向への強制回転を、「逆転」とは定盤5とは逆方向
への強制回転を意味している。
【0045】そして、このような条件で面加工を行い、
加工可能な平面度(μm)、加工速度(研磨レート)、
平面形状の変化速度、平面形状の変化方向について、そ
れぞれ調査した。その結果を表1、表2に示す。参考の
ため、図4の表には被加工物W1の加工の流れが図示さ
れている。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】 上記の結果を総合すると、以下のようになる。
【0048】中凸状の製品を得たい場合、定盤5からの
オーバーハング量OVHを被加工物W1の直径dの1/
5または0(OVH=d/5または0)に設定すること
がよい。併せて、定盤5の回転方向とは逆方向に被加工
物W1を強制的に回転させることがよい。換言すると、
上記12種類のなかでは実施例1−3、1−6の条件が
最も好ましく、かかる条件に設定すれば短時間で効率よ
く中凸状の製品が得られることがわかった。
【0049】一方、中凹状の製品を得たい場合、定盤5
からのオーバーハング量OVHを被加工物W1の直径d
の1/3(OVH=d/3)に設定することがよい。併
せて、定盤5の回転方向と同じ方向に被加工物W1を強
制的に回転させることがよい。換言すると、上記12種
類のなかでは実施例1−11の条件が最も好ましく、か
かる条件に設定すれば短時間で効率よく中凹状の製品が
得られることがわかった。
【0050】また、平坦状の製品を得たい場合、定盤5
からのオーバーハング量OVHを被加工物W1の直径d
の1/4(OVH=d/4)に設定することがよいこと
がわかった。 (実施例2)実施例2では、定盤5の回転数を30回/
分から50回/分に増やして、実施例1と同様のことを
行った。その結果、定盤5の回転数を30回/分に設定
した実施例1に比べ、実施例2のほうが加工速度及び平
面形状の変化速度が大きくなることがわかった。しかし
ながら、定盤5の回転数の増減は、平面形状の変化方向
に関しては何ら影響を与えないことがわかった。 (実施例3)実施例3では、被加工物W1の回転数を1
0回/分から30回/分に増やして、実施例1と同様の
ことを行った。その結果、被加工物W1の回転モードが
「正転」の場合には、被加工物W1の回転数を10回/
分に設定した実施例1に比べ、実施例3のほうが加工速
度及び平面形状の変化速度が小さくなることがわかっ
た。反対に、被加工物W1の回転モードが「逆転」の場
合には、実施例1に比べ、実施例2のほうが加工速度及
び平面形状の変化速度が大きくなることがわかった。ま
た、平面形状の変化方向については実施例1と同じよう
な傾向がみられ、オーバーハング量OVHに依存するこ
とがわかった。 (実施例4)実施例4では、被加工物W1の直径dを実
施例1の半分程度に小さくして、実施例1と同様のこと
を行った。その結果、自由回転モードにしたときであっ
ても、被加工物W1は自由回転せず、このときには加工
不能になることがわかった。しかし、強制回転モードに
したときには加工が可能であり、中凹、中凸のどちらも
得ることが可能であった。
【0051】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1)本実施形態の平面ラップ装置1は、作動時に被加
工物W1を強制的に回転させ、非作動時に被加工物W1
を自由回転可能な状態にする強制回転手段31を備えて
いる。従って、被加工物W1の直径が比較的大きくて連
れ回り可能な場合には、強制回転手段31を作動させず
被加工物W1を自由回転可能な状態にしておくことがで
き、これにより所望の面形状を得ることができる。一
方、被加工物W1が定盤5に対して小さすぎて連れ回り
不能な場合には、強制回転手段31を作動させて被加工
物W1を強制的に回転させることができる。ゆえに、被
加工物W1が止まった状態で引き摺られなくなり、この
場合においても所望の面形状を得ることができる。しか
も、小径の被加工物W1の加工を行うにあたり、定盤5
自体を小径のものに取り替える等の作業が不要になるた
め、作業全体の煩雑化が防止される。
【0052】即ち、本実施形態の平面ラップ装置1によ
れば、被加工物W1の大小を問わず、面形状の制御を簡
単にかつ確実に行うことができる。 (2)この平面ラップ装置1における強制回転手段31
は、モータ32と、モータ32の回転駆動力を伝達する
伝達機構と、伝達機構を介した動力伝達状態を絶つクラ
ッチ機構とを備える。具体的には、前記伝達機構は、モ
ータ32の回転軸に設けられた駆動ギア35と、被加工
物保持手段21の備える回転軸22に設けられかつ駆動
ギア35に噛合する従動ギア36とを含んで構成されて
いる。前記クラッチ機構は、駆動ギア35を移動させて
従動ギア36から水平方向に離間させるエアシリンダ3
8を含んで構成されている。
【0053】このため、エアシリンダ38への加圧エア
の給排により、駆動ギア35を移動させて駆動ギア35
を従動ギア36から物理的に離間させることができる。
その結果、両ギア35,36の噛合関係が確実に解除さ
れる結果、モータ32の駆動力が完全に絶たれ、加工物
W1が自由回転可能な状態となる。従って、このような
構成によれば、強制回転モードと自由回転モードとを確
実にかつスムーズに切り換えることができる。このこと
は、面形状の制御性の向上に貢献している。
【0054】(3)この平面ラップ装置1における強制
回転手段31はモータ32を用いて構成されており、被
加工物W1を正転方向及び逆転方向のいずれかに選択的
に回転させることが可能である。しかも、特定面を前記
加工面5aに対して接触させた状態でその特定面と水平
な方向に被加工物W1を揺動させる揺動機構11を備え
ている。よって、加工のバリエーションが広がるととも
に、加工効率を向上させることが可能となる。
【0055】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 強制回転手段31における回転駆動手段としては、
実施形態にて例示したモータ32のみに限定されず、そ
れ以外のタイプの回転駆動アクチュエータを用いること
も可能である。
【0056】・ 通電量を変更して直接的にモータ32
の回転速度を制御してもよく、ギア比の変更によって間
接的にモータ32の回転速度を制御してもよい。 ・ クラッチ機構の連結・遮断を行うにあたり、エアシ
リンダ38を水平移動させてギア35,36同士を接離
させてもよいほか、エアシリンダ38を垂直移動させて
ギア35,36同士を接離させてもよい。
【0057】・ クラッチ機構を構成するエアシリンダ
38に代えて、例えば電動シリンダ等のような電動アク
チュエータなどを用いてもよい。また、実施形態とは異
なるタイプのクラッチ機構を適用しても構わない。
【0058】・ 揺動機構11に代えて、被加工物W1
を水平に移動させる水平移動機構を採用してもよい。ま
た、揺動機構11を省略した構成を採用することも許容
される。
【0059】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に列挙する。 (1) 請求項1乃至4のいずれか1項において、前記
特定面を前記加工面に対して接触させた状態でその特定
面と水平な方向に前記被加工物を移動させる水平移動機
構を備えること。従って、この技術的思想1に記載の発
明によれば、被加工物を揺動させながら加工することが
できるため、加工のバリエーションが広がるとともに、
加工効率を向上させることが可能となる。
【0060】(2) 請求項2において、前記伝達機構
は、回転駆動アクチュエータの備える回転軸に設けられ
た駆動体と、前記被加工物保持手段の備える回転軸に設
けられかつ前記駆動体に接触する従動体とを含んで構成
され、前記クラッチ機構は、前記駆動体を移動させて前
記従動体から離間させるアクチュエータを含んで構成さ
れていること。
【0061】(3) 請求項3において、前記クラッチ
機構は、さらに、前記アクチュエータによって駆動され
かつ前記モータが固定される固定手段と、前記固定手段
が取付けられかつ前記固定手段をその駆動方向に沿って
ガイドするガイド手段とを備えること。従って、この技
術的思想3に記載の発明によれば、強制回転モードと自
由回転モードとを確実に切り換えることができる。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜5に記
載の発明によれば、被加工物の大小を問わず、面形状の
制御を簡単にかつ確実に行うことができる面加工装置を
提供することができる。
【0063】請求項6に記載の発明によれば、被加工物
の大小を問わず、中凸状の製品を短時間で効率よく得る
ことができる面加工方法を提供することができる。請求
項7に記載の発明によれば、被加工物の大小を問わず、
中凹状の製品を短時間で効率よく得ることができる面加
工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態における平面ラ
ップ装置の動力伝達状態のときの概略正面図。
【図2】実施形態の平面ラップ装置の動力非伝達状態の
ときの概略正面図。
【図3】(a)は実施形態の平面ラップ装置の動きを説
明するための定盤及び被加工物の概略平面図、(b)は
定盤、プッシャプレート及び被加工物の概略斜視図。
【図4】実施形態における被加工物の加工の流れを説明
するための表。
【符号の説明】
1…面加工装置としての平面ラップ装置、5…定盤、5
a…定盤の加工面、12…揺動機構、21…被加工物保
持手段、31…強制回転手段、32…モータ、35…伝
達機構を構成する駆動ギア、36…伝達機構を構成する
従動ギア、38…クラッチ機構を構成するアクチュエー
タとしてのエアシリンダ、W1…被加工物、OVH…オ
ーバーハング量、d…被加工物の直径。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C043 BA03 BA15 CC02 CC07 DD05 3C058 AA02 AA07 AB01 AB06 BA07 CA01 CB01 CB03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動される定盤と、被加工物を保持す
    る被加工物保持手段とを備え、前記回転している前記定
    盤の加工面に対して前記被加工物の特定面を摺接させる
    ことにより面加工を行う面加工装置において、 作動時には前記被加工物を強制的に回転させ、非作動時
    には前記被加工物を自由回転可能な状態にする強制回転
    手段を備えることを特徴とする面加工装置。
  2. 【請求項2】前記強制回転手段は、モータと、前記被加
    工物保持手段に前記モータの回転駆動力を伝達する伝達
    機構と、前記伝達機構を介した動力伝達状態を絶つクラ
    ッチ機構とを備えることを特徴とする請求項1に記載の
    面加工装置。
  3. 【請求項3】前記伝達機構は、前記モータの回転軸に設
    けられた駆動ギアと、前記被加工物保持手段の備える回
    転軸に設けられかつ前記駆動ギアに噛合する従動ギアと
    を含んで構成され、前記クラッチ機構は、前記駆動ギア
    を移動させて前記従動ギアから離間させるアクチュエー
    タを含んで構成されていることを特徴とする請求項2に
    記載の面加工装置。
  4. 【請求項4】前記強制回転手段は、前記被加工物を正転
    方向及び逆転方向のいずれかに選択的に回転させること
    が可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か1項に記載の面加工装置。
  5. 【請求項5】前記特定面を前記加工面に対して接触させ
    た状態でその特定面と水平な方向に前記被加工物を揺動
    させる揺動機構を備えることを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれか1項に記載の面加工装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか1項に記載の装
    置を用いた面加工方法であって、 前記定盤からのオーバーハング量を前記被加工物の直径
    の1/4未満の値に設定して前記被加工物をオーバーハ
    ングさせつつ、前記定盤の回転方向とは逆方向に前記被
    加工物を強制的に回転させながら前記加工面に摺接させ
    ることにより、前記被加工物の特定面を中凸状に面加工
    することを特徴とする面加工方法。
  7. 【請求項7】請求項1乃至5のいずれか1項に記載の装
    置を用いた面加工方法であって、 前記定盤からのオーバーハング量を前記被加工物の直径
    の1/4を超える値に設定して前記被加工物をオーバー
    ハングさせつつ、前記定盤の回転方向と同じ方向に前記
    被加工物を強制的に回転させながら前記加工面に摺接さ
    せることにより、前記被加工物の特定面を中凹状に面加
    工することを特徴とする面加工方法。
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