JPH10166265A - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

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JPH10166265A
JPH10166265A JP33211896A JP33211896A JPH10166265A JP H10166265 A JPH10166265 A JP H10166265A JP 33211896 A JP33211896 A JP 33211896A JP 33211896 A JP33211896 A JP 33211896A JP H10166265 A JPH10166265 A JP H10166265A
Authority
JP
Japan
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wafer
polishing
retainer ring
unit
index
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Pending
Application number
JP33211896A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Sekida
田 三 郎 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKAMOTO KOSAKU KIKAI SEISAKUSHO KK
Okamoto Machine Tool Works Ltd
Original Assignee
OKAMOTO KOSAKU KIKAI SEISAKUSHO KK
Okamoto Machine Tool Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by OKAMOTO KOSAKU KIKAI SEISAKUSHO KK, Okamoto Machine Tool Works Ltd filed Critical OKAMOTO KOSAKU KIKAI SEISAKUSHO KK
Priority to JP33211896A priority Critical patent/JPH10166265A/ja
Publication of JPH10166265A publication Critical patent/JPH10166265A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハの研磨を効率良く行い、生産性を高め
る。 【解決手段】 ウエハを吸着する吸着パッド351の周
囲に、定盤上の研磨布を押さえるためのリテーナリング
353を設け、このリテーナリング353の環状部の下
面に放射状に複数のスリット355を設け、これらのス
リット355を通じて、研磨液をリテーナリング353
の外側から内側のウエハ面に供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体のウエハ表
面を高精度に研磨するための研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIや半導体メモリの製造に使用され
るシリコン等のウエハは、その表面の平滑度と粗さが製
品品質を決める重要な要素となる。そのため、インゴッ
トから切り出されたシリコンウエハは、通常はまずダイ
ヤモンド砥石による機械研削により表面を平滑にした
後、シリカを溶かしたアルカリ水溶液を供給しながら定
盤上の研磨布で研磨することにより、必要な平滑度と表
面粗さを得ていた。
【0003】研磨ヘッドに真空吸着されたウエハは、定
盤の研磨布に加圧されながら研磨されるが、その際、ウ
エハが研磨布に沈み、外周部分が余計に研磨される傾向
がある。このため、ウエハの外側にリテーナリングを設
けて、リテーナリングにより研磨布を押さえて、研磨布
を平坦にした状態で研磨を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
研磨装置では、このようにして使用されるリテーナリン
グが、研磨布を押さえる環状部の下面が平坦になってい
るため、このリテーナリングが壁になって、リテーナリ
ングの外側に供給される研磨液が、リテーナリング内側
のウエハ面に供給されず、ウエハの研磨に時間が掛か
り、生産性が低いという課題があった。
【0005】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、リテーナリングを改良して生産性の高い
研磨装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、リテーナリングの環状部の下面にスリッ
トを複数設けることにより、リテーナリングの外側に供
給された研磨液をこのスリットを通じて内側に導いて、
ウエハの研磨を効率良く行うようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明による研磨装置は、ウエハ
を吸着する吸着パッドの周囲に、定盤上の研磨布を押さ
えるためのリテーナリングを設け、このリテーナリング
の環状部の下面に複数のスリットを設けたものであり、
これらのスリットを通じて、研磨液をリテーナリングの
外側から内側のウエハ面に供給することができ、生産性
の高い研磨装置を実現することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。まず始めに研磨装置全体の構成について説
明する。図1は本実施例における研磨装置の概略平面
図、図2は同装置の概略正面図である。100はローデ
ィング部であり、セット位置P1で研削後の複数枚のウ
エハ1を収容したカセット2から、昇降手段101とコ
ンベアベルト102によりウエハ1を1枚ずつ待機位置
P2を搬送し、待機位置P2のウエハ1をロボットアー
ム103の先端部の吸引パッド104により吸着して、
ブラケット105を中心に垂直方向に180度回転して
ウエハ搬送部200の仮受け部201へ受け渡す。ウエ
ハ搬送部200は、ローディング位置P3で仮受け部2
01により受け取ったウエハを、ガイド202および駆
動部203により着脱・洗浄位置P4、P5へ搬送する
とともに、研磨洗浄後のウエハを着脱・洗浄位置P4、
P5で受け取ってアンローディング位置P8へ搬送す
る。仮受け部201は、ウエハをウオータプール204
で受け、チャック205によりウエハの保持と芯出しを
行う。300はインデックス部であり、ウエハを吸着し
て回転する研磨ヘッド302〜305と、これら研磨ヘ
ッドを回転可能に保持するインデックステーブル327
と、このインデックステーブルを着脱・洗浄位置P4、
P5と研磨位置P6、P7とに位置決めするテーブル駆
動部301と、研磨ヘッドを回転駆動する研磨ヘッド駆
動部307〜310と、研磨ヘッドにウエハを吸着して
定盤400に対して加圧する吸引・加圧部311〜31
4を備えている。定盤400は、表面に研磨布を備え、
研磨位置P6、P7でウエハを研磨布と研磨液により研
磨する。500はウエハ洗浄部であり、研磨後のウエハ
を着脱・洗浄位置P4、P5で洗浄するために、モータ
503の回転軸502に取り付けられたブラシ501
と、これらを往復動させるための直動搬送装置504を
備えている。600はアンローディング部であり、アン
ローディング位置P8でウエハを吸着して垂直方向に1
80度回転して受け渡し位置P9からカセット収納位置
P10まで搬送するために、ローディング部100と同
様な昇降手段601と、ウエハ3を水流の上に乗せて搬
送するための水流板602と、ウエハ3を先端部の吸引
パッド604で吸着してブラケット605を中心に18
0度回転するロボットアーム603と、ウエハ3をカセ
ット4内に押し込むためのアシストピン606と、この
アシストピンを駆動する直動搬送装置607とを備えて
いる。700は研磨布調整部であり、定盤400上の研
磨布を調整するために、モータ701によって駆動され
る砥石702と、この砥石を往復動させるためのレバー
703およびエアシリンダ704を備えている。
【0009】次に、本発明に係るインデックス部300
の詳細について図3以降を参照して説明する。図3はイ
ンデックス部300の概略平面図であり、301はテー
ブル駆動部、302〜305は研磨ヘッドである。30
6はインデックス部300を回転駆動するインデックス
モータ、307から310は各研磨ヘッド302〜30
5を回転駆動するヘッド駆動部、311から314は各
研磨ヘッド302〜305のための一対の吸引・加圧部
である。315は増圧ユニットであり、重量のあるイン
デックス部300を上下動させるに際して空気圧を油圧
に変換する装置である。
【0010】図4はテーブル駆動部301の断面図であ
る。インデックスモータ306の回転軸には電磁クラッ
チ316を介して駆動ギヤ317が固定され、駆動ギヤ
317には従動ギヤ318が噛み合っている。従動ギヤ
318は連結リング319を介して駆動軸320に固定
されている。駆動軸320には、油圧シリンダ321の
内筒322が固定され、油圧シリンダ321の外筒32
3は、懸架ディスク324に固定されている。外筒32
3には、給排油のためのポート325、326が形成さ
れて、図示されない油圧制御回路に接続されている。駆
動軸320の下端部のフランジ320aには、インデッ
クステーブル327およびカービックカップリング32
8の一方のギヤ板329が固定され、他方のギヤ板33
0は懸架ディスク324に固定されている。
【0011】インデックスモータ306は、180度ず
つ正転、反転を繰り返し、その回転力は、電磁クラッチ
316、駆動ギヤ317、従動ギヤ318、連結リング
319を通して駆動軸320に伝えられる。モータ30
6が回転するとき、油圧シリンダ321により駆動軸3
20が上昇して、カービックカップリング328のギヤ
板329と330の係合が外れ、インデックステーブル
327が回転する。インデックステーブル327が18
0度近くまで回転すると、電磁クラッチ316および油
圧シリンダ321がオフ状態になり、インデックステー
ブル327は自身の慣性力により回転を続け、カービッ
クカップリング328のギヤが噛み合う位置でインデッ
クステーブル327の回転が停止し、割り出しが行われ
る。このカービックカップリング328によって、ウエ
ハ搬送部200の仮受け部201に保持されたウエハに
対する着脱・洗浄位置P4、P5を正確に割り出すこと
ができ、ウエハの受け渡しを確実に行うことができる。
【0012】図5はインデックス部300における研磨
ヘッド駆動部307〜310および吸引・加圧部311
〜314の概略断面図である。331は駆動モータ、3
32は駆動モータ331に連結された減速機であり、懸
架ディスク324に固定されている。333は電磁クラ
ッチであり、減速機332からの回転軸334の断続を
行う。電磁クラッチ333の下側の回転軸334には、
駆動ギヤ335が固定され、従動ギヤ336に噛み合っ
ている。回転軸334の下部は、インデックステーブル
327に固定されたスラスト軸受337により支持され
ている。従動ギヤ336は、インデックステーブル32
7に回転可能に支持されたスプライン軸受338に固定
されており、スプライン軸受338には、吸引回転軸3
39が軸方向に摺動可能に結合されている。
【0013】吸引回転軸339は、上部がケーシング3
40に回転可能に支持され、下部には真空チャック34
6が固定されている。ケーシング340の内部には、吸
排気ポート341、342が形成され、図示されない空
気圧回路に接続されている。ケーシング340は、アー
ム343の中心部に固定され、アーム343の両端部
は、一対の加圧シリンダ344のそれぞれのピストン棒
345に連結されている(図3参照)。一対の加圧シリ
ンダ344は、それぞれインデックステーブル327に
固定され、図示されない空気圧回路に接続されている。
【0014】図1において説明したように、研磨ヘッド
302、303が着脱・洗浄位置P4、P5に位置する
時、仮受け部201が順番にP4、P5に移動してき
て、仮受け部201に保持したウエハを研磨ヘッド30
2、303に順番に引き渡す。その際、仮受け部201
が上昇して、図5の真空チャック346の下面に位置す
ると、ケーシング340の給排気ポート341、342
を通じて真空吸引が行われ、仮受け部201のウエハが
真空チャック346に吸着される。その後、仮受け部2
01は下降し、ホームポジションに戻る。そして研磨ヘ
ッドが180度回転して研磨位置P6、P7に位置する
と、駆動モータ331が回転し、駆動ギヤ335、従動
ギヤ336、スプライン軸受338および吸引回転軸3
39を通じて真空チャック346が回転するとともに、
加圧シリンダ344により真空チャック346が下降し
て、真空チャック346に吸着されたウエハを定盤40
0に押し付けて研磨を行う。定盤400に対する加圧荷
重は、加圧シリンダ344を制御することにより行われ
る。
【0015】図6は真空チャック346を拡大して示し
たものである。真空チャック346は、吸引回転軸33
9を固定するための取付リング347と、ケーシング3
48、349、350と、吸着パッド351を保持した
パッドリング352と、吸着パッド351の外周に近接
してパッドリング352に固定されたリテーナリング3
53と、リテーナリング固定具354とを備えている。
リテーナリング353は、図7に示すように、その環状
部の下面に放射状に等間隔に複数のスリット355を設
けたものである。356はスリット355の凹みを利用
した取付ねじを挿入するための取付穴である。
【0016】図6において、研磨するためのウエハは、
吸引回転軸339を通じた真空吸引により吸着パッド3
51に吸着され、吸着されたウエハを定盤の研磨布に押
圧して研磨液を供給しながら研磨を行う。その際、リテ
ーナリング353の外側に供給される研磨液が、リテー
ナリング353のスリット355を通じてリテーナリン
グ353の内側のウエハ面に流入するので、ウエハの研
磨が効率よく行える。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明による研磨装置
は、ウエハを吸着する吸着パッドの周囲に設けられたリ
テーナリングの環状部の下面に、複数のスリットを設け
たものであり、これらのスリットを通じて研磨液をリテ
ーナリングの外側から内側のウエハ面に供給できるの
で、ウエハを効率よく研磨することができ、生産性の高
い研磨装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す研磨装置の概略平面
図。
【図2】同装置の概略正面図。
【図3】同装置におけるインデックス部の概略平面図。
【図4】同インデックス部におけるテーブル駆動部の概
略断面図。
【図5】同インデックス部における研磨ヘッド駆動部と
吸引・加圧部の概略断面図。
【図6】同インデックス部における真空チャックの概略
断面図。
【図7】同真空チャックにおけるリテーナリングの断面
図(a)と下面図(b)。
【符号の説明】
100 ローディング部 200 ウエハ搬送部 300 インデックス部 301 テーブル駆動部 302、303、304、305 研磨ヘッド 307、308、309、310 研磨ヘッド駆動部 311、312、313、314 吸引・加圧部 346 真空チャック 351 吸着パッド 353 リテーナリング 355 スリット 400 定盤 500 ウエハ洗浄部 600 アンローディング部 700 研磨布調整部 P1 セット位置 P2 待機位置 P3 ローディング位置 P4、P5 着脱・洗浄位置 P6、P7 研磨位置 P8 アンローディング位置 P9 受け渡し位置 P10 収納位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨ヘッドにウエハを吸着して回転さ
    せ、そのウエハを回転する定盤上の研磨布に押し付けて
    研磨液を供給しながら研磨を行う研磨装置において、ウ
    エハを吸着する吸着パッドの周囲に、定盤上の研磨布を
    押さえるためのリテーナリングを設け、このリテーナリ
    ングの環状部の下面に複数のスリットを設けたことを特
    徴とする研磨装置。
JP33211896A 1996-12-12 1996-12-12 研磨装置 Pending JPH10166265A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33211896A JPH10166265A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33211896A JPH10166265A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 研磨装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10166265A true JPH10166265A (ja) 1998-06-23

Family

ID=18251362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33211896A Pending JPH10166265A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 研磨装置

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JP (1) JPH10166265A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002355750A (ja) * 2001-05-31 2002-12-10 Ibiden Co Ltd 面加工装置及び面加工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002355750A (ja) * 2001-05-31 2002-12-10 Ibiden Co Ltd 面加工装置及び面加工方法

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