JP2002354134A - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents

集合住宅インターホンシステム

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JP2002354134A
JP2002354134A JP2001154386A JP2001154386A JP2002354134A JP 2002354134 A JP2002354134 A JP 2002354134A JP 2001154386 A JP2001154386 A JP 2001154386A JP 2001154386 A JP2001154386 A JP 2001154386A JP 2002354134 A JP2002354134 A JP 2002354134A
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JP
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circuit
impedance
common bus
call
unit
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JP2001154386A
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Hiroshi Sumiya
浩史 角谷
Ritsu Shinozaki
立 篠崎
Kengo Nakada
賢吾 中田
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Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】集合玄関、または住戸玄関に居る来訪者からの
呼出時や集合玄関の玄関戸に設置された電気錠の解錠時
等において消費される電流を抑制させ省電力化を図ると
ともに、ハウリングが抑制された良好な通話品質を確保
する。 【解決手段】共通バス3に、呼び出し・通話を行なうた
めの通話モジュール10および通話モジュールに接続さ
れ選局呼び出しのための呼出スイッチを有する少なくと
も1個のスイッチモジュール11から構成された少なく
とも1個の集合玄関機1と、共通バスに電源を供給する
ためのバスコントローラ4と、集合玄関機と呼び出し・
通話を行なうための複数の居室親機2、2、・・・とをそ
れぞれ並列接続し、バスコントローラは、出力インピー
ダンスを高インピーダンスに増大するためのインピーダ
ンスアッパー回路51を備え、集合玄関機の通話モジュ
ールおよび各居室親機は、共通バスに接続された負荷抵
抗R4、R13をそれぞれ有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は集合住宅インターホ
ンシステムに係り、特に、消費電流の抑制による省電力
化が図れるとともに、ハウリングの発生が防止された良
好な通話品質を確保することができる集合住宅インター
ホンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の集合住宅インターホ
ンシステムとして、図3のブロック図に示す構成の集合
住宅インターホンシステムが提案されている。
【0003】同図に示す集合住宅インターホンシステム
は、集合住宅のエントランス等(以下、集合玄関と称
す)に設置される少なくとも1個の集合玄関機101
(101、101、・・・)と、集合住宅の複数の住戸内
にそれぞれ設置される(複数の)居室親機102、10
2、・・・と、集合玄関機101および各居室親機10
2、102、・・・を並列接続するための共通バス103
と、共通バス103を介して並列接続された集合玄関機
101および各居室親機102、102、・・・に直流電
源(DC電源)を供給するためのバスコントローラ10
4と、集合玄関の玄関戸を施解錠するため、集合玄関機
101に接続された電気錠105(105、105、・・
・)と、各住戸の玄関先(以下、住戸玄関と称す)に設
置され来訪者が呼び出しを行なうために操作し、各居室
親機102、102、・・・に接続された(複数の)呼出
スイッチ106、106、・・・とで構成されている。
【0004】同図において、集合玄関機101は、制御
回路120、インピーダンスアッパー回路121、多重
・分離回路122、通話回路123、データ送受信回路
124、電気錠回路125、電気錠駆動回路126、電
源回路127が備えられた通話モジュール110と、制
御回路130、呼出スイッチ131、照明回路132が
備えられた少なくとも1個のスイッチモジュール111
とで構成されている。
【0005】また、各居室親機102、102、・・・
は、制御回路140、インピーダンスアッパー回路14
1、多重・分離回路142、通話回路143、電気錠解
錠ボタン144、データ送受信回路145、電源回路1
46が備えられている。
【0006】さらに、バスコントローラ104は、電源
回路150、インピーダンスアッパー回路151が備え
られている。
【0007】このように構成された集合住宅インターホ
ンシステムにおいて、バスコントローラ104のインピ
ーダンスアッパー回路151は、電源回路150を介し
て安定化された直流電源、例えば、DC24Vを共通バ
ス103に供給しており、この直流電源は、集合玄関機
101をなす通話モジュール110のインピーダンスア
ッパー回路121を介して電源回路127および各居室
親機102、102、・・・のインピーダンスアッパー回
路141を介して電源回路146に待受時用の動作電源
として受給されている。
【0008】ここで、集合玄関に居る来訪者が、特定の
住戸内の居住者を呼び出すために、集合玄関機101を
なすスイッチモジュール111の呼出スイッチ131を
操作すると、この呼出操作を検出した制御回路130か
らの呼出データ信号が、通話モジュール110の制御回
路120、データ送受信回路124、多重・分離回路1
22、共通バス103を介して各居室親機102、10
2、・・・に伝送される。
【0009】また、各居室親機102、102、・・・に
おいて、制御回路140は、共通バス103、多重・分
離回路142、データ送受信回路145を介して受信さ
れた呼出データ信号をなすアドレスと自端末に予め設定
されているアドレスとを比較し、一致していれば、通話
回路143をなすスピーカ(図示せず)にて呼出音を鳴
動させることにより、集合玄関に居る来訪者からの呼び
出しを選局された住戸内の居住者に対して報知すること
ができる。
【0010】次に、居室親機102の通話回路143を
なすスピーカ(図示せず)にて鳴動された呼出音をもと
に、集合玄関に居る来訪者からの選局呼び出しを確認し
た住戸内の居住者が、通話回路143をなすハンドセッ
ト(図示せず)を取り上げると、この応答操作を検出し
た制御回路140の制御により通話回路143の通話機
能(詳述せず)が能動となるとともに、制御回路140
からの応答データ信号が、データ送受信回路145、多
重・分離回路142、共通バス103を介して集合玄関
機101をなす通話モジュール110に伝送される。
【0011】また、集合玄関機101をなす通話モジュ
ール110において、制御回路120は、共通バス10
3、多重・分離回路122、データ送受信回路124を
介して受信された応答データ信号を検出し通話回路12
3の通話機能(詳述せず)を能動とすることにより、通
話回路123をなすマイクおよびスピーカ(図示せず)
と選局呼び出しされた居室親機102の通話回路143
のハンドセット(図示せず)との間の通話路(詳述せ
ず)が形成され、この通話路を介して音声信号を送受信
させることにより通話が成立する。
【0012】次に、選局呼び出しされた住戸内の居住者
が、集合玄関の玄関戸に設置された電気錠105を解錠
させるために居室親機102の電気錠解錠ボタン144
を操作すると、この解錠操作を検出した制御回路140
からの解錠データ信号が、上述の応答データ信号と同様
な経路を介して集合玄関機101をなす通話モジュール
110の制御回路120に伝送される。
【0013】また、居室親機102からの解錠データ信
号をもとに、選局呼び出しされた住戸内の居住者による
解錠操作を検出した集合玄関機101をなす通話モジュ
ール110の制御回路120は、電気錠駆動回路126
を制御し電気錠回路125を駆動させることにより、電
気錠105が解錠される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
集合住宅インターホンシステムにおいて、バスコントロ
ーラ104のインピーダンスアッパー回路151は所定
の周波数特性を有しており、このため、通話を成立させ
るための音声信号を共通ライン103に送出する場合、
当該音声信号の帰還量にもインピーダンスアッパー回路
151が有する周波数特性が影響することから、集合玄
関機101をなす通話モジュール110の通話回路12
3や選局呼び出しされた居室親機102の通話回路14
3にて帰還音信号を十分に打ち消すことが困難とされハ
ウリングが発生し易い難点があった。
【0015】また、集合玄関機101をなす通話モジュ
ール110のインピーダンスアッパー回路121および
各居室親機102、102、・・・のインピーダンスアッ
パー回路141は、待受時用の電流値でダイナミックレ
ンジが確保できるようにバスコントローラ104への電
源電圧が高く設定されているとともに、集合玄関機10
1をなす通話モジュール110の電気錠回路125は、
制御回路120の制御をもとに電気錠駆動回路126を
介して安定化された低レベルの電圧で駆動し電気錠10
5を施解錠させていたことにより、電源回路127を介
して安定化された電源、例えば、DC5Vの電源供給に
より動作される当該通話モジュール内の消費電流が多大
となる難点があった。
【0016】さらに、住戸玄関に設置された呼出スイッ
チ106が操作されると、この呼出操作を検出した居室
親機102の制御回路140の制御をもとに通話回路1
43をなすスピーカ(図示せず)にて呼出音が鳴動され
ることにより、電源回路146を介して安定化された電
源、例えば、DC5Vの電源供給により当該居室親機内
の消費電流が多大となる難点があった。
【0017】本発明は、上述の難点を解消するためにな
されたもので、集合玄関および住戸玄関に居る来訪者か
らの呼出時や集合玄関の玄関戸に設置された電気錠の解
錠時等において消費される電流を抑制させ省電力化を図
るとともに、ハウリングが抑制された良好な通話品質を
確保することができる集合住宅インターホンシステムを
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による集合住宅インターホンシステムは、共
通バスに、呼び出し・通話を行なうための通話モジュー
ルおよび通話モジュールに接続され選局呼び出しのため
の呼出スイッチを有する少なくとも1個のスイッチモジ
ュールから構成された少なくとも1個の集合玄関機と、
共通バスに電源を供給するためのバスコントローラと、
集合玄関機と呼び出し・通話を行なうための複数の居室
親機とをそれぞれ並列接続した集合住宅インターホンシ
ステムにおいて、バスコントローラは、出力インピーダ
ンスを高インピーダンスに増大するためのインピーダン
スアッパー回路を備え、集合玄関機の通話モジュール
は、共通バスに接続された負荷抵抗を有する通話回路を
備え、各居室親機は、共通バスに接続された負荷抵抗を
有する通話回路を備えたことを特徴としている。
【0019】このような集合住宅インターホンシステム
によれば、共通バスに並列接続された集合玄関機をなす
通話モジュールのインピーダンスアッパー回路および各
居室親機のインピーダンスアッパー回路に、負荷抵抗を
備えた通話回路を直列接続することにより、共通バスが
有する交流インピーダンスの影響を受けずに帰還音信号
を十分に打ち消すことが可能であり、ハウリングの発生
を防止できる。
【0020】また、本発明による集合住宅インターホン
システムは、集合玄関機の通話モジュールおよび居室親
機に待受時の入力インピーダンスを高インピーダンスに
増大するためのインピーダンスアッパー回路をそれぞれ
備え、これらのインピーダンスアッパー回路に電圧簡易
固定回路をそれぞれ設けたことを特徴としている。
【0021】このような集合住宅インターホンシステム
によれば、集合玄関機および居室親機にてバスコントロ
ーラからの直流電源を受給する際、電圧簡易固定回路の
制御によりインピーダンスアッパー回路がそれぞれ定電
流動作を行なうことから、共通バスに集合玄関機、居室
親機、バスコントローラを並列接続しても、当該共通バ
スが有する交流インピーダンスの低下を防止することが
できる。
【0022】また、本発明による集合住宅インターホン
システムは、バスコントローラのインピーダンスアッパ
ー回路に周波数補正回路を備えたことを特徴としてい
る。
【0023】このような集合住宅インターホンシステム
によれば、バスコントローラのインピーダンスアッパー
回路に並列接続された周波数特性回路を介して高域、低
域の各インピーダンスを抑制させることにより、直流電
源の周波数が高くなっても、共通バスへの出力インピー
ダンスを所定のインピーダンスに増大することができ
る。
【0024】また、本発明による集合住宅インターホン
システムにおいて、集合玄関機の通話モジュールは、電
気錠を施解錠する電気錠回路を駆動するための定電流電
気錠駆動回路を備えたことを特徴としている。
【0025】このような集合住宅インターホンシステム
によれば、集合玄関機をなす通話モジュールの定電流電
気錠駆動回路への電源供給を、当該通話モジュール内に
て安定化された低レベルの電圧ではなく、共通バスから
の直流電源をもとに少電流値とされる定電流を供給し電
気錠回路を駆動させ電気錠を施解錠することが可能とな
り、省電力化が図れる。
【0026】また、本発明による集合住宅インターホン
システムをなす居室親機は、住戸玄関に設置した呼出ス
イッチの操作によって呼出音を発生するための圧電素子
回路を備えたことを特徴としている。
【0027】このような集合住宅インターホンシステム
によれば、呼出スイッチが操作されたことを呼出音の発
生をもとに報知する居室親機の圧電素子回路への電源供
給を、当該居室親機内にて安定化された低レベルの電圧
ではなく、共通バスからの直流電源をもとに少電流値と
される定電流を供給し圧電素子回路を動作させることが
可能となり、省電力化が図れる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明による集合住宅イン
ターホンシステムを適用した好ましい形態の実施例につ
いて、図面を参照して説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施例による集合住宅
インターホンシステムの構成を示すブロック図であり、
集合住宅のエントランス等(以下、集合玄関と称す)に
設置される少なくとも1個の集合玄関機1(1、1、・・
・)と、集合住宅の複数の住戸内にそれぞれ設置され集
合玄関機1と呼び出し・通話を行なうための(複数の)
居室親機2、2、・・・と、集合玄関機1および各居室親
機2、2、・・・を並列接続するための共通バス3と、共
通バス3を介して並列接続された集合玄関機1および各
居室親機2、2、・・・に直流電源(DC電源)、例え
ば、DC24Vを供給するためのバスコントローラ4
と、集合玄関の玄関戸を施解錠するため、集合玄関機1
に接続された電気錠5(5、5、・・・)と、各住戸の玄
関先(以下、住戸玄関と称す)に設置され来訪者が呼び
出しを行なうために操作し、各居室親機2、2、・・・に
接続された(複数の)呼出スイッチ6、6、・・・とで構
成されている。
【0030】同図において、集合玄関機1は、共通バス
3に接続され呼び出し・通話を行なうための通話モジュ
ール10と、通話モジュール10に接続され選局呼び出
しのための少なくとも1個のスイッチモジュール11
(11、11、・・・)とで構成されている。
【0031】また、通話モジュール10は、当該通話モ
ジュール内の回路動作を制御するための制御回路20
と、共通バス3にそれぞれ接続され待受時の入力インピ
ーダンスを高インピーダンス、例えば、9〜10kΩに
増大するためのインピーダンスアッパー回路21、当該
共通バスと後述する通話回路23およびデータ送受信回
路24との間の信号伝送路を形成し、送受信される諸信
号(データ信号、音声信号等)を多重、または分離する
ための多重・分離回路22と、制御回路20により制御
され来訪者が集合玄関にて通話を行なうための通話回路
23と、制御回路20と多重・分離回路22との間の信
号伝送路を形成し諸信号を送受信するためのデータ送受
信回路24と、共通バス3に接続され電気錠5を施解錠
するための電気錠回路25と、制御回路20の制御をも
とに電気錠回路25を駆動させるための定電流電気錠駆
動回路26と、インピーダンスアッパー回路21に接続
され電気錠回路25および定電流電気錠駆動回路26を
除く当該通話モジュール内の各回路に動作電源を供給す
るための電源回路27と、インピーダンスアッパー回路
21のダイナミックレンジを確保するための電圧簡易固
定回路28とが備えられている。
【0032】さらに、スイッチモジュール11は、通話
モジュール10の制御回路20に接続され当該スイッチ
モジュール内の回路動作を制御するための制御回路30
と、来訪者が集合玄関にて選局呼び出しを行なうために
操作する呼出スイッチ31と、呼出スイッチ31に並設
された照明回路32とが備えられている。なお、制御回
路30は、他のスイッチモジュール11、・・・の制御回
路30(図示せず)に順次、直列接続されている。
【0033】同図において、各居室親機2、2、・・・
は、当該居室親機内の回路動作を制御するための制御回
路40と、共通バス3にそれぞれ接続され待受時の入力
インピーダンスを高インピーダンス、例えば、90〜1
00kΩに増大するためのインピーダンスアッパー回路
41、当該共通バスと後述する通話回路43およびデー
タ送受信回路45との間の信号伝送路を形成し、送受信
される諸信号を多重、または分離するための多重・分離
回路42と、制御回路40により制御され居住者が住戸
内にて通話を行なうための通話回路43と、居住者が集
合玄関に設置された電気錠5を解錠させるために操作す
る電気錠解錠ボタン44と、制御回路40と多重・分離
回路42との間の信号伝送路を形成し諸信号を送受信す
るためのデータ送受信回路45と、共通バス3に接続さ
れ制御回路40の制御をもとに住戸玄関に設置された呼
出スイッチ6、6、・・・の操作、または集合玄関機1を
なすスイッチモジュール11の呼出スイッチ31の操作
を呼出音の発生により報知するための圧電素子回路46
と、インピーダンスアッパー回路41に接続され圧電素
子回路46を除く当該居室親機内の各回路に動作電源を
供給するための電源回路47と、インピーダンスアッパ
ー回路41のダイナミックレンジを確保するための電圧
簡易固定回路48とが備えられている。
【0034】同図において、バスコントローラ4は、直
流電源を安定化するための電源回路50と、電源回路5
0を介して直流電源が接続され共通バス3への出力イン
ピーダンスを高インピーダンス、例えば、200〜30
0Ωに増大するためのインピーダンスアッパー回路51
と、インピーダンスアッパー回路51に並列接続されイ
ンピーダンスアッパー回路51が有する周波数特性を補
正するための周波数補正回路52とが備えられている。
【0035】図2は、本発明の一実施例による集合住宅
インターホンシステムの具体的な構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【0036】同図に示す集合玄関機1をなす通話モジュ
ール10において、インピーダンスアッパー回路21
は、コレクタが共通バス3に、エミッタが抵抗R1を介
して電源回路27に、ベースが後述する電圧簡易固定回
路28の抵抗R9にそれぞれ接続された(NPN形)ト
ランジスタQ1と、トランジスタQ1のベース−コレクタ
間、ベース−エミッタ間にそれぞれ接続された抵抗R
2、R3とが備えられており、抵抗R3および直列接続さ
れた抵抗R1、電源回路27の接続点を、ここでは、接
続点P1と称す。
【0037】また、通話回路23は、集合玄関に居る来
訪者が選局呼び出した住戸内の居住者との通話を成立さ
せるために用いるマイクM1およびスピーカSP1と、マ
イクM1に入力された送話音をなす音声信号を増幅する
ためのマイクアンプAMP1と、スピーカSP1にて鳴動
される受話音をなす音声信号を増幅するためのスピーカ
アンプAMP2と、コレクタが負荷抵抗R4、多重・分離
回路22を介して共通バス3およびコンデンサC1、加
算回路ADD1を介してスピーカアンプAMP2に、エミ
ッタが抵抗R5を介して基準電位点に、ベースがマイク
アンプAMP1にそれぞれ接続された(NPN形)トラ
ンジスタQ2とが備えられており、トランジスタQ2のベ
ースとマイクアンプAMP1との接続点には加算回路A
DD1が接続されている。
【0038】また、電気錠回路25は、電気錠5を施解
錠するために切り替えられる電気錠スイッチSW1と、
両端が共通バス3、後述する定電流電気錠駆動回路26
の(NPN形)トランジスタQ3のコレクタにそれぞれ
接続され電気錠スイッチSW1を切り替えるためにオン
/オフされる電気錠リレーRY1とが備えられている。
【0039】また、定電流電気錠駆動回路26は、コレ
クタが電気錠回路25の電気錠リレーRY1に、エミッ
タが抵抗R6を介して基準電位点に、ベースが抵抗R7を
介して制御回路20にそれぞれ接続された(NPN形)
トランジスタQ3が備えられており、トランジスタQ3の
ベースと抵抗R7との接続点には、抵抗R8を介して基準
電位点が接続されている。
【0040】さらに、電圧簡易固定回路28は、アノー
ドが基準電位点に、カソードが保護抵抗R9を介してイ
ンピーダンスアッパー回路21のトランジスタQ1のベ
ースにそれぞれ接続された定電圧ダイオードZD1が備
えられている。
【0041】同図に示す各居室親機2、2、・・・におい
て、インピーダンスアッパー回路41は、コレクタが共
通バス3に、エミッタが抵抗R10を介して電源回路47
に、ベースが後述する電圧簡易固定回路48の抵抗R17
にそれぞれ接続された(NPN形)トランジスタQ4
と、トランジスタQ4のベース−コレクタ間、ベース−
エミッタ間にそれぞれ接続された抵抗R11、R12とが備
えられており、抵抗R12および直列接続された抵抗R1
0、電源回路47の接続点を、ここでは、接続点P2と称
す。
【0042】また、通話回路43は、選局呼び出しされ
た住戸内の居住者が集合玄関に居る来訪者との通話を成
立させるために用いるマイクM2およびレシーバR1が内
蔵されたハンドセットHS1と、ハンドセットHS1のマ
イクM2に入力された送話音をなす音声信号を増幅する
ためのマイクアンプAMP3と、ハンドセットHS1のレ
シーバR1にて鳴動される受話音をなす音声信号を増幅
するためのレシーバアンプAMP4と、コレクタが負荷
抵抗R13、多重・分離回路42を介して共通バス3およ
びコンデンサC2、加算回路ADD2を介してレシーバア
ンプAMP4に、エミッタが抵抗R14を介して基準電位
点に、ベースがマイクアンプAMP3にそれぞれ接続さ
れた(NPN形)トランジスタQ5とが備えられてお
り、トランジスタQ5のベースとマイクアンプAMP3と
の接続点には加算回路ADD2が接続されている。
【0043】また、圧電素子回路46は、エミッタが共
通バス3に、コレクタが抵抗R15に、ベースが制御回路
40にそれぞれ接続された(PNP形)トランジスタQ
6と、エミッタ抵抗R16を介して基準電位点に、コレク
タが抵抗R15を介してトランジスタQ6のコレクタに、
ベースが制御回路40にそれぞれ接続された(NPN
形)トランジスタQ7と、呼出音を発生するための圧電
素子PD1とが備えられており、トランジスタQ6のコレ
クタと抵抗R15との接続点には、他端が基準電位点に接
続された圧電素子PD1の一端が接続されている。
【0044】さらに、電圧簡易固定回路48は、アノー
ドが基準電位点に、カソードが保護抵抗R17を介してイ
ンピーダンスアッパー回路41のトランジスタQ4のベ
ースにそれぞれ接続された定電圧ダイオードZD2が備
えられている。
【0045】同図に示すバスコントローラ4において、
インピーダンスアッパー回路51は、コイルL1が備え
られており、このコイルL1の両端間には、直列接続の
抵抗R18、コンデンサC3により構成された周波数補正
回路52が並列接続されている。
【0046】このように構成された本発明の一実施例に
よる集合住宅インターホンシステムにおいて、以下、そ
の動作について説明する。なお、図1のブロック図に示
す集合玄関機1をなすスイッチモジュール11の照明回
路32の動作についての説明は省略する。
【0047】図1のブロック図に示すように、バスコン
トローラ4のインピーダンスアッパー回路51は、電源
回路50を介して安定化された直流電源、例えば、DC
24Vを共通バス3に供給しており、この直流電源は、
集合玄関に設置された集合玄関機1をなす通話モジュー
ル10のインピーダンスアッパー回路21を介して電源
回路27および複数の住戸内にそれぞれ設置された各居
室親機2、2、・・・のインピーダンスアッパー回路41
を介して電源回路47に待受時用の動作電源として受給
されているとともに、集合玄関機1をなす通話モジュー
ル10の電気錠回路25および各居室親機2、2、・・・
の圧電素子回路46に動作電源として受給されている。
【0048】ここで、バスコントローラ4のインピーダ
ンスアッパー回路51は、図2の回路ブロック図に示す
ように、所定の周波数特性を有するコイルL1で構成さ
れていることにより、電源回路50を介して安定化され
た直流電源の周波数が高くなると、共通バス3への出力
インピーダンスもコイルL1が有する周波数特性に比例
して高くなり当該共通バスに伝送損失が生じ、集合玄関
機1をなす通話モジュール10と選局呼び出しされた居
室親機2との間で送受信される諸信号(データ信号、音
声信号等)の伝送状態が不安定となる。
【0049】これを解消するため、バスコントローラ4
のインピーダンスアッパー回路51のコイルL1の両端
間に並列接続された周波数特性回路52の抵抗R18によ
って例えば、2kHz以上の周波数において共通バス3
への出力インピーダンスを300Ω以下に抑制し、一
方、抵抗R18に直列接続されたコンデンサC3によっ
て、例えば、800〜2kHzの周波数において共通バ
ス3への出力インピーダンスを200Ω以下にならない
ように抑制させることにより、電源回路50を介して安
定化された直流電源の周波数が高くなっても、共通バス
3への出力インピーダンスを、例えば、200〜300
Ωに維持することが可能となり、共通バス3の伝送損失
が減少され、当該共通バスに並列接続される集合玄関機
1をなす通話モジュール10と各居室親機2との間で送
受信される諸信号の伝送状態を安定化させることができ
る。
【0050】また、上述のようにバスコントローラ4の
周波数補正回路52の制御により、インピーダンスアッ
パー回路51のコイルL1が有する所定の周波数特性の
影響を受けずに共通バス3への出力インピーダンスが、
例えば、200〜300Ωに維持されている場合におい
て、図2の回路ブロック図に示す集合玄関機1をなす通
話モジュール10のインピーダンスアッパー回路21お
よび各居室親機2、2、・・・のインピーダンスアッパー
回路41から電源回路27、47への出力電圧、即ち、
接続点P1、P2の電圧レベルV1、V2は、インピーダン
スアツパー回路21、41および電源回路27、47に
共通して流れる電流(コレクタ電流)I1、I2をもとに
それぞれ決定される。このため、電流I1、I2の電流値
が小さいとされる待受時には、トランジスタQ1、Q4の
コレクタ−エミッタ間の電位差(電圧差)、即ち、接続
点P1、P2の電圧レベルV1、V2が小さくダイナミック
レンジが少ない、一方、電流I1、I2の電流値が大きい
とされる動作時には、接続点P1、P2の電圧レベルV
1、V2が大きくダイナミックレンジが大きいものとなり
一定のダイナミックレンジを確保することができない。
【0051】これを解消するため、集合玄関機1をなす
通話モジュール10の電圧簡易固定回路28および各居
室親機2、2、・・・の電圧簡易固定回路48の定電圧ダ
イオードZD1、ZD2に、保護抵抗R9、R17を介して
電流I1、I2をそれぞれ流すことにより、電流I1、I2
の電流値が変化しても接続点P1、P2の電圧レベルV
1、V2はそれぞれ定電位となり、一定のダイナミックレ
ンジを確保することができ、インピーダンスアッパー回
路21、41は、定電流動作が可能となる。
【0052】次に、図1のブロック図において、集合玄
関に居る来訪者が、特定の住戸内の居住者を呼び出すた
めに、集合玄関機1をなすスイッチモジュール11の呼
出スイッチ31を操作すると、この呼出操作を検出した
制御回路30からの呼出データ信号が、図2の回路ブロ
ック図に示す通話モジュール10の制御回路20、デー
タ送受信回路24、多重・分離回路22、共通バス3を
介して各居室親機2、2、・・・に伝送される。
【0053】また、各居室親機2、2、・・・において、
制御回路40は、共通バス3、多重・分離回路42、デ
ータ送受信回路45を介して受信された呼出データ信号
をなすアドレスと自端末に予め設定されているアドレス
とを比較し、一致していれば、圧電素子回路46のトラ
ンジスタQ6のベースの電圧レベルを、Lowレベルから
Highレベル、HighレベルからLowレベルに交互に移行
させ導通/非導通状態を制御するとともに、トランジス
タQ7のベースの電圧レベルを、トランジスタQ6のレベ
ル切り替えと同一のタイミングでHighレベルからLow
レベル、LowレベルからHighレベルに交互に移行させ
非導通/導通状態を制御する。
【0054】さらに、居室親機2の制御回路40によ
り、圧電素子回路46のトランジスタQ6、Q7がそれぞ
れ導通状態、非導通状態に制御されると、電源回路47
からの電源供給、例えば、5Vのような低レベルの電源
供給ではなく、共通バス3からの直流電源、例えば、D
C24Vをもとに少電流値とされる定電流が供給される
圧電素子PD1がオン状態となり、一方、トランジスタ
Q6、Q7がそれぞれ非導通状態、導通状態に制御される
と、圧電素子PD1はオフ状態となり、このオン状態/
オフ状態を交互に繰り返すことで呼出音が発生され、共
通バス3の交流インピーダンスを低下させずに集合玄関
に居る来訪者からの呼び出しを選局された住戸内の居住
者に対して報知することができるとともに、共通バス3
の直流電源の電圧レベルが変化しても、当該電圧レベル
の変化幅をトランジスタQ6、Q7が吸収することによ
り、圧電素子PD1に印加される電圧は常に一定とされ
スペックオーバーは生じない。
【0055】次に、図2の回路ブロック図に示すよう
に、居室親機2の圧電素子回路46の圧電素子PD1に
て発生された呼出音をもとに、集合玄関に居る来訪者か
らの選局呼び出しを確認した居住者が、通話回路43を
なすハンドセットHS1を取り上げると、この応答操作
を検出した制御回路40の制御により通話回路43の通
話機能が能動、例えば、マイクアンプAMP3およびレ
シーバアンプAMP4が能動となるとともに、制御回路
40からの応答データ信号が、データ送受信回路45、
多重・分離回路42、共通バス3を介して集合玄関機1
をなす通話モジュール10に伝送される。
【0056】また、集合玄関機1をなす通話モジュール
10において、制御回路20は、共通バス3、多重・分
離回路22、データ送受信回路24を介して受信された
応答データ信号を検出し通話回路23の通話機能を能
動、例えば、マイクアンプAMP1およびスピーカアン
プAMP2を能動とする。
【0057】ここで、集合玄関に居る来訪者が、選局呼
び出した住戸内の居住者との通話を成立させるために集
合玄関機1をなす通話モジュール10のマイクM1に送
話音を入力すると、適宜に信号処理された音声信号がマ
イクアンプAMP1を介して増幅された後、トランジス
タQ2のベース、コレクタ、負荷抵抗R4、多重・分離回
路22を介して、バスコントローラ4のインピーダンス
アッパー回路51を介して増大された共通バス3への出
力インピーダンス、ここでは、200〜300Ωと負荷
抵抗R4、例えば、470Ωとの合成直列抵抗値が伝送
負荷抵抗となり、伝送損失がない一定の出力電圧で共通
バス3を伝送されるとともに、帰還音信号として加算回
路ADD1およびトランジスタQ2のベース、コレクタ、
コンデンサC1を介して加算回路ADD1に伝送される。
【0058】また、集合玄関機1をなす通話モジュール
10の加算回路ADD1は、共通バス3が有する交流イ
ンピーダンスの影響を受けずに帰還音信号として異なる
経路を伝送されてきた送話音をなす音声信号を十分に打
ち消すことが可能であり、スピーカアンプAMP2を介
してスピーカSP1への帰還音信号の出力が低減される
ことから、ハウリングの発生を防止できる。
【0059】さらに、選局呼び出しされた居室親機2の
通話回路43の入力インピーダンスが、バスコントロー
ラ4のインピーダンスアッパー回路51を介して増大さ
れた共通バス3への出力インピーダンス、ここでは、2
00〜300Ωよりも十分に大きい、例えば、20〜3
0kΩであることにより、共通バス3、多重・分離回路
42を伝送されてきた集合玄関機1からの音声信号の信
号電圧とほぼ等しい電圧レベルの音声信号で当該音声信
号を受信でき、この音声信号は、コンデンサC2、加算
回路ADD2を伝送され、レシーバアンプAMP4を介し
て増幅された集合玄関に居る来訪者からの受話音として
ハンドセットHS1のレシーバR1にて鳴動される。
【0060】一方、選局呼び出しされた住戸内の居住者
が、集合玄関に居る来訪者との通話を成立させるために
居室親機2の通話回路43のハンドセットHS1のマイ
クM2に送話音を入力すると、適宜に信号処理された音
声信号がマイクアンプAMP3を介して増幅された後、
トランジスタQ5のベース、コレクタ、負荷抵抗R13、
多重・分離回路42を介して、バスコントローラ4のイ
ンピーダンスアッパー回路51を介して増大された共通
バス3への出力インピーダンス、ここでは、200〜3
00Ωと負荷抵抗R13、例えば、470Ωとの合成直列
抵抗値が伝送負荷抵抗となり、伝送損失がない一定の出
力電圧で共通バス3を伝送されるとともに、帰還音信号
として加算回路ADD2およびトランジスタQ5のベー
ス、コレクタ、コンデンサC2を介して加算回路ADD2
に伝送される。
【0061】また、居室親機2の通話回路43の加算回
路ADD2は、共通バス3が有する交流インピーダンス
の影響を受けずに帰還音信号として異なる経路を伝送さ
れてきた音声信号を十分に打ち消すことが可能であり、
レシーバアンプAMP4を介してハンドセットHS1のレ
シーバR1への帰還音信号の出力が低減されることか
ら、ハウリングの発生を防止できる。
【0062】さらに、集合玄関機1をなす通話モジュー
ル10の通話回路23の入力インピーダンスが、バスコ
ントローラ4のインピーダンスアッパー回路51を介し
て増大された共通バス3への出力インピーダンス、ここ
では、200〜300Ωよりも十分に大きい、例えば、
60〜80kΩであることにより、共通バス3、多重・
分離回路22を伝送されてきた居室親機2からの音声信
号の信号電圧とほぼ等しい電圧レベルの音声信号で当該
音声信号を受信でき、この音声信号は、コンデンサC
1、加算回路ADD1を伝送され、スピーカアンプAMP
2を介して増幅された選局呼び出した住戸内の居住者か
らの受話音としてスピーカSP1にて鳴動される。
【0063】次に、図1のブロック図および図2の回路
ブロック図に示すように、選局呼び出しされた住戸内の
居住者が、集合玄関の玄関戸に設置された電気錠5を解
錠させるために居室親機2の電気錠解錠ボタン44を操
作すると、解錠操作を検出した制御回路40からの解錠
データ信号が、上述の応答データ信号と同様な経路を介
して集合玄関機1をなす通話モジュール10の制御回路
20に伝送される。
【0064】また、居室親機2からの解錠データ信号を
もとに、選局呼び出した住戸内の居住者による解錠操作
を検出した集合玄関機1をなす通話モジュール10の制
御回路20は、定電流電気錠駆動回路26の抵抗R7を
介してトランジスタQ3のベースの電圧レベルをLowレ
ベルからHighレベルに移行させ導通状態に制御する。
【0065】さらに、集合玄関機1をなす通話モジュー
ル10の制御回路20により、定電流電気錠駆動回路2
6のトランジスタQ3が導通状態に制御されると、電源
回路27からの電源供給、例えば、5Vのような低レベ
ルの電源供給ではなく、共通バス3からの直流電源、例
えば、DC24Vをもとに少電流値とされる定電流が供
給される電気錠回路25の電気錠リレーRY1がオン状
態となり、電気錠スイッチSW1が開成され、共通バス
3の交流インピーダンスを低下させずに電気錠5を解錠
させることができるとともに、共通バス3の直流電源の
電圧レベルが変化しても、当該電圧レベルの変化幅をト
ランジスタQ3が吸収することにより、電気錠リレーR
Y1に印加される電圧は常に一定とされスペックオーバ
ーは生じない。
【0066】次に、図1のブロック図に示すように、住
戸玄関に居る来訪者が、住戸内の居住者を呼び出すため
に呼出スイッチ6を操作すると、呼出信号が居室親機2
の制御回路40に伝送される。
【0067】また、呼出スイッチ6からの呼出信号をも
とに、住戸玄関に居る来訪者による呼出操作を検出した
居室親機2の制御回路40は、上述の集合玄関に居る来
訪者からの選局呼び出しを検出した場合と同様、図2の
回路ブロック図に示す圧電素子回路46のトランジスタ
Q6、Q7をそれぞれ導通状態、または非導通状態に制御
し、電源回路47からの電源供給、例えば、5Vのよう
な低レベルの電源供給ではなく、共通バス3からの直流
電源、例えば、DC24Vをもとに少電流値とされる定
電流が供給される圧電素子PD1の状態をオン/オフ交
互に繰り返すことで呼出音を発生させ、住戸玄関に居る
来訪者からの呼び出しを住戸内の居住者に対して報知す
ることができるとともに、共通バス3の直流電源の電圧
レベルが変化しても、当該電圧レベルの変化幅をトラン
ジスタQ6、Q7が吸収することにより、圧電素子PD1
に印加される電圧は常に一定とされスペックオーバーは
生じない。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の集合住宅インターホンシステムによれば、バスコント
ローラのインピーダンスアッパー回路に並列接続された
周波数特性回路を介して高域、低域の各インピーダンス
を抑制させることにより、直流電源の周波数が高くなっ
ても、共通バスへの出力インピーダンスを所定のインピ
ーダンスに増大することができるとともに、集合玄関機
および居室親機にてバスコントローラからの電源を受給
する際、電圧簡易固定回路の制御によりインピーダンス
アッパー回路がそれぞれ定電流動作を行なうことから、
共通バスに集合玄関機、居室親機、バスコントローラを
並列接続しても、当該共通バスが有する交流インピーダ
ンスの低下を防止することができる。
【0069】また、集合玄関機をなす通話モジュールの
インピーダンスアッパー回路および各居室親機のインピ
ーダンスアッパー回路に負荷抵抗を備えた通話回路を直
列接続し、共通バスが有する交流インピーダンスの影響
を受けずに帰還音信号を十分に打ち消すことが可能とな
り、ハウリングの発生を防止することができる。
【0070】さらに、集合玄関機をなす通話モジュール
の定電流電気錠駆動回路への電源供給および呼出スイッ
チが操作されたことを呼出音の発生をもとに報知する居
室親機の圧電素子回路への電源供給を、当該通話モジュ
ール内および居室親機内にて安定化された低レベルの電
圧ではなく、共通バスからの直流電源をもとに少電流値
とされる定電流を供給することにより、省電力化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による集合住宅インターホン
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による集合住宅インターホン
システムの具体的な構成を示す回路ブロック図である。
【図3】従来の集合住宅インターホンシステムの構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・・・集合玄関機 2、2、・・・ ・・・・・居室親機 3・・・・・共通バス 4・・・・・バスコントローラ 5・・・・・電気錠 6、31・・・・・呼出スイッチ 10・・・・・通話モジュール 11・・・・・スイッチモジュール 21、41、51・・・・・インピーダンスアッパー回路 23、43・・・・・通話回路 25・・・・・電気錠回路 26・・・・・定電流電気錠駆動回路 28、48・・・・・電圧簡易固定回路 46・・・・・圧電素子回路 52・・・・・周波数補正回路 R4、R13・・・・・負荷抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 9/08 H04R 3/04 H04R 3/04 17/00 17/00 G10K 9/12 101F (72)発明者 中田 賢吾 愛知県名古屋市熱田区神野町2丁目18番地 アイホン株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA44 BB03 BB39 BB64 BB73 DD06 DD23 DD26 DD36 EE05 EE10 EE14 FF01 FF02 FF24 FF25 GG09 GG12 GG46 GG67 GG79 5D004 DD01 5D020 CE02 5J098 AA03 AA11 AB11 AD05 AD24 5K038 AA05 CC12 DD09 FF01 FF13 GG06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通バス(3)に、呼び出し・通話を行な
    うための通話モジュール(10)および前記通話モジュ
    ールに接続され選局呼び出しのための呼出スイッチ(3
    1)を有する少なくとも1個のスイッチモジュール(1
    1)から構成された少なくとも1個の集合玄関機(1)
    と、前記共通バスに電源を供給するためのバスコントロ
    ーラ(4)と、前記集合玄関機と呼び出し・通話を行な
    うための複数の居室親機(2、2、・・・)とをそれぞれ
    並列接続した集合住宅インターホンシステムにおいて、 前記バスコントローラは、出力インピーダンスを高イン
    ピーダンスに増大するためのインピーダンスアッパー回
    路(51)を備え、 前記集合玄関機の通話モジュールは、前記共通バスに接
    続された負荷抵抗(R4)を有する通話回路(23)を
    備え、 前記各居室親機は、前記共通バスに接続された負荷抵抗
    (R13)を有する通話回路(43)を備えたことを特徴
    とする集合住宅インターホンシステム。
  2. 【請求項2】前記集合玄関機の前記通話モジュールおよ
    び前記居室親機に待受時の入力インピーダンスを高イン
    ピーダンスに増大するためのインピーダンスアッパー回
    路(21、41)をそれぞれ備え、これらのインピーダ
    ンスアッパー回路に電圧簡易固定回路(28、48)を
    それぞれ設けたことを特徴とする請求項1記載の集合住
    宅インターホンシステム。
  3. 【請求項3】前記バスコントローラの前記インピーダン
    スアッパー回路に周波数補正回路(52)を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシス
    テム。
  4. 【請求項4】前記集合玄関機の前記通話モジュールは、
    電気錠(5)を施解錠する電気錠回路(25)を駆動す
    るための定電流電気錠駆動回路(26)を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステ
    ム。
  5. 【請求項5】前記居室親機は、住戸玄関に設置した呼出
    スイッチ(6)の操作により呼出音を発生するための圧
    電素子回路(46)を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の集合住宅インターホンシステム。
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