JP3636876B2 - 増設用インターホン機器及びインターホン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、親機と子機とからなる既存のインターホンに、増設するのに適した増設用のインターホン機器と、これを利用したインターホンに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、家庭等で使用されるインターホンでは、例えば玄関に子機を配置し、家屋の居間に親機を配置し、来客があったとき等に、子機から親機を呼び出し、通話することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のインターホンは、玄関と居間との間での通話用のものである。新たに、家庭内の別の場所と、玄関または居間との間で通話をする必要が生じることがある。このような場合、上記のインターホンでは、対応できず、新たに3箇所以上の場所で通話可能なインターホンに買い換える必要がある。或いは、当初は、2箇所での通話しか行わないが、将来、3箇所以上での通話が必要になることを見越して、3箇所以上で通話可能に改変できるタイプのインターホンを予め購入することも考えられるが、このようなタイプのインターホンは、2箇所での通話を行うインターホンよりも高価格であり、将来3箇所以上での通話を行わなかった場合、無駄な出費をしたことになる。
【0004】
本発明は、既存のインターホンに増設することによって3箇所以上の場所で通話を可能とする増設用のインターホン機器を提供することを目的とする。また、このような増設用インターホン機器を用いたインターホンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の増設用インターホン機器は、呼出操作部の操作によって親機に対する呼出信号を生成する子機と、通話態勢に入ると前記子機に供給する電圧を変化させる前記親機との間に、設けられる増設用インターホンである。この増設用インターホンは、マイクロホン及びスピーカを有する送受話部と、前記子機に線路を介して接続される子機用端子と、前記親機に線路を介して接続される親機用端子と、前記子機用端子と前記親機用端子と前記送受話部とを切換接続する信号経路と、この信号経路を制御する信号経路制御部と、前記子機用端子に接続され、前記子機からの前記呼出信号を検出したとき、呼出検出信号を前記信号経路制御部に供給する子機呼出検出部と、前記信号経路制御部からの指示によって作動する子機呼出報知部と、前記信号経路制御部からの指示によって前記親機に前記呼出信号に相当する親機用呼出信号を送出する親機呼出部と、前記親機から前記親機用端子に供給されている電圧が変化したとき、親機応答信号を前記信号経路制御部に供給する呼出応答部と、前記送受話部を作動させるときに操作され、操作信号を前記信号経路制御部に供給する送受話作動部とを、具備している。前記信号経路制御部は、前記呼出検出信号が供給されたとき、前記子機呼出報知部に指示を与えて作動させると共に、前記親機呼出部に指示を与えて前記親機用呼出信号を送出させる呼出状態とする。信号経路制御部は、この呼出状態において前記親機応答信号が供給されると、前記信号経路に前記親機用端子と子機用端子とを接続させて第1通話状態とする。また、前記信号経路制御部は、前記呼出状態において前記操作信号が供給されると、前記信号経路に前記送受話部と前記子機用端子とを接続させて第2通話状態とする。前記信号経路制御部は、第1通話状態において前記操作信号が供給されると、前記信号経路に、互いに接続されている前記親機用端子と前記子機用端子とに前記送受話部を接続させる。信号経路制御部は、第2通話状態において前記親機応答信号が供給されると、前記信号経路に、互いに接続されている前記子機用端子と前記送受話部とに前記親機用端子を接続させる。
【0006】
請求項1記載の増設用インターホン機器では、子機から呼出信号が供給されると、これを子機呼出検出部が検出し、子機呼出報知部を作動させ、子機からの呼出があることを、この増設用インターホン機器の周囲にいる人に報知する。同時に、子機呼出検出部の呼出信号の検出に応動して、親機呼出部が、呼出信号に相当する信号を親機に送出するので、親機でも、子機からの呼出があることが判明する。即ち、子機からの呼出が、この増設用インターホン機器と親機とに伝えられる。ここで、親機が、子機の呼出に応答すると、親機からの子機用への電圧が変化し、これを呼出応答部が検出し、親機応答信号を信号経路制御部に供給する。よって信号経路制御部が、親機と子機とを接続し、親機と子機との間での通話が可能となる。また、子機呼出報知部の作動によって、増設用インターホン機器の周囲の人が子機からの呼出があることを知ったとき、送受話操作部を操作して、操作信号を生成すると、信号経路制御部が、送受話部と子機とを接続する。これによって、この増設用インターホン機器と子機との間で通話が可能となる。
【0013】
請求項2記載のインターホンは、子機と、この子機に線路を介して接続されている親機とを、有している。子機は、親機を呼び出す呼出信号を前記線路に供給する呼出信号生成回路を有している。親機は、前記線路を介して前記子機に供給する子機用の電源を有し、前記子機に応答するとき、前記電源の電圧を第1の電圧から第2の電圧に変更する。前記子機と前記親機の間の前記線路に増設用機器が設けられている。該増設用機器は、マイクロホンとスピーカとを有する送受話部と、子機用端子と、親機用端子と、接続切換部とを有している。さらに、増設用機器は、子機用端子に接続され、前記子機からの呼出信号を検出したとき、呼出検出信号を前記接続切換部に供給する呼出検出部と、前記接続切換部の指示に応動して前記呼出信号に相当する親機用呼出信号を前記親機用端子に供給する親機呼出部と、親機用端子に接続され、親機からの電圧が第1の電圧から第2の電圧に変化したとき、親機応答検出信号を前記接続切換部に供給する親機応答検出部と、前記接続切換部からの指示に応動して作動する子機呼出報知部と、前記送受話部による通話を開始させるとき、操作によって操作信号を前記接続切換部に供給する操作部とを、具備している。前記接続切換部は、前記呼出検出信号が供給されたとき、前記子機呼出報知部に指示を与えて作動させると共に、前記親機呼出部に指示を与えて前記親機用呼出信号を送出させる呼出状態とする。接続切換部は、この呼出状態において前記親機応答信号が供給されると、前記親機用端子と子機用端子とを接続して第1通話状態とする。接続切換部は、前記呼出状態において前記操作信号が供給されると、前記送受話部と前記子機用端子とを接続して第2通話状態とする。接続切換部は、第1通話状態において前記操作信号が供給されると、互いに接続されている前記親機用端子と前記子機用端子とに前記送受話部を接続する。接続切換部は、第2通話状態において前記親機応答信号が供給されると、互いに接続されている前記子機用端子と前記送受話部とに前記親機用端子を接続する。
【0019】
【発明の実施の形態】
この発明の1実施の形態である増設用インターホン機器2は、図2に示すように、既存のインターホンの子機4と、親機6との間に設けられる。子機4は、例えば家屋の玄関に取り付けられ、親機6は、例えば家屋の居間等に取り付けられている。増設用インターホン機器2は、家屋の任意の場所であって、子機2や親機4と通話が必要な場所に取り付けられている。
【0020】
通常の場合、子機4は、親機6とのみ2本の線路で接続されている。子機4は、通常の場合、親機6から線路を介して供給される電源、例えば交流電源によって動作している。その電圧は、待機状態では、子機4に設けられているLED(図示せず)を発光させるために、第1の電圧、例えば高い電圧とされている。しかし、親機6が子機4から呼び出されたとき、これに応答するため、親機6が図2に示す送受話器7を取り上げると、親機6は、子機に供給する電圧を第2の電圧、例えば低い電圧に変更する。これは、子機4に設けられているLEDの発光が不要であるので、高い電圧が不要であるからである。
【0021】
子機4は、親機6を呼び出すために、呼出回路(図示せず)を備えており、子機4において呼出操作が行われると、呼出回路は、親機6に接続されている線路の電圧を一定期間、低下させる。親機6は、この電圧の低下を検知して、メロディIC(図示せず)を作動させて、子機4からの呼出があったことを報知する。なお、親機6と子機4との間の音声信号も、この線路を介して伝送される。
【0022】
このような子機4と親機6との間に新たに増設された増設用インターホン機器2は、図1に示すように子機4からの線路が接続される子機用端子10a、10bと、親機6からの線路が接続される親機用端子12a、12bとを、有している。子機用端子10b、親機用端子12bは、共に接地されている。
【0023】
増設用インターホン機器2は、この他に、送受話部14を有している。送受話部14は、例えばマイクロホン16、増幅器18、スピーカ20、ハイブリッドトランス22を含んでいる。マイクロホン16からの音声信号はハイブリッドトランス22を介してスピーカ20に出力されると共に、ハイブリッドトランス22に親機6または子機4から供給された音声信号もスピーカ20に供給される。なお、マイクロホン16とスピーカ20とは、図2に示すような1つの送受話器21内に設けられている。
【0024】
この送受話部14と子機用端子10aと親機用端子12aとの間には、信号経路が形成されている。即ち、子機用端子10aと親機用端子12aとの間に直列に開閉スイッチ24、26が接続され、これら開閉スイッチ24、26の相互接続点とハイブリッドトランス22との間に、開閉スイッチ28が設けられている。これら開閉スイッチ24、26、28は、信号経路制御部、例えばCPU30によって開閉制御される。
【0025】
また、子機用端子10aは、開閉スイッチ31を介して子機電源32に接続されている。開閉スイッチ31及び子機電源32も、CPU30によって制御される。特に、子機電源32は、CPU30からの制御信号に基づいて子機4に供給する電圧を第1の電圧から第2の電圧に、或いはその逆に第2の電圧から第1の電圧に変更することができるように設計されている。電源部34は、商用交流電源を整流、平滑して、直流電源を生成し、CPU30等の各機器に供給している。
【0026】
子機用端子10aには、子機呼出検知部、例えば子機電圧検知回路36が設けられており、子機4の呼出回路が呼出信号を生成したとき、例えば子機用端子10aの電圧を一定期間、低下させたとき、この電圧の低下を検知して、電圧低下検知信号をCPU30に供給する。また、CPU30には、送受話作動部、例えば送受話器オン/オフ検知回路38が接続されている。これは、子機4または親機6からの呼出に応答するために送受話器21を取り上げたとき、送受話器オフ信号をCPU30に供給する。また、CPU30には、親機呼出操作部、例えば親機呼出スイッチ40が接続されている。増設用インターホン機器2から親機を呼び出す時に、親機呼出スイッチ40は閉成される。CPU30は、このスイッチ40が閉成されたとき、親機呼出回路42を作動させ、親機用端子12aに親機6が供給している電圧を低下させる。
【0027】
また、CPU30には、親機4からの応答を検出する親機応答検出部44も設けられている。親機応答検出部44は、親機用端子12aに接続されている整流回路46と、整流回路46の出力が予め定めた電圧よりも低下したとき、応答検知信号を生成する電圧検知回路48とからなる。即ち、親機6が、子機4または増設用インターホン機器2からの呼出に応じて、親機用端子12aに供給している電圧を低下させたか否かを検出している。
【0028】
CPU30は、子機呼出報知部、例えばメロディIC50も接続されている。このメロディIC50は、例えば子機4からの呼出があるとCPU30が判断したときに、動作させられ、メロディ音を発生し、これを増幅器18に供給する。なお、この増幅器18には、アンプ用電源52から電源が供給されている。このアンプ用電源52も、CPU30によって制御されている。
【0029】
この増設用インターホン機器2、子機4及び親機6を図2に示すように接続した状態において、増設用インターホン機器2、子機4及び親機6のいずれもが、他の機器を呼び出していない待機状態では、増設用インターホン機器2のCPU30は、開閉スイッチ31を閉じるとと共に、子機電源32に高い電圧を発生させ、この高い電圧を開閉スイッチ31、子機用端子10a、線路を介して子機4に供給している。また、親機6が同様に発生している高い電圧が、線路、親機用端子12aを介して整流回路46に供給されている。但し、高い電圧であるので、電圧検知回路48は、応答検知信号をCPU30には、供給していない。
【0030】
この待機状態において、子機4が呼出操作をを行うと、図2(c)に示すように増設用インターホン機器2及び親機6で呼出が行われる。即ち、子機4での呼出操作によって、子機用端子10aの電圧が一定期間、低下し、この電圧の低下が子機電圧検知回路36で検知され、電圧低下検知信号をCPU30に供給する。これによって、CPU30は、メロディIC50を動作させ、メロディ音を発生させる。このメロディ音は、増幅器18によって増幅され、ハイブリッドトランス22に供給される。従って、メロディ音はスピーカ20に供給されるので、増設用インターホン機器2において、子機4からの呼出があることが分かる。
【0031】
一方、CPU30は、開閉スイッチ28、26を閉成するので、ハイブリッドトランス22からメロディ音は、親機用端子12a及び線路を介して親機6に供給され、親機6において子機4からの呼出があることが分かる。
【0032】
同時に、CPU30は、子機用電源32からの電圧を低下させる。これによって子機4に供給される電圧が低下する。
【0033】
この子機4からの呼出がある状態で、例えば増設用インターホン機器2の送受話器21を取り上げると、送受話器オン/オフ検知回路38が送受話器オフ信号をCPU30に供給する。このときCPU30は、メロディIC50を停止させ、開閉スイッチ26を開放し、開閉スイッチ24、28を閉成する。これによってハイブリッドトランス22が子機用端子10aに接続されるので、子機4と増設用インターホン機器2との間で、図2(a)に示すように通話が行える。
【0034】
子機4からの呼出がある状態で、親機6がそれの送受話器7を取り上げると、親機用端子12aの電圧が低下し、この電圧の低下を電圧検知回路48が検出し、親機応答検知信号をCPU30に供給する。これによって、CPU30は、開閉スイッチ24、26を閉成し、開閉スイッチ28を開放し、親機用端子12aと子機用端子10aとを接続し、子機4と親機6との間で通話が可能な状態とする。このとき、子機4への電源は、親機6から親機用端子12a、開閉スイッチ24、26、子機用端子10a、線路を介して供給されるので、同時に開閉スイッチ31を開放する。また、CPU30はメロディIC50を停止させる。
【0035】
上記のように子機4と増設用インターホン機器2とが通話している状態において、親機6が送受話器7を取り上げると、親機用端子12aの電圧が低下し、電圧検知回路48が親機応答検知信号をCPU30に供給する。このとき、CPU30には、電圧検知回路48からの親機応答検知信号と、送受話器オン/オフ検知回路38からの送受話器オフ信号とが同時に供給されている。従って、CPU30は、開閉スイッチ24、26、28を閉成して、子機4と親機6と増設用インターホン機器2とで、通話ができる状態にする。このとき、開閉スイッチ31は開放される。
【0036】
逆に子機4と親機6とが通話している状態において、増設用インターホン機器2の送受話器21を取ると、送受話器オン/オフ検知回路38からの送受話器オフ信号がCPU30に供給され、CPU30には、電圧検知回路48からの親機応答検知信号と、送受話器オン/オフ検知回路38からの送受話器オフ信号とが同時に供給される。従って、CPU30は、開閉スイッチ24、26、28を閉成して、子機4と親機6と増設用インターホン機器2とで、通話ができる状態にする。このとき、開閉スイッチ31は既に開放されているので、このスイッチ31の開放は行われない。
【0037】
また、待機状態において、増設用インターホン機器2から親機6を呼び出す場合、親機呼出スイッチ40を操作する。これによって、CPU30は、親機呼出回路42を作動させて、親機用端子12aに親機6から供給されている電圧を、例えば一定期間、低下させる。この電圧の低下が親機6によって検出され、親機6のメロディICが動作し、親機6に呼出があることが報知される。
【0038】
このメロディICの作動によって呼出があることが分かった親機6で、送受話器7を取り上げると、親機6が親機用端子12aに供給されている電圧を低下させる。この低下が電圧検知回路48によって検知され、親機応答検知信号がCPU30に供給される。
【0039】
そして、増設用インターホン機器2において、送受話器21を取ると、送話器オン/オフ検出回路38が送受話器オフ信号をCPU30に供給する。即ち、子機4との通話が行われていない状態で、親機応答検知信号と送受話器オフ信号とがCPU30に供給されているので、CPU30は、開閉スイッチ28、26を閉成することにより、ハイブリッドトランス22と親機用端子12aとを接続する。よって親機6と増設用インターホン機器2との間で内線通話が可能となる。
【0040】
また、待機状態において、親機6が増設用インターホン機器2を呼び出そうと、親機6の送受話器7を取り上げると、親機用端子12aの電圧が低下し、電圧検知回路48が親機応答検知信号をCPU30に供給する。このとき、CPU30は、内線呼出信号を増幅器18に供給する。この内線呼出信号が増幅器18で増幅され、ハイブリッドトランス22からスピーカ20に供給され、親機6からの呼出があることを増設用インターホン機器2で知ることができる。この呼出に応答するため、増設用インターホン機器2の送受話器21を取り上げると、送話器オン/オフ検出回路38が送受話器オフ信号をCPU30に供給する。即ち、子機4との通話が行われていない状態で、親機応答検知信号と送受話器オフ信号とがCPU30に供給されているので、CPU30は、開閉スイッチ28、26を閉成することにより、ハイブリッドトランス22と親機用端子12aとを接続する。よって親機6と増設用インターホン機器2との間で内線通話が可能となる。
【0041】
なお、増設用インターホン機器2と親機6との間で内線通話が行われているとき、子機4から呼出が行われると、子機電圧検知回路36から電圧低下検知信号がCPU30に供給され、CPU30はメロディIC50を作動させる。このメロディICのメロディ音は、増幅器18、ハイブリッドトランス22を介してスピーカ20に供給されると共に、ハイブリッドトランス22から開閉スイッチ28、26、親機用端子12aを介して親機6に供給され、増設用インターホン機器2、親機6に子機4から呼出があることを報知する。一定時間後に、メロディIC50が停止され、開閉スイッチ24が閉じられ、子機4と、増設用インターホン機器2、親機6との間で通話が可能となる。このとき、開閉スイッチ31が開放される。
【0042】
このように増設用インターホン機器2を設けることによって、子機4及び親機6になんら改造することなく、子機4、親機6及び増設用インターホン機器2の間で通話をすることができる。
【0043】
上記の実施の形態では、子機4からの呼出は、子機用端子10aの電圧を一定期間低下させることによって行ったが、例えば非可聴周波数の信号を子機用端子10aに線路を介して供給するようにしてもよい。その場合、親機呼出回路42も、子機4が発生する非可聴周波数信号と同一の信号を発生するように構成する。また、親機6から増設用インターホン機器2の呼出しがあったとき、CPU30が内線呼出信号を発生したが、内線呼出信号発生器を別に設け、CPU30から信号を受けたとき動作するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の増設用インターホン機器では、子機からの呼出信号を子機呼出検出部が検出したとき、子機呼出検出部が呼出信号を検出したとき、子機からの呼出信号に相当する呼出信号を親機呼出部が親機に送出し、親機から供給されている電圧が変化したとき、呼出応答部が親機応答信号を生成し、親機応答信号が供給されたとき、信号経路に、親機と子機とを接続させるので、増設用インターホン機器を設けていても、親機と子機とにはなんら改造を施すことなく、親機と子機との間で通話をすることができる。さらに、増設用インターホン機器では、子機からの呼出信号を子機呼出検出部が検出したとき、子機呼出報知部が子機からの呼出があることを報知し、この報知に基づいて、送受話作動部が操作されると、操作信号が送受話作動部によって送出され、信号経路が、送受話部と子機とを接続させるので、子機と増設用インターホン機器との間でも通話が行える。このとき、子機にはなんら改造は不要である。
【0048】
請求項2記載の発明によれば、子機と、これに線路を介して接続されている親機との間に、増設用機器を設けても、子機と親機、子機と増設用機器との間で通話を行うことができ、しかも親機も子機もなんら改造する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態の増設用インターホン機器のブロック図である。
【図2】図1の増設用インターホン機器と親機と子機との接続を示す図である。
【符号の説明】
2 増設用機器
4 子機
6 親機
10a 10b 子機用端子
12a 12b 親機用端子
14 送受話部
24 26 28 開閉スイッチ(信号経路)
30 CPU(信号経路制御部)
36 子機電圧検知回路(子機呼出検知部)
38 送受話器オン/オフ検出回路(送受話作動部)
40 親機呼出スイッチ(親機呼出操作部)
42 親機呼出回路(親機呼出部)
44 応答検出部(呼出応答部)
50 メロディIC(子機呼出報知部)
Claims (2)
- 呼出操作部の操作によって親機に対する呼出信号を生成する子機と、通話態勢に入ると前記子機に供給する電圧を変化させる前記親機との間に、設けられる増設用インターホンであって、
マイクロホン及びスピーカを有する送受話部と、
前記子機に線路を介して接続される子機用端子と、
前記親機に線路を介して接続される親機用端子と、
前記子機用端子と前記親機用端子と前記送受話部とを切換接続する信号経路と、
この信号経路を制御する信号経路制御部と、
前記子機用端子に接続され、前記子機からの前記呼出信号を検出したとき、呼出検出信号を前記信号経路制御部に供給する子機呼出検出部と、
前記信号経路制御部からの指示によって作動する子機呼出報知部と、
前記信号経路制御部からの指示によって前記親機に前記呼出信号に相当する親機用呼出信号を送出する親機呼出部と、
前記親機用端子に接続され、前記親機から前記親機用端子に供給されている電圧が変化したとき、親機応答信号を前記信号経路制御部に供給する呼出応答部と、
前記送受話部を作動させるときに操作され、操作信号を前記信号経路制御部に供給する送受話作動部とを、
具備し、
前記信号経路制御部は、
前記呼出検出信号が供給されたとき、前記子機呼出報知部に指示を与えて作動させると共に、前記親機呼出部に指示を与えて前記親機用呼出信号を送出させる呼出状態とし、
この呼出状態において前記親機応答信号が供給されると、前記信号経路に、前記親機用端子と子機用端子とを接続させて第1通話状態とし、
前記呼出状態において前記操作信号が供給されると、前記信号経路に、前記送受話部と前記子機用端子とを接続させて第2通話状態とし、
第1通話状態において前記操作信号が供給されると、前記信号経路に、互いに接続されている前記親機用端子と前記子機用端子とに前記送受話部を接続させ、
第2通話状態において前記親機応答信号が供給されると、前記信号経路に、互いに接続されている前記子機用端子と前記送受話部とに前記親機用端子を接続させる増設用インターホン機器。 - 子機と、この子機に線路を介して接続されている親機とを、有し、前記子機は、前記親機を呼び出す呼出信号を前記線路に供給する呼出信号生成回路を有し、前記親機は、前記線路を介して前記子機に供給する子機用の電源を有し、前記子機に応答するとき、前記電源の電圧を第1の電圧から第2の電圧に変更し、
さらに、前記子機と前記親機の間の前記線路に増設用機器を設け、該増設用機器は、
マイクロホンとスピーカとを有する送受話部と、
子機用端子と、
親機用端子と、
接続切換部と、
前記子機用端子に接続され、前記子機からの呼出信号を検出したとき、呼出検出信号を前記接続切換部に供給する呼出検出部と、
前記接続切換部の指示に応動して前記呼出信号に相当する前記呼出信号に相当する親機用呼出信号を前記親機用端子に供給する親機呼出部と、
前記親機用端子に接続され、前記親機からの電圧が第1の電圧から第2の電圧に変化したとき、親機応答検出信号を前記接続切換部に供給する親機応答検出部と、
前記接続切換部からの指示に応動して作動する子機呼出報知部と、
前記送受話部による通話を開始させるとき、操作によって操作信号を前記接続切換部に供給する操作部とを、
具備し、
前記接続切換部は、前記呼出検出信号が供給されたとき、前記子機呼出報知部に指示を与えて作動させると共に、前記親機呼出報知部に指示を与えて前記親機用呼出信号を送出させる呼出状態とし、この呼出状態において前記親機応答信号が供給されると前記親機用端子と子機用端子とを接続して第1の通話状態とし、前記呼出状態において前記操作信号が供給されると前記送受話部と前記子機用端子とを接続して第2通話状態とし、第1の通話状態において前記操作信号が供給されると接続されている前記親機用端子と前記子機用端子とに前記送受話部を接続し、第2の通話状態において前記親機応答信号が供給されると接続されている前記子機用端子と前記送受話部とに前記親機用端子を接続するインターホン。
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