JP2005348333A - インターホン装置 - Google Patents

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Aiichiro Kuwayama
愛一郎 桑山
Naoyuki Toyama
尚之 外山
Yuichi Kayano
裕一 茅野
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Abstract

【課題】 呼出ボタンを押下していない待機状態には、親機および子機の電力消費をゼロにして装置の省電力化を実現するインターホン装置を提供する。
【解決手段】 呼出ボタン11、子機通話回路12を備えた子機3と、電源起動/停止手段4、親機電源回路5、親機制御手段6、給電回路7、親機通話回路8、呼出音生成回路9および通話ボタン10を備えた親機2と、親機2と子機3間を接続する接続線とから構成し、呼出ボタン11の操作で電源起動/停止手段4を起動して親機2および子機3を動作させ、通話終了後に通話ボタン10の操作で電源起動/停止手段4を停止して親機2および子機3への外部直流電源VCを遮断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は子機と親機を接続線で接続し、子機の呼出ボタンを操作して親機を呼び出し、子機および親機相互間で通話を行うインターホン装置に係り、特に呼出ボタンを押下していない待機状態に装置を駆動する直流電源の消費電力をゼロにして省電力化を実現するインターホン装置に関する。
従来のインターホン装置において、呼出ボタンを押下していない待機状態では、親機の直流電源回路、呼出検知回路などを動作させ、親機から子機の呼出ボタン(呼出スイッチの接点間)に直流電源を印加し、子機の呼出ボタンを押下すると、呼出ボタンに印加された直流電源(直流電圧)が変化(低下)したことを親機の呼出検知回路で検知し、親機の呼出音を鳴動させ、呼出音を聞いた室内の住居人が親機を応答操作して子機と親機間で通話するように構成される。
通話が終了して室内の住居人が親機の終了操作により、再度待機状態に戻る。
また、従来のインターホン装置は、「特許文献1」(ドアホン装置)に開示されているように、子機の呼出ボタン(呼出回路)に、親機に配置した太陽電池から電源を供給するように構成されているものが知られている。
特開2001−285498号公報
従来のインターホン装置は、呼出ボタンを押下していない待機状態でも、親機の直流電源回路、呼出検知回路などを動作させているため、通話時間が短い場合でも待機時間が長くなると、装置の総消費電力が多くなって省エネルギー化を実現できない課題がある。
また、「特許文献1」に開示されたインターホン装置は、待機時に呼出ボタン(呼出回路)に、太陽電地から電源を供給するため、親機の電力消費は低減できるが、太陽電池のコストアップを招くという課題が生じる。
この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は呼出ボタンを押下していない待機状態には、親機および子機の電力消費をゼロにして装置の省電力化を実現するインターホン装置を提供することにある。
前記課題を解決するためこの発明に係るインターホン装置は、子機と親機を接続線で接続し、子機の呼出ボタンを操作することにより、親機を呼び出し、子機および親機相互間で通話を行うインターホン装置であって、子機の呼出ボタンの操作をトリガーにして直流電源を起動し、親機および子機を動作させるとともに、親機の通話の終了動作をトリガーにして直流電源を停止し、親機および子機の動作を停止させる電源起動/停止手段を備え、装置の待機状態には電力消費をゼロにすることを特徴とする。
この発明に係るインターホン装置は、子機と親機を接続線で接続し、子機の呼出ボタンを操作することにより、親機を呼び出し、子機および親機相互間で通話を行うインターホン装置であって、子機の呼出ボタンの操作をトリガーにして直流電源を起動し、親機および子機を動作させるとともに、親機の通話の終了動作をトリガーにして直流電源を停止し、親機および子機の動作を停止させる電源起動/停止手段を備え、装置の待機状態には電力消費をゼロにするので、インターホンの使われない長い待機状態の電力消費をゼロにすることができる。
また、この発明に係るインターホン装置は、子機と親機を呼出用接続線と通話用接続線で接続し、子機は、呼出用接続線に接続し、親機を呼び出す呼出ボタン、通話用接続線に接続する子機通話回路を備え、親機は、通電時呼出手段および終了パルス発生手段を有する親機制御手段、直流電源を発生する親機電源回路、子機に直流電源を供給するとともに、通話信号を直流電源に重畳する通話信号路を形成する給電回路、親機通話回路、呼出音信号を生成する呼出音生成回路、通話を終了する通話終了手段、電源起動/停止手段を備えたことを特徴とする。
この発明に係るインターホン装置は、子機と親機を呼出用接続線と通話用接続線で接続し、子機は、呼出用接続線に接続し、親機を呼び出す呼出ボタン、通話用接続線に接続する子機通話回路を備え、親機は、通電時呼出手段および終了パルス発生手段を有する親機制御手段、直流電源を発生する親機電源回路、子機に直流電源を供給するとともに、通話信号を直流電源に重畳する通話信号路を形成する給電回路、親機通話回路、呼出音信号を生成する呼出音生成回路、通話を終了する通話終了手段、電源起動/停止手段を備えたので、呼出ボタンを操作して電源起動/停止手段を起動することにより、親機電源回路を動作させて親機を呼び出し、子機も動作させて通話状態にするとともに、通話終了手段が終了動作して電源起動/停止手段を停止することにより、親機電源回路を停止させて装置の電力消費をゼロにすることができる。
さらに、この発明に係る電源起動/停止手段は、セット巻線およびリセット巻線を有する2巻線ラッチングリレーで構成し、呼出ボタンの操作により呼出用接続線を介してセット巻線に呼出電流を流し、2巻線ラッチングリレーをオン状態に保持して直流電源を起動するとともに、通話の終了動作によりリセット巻線に終了パルスを供給して2巻線ラッチングリレーをオフ状態に復旧し、直流電源を停止することを特徴とする。
この発明に係る電源起動/停止手段は、セット巻線およびリセット巻線を有する2巻線ラッチングリレーで構成し、呼出ボタンの操作により呼出用接続線を介してセット巻線に呼出電流を流し、2巻線ラッチングリレーをオン状態に保持して直流電源を起動するとともに、通話の終了動作によりリセット巻線に終了パルスを供給して2巻線ラッチングリレーをオフ状態に復旧し、直流電源を停止するので、呼出ボタンの操作で装置を動作状態にし、通話の終了動作で装置を待機状態にすることができる。
また、この発明に係るインターホン装置は、子機と親機を通話用接続線で接続し、子機は、親機を呼び出す呼出ボタン、呼出ボタンと並列接続した電源起動手段、電源起動手段に起動信号を供給する子機制御手段、親機と通話を行う子機通話回路、子機通話回路および子機制御手段に直流電源を供給する子機電源回路、通話信号を重畳する子機通話重畳手段を備え、親機は、電源停止手段、通電時呼出手段および終了信号発生手段を有する親機制御手段、子機と通話を行う親機通話回路、呼出信号を生成する呼出音生成回路、親機通話回路および親機制御手段に直流電源を供給する親機電源回路、通話信号を重畳する親機通話重畳手段、通話を終了する通話終了手段を備え、電源停止手段と、親機電源回路と、親機通話重畳手段と、子機電源回路と、電源起動手段と並列接続した呼出ボタンと、子機通話重畳手段を直列に接続したことを特徴とする。
この発明に係るインターホン装置は、子機と親機を通話用接続線で接続し、子機は、親機を呼び出す呼出ボタン、呼出ボタンと並列接続した電源起動手段、電源起動手段に起動信号を供給する子機制御手段、親機と通話を行う子機通話回路、子機通話回路および子機制御手段に直流電源を供給する子機電源回路、通話信号を重畳する子機通話重畳手段を備え、親機は、電源停止手段、通電時呼出手段および終了信号発生手段を有する親機制御手段、子機と通話を行う親機通話回路、呼出信号を生成する呼出音生成回路、親機通話回路および親機制御手段に直流電源を供給する親機電源回路、通話信号を重畳する親機通話重畳手段、通話を終了する通話終了手段を備え、電源停止手段と、親機電源回路と、親機通話重畳手段と、子機電源回路と、電源起動手段と並列接続した呼出ボタンと、子機通話重畳手段を直列に接続したので、呼出ボタンの操作により親機電源回路および子機電源回路の直列閉回路が形成され、親機および子機が動作状態となり、通話終了手段の終了動作により電源停止手段をオープン状態にして親機電源回路および子機電源回路の直列閉回路が直流電源から切り離され、親機および子機が待機状態になるため、親機と子機を通話接続線の2線接続にしても装置の動作と待機状態を実現することができる。
さらに、この発明に係る子機は、子機通話重畳手段に代えて通話信号を送受信する子機無線送受信回路を備え、親機は、親機通話重畳手段に代えて通話信号を送受信する親機無線送受信回路を備え、子機と親機間で無線通話することを特徴とする。
この発明に係る子機は、子機通話重畳手段に代えて通話信号を送受信する子機無線送受信回路を備え、親機は、親機通話重畳手段に代えて通話信号を送受信する親機無線送受信回路を備え、子機と親機間で無線通話するので、親機と子機を接続し、直流電源と通話信号を重畳する2線の通話用接続線に、通話信号を重畳する必要がなく、親機および子機の双方からトランスなどの通話重畳回路を削除することができる。
また、この発明に係る電源起動/停止手段は、子機に設けた起動巻線を有する電源起動手段と、親機に設けた解除巻線を有する電源停止手段とで構成することを特徴とする。
この発明に係る電源起動/停止手段は、子機に設けた起動巻線を有する電源起動手段と、親機に設けた解除巻線を有する電源停止手段とで構成するので、呼出ボタンを操作することにより電源起動手段をオン状態にして装置に直流電源を供給して通話状態にし、通話の終了動作により電源停止手段をオフ状態にして装置への直流電源を停止して待機状態にすることができる。
さらに、この発明に係る電源起動手段は、ノーマルブレーク接点構成の1メークリレーで構成し、電源停止手段は、ノーマルメーク接点構成の1ブレークリレーで構成したことを特徴とする。
この発明に係る電源起動手段は、ノーマルブレーク接点構成の1メークリレーで構成し、電源停止手段は、ノーマルメーク接点構成の1ブレークリレーで構成したので、一般的な1メーク接点リレーと1ブレーク接点リレーで装置の動作状態および電力消費がゼロの待機状態を実現することができる。
また、この発明に係る子機は、電源起動手段に代えて起動信号および終了信号で動作するリレー回路と、起動信号発生手段および終了信号発生手段を有する子機制御手段と、終了信号発生手段に終了信号を供給する子機制御信号重畳手段を備え、親機は、電源停止手段に代えて通話の終了信号を子機に送信する親機制御信号重畳手段を備えたことを特徴とする。
この発明に係る子機は、電源起動手段に代えて起動信号および終了信号で動作するリレー回路と、起動信号発生手段および終了信号発生手段を有する子機制御手段と、終了信号発生手段に終了信号を供給する子機制御信号重畳手段を備え、親機は、電源停止手段に代えて通話の終了信号を子機に送信する親機制御信号重畳手段を備えたので、親機の親機制御信号重畳手段(トランス)から装置の動作を停止する終了信号を子機に送信し、子機の子機制御信号重畳手段(トランス)で終了信号を受信してリレー回路をオフ状態にして装置の動作を停止することができる。
さらに、この発明に係る電源起動/停止手段は、子機に設けた起動信号および終了信号で動作するリレー回路と、起動信号発生手段および終了信号発生手段を有する子機制御手段と、終了信号発生手段に終了信号を供給する子機制御信号重畳手段と、親機に設けた通話の終了信号を子機に送信する親機制御信号重畳手段とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る電源起動/停止手段は、子機に設けた起動信号および終了信号で動作するリレー回路と、起動信号発生手段および終了信号発生手段を有する子機制御手段と、終了信号発生手段に終了信号を供給する子機制御信号重畳手段と、親機に設けた通話の終了信号を子機に送信する親機制御信号重畳手段とを備えたので、子機側で装置の直流電源の投入または切断をリレー回路で実行し、親機側で親機制御信号重畳手段(トランス)から終了信号を子機の子機制御信号重畳手段(トランス)に送信してリレー回路をオフさせることにより、呼出ボタンの操作で装置を動作状態にし、通話の終了動作で装置を待機状態にすることができる。
この発明に係るインターホン装置は、子機と親機を接続線で接続し、子機の呼出ボタンを操作することにより、親機を呼び出し、子機および親機相互間で通話を行うインターホン装置であって、子機の呼出ボタンの操作をトリガーにして直流電源を起動し、親機および子機を動作させるとともに、親機の通話の終了動作をトリガーにして直流電源を停止し、親機および子機の動作を停止させる電源起動/停止手段を備え、装置の待機状態には電力消費をゼロにするので、インターホンの使われない長い待機状態の電力消費をゼロにすることができ、省エネをアピールすることができる。
また、この発明に係るインターホン装置は、子機と親機を呼出用接続線と通話用接続線で接続し、子機は、呼出用接続線に接続し、親機を呼び出す呼出ボタン、通話用接続線に接続する子機通話回路を備え、親機は、通電時呼出手段および終了パルス発生手段を有する親機制御手段、直流電源を発生する親機電源回路、子機に直流電源を供給するとともに、通話信号を直流電源に重畳する通話信号路を形成する給電回路、親機通話回路、呼出音信号を生成する呼出音生成回路、通話を終了する通話終了手段、電源起動/停止手段を備えたので、呼出ボタンを操作して電源起動/停止手段を起動することにより、親機電源回路を動作させて親機を呼び出し、子機も動作させて通話状態にするとともに、通話終了手段が終了動作して電源起動/停止手段を停止することにより、親機電源回路を停止させて装置の電力消費をゼロにすることができ、省エネを実現して電力消費の経済化を図ることができる。
さらに、この発明に係る電源起動/停止手段は、セット巻線およびリセット巻線を有する2巻線ラッチングリレーで構成し、呼出ボタンの操作により呼出用接続線を介してセット巻線に呼出電流を流し、2巻線ラッチングリレーをオン状態に保持して直流電源を起動するとともに、通話の終了動作によりリセット巻線に終了パルスを供給して2巻線ラッチングリレーをオフ状態に復旧し、直流電源を停止するので、呼出ボタンの操作で装置を動作状態にし、通話の終了動作で装置を待機状態にすることができ、単純な構成で装置の低電力消費化を図ることができる。
また、この発明に係るインターホン装置は、子機と親機を通話用接続線で接続し、子機は、親機を呼び出す呼出ボタン、呼出ボタンと並列接続した電源起動手段、電源起動手段に起動信号を供給する子機制御手段、親機と通話を行う子機通話回路、子機通話回路および子機制御手段に直流電源を供給する子機電源回路、通話信号を重畳する子機通話重畳手段を備え、親機は、電源停止手段、通電時呼出手段および終了信号発生手段を有する親機制御手段、子機と通話を行う親機通話回路、呼出信号を生成する呼出音生成回路、親機通話回路および親機制御手段に直流電源を供給する親機電源回路、通話信号を重畳する親機通話重畳手段、通話を終了する通話終了手段を備え、電源停止手段と、親機電源回路と、親機通話重畳手段と、子機電源回路と、電源起動手段と並列接続した呼出ボタンと、子機通話重畳手段を直列に接続したので、呼出ボタンの操作により親機電源回路および子機電源回路の直列閉回路が形成され、親機および子機が動作状態となり、通話終了手段の終了動作により電源停止手段をオープン状態にして親機電源回路および子機電源回路の直列閉回路が直流電源から切り離され、親機および子機が待機状態になるため、親機と子機を通話接続線の2線接続にしても装置の動作と待機状態を実現することができ、設置工数や配線の容易さをアピールすることができる。
さらに、この発明に係る子機は、子機通話重畳手段に代えて通話信号を送受信する子機無線送受信回路を備え、親機は、親機通話重畳手段に代えて通話信号を送受信する親機無線送受信回路を備え、子機と親機間で無線通話するので、親機と子機を接続し、直流電源と通話信号を重畳する2線の通話用接続線に、通話信号を重畳する必要がなく、親機および子機の双方からトランスなどの通話重畳回路を削除することができ、通話系を簡素化して自由度を広めることができる。
また、この発明に係る電源起動/停止手段は、子機に設けた起動巻線を有する電源起動手段と、親機に設けた解除巻線を有する電源停止手段とで構成するので、呼出ボタンを操作することにより電源起動手段をオン状態にして装置に直流電源を供給して通話状態にし、通話の終了動作により電源停止手段をオフ状態にして装置への直流電源を停止して待機状態にすることができ、単純な構成で装置の低電力消費化を実現することができる。
さらに、この発明に係る電源起動手段は、ノーマルブレーク接点構成の1メークリレーで構成し、電源停止手段は、ノーマルメーク接点構成の1ブレークリレーで構成したので、一般的な1メーク接点リレーと1ブレーク接点リレーで装置の動作状態および電力消費がゼロの待機状態を実現することができる。
また、この発明に係る子機は、電源起動手段に代えて起動信号および終了信号で動作するリレー回路と、起動信号発生手段および終了信号発生手段を有する子機制御手段と、終了信号発生手段に終了信号を供給する子機制御信号重畳手段を備え、親機は、電源停止手段に代えて通話の終了信号を子機に送信する親機制御信号重畳手段を備えたので、親機の親機制御信号重畳手段(トランス)から装置の動作を停止する終了信号を子機に送信し、子機の子機制御信号重畳手段(トランス)で終了信号を受信してリレー回路をオフ状態にして装置の動作を停止することができ、待機状態で電力消費をゼロにして省エネを実現することができる。
さらに、この発明に係る電源起動/停止手段は、子機に設けた起動信号および終了信号で動作するリレー回路と、起動信号発生手段および終了信号発生手段を有する子機制御手段と、終了信号発生手段に終了信号を供給する子機制御信号重畳手段と、親機に設けた通話の終了信号を子機に送信する親機制御信号重畳手段とを備えたので、子機側で装置の直流電源の投入または切断をリレー回路で実行し、親機側で親機制御信号重畳手段(トランス)から終了信号を子機の子機制御信号重畳手段(トランス)に送信してリレー回路をオフさせることにより、呼出ボタンの操作で装置を動作状態にし、通話の終了動作で装置を待機状態にすることができ、単純な構成で装置の低電力消費化を図ることができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、本発明の基本的な技術思想は、子機の呼出ボタンを操作すると、親機および子機に直流電源を供給して親機を鳴音させて呼び出すとともに、親機と子機間で通話を実行し、親機と子機間の通話が終了した後に、親機の終了動作によって、親機および子機への直流電源供給を停止することにより、装置の待機中には、装置の電力消費をゼロにすることができるインターホン装置を提供するものである。
図1はこの発明に係るインターホン装置の一実施の形態要部ブロック構成図である。本実施の形態は、室内に設置した親機と玄関や室外に設置した子機とを3本の接続線で接続し、親機の通話回路と子機の通話回路とを給電回路を介して並列接続した構成のものである。図1において、インターホン装置1は、親機2と、子機3と、親機2と子機3を接続する呼出用接続線LC、通話用接続線L1,L2の3本の接続線から構成する。
親機2は、電源起動/停止手段4、親機電源回路5、親機制御手段6、給電回路7、親機通話回路8、呼出音生成回路9および通話終了手段を構成する通話ボタン10を備え、入力端子A1,A2間に外部電源PEを接続し、出力端子X1,B1,B2と呼出用接続線LC、通話用接続線L1,L2を介して子機3に接続する。
子機3は、呼出ボタン11、子機通話回路12を備え、接続端子Y1,F1,F2と呼出用接続線LC、通話用接続線L1,L2を介して親機2と接続する。なお、接続端子Y1は、呼出用接続線LCを介して親機2の出力端子X1と接続し、接続端子F1,F2は、それぞれ通話用接続線L1および通話用接続線L2を介して親機2の出力端子B1,B2と接続する。
電源起動/停止手段4は、2巻線ラッチングリレーで構成し、リレー接点sw1、セット巻線TSおよびリセット巻線TRを備え、リレー接点sw1の一方を入力端子A1から供給される外部直流電源VCに接続し、リレー接点sw1の他方を親機電源回路5に接続する。なお、リレー接点sw1は、ノーマルブレーク接点構成の1メーク接点で構成される。
セット巻線TSは、一端を入力端子A1から供給される外部直流電源VCに接続し、他端を抵抗器Rを介して出力端子X1に接続する。セット巻線TSに呼出電流ISを流すことにより、リレー接点sw1がブレーク状態からメーク状態になり、入力端子A1から供給される外部直流電源VCを親機電源回路5に提供する。
リセット巻線TRは、一端を親機制御手段6の終了パルス発生手段13に接続し、他端を接地(GND)に接続する。なお、終了パルス発生手段13との関係で他端を外部直流電源VCに接続する場合もある。リセット巻線TRに終了パルス発生手段13から終了パルスPTを供給することにより、リレー接点sw1がメーク状態からブレーク状態になり、親機電源回路5に提供される入力端子A1からの外部直流電源VCを遮断する。
ここで、入力端子A1,A2間に接続する外部電源PEについて説明する。外部電源PEが入力端子A1,A2間に外部直流電源VCを供給する場合(外部電源PEがACアダプタのケースも含む)、親機2は、図1に示す構成でよいが、外部電源PEが商用電源(例えば、AC100Vの交流電源)を供給する場合には、親機2内で、交流電源を直流電源に変換する。
図2は外部電源が交流電源の場合の親機内での直流電源への一変換構成図を示す。図2において、親機2は、入力端子A1,A2間に、ダイオードD1〜D4からなるダイオードブリッジDBで構成した全波整流回路と平滑コンデンサC1を備え、交流電源VACを整流して平滑した直流電源VC1を電源起動/停止手段4に供給するように構成する。
親機電源回路5は、定電圧回路で構成し、リレー接点sw1がメーク状態の時に供給される外部直流電源VCを降圧した親機直流電源VDを発生し、親機直流電源VDを親機制御手段6および給電回路7に供給する。
親機制御手段6は、マイクロプロセッサを基本に各種演算機能、処理機能、終了パルス発生手段13、通電時呼出手段14を備える。
終了パルス発生手段13は、タイマ機能、パルス発生機能を備え、親機2と子機3の通話が終了し、通話終了の通話ボタン10が操作されると、終了パルスPTを発生し、終了パルスPTをリセット巻線TRに供給する。
また、終了パルス発生手段13は、子機3から呼び出しがあって呼出音が鳴音してから、通話ボタン10が操作されない場合には、タイマ機能で所定時間を計時した後、終了パルスPTをリセット巻線TRに供給する。
終了パルス発生手段13から終了パルスPTをリセット巻線TRに供給することにより、電源起動/停止手段4のリレー接点sw1をメーク状態からブレーク状態に制御して親機2への外部直流電源VCを遮断し、親機2の動作を停止させる。
通電時呼出手段14は、子機3から呼び出しがあって電源起動/停止手段4のリレー接点sw1がブレーク状態からメーク状態になり、親機電源回路5から親機直流電源VDが供給されると、親機直流電源VDの直流電圧を検出し、直流電圧が一定の電圧値に達すると、呼出パルスPYを発生し、呼出パルスPYを呼出音生成回路9に供給する。
給電回路7は、チョークコイルなど通話信号STをシャントしないハイインピーダンスの素子で構成し、親機通話回路8および子機3の子機通話回路12に、直流電源(親機直流電源VDとほぼ等しい直流電圧値)を供給するとともに、通話信号STを直流電源に重畳する通話信号路を形成する。
通話信号路は、親機通話回路8→出力端子B1,B2→通話用接続線L1,L2→子機3の接続端子F1,F2→子機通話回路12の経路で形成し、給電回路7から通話電流ITを親機通話回路8および子機通話回路12に流すとともに、親機通話回路8および子機通話回路12間で通話信号STを伝送する。
親機通話回路8は、マイクや送話器などの音響−電気変換ユニット、スピーカや受話器などの電気−音響変換ユニット、通話信号路の2線を送話および受話の4線に変換する2線/4線変換回路等で構成し、通話信号路を介して子機3の子機通話回路12との相互間で音声通話を行う。
図3はこの発明に係る親機通話回路の一実施の形態構成図である。図3において、親機通話回路8は、マイクMC、スピーカSP、送話増幅器15、受話増幅器16、2線/4線変換回路17を備える。
親機通話回路8は、マイクMCからの送話信号を送話増幅器15で増幅し、2線/4線変換回路17、通話信号路を介して通話信号STを子機3の子機通話回路12に送信する。
また、親機通話回路8は、子機3の子機通話回路12から通話信号路を介して送信されてくる通話信号STを受信し、2線/4線変換回路17を介して受話信号を受話増幅器16で増幅し、スピーカSPから音声で出力する。
さらに、親機通話回路8は、スピーカSPの両端(aポイントおよびbポイント)または受話増幅器16の入力両端(cポイントおよびdポイント)に、呼出音生成回路9から供給される呼出音信号SYを入力し、スピーカSPから呼出音を発生する。
呼出音生成回路9は、発振回路で構成し、通電時呼出手段14から供給される呼出パルスPYに基づいて呼出音信号SYを発生し、呼出音信号SYをスピーカSPから、例えば「ピンポ〜ン」のような呼出音で出力させる。
通話終了手段を構成する通話ボタン10は、押しボタンスイッチで構成し、親機2から呼び出し(「ピンポ〜ン」の呼出音)がある場合、押下することにより、マイクMCとスピーカSPを用いた通話を可能にする。
また、通話ボタン10は、子機3との通話が終了した時点で、押下することにより、親機制御手段6の終了パルス発生手段13から呼出パルスPYを発生させ、電源起動/停止手段4のリレー接点sw1をメーク状態からブレーク状態にし、親機電源回路5への外部直流電源VCを遮断して通話を終了させるとともに、親機2の動作を停止させる。
なお、本実施の形態では、親機通話回路8にマイクMCおよびスピーカSPを設け、呼出音をスピーカSPから出力するとともに、通話の開始および終了を通話ボタン10の操作で行うように構成したが、マイクMCおよびスピーカSPに代えて送話器および受話器を有するハンドセットで構成し、通話ボタン10に代えてオンフックおよびオフフック状態を形成するフックスイッチで構成してもよい。この構成の場合、呼出音を出力するスピーカSPやサウンダを呼出音専用に設ける。
子機3の呼出ボタン11は、ノーマルブレーク接点構成の1メークのスイッチsw2で構成し、ボタンを押下している時間だけ、親機2の入力端子A1→電源起動/停止手段4のセット巻線TS→抵抗器R→出力端子X1→呼出用接続線LC→接続端子Y1→スイッチsw2→接続端子F2→通話用接続線L2→出力端子B2→接地(GND)の経路で呼出電流ISを流すことにより、親機2を呼び出す。
子機3の子機通話回路12は、接続端子F1,F2に接続し、通話用接続線L1,L2を介して子機3の出力端子B1,B2に接続された親機通話回路8と並列に接続して親機通話回路8と通話信号STを遣り取りして通話を行う。なお、子機通話回路12は、図3に示す親機通話回路8と同様な構成で、マイクMC、スピーカSP、送話増幅器15、受話増幅器16、2線/4線変換回路17を備える。
次に、インターホン装置1の起動と停止動作について説明する。インターホン装置1は、子機3の呼出ボタン11が操作されない待機状態では、電源起動/停止手段4のリレー接点sw1のブレーク状態ならびに呼出ボタン11のスイッチsw2のブレーク状態により、外部直流電源VCが親機2および子機3から切り離されており、装置の消費電力はゼロの状態にある。
インターホン装置1の起動時には、訪問者が子機3の呼出ボタン11を押下すると、セット巻線TSに呼出電流ISが流れてリレー接点sw1がブレーク状態からメーク状態に移行し、電源起動/停止手段4(ラッチングリレー)が起動状態になり、電源起動/停止手段4(ラッチングリレー)が起動するとラッチング作用によりリレー接点sw1がメーク状態を保持する。
電源起動/停止手段4が起動すると、親機電源回路5に外部直流電源VCが供給され、親機電源回路5から親機直流電源VDが親機制御手段6および給電回路7に供給されて親機2が動作状態となる。
親機2が動作状態になると、給電回路7を介して通話信号路が形成され、親機通話回路8および子機3の子機通話回路12が通話可能な状態になり、この時点で子機3も動作状態となる。
一方、親機制御手段6が動作状態になると、通電時呼出手段14から呼出パルスPYが呼出音生成回路9に供給され、呼出音生成回路9から呼出音信号SYが親機通話回路8に供給されて呼出音が鳴音する。室内の居住者が通話ボタン10を操作して呼出音に応答することにより、親機2と子機3の通話ができる。
インターホン装置1の停止時には、親機2と子機3の通話が終了し、室内の居住者が通話ボタン10を操作すると、親機制御手段6の終了パルス発生手段13から終了パルスPTがリセット巻線TRに供給され、リレー接点sw1がメーク状態からブレーク状態に移行し、電源起動/停止手段4(ラッチングリレー)が停止状態になり、親機電源回路5への外部直流電源VCの供給が遮断され、親機2および子機3の動作が停止してインターホン装置1が停止状態となる。
このように、この発明に係るインターホン装置1は、子機3と親機2を呼出用接続線LCと通話用接続線L1,L2で接続し、子機3は、呼出用接続線LCに接続し、親機2を呼び出す呼出ボタン11、通話用接続線L1,L2に接続する子機通話回路12を備え、親機2は、通電時呼出手段14および終了パルス発生手段13を有する親機制御手段6、直流電源(親機直流電源VD)を発生する親機電源回路5、子機3に直流電源を供給するとともに、通話信号STを直流電源に重畳する通話信号路を形成する給電回路7、親機通話回路8、呼出音信号SYを生成する呼出音生成回路9、通話を終了する通話終了手段(通話ボタン10)、電源起動/停止手段4を備えたので、呼出ボタン11を操作して電源起動/停止手段4を起動することにより、親機電源回路5を動作させて親機2を呼び出し、子機3も動作させて通話を状態にするとともに、通話ボタン10を操作して電源起動/停止手段4を停止することにより、親機電源回路5を停止させて装置1の電力消費をゼロにすることができ、省エネを実現して電力消費の経済化を図ることができる。
また、この発明に係る電源起動/停止手段4は、セット巻線TSおよびリセット巻線TRを有する2巻線ラッチングリレーで構成し、呼出ボタン10の操作により呼出用接続線LCを介してセット巻線TSに呼出電流ISを流し、2巻線ラッチングリレーをオン状態に保持して直流電源(親機電源回路5)を起動するとともに、通話の終了動作(通話ボタン10の押下)によりリセット巻線TRに終了パルスPTを供給して2巻線ラッチングリレーをオフ状態に復旧し、直流電源(外部直流電源VC)を停止するので、呼出ボタン10の操作で装置1を動作状態にし、通話の終了操作で装置1を待機状態にすることができ、単純な構成で装置の低電力消費化を図ることができる。
図4はこの発明に係るインターホン装置の別実施の形態要部ブロック構成図である。本実施の形態は、室内に設置した親機と玄関や室外に設置した子機とを2本の接続線で接続し、親機と子機を直列接続した構成のものである。図4において、インターホン装置18は、親機19と、子機20と、親機19と子機20を接続する通話用接続線L1,L2の2本の接続線から構成する。
親機19は、電源停止手段21、親機電源回路22、親機制御手段23、親機通話回路24、親機通話重畳手段27、呼出音生成回路9、通話終了手段を構成する通話ボタン10、通話信号STのバイパス用コンデンサC2,C3を備え、入力端子A1,A2間に外部電源PEを接続し、出力端子B1,B2と2本の通話用接続線L1,L2を介して子機3に接続する。
子機20は、呼出ボタン11、電源起動手段28、子機電源手段29、子機制御手段30、子機通話回路31、子機通話重畳手段33、通話信号STのバイパス用コンデンサC4を備え、接続端子F1,F2とそれぞれ通話用接続線L1,L2を介して親機19を直列に接続する。
まず、親機19の構成について説明する。電源停止手段21は、1巻線のNCリレーで構成し、リレー接点sw3、解除巻線TJを備え、リレー接点sw3の一方を入力端子A1から供給される外部直流電源VCに接続し、リレー接点sw3の他方を親機電源回路5に接続する。なお、リレー接点sw3は、ノーマルメーク接点構成の1ブレーク接点で構成される。リレー接点sw3は、インターホン装置18が動作していない待機状態には、メーク状態にある。
解除巻線TJは、一端を親機制御手段23の終了信号発生手段25に接続し、他端を接地(GND)に接続する。解除巻線TJに終了信号発生手段25から終了信号SUを供給することにより、リレー接点sw3がメーク状態からブレーク状態になり、親機電源回路22に提供される入力端子A1からの外部直流電源VCを遮断する。
親機電源回路22は、定電圧回路で構成し、子機20の呼出ボタン11が押下された時に供給される外部直流電源VCを降圧した親機直流電源VD1を発生し、親機直流電源VD1を親機制御手段23および親機通話回路24に供給する。
親機制御手段23は、マイクロプロセッサを基本に各種演算機能、処理機能、終了信号発生手段25、通電時呼出手段26を備える。
終了信号発生手段25は、タイマ機能、信号発生機能を備え、親機19と子機20の通話が終了し、通話終了の通話ボタン10が操作されると、終了信号SUを発生し、終了信号SUを解除巻線TJに供給する。
また、終了信号発生手段25は、子機20から呼び出しがあって呼出音が鳴音してから、通話ボタン10が操作されない場合には、タイマ機能で所定時間を計時した後、終了信号SUを解除巻線TJに供給する。
終了信号発生手段25から終了信号SUを解除巻線TJに供給することにより、電源停止手段21のリレー接点sw3をメーク状態からブレーク状態に制御して親機19への外部直流電源VCを遮断し、親機19の動作を停止させるとともに、親機19に直列接続された子機20の動作も停止させる。
通電時呼出手段26は、子機20から呼び出しがあって電源起動手段28リレー接点sw4がブレーク状態からメーク状態になり、装置1が動作して親機電源回路22から親機直流電源VD1が供給されると、親機直流電源VD1の直流電圧を検出し、直流電圧が一定の電圧値に達すると、呼出パルスPYを発生し、呼出パルスPYを呼出音生成回路9に供給する。
親機通話回路24は、図3に示す親機通話回路8と同じ構成で、マイクMC、スピーカSP、送話増幅器15、受話増幅器16、2線/4線変換回路17を備え、通話信号STを親機通話重畳手段27を介して子機20に送信するとともに、親機通話重畳手段27を介して送信されてくる子機20からの通話信号STを受信することにより、子機20との相互通話を行う。
また、親機通話回路24は、図3に示すスピーカSPの両端(aポイントおよびbポイント)または受話増幅器16の入力両端(cポイントおよびdポイント)に、呼出音生成回路9から供給される呼出音信号SYを入力し、スピーカSPから呼出音を発生する。呼出音生成回路9は、発振回路で構成し、通電時呼出手段26から供給される呼出パルスPYに基づいて呼出音信号SYを発生し、呼出音信号SYをスピーカSPから、例えば「ピンポ〜ン」のような呼出音を出力させる。
親機通話重畳手段27は、トランスT1で構成し、親機通話回路24からの通話信号STを出力端子B1、通話用接続線L1を介して子機20に送信するとともに、子機20から接続端子F1、通話用接続線L1を介して送信されてくる通話信号STを親機通話回路24に伝送して受信させる。なお、コンデンサC2,C3は、通話信号STをバイパスする。
通話ボタン10は、押しボタンスイッチで構成し、親機19から呼び出し(「ピンポ〜ン」の呼出音)がある場合、押下することにより、マイクMCとスピーカSPを用いた通話を可能にする。
また、通話ボタン10は、子機20との通話が終了した時点で、押下することにより、親機制御手段23の終了信号発生手段25から終了信号SUを発生させ、電源停止手段21のリレー接点sw3をメーク状態からブレーク状態にし、親機電源回路22への外部直流電源VCを遮断して通話を終了させるとともに、親機19および子機20の動作を停止させる。
続いて、子機20の構成について説明する。呼出ボタン11は、ノーマルブレーク接点構成の1メークのスイッチsw2で構成し、ボタンを押下している時間だけ、親機2の入力端子A1→電源停止手段21→親機電源回路22→親機通話重畳手段27(トランスT1)出力端子B1→通話用接続線L1→接続端子F1→呼出ボタン11(スイッチsw2)→子機電源手段29→子機通話重畳手段33(トランスT2)→接地(GND)の経路で直列の閉回路を形成し、親機19および子機20に電流を流して装置18を起動する。
電源起動手段28は、1巻線のリレーで構成し、リレー接点sw4、起動巻線TDを備え、リレー接点sw4の一方を接続端子F1に接続し、リレー接点sw4の他方を子機電源手段29に接続する。なお、リレー接点sw4は、ノーマルブレーク接点構成の1メーク接点で構成される。リレー接点sw4は、インターホン装置18が動作していない待機状態には、ブレーク状態にある。電源起動手段28のリレー接点sw4と呼出ボタン11は、並列に接続する。
起動巻線TDは、一端を子機制御手段30の起動信号発生手段32に接続し、他端を接地(GND)に接続する。起動巻線TDに起動信号発生手段32から起動信号SRを供給することにより、リレー接点sw4がブレーク状態からメーク状態になり、子機電源手段29に供給される直流電源が継続して保持される。
子機電源手段29は、定電圧回路で構成し、子機20の呼出ボタン11が押下された時に供給される直流電源を降圧した子機直流電源VD2を発生し、子機直流電源VD2を子機制御手段30および子機通話回路31に供給する。
子機制御手段30は、起動信号発生手段32を備える。
起動信号発生手段32は、信号発生機能を備え、呼出ボタン11が押下されて子機電源手段29から子機直流電源VD2が供給されると、起動信号SRを発生し、起動信号SRを電源起動手段28の起動巻線TDに供給する。
子機通話回路31は、図3に示す親機通話回路8と同じ構成で、マイクMC、スピーカSP、送話増幅器15、受話増幅器16、2線/4線変換回路17を備え、通話信号STを子機通話重畳手段33を介して親機19に送信するとともに、子機通話重畳手段33を介して送信されてくる親機19の通話信号STを受信することにより、親機19との相互通話を行う。
子機通話重畳手段33は、トランスT2で構成し、子機通話回路31からの通話信号STを子機電源手段29(バイパス用コンデンサC4)、電源起動手段28のリレー接点sw4、接続端子F2、通話用接続線L1を介して親機19に送信するとともに、親機19から親機通話重畳手段27(トランスT1)、出力端子B1、通話用接続線L1を介して送信されてくる通話信号STを子機通話回路31に伝送して受信させる。なお、コンデンサC4は、通話信号STをバイパスする。
次に、インターホン装置18の起動と停止動作について説明する。インターホン装置18は、子機20の呼出ボタン11が操作されない待機状態では、親機19と子機20が直列に接続され、子機20の呼出ボタン11および電源起動手段28がブレーク状態にあるために直列の閉回路が形成されず、外部直流電源VCが親機19および子機20から切り離されており、装置の消費電力はゼロの状態にある。
インターホン装置18の起動時には、訪問者が子機19の呼出ボタン11を押下すると、親機19と子機20の直列の閉回路が形成され、親機19の親機電源回路22および子機20の子機電源手段29が起動し、子機電源手段29から子機直流電源VD2が子機制御手段30の起動信号発生手段32に供給されて起動信号発生手段32が動作し、起動信号発生手段32から起動信号SRが電源起動手段28の起動巻線TDに供給されと、リレー接点sw4がブレーク状態からメーク状態に移行し、電源起動手段28が起動して親機19と子機20の直列の閉回路が保持される。
電源起動手段28が起動すると、外部直流電源VCが親機19および子機20に供給され、親機電源回路22から親機直流電源VD1が親機制御手段23および親機通話回路24に供給されて親機19が動作状態となる。
親機19の動作状態と同時に、子機電源手段29から子機直流電源VD2が子機制御手段30および子機通話回路31に供給されて子機20が動作状態となる。
一方、親機制御手段23が動作状態になると、通電時呼出手段26から呼出パルスPYが呼出音生成回路9に供給され、呼出音生成回路9から呼出音信号SYが親機通話回路24に供給されて呼出音が鳴音する。室内の居住者が通話ボタン10を操作して呼出音に応答することにより、親機19と子機20の通話ができる。
インターホン装置18の停止時には、親機19と子機20の通話が終了し、室内の居住者が通話ボタン10を操作すると、親機制御手段23の終了信号発生手段25から終了信号SUが解除巻線TJに供給され、リレー接点sw3がメーク状態からブレーク状態に移行し、電源停止手段21が停止状態になり、親機電源回路22への外部直流電源VCの供給が遮断され、親機19および子機20の直列の閉回路がオープン状態となり、親機19および子機20の動作が停止してインターホン装置18が停止状態となる。
なお、インターホン装置18は、親機19の電源停止手段21および子機20の電源起動手段28で、本発明の電源起動/停止手段を構成する。また、電源停止手段21は、親機電源回路22の親機直流電源VD1が低下するとリレー接点sw3がメーク状態(ノーマルメーク状態)に復旧し、電源起動手段28は、子機電源手段29の子機直流電源VD2が低下するとリレー接点sw4がブレーク状態(ノーマルブレーク状態)に復旧する。
このように、この発明に係るインターホン装置18は、子機20と親機19を通話用接続線L1,L2で接続し、子機20は、親機19を呼び出す呼出ボタン11、呼出ボタン11と並列接続した電源起動手段28、電源起動手段28に起動信号SRを供給する子機制御手段30、親機19と通話を行う子機通話回路31、子機通話回路31および子機制御手段30に直流電源(子機直流電源VD2)を供給する子機電源回路29、通話信号STを重畳する子機通話重畳手段33(トランスT2)を備え、親機19は、電源停止手段21、通電時呼出手段26および終了信号発生手段25を有する親機制御手段23、子機20と通話を行う親機通話回路24、呼出音信号SYを生成する呼出音生成回路9、親機通話回路24および親機制御手段23に直流電源(親機直流電源VD1)を供給する親機電源回路22、通話信号STを重畳する親機通話重畳手段27(トランスT1)、通話を終了する通話終了手段(通話ボタン10)を備え、電源停止手段21と、親機電源回路22と、親機通話重畳手段27と、子機電源回路29と、電源起動手段28と並列接続した呼出ボタン11と、子機通話重畳手段33を直列に接続したので、呼出ボタン11の操作により親機電源回路22および子機電源回路29の直列閉回路が形成され、親機19および子機20が動作状態となり、通話ボタン10の操作により電源停止手段21をオープン状態にして親機電源回路22および子機電源回路29の直列閉回路が直流電源(外部直流電源VC)から切り離され、親機19および子機20が待機状態になるため、親機19と子機20を通話用接続線L1,L2の2線接続にしても装置18の動作と待機状態を実現することができ、設置工数や配線の容易さをアピールすることができる。なお、本実施の形態では、子機20の電源起動手段28および親機19の電源停止手段21を巻線リレーによって構成したが、半導体リレーなどで構成してもよい。
図5はこの発明に係るインターホン装置の一変形実施の形態要部ブロック構成図である。図5において、インターホン装置34は、親機35と、子機36と、親機35と子機36を接続する通話用接続線L1,L2の2本の接続線から構成する。
親機35は、電源停止手段21、親機電源回路22、親機制御手段23、親機通話回路37、親機無線送受信手段38、呼出音生成回路9、通話終了手段を構成する通話ボタン10を備え、入力端子A1,A2間に外部電源PEを接続し、出力端子B1,B2と2本の通話用接続線L1,L2を介して子機36に接続する。
子機36は、呼出ボタン11、電源起動手段28、子機電源手段29、子機制御手段30、子機通話回路39、子機無線送受信手段40を備え、接続端子F1,F2とそれぞれ通話用接続線L1,L2を介して親機35を直列に接続する。
なお、インターホン装置34は、図4に示すインターホン装置18と比べて、親機19の親機通話重畳手段27に代えて通話信号STを送受信する親機無線送受信手段38を備えた点および子機20の子機通話重畳手段33に代えて通話信号STを送受信する子機無線送受信手段40を備えた点が基本的に異なる以外は同一構成、同一動作である。
親機35と子機36との間の通話系を無線で行うように構成した点が図4に示すインターホン装置18と異なるので、無線通話系について説明し、他の構成部は説明を省略する。
親機35の親機無線送受信手段38は、無線送受信手段を備え、親機通話回路37から供給される送話信号の通話信号STに変調を施し、無線通話信号MSを子機36に送信するとともに、子機36から送信されてくる無線通話信号MSを受信して復調を施し、受話信号の通話信号STを親機通話回路37に供給する。
同様に、子機36の子機無線送受信手段40は、無線送受信手段を備え、子機通話回路39から供給される送話信号の通話信号STに変調を施し、無線通話信号MSを親機35に送信するとともに、親機35から送信されてくる無線通話信号MSを受信して復調を施し、受話信号の通話信号STを子機通話回路39に供給する。
このように、この発明に係る子機36は、子機通話重畳手段33に代えて通話信号STを送受信する子機無線送受信回路40を備え、親機35は、親機通話重畳手段27に代えて通話信号STを送受信する親機無線送受信回路38を備え、子機36と親機35間で無線通話するので、親機35と子機36を接続し、直流電源VDと通話信号STを重畳する2線の通話用接続線L1,L2に、通話信号STを重畳する必要がなく、親機35および子機36の双方からトランスT1,T2などの通話重畳手段(親機通話重畳手段27および子機通話重畳手段33)を削除することができ、通話系を簡素化して自由度を広めることができる。
また、この発明に係る電源起動/停止手段は、子機20,36に設けた起動巻線TDを有する電源起動手段28と、親機19,35に設けた解除巻線TJを有する電源停止手段21とで構成するので、呼出ボタン11を操作することにより電源起動手段28をオン(メーク)状態にして装置18,34に直流電源を供給して通話状態にし、通話ボタン10を操作することにより電源停止手段21をオフ(ブレーク)状態にして装置18,34への直流電源を停止して待機状態にすることができ、単純な構成で装置の低電力消費化を実現することができる。
さらに、この発明に係る電源起動手段28は、ノーマルブレーク接点構成の1メークリレーで構成し、電源停止手段21は、ノーマルメーク接点構成の1ブレークリレーで構成したので、一般的な1メーク接点リレーと1ブレーク接点リレーで装置の動作状態および電力消費がゼロの待機状態を実現することができる。なお、本実施の形態では、子機20,36の電源起動手段28および親機19,35の電源停止手段21を巻線リレーによって構成したが、半導体リレーなどで構成してもよい。
図6はこの発明に係るインターホン装置の別変形実施の形態要部ブロック構成図である。図6において、インターホン装置41は、親機42と、子機43と、親機42と子機43を接続する通話用接続線L1,L2の2本の接続線から構成する。
親機42は、親機制御信号重畳手段44(トランスT3)、親機電源回路22、親機制御手段45、親機通話回路24、親機通話重畳手段27(トランスT1)、呼出音生成回路9、通話ボタン10を備え、入力端子A1,A2間に外部電源PEを接続し、出力端子B1,B2と2本の通話用接続線L1,L2を介して子機43に接続する。
子機43は、呼出ボタン11、電源起動/停止手段48(2巻線ラッチングリレー)、子機制御信号重畳手段49(トランスT4)、子機電源手段29、子機制御手段50、子機通話回路31を備え、接続端子F1,F2とそれぞれ通話用接続線L1,L2を介して親機42を直列に接続する。
なお、インターホン装置41は、図4に示すインターホン装置18と比べて、親機19の電源停止手段21に代えて終了信号(高周波)SHを子機43に送信する親機制御信号重畳手段44(トランスT3)を備えた点および子機20の電源起動手段28に代えて電源起動/停止手段48(2巻線ラッチングリレー)と、終話信号発生手段51および起動信号発生手段52を有する子機制御手段50と、終話信号発生手段51に終了信号(高周波)SHを供給する子機制御信号重畳手段49を備えた点が基本的に異なる以外は同一構成、同一動作である。
親機42と子機43の起動および停止の構成が図4に示すインターホン装置18と異なるので、起動および停止について説明し、他の構成部は説明を省略する。
インターホン装置41は、子機43の呼出ボタン11が操作されない待機状態では、親機42と子機43が直列に接続され、子機43の呼出ボタン11および電源起動/停止手段48がブレーク状態にあるために直列の閉回路が形成されず、外部直流電源VCが親機42および子機43から切り離されており、装置の消費電力はゼロの状態にある。
インターホン装置41の起動時には、訪問者が子機43の呼出ボタン11を押下すると、親機42と子機43の直列の閉回路が形成され、親機42の親機電源回路22および子機43の子機電源手段29が起動し、子機電源手段29から子機直流電源VD2が子機制御手段50に供給されて起動信号発生手段52が動作し、起動信号発生手段52から起動信号SRが電源起動/停止手段48の起動巻線TDに供給されると、リレー接点sw5がブレーク状態からメーク状態に移行し、電源起動/停止手段48が起動して親機42と子機43の直列の閉回路が保持される。
電源起動/停止手段48が起動すると、外部直流電源VCが親機42および子機43に供給され、親機電源回路22から親機直流電源VD1が親機制御手段45および親機通話回路24に供給されて親機19が動作状態となる。
親機42が動作状態と同時に、子機電源手段29から子機直流電源VD2が子機制御手段50および子機通話回路31に供給されて子機43が動作状態となる。
一方、親機制御手段45が動作状態になると、通話時呼出手段47から呼出パルスPYが呼出音生成回路9に供給され、呼出音生成回路9から呼出音信号SYが親機通話回路24に供給されて呼出音が鳴音する。室内の居住者が通話ボタン10を操作して呼出音に応答することにより、親機42と子機43の通話ができる。
インターホン装置41の停止時には、親機42と子機43の通話が終了し、室内の居住者が通話ボタン10を操作すると、親機制御手段45の終了信号発生手段46から終了信号(高周波)SHが親機制御信号重畳手段44(トランスT3)に供給され、終了信号(高周波)SHが親機制御信号重畳手段44(トランスT3)を介し、バイパス用コンデンサC3→親機通話重畳手段27(トランスT1)→出力端子B1→通話用接続線L1→接続端子F1→電源起動/停止手段48のリレー接点sw5の経路で子機制御信号重畳手段49(トランスT4)に供給され、子機制御信号重畳手段49(トランスT4)から子機制御手段50の終話信号発生手段51に伝送される。
終了信号(高周波)SHが終話信号発生手段51に供給され、終話信号発生手段51から終了信号SUが電源起動/停止手段48の解除巻線TJに供給されると、リレー接点sw5がメーク状態からブレーク状態に移行し、電源起動/停止手段48が停止状態になり、親機42と子機43の直列の閉回路がオープンとなり、インターホン装置41が停止状態となる。
なお、本発明に係る電源起動/停止手段は、子機43に設けた電源起動/停止手段48(2巻線ラッチングリレー)、子機制御手段50、子機制御信号重畳手段49(トランスT4)と、親機42に設けた親機制御信号重畳手段44(トランスT3)とで構成する。
このように、この発明に係る子機43は、電源起動手段に代えて起動巻線および解除巻線を有する2巻線ラッチングリレー(電源起動/停止手段48)と、起動信号発生手段51および終了信号発生手段52を有する子機制御手段50と、終了信号発生手段52に終了信号SHを供給する子機制御信号重畳手段49(トランスT4)を備え、親機42は、電源停止手段に代えて通話の終了信号SHを子機43に送信する親機制御信号重畳手段44(トランスT3)を備えたので、親機42の親機制御信号重畳手段44(トランス3)から装置41の動作を停止する終了信号SHを子機43に送信し、子機43の子機制御信号重畳手段49(トランスT4)で終了信号SHを受信してラッチングリレー(電源起動/停止手段48)をオフ状態にして装置41の動作を停止することができ、待機状態で電力消費をゼロにして省エネを実現することができる。
また、この発明に係る電源起動/停止手段は、子機43に設けた起動巻線TDおよび解除巻線TJを有する2巻線ラッチングリレー(電源起動/停止手段48)と、起動信号発生手段52および終了信号発生手段51を有する子機制御手段50と、終了信号発生手段51に終了信号SHを供給する子機制御信号重畳手段49(トランスT4)と、親機42に設けた通話の終了信号SHを子機42に送信する親機制御信号重畳手段44(トランスT3)とを備えたので、子機側で装置の直流電源の投入または切断を2巻線ラッチングリレーで実行し、親機側で親機制御信号重畳手段44(トランスT3)から終了信号SHを子機43の子機制御信号重畳手段49(トランスT4)に送信して2巻線ラッチングリレーをオフさせることにより、呼出ボタン10の操作で装置を動作状態にし、通話の終了操作で装置を待機状態にすることができ、単純な構成で装置の低電力消費化を図ることができる。なお、本実施の形態では、子機43の電源起動/停止手段48を2巻線ラッチングリレーによって構成したが、巻線リレーやラッチングリレーに限定されることなく、半導体リレーなどで構成してもよい。
以上説明したように、この発明に係るインターホン装置1,18,34,41は、子機3,20,36,43と親機2,19,35,42を接続線(呼出用接続線LC,通話用接続線L1,L2)で接続し、子機3,20,36,43の呼出ボタン10を操作することにより、親機2,19,35,42を呼び出し、子機3,20,36,43および親機2,19,35,42相互間で通話を行うインターホン装置であって、子機3,20,36,43の呼出ボタン10の操作をトリガーにして直流電源を起動し、親機2,19,35,42および子機3,20,36,43を動作させるとともに、親機2,19,35,42の通話の終了動作をトリガーにして直流電源を停止し、親機および子機の動作を停止させる電源起動/停止手段4を備え、装置の待機状態には電力消費をゼロにするので、インターホンの使われない長い待機状態の電力消費をゼロにすることができ、省エネをアピールすることができる。
本発明に係るインターホン装置は、呼出ボタンを押下していない待機状態には、親機および子機の電力消費をゼロにして装置の省電力化を実現するものであり、子機および親機間を接続線(有線)で接続するあらゆるインターホン装置に適用することができる。
この発明に係るインターホン装置の一実施の形態要部ブロック構成図 外部電源が交流電源の場合の親機内での直流電源への一変換構成図 この発明に係る親機通話回路の一実施の形態構成図 この発明に係るインターホン装置の別実施の形態要部ブロック構成図 この発明に係るインターホン装置の一変形実施の形態要部ブロック構成図 この発明に係るインターホン装置の別変形実施の形態要部ブロック構成図
符号の説明
1,18,34,41 インターホン装置
2,19,35,42 親機
3,20,36,43 子機
4,48 電源起動/停止手段
5,22 親機電源回路
6,23,45 親機制御手段
7 給電回路
8,24,37 親機通話回路
9 呼出音生成回路
10 通話ボタン(通話停止手段)
11 呼出ボタン
12 子機通話回路
13 終了パルス発生手段
14,26,47 通電時呼出手段
15 送話増幅器
16 受話増幅器
17 2線/4線変換回路
21 電源停止手段
25,46,51 終話信号発生手段
27 親機通話重畳手段
28 電源起動手段
29 子機電源手段
30,50 子機制御手段
31,39 子機通話回路
32,52 起動信号発生手段
33 子機通話重畳手段
38 親機無線送受信手段
40 子機無線送受信手段
44 親機制御信号重畳手段
49 子機制御信号重畳手段
TS セット巻線
TR リセット巻線
TD 起動巻線
T1,T2,T3,T4 トランス
TJ 解除巻線
PE 外部電源
sw1,sw3,sw4,sw5 リレー接点
sw2 スイッチsw2
R 抵抗器
C,C1,C2,C3,C4 コンデンサ
LC 呼出用接続線
L1.L2 通話用接続線
IS 呼出電流
IT 通話電流
PT 終了パルス
PY 呼出パルス
VC 外部直流電源
VD,VD1 親機直流電源
VD2 子機直流電源
ST 通話信号
MC マイク
SP スピーカ
PY 呼出パルス
SY 呼出音信号
SU 終了信号
SR 起動信号
MS 無線通話信号
SH 終了信号(高周波)

Claims (9)

  1. 子機と親機を接続線で接続し、前記子機の呼出ボタンを操作することにより、前記親機を呼び出し、前記子機および前記親機相互間で通話を行うインターホン装置であって、
    前記子機の呼出ボタンの操作をトリガーにして直流電源を起動し、前記親機および前記子機を動作させるとともに、前記親機の通話の終了動作をトリガーにして直流電源を停止し、前記親機および前記子機の動作を停止させる電源起動/停止手段を備え、装置の待機状態には電力消費をゼロにすることを特徴とするインターホン装置。
  2. 前記子機と前記親機を呼出用接続線と通話用接続線で接続し、前記子機は、前記呼出用接続線に接続し、前記親機を呼び出す前記呼出ボタン、前記通話用接続線に接続する子機通話回路を備え、前記親機は、通電時呼出手段および終了パルス発生手段を有する親機制御手段、前記直流電源を発生する親機電源回路、前記子機に直流電源を供給するとともに、通話信号を直流電源に重畳する通話信号路を形成する給電回路、親機通話回路、呼出音信号を生成する呼出音生成回路、通話を終了する通話終了手段、前記電源起動/停止手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
  3. 前記電源起動/停止手段は、セット巻線およびリセット巻線を有する2巻線ラッチングリレーで構成し、前記呼出ボタンの操作により前記呼出用接続線を介して前記セット巻線に呼出電流を流し、前記2巻線ラッチングリレーをオン状態に保持して直流電源を起動するとともに、通話の終了動作により前記リセット巻線に終了パルスを供給して前記2巻線ラッチングリレーをオフ状態に復旧し、直流電源を停止することを特徴とする請求項1記載または請求項2記載のインターホン装置。
  4. 前記子機と前記親機を通話用接続線で接続し、前記子機は、前記親機を呼び出す呼出ボタン、前記呼出ボタンと並列接続した電源起動手段、前記電源起動手段に起動信号を供給する子機制御手段、前記親機と通話を行う子機通話回路、前記子機通話回路および前記子機制御手段に直流電源を供給する子機電源回路、通話信号を重畳する子機通話重畳手段を備え、前記親機は、電源停止手段、通電時呼出手段および終了信号発生手段を有する親機制御手段、前記子機と通話を行う親機通話回路、呼出信号を生成する呼出音生成回路、前記親機通話回路および前記親機制御手段に直流電源を供給する親機電源回路、通話信号を重畳する親機通話重畳手段、通話を終了する通話終了手段を備え、前記電源停止手段と、前記親機電源回路と、前記親機通話重畳手段と、前記子機電源回路と、前記電源起動手段と並列接続した前記呼出ボタンと、前記子機通話重畳手段と、を直列に接続したことを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
  5. 前記子機は、前記子機通話重畳手段に代えて通話信号を送受信する子機無線送受信回路を備え、前記親機は、前記親機通話重畳手段に代えて通話信号を送受信する親機無線送受信回路を備え、前記子機と前記親機間で無線通話することを特徴とする請求項4記載のインターホン装置。
  6. 前記電源起動/停止手段は、前記子機に設けた起動巻線を有する前記電源起動手段と、前記親機に設けた解除巻線を有する前記電源停止手段と、で構成することを特徴とする請求項1、請求項4記載または請求項5記載のインターホン装置。
  7. 前記電源起動手段は、ノーマルブレーク接点構成の1メークリレーで構成し、前記電源停止手段は、ノーマルメーク接点構成の1ブレークリレーで構成したことを特徴とする請求項6記載のインターホン装置。
  8. 前記子機は、前記電源起動手段に代えて起動信号および終了信号で動作するリレー回路と、起動信号発生手段および終了信号発生手段を有する子機制御手段と、前記終了信号発生手段に終了信号を供給する子機制御信号重畳手段を備え、前記親機は、前記電源停止手段に代えて通話の終了信号を前記子機に送信する親機制御信号重畳手段を備えたことを特徴とする請求項4記載のインターホン装置。
  9. 前記電源起動/停止手段は、前記子機に設けた起動信号および終了信号で動作するリレー回路と、起動信号発生手段および終了信号発生手段を有する子機制御手段と、前記終了信号発生手段に終了信号を供給する子機制御信号重畳手段と、前記親機に設けた通話の終了信号を前記子機に送信する親機制御信号重畳手段と、を備えたことを特徴とする請求項1または請求項8記載のインターホン装置。
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