JPH048684Y2 - - Google Patents
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- JPH048684Y2 JPH048684Y2 JP1987036344U JP3634487U JPH048684Y2 JP H048684 Y2 JPH048684 Y2 JP H048684Y2 JP 1987036344 U JP1987036344 U JP 1987036344U JP 3634487 U JP3634487 U JP 3634487U JP H048684 Y2 JPH048684 Y2 JP H048684Y2
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 15
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- 238000012795 verification Methods 0.000 description 1
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Description
(産業上の利用分野)
本考案はコードレス電話機に関する。
(従来の技術)
親機と子機で構成されるコードレス電話機にお
いて子機が親機を介し電話回線と通話状態を維持
するため通話信号とは別にパイロツト信号を常に
親機へ送信しているものがある。この従来のコー
ドレス電話機では子機からこのパイロツト信号が
到来すると親機が電話回線を捕捉し、パイロツト
信号が到来しなくなると親機が電話回線を開放し
てしまうものであつた。 (考案が解決しようとする問題点) そのため子機が電波到達圏外に出てしまつた
り、電池の電圧低下があつた場合又は電波の干渉
妨害を受けた場合に、子機操作者が通話終了の意
志がないのにもかかわらず通話が遮断されてしま
つていた。この点を解決するためにCPU制御に
よつて、子機にはパイロツト信号を開始、終了の
データで変換し、親機にはこれらデータを判別し
て開始、終了等の制御を行わせると共に、パイロ
ツト信号が親機へ到来しなくなつたときは一時電
話回線を保留とする考案をした。しかし、CPU
制御で行うと機器が高価になつてしまうという欠
点があつた。 (問題点を解決するための手段) そのため本考案は上記の欠点を解消するため次
のような構成とした。 電話回線に接続された親機と、その親機と無線
にて接続されているときはパイロツト信号を送信
し続ける子機とで構成されるコードレス電話機に
おいて、 子機に、固定ビツト部と可変ビツトとから構成
される第1の指示データの固定ビツト部のコード
を設定するとともに、親機へ無線を介して接続さ
せる操作入力又はこの接続を切断させる操作入力
によつて第1の指示データの可変ビツトを1又は
0に設定して第1の指示データを作成するデータ
設定部と、データ設定部からの第1の指示データ
によりパイロツト信号を変換する変換部とを備
え、 データ設定部が親機への接続操作入力を受けた
とき第1の指示データは、子機が親機に接続開始
動作をさせる開始データとなり、データ設定部が
親機への切断操作入力をうけたときデータ設定部
の第1の指示データは、子機が親機に通話終了動
作をさせる終話データとなるようにし、 親機に、子機により無線にて送られたパイロツ
ト信号から第1の指示データを検出するデータ検
出部と、固定ビツト部と可変ビツトとから構成さ
れる第2の指示データの固定ビツト部を第1の指
示データの固定ビツト部と同一コードに設定する
とともに入力の相違により第2の指示データの可
変ビツトを第1の指示データの可変ビツトと同一
内容に設定することで第2の指示データを開始デ
ータ又は終話データとする比較データ部と、デー
タ検出部で検出された第1の指示データと比較デ
ータ部の第2の指示データとの一致を照合する照
合部とを備え、 親機が待機状態で比較データ部に開始データが
設定されている場合子機から開始データが到来し
て照合部から一致出力があつたとき、親機は電話
回線を捕捉する動作をするとともに、この一致出
力により比較データ部に記憶されている開始デー
タである第2の指示データの可変ビツトを反転さ
せて終話データとし、その後電話回線開放要求と
して子機から到来する終話データが比較データ部
の終話データと比較され、一致すると親機は電話
回線を開放させ、さらにこの一致出力により比較
データ部に記憶される終話データである第2の指
示データの可変ビツトを反転し開始データとする
コードレス電話機。 (実施例) 第1図は本考案の一実施例のコードレス電話機
親機のブロツク図、第2図は子機のブロツク図、
第3図はコードレス電話機の概略図、第4図は着
信から終話までのシーケンスフロー図、第5図は
発信から終話までのシーケンスフロー図、第6図
は子機で生成される波形図である。 1は子機、2は親機、3は外部スピーカ、4は
親機と子機とを接続する接続線、5は電話回線、
6は電源コード、7は電源、15は電池、16は
充電端子である。本考案のコードレス電話機の外
部スピーカは通常子機が存在する場所の近くに設
置される。 電話回線5からのベル信号(呼出信号)に対
し、親機2を介した子機1が応答し通話状態とな
る動作及び終話状態となる動作を説明する。 電話回線5からベル信号が親機2に到来すると
電話回線5に接続されたサウンダ26が鳴動す
る。この着信音を聞いた者が子機1で応答をする
ために、子機1の開始ボタンを押す。この開始操
作が行われると電池15から電源が各部に供給さ
れ、さらにパイロツト信号発生部17で発生した
パイロツト信号が変換回路12へ送出される。ま
た開始ボタンの操作によつてスイツチ19が閉成
されるとデータ設定部18のFF出力が“1”と
なるため変換回路12には第6図ロで示す開始デ
ータ“10001”が出力される。変換回路12にて
第6図イに示すパイロツト信号はデータ設定部1
8から出力される開始データに基づいて第6図ハ
のように断続され、さらに送信部13にて変調さ
れアンテナ14から電波として発射される。この
電波は親機2のアンテナ30で受信され、受信部
29で復調される。復調された信号はパイロツト
信号検出部36で検出され、さらにデータ検出部
31により開始データに変換され照合部32に入
力される。親機2が子機1からの応答を待ち受け
る状態では比較データ部33はFFの出力が“1”
になつているため照合部32への出力は開始デー
タである“10001”となる。照合部32は比較デ
ータ部33の開始データを入力し、データ検出部
31からのデータと照合する。ここでデータ検出
部31からのデータが開始データであるため照合
部32は一致出力をリレーLへ送出し、リレーL
を動作保持させると共にこの一致出力を比較デー
タ部33へ送出する。比較データ部33ではこの
一致出力を受けてFF出力を“1”から“0”と
し、比較データ部33の内容を“10000”の終話
データとする。 またリレーLの動作保持によりその接点lが切
り換わり、それによつて電話回線5に通話回路2
4が接続され、電話回線5は捕捉された状態とな
る。 よつて子機1からの音声信号は以下のルートで
電話回線5に送出される。 子機1のマイク11−増幅器20−送信部13
(変調)−アンテナ14−(電波)−親機2のアンテ
ナ30−受信部29(復調)−フツクスイツチ2
8−通話回路24−接点l−電話回線5。 電話回線5からの音声信号は以下のルートで外
部スピーカ3へ伝達される。 電話回線5−接点l−通話回路24−フツクス
イツチ23−増幅器22−接続線4−外部スピー
カ3。 以上のように子機1の操作者は、送話を子機1
のマイク11で、受話を外部スピーカ3によつて
電話回線5を介した相手と通話をすることかでき
る。 子機1は開始ボタンが押された後は連続してパ
イロツト信号発生器17が動作し、パイロツト信
号を常時送信部13で変調して親機2へ送出して
いる。子機1にマイク入力があるときはパイロツ
ト信号と共に音声信号も送信部13にて一緒に変
調して親機へ送出している。 この電波を受けた親機2は搬送波検出部37で
搬送波を検出し、制御部38に検出出力を送出す
ると共にパイロツト信号検出部36でパイロツト
信号を検出し制御部38に送出する。 制御部38は第一表に示すように入力に対応し
た制御を行う。前述した通話に到る状態は第一表
の制御cを経て制御aを行つた結果である。すな
わちタイマ等をリセツトした後、電話回線5を通
話状態に維持する制御が行われる。 通話が終了すると子機1の操作者は終話ボタン
を押す。終話ボタンが押されるとスイツチ19が
開放し、データ設定部はそのFF出力が“0”と
なり変換回路12へ“10000”の第6図ニに示す
終話データを送出する。変換回路12はデータ設
定部18から終話データを受け、その終話データ
に基づいてパイロツト信号を第6図ホのようにを
断続し送信部13へ送出する。さらにこの信号は
送信部13で変調されアンテナ14から電波とし
て発射される。この電波は親機2のアンテナ30
で受信され、受信部29で復調される。復調され
た信号はパイロツト信号検出部36で検出されデ
ータ検出部31により終話データに変換され照合
部32に入力される。 現在の状態では比較データ部33に終話データ
“10000”が設定されているため、照合部32が比
較データ部33の終話データを入力しデータ検出
部31からのデータと照合する。ここでデータ検
出部31からのデータが終話データであるため照
合部32は一致出力をリレーLへ送出し、リレー
Lを復帰させる。 リレーLが復帰するとその接点lが断になり電
話回線5を開放する。また比較データ部33では
リレーLからのリセツト出力を受けてFF出力を
“1”としデータ内容を“10001”の開始データへ
変換する。 以上のようにして親機2は電話回線5からの着
信及び子機からの呼び出しの待ち受け状態とな
る。 次に子機1が親機2を介し電話回線5と通話状
態になつているとき、子機1が電波到達圏外に出
てしまつたり、電池15の電圧低下があつた場
合、又は電波の干渉妨害を受けた場合等に親機2
ではパイロツト信号及び搬送波を受けることがで
きなくなる。制御部38は第一表で示した制御b
の動作を行う。すなわちタイマ39を動作させ保
留回路40を動作させて電話回線5を保留状態に
保つと共に保留音を電話回線5に送出する。子機
操作者は外部スピーカ3により通話が不可能にな
つたことを知り、親機2の方向に少し移動して通
話を試みるか、又は親機2まで移動し親機の送受
器21で通話を継続する。子機操作者が親機2に
近づくことにより子機1が電波到達圏内に入つた
り、又は時間が経過して電波の干渉妨害が止むこ
とによつて親機2の制御部38は搬送波及びパイ
ロツト信号両方を受け第一表に示す制御cを行
う。すなわちタイマ39をリセツトすると共に保
留回路40を不動作として電話回線5を通話状態
にする。 次に子機1の操作者が電話回線5を介した相手
と通話中又は上述したように通話中であつたが保
留になつてしまつているとき、自分で親機2の送
受器21を上げるか又は他の人を呼んで親機2の
送受器21を上げさせた場合、親機2のフツクス
イツチ25,23,28が動作する。フツクスイ
ツチ25,23,28が動作すると受信部29及
び外部スピーカ3が通話回路24から切り離さ
れ、送受器21が通話回路を介し電話回線5と接
続されて、送受器21による通話が行える状態と
なる。 通話後、送受器21が掛けられると、フツクス
イツチの接点25,23,28が元に戻る。この
ときリレーLが不動作でその接点lが開放されて
いれば電話回線5は開放される。しかし、リレー
Lが動作しその接点lが閉成されていれば子機1
は親機2を介し電話回線5と再び通話状態とな
る。 子機1が親機2を介して電話回線5と通話状態
になつているとき、親機2が子機1からパイロツ
ト信号及び搬送波両方が受信できない場合にタイ
マに定めた時間電話回線5を保留状態にする。し
かし機能を向上させるために子機1の扱者が自己
の都合で保留したい場合はパイロツト信号を止め
て搬送波のみを送るようにする。親機2はこの搬
送波のみを受けるようになると第一表の制御dを
行う。すなわち制御部38は保留回路40を動作
させ、電話回線5を保留状態とする。 親機2は上述した搬送波のみを受けているとき
に子機から通話再開要求としてパイロツト信号を
入力すれば制御部38は第一表の制御eを行う。
すなわち制御部38は保留回路40を不動作とし
電話回線5と子機1とを通話状態に戻す。しかし
子機1からのパイロツト信号送出が途絶えた後、
時間をおいて搬送波送出も途絶えると親機の制御
部38は第一表の制御fを行う。すなわち制御部
38はリレーLを不動作とする。 リレーLが不動作となるとその接点lが開放と
なり電話回線5が開放される。またリレーLが不
動作となると比較データ部33内のデータを終話
データから開始データへ変換させる。よつてコー
ドレス電話機親機2は着信及び子機1からの呼び
出し待ち受け状態に戻る。以上の動作を第4図及
び第5図のシーケンスフロー図に示す。 次に子機1から電話回線5へ発信する場合を説
明する。 着信時の回線捕捉動作と同様に子機1の開始ボ
タンが押されると、データ設定部18からの開始
データによりパイロツト信号を断続した後、変調
し、さらに電波として子機から発射する。親機2
ではこの電波を受け復調した開始データと比較デ
ータ部33の開始データとを照合する。 比較データ部33に開始データが設定されてい
るときに一致出力があるとリレーLが動作し、そ
の接点l,l0が切り換わる。 接点lの動作により親機2は電話回線5を捕捉
する。また接点l0の動作によつて電話回線5から
ダイヤル27を切り離す。リレーLが動作した信
号を受けて比較データ部33はデータを開始デー
タから終話データへ切り換える。 電話回線5が捕捉されると電話回線5からの発
信音が外部スピーカ3から発せられる。子機1の
操作者はこの発信音を聞いた後、ダイヤル部10
で通話先の電話番号をダイヤルする。ダイヤル信
号によりパイロツト信号が断続させられ、さらに
送信部13にて変調を受けアンテナ14から電波
として発射される。親機2はデータ検出部31に
てダイヤル信号を検知しダイヤルリレーDLを動
作させる。電話回線5に挿入されたダイヤルリレ
ーDLの接点dlが断続することによつて電話回線
5へダイヤル信号を送出する。ダイヤル信号を受
けた電話局交換機(図示せず)によつて親機2が
電話回線5を介した通話先と接続され通話状態と
なる。後の動作は前述した動作と同様なので省略
する。以上に述べた子機1からの発信動作は第5
図のシーケンスフロー図に示す。 実施例において、子機の変換回路12及び親機
の照合部は1チツプのICで構成した。 実施例において、子機1では開始データ、終話
データ等をパイロツト信号を断続して変調する信
号を生成したが、パイロツト信号を断続する代り
に2信号を用いてもよいし、多周波信号を用いて
もよい。 実施例においてパイロツト信号は音声帯域外の
6KHzを用いたが特にこの周波数に限定されるも
のではない。 実施例において電話回線へ送出するダイヤル信
号
いて子機が親機を介し電話回線と通話状態を維持
するため通話信号とは別にパイロツト信号を常に
親機へ送信しているものがある。この従来のコー
ドレス電話機では子機からこのパイロツト信号が
到来すると親機が電話回線を捕捉し、パイロツト
信号が到来しなくなると親機が電話回線を開放し
てしまうものであつた。 (考案が解決しようとする問題点) そのため子機が電波到達圏外に出てしまつた
り、電池の電圧低下があつた場合又は電波の干渉
妨害を受けた場合に、子機操作者が通話終了の意
志がないのにもかかわらず通話が遮断されてしま
つていた。この点を解決するためにCPU制御に
よつて、子機にはパイロツト信号を開始、終了の
データで変換し、親機にはこれらデータを判別し
て開始、終了等の制御を行わせると共に、パイロ
ツト信号が親機へ到来しなくなつたときは一時電
話回線を保留とする考案をした。しかし、CPU
制御で行うと機器が高価になつてしまうという欠
点があつた。 (問題点を解決するための手段) そのため本考案は上記の欠点を解消するため次
のような構成とした。 電話回線に接続された親機と、その親機と無線
にて接続されているときはパイロツト信号を送信
し続ける子機とで構成されるコードレス電話機に
おいて、 子機に、固定ビツト部と可変ビツトとから構成
される第1の指示データの固定ビツト部のコード
を設定するとともに、親機へ無線を介して接続さ
せる操作入力又はこの接続を切断させる操作入力
によつて第1の指示データの可変ビツトを1又は
0に設定して第1の指示データを作成するデータ
設定部と、データ設定部からの第1の指示データ
によりパイロツト信号を変換する変換部とを備
え、 データ設定部が親機への接続操作入力を受けた
とき第1の指示データは、子機が親機に接続開始
動作をさせる開始データとなり、データ設定部が
親機への切断操作入力をうけたときデータ設定部
の第1の指示データは、子機が親機に通話終了動
作をさせる終話データとなるようにし、 親機に、子機により無線にて送られたパイロツ
ト信号から第1の指示データを検出するデータ検
出部と、固定ビツト部と可変ビツトとから構成さ
れる第2の指示データの固定ビツト部を第1の指
示データの固定ビツト部と同一コードに設定する
とともに入力の相違により第2の指示データの可
変ビツトを第1の指示データの可変ビツトと同一
内容に設定することで第2の指示データを開始デ
ータ又は終話データとする比較データ部と、デー
タ検出部で検出された第1の指示データと比較デ
ータ部の第2の指示データとの一致を照合する照
合部とを備え、 親機が待機状態で比較データ部に開始データが
設定されている場合子機から開始データが到来し
て照合部から一致出力があつたとき、親機は電話
回線を捕捉する動作をするとともに、この一致出
力により比較データ部に記憶されている開始デー
タである第2の指示データの可変ビツトを反転さ
せて終話データとし、その後電話回線開放要求と
して子機から到来する終話データが比較データ部
の終話データと比較され、一致すると親機は電話
回線を開放させ、さらにこの一致出力により比較
データ部に記憶される終話データである第2の指
示データの可変ビツトを反転し開始データとする
コードレス電話機。 (実施例) 第1図は本考案の一実施例のコードレス電話機
親機のブロツク図、第2図は子機のブロツク図、
第3図はコードレス電話機の概略図、第4図は着
信から終話までのシーケンスフロー図、第5図は
発信から終話までのシーケンスフロー図、第6図
は子機で生成される波形図である。 1は子機、2は親機、3は外部スピーカ、4は
親機と子機とを接続する接続線、5は電話回線、
6は電源コード、7は電源、15は電池、16は
充電端子である。本考案のコードレス電話機の外
部スピーカは通常子機が存在する場所の近くに設
置される。 電話回線5からのベル信号(呼出信号)に対
し、親機2を介した子機1が応答し通話状態とな
る動作及び終話状態となる動作を説明する。 電話回線5からベル信号が親機2に到来すると
電話回線5に接続されたサウンダ26が鳴動す
る。この着信音を聞いた者が子機1で応答をする
ために、子機1の開始ボタンを押す。この開始操
作が行われると電池15から電源が各部に供給さ
れ、さらにパイロツト信号発生部17で発生した
パイロツト信号が変換回路12へ送出される。ま
た開始ボタンの操作によつてスイツチ19が閉成
されるとデータ設定部18のFF出力が“1”と
なるため変換回路12には第6図ロで示す開始デ
ータ“10001”が出力される。変換回路12にて
第6図イに示すパイロツト信号はデータ設定部1
8から出力される開始データに基づいて第6図ハ
のように断続され、さらに送信部13にて変調さ
れアンテナ14から電波として発射される。この
電波は親機2のアンテナ30で受信され、受信部
29で復調される。復調された信号はパイロツト
信号検出部36で検出され、さらにデータ検出部
31により開始データに変換され照合部32に入
力される。親機2が子機1からの応答を待ち受け
る状態では比較データ部33はFFの出力が“1”
になつているため照合部32への出力は開始デー
タである“10001”となる。照合部32は比較デ
ータ部33の開始データを入力し、データ検出部
31からのデータと照合する。ここでデータ検出
部31からのデータが開始データであるため照合
部32は一致出力をリレーLへ送出し、リレーL
を動作保持させると共にこの一致出力を比較デー
タ部33へ送出する。比較データ部33ではこの
一致出力を受けてFF出力を“1”から“0”と
し、比較データ部33の内容を“10000”の終話
データとする。 またリレーLの動作保持によりその接点lが切
り換わり、それによつて電話回線5に通話回路2
4が接続され、電話回線5は捕捉された状態とな
る。 よつて子機1からの音声信号は以下のルートで
電話回線5に送出される。 子機1のマイク11−増幅器20−送信部13
(変調)−アンテナ14−(電波)−親機2のアンテ
ナ30−受信部29(復調)−フツクスイツチ2
8−通話回路24−接点l−電話回線5。 電話回線5からの音声信号は以下のルートで外
部スピーカ3へ伝達される。 電話回線5−接点l−通話回路24−フツクス
イツチ23−増幅器22−接続線4−外部スピー
カ3。 以上のように子機1の操作者は、送話を子機1
のマイク11で、受話を外部スピーカ3によつて
電話回線5を介した相手と通話をすることかでき
る。 子機1は開始ボタンが押された後は連続してパ
イロツト信号発生器17が動作し、パイロツト信
号を常時送信部13で変調して親機2へ送出して
いる。子機1にマイク入力があるときはパイロツ
ト信号と共に音声信号も送信部13にて一緒に変
調して親機へ送出している。 この電波を受けた親機2は搬送波検出部37で
搬送波を検出し、制御部38に検出出力を送出す
ると共にパイロツト信号検出部36でパイロツト
信号を検出し制御部38に送出する。 制御部38は第一表に示すように入力に対応し
た制御を行う。前述した通話に到る状態は第一表
の制御cを経て制御aを行つた結果である。すな
わちタイマ等をリセツトした後、電話回線5を通
話状態に維持する制御が行われる。 通話が終了すると子機1の操作者は終話ボタン
を押す。終話ボタンが押されるとスイツチ19が
開放し、データ設定部はそのFF出力が“0”と
なり変換回路12へ“10000”の第6図ニに示す
終話データを送出する。変換回路12はデータ設
定部18から終話データを受け、その終話データ
に基づいてパイロツト信号を第6図ホのようにを
断続し送信部13へ送出する。さらにこの信号は
送信部13で変調されアンテナ14から電波とし
て発射される。この電波は親機2のアンテナ30
で受信され、受信部29で復調される。復調され
た信号はパイロツト信号検出部36で検出されデ
ータ検出部31により終話データに変換され照合
部32に入力される。 現在の状態では比較データ部33に終話データ
“10000”が設定されているため、照合部32が比
較データ部33の終話データを入力しデータ検出
部31からのデータと照合する。ここでデータ検
出部31からのデータが終話データであるため照
合部32は一致出力をリレーLへ送出し、リレー
Lを復帰させる。 リレーLが復帰するとその接点lが断になり電
話回線5を開放する。また比較データ部33では
リレーLからのリセツト出力を受けてFF出力を
“1”としデータ内容を“10001”の開始データへ
変換する。 以上のようにして親機2は電話回線5からの着
信及び子機からの呼び出しの待ち受け状態とな
る。 次に子機1が親機2を介し電話回線5と通話状
態になつているとき、子機1が電波到達圏外に出
てしまつたり、電池15の電圧低下があつた場
合、又は電波の干渉妨害を受けた場合等に親機2
ではパイロツト信号及び搬送波を受けることがで
きなくなる。制御部38は第一表で示した制御b
の動作を行う。すなわちタイマ39を動作させ保
留回路40を動作させて電話回線5を保留状態に
保つと共に保留音を電話回線5に送出する。子機
操作者は外部スピーカ3により通話が不可能にな
つたことを知り、親機2の方向に少し移動して通
話を試みるか、又は親機2まで移動し親機の送受
器21で通話を継続する。子機操作者が親機2に
近づくことにより子機1が電波到達圏内に入つた
り、又は時間が経過して電波の干渉妨害が止むこ
とによつて親機2の制御部38は搬送波及びパイ
ロツト信号両方を受け第一表に示す制御cを行
う。すなわちタイマ39をリセツトすると共に保
留回路40を不動作として電話回線5を通話状態
にする。 次に子機1の操作者が電話回線5を介した相手
と通話中又は上述したように通話中であつたが保
留になつてしまつているとき、自分で親機2の送
受器21を上げるか又は他の人を呼んで親機2の
送受器21を上げさせた場合、親機2のフツクス
イツチ25,23,28が動作する。フツクスイ
ツチ25,23,28が動作すると受信部29及
び外部スピーカ3が通話回路24から切り離さ
れ、送受器21が通話回路を介し電話回線5と接
続されて、送受器21による通話が行える状態と
なる。 通話後、送受器21が掛けられると、フツクス
イツチの接点25,23,28が元に戻る。この
ときリレーLが不動作でその接点lが開放されて
いれば電話回線5は開放される。しかし、リレー
Lが動作しその接点lが閉成されていれば子機1
は親機2を介し電話回線5と再び通話状態とな
る。 子機1が親機2を介して電話回線5と通話状態
になつているとき、親機2が子機1からパイロツ
ト信号及び搬送波両方が受信できない場合にタイ
マに定めた時間電話回線5を保留状態にする。し
かし機能を向上させるために子機1の扱者が自己
の都合で保留したい場合はパイロツト信号を止め
て搬送波のみを送るようにする。親機2はこの搬
送波のみを受けるようになると第一表の制御dを
行う。すなわち制御部38は保留回路40を動作
させ、電話回線5を保留状態とする。 親機2は上述した搬送波のみを受けているとき
に子機から通話再開要求としてパイロツト信号を
入力すれば制御部38は第一表の制御eを行う。
すなわち制御部38は保留回路40を不動作とし
電話回線5と子機1とを通話状態に戻す。しかし
子機1からのパイロツト信号送出が途絶えた後、
時間をおいて搬送波送出も途絶えると親機の制御
部38は第一表の制御fを行う。すなわち制御部
38はリレーLを不動作とする。 リレーLが不動作となるとその接点lが開放と
なり電話回線5が開放される。またリレーLが不
動作となると比較データ部33内のデータを終話
データから開始データへ変換させる。よつてコー
ドレス電話機親機2は着信及び子機1からの呼び
出し待ち受け状態に戻る。以上の動作を第4図及
び第5図のシーケンスフロー図に示す。 次に子機1から電話回線5へ発信する場合を説
明する。 着信時の回線捕捉動作と同様に子機1の開始ボ
タンが押されると、データ設定部18からの開始
データによりパイロツト信号を断続した後、変調
し、さらに電波として子機から発射する。親機2
ではこの電波を受け復調した開始データと比較デ
ータ部33の開始データとを照合する。 比較データ部33に開始データが設定されてい
るときに一致出力があるとリレーLが動作し、そ
の接点l,l0が切り換わる。 接点lの動作により親機2は電話回線5を捕捉
する。また接点l0の動作によつて電話回線5から
ダイヤル27を切り離す。リレーLが動作した信
号を受けて比較データ部33はデータを開始デー
タから終話データへ切り換える。 電話回線5が捕捉されると電話回線5からの発
信音が外部スピーカ3から発せられる。子機1の
操作者はこの発信音を聞いた後、ダイヤル部10
で通話先の電話番号をダイヤルする。ダイヤル信
号によりパイロツト信号が断続させられ、さらに
送信部13にて変調を受けアンテナ14から電波
として発射される。親機2はデータ検出部31に
てダイヤル信号を検知しダイヤルリレーDLを動
作させる。電話回線5に挿入されたダイヤルリレ
ーDLの接点dlが断続することによつて電話回線
5へダイヤル信号を送出する。ダイヤル信号を受
けた電話局交換機(図示せず)によつて親機2が
電話回線5を介した通話先と接続され通話状態と
なる。後の動作は前述した動作と同様なので省略
する。以上に述べた子機1からの発信動作は第5
図のシーケンスフロー図に示す。 実施例において、子機の変換回路12及び親機
の照合部は1チツプのICで構成した。 実施例において、子機1では開始データ、終話
データ等をパイロツト信号を断続して変調する信
号を生成したが、パイロツト信号を断続する代り
に2信号を用いてもよいし、多周波信号を用いて
もよい。 実施例においてパイロツト信号は音声帯域外の
6KHzを用いたが特にこの周波数に限定されるも
のではない。 実施例において電話回線へ送出するダイヤル信
号
【表】
【表】
○:有、×:無
をパルスとしたが、PB信号とする場合でも簡単
な回路変更で可能である。 本考案は子機、親機間で無線にて送受信するコ
ードレス電話機にも適用できる。その他本考案は
上述した実施例に限定されるものではない。 (効果) 本考案は親機の比較データぶ及び子機のデータ
設定部において、電話回線との通話を開始させる
データと終了させるデータとを切り換えるとき
に、相違するビツトのみ切り換えるようにしたた
めCPU制御を行わないで可能にした。よつて経
済的効果を生じるものである。
をパルスとしたが、PB信号とする場合でも簡単
な回路変更で可能である。 本考案は子機、親機間で無線にて送受信するコ
ードレス電話機にも適用できる。その他本考案は
上述した実施例に限定されるものではない。 (効果) 本考案は親機の比較データぶ及び子機のデータ
設定部において、電話回線との通話を開始させる
データと終了させるデータとを切り換えるとき
に、相違するビツトのみ切り換えるようにしたた
めCPU制御を行わないで可能にした。よつて経
済的効果を生じるものである。
第1図は本考案の一実施例であるコードレス電
話機親機のブロツク図、第2図は子機のブロツク
図、第3図はコードレス電話機の概略図、第4図
は着信から終話までのシーケンスフロー図、第5
図は発信から終話までのシーケンスフロー図、第
6図は子機で生成される波形図である。 1……子機、2……親機、3……外部スピー
カ、4……接続線、5……電話回線、6……電源
コード。
話機親機のブロツク図、第2図は子機のブロツク
図、第3図はコードレス電話機の概略図、第4図
は着信から終話までのシーケンスフロー図、第5
図は発信から終話までのシーケンスフロー図、第
6図は子機で生成される波形図である。 1……子機、2……親機、3……外部スピー
カ、4……接続線、5……電話回線、6……電源
コード。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 電話回線に接続された親機と、その親機と無線
にて接続されているときはパイロツト信号を送信
し続ける子機とで構成されるコードレス電話機に
おいて、 子機に、固定ビツト部と可変ビツトとから構成
される第1の指示データの固定ビツト部のコード
を設定するとともに、親機へ無線を介して接続さ
せる操作入力又はこの接続を切断させる操作入力
によつて第1の指示データの可変ビツトを1又は
0に設定して第1の指示データを作成するデータ
設定部と、データ設定部からの第1の指示データ
によりパイロツト信号を変換する変換部とを備
え、 データ設定部が親機への接続操作入力を受けた
とき第1の指示データは、子機が親機に接続開始
動作をさせる開始データとなり、データ設定部が
親機への切断操作入力をうけたときデータ設定部
の第1の指示データは、子機が親機に通話終了動
作をさせる終話データとなるようにし、 親機に、子機により無線にて送られたパイロツ
ト信号から第1の指示データを検出するデータ検
出部と、固定ビツト部と可変ビツトとから構成さ
れる第2の指示データの固定ビツト部を第1の指
示データの固定ビツト部と同一コードに設定する
とともに入力の相違により第2の指示データの可
変ビツトを第1の指示データの可変ビツトと同一
内容に設定することで第2の指示データを開始デ
ータ又は終話データとする比較データ部と、デー
タ検出部で検出された第1の指示データと比較デ
ータ部の第2の指示データとの一致を照合する照
合部とを備え、 親機が待機状態で比較データ部に開始データが
設定されている場合子機から開始データが到来し
て照合部から一致出力があつたとき、親機は電話
回線を捕捉する動作をするとともに、この一致出
力により比較データ部に記憶されている開始デー
タである第2の指示データの可変ビツトを反転さ
せて終話データとし、その後電話回線開放要求と
して子機から到来する終話データが比較データ部
の終話データと比較され、一致すると親機は電話
回線を開放させ、さらにこの一致出力により比較
データ部に記憶される終話データである第2の指
示データの可変ビツトを反転し開始データとする
ことを特徴とするコードレス電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987036344U JPH048684Y2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987036344U JPH048684Y2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63142943U JPS63142943U (ja) | 1988-09-20 |
JPH048684Y2 true JPH048684Y2 (ja) | 1992-03-04 |
Family
ID=30846660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987036344U Expired JPH048684Y2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH048684Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57190432A (en) * | 1981-05-18 | 1982-11-24 | T C Denshi Kk | Cordless telephone |
-
1987
- 1987-03-12 JP JP1987036344U patent/JPH048684Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57190432A (en) * | 1981-05-18 | 1982-11-24 | T C Denshi Kk | Cordless telephone |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63142943U (ja) | 1988-09-20 |
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