JP3680923B2 - 非常連絡装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、キャッシュコーナーや無人店舗などに、非常の際の連絡用として設置される非常連絡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、係員のいないキャッシュコーナーや無人店舗においては、機器の故障などのトラブルが発生した場合などのために、電話回線を通じて係員と連絡がとれる非常連絡装置が設けられている。この非常連絡装置は、使用者が送受話器を取り、呼び出しボタンを押すと、マイクロコンピュータにより制御されて、管理センターに自動発呼をし、係員と通話ができるように構成されている。また、管理センターから、非常連絡装置の設置先電話番号をダイヤルすることにより、管理センター側から、使用者を呼び出すことができる機能も有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の非常連絡装置は、停電時にも使用できるようにすることが重要であり、従来は、停電時にも連絡および管理センターからの呼び出しが可能なように、比較的大型のバッテリーにより、マイクロコンピュータや各回路部を電源バックアップしていた。
【0004】
このため、このバックアップ用のバッテリーを定期的にチェックして、不測の事態を避けるようにする必要があった。また、バッテリーパックは、比較的大きく、その設置スペースを大きくとる必要があるという問題があった。
【0005】
この発明は、以上の点にかんがみ、電源バックアップ用のバッテリーを必要とせず、上述の問題点を一掃できる非常連絡装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明による非常連絡装置は、
送受話器と、
電話回線を通じた連絡先との接続制御および前記送受話器を用いた通話を行なうためのネットワーク制御回路と、
呼び出しボタンと、
商用交流電源電圧から直流電源電圧を生成する直流電源回路と、
前記直流電源回路からの前記直流電源電圧を受けて動作し、前記送受話器がオフフックされたことと、前記呼び出しボタンが操作されたことを検出して、装置全体の制御をするためのマイクロコンピュータと、
前記マイクロコンピュータからの自動発呼の制御信号を受けたときに、その制御信号に応じて、電話回線を通じて予め定められている連絡先への自動発呼動作を行い、かつ、前記マイクロコンピュータからの前記自動発呼の制御信号は受けてはいないが、前記送受話器がオフフック操作されたことと、前記呼び出しボタンが操作されたことを検出したときに、前記連絡先への自動発呼動作を実行する自動ダイヤル回路と、
前記マイクロコンピュータから前記自動ダイヤル回路への前記自動発呼の制御信号の伝送路の途中に設けられる直流分離回路と、
前記電話回線からの直流電圧により前記ネットワーク制御回路と前記自動ダイヤル回路への直流電源電圧を供給する局給電回路と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
【作用】
上述の構成のこの発明による非常連絡装置においては、非停電時であれば、使用者が送受話器をオフフックし、呼び出しボタンを操作したときには、それらの操作をマイクロコンピュータが検出し、自動発呼の制御信号を自動ダイヤル回路に供給する。自動ダイヤル回路は、この制御信号に応じて、電話回線を通じて予め定められている連絡先への自動発呼動作を行う。これにより、使用者は、管理センターの係員に非常連絡することができる。
【0008】
一方、停電時においては、マイクロコンピュータには電源電圧が与えられなくなる。しかし、このときには、自動ダイヤル回路およびネットワーク制御回路には、局給電回路からの直流電圧が電源電圧として供給されているので、使用者が送受話器をオフフックし、呼び出しボタンを操作すると、自動ダイヤル回路がそれらの操作を検出し、電話回線を通じて予め定められている連絡先への自動発呼動作を行う。これにより、使用者は、停電時においても、管理センターの係員に非常連絡することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明による非常連絡装置の実施の形態の回路図である。この実施の形態の非常連絡装置は、その電源供給回路として、商用交流電源電圧から、+5Vの直流電源電圧を生成する電源回路1と、電話回線を通じて局から送られてくる直流電圧を電源電圧とする局給電回路2とを備える。電源回路1からの+5Vの直流電圧は、従来と同様に、マイクロコンピュータ(以下CPUという)3に、その電源電圧として供給されている。
【0010】
なお、図1において、局給電回路2と同じ接地記号で接地されている回路は、この局給電回路2からの電圧を電源電圧として動作する回路であり、三角マークで接地されている回路は、電源回路1からの電圧を電源電圧として動作する回路である。
【0011】
そして、この非常連絡装置は、図2に示すように、送受話器(ハンドセット)4と、呼び出しボタン5とを備えている。送受話器4を置き台6から取り上げる操作はオフフック操作とされ、また、送受話器4を置き台6に戻す操作はオンフック操作となる。
【0012】
図1において、11aおよび11bは、電話回線(局線)に接続される端子である。端子11aは、整流回路12の一方の入力端に接続され、端子11b間は、着信検出回路13を通じて整流回路12の他方の入力端に接続される。
【0013】
着信検出回路13は、互いに逆向きの2個のフォトカプラーで構成され、局線の極性に関係なく、リンガ信号を検出するものである。この着信検出回路13は、リンガ信号の検出信号CURAまたはCURBをCPU3に供給する。
【0014】
整流回路12の一方の入力端と他方の入力端との間には、リンガ回路14およびスイッチ回路15が設けられている。14Sはリンガ音を放音するスピーカである。
【0015】
スイッチ回路15は、非停電時であれば、電源回路1からの+5Vにより、常にオフとされて、電話回線からリンガ回路14を開放し、停電時には、電源回路1からの+5Vがなくなることにより、電話回線にリンガ回路14を接続するように切り換え制御する。
【0016】
整流回路12は、局線の極性に関係なく、その一方の端子側が+となる直流電圧を得る回路であり、当該一方の端子は、局給電回路2に接続されると共に、回線接続回路16に接続される。回線接続回路16は、自動ダイヤル回路17を介してネットワーク制御回路18に接続されている。
【0017】
回線接続回路16は、CPU3からの制御信号CMLによりオンとなるスイッチ16aと、オフフック操作に連動してオンとなるスイッチ16bおよび16cを備える。そして、スイッチ16cを通じて直列の抵抗R1,R2が接続され、これら抵抗R1,R2の接続中点の電圧が自動ダイヤル回路17に供給されている。この抵抗R1,R2の接続中点の電圧変化により、自動ダイヤル回路17は、オフフック操作があったか否かを検出する。
【0018】
自動ダイヤル回路17は、ダイヤル回路171と、ダイヤル信号発生回路172とからなり、その電源電圧は、局給電回路2から供給されている。ダイヤル信号発生回路172は、非常連絡先の電話番号などを記憶するメモリ(図示せず)を備えるもので、局給電回路2のスーパーキャパシタ2Cは、そのメモリのバックアップ電源用である。
【0019】
そして、ダイヤル信号発生回路172は、CPU3と直流分離回路19を介して接続されている。直流分離回路19は、フォトカプラーで構成されている。そして、ダイヤル信号発生回路172は、抵抗R1,R2の接続中点の電圧変化を監視することにより、オフフックされたか否かを検出し、その検出出力を、自己の回路での制御動作に用いると共に、直流分離回路19を通じてCPU3に転送する。
【0020】
一方、CPU3は、ダイヤル信号発生回路172には、直流分離回路19を介して、自動ダイヤル時のダイヤル信号送出タイミング制御信号などの制御信号を送出する。CPU3が動作状態である時には、ダイヤル信号発生回路172の直流分離回路19との接続端子の信号レベルは、ハイレベルあるいは制御信号に応じてハイレベルとローレベルとになるが、CPU3が非動作状態である時には、ダイヤル信号発生回路172の直流分離回路19との接続端子の信号レベルは、ローレベルのままとなる。ダイヤル信号発生回路172は、この直流分離回路19との接続端子の信号レベルを監視することにより、CPU3が動作状態であるか、非動作状態であるかを検知するようにしている。
【0021】
さらに、ダイヤル信号発生回路172には、呼び出しボタン5の押下操作に応じてオンとなるスイッチ5aが接続されており、ダイヤル信号発生回路172は、このスイッチ5aの状態により、呼び出しボタン5が押下操作されたか否かを検出する。
【0022】
また、呼び出しボタン5の押下操作に応じてオンとなるスイッチ5bが,CPU3に対して接続されており、CPU3は、このスイッチ5bの状態により、呼び出しボタン5が押下操作されたか否かを検出する。
【0023】
ダイヤル回路171は、ダイヤル信号発生回路172からのダイヤル信号を回線接続回路16を通じて電話回線に送出する。すなわち、ダイヤル信号がダイヤルパルスDPのときには、ダイヤル回路171を構成するトランジスタをダイヤルパルスDPに応じてオン・オフすることによりダイヤル送出する。また、ダイヤル信号がPB信号のときには、ダイヤル回路171はスイッチオンの状態となり、ダイヤル信号発生回路172からのPB信号が、ネットワーク制御回路18を通じ、このダイヤル回路171を通じて、電話回線に送出される。
【0024】
ネットワーク制御回路18は、ダイヤル信号発生回路172からのPB信号を回線接続回路16を通じて電話回線に送出したり、また、電話回線を通じた相手方と、送受話器4との間での通話路を生成したりするものである。また、この実施の形態においては、ネットワーク制御回路18は、後述する音声合成IC21やメロディIC22からの音声信号を送受話器4側に流すようにする制御も行う。
【0025】
そして、この実施の形態の非常連絡装置は、非常連絡操作を使用者に、音声メッセージとして伝える等のために、音声合成IC21と、メロディーIC22とを備える。これらIC21,22の動作は、CPU3によって制御される。そして、これら音声合成IC21またはメロディーIC22からの音声信号は、スイッチ回路23に供給され、CPU3による切り換え制御によって、パワーアンプ25を通じてスピーカ26に供給する態様と、直流分離回路24およびネットワーク制御回路18を通じて電話回線に送出する態様とに切り換えられる。この例の場合、直流分離回路24はトランス結合回路が用いられている。
【0026】
[非常連絡装置の発信時の動作]
次に、この非常連絡装置の発信時の動作について、図3のフローチャートを参照しながら、説明する。なお、図3のフローチャートは、CPU3の制御動作のみではなく、非常連絡装置の全体としての動作の流れを示したものである。この動作は、図3に示すように、電源回路1による+5V電源がオンであるときと、電源回路1による電源がオフ(停電時を含む)であるときとで異なり、電源オンのときには、次のような動作となる。
【0027】
[電源オン時の発信動作]
すなわち、電源回路1による+5V電源がオンであるときは、CPU3に電源が投入されているので、CPU3は動作状態になる。そして、CPU3により、制御信号BZOFF がローレベルとされるので、スイッチ回路15はオフとされて、リンガ回路14は開放される。
【0028】
この状態において、送受話器4が取り上げられてオフフック操作されると、スイッチ16cがオンになり、抵抗R1,R2の中点電圧が上がる。自動ダイヤル回路17のダイヤル信号発生回路172は、この中点電圧の変化を検知して、オフフック操作がなされたことを検知し、その検出信号をCPU3に送る。
【0029】
CPU3は、ダイヤル信号発生回路172からのオフフック操作検出信号を取得して、オフフック操作がされたことを検知する。そして、CPU3は、音声合成IC21およびメロディIC22を制御して、例えば「ピンポーン、白いボタンを押してください」という音声ガイダンスを、スピーカ26から繰り返し送出し、使用者に呼び出しボタン5の押下を促す。
【0030】
この音声ガイダンスに応じて、使用者が呼び出しボタン5を押下すると、CPU3は、スイッチ5bのオンにより、この呼び出しボタン5押下を検知し、音声合成IC21を制御して、例えば「連絡中です。受話器を持ったまましばらくお待ちください」というメッセージを繰り返し送出する。これと共に、CPU3は、制御信号CMLをローレベルにして、スイッチ16aをオンにして、電話回線を取り込む。さらに、CPU3は、呼び出しボタン5の押下操作から3秒経過後に、自動ダイヤル回路17のダイヤル信号発生回路172に、自動ダイヤルの制御信号を供給する。
【0031】
ダイヤル信号発生回路172は、スイッチ5aのオンにより、呼び出しボタン5押下を検知すると共に、CPU3からの自動ダイヤルの制御信号を受信すると、その内蔵メモリに記憶されている連絡先へのダイヤル信号を読み出して、前述したようにして、ダイヤル回路171と相俟って、上記連絡先に自動ダイヤル発信する。
【0032】
次に、係員などの応答(相手応答)を待ち、相手が応答したら、当該非常連絡装置のIDコードを、ダイヤル信号発生回路172から送出するように制御する。IDコードは、符号、音声、あるいは符号+音声のいずれかで送出する。音声方式の場合には、例えば「こちら○○…○○」を2回繰り返す。このIDコードは、連絡してきた非常連絡装置がどの場所に設置された装置であるかなどを確認する場合に用いられる。このIDコードの送出中は、メロディIC21を制御して、使用者には、呼び出し音(リングバックトーン)を、スピーカ26あるいは送受話器4を通じて供給するようにする。
【0033】
その後、呼び出しボタン5を押下した使用者と、相手先の係員との間で相互通話の状態になる。そして、その後、終話を検出したら、待機状態に戻る。つまり、オフフックか否かを監視する状態に戻る。
【0034】
[電源オフ時の発信動作]
次に、電源回路1がオフである場合の発信時の動作について説明する。
すなわち、電源回路1による+5V電源がオフであるので、CPU3は、非動作状態となる。このため、制御信号BZOFF がローレベルでなくなることにより、スイッチ回路15がオンとなり、リンガ回路14は局線に接続される状態になる。しかし、このとき、電源回路1がオフであっても、自動ダイヤル回路17、ネットワーク制御回路18は、局給電回路2からの直流電圧を電源電圧として動作するので、動作可能の状態を維持している。
【0035】
この状態において、送受話器4が取り上げられてオフフック操作されると、回線接続回路16のスイッチ16bおよび16cがオンとなる。これにより、電話回線が取り込まれる。また、自動ダイヤル回路17のダイヤル信号発生回路172は、スイッチ16cがオンになったことにより、抵抗R1,R2の中点電圧が上がることを検知して、オフフック操作がなされたことを検知する。
【0036】
そして、電話回線が取り込まれたことにより、送受話器4では回線音(ダイヤルトーン)が聞こえる。次に、使用者が呼び出しボタン5を押下操作すると、自動ダイヤル回路17のダイヤル信号発生回路172は、スイッチ5aのオンによりこの呼び出しボタン5の押下操作を検知する。
【0037】
さらに、ダイヤル信号発生回路172は、CPU3からの制御信号が到来せず、直流分離回路19との接続端子がローレベルとなっていることを検知して、停電状態と認識し、その内蔵メモリに記憶されている連絡先へのダイヤル信号を読み出して、前述したように、ダイヤル回路171と相俟って、上記連絡先に自動ダイヤル発信する。このとき、送受話器4からは、この自動ダイヤル発信時の呼び出し音が聞こえる。
【0038】
そして、係員などの応答(相手応答)を待ち、相手が応答したら、相互通話の状態になる。そして、その後、終話を検出したら、待機状態に戻る。つまり、オフフックか否かを監視する状態に戻る。
【0039】
以上のようにして、この実施の形態においては、自動ダイヤル回路17およびネットワーク制御回路18への電源電圧は、局給電回路2から供給される構成であり、自動ダイヤル回路17が、CPU3の非動作を認識しつつ、送受話器4のオフフックおよび呼び出しボタン5の押下操作を検出した時には、自動ダイヤル回路が、相手先に自動ダイヤルするように動作する。
【0040】
したがって、CPU3による制御は全く不要であり、従来のようなバックアップバッテリーがなくても、非常連絡を行える装置を実現できるものである。
【0041】
[非常連絡装置の着信時の動作]
次に、図4のフローチャートを参照しながら、非常連絡装置への着信時の動作について説明する。なお、図4のフローチャートも、CPU3の制御動作のみではなく、非常連絡装置の全体としての動作の流れを示したものである。この動作は、図4に示すように、電源回路1による+5V電源がオンであるときと、電源回路1による電源がオフ(停電時を含む)であるときとで異なり、電源オンのときには、次のような動作となる。
【0042】
[電源オン時の着信動作]
前述したように、電源回路1による+5V電源がオンであるときは、CPU3に電源が投入されているので、CPU3は動作状態になり、制御信号BZOFF がローレベルとなり、スイッチ回路15はオフとされて、リンガ回路14は開放されている。
【0043】
この状態において、電話回線よりの着呼があると、着信検出回路13からの着信検出信号CURAまたはCURBを検出することにより、CPU3は、その着信を検出する。そして、着信を検出したら、CPU3は、非常連絡装置が、モード設定により、自動応答の状態になっているか否かを判別し、自動応答の状態になっていなければ、その着信には応答せずに、待機状態に戻る。
【0044】
また、CPU3は、自動応答の状態になっていると判別したときには、制御信号CMLをローレベルにして、回線接続回路16のスイッチ16aをオンにし、その着信に自動応答する。そして、回線に前述したIDコードを送出するようにする。
【0045】
その後、発呼者側からは呼び出し信号と、声による呼び出し音声が送られてくるので、CPU3は、その呼び出し信号に応じて、スピーカ26から「ピンポーン」の呼び出し音を放音するようにする。また、発呼者からの呼び出し音声も、スピーカ26から放音される。
【0046】
この呼び出しに応答して、非常連絡装置側の使用者が応答のためオフフックすると、発呼者と相互通話が行えるようになる。そして、その後、終話を検出したら、待機状態に戻る。
【0047】
なお、呼び出しに対して、非常連絡装置側の使用者が応答せずに、例えば20秒経過したときには、待機状態に戻る。
【0048】
[電源オフ時の着信動作]
次に、電源回路1がオフである場合の着信時の動作について説明する。
前述したように、電源回路1による+5V電源がオフであるので、CPU3は、非動作状態となり、制御信号BZOFF がローレベルでなくなることにより、スイッチ回路15がオンとなり、リンガ回路14は局線に接続される状態になる。
【0049】
したがって、電話回線よりの着呼があると、このリンガ回路14によりスピーカ14Sを通じて呼び出し音が放音される。つまり、リンガ鳴動する。このリンガ鳴動に対応して、非常連絡装置側の使用者が応答のためオフフックすると、発呼者と相互通話を行える状態となる。そして、その後、終話を検出したら、待機状態に戻る。
【0050】
以上のようにして、この実施の形態においては、停電時には、リンガ回路14が電話回線に対して接続されて、局給電回路2から電源電圧が供給されるネットワーク制御回路18を介して送受話器4と、電話回線とを接続可能の状態としているので、停電時であっても管理センターから非常連絡装置への着信を確実に行うことができる。
【0051】
したがって、着信に関しても、停電時は、CPU3による制御は全く不要であり、従来のようなバックアップバッテリーがなくても、管理センターから非常連絡装置の使用者を呼び出す動作を行える装置を実現できるものである。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、停電時のバックアップ用のバッテリーを設けなくても、非常連絡の発信および着信が可能となる非常連絡装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による非常連絡装置の実施の形態の構成を示す回路図である。
【図2】この発明による非常連絡装置の実施の形態の送受話器の外観の例を示す図である。
【図3】この発明による非常連絡装置の実施の形態の発信時の動作の流れを説明する図である。
【図4】この発明による非常連絡装置の実施の形態の着信時の動作の流れを説明する図である。
【符号の説明】
1 電源回路
2 局給電回路
3 マイクロコンピュータ(CPU)
11a,11b 電話回線に接続される端子
12 整流回路
13 着信検出回路
14 リンガ回路
15 スイッチ回路
16 回線接続回路
17 自動ダイヤル回路
171 ダイヤル回路
172 ダイヤル信号発生回路
18 ネットワーク制御回路
19、24 直流分離回路

Claims (1)

  1. 送受話器と、
    電話回線を通じた連絡先との接続制御および前記送受話器を用いた通話を行なうためのネットワーク制御回路と、
    呼び出しボタンと、
    商用交流電源電圧から直流電源電圧を生成する直流電源回路と、
    前記直流電源回路からの前記直流電源電圧を受けて動作し、前記送受話器がオフフックされたことと、前記呼び出しボタンが操作されたことを検出したときに、自動発呼の制御信号を発生するマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータからの前記自動発呼の制御信号を受けたときに、その制御信号に応じて、電話回線を通じて予め定められている連絡先への自動発呼動作を行い、かつ、前記マイクロコンピュータからの前記自動発呼の制御信号は受けてはいないが、前記送受話器がオフフック操作されたことと、前記呼び出しボタンが操作されたことを検出したときに、前記連絡先への自動発呼動作を実行する自動ダイヤル回路と、
    前記マイクロコンピュータから前記自動ダイヤル回路への前記自動発呼の制御信号の伝送路の途中に設けられる直流分離回路と、
    前記電話回線からの直流電圧により前記ネットワーク制御回路と前記自動ダイヤル回路への直流電源電圧を供給する局給電回路と、
    を備えることを特徴とする非常連絡装置。
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