JP2002353904A - データ処理端末、親基板、子基板、端末設計装置および方法、コンピュータプログラム、情報記憶媒体 - Google Patents

データ処理端末、親基板、子基板、端末設計装置および方法、コンピュータプログラム、情報記憶媒体

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JP2002353904A JP2001153768A JP2001153768A JP2002353904A JP 2002353904 A JP2002353904 A JP 2002353904A JP 2001153768 A JP2001153768 A JP 2001153768A JP 2001153768 A JP2001153768 A JP 2001153768A JP 2002353904 A JP2002353904 A JP 2002353904A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第一第二グランドプレーンが接続コネクタで
接続されたグランド構造が無線通信を阻害する強力な電
磁界を発生することを防止する。 【解決手段】 第二グランドプレーン15の接続コネク
タ14とは反対の縁部を抵抗接続手段41が第一グラン
ドプレーン11に接続しているので、抵抗接続手段41
により上述のグランド構造の共振のQを低下し、データ
処理回路の電磁界に起因した強力な電磁界の発生を防止
することができる。特に、抵抗接続手段41の抵抗値が
グランド構造の特性インピーダンスと同一であると、グ
ランド構造が整合終端されるので共振による電磁界の発
生を確実に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第一第二グランド
プレーンを具備しているデータ処理端末、このデータ処
理端末の親基板および子基板、データ処理端末の設計に
利用される端末設計装置および方法、その端末設計装置
のためのコンピュータプログラム、このコンピュータプ
ログラムが格納されている情報記憶媒体、に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、各種のユーザ端末装置が普及して
おり、それらはPDA(Personal Digital Assistance)
として各種のユーザをサポートするとともに、その処理
データをPHS(Personal Handy-phone System:登録商
標)などの無線通信機能を用いて外部と送受信すること
もできる。ここで、このようなデータ処理端末の従来例
を、図を参照して説明する。
【0003】図16に第一の従来例としてデータ処理端
末10を示す。このデータ処理端末10は、中空の筐体
(図示せず)を具備しており、この筐体の内部には、親基
板11、子基板15、この両基板をつなぐ接続コネクタ
14、が配置されている。その親基板11には、集積回
路からなる各種のデータ処理回路(図示せず)が搭載され
ており、子基板15には、RAM(Random Access Memor
y)やフラッシュメモリなどのメモリ回路(図示せず)が搭
載されている。
【0004】また、筐体の一端にはカードスロットが形
成されており(図示せず)、このカードスロットに別体の
カード形状の無線通信ユニット12が着脱自在に装着さ
れている。この無線通信ユニット12には、無線通信回
路(図示せず)が内蔵されており、棒状のアンテナ13が
取り付けられている。
【0005】このデータ処理端末10は、筐体の表面に
タッチパネルやキーボードなどのユーザインターフェイ
ス(図示せず)を有し、このユーザインターフェイスの入
力データなどに対応して、親基板11のデータ処理回路
が各種のデータ処理を実行するものである。
【0006】このデータ処理端末10では、上述のよう
にカード形状の無線通信ユニット12が筐体のカードス
ロットに装着されると、無線通信ユニット12の無線通
信回路と親基板11のデータ処理回路とが有線通信でき
る状態となり、この無線通信ユニット12を介してPH
S機能により1.9(GHz)付近の周波数帯域で無線通信がで
きる。
【0007】つまり、このデータ処理端末10は、必要
により無線通信ユニット12で外部と無線通信を実行す
ることで、データ処理回路の処理データを無線で送信す
ることや、無線で受信したデータをデータ処理回路で処
理することもできる。さらに、データ処理回路の処理デ
ータを子基板15のメモリ回路で記憶させることで、大
容量のデータを処理することができる。
【0008】このようなデータ処理端末10において、
親基板11には、金属製の第一グランドプレーンが略全
領域に形成されており、子基板15にも、金属製の第二
グランドプレーンが略全領域に形成されており(図示せ
ず)、両グランドプレーンは各基板の回路の電位基準を
決めている。
【0009】また、これらの両基板をつなぐ接続コネク
タ14には、複数の信号端子と複数のグランド端子とが
平行に配列されており、例えば、三本の信号端子ごとに
一本のグランド端子が挿入されている。このような構造
により、子基板15が親基板11に装着されると、接続
コネクタ14の信号端子によって、親基板11のデータ
処理回路と子基板15のメモリ回路とが接続され、か
つ、接続コネクタ14のグランド端子によって、親基板
11の第一グランドプレーンと子基板15の第二グラン
ドプレーンとが接続され、両基板のグランドプレーンに
よる電位基準がつながる。
【0010】なお、図16には、子基板15が上下方向
に着脱される一対の接続コネクタ14により親基板11
に装着されているデータ処理端末10を例示したが、図
17の第二の従来例であるデータ処理端末20のよう
に、子基板15が接続コネクタ21に対して前後方向に
着脱される製品もある。
【0011】また、図18の第三の従来例であるデータ
処理端末30のように、第一グランドプレーンおよび第
二グランドプレーンと各々導通した接続パッド31,3
2を親基板11および子基板15の表面や裏面に形成
し、これらの接続パッド31,32を補助接続手段33
の管状の金属柱34およびビス35で導通させた製品も
ある。なお、このような金属柱34およびビス35は、
通常は子基板15の機械的な保持を目的としているた
め、図示したように、子基板15の対角位置の一対の角
部に配置されていることが一般的である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述したデータ処理端
末10,20では、図19に示すように、接続コネクタ
14,21により接続された親基板11の第一グランド
プレーン17と子基板15の第二グランドプレーン18
とが平行に位置する。また、親基板11の第一グランド
プレーン17上には、多数のLSI(Large Scale Integ
ration)などの電子部品や信号配線からなるデータ処理
回路19が搭載されている。
【0013】このデータ処理回路19は、データ処理を
実行するときに特定の周波数の繰り返し信号や非繰り返
し信号を回路内で伝送するので、この近傍には伝送する
信号の基本周波数成分やその高調波成分の電磁界が発生
する。この電磁界は親基板11の第一グランドプレーン
17に高周波の電流を通電するだけでなく、近傍に位置
する子基板15の第二グランドプレーン18にも高周波
の電流を誘導する。
【0014】本発明者は、図19に示すように、親基板
11の第一グランドプレーン17と子基板15の第二グ
ランドプレーン18と接続コネクタ14のグランド端子
からなるグランド構造が、図20に示すように、"逆L
アンテナ"や"逆Fアンテナ"と呼称される1/4波長共
振のアンテナ素子(参考文献:"Small Antennas" K. Fuj
imoto, A. Henderson and J. R. James, Research Stud
ies Press, Chapter 2.4)と良く似ていることを見出し
た。
【0015】このように考えると、接続コネクタ14に
は複数のグランド端子があることから、子基板15の第
二グランドプレーン18の接続コネクタ14側がアンテ
ナ素子の短絡端、接続コネクタ14と対向する端部がア
ンテナ素子の開放端に相当する。データ処理回路19か
ら第二グランドプレーン18に誘導される電流に、第二
グランドプレーン18が1/4波長の共振を起こす周波
数成分がある場合、この第二グランドプレーン18の周
囲には強い電磁界が発生し、遠方に向かって強い電磁波
が放射される。
【0016】子基板15としてメモリ回路が搭載された
ものを考えた場合には、一般にその縁部の長さは25〜75
(mm)程度なので、1/4波長となる周波数は1〜3(GH
z)程度となる。
【0017】従来のデータ処理回路19では、回路内で
伝送する信号の基本周波数が数MHzであったため、その
高調波も100(MHz)程度までであった。この高調波成分が
前述のグランド構造の1/4波長となる周波数よりも大
幅に下回っていたので、1/4波長の共振は起こらなか
った。
【0018】しかし、最近では集積回路の処理速度が上
がってきたため、データ処理回路19の基本周波数が数
百MHzまで上がり、その高調波も数GHz程度まで伸びてき
た。この高調波と前述のグランド構造が1/4波長とな
る周波数とが重なるため、このグランド構造は共振を起
こすようになった。
【0019】一方、最近の無線通信の発達にともない、
PHSでは約1.9(GHz)、携帯電話機では約800(MHz)と約
1.5(GHz)と約2.0(GHz)、無線LAN(Local Area Networ
k)やブルートゥースでは約2.4(GHz)と、GHz帯域の無線
利用が進んでいる。
【0020】このような背景から、前述のグランド構造
による共振周波数と無線通信で利用する周波数帯域とが
重なり、このグランド構造による無線通信の阻害が問題
となってきている。
【0021】データ処理回路19で発生する電磁界が直
接、無線通信ユニット12に影響を与えることは従来か
ら予想されており、対策がとられているが、親基板11
のデータ処理回路19の動作に起因して子基板15など
が共振アンテナとして作用し、その電磁界が無線通信ユ
ニット12に影響することは予測できなかった。
【0022】なお、図18に示すように、第三の従来例
のデータ処理端末30では、第一第二グランドプレーン
17,18の開放端の側部が補助接続手段33で短絡さ
れているので、1/4波長共振は発生しないが、1/2
波長共振は起こりえる。前述の大きさで1/2波長の共
振を起こす周波数は2〜6(GHz)程度なので、先より周
波数が高くなるが、無線通信で利用される周波数帯域と
は近いため、やはり通信が阻害されることになる。
【0023】前述したデータ処理端末10,20,30
では、着脱自在に接続される無線通信ユニット12の無
線通信が端末内部のグランド構造によって阻害されるこ
とを述べた。このような無線通信の阻害は、無線通信ユ
ニット12が上述のグランド構造の近傍に位置すれば発
生する。
【0024】従って、無線通信回路が上述のデータ処理
端末に接続ケーブルでつながれた場合や、上述のデータ
処理端末に接続されていなくても近傍に配置された場合
にも、通信障害が発生しえる(図示せず)。
【0025】上述のような課題を解決するためには、子
基板15を金属ケース(図示せず)で覆い、この金属ケー
スを親基板11の第一グランドプレーン17と接続する
ことで、子基板15で発生する強力な電磁界を無線通信
ユニット12と切り離すことができる。しかし、子基板
15全体を金属ケースで覆う構造では、この金属ケース
のためにデータ処理端末10,20,30が大型化する
課題がある。
【0026】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、無線通信を阻害する電磁界の発生を軽減
しているデータ処理端末、このデータ処理端末の親基板
および子基板、データ処理端末の設計に利用される端末
設計装置および方法、その端末設計装置のためのコンピ
ュータプログラム、このコンピュータプログラムが格納
されている情報記憶媒体、を提供することを目的とす
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の第一のデータ処
理端末は、第一グランドプレーン、第二グランドプレー
ン、データ処理回路、接続コネクタ、抵抗接続手段、を
具備している。第一グランドプレーンは、所定形状の導
体からなり、電位基準を決定する。第二グランドプレー
ンは、少なくとも複数の縁部を具備する所定形状の導体
からなり、第一グランドプレーンと略平行に位置する。
データ処理回路は、第一グランドプレーンと第二グラン
ドプレーンとの少なくとも一方に接続されており、デー
タ処理を実行する。接続コネクタは、少なくとも複数の
グランド端子を具備しており、第二グランドプレーンを
一方の縁部の近傍の位置で第一グランドプレーンに接続
している。抵抗接続手段は、所定の抵抗値を発生するよ
うに形成されており、接続コネクタの位置と対向する第
二グランドプレーンの他方の縁部の近傍の位置を第一グ
ランドプレーンに接続している。このため、第一グラン
ドプレーンと複数のグランド端子と第二グランドプレー
ンからなるグランド構造の開放端に所定の抵抗値が存在
することになり、このグランド構造の共振のQが低下す
る。
【0028】また、本発明の他の形態では、第一グラン
ドプレーンと複数のグランド端子と第二グランドプレー
ンからなるグランド構造の特性インピーダンスと抵抗接
続手段の抵抗値とが同等であることにより、グランド構
造の開放端が整合終端されている。
【0029】また、抵抗接続手段が近傍に位置する第二
グランドプレーンの縁部の長さを"w"、第一グランドプ
レーンと第二グランドプレーンとの間隔を"h"、とする
と、抵抗接続手段の抵抗値"R"が、 [α1×120×π×h/w]≦R<[α2×120×π
×h/w](Ω) (α1およびα2は"α1≦1<α2"を満足する所定の
係数)を満足することにより、グランド構造の特性イン
ピーダンスと抵抗接続手段の抵抗値とが同等となる。
【0030】また、抵抗接続手段の抵抗値"R"が、 R=120×π×h/w(Ω) を満足することにより、グランド構造の特性インピーダ
ンスと抵抗接続手段の抵抗値とが同一となる。
【0031】また、抵抗接続手段が第一グランドプレー
ンと第二グランドプレーンとを並列に接続するn個から
なり、これらn個の抵抗接続手段の各々の抵抗値"Rn"
が、 Rn=120×n×π×h/w(Ω) を満足することにより、複数からなる抵抗接続手段の抵
抗値とグランド構造の特性インピーダンスとが同一とな
り、抵抗接続手段が複数なので各々に直列に存在する寄
生インダクタンスが減少している。
【0032】また、一つの抵抗接続手段が第二グランド
プレーンの縁部の中央に近傍した位置を第一グランドプ
レーンに接続していることにより、第二グランドプレー
ンが一つの抵抗接続手段により対称な状態で第一グラン
ドプレーンに接続されている。
【0033】また、二つの抵抗接続手段が第二グランド
プレーンの縁部の両端の近傍の位置を第一グランドプレ
ーンに個々に接続していることにより、第二グランドプ
レーンが二つの抵抗接続手段により対称な状態で第一グ
ランドプレーンに接続されている。
【0034】また、三つの抵抗接続手段が第二グランド
プレーンの縁部の中央と両端との近傍の位置を第一グラ
ンドプレーンに個々に接続していることにより、第二グ
ランドプレーンが三つの抵抗接続手段により対称な状態
で第一グランドプレーンに接続されている。
【0035】また、抵抗接続手段が第二グランドプレー
ンの縁部と同等な全長の細長形状に形成され、第二グラ
ンドプレーンの縁部と略平行に位置していることによ
り、第二グランドプレーンの縁部の全体が一つの抵抗接
続手段により第一グランドプレーンに接続されている。
【0036】また、第一グランドプレーンはデータ処理
回路が搭載された親基板に形成されており、第二グラン
ドプレーンはデータ処理回路の処理データを一時記憶す
るメモリ回路が搭載された子基板に形成されており、抵
抗接続手段は親基板に搭載されて第一グランドプレーン
に接続された抵抗体からなり、この親基板の抵抗体と子
基板の第二グランドプレーンとが導体で接続されている
ことにより、抵抗接続手段に必要な抵抗体が親基板に搭
載されているので、子基板の構造は従来と同一である。
【0037】また、第一グランドプレーンはデータ処理
回路が搭載された親基板に形成されており、第二グラン
ドプレーンはデータ処理回路の処理データを一時記憶す
るメモリ回路が搭載された子基板に形成されており、抵
抗接続手段は子基板に搭載されて第二グランドプレーン
に接続された抵抗体からなり、この子基板の抵抗体と親
基板の第一グランドプレーンとが導体で接続されている
ことにより、抵抗接続手段に必要な抵抗体が子基板に搭
載されているので、親基板の構造は従来と同一である。
【0038】また、第一グランドプレーンはデータ処理
回路が搭載された親基板に形成されており、第二グラン
ドプレーンはデータ処理回路の処理データを一時記憶す
るメモリ回路が搭載された子基板に形成されており、抵
抗接続手段は親基板と子基板とに個々に搭載されて第一
グランドプレーンと第二グランドプレーンとに個々に接
続された二つの抵抗体からなり、これら親基板と子基板
との抵抗体が導体で接続されていることにより、抵抗接
続手段が二つの抵抗体からなるので、その各々の抵抗値
が半減されている。
【0039】また、外部と無線通信する無線通信回路が
着脱自在に装着されており、無線通信回路とデータ処理
回路が有線通信することにより、データ処理回路と有線
通信する無線通信回路が無線通信しても、この無線通信
を阻害する電磁界をグランド構造が共振により発生する
ことがない。
【0040】また、外部と無線通信する無線通信回路が
一体に形成されており、無線通信回路とデータ処理回路
が有線通信することにより、データ処理回路と有線通信
する無線通信回路が無線通信しても、この無線通信を阻
害する電磁界をグランド構造が共振により発生すること
がない。
【0041】本発明の端末設計装置は、長さ入力手段、
長さ記憶手段、間隔入力手段、間隔記憶手段、抵抗算出
手段、を具備しており、本発明のデータ処理端末の設計
に利用される。その端末設計方法では、接続コネクタの
位置と対向する第二グランドプレーンの他方の縁部の長
さ"w"が長さ入力手段にデータ入力されると、このデー
タ入力された長さ"w"を長さ記憶手段がデータ記憶す
る。また、第一グランドプレーンと第二グランドプレー
ンとの間隔"h"が間隔入力手段にデータ入力されると、
このデータ入力された間隔"h"を間隔記憶手段がデータ
記憶する。そして、接続コネクタの位置と対向する第二
グランドプレーンの他方の縁部の近傍の位置を第一グラ
ンドプレーンに接続する抵抗接続手段の抵抗値"R"を抵
抗算出手段が"R=120×π×h/w(Ω)"として算出
するので、データ処理端末のグランド構造の開放端を整
合終端する抵抗接続手段の抵抗値が算出される。
【0042】なお、本発明で云う所定形状とは、複数の
縁部を具備するものであれば良く、例えば、四つの縁部
と四つの角部とを具備した矩形などを許容する。また、
本発明で云う各種手段は、その機能を実現するように形
成されていれば良く、例えば、所定の機能を発揮する専
用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラ
ムにより付与されたコンピュータ装置、コンピュータプ
ログラムによりコンピュータ装置の内部に実現された所
定の機能、これらの組み合わせ、等を許容する。また、
本発明で言う各種手段は、個々に独立した存在である必
要もなく、ある手段が他の手段の一部であるようなこと
も許容する。
【0043】また、本発明で云う情報記憶媒体とは、端
末設計装置に各種処理を実行させるためのコンピュータ
プログラムが事前に格納されたハードウェアであれば良
く、例えば、端末設計装置を一部とする装置に固定され
ているROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disc D
rive)、端末設計装置を一部とする装置に交換自在に装
填されるCD(Compact Disc)−ROMやFD(Floppy Di
sc)、等を許容する。
【0044】また、本発明で云う端末設計装置とは、コ
ンピュータプログラムを読み取って対応する処理動作を
実行できるハードウェアであれば良く、例えば、CPU
(Central Processing Unit)を主体として、これにRO
MやRAMやI/F(Interface)ユニット等の各種デバ
イスが接続されたコンピュータ装置などを許容する。
【0045】なお、本発明でコンピュータプログラムに
対応した各種動作を端末設計装置に実行させることは、
各種デバイスを端末設計装置に動作制御させることなど
も許容する。例えば、端末設計装置に各種データをデー
タ記憶させることは、端末設計装置が一部として具備し
ているRAM等の情報記憶媒体に各種データを格納する
こと、端末設計装置に交換自在に装填されているFD等
の情報記憶媒体に各種データを格納すること、等を許容
する。
【0046】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
ないし図5を参照して以下に説明する。ただし、これよ
り以下の実施の形態に関して前述した従来例と同一の部
分は、同一の名称および符号を使用して詳細な説明は省
略する。
【0047】まず、本実施の形態のデータ処理端末40
は、図1および図2に示すように、第一から第三の従来
例として前述したデータ処理端末10,20,30と同
様に、大型の長方形状の親基板11に各種のデータ処理
回路19が搭載されており、このデータ処理回路19と
有線通信する無線通信ユニット12が1.9(GHz)付近の周
波数帯域で外部と無線通信する。
【0048】また、親基板11には、接続コネクタ14
により小型の長方形状の子基板15が着脱自在に装着さ
れており、この子基板15の第二グランドプレーン18
と親基板11の第一グランドプレーン17とが接続コネ
クタ14により接続されている。
【0049】このように接続コネクタ14により電気的
かつ機械的に接続されて平行に位置している第一グラン
ドプレーン17と第二グランドプレーン18とは、さら
に抵抗接続手段41によっても電気的に接続されてお
り、この抵抗接続手段41では、第一グランドプレーン
/プレーン17,18に各々導通したメイン/子基板1
1,15の接続パッド31,32が、例えば、抵抗体か
らなる管状の金属柱およびビスで導通されている(図示
せず)。
【0050】また、本形態のデータ処理端末40では、
接続コネクタ14は長方形状の子基板15の一方の長辺
の近傍に平行に位置しているが、前述のデータ処理端末
30などとは相違して、点状の抵抗接続手段41は子基
板15の他方の長辺の中央の近傍に位置している。
【0051】そして、本形態のデータ処理端末40で
は、抵抗接続手段41が近傍に位置する第二グランドプ
レーン18の縁部の長さを"w"、第一グランドプレーン
17と第二グランドプレーン18との間隔を"h"、とす
ると、抵抗接続手段41の抵抗値"R"が"R=120×
π×h/w(Ω)"を満足している。
【0052】このため、本形態のデータ処理端末40で
は、第一グランドプレーン17と複数のグランド端子と
第二グランドプレーン18からなるグランド構造の特性
インピーダンスと抵抗接続手段41の抵抗値とが同一で
あり、上述のグランド構造の開放端が整合終端されてい
る。
【0053】なお、本形態のデータ処理端末40では、
上述のように第二グランドプレーン18の角部の近傍に
接続コネクタ14の端部が位置するとき、その位置を第
二グランドプレーン18の角部と近似し、第二グランド
プレーン18の縁部の近傍に抵抗接続手段41が位置す
るとき、その位置を第二グランドプレーン18の縁部と
近似する。
【0054】上述のような構成において、本形態のデー
タ処理端末40では、無線通信ユニット12が無線通信
するときに親基板11のデータ処理回路19がデータ処
理を実行して電磁界を発生するため、この電磁界が第一
第二グランドプレーン17,18を接続コネクタ14の
グランド端子で接続したグランド構造に作用する。
【0055】しかし、このグランド構造の開放端である
第二グランドプレーン18の縁部中央が抵抗接続手段4
1で第一グランドプレーン17に接続されており、この
抵抗接続手段41の抵抗値が上述のグランド構造の特性
インピーダンスと同一である。
【0056】このため、上述のグランド構造は開放端が
整合終端されており、データ処理回路19の電磁界が作
用しても共振により無線通信を阻害する強力な電磁界を
発生しない。このため、本形態のデータ処理端末40
は、無線通信ユニット12の無線通信を阻害することを
防止でき、無線通信を良好に実行することができる。
【0057】しかも、本形態のデータ処理端末40で
は、接続コネクタ14の位置や構造は従来と同一であ
り、一個の抵抗接続手段41が新規に追加されているだ
けなので、その構造が簡単で組立性も良好である。さら
に、この抵抗接続手段41が接続コネクタ14とは相反
する子基板15の長辺の中央付近に位置するので、抵抗
接続手段41が子基板15を機械的にも保持すれば、第
二グランドプレーン18を対称な状態で良好に第一グラ
ンドプレーン17に接続することができる。
【0058】ここで、上述のような構造のデータ処理端
末40の設計に利用される本実施の形態の端末設計装置
50を以下に説明する。本形態の端末設計装置50は、
図3に示すように、コンピュータの主体となるハードウ
ェアとしてCPU51を具備しており、このCPU51
には、バスライン52により、ROM53、RAM5
4、HDD55、FD56が交換自在に装填されるFD
D(FD Drive)57、CD−ROM58が交換自在に装填
されるCDドライブ59、キーボード60、マウス6
1、ディスプレイ62、I/Fユニット63、等のハー
ドウェアが接続されている。
【0059】本形態の端末設計装置50では、ROM5
3、RAM54、HDD55、交換自在なFD56、交
換自在なCD−ROM58、等のハードウェアが情報記
憶媒体に相当し、これらの少なくとも一個にCPU51
のためのコンピュータプログラムや各種データがソフト
ウェアとして格納されている。
【0060】例えば、CPU51に各種の処理動作を実
行させるコンピュータプログラムは、FD56やCD−
ROM58に事前に格納されている。このようなソフト
ウェアはHDD55に事前にインストールされており、
端末設計装置50の起動時にRAM54に複写されてC
PU51にデータ読取される。
【0061】このようにCPU51が適正なコンピュー
タプログラムをデータ読取して各種の処理動作を実行す
ることにより、本形態の端末設計装置50は、図5に示
すように、長さ入力手段71、長さ記憶手段72、間隔
入力手段73、間隔記憶手段74、抵抗算出手段75、
等の各種手段を各種機能として論理的に具備している。
【0062】各入力手段71,73は、RAM54に格
納されているコンピュータプログラムに対応してCPU
51がキーボード60の入力データをデータ認識する機
能などに相当し、各記憶手段72,74は、上述のコン
ピュータプログラムに対応してCPU51がデータ認識
するようにHDD55に構築された記憶エリアなどに相
当する。
【0063】長さ入力手段71は、接続コネクタ14の
位置と対向する第二グランドプレーン18の他方の縁部
の長さ"w"がデータ入力され、長さ記憶手段72は、長
さ入力手段71にデータ入力された長さ"w"をデータ記
憶する。間隔入力手段73は、第一グランドプレーン1
7と第二グランドプレーン18との間隔"h"がデータ入
力され、間隔記憶手段74は、間隔入力手段73にデー
タ入力された間隔"h"をデータ記憶する。
【0064】そして、抵抗算出手段75は、CPU51
がコンピュータプログラムに対応して所定のデータ処理
を実行する機能などに相当し、上述の各記憶手段72,
74の記憶データに基づいて、"R=120×π×h/
w(Ω)"として抵抗接続手段41の抵抗値"R"を算出す
る。
【0065】上述のような各種手段は、必要によりキー
ボード60やディスプレイ62等のハードウェアを利用
して実現されるが、その主体はRAM54等の情報記憶
媒体に格納されたソフトウェアに対応して、端末設計装
置50のハードウェアであるCPU51が機能すること
により実現されている。
【0066】このようなソフトウェアは、例えば、キー
ボード60などによる長さ"w"のデータ入力を受け付け
る長さ入力処理、そのデータ入力された長さ"w"をHD
D55などによりデータ記憶する長さ記憶処理、間隔"
h"のデータ入力を受け付ける間隔入力処理、そのデー
タ入力された間隔"h"をデータ記憶する間隔記憶処
理、"R=120×π×h/w(Ω)"として抵抗接続手段
41の抵抗値"R"を算出する抵抗算出処理、等の処理動
作をCPU51等に実行させるためのコンピュータプロ
グラムとしてRAM54等の情報記憶媒体に格納されて
いる。
【0067】上述のような構成において、本形態のデー
タ処理端末40は、データ処理回路19と有線通信する
無線通信ユニット12が外部と無線通信することがで
き、そのとき、第一グランドプレーン17と接続コネク
タ14と第二グランドプレーン18からなるグランド構
造にデータ処理回路19が発生する高周波の電磁界が作
用する。
【0068】しかし、本形態のデータ処理端末40で
は、第二グランドプレーン18の接続コネクタ14とは
反対の縁部が抵抗接続手段41で第一グランドプレーン
17に接続されており、その抵抗接続手段41の抵抗値
が上述のグランド構造の特性インピーダンスと一致して
いる。
【0069】このため、このグランド構造は開放端が整
合終端されており、データ処理回路19から作用する高
周波の電磁界に共振して、無線通信ユニット12の無線
通信を阻害する強力な電磁界を発生することがないの
で、本形態のデータ処理端末40は、無線通信ユニット
12が良好に無線通信することができる。
【0070】ここで、このようなデータ処理端末40の
設計に利用される端末設計装置50の端末設計方法を以
下に説明する。本形態の端末設計装置50は、第二グラ
ンドプレーン18の長さ"w"と、第一グランドプレーン
17と第二グランドプレーン18との間隔"h"とが決定
されているデータ処理端末40での、抵抗接続手段41
の抵抗値を算出することができる。
【0071】その場合、図5に示すように、端末設計装
置50のディスプレイ62には"以下のデータを入力し
て下さい。"などのガイダンステキストが"長さw= (m
m),間隔h= (mm)"なる入力項目とともに表示出力さ
れる(ステップS3)。
【0072】そこで、データ処理端末40を設計する作
業者(図示せず)が、上述の入力項目に所望の数値データ
をキーボード60などでデータ入力すると(ステップS
4)、端末設計装置50は、そのデータ入力された数値
データをデータ記憶する(ステップS5)。
【0073】このようにデータ入力された数値データは
上述の入力項目の位置に表示出力されるが、事前にデー
タ入力されてデータ記憶された数値データが存在すると
きは(ステップS1)、その数値データが変更自在なデフ
ォルト値として入力項目に表示される(ステップS2,
S3)。
【0074】そして、本形態の端末設計装置50は、長
さ"w"と間隔"h"との両方をデータ記憶した状態で処理
開始がデータ入力されると(ステップS6,S7)、上述
の記憶データに基づいて"R=120×π×h/w(Ω)"
として抵抗接続手段41の抵抗値"R"を算出する(ステ
ップS8)。
【0075】このように算出された抵抗接続手段41の
抵抗値"R"はディスプレイ62で表示出力されるので
(ステップS9)、作業者は、製造するデータ処理端末4
0の第一第二グランドプレーン17,18を抵抗値"R"
の抵抗接続手段41で接続することができる。
【0076】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態では端末設計装置50が長
さ"w"と間隔"h"とのデータ入力に対応して抵抗値"R"
をデータ出力することを例示したが、長さ"w"と間隔"
h"と抵抗値"R"とのデータ入力に対応して"R=120
×π×h/w(Ω)"の成立の有無をデータ出力すること
も可能である。
【0077】また、上記形態の端末設計装置50では、
RAM54等に格納されているコンピュータプログラム
に対応してCPU51が動作することにより、端末設計
装置50の各種機能として各種手段が論理的に実現され
ることを例示した。しかし、このような各種手段の各々
を固有のハードウェアとして形成することも可能であ
り、一部をソフトウェアとしてRAM54等に格納する
とともに一部をハードウェアとして形成することも可能
である。
【0078】さらに、上記形態ではデータ処理端末40
の抵抗接続手段41の抵抗値"R"が"R=120×π×
h/w(Ω)"を満足していることを例示したが、例え
ば、"α1≦1<α2"を満足する所定の係数α1,α2
により、抵抗接続手段41の抵抗値"R"が、 [α1×120×π×h/w]≦R<[α2×120×π
×h/w](Ω) なる所定の範囲を満足することも可能である。
【0079】この場合でも、データ処理端末40のグラ
ンド構造の特性インピーダンスと抵抗接続手段41の抵
抗値とが完全に同一ではなくとも同等となるので、グラ
ンド構造から無線通信を阻害する強力な電磁界の発生を
防止することができる。なお、抵抗接続手段41の抵抗
値がデータ処理端末40のグランド構造の特性インピー
ダンスと同等でなくとも、所定の抵抗値によりグランド
構造の共振のQを低下させることはできるので、発生す
る電磁界を低減することは可能である。
【0080】また、上記形態ではデータ処理端末40に
無線通信ユニット12が着脱自在に装着されることを例
示したが、例えば、無線通信ユニット12が一体に固定
されていることも可能であり、無線通信ユニット12が
接続ケーブル(図示せず)を介して接続されることも可能
であり、別体の無線通信ユニット12が接続されること
なく近傍で使用されることも可能である。
【0081】同様に、上記形態では子基板15が親基板
11に着脱自在に装着されることを例示したが、これが
一体に固定されていることも可能である。また、上記形
態では子基板15と無線通信ユニット12とが親基板1
1の同一面上に配置されていることを例示したが、例え
ば、子基板15が親基板11の表面上に位置して無線通
信ユニット12が親基板11の裏面上に位置することも
可能である。
【0082】さらに、上記形態のデータ処理端末40で
は、子基板15が接続される親基板11にデータ処理回
路19が搭載されていることを例示したが、このデータ
処理回路19が子基板15のみに搭載されていることも
可能であり、親基板11と子基板15との両方に分散さ
れて搭載されていることも可能である。
【0083】上述のようにデータ処理回路19が子基板
15のみに搭載されている場合、回路基板としての親基
板11は不要なので、大面積かつ大容量の第一グランド
プレーン17は、回路基板とは別個のグランド専用の部
材として形成することが好適である。
【0084】また、上記形態ではデータ処理端末40が
携帯用に形成されていることを例示したが、これが据置
用に形成されていることも可能である。また、上記形態
では無線通信ユニット12の通信周波数がPHS用の1.
9(GHz)付近であることを例示したが、これが携帯電話用
の800(MHz)、1.5(GHz)、2.0(GHz)、付近であることも可
能であり、Bluetooth用の2.4(GHz)付近であることも可
能である。
【0085】さらに、上記形態のデータ処理端末40で
は、子基板15の接続コネクタ14とは反対の縁部の中
央付近に一個の点状の抵抗接続手段41が位置すること
を例示したが、例えば、このような抵抗接続手段41を
複数とすることも可能である。
【0086】例えば、図6に上記形態の第一の変形例と
して例示するデータ処理端末80では、長方形の子基板
15の一辺の両側の角部に二個の抵抗接続手段81が一
個ずつ位置しており、図7に第二の変形例として例示す
るデータ処理端末82では、長方形の子基板15の一辺
の両側の角部と中央とに三個の抵抗接続手段83が一個
ずつ位置している。
【0087】これらの場合も、複数の抵抗接続手段8
1,83の合計の抵抗値"R"は"R=120×π×h/
w(Ω)"を満足するので、二個の抵抗接続手段81の個
々の抵抗値"Rn"は"Rn=240×π×h/w(Ω)"を
満足しており、三個の抵抗接続手段83の個々の抵抗
値"Rn"は"Rn=360×π×h/w(Ω)"を満足して
いる。
【0088】このように第一第二グランドプレーン1
7,18を複数の抵抗接続手段81,83で並列に接続
すると、抵抗接続手段81,83に直列に存在する寄生
インダクタンスが減少して前述のグランド構造を広帯域
で整合終端することができるので、無線通信を阻害する
強力な電磁界の発生を広帯域で防止することができる。
【0089】さらに、図8に第三の変形例として例示す
るデータ処理端末84では、抵抗接続手段85が子基板
15の一辺と同等な全長の細長形状の金属部材からな
り、この一個の抵抗接続手段85が子基板15の一辺と
平行に配置されている。このように第二グランドプレー
ン18の一辺の全体を細長形状の抵抗接続手段85で第
一グランドプレーン17に接続すると、抵抗接続手段8
5に直列に存在する寄生インダクタンスを最低とするこ
とができる。
【0090】また、上記形態では子基板15および第二
グランドプレーン18が単純な長方形に形成されている
ことを例示したが、図9(a)に示すように、第二グラン
ドプレーン90がL字型に形成されていることも可能で
あり、同図(b)に示すように、第二グランドプレーン9
1がT字型に形成されていることも可能である。
【0091】このような場合でも、抵抗接続手段92,
93は異形の第二グランドプレーン90,91の接続コ
ネクタ14とは反対の縁部に位置すれば良く、その縁部
の長さ"w"に対して"R=120×π×h/w(Ω)"の抵
抗値を満足すれば良い。
【0092】しかし、上述のように第二グランドプレー
ン90,91がL字型やT字型に形成されていると、図
中で側方に突出した部分も開放端として作用する懸念が
ある。そこで、これが問題となる場合には、図10に示
すように、第二グランドプレーン90,91の図中側方
に突出した部分にも抵抗接続手段94,95を配置する
ことが好適である。
【0093】ただし、このような場合でも、抵抗接続手
段92〜95は、各々が配置された縁部の長さ"w"に対
して"R=120×π×h/w(Ω)"の抵抗値を満足すれ
ば良いので、例えば、L字型の第二グランドプレーン9
0で抵抗接続手段92,94が位置する縁部の長さが"
w1,w2"として相違する場合、抵抗接続手段92,
94の抵抗値"R1,R2"も"R1=120×π×h/
w1(Ω),R2=120×π×h/w2(Ω)"として相
違することになり、これはT字型の第二グランドプレー
ン91でも同様である。
【0094】さらに、上記形態のデータ処理端末40等
では、接続コネクタ14が第二グランドプレーン18の
縁部に位置することを例示したが、図11に示すよう
に、接続コネクタ14が第二グランドプレーン96の中
央に位置することも可能である。
【0095】この場合、接続コネクタ14が縁部に位置
する一対の第二グランドプレーン18を一体に接合した
構造と等価なので、接続コネクタ14の両側に位置する
第二グランドプレーン96の縁部の各々に二個の抵抗接
続手段41を一個ずつ配置することが好適である。
【0096】また、上記形態のデータ処理端末40等で
は、接続コネクタが上下方向に着脱自在な一対の接続コ
ネクタ14からなることを例示したが、図17に例示し
たデータ処理端末20のように、接続コネクタが子基板
15の一方の縁部が前後方向に着脱される接続コネクタ
21からなることも可能である。
【0097】さらに、上記形態のデータ処理端末40,
80,82では、抵抗接続手段41,81,83が管状
の金属柱およびビスからなることを想定し、データ処理
端末84では、抵抗接続手段85が細長形状の金属部材
からなることを例示したが、このような構造の抵抗接続
手段41等で所定の抵抗値を実現することは容易ではな
い。
【0098】そこで、このような課題を解決したデータ
処理端末100を本発明の実施の第二の形態として図1
2および図13を参照して以下に説明する。まず、本形
態のデータ処理端末100では、図12に示すように、
親基板11の上面に接続パッド101が形成されてお
り、この接続パッド101が第一グランドプレーン17
に導通されている。
【0099】子基板15の下面にも接続パッド102が
形成されており、この子基板15の接続パッド102は
親基板11の接続パッド101に導体の金属柱34およ
びビス35で導通されている。ただし、図13に示すよ
うに、子基板15の下面には抵抗接続手段である抵抗体
103が実装されており、この抵抗体103を介して子
基板15の接続パッド102と第二グランドプレーン1
8とが導通されている。
【0100】より具体的には、子基板15の下面には一
対の実装パッド104,105が形成されており、その
一方の実装パッド104は接続パッド102と一体に形
成されている。他方の実装パッド105はヴィアホール
106により第二グランドプレーン18と導通されてお
り、抵抗体103は両端が一対の実装パッド104,1
05に接続されている。
【0101】このような構成において、本形態のデータ
処理端末100では、抵抗接続手段である抵抗体103
が子基板15のみに搭載されているので、親基板11は
従来と同一の構造で良い。このため、親基板11のみ搭
載されて子基板15は搭載されていないデータ処理端末
100を製品として販売し、このデータ処理端末100
に顧客が所望によりオプションの子基板15を追加する
ような場合、この追加により発生する課題を防止する抵
抗体103を子基板15のみに搭載しておけば良いこと
になる。
【0102】従って、子基板15が搭載されていない初
期状態のデータ処理端末100に無用な対策を実施する
必要がなく、初期状態のデータ処理端末100の構造を
簡略化して生産性を向上させることができる。また、デ
ータ処理装置100に子基板15が最初から搭載される
場合でも、例えば、子基板15のサイズや形状が設計変
更されるときに親基板15まで設計変更する必要がない
ので、量産するデータ処理端末100の生産性が良好で
ある。
【0103】なお、本発明も上記形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態では抵抗接続手段となる抵抗
体103が子基板15のみに搭載されていることを例示
したが、抵抗体103が親基板11のみに搭載されてい
ることも可能である。
【0104】この場合、子基板15は従来と同一の構造
で良いので、例えば、複数種類の子基板15を交換自在
としても、その各々に抵抗体103を搭載する必要がな
いので、複数種類の子基板15の生産性が良好である。
また、二個の抵抗体を親基板11と子基板15とに一個
ずつ搭載することも可能であり、この場合は抵抗体の各
々の抵抗値を半分とすることができる。
【0105】ここで、本発明者による実験結果を図14
および図15を参照して以下に説明する。
【0106】本発明者はFDTD(Finite Differential
Time Domain)法に基づいた既存の電磁界シミュレーシ
ョンのアプリケーションソフトを一般的なパーソナルコ
ンピュータにインストールし、その電磁界シミュレーシ
ョンソフトにより、前述したデータ処理端末10,3
0,40,82の遠方放射電界強度の周波数特性を算出
した。なお、遠方放射電界強度と端末近傍の電磁界によ
る電磁干渉とは同一ではないが、遠方放射電界強度が高
いほど近傍の電磁干渉も発生しやすいことは容易に想定
できる。
【0107】図14に電磁界シミュレーションのモデル
を示す。第一グランドプレーン17は、左右長が160(m
m)、前後幅が70(mm)、上下厚が無限小、の完全導体でモ
デル化し、第二グランドプレーン18は、左右長が40(m
m)、前後幅が50(mm)、上下厚が無限小、の完全導体でモ
デル化した。さらに、接続コネクタ14は、左右長が20
(mm)、前後幅が無限小、上下厚が4(mm)、の完全導体で
モデル化し、第二グランドプレーン18の長辺に沿って
位置した。
【0108】データ処理回路19は、信号配線と抵抗と
電圧源とで構成した。信号配線は、左右幅と上下厚が無
限小、前後長が5(mm)、の棒状の完全導体でモデル化
し、第一グランドプレーン17から2(mm)の高さに配置
した。この信号配線の一端と第一グランドプレーン17
との間には1(Ω)の抵抗を挿入し、信号配線の他端と第
一グランドプレーン17との間には棒状の完全導体を挿
入した。電圧源は信号配線の中央に第一グランドプレー
ン17と平行に配置した。電圧源の内部インピーダンス
は0(Ω)、電圧源の出力電圧は1(V)とした。
【0109】このデータ処理回路19は、長手方向が接
続コネクタ14と直交する方向で、第二グランドプレー
ン18の中央付近の真下で第一グランドプレーン17上
に位置するものとした。本来、データ処理回路19は親
基板11の全体に搭載されているものであるが、わずか
5(mm)の信号配線でも第二グランドプレーン18が共振
することを示すため、このようなモデルとした。
【0110】本シミュレーションでは、従来例と本発明
とのデータ処理端末についてそれぞれ二つずつ検討し
た。従来例1は、第一グランドプレーン17と第二グラ
ンドプレーン18とが接続コネクタ14と対向する縁部
で開放端になったデータ処理端末10、従来例2は、第
二グランドプレーン18の対角位置にあるA点とD点と
で両グランドプレーン17,18が完全導体でつながれ
たデータ処理端末30、に相当する。
【0111】本発明1は、両グランドプレーン17,1
8間が縁部の中心B点で抵抗接続手段41により接続さ
れたデータ処理端末40、本発明2は、両グランドプレ
ーン17,18間が縁部の三点A,B,Cで抵抗接続手
段83により接続されたデータ処理端末82、に相当す
る。
【0112】接続コネクタ14と対向する第二グランド
プレーン18の縁部では、両グランドプレーン17,1
8の間隔hが4(mm)、縁部の長さwが40(mm)であるか
ら、"R=120×π×h/w(Ω)"の数式より、抵抗接
続手段の抵抗値Rは37.7(Ω)となる。そこで、本発明1
では抵抗接続手段41の抵抗値を37.7(Ω)とし、本発明
2では抵抗接続手段83の抵抗値をRの三倍の値である
113(Ω)とした。
【0113】FDTD法による電磁界シミュレーション
では、計算モデルを含む計算領域を用意し、その外周に
吸収境界領域を設ける。さらに、計算領域内をメッシュ
で分割する。本計算では、左右長が260(mm)、前後幅が1
70(mm)、上下幅が100(mm)の計算領域を設け、この中央
に計算モデルを配置した。吸収境界条件には、10層のP
ML(Perfectly Matched Layer)の吸収境界条件を用い
た。さらに、計算領域内は左右長と前後長とがともに5.
0(mm)、上下幅が2.0(mm)の均一メッシュで分割した。
【0114】以上の条件のもと、1.0〜3.0(GHz)の遠方
放射電界強度を計算した。図15に計算結果を示す。第
一グランドプレーン17の中心に原点を設定し、x-y平
面、y-z平面、z-x平面での遠方放射電界強度の最大値を
プロットした。従来例1の計算モデルにおいて、第二グ
ランドプレーン17と接続コネクタ14とを取り去った
場合の遠方放射電界強度の最大値をもとに正規化した結
果である。
【0115】従来1のデータ処理端末10では、1.4(GH
z)付近にピークがある。第二グランドプレーン18の接
続コネクタ14の位置から他方の縁部までの距離は45(m
m)であり、この長さが1/4波長となる周波数は1.7(GH
z)である。第二グランドプレーン18が幅広の導体板形
状をしているため、共振周波数が多少低くなることを想
定すると、このピークの原因は第一グランドプレーン1
7と第二グランドプレーン18と両グランドプレーン1
7,18をつなぐ接続コネクタ14とで形成されるグラ
ンド構造の共振にあると推測できる。
【0116】従来2のデータ処理端末30では、2.2(GH
z)付近にピークがある。第二グランドプレーン18の接
続コネクタ14の位置から他方の縁部までの距離が1/
2波長となる周波数は3.4(GHz)と、上述のピーク周波数
とは大きく異なる。しかし、両グランドプレーン17,
18を短絡するA点の位置が非対称であるのと、先と同
様に第二グランドプレーン18が幅広の導体板形状をし
ているため、共振周波数が多少低くなることを想定する
と、このピークの原因も第一第二グランドプレーン1
7,18と接続コネクタ14とA,D点の補助接続手段
33とで形成されるグランド構造の共振にあると推測で
きる。
【0117】この従来2のデータ処理端末30では、従
来1のデータ処理端末10に比べて共振周波数を高くす
ることができたが、依然として無線通信で利用される周
波数帯域で強い電磁波が発生している。例えば、PHS
では約1.9(GHz)、携帯電話機では約2.0(GHz)、無線LA
Nやブルートゥースでは約2.4(GHz)を利用することか
ら、これらの無線通信が従来2のデータ処理端末30で
は阻害されやすい。
【0118】一方、本発明1,2のデータ処理端末4
0,82では、少なくとも1.0〜3.0(GHz)の広帯域で遠
方放射電界強度のピークは存在せず、基準とした第二グ
ランドプレーン18と接続コネクタ14とがない状態と
同等である。ともに基準に対する増加分が2.0(dB)と、
従来1,2に比べて非常に低い。
【0119】第一グランドプレーン17と第二グランド
プレーン18と接続コネクタ14からなるグランド構造
において、第一第二グランドプレーン17,18によっ
て形成される伝送線路の特性インピーダンス値と同値の
抵抗体を、第二グランドプレーン18の接続コネクタ1
4と対向する縁部につけることで、このグランド構造に
よる強い共振を広帯域で抑制することができる。
【0120】
【発明の効果】本発明の第一のデータ処理端末では、所
定の抵抗値を発生する抵抗接続手段が接続コネクタの位
置と対向する第二グランドプレーンの他方の縁部の近傍
の位置を第一グランドプレーンに接続していることによ
り、第一グランドプレーンと複数のグランド端子と第二
グランドプレーンからなるグランド構造の共振のQを低
下させることができるので、データ処理回路の電磁界に
起因したグランド構造の共振を低減して無線通信を阻害
する強力な電磁界の発生を防止することができる。
【0121】また、本発明の他の形態では、第一グラン
ドプレーンと複数のグランド端子と第二グランドプレー
ンからなるグランド構造の特性インピーダンスと抵抗接
続手段の抵抗値とが同等であることにより、グランド構
造の開放端を整合終端することができるので、データ処
理回路の電磁界に起因したグランド構造の共振を予防し
て無線通信を阻害する強力な電磁界の発生を確実に防止
することができる。
【0122】また、抵抗接続手段が近傍に位置する第二
グランドプレーンの縁部の長さを"w"、第一グランドプ
レーンと第二グランドプレーンとの間隔を"h"、とする
と、抵抗接続手段の抵抗値"R"が、 [α1×120×π×h/w]≦R<[α2×120×π
×h/w](Ω) (α1およびα2は"α1≦1<α2"を満足する所定の
係数)を満足することにより、グランド構造の特性イン
ピーダンスと抵抗接続手段の抵抗値とを同等とすること
ができる。
【0123】また、抵抗接続手段の抵抗値"R"が、 R=120×π×h/w(Ω) を満足することにより、グランド構造の特性インピーダ
ンスと抵抗接続手段の抵抗値とを同一とすることができ
る。
【0124】また、抵抗接続手段が第一グランドプレー
ンと第二グランドプレーンとを並列に接続するn個から
なり、これらn個の抵抗接続手段の各々の抵抗値"Rn"
が、 Rn=120×n×π×h/w(Ω) を満足することにより、複数からなる抵抗接続手段の抵
抗値とグランド構造の特性インピーダンスとを同一とす
ることができ、抵抗接続手段が複数なので各々に直列に
存在する寄生インダクタンスを減少させてグランド構造
を広帯域で整合終端することができる。
【0125】また、一つの抵抗接続手段が第二グランド
プレーンの縁部の中央に近傍した位置を第一グランドプ
レーンに接続していることにより、また、二つの抵抗接
続手段が第二グランドプレーンの縁部の両端の近傍の位
置を第一グランドプレーンに個々に接続していることに
より、また、三つの抵抗接続手段が第二グランドプレー
ンの縁部の中央と両端との近傍の位置を第一グランドプ
レーンに個々に接続していることにより、第二グランド
プレーンを所定個数の抵抗接続手段により対称な状態で
第一グランドプレーンに接続することができる。
【0126】また、抵抗接続手段が第二グランドプレー
ンの縁部と同等な全長の細長形状に形成されて略平行に
位置していることにより、第二グランドプレーンの縁部
の全体を一つの抵抗接続手段により第一グランドプレー
ンに接続することができる。
【0127】また、抵抗接続手段は親基板に搭載されて
第一グランドプレーンに接続された抵抗体からなり、こ
の親基板の抵抗体と子基板の第二グランドプレーンとが
導体で接続されていることにより、抵抗接続手段に必要
な抵抗体が親基板に搭載されているので、子基板の構造
を従来と同一にすることができる。
【0128】また、抵抗接続手段は子基板に搭載されて
第二グランドプレーンに接続された抵抗体からなり、こ
の子基板の抵抗体と親基板の第一グランドプレーンとが
導体で接続されていることにより、抵抗接続手段に必要
な抵抗体が子基板に搭載されているので、親基板の構造
を従来と同一にすることができる。
【0129】また、抵抗接続手段は親基板と子基板とに
個々に搭載されて第一グランドプレーンと第二グランド
プレーンとに個々に接続された二つの抵抗体からなり、
これら親基板と子基板との抵抗体が導体で接続されてい
ることにより、抵抗接続手段が二つの抵抗体からなるの
で、その各々の抵抗値を半減することができる。
【0130】また、外部と無線通信する無線通信回路が
着脱自在に装着されており、無線通信回路とデータ処理
回路が有線通信することにより、また、外部と無線通信
する無線通信回路が一体に形成されており、無線通信回
路とデータ処理回路が有線通信することにより、無線通
信回路の無線通信を阻害する電磁界をグランド構造が共
振により発生することがないので、無線通信回路が良好
に無線通信することができる。
【0131】本発明の端末設計装置の端末設計方法で
は、データ処理端末の接続コネクタの位置と対向する第
二グランドプレーンの他方の縁部の近傍の位置を第一グ
ランドプレーンに接続する抵抗接続手段の抵抗値"R"を
抵抗算出手段が"R=120×π×h/w(Ω)"として算
出することにより、データ処理端末のグランド構造の開
放端を整合終端する抵抗接続手段の抵抗値を算出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態のデータ処理端末の
内部構造を示す斜視図である。
【図2】第一グランドプレーンや第二グランドプレーン
などの電気的構造を示す模式図である。
【図3】本発明の実施の一形態の端末設計装置の物理構
造を示すブロック図である。
【図4】端末設計装置の論理構造を示す模式図である。
【図5】端末設計装置による端末設計方法を示すフロー
チャートである。
【図6】第一の変形例のデータ処理端末の内部構造を示
す斜視図である。
【図7】第二の変形例のデータ処理端末の内部構造を示
す斜視図である。
【図8】第三の変形例のデータ処理端末の内部構造を示
す斜視図である。
【図9】第四第五の変形例のデータ処理端末の要部を示
す平面図である。
【図10】第六第七の変形例のデータ処理端末の要部を
示す平面図である。
【図11】第八の変形例のデータ処理端末の要部を示す
平面図である。
【図12】第二の形態のデータ処理端末の内部構造を示
す斜視図である。
【図13】子基板の要部を示す底面図である。
【図14】電磁界シミュレーションのモデルを示す模式
図である。
【図15】遠方放射電界強度の周波数特性を示す特性図
である。
【図16】第一の従来例のデータ処理端末の内部構造を
示す斜視図である。
【図17】第二の従来例のデータ処理端末の内部構造を
示す斜視図である。
【図18】第三の従来例のデータ処理端末の内部構造を
示す斜視図である。
【図19】第一の従来例のデータ処理端末の第一グラン
ドプレーンや第二グランドプレーンなどの電気的構造を
示す模式図である。
【図20】逆Lアンテナと逆Fアンテナとの構造を示す
模式図である。
【符号の説明】
11 親基板 14 接続コネクタ 15 子基板 17 第一グランドプレーン 18,90,91,96 第二グランドプレーン 19 データ処理回路 40,80,82,84,100 データ処理端末 41,81,83,85,92〜95,103 抵抗
接続手段 50 端末設計装置 51 コンピュータの主体であるCPU 53 情報記憶媒体であるROM 54 情報記憶媒体であるRAM 55 情報記憶媒体であるHDD 56 情報記憶媒体であるFD 58 情報記憶媒体であるCD−ROM 71 長さ入力手段 72 長さ記憶手段 73 間隔入力手段 74 間隔記憶手段 75 抵抗算出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 9/00 H05K 9/00 R Fターム(参考) 5E321 AA31 AA32 GG09 5E338 CC05 CC06 CD12 EE11 EE13 5E344 AA01 AA28 BB02 BB06 CD12 CD18 CD21 DD08 EE07 EE08 5K052 AA02 AA11 BB16 DD15 DD21 FF38 GG32

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電位基準を決定する所定形状の導体から
    なる第一グランドプレーンと、 少なくとも複数の縁部を具備する所定形状の導体からな
    り前記第一グランドプレーンと略平行に位置する第二グ
    ランドプレーンと、 前記第一グランドプレーンと前記第二グランドプレーン
    との少なくとも一方に接続されているデータ処理回路
    と、 前記第二グランドプレーンの一方の縁部の近傍の位置を
    前記第一グランドプレーンに複数のグランド端子で接続
    している接続コネクタと、 この接続コネクタの位置と対向する前記第二グランドプ
    レーンの他方の縁部の近傍の位置を所定の抵抗値で前記
    第一グランドプレーンに接続している抵抗接続手段と、
    具備しているデータ処理端末。
  2. 【請求項2】 前記第一グランドプレーンと複数の前記
    グランド端子と前記第二グランドプレーンからなるグラ
    ンド構造の特性インピーダンスと前記抵抗接続手段の抵
    抗値とが同等である請求項1に記載のデータ処理端末。
  3. 【請求項3】 前記抵抗接続手段が近傍に位置する前記
    第二グランドプレーンの縁部の長さを"w"、前記第一グ
    ランドプレーンと前記第二グランドプレーンとの間隔
    を"h"、とすると、前記抵抗接続手段の抵抗値"R"が、 [α1×120×π×h/w]≦R<[α2×120×π
    ×h/w](Ω) (α1およびα2は"α1≦1<α2"を満足する所定の
    係数)を満足する請求項2に記載のデータ処理端末。
  4. 【請求項4】 前記抵抗接続手段の抵抗値"R"が、 R=120×π×h/w(Ω) を満足する請求項3に記載のデータ処理端末。
  5. 【請求項5】 前記抵抗接続手段が前記第一グランドプ
    レーンと前記第二グランドプレーンとを並列に接続する
    n個からなり、 これらn個の抵抗接続手段の各々の抵抗値"Rn"が、 Rn=120×n×π×h/w(Ω) を満足する請求項4に記載のデータ処理端末。
  6. 【請求項6】 一つの前記抵抗接続手段が前記第二グラ
    ンドプレーンの縁部の中央に近傍した位置を前記第一グ
    ランドプレーンに接続している請求項1ないし4の何れ
    か一項に記載のデータ処理端末。
  7. 【請求項7】 二つの前記抵抗接続手段が前記第二グラ
    ンドプレーンの縁部の両端の近傍の位置を前記第一グラ
    ンドプレーンに個々に接続している請求項1ないし5の
    何れか一項に記載のデータ処理端末。
  8. 【請求項8】 三つの前記抵抗接続手段が前記第二グラ
    ンドプレーンの縁部の中央と両端との近傍の位置を前記
    第一グランドプレーンに個々に接続している請求項1な
    いし5の何れか一項に記載のデータ処理端末。
  9. 【請求項9】 前記抵抗接続手段が前記第二グランドプ
    レーンの縁部と同等な全長の細長形状に形成されてお
    り、 前記抵抗接続手段が前記第二グランドプレーンの縁部と
    略平行に位置している請求項6に記載のデータ処理端
    末。
  10. 【請求項10】 前記第一グランドプレーンは前記デー
    タ処理回路が搭載された親基板に形成されており、 前記第二グランドプレーンは前記データ処理回路の処理
    データを一時記憶するメモリ回路が搭載された子基板に
    形成されており、 前記抵抗接続手段は前記親基板に搭載されて前記第一グ
    ランドプレーンに接続された抵抗体からなり、 この親基板の抵抗体と前記子基板の第二グランドプレー
    ンとが導体で接続されている請求項1ないし9の何れか
    一項に記載のデータ処理端末。
  11. 【請求項11】 前記第一グランドプレーンは前記デー
    タ処理回路が搭載された親基板に形成されており、 前記第二グランドプレーンは前記データ処理回路の処理
    データを一時記憶するメモリ回路が搭載された子基板に
    形成されており、 前記抵抗接続手段は前記子基板に搭載されて前記第二グ
    ランドプレーンに接続された抵抗体からなり、 この子基板の抵抗体と前記親基板の第一グランドプレー
    ンとが導体で接続されている請求項1ないし9の何れか
    一項に記載のデータ処理端末。
  12. 【請求項12】 前記第一グランドプレーンは前記デー
    タ処理回路が搭載された親基板に形成されており、 前記第二グランドプレーンは前記データ処理回路の処理
    データを一時記憶するメモリ回路が搭載された子基板に
    形成されており、 前記抵抗接続手段は前記親基板と前記子基板とに個々に
    搭載されて前記第一グランドプレーンと前記第二グラン
    ドプレーンとに個々に接続された二つの抵抗体からな
    り、 これら親基板と子基板との前記抵抗体が導体で接続され
    ている請求項1ないし9の何れか一項に記載のデータ処
    理端末。
  13. 【請求項13】 外部と無線通信する無線通信回路が着
    脱自在に装着されており、 前記無線通信回路と前記データ処理回路が有線通信する
    請求項1ないし12の何れか一項に記載のデータ処理端
    末。
  14. 【請求項14】 外部と無線通信する無線通信回路が一
    体に形成されており、 前記無線通信回路と前記データ処理回路が有線通信する
    請求項1ないし12の何れか一項に記載のデータ処理端
    末。
  15. 【請求項15】 請求項10に記載のデータ処理端末の
    親基板であって、 前記第一グランドプレーンが形成されており、 前記第一グランドプレーンに接続されて前記抵抗接続手
    段となる前記抵抗体が搭載されている親基板。
  16. 【請求項16】 請求項11に記載のデータ処理端末の
    子基板であって、 前記第二グランドプレーンが形成されており、 前記第二グランドプレーンに接続されて前記抵抗接続手
    段となる前記抵抗体が搭載されている子基板。
  17. 【請求項17】 電位基準を決定する所定形状の導体か
    らなる第一グランドプレーンと、少なくとも複数の縁部
    を具備する所定形状の導体からなり前記第一グランドプ
    レーンと略平行に位置する第二グランドプレーンと、前
    記第一グランドプレーンと前記第二グランドプレーンと
    の少なくとも一方に接続されているデータ処理回路と、
    前記第二グランドプレーンの一方の縁部の近傍の位置を
    前記第一グランドプレーンに複数のグランド端子で接続
    している接続コネクタと、を具備しているデータ処理端
    末の設計に利用される端末設計装置であって、 前記接続コネクタの位置と対向する前記第二グランドプ
    レーンの他方の縁部の長さ"w"がデータ入力される長さ
    入力手段と、 この長さ入力手段にデータ入力された長さ"w"をデータ
    記憶する長さ記憶手段と、 前記第一グランドプレーンと前記第二グランドプレーン
    との間隔"h"がデータ入力される間隔入力手段と、 この間隔入力手段にデータ入力された間隔"h"をデータ
    記憶する間隔記憶手段と、 前記接続コネクタの位置と対向する前記第二グランドプ
    レーンの他方の縁部の近傍の位置を前記第一グランドプ
    レーンに接続する抵抗接続手段の抵抗値"R"を"R=1
    20×π×h/w(Ω)"として算出する抵抗算出手段
    と、を具備している端末設計装置。
  18. 【請求項18】 電位基準を決定する所定形状の導体か
    らなる第一グランドプレーンと、少なくとも複数の縁部
    を具備する所定形状の導体からなり前記第一グランドプ
    レーンと略平行に位置する第二グランドプレーンと、前
    記第一グランドプレーンと前記第二グランドプレーンと
    の少なくとも一方に接続されているデータ処理回路と、
    前記第二グランドプレーンの一方の縁部の近傍の位置を
    前記第一グランドプレーンに複数のグランド端子で接続
    している接続コネクタと、を具備しているデータ処理端
    末を設計する端末設計方法であって、 前記接続コネクタの位置と対向する前記第二グランドプ
    レーンの他方の縁部の長さ"w"のデータ入力を受け付け
    る長さ入力工程と、 この長さ入力工程でデータ入力された長さ"w"をデータ
    記憶する長さ記憶工程と、 前記第一グランドプレーンと前記第二グランドプレーン
    との間隔"h"のデータ入力を受け付ける間隔入力工程
    と、 この間隔入力工程でデータ入力された間隔"h"をデータ
    記憶する間隔記憶工程と、 前記接続コネクタの位置と対向する前記第二グランドプ
    レーンの他方の縁部の近傍の位置を前記第一グランドプ
    レーンに接続する抵抗接続手段の抵抗値"R"を"R=1
    20×π×h/w(Ω)"として算出する抵抗算出工程
    と、を具備している端末設計方法。
  19. 【請求項19】 請求項16に記載の端末設計装置のた
    めのコンピュータプログラムであって、 前記接続コネクタの位置と対向する前記第二グランドプ
    レーンの他方の縁部の長さ"w"のデータ入力を受け付け
    る長さ入力処理と、 この長さ入力処理でデータ入力された長さ"w"をデータ
    記憶する長さ記憶処理と、 前記第一グランドプレーンと前記第二グランドプレーン
    との間隔"h"のデータ入力を受け付ける間隔入力処理
    と、 この間隔入力処理でデータ入力された間隔"h"をデータ
    記憶する間隔記憶処理と、 前記接続コネクタの位置と対向する前記第二グランドプ
    レーンの他方の縁部の近傍の位置を前記第一グランドプ
    レーンに接続する抵抗接続手段の抵抗値"R"を"R=1
    20×π×h/w(Ω)"として算出する抵抗算出処理
    と、を前記端末設計装置に実行させるためのコンピュー
    タプログラム。
  20. 【請求項20】 端末設計装置のためのコンピュータプ
    ログラムが格納されている情報記憶媒体であって、 請求項19に記載のコンピュータプログラムが格納され
    ている情報記憶媒体。
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