JP2002350989A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2002350989A
JP2002350989A JP2001161232A JP2001161232A JP2002350989A JP 2002350989 A JP2002350989 A JP 2002350989A JP 2001161232 A JP2001161232 A JP 2001161232A JP 2001161232 A JP2001161232 A JP 2001161232A JP 2002350989 A JP2002350989 A JP 2002350989A
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Japan
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exposure
head
photosensitive material
exposure head
photographic paper
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JP2001161232A
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English (en)
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Yoshiyuki Nakatani
祥之 中谷
Keiichi Yamamoto
圭一 山本
Kazushige Iso
和茂 磯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光ヘッドの無駄な作動を無くして露光ヘッ
ドの往路と復路とで効率の良い露光を可能にする。 【解決手段】 ホームポジションHPから停止位置SP
までの往路において露光ヘッド22を移動させて露光位
置EPにセットされた印画紙1に対する露光を行い、こ
の停止位置SPからホームポジションHPまでの復路に
おいて露光ヘッド22を移動させて露光位置EPにセッ
トされた印画紙1に対する露光を行う制御装置Eを備え
ると共に、この露光位置EPに対して次にセットされる
印画紙1のサイズが大きいことを判別した場合には、停
止位置SPをホームポジションHPから離間する側に変
位させるよう制御装置Eの制御形態を設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光ヘッドを副走
査方向に沿った往路と復路とに移動させ、その往路と復
路との何れの移動経路においても露光ヘッドを制御して
露光位置にセットされた感光材料への露光を可能にする
制御手段を備えている露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成された露光装置として
特開2000‐112039号公報に示されるものが存
在し、この従来例では感光材料としての印画紙の搬送方
向に沿って露光ヘッドの移動経路を設定し、この移動経
路において露光位置を挟む2カ所に露光ヘッドの位置を
検出する検出部を配置し、この2つの検出部のうち露光
ヘッドを検出したものからの信号に基づいて露光ヘッド
の移動方向を決定し、かつ、この検出部で露光ヘッドを
検出すると露光ヘッドの移動を停止するよう作動形態を
設定してある。そして、この露光ヘッドの何れの側に向
かう移動時にも印画紙への露光を行えるよう露光ヘッド
による露光形態が設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、公報番号を挙
げた従来の技術について考えるに、この従来例では往路
と復路との何れでも露光を行うことにより、往路と復路
との一方でのみ露光を行うものと比較して、露光に必要
とする時間を短縮して効率を向上させるものとなってい
る。しかし、このように露光ヘッドの移動ストロークを
固定したものでは、小さいサイズの印画紙に対する露光
を行う際にも露光ヘッドを決まった位置まで移動させて
停止する作動形態となるので、露光ヘッドの移動ストロ
ークに無駄があり改善の余地があった。
【0004】本発明の目的は、露光ヘッドの無駄な作動
をなくして効率の良い露光を可能にする露光装置を合理
的に構成する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
露光装置の特徴、作用・効果は次の通りである。〔特
徴〕露光ヘッドを副走査方向に沿った往路と復路とに移
動させ、その往路と復路との何れの移動経路においても
露光ヘッドを制御して露光位置にセットされた感光材料
への露光を可能にする制御手段を備えている露光装置に
おいて、前記移動経路の待機位置から露光ヘッドの移動
を開始して露光位置の感光材料への露光を行い、この露
光ヘッドが停止位置に達すると移動を停止させて、この
停止位置を次の露光における待機位置に設定し、この
後、露光位置に対して次の感光材料をセットし、逆方向
に露光ヘッドの移動を開始して露光位置の感光材料への
露光を行うよう露光ヘッドの露光形態を前記制御手段に
設定すると共に、前記2つの待機位置に対応する2つの
停止位置のうちの少なくとも1つの停止位置を、次に前
記露光位置にセットされる感光材料のサイズに対応し
て、この感光材料のサイズが大きいものほど待機位置よ
り離間した位置に変更するよう前記制御手段の制御形態
を設定してある点にある。
【0006】〔作用・効果〕上記特徴によると、露光ヘ
ッドを往路側と復路側との何れの移動経路においても露
光位置にセットされた感光材料に対する露光を行えると
共に、この露光位置の印画紙に対して露光ヘッドで露光
を行う際には、次の感光材料のサイズに対応して露光ヘ
ッドの停止位置を設定するので、つまり、感光材料のサ
イズが大きいものほど停止位置を待機位置より離間させ
るので、次の感光材料に対して適正な位置から露光を行
え、露光ヘッドを無駄に移動させることがなく、この無
駄な作動に伴って従来発生していた時間的ロスを無くせ
るものとなる。その結果、露光ヘッドを往復作動させな
がら露光を行う有効性を損なうことなく、効率的に露光
を行える露光装置が合理的に構成されたのである。
【0007】本発明の請求項2に係る露光装置の特徴、
作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1記載の露光装置において、前記移動経
路の一方の端部にホームポジションを設定し、このホー
ムポジションに露光ヘッドが存在することを検出する位
置センサを備えると共に、このホームポジションを前記
往路での待機位置と、前記復路での停止位置とに設定し
てある点にある。
【0008】〔作用・効果〕上記特徴によると、露光ヘ
ッドを1往復させて2度の露光を行う際には、その2度
の露光のうちの1度は必ず露光ヘッドをホームポジショ
ンに待機させて露光を開始することになるので、露光を
行う際において往路での待機位置と、復路での待機位置
とが変動するものと比較して制御が簡単となり、しか
も、露光ヘッドの位置を精度高く把握し得るものとな
る。その結果、処理装置にセットされるプログラムを簡
素化して処理時間を短縮できるばかりでなく、精度高く
露光ヘッドを移動させて良好な露光を可能にする
【0009】本発明の請求項3に係る露光装置の特徴、
作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項2記載の露光装置において、前記ホーム
ポジションに近接する位置に感光材料の搬送方向の下手
側の端部を位置させるよう前記露光位置に対する感光材
料の供給形態を設定してある点にある。
【0010】〔作用・効果〕上記特徴によると、感光材
料を露光位置にセットした場合には、その感光材料をホ
ームポジションに接近させる形態となるので、このホー
ムポジションを待機位置に設定した場合に、この待機位
置から停止位置までの距離を無駄に拡大することが無
く、このホームポジションから露光ヘッドの移動を開始
して露光を行う場合でも、逆方向に露光ヘッドを作動さ
せて露光を行う場合でも、時間的ロスを低減できるもの
となる。その結果、更に効率的に露光を行えるものとな
った。
【0011】本発明の請求項4に係る露光装置の特徴、
作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1記載の露光装置において、前記露光位
置に対して露光センタを設定し、この露光センタに対し
て前記感光材料の搬送方向での中央位置を一致させるよ
う感光材料の搬送形態を設定すると共に、前記待機位置
と停止位置との位置を変更自在に構成してある点にあ
る。
【0012】〔作用・効果〕上記特徴によると、露光位
置において感光材料の搬送方向での中心位置が決まるの
で、例えば、この露光装置を投影式の露光装置と組み合
わせた形態で使用する場合でも、露光ヘッドを用いた露
光における感光材料のセット位置を一致させ、投影露光
を行った感光材料に対して露光ヘッドで文字や記号等の
情報の露光も簡単に行えるものとなる。その結果、投影
式の露光装置と無理なく組み合わせ得るものとなった。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、マガジンMに
収納された感光材料としてのロール状の銀塩式の印画紙
1をプリントサイズに切断して露光位置EPに送る搬送
部Aを備えると共に、この露光位置EPにセットされた
印画紙1に対して写真フィルム2の画像情報の露光を行
う投影露光部Bと、この露光位置EPにセットされた印
画紙1に対してデジタル信号化された画像情報の露光を
行うデジタル露光部Cとを備えて露光装置が構成されて
いる。
【0014】この露光装置は、ミニラボと称せられる写
真プリントシステムを構成するものであり、一般的な写
真プリントシステムでは、同図に示すように露光装置で
露光された印画紙1を現像処理装置Dに送って現像処理
を行った後に乾燥して送り出す形態で使用される。
【0015】前記搬送部Aは、マガジンMに収納された
印画紙1を圧着状態で搬送する複数の搬送ローラ3と、
これを駆動するローラ駆動モータM3とで成るローラ搬
送機構を備えると共に、印画紙1をプリントサイズに切
断するよう固定刃4と可動刃5と可動刃5を作動させる
カッターモータM5とを有したカッターユニットを備
え、又、1つの駆動プーリ6と2つの遊転プーリ7とに
巻回した搬送ベルト8と、駆動プーリ6を回転作動させ
るベルト駆動モータM6とで成るベルト搬送機構を備え
て構成されている。図面には示さないが、このベルト搬
送機構は、搬送ベルト8に多孔性でエンドレスの素材を
用いてあり、該搬送ベルト8の反搬送面側から排気を行
って搬送面に負圧を発生させることにより印画紙1を搬
送ベルト8に吸着した状態で搬送する構造が採用されて
いる。
【0016】この搬送部AはマガジンMからの印画紙1
をローラ搬送機構で送って、カッターユニットでプリン
トサイズに切断してベルト搬送機構に受け渡し、この印
画紙1をベルト搬送機構の上面の搬送経路において水平
方向に搬送して露光位置EPで停止させるよう、ローラ
駆動モータM3とベルト駆動モータM6とに回転量を精
度高く制御できるステッピングモータを使用している。
【0017】前記投影露光部Bは、ハロゲンランプで成
る光源11からの光線を光軸Lに沿ってミラー12と調
光フィルター13とを介してフィルムキャリア14に支
持された前記写真フィルム1に送り、この写真フィルム
1のコマ画像を透過した光線を光学レンズ15、シャッ
ター16を介して露光位置EPにセットされた印画紙1
に投影するよう構成されている。
【0018】フィルムキャリア14は写真フィルム2を
圧着状態で搬送する複数の圧着ローラ14Aを備えると
共に、この圧着ローラ14を駆動するキャリアモータM
14を備え、又、この写真フィルム2の搬送系に対して
写真フィルム2のコマの画像情報を取り込むよう光源1
7とCCD型のラインセンサ18とで成る画像取得部を
備えている。
【0019】この画像取得部では、圧着モータ14を設
定速度で駆動することにより写真フィルム2を設定速度
で長手方向(副走査方向)に搬送し、この搬送速度と同
期したタイミングで、その写真フィルム2のコマ画像を
主走査方向に沿ってラインセンサ18で取り込む処理を
行うものとなっている。この画像取得部は前記デジタル
露光部Cにおいて露光に用いられる画像情報を生成する
ものであるが、デジタル露光部Cで露光に用いられる画
像情報は、デジタルカメラで撮影された画像情報やCD
−ROMに保存された画像情報の使用が可能である。
【0020】前記デジタル露光部Cは、図1、図2に示
すように、前記ベルト搬送機構の上面側に配置した平面
視で矩形のフレーム21に対して印画紙1の搬送方向に
移動自在に支持された露光ヘッド22を備え、この露光
ヘッド22をベルト搬送機構における印画紙1の搬送方
向に露光ヘッド22を送るよう、露光ヘッド22のハウ
ジングの一方の端部に備えたナット23と、これに螺合
するボールネジ24と、このハウジングの他方の端部を
案内する案内機構25と、ボールネジ24を正逆両方向
に駆動するシフトモータM24とを有して構成されてい
る。又、このデジタル露光部Cには露光ヘッド22がホ
ームポジションHPに位置することを検出する位置セン
サとしてホームポジションセンサSを備えている。特
に、このホームポジションHPから離間する方向に露光
ヘッド22を移動させる経路を往路と称し、ホームポジ
ションHPの側に露光ヘッド22を移動させる経路を復
路と称する。
【0021】前記露光ヘッド22は、印画紙1の搬送方
向と直交する方向のライン状の領域(主走査方向に沿っ
た領域)に対してR(赤)・G(緑)・B(青)の三原
色の光線による露光を行える機能を有するものであり、
この露光ヘッドとして、蛍光ビーム方式、液晶シャッタ
ー方式、DMD方式又はFOCRT等の使用が可能であ
る。
【0022】この露光装置を含むシステムの構成を図1
に示すように表すことが可能であり、このシステムで
は、マイクロプロセッサを有した制御装置E(制御手段
の一例)からの信号に基づいて搬送部Aを構成するロー
ラ駆動モータM3とカッターモータM5とベルトモータ
M6とを駆動し、又、制御装置Eからの信号に基づいて
投影露光部Bを構成する調光フィルター13とキャリア
モータM14とシャッター16とを駆動すると共に、ラ
インセンサ18からの信号が該制御装置Eに入力し、
又、制御装置Eからの信号に基づいてデジタル露光部C
を構成するシフトモータM24を駆動し、該制御装置E
からの画像情報を露光ヘッド22に転送し、又、制御装
置Eからの信号で現像処理装置Dを制御可能に構成され
ている。そして、この制御装置にE対して画像情報を含
めて各種情報を表示するモニター26を備え、この制御
装置Eに対して各種情報を入力する操作卓27を備えて
いる。
【0023】以上、説明した構成は従来からのミニラボ
における露光装置と基本的に変わるところが無く、本発
明の露光装置では露光ヘッド22を往復作動させる際の
往路と復路との何れの経路においても印画紙1に対する
露光を能率的に行える点に特徴を有するものとなってお
り、その作動形態を以下に詳述する。
【0024】この露光装置で露光を行う際の制御装置E
に制御動作の概要を図3のフローチャートのように示す
ことが可能である。つまり、このフローチャートは印画
紙供給ルーチンを実行して、プリントサイズに切断され
た印画紙1を露光位置EPに供給する(#01ステッ
プ)。次に、露光処理ルーチンを実行した後に(#10
0ステップ)、印画紙排出ルーチンを実行して、露光後
の印画紙1を露光位置から排出して現像処理装置Dに送
り込む処理を行い、この処理をオーダーが終了するまで
継続するものとなっている(#02、#03ステッ
プ)。ここで、露光位置EPとは印画紙1の搬送下手側
の端部がホームポジションHP側に設定された位置Tに
達する位置に設定された領域のことである。
【0025】露光処理ルーチン(#100ステップ)は
図4のフローチャートに示すように、サブルーチンの形
でセットされており、このルーチンでは、ホームポジシ
ョンセンサSからの信号をチェックして露光ヘッド22
の位置を取得し、露光ヘッド22がホームポジションに
存在する場合(ホームポジションセンサSで露光ヘッド
22を検出している場合)には、露光ヘッド22の作動
方向を「順」に設定し(#101〜#103ステッ
プ)、露光ヘッド22の停止位置(SP)を求める停止
位置設定ルーチンを実行する(#200ステップ)。
【0026】この停止位置設定ルーチン(#200ステ
ップ)は図5のフローチャートに示すように、露光位置
EPにセットされた印画紙1のサイズ(副走査方向の長
さ:Lp・図7を参照)を取得し、次の印画紙1の存否
を判別して存在する場合には、次の印画紙1のサイズ
(副走査方向の長さ:Ln)を取得し、このサイズの比
較を行い、比較の結果がLn>Lpである場合にはLn
に対応した停止位置SPを設定し、Ln>Lpでない場
合(Ln≦Lp)にはLpに対応した停止位置SPを設
定する(#201〜#206ステップ)。この停止位置
SPとは、ホームポジションHPを基準にして印画紙1
の長さ(LpあるいはLn)より充分に大きい値に設定
される。
【0027】又、#102ステップの処理で露光ヘッド
22がホームポジションHPに存在しないことを判別し
た場合には露光ヘッド22の作動方向を「逆」に設定
し、ホームポジションHPを停止位置(SP)に設定す
る(#104、#105ステップ)。次に画像情報読み
出しモードを設定すると共に、設定方向に露光ヘッド2
2を作動させて露光を実行すると共に、この露光によっ
て露光ヘッド22が停止位置(SP)に達した時点で作
動と露光を停止する(#106〜#109ステップ)。
【0028】つまり、この処理では、ホームポジション
HPから露光を行う際にだけ、次に露光を行う印画紙1
のサイズに基づいて停止位置SPを設定して露光ヘッド
22を往路で移動させて露光を行い、復路では、ホーム
ポジションHPを停止位置SPに設定して露光を行うよ
う処理形態が設定されているのである。
【0029】前記画像読み出しモードとは、デジタル信
号の形で保存した画像情報を露光ヘッド22に転送して
露光ヘッド22で露光を行う際における読み出しのルー
ルを決めるものであり、「順」方向に作動させて露光を
行う際には、画像情報を構成する画像領域を、副走査方
向での一方の端部から主走査方向に沿ってライン状の画
像情報を順次読み出す処理形態を指し、「逆」方向に作
動させて露光を行う際には、画像情報を構成する画像領
域を、副走査方向での他方の端部から主走査方向に沿っ
てライン状の画像情報を順次読み出す処理形態を指す。
【0030】このフローチャートに従った処理の概要を
図7、図8に示すことが可能である。つまり、露光処理
を行う際には、図7(a)・(b)・(c)に示すよう
に、搬送部Aで印画紙1を送り、カッターユニットでプ
リントサイズに切断して搬送ベルト8に送り出し、搬送
ベルト8で露光位置EPに送り込む。
【0031】このように印画紙1が露光位置EPにセッ
トされた際において、図7に示すように、露光ヘッド2
2がホームポジションHPに存在する場合には、露光ヘ
ッド22の作動方向を「順」方向(反ホームポジション
方向)に設定し、画像情報の読み出しモードを「順」に
設定し、露光位置EPの印画紙1のサイズ(Lp)と、
次に露光される印画紙1のサイズ(Ln)に基づいて停
止位置SPを設定してシフトモータM24を駆動して露
光ヘッド22の往路での移動を開始し、この移動開始か
ら適切なタイミングに達した時点で(シフトモータM2
4を駆動する信号のカウント値が設定値に達したタイミ
ングで)、この移動速度と同期して(シフトモータM2
4を駆動する信号と同期して)読み出した画像情報を露
光ヘッド22に転送して印画紙1に対する露光を行うも
のとなっている。
【0032】そして、この作動によって露光ヘッド22
が停止位置SPに達する以前の適切なタイミング(シフ
トモータM24を駆動する信号のカウント値が第1の設
定値に達したタイミングで)で露光を停止し、この露光
ヘッド22が停止位置SPに達した時点で(シフトモー
タM24を駆動する信号のカウント値が第2設定値に達
したタイミングで)、露光ヘッド22を停止させ、図8
(d)に示すように、搬送ベルトBを駆動して露光が完
了した印画紙1を排出して現像処理装置Dに送り込むと
共に、次の印画紙1が露光位置SPに達したタイミング
で印画紙1の搬送を停止する。
【0033】次に、図8(e)に示すように、露光ヘッ
ド22が停止位置SPで停止した状態から露光を開始す
る際には、この露光に先立って露光ヘッド22の作動方
向を「逆」に設定し、画像情報の読み出しモードを
「逆」に設定し、図8(f)に示すように、停止位置S
Pをホームに設定して露光ヘッド22の復路での移動を
開始し、この移動開始から適切なタイミングに達した時
点で(シフトモータM24を駆動する信号のカウント値
が設定値に達したタイミングで)、この移動速度と同期
して(シフトモータM24を駆動する信号と同期して)
読み出した画像情報を露光ヘッド22に転送して印画紙
1に対する露光を行うものとなっている。
【0034】この作動によって露光ヘッド22が停止位
置SP(ホームポジションHP)に達する以前の適切な
タイミングで(シフトモータM24を駆動する信号のカ
ウント値が設定値に達したタイミングで)露光を停止
し、この露光ヘッド22が停止位置SPに達した時点で
(ホームポジションセンサSが検出状態に達したタイミ
ングで)、露光ヘッド22を停止させ、搬送ベルトBを
駆動して露光が完了した印画紙1を排出して現像処理装
置Dに送り込むと共に、次の印画紙1が露光位置SPに
達したタイミングで印画紙1の搬送を停止するものとな
っている。
【0035】以上の説明は、Ln=Lpにおける露光形
態を示しているが、図9(g)に示すように、Ln>L
pである場合には、図9(h)に示す如く、Lnに対応
する位置を停止位置SPに設定して往路で露光ヘッド2
2を移動させて露光を行うことになる。このように露光
を行う際には、露光位置EPにセットされた印画紙1に
対する露光を終了した時点で露光を停止し(発光を停止
し)、露光ヘッド22の移動を継続して停止位置SPに
送り込むものとなる。そして、この後、露光された印画
紙1を排出して現像処理部Dに送り込んだ際には、図9
(i)に示すように、次の印画紙1を露光位置EPにセ
ットした状態で露光ヘッド22が露光位置EPの印画紙
1に対して露光を行える最適な位置に配置されるものと
なっており、この停止位置SPから露光ヘッド22の復
路での移動を開始して露光位置EPの印画紙1に露光を
行う際には前述と同様に、露光ヘッド22がホームポジ
ションHPに達した時点で露光ヘッド2の移動を停止す
るものとなる。
【0036】つまり、この制御では、露光ヘッド22を
決まったストロークだけ往復移動させるのでは無く、露
光ヘッド22のホームポジションHPの側に印画紙1を
寄せた形態でセットするよう露光位置EPを設定し、次
に露光を行う印画紙1のサイズ(副走査方向での寸法)
に対応した位置に停止位置SPを設定し、この停止位置
で露光ヘッド22を停止させるよう露光ヘッド22の露
光形態を設定することにより、露光ヘッド22の無駄な
移動をなくして露光に要する時間を短縮して能率の高い
処理を行えるものにするのである。特に、露光ヘッド2
2の一方の停止位置SPをホームポジションセンサSを
備えたホームポジションHPに設定してあるので、反ホ
ームポジション側の停止位置SPに露光ヘッド22を停
止させる際にもホームポジションHPを基準として高い
精度で停止位置SPに停止させることを可能にしてい
る。その理由として、露光ヘッド22が停止位置SPに
達したことを判断するにはシフトモータM24を駆動す
る間歇信号をカウントし、そのカウント値が停止位置に
対応する値に達した時点でシフトモータM24の駆動を
停止しているのであるが、カウントを開始する位置が固
定されているので、露光ヘッド22がホームポジション
22に位置する状態でカウント値をクリアすることを可
能にして誤差が蓄積することを解消して精度を向上させ
ているのである。
【0037】このように説明した制御を可能にする構成
を図6に示すように表すことも可能である。前記制御装
置Eには夫々がソフトウエアやハードウエア、あるい
は、これらの組み合わせ構成されるオーダー判別手段
と、駆動制御手段と、作動方向判別手段と、読み出し制
御手段と、同期信号生成手段とを備えると共に、半導体
メモリで成るデータバッファを備えている。この制御装
置Eには操作卓27から入力されたオーダー情報を半導
体メモリやハードディスクに保存し、画像取得部(ライ
ンセンサ18)で取得した画像情報を半導体メモリやハ
ードディスクに画像情報ファイルとしてオーダー単位で
管理可能な状態で保存する。更に、制御装置Eは露光ヘ
ッド22に画像情報を転送して駆動する露光ドライバを
備え、又、シフトモータM24を駆動するモータドライ
バを備えている。
【0038】前記オーダー判別手段はプリント履歴情報
(そのオーダーにおけるプリントの処理の経過を記録し
た情報)と、オーダー情報(1.プリントを行うべきコ
マ情報、2.プリントサイズ情報、3.プリント枚数情
報)とに基づいて画像情報ファイルからプリント対象と
する画像情報を抽出する。このオーダー判別手段からの
プリントサイズの情報は駆動制御手段に保存されるもの
となっており、この駆動制御手段は、オーダー判別手段
からの情報に基づいて次の印画紙1のサイズを求めて露
光ヘッド22の停止位置SPを設定すると共に、読み出
し制御手段の読み出しタイミングを制御し、露光ドライ
バを制御して露光ヘッド22による露光タイミングを制
御し、シフトモータM24を制御する。
【0039】このように抽出された画像情報は読み出し
制御手段で画像が指定されることにより、1コマ分の全
画像情報が読み出されてデータバッファに保存され、こ
の画像情報から主走査方向に沿った1ラインずつの画像
情報を露光ドライバを介して露光ヘッド22に転送する
処理が連続して行われる。このように画像情報を露光ヘ
ッド22に転送する際に作動方向判別手段が読み出し制
御手段のカウントモード(増加方向と減少方向との何れ
かのモード)を設定して読み出しを行う。この読み出し
を行う際のアドレスの初期値が作動方向判別手段によっ
て設定される。つまり、露光ヘッドを「順」方向に作動
させて露光を行う場合と、露光ヘッドを「逆」方向に作
動させて露光を行う際に画像情報の読み出し方向が逆向
きとなるのでカウントモードの設定によって読み出し方
向を設定しているのである。
【0040】前記読み出し制御手段、データバッファ、
露光ドライバ、モータドライバは同期信号生成手段から
の同期信号が伝えられることにより、読み出し制御手段
は画像情報の読み出しを行い、データバッファは画像情
報の保存を行い、露光ドライバは画像情報を露光ヘッド
22に転送し、モータドライバはシフトモータM24を
同期作動させるものとなる。その結果、画像ファイルか
ら読み出された画像情報が露光ヘッド22の移動速度と
同期して印画紙に対して1ラインずつ露光され、印画紙
1に対して潜像を形成するものとなっている。
【0041】そして、この露光を行う際に、ホームポジ
ションHPから露光を開始した場合には、次に露光を行
う印画紙1のサイズ(副走査方向に沿った寸法)に基づ
いて停止位置SPを設定し、露光ヘッド22がこの停止
位置SPに達した作動を停止し、この後に、次の印画紙
1が露光位置EPにセットされた場合には、ホームポジ
ションHPを停止位置SPに設定して露光を開始し、露
光ヘッド22がホームポジションHP(停止位置SP)
に達したタイミングで作動を停止するものとなってい
る。
【0042】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、以下のように印画紙1の搬送方向の上
手側と下手側とにおける露光ヘッド22の停止位置を可
変とするよう構成することも可能である(前記実施の形
態と同じ機能を有するものには前記実施の形態と共通す
る番号、符号を付している)。
【0043】図10(a)・(b)に示すように、露光
位置EPに対して露光センタGを設定すると共に、この
露光位置EPに対して露光を行う印画紙1をセットする
際には、印画紙1の搬送方向ので中央位置を露光センタ
Gに一致させるよう搬送ベルト8での搬送形態を設定し
ておき、同図に示すように、露光位置EPの印画紙1の
サイズ(Lp)と次の印画紙1のサイズ(Ln)とが等
しい場合(Lp=Ln)には第1停止位置SP1と第2
停止位置SP2との間で露光ヘッド22を往復移動させ
て露光を行い(作動開始側が待機位置に設定される)、
図11(a)・(b)・(c)に示すように、露光位置
EPの印画紙1のサイズ(Lp)より次の印画紙1のサ
イズ(Ln)が大きい場合(Lp<Ln)にはサイズの
差の1/2に対応する量だけ第2停止位置SP2を露光
センタGから離間する側に変位させ、この第2露光位置
SP2に露光ヘッド22が達した後に、露光ヘッド22
を逆方向に移動させて露光する場合にはサイズの差の1
/2に対応する量だけ露光センタGから離間する側に変
位させた第1停止位置SP1まで露光ヘッド22を移動
させる形態で露光を行う。
【0044】つまり、この別実施の形態では、印画紙1
の中心を決まった位置に維持して露光を行う形態となる
ので、この露光中心Gを投影露光における露光中心(前
記実施の形態での光軸L)と一致させることが可能とな
り、例えば、投影露光した画像に文字情報や記号等を露
光するために露光ヘッド22を利用する場合でも露光に
無理がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】露光装置の構成と制御系とを示す図
【図2】露光ヘッドの支持構造を示す斜視図
【図3】制御動作の概要を示すフローチャート
【図4】露光処理ルーチンのフローチャート
【図5】停止位置設定ルーチンのフローチャート
【図6】制御系の概略を示す図
【図7】露光位置に印画紙を供給する際の作動形態を連
続的に示す模式図
【図8】露光時の作動形態を連続的に示す模式図
【図9】露光時の作動形態を連続的に示す模式図
【図10】別実施の形態における露光時の作動形態を連
続的に示す模式図
【図11】別実施の形態における露光時の作動形態を連
続的に示す模式図
【符号の説明】
1 感光材料 8 搬送ベルト 22 露光ヘッド E 制御手段 G 露光センタ S 位置センサ EP 露光位置 HP ホームポジション SP 停止位置
フロントページの続き (72)発明者 磯 和茂 和歌山県和歌山市梅原579番地の1 ノー リツ鋼機株式会社内 Fターム(参考) 2H106 AA71 AB33 AB45 BA11 BH00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光ヘッドを副走査方向に沿った往路と
    復路とに移動させ、その往路と復路との何れの移動経路
    においても露光ヘッドを制御して露光位置にセットされ
    た感光材料への露光を可能にする制御手段を備えている
    露光装置であって、 前記移動経路の待機位置から露光ヘッドの移動を開始し
    て露光位置の感光材料への露光を行い、この露光ヘッド
    が停止位置に達すると移動を停止させて、この停止位置
    を次の露光における待機位置に設定し、この後、露光位
    置に対して次の感光材料をセットし、逆方向に露光ヘッ
    ドの移動を開始して露光位置の感光材料への露光を行う
    よう露光ヘッドの露光形態を前記制御手段に設定すると
    共に、 前記2つの待機位置に対応する2つの停止位置のうちの
    少なくとも1つの停止位置を、次に前記露光位置にセッ
    トされる感光材料のサイズに対応して、この感光材料の
    サイズが大きいものほど待機位置より離間した位置に変
    更するよう前記制御手段の制御形態を設定してある露光
    装置。
  2. 【請求項2】 前記移動経路の一方の端部にホームポジ
    ションを設定し、このホームポジションに露光ヘッドが
    存在することを検出する位置センサを備えると共に、こ
    のホームポジションを前記往路での待機位置と、前記復
    路での停止位置とに設定してある請求項1記載の露光装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ホームポジションに近接する位置に
    感光材料の搬送方向の下手側の端部を位置させるよう前
    記露光位置に対する感光材料の供給形態を設定してある
    請求項2記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記露光位置に対して露光センタを設定
    し、この露光センタに対して前記感光材料の搬送方向で
    の中央位置を一致させるよう感光材料の搬送形態を設定
    すると共に、前記待機位置と停止位置との位置を変更自
    在に構成してある請求項1記載の露光装置。
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