JPH05341405A - 撮 影 装 置 - Google Patents

撮 影 装 置

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JPH05341405A
JPH05341405A JP17613492A JP17613492A JPH05341405A JP H05341405 A JPH05341405 A JP H05341405A JP 17613492 A JP17613492 A JP 17613492A JP 17613492 A JP17613492 A JP 17613492A JP H05341405 A JPH05341405 A JP H05341405A
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film
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light
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Withdrawn
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JP17613492A
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Inventor
Yoshihiko Yoshihara
原 良 彦 吉
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被写体の表裏の画像をフィルム上に同時に結
像できるばかりでなく、なるべく大きい画像をフィルム
上に形成することのできる撮影装置を提供する。 【構成】 シート状の被写体の表面の画像を選択してフ
ィルムFaに結像する投影レンズと、該結像と同時に前
記被写体の裏面の画像をフィルムFbに結像する投影レ
ンズとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば輪転式カメラ等
に用いられる撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
〔第一従来例〕シート状の被写体の表裏面の画像を同時
にフィルム上に結像するものにはデュープレックス方式
カメラがある。
【0003】すなわち、給紙口より送り込まれた被写体
は、一定速度で搬送され露光部を通過し、この際、ラン
プによって同時に照明された被写体の表裏の画像は、ス
リットを通してレンズによりフィルム面上に結像する。
【0004】その結果、フィルム上には対応する被写体
の表裏の画像が並列に形成される。従って、フィルムに
形成される画像は、並列可能なように1/50倍程度の
比較的高倍で撮影される。
【0005】一方、上記フィルムの画像をスキャナで読
み取り、読取った画像をディスク等の媒体にデジタル的
に記録するデジタルファイリング処理にも供される。 〔第二従来例〕輪転式カメラにおいては、被写体を光源
で照明して画像光を形成し、画像光をフィルムに結像し
て画像を形成する。フィルムに形成される画像の現像後
の濃度は、被写体の濃度自体や照明条件、現像条件等に
よって左右される。
【0006】そこで、一般には同一の被写体、及び現像
条件を一定にした上で、照明条件、即ち、光量のみを変
化させたフィルムを作成し、試し現像する。その結果を
確認して現像された画像品質の高いものに対応する光量
に設定する方法が採用されている。
【0007】この作業においては光量を変化する毎に、
光量を手書きした紙を被写体と同時にフィルムに撮影す
ることにより行なわれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
〔第一従来例の課題〕高倍結像であるため個々の画像面
積が小さく、現像した際に不鮮明なものとなり易く、画
像品質の低下を招く。
【0009】また画像が小さい故にスキャナの振動が画
像の読取り精度に影響を与え易く、媒体に記録される画
質の低下を招く。 〔第二従来例の課題〕光量変化をフィルムに写し込む動
作を手作業により補っているため作業性が悪い。 〔第一発明の目的〕被写体の表裏の画像をフィルム上に
同時に結像できるばかりでなく、なるべく大きい画像を
フィルム上に形成することのできる撮影装置を提供す
る。 〔第二発明の目的〕被写体の撮影と同時に光源の照明条
件に対応した情報をフィルムの画像毎に自動的に写し込
むことのできる撮影装置を提供する。
【0010】また、他の目的はフィルムを目視しただけ
で適正な照明条件を判断することのできる撮影装置を提
供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
〔第一発明〕シート状の被写体の表面または裏面のうち
いずれか一方の画像を選択して第一フィルムに結像する
第一光学手段と、該結像と同時に前記被写体の裏面の画
像を第二フィルムに結像する第二光学手段とを有する。
【0012】また、前記第一光学手段または第二光学手
段は、画像に対応したマークを第一フィルムまたは第二
フィルムに写し込む構成である。 〔第二発明〕被写体を照明して光像を形成する光源と、
前記光像をフィルムに結像して画像を形成する光学手段
と、前記光学手段により画像に対応してフィルムに写し
込まれる情報を自動的に発生する情報発生手段とを有す
る撮影装置において、前記情報が前記光源の照明条件に
対応したものであることを特徴とする。
【0013】前記照明条件は光源の光量である。
【0014】前記照明条件は光源の設定電力である。
【0015】前記情報は照明条件の変化に対応して濃度
が変化するものである。
【0016】前記情報は数字またはマークである。
【0017】
【作用】
〔第一発明〕第一光学手段がシート状の被写体の表面の
画像を選択して第一フィルムに結像すると同時に、第二
光学手段は被写体の裏面の画像を第二フィルムに結像す
る。表裏の画像は第一,第二フィルムに別々に形成され
るため、大きい。
【0018】また、第一,第二フィルムの画像と一緒に
マークが写し込まれる。 〔第二発明〕光源が被写体を照明して形成した光像は光
学手段によってフィルムに結像され、該フィルムに画像
が形成される。また、情報発生手段は光源の照明条件に
対応した情報を自動的に発生し、該情報は光学手段によ
って画像に対応してフィルムに写し込まれる。
【0019】前記情報は光源の光量または設定電力に対
応している。
【0020】照明条件が変化すると前記情報は濃度が変
化する。
【0021】また、情報は数字またはマークである。
【0022】
【実施例】
〔第一発明〕 (第一実施例)以下、第一発明の第1実施例を図1ない
し図 に基づいて説明する。
【0023】図1(A)は、撮影装置1の被写体搬送系
の概略構成図である。同図において、シート状被写体S
が下方に傾斜した給紙トレイ2上に置かれると、重力に
より矢印A方向に移動する。この被写体Sは、矢印B方
向に回転する給紙ローラ3と逆方向の矢印C方向に回転
する分離ローラ4により1枚ずつ分離されて送られる。
【0024】そして、下部搬送ベルト8がベルトローラ
7及び12に掛け渡されかつテンションローラ11によ
って適当なテンションが保持され、下部駆動ローラ10
の回転により被写体Sを搬送するようにするとともに、
アイドルローラ6及びガイドユニット9によって被写体
Sを搬送ベルト8に押し付けて保持している。
【0025】また、アイドルローラ6とガイドユニット
9との間には搬送されてきた被写体Sを検知する被写体
検知ユニット5が配設され、この被写体検知ユニット5
は後記するカメラユニットの制御に使用されている。
【0026】次に、下部搬送ベルト8によって水平方向
から垂直方向に搬送された被写体Sは一対のガイドガラ
ス23を通過し、その通過時に一対の照明ランプ22に
よって、その両面を同時に照明される。ガイドガラス2
3の上下にはニップローラ13,14が設けられてい
る。
【0027】さらに、上部搬送ベルト19がベルトロー
ラ16及び18に掛け渡されかつテンションローラ17
によって適当なテンションが保持され、上部駆動ローラ
20の回転によりガイドガラス23を通過した被写体S
を上方に搬送するとともにアイドルローラ15によって
被写体Sを搬送ベルト19に押しつけて保持している。
そして、被写体Sは上部搬送ベルト19によって垂直方
向から水平方向へと搬送経路を転換し、矢印D方向に進
行して排紙トレイ21へ放出される。
【0028】なお、露光部であるガイドガラス23の両
側には、垂直方向に移動する被写体Sの平面に対して左
右にそれぞれ45°の角度をなす第1ミラー24a,2
4bが対称の位置に配設されている。この第1ミラー2
4a,24bは前述の被写体搬送のためのローラ軸と同
様に撮影装置本体1の内部のベース構造体(図示せず)
に支持されている。
【0029】図1(B)は撮影装置1を作動制御するた
めのコントロール部26の斜視図を示す。同図におい
て、コントロール部26はキーボード27及びディスプ
レイ28により構成されている。
【0030】図2は撮影装置1の光学系をなすミラー構
成の斜視図である。同図の露光部において、照明ランプ
22に照らされた被写体Sの両面の像は、第1ミラー2
4a,24bによって反射され、スリット板25のスリ
ット25a,25bをそれぞれ通過し、その通過した像
は第2ミラー30によって斜め下方に反射される。
【0031】この像は第3ミラー31によって再び垂直
方向上方に反射された後、第4ミラー32によって斜め
下方に反射される。この第4ミラー32によって反射さ
れた像は、光学手段としての投影レンズ33a,33b
を通り、キャプスタンローラ34a,34bにより駆動
されるフィルムFa,Fbへ結像される。
【0032】上記投影レンズ33a,33b、キャプス
タンローラ34a,34b、フィルムFa,Fbはそれ
ぞれ図3のカメラユニット40a,40bへと別々に取
付け又は収納してある。
【0033】図3はカメラユニット40a,40b及び
その駆動系の斜視図である。
【0034】同図において、カメラユニット40a,4
0bはそれぞれ投影レンズ33a,33b、連結ギア3
5a,36a,35b,36b及び一対の位置決めリブ
37a,37bを有している。この位置決めリブ37
a,37bはカメラシャーシ41に固定されたカメラガ
イド42a,42b上にそれぞれ形成された一対のガイ
ド溝43a,43bに挿入され、カメラロック爪44
a,44bによりカメラユニット40a,40bが固定
される。
【0035】固定されたカメラユニット40a,40b
の連結ギア35a,35bは、カメラ駆動モータ45
a,45bと回転軸46a,46bを介して回転軸46
a,46bに固定された駆動ギア47a,47bとそれ
ぞれ連結されており、駆動モータ45a,45bを作動
させることにより、カメラユニット40a,40bの中
にセットされたフィルムFa,Fbを移送することがで
きる。
【0036】なお、カメラユニット40a,40bはカ
メラシャーシ41にセットされた時コネクター部48を
図示されない本体側コネクターと結合させ電気的な結合
をすることができる。
【0037】図4はカメラユニット40aの内部概略構
成図である。なお、カメラユニット40bについても同
様な構成になっている。
【0038】カメラユニット40aは前述のように投影
レンズ33a,キャプスタンローラ34aを有し、未露
光フィルムを巻きつけた供給リール38aから送り出さ
れたフィルムFaはキャプスタンローラ34aの位置で
投影レンズ33a及びシャッタ39aにより結像された
被写体画像を露光され、巻き取りリール39aへ巻き取
られる。
【0039】このキャプスタンローラ34aは図3に示
すカメラ駆動モータ45aと連結されており、被写体の
搬送スピードに対して縮率を掛け合わせたスピードでフ
ィルムFaを搬送することにより、縮小投影された画像
とフィルムが同期するようにキャプスタンローラ34a
の回転数は設定すればよい。
【0040】なお、カメラユニット40a,40bの連
結ギア35a,35bよりキャプスタンローラ34a,
34b間の図示されないギアにて各々の縮率に応じた減
速を行う。カメラ駆動モータ45a,45bはカメラユ
ニット40a,40bの縮率とは無関係に被写体搬送ス
ピードに比例した一定スピードで回転させる事により、
フィルムをカメラユニットの縮率に対応したスピードで
送っても良い。
【0041】前記シャッタ48は図示されないソレノイ
ドと連結され、矢印cまたはd方向へ作動することによ
り被写体画像をフィルムFa上に投影したり、その露光
を遮光することができる。
【0042】なお、カメラユニット40a,40bは、
カメラシャーシ41に対して図3において上下を反転さ
せて挿入する事も可能である。この時カメラユニット4
0a,40bの連結ギア36a,36bは、カメラ駆動
モータ45a,45bと回転軸46a,46bを介して
回転軸46a,46bに固定された駆動ギア47a,4
7bとそれぞれ連結されており、駆動モータ45a,4
5bを作動させることにより、カメラユニット40a,
40bの中にセットされたフィルムFa,Fbを移送す
ることができる。
【0043】カメラユニット40a,40bは入れ替え
て挿入しても全く同一の動作を行う事ができる。
【0044】一方、カメラユニット40a,40bには
逆の状態で本体駆動ギア47a,47bと連結される連
結ギア36a,36bとは別に連結ギア35a,35b
を有している。
【0045】該連結ギア35a,35bはカメラユニッ
ト40a,40bを表裏反転させて挿入した時、駆動ギ
ア47a,47bと連結する様になっている。
【0046】即ち、カメラユニット40a,40bを表
裏反転させて挿入しても、駆動ギアを同一方向にまわす
事で撮影可能となっている。
【0047】図5は本発明の主要回路構成のブロック図
である。前記被写体検知ユニット5,コントロール部2
6はCPU90に接続されている。また、カメラユニッ
ト40a,40bのシャッタや駆動モータ45a,45
bもCPU90により制御される。
【0048】また、被写体検知ユニット5の近傍には被
写体Sに付与されたバーコードを読むバーコードリーダ
91を設けてあり、バーコードリーダ91もCPU90
へ接続してある。更にスリット板25付近には後述する
マークLED57,59を設けてあり、CPU90によ
り制御される。
【0049】図6,図7は第一実施例におけるカメラユ
ニット40a,40bの配置状態を示す説明図である。
50はスリット25a,25bの中心とフィルムFa,
Fbの中心とを結ぶ光路の中心線である。カメラユニッ
ト40aは撮影レンズ33aの光軸Gが中心線50に対
して下方へ寸法H変位する状態で配置してある。また、
カメラユニット40bは撮影レンズ33bの光軸Iが中
心線50に対して寸法H上方へ変位する状態に配置して
ある。
【0050】上記構成において、カメラユニット40a
側では表画像光Xは撮影レンズ33aによりフィルムF
aへと図8(A)のように結像されて画像Zが形成され
るが、裏画像光Yは結像されない。
【0051】同時にカメラユニット40b側では裏画像
光Yは撮影レンズ33bによりフィルムFbへと結像さ
れて画像Wが形成され(図8(B))、表画像は結像さ
れない。
【0052】このように本発明では被写体Sの表裏面の
画像Z,Wを同時に別々のフィルムFa,Fbへと撮影
できる。また、別々である故に画像Z,Wを低倍率の大
きなもので結像でき、鮮明で高品質なものとなる。
【0053】従って、例えばフィルムFa,Fbをデジ
タルファイリングに利用してスキャナで読取り・記録す
る場合において、高精度な読取り・記録を遂行し得る。 (第二実施例)図9は第二実施例の構成を示す説明図で
ある。本実施例では前記マークLED57を表画像光X
の光路付近に配置している。その他は第一実施例と同様
に構成してある。被写体検知ユニット5が被写体Sを検
知すると、CPU90によりマークLED57は発光
し、図10(A)のように画像Zに対応したマーク58
がフィルムFaへと写し込まれる。 (第三実施例)図11は第三実施例の構成を示す説明図
である。本実施例では前記マークLED59を裏画像光
Yの光路付近に配置している。その他は第一実施例と同
様に構成してある。被写体検知ユニット5が被写体Sを
検知すると、CPU90によりマークLED59が発光
し、図10(B)のように画像Wに対応したマーク58
がフィルムFbへと写し込まれる。 (第四実施例)図12は第四実施例の構成を示す図であ
る。本実施例においてはマークLED59を中心線50
付近に配置してある。その他の構成は第三実施例と同様
である。そして、図13(A)のようにマーク58は第
三実施例とは逆にフィルムFbの反対側の縁部に写し込
まれる。 (第五実施例)一方、前記マークLED57,59の両
方を同時に設け、第五実施例を構成することもできる。
図13(B)は同実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【0054】即ち、バーコードリーダ91で読み取った
被写体Sのバーコード情報、又はコントロール部26の
キーボード27により入力される情報に基づいてCPU
90がフィルムに付与すべきマークのサイズ決定を行な
う(ステップ)。
【0055】このマークのサイズとは通常大,中,小の
三種類、又は中小の二種類とに区別され、後日被写体間
の区切りを識別するために写し込む。
【0056】次に、被写体検知ユニット5が被写体Sを
検知する(ステップ)ことにより、CPU90はマー
クLED57,59を一定時間発光させ(ステップ
)、カメラユニット40a,40bを作動させて表,
裏画像光X,YをフィルムFa,Fbへと結像、即ち撮
影する(ステップ)。
【0057】図14は上記のようにして別々のフィルム
Fa,Fbに撮影された表画像Z、裏画像W及び写し込
まれたマークを示す平面図である。即ち、フィルムFa
には表画像Z1 〜Z4 が形成され、これに対応して所定
サイズのマーク73〜75が写し込まれている。また、
フィルムFbには裏画像W1 〜W4 が形成され、対応す
るサイズのマーク73〜75が写し込まれている。
【0058】従って、パソコン等にマークと撮影コマ番
号との関係を入力しておけば、いずれのフィルムFa,
Fbも容易に画像Z,Wの検索をすることができる。 (第六実施例)また前記スリット板25の近傍に図示し
ないコマ番号用のLEDを配置してもよい。このLED
は前記CPU90により制御される構成である。
【0059】そして、第四実施例の構成においてこのL
EDを発光させれば、図15(A),(B)のようにフィ
ルムFa,Fbにそれぞれ表画像Z1 〜Z4 と裏画像W
1 〜W4 を形成でき、また対応したマーク73〜75及
び各画像に対応してコマ番号Qを記録することができ
る。 (第七実施例)図16,17に示すようにフィルムF
a,Fbは第一カメラ部95、第二カメラ部96内に別
個に収納してある。一方、97は第一,第二カメラ部9
5,96とは別途構成した箱状のレンズ保持部であり、
レンズ保持部97内には光学手段としての第一レンズ9
8と第二レンズ99とを設けてある。
【0060】第一レンズ98は固定してあるが、第2レ
ンズ99は図示しないソレノイド等により光軸に直交し
て矢印のように移動する構成となっている。
【0061】第一レンズ98は表画像光Xに限りフィル
ムFaへと結像できる位置にある。
【0062】図16のように第2レンズ99を図中下方
へ変位した場合、フィルムFbには表画像光Xだけが第
2レンズ99を介して結像される。従って、フィルムF
a,Fbともに表画像が撮影される。
【0063】一方、図17のように第2レンズ99を図
中上方へ変位した場合、裏画像光Yだけが第2レンズ9
9を介してフィルムFbへと結像される。従って、フィ
ルムFaには表画像が、フィルムFbには裏画像が同時
に形成されることとなる。
【0064】なお、第一レンズ98は裏画像光Yだけを
フィルムFaに結像する位置に固定してもよい。 〔第二発明〕 (第一実施例)図18(A)は、撮影装置100の被写
体搬送系の概略構成図である。同図において、シート状
被写体Sが下方に傾斜した給紙トレイ102上に置かれ
ると、重力により矢印A方向に移動する。この被写体S
は、矢印B方向に回転する給紙ローラ103と逆方向の
矢印C方向に回転する分離ローラ104により1枚ずつ
分離されて送られる。
【0065】そして、下部搬送ベルト108がベルトロ
ーラ107及び112に掛け渡されかつテンションロー
ラ111によって適当なテンションが保持され、下部駆
動ローラ110の回転により被写体Sを搬送するように
するとともにアイドルローラ106及びガイドユニット
109によって被写体Sを搬送ベルト108に押し付け
て保持している。
【0066】また、アイドルローラ106とガイドユニ
ット109との間には搬送されてきた被写体Sを検知す
る被写体検知ユニット105が配設され、この被写体検
知ユニット105は後記するカメラユニットのシャッタ
の制御に使用されている。
【0067】次に、下部搬送ベルト108によって水平
方向から垂直方向に搬送された被写体Sは一対のガイド
ガラス123を通過し、その通過時に一対の照明ランプ
122によって、その両面を同時に照明される。ガイド
ガラス123の上下にはニップローラ113,114が
設けられている。
【0068】さらに、上部搬送ベルト119がベルトロ
ーラ116及び118に掛け渡されかつテンションロー
ラ117によって適当なテンションが保持され、上部駆
動ローラ120の回転によりガイドガラス123を通過
した被写体Sを上方に搬送するとともにアイドルローラ
115によって被写体Sを搬送ベルト119に押しつけ
て保持している。そして、被写体Sは上部搬送ベルト1
19によって垂直方向から水平方向へと搬送経路を転換
し、矢印D方向に進行して排紙トレイ121へ放出され
る。
【0069】なお、露光部であるガイドガラス123の
両側には、垂直方向に移動する被写体Sの平面に対して
左右にそれぞれ45°の角度をなす第1ミラー124
a,124bが対称の位置に配設されている。この第1
ミラー124a,124bは前述の被写体搬送のための
ローラ軸と同様に撮影装置本体100の内部のベース構
造体(図示せず)に支持されている。
【0070】図18(B)は撮影装置100を作動制御
するためのコントロール部126の斜視図を示す。同図
において、コントロール部126はキーボード127及
びディスプレイ128により構成されている。
【0071】図19は撮影装置100の光学系をなすミ
ラー構成の斜視図である。同図の露光部において、光源
としての照明ランプ122に照らされた被写体Sの両面
の像は、第1ミラー124a,124bによって反射さ
れ、スリット板125のスリット125a,125bを
それぞれ通過し、その通過した像は第2ミラー130に
よって斜め下方に反射される。
【0072】この像は第3ミラー131によって再び垂
直方向上方に反射された後、第4ミラー132によって
斜め下方に反射される。この第4ミラー132によって
反射された像は、光学手段としての投影レンズ133
a,133bを通り、キャプスタンローラ134a,1
34bにより駆動されるフィルムFa,Fbへ投影結像
される。
【0073】この投影レンズ133a,133b、キャ
プスタンローラ134a,134b、フィルムFa,F
bはカメラユニットへ収納されている。
【0074】一方、スリット板125の一端側近傍に
は、光像の光路に臨む情報発生手段としての検索マーク
用のLED135を設けてある。
【0075】また、スリット板125の他端側近傍に
は、7個の発光素子を有する情報発生手段としてのコマ
番号用のLED136を設けてある。
【0076】図20(A)は本発明の主要回路構成を示
すブロック図である。200は撮影装置100側に設け
たCPUで、CPU200へはコントロール部126が
接続してある。また、照明ランプ122も電源201を
介してCPU200へ接続してあり、CPU200によ
り供給電力の電圧が制御される。また、CPU200に
はメモリ203を接続してあり、予めコントロール部1
26から入力される情報、即ち照明ランプ122の電圧
範囲値、LED135,136への供給電流範囲値を記
憶する。
【0077】更に、被写体検知ユニット105、LED
135,136もCPU200へ接続され、LED13
5,136はCPU200により発光が制御される。更
にまたCPU200はカメラユニット200へ接続して
おり、シャッタ,キャプスタンローラを制御する。
【0078】本発明は、上述装置においてフィルム上の
画像濃度を調整する場合に使用するものである。
【0079】ちなみに画像濃度調整は、撮影装置を初め
て使用する時にフィルムを現像する現像機の処理条件に
対応する為に、必ず必要となる。又、使用するフィルム
の感度に応じた調整も必要となる。
【0080】さらに、通常の撮影装置使用中において
も、被写体上の文字,絵等の濃度が薄い時や、被写体の
ベースの色が白以外のカラー用紙の場合も必要となる。
【0081】次に、図21のフローチャートに基づいて
上記構成の動作を説明する。なお、ここでは一方のLE
D136の動作についてのみ述べる。まず、コントロー
ル部126のキーボード127を操作し、画像濃度の調
整モードをセットする(ステップ)。
【0082】すると、CPU200は照明ランプ122
への印加電圧を最低値にセットする(ステップ)。次
に、CPU200はLED136に対して照明ランプ1
22の印加電圧に対応した数字を表示するようにセット
する(ステップ)。
【0083】そして、被写体Sが供給されると、被写体
検知ユニット105がこれを検知する(ステップ)。
すると、カメラユニット202はCPU200の制御に
より被写体Sの画像をフィルムFa,Fbへと撮影する
と同時に、LED136の情報が投影レンズ133a,
133bを介してフィルムFa,Fb上へと図20
(B)のように写し込まれる(ステップ)。
【0084】そして、同一被写体Sを再びセットし、照
明ランプ122への印加電圧を一定量上昇させるととも
に(ステップ)、印加電圧が最大値を越えていなけれ
ば(ステップ)、ステップ以降の動作を繰り返す。
【0085】図20(B)はこのようにして撮影したフ
ィルムFa(Fb)の平面図である。被写体Sに対応す
る複数の画像151〜154が形成されており、これに
対応して照明ランプ122への印加電圧変動がコマ番号
Jとして変動表示されている。
【0086】従って、このフィルムFaを試し現像して
最も高品質画像に対応するコマ番号J、即ち、照明ラン
プ122への印加電圧を選定すればよいことになる。
【0087】なお、コマ番号Jは印加電圧そのものを表
す数字でなく、略式数値や記号等でもよい。 (第二実施例)本実施例ではLED136の発光濃度が
濃淡となるように構成してある。その他は第一実施例と
同様に構成してある。
【0088】図22は本実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【0089】まず、コントロール部126によりコマ番
号の濃度調整モードが指示されると(ステップ)、C
PU200はコマ番号濃度調整の繰り返し回数「N」を
「0」にセットする(ステップ)。
【0090】次に、コマ番号の設定電流を5mAにセッ
トする(ステップ)。CPU200はコマ番号の写し
込み数値を設定電流値にセットする(ステップ)。
【0091】即ち、コマ番号LED136は設定された
電流値を、その数値の設定電流で撮影する。具体的に述
べると、設定電流5mAの時は数値「5」を表示し、設
定電流10mAの時には数値「10」を表示することと
なる。
【0092】次に、CPU200はカメラユニットを撮
影状態にしてコマ番号を写し込む(ステップ)。その
後、LED136への設定電流を5mA上昇させる(ス
テップ)。即ち、ここまで5mAの電流値であれば1
0mAの印加電流に変更する。
【0093】次に、CPU200は印加電流が40mA
を越えているか否かを判断する(ステップ)。越えて
いなければステップ〜を繰り返す。
【0094】この一連の動作により、フィルムFaには
LED136への設定電流に対応した数値が写し込まれ
る。
【0095】一方、越えている時にはCPU200は繰
り返し回数「N」に「1」を加える(ステップ)。
【0096】CPU200は繰り返し回数「N」が10
より大きいか否かを判断し(ステップ)、大きくなけ
ればステップ〜を繰り返す。
【0097】以上のようにして、5〜40の数字を計1
0回フィルムFaに写し込む。
【0098】図10は撮影されたフィルムFaを写す。
コマ番号5,10はかすかに写っており、35,40は
過露光のため滲んで見えている。
【0099】即ち、上記フィルムFaから作業者はフィ
ルムFaを目視するだけで最適照明の設定電流値を判断
できる。 (第三実施例)本実施例ではLED135の設定電流を
変更する構成となっている。その他は第一実施例と同様
である。また、コマ番号はLED135の設定電流がそ
のまま表示される構成にしてある。図24は本実施例の
フローチャートであり、図23(B)は撮影されたフィ
ルムFbを示す。
【0100】まず、コントロール部の操作によりLED
135の濃度調整が指示され(ステップ)、CPU2
00は設定電流を5mAにセットする(ステップ)。
【0101】CPU200はコマ番号の写し込み数値を
マークLEDへの設置電流値にセットする(ステップ
)。つまり、設定電流が5mAのときは「5」を表示
し、設定電流が10mAのときは「10」を表示する。
【0102】そして、CPU200はカメラユニットを
撮影状態にしてLED135を一定時間発光させ、マー
クKをフィルムFaに撮影すると同時に、LED136
を発光させてコマ番号Jを撮影する(ステップ)。
【0103】次に、CPU200はLEDの設定電流を
5mA上昇させる(ステップ)。そしてCPU200
は設定電流が40mAを越えたか否かを判断する。
【0104】越えていなければステップ〜の動作を
繰り返す。この一連の動作により、マークKとマークK
に対応した設定電流が写し込まれることとなる。越えて
いれば動作を終了する。
【0105】本実施例ではLED135への設定電流値
が5,10mAの時はマークKは撮影されていない。1
5mAの時にはマークKはかすかに写っている。20,
25mAの時はマークKは鮮明に撮影されている。30
〜40mAの時はマークKは滲みが発生している。
【0106】従って作業者はフィルムFaのマークK及
びコマ番号Jを目視すれば照明ランプ122の設定電圧
を即座に判断できる。
【0107】上記第一〜第三実施例は、デュオ、デュー
プレックス、シンプレックスの各輪転式カメラに適用で
きるし、平床式カメラにも適用できる。
【0108】また第二、第三実施例ではマークコマ番号
を鮮明に撮影できる。従って、画像の濃度に対応して撮
影でき経時変化によって撮影品質が影響されることがな
い。
【0109】画像の検索性も向上する。
【0110】
【発明の効果】
〔第一発明〕被写体の表裏画像を同時にフィルムへと撮
影できるばかりでなく、該表裏画像は別々のフィルムへ
と撮影されるから個々の画像が大きくなり画質が向上す
る。
【0111】従って、スキャナにより読取って記録媒体
へ保存する場合にも読取・記録精度が高まる。 〔第二発明〕被写体の光像を光学手段でフィルムへと結
像する際に、自動的に光源の照明条件に対応した情報を
フィルムへと写し込むことができる。従って、作業性が
向上する。
【0112】また、情報の濃度が条件に対応して変化し
ているため、フィルムを目視するだけで最適照明条件を
判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第一発明の撮影装置の概略構成を示す
図、(B)は(A)の撮影装置用のコントロール部の斜
視図。
【図2】図1の撮影装置の光学系の斜視図。
【図3】図1で用いるカメラユニットの分解斜視図。
【図4】図3のカメラユニットの一方の断面図。
【図5】第一発明における主要回路構成のブロック図。
【図6】第一発明の第一実施例における一方のカメラユ
ニットと画像光との関係を示す図。
【図7】第一発明の第一実施例における他方のカメラユ
ニットと画像光との関係を示す図。
【図8】(A)は図6のカメラユニットによりフィルム
上に結像された画像を示す平面図、(B)は図7のカメ
ラユニットによりフィルム上に結像された画像を示す平
面図。
【図9】第一発明の第二実施例の構成を示す図。
【図10】(A)は図9の構成により結像される画像の
平面図、(B)は図11の構成により結像される画像の
平面図。
【図11】第一発明の第三実施例の構成を示す図。
【図12】第一発明の第四実施例の構成を示す図。
【図13】(A)は図12の構成により結像される画像
の平面図、(B)は第五実施例の動作を示すフローチャ
ート。
【図14】(A),(B)は第五実施例により画像が撮影
されたフィルムの平面図。
【図15】(A),(B)は第六実施例により画像を撮影
したフィルムの平面図。
【図16】第七実施例における第一,第二カメラ部及び
レンズ保持部の構成と画像光との関係を示す図。
【図17】第七実施例における第一,第二カメラ部及び
レンズ保持部の構成と画像光との関係を示す図。
【図18】(A)は第二発明の撮影装置の概略構成図、
(B)は同装置のコントロール部の斜視図。
【図19】図18は撮影装置の光学系の斜視図。
【図20】(A)は図18の撮影装置の主要回路構成を
示すブロック図、(B)は第一実施例により撮影したフ
ィルムの平面図。
【図21】第一実施例の動作を示すフローチャート。
【図22】第二実施例の動作を示すフローチャート。
【図23】(A)は第二実施例により撮影したフィルム
の平面図、(B)は第三実施例により撮影したフィルム
の平面図。
【図24】第三実施例の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
S 被写体 Fa,Fb フィルム 33a,33b 投影レンズ(光学手段) 98 第一レンズ(光学手段) 99 第二レンズ(光学手段) 58,73〜75 マーク 133a,133b 投影レンズ(光学手段) 122 照明ランプ(光源) 151〜154 画像 J コマ番号(情報) K マーク(情報)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の被写体の表面または裏面の画
    像のうちいずれか一方の画像を選択自在であり、選択し
    た画像を第一フィルムに結像する第一光学手段と、該結
    像と同時に前記被写体の表裏面の画像の一方に限り第二
    フィルムに結像する第二光学手段とを有することを特徴
    とする撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記第一光学手段または第二光学手段
    は、画像に対応したマークを第一フィルムまたは第二フ
    ィルムに写し込む構成である請求項1記載の撮影装置。
  3. 【請求項3】 被写体を照明して光像を形成する光源
    と、前記光像をフィルムに結像して画像を形成する光学
    手段と、前記光学手段により画像に対応してフィルムに
    写し込まれる情報を自動的に発生する情報発生手段とを
    有する撮影装置において、 前記情報が前記光源の照明条件に対応したものであるこ
    とを特徴とする撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記照明条件は光源の光量である請求項
    3記載の撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記照明条件は光源の設定電力である請
    求項4記載の撮影装置。
  6. 【請求項6】 前記情報は照明条件の変化に対応して濃
    度が変化するものである請求項3〜5のうち、いずれか
    一の請求項記載の撮影装置。
  7. 【請求項7】 前記情報は数字である請求項3〜6のう
    ち、いずれか一の請求項記載の撮影装置。
  8. 【請求項8】 前記情報はマークである請求項3〜6の
    うち、いずれか一の請求項記載の撮影装置。
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