JPH09211740A - マイクロフィルムカメラおよびマイクロフィルムスキャナ - Google Patents

マイクロフィルムカメラおよびマイクロフィルムスキャナ

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JPH09211740A
JPH09211740A JP3733496A JP3733496A JPH09211740A JP H09211740 A JPH09211740 A JP H09211740A JP 3733496 A JP3733496 A JP 3733496A JP 3733496 A JP3733496 A JP 3733496A JP H09211740 A JPH09211740 A JP H09211740A
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lamps
feeding speed
film
speed
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JP3733496A
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English (en)
Inventor
Michizane Ashizawa
陸実 芦澤
Shinji Odagiri
新治 小田桐
Masaru Tachibana
大 橘
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿送り手段と、ロールフィルムを送るフィ
ルム送り手段と、原稿を送りながらその画像をスリット
露光方式によってロールフィルムに撮影する交換可能な
撮影レンズとを備えるマイクロフィルムカメラにおい
て、原稿の照明の明るさを広い範囲で変化させることが
でき、原稿の送り速度やフィルムの送り速度の変化に容
易に対応し得るようにする。また移動する原稿をライン
センサで読取る場合に、ラインセンサの露光量を常に適
正に保つことを可能にする。 【解決手段】 原稿を照明する複数のランプからなるラ
ンプ群と、撮影レンズの縮率に基づいて原稿送り速度お
よびフィルム送り速度を制御する速度コントローラと、
撮影レンズの縮率に基づいてランプ群の点灯ランプ数を
制御する照度コントローラとを備える。また原稿を照明
する複数のランプからなるランプ群と、原稿送り速度を
制御する速度コントローラと、前記原稿送り速度に基づ
いて前記ランプ群の点灯ランプ数を制御する照度コント
ローラとを備えてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿を搬送しなが
らスリット露光方式によりロールフィルムに撮影するマ
イクロフィルムカメラと、原稿の画像をラインセンサに
より読取るマイクロフィルムスキャナとに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】原稿を一定速度で送りつつ、その画像を
スリット露光方式によってロールフィルムに撮影するマ
イクロフィルムカメラ(ロータリー式カメラともいう)
が公知である。またこの原稿を送りながらその画像を固
定したラインセンサに一次元画像として入力し読取るよ
うにしたマイクロフィルムスキャナも公知である。
【0003】従来のこの種々のロータリー式マイクロフ
ィルムカメラでは、原稿の送り速度は常に一定とし、撮
影縮率を通常1/24〜1/50の範囲で切換えるもの
であった。すなわち縮率が異なる複数の撮影レンズを用
意して、縮率に対応して撮影レンズを交換していた。こ
の場合にはこの縮率に対応させてフィルムの送り速度も
約2倍の範囲で切換えることが必要である。
【0004】またフィルムの送り速度が変化するとフィ
ルム露光量も変化することになるから、原稿の照明の明
るさも変える必要が生じる。そこで従来は、原稿を照明
するランプの明るさを、約100〜60%の範囲で制御
できるようにしていた。例えば電球や蛍光灯などのラン
プの交流電源をサイリスタ等を用いた位相制御により制
御していた。
【0005】
【従来技術の問題点】しかし本願の出願人は、撮影縮率
や原稿の大きさなどに対応して原稿の送り速度も変化さ
せることを検討している。すなわち縮率が小さく例えば
1/24の時には原稿を高速(例えば60m/min)
で送り、縮率が大きく例えば1/50の時には原稿を低
速(例えば15m/min)で送るものである。このよ
うにすることにより、縮率が大きくなっても撮影画像密
度を高くして画質を高く保つと共に、縮率が小さい時に
は処理速度を上げることができるからである。
【0006】この場合にはフィルムの送り速度は、縮率
の変化幅(約2倍)に原稿の送り速度の変化幅(60/
15=4倍)を積算して約8倍の範囲で変化させること
が必要になる。すなわち従来のものが約2倍の速度変化
範囲内でフィルム送り速度を切換えれば足りたのに対し
て、約8倍の速度変化範囲内でフィルム送り速度変化さ
せなければならなくなる。
【0007】またこのようにフィルム送り速度の変化範
囲が拡大すると、フィルムの露光量を一定に保つために
原稿の照明の明るさ(以下照度ともいう)も大幅に変化
できなければならない。この場合フィルム送り速度の変
化幅が1〜8倍であれば、照明の明るさも約1〜8倍の
範囲で変化する必要が生じる。しかし従来の光源装置で
はこのような広い範囲で明るさを変えることができなか
った。
【0008】同様な問題は、一定速度で移動する原稿を
ラインセンサを用いて読取るマイクロフィルムスキャナ
においてもある。例えばCCDラインセンサでは、駆動
パルス間隔(周波数)を変えることによって各画素の露
光量を変えることができるが、原稿送り速度の変化に伴
う入射光量の変化に対し駆動パルスの周波数だけで常に
適正な露光量に制御することは困難である。
【0009】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、原稿の照明の明るさを広い範囲で変化させ
ることができ、原稿の送り速度やフィルムの送り速度の
変化に容易に対応し得るマイクロフィルムカメラを提供
することを第1の目的とする。
【0010】また移動する原稿をラインセンサで読取る
場合に、ラインセンサの露光量を常に適正に保つことを
可能にするマイクロフィルムスキャナを提供することを
第2の目的とする。
【0011】
【発明の構成】本発明によれば第1の目的は、原稿送り
手段と、ロールフィルムを送るフィルム送り手段と、原
稿を送りながらその画像をスリット露光方式によって前
記ロールフィルムに撮影する交換可能な撮影レンズとを
備えるマイクロフィルムカメラにおいて、前記原稿を照
明する複数のランプからなるランプ群と、前記撮影レン
ズの縮率に基づいて原稿送り速度およびフィルム送り速
度を制御する速度コントローラと、前記撮影レンズの縮
率に基づいて前記ランプ群の点灯ランプ数を制御する照
度コントローラとを備えることを特徴とするマイクロフ
ィルムカメラ、により達成される。
【0012】また第2の目的は、原稿送り手段と、ロー
ルフィルムを送るフィルム送り手段と、原稿を送りなが
らその画像を読取るラインセンサとを備えるマイクロフ
ィルムスキャナにおいて、前記原稿を照明する複数のラ
ンプからなるランプ群と、原稿送り速度を制御する速度
コントローラと、前記原稿送り速度に基づいて前記ラン
プ群の点灯ランプ数を制御する照度コントローラとを備
えることを特徴とするマイクロフィルムスキャナ、によ
り達成される。
【0013】ここに照度コントローラは、点灯ランプ数
のみを変えてもよいが、これと共に点灯するランプの照
度も同時に変化させるようにすれば、一層精度の高い照
度のコントロールが可能になる。
【0014】
【発明の実施の態様】図1は本発明を用いるマイクロフ
ィルム撮影装置の一実施例の外観を示す斜視図、図2は
この撮影装置の概念図、図3は内部構造を示す側面図、
図4は平面図、図5は本発明に係るマイクロフィルムカ
メラとしてのマイクロフィルマの光学系を示すための図
4におけるV矢視図、図6はこの光学系の斜視図、図7
はカセットの内部構造を示す平面図、図8は原稿の照明
装置の概念図である。
【0015】図1〜4において符号10はマイクロフィ
ルムスキャナ(以下単にスキャナともいう)、12はオ
ートフィーダ(オート・ドキュメント・フィーダ、略し
てADF)、14は本発明を適用したマイクロフィル
マ、16はターンユニット、18はスタッカである。オ
ートフィーダ12はスキャナ10の正面に着脱可能に取
付られている。マイクロフィルマ14は平面視(図4)
L字状に作られた筐体20を持ち、この筐体20はスキ
ャナ10の後面と左側面とを囲む。図2〜4で22はマ
ルチソータであり、ターンユニット16と交換可能であ
る。
【0016】図1、4で24はコントロールユニットで
あり、ディスプレイ26とキーボード28とで構成され
る。このコントロールユニット24はこの装置の全体を
制御するための状態表示や条件入力・設定を行うもので
ある。例えばスキャナ10に対しては読取条件の選択・
設定などを、マイクロフィルマ14に対しては撮影モー
ドの選択・設定などを行う。
【0017】図2で30はパーソナルコンピュータ(P
C、ワークステーションWSでもよい)であり、スキャ
ナ10で読取った画像情報や属性情報などが入力され、
所定の画像処理を施して光磁気ディスク32などの記憶
装置にメモリする。また必要に応じてプリンタ(図示せ
ず)に出力する。さらに他のコンピュータや画像処理装
置に転送することもできる。
【0018】スキャナ10はオートフィーダ12から1
枚づつ取込まれる書類(原稿)34を水平かつ直線的に
後方へ向って送る搬送手段を持つ。書類34はまずバー
コードリーダ(BCR)36において書類34の所定位
置に付したバーコードを読取る。このバーコードは、書
類の形式番号などによって条件設定を判別し、後記のO
CR42やイメージスキャナ44の読取条件を前もって
設定したモードから自動的に選択するための情報を含
む。
【0019】このモードは例えば画像切出し位置、片面
/両面読取りの区別、スキャナ10のオン/オフ区別、
などを設定するものである。この読取りデータはPC
(WS)30に送られ、PC(WS)30はこれに対す
る指示番号を後記インプリンタ40に送る。なおこのバ
ーコードリーダ36は、バーコードに代えて文字を読取
るOCR(光学的文字リーダ)であってもよい。
【0020】書類34は次にパッチリーダ38(図3)
を通る。このパッチリーダ38は、マイクロフィルム撮
影する際に付すブリップなどのマークの切換え情報など
を検出するものであり、例えば書類の間に挿入した仕切
り板の種類により大・中・小の分類データの区別を検出
する。スキャナ10のオン/オフを自動で切替えるため
の情報をこのパッチリーダ38で検出するようにしても
よい。これらのデータは文書またはページ属性情報とし
て外部PC(WS)30へデータ転送インターフェース
経由で転送される。
【0021】書類34は次にインプリンタ(IMP)4
0により番号が付される。例えば前記バーコードリーダ
30の出力に対してPC(WS)30が出力した指示番
号や、コントロールユニット24で設定した書類34の
順番を示す番号が付される。次にOCR42は書類34
に付された書類番号などを読取り、PC(WS)30に
送る。このデータは後記のイメージスキャナ44で読取
るイメージ情報と共に、文書またはページ属性情報とし
てメモリされ、またインターフェース経由で外部のPC
(WS)30に転送される。
【0022】44、44はイメージスキャナ(CCD)
であり、CCDラインセンサを備える。すなわち一定速
度で移動する書類34の表面および裏面の画像に対し、
画像移動方向に直交するように各ラインセンサを配設
し、書類34の移動(副走査方向へ移動)に伴って連続
的に画像を読取る。すなわちスリット露光方式で画像を
読取る。
【0023】このCCD44では、コントロールユニッ
ト24から入力された指示や、前もってPC(WS)3
0から、入力された指示に従い書類の一部領域の画像を
切出し、画像の属性情報と共にインターフェース経由で
PC(WS)30に転送する。またBCR36で読取っ
た書類34の形式番号からモードを自動的に選択し、切
出し位置や片面/両面の別、スキャナのオン/オフの別
などを判別し、その判別結果に従った画像の読取りを行
う。さらにBCR36で検出した書類の形式番号に基づ
きPC(WS)30が指示する切出し位置などの条件を
得て、他の属性情報と共に画像データをPC(WS)3
0に転送するようにしてもよい。
【0024】この装置をスキャナとして用いる時には図
2の(A)に示すように、このスキャナ10の後面にタ
ーンユニット16を接続する。ターンユニット16はこ
のスキャナ10の後面から排出される書類34を上方へ
Uターンさせ、スキャナ10内の上部を逆方向へ送る。
そしてこのスキャナ10の前面上部に設けたスタッカ1
8に集める。なおスタッカ18は正常な画像読取り処理
が終った書類を表裏反転して同じ順序でスタックするパ
ススタッカ46(図1)と、エラー時に再処理必要な書
類34を分離してスタックするリジェクトスタッカ48
(図1)とを持つ。このリジェクトスタッカ48は、処
理が済んだ書類を2つのグループに分けてその一方のグ
ループだけを分類して集めるように利用することもでき
る。
【0025】ターンユニット16とスキャナ10の接続
面には、スキャナ10内の搬送ローラの駆動力をこのタ
ーンユニット16側に伝えるための切離し可能なジョイ
ント(図示せず)が設けられている。このためターンユ
ニット16をスキャナ10に接続した図2(A)の状態
では、スキャナ10内とターンユニット16内とを同速
度で書類を搬送することができる。なお厚くてターンユ
ニット16内を搬送できない書類はストレートスタッカ
50に集められる。
【0026】ターンユニット16に代えてマルチソータ
22を接続してもよい。このマルチソータ22はスキャ
ナ10から排出される処理済みの書類34を、分類して
スタックすると共に、厚い書類をストレートスタッカ5
0Aに集める。
【0027】以上の構成は図2(A)に示すスキャナタ
イプのものであるが、この装置にマイクロフィルム撮影
機能を追加する場合には、この発明の実施例であるマイ
クロフィルムカメラすなわちマイクロフィルマ14を、
スキャナ10とターンユニット16との間に介在させ
る。図2の(B)はこのようにしてスキャナ・マイクロ
フィルマタイプとした構成を示す。マイクロフィルマ1
4は前記のように平面視L字状の筐体20を持ち、この
筐体20内に書類34の表・裏両面の画像をマイクロフ
ィルムに導く光学系が収容されている。
【0028】この光学系は図4〜6に示すように、書類
34の搬送方向(図6の矢印A方向)に対して直交する
方向に長く表面および裏面に対して斜めに対向する第1
ミラー52および第2ミラー54と、両ミラー52、5
4に映った表面および裏面の画像を同時に反射する第3
ミラー56、第4ミラー58および第5ミラー60と、
2組の撮影レンズ62、62とを持つ。
【0029】撮影レンズ62、62はマイクロフィルム
カセット64、64に対向し、このカセット64、64
に収容されて一定速度で走行するマイクロフィルム66
(図6)にスリット露光方式によって撮影する。このた
めマイクロフィルム66には図6に示すように書類34
の表面と裏面の画像がフィルム66の幅方向に並んで写
し込まれる(デュープレックス撮影法)。
【0030】このマイクロフィルム14で書類34の表
・裏両面を同時にフィルムの幅方向に並べて写し込む場
合(デュープレックス撮影法)には、これらのミラー5
2〜60によって書類34の表・裏両面の画像を同時に
撮影するが、本発明のカセットはデュオ撮影法を用いる
ことができ、この場合には、書類34の表または裏の一
方だけをフィルム66の1/2幅内に撮影する。すなわ
ち表だけをデュオ撮影法で撮影する場合には、第2ミラ
ー54を除去し、フィルム66の下の1/2幅内だけに
撮影する。
【0031】ここにカセット64、64は、筐体20の
正面すなわちスタッカ18の左側の正面に上下二段に開
口する装填室67に正面から挿入される。この装填室6
7はカセット64、64の装填後にカバー68で覆わ
れ、外光が装填室67に入りにくくしている。このよう
に上下二段にカセット64を配置し、同じ書類の画像を
同時に撮影することにより2本のマイクロフィルムの同
時撮影ができ、能率が良い。なおカセット64は1個だ
け装填できるようにして、1本のマイクロフィルムだけ
撮影するようにしてもよいのは勿論である。
【0032】カセット64は図7に示すように、長方形
かつ上下に開閉可能なケース70を持ち、その長手方向
にリール72および74と、撮影ローラ76とが順に配
列されている。撮影ローラ76が対向するケース70の
短辺となる壁には撮影用の開口部78が設けられ、この
壁の内面に沿ってシャッタ80がスライド可能に設けら
れている。このシャッタ80には開口部78を開閉する
窓(図示せず)が設けられている。
【0033】カセット64に設けたシャッタ80はガイ
ドピンに案内され、その一端がコイルばね82により引
張られ、他端に取付けたピン84がガイド長孔86に案
内されて移動可能となっている。このピン84はケース
70内に設けたスライド部材88によってガイド長孔8
6内を移送される。すなわちピン84はこのスライド部
材88に設けた長孔90とガイド長孔86とに案内され
て移動し、シャッタ80を引張り移動させる。
【0034】スライド部材88は、カセット64をカセ
ット装填室67に装填する際にこのカセット装填室67
内面に突設した爪(図示せず)に係合して図7で右方向
へ押される。これに伴いピン84が長孔86内を右方向
へ移動してシャッタ80を引張って移動させ、その窓を
ケース70の開口部78に一致させる。この結果開口部
78が開き撮影可能な状態になる。
【0035】フィルム66は、図7の状態では供給側
(S)のリール72から3個のガイドローラ92に案内
されて撮影ローラ76に巻付けられ、さらに他のガイド
ローラ94を経て巻取り側(T)のリール74に巻取ら
れる。デュオ撮影法の場合にはカセット64を表裏反転
させる。この状態ではリール74が供給側(S)とな
り、リール72が巻取り側(T)となって、フィルム6
6は逆方向に送られる。撮影ローラ76に密着したフィ
ルム66には両側からニップローラ96、96が圧接さ
れ、フィルム66と撮影ローラ76との密着を確実にし
ている。
【0036】このニップローラ96、96はケース70
の長手方向に長いレバー98、98の先端に保持されて
いる。このレバー98、98にはトーションばね(図示
せず)により撮影ローラ76側への復帰習性が付与され
ている。
【0037】100、100は撮影レンズ62、62の
横に近接して配設されたマーク撮影用レンズである。こ
れらのレンズ100、100の光軸はフィルム66に対
する垂直線に対してフィルム長さ方向すなわちフィルム
走行方向に傾いている。またこの光軸上には、例えばL
ED(発光ダイオード)アレイからなるデジタル画像発
生器102(図6参照)がフィルム幅方向に配設されて
いる。このデジタル画像発生器102は、マーク撮影用
レンズ100、100を通して2本のマイクロフィルム
66、66にマークを同時に写し込む。
【0038】このデジタル画像発生器102はフィルム
66の走行速度に同期して変化する一次元画像を発生
し、その画像はレンズ100を通って走行中のフィルム
66に撮影される。従ってフィルム66には前記の検索
用のマークだけでなく、書類の画像に隣接してまたはこ
の画像に重ねて、他のデータを写し込むこともできる。
【0039】次に照明装置110を図8に基づいて説明
する。この照明装置110はマイクロフィルマ14に適
用されるものであり、原稿搬送路112を上下から挟む
透明なガラス114、116を介して原稿34を照明す
る。なおマイクロフィルマ14は原稿34の表裏両面を
同時に撮影可能であるから、両面を照明可能にしている
が、この図8ではその一方(裏面)の照明装置のみを示
す。他方の面(表面)の照明装置も全く同様に構成され
るから、その説明は繰り返さない。
【0040】この照明装置110は、4個のランプ11
8(118A〜D)からなるランプ群120を持つ。各
ランプ118A〜Dには例えば蛍光灯を用いることがで
きる。これらのランプ118は原稿34の画像読取位
置、すなわち撮影レンズ62の光軸122と原稿搬送路
112との交点124を中心とする円126の上に配設
され、交点112付近を照明するように反射板が取付け
られている。
【0041】この実施態様では撮影レンズ62は交換可
能である。すなわち撮影レンズ62は縮率が異なる他の
撮影レンズ62Aと交換可能である。これら撮影レンズ
62、62Aの縮率は、例えば1/24、1/50とさ
れる。
【0042】原稿搬送路112の全ての原稿送りローラ
112Aは1つのモータ128によって回転駆動され
る。1つの原稿送りローラ112Aの回転はベルト伝動
機構130を介して変速機132に伝えられる。この変
速機132は、例えば撮影レンズ62、62Aの縮率に
対応した異なる減速比を持つ複数(2つ)のベルト式ク
ラッチと、これらのクラッチのベルトにそれぞれ押圧さ
れる複数(2つ)のローラとを持ち、いずれかのローラ
を対応するベルトに押圧することによって一つのクラッ
チだけを接続し他のクラッチを切るように作られてい
る。
【0043】この変速機132の出力はベルト伝動機構
134によってカセット64の駆動系に伝えられる。こ
こに変速機132は、使用する撮影レンズ62、62A
の縮率に対応した変速比となるように制御される。すな
わちレンズ62の縮率が1/24ならフィルムの送り速
度は原稿送り速度の1/24に設定する必要があり、同
様にレンズ62Aの縮率が1/50ならフィルム送り速
度は原稿送り速度の1/50にする必要がある。変速機
132はこのような減速比が選択可能である。
【0044】図8で136は制御装置であり、ここに含
まれる速度コントローラ138は、使用する撮影レンズ
62、62Aの縮率や他の撮影条件に基づいて、原稿送
り速度とフィルム送り速度とを制御する。例えば縮率を
1/24にした時には、原稿送り速度を速くするように
モータ128を制御すると共に、変速機132の減速比
を原稿送り速度の1/24にするように設定する。
【0045】また縮率を1/50にした時には、モータ
128を減速させ、変速機132の変速比も1/50に
設定する。原稿送り速度は、原稿の種類、寸法や撮影方
式によって変更してもよい。例えば記録密度が低くてよ
い原稿の場合には、原稿送り速度を速くしてもよい。
【0046】140は照度コントローラであり、前記ラ
ンプ群120のうち点灯するランプ118A〜Dの数お
よび位置と、点灯するランプ118A〜Dの明るさ(照
度)を制御するものである。この照度コントローラ14
0は、例えばサイリスタを用いた位相制御回路からなる
調光回路142と、この調光回路142と各ランプ11
8A〜Dとの間に介在されたスイッチ144群とを制御
する。
【0047】すなわち原稿送り速度が速い時でかつ縮率
が小さい(1/24)の時には、スイッチ群144を全
て閉路しかつ調光回路142は最大の明るさにする。反
対に原稿送り速度が遅くかつ縮率が大きい(1/50)
の時には一部のランプ例えば118A、B、Dを消すよ
うにスイッチ群144を開閉し、調光回路142の明る
さも必要なら下げる。
【0048】このように点灯するランプの数および位置
と、その明るさとを組合せて制御することにより、原稿
34の照明の明るさを広い範囲で変化させることができ
る。例えば次のように各ランプ118A〜Dの点灯と明
るさの制御を行うことができる。
【0049】
【表1】 縮率 1/24 1/50 原稿送り速度 15 60 15 60 (m/sec) ランプ118A 消 点 消 消 ランプ118B 点 点 消 点 ランプ118C 点 点 点 点 ランプ118D 消 点 消 点 照度 中 最大 最小 中 (表中で、点は点灯を、消は消灯を意味する)
【0050】以上の実施態様ではランプ118A〜Dを
原稿34の撮影位置124を中心とする円126上に配
置したが、本発明はこれに限定されない。また用いるラ
ンプの数も4つに限定されるものではない。撮影位置1
24からの距離や角度が異なる位置に配置したり、2
つ、3つあるいは5つ以上のランプを用いてもよい。
【0051】本実施態様では原稿送り速度と縮率とを共
に変更可能にしたために、露光量の制御範囲が大きくな
っているが、本発明は縮率が一定の場合にも適用でき
る。例えば前記のスキャナ10においてはCCDライン
センサを持つイメージスキャナ44を用いているが、こ
の場合縮率が一定でも原稿34の送り速度が変わればラ
インセンサの入射光量が変わる。この入射光量の変動幅
がラインセンサの許容範囲を超える時には、その照明装
置に本発明を適用することにより入射光量を許容範囲内
にすることが可能である。
【0052】以上の実施態様では原稿送り速度と縮率、
あるいは原稿送り速度に基づいて、点灯するランプの数
と共にその照度も制御できるようにしたので、高精度な
照度制御が可能である。しかし本発明は点灯するランプ
の数だけを変化させるようにしてもよい。
【0053】複数のランプは全て同一の明るさのランプ
を用いてもよいが、明るさが異なるランプや、原稿まで
の距離や角度を変えた複数のランプを組合せて用いても
よい。このように明るさと原稿までの距離や角度とが異
なるランプを用い、かつランプの数を増やすことによ
り、各ランプの照度を制御することなく明るさを相当き
め細かく制御することが可能になる。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、マイク
ロフィルムカメラにおいて原稿送り速度と撮影レンズの
縮率が変化する場合に、原稿照明用に点灯させるランプ
の数を制御できるようにしたから、フィルムへの入射光
量を常に適切に管理することができる。
【0055】この場合に、点灯するランプの数だけでな
くその照度も同時に制御できるようにすれば、一層きめ
の細かい照度制御ができ、露光量の高精度な管理が可能
になる(請求項2)。
【0056】また請求項3の発明によれば、マイクロフ
ィルムスキャナにおいて原稿送り速度が変化する場合
に、原稿照明用に点灯させるランプの数を制御できるよ
うにしたから、ラインセンサへの入射光量を常に適切に
管理することができる。この場合に点灯ランプ数とその
照度とを同時に制御できるようにすれば、一層高精度な
照度制御と露光量の管理が可能になる(請求項4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いるマイクロフィルム撮影装置の斜
視図
【図2】この撮影装置の概念図
【図3】その内部構造を示す側面図
【図4】その平面図
【図5】マイクロフィルマの光学系を示すための図4に
おけるV矢視図
【図6】この光学系の斜視図
【図7】カセットの内部構造を示す平面図
【図8】本発明の一実施態様の概念図
【符号の説明】
10 マイクロフィルムスキャナ 12 オートフィーダ(ADF) 14 マイクロフィルムカメラとしてのマイクロフィル
マ 24 コントロールユニット 30 パーソナルコンピュータ(PC)またはワークス
テーション(WS) 34 書類(原稿) 64 マイクロフィルムカセット 66 ロールフィルム 76 撮影ローラ 110 照明装置 112 原稿搬送路 112A 原稿搬送手段としての原稿送りローラ 118A〜D ランプ 120 ランプ群 138 速度コントローラ 140 照度コントローラ 142 調光回路 144 スイッチ群

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿送り手段と、ロールフィルムを送る
    フィルム送り手段と、原稿を送りながらその画像をスリ
    ット露光方式によって前記ロールフィルムに撮影する交
    換可能な撮影レンズとを備えるマイクロフィルムカメラ
    において、前記原稿を照明する複数のランプからなるラ
    ンプ群と、前記撮影レンズの縮率に基づいて原稿送り速
    度およびフィルム送り速度を制御する速度コントローラ
    と、前記撮影レンズの縮率に基づいて前記ランプ群の点
    灯ランプ数を制御する照度コントローラとを備えること
    を特徴とするマイクロフィルムカメラ。
  2. 【請求項2】 前記照度コントローラは点灯ランプ数と
    ランプの照度とを制御する請求項1のマイクロフィルム
    カメラ。
  3. 【請求項3】 原稿送り手段と、ロールフィルムを送る
    フィルム送り手段と、原稿を送りながらその画像を読取
    るラインセンサとを備えるマイクロフィルムスキャナに
    おいて、前記原稿を照明する複数のランプからなるラン
    プ群と、原稿送り速度を制御する速度コントローラと、
    前記原稿送り速度に基づいて前記ランプ群の点灯ランプ
    数を制御する照度コントローラとを備えることを特徴と
    するマイクロフィルムスキャナ。
  4. 【請求項4】 前記照度コントローラは、点灯ランプ数
    とランプの照度とを制御する請求項3のマイクロフィル
    ムスキャナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010541039A (ja) * 2007-09-22 2010-12-24 ダイナミック マイクロシステムズ セミコンダクター イクイップメント ゲーエムベーハー ウェハidを同時に読み取るための方法及び装置

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JP2010541039A (ja) * 2007-09-22 2010-12-24 ダイナミック マイクロシステムズ セミコンダクター イクイップメント ゲーエムベーハー ウェハidを同時に読み取るための方法及び装置
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