JPH05323462A - 写真焼付装置のミラートンネル - Google Patents

写真焼付装置のミラートンネル

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JPH05323462A
JPH05323462A JP12507392A JP12507392A JPH05323462A JP H05323462 A JPH05323462 A JP H05323462A JP 12507392 A JP12507392 A JP 12507392A JP 12507392 A JP12507392 A JP 12507392A JP H05323462 A JPH05323462 A JP H05323462A
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JP
Japan
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film
size
light
light source
image
Prior art date
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JP12507392A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Ota
保広 大田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パノラマサイズ等における露光時間を短縮する 【構成】フィルム1の画面がパノラマサイズの時には、
ネガマスク18の切り換え信号に基づいてカム軸45a、45
bを回動させ、可動ミラー板42a、42bで出射口を絞
り、可動ミラー板42a、42bの傾斜角をつけて出射口の
面積を35mmフルサイズの1/2倍にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真焼付装置のミラート
ンネルに関し、フィルムの画像の画面サイズが小さい例
えばパノラマサイズのフィルムにおいて、フィルム面へ
の照度を向上させて露光時間を短縮する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、35mmフィルムを用いたパノラマサ
イズの写真が普及してきている。パノラマサイズの写真
は撮影画像を35mmフィルムの中央の13×36mmの領域に現
像して印画紙サイズが89× 254mmのプリントに焼付る超
横長写真であり、パノラマサイズのプリントの焼付倍率
は、35mmフルサイズ(24×36mm)のフィルムのコマを89
× 127mmの印画紙に焼き付けたL判プリントよりも大き
い。また35mmフィルム用カメラにおいて、35mmフルサイ
ズ、パノラマサイズの画面サイズの切り換えが可能なカ
メラも開発され、1本のフィルムに35mmフルサイズ、パ
ノラマサイズの画面サイズのコマが混在した35mmフィル
ムもあり、かかるパノラマ混在フィルムを同時プリント
専用の現像・焼付装置で現像及び印画紙への焼付処理を
行う場合が多くなってきている。
【0003】また同時プリント専用の写真焼付装置で
は、フィルム上の画像が表示された画面に、光源からの
光を均一に照射するようなミラートンネルが備えられて
いる。このミラートンネルは内面が鏡面の簡単な構成で
しかも効率の良いものである。そしてミラートンネルの
フィルム側の出射口は35mmフルサイズの画面サイズに対
応した大きさになっており、光源の所定の光量の光が35
mmフルサイズの画面に照射される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の写真
焼付装置のミラートンネルでは、出射口が35mmフルサイ
ズの画面に対応するように固定されている。一方、パノ
ラマサイズのフィルムの画面サイズは35mmフルサイズと
比較して1/2倍、プリントの焼付面積はL判プリント
の2倍であり、パノラマサイズの焼付倍率は35mmフルサ
イズの焼付倍率の4倍であるので、従来のミラートンネ
ルで光源の光をフィルム面に照射するとパノラマサイズ
の印画紙上の照度はL判プリントの1/4倍となってし
まう。したがってパノラマサイズの写真ではプリント焼
付時の露光時間を4倍にしなければならず、プリント焼
付作業の作業効率が著しく低下していた。
【0005】本発明ではこのような従来の課題に鑑みて
なされたもので、35mmフルサイズと比較して画面サイズ
が小さい時の露光時間を短縮することが可能な写真焼付
装置のミラートンネルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、フィ
ルムの画像を印画紙に焼き付ける写真焼付装置の光源と
フィルムとの間に備えられ、光源の光を内面で反射させ
る反射板に囲まれ、前記光源の光を入射口から入射し、
反射板で前記光源からの光を反射させて均一にして出射
口からフィルムに照射するミラートンネルにおいて、前
記光源とフィルム間の光軸に対する傾斜角が可変であっ
て、出射口の面積をフィルムの画像の画面サイズに対応
させて可変設定する可動反射板を備え、且つ反射板で囲
まれた入射口側の面の辺長に比した入射口から出射口ま
での長さが、光源の光を均一にさせるだけの所定の長さ
を有する構成とした。
【0007】また、フィルムの画像の有無、及び画像の
画面サイズを検出する画面検出センサと、画像の画面サ
イズが異なる画面サイズに切り換わった時、前記画面検
出センサのセンサ信号に基づいて切り換え信号を出力す
る信号出力手段と、出力された前記切り換え信号に基づ
いて前記可動反射板を前記光軸に対して傾斜させる駆動
手段と、を備えるようにした。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、フィルムの画面サイズが
小さい時には、出射口が画面サイズに対応して小さくな
り、可変反射板は光源とフィルム間の光軸に対して傾斜
し、入射口から入射した光源の光は傾斜した可変反射板
で反射して出射口に集中し、フィルムの画面上の照度は
向上する。また反射板で囲まれた入射口側の面の辺長に
比した入射口から出射口までの長さが、光源の光を均一
にさせるだけの所定の長さとなっているので、フィルム
面上の光の照明ムラは発生しない。したがってフィルム
の画面上の照度は向上するので、印画紙焼付時の露光時
間が短縮される。
【0009】フィルムの画像の有無、及び画像の画面サ
イズは画面検出センサにより検出され、画像の画面サイ
ズが異なる画面サイズに切り換わった時、前記画面検出
センサのセンサ信号に基づいて信号出力手段から駆動手
段に切り換え信号が出力され、駆動手段により可動反射
板が光軸に対して傾斜する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜3に基づい
て説明する。図1は写真焼付装置10を示す図である。図
1において、ランプハウス11には図示しない光源が収納
されている。ミラートンネル12は内面が鏡面になってお
り、光源からの光を均一化してフィルム面に照射させ
る。尚、ミラートンネル12については後述する。フィル
ム1は張力がローラ13によって調節されながら、フィル
ム元巻部14からフィルム巻取部15に巻き取られ、フィル
ムキャリア16上で搬送される。フィルム1には画像が写
っているコマ毎に、コマの最大画像サイズである24×36
mmの領域外であるフィルム1の端部に35mmフルサイズ、
パノラマサイズの画面サイズを識別する為の切欠きが形
成されている。即ち、例えばコマの画面サイズが35mmフ
ルサイズである時には一方の端部にノッチが1つ、パノ
ラマサイズである時にはコマのもう一方の端部にノッチ
が1つ形成されている。この切欠きは図示しないノッチ
パンチャによりノッチを打ち込むことにより形成され
る。画面検出ユニット17は、例えば光検出器等の画面検
出センサをフィルム1の両端に備えたもので、搬送され
るフィルム1の両端の切欠きを1コマ毎に検出する。ネ
ガマスク18はフィルム1に近接するようにして配設され
る。このネガマスク18は、フィルム画面の境界を設定す
る為のものであり、例えば35mmフルサイズ、パノラマサ
イズ毎に画面サイズに対応した開口部を備え、フィルム
1の各コマの画面サイズに応じて自動差換えされる。こ
のネガマスク18を自動差換えする図示しないネガマスク
制御部が信号出力手段に相当し、パノラマサイズのネガ
マスクに切り換わった時にミラートンネル12の駆動手段
に切り換え信号を出力する。レンズ19もフルサイズ、パ
ノラマサイズ毎に備えられて印画紙への倍率を設定する
ものであり、フルサイズ、パノラマサイズに応じて切り
換えられる。蛇腹20はフィルム1の画面を印画紙21上の
ピントを調節する為のものである。尚、蛇腹20にはフィ
ルム1の画面を確認する為のビュア20aが備えられてい
る。連続した印画紙21はローラ22によって張力が調節さ
れながらペーパ元巻部23からペーパ巻取部24に巻き取ら
れる。印画紙21のランプハウス11側にはL判、パノラマ
判等の画面サイズに対応した開口部を備え、印画紙21の
焼付領域外を覆うペーパーマスク25が備えられている。
印画紙21への焼き付けが行われた後、印画紙21は搬送さ
れてホールパンチユニット26により印画紙21の焼付領域
間に印画紙21の切断位置を識別する為の穴が開けられ
る。尚、27はスイッチボックスである。
【0011】本実施例のミラートンネル12を示す図2に
おいて、ミラートンネル12は反射板としての一対の固定
ミラー板41a、41bと、回動自由な一対の可動ミラー板
42a、42bと、によって構成され、ランプハウス11側に
入射口12aが固定ミラー板41a、41bと可動ミラー板42
a、42bで囲まれ、フィルム1側に出射口12bが形成さ
れている。固定ミラー板41a、41bは35mmフィルムの画
面の横(36mm)サイズに対応した間隔で固定され、可動
ミラー板42a、42bは入射口12a側の夫々の軸43a、43
bに回動自由に支持される。可動ミラー板42a(42b)
の外側には、偏心カム44a(44b)が連接したカム軸45
a(45b)が付設され、また可動ミラー板42a(42b)
を外側に付勢するバネ46a(46b)が備えられている。
可動ミラー板42a、42bのフィルム面側の出射口の間隔
は偏心カム44a、44bによって可変設定され、フィルム
1のコマが35mmフルサイズ、パノラマサイズの時の夫々
の縦サイズ24、13mmに対応し、夫々40mm、21mmにするよ
うになっている。カム軸45a、45bは図示しない例えば
モータ等の駆動装置(手段)によって駆動され連動す
る。前述のように駆動装置はパノラマサイズのネガマス
ク18に切り換えた時の切り換え信号に基づいて作動す
る。尚、ミラートンネル12の入射口から出射口までの長
さHは、フィルム1への光を均一にする為に、ミラート
ンネル12の入射口の横辺長(46mm)をLとして、H>2
Lとなるように設定する。また出射口とフィルム1の間
には、さらにフィルム1への光を均一にする為の拡散板
47が配設される。
【0012】次に動作を説明する。フィルム1のコマの
画面が35mmフルサイズの時、図2のように絞り機構の駆
動装置は駆動せず、偏心カムの長径方向が縦方向となっ
ており、また可動ミラー板42a、42bは夫々バネ46a、
46bの弾性力によって外側に付勢され、ミラートンネル
12の出射口は、35mmフルサイズの時の画面の縦サイズ24
mmに対応するようになっている。この時のフィルム1の
画像を印画紙21に焼き付ける露光時間は従来通りであ
る。
【0013】フィルム1のコマの画面がパノラマサイズ
になった時、パノラマ用のネガマスク18の切り換え信号
に基づいて絞り機構の駆動装置が作動し、図3のように
カム軸45a、45bが連動して回動し、バネ46a、46bの
外側への弾性力に抗しながら偏心カム44a、44bが回動
する。これにより可動ミラー板42a、42bは夫々偏心カ
ム44a、44bにより押圧され、出射口の面積が35mmフル
サイズの時の略1/2倍となり、パノラマサイズのフィ
ルム1の画面サイズに対応するようになる。この時、光
源とフィルム1間の光軸に対して可動ミラー板42a、42
bが傾斜し、光源の光は固定ミラー板41a、41b、可動
ミラー板42a、42bで反射してフィルム1の面上に光が
集中する。尚、ミラートンネル12の長さHがH>2Lに
設定されているので、光源の光はフィルム1の面上で均
一となって照明ムラも発生せず、さらに拡散板47を介し
て均一光がフィルム1に照射される。35mmフルサイズの
時と同一光量の光をフィルム1の面上に照射すれば、フ
ィルム1の面上の照度は35mmフルサイズに対して2倍と
なる。また印画紙21のペーパー面の照度はL判プリント
の1/2倍になり、これでパノラマサイズのフィルム1
を印画紙21に焼き付ける時の露光時間は、従来ではL判
プリントの焼付時の露光時間の4倍であったのが、2倍
に短縮される。さらにレンズ19を1絞り開放することに
よりパノラマサイズのプリント焼付時の露光時間はL判
プリント時と同じになる。
【0014】かかる構成によれば、フィルム1のコマの
画面がパノラマサイズの時には、ネガマスク18の切り換
え信号に基づいて可動ミラー板42a、42bを絞り、可動
ミラー板42a、42bの傾斜角をつけて出射口の面積を35
mmフルサイズの1/2倍にすることにより、光源の光が
フィルム1の面上で集中し、パノラマサイズの時のフィ
ルム1への照度を2倍にすることが出来、印画紙21への
焼付時の露光時間を短縮することが出来る。さらにレン
ズ19を1絞り開放すれば、露光時間を35mmフルサイズ時
と同じ時間にすることが出来、パノラマ混在フィルムの
プリント焼付時の作業効率の低下を改善することが出来
る。またミラートンネル12の長さを入射口側辺長の2倍
以上の長さにすることにより照明ムラは発生せず、フィ
ルム1への照射光を均一にすることが出来る。
【0015】尚、本実施例では、パノラマサイズの焼付
処理について説明したが、これに限らず、ハーフサイズ
の焼付処理についてもミラートンネルの出射口をハーフ
サイズの画面サイズに対応させて同様の効果を得ること
が出来る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ィルムの画面サイズが小さい時は、光軸に対して可動反
射板に傾斜をつけ、ミラートンネルの出射口を前記画面
サイズに対応させて小さくすることにより、フィルムの
面上に光が集中し、フィルム面における照度を向上させ
ることが出来、印画紙焼付時の露光時間を短縮すること
が出来る。そしてミラートンネルの長さを入射口の辺長
に比して、光源の光を均一にさせるだけの所定の長さに
してあるので照明ムラは発生しない。
【0017】また、画面サイズが切り換わった時に切り
換え信号に基づいて自動的に絞り機構を作動させること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のミラートンネルを備えた写真焼付装置
を示す図。
【図2】本発明のミラートンネルの一実施例を示す図。
【図3】図2のミラートンネルの出射口を絞った時の
図。
【符号の説明】
1 フィルム 10 写真焼付装置 41 固定ミラー板 42 可動ミラー板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムの画像を印画紙に焼き付ける写真
    焼付装置の光源とフィルムとの間に備えられ、光源の光
    を内面で反射させる反射板に囲まれ、前記光源の光を入
    射口から入射し、反射板で前記光源からの光を反射させ
    て均一にして出射口からフィルムに照射するミラートン
    ネルにおいて、 前記光源とフィルム間の光軸に対する傾斜角が可変であ
    って、出射口の面積をフィルムの画像の画面サイズに対
    応させて可変設定する可動反射板を備え、且つ反射板で
    囲まれた入射口側の面の辺長に比した入射口から出射口
    までの長さが、光源の光を均一にさせるだけの所定の長
    さを有する構成としたことを特徴とする写真焼付装置の
    ミラートンネル。
  2. 【請求項2】フィルムの画像の有無、及び画像の画面サ
    イズを検出する画面検出センサと、画像の画面サイズが
    異なる画面サイズに切り換わった時、前記画面検出セン
    サのセンサ信号に基づいて切り換え信号を出力する信号
    出力手段と、 出力された前記切り換え信号に基づいて前記可動反射板
    を前記光軸に対して傾斜させる駆動手段と、を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の写真焼付装置のミラー
    トンネル。
JP12507392A 1992-05-18 1992-05-18 写真焼付装置のミラートンネル Pending JPH05323462A (ja)

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JP (1) JPH05323462A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7175712B2 (en) * 2003-01-09 2007-02-13 Con-Trol-Cure, Inc. Light emitting apparatus and method for curing inks, coatings and adhesives
US8871311B2 (en) 2010-06-03 2014-10-28 Draka Comteq, B.V. Curing method employing UV sources that emit differing ranges of UV radiation
US9067241B2 (en) 2008-12-31 2015-06-30 Draka Comteq, B.V. Method for curing glass-fiber coatings
US9187367B2 (en) 2010-05-20 2015-11-17 Draka Comteq, B.V. Curing apparatus employing angled UVLEDs
US10029942B2 (en) 2010-08-10 2018-07-24 Draka Comteq B.V. Method and apparatus providing increased UVLED intensity and uniform curing of optical-fiber coatings

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US9687875B2 (en) 2010-05-20 2017-06-27 Draka Comteq, B.V. Curing apparatus employing angled UVLEDs
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