JP2861865B2 - 写真焼付装置 - Google Patents

写真焼付装置

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JP2861865B2
JP2861865B2 JP14516995A JP14516995A JP2861865B2 JP 2861865 B2 JP2861865 B2 JP 2861865B2 JP 14516995 A JP14516995 A JP 14516995A JP 14516995 A JP14516995 A JP 14516995A JP 2861865 B2 JP2861865 B2 JP 2861865B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真焼付装置の露光制御
用シャッタおよび遮光用シャッタを備える露光用シャッ
タ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真焼付装置のシャッタ装置は光路上に
設けられ、閉塞時には遮光性を有し、露光時には開放さ
れるもので、露光時等以外には極力閉塞して不要な感光
を防止し、正確な開閉動作により感光材料の露光時間を
制御するものである。従来の写真焼付装置に備えられて
いるシャッタ装置について一例と共に説明する。
【0003】実公昭37−17733号公報「スライド
フィルム焼付編集装置」には、露光時間は光源の点灯と
消灯により制御されており、光源を露光時間だけ点灯制
御する電気タイマの動作と感光材料のコマ送り動作を交
互に切り替えるロータリースイッチと、焼付編集の手順
を点灯状態で示す標示ランプを備え、確実な焼付作業を
容易にするものである。感光材料を充填、遮光する暗箱
に、投影板としても利用される遮光用のシャッタが設け
られている。ここに示される一般的な引き伸ばし機で
は、光源から光路上にネガフィルム、レンズ、シャッタ
が順に配置されている。
【0004】特開昭48−71629号公報「写真複写
装置」では、光路を遮り、あるいは、適当な光強度を確
保するよう双方向に回転動作する一対の絞り羽根に電磁
石が連結されており、スイッチタイマを作動させると、
電磁石制御回路がON状態となり、フィルム投影光がハ
ーフミラーを介して光電変換器に供給され、生じた起電
力を利用して電磁石を制御することにより、絞り羽根を
適正かつ高速に開閉するものである。一対の絞り羽根か
らなる絞りをシャッタとして作用させても、他のシャッ
タを設けてもよい。本例では、光源から光路上に絞りシ
ャッタ、ネガフィルム、レンズが順に配置されている。
【0005】特開昭52−126224号「写真焼付
機」では、各種複数のレンズを担持する複数のレンズ座
板が光路上と非光路上に移動可能に支持されたレンズ組
立体により、焼付倍率に融通を持たせ、同一の軌道を交
互、独立に移動して、光路窓を閉鎖する一対のシャッタ
部材を備えて、光路窓を遮蔽、開放することにより、高
精度で高速な露光時間制御を可能としたものである。本
例では、光源から光路上にネガフィルム、レンズ、シャ
ッタが順に配置されている。
【0006】特開昭57−167021号「引伸機のプ
リント濃度補正装置」では、光源、シャッタ、ネガ、投
影レンズを備えるヘッドの位置を、感光材料の載置台か
ら光路と平行に設置した支柱の側面に形成した光学的コ
ードで判別し、光学的コードを受光素子等で読み取るこ
とにより、ヘッド位置を検出して、シャッタを動作さ
せ、露出制御を行うものである。光源から光路上に、フ
ィルタ、シャッタ、拡散ボックス、ネガ、投影レンズの
順に配置されている。
【0007】特開昭50−62633号「カラー写真焼
付露光自動制御装置」では、光源ランプ付近にカットフ
ィルタ等を設置して構造の安定を図るとともに、調光回
路に照度検出器のネガ濃度を保存する保持回路を備え、
保持回路に記録したネガ濃度を用いて、カットフィルタ
の介入による影響を受けずに照度を一定に保つものであ
る。本例では、光源ランプから光路上に第1シャッタ、
カットフィルタ、散光ボックス、コンデンサレンズ、ネ
ガフィルム、対物レンズ、第2シャッタの順に配置され
ている。第1シャッタは、測光するため、第2シャッタ
を閉塞した状態で開放される。第2シャッタは、露光時
間のみ開放され、印画紙に照射される光量を定めるメイ
ンシャッタである。第1シャッタは測光時や露光時間を
除き、適時閉塞しておき、光源ランプの熱からカットフ
ィルタ等を保護する。
【0008】特開平3−172832号「写真焼付装置
の露光用シャッタ装置」では、光源から、第1シャッ
タ、ネガ、光学部材、第2シャッタ、印画紙の順に光路
上に配置されている。第1シャッタは露光時間のみ開放
され、印画紙に照射される光量を定めるメインシャッタ
で、光源付近に有るため、小型で開閉動作が高速で安定
している。第2シャッタは露光時間以外において適時閉
塞しておき、印画紙を光源や外部からの迷光によるカブ
リから防ぐ。第2シャッタは遅くとも第1シャッタの開
放までには開放しておき、第1シャッタが閉塞するのを
まって閉塞する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の写真
焼付装置は、実公昭37−17733号「スライドフィ
ルム焼付編集装置」にあるように、光量を安定化するた
め、光源ランプの点灯に露光時間を制御したものもあっ
たが、露光精度が改善されるにつれて、特開昭57−1
67021号の「引伸機のプリント濃度補正装置」等に
もあるようにシャッタ装置により、露光時間を制御して
いる。
【0010】感光材料の感度が向上すると、特開昭48
−71629号「写真複写装置」や特開昭52−126
224号「写真焼付機」のように、露光制御用のシャッ
タの配置や開閉動作速度を改善したり、特開昭50−6
2633号「カラー写真焼付露光自動制御装置」や、特
開平3−172832号「写真焼付装置の露光用シャッ
タ装置」のように、簡素な構造で遮光を行うため遮光用
のシャッタを併用している。
【0011】高感度の感光材料が取り扱われ、処理能力
の向上や装置コストの低減が求められていることから、
露光制御用のシャッタと遮光用のシャッタの組み合わせ
は、構造が簡素な装置であって、シャッタ装置で遮光
性、開閉動作速度を改良するには、適当な形態の一つと
考えられる。
【0012】しかし、特開昭50−62633号「カラ
ー写真焼付露光自動制御装置」は、感光材料の付近に備
えたシャッタにより露光制御を行っている。光源付近に
備えるシャッタに比べて、感光材料の付近に備えるシャ
ッタは、感光材料全面を覆う必要があり、大型であるた
め開閉動作が遅くなる。大型のシャッタは開閉動作速度
が大きくなると、確実に閉塞して遮光する動作が不安定
になる恐れがあった。
【0013】特開平3−172832号「写真焼付装置
の露光用シャッタ装置」は、光源付近に備えるシャッタ
により、露光制御を行い、感光材料付近に遮光用シャッ
タを備えている。光源付近に有る露光制御用シャッタ
は、取り付けが安定しており、小型で遮光できるため、
高速の開閉動作や動作安定性が期待できる。
【0014】しかしながら、第2シャッタの開放作動の
完了後に、第1シャッタを開放作動し、第1シャッタの
閉塞作動完了後に第2シャッタの閉塞作動を行うことか
ら、第2シャッタの閉塞作動と開放作動の間隔が長く、
露光処理サイクルを浸食している恐れがある。高感度の
感光材料に焼付を行う場合は、厳密な遮光が必要なた
め、可能な限り、第2シャッタを閉塞しておくことが望
ましい。また、第2シャッタの開閉作動は、第1シャッ
タのスイッチにより、第1シャッタの開放作動前や閉塞
作動後に制御されている。第2シャッタの開閉作動は、
第1シャッタに従属し、第2シャッタを独立で開閉する
ことができないため、メンテナンス時に不便が生じる等
の問題もある。
【0015】本発明は、写真焼付装置に、露光処理に要
する時間を短縮し、遮光性とメンテナンス性が改善され
た露光制御用シャッタおよび遮光用シャッタを備える露
光用シャッタ装置を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、写真焼付装置の露光用シャッタ装置に
おいて、光源とネガフィルムの間の光路上に露光制御用
の第1シャッタを設け、ネガフィルムの透過光を感光材
料に適宜の倍率で投影する光学部材と感光材料との間の
光路上に遮光用の第2シャッタを設け、露光制御用の第
1シャッタと第2シャッタの開放完了動作および閉塞開
始動作を同時に実行する。
【0017】本発明の写真焼付装置の露光用シャッタ装
置の第1シャッタおよび第2シャッタの開閉動作につい
て、図面と共に説明する。図1は、本発明の写真焼付装
置の露光用シャッタ装置の開閉動作を示すタイミングチ
ャート図である。タイミングチャートの前半は、第1シ
ャッタと第2シャッタの開放動作を同時に完了させる例
を示している。遮光用の第2シャッタについて開放要求
パルスが立ち上がると、第2シャッタが開放動作を開始
する。第2シャッタは、開放動作の開始から開放動作の
完了まで、図示する通りの時間を要する。第2シャッタ
が開放動作を継続する途中で、次いで第1シャッタの開
放要求パルスが立ち上がると第1シャッタが開放動作を
開始し、露光時間の開始時に、第1シャッタと第2シャ
ッタは同時に開放動作を完了する。
【0018】第1シャッタと第2シャッタの開放動作を
同時に完了するには、第1シャッタと第2シャッタの開
放動作速度が等しければ、開放作動を同時に制御すれば
足りるが、通常、感光材料の付近にある第2シャッタ
は、光源付近にある第1シャッタに比べて大型で、図の
ように開閉動作速度が遅いので、第2シャッタの開放動
作の速度を考慮して、第1シャッタと第2シャッタの開
放作動を制御する必要がある。
【0019】タイミングチャートの後半は、第1シャッ
タと第2シャッタの閉塞動作を同時に開始する例を示し
ている。遮光用の第2シャッタについて閉塞要求パルス
が立ち上がるとき、同時に、露光制御用の第1シャッタ
についても閉塞要求パルスが立ち上がり、第1シャッ
タ、第2シャッタとも閉塞動作を開始する。閉塞動作の
速い第1シャッタがまず閉塞動作を完了し、その後第2
シャッタが閉塞動作を完了する。第1シャッタの閉塞動
作が完了すると、感光材料の送りパルスが立ち上がる
と、露光済みの感光材料の搬送モータが始動し、露光の
待機状態となる一方、第2シャッタが閉塞動作を行う。
【0020】第1シャッタと第2シャッタの閉塞動作を
同時に実行するには、第1シャッタと第2シャッタの閉
塞作動を同時に制御すれば足りる。また、感光材料の搬
送は、第1シャッタの閉塞完了により制御してもよい。
【0021】タイミングチャートに示すシャッタは、例
えば、高電圧が必要な光源の電圧出力特性に合わせ、電
圧出力の立ち上がりや立ち下がりの時間に第2シャッタ
のみが開放する時間を充当してもよい。以上、タイミン
グチャートに示した例の他、第1シャッタと第2シャッ
タの開放動作および閉塞動作を同時に実行すると、露光
処理が向上する。また、このような第1シャッタと第2
シャッタの動作を同時実行する複数の形態を選択した
り、交互に実行しても処理能力の効率化が期待できる。
【0022】
【実施例】本発明の写真焼付装置の露光用シャッタ装置
の実施例について以下、図面と共に説明する。図2は本
発明の実施例における写真焼付装置の概略構成図であ
る。ロール状のペーパー25は、ペーパーマガジン31
に充填されている。ペーパー25は、モータ27で駆動
されるローラ26により搬送されており、ペーパーマス
ク29で保持される露光領域にセットされ、露光が終了
すると現像処理部30に送られる。光源部は、光源13
の付近に調光フィルタやカットフィルタなどのフィルタ
20があり、フィルタ20とミラートンネル14の間に
露光制御用の第1シャッタ11が備えられている。フィ
ルタ20と第1シャッタ11は、コントローラ10から
の信号により、光路領域と非光路領域間を移動する。
【0023】ネガフィルム21は、モータ24で駆動さ
れるローラ22とローラ23により搬送されており、撮
影コマが光路領域にセットされ、露光が終了すると適宜
コマ送りされる。第1シャッタ11とネガフィルム21
の間の光路にはミラートンネル14があり、ネガフィル
ム21を通過した光路上には、反射ミラー16と組み合
わせたレンズ15を備えている。測光時にはレンズ15
が光路から退避し、反射ミラー16が光路上に移動す
る。反射ミラー16は、ネガフィルム21の透過光をレ
ンズ17、回転カラーフィルタ18を介してCCDイメ
ージセンサ19に送る。CCDイメージセンサ19は受
光により得た画像信号等をコントローラ10に提供す
る。回転カラーフィルタ18は、分光フィルタを備え、
モータ28により回転して順次分光フィルタをセットす
る。
【0024】レンズ15とペーパーの間の光路上には遮
光用の第2シャッタ12を備えており、モータ27や第
1シャッタ11等と同様にコントローラ10から信号を
受けて作動する。コントローラ10はまた、露光処理状
況や測光情報、写真焼付装置の動作状況を表示するモニ
タ8を制御している。コントローラ10は写真焼付装置
のシャッタやレンズ15および反射ミラー16から成る
光学部材、モータ27、CCDイメージセンサ19等の
制御手段を備え、操作卓9からの入力や制御下にある各
部からの信号を受け付けて、動作を監視し、作動制御を
行っている。
【0025】図3は本発明の実施例における写真焼付装
置のコントローラの概略ブロック図である。コントロー
ラ10は、画像情報記憶部1、露光条件演算部2、画像
情報変換部4、露光制御部3、表示画面記憶部5、表示
用画像情報記憶部6、制御部7が主な構成である。本実
施例では測光にCCDイメージセンサ19を用いてお
り、ネガフィルムの画像信号が測光データとして画像情
報記憶部1に送られる。露光条件演算部2では画像信号
から濃度や色濃度等を計算して露光条件を算出する。得
られた露光条件は露光制御部3、表示画面記憶部5、画
像情報変換部4に送られ、露光制御部3は露光条件に合
わせて第1シャッタ11、第2シャッタ12の開閉作
動、調光フィルタ36やカットフィルタ37の移動を制
御する。また露光制御部3は、制御部7と信号をやりと
りするほか、画像情報記憶部1、露光条件演算部2、画
像情報変換部4にも制御信号を出力する。
【0026】画像情報変換部4は、画像情報記憶部1、
露光条件演算部2、制御部7、露光制御部3から送られ
てくる画像信号を表示画面に出力する表示用画像情報に
変換して、表示用画像情報記憶部6に送る。表示画面記
憶部5は、露光条件演算部2、制御部7から送られる情
報と、表示用画像情報記憶部6から送られてくる画像情
報を合わせ、表示画面データとして保持する。表示画面
記憶部5の表示画面データはモニタ8に送られ表示画面
出力を得る。制御部7は、操作卓9からの入力を受け付
けて、各部に指令信号を送るほか、ペーパーやネガフィ
ルム、回転カラーフィルタを駆動するモータ24、モー
タ27、モータ28を制御している。
【0027】図4は本発明の実施例における写真焼付装
置の露光部を示す概略断面図である。光源部は、露光ラ
ンプ33付近の光路上には、カットフィルタとして、イ
エローの調光カットフィルタ41、マゼンタの調光カッ
トフィルタ42、シアンの調光カットフィルタ43が設
けられ、調光フィルタとしては、セットアップフィルタ
44が設けられている。調光カットフィルタにはそれぞ
れセンサ38、センサ39、センサ40が備えられてい
る。
【0028】さらに、光路には露光時間制御用の第1シ
ャッタ11、ミラートンネル14が備えられている。第
1シャッタ11の開放時、ミラートンネル14を通過し
た光源光はネガフィルム21を透過して、測光時には反
射ミラーで測光センサへ進み、露光時は第2シャッタ1
2も開放し、ペーパー25へ投影される。ネガフィルム
21の透過光は、レンズコードセンサ35を備えたレン
ズ15によって露光台32に載置されたペーパー25へ
焼き付けられる。本実施例では、カットフィルタ、第1
シャッタにはパルスモータ、調光フィルタ、第2シャッ
タにもパルスモータを用いて駆動しているが、駆動精度
や速度に適した駆動手段を用いることが出来る。
【0029】図5は本発明の実施例における写真焼付装
置の露光用シャッタ装置の開閉動作のタイミングチャー
ト図である。比較例として図5(1)には特開平3−1
72832の写真焼付装置の露光用シャッタ装置の開閉
動作を示し、図5(2)には本実施例の写真焼付装置の
露光用シャッタ装置の開閉動作を示す。比較例、本実施
例とも、光源付近に露光時間制御用の第1シャッタ、感
光材料付近に遮光用の第2シャッタを備え、第1シャッ
タは第2シャッタに比べて、高速動作が可能なものであ
る。
【0030】比較例では、露光時間制御用の第1シャッ
タと遮光用の第2シャッタの開閉作動は連動制御され
る。連続して露光処理を行う場合に、例えば、測光時に
開放された第1シャッタの閉塞が完了するタイミング
で、第2シャッタの開放作動が制御され、第2シャッタ
の開放が完了するタイミングで、第1シャッタの開放作
動が制御し、第2シャッタに遅れて第1シャッタの開放
が完了する。露光時間を経過すると第1シャッタの閉塞
作動が制御され、第1シャッタの閉塞が完了するタイミ
ングで第2シャッタの閉塞作動が制御され、第1シャッ
タに遅れて第2シャッタの閉塞が完了する。一回の露光
処理に要する時間は、第2シャッタの開放開始から閉塞
完了までとなる。
【0031】本実施例では、露光時、露光時間制御用の
第1シャッタと遮光用の第2シャッタの開放完了と閉塞
開始を一致させ、第1シャッタと第2シャッタが開放し
ている時間を合わせる。第2シャッタの開放作動が制御
され、露光開始時直前には、第1シャッタの開放作動が
制御され、第2シャッタの開放完了時に第1シャッタが
同時に開放を完了する。露光時間を経過すると第1シャ
ッタと第2シャッタの閉塞作動が制御され、動作速度の
早い第1シャッタがまず閉塞を完了し、続いて第2シャ
ッタが閉塞を完了する。比較例との対比からわかるよう
に、AおよびBの時間だけ、露光に要する時間が短縮さ
れており、露光処理の速度の向上が期待できる。
【0032】本実施例から明らかなように、露光時間制
御用の第1シャッタと遮光用の第2シャッタは、開放完
了を一致させるには、二つのシャッタの開放動作速度を
考慮した厳密な開放作動制御が必要となるが、閉塞開始
を一致させるには、閉塞作動制御を同期させればよい。
本発明に写真焼付装置の露光用シャッタ装置は、実施例
には限定されず、露光時間制御用の第1シャッタと遮光
用の第2シャッタは、開放完了ないし閉塞開始のいずれ
かを一致させてもよい。
【0033】図6は本発明の実施例における写真焼付装
置の動作を説明する動作チャート図である。ここでは、
露光時間制御用の第1シャッタと遮光用の第2シャッタ
を、開放完了を一致するよう動作させ、遮光用の第2シ
ャッタを開放状態に保つもので、同時プリント等、ネガ
フィルムの撮影コマを連続露光する場合を示す。
【0034】連続露光に際して、焼き付けるネガフィル
ムの撮影コマをネガマスクにセットし、少なくとも遮光
用の第2シャッタが閉塞した状態で、ペーパーを搬送
し、露光台に載置する。本実施例では、連続露光の合間
に、第2シャッタを閉じたままネガフィルム送りとペー
パ送りが動作する時間を利用し、第1シャッタのチャー
トの先頭にあるように、第1シャッタを短時間開放し、
定期的にランプ切れを調べる。
【0035】また、本実施例の写真焼付装置は、適時、
調光カットフィルタを光路から退避させ、ホームに収納
しておくため、ホーム内にある調光カットフィルタを検
出するセンサを備えている。調光カットフィルタホーム
センサのチャートに示すように、露光を行う前にホーム
にある調光カットフィルタをデッドヒート位置に移動さ
せると、センサがoffになる。センサが調光カットフ
ィルタを検出しなくなると同時に、調光カットフィルタ
のチャートにあるように、三色の調光カットフィルタが
デッドヒート位置に移動し、さらに露光時には光路に移
動する。
【0036】本実施例のネガフィルム送りは、コマ送り
速度が156msであるため、調光カットフィルタを、
ホームまたは光路からデッドヒート位置に移動する時間
もコマ送り時間内とし、動作時間の無駄を省いて効率化
を図る。
【0037】ペーパー送りと同時にネガフィルム送りが
停止すると、第2シャッタの開放が開始される。ネガフ
ィルム送りの停止から、タイミングを計ってネガフィル
ム押えが動作し、第2シャッタの開放動作中にネガフィ
ルム押えの動作開始からタイミングをおいて第1シャッ
タの開放が開始される。
【0038】第1シャッタは開放動作を開始してから2
0msで開放が完了し、露光時間200ms開放状態を
保つ。第1シャッタが開放中には、調光カットフィルタ
が順次光路に移動し、露光時間終了と同時に、第1シャ
ッタの閉塞動作が開始する。
【0039】第1シャッタの閉塞動作が完了するとタイ
ミングをおいて、三色の調光カットフィルタがデッドヒ
ート位置に移動し、また、ペーパー送りの動作と、ネガ
フィルム押えの除荷が行われ、さらにタイミングをおい
て、ネガフィルム送りが動作する。
【0040】以上のような動作を繰り返して連続露光が
行われるが、ペーパー送りのチャートの後半に示すよう
に、ペーパーにカットマークポンチを行う場合には、ペ
ーパー送りを一時停止して、一定のタイミングをおき、
送り停止中のペーパーにカットマークポンチを行い、さ
らにタイミングをおいてペーパー送りを再開する。
【0041】ネガフィルムの撮影コマを任意に指定して
露光する場合や連続露光の合間には第2シャッタを閉塞
し、遮光してペーパーを保護し、ランプの点検を行う。
図中に矢示したシャッタの開閉、ネガフィルム送りおよ
び押えやペーパー送り、調光カットフィルタの移動等の
各部動作間の瞬時のタイミングを正確に制御すれば、円
滑かつ迅速な焼付作業が可能となる。
【0042】
【発明の効果】上記のように本発明の写真焼付装置の露
光用シャッタ装置は、光源付近に備える露光制御用の第
1シャッタと、感光材料付に備える遮光用の第2シャッ
タの開放完了動作、閉塞開始動作を同時に実行すること
により、露光処理に要する時間を短縮することができ
る。特に、連続して大量に焼付を行う写真焼付装置であ
れば、露光処理能力の向上が図られる。高電圧を要する
光源ランプを備えた写真焼付装置では、光源の出力特性
に合わせて露光制御用の第1シャッタ、遮光用の第2シ
ャッタの開放完了動作ないし閉塞開始動作のいずれか一
方を同時に実行することにより、露光処理時間の短縮が
期待できる。遮光用の第2シャッタが極力閉塞状態にあ
るため、感光材料はより確実に遮光される等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真焼付装置の露光用シャッタ装置の
開閉動作を示すタイミングチャート図である。
【図2】本発明の実施例における写真焼付装置の概略構
成図である。
【図3】本発明の実施例における写真焼付装置のコント
ローラの概略ブロック図である。
【図4】本発明の実施例における写真焼付装置の露光部
を示す概略断面図である。
【図5】本発明の実施例における写真焼付装置の露光用
シャッタ装置の開閉動作のタイミングチャート図であ
る。
【図6】本発明の実施例における写真焼付装置の動作を
説明する動作チャート図である。
【符号の説明】
1 画像情報記憶部 2 露光条件演算部 3 露光制御部 4 画像情報変換部 5 表示画面記憶部 6 表示用画像情報記憶部 7 制御部 8 モニタ 9 操作卓 10 コントローラ 11 第1シャッタ 12 第2シャッタ 13 光源 14 ミラートンネル 15 レンズ 16 反射ミラー 17 レンズ 18 回転カラーフィルタ 19 CCDイメージセンサ 20 フィルタ 21 フィルム 22 ローラ 23 ローラ 24 モータ 25 ペーパー 26 ローラ 27 モータ 28 モータ 29 ペーパーマスク 30 現像処理部 31 ペーパーマガジン 32 露光台 33 露光ランプ 34 調光センサ 35 レンズコードセンサ 36 調光フィルタ 37 カットフィルタ 38 センサ 39 センサ 40 センサ 41 調光カットフィルタ 42 調光カットフィルタ 43 調光カットフィルタ 44 セットアップフィルタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光用光源、ネガフィルムの透過光を適
    宜の倍率で感光材料に投影する光学部材を備え、前記露
    光用光源と前記ネガフィルムの間に露光時間制御用の第
    1シャッタ、光学部材と感光材料の間に遮光用の第2シ
    ャッタを有する写真焼付装置において、前記第1シャッ
    タと前記第2シャッタの開放完了動作および閉塞開始動
    作を同時に実行する制御手段を備えたことを特徴とする
    写真焼付装置。
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