JP3344237B2 - 写真焼付処理装置 - Google Patents

写真焼付処理装置

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JP3344237B2 JP28670096A JP28670096A JP3344237B2 JP 3344237 B2 JP3344237 B2 JP 3344237B2 JP 28670096 A JP28670096 A JP 28670096A JP 28670096 A JP28670096 A JP 28670096A JP 3344237 B2 JP3344237 B2 JP 3344237B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、焼付露光部で露
光された感光材料を一時的に貯留しながら現像部へ搬送
する搬送手段を備えた写真焼付処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真焼付装置は、周知の如く、一般に連
続的に繰り出される感光材料に露光部の露光台上で各コ
マ毎にネガフィルムの画像を焼付露光し、その後搬送手
段により現像処理部へ送り、現像処理部のタンク内で現
像処理した後乾燥して送り出すように構成されている。
【0003】かかる写真焼付装置は、現像処理部の速度
に合せて焼付露光をする方式のものが一般的であるが、
処理能力を増大させるため感光材料を千鳥状の2列配列
で現像処理部へ送り、焼付露光部の処理速度を倍増させ
たものなどがある。このような写真焼付装置は特開平6
−332144号公報により公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した特許公報によ
り開示された写真焼付装置は、感光材料を2列配列で現
像処理部へ送る方式であるため焼付現像処理能力が当然
大きく、写真の焼付処理量の大きい機種を必要とする大
型店などに好適である。
【0005】しかし、このような感光材料の2列配列に
よる現像処理をする程ではなくとも、一般的な一列送り
で現像処理をする写真焼付装置であっても、焼付、現像
処理が遅くてもよい訳ではなく、極力処理能力が大きい
装置とするのが好ましいことは言うまでもない。
【0006】感光材料を一列送りで露光部から現像処理
部へ送る方式の機種で問題となるのは、よく知られてい
るように、現像処理部での現像処理は化学反応により感
光材料を現像処理する方式であるため速度が遅く、一定
以上の速度に早くすることができないのに対して、露光
部は電気光学的な処理であるから、短時間に高速度で処
理ができ、処理速度に大きな差があることである。
【0007】しかし、このような問題があるとしても、
現像処理部や焼付露光部自体は従来通りのまま構成を拡
大することなく処理能力を最大限に引き上げるには現像
処理部と露光部の処理速度の差に基づく動作時間のロス
タイムをなくす、又は極力最小限となるように改善する
余地がある。
【0008】この発明は、従来の写真焼付処理装置にお
ける上記の問題に留意して、焼付露光部から現像部へ感
光材料を送る搬送手段に貯留する機能を併有させること
により動作時間のロスタイムをなくし処理効率の向上を
図った写真焼付処理装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決する手段として、感光材料を露光する焼付露光部
と、露光された感光材料を各画像コマごとに搬送する搬
送手段と、搬送されて来た感光材料を現像する現像処理
部と、上記搬送手段への感光材料の送込みと、現像部へ
の送出しを制御する制御部とを備え、上記搬送手段がそ
れぞれ独立に駆動される複数の搬送ユニットから成り、
上記制御部が下流側の搬送ユニットに各画像コマの感光
材料をそのユニットの最大貯留容量分所定間隔で送り込
んで現像処理部へ送り、この現像処理部への送りの間1
つ上流側の搬送ユニットに各画像コマの感光材料をその
ユニットの最大貯留容量分所定間隔で送り込み、順次下
流から上流側の複数組の搬送ユニットに各画像コマの感
光材料を貯留してこれらを現像処理部へ送ることにより
焼付露光部が現像処理部の処理速度の影響を受けない又
は最小限となるように抑制するようにした写真焼付処理
装置としたのである。
【0010】上記の構成としたこの発明による写真焼付
処理装置は、焼付露光部から現像部へ感光材料を送る搬
送装置を複数の搬送ユニットから形成し、各搬送ユニッ
トは感光材料の搬送と貯留をするようにしたものであ
る。
【0011】下流側の搬送ユニットにその最大容量の感
光材料を貯留した状態で現像部へ同期した速度で送り出
すと共に上流側の搬送ユニットに次々と貯留し、この貯
留が行われている間に現像部への送り出しされる合計量
と上流側の搬送ユニットの最大貯留量の合計が、処理す
べきフィルムに対応する最大画像コマの感光材料枚数と
なるように搬送ユニットの容量を予め設定すれば、現像
部への送り動作と焼付露光部の処理速度に差があって
も、焼付露光部は現像部とは独立な動作で処理できる。
【0012】上記予め設定されている容量以上のフィル
ムに対応する感光材料を送る場合は、上記最大設定容量
とフィルム画像数の差分のみ処理が遅れるが、その影響
は上記差分だけであるから、現像部による影響は最小限
となる。
【0013】
【実施の形態】以下この発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、写真焼付装置の露光部と
現像処理部の境界部付近の拡大断面図である。露光部X
ではロール状に巻かれた感光材料PCが送りローラで送
り出され、カッタ1で各コマ長さにカットされた感光材
料PCとして露光台2へ送られる。
【0014】露光台2上には、図示のように、断面が三
角形の頂点にローラを設けその周りに巻かれた無端状の
吸着ベルト3が設けられ、この吸着ベルト3が矢印方向
に移動することによって感光材料PCを所定位置まで送
る。吸着ベルト3には多数の小孔が穿設されており、内
部を真空状にすることによって感光材料PCを吸着ベル
ト3に吸着するようにしている。露光台2の所定位置に
送られた感光材料PCは、光源4からの光でミラートン
ネル5、ネガマスク6、レンズユニット7等を介して焼
付露光される。焼付露光された感光材料PCは搬送装置
Yによって次の現像処理部へ送られる。
【0015】搬送装置Yは、直列状に設けられる複数の
搬送ユニット10(図示の例では10a、10b、10
cの3組)から成り、各ユニットは多数のローラ対を有
し、図示省略しているが、各ローラの端に無端ベルトが
掛け渡されこの無端ベルトを各ユニット毎に独立のモー
タ11a、11b、11cで回転駆動する。但し、搬送
ユニット10aと10bの間では、図1に示すように搬
送経路は直角に曲げられている。
【0016】なお、Kは現像部(図示省略)のタンク側
壁であり、上記搬送ユニット10a〜10cの最後のユ
ニット10cに接続して感光材料を上記側壁の開口から
現像部へ送り込むための搬送部10dが設けられてい
る。11dはその搬送部10dの駆動用のモータであ
る。
【0017】図1は上記構成の写真焼付装置を制御する
制御部の全体概略ブロック図を併せて示している。露光
部Xの光源4の電源などや感光材料PCの送りローラを
駆動するモータ21’、カッタ1の駆動用のモータ2
2’、あるいは露光台の吸着ベルト3の駆動用のモータ
23’などは主として露光部X用として例えばシーケン
サを用いた制御回路20’により制御するものとする。
【0018】一方、搬送装置Yについては、各独立の搬
送ユニット用のモータ11a、11b、11cを同じく
シーケンサを用いた制御回路20により制御する。両制
御回路20’、20は通信回線で互いに接続され、図示
省略しているが、写真焼付装置の全体の制御を行うホス
トコンピュータからの指令で作動するようになってい
る。
【0019】上記の構成とした写真焼付装置は、次のよ
うに作用する。なお、この実施形態の写真焼付装置は、
現像部と焼付露光部Xとの間に設けた搬送装置Yに感光
材料PCの搬送機能と共に所定容量の貯留機能を併有さ
せ、現像部の処理速度の影響を受けずに、又は影響を極
力少なくして焼付露光部Xを独立の処理速度で動作可能
とし、これによって従来形の写真焼付装置を大改造する
ことなく部分的な改良で全体の処理能力を経済的なコス
トで向上させるようにしたものである。
【0020】以下、上記写真焼付装置における感光材料
PCの主として搬送装置Yによる搬送、貯留機能を中心
として図2を参照して説明する。図2は直線状の第1〜
第3の搬送ユニット10a、10b、10cを平面状に
展開し、これらの搬送ユニット上で搬送、貯留される状
態を時間の経過順にどのように変化するかを並列的に並
べて図示したものである。各ユニット上に感光材料の各
コマ長さを短い太線で示している。
【0021】図示のように、焼付露光された感光材料は
1枚ずつ露光台2から送り出されると第1、第2の搬送
ユニット10a、10bを経て第3搬送ユニット10c
へ高速で送られ、そこで順次貯留される。なお、この写
真焼付装置では、上記各搬送ユニットに貯留され得る感
光材料PCは6枚ずつとし、フィルムは24枚撮りを処
理するものとする。
【0022】第3の搬送ユニット10cに6枚の感光材
料を貯留した状態を図2の符号の範囲で示している。
第3の搬送ユニット10cが満杯になると、現像部への
感光材料の送りが開始されると共に、第3の搬送ユニッ
ト10cの動きと切り離して第2の搬送ユニット10b
が感光材料PCを貯留する場所として動作する。その動
作は基本的に前述した第3の搬送ユニット10cを貯留
場所とする動作の場合と同じである。
【0023】上記動作により第2の搬送ユニット10b
への感光材料PCの送り、貯留を繰り返すといずれ感光
材料PCが満杯となり、そこで第2の搬送ユニット10
bへの感光材料PCの送りは停止され、その後は第1の
搬送ユニット10aに感光材料PCの貯留が行われる。
以上の動作を図2の符号の範囲内に示している。
【0024】上記第2又は第1の搬送ユニット10b、
10aへの感光材料PCの貯留中に第3の搬送ユニット
10cから感光材料PCの送り出しが終わると第3の搬
送ユニット10cが空になり、従っての符号のステー
ジで第2、第1の搬送ユニット10b、10a上の感光
材料をそれぞれ一斉に第3、第2の搬送ユニット10
c、10bへ移送する。
【0025】上記移送により第1の搬送ユニット10a
が空になり、第2の搬送ユニット10bへの貯留が再開
され、再び第2の搬送ユニット10bが満杯になると第
1の搬送ユニット10aに感光材料PCの貯留が行わ
れ、その間に第3の搬送ユニット10cによる感光材料
PCの現像部への送りが行われている状態を符号の範
囲内に示している。
【0026】上記第3の搬送ユニット10cによる送り
で第3の搬送ユニットから感光材料PCの全量が送り出
されると、第3の搬送ユニット10cが再び空になり、
第2、第1の搬送ユニット10b、10a上の感光材料
PCが符号のステージで一斉にそれぞれ第3、第2の
搬送ユニット10c、10b上へ移送され、第3、第2
の搬送ユニット10c、10b上の感光材料PCが全て
送り出されると1本のフィルム(24枚撮り)に対応す
る感光材料PCの現像部への搬送が終了する。
【0027】以上が現像部への感光材料PCの送り制御
の大略であるが、以下では図4、図5のフローチャート
及び図6の動作説明図によりさらに詳しく説明する。
【0028】図示のように、ステップS0 で感光材料P
Cの送りを開始し、感光材料PCを各コマ長さに切断し
て露光台2上の露光位置に送り、そこで停止させて画像
を焼付露光すると(S1 )、順次露光台2の搬送ユニッ
ト(吸着ベルト3)で後方の搬送装置Yへ送られる。露
光台2での焼付露光が終了すると、ステップS2 で記号
N、Mの初期値を0と置き、かつその終了を表す信号を
搬送信号Nとして(S3 )露光台2の搬送ユニットと第
1の搬送ユニット10aが起動され(S4 )、高速で露
光台2から第1の搬送ユニット10aへ感光材料PCの
1枚目(N=1)が送り込まれる。
【0029】ステップS5 ではカウンタにより搬送信号
Nが1つずつ送られてくる毎にその信号をカウントし、
ステップS6 でセンサQの信号の読取り、ステップS7
でもう1つのカウンタによる記号Mのカウントが行われ
る。センサQの信号の読取り、記号MのカウントはN>
6となるまでは関係がなく、これについては後で説明す
る。
【0030】ステップS8 〜S11までの判定動作につい
てもN>6となるまでは関係がなくその判定は全てNO
であるから、ステップS12以降へ進む。
【0031】ステップS12へ進んだときに、上記1枚目
(N=1)の感光材料PCがセンサAを通過すると、セ
ンサAの信号を読取りその検出信号で第2の搬送ユニッ
ト10bがステップS13で起動、高速駆動(露光台2と
同速度、以下同じ)され、センサBを通過するとセンサ
Bの信号を読取り(S14)その検出信号でステップS15
で第3の搬送ユニット10cが起動、高速駆動されると
共に第1の搬送ユニット10aが停止される(S16)。
【0032】ステップS17に進むとそこで記号Nについ
てN=6であるかを判定し、Nが6以下である限りステ
ップS18へ進む。なお、上記感光材料PCがセンサCを
通過しその後端を検出すると、センサCの信号を読取り
(S18)その信号で第2の搬送ユニット10bと第3の
搬送ユニット10cが停止される(S19、S20)。
【0033】露光台2では1枚目の感光材料PCの露光
終了後それを繰り出した後一定時間毎に同じ動作で2枚
目、3枚目……(N=2、3……)と順次一定の時間間
隔で感光材料PCが送り出される。そして、これら2枚
目、3枚目……の感光材料PCがそれぞれ送り出される
毎に第1、第2、第3の各搬送ユニット10a〜10c
がN=5枚目まで起動、高速駆動、停止の動作を繰り返
す。
【0034】なお、この実施形態の写真焼付装置では、
上記動作の繰り返しにより6枚目の感光材料PCまで第
3の搬送ユニット10c上に貯留することができ、6枚
目の感光材料が貯留されるまでは現像部へ送られること
はない(図2参照)。
【0035】又、後述するように、第2、第1の各搬送
ユニット10b、10aにも感光材料PCを6枚ずつ貯
留することができる長さにそれぞれの搬送ユニット長さ
を決めている。但し、必要に応じて各ユニット長さを長
くして6枚以上貯留できるようにしてもよいことは勿論
である。
【0036】上記6枚目の感光材料PCが5枚目までの
時と同様にして第3の搬送ユニット10cへ送り込まれ
ると先頭の感光材料PCがステップS6 でセンサQによ
り検出され、この信号により第3の搬送ユニット10c
上に感光材料が満杯に貯留されたことが制御回路20に
より検知され、ステップS17でN=6と判定されるとそ
れ以後はステップS21へ進みセンサC信号を読取り第2
の搬送ユニット10bをステップS22で停止し、ステッ
プS23で第3の搬送ユニット10cが現像部の搬送ユニ
ット10dと同速の低速度に同期して送りを開始する。
【0037】一方、上記6枚目の感光材料PCが送り込
まれ第3の搬送ユニット10cが満杯になると、以後は
7枚目から12枚目までの感光材料PCは、第1、第2
の搬送ユニット10a、10bが第3の搬送ユニット1
0cの動きと切り離されて、第2の搬送ユニット10b
に貯留される。この場合、ステップS3 からS11までは
それ以前と同様に進み、ステップS11でN>6の判定を
すると図4中の符号のルートへ進み、7枚目、8枚目
……の各感光材料PCが第1の搬送ユニット10aに送
り込まれるごとにステップS1 でセンサAの信号が読
取られ、第2の搬送ユニット10bがステップS2
高速駆動され、ステップS3 でセンサBの信号が読取
られるとステップS4 で第1、第2の搬送ユニット1
0a、10bが停止され第2の搬送ユニット10bに1
枚ずつ順次貯留される。
【0038】こうして、第2の搬送ユニット10bに7
枚目以降の感光材料PCの6枚が満杯まで貯留され、セ
ンサBの信号と送り量から制御回路20内の演算によっ
て満杯に貯留されたことが割り出されると、次の13枚
目以降の感光材料PCではステップS10の判定でN>1
2と判定され符号のルートへ進み、そこでステップS
1 でセンサAの信号を読取るとその信号により第2の
搬送ユニット10bは停止したままで、第1の搬送ユニ
ット10aも停止され(S2 参照)、13枚目以降の
感光材料PCが第1の搬送ユニット10aに貯留され
る。第3の搬送ユニット10cはステップS3 で低速
(現像部と同速度、以下同じ)に保持されたままであ
る。
【0039】他方では、第2、第1の搬送ユニット10
b、10aに感光材料PCを貯留する動作中に、その動
作と無関係に現像部へ送られている第3の搬送ユニット
10c上に貯留された感光材料PC全ての枚数がゆっく
りであるが次第に現像部内に送り出され、上述した13
枚目以降の所定枚数目の感光材料PCを第1の搬送ユニ
ット10aの貯留する動作の前後で、完全に送り出され
第3の搬送ユニット10cが空になる。
【0040】上記第3の搬送ユニット10cから感光材
料PCの全量の送出しが完了したことをステップS6
センサQの検出信号により検出し、ステップS7 でカウ
ンタにより変数M=6となったことを検出すると、ステ
ップS9 での判定により符号のルートへ進み、ステッ
プS1 で第2、第3搬送ユニットを起動、高速駆動し
てそれまでに感光材料PCを満杯に貯留、停止していた
第2の搬送ユニット10bから全量を第3の搬送ユニッ
ト10cへ高速で送り出し、同時に第1の搬送ユニット
10aにある程度の枚数貯留されていた分も第2の搬送
ユニット10bへ高速で移送する。そこで移送終了後再
びステップS2 でセンサQの信号を検出すると、ステ
ップS3 で第1、第2の搬送ユニット10a、10b
は停止させ、ステップS4 で再び第3の搬送ユニット
10cを低速駆動する(あるいは停止させてもよい)。
【0041】上述した第3、第2の搬送ユニット10
c、10bへの感光材料PCの移送が終わると、図示の
ように第1の搬送ユニット10aは空になり、第2の搬
送ユニット10bも満杯状態でなければ、これに次の感
光材料PCをさらに送り込むことができる。その場合
は、N>12、M≠6であるから、図示省略している
が、第2の搬送ユニット10bを起動、高速駆動して第
2の搬送ユニット10bへ送り込むようにする。
【0042】こうして、第2の搬送ユニット10bに感
光材料PCを13〜18枚目の6枚の感光材料PCを第
2の搬送ユニット10bへ送り込んで満杯になると第2
の搬送ユニット10bは停止し、その後は符号のルー
トにより再び第1の搬送ユニット10aに19枚目以降
の感光材料PCが1枚ずつ貯留される。
【0043】上記第1の搬送ユニット10aに感光材料
PCが貯留されている間に、再び第3の搬送ユニット1
0cにおける現像部との同期速度による送り出しがセン
サQの信号をカウンタでカウントし制御回路20による
演算で完了したことが検出されると、7〜12枚目の6
枚の感光材料PCが排出されて第3の搬送ユニット10
cが再び空になる。
【0044】従って、センサQのM=12の信号により
符号のルートへ進みステップS1 で第2、第3の搬
送ユニット10b、10cが起動、高速駆動されて上記
空になった第3の搬送ユニット10cへ第2の搬送ユニ
ット10b上の6枚(13〜18枚目)の感光材料PC
が第3の搬送ユニット10c上へ移送され、同時に第1
の搬送ユニット10a上の何枚かの感光材料PCも一斉
に第2の搬送ユニット10b上へ高速で移送される。そ
の後ステップS2 でセンサQの信号を読取りステップ
3 でカウンタの計数がM>12となるとステップS
4 で第1、第2の搬送ユニット10a、10bを停止
し、S5 で第3の搬送ユニットを低速駆動とする。
【0045】なお、図6では丁度第1の搬送ユニット1
0a上の19〜23枚目の感光材料PCが24枚目のも
のと一緒に第2の搬送ユニット10bへ移送貯留される
ように図示しているが、仮りに第1の搬送ユニット10
a上に1〜2枚しか貯留されていないうちに第2の搬送
ユニット10bへ移送したときは、その後24枚目まで
(残りの5〜4枚)が第2搬送ユニット10bへ送り込
まれる。
【0046】従って、13〜18枚目が第3の搬送ユニ
ット10c上に、19〜24枚目が第2の搬送ユニット
10b上に載置された状態から第2の搬送ユニット10
bは停止したままで第3の搬送ユニット10cが現像部
と同期速度で13〜18枚目の感光材料PCを送り出
す。この場合センサQで検出されるカウンタで計数され
る枚数が18枚となるまでS6 、S7 の判定はNO
であるから上記動作を繰り返す。
【0047】センサQにより検出される送り枚数M=1
8となると、ステップS1 の先頭に戻り再び第2、第
3の搬送ユニットを起動させて一斉に第2の搬送ユニッ
ト10b上の19〜24枚目の感光材料PCを第3の搬
送ユニット10c上に移送し、ステップS2 でのセン
サQの検出信号がステップS3 でM>18になると第
1、第2の搬送ユニットは停止したまま、第3の搬送ユ
ニット10cにより現像部と同期速度でM=24となる
ままで搬出すると作業は終了する。
【0048】以上が焼付露光された感光材料PCの搬送
装置Yによる現像部への搬送制御の概略及び詳細である
が、上記説明では24枚撮りのフィルムからの感光材料
PCを処理することを前提として説明した。
【0049】従って、上記説明では焼付露光部からN=
24以降の感光材料PCの送りはないとしたが、例えば
36枚撮りのフィルムの場合は搬送装置Yへの感光材料
PCの送りは可能である。
【0050】しかし、この場合は図3にその送り状況を
示すように、範囲を越える枚数のところで第1の搬送
ユニット10aが満杯となり、それ以降は送り、貯留の
いずれもできなくなり、焼付露光部は動作を停止しなけ
ればならない。
【0051】この場合も、残る6枚程度に現像部へ送ら
れている枚数が達すれば再び送り込むことができるか
ら、焼付露光部は現像部の影響を若干受けるが、その影
響の度合いは従来のものに比して大きく減少し、高効率
化が図られることになる。
【0052】勿論、36枚撮りで焼付露光部が現像部の
影響を完全に受けないようにしようとすれば搬送装置Y
の貯留能力を各ユニット毎に6→9枚と設計すればよい
ことは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
写真焼付処理装置は複数の搬送ユニットを制御部により
制御して各搬送ユニットに順次感光材料を貯留すると共
に下流側の搬送ユニットから同期速度で現像部へ感光材
料を送り出すようにしたから、搬送装置は従来のような
単なる感光材料の搬送をするためだけに設けられている
のではなく感光材料を貯留することによって現像部と焼
付露光部との動作を切り離し焼付露光部を独立作動さ
せ、焼付露光部を現像部と同期させる方式の場合に生じ
る時間ロスを抑制して効率を向上させることができると
いう顕著な効果が得られる。
【0054】従って、オペレーターの焼付露光作業の拘
束時間が短縮されると共に、貯留させている間にフィル
ム交換等の作業が行えるので写真焼付処理装置を効率よ
く稼働させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の写真焼付処理装置の搬送装置の概略
構成とその各部制御用の制御回路の概略ブロック図
【図2】搬送装置による搬送方法の概略説明図
【図3】同上の例外説明図
【図4】搬送方法のフローチャート
【図5】搬送方法のフローチャート
【図6】作用の説明図
【符号の説明】
1 カッタ 2 露光台 3 吸着ベルト 4 光源 7 レンズユニット 10a 搬送ユニット 10b 搬送ユニット 10c 搬送ユニット 11a、11b、11c モータ 20、20’ 制御回路 X 焼付露光部 Y 搬送装置 A、B、C センサ Q センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−35162(JP,A) 特開 平7−120904(JP,A) 特開 平1−213660(JP,A) 実開 昭53−28732(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03D 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を露光する焼付露光部と、露光
    された感光材料を各画像コマごとに搬送する搬送手段
    と、搬送されて来た感光材料を現像する現像処理部と、
    上記搬送手段への感光材料の送込みと、現像部への送出
    しを制御する制御部とを備え、上記搬送手段がそれぞれ
    独立に駆動される複数の搬送ユニットから成り、上記制
    御部が下流側の搬送ユニットに各画像コマの感光材料を
    そのユニットの最大貯留容量分所定間隔で送り込んで現
    像処理部へ送り、この現像処理部への送りの間1つ上流
    側の搬送ユニットに各画像コマの感光材料をそのユニッ
    トの最大貯留容量分所定間隔で送り込み、順次下流から
    上流側の複数組の搬送ユニットに各画像コマの感光材料
    を貯留してこれらを現像処理部へ送ることにより焼付露
    光部が現像処理部の処理速度の影響を受けない又は最小
    限となるように抑制するようにしたことを特徴とする写
    真焼付処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部が焼付露光部から搬送手段へ
    の感光材料の送込み数を計数するカウンタと、搬送手段
    から現像処理部への送出し数を計数するカウンタとを備
    え、両カウンタの計数値を演算して各搬送ユニットの感
    光材料の満杯状況を検出し、その結果に基づいて下流側
    の搬送ユニットへの感光材料の送出し、上流側の搬送ユ
    ニットへの感光材料の貯留を行なうようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の写真焼付処理装置。
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