JP4196792B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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本発明は画像読取装置であり、より具体的には、写真フィルム(以下フィルムと記載)を副走査方向に沿って搬送させて撮像手段により画像を読み取る画像読取装置において、特に、フィルムを搬送する搬送路が主走査方向に複数設けられ、かつ、撮像手段が各搬送路に移動可能な画像読取装置に関する。
従来の画像読取装置として、複数の搬送路を持つフィルムの画像読取装置において、撮像手段の位置を移動させる移動手段を有し、撮像手段を各搬送路に移動させることにより、各搬送路上のフィルムを読み取るものがある。図1に従来の画像読取装置の一例を示す。図1において、撮像用光源によって光軸Xが形成されており、光源と対向する位置には、受光素子2(例えば撮像用CCD;Charge Coupled Device)が配設されている。受光素子の主走査方向に沿って設置された2本の搬送路の一方5Aは、幅が35mmの135フィルム用で、他方5Bは幅が24mmの240フィルム(別名APSフィルム)用である。いずれの搬送路5A,5Bにも、前記光軸Xを受け入れるための読取開口部6A,6Bが形成されており、撮像時は撮像手段の移動により前記光軸Xが、読取開口部6A、6Bに対し選択的に切り換え可能となっている。
以上に述べた従来の画像読取装置は、複数の搬送路を備えていても1つの撮像手段で画像読み取り可能である。しかし、この従来例のものにおいては、撮像手段が撮像可能位置に移動して初めて、その搬送路の搬送手段を作動させるように構成されているので、フィルム挿入時に、撮像を行いたいフィルム搬送路に撮像手段が位置していない場合は、撮像手段の移動完了を待つ必要がある。例えば135フィルムを読取処理中に別の搬送路に240フィルムを挿入した場合は、撮像手段が、135フィルムの読み取りを終え240フィルム用搬送路上へ移動してくる間、240フィルムの搬送が開始されず、240フィルムは搬送路の入口部に止まったままで、撮像手段が所定の位置に移動が完了して初めて240フィルムが撮像位置まで搬送される。したがって、その間読取開始が遅れることとなり、その分処理効率が低下するという問題があった。
さらに、上記従来のものにおいては、一方の搬送路での処理中は他方の搬送路の搬送手段は非作動状態であるため、他方の搬送路に挿入した新たなフィルムは、その入口部において不安定な挿入状態となり、搬送手段が作動するまでの間、脱落防止のため、オペレーターが手で支える必要がある等の煩わしさがあった。
本発明はこのような従来の問題を解決しようとするものであり、複数搬送路を有する画像読取装置において、撮像手段の移動動作にかかわらずフィルム搬送を行い、画像読取開始可能位置で待機させるようにすることにより、読取開始の遅れを防止し、もって画像読取の処理能力の効率化をはかった画像読取装置を実現することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、搬送路にフィルムが挿入されると、搬送手段によりフィルムが読取開始可能位置まで搬送され、読取開始可能状態となるまで待機するように制御し、複数のフィルムを処理する際に画像読取開始までのフィルム搬送開始の待機時間を最小限にするという特徴構成を備えている。
請求項1の発明に係る画像読取装置は、写真フィルムを副走査方向に沿って搬送させる搬送路を主走査方向に複数有する搬送手段と、前記搬送手段を制御する制御手段と、前記 複数の搬送路それぞれに設けられ、写真フィルムが当該搬送路に挿入された際に、挿入を 自動的に検出するフィルム挿入検出手段と、前記搬送手段によって搬送される写真フィルムに担持された画像を撮像するために主走査方向に並べられた複数の受光素子を備えた撮像手段と、前記撮像手段の位置を前記複数の搬送路の間で切り換える切換手段とが設けられている画像読取装置であって、前記フィルム挿入検出手段によって、写真フィルムが前 記搬送路に挿入されたことを検出すると、前記制御手段は前記撮像手段の位置や作業状態 にかかわらず、写真フィルムを読取開始可能な待機位置まで搬送し、その待機位置で待機 させるように前記搬送手段を制御することを特徴とする。
請求項2に係る画像読取装置は、前記読取開始可能な前記待機位置で写真フィルムの検 出を行うフィルム待機位置検出手段をさらに設け、前記フィルム待機位置検出手段は、前 記搬送手段によって搬送されてきた写真フィルムの先端を検出すると、信号を前記制御手 段に送り、前記制御手段はその信号に基づいて、写真フィルムを前記待機位置で待機する よう前記搬送手段を制御することを特徴とする。
本発明の画像読取装置は請求項1の構成によると、フィルムが搬送路に挿入されると撮像手段の位置や作業状態にかかわらずフィルムの搬送が行われ、読み取り開始可能な待機位置まで搬送されてその位置で待機状態となるように制御されるため、撮像手段の移動後、遅れなく撮像を開始することができ、作業の効率化を図ることが可能となる。
請求項2の構成によると、挿入されてきた写真フィルムをフィルム待機位置検出手段に よって自動的に検出することができるので、より確実に読み取り開始可能な待機位置で正 しく待機状態となるように制御することが可能となる。
以下、図面を用いて本発明の好適な実施の形態について説明する。
(写真処理システムの全体構成)
図2は、本発明に係るフィルムの画像読取装置を含む写真処理システムの概略図である。この写真処理システムは、画像読取装置13と写真プリンター18と、画像データ処理装置としてのコンピューター17とからなる。フィルムは画像読取装置13により読み取られる。画像読取装置の撮像手段3によって獲得されたフィルムの各画像情報は、画像データ処理装置17の画像処理部に送られる。画像処理部は、獲得された複数の画像情報を、対象とするフィルムの銘柄から決定される現像特性や個々の画像コマの露光条件などに応じて、画像データ処理装置に予め格納された計算アルゴリズムによって、適宜に互いに合成、あるいは削除し、基本的に画面の全体にわたって階調の高い画像を提供可能な画像情報を作成し、さらにこれに基づくプリントデータを作成する。写真プリンター18は、このようにして得られたプリントデータを画像データ処理装置17から受け取り、写真プリントを作成する。このために、写真プリンター18は、図2に示されるように、ロール状の印画紙Pを格納する印画紙マガジン19と、印画紙マガジン19から引き出され、副走査方向に搬送される印画紙Pに対して画像データ処理装置17から写真プリンター制御手段20で受け取ったプリントデータに基づいて順次露光するためのデジタル露光エンジン21と、露光された印画紙Pを湿式で現像処理する現像処理部22とを備えている。
(画像読取装置の全体構成)
画像読取装置13は、暗箱として形成された筐体12を備えている。筐体12内には、フィルムの画像を読み取るための撮像ユニットと、フィルムをフィルムの面に沿って搬送するための搬送手段14A、14Bが設けられている。フィルムが搬送される搬送路は、図2では側面図のために見えないが、搬送路は紙面垂直方向にもう1本並行して設置されており、それぞれ第1フィルム搬送路5A、第2フィルム搬送路5Bとする。また、フィルム挿入口15A、15B及びフィルム排出口16A、16Bが設けられている。
(撮像ユニットの構造)
撮像ユニットは撮像手段3と、撮像手段3を各搬送路5A、5Bに移動させる移動手段により構成されている。撮像手段3は、第1フィルム搬送路5A又は第2フィルム搬送路5B上に配置されている。撮像手段3は光源部1とそれに対応する受光素子部2とで構成されており、剛性の高いアーム部材11で光源部と受光素子部が連結されて一体化されている。光源としては、R,G,Bそれぞれの波長を発するものを用いる。また赤外の波長のものを組み合わせたものを用いてもよい。それらの波長を発する光源としては、例えばR,G,B,IR(赤外)のLEDを用いることができる。それらを拡散してフィルムに照射することで光源部の光源として用いることができる。受光素子としては例えばCCD素子が用いられる。CCD素子はライン状のもので各素子が主走査方向に複数並んだものが好適であるが、副走査方向にも各素子が複数並んでいる面状のCCDを用いることもできる。またCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)素子等を用いることもできる。
移動手段は、アーム部材11等の少なくとも一箇所に取り付けられた雌ネジ部材(不図示)と、この雌ネジ部材に螺合しつつ搬送路5A、5Bの幅方向と平行に延びたボールネジ部材(不図示)と、このボールネジ部材を回転駆動可能なステッピングモーター(不図示)とで構成されており、さらに光源部1と筐体12の天井部との間又は受光素子部2の下端面と筐体12の底部との間に介装されたリニアガイド(不図示)等により、搬送路5A 、5Bの幅方向に摺動移動可能に支持されている。そして、ステッピングモーターを回転駆動操作することによってボールネジ部材が回転し、撮像手段3の位置が、リニアガイドに沿って搬送路5A、5Bの幅方向(図1の矢印Aまたはその反対の方向)に移動して、第1フィルム搬送路5Aと一致する第1位置と、第2フィルム搬送路5Bと一致する第2位置との間で移動可能となっている。
(搬送手段の構造)
搬送手段14A、14Bは搬送路5A、5B、搬送ローラー対10Aa,10Ab,10Ac、10Ba,10Bb,10Bc、モーター手段(不図示)から構成されている。各搬送路5A、5Bは互いに平行に、且つ、基本的に水平に延びており、第1フィルム搬送路5Aには、互いに間隔をあけて並べられた搬送ローラー対10Aa,10Ab,10Acと、これらのローラー対を基本的に同一の周速度で回転駆動する図示しないモーター手段がある。第2フィルム搬送路5Bも同様に各搬送ローラー対10Ba,10Bb,10Bcとモーター手段(不図示)とがある。なお、搬送ローラー対は図示しているものは3対であるが、もちろん個数はこれに限ったものではない。
第1フィルム搬送路5Aは、幅が約35mmの135フィルムを搬送するための搬送路であり、第2フィルム搬送路5Bは、幅が約24mmの240フィルム(APSフィルム)を搬送するための搬送路である。取り扱い対象とする135フィルム及び240フィルムは、多数の画像コマが長手方向に並ぶロール状のカラーネガ乃至はカラーポジの既現像のフィルム、あるいは、5ないし6コマ程度毎にカットされたいわゆるピースネガである。
各搬送路5A、5Bの搬送ローラー対10Aa,10Ab,10Ac、10Ba,10Bb,10Bcを駆動するモーター手段は、必要に応じて互いに独立して駆動制御可能に構成されている。すなわち、第1フィルム搬送路5Aの各搬送ローラー対10a,10b,10cを駆動するモーター手段と、第2フィルム搬送路5Bの各搬送ローラー対10Ba,10Bb,10Bcを駆動する別のモーター手段とは、互いに制約を受けることなく独立して駆動制御可能である。また、上記搬送駆動はそれぞれ撮像手段3の位置にかかわらず独立して駆動制御可能である。なお、ここでいう駆動制御とは駆動開始及び停止の制御のみならず、搬送速度をそれぞれ独立して制御可能なことも含んでいる。
(制御手段)
画像読取装置13には制御手段9が設けられている。また各搬送路5A、5Bには当該搬送路にフィルムが挿入されたことを検出するためのフィルム挿入検出手段7A、7B、フィルムの待機位置を検出するためのフィルム待機位置検出手段8A、8Bが設けられている。制御手段9はフィルムが搬送路5A、5Bに挿入された場合、フィルムをただちに搬送し、待機位置で一旦停止させて、読み取りを行った後にフィルム排出口16A、16Bへ搬送するように制御を行う。
フィルムが搬送路5A、5Bに挿入されると、フィルム挿入検出手段7A、7Bによりフィルム先端が検出される。その信号が制御手段9に送られ、制御手段9が搬送手段14A、14Bのモーター(不図示)を駆動するように命令し、撮像手段の位置や作業状態にかかわらず、ただちにフィルムの搬送が開始される。フィルムの先端を検出する具体的なセンサーとしては、フォトインタラプタ等を用いることができる。
フィルムを待機位置、つまり読取開始可能位置で停止させるには、フィルム待機位置検出手段8A、8Bを用いる。当該検出手段がフィルムの先端を検出すると、その信号が制御手段9に送られ、制御手段9が搬送手段14A、14Bのモーター(不図示)を停止させるように命令し、フィルムを読取開口部6A、6B手前で停止させ、待機状態となる。フィルムの先端を検出する具体的なセンサーとしては、フォトインタラプタ等を用いることができる。またフィルムの画像コマを検出する場合は、フィルム透過濃度を確認することで画像部と非画像部の画面を検出することができる。この場合、フォトダイオードアレイ等を用いて検出することができる。これを読取開口部6A、6Bの直前に設けることで確実にフィルムの読み取り開始位置を検出することができ、その位置で搬送手段14A、 14Bを停止させることで待機位置に停止させることができる。
フィルムの待機位置は読取開口部6A、6Bの手前である。処理を行うフィルムのプリント方法がいわゆる同時プリントの場合には基本的に全ての画像コマをプリントするので、フィルムの先端を検出し、その先端が読取開口部6A、6Bの手前となるような位置で待機させる。また特定の画像コマをプリントする焼き増しプリントの場合は、プリントを行う画像コマの画像部分を検出し、特定コマの画像部分が読取開口部6A、6Bの直前となるように待機させる。もちろん同時プリントの場合に読取開口部6A、6Bが画像部分直前となるように待機させても構わない。この場合にはフィルム先端から画像コマまでの余分な部分を搬送する時間を短縮させることができる。
別のフィルム待機方法としては、フィルム挿入検出手段7A、7Bによりフィルムを検出した後、搬送手段14A、14Bによる送り量を制御することで待機位置に停止させることができる。具体的にはフィルム搬送ローラーの回転数を制御し、待機位置で停止させるようにすることで停止ができる。フィルム搬送モーターとしてパルスモーターを用いている場合には、パルス数をカウントすることによって搬送距離を制御可能となり、フィルムを待機位置で停止させることができる。あるいはフィルム挿入検出手段7A、7Bにおいてフィルムを検出してからのフィルム通過時間をタイマー等で制御することでも待機位置で停止させることができる。
また、フィルムが240フィルムの場合は、画像記録部外に設けられたパーフォレーションにより画像位置が特定可能であるので、パーフォレーションセンサーによっても待機位置に停止させることができる。110フィルム,126フィルムもパーフォレーションセンサーによっても検出可能である。パーフォレーションセンサーとしては、例えばフォトインタラプタを用いることができる。その他のフィルム、例えば2B(ブローニー)と呼ばれる120フィルム,220フィルムについても、上記手段のいずれかにより、待機位置に停止させることができる。また、磁気情報を有しているフィルム(例えば240フィルム)であれば、その情報を利用することも可能である。
(フィルムの読取作業)
まず、全体の流れを撮像対象のフィルムが135フィルムの場合について記す。図3のフローチャートを用いて制御手段9の動作を説明する。第1挿入口15Aに135フィルムが挿入されると(S1)、フィルム挿入検出手段7Aによりフィルムが検出される(S2)。フィルム検出されると、ただちに搬送開始される(S3)。フィルムは搬送ローラー対10Aaにより挟持搬送されることになるので、オペレーターの手をはなれて自動で下流側に一定速度で搬送される。搬送されたフィルムはフィルム待機位置検出手段8Aで検出されると待機位置で待機状態となる(S4)。ここで、本画像読取装置は撮像手段3が各搬送路上に移動可能な構成となっているため、撮像手段3が読み取りを行いたいフィルム上に移動完了しているか確認する(S5)。移動が完了済であれば再びフィルムの搬送が開始される(S6)。移動が完了していなければ、フィルムは待機位置で撮像手段3の移動完了まで待機する(S5)。フィルムが再び搬送されて(S6)、撮像手段3により順次画像が読み取られ(S7)、読み取りが終了するとフィルムは排出口16Aまで搬送され、筐体12外に排出される(S8)。
画像読み取り終了時において、第2搬送路5Bで処理するフィルムがなければ、全ての作業が終了する。
また、135フィルムの撮像処理中に240フィルムの撮像要求が生じた場合には、以下のような動作となる。第2搬送路5Bに240フィルムを挿入すると、フィルムはフィルム挿入検出手段7Bで検出され、制御手段9を通じてただちに搬送駆動開始される。フィルムは搬送ローラー対10Baにより挟持搬送されることになるので、オペレーターの手をはなれて自動で下流側に一定速度で搬送される。搬送された240フィルムは待機位置検出手段8Bで検出されると待機位置で待機する(図4の状態)。
撮像手段3は搬送路5A上で135フィルムの読み取りを終えると、新たに挿入された240フィルム用搬送路5Bの方へ移動する。移動完了後、既に待機状態となっている240フィルムは待機状態から再び搬送を開始され、搬送と同時に遅れなく撮像手段によって読み取り、つまり撮像が行われる。
また、240フィルムの読取中には再び135フィルムを135フィルム用搬送路5Aに挿入可能であり、その場合上記と同様、ただちに待機位置まで搬送されて待機状態となる。
つまり撮像手段3の位置や作業状態にかかわらず、各搬送路でフィルムを検出すると搬送駆動を開始し、フィルムを読取開始可能位置で待機するように制御されている。以上の動作は図5のタイミングチャートからも明らかである。
本発明においては、上記の通り、フィルムを挿入すると、撮像手段の位置や作業状態にかかわらずフィルム搬送がなされ、待機位置で読取開始可能な状態で待機することとなる。したがって、撮像手段が移動してフィルム上に位置するとすぐに読み取りが行われることになり、読み取りの効率化が図れる。従来技術では撮像手段がフィルムの挿入された搬送路上に移動完了後にはじめてフィルムの搬送が開始されるようになっていたため、撮像手段の移動完了後からフィルムが読取開始可能位置に搬送されるまでの間、読取開始が遅れ、作業が非効率であった。
上記の実施例において、フィルム搬送路を2本としているが、もちろん2本以上であってもよい。3本以上の搬送路を有する場合は読取中の搬送路以外の全ての搬送路に一時にまとめてフィルムを挿入して待機状態とさせておくことができ、オペレーターが撮像状態を気にせずにフィルムを挿入できるので作業の効率化が図れる。
なお、複数搬送路においてそれぞれフィルムが検出された場合は、待機状態となったフィルムから順に読取を行ってもよいし、最も効率のよい順序を画像読取装置13の制御手段9により算出し、順次画像読み取り行ってもよい。または撮像手段3の位置しているところから近い位置にあるものから読み取りを行ってもよい。
上記の実施例において、第1のフィルム搬送路5Aは135フィルム用、第2のフィルム搬送路5Bは240フィルム用とフィルムの種類が異なっているが、共に同種のフィルムを処理できるようにしてもよい。また、言うまでもなく、図4の実施例において、135フィルム用の搬送路の位置と240フィルム用の搬送路の位置が入れ替わっていてもよい。
上記の実施例において、デジタル露光エンジン21は、例えばLASERを用いたLSU(Laser Scanner Unit)、PLZT、LEDアレイ、DLP(Digital Light Proccesing)、VFPH(真空蛍光露光ヘッド)のように感光材料に露光可能なタイプであれば特に限定されない。
従来の画像読取装置 本発明に係る写真処理システムの概略図 本発明に係る制御手段のフローチャート 本発明に係る画像読取装置 本発明に係る画像読取装置のタイミングチャート
符号の説明
P 印画紙
X 光軸
1 光源部
2 受光素子部
3 撮像手段
4 フィルム挿入口
5 搬送路
6 読取開口部
7 フィルム挿入検出手段
8 フィルム待機位置検出手段
9 制御手段
10 搬送ローラー対
11 アーム部材
12 筐体(暗箱)
13 画像読取装置
14 搬送手段(支持手段)
15 フィルム挿入口
16 フィルム排出口
17 コンピューター(画像データ処理装置)
18 写真プリンター
19 印画紙マガジン
20 写真プリンター制御手段
21 デジタル露光エンジン
22 写真プリンター現像処理部

Claims (2)

  1. 写真フィルムを副走査方向に沿って搬送させる搬送路を主走査方向に複数有する搬送手段と、前記搬送手段を制御する制御手段と、前記複数の搬送路それぞれに設けられ、写真フ ィルムが当該搬送路に挿入された際に、挿入を自動的に検出するフィルム挿入検出手段と
    前記搬送手段によって搬送される写真フィルムに担持された画像を撮像するために主走査方向に並べられた複数の受光素子を備えた撮像手段と、前記撮像手段の位置を前記複数の搬送路の間で切り換える切換手段とが設けられている画像読取装置であって、
    前記フィルム挿入検出手段によって、写真フィルムが前記搬送路に挿入されたことを検出 すると、前記制御手段は前記撮像手段の位置や作業状態にかかわらず、写真フィルムを読 取開始可能な待機位置まで搬送し、その待機位置で待機させるように前記搬送手段を制御 することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記読取開始可能な前記待機位置で写真フィルムの検出を行うフィルム待機位置検出手段 をさらに設け、前記フィルム待機位置検出手段は、前記搬送手段によって搬送されてきた 写真フィルムの先端を検出すると、信号を前記制御手段に送り、前記制御手段はその信号 に基づいて、写真フィルムを前記待機位置で待機するよう前記搬送手段を制御することを 特徴とする請求項1に記載の画像読取装置
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