JP2002040575A - フィルムスキャナ - Google Patents
フィルムスキャナInfo
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- JP2002040575A JP2002040575A JP2000227015A JP2000227015A JP2002040575A JP 2002040575 A JP2002040575 A JP 2002040575A JP 2000227015 A JP2000227015 A JP 2000227015A JP 2000227015 A JP2000227015 A JP 2000227015A JP 2002040575 A JP2002040575 A JP 2002040575A
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- Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
- Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 写真フィルムを副走査方向に沿って搬送する
搬送機構と、搬送機構によって搬送される写真フィルム
に担持された画像を撮像するために主走査方向に並べら
れた多数の受光素子を備えた撮像手段とを有し、搬送機
構は、主走査方向で互いに変位した複数の搬送路を備え
ているフィルムスキャナにおいて、より効率的な撮像が
可能なフィルムスキャナを提供する。 【解決手段】 7撮像手段の位置を複数の搬送路5A
v,5Bvの間で切り換える切り換え機構26,28を
設けた。
搬送機構と、搬送機構によって搬送される写真フィルム
に担持された画像を撮像するために主走査方向に並べら
れた多数の受光素子を備えた撮像手段とを有し、搬送機
構は、主走査方向で互いに変位した複数の搬送路を備え
ているフィルムスキャナにおいて、より効率的な撮像が
可能なフィルムスキャナを提供する。 【解決手段】 7撮像手段の位置を複数の搬送路5A
v,5Bvの間で切り換える切り換え機構26,28を
設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムスキャナ
に関し、より具体的には、写真フィルムを副走査方向に
沿って搬送する搬送機構と、前記搬送機構によって搬送
される写真フィルムに担持された画像を撮像する撮像手
段とを有し、前記搬送機構は、前記主走査方向で互いに
変位した複数の搬送レーンを備えているフィルムスキャ
ナに関する。
に関し、より具体的には、写真フィルムを副走査方向に
沿って搬送する搬送機構と、前記搬送機構によって搬送
される写真フィルムに担持された画像を撮像する撮像手
段とを有し、前記搬送機構は、前記主走査方向で互いに
変位した複数の搬送レーンを備えているフィルムスキャ
ナに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のフィルムスキャナとして、互いに
平行に延びた2本の搬送路を備えた可動式のオートフィ
ルムマスクを備えたものが知られている。撮像用光源に
よって形成される光路は単一で固定されており、2本の
搬送路の一方は、幅が35mmの135フィルム用で、
他方は幅が24mmの240フィルム用(別名APSフ
ィルム)である。いずれの搬送路にも、前記光路を受け
入れるための開口部が形成されており、このオートフィ
ルムマスクは、135フィルム用の開口部が光路と一致
する位置と240フィルム用の開口部が光路と一致する
位置の間で、撮像用CCDの主走査方向に沿ってオペレ
ータの手動などによって位置切り換え可能に設けられて
いる。
平行に延びた2本の搬送路を備えた可動式のオートフィ
ルムマスクを備えたものが知られている。撮像用光源に
よって形成される光路は単一で固定されており、2本の
搬送路の一方は、幅が35mmの135フィルム用で、
他方は幅が24mmの240フィルム用(別名APSフ
ィルム)である。いずれの搬送路にも、前記光路を受け
入れるための開口部が形成されており、このオートフィ
ルムマスクは、135フィルム用の開口部が光路と一致
する位置と240フィルム用の開口部が光路と一致する
位置の間で、撮像用CCDの主走査方向に沿ってオペレ
ータの手動などによって位置切り換え可能に設けられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術によるフィルムスキャナでは、例えば、フィル
ム搬送方向に関してオートフィルムマスクの上流側に、
オートフィルムマスク内の搬送路と連通した予備搬送路
を介して、オートフィルムマスク内にフィルムを送り込
む供給装置が設けられている場合などには、たとえ一方
の搬送路内の写真フィルムの撮像が完了しても、写真フ
ィルム自身が前記一方の搬送路から完全に抜け出るまで
は、オートフィルムマスクの位置を切り換えることが不
可能なため、他方の搬送路内の写真フィルムの撮像を開
始できなかった。
従来技術によるフィルムスキャナでは、例えば、フィル
ム搬送方向に関してオートフィルムマスクの上流側に、
オートフィルムマスク内の搬送路と連通した予備搬送路
を介して、オートフィルムマスク内にフィルムを送り込
む供給装置が設けられている場合などには、たとえ一方
の搬送路内の写真フィルムの撮像が完了しても、写真フ
ィルム自身が前記一方の搬送路から完全に抜け出るまで
は、オートフィルムマスクの位置を切り換えることが不
可能なため、他方の搬送路内の写真フィルムの撮像を開
始できなかった。
【0004】本発明の目的は、上に例示した従来技術に
よるフィルムスキャナとは別の構成を備えたフィルムス
キャナを提供することにある。本発明の目的は、より具
体的に一例を挙げれば、上に例示した従来技術によるフ
ィルムスキャナの欠点に鑑みて、より効率的な撮像が可
能なフィルムスキャナを提供することにある。
よるフィルムスキャナとは別の構成を備えたフィルムス
キャナを提供することにある。本発明の目的は、より具
体的に一例を挙げれば、上に例示した従来技術によるフ
ィルムスキャナの欠点に鑑みて、より効率的な撮像が可
能なフィルムスキャナを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るフィルムスキャナは、特許請求の範囲
の欄の請求項1から5に記された特徴構成を備えてい
る。すなわち、本発明の請求項1によるフィルムスキャ
ナは、前記撮像手段の位置を前記複数の搬送路の間で切
り換える切り換え機構を備えていることを特徴構成とし
ている。
に、本発明に係るフィルムスキャナは、特許請求の範囲
の欄の請求項1から5に記された特徴構成を備えてい
る。すなわち、本発明の請求項1によるフィルムスキャ
ナは、前記撮像手段の位置を前記複数の搬送路の間で切
り換える切り換え機構を備えていることを特徴構成とし
ている。
【0006】このような特徴構成を備えているために、
本発明の請求項1によるフィルムスキャナでは、複数の
搬送路の各々に対応する種類の写真フィルムを配置して
おき、撮像手段の位置を前記複数の搬送路の間で適宜切
り換えることによって、複数の種類の写真フィルムを撮
像可能であり、しかも、一方の搬送路内の写真フィルム
の撮像が完了すれば、写真フィルム自身が前記一方の搬
送路から抜け出るのを待たずに、即刻、他方の搬送路内
の写真フィルムの撮像を開始可能となる。
本発明の請求項1によるフィルムスキャナでは、複数の
搬送路の各々に対応する種類の写真フィルムを配置して
おき、撮像手段の位置を前記複数の搬送路の間で適宜切
り換えることによって、複数の種類の写真フィルムを撮
像可能であり、しかも、一方の搬送路内の写真フィルム
の撮像が完了すれば、写真フィルム自身が前記一方の搬
送路から抜け出るのを待たずに、即刻、他方の搬送路内
の写真フィルムの撮像を開始可能となる。
【0007】より具体的には、前記複数の搬送路は、互
いに幅の異なる複数種類の写真フィルムを搬送するため
の、互いに主走査方向の幅が異なる搬送路である構成と
することができる。
いに幅の異なる複数種類の写真フィルムを搬送するため
の、互いに主走査方向の幅が異なる搬送路である構成と
することができる。
【0008】このように構成すれば、一般用のロールフ
ィルムとしては最も一般的な、幅が35mmの135フ
ィルムと幅が24mmの240フィルム(別名APSフ
ィルム)のいずれでも撮像可能なフィルムスキャナが提
供される。
ィルムとしては最も一般的な、幅が35mmの135フ
ィルムと幅が24mmの240フィルム(別名APSフ
ィルム)のいずれでも撮像可能なフィルムスキャナが提
供される。
【0009】さらに詳しくは、前記複数の搬送路上の写
真フィルムを外部の光線から遮光する暗箱が設けられて
おり、前記暗箱内の前記複数の搬送路の上流側には未現
像写真フィルムに現像処理剤を塗布する機構が設けられ
ており、前記撮像手段は、前記現像処理剤の塗布に基づ
いて現像が進行中の未現像写真フィルムに向けて赤外線
を放射可能な光源を備えている構成とすることができ
る。
真フィルムを外部の光線から遮光する暗箱が設けられて
おり、前記暗箱内の前記複数の搬送路の上流側には未現
像写真フィルムに現像処理剤を塗布する機構が設けられ
ており、前記撮像手段は、前記現像処理剤の塗布に基づ
いて現像が進行中の未現像写真フィルムに向けて赤外線
を放射可能な光源を備えている構成とすることができ
る。
【0010】このように構成すれば、カメラなどによっ
て撮影済みで未現像の写真フィルムを、(現像薬剤と漂
白定着薬剤とで処理し、更に乾燥させるという手間の掛
る操作を経て)一旦現像済み写真フィルムとすることな
く、即刻に撮像可能な赤外線式フィルムスキャナとして
用いることができる。この赤外線式フィルムスキャナに
よって得られたデジタル画像情報を、画像処理装置によ
ってプリントデータに変換し、デジタル露光ヘッドを備
えた写真プリンタやインクジェットプリンタ等に送れ
ば、プリントとして出力することができる。
て撮影済みで未現像の写真フィルムを、(現像薬剤と漂
白定着薬剤とで処理し、更に乾燥させるという手間の掛
る操作を経て)一旦現像済み写真フィルムとすることな
く、即刻に撮像可能な赤外線式フィルムスキャナとして
用いることができる。この赤外線式フィルムスキャナに
よって得られたデジタル画像情報を、画像処理装置によ
ってプリントデータに変換し、デジタル露光ヘッドを備
えた写真プリンタやインクジェットプリンタ等に送れ
ば、プリントとして出力することができる。
【0011】この赤外線式フィルムスキャナの撮像原理
は次のようなものである。すなわち、現像処理剤を塗布
された未現像写真フィルムでは強い露光を受けた箇所ほ
どハロゲン化銀が還元されて多量の銀原子が生じるとい
う通常の現像が開始される。乳剤層の構成物質の中では
主に銀原子のみが赤外線を吸収するので、現像が進行中
の写真フィルムの乳剤層で反射した赤外線や、乳剤層を
透過した赤外線の量を受光素子で把握すれば、未現像写
真フィルムに露光されている画素情報を表すデジタル画
像情報画像を取出すことができる。尚、赤外線によって
撮像する理由は未現像写真フィルムに可視光線などによ
る「かぶり」を生じないためである。
は次のようなものである。すなわち、現像処理剤を塗布
された未現像写真フィルムでは強い露光を受けた箇所ほ
どハロゲン化銀が還元されて多量の銀原子が生じるとい
う通常の現像が開始される。乳剤層の構成物質の中では
主に銀原子のみが赤外線を吸収するので、現像が進行中
の写真フィルムの乳剤層で反射した赤外線や、乳剤層を
透過した赤外線の量を受光素子で把握すれば、未現像写
真フィルムに露光されている画素情報を表すデジタル画
像情報画像を取出すことができる。尚、赤外線によって
撮像する理由は未現像写真フィルムに可視光線などによ
る「かぶり」を生じないためである。
【0012】因みに、従来の赤外線式フィルムスキャナ
でも、互いに幅の異なる2種類の写真フィルムを撮像可
能な構成を備えたものがあった。しかし、この従来技術
による赤外線式フィルムスキャナでは、1つの搬送路或
いは搬送レーンの幅を、対象とする写真フィルムの種類
に応じて変更可能な切り換え機構を設けることによっ
て、幅の異なる2種類の写真フィルムを撮像可能として
おり、この搬送路の幅を変える切り換え機構が複雑で高
価である、さらに、搬送路の内面側の形状が複雑なため
に写真フィルムが搬送路内に詰まり易いという問題が見
られた。しかし、本発明の特許請求の範囲第1項に記さ
れるように、撮像手段の位置を前記複数の搬送路の間で
切り換える切り換え機構を設ければ、このような問題が
解消されて、撮像作業の効率が実質的により高い赤外線
式フィルムスキャナが得られる。
でも、互いに幅の異なる2種類の写真フィルムを撮像可
能な構成を備えたものがあった。しかし、この従来技術
による赤外線式フィルムスキャナでは、1つの搬送路或
いは搬送レーンの幅を、対象とする写真フィルムの種類
に応じて変更可能な切り換え機構を設けることによっ
て、幅の異なる2種類の写真フィルムを撮像可能として
おり、この搬送路の幅を変える切り換え機構が複雑で高
価である、さらに、搬送路の内面側の形状が複雑なため
に写真フィルムが搬送路内に詰まり易いという問題が見
られた。しかし、本発明の特許請求の範囲第1項に記さ
れるように、撮像手段の位置を前記複数の搬送路の間で
切り換える切り換え機構を設ければ、このような問題が
解消されて、撮像作業の効率が実質的により高い赤外線
式フィルムスキャナが得られる。
【0013】さらに、赤外線式フィルムスキャナの前記
撮像手段は、前記各搬送路の搬送方向に沿って互いに離
間して配置された複数の撮像ユニットを有し、且つ、前
記切り換え機構は、前記複数の撮像ユニットの位置を前
記複数の搬送路の間で個別に切り換え可能に構成するこ
とができる。
撮像手段は、前記各搬送路の搬送方向に沿って互いに離
間して配置された複数の撮像ユニットを有し、且つ、前
記切り換え機構は、前記複数の撮像ユニットの位置を前
記複数の搬送路の間で個別に切り換え可能に構成するこ
とができる。
【0014】このように構成すれば、現像処理剤の塗布
に基づいて写真フィルムの乳剤層内で開始される現像反
応における複数の進行段階で画像を撮像することがで
き、これらの各段階で得られた複数の画像情報から最適
な情報を選択したり、これらの各段階で得られた複数の
画像情報どうしを合成することによって、高い高品位
(例えば、画像面の全体としての階調の豊かさ)のデジ
タル画像情報を得ることができる。
に基づいて写真フィルムの乳剤層内で開始される現像反
応における複数の進行段階で画像を撮像することがで
き、これらの各段階で得られた複数の画像情報から最適
な情報を選択したり、これらの各段階で得られた複数の
画像情報どうしを合成することによって、高い高品位
(例えば、画像面の全体としての階調の豊かさ)のデジ
タル画像情報を得ることができる。
【0015】上記の複数の進行段階を、次のように前
期、中期、後期の各段階として定義すれば都合が良い。
すなわち、前期段階とは、現像処理剤の塗布から所定時
間を経過した時刻t1で見られる、一般に「減感現像」
と呼ばれ、ハイライト部のディテールが明瞭に見える、
現像の進行段階が僅かに不足気味の段階である。同様
に、中期段階とは、時刻t1から更に時間が経過した時
刻t2で見られる、一般に「ノーマル現像」と呼ばれ、
ハイライト部からシャドウ部までの全体においてディテ
ールが明瞭に見える、現像の進行段階が一般的に最適な
段階、最後に、後期段階とは、時刻t2から更に時間が
経過した時刻t3で見られる、一般に「増感現像」と呼
ばれ、シャドウ部のディテールが明瞭に見える、現像の
進行段階が僅かに過剰気味の段階である。
期、中期、後期の各段階として定義すれば都合が良い。
すなわち、前期段階とは、現像処理剤の塗布から所定時
間を経過した時刻t1で見られる、一般に「減感現像」
と呼ばれ、ハイライト部のディテールが明瞭に見える、
現像の進行段階が僅かに不足気味の段階である。同様
に、中期段階とは、時刻t1から更に時間が経過した時
刻t2で見られる、一般に「ノーマル現像」と呼ばれ、
ハイライト部からシャドウ部までの全体においてディテ
ールが明瞭に見える、現像の進行段階が一般的に最適な
段階、最後に、後期段階とは、時刻t2から更に時間が
経過した時刻t3で見られる、一般に「増感現像」と呼
ばれ、シャドウ部のディテールが明瞭に見える、現像の
進行段階が僅かに過剰気味の段階である。
【0016】また、前記各撮像ユニットは、前記搬送機
構によって前記搬送路上を移動する写真フィルムの後端
を検出するための後端検出センサを兼ねている構成とす
ることができる。
構によって前記搬送路上を移動する写真フィルムの後端
を検出するための後端検出センサを兼ねている構成とす
ることができる。
【0017】このように構成することによって、切り換
え機構は、撮像ユニットによる写真フィルムの後端検出
に応じて、各撮像ユニットの位置を複数の搬送路の間で
個別に切り換え可能となる。
え機構は、撮像ユニットによる写真フィルムの後端検出
に応じて、各撮像ユニットの位置を複数の搬送路の間で
個別に切り換え可能となる。
【0018】本発明によるその他の特徴および利点は、
以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるで
あろう。
以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるで
あろう。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に、本発明によるフィルムス
キャナを含む写真処理システムの概略を示す。この写真
処理システムは、フィルムスキャナ1と、写真プリンタ
2と、画像データ処理装置としてのコンピュータ3とか
らなる。
キャナを含む写真処理システムの概略を示す。この写真
処理システムは、フィルムスキャナ1と、写真プリンタ
2と、画像データ処理装置としてのコンピュータ3とか
らなる。
【0020】(フィルムスキャナの全体構成)図2に示
されるように、フィルムスキャナ1は、暗箱として形成
された筐体4を備えている。筐体4内には、撮影済みで
未現像状態の写真フィルムをフィルムの面に沿って搬送
するための搬送機構5、写真フィルムに現像処理剤を塗
布するための塗布機構6、前記塗布に基づいて現像の開
始された写真フィルムを赤外線によって撮像する撮像手
段7が設けられている。
されるように、フィルムスキャナ1は、暗箱として形成
された筐体4を備えている。筐体4内には、撮影済みで
未現像状態の写真フィルムをフィルムの面に沿って搬送
するための搬送機構5、写真フィルムに現像処理剤を塗
布するための塗布機構6、前記塗布に基づいて現像の開
始された写真フィルムを赤外線によって撮像する撮像手
段7が設けられている。
【0021】(搬送機構の概略構造)図3に示されるよ
うに、搬送機構5は、互いに平行に、且つ、基本的に水
平に延びた2本の搬送路、すなわち、第1および第2フ
ィルム搬送レーン5A,5Bを備えている。第1フィル
ム搬送レーン5Aは、互いに間隔を開けて並べられた第
1、第2、第3、第4、第5、第6、第7及び第8の各
搬送ローラ対8a,8b,8c,8d,8e,8f,8
g,8hと、これらのローラ対を基本的に同一の周速度
で回転駆動するモータ手段(不図示)とを有する。第2
フィルム搬送レーン5Bも同様に、第1から第8の各搬
送ローラ対9a,9b,9c,9d,9e,9f,9
g,9hとモータ手段とを有する。
うに、搬送機構5は、互いに平行に、且つ、基本的に水
平に延びた2本の搬送路、すなわち、第1および第2フ
ィルム搬送レーン5A,5Bを備えている。第1フィル
ム搬送レーン5Aは、互いに間隔を開けて並べられた第
1、第2、第3、第4、第5、第6、第7及び第8の各
搬送ローラ対8a,8b,8c,8d,8e,8f,8
g,8hと、これらのローラ対を基本的に同一の周速度
で回転駆動するモータ手段(不図示)とを有する。第2
フィルム搬送レーン5Bも同様に、第1から第8の各搬
送ローラ対9a,9b,9c,9d,9e,9f,9
g,9hとモータ手段とを有する。
【0022】第1フィルム搬送レーン5Aは、幅が約3
5mmの135フィルムを搬送するための搬送路であ
り、第2フィルム搬送レーン5Bは、幅が約24mmの
240フィルム(APSフィルムとも呼ばれる)を搬送
するための搬送路である。ここで取り扱い対象とする1
35フィルムF1および240フィルムF2はいずれ
も、多数の画像駒が長手方向に並ぶロール状のカラーネ
ガ乃至はカラーポジの、未現像の写真フィルムである。
搬送機構5は、筐体4内に供給されたこれらの未現像写
真フィルムを、後述する撮像操作に際して支持する手段
を兼ねており、筐体4は、搬送機構5上にある未現像写
真フィルムを外部の光線から遮光する暗箱の機能を果た
している。
5mmの135フィルムを搬送するための搬送路であ
り、第2フィルム搬送レーン5Bは、幅が約24mmの
240フィルム(APSフィルムとも呼ばれる)を搬送
するための搬送路である。ここで取り扱い対象とする1
35フィルムF1および240フィルムF2はいずれ
も、多数の画像駒が長手方向に並ぶロール状のカラーネ
ガ乃至はカラーポジの、未現像の写真フィルムである。
搬送機構5は、筐体4内に供給されたこれらの未現像写
真フィルムを、後述する撮像操作に際して支持する手段
を兼ねており、筐体4は、搬送機構5上にある未現像写
真フィルムを外部の光線から遮光する暗箱の機能を果た
している。
【0023】また、各フィルム搬送レーン5A,5Bに
は3つのループ形成機構が設けられている。第1フィル
ム搬送レーン5Aを例に取れば、ループ形成機構は、第
2搬送ローラ対8bと第3搬送ローラ対8cおよびこれ
らの間に介装されたテンションローラ10aとからなる
第1ループ形成機構12aと、第4搬送ローラ対8dと
第5搬送ローラ対8eおよびこれらの間に介装されたテ
ンションローラ10bとからなる第2ループ形成機構1
2bと、第6搬送ローラ対8fと第7搬送ローラ対8g
およびこれらの間に介装されたテンションローラ10c
とからなる第3ループ形成機構12cとからなる。そし
て、第1、第2、及び第3の各ループ形成機構12a,
12b,12cで形成されるループの長さを適宜調整で
きるように、第1と第2搬送ローラ対8a,8bを互い
に同期した速度で駆動するモータと、第3と第4搬送ロ
ーラ対8c,8dを互いに同期した速度で駆動するモー
タと、第5と第6搬送ローラ対8e,8fを互いに同期
した速度で駆動するモータと、第7と第8搬送ローラ対
8g,8hを互いに同期した速度で駆動するモータと
は、必要に応じて互いに独立した形で駆動操作できるよ
うに構成されている。
は3つのループ形成機構が設けられている。第1フィル
ム搬送レーン5Aを例に取れば、ループ形成機構は、第
2搬送ローラ対8bと第3搬送ローラ対8cおよびこれ
らの間に介装されたテンションローラ10aとからなる
第1ループ形成機構12aと、第4搬送ローラ対8dと
第5搬送ローラ対8eおよびこれらの間に介装されたテ
ンションローラ10bとからなる第2ループ形成機構1
2bと、第6搬送ローラ対8fと第7搬送ローラ対8g
およびこれらの間に介装されたテンションローラ10c
とからなる第3ループ形成機構12cとからなる。そし
て、第1、第2、及び第3の各ループ形成機構12a,
12b,12cで形成されるループの長さを適宜調整で
きるように、第1と第2搬送ローラ対8a,8bを互い
に同期した速度で駆動するモータと、第3と第4搬送ロ
ーラ対8c,8dを互いに同期した速度で駆動するモー
タと、第5と第6搬送ローラ対8e,8fを互いに同期
した速度で駆動するモータと、第7と第8搬送ローラ対
8g,8hを互いに同期した速度で駆動するモータと
は、必要に応じて互いに独立した形で駆動操作できるよ
うに構成されている。
【0024】第2フィルム搬送レーン5Bにも、同様
に、各搬送ローラ対9a〜9hとテンションローラ11
a,11b,11cとからなる第1、第2、及び第3の
各ループ形成機構13a,13b,13cが設けられて
いる。また、第2フィルム搬送レーン5Bの第1から第
8の搬送ローラ対9a〜9hを駆動する合計4つのモー
タもまた、必要に応じて互いに独立して駆動操作可能に
構成されている。第1フィルム搬送レーン5Aの各搬送
ローラ対8a〜8hを駆動する合計4つのモータと、第
2フィルム搬送レーン5Bの各搬送ローラ対9a〜9h
を駆動する合計4つの別のモータとは、勿論互いに制約
を受けることなく独立して駆動操作可能である。
に、各搬送ローラ対9a〜9hとテンションローラ11
a,11b,11cとからなる第1、第2、及び第3の
各ループ形成機構13a,13b,13cが設けられて
いる。また、第2フィルム搬送レーン5Bの第1から第
8の搬送ローラ対9a〜9hを駆動する合計4つのモー
タもまた、必要に応じて互いに独立して駆動操作可能に
構成されている。第1フィルム搬送レーン5Aの各搬送
ローラ対8a〜8hを駆動する合計4つのモータと、第
2フィルム搬送レーン5Bの各搬送ローラ対9a〜9h
を駆動する合計4つの別のモータとは、勿論互いに制約
を受けることなく独立して駆動操作可能である。
【0025】そして、第1フィルム搬送レーン5Aの上
流側端部には、135フィルムF1を収納したパトロー
ネを装着可能な第1装着部5Avが、第2フィルム搬送
レーン5Bの上流側端部には、240フィルムF2を収
納したカートリッジを装着可能な第2装着部5Bvが設
けられている。また、筐体4には、撮像の完了した写真
フィルムF1,F2部位を筐体4外に排出するための排
出孔4F,4Gが形成されている。写真フィルムF1を
排出するための排出孔4Fは、第1フィルム搬送レーン
5Aと連通しており、写真フィルムF2を排出するため
の排出孔4Gは、第2フィルム搬送レーン5Bと連通し
ている。尚、第1および第2装着部5Av,5Bvと第
1と第2搬送ローラ対8a,8bとの間には、写真フィ
ルムF1,F2の後端部をパトローネ乃至はカートリッ
ジ内のスプールから切り離すためのカッター14A,1
4Bが配置されている。
流側端部には、135フィルムF1を収納したパトロー
ネを装着可能な第1装着部5Avが、第2フィルム搬送
レーン5Bの上流側端部には、240フィルムF2を収
納したカートリッジを装着可能な第2装着部5Bvが設
けられている。また、筐体4には、撮像の完了した写真
フィルムF1,F2部位を筐体4外に排出するための排
出孔4F,4Gが形成されている。写真フィルムF1を
排出するための排出孔4Fは、第1フィルム搬送レーン
5Aと連通しており、写真フィルムF2を排出するため
の排出孔4Gは、第2フィルム搬送レーン5Bと連通し
ている。尚、第1および第2装着部5Av,5Bvと第
1と第2搬送ローラ対8a,8bとの間には、写真フィ
ルムF1,F2の後端部をパトローネ乃至はカートリッ
ジ内のスプールから切り離すためのカッター14A,1
4Bが配置されている。
【0026】(塗布機構の構造)第1搬送ローラ対8
a,9aと第2搬送ローラ対8b,9bの間には、供給
された写真フィルムF1,F2に現像処理剤を塗布可能
な塗布機構6が配置されている。塗布機構6は、現像処
理剤を収納する容器15と2組の塗布ローラ対を備えて
いる。前記2組の塗布ローラ対は、第1フィルム搬送レ
ーン5A用の塗布ローラ対16a,16bと、第2フィ
ルム搬送レーン5B用の塗布ローラ対18a,18bで
ある。塗布機構6には、2組の塗布ローラ対16a,1
6bおよび18a,18bを、供給された写真フィルム
F1,F2の水平に保持された面を上下から挟着する接
触姿勢と、対をなす塗布ローラ16a,16bどうし及
び18a,18bどうしが上下に離れた非接触姿勢との
間で切り換える切り換え機構(不図示)が設けられてい
る。また、各塗布ローラ対は、少なくとも前記接触姿勢
では、搬送機構5による写真フィルムF1,F2の移動
速度と一致した周速度で回転操作される。そして、写真
フィルムF1,F2の面の下方に位置する塗布ローラ1
6a,18aの一部は、常に容器15内の現像処理剤中
に浸漬されている。
a,9aと第2搬送ローラ対8b,9bの間には、供給
された写真フィルムF1,F2に現像処理剤を塗布可能
な塗布機構6が配置されている。塗布機構6は、現像処
理剤を収納する容器15と2組の塗布ローラ対を備えて
いる。前記2組の塗布ローラ対は、第1フィルム搬送レ
ーン5A用の塗布ローラ対16a,16bと、第2フィ
ルム搬送レーン5B用の塗布ローラ対18a,18bで
ある。塗布機構6には、2組の塗布ローラ対16a,1
6bおよび18a,18bを、供給された写真フィルム
F1,F2の水平に保持された面を上下から挟着する接
触姿勢と、対をなす塗布ローラ16a,16bどうし及
び18a,18bどうしが上下に離れた非接触姿勢との
間で切り換える切り換え機構(不図示)が設けられてい
る。また、各塗布ローラ対は、少なくとも前記接触姿勢
では、搬送機構5による写真フィルムF1,F2の移動
速度と一致した周速度で回転操作される。そして、写真
フィルムF1,F2の面の下方に位置する塗布ローラ1
6a,18aの一部は、常に容器15内の現像処理剤中
に浸漬されている。
【0027】したがって、前記接触姿勢では、塗布ロー
ラ16a,18aが単位面積当たり一定量の現像処理剤
を容器15から引き出しては写真フィルムF1,F2の
下面(乳剤層に相当する)に塗布する。また、搬送機構
5による写真フィルムの搬送に応じて、写真フィルムF
1,F2が対応する塗布ローラ対16a,16bおよび
18a,18bから抜け出る前に、塗布ローラ対16
a,16bどうし、および、塗布ローラ対18a,18
bどうしは、非接触姿勢に切り換えられるように制御さ
れているので、上方に位置する塗布ローラ16b,18
bに下方の塗布ローラ16a,18aの現像処理剤が移
動することが防止される。塗布ローラ対16a,16b
および18a,18bを接触姿勢と非接触姿勢との間で
切り換える切り換え機構は、塗布ローラ対16a,16
bおよび18a,18bの上流側に設置された後端セン
サ対19a,19bと、塗布ローラ対16a,16bお
よび18a,18bの相対位置を移動させる駆動操作手
段(不図示)と、後端センサ対19a,19bの判定結
果に応じて前記駆動操作手段を操作する制御装置とで構
成することができる。
ラ16a,18aが単位面積当たり一定量の現像処理剤
を容器15から引き出しては写真フィルムF1,F2の
下面(乳剤層に相当する)に塗布する。また、搬送機構
5による写真フィルムの搬送に応じて、写真フィルムF
1,F2が対応する塗布ローラ対16a,16bおよび
18a,18bから抜け出る前に、塗布ローラ対16
a,16bどうし、および、塗布ローラ対18a,18
bどうしは、非接触姿勢に切り換えられるように制御さ
れているので、上方に位置する塗布ローラ16b,18
bに下方の塗布ローラ16a,18aの現像処理剤が移
動することが防止される。塗布ローラ対16a,16b
および18a,18bを接触姿勢と非接触姿勢との間で
切り換える切り換え機構は、塗布ローラ対16a,16
bおよび18a,18bの上流側に設置された後端セン
サ対19a,19bと、塗布ローラ対16a,16bお
よび18a,18bの相対位置を移動させる駆動操作手
段(不図示)と、後端センサ対19a,19bの判定結
果に応じて前記駆動操作手段を操作する制御装置とで構
成することができる。
【0028】このように、接触姿勢において回転に応じ
て一定量の現像処理剤を容器15から引き出しては、写
真フィルムの下面に供給するために、塗布ローラ16
a,18aの周面を僅かな弾性を備えた多孔質材料で構
成することができる。上方に位置する対向ローラ16
b,18bは、接触姿勢において写真フィルムを上方か
ら支持する機能を有する。尚、塗布機構6は、未現像写
真フィルムの乳剤層側の、画像領域にのみ現像処理剤を
塗布し、ベース材層側には塗布しない、また、乳剤層側
でもパーフォレーション部には塗布しないように構成さ
れている。
て一定量の現像処理剤を容器15から引き出しては、写
真フィルムの下面に供給するために、塗布ローラ16
a,18aの周面を僅かな弾性を備えた多孔質材料で構
成することができる。上方に位置する対向ローラ16
b,18bは、接触姿勢において写真フィルムを上方か
ら支持する機能を有する。尚、塗布機構6は、未現像写
真フィルムの乳剤層側の、画像領域にのみ現像処理剤を
塗布し、ベース材層側には塗布しない、また、乳剤層側
でもパーフォレーション部には塗布しないように構成さ
れている。
【0029】(撮像ユニットの構造)塗布機構6の下流
側に設けられた撮像手段7は、第1フィルム搬送レーン
5Aまたは第2フィルム搬送レーン5Bに沿って配置さ
れた、第1、第2、及び第3の各カメラユニット20
a,20b,20cからなる。図4に示されるように、
各カメラユニット20a,20b,20cは、フィルム
搬送レーンの下方に位置する下部カメラボックス22
と、上方に位置する上部カメラボックス24と、上下の
カメラボックス22,24どうしを一体的に連結する剛
性の高いアーム部材26とで構成されている。また、各
カメラユニット20a,20b,20cのアーム部材2
6,26,26どうしも、水平に延びた板状部材28そ
の他によって互いに一体的に連結されている。
側に設けられた撮像手段7は、第1フィルム搬送レーン
5Aまたは第2フィルム搬送レーン5Bに沿って配置さ
れた、第1、第2、及び第3の各カメラユニット20
a,20b,20cからなる。図4に示されるように、
各カメラユニット20a,20b,20cは、フィルム
搬送レーンの下方に位置する下部カメラボックス22
と、上方に位置する上部カメラボックス24と、上下の
カメラボックス22,24どうしを一体的に連結する剛
性の高いアーム部材26とで構成されている。また、各
カメラユニット20a,20b,20cのアーム部材2
6,26,26どうしも、水平に延びた板状部材28そ
の他によって互いに一体的に連結されている。
【0030】各上部カメラボックス24は、上部カメラ
ボックス24の上端面と筐体4の天井部との間に介装さ
れたリニアガイド(不図示)等によって、また、各下部
カメラボックス22も同様に、下部カメラボックス22
の下端面と筐体4の底部との間に介装されたリニアガイ
ド(不図示)等によって、搬送レーンの幅方向に摺動移
動可能に支持されている。そして、第1、第2、及び第
3の各カメラユニット20a,20b,20cを搬送レ
ーンの幅方向(図4の双方向矢印が示す方向)に一体的
に移動操作するための切り換え操作手段が設けられてい
る。この切り換え操作手段は、例えば、アーム部材2
6,26,26乃至はロッド部材28の少なくとも一箇
所に取付けられた雌ネジ部材(不図示)と、この雌ネジ
部材に螺合しつつ搬送レーンの幅方向と平行に延びたボ
ールネジ部材(不図示)と、このボールネジ部材を回転
駆動可能なステッピングモータ(不図示)とで構成する
ことができる。この切り換え操作手段を駆動操作するこ
とによって、第1、第2、及び第3の各カメラユニット
20a,20b,20cの位置を、第1フィルム搬送レ
ーン5Aと一致する第1位置と、第2フィルム搬送レー
ン5Bと一致する第2位置との間で切り換え可能となっ
ている。
ボックス24の上端面と筐体4の天井部との間に介装さ
れたリニアガイド(不図示)等によって、また、各下部
カメラボックス22も同様に、下部カメラボックス22
の下端面と筐体4の底部との間に介装されたリニアガイ
ド(不図示)等によって、搬送レーンの幅方向に摺動移
動可能に支持されている。そして、第1、第2、及び第
3の各カメラユニット20a,20b,20cを搬送レ
ーンの幅方向(図4の双方向矢印が示す方向)に一体的
に移動操作するための切り換え操作手段が設けられてい
る。この切り換え操作手段は、例えば、アーム部材2
6,26,26乃至はロッド部材28の少なくとも一箇
所に取付けられた雌ネジ部材(不図示)と、この雌ネジ
部材に螺合しつつ搬送レーンの幅方向と平行に延びたボ
ールネジ部材(不図示)と、このボールネジ部材を回転
駆動可能なステッピングモータ(不図示)とで構成する
ことができる。この切り換え操作手段を駆動操作するこ
とによって、第1、第2、及び第3の各カメラユニット
20a,20b,20cの位置を、第1フィルム搬送レ
ーン5Aと一致する第1位置と、第2フィルム搬送レー
ン5Bと一致する第2位置との間で切り換え可能となっ
ている。
【0031】各下部カメラボックス22と各上部カメラ
ボックス24は、基本的に同一の構造を備えている。す
なわち、第1フィルム搬送レーン5Aのみを代表的に示
した図2に示されるように、いずれのカメラボックス
も、垂直な軸芯を備えたレンズ30を支持し、各カメラ
ボックス22,24の底部には、写真フィルムFの搬送
方向(副走査方向)と直角な主走査方向に延びたライン
CCD32が配置されている。また、各カメラボックス
22,24の表面には、図3に示されるように、複数の
発光素子34が、レンズ30の外周を包囲するリングを
形成するような形で取付けられている。この発光素子3
4は全て、主に赤外線を放射する赤外LED34iRで
ある。但し、下部カメラボックス22は、赤外LED3
4iRから赤外線が上向きに放射されるように、上部カ
メラボックス24は、赤外LED34iRから赤外線が
下向きに放射されるように取付けられている。
ボックス24は、基本的に同一の構造を備えている。す
なわち、第1フィルム搬送レーン5Aのみを代表的に示
した図2に示されるように、いずれのカメラボックス
も、垂直な軸芯を備えたレンズ30を支持し、各カメラ
ボックス22,24の底部には、写真フィルムFの搬送
方向(副走査方向)と直角な主走査方向に延びたライン
CCD32が配置されている。また、各カメラボックス
22,24の表面には、図3に示されるように、複数の
発光素子34が、レンズ30の外周を包囲するリングを
形成するような形で取付けられている。この発光素子3
4は全て、主に赤外線を放射する赤外LED34iRで
ある。但し、下部カメラボックス22は、赤外LED3
4iRから赤外線が上向きに放射されるように、上部カ
メラボックス24は、赤外LED34iRから赤外線が
下向きに放射されるように取付けられている。
【0032】尚、前述した搬送機構5は、基本的に写真
フィルムFをそのパーフォレーション部付近のみを介し
て、言い換えれば、写真フィルムF1,F2の画像面、
特に乳剤層側の画像面と接触することなく搬送するよう
に構成されている。特に、塗布機構6よりも下流側で、
最後の撮像ユニットである第3カメラユニット20cよ
りも上流側に位置する各搬送ローラ対8b〜8gおよび
9b〜9gは、搬送に際して写真フィルムF1,F2の
画像面、特に乳剤層側の画像面とは接触しないように構
成されている。
フィルムFをそのパーフォレーション部付近のみを介し
て、言い換えれば、写真フィルムF1,F2の画像面、
特に乳剤層側の画像面と接触することなく搬送するよう
に構成されている。特に、塗布機構6よりも下流側で、
最後の撮像ユニットである第3カメラユニット20cよ
りも上流側に位置する各搬送ローラ対8b〜8gおよび
9b〜9gは、搬送に際して写真フィルムF1,F2の
画像面、特に乳剤層側の画像面とは接触しないように構
成されている。
【0033】(未現像写真フィルムの撮像方法)撮像対
象の写真フィルムFが135フィルム、すなわち、写真
フィルムF1の場合、図3の実線が示すように、第1装
着部5Avに写真フィルムF1のパトローネが装着さ
れ、第1、第2、及び第3の各カメラユニット20a,
20b,20cは、前記切り換え操作手段によって、第
1フィルム搬送レーン5A上の第1位置に設置され、こ
の状態で、搬送機構5によるパトローネからの写真フィ
ルムF1の引き出しと搬送が開始される。一方、撮像対
象の写真フィルムFが240フィルム、すなわち、写真
フィルムF2の場合、第2装着部5Bvに写真フィルム
F2のカートリッジが装着され、図3の一点鎖線が示す
ように、第1、第2、及び第3の各カメラユニット20
a,20b,20cは、前記切り換え操作手段によっ
て、第2フィルム搬送レーン5B上の第2位置に設置さ
れ、この状態で、搬送機構5による前記カートリッジか
らの写真フィルムF2の引き出しと搬送が開始される。
因みに、この実施形態では、第1フィルム搬送レーン5
A上での写真フィルムF1の撮像と、第2フィルム搬送
レーン5B上での写真フィルムF2の撮像とを同時に進
行させることはできない。
象の写真フィルムFが135フィルム、すなわち、写真
フィルムF1の場合、図3の実線が示すように、第1装
着部5Avに写真フィルムF1のパトローネが装着さ
れ、第1、第2、及び第3の各カメラユニット20a,
20b,20cは、前記切り換え操作手段によって、第
1フィルム搬送レーン5A上の第1位置に設置され、こ
の状態で、搬送機構5によるパトローネからの写真フィ
ルムF1の引き出しと搬送が開始される。一方、撮像対
象の写真フィルムFが240フィルム、すなわち、写真
フィルムF2の場合、第2装着部5Bvに写真フィルム
F2のカートリッジが装着され、図3の一点鎖線が示す
ように、第1、第2、及び第3の各カメラユニット20
a,20b,20cは、前記切り換え操作手段によっ
て、第2フィルム搬送レーン5B上の第2位置に設置さ
れ、この状態で、搬送機構5による前記カートリッジか
らの写真フィルムF2の引き出しと搬送が開始される。
因みに、この実施形態では、第1フィルム搬送レーン5
A上での写真フィルムF1の撮像と、第2フィルム搬送
レーン5B上での写真フィルムF2の撮像とを同時に進
行させることはできない。
【0034】前記引き出しの開始に伴って、写真フィル
ムF1,F2は、塗布機構6によってその下面側すなわ
ち乳剤層側の表面に現像処理剤を塗布された上で、下流
側に一定速度で搬送され、前記搬送中に撮像手段7、す
なわち、第1、第2、及び第3の各カメラユニット20
a,20b,20cによって撮像される。すなわち、搬
送機構5による写真フィルムF1,F2の搬送に基づい
て、写真フィルムF上の或る画像部位は、塗布機構6に
よって現像処理剤を塗布されてから一定時間を過ぎた時
刻t1に、第1カメラユニット20aによって撮像され
る。次に、同じ画像部位は、時刻t1から更に一定時間
を過ぎた時刻t2に、第2カメラユニット20bによっ
て撮像される。そして最後に、同じ画像部位は、時刻t
2から更に一定時間を過ぎた時刻t3に、第3カメラユ
ニット20cによって撮像される。
ムF1,F2は、塗布機構6によってその下面側すなわ
ち乳剤層側の表面に現像処理剤を塗布された上で、下流
側に一定速度で搬送され、前記搬送中に撮像手段7、す
なわち、第1、第2、及び第3の各カメラユニット20
a,20b,20cによって撮像される。すなわち、搬
送機構5による写真フィルムF1,F2の搬送に基づい
て、写真フィルムF上の或る画像部位は、塗布機構6に
よって現像処理剤を塗布されてから一定時間を過ぎた時
刻t1に、第1カメラユニット20aによって撮像され
る。次に、同じ画像部位は、時刻t1から更に一定時間
を過ぎた時刻t2に、第2カメラユニット20bによっ
て撮像される。そして最後に、同じ画像部位は、時刻t
2から更に一定時間を過ぎた時刻t3に、第3カメラユ
ニット20cによって撮像される。
【0035】因みに、塗布機構6によって未現像の写真
フィルムF1,F2の乳剤層に現像処理剤が塗布される
と、露光時に強い光りの当たった部位ほど多量の銀粒子
が、現像薬酸化体と共に乳剤層内に生成し始める(ハロ
ゲン化銀中の銀が還元される)現像過程が開始される。
そして、前述の現像過程の中で平均的な露光条件で露光
された標準的な写真フィルムに関して、現像の進行段階
が一般的な意味で最適な(一般に「ノーマル現像」と呼
ばれる現像の仕上がり状態に類する)タイミングを時刻
t2と設定してある。また、同上の写真フィルムに関し
て、現像の進行段階が僅かに不足気味(一般に「減感現
像」と呼ばれ、ハイライト部のディテールが明瞭に見え
る現像の仕上がり状態に類する)のタイミングを時刻t
1、現像の進行段階が僅かに過剰気味(一般に「増感現
像」と呼ばれ、シャドウ部のディテールが明瞭に見える
現像の仕上がり状態に類する)のタイミングを時刻t3
と設定してある。
フィルムF1,F2の乳剤層に現像処理剤が塗布される
と、露光時に強い光りの当たった部位ほど多量の銀粒子
が、現像薬酸化体と共に乳剤層内に生成し始める(ハロ
ゲン化銀中の銀が還元される)現像過程が開始される。
そして、前述の現像過程の中で平均的な露光条件で露光
された標準的な写真フィルムに関して、現像の進行段階
が一般的な意味で最適な(一般に「ノーマル現像」と呼
ばれる現像の仕上がり状態に類する)タイミングを時刻
t2と設定してある。また、同上の写真フィルムに関し
て、現像の進行段階が僅かに不足気味(一般に「減感現
像」と呼ばれ、ハイライト部のディテールが明瞭に見え
る現像の仕上がり状態に類する)のタイミングを時刻t
1、現像の進行段階が僅かに過剰気味(一般に「増感現
像」と呼ばれ、シャドウ部のディテールが明瞭に見える
現像の仕上がり状態に類する)のタイミングを時刻t3
と設定してある。
【0036】上記の各経過時間t1、t2、t3に、第
1、第2、及び第3の各カメラユニット20a,20
b,20cによって獲得された各画像情報は、画像デー
タ処理装置3内の画像処理部3Aに送られる。画像処理
部3Aは、各経過時間t1、t2、t3に獲得された複
数の画像情報を、対象とする写真フィルムの銘柄から決
定される現像特性や個々の画像駒の露光条件などに応じ
て、前記制御装置に予め格納された計算アルゴリズムに
よって、適宜に互いに合成、或いは、削除し、基本的に
画面の全体にわたって階調の高い画像を提供可能な画像
情報を作成し、さらに、これに基づくプリントデータを
作成する。写真プリンタ2は、このようにして得られた
プリントデータを画像処理部3Aから受け取り、写真プ
リントを作成する。このために、写真プリンタ2は、図
1に示されるように、ロール状の印画紙Pを格納する印
画紙マガジン42と、印画紙マガジン42から引き出さ
れ、副走査方向に搬送される印画紙Pに対して画像処理
部3Aから受け取ったプリントデータに基づいて順次露
光するためのデジタル露光エンジン44と、露光された
印画紙Pを湿式で現像処理する現像処理部46とを備え
ている。
1、第2、及び第3の各カメラユニット20a,20
b,20cによって獲得された各画像情報は、画像デー
タ処理装置3内の画像処理部3Aに送られる。画像処理
部3Aは、各経過時間t1、t2、t3に獲得された複
数の画像情報を、対象とする写真フィルムの銘柄から決
定される現像特性や個々の画像駒の露光条件などに応じ
て、前記制御装置に予め格納された計算アルゴリズムに
よって、適宜に互いに合成、或いは、削除し、基本的に
画面の全体にわたって階調の高い画像を提供可能な画像
情報を作成し、さらに、これに基づくプリントデータを
作成する。写真プリンタ2は、このようにして得られた
プリントデータを画像処理部3Aから受け取り、写真プ
リントを作成する。このために、写真プリンタ2は、図
1に示されるように、ロール状の印画紙Pを格納する印
画紙マガジン42と、印画紙マガジン42から引き出さ
れ、副走査方向に搬送される印画紙Pに対して画像処理
部3Aから受け取ったプリントデータに基づいて順次露
光するためのデジタル露光エンジン44と、露光された
印画紙Pを湿式で現像処理する現像処理部46とを備え
ている。
【0037】尚、第1、第2、及び第3の各カメラユニ
ット20a,20b,20cでは、赤外線を介して乳剤
層側反射光データ、ベース材層側反射光データ、および
透過光データという三種類の画像データが取得される。
すなわち、これは第1、第2、及び第3のカメラユニッ
ト20a,20b,20cの全てに共通して言えるが、
乳剤層側反射光データは、下部カメラボックス22の赤
外LED34iRから放射されて写真フィルムFの乳剤
層内の最も表面側に位置する青感層で反射され、同じ下
部カメラボックス22のレンズ30を介して下部カメラ
ボックス22のラインCCD32に到達する赤外線によ
って取得される。次に、ベース材層側反射光データは、
上部カメラボックス24の赤外LED34iRから放射
されて写真フィルムFの乳剤層内の最もベース材層に近
い赤感層で反射され、同じ上部カメラボックス24のレ
ンズ30を介して上部カメラボックス24のラインCC
D32に到達する赤外線によって取得される。最後に、
透過光データは、下部カメラボックス22の赤外LED
34iRから放射されて写真フィルムF(すなわちF1
またはF2)を透過して、今度は上部カメラボックス2
4のレンズ30を介して上部カメラボックス24のライ
ンCCD32に到達する赤外線によって取得される。
尚、上記の乳剤層側反射光データ、ベース材層側反射光
データ、および透過光データという三種類の画像データ
は、互いに影響を及ぼされることなく、分離された状態
で取得される必要があるため、これら三種類の画像デー
タの撮像取得は、同時ではなく交互に実施される。
ット20a,20b,20cでは、赤外線を介して乳剤
層側反射光データ、ベース材層側反射光データ、および
透過光データという三種類の画像データが取得される。
すなわち、これは第1、第2、及び第3のカメラユニッ
ト20a,20b,20cの全てに共通して言えるが、
乳剤層側反射光データは、下部カメラボックス22の赤
外LED34iRから放射されて写真フィルムFの乳剤
層内の最も表面側に位置する青感層で反射され、同じ下
部カメラボックス22のレンズ30を介して下部カメラ
ボックス22のラインCCD32に到達する赤外線によ
って取得される。次に、ベース材層側反射光データは、
上部カメラボックス24の赤外LED34iRから放射
されて写真フィルムFの乳剤層内の最もベース材層に近
い赤感層で反射され、同じ上部カメラボックス24のレ
ンズ30を介して上部カメラボックス24のラインCC
D32に到達する赤外線によって取得される。最後に、
透過光データは、下部カメラボックス22の赤外LED
34iRから放射されて写真フィルムF(すなわちF1
またはF2)を透過して、今度は上部カメラボックス2
4のレンズ30を介して上部カメラボックス24のライ
ンCCD32に到達する赤外線によって取得される。
尚、上記の乳剤層側反射光データ、ベース材層側反射光
データ、および透過光データという三種類の画像データ
は、互いに影響を及ぼされることなく、分離された状態
で取得される必要があるため、これら三種類の画像デー
タの撮像取得は、同時ではなく交互に実施される。
【0038】(三種類の画像データについて)乳剤層側
反射光データ、ベース材層側反射光データ、および透過
光データという三種類の画像データは、次のように用い
られる。すなわち、例えば通常のカラーネガの写真フィ
ルムでは、その乳剤層の中に、ベース材層に最も近い赤
感層と、中間の緑感層と、ベース材層から最も離れた青
感層とが形成されている。塗布機構6の塗布操作による
現像処理剤との反応により、例えば、赤感層には、露光
した光の内の赤色の波長成分に応じた銀粒子が析出して
いる。同様に、緑感層には緑色の波長成分に応じた銀粒
子が、青感層には青色の波長成分に応じた銀粒子が析出
している。
反射光データ、ベース材層側反射光データ、および透過
光データという三種類の画像データは、次のように用い
られる。すなわち、例えば通常のカラーネガの写真フィ
ルムでは、その乳剤層の中に、ベース材層に最も近い赤
感層と、中間の緑感層と、ベース材層から最も離れた青
感層とが形成されている。塗布機構6の塗布操作による
現像処理剤との反応により、例えば、赤感層には、露光
した光の内の赤色の波長成分に応じた銀粒子が析出して
いる。同様に、緑感層には緑色の波長成分に応じた銀粒
子が、青感層には青色の波長成分に応じた銀粒子が析出
している。
【0039】したがって、乳剤層側反射光データは、下
部カメラボックス22の赤外LED34iRから放射さ
れ、写真フィルムFの乳剤層の最も表面側(図では最も
下方)に位置する青感層の銀粒子で反射されて、ライン
CCD32に到達する赤外線によって取得されるので、
露光時の撮影対象物の青色成分を代表するデータとして
用いることができる。同様に、ベース材層側反射光デー
タは、上部カメラボックス24の赤外LED34iRか
ら放射され、写真フィルムFの乳剤層の最も基端部側
(ベース材層寄り)に位置する赤感層の銀粒子で反射さ
れて、ラインCCD32に到達する赤外線によって取得
されるので、露光時の撮影対象物の赤色成分を代表する
データとして用いることができる。そして、透過光デー
タは、下部カメラボックス22の赤外LED34iRか
ら放射され、写真フィルムFの青感層の銀粒子と緑感層
の銀粒子と赤感層の銀粒子の側方を全て透過して、上部
カメラボックス24のラインCCD32に到達する赤外
線によって取得されるので、露光時の青色成分と赤色成
分と緑色成分を足し合わせた全光量を示すデータとして
用いることができ、この全光量を示すデータから、前述
の乳剤層側反射光データとベース材層側反射光データと
を差し引いた残りは、基本的に、露光時の撮影対象物の
緑色成分を代表するデータとして用いることができる。
これによって、RGB三原色の全データが取得され、カ
ラー画像を復元するためのデータが得られる。
部カメラボックス22の赤外LED34iRから放射さ
れ、写真フィルムFの乳剤層の最も表面側(図では最も
下方)に位置する青感層の銀粒子で反射されて、ライン
CCD32に到達する赤外線によって取得されるので、
露光時の撮影対象物の青色成分を代表するデータとして
用いることができる。同様に、ベース材層側反射光デー
タは、上部カメラボックス24の赤外LED34iRか
ら放射され、写真フィルムFの乳剤層の最も基端部側
(ベース材層寄り)に位置する赤感層の銀粒子で反射さ
れて、ラインCCD32に到達する赤外線によって取得
されるので、露光時の撮影対象物の赤色成分を代表する
データとして用いることができる。そして、透過光デー
タは、下部カメラボックス22の赤外LED34iRか
ら放射され、写真フィルムFの青感層の銀粒子と緑感層
の銀粒子と赤感層の銀粒子の側方を全て透過して、上部
カメラボックス24のラインCCD32に到達する赤外
線によって取得されるので、露光時の青色成分と赤色成
分と緑色成分を足し合わせた全光量を示すデータとして
用いることができ、この全光量を示すデータから、前述
の乳剤層側反射光データとベース材層側反射光データと
を差し引いた残りは、基本的に、露光時の撮影対象物の
緑色成分を代表するデータとして用いることができる。
これによって、RGB三原色の全データが取得され、カ
ラー画像を復元するためのデータが得られる。
【0040】因みに、通常のカラーネガの写真フィルム
の乳剤層内に形成されている赤感層は、ハロゲン化銀の
他に、現像薬酸化体と反応してシアン色素になるカプラ
ーを備える。同様に、緑感層は、現像薬酸化体と反応し
てマゼンタ色素になるカプラーを、青感層は、現像薬酸
化体と反応してイエロー色素になるカプラーを備える。
そして、従来から一般に行われている現像処理(例えば
C−41処理)においては、例えば、青色光で露光され
た青色層では、現像処理によって銀粒子と共にイエロー
の色素が形成されてネガのカラー画像を形成する。しか
し、本発明に係る未現像写真フィルムの撮像方法では、
赤外線で撮像するために、カプラーから生じた色素は無
効である。また、銀粒子は、波長が780nmを超える
赤外線を吸収するが、カプラーから生じた色素はこの波
長領域の赤外線を吸収しないので、仮にカプラーから色
素が生じても、撮像データに影響を及ぼすことはない。
勿論、本発明に関る撮像方法では、カプラーを含まない
専用の写真フィルムを用いることができる。
の乳剤層内に形成されている赤感層は、ハロゲン化銀の
他に、現像薬酸化体と反応してシアン色素になるカプラ
ーを備える。同様に、緑感層は、現像薬酸化体と反応し
てマゼンタ色素になるカプラーを、青感層は、現像薬酸
化体と反応してイエロー色素になるカプラーを備える。
そして、従来から一般に行われている現像処理(例えば
C−41処理)においては、例えば、青色光で露光され
た青色層では、現像処理によって銀粒子と共にイエロー
の色素が形成されてネガのカラー画像を形成する。しか
し、本発明に係る未現像写真フィルムの撮像方法では、
赤外線で撮像するために、カプラーから生じた色素は無
効である。また、銀粒子は、波長が780nmを超える
赤外線を吸収するが、カプラーから生じた色素はこの波
長領域の赤外線を吸収しないので、仮にカプラーから色
素が生じても、撮像データに影響を及ぼすことはない。
勿論、本発明に関る撮像方法では、カプラーを含まない
専用の写真フィルムを用いることができる。
【0041】(ループ形成機構の働きについて)また、
第1、第2、及び第3の各カメラユニット20a,20
b,20cによる撮像中は、写真フィルムFは常に一定
の搬送速度で副走査される必要があるが、ここでは、塗
布機構6における写真フィルムFの搬送速度と一致した
速度で副走査される。但し、現像処理剤を塗布されてか
ら、撮像すべき時刻までの最適経過時間、言い換えれば
t1、t2、t3は、対象とする写真フィルムの特性
(銘柄や露光条件などを含む)によって異なるので、こ
のt1、t2、t3を調整するための手段として、前述
した第1、第2、及び第3のループ形成機構12a,1
2b,12cが適宜用いられる。
第1、第2、及び第3の各カメラユニット20a,20
b,20cによる撮像中は、写真フィルムFは常に一定
の搬送速度で副走査される必要があるが、ここでは、塗
布機構6における写真フィルムFの搬送速度と一致した
速度で副走査される。但し、現像処理剤を塗布されてか
ら、撮像すべき時刻までの最適経過時間、言い換えれば
t1、t2、t3は、対象とする写真フィルムの特性
(銘柄や露光条件などを含む)によって異なるので、こ
のt1、t2、t3を調整するための手段として、前述
した第1、第2、及び第3のループ形成機構12a,1
2b,12cが適宜用いられる。
【0042】因みに、既に説明したように、塗布機構6
によって現像処理剤を塗布された未現像フィルムFの乳
剤層では現像が少しずつ進行し、第1、第2、及び第3
の各カメラユニット20a,20b,20cの通過に応
じて、現像の進行レベルの各段階(すなわち時刻で言え
ば、t1,t2,t3)で画像が撮像される。しかし、
フィルムスキャナ1には、現像を適当な段階で停止する
ための薬剤や、銀粒子を漂白して未感光銀と共に除去す
るための漂白定着剤を塗布する機構は設けられていな
い。したがって、写真フィルムFの全ての画像駒が第
1、第2、及び第3の各カメラユニット20a,20
b,20cを通過し、赤外線による撮像工程を全て終え
る段階では、写真フィルムFの先頭部位に位置する部
位、すなわち既に先行して撮像済みの画像駒部位は、現
像が極度に進行した状態で、排出孔4F乃至は排出孔4
Gから筐体4外に排出される。
によって現像処理剤を塗布された未現像フィルムFの乳
剤層では現像が少しずつ進行し、第1、第2、及び第3
の各カメラユニット20a,20b,20cの通過に応
じて、現像の進行レベルの各段階(すなわち時刻で言え
ば、t1,t2,t3)で画像が撮像される。しかし、
フィルムスキャナ1には、現像を適当な段階で停止する
ための薬剤や、銀粒子を漂白して未感光銀と共に除去す
るための漂白定着剤を塗布する機構は設けられていな
い。したがって、写真フィルムFの全ての画像駒が第
1、第2、及び第3の各カメラユニット20a,20
b,20cを通過し、赤外線による撮像工程を全て終え
る段階では、写真フィルムFの先頭部位に位置する部
位、すなわち既に先行して撮像済みの画像駒部位は、現
像が極度に進行した状態で、排出孔4F乃至は排出孔4
Gから筐体4外に排出される。
【0043】〔別実施形態〕 <1>図5に示されたフィルムスキャナ101は、本発
明の別実施形態を示すが、次の点を除いて、上記実施形
態のフィルムスキャナ1と同一の構成を備えている。す
なわち、フィルムスキャナ101でも、撮像手段7を構
成する各カメラユニット20a,20b,20cは、フ
ィルム搬送レーンの下方に位置する下部カメラボックス
22と、上方に位置する上部カメラボックス24と、上
下のカメラボックス22,24どうしを一体的に連結す
る剛性の高いアーム部材26a,26b,26cとで構
成されている。しかし、3つのアーム部材26a,26
b,26cどうしを、互いに一体的に連結する部材等は
設けられていない。そして、第1、第2、及び第3の各
カメラユニット20a,20b,20cを、(上記の実
施形態のように搬送レーンの幅方向に一体的にではな
く)個々に独立して移動操作可能な切り換え操作手段が
設けられている。
明の別実施形態を示すが、次の点を除いて、上記実施形
態のフィルムスキャナ1と同一の構成を備えている。す
なわち、フィルムスキャナ101でも、撮像手段7を構
成する各カメラユニット20a,20b,20cは、フ
ィルム搬送レーンの下方に位置する下部カメラボックス
22と、上方に位置する上部カメラボックス24と、上
下のカメラボックス22,24どうしを一体的に連結す
る剛性の高いアーム部材26a,26b,26cとで構
成されている。しかし、3つのアーム部材26a,26
b,26cどうしを、互いに一体的に連結する部材等は
設けられていない。そして、第1、第2、及び第3の各
カメラユニット20a,20b,20cを、(上記の実
施形態のように搬送レーンの幅方向に一体的にではな
く)個々に独立して移動操作可能な切り換え操作手段が
設けられている。
【0044】この切り換え操作手段は、例えば、各アー
ム部材26a,26b,26cの少なくとも一箇所に各
々取付けられた雌ネジ部材(不図示)と、これらの各雌
ネジ部材に螺合しつつ搬送レーンの幅方向と平行に延び
た3つのボールネジ部材(不図示)と、これらのボール
ネジ部材を個別に回転駆動するための都合3基のステッ
ピングモータ(不図示)とで構成することができる。こ
の切り換え操作手段を駆動操作することによって、第
1、第2、及び第3の各カメラユニット20a,20
b,20cの位置を、各カメラユニット毎に独立した形
で、第1フィルム搬送レーン5Aと一致する第1位置
と、第2フィルム搬送レーン5Bと一致する第2位置と
の間で切り換え可能に構成されている。
ム部材26a,26b,26cの少なくとも一箇所に各
々取付けられた雌ネジ部材(不図示)と、これらの各雌
ネジ部材に螺合しつつ搬送レーンの幅方向と平行に延び
た3つのボールネジ部材(不図示)と、これらのボール
ネジ部材を個別に回転駆動するための都合3基のステッ
ピングモータ(不図示)とで構成することができる。こ
の切り換え操作手段を駆動操作することによって、第
1、第2、及び第3の各カメラユニット20a,20
b,20cの位置を、各カメラユニット毎に独立した形
で、第1フィルム搬送レーン5Aと一致する第1位置
と、第2フィルム搬送レーン5Bと一致する第2位置と
の間で切り換え可能に構成されている。
【0045】また、フィルムスキャナ101では、第
1、第2、及び第3の各カメラユニット20a,20
b,20cは、カッター14A,14Bによって切断さ
れた写真フィルムF1,F2の後端を赤外線を用いて光
学的に検出するための後端検出センサを兼ねている。前
記後端検出センサとしての第1、第2、及び第3の各カ
メラユニット20a,20b,20cは、次のような働
きをする。
1、第2、及び第3の各カメラユニット20a,20
b,20cは、カッター14A,14Bによって切断さ
れた写真フィルムF1,F2の後端を赤外線を用いて光
学的に検出するための後端検出センサを兼ねている。前
記後端検出センサとしての第1、第2、及び第3の各カ
メラユニット20a,20b,20cは、次のような働
きをする。
【0046】すなわち、仮に現在、図6−(イ)に示さ
れるように、第1フィルム搬送レーン5A上で写真フィ
ルムF1を撮像中とすると、写真フィルムF1の後端が
第1カメラユニット20aを通過した時に、第1カメラ
ユニット20aによる後端検出信号が前記制御装置に送
られ、前記制御装置はこれに応じて、即刻に、図6−
(ロ)に示すように、第1カメラユニット20aを、第
2フィルム搬送レーン5B上の第2位置に移動操作し
て、写真フィルムF2の搬送と撮像が開始される。第1
フィルム搬送レーン5A上での写真フィルムF1の撮像
速度、すなわち搬送機構5による副走査と、第2フィル
ム搬送レーン5B上での写真フィルムF2の撮像速度、
すなわち搬送機構5による副走査とは、等しくなるよう
に設定されているので、引き続き、写真フィルムF1の
後端の第2カメラユニット20b通過に応じて、図7−
(イ)に示すように、第2カメラユニット20bも、第
2フィルム搬送レーン5B上の第2位置に移動操作さ
れ、最後に、写真フィルムF1の後端の第3カメラユニ
ット20c通過に応じて、図7−(ロ)に示すように、
第3カメラユニット20cも、第2フィルム搬送レーン
5B上の第2位置に移動操作される。
れるように、第1フィルム搬送レーン5A上で写真フィ
ルムF1を撮像中とすると、写真フィルムF1の後端が
第1カメラユニット20aを通過した時に、第1カメラ
ユニット20aによる後端検出信号が前記制御装置に送
られ、前記制御装置はこれに応じて、即刻に、図6−
(ロ)に示すように、第1カメラユニット20aを、第
2フィルム搬送レーン5B上の第2位置に移動操作し
て、写真フィルムF2の搬送と撮像が開始される。第1
フィルム搬送レーン5A上での写真フィルムF1の撮像
速度、すなわち搬送機構5による副走査と、第2フィル
ム搬送レーン5B上での写真フィルムF2の撮像速度、
すなわち搬送機構5による副走査とは、等しくなるよう
に設定されているので、引き続き、写真フィルムF1の
後端の第2カメラユニット20b通過に応じて、図7−
(イ)に示すように、第2カメラユニット20bも、第
2フィルム搬送レーン5B上の第2位置に移動操作さ
れ、最後に、写真フィルムF1の後端の第3カメラユニ
ット20c通過に応じて、図7−(ロ)に示すように、
第3カメラユニット20cも、第2フィルム搬送レーン
5B上の第2位置に移動操作される。
【0047】さらに、同様に、写真フィルムF2の後端
の第1カメラユニット20a通過に応じて、図8に示す
ように、第1カメラユニット20aは、第1フィルム搬
送レーン5A上の第1位置に再び移動操作されて、次の
写真フィルムF1の搬送と撮像が開始される。これによ
って、第1、第2、及び第3の各カメラユニット20
a,20b,20cによる撮像を実質的に休み無く駆動
させることができて、効率的な撮像が可能となる。
の第1カメラユニット20a通過に応じて、図8に示す
ように、第1カメラユニット20aは、第1フィルム搬
送レーン5A上の第1位置に再び移動操作されて、次の
写真フィルムF1の搬送と撮像が開始される。これによ
って、第1、第2、及び第3の各カメラユニット20
a,20b,20cによる撮像を実質的に休み無く駆動
させることができて、効率的な撮像が可能となる。
【0048】<2>第1および第2フィルム搬送レーン
5A,5Bの中の、第3カメラユニット20cの下流側
に隣接した位置に、現像状態を例えば前述した「増感現
像」現像の段階で停止するための停止機構を設けても良
い。この停止機構は、現像処理剤が塗布された乳剤層を
例えば約3%程度の酢酸によって洗浄する洗浄部と、洗
浄後の写真フィルムを乾燥させる乾燥部とで構成されて
いる。パトローネまたはカートリッジに回収された写真
フィルムFは、適宜に通常の漂白定着剤で処理して、銀
粒子を削除することによって、通常の透過光による光学
プリントに供することができる。
5A,5Bの中の、第3カメラユニット20cの下流側
に隣接した位置に、現像状態を例えば前述した「増感現
像」現像の段階で停止するための停止機構を設けても良
い。この停止機構は、現像処理剤が塗布された乳剤層を
例えば約3%程度の酢酸によって洗浄する洗浄部と、洗
浄後の写真フィルムを乾燥させる乾燥部とで構成されて
いる。パトローネまたはカートリッジに回収された写真
フィルムFは、適宜に通常の漂白定着剤で処理して、銀
粒子を削除することによって、通常の透過光による光学
プリントに供することができる。
【図1】写真処理システムの概略図
【図2】本発明による写真フィルム撮像装置の概略的な
側面図
側面図
【図3】図2の写真フィルム撮像装置の要部を示す斜視
図
図
【図4】図3の写真フィルム撮像装置のさらに一部を示
す斜視図
す斜視図
【図5】本発明による写真フィルム撮像装置の別実施形
態を示す斜視面図
態を示す斜視面図
【図6】図5の写真フィルム撮像装置による撮像状態の
一つを示す平面図
一つを示す平面図
【図7】図5の写真フィルム撮像装置による別の撮像形
態を示す平面図
態を示す平面図
【図8】図5の写真フィルム撮像装置による更に別の撮
像形態を示す平面図
像形態を示す平面図
F1 未現像写真フィルム(135フィルム) F2 未現像写真フィルム(240フィルム) 1,101 写真フィルム撮像装置 2 写真プリンタ2 3 コンピュータ(画像データ処理装置) 4 筐体(暗箱) 5 搬送機構(支持手段) 6 塗布機構 7 撮像手段 8,9 搬送ローラ対 10,11 テンションローラ 12 ループ形成機構 15 現像処理剤容器 16 撮像ユニット 20 カメラユニット 22 下部カメラボックス 24 上部カメラボックス 30 レンズ 32 ラインCCD 34iR 赤外線LED
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 H04N 1/00 G 5C062 1/04 1/12 Z 5C072 Fターム(参考) 2H098 FA10 2H106 AA33 AA48 AA54 AB04 AB46 BA11 BA22 BA91 2H108 AA05 AA26 BA05 CA07 CB01 DA01 DA06 2H109 AA02 AA13 AA26 AB32 AB44 5B047 AA05 AB04 BA01 BB02 BC14 CA30 5C062 AA05 AB03 AB17 AB32 AB33 AC02 AC10 AD01 AD06 BA01 5C072 AA01 BA01 BA05 EA05 MB04 NA01 VA03
Claims (5)
- 【請求項1】 写真フィルムを副走査方向に沿って搬送
する搬送機構と、前記搬送機構によって搬送される写真
フィルムに担持された画像を撮像するために主走査方向
に並べられた多数の受光素子を備えた撮像手段とを有
し、前記搬送機構は、前記主走査方向で互いに変位した
複数の搬送路を備えているフィルムスキャナであって、 前記撮像手段の位置を前記複数の搬送路の間で切り換え
る切り換え機構が設けられているフィルムスキャナ。 - 【請求項2】 前記複数の搬送路は、互いに幅の異なる
複数種類の写真フィルムを搬送するための、互いに主走
査方向の幅が異なる搬送路である請求項1に記載のフィ
ルムスキャナ。 - 【請求項3】 前記複数の搬送路上の写真フィルムを外
部の光線から遮光する暗箱が設けられており、前記暗箱
内の前記複数の搬送路の上流側には未現像写真フィルム
に現像処理剤を塗布する機構が設けられており、前記撮
像手段は、前記現像処理剤の塗布に基づいて現像が進行
中の未現像写真フィルムに向けて赤外線を放射可能な光
源を備えている請求項1または2に記載のフィルムスキ
ャナ。 - 【請求項4】 前記撮像手段は、前記各搬送路の搬送方
向に沿って互いに離間して配置された複数の撮像ユニッ
トを有し、且つ、前記切り換え機構は、前記複数の撮像
ユニットの位置を前記複数の搬送路の間で個別に切り換
え可能に構成されている請求項3に記載のフィルムスキ
ャナ。 - 【請求項5】 前記各撮像ユニットは、前記搬送機構に
よって前記搬送路上を移動する写真フィルムの後端を検
出するためのセンサを兼ねている請求項4に記載のフィ
ルムスキャナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000227015A JP2002040575A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | フィルムスキャナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000227015A JP2002040575A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | フィルムスキャナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002040575A true JP2002040575A (ja) | 2002-02-06 |
Family
ID=18720532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000227015A Withdrawn JP2002040575A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | フィルムスキャナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002040575A (ja) |
-
2000
- 2000-07-27 JP JP2000227015A patent/JP2002040575A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071002 |