JPH09327945A - 記録材料及び画像記録方法 - Google Patents

記録材料及び画像記録方法

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JPH09327945A
JPH09327945A JP9055253A JP5525397A JPH09327945A JP H09327945 A JPH09327945 A JP H09327945A JP 9055253 A JP9055253 A JP 9055253A JP 5525397 A JP5525397 A JP 5525397A JP H09327945 A JPH09327945 A JP H09327945A
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JP
Japan
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image
pattern
color
recording material
density
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Application number
JP9055253A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Okino
美晴 沖野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/988,179 priority patent/US6215564B1/en
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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    • H04N1/40006Compensating for the effects of ageing, i.e. changes over time
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
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    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6097Colour correction or control depending on the characteristics of the output medium, e.g. glossy paper, matt paper, transparency or fabrics

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラープリントの褪色補正処理を適切に実行
し、カラープリントの品質を一定レベル以上に安定させ
る。 【解決手段】 図7(A)に示すように、露光すべき画
像以外に、予め定めた彩度・明度のシアン色のパターン
87C、マゼンタ色のパターン87M、黄色のパターン
87Y及び灰色のパターン87Gを画像記録領域外に露
光することにより、パターン付き写真プリント86を作
成する。この写真プリント86が経時によって褪色劣化
した場合に、褪色劣化した各パターンの色及び濃度を測
定し、測定した色及び濃度、並びに各パターンの初期設
定時の色及び濃度からシアン・マゼンタ・イエローの各
色成分毎の褪色量(彩度の補正量)及び画像の明度の補
正量を求め、これらの補正量に基づいて画像を褪色補正
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材料及び画像
記録方法に係り、より詳しくは、画像が記録される記録
材料及び該記録材料上に画像を記録する画像記録方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラープリントの作成に用い
られるカラーペーパーは、青感性乳剤、緑感性乳剤、赤
感性乳剤の3種類の乳剤が層状に塗布されており、ネガ
フィルムに記録されたカラー画像を焼き付けると、該カ
ラー画像の黄色成分は青感性乳剤層に、マゼンタ成分は
緑感性乳剤層に、シアン成分は赤感性乳剤層に、それぞ
れ焼き付けられる。このように各層に焼き付けられた画
像によってカラーペーパーにカラー画像が形成される。
【0003】一方、現行のカラープリントでは、現像処
理して作成した後、時間が経つと共にカラー画像の色が
褪せて彩度が低下する、いわゆる褪色が発生していた。
【0004】そこで、従来では、カラー画像の黄色成
分、マゼンタ成分、シアン成分の三成分とも一律に彩度
を上げるよう画像を褪色補正する方法が考えられてい
た。
【0005】しかしながら、上記カラーペーパーにおけ
る青感性乳剤層、緑感性乳剤層、赤感性乳剤層の三層毎
に褪色特性が異なる場合には、色成分毎に褪色の進行速
度が異なるため、上記方法のように一律に色補正する
と、カラープリントの色調バランスが変化してしまう虞
れがあった。
【0006】一方、オペレータが画像の色調バランスの
状態を視覚的に判断して上記三色成分毎の補正量を設定
し、設定した各色成分毎の補正量に基づいて画像を褪色
補正する方法が考えられていた。
【0007】しかしながら、この方法を実行するために
は、三色成分毎の補正量を適切に設定するための高度な
判断能力が必要であり、熟練したオペレータのみしか実
行できなかった。また、人間が主観的に判断して補正量
を設定して褪色補正するため、褪色補正した人(オペレ
ータ)によって褪色補正後の画像の品質にばらつきが生
じる虞れがあった。
【0008】ところで、カラーペーパーのみならず、撮
影で用いるネガ又はポジのフィルムにおいても時間が経
つとともに褪色が発生する。よって、最終的に作成され
るカラープリントの品質を一定レベル以上に安定させる
ためには、フィルムに関する褪色補正処理を適切に実行
することも重要である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解消するために成されたものであり、カラープリントの
褪色補正処理を適切に実行し、カラープリントの品質を
一定レベル以上に安定させるための記録材料及び画像記
録方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の記録材料は、画像が記録される記
録材料であって、予め定められた色及び濃度のパターン
が前記画像の記録領域外に記録されたことを特徴とす
る。
【0011】また、請求項2記載の記録材料は、画像が
記録される記録材料であって、予め定められた濃度のシ
アン、マゼンタ、イエロー及びグレイの複数のパターン
が前記画像の記録領域外に記録されたことを特徴とす
る。
【0012】上記請求項1記載の記録材料では、予め定
められた色及び濃度のパターンが画像の記録領域外に記
録されている。一方、例えば、露光・現像処理や感熱処
理(熱転写処理)等によって、この記録材料に画像を記
録することにより作成した写真プリントにおいて、経時
による画像の褪色劣化が発生した場合に、当該画像と上
記パターンとは同一の写真プリントに記録されたもので
あるため、画像の褪色量とパターンの褪色量とは等しい
とみなすことができる。
【0013】従って、褪色劣化したパターンの色及び濃
度を測定し、測定した色及び濃度、並びに該パターンの
予め定められた色及び濃度から、画像の褪色量(例え
ば、シアン・マゼンタ・イエローの三色成分毎の褪色量
(彩度の補正量)及び画像の明度の補正量)を求めるこ
とができる。
【0014】そこで、この画像の褪色量を補完するべ
く、画像を補正すれば、適切に画像の褪色補正を行うこ
とができる。また、人間の視覚によって褪色量が判断さ
れることがないので、褪色補正の精度にばらつきが生じ
ることはなくなり、画像の品質を一定レベル以上に安定
させることができる。
【0015】上記パターンとしては、具体的には請求項
2記載の発明のように、予め定められた濃度のシアン、
マゼンタ、イエロー及びグレイの複数のパターンを用い
ることができる。
【0016】即ち、上記のうちシアン、マゼンタ、イエ
ローの各色のパターンにおける褪色量を求めることによ
り、これらの各色について補正すべき彩度の補正量を求
めることができる。また、グレイのパターンにおける褪
色量、即ち濃度変化量を求めることにより、画像の明度
の補正量を求めることができる。
【0017】また、上記のようなパターンを記録材料に
記録する画像記録方法としては、請求項3記載の発明の
ように、デジタル画像データに基づいて記録材料上に画
像を記録する際に、画像の記録領域外に予め定められた
色及び濃度のパターンを付加して記録する方法を採用す
ることができる。
【0018】なお、上記パターンを付加して記録するた
めの具体的な方法としては、露光・現像処理を採用して
も良いし、感熱処理(熱転写処理)を採用しても良い。
【0019】以下、カラープリントの品質を一定レベル
以上に安定させるための画像記録方法を説明する。
【0020】まず、ネガ又はポジの記録材料(例えば、
ネガフィルムやポジフィルム等)に露光された画像の褪
色補正を行うには、以下に述べる請求項4又は請求項5
に記載の画像記録方法を採用することができる。
【0021】請求項4記載の画像記録方法では、画像が
露光されたネガ又はポジの記録材料(例えば、ネガフィ
ルム又はポジフィルム等)を現像処理するよりも前に、
該記録材料における画像の露光領域外に、予め定められ
た色及び濃度のパターンを露光しておく。そして、該記
録材料を現像処理する。その後、時間が経って、現像処
理済の記録材料から経時によって褪色劣化した画像及び
パターンをデジタル的に読み取ってデジタル画像データ
及びデジタルパターンデータを得る。得られたデジタル
パターンデータに基づくパターンの色及び濃度(即ち、
褪色劣化後のパターンの色及び濃度)と、予め定められ
たパターンの色及び濃度と、の差異を求めることによ
り、例えば、シアン、マゼンタ、イエローの各色毎の彩
度の低下量及び明度の低下量を検知する。さらに、上記
得られたデジタル画像データ(即ち、褪色劣化後のデジ
タル画像データ)を対象として、前記検知した各色毎の
彩度の低下量及び明度の低下量を補完し元の画像(記録
材料に露光した時の画像)を再現するように褪色補正す
る。そして、該補正したデジタル画像データに基づいて
新たに他の記録材料に画像を記録する。
【0022】また、請求項5記載の画像記録方法では、
画像が露光されたネガ又はポジの記録材料を現像処理す
るよりも前に、該記録材料における画像の露光領域外
に、予め定められた色及び濃度のパターンを露光してお
く。そして、該記録材料を現像処理する。その後、時間
が経って、現像処理済の記録材料から経時によって褪色
劣化したパターンの濃度を色毎に測定し、測定されたパ
ターンの色毎の濃度(即ち、褪色劣化したパターンの色
毎の濃度)と、予め定められたパターンの色及び濃度
と、の差異を求めることにより、例えば、シアン、マゼ
ンタ、イエローの各色毎の彩度の低下量及び明度の低下
量を検知する。そして、検知された各色毎の彩度の低下
量及び明度の低下量を補完し元の画像(記録材料に露光
した時の画像)を再現するように画像の露光条件を補正
する。さらに、該補正した露光条件に基づいて新たに他
の記録材料に画像を露光する。
【0023】このように請求項4又は請求項5に記載の
画像記録方法では、褪色劣化した画像と同一の記録材料
に記録されたパターンの褪色量に基づいて、画像の褪色
補正分を補完するようデジタル画像データ又は露光条件
を補正するので、シアン、マゼンタ、イエローの各色毎
の彩度の低下量及び明度の低下量を補完することがで
き、画像を適切に褪色補正することができる。また、記
録材料(ここではネガフィルム又はポジフィルム等)の
保存条件が如何なるものであっても、パターンの褪色量
と画像の褪色量とは等しいとみなすことができ、上記の
ようにパターンの褪色量に基づいて画像を適切に褪色補
正することができる。
【0024】さらに、上記のように適切に褪色補正した
デジタル画像データ又は露光条件に基づいて新たに他の
記録材料に画像を記録(又は露光)する。このように、
人間の視覚によって褪色量が判断されることがないの
で、褪色補正の精度にばらつきが生じることはなくな
り、画像の品質を一定レベル以上に安定させることがで
きる。
【0025】次に、カラーペーパー等の記録材料に露光
された画像の褪色補正を行うには、以下に述べる請求項
6又は請求項7に記載の画像記録方法を採用することが
できる。
【0026】請求項6記載の画像記録方法では、記録材
料上に画像を記録する際、画像の記録領域外に予め定め
られた色及び濃度のパターンを画像に付加して記録して
おく。その後、経時によって褪色劣化した画像が記録さ
れた記録材料をデジタル的に読み取ってデジタル画像デ
ータ及びデジタルパターンデータを得る。得られたデジ
タルパターンデータに基づくパターンの色及び濃度(即
ち、褪色劣化後のパターンの色及び濃度)と、予め定め
られたパターンの色及び濃度と、の差異を求めることに
より、例えば、シアン、マゼンタ、イエローの各色毎の
彩度の低下量及び明度の低下量を検知する。さらに、上
記得られたデジタル画像データ(即ち、褪色劣化後のデ
ジタル画像データ)を対象として、前記検知した各色毎
の彩度の低下量及び明度の低下量を補完し元の画像(記
録材料に露光した時の画像)を再現するように褪色補正
する。そして、該補正したデジタル画像データに基づい
て新たに他の記録材料に画像を記録する。
【0027】また、請求項7記載の画像記録方法では、
記録材料上に画像を露光する際、画像の記録領域外に予
め定められた色及び濃度のパターンを画像に付加して露
光しておく。その後、記録材料から経時によって褪色劣
化したパターンの濃度を色毎に測定し、測定された褪色
劣化後のパターンの色毎の濃度と、予め定められたパタ
ーンの色毎の濃度と、の差異を求めることにより、例え
ば、シアン、マゼンタ、イエローの各色毎の彩度の低下
量及び明度の低下量を検知する。そして、検知された各
色毎の彩度の低下量及び明度の低下量を補完し元の画像
(記録材料に露光した時の画像)を再現するように画像
の露光条件を補正する。さらに、該補正した露光条件に
基づいて新たに他の記録材料に画像を露光する。
【0028】このように請求項6又は請求項7に記載の
画像記録方法では、褪色劣化した画像と同一の記録材料
(カラーペーパー等)に記録されたパターンの褪色量に
基づいて、画像の褪色補正分を補完するようデジタル画
像データ又は露光条件を補正するので、シアン、マゼン
タ、イエローの各色毎の彩度の低下量及び明度の低下量
を補完することができ、画像を適切に褪色補正すること
ができる。また、記録材料(ここではカラーペーパー
等)の保存条件が如何なるものであっても、パターンの
褪色量と画像の褪色量とは等しいとみなすことができ、
上記のようにパターンの褪色量に基づいて画像を適切に
褪色補正することができる。また、人間の視覚によって
褪色量が判断されることがないので、褪色補正の精度に
ばらつきが生じることはなくなり、画像の品質を一定レ
ベル以上に安定させることができる。
【0029】次に、撮影時に用いたネガ又はポジの感光
材料における画像の褪色劣化とカラープリント作成時に
用いたカラーペーパー等における画像の褪色劣化の両方
を対象として褪色補正を行うには、以下に述べる請求項
8又は請求項9に記載の画像記録方法を採用することが
できる。
【0030】請求項8記載の画像記録方法では、画像が
露光されたネガ又はポジの記録材料(例えば、ネガフィ
ルム又はポジフィルム等)を現像処理するよりも前に、
該記録材料における画像の露光領域外に、予め定められ
た色及び濃度のパターンを露光しておく。そして、該記
録材料を現像処理する。その後、時間が経って、現像処
理済の記録材料における褪色劣化した画像及びパターン
を、第2の記録材料にプリントしてプリント画像を作成
する。その後、さらに時間が経って、褪色劣化したプリ
ント画像をデジタル的に読み取ってデジタル画像データ
及びデジタルパターンデータを得る。得られたデジタル
パターンデータに基づくパターンの色及び濃度(即ち、
褪色劣化後のパターンの色及び濃度)と、予め定められ
たパターンの色及び濃度と、の差異を求めることによ
り、例えば、シアン、マゼンタ、イエローの各色毎の彩
度の低下量及び明度の低下量を検知する。さらに、上記
得られたデジタル画像データ(即ち、褪色劣化後のデジ
タル画像データ)を対象として、前記検知した各色毎の
彩度の低下量及び明度の低下量を補完し元の画像(ネガ
又はポジの記録材料に露光した時の画像)を再現するよ
うに褪色補正する。そして、該補正したデジタル画像デ
ータに基づいて新たに第3の記録材料に画像を記録す
る。
【0031】また、請求項9記載の画像記録方法では、
画像が露光されたネガ又はポジの記録材料を現像処理す
るよりも前に、該記録材料における画像の露光領域外
に、予め定められた色及び濃度のパターンを露光してお
く。そして、該記録材料を現像処理する。そして、時間
が経った後、該記録材料における褪色劣化した画像及び
パターンを第2の記録材料に露光してプリント画像を作
成する。さらに、時間が経った後、褪色劣化したパター
ンの濃度を色毎に測定し、測定された褪色劣化後のパタ
ーンの色毎の濃度と、予め定められたパターンの色毎の
濃度と、の差異を求めることにより、例えば、シアン、
マゼンタ、イエローの各色毎の彩度の低下量及び明度の
低下量を検知する。そして、検知された各色毎の彩度の
低下量及び明度の低下量を補完し元の画像(ネガ又はポ
ジの記録材料に露光した時の画像)を再現するように画
像の露光条件を補正する。さらに、該補正した露光条件
に基づいて新たに第3の記録材料に画像を露光する。
【0032】このように請求項8又は請求項9に記載の
画像記録方法では、画像と同一のネガ又はポジの記録材
料にパターンを露光し、同程度に褪色劣化した画像及び
パターンを同一の第2の記録材料(カラーペーパー等)
に露光してプリント画像を作成する。そして、同程度に
褪色劣化した画像及びパターンにおいて、パターンの褪
色量に基づいて、画像の褪色補正分を補完するようデジ
タル画像データ又は露光条件を補正するので、ネガ又は
ポジの記録材料に記録された画像の褪色劣化分と第2の
記録材料に記録された画像の褪色劣化分の両方を褪色補
正することができる。また、ネガ又はポジの記録材料及
び第2の記録材料(カラーペーパー等)の保存条件が如
何なるものであっても、パターンの褪色量と画像の褪色
量とは等しいとみなすことができ、上記のようにパター
ンの褪色量に基づいて画像を適切に褪色補正することが
できる。また、人間の視覚によって褪色量が判断される
ことがないので、褪色補正の精度にばらつきが生じるこ
とはなくなり、画像の品質を一定レベル以上に安定させ
ることができる。
【0033】なお、上記請求項4、5、8、9に記載の
画像記録方法において、ネガ又はポジの記録材料におけ
る画像の露光領域外に予め定められた色及び濃度のパタ
ーンを露光するタイミングは、該記録材料の生産時でも
良いし、該記録材料への画像の露光(撮影)時でも良
い。また、該記録材料に対する現像処理の直前でも良
い。
【0034】ところで、上記請求項1又は請求項2に記
載の記録材料、或いは請求項4、5、8、9に記載の画
像記録方法で使用する記録材料としては、後述するよう
な熱現像感光材料を用いることができる。
【0035】熱現像感光材料を用いる場合は、現像処理
の際に、該熱現像感光材料と、支持体上に少なくとも媒
染剤を含む層を有する処理部材とを重ね合わせ、重ね合
わせた熱現像感光材料と処理部材とを加熱することで、
該熱現像感光材料上に画像を形成することができる。
【0036】以下、上記の熱現像感光材料及び処理部材
について詳細に説明する。この場合の熱現像感光材料及
び処理部材としては、特願平7−234600号に開示
された、以下に示すものを用いることができる。
【0037】まず、熱現像感光材料としては、支持体上
に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、バインダー、及び
銀現像に対応または逆対応して拡散性色素を放出する非
拡散性色材を含み、感光波長領域及び前記色材の現像処
理後における色相が互いに異なる少なくとも3種の感光
層を有する感光材料を用いることができる。
【0038】上記3種の感光層は好ましくは青色光、緑
色光、及び赤色光のいずれかに感光する層である。この
配列順は、一般的には支持体側から順に赤色感光性層、
緑色感光性層、青色感光性層の順である。ただし、目的
に応じ、これとは別の配列をとっても良い。例えば特開
平7−152129号の162欄に記載されているよう
な配列でも良い。それぞれの感光層は、実質的に感色性
は同じであるが感光度の異なる複数のハロゲン化銀乳剤
層に分けられていても良い。
【0039】各層の分光感度及び色材から形成ないし放
出される拡散性色素の色相の関係は任意であるが、赤色
感光性層にシアン色材、緑色感光性層にマゼンタ色材、
青色感光性層にイエロー色材を用いると、従来のカラー
ペーパー等への画像書き込みが容易である。
【0040】上記のハロゲン化銀乳剤層に加えて保護
層、下塗り層、中間層、黄色フィルター層、アンチハレ
ーション層などの各種の非感光性層を設けても良く、支
持体の反対側にはバック層などの種々の補助層を設ける
ことができる。また、磁気記録層を付与してもよい。
【0041】熱現像感光材料に使用できるハロゲン化銀
乳剤には特別な制限はなく、塩化銀、沃塩化銀、塩臭化
銀、沃塩臭化銀、沃臭化銀、臭化銀の何れでも良い。
【0042】また、上述した熱現像感光材料には銀現像
に対応または逆対応して拡散性色素を放出する非拡散性
色材が含まれる。この化合物は次の一般式〔LI〕で表
わすことができる。
【0043】 ((Dye)m −Y)n −Z 〔LI〕 Dyeは拡散性の色素基を表し、Yは単なる連結基を表
し、Zは画像状に潜像を有する感光性銀塩に対応または
逆対応して拡散性の(Dye)m −Yを放出し、かつL
1自体は非拡散性となるような性質を有する基を表し、
mは1〜5の整数を表し、nは1または2を表し、m、
nが共に1でない時、複数のDyeは同一でも異なって
いても良い。
【0044】一般式〔LI〕で表される色材の具体例と
しては下記の〜の化合物を挙げることができる。
尚、下記の〜はハロゲン化銀の現像に逆対応して拡
散性色素を放出するものであり、はハロゲン化銀の現
像に対応して拡散性色素を放出するものである。
【0045】米国特許第3,134,764号、同
3,362,819号、同3,597,200号、同
3,544,545号、同3,482,972号、特公
平3−68,387号等に記載されている、ハイドロキ
ノン系現像薬と色素成分を連結した色素現像薬。この色
素現像薬はアルカリ性の環境下で拡散性であるが、ハロ
ゲン化銀と反応すると非拡散性になるものである。
【0046】米国特許第4,503,137号等に記
されている通り、アルカリ性の環境下で拡散性色素を放
出するがハロゲン化銀と反応するとその能力を失う非拡
散性の化合物も使用できる。
【0047】米国特許第4,559,290号、欧州
特許第220,746A2号、米国特許第4,783,
396号、公開技報87−6,199号、特開昭64−
13,546号等に記されている通り、現像によって酸
化されずに残った還元剤と反応して拡散性色素を放出す
る非拡散性の化合物も使用できる。
【0048】ハロゲン化銀または有機銀塩に対して還
元性であり、相手を還元すると拡散性の色素を放出する
化合物(DRR化合物)。この化合物は他の還元剤を用
いなくてもよいので、還元剤の酸化分解物による画像の
汚染という問題がなく好ましい。その代表例は、米国特
許第3,928,312号、同4,053,312号、
同4,055,428号、同4,336,322号、特
開昭59−65,839号、同59−69,839号、
同53−3,819号、同51−104,343号、R
D17,465号、米国特許第3,725,062号、
同3,728,113号、同3,443,939号、特
開昭58−116,537号、同57−179,840
号、米国特許第4,500,626号等に記載されてい
る。
【0049】熱現像感光材料には還元剤を内蔵させるこ
とが好ましい。その場合、用いられる還元剤としては熱
現像感光材料の分野で知られているものを用いることが
できる。また、色材が還元剤を兼ねても良い。また、そ
れ自身は還元性を持たないが現像過程で求核試薬や熱の
作用により還元性を発現する還元剤プレカーサーも用い
ることができる。
【0050】耐拡散性の還元剤を使用する場合には、耐
拡散性還元剤と現像可能なハロゲン化銀との間の電子移
動を促進するために、必要に応じて電子伝達剤および/
または電子伝達剤プレカーサーを組合せて用いることが
できる。
【0051】熱現像感光材料には銀現像及び色素形成反
応を促進する目的で塩基又は塩基プレカーサーを用いる
ことが好ましい。塩基プレカーサーとしては、熱により
脱炭酸する有機酸と塩基の塩、分子内求核置換反応、ロ
ッセン転移またはベックマン転移によりアミン類を放出
する化合物などがある。
【0052】熱現像感光材料には、熱現像を促進する目
的で熱溶剤を添加しても良い。その例としては、米国特
許第3,347,675号および同第3,667,95
9号に記載されているような極性を有する有機化合物が
挙げられる。
【0053】熱現像感光材料の支持体としては、処理温
度に耐えることのできるものが用いられる。一般的に
は、日本写真学会編「写真工学の基礎−銀塩写真編
−」、(株)コロナ社刊(昭和54年)(223) 〜(240)
頁記載の紙、合成高分子(フィルム)等の写真用支持体
が挙げられる。
【0054】次に、処理部材について説明する。処理部
材としては、熱現像時に熱現像感光材料から拡散してく
る色素を捕捉するための媒染剤を含む層(処理層)を有
するものを用いることができる。処理層は、感光材料と
は別々の支持体上に別個に塗設される形態であっても、
感光材料と同一の支持体上に塗設される形態であっても
よいが、好ましくは別の支持体上に設けられる。媒染剤
は写真分野で公知のものを用いることができ、その具体
例としてはUS4,500,626号第58〜59欄や
特開昭61−88256号32〜41頁に記載の媒染
剤、特開昭62−244043号、同62−24403
6号等に記載のものを挙げることができる。また、US
4,463,079号に記載されているような色素受容
性の高分子化合物を用いてもよい。処理層のバインダー
としては、感光材料に用いられるものと同じものを用い
ることができる。また、処理層の上には保護層を設ける
のが有用である。
【0055】処理部材の処理層には、現像に必要な塩基
又は塩基プレカーサーを含有させることができる。例え
ば、前記した水に難溶な塩基性金属化合物およびこの塩
基性金属化合物を構成する金属イオンと錯形成化合物の
組合せで塩基を発生させる方法を採用する場合には、水
に難溶な塩基性金属化合物を熱現像感光材料の構成層に
添加しておき、錯形成化合物を処理部材の処理層に添加
しておき、熱現像時に感光材料もしくは処理部材に少量
の水を供給して両者を重ね合わせることによって塩基を
発生させることができる。また、処理部材の処理層には
現像促進や不要物質の除去促進の目的で熱溶剤を含有さ
せることができる。
【0056】次に、上記以外に使用可能な他の熱現像感
光材料及び処理部材の例を説明する。他の熱現像感光材
料及び処理部材としては、特願平7−268045号に
開示された、以下に示すものを用いることができる。
【0057】まず、熱現像感光材料としては、支持体上
に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、バインダー、およ
び色素供与性カプラーを含み、その感光波長領域及び前
記色素供与性カプラーから形成される色素の色相が互い
に異なる少なくとも3種の感光層を有するものを用いる
ことができる。また、前記色素供与性カプラーと反応し
て色素を形成しうる現像主薬を感光材料に内蔵させるこ
とが好ましい。
【0058】上記3種の感光層は好ましくは青色光、緑
色光、及び赤色光のいずれかに感光する層である。この
配列順は、一般的には支持体側から順に赤色感光性層、
緑色感光性層、青色感光性層の順である。ただし、目的
に応じ、これとは別の配列をとっても良い。例えば特開
平7−152129号の162欄に記載されているよう
な配列でも良い。それぞれの感光層は、実質的に感色性
は同じであるが感光度の異なる複数のハロゲン化銀乳剤
層に分けられていても良い。
【0059】各層の分光感度及びカプラーの色相の関係
は任意であるが、赤色感光性層にシアンカプラー、緑色
感光性層にマゼンタカプラー、青色感光性層にイエロー
カプラーを用いると、従来のカラーペーパー等への画像
書き込みが容易である。
【0060】上記のハロゲン化銀乳剤層に加えて保護
層、下塗り層、中間層、黄色フィルター層、アンチハレ
ーション層などの各種の非感光性層を設けても良く、支
持体の反対側にはバック層などの種々の補助層を設ける
ことができる。また、磁気記録層を付与してもよい。
【0061】上述の熱現像感光材料に使用できるカプラ
ーは4当量カプラーでも、2当量カプラーでもよい。ま
た、耐拡散性基がポリマー鎖をなしていてもよい。カプ
ラーの具体例は、T.H.James 「The Theory of the Phot
ographic Process」第4版291〜334頁、および3
54〜361頁、特開昭58−123533号、同58
−149046号、同58−149047号、同59−
111148号、同59−124399号、同59−1
74835号、同59−231539号、同59−23
1540号、同60−2950号、同60−2951
号、同60−14242号、同60−23474号、同
60−66249号、特願平6−270700号、同6
−307049号、同6−312380号等に詳しく記
載されている。
【0062】上述の熱現像感光材料では、現像時間の短
縮、感度の向上、画像濃度の向上等の目的で、銀現像に
よって生成した酸化体が前述のカプラーとカップリング
して色素を生成する事の出来る発色現像主薬を内蔵する
態様が好ましい。
【0063】例えば、米国特許第3,531,256号
の、p−フェニレンジアミン類現像主薬とフェノールま
たは活性メチレンカプラー、同第3,761,270号
の、p−アミノフェノール系現像主薬と活性メチレンカ
プラーの組合せを使用することが出来る。発色現像主薬
を内蔵する場合は、発色現像主薬のプレカーサーを用い
ても良い。例えば、US3,342,597号記載のイ
ンドアニリン系化合物、US3,342,599号、リ
サーチ・ディスクロージャーNo. 14,850及び同N
o. 15,159に記載のシッフ塩基型化合物、同1
3,924記載のアルドール化合物、US3,719,
492号記載の金属塩錯体、特開昭53−135628
号記載のウレタン系化合物を挙げることができる。
【0064】ハロゲン化銀と色素供与性カプラー及び現
像主薬は同一層に含まれていても良いが、反応可能な状
態であれば別層に分割して添加することもできる。例え
ば現像主薬を含む層とハロゲン化銀を含む層とを別層に
すると感材の生保存性の向上がはかれる。
【0065】感光性ハロゲン化銀と共に、有機金属塩を
酸化剤として併用することもできる。このような有機金
属塩の中で、有機銀塩は、特に好ましく用いられる。上
記の有機銀塩酸化剤を形成するのに使用し得る有機化合
物としては、米国特許第4,500,626号第52〜
53欄等に記載のベンゾトリアゾール類、脂肪酸その他
の化合物がある。
【0066】耐拡散性の現像主薬を使用する場合には、
耐拡散性現像主薬と現像可能なハロゲン化銀との間の電
子移動を促進するために、必要に応じて電子伝達剤およ
び/または電子伝達剤プレカーサーを組合せて用いるこ
とができる。
【0067】熱現像感光材料には銀現像及び色素形成反
応を促進する目的で塩基又は塩基プレカーサーを用いる
ことが好ましい。塩基プレカーサーとしては、熱により
脱炭酸する有機酸と塩基の塩、分子内求核置換反応、ロ
ッセン転移またはベックマン転移によりアミン類を放出
する化合物などがある。
【0068】熱現像感光材料には、熱現像を促進する目
的で熱溶剤を添加しても良い。その例としては、米国特
許第3,347,675号および同第3,667,95
9号に記載されているような極性を有する有機化合物が
挙げられる。
【0069】熱現像感光材料の支持体としては、処理温
度に耐えることのできるものが用いられる。一般的に
は、日本写真学会編「写真工学の基礎−銀塩写真編
−」、(株)コロナ社刊(昭和54年)(223) 〜(240)
頁記載の紙、合成高分子(フィルム)等の写真用支持体
が挙げられる。
【0070】次に、他の処理部材の例について説明す
る。処理部材は熱現像工程において、加熱現像時に空気
を遮断したり、感材からの素材の揮散を防止したり、処
理用の素材を感光材料に供給したり、現像後に不要にな
る感光材料中の素材(YF染料、AH染料等)あるいは
現像時に生成する不要成分を除去したりするために、感
光材料とは別の支持体上に処理層を設けたものであり、
熱現像処理時に感光材料の感光層面に重ねて加熱して用
いられる。処理部材の支持体とバインダーには、感光材
料と同様のものを用いることが出来る。
【0071】処理部材の処理層には、前述の染料の除去
その他の目的で、媒染剤を添加しても良い。媒染剤は写
真分野で公知のものを用いることが出来、US4,5
0,626号第58〜59欄や、特開昭61−8825
6号32〜41頁、特開昭62−244043号、特開
昭62−244036号等に記載の媒染剤を挙げること
が出来る。また、US4,463,079号記載の色素
受容性の高分子化合物を用いても良い。
【0072】処理部材の処理層には、現像に必要な塩基
又は塩基プレカーサーを含有させることができる。例え
ば、前記した水に難溶な塩基性金属化合物およびこの塩
基性金属化合物を構成する金属イオンと錯形成化合物の
組合せで塩基を発生させる方法を採用する場合には、水
に難溶な塩基性金属化合物を熱現像感光材料の構成層に
添加しておき、錯形成化合物を処理部材の処理層に添加
しておき、熱現像時に感光材料もしくは処理部材に少量
の水を供給して両者を重ね合わせることによって塩基を
発生させることができる。また、処理部材の処理層には
現像促進や不要物質の除去促進の目的で熱溶剤を含有さ
せることができる。
【0073】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕以下、本発明に係る第1実施形態を図
面を参照して詳細に説明する。この第1実施形態は、請
求項6記載の発明に対応しており、請求項1〜3の発明
に関する実施態様も説明している。
【0074】図1には、本発明の褪色補正方法を実行す
るための画像記録装置10の外観図が示されており、図
2には、この画像記録装置10の概略構成図が示されて
いる。
【0075】図1に示すように画像記録装置10は、全
体として箱型に構成されており、機台12には、前面扉
13、側面扉15が取り付けられている。各扉を開放す
ることにより機台12内を露出状態とすることができ
る。
【0076】図2に示すように、画像記録装置10の上
部には、撮影済のネガフィルムの各コマ画像を読み取る
コマ画像読取部11と、写真プリントに記録された画像
を走査して読み取る画像走査読取部70と、コマ画像読
取部11で読み取ったコマ画像や画像走査読取部70で
読み取った画像を補正した補正画像等を感光材料16に
露光する露光装置38と、が設けられている。これらの
各部については後に説明する。
【0077】画像記録装置10の機台12内には感材マ
ガジン14が配置されており、感光材料16がロール状
に巻取られて収納されている。この感光材料16は、感
光(露光)面が内側になるように巻き取られている。な
お、感光材料16は露光に対してネガの画像を与えるも
のでも、ポジの画像を与えるものでもよい。
【0078】感材マガジン14の感光材料取出し口近傍
には、ニップローラ18およびカッタ20が配置されて
おり、感材マガジン14から感光材料16を所定長さ引
き出した後に切断することができる。
【0079】カッタ20の側方には、複数対の搬送ロー
ラ19、21、23、24、26、及びガイド板27が
配置されており、所定長さに切断された感光材料16を
露光部22へ搬送することができる。
【0080】露光部22は搬送ローラ23と搬送ローラ
24との間に位置しており、これらの搬送ローラ間が露
光部(露光点)とされて感光材料16が通過するように
なっている。このため、これら搬送ローラ23及び搬送
ローラ24によって感光材料16が副走査方向に沿って
搬送されることになる。
【0081】露光部22の直上には露光装置38が設け
られている。図5に示されるように、露光装置38に
は、シアン発色用の光源としての半導体レーザ258C
(発光波長750nm)、マゼンタ発色用の光源としての
半導体レーザ258M(発光波長680nm)、及びイエ
ロー発色用の光源としての半導体レーザ258Y(発光
波長810nm)が配置されている。
【0082】これら半導体レーザ258C、258M、
258Yの各々には、各半導体レーザから射出される光
ビームの射出タイミング及び光強度を、露光すべきデジ
タル画像データに基づいて制御する制御装置100が接
続されており、制御装置100には、露光すべきデジタ
ル画像データ等を記憶した画像メモリ102及びオペレ
ータが各種処理の開始・停止等の操作指示等を行うため
の図示しないキーボード、ボタン等で構成された操作部
103が接続されている。
【0083】制御装置100は図示しないマイクロコン
ピュータを含んでおり、露光すべき画像のデジタル画像
データを画像メモリ102から読み出し、該デジタル画
像データに基づく光ビームを適切な射出タイミング及び
光強度で射出するように、半導体レーザ258C、25
8M、258Yの各々に供給する電流を制御する。詳細
は後述するが、コマ画像読取部11で読み取ったコマ画
像に所定のパターンを付加したデジタル画像データや、
画像走査読取部70で読み取った写真プリントの褪色し
た画像を補正して作成したデジタル画像データ等に基づ
く光ビームを射出させる機能を有する。なお、上記コマ
画像に所定のパターンを付加した画像としては、図7
(A)に示すように、予め定めた彩度・明度に設定され
たシアン色のパターン87C、マゼンタ色のパターン8
7M、黄色のパターン87Y及び灰色のパターン87G
を画像記録領域外に付加したものが用いられる。上記4
つのパターンを四色パッチと称す。
【0084】また、制御装置100には、後述する感光
材料搬送系及び受像材料搬送系へも図示しない信号線で
接続されており、感光材料16及び受像材料108(図
2参照)の搬送タイミングと上記各半導体レーザからの
光ビームの射出タイミングとの同期がとれるように制御
する。
【0085】一方、これら半導体レーザ258C、25
8M、258Yの射出側近傍には、各半導体レーザ25
8C、258M、258Yから射出された光ビームを拡
散光線から平行光線に変換するためのコリメータレンズ
260がそれぞれ設けられている。コリメータレンズ2
60で平行光線となった各光ビームは、シリンドリカル
レンズ群263及び光量調整フィルタ261を介して反
射ミラー262に入射し、反射ミラー262で反射さ
れ、多面鏡であるポリゴンミラー264の反射面268
上に集束するようになっている。なお、シリンドリカル
レンズ263は、副走査方向において光ビームを整形す
る役割を有する。
【0086】また、ポリゴンミラー264は、反射面2
68を6面有すると共に、図示しないモータからの駆動
力で軸266を中心に高速回転(一例として毎秒125
回転)しており、各反射面268への光ビームの入射角
を連続的に変化させ偏向する役目を有している。つま
り、ポリゴンミラー264は、光ビームをそれぞれ偏向
して主走査方向に沿って走査させる。
【0087】ポリゴンミラー264によって偏向された
光ビームの進行方向には、該偏向された光ビーム(即ち
イエロー発色用の光ビーム、マゼンタ発色用の光ビー
ム、及びシアン発色用の光ビーム)をそれぞれ露光部2
2の感光材料16上に集束させるためのfθレンズ系2
70が設置されている。このfθレンズ系270は、レ
ンズ271、273、275から構成されており、イエ
ロー発色用の光ビーム、マゼンタ発色用の光ビーム、及
びシアン発色用の光ビームの各々による感光材料16上
の結像点を一致させ且つ該結像点が感光材料16上で等
速度移動するように光学的に調整する機能を有する。
【0088】上記fθレンズ系270を透過した光ビー
ムの進行方向には、シリンドリカルレンズ269、シリ
ンドリカルミラー272が順に設置されており、シリン
ドリカルミラー272で反射した光ビームの進行方向に
は、反射ミラー274が設置されている。この反射ミラ
ー274は、その表面で反射した光ビームが略鉛直下向
きに反射するように、所定の角度で傾いている。
【0089】反射ミラー274の側方にはSOS(Star
t Of Scan )ミラー277が設置され、ポリゴンミラー
264で反射された光ビームが最初に照射されるように
なっている。SOSミラー277では、最初に照射され
た光ビーム(主走査開始点近傍に対応する光ビーム)が
反射し、SOSセンサ276に入射するようになってい
る。そして、SOSセンサ276は、SOSミラー27
7から光ビームを入射したとき所定の信号を出力し、該
出力された信号は制御装置100に入力され、制御装置
100によりSOSが検知される。
【0090】上記のような露光装置38の上方には、コ
マ画像読取部11が設けられている。図4に示すよう
に、このコマ画像読取部11には、ハロゲンランプ等で
構成された光源96が設置されており、光源96からの
光の射出方向に沿って拡散筒95、レンズ94、CCD
エリアセンサ93が順に設置されている。読取対象のコ
マ画像が記録されたネガフィルムNは、拡散筒95とレ
ンズ94との間の所定の読取位置にセットされる。
【0091】光源96からの光はネガフィルムNのコマ
を透過し、その透過光はレンズ94によってCCDエリ
アセンサ93上に集束する。このときネガフィルムNの
コマ画像がCCDエリアセンサ93上に結像し、該コマ
画像はCCDエリアセンサ93によって読み取られる。
【0092】CCDエリアセンサ93によって読み取ら
れた画像は、前述した制御装置100によってアナログ
−デジタル変換(以下、A/D変換と称す)された後、
後述する各種の画像処理が施され、画像メモリ102に
記憶される。
【0093】また、図2に示すように、上記のようなコ
マ画像読取部11に隣合うように、画像走査読取部70
が設けられている。図6に示すように、この画像走査読
取部70には、ランプユニット72、ミラーユニット7
8、フィルタユニット81及びCCDラインセンサ85
が設けられている。
【0094】ランプユニット72は、光源としての棒状
のハロゲンランプ74及び第1ミラー76から構成され
ており、また、ミラーユニット78は、第2ミラー79
及び第3ミラー80から構成されている。さらに、フィ
ルタユニット81は、三種(シアン、マゼンタ、イエロ
ー)の色調整フィルタ84、レンズ82及び絞り機構8
3を備えている。
【0095】ハロゲンランプ74からの光は写真プリン
トRで反射し、その反射光は、第1ミラー76、第2ミ
ラー79、第3ミラー80を順に反射し、フィルタユニ
ット81に入射する。フィルタユニット81に入射した
光は、色調整フィルタ84により色調整され、レンズ8
2によってCCDラインセンサ85上に結像する。
【0096】上記ランプユニット72及びミラーユニッ
ト78は、写真プリントRを載置した載置台73に沿っ
て移動する。これにより、写真プリントRに記録された
画像は走査され、その走査光(写真プリントRからの反
射光)をCCDラインセンサ85によって検出すること
により、写真プリントRに記録された画像を読み取るこ
とができる。
【0097】ところで、図2に示すように、露光部22
の側方にはスイッチバック部40が設けられており、ま
た、露光部22の下方には水塗布部62が設けられてい
る。露光部22にて露光された感光材料16は、一旦ス
イッチバック部40へ送り込まれた後に、搬送ローラ2
6の逆回転によって、露光部22の下方に設けられた搬
送経路を経て水塗布部62へ送り込まれる構成である。
水塗布部62には複数のパイプが連結されて水を供給で
きるようになっている。水塗布部62の側方には熱現像
転写部104が配置されており、水塗布された感光材料
16が送り込まれるようになっている。
【0098】一方、感材マガジン14の側方の機台12
には、受材マガジン106が配置されており、受像材料
108がロール状に巻取られて収納されている。受像材
料108の画像形成面には媒染剤を有する色素固定材料
が塗布されており、この画像形成面が装置の上方へ向い
て巻き取られている。
【0099】受材マガジン106の受像材料取出し口近
傍には、ニップローラ110が配置されており、受材マ
ガジン106から受像材料108を引き出すと共にその
ニップを解除することができる。ニップローラ110の
側方にはカッタ112が配置されている。
【0100】カッタ112の側方には、感材マガジン1
4の側方に位置する受像材料搬送部180が設けられて
いる。受像材料搬送部180には、搬送ローラ186、
190、114、及びガイド板182が配置されてお
り、所定長さに切断された受像材料108を熱現像転写
部104へ搬送できる。
【0101】熱現像転写部104へ搬送される感光材料
16は、貼り合わせローラ120と加熱ドラム116と
の間に送り込まれ、また、受像材料108は感光材料1
6の搬送に同期し、感光材料16が所定長さ先行した状
態で貼り合わせローラ120と加熱ドラム116との間
に送り込まれて重ね合わせられるようになっている。な
お、上記加熱ドラム116の内部には、一対のハロゲン
ランプ132A、132Bが配置され、加熱ドラム11
6の表面を昇温できるようになっている。
【0102】無端圧接ベルト118は、5本の巻き掛け
ローラ134、136、138、135、140に巻き
掛けられており、巻き掛けローラ134と巻き掛けロー
ラ140との間の無端状外側が加熱ドラム116の外周
に圧接されている。
【0103】図2及び図3に示すように、無端圧接ベル
ト118の材料供給方向下流側の加熱ドラム116下部
には、屈曲案内ローラ142が配置されており、屈曲案
内ローラ142の材料供給方向下流側の加熱ドラム11
6下部には、カム130によって加熱ドラム116の外
周に近接し感光材料16を剥離する剥離爪154が、所
定の軸を中心に回動可能に設置されている。
【0104】剥離爪154によって剥離された感光材料
16は、屈曲案内ローラ142に巻き掛けられ下方へ移
動し、搬送ローラ158、162、160を介して廃棄
感光材料収容箱178へ搬送される。
【0105】屈曲案内ローラ142の側方の加熱ドラム
116近傍には、剥離ローラ174及び剥離爪176が
配置されている。剥離ローラ174および剥離爪176
の下方には受材ガイド170が配置されると共に、受材
排出ローラ172、173、175が配置されており、
剥離ローラ174および剥離爪176によって加熱ドラ
ム116から剥離された受像材料108を案内搬送する
ことができる。
【0106】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥された受像材料108は、受材ガイド170
及び受材排出ローラ172、173、175によって搬
送されトレイ177(図1参照)へ排出される構成とな
っている。
【0107】次に、本第1実施形態の作用を説明する。
ここでは、本発明に係る褪色補正用のパターン87(図
7(A)参照)が付加された写真プリント(以下、パタ
ーン付き写真プリントと称す)を作成するパターン付き
写真プリント作成処理と、該作成処理により作成された
後、経時劣化で褪色した写真プリントの画像(以下、プ
リント画像と称す)を補正する褪色補正処理と、を順に
説明する。
【0108】まず、パターン付き写真プリント作成処理
について、図8乃至図11を用いて説明する。図8に示
すように、パターン付き写真プリント作成処理は、大き
くは以下の3つの処理により構成される。まず、ステッ
プ200においてネガフィルムNの各コマ画像を読み取
り各コマ画像のデジタル画像データを得る読取処理を行
い、次にステップ220において前記読み取ったコマ画
像に褪色補正用のパターンを付加したデジタル画像デー
タを作成する画像処理を行い、最後にステップ240に
おいて前記作成したデジタル画像データに基づく画像が
記録された写真プリントを作成するプリント処理を行
う。なお、図8のパターン付き写真プリント作成処理
は、オペレータが露光対象のネガフィルムNの先端部を
コマ画像読取部11における所定位置にセットした後、
操作部103によって所定の開始指示を行うことによ
り、制御部100によって実行開始される。
【0109】以下、各処理について詳細に説明する。図
8のステップ200におけるコマ画像の読取処理では、
図9に示すサブルーチンが実行される。図9のステップ
202では、図4のコマ画像読取部11において、ネガ
フィルムNを搬送する。この搬送は次のステップ204
で読取対象のコマが所定の読取位置に到達したと判定さ
れるまで継続される。
【0110】読取対象のコマが所定の読取位置に到達す
ると、ステップ206へ進み、ネガフィルムNの搬送を
停止すると共に、光源96を点灯する。次のステップ2
08では、ネガフィルムNの対象コマ画像を透過した透
過光によってCCDエリアセンサ93上に結像した像を
CCDエリアセンサ93によって読み取る。
【0111】そして、次のステップ210では、CCD
エリアセンサ93によって読み取った画像情報をA/D
変換し、変換後のコマ画像のデジタル画像データを画像
メモリ102に記憶する。
【0112】その後、上記ステップ202〜210の処
理は、ネガフィルムNの各コマについて実行される。こ
れにより、ネガフィルムNの各コマは1コマずつ順に読
み取られ、各コマ画像のデジタル画像データが画像メモ
リ102に記憶される。
【0113】そして、ネガフィルムNの全コマについて
処理が完了すると、図8の主ルーチンへリターンする。
図8の主ルーチンで次のステップ220の画像処理で
は、図10に示すサブルーチンが実行される。
【0114】図10のステップ222では、画像メモリ
102に記憶された1コマのデジタル画像データを読み
出し、次のステップ224では以下のようなパターンを
付与すべく前記読み出したデジタル画像データを加工す
る。ここでは、図7(A)に示すように、元の画像の画
像記録領域外に、予め定めた彩度・明度に設定されたシ
アン色のパターン87C、マゼンタ色のパターン87
M、黄色のパターン87Y及び灰色のパターン87Gが
付加されたデジタル画像データを作成する。そして、次
のステップ226では上記のようにパターンが付加され
たデジタル画像データ(以下、処理済画像データと称
し、未処理の画像データと区別する)を画像メモリ10
2に記憶する。
【0115】その後、上記ステップ222〜226の処
理は、画像メモリ102に記憶された各コマのデジタル
画像データについて実行される。これにより、各コマの
デジタル画像データは1コマ分ずつ順に読み出され、各
コマ画像のデジタル画像データに上記パターンが付加さ
れ、付加されたデジタル画像データ(処理済画像デー
タ)が画像メモリ102に順に記憶されていく。
【0116】そして、全コマのデジタル画像データにつ
いて処理が完了すると、図8の主ルーチンへリターンす
る。図8の主ルーチンで次のステップ240のプリント
処理では、図11に示すサブルーチンが実行される。
【0117】図11のステップ242では、図5に示す
露光装置38において、ポリゴン264を回転駆動する
と共に、図2に示す画像記録装置10において、感光材
料16及び受像材料108を搬送駆動する。次のステッ
プ244では、画像メモリ102に記憶された1コマの
処理済画像データを読み出し、次のステップ246では
該処理済画像データに基づく画像を露光すべく、半導体
レーザ258Y、258M、258Cからレーザ光を射
出させる。
【0118】図2において、搬送ローラ19、21、2
3によって所定の搬送経路を搬送された感光材料16
は、露光部22に至る。この露光部22において感光材
料16には、上記半導体レーザ258Y、258M、2
58Cからのレーザ光が照射され、処理済画像データに
基づく画像が露光される。
【0119】その後、感光材料16は一旦スイッチバッ
ク部40へ送り込まれ、搬送ローラ26の逆回転によっ
て水塗布部62へ送り込まれる。水塗布部62では、感
光材料16に水が塗布され、スクイズローラ68によっ
て余分な水が除去されながら感光材料16は水塗布部6
2を通過し、熱現像転写部104へ送り込まれる。
【0120】一方、感光材料16への露光が開始される
に伴って、ニップローラ110が、制御装置100によ
って駆動制御され、受像材料108を受材マガジン10
6から引き出す。受像材料108が所定長さ引き出され
ると、カッタ112が作動して受像材料108が所定長
さに切断される。カッタ112の作動後は、ガイド板1
82によって案内されながら搬送ローラ190、18
6、114によって搬送され、熱現像転写部104の直
前で待機状態となる。
【0121】熱現像転写部104では、感光材料16が
スクイズローラ68によって加熱ドラム116外周と貼
り合わせローラ120との間へ送り込まれたことが検出
されると、受像材料108の搬送が再開されて貼り合わ
せローラ120へ送り込まれると共に、加熱ドラム11
6が作動される。
【0122】この場合、この貼り合わせローラ120と
水塗布部62のスクイズローラ68との間にはガイド板
122が配置されており、スクイズローラ68から送ら
れる感光材料16は確実に貼り合わせローラ120へ案
内される。
【0123】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で挟持され、加熱ドラム116のほぼ2/3周
(巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ140の間)
に渡って、図1において反時計回りに搬送される。これ
により感光材料16と受像材料108とが加熱され、可
動性の色素が放出され、この色素が受像材料108の色
素固定層に転写されることにより、画像が受像材料10
8に記録される。
【0124】その後、感光材料16と受像材料108と
が挟持搬送され加熱ドラム116の下部に達すると、カ
ム130によって剥離爪154が加熱ドラム116に近
接するように移動し、受像材料108よりも所定長さ先
行して搬送される感光材料16の先端部に剥離爪154
が係合して感光材料16の先端部を加熱ドラム116の
外周から剥離させる。さらに、剥離爪154の復帰移動
によってピンチローラ157(図3参照)が感光材料1
6を押圧し、これにより感光材料16は屈曲案内ローラ
142に巻き掛けられ下方へ移動し、さらに搬送ローラ
158、162、160によって廃棄感光材料収容箱1
78へと搬送される。
【0125】一方、感光材料16と分離し加熱ドラム1
16に密着されたままの状態で移動する受像材料108
は、剥離ローラ174へ送られ剥離爪176によって加
熱ドラム116の外周から剥離される。
【0126】受像材料108は、剥離ローラ174に巻
き掛けられながら下方へ移動し、さらに受材ガイド17
0に案内されながら受材排出ローラ172、173、1
75によって搬送されてトレイ177へ排出される。
【0127】以上のようにして、処理済画像データに基
づく画像は一旦感光材料16に露光された後、受像材料
108に熱転写される。そして、処理済画像データに基
づく画像が記録された受像材料108はトレイ177へ
排出され、写真プリントとして完成する。
【0128】その後、上記ステップ244〜246の処
理は、画像メモリ102に記憶された各コマの処理済画
像データについて実行される。これにより、各コマの処
理済画像データは1コマ分ずつ順に読み出され、該処理
済画像データに基づく画像が露光され、熱転写によって
該画像を記録した写真プリントが作成される。
【0129】そして、全コマのデジタル画像データにつ
いて露光処理が完了すると、ステップ250へ進み、ポ
リゴン264の回転を停止し、以後、画像記録装置10
において全てのコマの画像について熱転写が完了するま
で、感光材料16及び受像材料108の搬送を継続し、
熱転写処理を行う。全てのコマの画像について熱転写が
完了すると、ステップ254へ進み、感光材料16及び
受像材料108の搬送を停止し、処理を終了する。
【0130】以上のようなパターン付き写真プリント作
成処理によって、図7(A)に示すように、予め定めた
彩度・明度に設定されたシアン色のパターン87C、マ
ゼンタ色のパターン87M、黄色のパターン87Y及び
灰色のパターン87Gが画像記録領域外に記録された写
真プリント86が作成される。
【0131】なお、パターン付き写真プリントとして
は、図7(A)のように四色パターンを付加したものに
限定されるものではなく、例えば、図7(B)のように
予め定めた彩度・明度に設定されたシアン色のパターン
88C、マゼンタ色のパターン88M、及び黄色のパタ
ーン88Yの三色のパターン(三色パッチ)を付加した
ものであっても良いし、図7(C)のように予め定めた
明度に設定された灰色の文字89を付加したものであっ
ても良い。
【0132】次に、褪色補正処理について、図12乃至
図14を用いて説明する。図12に示すように、褪色補
正処理は、大きくは以下の3つの処理により構成され
る。まず、ステップ300において、褪色した写真プリ
ントのプリント画像を読み取りデジタル画像データを得
る読取処理を行い、次にステップ320において前記読
み取ったプリント画像に対し褪色分を補正したデジタル
画像データ(以下、補正済画像データと称す)を作成す
る画像処理を行い、最後にステップ340において前記
作成した補正済画像データに基づく画像を記録した写真
プリントを作成するプリント処理を行う。なお、図12
の褪色補正処理は、オペレータが図6に示すように補正
対象の写真プリントRを画像走査読取部70における載
置台73の所定位置にセットした後、操作部103によ
って所定の開始指示を行うことにより、制御部100に
よって実行開始される。
【0133】以下、各処理について詳細に説明する。図
12のステップ300におけるプリント画像の読取処理
では、図13に示すサブルーチンが実行される。図13
のステップ302、304では、図6の画像走査読取部
70において、ランプユニット72及びミラーユニット
78を移動させ、褪色した写真プリントRのプリント画
像を読み取るための初期の読取位置にセットする。
【0134】ランプユニット72及びミラーユニット7
8が初期の読取位置にセットされたら、ステップ306
において、光源74を点灯しランプユニット72及びミ
ラーユニット78を移動させ、写真プリントRからの反
射光をCCDラインセンサ85によって連続的に検出す
ることによって、写真プリントRの画像を走査し読み取
る。
【0135】次のステップ308では、CCDラインセ
ンサ85によって読み取った画像をA/D変換し、変換
後のデジタル画像データを画像メモリ102に記憶す
る。そして、図12の主ルーチンへリターンする。図1
2の主ルーチンで次のステップ320の画像処理では、
図14に示すサブルーチンが実行される。
【0136】図14のステップ322では、画像メモリ
102に記憶された、褪色した写真プリントRのデジタ
ル画像データを読み出し、次のステップ324では以下
のようにして該デジタル画像データにおける褪色量を検
知し、補正量を算出する。
【0137】図7(A)に示すシアン色のパターン87
Cの彩度を測定し、その測定した彩度と初期設定時の彩
度との差異を算出することにより、C色成分の彩度の補
正量を求める。同様に、マゼンタ色のパターン87M及
び黄色のパターン87Yについても彩度を測定し、その
測定した彩度と初期設定時の彩度との差異を算出するこ
とにより、M色成分及びY色成分の彩度の補正量を求め
る。さらに、灰色のパターン87Gにおける明度を測定
し、その測定した明度と初期設定時の明度との差異を算
出することにより、明度の補正量を求める。
【0138】次のステップ326では、褪色した写真プ
リントRのデジタル画像データに対し、上記のようにし
て求めたC、M、Yの各色成分毎の彩度の補正量及び明
度の補正量に基づく補正を施すことにより、補正済のデ
ジタル画像データ(補正済画像データ)を作成する。な
お、ここで作成された補正済画像データに基づく画像
を、操作部103のディスプレイに表示させ、オペレー
タに補正後の画像を確認させても良い。
【0139】次のステップ328では、該作成した補正
済画像データを画像メモリ102に記憶して、図8の主
ルーチンへリターンする。
【0140】図12の主ルーチンにおいて次のステップ
340のプリント処理では、上記ステップ320の画像
処理で作成した補正済画像データを対象として、前述し
た図11のプリント処理を実行する。プリント処理の手
順は同様であるので、説明は省略する。
【0141】図12のステップ340における、補正済
画像データを対象としたプリント処理によって、補正済
画像データに基づく画像を記録した新たな写真プリント
を作成することができる。
【0142】以上のようにして、褪色した画像が記録さ
れた写真プリントにおけるパターンの褪色量に基づいて
画像を補正することにより、シアン、マゼンタ、イエロ
ーの各色毎の彩度や画像濃度を適切に補正することがで
きる。
【0143】また、従来のように人間の視覚によって褪
色量が判断されることがないので、褪色補正の精度にば
らつきが生じることはなくなり、画像の品質を一定レベ
ル以上に安定させることができる。
【0144】なお、上記第1実施形態では、図2に示す
ような熱転写処理により写真プリントを作成する画像記
録装置を用いて、補正済画像データに基づく画像を写真
プリントに記録する実施形態を説明したが、以下のよう
な露光及び湿式処理により写真プリントを作成する図1
8に示す画像記録装置10Sを用いても良い。
【0145】図18の画像記録装置10Sには、前述し
た構成と同様の構成のコマ画像読取部11S、画像走査
読取部70S、露光装置38Sが設けられており、さら
に、露光されるカラーペーパーPが搬送される露光部1
93と湿式処理を行うための現像処理部195とが設け
られている。現像処理部195は、発色現像処理液が貯
留された発色現像処理槽195A、漂白定着処理液が貯
留された漂白定着処理槽195B、水洗処理液が貯留さ
れたリンス処理槽195C、温風等により乾燥処理する
乾燥部195D、及びカラーペーパーPをコマ単位に切
断する切断部195Eから構成されている。
【0146】上記の露光部193において所定の搬送経
路に沿って搬送されるカラーペーパーPには、露光装置
38Sからの補正済画像データに基づく光ビームが照射
され、補正済の画像が露光される。そして、露光された
カラーペーパーPは、現像処理部195において、発色
現像処理槽195A、漂白定着処理槽195B、複数の
リンス処理槽195Cを順に搬送されることにより、現
像・定着・水洗処理が順次行われ、乾燥部195Dで温
風等により乾燥処理される。さらに、切断部195Eで
コマ単位に切断されることにより、補正済の画像が記録
された写真プリントが完成する。
【0147】〔第2実施形態〕次に、本発明に係る第2
実施形態を説明する。この第2実施形態は請求項7記載
の発明に対応しており、ここではパターン付き写真プリ
ントを従来からのアナログ露光によって作成する実施形
態を説明する。
【0148】本第2実施形態では、図15に示すプリン
タ41によって、パターン付き写真プリントを作成す
る。以下、このプリンタ41の構成を説明する。
【0149】図15に示すように、プリンタ41には、
ハロゲンランプ等で構成され露光光を射出する光源44
と、露光光路に挿入・退避可能に配置されたC(シア
ン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の3組のフィル
タから構成される色補正フィルタ(以下、Color-Correc
tion Filter :CCフィルタと称す)45と、が設けら
れており、CCフィルタ45には、CCフィルタ45の
各フィルタを露光光路に挿入・退避させるCCフィルタ
駆動部43が接続されている。
【0150】露光光路においてCCフィルタ45の下流
側には、拡散ボックス46が配置され、拡散ボックス4
6の下流側には、ネガフィルムNのコマ画像の焼付位置
が設けられている。なお、ネガフィルムNは図15にお
いて紙面手前方向へ搬送される。
【0151】図17(A)及び該図17(A)における
T−T線に沿った断面図としての図17(B)に示すよ
うに、ネガフィルムNの画像の焼付位置には、ネガフィ
ルムNとわずかな隙間を隔てて重なるように、ネガフィ
ルムKが配置されている。このネガフィルムKには、予
め定めた彩度・明度に設定されたシアン色のパターン5
9C、マゼンタ色のパターン59M、黄色のパターン5
9Y及び灰色のパターン59Gが記録されており、これ
らのパターンは、図17(A)に示すように焼付露光範
囲WにおいてネガフィルムNの画像コマ57と重ならな
い位置に位置している。即ち、ネガフィルムNの画像コ
マ57の露光時には、該画像コマ57の画像及び上記四
色のパターンが同時に露光される。
【0152】図15に示すように、ネガフィルムNの焼
付位置の下流側には、露光する画像の倍率を変更するた
めの露光レンズ51、露光光を遮断するためのブラック
シャッタ52が順に配置されている。ブラックシャッタ
52の下流側には、露光光を略直角方向に反射するミラ
ー53が配置されており、ミラー53により反射された
露光光はカラーペーパーPに照射され、これによりカラ
ーペーパーPの露光が行われる。
【0153】また、プリンタ41には、マイクロコンピ
ュータを含んで構成されプリンタ41全体の処理を監視
・制御する制御部42が設けられている。この制御部4
2には、上述したCCフィルタ駆動部43と、ネガフィ
ルムN及びカラーペーパーPを搬送駆動する図示しない
搬送駆動部と、が接続されており、これらの機器の動作
を監視・制御している。
【0154】一方、カラーペーパーPの搬送方向下流側
には、露光されたカラーペーパーPに現像・定着・水洗
・乾燥の各処理を行うためのプロセッサ部58が設けら
れている。プロセッサ部58には、発色現像処理液が貯
留された発色現像処理槽、漂白定着処理液が貯留された
漂白定着処理槽、水洗処理液が貯留された複数のリンス
処理槽、温風等によりカラーペーパーPを乾燥させる乾
燥部、及びカラーペーパーPを画像コマ単位に切断する
切断部が、カラーペーパーPの搬送方向に沿って順に設
けられている。
【0155】次に、本第2実施形態における作用とし
て、パターン付き写真プリントの作成処理を図16を用
いて説明する。
【0156】ネガフィルムNの先端部を所定位置にセッ
トした後、オペレータによりプリンタ41の図示しない
スタートボタンが操作されると、図16に示す制御ルー
チンが制御部42によって実行開始される。
【0157】図16のステップ362では、ネガフィル
ムN及びカラーペーパーPを搬送駆動し、それぞれを所
定の経路に沿って移動させる。次のステップ364では
ネガフィルムNのコマ(最初は1コマ目のコマ)が図1
7(A)の焼付露光範囲Wに対応する焼付位置に到達し
たか否かを監視する。
【0158】ネガフィルムNのコマが焼付位置に到達す
ると、ステップ366へ進み、ネガフィルムN及びカラ
ーペーパーPの搬送を一時停止し、ネガフィルムNのコ
マを焼付位置に位置決めする。次のステップ368で
は、光源44を点灯しブラックシャッタ52を開くこと
により、焼付位置にセットされたコマのコマ画像及びネ
ガフィルムKに予め記録された四色パターン59(図1
7(A)参照)をカラーペーパーPに露光する。
【0159】次のステップ370では、ネガフィルムN
の全コマについて露光が完了したか否かを判定してお
り、未露光のコマが残っている場合はステップ362へ
戻り、ネガフィルムNの次のコマを焼付位置にセットす
るべくネガフィルムNを搬送すると共に、カラーペーパ
ーPを1コマ分搬送し次の露光に備える。このときネガ
フィルムKは移動しないため、ネガフィルムNの次のコ
マが焼付位置にセットされたとき、図17(A)に示す
ように該次のコマのコマ画像とパターン59とが焼付露
光範囲Wに位置することとなる。そして、ステップ36
4〜368で次のコマ画像がパターン59と共にカラー
ペーパーPに露光される。
【0160】以上のようなステップ362〜368の処
理をネガフィルムNの各コマを対象として実行すること
により、各コマ画像がパターン59と共にカラーペーパ
ーPに露光される。
【0161】ネガフィルムNの全コマについて露光が完
了すると、ステップ372へ進み、各コマ画像が露光さ
れたカラーペーパーPをプロセッサ部58内の発色現像
処理槽、漂白定着処理槽、及び複数のリンス処理槽を順
に搬送することにより、カラーペーパーPに対して所定
の現像・定着・水洗の各処理が行われる。そして、カラ
ーペーパーPは乾燥部で乾燥処理された後、切断部にお
いてコマ毎に切断される。これにより、パターン59が
画像記録領域外に記録された写真プリントが完成する。
【0162】以上のようにして、従来からのアナログ露
光によってパターン付き写真プリントを作成することが
できる。
【0163】なお、上記第2実施形態におけるアナログ
露光によるパターン付き写真プリントの作成方法では、
コマ画像とパターンとを同時にカラーペーパーPに露光
していたが、カラーペーパーPにおける露光範囲を適宜
マスキングすることによりコマ画像とパターンとを別々
に露光することもできる。
【0164】また、上記第2実施形態におけるプリンタ
にはキャリブレーション機能が具備され、付与パターン
が精度良い濃度でプリントできるようにすることが望ま
しい。
【0165】〔第3実施形態〕次に本発明に係る第3実
施形態を説明する。この第3実施形態は請求項8記載の
発明に対応しており、ここでは、撮影時にカメラによっ
てネガフィルムにパターンを記録し、同程度に褪色劣化
した画像及びパターンを同じカラーペーパーに露光して
プリント画像を作成し、同程度に褪色劣化した画像及び
パターンのうちパターンの褪色量に基づいて、画像の褪
色補正分を補完するようデジタル画像データを補正する
実施形態を説明する。
【0166】本第3実施形態では、図19、図20に示
すカメラ410によって、撮影時に予め定めた彩度・明
度に設定されたシアン色、マゼンタ色、黄色、灰色の四
色パッチ424をネガフィルムNに記録する。以下、こ
のカメラ410の構成を説明する。
【0167】図19にはカメラ410を上方から見た透
視図を示す。この図19に示すように、ケーシング41
1内にパトローネ412がセットされ、このパトローネ
412からネガフィルムNが引き出され、レンズ413
と反対側の面(図19において下側の面)に沿ってネガ
フィルムNが搬送される。そして、ネガフィルムNは、
ケーシング411内でパトローネ412と反対側の端部
(図19において右側の端部)に設置された巻取リール
426によって巻き取られる。また、上記のようなネガ
フィルムNの搬送経路に隣接して、四色パッチ424の
書込を行う露光部422が設けられている。
【0168】図20に示すように、カメラ410には、
マイクロコンピュータを含んで構成され四色パッチ42
4をネガフィルムNに書き込む処理を制御する書込制御
部420が設けられている。この書込制御部420は、
露光部422、パトローネ412のスプール412Aを
回動する駆動軸416、及び巻取リール426を回動す
る駆動軸426Aの動作を制御し、ネガフィルムNの搬
送と露光部422による書込とを同期をとって実行させ
る。また、書込制御部420は、シャッタ428が操作
され撮影が指示されたことも認識できるよう構成されて
いる。
【0169】上記のカメラ410により画像が撮影され
たネガフィルムNは図示しない現像装置で現像され、現
像済のネガフィルムNの各コマ画像は第1実施形態と同
じ構成の画像記録装置10(図1、2参照)によってプ
リントされる。なお、上記現像装置及び画像記録装置1
0の構成の説明は省略する。
【0170】次に、本第3実施形態における作用を説明
する。ここでは、撮影時にカメラ410によってネガフ
ィルムの各コマに四色パッチを書込む四色パッチ書込処
理と、褪色したネガフィルムの各コマ画像をデジタル的
に読み取ってカラーペーパーに露光してカラープリント
を作成する処理と、褪色したプリント画像を補正して新
たに他のカラーペーパーに露光してカラープリントを作
成する処理と、を順に説明する。
【0171】まず、図19及び図20に示すカメラ41
0により撮影時に各コマに四色パッチ424を書込む四
色パッチ書込処理を説明する。
【0172】撮影者がカメラ410の所定位置にパトロ
ーネ412を装填した後、図示しない撮影ロックボタン
を解除して該カメラ410を撮影可能な状態にすると、
書込制御部420によって図21に示す制御ルーチンが
実行開始される。
【0173】図21の制御ルーチンでは、ネガフィルム
Nのコマが所定の撮影位置にセットされ且つシャッタ4
28が押されると(ステップ442、444で肯定判定
されると)、通常の撮影を行うと共に、露光部422に
よって四色パッチ424をコマ430の所定位置に書込
む(ステップ446)。そして、次のコマを撮影位置に
セットするべくネガフィルムNを搬送駆動する(ステッ
プ448)。このようにして各コマにおける撮影と共に
四色パッチ424の書き込み処理が行われる。
【0174】その後、巻取指示されると(ステップ45
0で肯定判定されると)、駆動軸416をネガフィルム
Nの搬送時と逆方向に回転させることにより、スプール
412Aを巻取方向に回転させ、ネガフィルムNを巻き
取る(ステップ452)。以上の四色パッチ書込処理に
よって、ネガフィルムNにおいて撮影した各コマに対し
て四色パッチ424が書込まれることになる。
【0175】次に、褪色したネガフィルムの各コマ画像
をデジタル的に読み取ってカラーペーパーに露光してカ
ラープリントを作成する処理を説明する。この処理は、
図22に示すように、ステップ300では前述したプリ
ント画像の読取処理のサブルーチン(図13参照)を実
行することで、褪色した各コマ画像をデジタル的に読み
取って記憶する。次のステップ340では前記記憶した
各コマのデジタル画像データに基づいて、プリント処理
のサブルーチン(図11参照)を実行する。この時点で
は、ネガフィルムNの経時劣化により褪色した各コマ画
像がプリントされることになる。
【0176】最後に、褪色したプリント画像を補正して
新たに他のカラーペーパーに露光してカラープリントを
作成する処理を説明する。この処理は、図12に示すよ
うに、ステップ300では前述したプリント画像の読取
処理のサブルーチン(図13参照)を実行することで、
褪色した各コマ画像をデジタル的に読み取って記憶す
る。ここで読み取ったデジタル画像データには、ネガフ
ィルムNの経時劣化による褪色分とカラーペーパーPの
経時劣化による褪色分の両方が含まれている。しかも、
コマ画像と四色パッチとは、カメラ410による撮影時
に同時に記録され、その後同じ記録媒体上に記録されて
いたので、コマ画像の褪色分と四色パッチの褪色分とは
等しい。
【0177】そこで、次のステップ320では、褪色し
た四色パッチが予め定められた彩度・明度に戻るように
補正量を算出して、コマ画像のデジタル画像データを補
正する(具体的には図14のステップ324、326に
おいて)。これにより、ネガフィルムNの経時劣化によ
る褪色分とカラーペーパーPの経時劣化による褪色分の
両方を含むコマ画像を適切に褪色補正することができ
る。
【0178】なお、図11、13、14のサブルーチン
は第1実施形態で説明したので、ここでは説明を省略す
る。
【0179】また、上記第3実施形態では、カメラ41
0により記録される四色パッチの彩度・明度の情報が画
像記録装置10に予め記憶されているケースを説明した
が、四色パッチの彩度・明度の情報が画像記録装置10
に予め記憶されていない場合には、カメラ410により
当該情報をネガフィルムNに記録し、記録された情報を
画像記録装置10で読み取るようにしても良い。
【0180】ところで、撮影時に四色パッチを書込んだ
ネガフィルムにおいて、褪色した各コマ画像をデジタル
的に読み取ってカラーペーパーに露光する際に、ネガフ
ィルムの褪色分を補正しても良い。この態様は請求項4
記載の発明に対応し、図25に示すようにコマ画像の読
取・補正処理において、各コマ画像及び四色パッチを読
み取って(ステップ208)、A/D変換した(ステッ
プ211)後、変換で得た四色パッチのデジタル画像デ
ータから褪色量を検知し、補正量を算出する(ステップ
213)。例えば、C、M、Y各色のパターンの彩度を
測定し、その測定した彩度と初期設定時の彩度との差異
を算出することにより、各色成分の彩度の補正量を求め
る。さらに、灰色のパターンにおける明度を測定し、そ
の測定した明度と初期設定時の明度との差異を算出する
ことにより、明度の補正量を求める。そして、褪色した
コマ画像のデジタル画像データに対し、上記のようにし
て求めたC、M、Yの各色成分毎の彩度の補正量及び明
度の補正量に基づく補正を施すことにより、補正済のデ
ジタル画像データ(補正済画像データ)を作成し(ステ
ップ214)、作成した補正済画像データを画像メモリ
102に記憶していく(ステップ216)。このように
してネガフィルムの褪色分を補正することができる。
【0181】〔第4実施形態〕次に本発明に係る第4実
施形態を説明する。この第4実施形態は請求項9記載の
発明に対応しており、ここでは、撮影時にカメラによっ
てネガフィルムに四色パッチを記録し、同程度に褪色劣
化した画像及び四色パッチを同じカラーペーパーに露光
してプリント画像を作成し、同程度に褪色劣化した画像
及び四色パッチのうち四色パッチの褪色量に基づいて、
画像の褪色補正分を補完するよう露光条件を補正する実
施形態を説明する。
【0182】本第4実施形態では、撮影時にカメラ41
0(図19、20参照)によってネガフィルムの各コマ
に四色パッチを書込む四色パッチ書込処理と、褪色した
ネガフィルムの各コマ画像をプリンタ41(図15参
照)によってカラーペーパーに透過露光してカラープリ
ントを作成する処理と、プリンタ41によって褪色した
四色パッチの濃度測定値に基づいて露光条件を補正し新
たに他のカラーペーパーに画像を露光してカラープリン
トを作成する処理と、が順に実行される。
【0183】最初に実行される四色パッチ書込処理は、
第3実施形態と同様であるので、説明を省略する。
【0184】次に、褪色したネガフィルムの各コマ画像
をカラーペーパーに透過露光してカラープリントを作成
する処理は、第2実施形態で説明した図16の処理ルー
チンに沿って実行される。
【0185】最後に、褪色した四色パッチの濃度測定値
に基づく露光条件の補正処理(図23参照)及び該補正
した露光条件に基づく画像の露光(カラープリントの作
成)処理(図24参照)が行われる。
【0186】図23のステップ352ではプリント画像
及び四色パッチの各色毎の濃度を測定し、次のステップ
354では前記測定した四色パッチの各色毎の濃度と予
め定められた四色パッチの各色毎の濃度とから各色毎の
褪色量を検知する。ここで検知した各色毎の褪色量に
は、ネガフィルムNの経時劣化による褪色分とカラーペ
ーパーPの経時劣化による褪色分の両方が含まれてい
る。しかも、コマ画像と四色パッチとは、カメラ410
による撮影時に同時に記録され、その後同じ記録媒体上
に記録されていたので、コマ画像の褪色分と四色パッチ
の褪色分とは等しい。
【0187】そこで、次のステップ356では検知され
た各色毎の褪色量が補正されるように、即ち褪色した四
色パッチの各色毎の濃度が予め定められた濃度に戻るよ
うに、露光条件を補正し、補正した露光条件を記憶す
る。
【0188】さらに、図24の処理ルーチンに沿って、
前記補正した露光条件に基づいて画像の露光(カラープ
リントの作成)を行う。この図24の処理ルーチンは、
図16の透過露光によるカラープリント作成処理とほぼ
同様であり、ステップ367で露光条件を前記補正され
た露光条件に設定し、次のステップ368ではこの補正
された露光条件に基づいて図15のCCフィルタ駆動部
43によりCCフィルタ45を挿入・退避制御しなが
ら、画像の露光を行う。
【0189】このように、ネガフィルムNの経時劣化に
よる褪色分とカラーペーパーPの経時劣化による褪色分
の両方を補正するよう設定された露光条件に基づいて、
画像の露光を行うので、コマ画像を適切に褪色補正する
ことができる。
【0190】ところで、撮影時に四色パッチを書込んだ
ネガフィルムにおいて、褪色した各コマ画像をカラーペ
ーパーに透過露光する際に、ネガフィルムの褪色分を補
正しても良い。この態様は請求項5記載の発明に対応
し、褪色したネガフィルムの四色パッチの濃度を測定し
該濃度測定値に基づいて露光条件を補正し、補正した露
光条件に基づく画像の露光(カラープリントの作成)を
行えば良い。このようにしてネガフィルムの褪色分を補
正することができる。
【0191】なお、上記第1〜第4実施形態におけるパ
ターンは、図7(A)や図20に示すように円形のマー
クであったが、予め定めた彩度・明度に設定されていれ
ば、所定の文字やバーコードであっても良い。このよう
に文字やバーコードとしてパターンを形成すれば、露光
日付や露光条件等の各種情報を該パターンによって写真
プリントに記録することができる、というさらなる効果
が得られる。
【0192】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像とパターンとは同一の記録材料(ネガ又はポジの感光
材料、或いはカラーペーパー等)に記録されたものであ
るため、パターンの褪色量に基づいて画像を補正するこ
とにより、シアン、マゼンタ、イエローの各色毎の彩度
の低下量及び明度の低下量を補完することができ、画像
を適切に褪色補正することができる、という効果が得ら
れる。
【0193】特に、請求項8又は請求項9によれば、画
像と同一のネガ又はポジの記録材料にパターンを露光
し、同程度に褪色劣化した画像及びパターンを同一の第
2の記録材料(カラーペーパー等)に露光してプリント
画像を作成し、同程度に褪色劣化した画像及びパターン
のうちパターンの褪色量に基づいて、画像の褪色補正分
を補完するようデジタル画像データ又は露光条件を補正
するので、ネガ又はポジの記録材料に記録された画像の
褪色劣化分と第2の記録材料に記録された画像の褪色劣
化分の両方を褪色補正することができる、という効果が
得られる。
【0194】また、本発明によれば、画像とパターンと
は同一の記録材料に記録されているので、該記録材料の
保存条件が如何なるものであっても、パターンの褪色量
と画像の褪色量とは等しいとみなすことができ、パター
ンの褪色量に基づいて画像を適切に褪色補正することが
できる、という効果が得られる。
【0195】また、人間の視覚によって褪色量が判断さ
れることがないので、褪色補正の精度にばらつきが生じ
ることはなくなり、画像の品質を一定レベル以上に安定
させることができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における画像記録装置の外観を示す
斜視図である。
【図2】画像記録装置の概略構成図である。
【図3】受像材料を感光材料から剥離する機構を示す構
成図である。
【図4】コマ画像読取部の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】露光装置の概略構成図である。
【図6】画像走査読取部の概略構成図である。
【図7】(A)は四色パッチを付した写真プリントを示
す図であり、(B)は三色パッチを付した写真プリント
を示す図であり、(C)は灰色の文字を付した写真プリ
ントを示す図である。
【図8】第1実施形態におけるパターン付き写真プリン
トを作成する処理の制御ルーチンを示す流図である。
【図9】コマ画像の読取処理のサブルーチンを示す流図
である。
【図10】パターン付与のための画像処理のサブルーチ
ンを示す流図である。
【図11】プリント処理のサブルーチンを示す流図であ
る。
【図12】第1実施形態における褪色補正処理の制御ル
ーチンを示す流図である。
【図13】プリント画像の読取処理のサブルーチンを示
す流図である。
【図14】補正のための画像処理のサブルーチンを示す
流図である。
【図15】第2実施形態におけるパターン付き写真プリ
ントを作成するプリンタの概略ブロック図である。
【図16】第2実施形態におけるパターン付き写真プリ
ントを作成する処理の制御ルーチンを示す流図である。
【図17】(A)は図15に示すプリンタにおけるネガ
フィルムの焼付位置付近を示す図であり、(B)は
(A)におけるT−T線に沿った断面図である。
【図18】第1実施形態の画像記録装置として採用しう
る他の画像記録装置の構成を示す概略構成図である。
【図19】第3、第4実施形態におけるカメラにネガフ
ィルムが装填された状態を示す図である。
【図20】第3、第4実施形態においてネガフィルムへ
の四色パッチの書込処理に係る構成要素を示すブロック
図である。
【図21】第3、第4実施形態においてカメラ内の書込
制御部によって実行される制御ルーチンを示す流図であ
る。
【図22】第3実施形態においてネガフィルムの各コマ
画像をデジタル的に読み取ってカラーペーパーに露光す
る処理の制御ルーチンを示す流図である。
【図23】第4実施形態において褪色した四色パッチの
濃度測定値に基づく露光条件の補正処理の制御ルーチン
を示す流図である。
【図24】第4実施形態において補正された露光条件に
基づく画像の露光処理の制御ルーチンを示す流図であ
る。
【図25】褪色したネガフィルムの各コマ画像をデジタ
ル的に読み取ってカラーペーパーに露光する際に、各コ
マ画像の褪色分を補正するためのコマ画像の読取・補正
処理の制御ルーチンを示す流図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 11 コマ画像読取部 16 感光材料 38 露光装置 70 画像走査読取部 85 CCDエリアセンサ 87C シアン色のパターン 87M マゼンタ色のパターン 87Y 黄色のパターン 87G 灰色のパターン 93 CCDエリアセンサ 100 制御装置 108 受像材料 410 カメラ 420 書込制御部 424 四色パッチ N ネガフィルム R 写真プリント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 H04N 1/46 Z

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が記録される記録材料であって、予
    め定められた色及び濃度のパターンが前記画像の記録領
    域外に記録された記録材料。
  2. 【請求項2】 画像が記録される記録材料であって、予
    め定められた濃度のシアン、マゼンタ、イエロー及びグ
    レイの複数のパターンが前記画像の記録領域外に記録さ
    れた記録材料。
  3. 【請求項3】 デジタル画像データに基づいて記録材料
    上に画像を記録する際、画像の記録領域外に予め定めら
    れた色及び濃度のパターンを付加して記録することを特
    徴とする画像記録方法。
  4. 【請求項4】 画像が露光されたネガ又はポジの記録材
    料を現像処理するよりも前に、該記録材料における画像
    の露光領域外に、予め定められた色及び濃度のパターン
    を露光しておき、 該記録材料を現像処理し、 現像処理した記録材料から経時によって褪色劣化した画
    像及びパターンをデジタル的に読み取ってデジタル画像
    データ及びデジタルパターンデータを得、 得られたデジタルパターンデータに基づくパターンの色
    及び濃度と、予め定められた前記パターンの色及び濃度
    と、に基づいて、前記デジタル画像データを褪色補正
    し、 該補正したデジタル画像データに基づいて新たに他の記
    録材料に画像を記録する、 ことを特徴とする画像記録方法。
  5. 【請求項5】 画像が露光されたネガ又はポジの記録材
    料を現像処理するよりも前に、該記録材料における画像
    の露光領域外に、予め定められた色及び濃度のパターン
    を露光しておき、 該記録材料を現像処理し、 現像処理した記録材料から経時によって褪色劣化したパ
    ターンの濃度を色毎に測定し、 測定されたパターンの色毎の濃度と、予め定められたパ
    ターンの色及び濃度と、に基づいて、前記画像について
    の露光条件を補正し、 該補正した露光条件に基づいて新たに他の記録材料に画
    像を露光する、 ことを特徴とする画像記録方法。
  6. 【請求項6】 記録材料上に画像を記録する際、画像の
    記録領域外に予め定められた色及び濃度のパターンを前
    記画像に付加して記録しておき、 経時によって褪色劣化した前記画像が記録された記録材
    料をデジタル的に読み取ってデジタル画像データ及びデ
    ジタルパターンデータを得、 得られたデジタルパターンデータに基づくパターンの色
    及び濃度と、予め定められた前記パターンの色及び濃度
    と、に基づいて、前記デジタル画像データを褪色補正
    し、 該補正したデジタル画像データに基づいて新たに他の記
    録材料に画像を記録する、 ことを特徴とする画像記録方法。
  7. 【請求項7】 記録材料上に画像を露光する際、画像の
    記録領域外に予め定められた色及び濃度のパターンを前
    記画像に付加して露光しておき、 前記記録材料から経時によって褪色劣化したパターンの
    濃度を色毎に測定し、 測定されたパターンの色毎の濃度と、予め定められたパ
    ターンの色及び濃度と、に基づいて、前記画像について
    の露光条件を補正し、 該補正した露光条件に基づいて新たに他の記録材料に画
    像を露光する、 ことを特徴とする画像記録方法。
  8. 【請求項8】 画像が露光されたネガ又はポジの記録材
    料を現像処理するよりも前に、該記録材料における画像
    の露光領域外に、予め定められた色及び濃度のパターン
    を露光しておき、 前記記録材料を現像処理し、 該記録材料における経時によって褪色劣化した画像及び
    パターンを、第2の記録材料にプリントしてプリント画
    像を作成し、 経時によって褪色劣化した前記プリント画像をデジタル
    的に読み取ってデジタル画像データ及びデジタルパター
    ンデータを得、 得られたデジタルパターンデータに基づくパターンの色
    及び濃度と、予め定められた前記パターンの色及び濃度
    と、に基づいて、前記デジタル画像データを褪色補正
    し、 該補正したデジタル画像データに基づいて新たに第3の
    記録材料に画像を記録する、 ことを特徴とする画像記録方法。
  9. 【請求項9】 画像が露光されたネガ又はポジの記録材
    料を現像処理するよりも前に、該記録材料における画像
    の露光領域外に、予め定められた色及び濃度のパターン
    を露光しておき、 前記記録材料を現像処理し、 該記録材料における経時によって褪色劣化した画像及び
    パターンを、第2の記録材料に露光してプリント画像を
    作成し、 経時によって褪色劣化したパターンの濃度を色毎に測定
    し、 測定されたパターンの色毎の濃度と、予め定められたパ
    ターンの色及び濃度と、に基づいて、前記画像について
    の露光条件を補正し、 該補正した露光条件に基づいて新たに第3の記録材料に
    画像を露光する、 ことを特徴とする画像記録方法。
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