JP2002349564A - 直線案内装置の軌道レール取付構造 - Google Patents
直線案内装置の軌道レール取付構造Info
- Publication number
- JP2002349564A JP2002349564A JP2001164363A JP2001164363A JP2002349564A JP 2002349564 A JP2002349564 A JP 2002349564A JP 2001164363 A JP2001164363 A JP 2001164363A JP 2001164363 A JP2001164363 A JP 2001164363A JP 2002349564 A JP2002349564 A JP 2002349564A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- track rail
- mounting structure
- linear guide
- guide device
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/12—Arrangements for adjusting play
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q1/00—Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
- B23Q1/25—Movable or adjustable work or tool supports
- B23Q1/26—Movable or adjustable work or tool supports characterised by constructional features relating to the co-operation of relatively movable members; Means for preventing relative movement of such members
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q1/00—Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
- B23Q1/25—Movable or adjustable work or tool supports
- B23Q1/44—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms
- B23Q1/56—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism
- B23Q1/58—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with sliding pairs only, the sliding pairs being the first two elements of the mechanism a single sliding pair
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/004—Fixing of a carriage or rail, e.g. rigid mounting to a support structure or a movable part
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/005—Guide rails or tracks for a linear bearing, i.e. adapted for movement of a carriage or bearing body there along
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0633—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2322/00—Apparatus used in shaping articles
- F16C2322/39—General build up of machine tools, e.g. spindles, slides, actuators
Abstract
熱膨張係数と該軌道レールを取り付けるベースを構成す
る材料の熱膨張係数とが異なる場合でも、両者の熱膨張
による伸縮差を吸収し、温度の変化により軌道レールが
歪むことのない直線案内装置の軌道レール取付構造を提
供すること。 【解決手段】 多数の転動体が転走する転走面を有する
軌道レール2と、多数の転動体を案内する無限循環路を
有し、軌道レール2に対し転動体を介して移動自在に設
けられた移動部材を具備する直線案内装置の軌道レール
取付構造であって、軌道レール2を取り付けるベース1
0に該軌道レール2の底部を挿入する溝12を設け、溝
12に軌道レール2の底部を挿入すると共に、該軌道レ
ール2の少なくとも1側面を該溝内側面に向けて押圧す
る押圧部材(波板状スペーサ9)を設け、軌道レール2
を溝12に固定する。
Description
レール取付構造であって、特に軌道レールと該軌道レー
ルが取り付けられるベースとが熱膨張係数の異なる材料
で構成されている場合に好適な直線案内装置の軌道レー
ル取付構造に関するものである。
示す図である。この種の直線案内装置1は、一般的に例
えば工作機械が備えるベッド等の固定部に対して固定さ
れる軌道レール2と、テーブル等の可動体が装着される
と共に転動体として多数のボール3を介し軌道レール2
に係合し、該軌道レール2に沿って自在に直線運動する
スライダ4とから構成されている。軌道レール2にはボ
ール3が転走する軌道としてボール転走溝7が形成され
る一方、上記スライダ4には軌道レール2のボール転走
溝7と対向する負荷軌道としてのボール転走溝8が形成
され、ボール3はこれらボール転走溝7とボール転走溝
8の間で荷重を受けながら転走するようになっている。
端から他端へボールを戻すための通路6が形成されてお
り、この通路6と上記ボール転走溝8とでボール3の無
限循環路が形成されている。ボール3はスライダ4の運
動に伴ってこの無限循環路内を循環し、これによって上
記スライダ4が軌道レール2に沿って円滑に運動する。
をベースに固定する場合、図2に示すように、ベース1
0に基準面10aを設け、該基準面10aに軌道レール
2の片側側面を当接し、ボルト20でベース10上面に
固定している。また、軌道レール2の他方の側面には補
強部材21を当接し,該補強部材をボルト22で固定し
ている。
をボルト20(又は固定具)でベース10に固定した場
合、軌道レール2を構成する材料の熱膨張係数とベース
10を構成する材料の熱膨張係数とが異なる場合(例え
ば、軌道レール2が鉄材で構成され、ベース10がアル
ミニウム材で構成される場合等)、温度変化により軌道
レール2とベース10の間に熱膨張の差が生じ、軌道レ
ール2に歪みが発生するという問題がある。特に、ベー
ス10上に複数の直線案内装置1を並列に配置し、その
スライダ4に共通のテーブルを搭載する場合には、テー
ブル面が変位するという不具合が発生する。この問題は
直線案内装置を温度変化の大きい環境下で使用する場
合、特に顕著となる。
みてなされたもので、直線案内装置の軌道レールを構成
する材料の熱膨張係数と該軌道レールを取り付けるベー
スを構成する材料の熱膨張係数とが異なる場合でも、両
者の熱膨張による伸縮差を吸収し、温度の変化により軌
道レールが歪むことのない直線案内装置の軌道レール取
付構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、多数の転動体が転走する転走
面を有する軌道レールと、多数の転動体を案内する無限
循環路を有し、軌道レールに対し転動体を介して移動自
在に設けられたスライダを具備する直線案内装置の軌道
レール取付構造であって、軌道レールを取り付けるベー
スに該軌道レールの底部を挿入する溝を設け、該溝に軌
道レールの底部を挿入すると共に、該軌道レールの少な
くとも1側面を該溝内側面に向けて押圧する押圧部材を
設けたことを特徴とする。
に向けて押圧する押圧部材を設けたので、軌道レールの
側面が該押圧部材で押圧され軌道レールの反対側を該溝
内側面に押圧するか又は軌道レールの両側面が該押圧部
材で押圧され軌道レールに固定されるので、温度変化に
より、軌道レールとベースとの間に熱膨張差が生じて
も、押圧部材の当接部が軌道レールの側面を滑り、該熱
膨張差を吸収するので、軌道レールに歪みが発生するこ
とはない。
の直線案内装置の軌道レール取付構造において、押圧部
材の軌道レール側面に当接する面が凸状面であることを
特徴とする。
当接する面が凸状面であるので、軌道レールの側面と凸
状面は点接触又は線接触となり、温度変化により、軌道
レールとベースとの間に熱膨張差が生じても、凸状面の
当接部が軌道レールの側面を滑り、該熱膨張差を吸収す
るので、軌道レールに歪みが発生することはない。
の直線案内装置の軌道レール取付構造において、押圧部
材は軌道レールの側面と溝の内側面に挿入される弾性を
有する波板状スペーサであることを特徴とする。
と溝の内側面に挿入される弾性を有する波板状スペーサ
であるので、軌道レールの側面と波板状スペーサの接触
部は線接触となり、温度変化により、軌道レールとベー
スとの間に熱膨張差が生じても、波板状スペーサの当接
部が軌道レールの側面を滑り、該熱膨張差を吸収するの
で、軌道レールに歪みが発生することはない。
の直線案内装置の軌道レール取付構造において、押圧部
材は球体であり、該球体を溝の片側内側面に所定の間隔
で開口する複数の穴に圧入し、該球体で軌道レールの側
面を押圧することを特徴とする。
より、軌道レールの片側側面と球体は点接触となり、温
度変化により、軌道レールとベースとの間に熱膨張差が
生じても、球体の当接部が軌道レールの片側側面を滑
り、該熱膨張差を吸収するので、軌道レールに歪みが発
生することはない。
の直線案内装置の軌道レール取付構造において、球体を
圧入した穴に該球体の押圧力を補強する押圧力補強部材
を圧入したことを特徴とする。
補強部材を圧入することにより、該押圧部材で球体の押
圧力が補強され、軌道レールの取り付けが強固になると
同時に、温度変化により、軌道レールとベースの間に熱
膨張の差が発生しても、球体の当接部が軌道レールの片
側側面を滑り、該熱膨張差を吸収するので、軌道レール
に歪みが発生することはない。
の直線案内装置の軌道レール取付構造において、押圧部
材は球体であり、該球体を保持金具で保持し、該球体を
保持した金具を溝の内側面に所定の間隔で開口する複数
の穴に圧入し、該球体で軌道レールの側面を押圧したこ
とを特徴とする。
片側内側面に所定の間隔で開口する複数の穴に圧入し、
該球体で軌道レールの片側側面を押圧した場合も、請求
項4に記載の発明と同様、軌道レールの片側側面と球体
は点接触となり、温度変化により、軌道レールとベース
との間に熱膨張差が生じても、球体の当接部が軌道レー
ルの片側側面を滑り、該熱膨張差を吸収するので、軌道
レールに歪みが発生することはない。
面に基づいて説明する。図3乃至図6は本発明に係る軌
道レール取付構造例を有する直線案内装置構成例を示す
図で、図3は直線案内装置構成の全体構成図、図4は図
3のB−B断面図、図5は図3のA部分の拡大図、図6
は波板状スペーサを示す図である。図3乃至図6におい
て、図1及び図2と同一符号を付した部分は同一又は相
当部分を示す。また、他の図面においても同様とする。
図3及び図4において、10は軌道レール2を取り付け
るベースであり、ベース10は軌道レール2の材料(例
えば、鉄)と熱膨張係数の異なる材料(例えば、アルミ
ニウム)で構成されている。
の底部が挿入される溝12が帯状に形成されている。溝
12の内側面と軌道レール2の側面の間には、波板状ス
ペーサ9が挿入されている。該波板状スペーサ9は図6
に示すように、弾性を有する金属材(例えば鋼鈑)を波
形に成形したものである。波板状スペーサ9を溝12の
内側面と軌道レール2の側面の間に挿入するには、該波
板状スペーサ9をその長手方向に引っ張ることにより、
その厚さ方向の寸法Cが小さくなるので、波板状スペー
サ9を長手方向に引っ張った状態で、溝12の内側面と
軌道レール2の側面の間に挿入することにより、容易に
挿入できる。
レール2の側面の間に挿入後、引っ張りを解放すること
により、軌道レール2は波板状スペーサ9の弾性力で押
圧され、その反対側側面が溝12の他方内側面に押し当
てられ、軌道レール2は溝12内に固定される。このよ
うに溝12の内側面と軌道レール2の側面の間に波板状
スペーサ9を挿入することにより、波板状スペーサ9の
軌道レール2の側面への接触部は線接触となり、温度変
化により、軌道レール2とベース10との間に熱膨張差
が生じても、波板状スペーサ9の当接部が軌道レール2
の側面を滑り、該熱膨張差を吸収するので、軌道レール
2に歪みが発生することはない。
面と溝12の片側内側面間の隙間に波板状スペーサ9を
挿入した例を示したが、軌道レール2の両側面と溝12
の両内側面間の両隙間にそれぞれ波板状スペーサ9を挿
入するようにしてもよい。また、波板状スペーサ9は軌
道レール2の側側面と溝12の内側面間の隙間全長をカ
バーする長さでもよいし、また所定の長さに切断された
波板状スペーサ9を所定の間隔で挿入してもよい。
矩形状とし、ベース10の上面を平坦面としているが、
ベース10の断面形状はこれに限定されるものではな
く、例えば図7に示すように両側に山形の突起部10a
を有し、中央部に軌道レール2を取り付けるための凸状
のベース取付部11を帯状に設けたものでもよい。この
ようにベース10の両側に突起部10aを有する場合
は、後述のように溝12の内側面に開口する穴を形成
し、該穴に軌道レール2の側側面を押圧する鋼球を圧入
することは、この突起部10aが邪魔して困難となるか
ら、上記のように軌道レール2の側側面と溝12の内側
面間の隙間に波板状スペーサ9を挿入する上記軌道レー
ル2の取付け構造が効果的である。
の軌道レール取付構造例を示す図で、図8は断面図(図
9のD−D断面)で、図9は側面図である。図8及び図
9において、ベース10は上記と同様、軌道レール2の
材料(例えば、鉄)と熱膨張係数の異なる材料(例え
ば、アルミニウム)で構成されている。
付けるためベース取付部11が帯状に設けられ、該ベー
ス取付部11の中央部には軌道レール2の底部が挿入さ
れる溝12が帯状に形成されている。溝12の側壁部1
1aには所定の間隔で該溝12内の片側側面に開口する
穴13がベース10の上面に平行で且つ該片側側面に直
角方向に多数設けられている。溝12に軌道レール2の
底部を挿入し、側壁部11aの穴13に鋼球14を圧入
することにより、軌道レール2の該溝12内の片側側面
を押圧し、該軌道レール2の反対側側面を該溝12の反
対側の側壁部11b内側面に押圧し、該軌道レール2を
ベース10の溝12に固定する。
した複数個の穴13にそれぞれ鋼球14を圧入し、軌道
レール2の側面を該溝12の側面に押圧し、該軌道レー
ル2をベース10に固定することにより、温度変化によ
る軌道レール2の長手方向の熱膨張に該軌道レール2と
ベース10の間で差異があっても、鋼球14の軌道レー
ル2の片側側面への接触部が滑り、その膨張差を吸収す
るから、軌道レール2に歪みが発生しない。
レール取付構造例を示す図である。本軌道レール取付構
造が図8及び図9に示す軌道レール取り付け構造と相違
する点は、穴13に圧入した鋼球14の軌道レール2の
片側側面を押す押圧力を補強するために、鋼球14の後
ろから押圧補強部材としてピン15を圧入し、ピン15
に対応する部分の側壁部11aの上面にカシメによって
凹部16を形成し、該ピン15を固定した点である。
5を挿入固定することにより、鋼球14の軌道レール2
の側面を押す押圧力が補強され、軌道レールの取り付け
が強固になると同時に、温度変化により、軌道レール2
とベース10の間に熱膨張の差が発生しても、図8及び
図9の軌道レール取付構造と同様、鋼球14の軌道レー
ル2の片側側面への接触部が滑り、その膨張差を吸収
し、軌道レール2に歪みが発生しない。
レール取付構造例を示す図である。本軌道レール取付構
造は、図10に示す軌道レール取付構造の押圧補強部材
であるピン15に替え、専用の鋼球14を保持する金具
17を使用し、鋼球14を保持する金具17を穴13に
圧入し、側壁部11aの上面にカシメにより凹部16を
形成し、該金具17を固定したものである。金具17の
先端には鋼球14を保持するための凹部17aが形成さ
れている。軌道レール取付構造をこのような構成として
も、図8及び図9に示す軌道レール取付構造と略同一の
作用効果が得られる。
ことによる、軌道レール2の形状変化例を示す図で、図
12は図2に示すように軌道レール2をベース10にボ
ルトで固定した従来の軌道レール取付構造の場合、図1
3は本発明に係る軌道レール取付構造の場合をそれぞれ
示す。
E、F、G、Hはそれぞれベース(アルミニウム材)1
0を22.6℃、40.5℃、58.8℃、70.7
℃、75.1℃、81.7℃、85.1℃、91.2℃
に加熱した場合の軌道レール(鉄材)2の変位量δ(μ
m)を測定した例を示す。図13において、曲線A、
B、C、Dはそれぞれベース(アルミニウム材)10を
90.5℃、80.6℃、41.0℃、21.4℃に加
熱した場合の軌道レール(鉄材)2の変位量δ(μm)
を測定した例を示す。
ベース温度が22.6℃の曲線Aの軌道レール2の変位
量に対して、曲線B、C、D、E、F、G、Hと加熱温
度が高くなるに従って変位量δが大きく変化するのに対
して、図13の本発明に係る軌道レール取付構造では、
ベース温度が21.4℃の曲線Dの軌道レール2の変位
量に対して、曲線C、B、Aに示すように加熱温度が高
くなっても変位量δに大きな変化がない。
面を押圧する押圧部材を鋼球14としたが、球体に限定
されるものではなく、要は軌道レール2の片側側面に接
する面が点接触となるような面、例えば円弧面又は放物
線面の凸状面であればよい。
用いた直線案内装置1の軌道レール2の取付構造につい
て説明したが、直線案内装置はこれに限定されるもので
はなく、転動体にロールを用いた直線案内装置の軌道レ
ール取付構造にも本発明は当然適用できる。
発明によれば、下記のような優れた効果が得られる。
ルの側面を溝内側面に向けて押圧する押圧部材を設けた
ので、軌道レールの側面が該押圧部材で押圧され軌道レ
ールの反対側を該溝内側面に押圧するか又は軌道レール
の両側面が該押圧部材で押圧され軌道レールに固定され
るので、温度変化により、軌道レールとベースとの間に
熱膨張差が生じても、押圧部材の当接部が軌道レールの
側面を滑り、該熱膨張差を吸収するので、軌道レールに
歪みが発生することはない。
の軌道レール側面に当接する面が凸状面であるので、軌
道レールの側面と凸状面は点接触又は線接触となり、温
度変化により、軌道レールとベースとの間に熱膨張差が
生じても、凸状面の当接部が軌道レールの側面を滑り、
該熱膨張差を吸収するので、軌道レールに歪みが発生す
ることはない。
が軌道レールの側面と溝の内側面に挿入される弾性を有
する波板状スペーサであるので、軌道レールの側面と波
板状スペーサの接触部は線接触となり、温度変化によ
り、軌道レールとベースとの間に熱膨張差が生じても、
波板状スペーサの当接部が軌道レールの側面を滑り、該
熱膨張差を吸収するので、軌道レールに歪みが発生する
ことはない。
を球体とすることにより、軌道レールの片側側面と球体
は点接触となり、温度変化により、軌道レールとベース
との間に熱膨張差が生じても、球体の当接部が軌道レー
ルの片側側面を滑り、該熱膨張差を吸収するので、軌道
レールに歪みが発生することはない。
入した穴に押圧力補強部材を圧入することにより、該押
圧部材で球体の押圧力が補強され、軌道レールの取り付
けが強固になると同時に、温度変化により、軌道レール
とベースの間に熱膨張の差が発生しても、球体の当接部
が軌道レールの片側側面を滑り、該熱膨張差を吸収する
ので、軌道レールに歪みが発生することはない。
持した金具を溝の片側内側面に所定の間隔で開口する複
数の穴に圧入し、該球体で軌道レールの片側側面を押圧
した場合も、請求項4に記載の発明と同様、軌道レール
の片側側面と球体は点接触となり、温度変化により、軌
道レールとベースとの間に熱膨張差が生じても、球体の
当接部が軌道レールの片側側面を滑り、該熱膨張差を吸
収するので、軌道レールに歪みが発生することはない。
示す断面図である。
線案内装置構成例を示す図である。
板状スペーサを示す図である。
線案内装置構成例を示す断面図である。
造例を示す断面図(図9のD−D断面図)である。
造例を示す側面図である。
構造例を示す断面図である。
構造例を示す断面図である。
ベース加熱による軌道レールの変位量を示す図である。
構造のベース加熱による軌道レールの変位量を示す図で
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 多数の転動体が転走する転走面を有する
軌道レールと、多数の転動体を案内する無限循環路を有
し、前記軌道レールに対し転動体を介して移動自在に設
けられたスライダを具備する直線案内装置の軌道レール
取付構造であって、 前記軌道レールを取り付けるベースに該軌道レールの底
部を挿入する溝を設け、該溝に前記軌道レールの底部を
挿入すると共に、該軌道レールの少なくとも1側面を該
溝内側面に向けて押圧する押圧部材を設けたことを特徴
とする直線案内装置の軌道レール取付構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の直線案内装置の軌道レ
ール取付構造において、 前記押圧部材の前記軌道レール側面に当接する面が凸状
面であることを特徴とする直線案内装置の軌道レール取
付構造。 - 【請求項3】 請求項1に記載の直線案内装置の軌道レ
ール取付構造において、 前記押圧部材は前記軌道レールの側面と前記溝の内側面
に挿入される弾性を有する波板状スペーサであることを
特徴とする直線案内装置の軌道レール取付構造。 - 【請求項4】 請求項1に記載の直線案内装置の軌道レ
ール取付構造において、 前記押圧部材は球体であり、該球体を前記溝の片側内側
面に所定の間隔で開口する複数の穴に圧入し、該球体で
前記軌道レールの側面を押圧することを特徴とする直線
案内装置の軌道レール取付構造。 - 【請求項5】 請求項4に記載の直線案内装置の軌道レ
ール取付構造において、 前記球体を圧入した穴に該球体の押圧力を補強する押圧
力補強部材を圧入したことを特徴とする直線案内装置の
軌道レール取付構造。 - 【請求項6】 請求項1に記載の直線案内装置の軌道レ
ール取付構造において、 前記押圧部材は球体であり、該球体を保持金具で保持
し、該球体を保持した金具を前記溝の内側面に所定の間
隔で開口する複数の穴に圧入し、該球体で前記軌道レー
ルの側面を押圧したことを特徴とする直線案内装置の軌
道レール取付構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001164363A JP2002349564A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 直線案内装置の軌道レール取付構造 |
DE10223961A DE10223961B4 (de) | 2001-05-31 | 2002-05-29 | Schienenbefestigungsstruktur einer Geradführungsvorrichtung |
US10/156,639 US6729759B2 (en) | 2001-05-31 | 2002-05-29 | Track rail mounting structure of rectilinear guide apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001164363A JP2002349564A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 直線案内装置の軌道レール取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002349564A true JP2002349564A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=19007194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001164363A Pending JP2002349564A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 直線案内装置の軌道レール取付構造 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6729759B2 (ja) |
JP (1) | JP2002349564A (ja) |
DE (1) | DE10223961B4 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007066670A1 (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-14 | Honda Motor Co., Ltd. | ヘミング加工方法及び加工装置 |
JP2007312501A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Sanyo Denki Co Ltd | リニアモータ用可動子 |
JP2008012572A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Honda Motor Co Ltd | ローラヘミング装置 |
WO2014136165A1 (ja) * | 2013-03-04 | 2014-09-12 | 日本精工株式会社 | アクチュエータおよびこれを備えた精密機械 |
JP2015534631A (ja) * | 2012-10-10 | 2015-12-03 | クオリティー ヴィジョン インターナショナル インコーポレイテッドQuality Vision International, Inc. | リニアベアリング |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1468780A1 (de) * | 2003-04-09 | 2004-10-20 | Schneeberger Holding AG | Linearmodul-Baugruppe |
DE10328336A1 (de) * | 2003-06-24 | 2005-01-13 | Rexroth Star Gmbh | Linearführungseinrichtung |
TWI230765B (en) * | 2004-05-19 | 2005-04-11 | Hiwin Tech Corp | Groove of linear guide |
DE102007018159A1 (de) * | 2007-04-18 | 2008-10-23 | Schaeffler Kg | Befestigungseinrichtung für ein Linearlager |
DE102009033707A1 (de) * | 2009-07-18 | 2011-01-20 | Robert Bosch Gmbh | Führungsschiene mit hydraulischer Klemmvorrichtung |
WO2014064684A1 (en) * | 2012-10-22 | 2014-05-01 | Ophir Optronics Solutions Ltd. | Dual material rail for motion systems |
DE102014220587A1 (de) * | 2014-10-10 | 2016-04-14 | Robert Bosch Gmbh | Führungsschiene mit Temperierkanal |
IT202200008432A1 (it) * | 2022-04-28 | 2023-10-28 | Grinding Tech S R L | Apparato per la lavorazione di un componente |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04360703A (ja) * | 1991-06-03 | 1992-12-14 | Fumio Kato | 軸等の固定構造 |
JPH05215131A (ja) * | 1991-09-18 | 1993-08-24 | American Teleph & Telegr Co <Att> | 直線運動装置用の直線状スライド |
JPH07190056A (ja) * | 1993-12-24 | 1995-07-28 | Nippon Thompson Co Ltd | 直動ユニットにおけるトラックレール取付構造 |
JPH1182431A (ja) * | 1997-09-10 | 1999-03-26 | Toyota Motor Corp | ボール圧入封止構造 |
JPH11351256A (ja) * | 1998-06-10 | 1999-12-24 | Smc Corp | ガイドレールにおける停止部材取付台の固定機構 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH591641A5 (ja) * | 1975-11-26 | 1977-09-30 | Hydrel Ag | |
JPS628430A (ja) | 1985-07-05 | 1987-01-16 | Toshiba Corp | カラ−ブラウン管 |
JPS63102846A (ja) | 1986-10-17 | 1988-05-07 | Mitsubishi Electric Corp | 放電加工装置 |
JPH0726150B2 (ja) | 1989-08-15 | 1995-03-22 | 株式会社神戸製鋼所 | 溶接性・脆性破壊伝播停止特性の優れた調質高張力鋼板の製造方法 |
-
2001
- 2001-05-31 JP JP2001164363A patent/JP2002349564A/ja active Pending
-
2002
- 2002-05-29 US US10/156,639 patent/US6729759B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-05-29 DE DE10223961A patent/DE10223961B4/de not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04360703A (ja) * | 1991-06-03 | 1992-12-14 | Fumio Kato | 軸等の固定構造 |
JPH05215131A (ja) * | 1991-09-18 | 1993-08-24 | American Teleph & Telegr Co <Att> | 直線運動装置用の直線状スライド |
JPH07190056A (ja) * | 1993-12-24 | 1995-07-28 | Nippon Thompson Co Ltd | 直動ユニットにおけるトラックレール取付構造 |
JPH1182431A (ja) * | 1997-09-10 | 1999-03-26 | Toyota Motor Corp | ボール圧入封止構造 |
JPH11351256A (ja) * | 1998-06-10 | 1999-12-24 | Smc Corp | ガイドレールにおける停止部材取付台の固定機構 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007066670A1 (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-14 | Honda Motor Co., Ltd. | ヘミング加工方法及び加工装置 |
US8272243B2 (en) | 2005-12-05 | 2012-09-25 | Honda Motor Co., Ltd. | Hemming working method and working apparatus |
US8914964B2 (en) | 2005-12-05 | 2014-12-23 | Honda Motor Co., Ltd. | Hemming working method and working apparatus |
JP2007312501A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Sanyo Denki Co Ltd | リニアモータ用可動子 |
JP2008012572A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Honda Motor Co Ltd | ローラヘミング装置 |
JP2015534631A (ja) * | 2012-10-10 | 2015-12-03 | クオリティー ヴィジョン インターナショナル インコーポレイテッドQuality Vision International, Inc. | リニアベアリング |
WO2014136165A1 (ja) * | 2013-03-04 | 2014-09-12 | 日本精工株式会社 | アクチュエータおよびこれを備えた精密機械 |
JP2014169752A (ja) * | 2013-03-04 | 2014-09-18 | Nsk Ltd | アクチュエータおよびこれを備えた精密機械 |
CN104246248A (zh) * | 2013-03-04 | 2014-12-24 | 日本精工株式会社 | 致动器和具备该致动器的精密机械 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6729759B2 (en) | 2004-05-04 |
US20030059135A1 (en) | 2003-03-27 |
DE10223961A1 (de) | 2003-01-02 |
DE10223961B4 (de) | 2009-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002349564A (ja) | 直線案内装置の軌道レール取付構造 | |
JP5125515B2 (ja) | リニアころがり軸受 | |
JPH07190056A (ja) | 直動ユニットにおけるトラックレール取付構造 | |
JPH07243443A (ja) | 直動転がり案内ユニット | |
US6578284B2 (en) | Unit type linear scale | |
JPH08329634A (ja) | 磁気ヘッド | |
JP2575897Y2 (ja) | 直動転がり案内ユニット | |
JP2562997Y2 (ja) | 直動転がり案内ユニット | |
JP2009168062A (ja) | 非線形特性を有するバネ構造体及び薄板バネ | |
KR200141978Y1 (ko) | 프로젝션 텔레비젼용 스크린의 열응력 제거장치 | |
US5028752A (en) | Push button device | |
KR100633226B1 (ko) | 멤브레인을 구비한 코크스로 도어 | |
JP2562996Y2 (ja) | 直動転がり案内ユニット | |
JP3022196B2 (ja) | ギャップ付変圧器鉄心構体 | |
WO2022181770A1 (ja) | ばね部材 | |
JP4738268B2 (ja) | 小型直動案内ユニット | |
JP2011247359A (ja) | リニアガイド装置 | |
JP2002137027A (ja) | 金型構造 | |
KR19980079753A (ko) | 슬래트로의 리액션 플레이트 부착구조 | |
JPH02204139A (ja) | シートトラック | |
JP2573131Y2 (ja) | 真空成膜装置 | |
JP7079173B2 (ja) | 運動案内装置 | |
JP4334520B2 (ja) | 補正具付金属製パネル及び金属製パネルの取付方法 | |
KR830001422B1 (ko) | 노(爐)의 틀 사이를 밀폐하기 위한 밀폐구조를 보유하는 노의 덮개 | |
JPH0726341Y2 (ja) | 強化曲げガラスの成形型 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080519 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080519 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100308 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100810 |