JP2002347595A - ブレーキ液圧制御ユニット - Google Patents

ブレーキ液圧制御ユニット

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JP2002347595A JP2001156449A JP2001156449A JP2002347595A JP 2002347595 A JP2002347595 A JP 2002347595A JP 2001156449 A JP2001156449 A JP 2001156449A JP 2001156449 A JP2001156449 A JP 2001156449A JP 2002347595 A JP2002347595 A JP 2002347595A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブレーキ液圧制御ユニットの小形化を図る。 【解決手段】ブロック120の第1面150側に増圧制
御弁用凹部166,減圧制御弁用凹部167,ブレーキ
液圧センサ用凹部168,マスタ圧センサ用凹部16
4,液圧センサ用凹部160等が形成されるのである
が、この場合に、4つの増圧制御弁用凹部166とブレ
ーキ液圧センサ凹部168との間に、マスタ圧センサ用
凹部164,液圧センサ用凹部160が形成される。こ
れらは、2つの増圧制御弁用凹部166を結ぶ線分の垂
直二等分線上にマスタ圧センサ用凹部164,液圧セン
サ用凹部160が位置する状態で取り付けられる。その
ため、ブロック120に効率よく、液圧制御用部品を取
り付けることができ、小形化を図ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ブレーキ液圧制御
ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】保持部材に、ブレーキシリンダの液圧を
制御可能な複数の電磁液圧制御弁や液圧検出装置が保持
されたブレーキ液圧制御ユニットが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題、課題解決手段および効
果】本発明は、ブレーキ液圧制御ユニットの小形化を図
ることを課題とする。上記課題は、ブレーキ液圧制御ユ
ニットを下記各態様の構成のものとすることによって解
決される。各態様は、請求項と同様に、項に区分し、各
項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する
形式で記載する。これは、あくまで、本明細書に記載の
技術の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の
技術的特徴およびそれらの組み合わせが以下の各項に限
定されると解釈されるべきではない。また、1つの項に
複数の事項が記載されている場合、常に、すべての事項
を一緒に採用しなければならないものではなく、一部の
事項のみを取り出して採用することも可能である。
【0004】以下の各項の態様のうち、(2)項が請求項
1に対応し、(5)項が請求項2に対応する。また、(8)
項、(10)項、(14)〜(16)項、(19)項が、それぞれ、請求
項3,4,5〜7,8に対応する。さらに、(21)項、(2
2)項がそれぞれ請求項9,10に対応し、(24)項、(25)
項がそれぞれ請求項11,12に対応する。
【0005】(1)ブレーキシリンダの液圧を制御可能な
電磁液圧制御弁と、その電磁液圧制御弁の制御に利用さ
れる液圧を検出する液圧検出装置との少なくとも一方と
しての液圧制御用部品3つ以上と、それら液圧制御用部
品を保持する保持部材とを含むブレーキ液圧制御ユニッ
トであって、前記3つ以上の液圧制御用部品のうちの3
つが、2つの液圧制御用部品からほぼ等距離の位置に他
の1つが位置する状態で取り付けられたことを特徴とす
るブレーキ液圧制御ユニット。本項に記載のブレーキ液
圧制御ユニットにおいては、3つの部品がほぼ二等辺三
角形の頂点に位置する状態で、換言すれば、2つの部品
の中心を結ぶ線分のほぼ垂直2等分線上に他の1つが位
置する状態で取り付けられる。千鳥状に取り付けられる
のであり、格子状に取り付けられる場合に比較して、単
位面積当たりに取り付け可能な部品の個数を多くするこ
とができる。部品の密度を高くすることができるのであ
り、部品を効率よく取り付けることができ、ブレーキ液
圧制御ユニットの小形化を図ることができる。保持部材
に多くの部品を取り付ける場合に適している。二等辺三
角形の頂点に位置する3つの液圧制御用部品は、すべて
同じ種類のものであっても、3つのうちの2つが同じで
他の1つが異なるものであってもよい。例えば、3つの
液圧制御用部品すべてが電磁液圧制御弁であっても、液
圧検出装置であってもよく、3つのうちの2つが電磁液
圧制御弁で1つが液圧検出装置であっても、2つが液圧
検出装置で1つが電磁液圧制御弁であってもよい。さら
に具体的には、2つの電磁液圧制御弁から等距離の位置
に液圧検出装置が位置する状態で取り付けられるように
しても、2つの液圧検出装置から等距離の位置に電磁液
圧制御弁が取り付けられるようにしても、1つの電磁液
圧制御弁と1つの液圧検出装置とからの等距離の位置に
電磁液圧制御弁と液圧検出装置とのいずれか一方が位置
する状態で取り付けられるようにしてもよい。液圧検出
装置は、電磁液圧制御弁の制御に利用される液圧を検出
する装置であり、例えば、ブレーキシリンダの液圧を検
出するブレーキシリンダ液圧検出装置、動力式液圧源の
液圧を検出する液圧源液圧検出装置、マスタシリンダの
液圧を検出するマスタシリンダ液圧検出装置等が該当す
る。ブレーキシリンダの液圧が動力式液圧源の液圧を利
用して制御される場合には、電磁液圧制御弁が、動力式
液圧源の液圧に基づいて制御される。また、ブレーキシ
リンダの液圧がマスタシリンダの液圧に基づいて決定さ
れた目標ブレーキシリンダ液圧に近づくように制御され
る場合には、電磁液圧制御弁がマスタシリンダの液圧に
基づいて制御される。電磁液圧制御弁には、ブレーキシ
リンダの液圧を直接増圧、減圧する制御弁のみならず、
ブレーキシリンダの液圧を動力式液圧源の液圧を利用し
て制御するために、マスタシリンダから遮断するための
電磁弁も含まれる。いずれにしても、複数の液圧制御用
部品のうちの少なくとも3つが上述の関係を有した位置
に取り付けられればよく、本発明は、すべての部品が上
述の関係を有した位置に取り付けられるようにすること
に限定されるものではない。
【0006】(2)前記液圧制御用部品の主体部が、前記
保持部材の一面側に取り付けられた(1)項に記載のブレ
ーキ液圧制御ユニット。本項に記載のブレーキ液圧制御
ユニットにおいては、液圧制御用部品の主体部が保持部
材の一面側に取り付けられる。そのため、これらに接続
された信号線をまとめるのに都合が良い。部品の主体部
が一面側に取り付けられる場合には、保持部材の一面に
開口する状態で設けられた凹部に、部品の主体部の一部
が収容され、残りの部分が一面から突出した状態とされ
ることが多い。収容される部分と突出する部分とでは、
収容される部分の方が大きい場合と突出する部分の方が
大きい場合とがある。いずれの場合にも、保持部材の凹
部が電磁液圧制御弁や液圧検出装置の一部として機能す
るようにされる場合がある。例えば、保持部材の凹部が
電磁液圧制御弁の一部として機能する場合には、その保
持部材の凹部の一部と保持部材に取り付けられる電磁液
圧制御弁の主体部とによって電磁液圧制御弁が構成さ
れ、保持部材の凹部が電磁液圧制御弁の一部として機能
しない場合、換言すれば、取り付け前に電磁液圧制御弁
として完成しているものが取り付けられる場合には、主
体部が電磁液圧制御弁全体であることになる。凹部の一
部が電磁液圧制御弁としての機能を有する場合として
は、例えば、保持部材の凹部によって、電磁液圧制御弁
に設けられるべき液室や連通路の一部が形成される場合
がある。 (3)前記3つ以上の液圧制御用部品のうちの2つが基準
線に沿って取り付けられ、他の1つが基準線から外れた
位置に取り付けられた(1)項または(2)項に記載のブレー
キ液圧制御ユニット。基準線は、例えば、保持部材の一
面のX方向やY方向(一面が長方形の場合には、短辺方
向や長辺方向、横方向や縦方向)の線とすることができ
る。基準線に沿って複数の部品を並べた場合に、別の部
品を、その基準線から外れ、かつ、その基準線上の2つ
の部品から等距離の位置に取り付ければ、保持部材の無
駄な空間を小さくすることができ、効率よく複数の部品
を取り付けることができる。ブレーキ液圧制御ユニット
の小形化を図ることができるのである。
【0007】(4)ブレーキシリンダの液圧を制御可能な
複数の電磁液圧制御弁と、これら複数の電磁液圧制御弁
を保持する保持部材とを含むブレーキ液圧制御ユニット
であって、前記保持部材の一面側に、前記複数の電磁液
圧制御弁の主体部がほぼ一直線に沿って並んで取り付け
られ、前記保持部材の内部に、液通路が、前記一面側か
ら見た場合に、前記複数の電磁液圧制御弁のうちの2つ
の間に、前記一直線と交差する状態で形成されたことを
特徴とするブレーキ液圧制御ユニット。本項に記載のブ
レーキ液圧制御ユニットにおいては、保持部材の隙間を
利用して液通路が設けられる。そのため、ブレーキ液圧
制御ユニットの小形化を図ることができる。液通路は、
高圧源に接続された高圧通路としたり、低圧源に接続さ
れた低圧通路としたりすることができる。また、一直線
と交差する液通路は一本であっても複数本であってもよ
い。本項に記載のブレーキ液圧制御ユニットにおいて
は、(1)項ないし(3)項に記載の技術的特徴を採用するこ
とができる。例えば、一直線に沿って並んで取り付けら
れるのは、電磁液圧制御弁に限らず、液圧検出装置でも
よい。また、(1)項ないし(3)項に記載のブレーキ液圧制
御ユニットの保持部材に、本項に記載のように、液通路
を形成することができる。
【0008】(5)前記液通路が、高圧源に接続された高
圧通路である(4)項に記載のブレーキ液圧制御ユニッ
ト。 (6)前記液通路が、前記一面側から見た場合に、前記一
直線とほぼ直交する状態で形成された(4)項または(5)項
に記載のブレーキ液圧制御ユニット。液通路が一直線と
ほぼ直交する状態で形成される場合には、直交しない場
合より、効率よく液通路を形成することができる。 (7)前記液通路が、前記一面側から見た場合に、前記複
数の電磁液圧制御弁のうちの2つの電磁液圧制御弁の中
心を結ぶ線分の垂直二等分線に沿って形成された(4)項
ないし(6)項のいずれか1つに記載のブレーキ液圧制御
ユニット。
【0009】(8)前記一直線に沿って並んで前記保持部
材に取り付けられた電磁液圧制御弁が4つであり、前記
高圧源が、動力の供給により作動液を加圧する動力式液
圧源と、運転者の操作により液圧を発生させるマスタシ
リンダとを含み、前記動力式液圧源に接続された液圧源
通路と、前記マスタシリンダに接続されたマスタ通路と
が、前記保持部材の内部に、その保持部材の前記一面側
から見た場合に、前記4つの電磁液圧制御弁のうちの2
つずつの間に、前記一直線と交差する状態でそれぞれ設
けられた(4)項ないし(7)項のいずれか1つに記載のブレ
ーキ液圧制御ユニット。本項に記載のブレーキ液圧制御
ユニットにおいては、例えば、4つの電磁液圧制御弁の
うちの隣接する2つずつの間に、それぞれ、液圧源通
路、2本のマスタ通路を形成することができる。
【0010】(9)当該ブレーキ液圧制御ユニットが、2
つのブレーキ系統を含むブレーキ装置に搭載された(4)
項ないし(8)項のいずれか1つに記載のブレーキ液圧制
御ユニット。ブレーキ装置は、前後配管であっても、X
配管であってもよい。2つのブレーキ系統は、前輪側の
ブレーキ系統および後輪側のブレーキ系統としたり、互
いに対角位置にある2つのブレーキシリンダを含む2つ
のブレーキ系統としたりすることができる。本項に記載
の技術的特徴は、(1)〜(3)のいずれかに記載のブレーキ
液圧制御ユニットに適用することができる。 (10)前記4つの電磁液圧制御弁のうちの、端から2つ
ずつが、それぞれ異なるブレーキ系統に対応するもので
ある(9)項に記載のブレーキ液圧制御ユニット。本項に
記載の技術的特徴は、電磁液圧制御弁を液圧制御用部品
とした場合にも適用することができる。以下の各項につ
いても同様である。 (11)前記保持部材の、前記一面側の、前記4つの電磁
液圧制御弁のうちの中間の2つの中心を結ぶ線分の垂直
二等分線に対して一方の側に取り付けられた電磁液圧制
御弁と他方の側に取り付けられた電磁液圧制御弁とが、
互いに異なるブレーキ系統に対応するものである(9)項
または(10)項に記載のブレーキ液圧制御ユニット。 (12)前記保持部材の前記一面が、前記電磁液圧制御弁
が並べられた一直線に直交する仕切線によって2つの領
域に仕切られ、一方の領域に一方のブレーキ系統に属す
る電磁液圧制御弁が取り付けられ、他方の領域に他方の
ブレーキ系統に属する電磁液圧制御弁が取り付けられた
(9)項ないし(11)項のいずれか1つに記載のブレーキ液
圧制御ユニット。 (13)前記保持部材が、前記一面のほぼ中央の前記電磁
液圧制御弁が並べられた一直線に直交する仕切線を含
み、かつ、前記一面に直交する仕切面によって2つの部
分に仕切られ、一方の部分の内部に一方のブレーキ系統
に属する液通路が形成され、他方の部分の内部に他方の
ブレーキ系統に属する液通路が形成された(9)項ないし
(12)項のいずれか1つに記載のブレーキ液圧制御ユニッ
ト。液通路は、仕切線と平行または直交する状態で形成
することが望ましい。
【0011】(14)前記液圧源通路が、前記一面側から
見た場合に、前記4つの電磁液圧制御弁のうちの中間に
位置する2つの間に設けられた(8)項ないし(13)項のい
ずれか1つに記載のブレーキ液圧制御ユニット。4つの
電磁液圧制御弁のうちの2つずつが異なるブレーキ系統
に属する場合に、これらの中間に液圧源通路が設けられ
れば、2つのブレーキ系統の各々において、動力式液圧
源の液圧を同様に利用することができる。液圧源通路
は、一面側から見た場合に、仕切線に沿って形成するこ
とができる。 (15)前記マスタ通路の2本が、前記一面側から見た場
合に、前記2つのブレーキ系統の各々に属する2つの電
磁液圧制御弁の間にそれぞれ延びた状態で形成された
(8)項ないし(14)項のいずれか1つに記載のブレーキ液
圧制御ユニット。マスタシリンダが2つの液圧室を備え
たものである場合には、一方の液圧室の液圧が一方のブ
レーキ系統のブレーキシリンダに供給され、他方の液圧
室の液圧が他方のブレーキ系統のブレーキシリンダに供
給されることが多い。
【0012】(16)前記保持部材の前記一面側に、前記
マスタ通路の、前記一直線の片側の部分に連通する状態
で、そのマスタ通路を連通させたり遮断したりするマス
タ遮断弁が取り付けられ、前記一直線の他方の側の部分
に連通する状態で、前記マスタ通路の液圧を検出するマ
スタ圧検出装置が取り付けられた(8)項ないし(15)項の
いずれか1つに記載のブレーキ液圧制御ユニット。1つ
の保持部材にマスタ遮断弁、マスタ圧検出装置も取り付
ければ、1つのブレーキ液圧制御ユニットの機能を高め
ることができる。また、マスタ通路の一直線の一方の側
にマスタ遮断弁とマスタ圧検出装置との両方を設ける場
合より、ブレーキ液圧制御ユニットの小形化を図ること
ができる。 (17)前記マスタ通路の、前記一直線に対して前記マス
タシリンダに接続された側に前記マスタ遮断弁を取り付
ける(16)項に記載のブレーキ液圧制御ユニット。
【0013】(18)前記保持部材の内部に複数の液通路
が、互いに、平行な状態で形成された(4)項ないし(17)
項のいずれか1つに記載のブレーキ液圧制御ユニット。
液通路には、例えば、液圧源通路、マスタ通路、ブレー
キシリンダに接続されたブレーキ通路等が該当する。こ
れら液通路が平行に形成されれば、保持部材に効率よく
形成することができる。この場合に、複数の液通路を、
一面から同じ深さに形成しても、異なる深さに形成して
もよい。異なる深さに形成すれば、さらに効率よく形成
することができる。また、複数の液通路は、それぞれ、
前記一直線と直交する状態で設けることが望ましい。 (19)前記保持部材に、前記ブレーキシリンダへの4つ
の接続ポートと前記高圧源への接続ポートとが交互にか
つ千鳥状に形成された(5)項ないし(18)項のいずれか1
つに記載のブレーキ液圧制御ユニット。接続ポートは、
例えば、保持部材の液通路に直交する面に設けることが
できる。接続ポートには、ブレーキシリンダや高圧源に
接続されたパイプ、ホース等が継ぎ手を介して接続され
る。そのため、接続ポートの周りには継ぎ手設置用およ
び継ぎ手操作用の空間が必要になる。この場合におい
て、複数の接続ポートが一列に並んで形成される場合に
は、保持部材の上述の面が接続ポートの並び方向に大き
くなる。それに対して、複数の接続ポートが千鳥状(ジ
グザグ状)に並べられれば、その方向に大きくなること
を回避することができる。また、接続ポートが千鳥状に
並べられれば、複数の液通路が形成される深さが異なる
ことになる。
【0014】(20)前記保持部材の内部に、ブレーキシ
リンダに接続された複数のブレーキ通路が形成されると
ともに、そのうちの2つのブレーキ通路を連通させる連
通路が形成され、前記保持部材の前記一面側に、前記連
通路を連通状態と遮断状態とに切り換え可能な連通制御
弁が取り付けられた(1)項ないし(19)項のいずれか1つ
に記載のブレーキ液圧制御ユニット。ブレーキ液圧制御
ユニットに連通制御弁を取り付ければ、その分、機能を
向上させることができる。複数のブレーキ通路が平行に
形成され、連通路がこれらブレーキ通路と直交する状態
で形成されることが望ましい。
【0015】(21)ブレーキシリンダに高圧源を連通さ
せることによって、前記ブレーキシリンダ液圧を増圧可
能な増圧制御弁と、前記ブレーキシリンダを低圧源に連
通させることによって、前記ブレーキシリンダ液圧を減
圧可能な減圧制御弁と、前記ブレーキシリンダの液圧を
検出する液圧検出装置と、これらを保持する保持部材と
を含むブレーキ液圧制御ユニットであって、前記保持部
材の一面側に、これら増圧制御弁、減圧制御弁および液
圧検出装置が、ほぼ一直線に沿って並んで、かつ、前記
液圧検出装置が、前記増圧制御弁と前記減圧制御弁との
ほぼ中間に位置する状態で取り付けられたことを特徴と
するブレーキ液圧制御ユニット。液圧検出装置が増圧制
御弁と減圧制御弁との中間に位置する状態で取り付けら
れれば、増圧制御弁、減圧制御弁のいずれかの制御によ
る液圧の変化を同様に検出することができる。したがっ
て、増圧制御と減圧制御との間に偏りが生じることを回
避することができ、ブレーキシリンダ液圧の制御精度を
向上させることができる。また、増圧制御弁、減圧制御
弁および液圧検出装置が複数組取り付けられる場合に
は、これらを通る一直線が互いに平行になるように取り
付けることが望ましい。複数の増圧制御弁、減圧制御
弁、液圧検出装置が、格子状に取り付けられる場合や千
鳥状に取り付けられる場合があるが、格子状に取り付け
られるようにすれば、〔発明の実施の形態〕において説
明するように、複数の増圧制御弁や減圧制御弁に共通に
増圧通路や低圧通路を形成するのに都合がよい。本項に
記載のブレーキ液圧制御ユニットには、(1)項ないし(2
0)項のいずれかに記載の特徴を採用することができる。
例えば、(4)項に記載の一直線と本項に記載の一直線と
は交差(直交)するものとすることができる。
【0016】(22)前記保持部材の内部の、前記液圧検
出装置と前記増圧制御弁との間の液通路と、前記液圧検
出装置と前記減圧制御弁との間の液通路とが、前記一面
側から異なる深さに形成された(21)項に記載のブレーキ
液圧制御ユニット。増圧制御弁、減圧制御弁が同じ構造
を有したバルブであり、高圧側ポートと低圧側ポートと
が軸方向に隔たった位置に設けられる場合には、増圧制
御弁と高圧通路、ブレーキシリンダに接続されたブレー
キ通路との関係、減圧制御弁とブレーキ通路、リザーバ
に接続された低圧通路との関係が決まり、それによっ
て、液圧検出装置と増圧制御弁側のブレーキ通路、減圧
制御弁側のブレーキ通路との関係が決まるのであり、本
項に記載のブレーキ液圧制御ユニットにおいては、液圧
検出装置の軸方向に隔たった位置に、増圧制御弁側のブ
レーキ通路、減圧制御弁側のブレーキ通路がそれぞれ接
続される。それによって、制御弁の軸方向に平行な方向
に延びる液通路を設ける必要がなくなり、閉栓をする必
要もなくなる。ブレーキ液圧制御ユニットの製造コスト
を低減させることができるのである。 (23)前記2つの液通路が、前記保持部材の前記一面側
からの異なる距離の位置に形成された(21)項または(22)
項に記載のブレーキ液圧制御ユニット。
【0017】(24)前記保持部材の前記一面側に、ほぼ
一直線に沿って並んで前記増圧制御弁,前記減圧制御弁
および前記液圧検出装置が少なくとも2組取り付けら
れ、前記保持部材の内部に、これら増圧制御弁、減圧制
御弁および液圧検出装置を通る2つの液通路と、これら
2つの液通路を連通させる連通路とが形成され、前記保
持部材の前記一面側に、前記連通路を連通状態と遮断状
態とに切り換え可能な連通制御弁が取り付けられた(21)
項ないし(23)項のいずれか1つに記載のブレーキ液圧制
御ユニット。 (25)前記複数の電磁液圧制御弁のうち同じ種類のもの
が、前記一面側に、ほぼ一直線に沿って並んで取り付け
られた(4)項ないし(24)項のいずれか1つに記載のブレ
ーキ液圧制御ユニット。同じ種類(同じ大きさ)の電磁
制御弁が一直線に沿って並べれば、効率よく並べること
ができ、ブレーキ液圧制御ユニットの小形化を図ること
ができる。また、同じ種類の電磁制御弁は1つの液通路
で接続できる場合が多いが、その場合に一直線に沿って
並べることは好都合である。電磁制御弁には、増圧制御
弁、減圧制御弁、マスタ遮断弁、連通制御弁等の種類が
ある。本項に記載の技術的特徴は、(1)項ないし(3)項の
いずれかに記載のブレーキ液圧制御ユニットに適用する
ことができる。この場合には、複数の液圧制御用部品の
うち同じ種類のものが一直線に沿って並べられる。例え
ば、ブレーキ液圧検出装置、マスタ圧検出装置等を一直
線に沿って並べることができる。また、これらは平行に
並べることもできる。
【0018】(26)3つ以上の液圧制御用部品を保持す
る保持部材であって、それの一面に、液圧制御用部品用
の取り付け部が、二等辺三角形の頂点に位置する状態で
形成されたブレーキ液圧制御ユニット用保持部材。本項
に記載の保持部材には、前記(1)項ないし(25)項のいず
れかに記載の技術的特徴を採用することができる。 (27)一面側に、一直線に沿って並べられた複数の電磁
液圧制御弁を保持する保持部材であって、内部に、前記
一面側から見た場合に、前記複数の電磁液圧制御弁のう
ちの2つの間に、前記一直線に交差する状態で複数の液
通路が形成されたブレーキ液圧制御ユニット用保持部
材。本項に記載の保持部材には、前記(1)項ないし(25)
項のいずれかに記載の技術的特徴を採用することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態としてのブレ
ーキ液圧制御ユニットを含む液圧ブレーキ装置について
図面に基づいて詳細に説明する。図1において、10は
ブレーキ操作部材としてのブレーキペダルであり、12
は、運転者によるブレーキ操作に基づいて液圧を発生さ
せるハイドロブースタ付きマスタシリンダである。ま
た、14は、動力の供給により液圧を発生させる動力式
液圧源であり、16は、左右前輪のブレーキシリンダ2
0,21、左右後輪のブレーキシリンダ22,23を動
力式液圧源14の液圧を利用して制御可能なブレーキ液
圧制御ユニットである。
【0020】ハイドロブースタ付きマスタシリンダ(以
下、マスタシリンダと略称する)12は、液圧ブースタ
部30とマスタシリンダ部32とを含む。液圧ブースタ
部30には、動力式液圧源14の液圧を利用して、ブレ
ーキペダル10の操作力を倍力した大きさに対応する液
圧が発生させられ、マスタシリンダ部32には、液圧ブ
ースタ部30の液圧を利用して、加圧ピストンに加えら
れるブレーキ操作力を倍力した大きさに対応する液圧が
発生させられる。液圧ブースタ部30には、液通路34
を介して右後輪のブレーキシリンダ23が接続され、マ
スタシリンダ部32には、液通路36を介して右前輪の
ブレーキシリンダ21が接続される。マスタシリンダ部
32には、動力式液圧源14に異常が生じても、ブレー
キ操作力に応じた液圧が発生させられる。
【0021】動力式液圧源14は、ポンプ40およびポ
ンプモータ42を含むポンプ装置44と、アキュムレー
タ46と、アキュムレータ圧センサ48とを含む。ポン
プ40はリザーバ50の作動液を汲み上げて加圧するも
のであり、ポンプ40から吐出された作動液はアキュム
レータ46に蓄えられる。ポンプモータ42は、アキュ
ムレータ46に蓄えられる作動液の液圧、すなわち、ア
キュムレータ圧センサ48による検出液圧が設定範囲内
に保たれるように制御される。ポンプ40と低圧側との
間にはリリーフ弁52が設けられ、ポンプ40の吐出圧
が過大になることが回避される。
【0022】動力式液圧源14には、左右前輪、左右後
輪のブレーキシリンダ20〜23が高圧通路56を介し
て接続される。本実施形態においては、動力式液圧源1
4にすべてのブレーキシリンダが接続され、右前輪、右
後輪の右側のブレーキシリンダ21,23にはマスタシ
リンダ12が接続されている。また、左右前輪の2つの
ブレーキシリンダ20,21、左右後輪の2つのブレー
キシリンダ22,23は互いに連通路58,60によっ
て接続され、連通路58,60の途中に連通制御弁6
2,64が設けられている。連通制御弁62,64は、
電流が供給されない場合に連通状態にある常開弁であ
る。連通制御弁62,64が連通状態にある場合には、
前輪側の左右ブレーキシリンダ20,21および後輪側
の左右ブレーキシリンダ22,23が互いに連通させら
れ、遮断状態にある場合には、これらが遮断される。
【0023】動力式液圧源14と左右前輪のブレーキシ
リンダ20,21、左右後輪のブレーキシリンダ22,
23との間には、それぞれ、ブレーキ液圧制御弁装置7
0〜73が設けられる。ブレーキ液圧制御装置70〜7
3は、それぞれ、増圧制御弁78と減圧制御弁80とを
含む。増圧制御弁78は、ブレーキシリンダ20〜23
と動力式液圧源14との間の高圧通路56に設けられ、
減圧制御弁80は、ブレーキシリンダ20〜23とリザ
ーバ50との間の低圧通路84に設けられる。ブレーキ
シリンダ20〜23に対応して、それぞれ、ブレーキ液
圧センサ86,88が設けられる。ブレーキシリンダ2
0、21の液圧はブレーキ液圧センサ86によってそれ
ぞれ検出され、ブレーキシリンダ22,23の液圧はブ
レーキ液圧センサ88によってそれぞれ検出される。
【0024】増圧制御弁78,減圧制御弁80は、図2
に示す構造を成したものであり、シーティング弁90と
コイル92を含むソレノイド93とを含む。シーティン
グ弁90において、ハウジングの軸方向に隔たった位置
に2つのポートが形成される。先端側のポートが高圧側
ポート94であり、中間側のポートが低圧側ポート96
である。高圧側ポート94の周辺が弁座100とされ、
弁座100に対して接近・離間可能に弁子102が設け
られている。弁子102がスプリング104の付勢力に
よって弁座100に着座させられる方向に付勢される。
また、高圧側ポート94と低圧側ポート96との液圧差
に応じた差圧作用力が弁子102を弁座100から離間
させる方向に作用する。さらに、コイル92に電流が供
給されると、弁子102を弁座100から離間させる向
きの電磁駆動力が発生させられる。弁子102の弁座1
00に対する相対位置は、スプリング104の付勢力、
差圧作用力、電磁駆動力によって決まり、電磁駆動力の
制御によって、前後の差圧が制御される。
【0025】増圧制御弁78は、高圧側ポート94に高
圧通路56(動力式液圧源14)が連通し、低圧側ポー
ト96にブレーキシリンダが連通する状態で取り付けら
れる。前後の差圧は、高圧通路56の増圧制御弁78よ
りアキュムレータ側の部分に設けられた液圧センサ11
0による検出液圧とブレーキ液圧センサ86、88によ
る検出液圧との差として取得される。液圧センサ110
は、動力式液圧源14の出力液圧を検出するものである
が、アキュムレータ圧センサ48より増圧制御弁78の
近傍に設けられているため、増圧制御弁78の高圧側の
液圧をアキュムレータ圧センサ48による検出液圧を利
用するより、高圧通路56における圧力損失の影響を小
さくすることができ、前後の差圧を精度よく検出するこ
とができる。増圧制御弁78の制御により、動力式液圧
源14の出力液圧とブレーキシリンダの液圧との差圧が
制御されるのであり、ブレーキシリンダの液圧が増圧さ
れる。減圧制御弁80は、高圧側ポート94にブレーキ
シリンダが連通し、低圧側ポート96にリザーバ50
(低圧通路86)が連通する状態で取り付けられる。リ
ザーバ50の液圧はほぼ大気圧としてみなすことができ
るため、前後の差圧は、ブレーキ液圧センサ86,88
による検出液圧として取得することができる。減圧制御
弁80の制御により、ブレーキシリンダの液圧とリザー
バ50の液圧との差圧が制御されるのであり、ブレーキ
シリンダの液圧が減圧される。
【0026】液通路34,36には、マスタ遮断弁11
0,112がそれぞれ設けられるとともに、マスタ圧セ
ンサ114,116が設けられる。マスタ遮断弁11
0,112は、増圧制御弁78,減圧制御弁80等と同
様に、軸方向に隔たって設けられた2つのポートを含む
が、スプリングは、付勢力が弁子を弁座から離間させる
方向に作用する状態で設けられる。したがって、コイル
に電流が供給されない場合は、2つのポートは連通させ
られ、シーティング弁は開状態にある。また、コイルへ
の供給電流の大きさが制御されるわけではなく、ON・
OFF制御が行われるだけであり、それによって、2つ
のポートが連通させられたり、遮断されたりすることに
なり、シーティング弁が開状態と閉状態とに切り換えら
れる。ブレーキシリンダ20〜23の液圧が動力式液圧
源14の液圧により制御される間は、閉状態にされて、
ブレーキシリンダ20〜23がマスタシリンダ12から
遮断される。マスタ遮断弁110,112が連通状態に
あり、前述の連通制御弁62,64が連通状態にある場
合には、マスタシリンダ12の作動液がすべてのブレー
キシリンダ20〜23に供給されることによってブレー
キ118が作動させられる。これら、増圧制御弁78、
減圧制御弁80、連通制御弁62,64、マスタ遮断弁
110,112、ブレーキ液圧センサ86,88、マス
タ圧センサ114,116、液圧センサ110等が液圧
制御用部品に該当し、これらが後述するように1つの保
持部材としてのブロック120に保持されて、ブレーキ
液圧制御ユニット16が構成される。
【0027】液通路36には、シミュレータ装置130
も設けられる。シミュレータ装置130は、シミュレー
タ制御弁132とストロークシミュレータ134とを含
む。シミュレータ制御弁132は、供給電流のON・O
FFにより開状態と閉状態とに切り換えられる。マスタ
遮断弁110,112が遮断状態にあり、ブレーキ液圧
が動力式液圧源14の液圧を利用して制御される場合に
は、開状態にされるが、マスタ遮断弁110,112の
連通状態においては、閉状態にされて、マスタシリンダ
12の作動液の無駄な消費が回避される。
【0028】本ブレーキ装置は、ブレーキECU140
の制御により制御される。ブレーキECU140は、図
示しないCPU、RAM、ROM、入出力部等を含むコ
ンピュータを主体とするものであり、入出力部には、前
述の、アキュムレータ圧センサ48、ブレーキ液圧セン
サ86,88、液圧センサ110、マスタ圧センサ11
4,116等に加えて、ブレーキペダル10に加えられ
る操作力を検出する操作力センサ142、ブレーキペダ
ル10のストロークを検出するストロークセンサ14
4、各車輪の回転速度を検出する車輪速度センサ146
等が接続される。また、ポンプモータ42、連通制御弁
62,64、増圧制御弁78、減圧制御弁80、マスタ
遮断弁110,112のコイル等が図示しない駆動回路
を介して接続される。センサによる検出液圧等に基づい
て各電磁制御弁等が制御されることによってブレーキシ
リンダの液圧が制御される。
【0029】本実施形態においては、例えば、運転者の
所望する制動力が、ストロークセンサ144による検出
値、マスタ圧センサ114,116による検出値に基づ
いて求められ、実際のブレーキシリンダ20〜23の液
圧が、運転者の所望する制動力に対応する目標ブレーキ
液圧に近づくように制御される。なお、運転者の所望す
る制動力は、操作力センサ142による検出値、ストロ
ークセンサ144による検出値に基づいて求められるよ
うにすることもできる。また、車両の駆動装置が電動モ
ータを含むものである場合には、回生協調制御が行われ
るようにすることができる。この場合には、電動モータ
による回生制動力と液圧ブレーキ装置による液圧制動力
との和が運転者の所望する制動力に近づくように、液圧
制動力(ブレーキ液圧)が制御される。ブロック120
に保持された電磁制御弁やセンサ等の液圧制御用部品の
電源供給線や信号線等は、図7に示すボックス148内
に設けられたコネクタ等を含む配電部材を介してブレー
キECU140やバッテリ等に接続される。なお、ボッ
クス148内にブレーキECU140が設置されるよう
にしてもよい。
【0030】ブレーキ液圧制御ユニット16において、
ブロック120は、図7,8に示すように、概して直方
体状を成したものであり、1つの面の形状が概して長方
形を成したものである。ブロック120の第1面150
(XY面)には、増圧制御弁78やブレーキ液圧センサ
86等の液圧制御用部品を取り付けるための取り付け部
(凹部)が形成され、第1面150に隣接する第2面1
52(XZ面)には、マスタシリンダ12、動力式液圧
源14、ブレーキシリンダ20〜23から伸び出させら
れた液通路(パイプやホース等)の接続ポートが形成さ
れ、第1面150、第2面152の両方に隣接する第3
面154(YZ面)にはリザーバ50から伸び出させら
れた液通路(パイプやホース)の接続ポートが形成され
る。また、第1面150に平行な(対向する)第4面1
56において車体側部材に取り付けられる。
【0031】図3に示すように、ブロック120が、X
方向の二等分線Aを含むYZ面によって2つに仕切られ
た場合において、一方の側(部分157)に前輪側のブ
レーキ系統に属する液圧制御用部品が取り付けられると
ともに液通路が形成され、他方の側(部分158)に後
輪側のブレーキ系統に属する液圧制御用部品が取り付け
られるとももに液通路が形成される。ブロック120に
おいては、これら液圧制御用部品を取り付けるための凹
部や液通路が、二等分線Aを含むYZ面に対してほぼ対
称に形成される。この意味において、二等分線Aを含む
YZ面を対称面と称することができる。
【0032】ブロック120の第1面150の、二等分
線A上には液圧センサ110を取り付けるための液圧セ
ンサ用取り付け凹部160が形成される。また、第1面
150の二等分線Aの一方の側(部分157)には前輪
側のブレーキ系統に属する液圧制御用部品の取り付け凹
部、すなわち、マスタ遮断弁112用の取り付け凹部1
62f,マスタ圧センサ116用の取り付け凹部164
f、左右前輪の増圧制御弁78,減圧制御弁80用の取
り付け凹部166f,167f、ブレーキ液圧センサ8
6用の取り付け凹部168f、連通制御弁62用の取り
付け凹部170fが形成される。二等分線Aの他方の側
(部分158)には後輪用のブレーキ系統に属する部品
の取り付け凹部が同様に形成される。マスタ遮断弁11
0用の取り付け凹部162r,マスタ圧センサ114用
の取り付け凹部164r、左右後輪の増圧制御弁78,
減圧制御弁80用の取り付け凹部166r,167r、
ブレーキ液圧センサ88用の取り付け凹部168r、連
通制御弁64用の取り付け凹部170rが形成されるの
である。
【0033】これら取り付け凹部160,162f,r
〜170f,rは、XY平面からZ方向に向かって延び
た状態で、すなわち、XY平面にほぼ直交する姿勢で形
成されるのであり、これら取り付け凹部に取り付けられ
る液圧制御部品は、図8に示すように、XY平面に軸が
ほぼ直交する姿勢で一部がXY平面150から突出した
状態で取り付けられることになる。以下、各部品の取り
付け凹部間の位置関係について説明するが、凹部間の位
置関係と凹部に取り付けられた部品間の位置関係とは同
じである。
【0034】本実施形態においては、4つの増圧制御弁
用の取り付け凹部(以下、増圧制御弁用凹部と略称す
る。他の凹部についても同様とする)166f,r、4
つの減圧制御弁用凹部167f,r、ブレーキ液圧セン
サ用凹部168f,rは、それぞれ、X方向の直線B、
C、Dに沿って並んで形成される。これらが平行に適当
な間隔を隔てて形成されるのであり、直線Dが直線B,
Cのほぼ中間に位置する。また、4つの増圧制御弁用凹
部166f,r、ブレーキ液圧センサ用凹部168f,
r、減圧制御弁用凹部167f,rの同じブレーキシリ
ンダ20〜23に対応するもの同士がY方向の直線Eに
沿って並んで形成される。したがって、4つずつの増圧
制御弁用凹部166f,r、減圧制御弁用凹部167
f,r、ブレーキ液圧センサ用凹部168f,rは、格
子状に位置することになる。また、直線B、Dの間に、
マスタ圧センサ用凹部164f,rと液圧センサ用凹部
160とが位置し、直線D、C間に、連通制御弁用凹部
170f,rが位置する。これらマスタ遮断弁用凹部1
62f,r、マスタ圧センサ用凹部164f,r、連通
制御弁用凹部170f,rは、前輪側、後輪側で、それ
ぞれ、一直線Fに沿って並んで形成される。
【0035】本実施形態においては、前輪側の2つの増
圧制御弁用凹部166fから等距離の位置にマスタ圧セ
ンサ用凹部164f、マスタ遮断弁用凹部162fが位
置し、後輪側の2つの増圧制御弁用凹部166rから等
距離の位置にマスタ圧センサ用凹部164r、マスタ遮
断弁用凹部162rが位置する。さらに、中間に位置す
る2つ、すなわち、前輪側の増圧制御弁用凹部166f
と後輪側の増圧制御弁用凹部166rとから等距離の位
置に液圧センサ用凹部160が位置する。このように、
2つの増圧制御弁用凹部166f,rをそれぞれ結ぶ線
分の垂直2等分線上にマスタ圧センサ用凹部164f,
r、液圧センサ用凹部160が位置するのであり、増圧
制御弁用凹部166f,rとマスタ圧センサ用凹部16
4f,r、液圧センサ用凹部160とが千鳥状(ジグザ
グ状)に形成される。マスタ圧センサ用凹部164f,
r、液圧センサ用凹部160とブレーキ液圧センサ用凹
部168f,rとも千鳥状に形成されることになる。
【0036】さらに、前輪側において、マスタ圧センサ
用凹部164fは、2つの増圧制御弁用凹部166fと
2つのブレーキ液圧センサ用凹部168fとを頂点とす
る4角形のほぼ中央に位置する。2つの増圧制御弁用凹
部166fからもブレーキ液圧センサ用凹部168fか
らもほぼ等距離の位置にある。また、連通制御弁用凹部
170fも、2つのブレーキ液圧センサ用凹部170f
を結ぶ線分の垂直二等分線上、換言すれば、2つの減圧
制御弁用凹部168fを結ぶ線分の垂直二等分線上の位
置にある。このように、マスタ遮断弁用凹部162とマ
スタ圧センサ用凹部164とが直線Bに対して反対側に
位置する。そのため、2つが同じ側に位置する場合に比
較して、ブロック120の隙間を有効に利用することが
でき、小形化を図ることができる。なお、後輪側につい
ても同様である。
【0037】第2面152には、図7,8に示すよう
に、ブレーキシリンダ用ポート180〜183が一列に
並んで形成されるとともに、2つのブレーキシリンダ用
ポート180,181の間、2つのブレーキシリンダ用
ポート182,183の間に、それぞれ、マスタシリン
ダ用ポート184,185が形成され、2つのブレーキ
シリンダ用ポート181,183の間に動力式液圧源用
(ポンプ装置用)ポート186が形成される。このよう
に、ブレーキシリンダ用ポート180〜183とマスタ
シリンダ用ポート184,185,ポンプ装置用ポート
186とが千鳥状に設けられているため、第2面152
の面積を小さくすることができる。本実施形態において
は、4つのブレーキシリンダ用ポート180〜183の
うち、端に位置するブレーキシリンダ用ポート180,
182にそれぞれ右前輪のブレーキシリンダ21、右後
輪のブレーキシリンダ23がホース等を介して接続され
る。マスタシリンダ12に接続されるブレーキシリンダ
が両端のポートに接続されるのである。また、中間に位
置するブレーキシリンダ用ポート181,183には、
それぞれ左前輪のブレーキシリンダ20,左後輪のブレ
ーキシリンダ22がパイプ等を介して接続される。マス
タシリンダ用ポート184には、マスタシリンダ部32
が接続され、マスタシリンダ用ポート185には、液圧
ブースタ部30が接続される。また、第3面154に
は、リザーバ50に接続されるリザーバ用ポート188
が形成される。第3面154、それに対向する第5面1
90,第2面152に対向する第6面192に形成され
た開口部194は、液通路を形成するためのものであ
り、塞がれる。また、符号195で示される凹部は重量
軽減のためのものである。
【0038】ブロック120の内部には、Y方向に延び
た2つのマスタ通路200,201が形成されるととも
に、4つのブレーキ通路202〜205が形成される。
ブレーキ通路202〜205は、それぞれ、増圧側ブレ
ーキ通路202a〜205aと減圧側ブレーキ通路202
b〜205bとから構成される。マスタ通路200,20
1はマスタシリンダ用ポート184,185に連通し、
増圧側ブレーキ通路202a〜205aはそれぞれブレー
キシリンダ用ポート180〜183に連通する。前輪側
において、マスタ通路200は、それぞれ、マスタ遮断
弁用凹部162f、マスタ圧センサ用凹部164fに連
通する状態で形成される。マスタ通路200は、マスタ
遮断弁用凹部162fにマスタ遮断弁112が取り付け
られた状態で先端側のポートに連通し、マスタ遮断弁1
12の中間側のポートに連通する状態で接続通路206
fが形成される。接続通路206fは、X方向に延びた
姿勢を成したものであり、前述のブレーキ通路202a
に連通する。後輪側においても同様に、マスタ通路20
1は、マスタ遮断弁用凹部162rにマスタ遮断弁11
0が取り付けられた場合の先端側のポートに連通すると
ともに、マスタ圧センサ用凹部164rに連通する状態
で形成される。マスタ通路201とブレーキ通路204
aとは、マスタ遮断弁110の中間側ポートに連通する
接続通路206rを介して連通させられる。本実施形態
においては、マスタ通路200,接続通路206f,ブ
レーキ通路202a等によって液通路36が構成され、
マスタ通路201,接続通路206r,ブレーキ通路2
04a等によって液通路34が構成される。
【0039】ブレーキ通路202〜205において、増
圧側ブレーキ通路202a〜205aと減圧側ブレーキ通
路202b〜205bとは、ブレーキ液圧センサ用凹部1
68f,rを介して接続される。ここでは、後輪側につ
いて図4に基づいて説明する。前輪側においても同様で
あるため、説明を省略する。増圧側ブレーキ通路204
aは、増圧制御弁用凹部166r、ブレーキ液圧センサ
用凹部168rに連通し、減圧側ブレーキ通路204b
は、ブレーキ液圧センサ用凹部168r、減圧制御弁用
凹部167rに連通する。増圧側ブレーキ通路204a
は、増圧制御弁用凹部166rに増圧制御弁78が取り
付けられた状態で、中間側の低圧側ポート96に連通
し、減圧側ブレーキ通路204bは、減圧制御弁用凹部
167に減圧制御弁80が取り付けられた状態で、先端
側の高圧側ポート94に連通する状態で形成される。ま
た、増圧制御弁用凹部166r,減圧制御弁用凹部16
7rは、これら凹部166r,167rに、それぞれ、
増圧制御弁78,減圧制御弁80が取り付けられた状態
で、第1面150からの突出量がほぼ同じになるように
形成される。
【0040】これらを考慮すると、増圧側ブレーキ通路
204aと減圧側ブレーキ通路204bとは、第1面15
0からのZ方向の距離、すなわち、深さが異なる位置に
形成されることになるのであり、本来、これらブレーキ
通路204a、204bを接続するためには、Z方向に延
びる液通路を形成する必要がある。それに対して、ブレ
ーキ液圧センサ用凹部168を利用すれば、別個にZ方
向に延びる液通路を形成する必要がなくなる。液通路を
製造する必要がなくなり、開口部を閉栓する工程を増や
す必要もなくなるのであり、ブレーキ液圧制御用ユニッ
トの製造コストを低減させることができる。ブレーキ液
圧センサ用凹部168rには、ブレーキ液圧センサ88
がこれらブレーキ通路204a,204bの接続部より第
1面側に液圧検出部が位置する状態で取り付けられるの
であり、液圧検出部が対向する液圧室にブレーキ通路2
04a,204bの両方が接続することになる。したがっ
て、ブレーキ液圧センサ88によって、ブレーキシリン
ダ液圧の増圧変化、減圧変化の両方を同じように検出す
ることができ、制御の偏りを小さくすることができる。
【0041】ブロック120には、Y方向に延びた高圧
通路210が形成される。高圧通路210は、ポンプ装
置用ポート186に連通させられたもので、液圧センサ
用凹部160に連通する。高圧通路210は、第1面1
50から見た場合に二等分線Aに沿った状態で形成され
る。このように、本実施形態においては、マスタ通路2
00,201、ブレーキ通路202〜205および高圧
通路210がいずれもY方向に延びて形成されるのであ
り、互いに平行に形成される。したがって、ブロック1
20内に効率よく複数の液通路を形成することができ、
ブレーキ液圧制御ユニットの小形化を図ることができ
る。
【0042】それに対して、4つの増圧制御弁用凹部1
66f,rに共通の増圧通路220が形成され、4つの
減圧制御弁用凹部168に共通する低圧通路222が形
成される。増圧通路220は、増圧制御弁用凹部166
に増圧制御弁78が取り付けられた状態で、先端側の高
圧側ポート94に連通するものであり、X方向に延びた
状態で形成される。増圧通路220には、前述の高圧通
路210が連通して、ポンプ装置44に連通させられ
る。増圧通路220は直線Bとほぼ平行に延びたもので
ある。増圧制御弁78の中間側の低圧側ポート96に
は、増圧側ブレーキ通路202a〜205aを介してブレ
ーキシリンダ20〜23に連通させられる。本実施形態
においては、高圧通路210、増圧通路220、ブレー
キ通路202a〜205a等によって液通路54が構成さ
れる。なお、ブレーキ通路202a,204aが液通路3
4,36と液通路56とで共通とされる。
【0043】減圧通路222は、減圧制御弁用凹部16
7に減圧制御弁80が取り付けられた状態で、中間側の
低圧側ポート96に連通する状態で形成され、リザーバ
用接続ポート188に連通する。減圧通路222は、直
線Cにほぼ平行に延びたものである。また、リザーバ用
接続ポート188には、リザーバ通路224が接続され
てリザーバ50に連通させられる。減圧制御弁80の先
端側の高圧側ポート94には、ブレーキ通路202b〜
205bが連通させられ、ブレーキシリンダ20〜23
に連通させられる。本実施形態においては、ブレーキ通
路202a〜205a,202b〜205b、減圧通路22
2,リザーバ通路224等によって液通路86が構成さ
れる。
【0044】このように、4つの増圧制御弁用凹部16
6f,r、減圧制御弁用凹部168f,rがそれぞれ一
直線B、Cに沿って設けられるため、増圧通路220,
減圧通路222を共通に設けることができる。形成すべ
き液通路の本数を減らすことができ、製造コストを低減
させることができる。また、高圧通路210と、2つの
マスタ通路200,201とが、隣接する2つの増圧制
御弁用凹部166の隙間に形成されることになり、その
分、ブロック120の小形化を図ることができる。さら
に、増圧通路220の中間部において高圧通路210と
連通することになるため、ポンプ装置44の作動液を前
輪側のブレーキ系統と後輪側のブレーキ系統とで均等に
利用することができ、伝達特性を向上させることができ
る。特に、高圧通路210が前述のようにブロック12
0の二等分線Aに沿って形成されるため、増圧制御精度
の低下を抑制することができる。
【0045】また、マスタ通路200,201と高圧通
路210とが別個独立に形成される。さらに、ブレーキ
通路202a,204a等は動圧系(動力式液圧源14の
液圧によりブレーキ118が作動させられる系統)と静
圧系(マスタシリンダ12の液圧によりブレーキ118
が作動させられる系統)とで共通であるが、その他は大
部分は動圧系と制圧系とで別個独立に形成される。ま
た、ブレーキ通路202a〜205aに設けられた増圧制
御弁78により、ブレーキシリンダ20〜23をそれぞ
れ別個に動力式液圧源14から遮断することが可能であ
る。したがって、動圧系に異常が生じても静圧系により
ブレーキ118を作動させることができる。また、一方
のブレーキ系統に液漏れ等の異常が生じても、他方のブ
レーキ系統のブレーキを作動させることも可能である。
さらに、マスタ通路200,201(制圧系)と高圧通
路210(動圧系)とが隣接して設けられるため、動圧
系と静圧係との切り換えを簡単にすることができる。す
なわち、切り換えのための部品点数を少なくすることが
できるのである。
【0046】それに対して、ブロック120の内部に
は、前輪側の2つのブレーキ通路202,203を接続
する連通路58,後輪側の2つのブレーキ通路204,
205を連通する連通路60がそれぞれ、X方向に延び
た姿勢が形成される。後輪側について、連通路60は、
第1連通路230rと第2連通路232rとを含む。図
4〜6に示すように、これら第1連通路230rと第2
連通路232rとは連通制御弁用凹部170rを介して
接続される。第1連通路230rは、連通制御弁用凹部
170rに連通制御弁64が取り付けられた場合の中間
側のポートに連通するとともに、ブレーキ通路205a
に連通する状態で形成され、第2連通路232rは、連
通制御弁64の先端側のポートに連通するとともに、ブ
レーキ通路204bに連通する状態で形成される。前輪
側についても同様に、第1連通路230f,第2連通路
232fが形成され、2つのブレーキ通路202,20
3を連通する。
【0047】以上のように形成されたブロック120
に、図8に示すように、各部品が取り付けられる。各部
品の相対位置関係は、前述のように、取付け凹部の相対
位置関係と同じであるため、説明を省略する。図8に
は、マスタ遮断弁等にコイルが取り付けられていない状
態が示されているが、その後、コイル等が取り付けられ
て、図7に示すようにケース240が被せられる。ケー
ス240から伸び出させられた電源供給線や信号線等
は、ボックス148内の配線部材を介して、バッテリや
ブレーキECU140に接続される。ケース240の上
面はカバー242によって覆われる。この場合におい
て、ブロック120の第1面150側にすべての液圧制
御用部品が取り付けられるため、これらのリード線等を
まとめるのが容易となる。
【0048】なお、上記実施形態においては、増圧制御
弁78,減圧制御弁80がコイルへの供給電流の大きさ
を制御することによって前後の差圧を連続的に制御可能
なリニア制御弁であったが、供給電流のON・OFFに
より開閉可能な単なる開閉弁とすることができる。この
場合には、電磁開閉弁の制御により、ブレーキシリンダ
の液圧が制御される。また、増圧制御弁78,減圧制御
弁80が4つのブレーキシリンダのそれぞれに対応して
設けられていたが、2つまたは3つのブレーキシリンダ
に共通に設けられるようにしたり、4つのブレーキシリ
ンダに共通に設けられるようにしたりすることもでき
る。
【0049】さらに、ブロック120には、動力式液圧
源14の構成要素(例えば、ポンプ、ポンプモータ、ア
キュムレータ等)やシミュレータ装置130の構成要
素、リリーフ弁52、リザーバ50等を取り付けること
も可能である。さらに、ブレーキシリンダ毎にブレーキ
液圧センサを設けることは不可欠ではない。通常制動中
においては、これらは同じ大きさであるとみなしても差
し支えない場合が多いのである。また、ハイドロマスタ
シリンダ12を通常のタンデム式のマスタシリンダとす
ることができる。さらに、アキュムレータ圧センサ48
の代わりに圧力スイッチとすることもできる。また、連
通路58,60および連通制御弁62,64は不可欠で
はない。さらに、ブレーキシリンダを5つ以上備えたブ
レーキ装置にも適用することができる。また、第4面1
56において車体側部材に固定されるようにされていた
が、接続ポートが設けられていない面であれば、第5面
190,第6面192において固定されるようにした
り、複数の面において固定されるようにしたりすること
もできる。さらに、X配管のブレーキ装置に適用するこ
ともできる。その他、本発明は、前記〔発明が解決しよ
うとする課題、課題解決手段および効果〕に記載の態様
の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施し
た態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるブレーキ液圧制御ユ
ニットを含むブレーキ装置の全体の回路図である。
【図2】上記ブレーキ液圧制御ユニットに取り付けられ
た液圧制御弁を概念的に示す断面図である。
【図3】上記ブレーキ液圧制御ユニットの平面図であ
る。
【図4】図3のI−I断面図である。
【図5】図3のII−II断面図である。
【図6】図3のIII−III断面図である。
【図7】上記ブレーキ液圧制御ユニットの斜視図であ
る。
【図8】上記ブレーキ液圧制御ユニットの斜視図であ
る。
【符号の説明】
16ブレーキ液圧制御ユニット 120ブロック 166増圧制御弁用凹部 167減圧制御弁用凹部 168ブレーキ液圧センサ用凹部 200,201マスタ通路 202〜205ブレーキ通路 210高圧通路 220増圧通路 222減圧通路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキシリンダの液圧を制御可能な電磁
    液圧制御弁と、その電磁液圧制御弁の制御に利用される
    液圧を検出する液圧検出装置との少なくとも一方として
    の液圧制御用部品3つ以上と、 それら液圧制御用部品を保持する保持部材とを含むブレ
    ーキ液圧制御ユニットであって、 前記保持部材の一面側に、前記3つ以上の液圧制御用部
    品のうちの3つの主体部が、2つの液圧制御用部品から
    ほぼ等距離の位置に他の1つが位置する状態で取り付け
    られたことを特徴とするブレーキ液圧制御ユニット。
  2. 【請求項2】ブレーキシリンダの液圧を制御可能な複数
    の電磁液圧制御弁と、 これら複数の電磁液圧制御弁を保持する保持部材とを含
    むブレーキ液圧制御ユニットであって、 前記保持部材の一面側に、前記複数の電磁液圧制御弁の
    主体部がほぼ一直線に沿って並んで取り付けられ、前記
    保持部材の内部に、高圧源に接続された高圧通路が、前
    記一面側から見た場合に、前記複数の電磁液圧制御弁の
    うちの2つの間に、前記一直線と交差する状態で形成さ
    れたことを特徴とするブレーキ液圧制御ユニット。
  3. 【請求項3】前記一直線に沿って並んで前記保持部材に
    取り付けられた電磁液圧制御弁が4つであり、前記高圧
    源が、動力の供給により作動液を加圧する動力式液圧源
    と、運転者の操作により液圧を発生させるマスタシリン
    ダとを含み、前記動力式液圧源に接続された液圧源通路
    と、前記マスタシリンダに接続されたマスタ通路とが、
    前記保持部材の内部に、その保持部材の前記一面側から
    見た場合に、前記4つの電磁液圧制御弁のうちの2つず
    つの間に、前記一直線と交差する状態でそれぞれ設けら
    れた請求項2に記載のブレーキ液圧制御ユニット。
  4. 【請求項4】当該ブレーキ液圧制御ユニットが、2つの
    ブレーキ系統を含むブレーキ装置に搭載されるものであ
    って、 前記4つの電磁液圧制御弁のうちの、端から2つずつ
    が、それぞれ異なるブレーキ系統に対応するものである
    請求項3に記載のブレーキ液圧制御ユニット。
  5. 【請求項5】前記液圧源通路が、前記一面側から見た場
    合に、前記4つの電磁液圧制御弁のうちの中間に位置す
    る2つの間に設けられた請求項3または4に記載のブレ
    ーキ液圧制御ユニット。
  6. 【請求項6】前記マスタ通路の2本が、前記一面側から
    見た場合に、前記2つのブレーキ系統の各々に属する2
    つの電磁液圧制御弁の間にそれぞれ延びた状態で形成さ
    れた請求項4または5に記載のブレーキ液圧制御ユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】前記保持部材の前記一面側に、前記マスタ
    通路の、前記一直線の片側の部分に連通する状態で、そ
    のマスタ通路を連通させたり遮断したりするマスタ遮断
    弁が取り付けられ、前記一直線の他方の側の部分に連通
    する状態で、前記マスタ通路の液圧を検出するマスタ圧
    検出装置が取り付けられた請求項3ないし6のいずれか
    1つに記載のブレーキ液圧制御ユニット。
  8. 【請求項8】前記保持部材に、前記ブレーキシリンダへ
    の4つの接続ポートと前記高圧源への接続ポートとが交
    互に形成された請求項2ないし7のいずれか1つに記載
    のブレーキ液圧制御ユニット。
  9. 【請求項9】ブレーキシリンダに高圧源を連通させるこ
    とによって、前記ブレーキシリンダ液圧を増圧可能な増
    圧制御弁と、 前記ブレーキシリンダを低圧源に連通させることによっ
    て、前記ブレーキシリンダ液圧を減圧可能な減圧制御弁
    と、 前記ブレーキシリンダの液圧を検出する液圧検出装置
    と、 これらを保持する保持部材とを含むブレーキ液圧制御ユ
    ニットであって、 前記保持部材の一面側に、これら増圧制御弁、減圧制御
    弁および液圧検出装置の主体部が、ほぼ一直線に沿って
    並んで、かつ、前記液圧検出装置が、前記増圧制御弁と
    前記減圧制御弁とのほぼ中間に位置する状態で取り付け
    られたことを特徴とするブレーキ液圧制御ユニット。
  10. 【請求項10】前記保持部材の内部の、前記液圧検出装
    置と前記増圧制御弁との間の液通路と、前記液圧検出装
    置と前記減圧制御弁との間の液通路とが、前記一面側か
    ら異なる深さに形成された請求項9に記載のブレーキ液
    圧制御ユニット。
  11. 【請求項11】前記保持部材の前記一面側に、ほぼ一直
    線に沿って並んで前記増圧制御弁,前記減圧制御弁およ
    び前記液圧検出装置が2組取り付けられ、前記保持部材
    の内部に、これら増圧制御弁、減圧制御弁および液圧検
    出装置を通る2つの液通路と、これら2つの液通路を連
    通させる連通路とが形成され、前記保持部材の前記一面
    側に、前記連通路を連通状態と遮断状態とに切り換え可
    能な連通制御弁が取り付けられた請求項10に記載のブ
    レーキ液圧制御ユニット。
  12. 【請求項12】前記複数の電磁液圧制御弁のうち同じ種
    類のものが、前記一面側に、ほぼ一直線に沿って並んで
    取り付けられた請求項2ないし7のいずれか1つに記載
    のブレーキ液圧制御ユニット。
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