JP2002346064A - 電飾装置を備えた遊技機 - Google Patents

電飾装置を備えた遊技機

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JP2002346064A JP2001155767A JP2001155767A JP2002346064A JP 2002346064 A JP2002346064 A JP 2002346064A JP 2001155767 A JP2001155767 A JP 2001155767A JP 2001155767 A JP2001155767 A JP 2001155767A JP 2002346064 A JP2002346064 A JP 2002346064A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機に発光体から発光される光の進行方向
を変化させる電飾装置を備えることによって、遊技者に
斬新な視覚効果を与えることである。 【解決手段】 遊技盤2における図柄表示装置4は、遊
技盤2に取付けられる枠体7と、枠体7に遊技盤2の裏
面側から取付けられる図柄表示器8と、図柄表示器8の
上方に枠体7と一体化されている電飾装置6から構成す
る。電飾装置6に備えられる傾斜反射板は、遊技状態に
応じて駆動源であるモーター等によって回転する。ま
た、光源体によって放光された光は傾斜反射板によって
反射されレンズ体を通過して遊技者に届くようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、特定の遊技状態
となった場合等に発光する演出を行なう電飾装置を備え
る遊技機に関し、詳しくは電飾装置を用いて遊技者を盛
上げるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来から遊技機には、豆ランプ,発光
ダイオード等を光源とする種々の電飾装置が備えられ
る。これらの光源は、特定の遊技状態となった場合に、
点滅等して遊技者の気分を盛り上げ、遊技者を楽しませ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従来
の電飾装置による演出は発光体の点灯、点滅、消灯のみ
によるものがほとんどであり、斬新さがなく遊技者に与
える視覚効果に乏しいといった問題点があった。
【0004】本発明は上述した実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、発光体から発光される光の進行
方向を変化させることで、遊技者に与える視覚効果を高
めることができる遊技機を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】 上記課題を解
決するため、請求項1に記載の発明は、遊技状態に応じ
て発光する電飾装置を備えた遊技機であって、前記電飾
装置は、発光体と、発光体から放光された光を反射する
傾斜反射板と、発光体から傾斜反射板に向かって放光さ
れる光の光軸回りに傾斜反射板を回転させる駆動源とを
備える。そして、前記傾斜反射板には、当該傾斜反射板
から反射された光の進行方向前面及び側面を囲む内レン
ズ体が一体化されている。上記遊技機では、発光体から
放光された光は、傾斜反射板で反射されて遊技者の目で
視認される。この傾斜反射板は、駆動源によって発光体
から傾斜反射板に向かう光の光軸周りに回転させられる
ため、傾斜反射板で反射される光は、傾斜反射板の回転
に伴って反射方向が変化させられる。したがって、発光
体の点灯等による演出のみならず、発光体から放光され
る光の進行方向が変化する演出が可能となり、遊技者に
与える視覚効果を高めることができる。また、傾斜反射
板で反射された光の進行方向側面が内レンズ体により囲
まれているため、傾斜反射板で反射された光は内レンズ
体の側面でさらに反射され、当該内レンズ体の中央(反
射された光の前面)により多くの光が集まる。したがっ
て、当該内レンズ体の側面と中央の光量の対照性から、
遊技者は反射された光の進行方向の変化を明確に視認す
ることができる。
【0006】請求項1に記載の遊技機においては、内レ
ンズ体が拡散レンズであることが好ましい。このような
構成によれば、傾斜反射板で反射した光は拡散レンズに
よって拡散される。したがって、傾斜反射板が光軸回り
に回転して、その反射面が遊技者と正対する位置からず
れたときでも、遊技者は拡散レンズで拡散された光(反
射板で反射された光)を視認することができる。
【0007】また、上記課題は請求項3に記載の遊技機
によっても解決することができる。すなわち、請求項3
に記載の遊技機は、遊技状態に応じて発光する電飾装置
を備えた遊技機であって、前記電飾装置は、発光体と、
発光体から放光された光を反射する傾斜反射板と、発光
体から傾斜反射板に向かって放光される光の光軸回りに
傾斜反射板を回転させる駆動源とを備える。そして、前
記傾斜反射板には、当該傾斜反射板から反射された光の
進行方向前面に拡散レンズが一体化されている。上記遊
技機では、傾斜反射板が駆動源によって回転させられる
ことで、傾斜反射板で反射された光の進行方向を変化さ
せることができる。したがって、光の進行方向が変化す
る斬新な光の演出が可能となり、遊技者に与える視覚効
果を高めることができる。また、傾斜反射板で反射され
た光は、その進行方向前面に配された拡散レンズによっ
て拡散される。したがって、傾斜反射板の反射面が遊技
者と正対する位置からずれたときでも、遊技者は拡散レ
ンズで拡散された光(反射板で反射した光)を視認する
ことができる。
【0008】また、請求項1〜3に記載の遊技機におい
て、前記傾斜反射板を覆い、かつ、光を透過可能な着色
された外レンズ体を備えても良い。このような形態によ
ると、遊技者は傾斜反射板の回転を直接視認することは
なく、傾斜反射板から反射された光により輝く外レンズ
体(着色された色に輝く)を強く認識することができ
る。
【0009】また、上記した各請求項に記載の遊技機で
は、さらに、遊技状態に応じて図柄を変動表示する図柄
表示器を備え、その図柄表示器と前記電飾装置が同一の
枠体に取付けられるとともに、その電飾装置の発光体及
び/又は駆動源が、前記図柄表示器の図柄変動に応じて
作動することが好ましい。上記遊技機では、同一の枠体
に図柄表示器と電飾装置が取付けられ、図柄表示器の図
柄変動に応じて電飾装置が作動することから、図柄変動
による演出と、それに連動した電飾装置による演出を効
果的に行うことができる。したがって、遊技者は面白み
のある遊技を楽しむことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】 上述した各請求項に記載の発明
は、下記に記載の形態で好適に実施することができる。 (形態1) 請求項1〜5のいずれかに記載の電飾装置
には、傾斜反射板に対して所定の角度傾いた状態で正対
するプレートが設けられ、このプレート上には、列状、
格子状、放射状等に複数の発光体が配列されていること
が好ましい。このような形態によると、複数の発光体を
配列することで、発光体による放光場所や放光する発光
体数(光の光量)を変化することができる。したがっ
て、遊技機の機種毎に応じた効果的な演出を図ることが
できる。 (形態2) 請求項1〜5、又は、形態1のいずれかに
記載の電飾装置には、さらに、傾斜反射板の回転位置を
検出する手段と、その検出手段で検出された回転位置に
基づいて駆動源を制御する制御手段を備え、その制御手
段は、回転停止時には傾斜反射板の反射面が遊技者と正
対する位置からずれた位置で回転を停止させることが好
ましい。このような形態によると、一旦停止した電飾装
置が次に作動する際は、電飾装置から照射される光は遊
技者の正面からずれた位置に照射される。したがって、
遊技者が電飾装置作動時の突然の光の照射によって眩惑
することを防ぐことができる。 (形態3) 請求項1〜5、又は、形態1、2のいずれ
かに記載の電飾装置では、前記駆動源は遊技機裏面部に
取付けることが好ましい。このような態様によると、遊
技者に駆動源が見えることがなくなり、意匠的に優れた
遊技機となる。
【0011】
【実施例】 以下、本発明を具現化した一実施例に係る
パチンコ機について図1〜10を参照して説明する。パ
チンコ機の個々の装置や部材の機械的構造は公知である
ため、それらの詳細な説明は省略し、本発明に関するも
のを主に説明する。図1は、本実施例に係るパチンコ機
に装備される遊技盤2の正面図である。図1に示すよう
に、遊技盤2には、レール5に囲まれた内部に遊技領域
3が設けられている。遊技領域3には、ハンドル(図示
省略)を操作することで発射装置(図示省略)から発射
されたパチンコ球が打ち込まれる。このパチンコ球は遊
技領域3内を釘等によって進行方向を変化させながら流
下し、遊技領域3内に配された各種遊技装置を作動させ
る。
【0012】遊技領域3には、その中央に図柄表示装置
4が配設されている。図柄表示装置4の下方には第1種
始動口10、大入賞口12が設けられている。第1種始
動口10には、始動口センサ11が設けられている。パ
チンコ球が第1種始動口10に入賞すると、始動口セン
サ11がそのパチンコ球を検出し、図柄表示装置4に備
えられた図柄表示器8は図柄変動を開始する。また、パ
チンコ球が第1種始動口10に入ると、賞球が上皿(図
示省略)に払出される。大入賞口12には、開閉蓋13
と、この開閉蓋13を開閉駆動するソレノイド15が備
えられている。この開閉蓋13は、図柄表示器8で行わ
れる図柄変動が所定の表示態様(例えば、同一図柄が揃
う)となると所定の条件時間(本実施例では20秒間)
開放される。開閉蓋13が開放されると、大入賞口12
にパチンコ球が入賞可能な状態となり、大入賞口12に
パチンコ球が入賞すると上皿(図示省略)に賞球が払出
される。また、大入賞口12には入賞球検出センサ11
3(図1では図示省略:ただし図7に表示)が備えられ
ており、大入賞口12に入賞したパチンコ球の個数を計
数する。なお、本実施例に係るパチンコ機では、大入賞
口12にパチンコ球が10個入賞した場合は、前述した
20秒が経過する前でも開閉蓋13は閉じられる。ま
た、大入賞口12には、Vゾーン16が設けられ、この
Vゾーン16にはVゾーンセンサ17が設けられてい
る。そして、開閉蓋13が開かれている間にVゾーン1
6にパチンコ球が入賞すると、Vゾーンセンサ17がそ
のパチンコ球を検出し、その検出情報に基づいて開閉蓋
13が所定回数(本実施例では15回)開放される。こ
のような動作により、1回の大当り遊技が終了し、通常
の遊技状態に戻る。
【0013】次に、遊技盤2に備えられている図柄表示
装置4について図2を参照して説明する。図2は図柄表
示装置4の正面図である。図柄表示装置4は、遊技盤2
に取付けられる枠体7と、枠体7に遊技盤2の裏面側か
ら取付けられる液晶表示器からなる図柄表示器8と、図
柄表示器8の上方に枠体7と一体化されている電飾装置
6から構成される。なお、図1、図2においては、電飾
装置6は、遊技者が電飾を認識できる部分のみが遊技盤
2の表面に露出している。枠体7は、図柄表示装置4を
遊技盤2に取付けるための取付枠として機能し、パトロ
ールカー前面をモチーフとした形状に形成され、また、
「POLICE」の文字が枠体7の左上方部に装飾され
ている。図柄表示器8には特別図柄(左図柄、中図柄、
右図柄)が変動表示され、変動停止時の表示態様によっ
て遊技状態が変化する(大当り遊技状態や、通常の遊技
状態)。
【0014】続いて、電飾装置6について図3〜図5を
参照して説明する。図3は、電飾装置6の全体斜視図で
ある。図4、図5は図3の電飾装置6の駆動機構を示す
斜視図である。図4に示すように、電飾装置6にはプレ
ート43が備えられている。プレート43の上面にはL
ED42がほぼ格子状に配設されている。さらに、プレ
ート43の中央には支柱45が立設されている。支柱4
5には、歯車48が回転可能に支持される。すなわち、
歯車48は、支柱45が挿通する貫通孔が形成された保
持部48aが設けられ、その保持部48aと外周部48
c(歯が形成される)が3本の連結部48bで連結され
る。そして、保持部48aに支柱45が挿通され、歯車
48はプレート43の上方で保持される。なお、この状
態では、プレート43上面のLED42は外周部48c
内に位置し、LED42から放光された光は、外周部4
8cと保持部48aを通って上方に進むこととなる。歯
車48には、傾斜反射板40が、歯車48(プレート4
3)に対して一定の角度で取付けられる。傾斜反射板4
0の下面は、光を反射する反射面とされている。また、
歯車48には、図5に示すように、傾斜反射板40の周
縁と外周部48cとで形成される開口部を覆うレンズ体
52が取り付けられる。レンズ体52の中央は拡散レン
ズとされている。したがって、歯車48がプレート43
に取付けられた状態では、傾斜反射板40の反射面がL
ED42と対向し、LED42から放光された光を反射
する。また、傾斜反射板40で反射された光は、レンズ
体52を通って外部に放光されることとなる。上記のよ
うに傾斜反射板40とレンズ体52が一体化された歯車
48は、歯車機構(46a〜46g)を介してモーター
44の回転が伝達される。すなわち、歯車48(詳しく
は外周部48c)には歯車46gが噛合しており、同様
に歯車46gには歯車46f、46e、46d、46c、4
6b、46aが順に噛合している。歯車46aはモーター
44の出力軸に固定される。したがって、モーター44
が回転すると歯車46a〜46gを介して歯車48に回
転が伝達されて、歯車48がプレート43に対して回転
する。なお、歯車46a〜46gはカバー50内に収容
される。また、プレート43には、歯車48(傾斜反射
板40)の回転位置を検出する位置検出手段(図3〜図
5では図示省略:但し図7に表示)が設置されている。
詳しくは、歯車48に施されたマーキング(図示省略)
を検出するための位置検出センサ112が歯車48の下
面に設けられている。歯車48のマーキングは、歯車4
8の外周部48cを8等分した内の1つの部位の裏面全
体に施される。このマーキングと、傾斜反射板40と、
位置検出センサ112の位置関係は、位置検出センサ1
12がマーキングの中心を検出するときに、傾斜反射板
40の反射面が遊技機の正面を向き、反射面が遊技者と
正対するように調整されている。したがって、傾斜反射
板40の反射面が遊技者に正対する位置から所定の角度
範囲内(−22.5度〜+22.5度)となるときは、
位置検出センサ112が歯車48のマーキングを検出
し、傾斜反射板40の反射面が遊技者に正対する位置か
ら所定の角度以上ずれると、位置検出センサ112によ
り歯車48のマーキングが検出されない。なお、傾斜反
射板40とレンズ体52が一体化された歯車48は、円
筒の下面を切りぬいた形状をなしたグローブ7(外レン
ズ体)に覆われている。グローブ7は、グローブ7は光
を透過可能な合成樹脂であり、赤色に着色されている。
グローブ7の底面は、プレート43に接合されている
(図3参照)。
【0015】上述した電飾装置6は次のように作動す
る。モーター44が作動すると、歯車46a〜46gを
介して歯車48に回転が伝達され、歯車48に一体化さ
れた傾斜反射板40とレンズ体52も回転する。また、
LED42が発光すると、LED42から発せられた光
は、傾斜反射板40で反射してレンズ体52、グローブ
7を通過し遊技者に届く(図5の光60)。したがっ
て、モーター44が作動している状態でLED42が発
光すると、傾斜反射板40で反射した光は歯車48の回
転に伴って進行方向が回転することとなる。なお、後で
詳述するように、歯車48が回転すると、位置検出セン
サ112によって歯車48に施されたマーキングが検出
され、その検出状態(ON又はOFF)に基づいてモー
ター44の駆動が制御される。
【0016】次に、光源体であるLED42によって発
光された光の、傾斜反射板40による反射の態様の一例
を、図6を用いて説明する。図6(a)は、電飾装置6
に備えられた歯車48と、歯車48に一体として取付け
られた傾斜反射板40と、レンズ体52(本実施例では
レンズ体52の中央52aは拡散レンズである)を示し
た斜視図である。また、図6(b)は、図6(a)の平面
図であり、傾斜反射板40で反射したときの光の一部を
示してある。図6(c)は図6(b)の状態から45°左
回転した図であり、傾斜反射板40で反射したときの光
の一部を示してある。図6(b)において、発光体であ
るLED42から発光された光は、傾斜反射板40で反
射されレンズ体52を通過する。この際、レンズ体52
は、傾斜反射板40の側面52bにも配されていること
から、傾斜反射板40で反射された光がレンズ体52の
中央52aに集光される。また、レンズ体52の中央5
2aには拡散レンズを用いていることから、レンズ体5
2の中央52aを通過する際に光が拡散され、遊技者4
1に到達する光(60g)や、レンズ体52への入射方
向とは違う方向へ進行する光(60f)が生じる。ま
た、図6(c)の場合でも、レンズ体52を透過した光
は、レンズ体52を直進する光(60i)だけでなく、
レンズ体52中央52aの拡散レンズにより入射方向と
は違う方向に拡散された光(60h)があり、その光は
遊技者41の方向に進行する。したがって、図6(c)
の状態でも、LED42から発光された光を遊技者が感
知することができる。
【0017】次に、上記の図柄表示器8、電飾装置6
(詳しくは、モーター44、LED42)を制御する制
御系の構成について図7に基づいて説明する。図7はパ
チンコ機の遊技動作等を制御する制御系の一例を示すブ
ロック図である。遊技動作を制御する制御回路部100
は、CPU102、ROM104、RAM106、入力
ポート110、出力ポート114で構成されている。C
PU102は、ROM104に格納された遊技制御プロ
グラムに従って遊技盤2に装備された各種装置を全体的
に制御する。ROM104に格納される遊技制御プログ
ラムには、コマンドデータを作成する処理や、その作成
したコマンドデータを出力ポート114を介して各回路
部(ソレノイド駆動回路部126、LED点灯回路部1
28、モーター駆動回路部130)や、表示制御部12
4に送信する処理等を実現するためのプログラムが含ま
れている。RAM106はワークメモリとして使用され
るメイン記憶素子であって、保留球数(特別図柄を変動
表示中に第1種始動口10に入賞したパチンコ球の数)
や、当該図柄変動が大当たりか否かを示す大当たりフラ
グ等の各種データ、出入力信号が各種プログラムの実行
に応じて格納される。このCPU102、ROM104
及びRAM106はバス108によって入力ポート11
0及び出力ポート114と相互に接続されている。
【0018】入力ポート110には、第1種始動口10
に設けられて入賞球を検出する始動口センサ11や、大
入賞口12の内部に設けられてVゾーン16への入賞球
を検出するVゾーンセンサ17が接続されている。さら
に、歯車48のマーキングを検出する位置検出センサ1
12、大入賞口12に入賞したパチンコ球の個数を検出
する入賞球検出センサ113が入力ポート110に接続
されている。それぞれのセンサは検出信号を入力ポート
110に送信し、入力ポート110で受信された信号は
バス108を介して制御回路部100に取り込まれる。
【0019】出力ポート114には表示制御部124、
ソレノイド駆動回路部126、LED点灯回路部12
8、モーター駆動回路部130が接続されている。表示
制御部124は、制御回路部100から受信したコマン
ドデータに基づいて、図柄表示器8に所定の画像(背景
図、特別図柄、エラーメッセージ等)を表示するための
制御を行なう。ソノレイド駆動回路部126は、制御回
路部100からの命令により、ソノレイド15を駆動す
るための電力供給のON−OFFスイッチングを行な
う。例えば、制御回路部100で前述した入賞球検出セ
ンサ113による10個目のパチンコ球入賞情報を受信
すると、制御回路部100は開閉蓋13を閉じるコマン
ド(信号)をソノレイド駆動回路部126に出力する。
ソノレイド駆動回路部126は、ソノレイド15への電
力供給をOFFし、開閉蓋13を閉じる。LED点灯回
路部128、モーター駆動回路部130は、制御回路部
100からの出力データに従って、LED42の点灯、
消灯、モーター44の駆動を行なう。詳しくは、上述し
たソノレイド駆動回路部126と同様に電力供給のON
―OFFスイッチングを行なうことによって、LED4
2を点灯、消灯させ、モーター44を作動、停止する。
【0020】なお、制御回路部100、表示制御部12
4、ソレノイド駆動回路部126等の各回路部は、いず
れも遊技盤2の裏面側の所定部位に装着されている。ま
た、本実施例に係る遊技盤2には、上記の各回路部以外
にも、賞球処理を行う払出駆動回路部等が設けられる。
さらには、表示制御部124以外に、スピーカから効果
音やBGMを発生させる処理を行う音声制御部等が設け
られる。しかし、これらについては公知である従来のパ
チンコ機の制御構成と同一であれば良く、本発明を特に
特徴づけるわけではないのでその詳細な説明は省略する
【0021】次に、上述のように構成されるパチンコ機
において、図柄表示器8、LED42、モーター44を
制御するための制御回路部100における処理について
図8のフローチャートを参照して説明する。図8は制御
回路部100で行われる処理のフローチャートである。
まず、制御回路部100は、始動口センサ11から出力
された信号を受信したか否かについての判別を行なう
(ステップS4)。始動口センサ11からの信号を受信
していない場合(ステップS4でNOの場合)、制御回
路部100により図柄表示器8、LED42、モーター
44が駆動されることはない。始動口センサ11による
信号を受信している場合(ステップS4でYESの場
合)、制御回路部100は、各種乱数を読込み記憶する
(ステップS6)。読込まれる乱数には、大当り判定用
乱数、大当り図柄乱数、ハズレ図柄乱数、図柄変動乱
数、リーチ判定用乱数等がある。大当り判定用乱数は、
大当りとなるか否かを決定するための乱数であり、所定
の数値範囲内から一の数値が読込まれる。所定の数値範
囲内には1以上の当り値が設定されており、読込まれた
乱数値が当り値の場合は大当りとなる。大当り図柄乱数
とは、図柄表示器8に大当りの表示態様で停止する特別
図柄を決定するための乱数である。ハズレ図柄乱数は、
図柄表示器8にハズレの表示態様で停止する特別図柄を
決定するための乱数である。図柄変動乱数は、大当りに
なる場合、ハズレになる場合を問わず特別図柄の変動態
様を決定するための乱数である。図柄変動がリーチを構
成する場合には、この図柄変動乱数によってリーチアク
ションの種類(リーチアクションパターン)が決定され
る。リーチ判定用乱数は、特別図柄の図柄変動がリーチ
を構成するか否かを決定するための乱数である。各種乱
数を読込み記憶すると、大当り判定用乱数が当り値か否
かの判定を行なう(ステップS8)。大当り判定用乱数
が当り値の場合(ステップS8でYESの場合)、大当
り図柄乱数によって大当り図柄が決定される(ステップ
S26)。そして、図柄変動乱数によって、特別図柄が
変動を開始してから前記大当り図柄で停止するまでの図
柄変動の態様(リーチアクションを含む)が決定される
(ステップS28)。また、ステップS28で決定され
た特別図柄の変動態様に応じて、LED42の点灯開
始、モーター44の回転開始のタイミングを決定する
(ステップS30)。すなわち、ステップS28で決定
された特別図柄の変動態様によって、各図柄の停止タイ
ミングが決まるため、この各図柄の停止タイミングに応
じて電飾装置6が作動するタイミング(例えば、リーチ
構成時)を決定する。そして、上述したステップS2
6,S28で決定された事項に関するコマンド(特別図
柄の停止図柄,図柄変動の態様)を表示制御回路部12
4へ出力する(ステップS32)。この出力されたコマ
ンドに従って、表示制御回路部124は図柄表示器8に
特別図柄が変動表示される。表示制御回路部124にコ
マンドを出力後の所定のタイミングで、制御回路部10
0は、ステップS30で決定した情報に基づいて、LE
D点灯回路部128、モーター駆動回路部130を介し
て、それぞれLED42、モーター44の駆動を開始す
る(ステップS34)。すなわち、特別図柄の図柄変動
開始後の所定のタイミング(例えば、リーチ構成時)
で、LED42、モーター44を作動させる。そして、
図柄表示器8に特別図柄が変動停止されると、制御回路
部100は、次に説明する大当り遊技処理を行なう(ス
テップS36)。
【0022】この大当り遊技処理(ソレノイド15の開
閉、モーター44の停止、LED42の消灯の制御処
理)について、図9のフローチャートを参照して説明す
る。既に説明したように、本実施例に係るパチンコ機で
は、開閉蓋13が15回開閉したとき(15回目が閉ま
ったとき)、若しくは、開閉蓋13が開かれている間に
Vゾーン16に入賞せずに20秒経過又は大入賞口12
にパチンコ球が10個入賞して開閉蓋13が閉じられた
ときに、大当り遊技は終了する。したがって、Vゾーン
16へのパチンコ球の入賞によって、大当り遊技(開閉
蓋13の開放)は所定回数継続されることとなる。しか
しながら、このVゾーン16への入賞に基づく大当り遊
技の継続処理は、従来のパチンコ機と同様の手順で行な
われる。このため、以下の説明では、Vゾーン16への
入賞による大当り遊技の継続処理についてはその説明を
省略し、各回の大当り遊技処理(開閉蓋13の開閉処
理)について説明する。大当り遊技処理では、制御回路
部100は、まず、開閉蓋13を開くためにソレノイド
駆動回路部126へ信号を出力し、ソレノイド15への
電力供給をONにする(ステップS60)。次に、制御
回路部100に備えられられているタイマーをリセット
し、カウントを開始する(ステップS62)。そして、
タイマーが20秒に達したか否かの判別を行なう(ステ
ップS64)。タイマーが20秒に達していない場合
(ステップS64でNOの場合)、入賞球検出センサ1
13から出力された入賞検出信号を受信したか否かにつ
いての判別を行なう(ステップS66)。入賞検出信号
を受信していないとき(ステップS66でNOの場合)
は、ステップS64に戻ってステップS64からの処理
を繰り返す。一方、入賞球検出信号を受信しているとき
(ステップS66でYESの場合)は、その信号数をカ
ウントする(入賞球をカウントする:ステップS6
8)。そして、ステップS68でカウントしたカウント
数が10個に達したか否かについての判別を行なう(ス
テップS70)。カウント数が10個に達していない場
合(ステップS70でNOの場合)は、ステップS64
に戻ってステップS64からの処理を繰り返す。一方、
タイマーが20秒に達した場合(ステップS64でYE
Sの場合)や、ステップS68でカウントしたカウント
数が10個に達した場合(ステップS70でYESの場
合)には、LED42、ソレノイド15の電力供給をO
FFするよう、LED点灯回路部128、ソレノイド駆
動回路部126へ信号を出力する(ステップS72)。
これにより、LED42が消灯し、ソレノイド15がオ
フされて開閉蓋13が閉じられる。次に、位置検出セン
サ112によってマーキングが検出されているか否かの
判別を行なう(ステップS74)。上述のように、位置
検出センサ112によりマーキングが検出されるとき
は、傾斜反射板40の反射面が遊技者に正対する位置
(正確には、正対する位置から−22.5度〜+22.
5度の範囲)となる。したがって、位置検出センサ11
2によってマーキングが検出されているか否かによっ
て、LED42を消灯したときの傾斜反射板40の反射
面が遊技者に正対するか否かを判別する。マーキングが
検出されていない場合(ステップS74でNOの場合)
は、モーター44への電力供給をOFFするために、モ
ーター駆動回路部130へ信号を出力する(ステップS
76)。マーキングが検出されている場合(ステップS
74でYESの場合)は、モーター44をさらに所定時
間駆動し、しかる後モーター44への電力供給をOFF
する信号をモーター駆動回路部130へ出力する(ステ
ップS78)。なお、ステップS78における所定時間
は、傾斜反射板40の反射面が遊技者と正対する位置か
ら所定角度(本実施例では、22.5度)以上ずれる位
置まで傾斜反射板40(歯車48)を回転させるのに必
要な時間とされる。具体的には、歯車48が45度回転
するのに要する時間とされる。上記の説明から明らかな
ように、本実施例に係るパチンコ機で大当りになる場合
は、リーチ状態から継続して大当り遊技中も電飾装置6
(LED42,モーター44)は作動し続け、大当り遊
技の終了と同時にLED42が消灯し、モーター44の
回転が停止する。なお、モーター44の回転停止時に
は、傾斜反射板40の反射面が遊技者と正対する位置と
なるか否かが判断され、傾斜反射板40の反射面が遊技
者と正対する場合には、遊技者と正対しない位置となる
までモーター44が駆動される。
【0023】一方、図8に戻って、大当り判定用乱数が
当り値でない場合(ステップS8でNOの場合)は、続
いて、特別図柄の図柄変動がリーチを構成するか否かを
判定する(ステップS10)。具体的には、リーチ判定
用乱数の値が所定の値となるか否かにより決定する。リ
ーチを構成しない場合(ステップS10でNOの場
合)、ハズレ図柄乱数によってハズレであってリーチを
構成しない特別図柄の停止図柄が決定される(ステップ
S12)。次いで、図柄変動乱数によって特別図柄が変
動停止するまでの変動態様(リーチを構成しない変動態
様)が決定される(ステップS14)。そして、ステッ
プS12,ステップS14で決定された事項に関するコ
マンド(特別図柄の停止図柄,図柄変動の態様)を表示
制御部124へ出力する(ステップS16)。これによ
り、図柄表示器8にハズレでリーチとならない特別図柄
の図柄変動が表示される。また、リーチを構成する場合
(ステップS10でYESの場合)、ハズレ図柄乱数に
よってハズレであってリーチを構成する特別図柄の停止
図柄が決定される(ステップS13)。次いで、図柄変
動乱数によって特別図柄が変動停止するまでの変動態様
(リーチアクションを含む)が決定される(ステップS
18)。特別図柄の変動態様が決まると、その変動態様
に応じてLED42の点灯開始及び点灯終了タイミング
と、モーター44の駆動開始及び駆動停止タイミングが
決定される(ステップS20)。すなわち、本実施例に
係るパチンコ機において、リーチでハズレとなる場合
は、特別図柄の変動中の所定のタイミングで電飾装置6
(LED42,モーター44)が作動し、特別図柄の変
動停止するとLED42が消灯し、モーター44の回転
が停止する。したがって、ステップS18で決定された
リーチアクションからLED42の点灯開始タイミング
とモーター44の駆動開始タイミングを決め、特別図柄
の変動終了タイミングからLED42の消灯タイミング
と、モーター44の駆動停止タイミングを決定する。次
いで、ステップS13,ステップS18で決定された事
項に関するコマンド(特別図柄の停止図柄,図柄変動の
態様)を表示制御回路124へ出力する(ステップS2
2)。これにより、図柄表示器8にハズレでリーチを構
成する図柄変動が表示される。また、ステップS20で
決定された事項(LED42、モーター44の作動開始
・作動停止タイミング)に基づいて、LED42、モー
ター44の駆動処理を行なう(ステップS24)。すな
わち、ステップS22によって表示制御回路124にコ
マンドが出力された後の所定のタイミングで、LED4
2とモーター44の駆動が開始され、特別図柄の変動停
止に併せてLED42とモーター44の回転が停止され
る。
【0024】このステップS24によるLED42とモ
ーター44の駆動処理について、図10を参照して詳細
に説明する。まず、制御回路100は、図8のステップ
S20で決定したLED42の点灯開始タイミング及び
モーター44の駆動開始タイミングに基づいて、LED
42、モーター44への電力供給をONにするようLE
D点灯回路部128、モーター駆動回路部130に信号
を出力する(ステップS40)。次に、制御回路部10
0に備えられたタイマーをリセットし、タイマーによる
カウントを開始する(ステップS42)。そして、タイ
マーによりカウントされる時間が、図8のステップS2
0で決定される電飾装置6(LED42、モーター4
4)の作動時間に達したか否かの判別を行なう(ステッ
プS44)。電飾装置6の作動時間とは、LED42・
モーター44の作動開始から作動停止までの時間であ
る。タイマーでカウントした時間が所定時間に達してい
なければ(ステップS44でNOの場合)、ステップS
42の判別を繰り返す。タイマーでカウントする時間が
所定時間に達したならば(ステップS44でYESの場
合)、まず、LED42への電力供給をOFFにする信
号をLED点灯回路部128へ出力する(ステップS4
6)。次に、位置検出センサ112によって歯車48の
マーキングが検出されているか否かの判別を行なう(ス
テップS48)。そして、位置検出センサ112により
マーキングが検出されていない場合(ステップS48で
NOの場合)は、そのままモーター44への電力供給を
OFFするようにモーター駆動回路130へ信号を出力
する(ステップS50)。一方、位置検出センサ112
によりマーキングが検出されている場合(ステップS4
8でYESの場合)は、モーター44をさらに所定時間
駆動し、しかる後にモーター44への電力供給をOFF
するようにモーター駆動回路130へ信号を出力する
(ステップS52)。なお、ステップS52における所
定時間は、既に説明したステップS78における所定時
間と同一の時間とされている。
【0025】続いて、上述した制御回路部100によっ
て制御される電飾装置6、図柄表示器8の作動の様子を
図11(a)〜(c)を参照して説明する。図柄表示器
8には、その向かって左側に左特別図柄70(以下、単
に左図柄という)、その中央に中特別図柄71(以下、
単に中図柄という)、向かって右側に右特別図柄72
(以下、単に右図柄という)が変動表示される。図11
(a)は、図柄表示器8における各図柄70,71,7
2が変動している様子を示したものである。この時、電
飾装置6のLED42の点灯、反射板40の回転等は行
なわれていいない。次に、すべての図柄が変動している
状態(図11(a)の状態)から、左図柄70、中図柄
71が同じ図柄で停止してリーチ状態となると、先述し
た制御回路部100のコマンドに基づいて電飾装置6の
LED42が点灯し、傾斜反射板40が回転される(図
11(b)の状態)。そして、リーチ状態から最後に停
止する右図柄72が左図柄70、中図柄71と同一図柄
になった場合(本実施例では7・7・7)は大当りとな
り、電飾装置6はリーチ状態から継続して作動し続ける
(図11(c)の状態)。そして、リーチ状態からハズ
レになった場合(リーチ状態から最後に停止する右図柄
72が左図柄70、中図柄71と異なる図柄になった場
合)、また、大当り遊技が終了した場合には、制御回路
部100のコマンドによりモーター44、LED42は
停止、消灯し、電飾装置6の作動は停止する。
【0026】以上、詳述したように、本実施例に係るパ
チンコ機では、電飾装置6の傾斜反射板40がモーター
44の駆動によって回転し、LED42から放光され傾
斜反射板40により反射した光は、傾斜反射板40の回
転に伴って反射方向が変化する。したがって、LED4
2の点灯等による演出のみならず、LED42から放光
される光の進行方向を変化させる演出が可能となり、遊
技者に与える視覚効果を高めることができる。また、傾
斜反射板40で反射された光の進行方向側面がレンズ体
52により囲まれているため、傾斜反射板40で反射さ
れた光はレンズ体52の側面でさらに反射され、レンズ
体52の中央により多くの光が集まる。したがって、レ
ンズ体52の側面と中央の光量の対照性から、遊技者は
反射された光の進行方向の変化を明確に視認することが
できる。さらには、傾斜反射板40で反射された光は、
レンズ体中央部に配された拡散レンズによって拡散され
る。したがって、傾斜反射板40の反射面が遊技者と正
対する位置からずれたときでも、遊技者は傾斜反射板4
0で反射された光を視認することができる
【0027】また、本実施例では電飾装置6の電飾を認
識できる部分(グローブ7)のみが遊技盤2の表面に露
出し、モーター44及び各歯車は、遊技盤2の裏面部に
取付けられている(図1参照)。したがって、モーター
44や各歯車によって美観を損なうことは無く、遊技者
に煩雑な感じを与えることを防止する。さらには、位置
検出センサ112によってマーキングを検出し傾斜反射
板40の停止位置を調整している。このように傾斜反射
板40の停止位置を調整することによって、傾斜反射板
40の回転停止時に傾斜反射板40の反射面が遊技者と
正対する位置に来ることを避けることができる。したが
って、遊技者が電飾装置6の作動時における突然の放光
によって眩惑されるのを防ぐことができる。
【0028】なお、本実施例の電飾装置による演出は、
種々の態様で行なうことができる。例えば、電飾装置6
の傾斜反射板40は同方向に回転し続けても良いし、一
定周期で逆回転するようにしても良い(例えば、半回転
毎に逆回転させる)。このように回転の方向を変えるこ
とによって、電飾装置6による演出を多様化することが
できる。さらに、リーチ状態、大当り状態等の遊技機の
状態に応じて傾斜反射板40の回転速度を変化させる演
出を行っても良い。回転速度が速い場合と、遅い場合で
は、遊技者に異なった視覚的効果を与えることができる
からである。また、リーチ状態の途中で傾斜反射板40
の回転停止及び/又はLED42の消灯を行ない、一旦
停止された傾斜反射板40の再駆動、消灯されたLED
42の再点灯するようにしても良い。このように、リー
チ中に傾斜反射板40の停止や、LED42の消灯を行
ない、また、1度停止された傾斜反射板40及び/又は
消灯されたLED42を再作動することによって、遊技
者の失望や期待を喚起することができ、遊技者に面白み
のあるゲームを演出することができる。また、確率変動
時に電飾装置6を作動させてもよい。ここで、確率変動
とは、大当りの確率が高確率となる状態である。最近の
遊技機は、確率変動機能を備えたものが多く、確率変動
時にさまざまな演出を行っている。それらの演出の1つ
として電飾装置6を作動し傾斜反射板40の回転、LE
D42を点灯することで、遊技者に確率変動状態である
ことを明確に認識させることができる。さらに、電飾装
置6の作動と同時にスピーカからサイレン等の音響によ
る演出を行っても良い。電飾装置6の演出に音響による
演出が付加されることで、より緊急事態であることを意
識させられる。したがって、リーチ状態の際の緊張感・
リアル感が増し、遊技者に面白みのあるゲームを提供す
ることができる。また、左、中、右のすべての図柄が変
動している状態(図11(a)の状態)から最初に停止
する左図柄が停止し、かつ、リーチ状態となる前のタイ
ミングで、電飾装置6の点灯、回転を開始しても良い
(リーチ予告)。すなわち、左図柄70が停止し、次の
中図柄71が停止する前に、電飾装置6を作動させて傾
斜反射板40の回転、LED42の点灯を開始し(図1
1(d)の状態)、高い確率でリーチ状態(図11
(c)の状態)に移行するようする。このような演出で
は、電飾装置6の作動でリーチ予告を行うこととなり、
遊技者にリーチ予告を明確に認識させることができる。
【0029】なお、上述したモーター44や、モーター
44の回転を伝達する歯車機構は、本発明を特徴付ける
ものではなく、他の同一機能を有する物で代替すること
ができる。また、グローブ7の色は何色であってもよ
い。本実施例のように赤色であってもよいし、青色、黄
色等の他の色を用いても良い。さらに、プレートに配設
するLEDに発光色が異なる複数種類のLEDを配設す
るとともに、透明のグローブを用いて、光源の色を変化
させることによってグローブを透過する光の色彩が変化
するようにしても良い。
【0030】以上、本発明の実施例について詳細に説明
したが、これは例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に
基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技盤の正面図
【図2】 図柄表示装置の正面図
【図3】 電飾装置の全体斜視図
【図4】 電飾装置の駆動機構を示す斜視図
【図5】 電飾装置の駆動機構を示す斜視図
【図6】 レンズ体と傾斜反射板と傾斜反射板で反射さ
れる光の態様の一例を示した図
【図7】 パチンコ機の遊技動作等を制御する構成の一
例を示すブロック図
【図8】 制御回路部で行われる処理のフローチャート
【図9】 大当り遊技処理のフローチャート
【図10】 リーチ時にモーター等を駆動制御するため
の制御回路部で行なわれる処理のフローチャート
【図11】 制御回路部によって制御される電飾装置、
図柄表示器の作動の一例を示した図
【符号の説明】
2 ・・遊技盤 3 ・・遊技領域 4 ・・図柄表示装置 6 ・・電飾装置 7 ・・グローブ 8 ・・図柄表示器 10 ・・始動口 11 ・・始動口センサ 12 ・・大入賞口 13 ・・開閉蓋 15 ・・ソレノイド 16 ・・Vゾーン 17 ・・Vゾーンセンサ 40 ・・傾斜反射板 41 ・・遊技者 42 ・・LED 43 ・・プレート 44 ・・モーター 45 ・・支柱 46 ・・歯車 48 ・・傾斜反射板と一体に備えられた歯車 50 ・・カバー 52 ・・レンズ体 60 ・・反射板で反射した光の一例 70 ・・左特別図柄 71 ・・中特別図柄 72 ・・右特別図柄 100・・制御回路部 112・・位置検出センサ 113・・入賞球検出センサ 124・・表示制御部 126・・ソノレイド駆動回路部 128・・LED点灯回路部 130・・モーター駆動回路部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技状態に応じて発光する電飾装置を備
    えた遊技機において、 前記電飾装置は、発光体と、発光体から放光された光を
    反射する傾斜反射板と、発光体から傾斜反射板に向かっ
    て放光される光の光軸回りに傾斜反射板を回転させる駆
    動源とを備え、 前記傾斜反射板には、当該傾斜反射板から反射された光
    の進行方向前面及び側面を囲む内レンズ体が一体化され
    ていることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記内レンズ体が拡散レンズであること
    を特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技状態に応じて発光する電飾装置を備
    えた遊技機において、 前記電飾装置は、発光体と、発光体から放光された光を
    反射する傾斜反射板と、発光体から傾斜反射板に向かっ
    て放光される光の光軸回りに傾斜反射板を回転させる駆
    動源とを備え、 前記傾斜反射板には、当該傾斜反射板から反射された光
    の進行方向前面に拡散レンズが一体化されていることを
    特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    遊技機において、前記傾斜反射板を覆い、かつ、光を透
    過可能な着色された外レンズ体を備えることを特徴とす
    る遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
    遊技機において、さらに、遊技状態に応じて図柄を変動
    表示する図柄表示器を備え、 その図柄表示器と前記電飾装置は同一の枠体に取付けら
    れており、 前記電飾装置の発光体及び/又は駆動源が、前記図柄表
    示器の図柄変動に応じて作動することを特徴とする遊技
    機。
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