JP2005073922A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【目的】 光を用いた影の投影による投影演出に意外性を持たせると共に、該投影演出を簡単な構成により行うことができる遊技機を提供する。
【構成】 演出装置は、環状且つ帯状に形成されるとともに、光が透過可能な光透過部と光が透過不可能な非光透過部とを備えたドラム91と、ドラム91を回転させるための駆動源と、ドラム91のドラム内面部98に光を照射するドラム内LED110a〜fと、光透過部を透過した光が透過可能であると共に非光透過部の影12を投影可能な光透過性材料によって形成され、且つ遊技盤を装飾する装飾部材130と、を備え、回転するドラム91にドラム内LED110a〜fが発する光を照射したとき形成される非光透過部の影12を、ドラム内LED110a〜fにより装飾部材130に投影する投影演出を行う。
【選択図】 図6

Description

本発明は、遊技を演出する演出装置を備えた遊技機に関するものである。
従来、光による投影を用いて表示や装飾を行う場合、投影機、画像のピントを合わせるためのレンズ、及び画像を投影するスクリーン等を使用するもの(例えば、特許文献1参照。)が提案されている。
特開平7−204321号公報(第2−4頁、図1)
ところが、上記した従来技術の場合、構成要素としてスクリーンを用いていた。通常、スクリーンは映像を投影する目的で使用される。このため、遊技者は遊技機に備えられたスクリーンに何らかの映像が映し出されることを容易に推測できる。
また、上記したように投影機、レンズ、及びスクリーン等を構成要素とするため、複雑な構成となっていた。
本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、光を用いた影の投影による投影演出に意外性を持たせると共に、該投影演出を簡単な構成により行うことができる遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、遊技を演出する演出装置(演出装置90)を備えた遊技機(パチンコ遊技機1)であって、前記演出装置は、環状且つ帯状に形成されるとともに、光が透過可能な光透過部(光透過部92a)と前記光が透過不可能な非光透過部(非光透過部92b)とを備えた周回部材(ドラム91)と、前記周回部材を周回(回転)させるための駆動源(ドラム駆動モータ18)と、前記周回部材の裏側面(ドラム内面部98)に光を照射する発光部材(ドラム内LED110a〜f)と、前記光透過部を透過した光が透過可能であると共に前記非光透過部の影(影12)を投影可能な光透過性材料によって形成された装飾部材(装飾部材130)と、を備え、前記駆動源により周回される前記周回部材に前記発光部材が発する光を照射し、前記非光透過部の影を前記装飾部材に投影する投影演出(影12を滝の流れを模した装飾部材130に投影し、これを移動させることであたかも水が流れるかのように見せる演出)を行うことを特徴とする。
また、請求項2の発明においては、所定の始動条件の成立(始動口スイッチ14aにおける検出)に基づいて各々が識別可能な複数種類の識別情報(特別図柄)の可変表示(変動)を行い表示結果(停止図柄)を導出表示する可変表示装置(可変表示装置9)と、前記始動条件の成立に基づいて前記表示結果をその導出表示以前に決定する表示結果事前決定手段(主基板31に搭載されたCPU56がステップS12において大当りと判定する処理もしくはステップS14においてリーチ判定用乱数が24以下であると判定する処理)と、前記識別情報の表示結果を予め定められた特定表示結果(大当り図柄)とすることを決定したとき遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り遊技状態)に制御する特定遊技制御手段(主基板31に搭載されたCPU56によって大当り遊技状態に制御する機能)と、を備え、前記表示結果事前決定手段により前記可変表示装置に所定の表示結果(リーチ1〜3)を導出表示することが決定されたとき、前記演出装置により、前記投影演出を行うことを特徴とする。
また、請求項3の発明においては、前記識別情報を含むデータを記憶するデータ記憶手段(演出制御基板60に搭載されたRAM62)と、該データ記憶手段に記憶されたデータを用いて前記可変表示装置を表示制御する表示制御手段(演出制御基板60に搭載されたCPU63によって表示制御する機能)と、を備え、前記表示制御手段は、前記データ記憶手段に記憶されたデータを用いて、画像(流水イメージ画像13)を表示する前記可変表示装置を表示制御し、前記装飾部材に投影される前記影の投影態様(影12の移動方向および移動速度等)の変化に対応して前記画像の表示態様(イメージとしての水が流れる方向、および流れる速度等)を変化させることを特徴とする。
また、請求項4の発明においては、前記演出装置は、前記駆動源を駆動制御する駆動制御手段(演出制御基板60に搭載されたCPU63により駆動制御する機能)を備え、前記表示制御手段は、前記表示結果事前決定手段により前記可変表示装置に所定の表示結果(リーチ1〜3)を導出表示することが決定されたとき、前記可変表示装置の表示態様を変化させる複数種類のリーチ演出表示(リーチ1〜3)を実行するリーチ演出表示手段(演出制御基板60に搭載されたCPU63により演出表示する機能)を備え、前記複数種類のリーチ演出表示のうち何れのリーチ演出表示を表示するかを選択するリーチ演出表示選択手段(主基板31に搭載されたCPU56が実行するステップS15)を含み、該リーチ演出表示選択手段は、前記表示結果事前決定手段が表示結果を前記特定表示結果とすることを決定したときには、前記複数種類のリーチ演出表示のうち所定のリーチ演出表示(リーチ3)を選択する割合が高くなるように設定された選択データ(リーチ判定値XD_TOK_HIa1に記憶されているデータ)を用いて選択を行い、前記駆動制御手段は、前記リーチ演出表示選択手段によって選択された所定のリーチ演出表示の種類に応じて前記投影演出における前記駆動源の駆動態様を異ならせる制御(リーチ1の場合には低速正回転、リーチ2の場合には高速正回転、リーチ3の場合には低速逆回転、に駆動する制御)を行うことを特徴とする。
また、請求項5の発明においては、前記演出装置は、前記発光部材を発光制御する発光制御手段(演出制御基板60に搭載されたCPU63により発光制御する機能)を備え、前記表示制御手段は、前記表示結果事前決定手段により前記可変表示装置に所定の表示結果(リーチ1〜3またはリーチ1〜3を経て表示される大当り図柄)を導出表示することが決定されたとき、前記可変表示装置の表示態様を変化させる複数種類のリーチ演出表示(リーチ1〜3)を実行するリーチ演出表示手段(演出制御基板60に搭載されたCPU63により演出表示する機能)を備え、前記複数種類のリーチ演出表示のうち何れのリーチ演出表示を表示するかを選択するリーチ演出表示選択手段(主基板31に搭載されたCPU56が実行するステップS15)を含み、該リーチ演出表示選択手段は、前記表示結果事前決定手段が表示結果を前記特定表示結果とすることを決定したときには、前記複数種類のリーチ演出表示のうち所定のリーチ演出表示(リーチ3)を選択する割合が高くなるように設定された選択データ(リーチ判定値XD_TOK_HIa1に記憶されているデータ)を用いて選択を行い、前記発光制御手段は、前記リーチ演出表示選択手段によって選択された所定のリーチ演出表示の種類に応じて前記投影演出における前記発光部材の発光態様を異ならせる制御(リーチ1の場合には2個のドラム内LED110a、110dを2秒毎に発光、リーチ2の場合には4個のドラム内LED110b、110c、110e、110fを1秒毎に発光、リーチ3の場合には6個のドラム内LED110a〜fを0.5秒毎に発光する制御)を行うことを特徴とする。
また、請求項6の発明においては、前記装飾部材は、前記非光透過部の影を投影する外面部(外面部131)を備え、該外面部は、凹凸状に形成されることを特徴とする。
また、請求項7の発明においては、前記周回部材は、帯幅方向(ドラム91の右側から左側にかけての長さ方向)に形成される両端部(左右端部)のうち、一端部側(右端部側)で軸支され駆動されることを特徴とする。
さらに、請求項8の発明においては、前記演出装置は、前記発光部材を取り付けると共に前記周回部材の前記両端部のうち前記周回部材が軸支され駆動される前記一端部側(右端部側)とは異なる他端部側(左端部側)から前記周回部材の後面側へ前記発光部材を挿入して位置決めするための支持装置(ドラム内部品取付部材100)を備え、前記支持装置は、前記周回部材の他端部側の所定の部位(ドラム内面部98)を支持する支持部材(支持ローラ部材120)を備えることを特徴とする。
請求項1の発明においては、スクリーンではなく装飾部材に影を投影することにより投影演出に意外性を持たせることができる。このため、遊技の興趣を向上させることができる。
また、請求項2の発明においては、可変表示装置に所定の表示結果を導出表示することが決定されたときに、発光部材を発光させるとともに周回部材を周回させる投影演出を行うため、投影演出を遊技状態に対応して行うことができる。これにより、投影演出が予告的な作用を為すことで、遊技の興趣を向上させることができる。
また、請求項3の発明においては、装飾部材に投影された影の投影態様の変化に対応して可変表示装置に表示された画像の表示態様を変化させることで、装飾的効果が飛躍的に高まる。これにより、遊技の興趣を向上させることができる。
また、請求項4の発明においては、特定表示結果となる割合が異なって設定されたリーチ演出表示の種類毎に駆動源の駆動態様を異ならせることで、遊技の興趣を向上させることができる。
また、請求項5の発明においては、特定表示結果となる割合が異なって設定されたリーチ演出表示の種類毎に発光部材の発光態様を異ならせることで、遊技の興趣を向上させることができる。
また、請求項6の発明においては、非光透過部の影を投影する装飾部材の外面部が凹凸状に形成されることにより、装飾部材の外面部に投影される影に動きが出るように見せることが可能となる。これにより、影の動きがもたらす視覚的な面白みが増し、投影演出の興趣が向上する。
また、請求項7の発明においては、周回部材は、帯幅方向に形成される両端部のうち一端部側において軸支され駆動されるため、周回部材の他端部側から周回部材の後面側に発光部材を挿入することにより、容易に演出装置を構成することができる。
さらに、請求項8の発明においては、支持部材により周回部材の他端部側の所定の部位を支持することで、一端部側で軸支され他端部側では支持されない周回部材が周回したときに、周回部材の他端部側において発生する振れを抑止することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明においては、パチンコ遊技機1の遊技者側を前面側で表現し、パチンコ遊技機1を挟んで遊技者と反対側を後面側で表現する。また、遊技を行う際の遊技者がパチンコ遊技機1に向かって右方向を右側、同様に向かって左方向を左側と表現する。先ず、遊技機の一例である第1種パチンコ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチンコ遊技機を正面からみた正面図、図2は遊技盤の前面側を示す正面図である。
パチンコ遊技機1は、縦長の方形状に形成された外枠(図示しない)と、外枠の内側に開閉可能に取り付けられた遊技枠とで構成される。また、パチンコ遊技機1は、遊技枠に開閉可能に設けられている額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。遊技枠は、外枠に対して開閉自在に設置される前面枠(図示しない)と、機構部品等が取り付けられる機構板と、それらに取り付けられる種々の部品(後述する遊技盤を除く)とを含む構造体である。
図1に示すように、パチンコ遊技機1が有するガラス扉枠2の下部前面側には打球供給皿(上皿)3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3で収容しきれない遊技球を貯留するために設けられた余剰球受皿4と、打球を発射する際に遊技者により操作される操作ノブ5が設けられている。ガラス扉枠2の背面には、遊技が行われる遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。遊技盤6は、それを構成する板状体(図示しない)と、その板状体に取り付けられた種々の部品とを含む構造体である。遊技盤6の前面側には遊技領域7が形成されている。遊技領域7の中央付近には、特別図柄を個々に可変表示する「左」「中」「右」の可変表示部8a〜8cを含む可変表示装置9が設けられている。
可変表示装置9は、後述する始動口スイッチ14aにおける検出(所定の始動条件の成立)に基づいて各々が識別可能な複数種類の特別図柄(識別情報)の変動(可変表示)を行い停止図柄(表示結果)を導出表示するものである。
本実施形態では、上記した「左」「中」「右」の3つの可変表示部8a〜8cにおいて図柄が全て同一図柄で揃うと大当りとなるように制御され、このうち予め定めた確変図柄(例えば、奇数数字の図柄)で揃うと確変大当りとなるように制御される。よって、本実施形態では、最終停止図柄となる中央の可変表示部8b以外(左右の可変表示部8a,8c)で同一図柄が揃う表示態様すなわち、リーチ表示態様となるとリーチ演出が実行される。
このような可変表示装置9の外周部分には、この実施形態において後述する投影演出を行うことによって遊技を演出する演出装置90(図5参照)を構成要素とする表飾り部材11が設けられている。因みに、該投影演出は可変表示装置9においてリーチ演出表示1〜3を行うときに実行されるとともに、「水の流れ」をコンセプトとする演出である。このため表飾り部材11は、上部中央に略台形状の「滝の流れ」を模して水色に形成された装飾部材130と、該装飾部材130の両側方に「水辺の樹木」を模して緑色に形成された上装飾部材82a、82bと、該上装飾部材82a、82bの下方に「水辺の岩」を模して茶色に形成された下装飾部材83と、を備える。また、このような表飾り部材11に囲まれた可変表示装置9は、リーチ演出表示1〜3の実行に伴い上記した投影演出が行われる際、前述の特別図柄の可変表示のみならず、後に詳述する装飾部材130に投影される非光透過部(非光透過部)92bの影12の投影態様に対応して表示態様が変化する流水イメージ画像(画像)13の表示も行う。なお、表飾り部材11および演出装置90については、後で詳細に説明する。
表飾り部材11の下方には、始動入賞口14と、可変入賞球装置15とが設けられている。始動入賞口14に入った入賞球は、遊技盤6の背面に導かれ、始動口スイッチ14a(図3に符号のみを記載)によって検出される。上記したように始動口スイッチ14aにおける検出は、所定の始動条件の成立である。そして、始動入賞口14の下部には、開閉動作を行う可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞球装置15は、ソレノイド16(図3に符号のみを記載)によって開放状態とされる。
さらに可変入賞球装置15には、上記した始動入賞口14に入った有効入賞球数即ち始動入賞記憶(これを始動記憶ともいう)数を表示する4つのLEDで構成された表示部を有する特別図柄始動記憶表示器41が設けられている。本実施形態の特別図柄の始動記憶は、4個を上限数として記憶可能であり、始動入賞口14への入賞がある毎に、特別図柄始動記憶表示器41は点灯するLEDの数を1増やす。そして、可変表示装置9において可変表示が開始される毎に、点灯するLEDの数を1減らす。
可変入賞球装置15の下部には、特定遊技状態(大当り遊技状態)においてソレノイド21(図3に符号のみを記載)によって開放状態とされる開閉板20が設けられている。開閉板20は大入賞口42を開閉する手段である。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞球のうち一方の領域(V入賞領域)に入った入賞球はV入賞スイッチ22(図3に符号のみを記載)で検出され、開閉板20からの入賞球はカウントスイッチ23(図3に符号のみを記載)で検出される。遊技盤6の背面には、大入賞口42内の経路を切り換えるためのソレノイド21A(図3に符号のみを記載)も設けられている。
開閉板20の右側方には、上下一対のLEDにより構成された普通図柄表示器10が設けられている。この普通図柄表示器10は、普通図柄と呼ばれる複数種類の識別情報を可変表示可能なものである。
可変入賞球装置15の左側方に配置されるゲート32に遊技球が入賞し、その遊技球がゲートスイッチ32a(図3に符号のみを記載)で検出され、且つ普通図柄始動入賞記憶が上限に達していなければ、所定の乱数値が抽出される。そして、普通図柄表示器10において表示状態が変化する可変表示を開始できる状態であれば、普通図柄表示器10の表示の可変表示が開始される。普通図柄表示器10において表示状態が変化する可変表示を開始できる状態でなければ、普通図柄始動入賞記憶の値が1増やされる。なお、普通図柄の始動記憶数は、4個を上限値として記憶可能であり、その始動記憶数が図示しない普通図柄始動記憶表示器に表示される。
本実施形態の普通図柄の可変表示は、上下一対のLED(点灯時に図柄が視認可能になる)が交互に点灯することによって行われ、可変表示は所定時間(例えば29.2秒)継続する。そして、可変表示の終了時に上側のLEDが点灯すれば当りとなる。当りとするか否かは、前述したゲート32に遊技球が入賞したときに抽出された乱数の値が所定の当り判定値と一致したか否かによって決定される。普通図柄表示器10における可変表示の表示結果が当りである場合に、可変入賞球装置15が所定回数、所定時間だけ開放状態になって遊技球が入賞しやすい状態になる。即ち、可変入賞球装置15の状態は、普通図柄の停止図柄が当り図柄である場合に、遊技者にとって不利な状態から有利な状態に変化する。
さらに、特別遊技状態としての確変遊技状態では、普通図柄表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が高められると共に、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数とのうちの一方または双方が高められ、遊技者にとってさらに有利になる。また、確変遊技状態等の所定の状態では、普通図柄表示器10における可変表示期間(変動時間)が短縮されることによって、遊技者にとってさらに有利になるようにしてもよい。
ところで、遊技盤6の遊技領域7には、複数の入賞口29,30,33,39が設けられ、遊技球の入賞口29,30,33,39への入賞は、それぞれ図3に符号のみを記載する入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aによって検出される。さらに遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される飾りランプ25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球を取り込むアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左右上部には、効果音や音声を発する一対のスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周には、天枠ランプ28a、左枠ランプ28b、及び右枠ランプ28cが設けられている。
そして、この実施の形態では、左側のスピーカ27の下方に、賞球残数があるときに点灯する賞球ランプ51が設けられ、右側のスピーカ27の下方に、補給球が切れたときに点灯する球切れランプ52が設けられている。さらに、本実施形態のパチンコ遊技機1には、プリペイドカードが挿入されることによって球貸しを可能にするカードユニット50(図3に符号のみを記載)が隣接して設置されている。
また、駆動モータ44(図3に符号のみを記載)の回転力を利用して打球を遊技領域7に発射する打球発射装置(図示しない)が設けられている。打球発射装置から発射された遊技球は、打球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を下りてくる。特別図柄の可変表示を開始できる状態において、打球が始動入賞口14に入り始動口スイッチ14aで検出されると、可変表示部8a〜8cにおいて特別図柄が可変表示(変動)を始める。特別図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、始動入賞記憶数を1増やす。
可変表示部8a〜8cにおける特別図柄の可変表示は、一定時間が経過したときに停止する。停止時の特別図柄の組み合わせが大当り図柄(特定表示結果)であると、大当り遊技状態(特定遊技状態)に移行する。即ち、開閉板20が、一定時間経過するまで、または、所定個数(例えば10個)の打球が入賞するまで開放する。そして、開閉板20の開放中に打球がV入賞領域に入賞しV入賞スイッチ22で検出されると、継続権が発生し開閉板20の開放が再度行われる。継続権の発生は、所定回数(例えば15ラウンド)を限度として許容される。
前述したように停止時の可変表示部8a〜8cにおける表示結果が確率変動を伴う大当り図柄(確変図柄)である場合には、確変大当りが成立して次に大当りとなる確率が高くなる。即ち、確変遊技状態という遊技者にとってさらに有利な状態(特別遊技状態)となる。
なお、本発明の特定遊技状態は、上記に限らず以下に示す(1)〜(5)の制御のうちいずれか1つの制御又は組合せた制御を実行する状態であればよい。
(1)打球の入賞を容易にする第一の状態と、打球が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一の状態にする制御
(2)特定の入賞又は通過領域での打球の検出を介在させ、打球の入賞を容易にする第一の状態と、打球が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一の状態にする制御
(3)打球の入賞に関わらず所定数の景品球を直接排出する制御
(4)有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)に対して有価数を加算する制御
(5)得点があることに基づいて遊技可能なパチンコ遊技機に対して得点を付与する制御
図3は、主基板31における回路構成の一例を示すブロック図である。なお、図3には、払出制御基板37、発射制御基板66、及び演出制御基板60も示されている。主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23、V入賞スイッチ22、入賞口スイッチ29a,30a,33a,39a、満タンスイッチ48、球切れスイッチ17、賞球カウントスイッチ24、及びクリアスイッチ19からの信号を基本回路53に与えるスイッチ回路58と、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16、開閉板20を開閉するソレノイド21、大入賞口42内の経路を切り換えるためのソレノイド21Aを基本回路53からの指令に従って駆動するソレノイド回路59と、主基板31に記憶されたシステム内容をリセットするためのシステムリセット回路69とが搭載されている。
また、主基板31には、基本回路53から与えられるデータに従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示部8a〜8cにおける特別図柄の可変表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等の情報出力信号をホールコンピュータ等の外部装置に対して出力する情報出力回路68も搭載されている。
上記した払出制御基板37は、基本回路53から与えられる払出制御コマンドに従って、球払出装置67の払出制御を行う。
基本回路53は、ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM54と、ワークメモリとして使用される記憶手段としてのRAM55と、プログラムに従って制御動作を行うCPU56と、該CPU56と外部との間で情報をやり取りするためのI/Oポート部57とを含む。
CPU56は、始動口スイッチ14aによる遊技球の検出に基づいて特別図柄の停止図柄(表示結果)をその導出以前に決定する表示結果事前決定手段としての機能と、特別図柄の停止図柄(表示結果)を予め定められた特定表示結果(大当り図柄)とすることを決定したとき遊技者にとって有利な大当り遊技状態(特定遊技状態)に制御する特定遊技制御手段としての機能とを含む。
本実施形態では、ROM54,RAM55はCPU56に内蔵されている。即ち、CPU56は、1チップマイクロコンピュータである。なお、1チップマイクロコンピュータは、少なくともRAM55が内蔵されていればよく、ROM54、及びI/Oポート部57は外付けであっても内蔵されていてもよい。なお、CPU56はROM54に格納されているプログラムに従って制御を実行するので、以下、CPU56が実行する(または、処理を行う)ということは、具体的には、CPU56がプログラムに従って制御を実行することである。このことは、主基板31以外の他の基板に搭載されているCPUについても同様である。
また、RAM(CPU内蔵RAMであってもよい)55の一部または全部が、電源基板(図示しない)において作成されるバックアップ電源によってバックアップされているバックアップRAMである。即ち、パチンコ遊技機1に対する電力供給が停止しても、所定期間は、RAM55の一部または全部の内容は保存される。
遊技球を打撃して発射する打球発射装置(図示しない)は、発射制御基板66上の回路によって制御される駆動モータ44で駆動される。そして、駆動モータ44の駆動力は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。即ち、発射制御基板66上の回路によって、操作ノブ5の操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御される。
演出制御基板60は、演出制御用のプログラム等を記憶するROM61と、ワークメモリとして使用されるとともに特別図柄(識別情報)を含むデータを記憶するデータ記憶手段としてのRAM62と、プログラムに従って制御動作を行うCPU63と、該CPU63と外部との間で情報をやり取りするためのI/Oポート部64とを含む。そして、演出制御基板60に搭載されたCPU63が、主基板31から受信するコマンド信号に応じて、遊技盤6に設けられている特別図柄始動記憶表示器41及び飾りランプ25の表示制御を行うと共に、枠側に設けられている天枠ランプ28a、左枠ランプ28b、右枠ランプ28c、賞球ランプ51、及び球切れランプ52の表示制御を行う。
また、演出制御基板60に搭載されたCPU63は、主基板31から受信するコマンド信号に応じて、特別図柄を可変表示するとともに特別図柄以外の画像も表示する可変表示装置9及び普通図柄を可変表示する普通図柄表示器10の表示制御を行う。つまり、CPU63は、上記したRAM62(データ記憶手段)に記憶されたデータを用いて可変表示装置9を表示制御する表示制御手段であって、CPU63は、具体的には本実施形態の要部である投影演出がリーチ演出表示1〜3の実行に伴い行われる際、RAM62(データ記憶手段)に記憶されたデータを用いて、水の流れをイメージして且つ該水の流れる方向および流れる速度等の表示態様が変化する流水イメージ画像(画像)13を表示する可変表示装置9を表示制御する。
さらにCPU63は、後述する演出装置90の構成要素であるドラム内LED110a〜fの点灯制御と、同じく演出装置90の構成要素であるドラム91を回転駆動するドラム駆動モータ18の駆動制御と、スピーカ27の駆動制御も行う。つまり、演出制御基板60に搭載されたCPU63は、ドラム駆動モータ(駆動源)18を駆動制御する駆動制御手段としての機能と、ドラム内LED110a〜f(発光部材)を発光制御する発光制御手段としての機能と、を含むものである。
次に、本実施形態の要部を構成する表飾り部材11及び該表飾り部材11に一体的に設けられる演出装置90の構成について図4および図5を参照して説明する。図4は、演出装置90を含む表飾り部材11を示す斜視図である。また、図5は、演出装置90を含む表飾り部材11を示す分解斜視図である。
表飾り部材11は、図5に示すように、各種構成部品を取り付ける飾り枠本体70と、飾り枠本体70の前面側部分を被覆して装飾する表飾り枠80と、演出装置90と、から構成されている。
飾り枠本体70は、該飾り枠本体70を表飾り枠80にビス(図示しない)止めするための取付孔72が適宜穿設された略枠状に形成されるとともに、上部にドラム91を収容するためのドラムハウス71を備える。ドラムハウス71の右側方には後述するドラム駆動モータ18をビス(図示しない)止めするためのネジ孔(図示しない)が螺設されたドラムハウス右側面部74が形成され、一方ドラムハウス71の左側方には後述するドラム内部品取付部材100をビス(図示しない)止めするためのネジ孔(図示しない)が螺設されたドラムハウス左側面部75が形成されている。また、下部中央には、表飾り部材11内に転入した遊技球を排出する球排出路73が設けられる。
表飾り枠80は、略円形の枠状に形成され且つ後面側に演出装置90の構成要素である装飾部材130および前述の飾り枠本体70をビス止めするネジ孔(図示しない)が螺設されている。また、飾り枠本体70および装飾部材130を螺着した表飾り枠80自体を遊技盤6にビス(図示しない)止めするための取付皿孔81も適宜穿設されている。前面側の上部左右側方には上装飾部材82a、82bが設けられ、下部には下装飾部材83が設けられている。上装飾部材82aの左側側面部、および上装飾部材82bの右側側面部には、遊技領域7を落下する遊技球を表飾り部材11内に取り込む誘導通路入口84が形成される。該誘導通路入口84は、表飾り枠80の内部に形成された誘導通路(図示しない)と連通するものであり、誘導通路の下流端には、誘導通路を通過した遊技球が排出される誘導通路出口85が形成されている。左右の誘導通路出口85の間には、誘導通路出口から排出された遊技球が転動する転動部86が形成されている。転動部86の左右側方には、転動する遊技球を表飾り部材11の下方の遊技領域7へ排出するための第2球排出部89が、円弧状に抉られて形成されている。また、転動部86の中央付近には、転動する遊技球を前述した飾り枠本体70の球排出路73へ誘導する誘導路87が設けられている。表飾り枠80の中央下部には、誘導路87により球排出路73へ誘導された遊技球を、表飾り部材11の下方の遊技領域7に備えられた可変入賞球装置15の上方へ排出するための第1球排出部88が開口して形成されている。
演出装置90は、環状且つ帯状の所謂中空円柱状に形成されるドラム(周回部材)91と、該ドラム91を周回させるためのドラム駆動モータ(駆動源)18と、ドラム駆動モータ18の駆動力をドラム91に伝達する駆動プーリ93と、装飾部材130と、を備えている。
なお、上記した環状とは、環の形状すなわち一定の長さを有する物の両端部がつなぎ合わされていて端部を有しない形状である。また、帯状とは、一定の幅を有する物が長さ方向に一定の長さで伸びた形状である。
なお、本実施形態における周回部材としてのドラム91は、ドラムすなわち中空円柱状のものを例示したが、前述の如く環状且つ帯状に形成されたものであればこれに限ることはない。しかして、無端ベルト状に形成されたものであってもよい。
さらに、演出装置90は、平板状に形成され且つ上下一対に設けられたLED基板111、112に取り付けられるとともにドラム91のドラム内面部(裏側面)98に光を照射するドラム内LED(発光部材)110a〜110fと、ドラム91のドラム内面部98を支持する支持ローラ部材(支持部材)120と、LED基板111、112および支持ローラ部材120を取り付けるドラム内部品取付部材100と、ドラム内部品取付部材100に取り付けたLED基板111、112および支持ローラ部材120の脱落を防止するハズレ止部材123と、を備える。
なお、本実施形態の発光部材としてのドラム内LED110a〜110fは、上記したLED基板111、112に取り付けられた状態でドラム91の中空部すなわち後面側に備えられるものであるが、必ずしもこれに限らず、前述のとおりドラム91のドラム内面部98に光を照射することが可能であれば他の構成であっても構わない。例えば、エッジライト等によってドラム91の外部から光を導くようなものであっても良い。
ドラム駆動モータ18は、ドラム91を回転駆動させる為の駆動力を前述の駆動プーリ93に伝達すると共に駆動プーリ93を介してドラム91の右端部側で軸支するモータ軸96を備える。つまり、この実施形態のドラム(周回部材)91は、環状且つ帯状に形成されると共に帯幅方向すなわちドラム91の右側から左側にかけての長さ方向に形成される両端部としての左右端部のうち、一端部側である右端部側で軸支され駆動されるものである。また、略円柱状に形成されたドラム駆動モータ18には、図示するように円柱側面部の上下に突設されたフランジ部99a、bを備える。該フランジ部99a、bには、ドラム駆動モータ18を前述のドラムハウス右側面部74にビス止めする際、該ビスを挿通する取付孔97が穿設されている。
駆動プーリ93は、中央にモータ軸96を圧入可能な孔径寸法で軸孔が穿設されたモータ軸孔付ボス95を備えると共に、十字状に架設された梁部材94を備える。さらに、駆動プーリ93は、ドラム91に圧入可能な大きさの直径に形成されている。
ドラム91(周回部材)のドラム外面部92は、光が透過可能な光透過部92aと、光が透過不可能な非光透過部92bとで構成されている。より詳述すると、本実施形態のドラム外面部92には、図に示すようにその全域にわたって多数の非光透過部92bが縦横に点在して形成され、ドラム外面部92における上記非光透過部92b以外の領域が光透過部92aにより形成されている。上記したドラム内LED110a〜110fがドラム91のドラム内面部(裏側面)98に光を照射するとき、当該光は非光透過部92bを透過することなく、一方当該光は光透過部92aを透過するものである。
ドラム内部品取付部材100は、略円盤状に形成されるドラム内部品取付基板101と、該ドラム内部品取付基板101に突設され且つ支持ローラ部材120を軸支するローラ支軸103と、同じく該ドラム内部品取付基板101に突設され且つLED基板111、112を並列して嵌入するT溝を備えたT溝部材102により構成される。ドラム内部品取付基板101には、ドラム内部品取付部材100を前述のドラムハウス左側面部75にビス止めする際、該ビスを挿通する取付孔104が穿設されている。ローラ支軸103の先端部にはハズレ止部材123をビス(図示しない)止めするためのネジ孔が螺設されている。また、ハズレ止部材123をビス止めしたときに、支持ローラ部材120がローラ支軸103に軸支されて回転し易くする為に、ローラ支軸103の長さは、支持ローラ部材120の高さより僅かに大きい寸法で形成されている。
ドラム内LED(発光部材)110a〜110cは、LED基板111の前面側に長手方向に直列に設けられる。LED基板111の長手方向のほぼ中央にはドラム内LED110a、左右両側方にはそれぞれドラム内LED110b、および110cが実装される。同様に、ドラム内LED110d〜110fは、LED基板112の前面側に長手方向に直列に設けられる。LED基板112の長手方向のほぼ中央にはドラム内LED110d、左右両側方にはそれぞれドラム内LED110e、および110fが実装される。LED基板111の左側方下部には、下方へ向かって僅かに張り出した張出部111aを備えられている。また、LED基板112の左側方上部には、上方へ向かって僅かに張り出した張出部111bを備えられている。なお、張出部111a、bは、いずれも該張出部111a、bの左側端部から右側端部までの左右方向の長さを張り出し幅として、上方または下方に向かって張り出すものである。また、LED基板111、112は、上記したハズレ止部材123をローラ支軸103の先端部にビス止めしたときに、ハズレ止部材123のLED基板押さえ部124によって、T溝部材102とともに押さえ込まれるものであるが、この際にLED基板111、112を位置決めし易いようにする為に、前述の張出部111a、111bの張り出し幅は、上記したT溝部材102のT溝の長さとほぼ同じ寸法に形成されている。
ハズレ止部材123は、図に示すように、上下両端部において2個の支持ローラ部材120の脱落を防止するローラ押さえ部125と、該ローラ押さえ部125の上下方向の略中央であって後面側部に突設されると共に右側方向にU字状に屈曲して形成されるLED基板押さえ部124と、該LED基板押さえ部124の終端部から後面側に向かって突設されるとともにその先端部において残る1個の支持ローラ部材120の脱落を防止するローラ押さえ部126と、上記したLED基板押さえ部124が屈曲して形成される方向とは逆方向、すなわち左側方向に向かってほぼ円柱状に突設されると共にその円柱状の長さを上記したローラ支軸103の長さとほぼ同寸法に形成されるボス部128、129と、で構成されている。なお、ローラ押さえ部125の上下両端部およびローラ押さえ部126の先端部には、ハズレ止部材123をドラム内部品取付部材100にビス(図示しない)止めするためのビスを挿通する取付孔127が穿設されている。
装飾部材130は、前述したように、遊技盤6を装飾するために「滝の流れ」を模して水色の略台形状に形成される。さらに、該装飾部材130は、前述したドラム91の光透過部92aを透過した光が透過可能であると共に非光透過部92bの影12(図7参照)を投影可能な光透過性材料によって、凹凸状に形成される外面部131を備える。また、前述したように該装飾部材130を表飾り枠80の後面側にビス止めするためのビスを挿通させる取付孔132が適宜穿設されている。
しかして、上記のように構成される表飾り部材11は、以下の方法により組み立てられ、遊技盤6に装着される。先ずドラム91の右側端部に駆動プーリ93を圧入して装着し、次にドラム駆動モータ取り付け用のビス(図示しない)を取付孔97に挿通しドラムハウス右側面部74に螺設されたネジ孔(図示しない)に螺着することでドラム駆動モータ18を飾り枠本体70に装着し、前述の駆動プーリ93を装着したドラム91をドラムハウス71内に収容するとともに、ドラムハウス71内に挿入されたモータ軸96をモータ軸孔付ボス95に圧入することによりドラム駆動モータ18にドラム91を装着する。
続いて、支持ローラ部材120をドラム内部品取付部材100のローラ支軸103に嵌入し、T溝部材102のT溝にLED基板111、112をドラム内部品取付基板101に突き当たる位置まで嵌入し、ハズレ止部材123をビス止めするためのビス(図示しない)を取付孔127に挿通しローラ支軸の先端部に螺設されたネジ孔に螺着することによりハズレ止部材123をドラム内部品取付部材100に装着され、同時に支持ローラ部材120およびLED基板111、112もドラム内部品取付部材100に装着される。次に、ドラム内部品取付部材100をビス止めするためのビスを取付孔104に挿通し、ドラムハウス左側面部75に螺設されたネジ孔に螺着することにより、ドラム内部品取付部材100が飾り枠本体70に装着される。
なお、このときドラム内部品取付部材100に装着された支持ローラ部材120およびLED基板111、112は、既に飾り枠本体70に装着されているドラム91の左側端部、すなわち駆動プーリ93が装着された右側端部とは反対側の端部から挿入されて位置決めされる。また、このとき支持ローラ部材120はドラム91の左側端部であって且つドラム内面部98である部位を支持するように予め構成されている。同様に、LED基板111、112も所定の位置および角度に位置決めされるように予め構成されている。つまり、実装したドラム内LED110a〜110fがドラム91のドラム内面部98に光を照射し(図6参照)、該光がドラム91を透過して装飾部材130の所定の領域に照射されるように構成されている。しかして、ドラム内部品取付部材100(支持装置)は、ドラム内LED(発光部材)110a〜110fを取り付けると共にドラム91(周回部材)の両端部のうち駆動プーリ93が装着されドラム駆動モータ18により軸支され駆動される右側端部側(一端部側)とは異なる左側端部側(他端部側)からドラム91(周回部材)の後面側へドラム内LED110a〜110fを挿入して位置決めする。また、ドラム内部品取付部材(支持装置)100は、ドラム91の左側端部側(他端部側)のドラム内面部(所定の部位)98を支持する支持ローラ部材(支持部材)120を備えるものである。
続いて、装飾部材130をビス止めするためのビス(図示しない)を取付孔132に挿通し表飾り枠80の後面側に螺設されたネジ孔に螺着することにより装飾部材130を表飾り枠80に装着する。次に、該表飾り枠80を飾り枠本体70にビス止めするためのビス(図示しない)を取付孔72に挿通し表飾り枠80の後面側に螺設されたネジ孔に螺着することにより表飾り枠80を飾り枠本体70に装着する。こうして組み立てられた表飾り部材11は、該表飾り部材11を遊技盤6にビス止めする皿ビス(図示しない)を取付皿孔81に挿通し遊技盤6に螺設されたネジ孔に螺着することにより、遊技盤6ひいてはパチンコ遊技機1に装着される。
では、上記したような構成を有してパチンコ遊技機1に装着される、演出装置90を含む表飾り部材11の作用について、以下、図6および図7を参照して説明する。
図6は、演出装置90が投影演出を行う際の各部材の駆動状態を説明する概略断面図である。投影演出が行われるときには、ドラム内LED110a〜110fは所定の発光態様で発光制御され、ドラム91の駆動源であるドラム駆動モータ18は所定の駆動態様で駆動制御されるものである。図に示すように、ドラム91内のLED基板111に実装されたドラム内LED110a〜110cは、A°の照射角度でドラム内面部98の前面側すなわち装飾部材130側に向けて光を照射し、該光はドラム外面部92の光透過部92aを透過した場合に装飾部材130の高さ方向の略中央から上方の概ね全領域に向けて照射される。一方、ドラム91内のLED基板112に実装されたドラム内LED110d〜110fは、B°の照射角度でドラム内面部98の前面側に向けて光を照射し、該光はドラム外面部92の光透過部92aを透過した場合に装飾部材130の高さ方向の略中央から下方の概ね全領域に向けて照射される。こうして装飾部材130の概ね全領域に照射された該光は、さらに水色の光透過性材料により形成された装飾部材130を透過することにより、遊技者には明るい水色の光として視認される。但し、ドラム内LED110a〜110fがドラム内面部98に照射した光のうち、非光透過部92bに照射された光は、非光透過部92bを透過できないために装飾部材130の外面部131に影12を形成するものである。
このようにして装飾部材130の外面部131に形成された影12は、ドラム91が図で示す矢印方向(反時計方向)に向かって回転駆動すると、外面部131の上方から下方へ向かって投影位置を移動させる。こうして「滝の流れ」を模して形成された装飾部材130の外面部131上を、影12が上から下へ落下するように移動することにより、あたかも滝の水が流れ落ちているかの如き投影演出を可能とする。さらに、図6では図示していないが、前述したように外面部131は、凹凸状に形成されているため、影12は外面部131上を不規則に曲折しながら移動することにより、より自然な水の流れを表現することが可能となっている。
しかして、本実施形態の演出装置90は、ドラム駆動モータ(駆動源)18により回転(周回)されるドラム(周回部材)91にドラム内LED(発光部材)110a〜fが発する光を照射したとき形成される非光透過部(非光透過部)92bの影(影)12を、装飾部材(装飾部材)130に投影する投影演出を行うものである。
次に本実施形態の投影演出が行われるときの、装飾部材130における投影態様および可変表示装置9における表示態様について、図7を参照して説明する。図7は、投影演出における装飾部材130の投影態様および可変表示装置9の表示態様を示す概略説明図である。
図7(A)に示すように、装飾部材130を含む表飾り部材11によって囲まれた可変表示装置9は可変表示部8a、8b、8cにおいて特別図柄の変動を開始する。
続いて図7(B)に示すように、投影演出が開始されると、ドラム内LED110a〜110fが発光し、且つドラム91が回転駆動(図6で図示した方向に回転)する。これにより、非光透過部92bの影12が装飾部材130の上方から下方に向かって不規則に曲折しながら移動する。
続いて、図7(C)に示すように、装飾部材130に非光透過部92bの影12が投影されると、この投影態様に対応して可変表示装置9は、流水イメージ画像13を表示する。可変表示装置9に流水イメージ画像13が表示されることにより、あたかも可変表示装置9の上方から下方に向かって水が流下するような画像演出が行われる。さらにいうならば、流水イメージ画像13の表示によって、装飾部材130により演出される「滝の流れ」が、「水辺の樹木」を模した上装飾部材82a、82bの間を落下していき、「水辺の岩」を模した下装飾部材83に降り注ぐような、視覚的イメージを効果的に遊技者に与えることが可能となる。
以上のように、本実施形態は、非光透過部92bの影12を、通常では専ら装飾の為に設けられる装飾部材130に投影する。これによって投影演出に意外性を持たせることが可能となるものである。
図8(A)は、パチンコ遊技機1の制御に使用されるランダムカウンタを説明するための説明図である。
図8(A)において、C_RND_Hは、大当り判定用乱数を発生させるためのランダムカウンタである。このランダムカウンタにより、「0〜255」の範囲内で各カウンタ値が繰返し更新されている。始動入賞の発生に伴って抽出された大当り判定用ランダムカウンタの値が大当り判定値「7」の場合には、その始動入賞に基づく可変表示の結果、大当りとすることが事前に決定される。また、遊技状態が確変遊技状態にある場合には、大当り判定値が「7」、「57」、「77」、「107」、「157」とされる。
C_RND_RCHは、可変表示装置9においてリーチ演出表示(具体的には、最終停止図柄となる中央の可変表示部8bをリーチ1〜3のいずれかの態様で可変表示する)を行うか否かを決定するために用いられるリーチ演出表示用乱数を発生させるランダムカウンタである。このランダムカウンタのカウンタ値が始動入賞に基づく可変表示制御の開始前に抽出され、後述するリーチ判定値と比較されることにより、その可変表示制御に関してリーチ演出表示を行うか否かとリーチ演出表示の種類とが決定される。但し、大当り時には、リーチ演出表示が必ず行われ、リーチ判定値との比較によってリーチ演出表示の種類のみが決定される。このランダムカウンタC_RND_RCHのカウント範囲は、「0〜255」である。
C_RND_KAは、確率変動を発生させるか否かを決定する際に用いられる確率変動判定用乱数を発生させるためのランダムカウンタである。このランダムカウンタのカウント範囲は、「0〜9」である。
次に、演出制御基板60(CPU63)による可変表示装置9でのリーチ演出表示の制御手順について詳細に説明する。なお、本実施形態では、リーチ1〜3の3種類のリーチ演出表示を設定している。
先ず、図8(B)を参照して、リーチ判定値について説明する。リーチ判定値として、可変表示結果を大当りとすることが事前に決定された可変表示制御に対応して使用される大当り時のリーチ判定値XD_TOK_HIa1と、可変表示結果をハズレとすることが事前に決定された可変表示制御に対応して使用されるハズレ時のリーチ判定値XD_TOK_HIa2とが定義されている。
XD_TOK_HIa1(大当り時のリーチ判定値)は、「0〜255」であり、そのうちリーチ1〜3の何れのリーチとするかを決定する際の閾値として「9、55、255」が設けられている。これにより抽出されたリーチ判定用乱数が「0〜9」の判定範囲に含まれるときには、リーチ1を行うことが決定され、リーチ判定用乱数が「10〜55」の判定範囲に含まれるときには、リーチ2を行うことが決定され、リーチ判定用乱数が「56〜255」の判定範囲に含まれるときには、リーチ3を行うことが決定される。
一方、XD_TOK_HIa2(ハズレ時のリーチ判定値)は、「0〜24」であり、そのうちリーチ1〜3の何れのリーチとするかを決定する際の閾値として「9、19、24」が設けられている。これにより抽出されたリーチ判定用乱数が「0〜9」の判定範囲に含まれるときには、リーチ1を行うことが決定され、リーチ判定用乱数が「10〜19」の判定範囲に含まれるときには、リーチ2を行うことが決定され、リーチ判定用乱数が「20〜24」の判定範囲に含まれるときには、リーチ3を行うことが決定され、リーチ判定用乱数が「25」以上の値のときには、リーチ演出表示を行わないことが決定される。
上記した大当り時及びハズレ時のリーチ判定値の設定により、図8(C)に示すように、リーチ1の出現確率(選択率)は、大当り時で10/256となり、ハズレ時で10/256となる。リーチ2の出現確率は、大当り時で46/256となり、ハズレ時で10/256となる。リーチ3の出現確率は、大当り時で200/256となり、ハズレ時で5/256となる。
次に、図9を参照して、リーチ演出表示の制御手順をフローチャートに基づいて説明する。なお、このフローチャートに基づく制御は、可変表示制御の開始直前に実行される。先ず、遊技状態が高確率状態にあるか否かが判断され(ステップS11)、高確率状態にある場合にはリーチ演出表示の設定は行われることなく処理が終了する。遊技状態が高確率状態にない場合には、大当りとすることが決定されているか否かが判断される(ステップS12)。大当りとすることが決定されていない場合には、ハズレ時のリーチ判定値が設定される(ステップS13)。
ステップS13においてリーチ判定値が設定された後、ランダムカウンタC_RND_RCHからリーチ判定用乱数が抽出され、抽出されたリーチ判定用乱数が設定されたリーチ判定値で定められる3種類の判定範囲のいずれかに含まれる値であるか否かが判断される。つまり、この実施形態においてはリーチ判定用乱数が24以下であるか否かの判定が行われる(ステップS14)。リーチ判定用乱数が3種類の判定範囲のいずれにも含まれない場合、すなわちリーチ判定用乱数が24以下でない場合には、リーチ演出表示の設定が行われることなく処理が終了する。一方、リーチ判定用乱数がいずれかの判定範囲に含まれる場合、すなわちリーチ判定用乱数が24以下である場合には、その判定範囲に対応したリーチ1、リーチ2、リーチ3のうちのいずれかの態様でリーチ演出表示を行うための設定がなされ(ステップS15:リーチ演出表示選択手段)、処理が終了する。
また、ステップS12の判別処理の結果として、大当りとすることが決定されている場合には、大当り時のリーチ判定値が設定される(ステップS16)。その後は、ステップS15に移行して、判定範囲に対応したリーチ1、リーチ2、リーチ3のうちのいずれかの態様でリーチを行うための設定がなされる。
つまり、演出制御基板60に搭載されたCPU63(表示制御手段)は、主基板31に搭載されたCPU56がステップS12において大当りと判定する処理もしくはステップS14においてリーチ判定用乱数が24以下であると判定する処理(表示結果事前決定手段)により可変表示装置9にリーチ1〜3あるいはリーチ1〜3を経て表示される大当り図柄(所定の表示結果)を導出表示することが決定されたとき、可変表示装置9の表示態様を変化させる複数種類のリーチ演出表示を備えるものである。
以上のことより、リーチ演出表示における大当り信頼度は、図8(D)に示すように設定される。なお、リーチ演出表示における大当り信頼度(E)は、大当りになる確率(A)、大当り時にリーチ演出表示を実行する確率(B)、ハズレになる確率(C)、ハズレ時にリーチ演出表示を実行する確率(D)を用いて、「E(%)={(A×B)/((A×B)+(C×D))}×100」の計算式から算出される。これに基づいて、リーチ1の大当り信頼度は、0.39%(≒{[(1/256)×(10/256)]/[(1/256)×(10/256)+(255/256)×(10/256)]}×100)になり、リーチ2の大当り信頼度は、1.77%(≒{[(1/256)×(46/256)]/[(1/256)×(46/256)+(255/256)×(10/256)]}×100)になり、リーチ3の大当り信頼度は、13.56%(≒{[(1/256)×(200/256)]/[(1/256)×(200/256)+(255/256)×(5/256)]}×100)になる。即ち、リーチ1、リーチ2、リーチ3の順で大当り信頼度が高くなるように設定されている。
つまり、主基板31に搭載されたCPU56が実行するステップS15(リーチ演出表示選択手段)は、主基板31に搭載されたCPU56がステップS12において大当りと判定する処理(表示結果事前決定手段)が停止図柄(表示結果)を大当り図柄(特定表示結果)とすることを決定したときには、リーチ1〜3(複数種類のリーチ演出表示)のうちリーチ3(所定のリーチ演出表示)を選択する割合が高くなるように設定されたリーチ判定値XD_TOK_HIa1に記憶されているデータ(選択データ)を用いて選択を行うものである。
ところで、本実施形態の投影演出は、前述したようにリーチ演出表示(リーチ1〜3)を行うときに伴って実行されるものである。さらに該投影演出は、上記した3種類のリーチ演出表示(リーチ1〜3)に対しては、個々に異なる回転駆動態様でドラム91を回転駆動させるドラム駆動モータ18が、主基板31から送信された演出制御コマンドに基づいて、演出制御基板60に搭載されたCPU63により駆動制御されるようになっている。また、個々に異なる発光態様でドラム内LED110a〜fが、同様に演出制御基板60に搭載されたCPU63により発光制御されるようになっている。
具体的には、図10に示すように、先ず、前記ステップS15のリーチ演出表示を行うための設定がなされたか否かが判別され(ステップS21)、リーチ演出表示を行うための設定が行われたときには、そのリーチ演出表示の種類が判別される(ステップS22)。そして、ステップS22における判別の結果、前述のとおり大当り信頼度が0.39%と最も低いリーチ1が設定されている場合は、ドラム91を低速正回転で回転駆動するようにドラム駆動モータ18を駆動制御し(ステップS23)、2個のドラム内LED110a、110dを2秒毎に発光するように発光制御する(ステップS24)。
また、ステップS22における判別の結果、大当り信頼度が1.77%のリーチ2が設定されている場合は、ドラム91を高速正回転で回転駆動するようにドラム駆動モータ18を駆動制御し(ステップS25)、4個のドラム内LED110b、110c、110e、110fを1.0秒毎に発光するように発光制御する(ステップS26)。
さらに、ステップS22における判別の結果、大当り信頼度が13.56%と最も高いリーチ3が設定されている場合は、ドラム91を低速逆回転で回転駆動するようにドラム駆動モータ18を駆動制御し(ステップS27)、6個のドラム内LED110a〜fを0.5秒毎に発光するように発光制御する(ステップS28)。
しかして、演出装置(演出装置)90は、主基板31に搭載されたCPU56がステップS12において大当りと判定する処理もしくはステップS14においてリーチ判定用乱数が24以下であると判定する処理(表示結果事前決定手段)により可変表示装置(可変表示装置)9にリーチ1〜3(所定の表示結果)を導出表示することが決定されたとき、投影演出を行うものである。
また、演出制御基板60に搭載されたCPU63(駆動制御手段、発光制御手段)は、主基板31に搭載されたCPU56が実行するステップS15(リーチ演出表示選択手段)によって選択された所定のリーチ演出表示の種類に応じて投影演出におけるドラム駆動モータ(駆動源)18の駆動態様および、ドラム内LED(発光部材)110a〜fの発光態様を異ならせる制御を行うものである。
このため、ドラム駆動モータ18の駆動態様すなわちドラム91の回転態様およびドラム内LED110a〜fの発光態様によって大当り信頼度を遊技者に報知することができ、ひいては遊技の興趣を向上させることができる。
では、前述のとおり、リーチ演出表示の種類ごとに演出態様を備えた本実施形態の投影演出について、図11のタイムチャートを用いて詳述する。
図11は、リーチ演出表示の実行に伴って、本実施形態における投影演出が実行される際の、演出装置90の演出態様を示すタイムチャートである。図には、上段に可変表示装置9における可変表示態様、中段にドラム91の回転態様、下段にドラム内LED110a〜fの発光態様が、示される。
可変表示装置9が特別図柄の変動を開始する以前に、主基板31に搭載されたCPU56が実行するステップS15(リーチ演出表示選択手段)によってリーチ1が選択される。可変表示装置9の可変表示部8a〜8cにおいて特別図柄の変動が開始されると、ドラム91は停止状態から回転を開始して低速正回転で回転駆動され、ドラム内LED110a、110dが2.0秒毎の発光を開始する。可変表示装置9において予め決定されたリーチ1が確定した後でハズレとなると、ドラム91は低速正回転を終了して停止状態となり、ドラム内LED110a、110dは2.0秒毎の発光を終了する。
次いで、ステップS15によってリーチ2が選択される。再度、可変表示装置9の可変表示部8a〜8cにおいて特別図柄の変動が開始されると、ドラム91は停止状態から回転を開始して高速正回転で回転駆動され、ドラム内LED110b、110c、110e、110fが1.0秒毎の発光を開始する。可変表示装置9において予め決定されたリーチ2が確定した後でハズレとなると、ドラム91は高速正回転を終了して停止状態となり、ドラム内LED110b、110c、110e、110fは1.0秒毎の発光を終了する。
さらに、ステップS15によってリーチ3が選択される。再度、可変表示装置9の可変表示部8a〜8cにおいて特別図柄の変動が開始されると、ドラム91は停止状態から今度は逆方向への回転を開始して低速逆回転で回転駆動され、ドラム内LED110a〜fが0.5秒毎の発光を開始する。可変表示装置9において予め決定されたリーチ3が確定した後でハズレとなると、ドラム91は低速逆回転を終了して停止状態となり、ドラム内LED110a〜fは0.5秒毎の発光を終了する。
なお、本実施形態では遊技を演出する演出装置を遊技盤に備えた遊技機としてのパチンコ遊技機を例示したが、これに限定するものではなく、演出装置を遊技者が視認可能な位置に備え、該演出装置により遊技が演出されるものであればスロットマシンやコインゲーム等の遊技機であってもよい。
また、実施形態中では、パチンコ遊技機の構成として、始動球検出器の入賞球の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示結果となると特定遊技状態が発生して可変入賞球装置を開放するパチンコ遊技機(これを俗に第1種という)を例示しているが、特にこれに限定するものではなく、始動球検出器の入賞球の検出に伴って可変入賞球装置を開放し、該可変入賞球装置内の特定領域への打球の入賞により特定遊技状態を発生するパチンコ遊技機(これを俗に第2種という)や、始動球検出器の入賞球の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示結果となると権利発生状態となり、この状態で特定領域に打球が入賞すると特定遊技状態が発生するパチンコ遊技機(これを俗に第3種という)であってもよく、さらにはスロットマシンやコインゲーム等の遊技機であってもよい。換言するならば、本発明に係る演出装置を備えた遊技機であればいずれの遊技機であってもよい。
また、本発明に係るリーチとは、停止した図柄(リーチ表示態様という)が大当り図柄の一部を構成しているときに未だ停止していない図柄(リーチ変動中の図柄という)については可変表示が行われていること、全て又は一部の図柄が大当り図柄の全て又は一部を構成しながら同期して可変表示している状態である。具体的には、予め定められた複数の可変表示部に、予め定められた図柄が停止することで大当りとなる有効ラインが定められ、その有効ライン上の一部の可変表示部に予め定められた図柄が停止しているときに未だ停止していない有効ライン上の可変表示部において可変表示が行われている状態(例えば、左・中・右の可変表示部のうち左右の可変表示部には大当り図柄の一部となる図柄(例えば、「7」)が停止表示されている状態で中央の可変表示部は未だ可変表示が行われている状態)、有効ライン上の可変表示部の全て又は一部の図柄が大当り図柄の全て又は一部を構成しながら同期して可変表示している状態(例えば、左・中・右の可変表示部の全てに可変表示が行われてどの状態が表示されても同一の図柄が揃っている状態で可変表示が行われている状態)である。また、リーチの際に、通常とは異なる演出がランプや音で行われることがある。この演出をリーチ演出という。また、リーチの際に、キャラクター(人物等を模した演出表示であり、図柄とは異なるもの)を表示させたり、背景の表示態様を変化させたりすることがある。このキャラクターの表示や背景の表示態様の変化をリーチ演出表示という。
パチンコ遊技機を正面からみた正面図である。 ガラス扉枠を取り外した状態での遊技盤の前面側を示す正面図である。 主基板の回路構成例を示すブロック図である。 演出装置を含む表飾り部材を示す斜視図である。 演出装置を含む表飾り部材を示す分解斜視図である。 リーチ演出表示に伴う演出装置の作用を説明する概略断面図である。 リーチ演出表示に伴う装飾部材の投影態様および可変表示装置の表示態様を示す概略説明図である。 同図(A)はパチンコ遊技機の制御に使用されるランダムカウンタを示す一覧表図であり、同図(B)は大当り時およびハズレ時のリーチ判定値を示す一覧表図であり、同図(C)はリーチ1〜3の大当り信頼度を示す一覧表図である。 リーチ演出表示の制御を示すフローチャートである。 リーチ演出表示に伴うドラムの回転駆動制御およびドラム内LEDの発光制御を示すフローチャートである。 リーチ演出表示に伴うドラムの回転駆動態様およびドラム内LEDの発光態様を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 パチンコ遊技機(遊技機)
9 可変表示装置(可変表示装置)
13 流水イメージ画像(画像)
18 ドラム駆動モータ(駆動源)
56 CPU(表示結果事前決定手段、特定遊技制御手段、リーチ演出表示選択手段)
62 RAM(データ記憶手段)
63 CPU(表示制御手段、駆動制御手段、発光制御手段)
90 演出装置(演出装置)
91 ドラム(周回部材)
92a 光透過部(光透過部)
92b 非光透過部(非光透過部)
98 ドラム内面部(裏側面)
100 ドラム内部品取付部材(支持装置)
110a〜f ドラム内LED(発光部材)
120 支持ローラ部材(支持部材)
130 装飾部材(装飾部材)
131 外面部(外面部)

Claims (8)

  1. 遊技を演出する演出装置を備えた遊技機であって、
    前記演出装置は、
    環状且つ帯状に形成されるとともに、光が透過可能な光透過部と前記光が透過不可能な非光透過部とを備えた周回部材と、
    前記周回部材を周回させるための駆動源と、
    前記周回部材の裏側面に光を照射する発光部材と、
    前記光透過部を透過した光が透過可能であると共に前記非光透過部の影を投影可能な光透過性材料によって形成された装飾部材と、を備え、
    前記駆動源により周回される前記周回部材に前記発光部材が発する光を照射し、前記非光透過部の影を前記装飾部材に投影する投影演出を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 所定の始動条件の成立に基づいて各々が識別可能な複数種類の識別情報の可変表示を行い表示結果を導出表示する可変表示装置と、
    前記始動条件の成立に基づいて前記表示結果をその導出表示以前に決定する表示結果事前決定手段と、
    前記識別情報の表示結果を予め定められた特定表示結果とすることを決定したとき遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御する特定遊技制御手段と、を備え、
    前記表示結果事前決定手段により前記可変表示装置に所定の表示結果を導出表示することが決定されたとき、
    前記演出装置により、前記投影演出を行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記識別情報を含むデータを記憶するデータ記憶手段と、
    該データ記憶手段に記憶されたデータを用いて前記可変表示装置を表示制御する表示制御手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記データ記憶手段に記憶されたデータを用いて、画像を表示する前記可変表示装置を表示制御し、
    前記装飾部材に投影される前記影の投影態様の変化に対応して前記画像の表示態様を変化させることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記演出装置は、前記駆動源を駆動制御する駆動制御手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記表示結果事前決定手段により前記可変表示装置に所定の表示結果を導出表示することが決定されたとき、前記可変表示装置の表示態様を変化させる複数種類のリーチ演出表示を実行するリーチ演出表示手段を備え、
    前記複数種類のリーチ演出表示のうち何れのリーチ演出表示を表示するかを選択するリーチ演出表示選択手段を含み、該リーチ演出表示選択手段は、前記表示結果事前決定手段が表示結果を前記特定表示結果とすることを決定したときには、前記複数種類のリーチ演出表示のうち所定のリーチ演出表示を選択する割合が高くなるように設定された選択データを用いて選択を行い、
    前記駆動制御手段は、
    前記リーチ演出表示選択手段によって選択された所定のリーチ演出表示の種類に応じて前記投影演出における前記駆動源の駆動態様を異ならせる制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記演出装置は、前記発光部材を発光制御する発光制御手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記表示結果事前決定手段により前記可変表示装置に所定の表示結果を導出表示することが決定されたとき、前記可変表示装置の表示態様を変化させる複数種類のリーチ演出表示を実行するリーチ演出表示手段を備え、
    前記複数種類のリーチ演出表示のうち何れのリーチ演出表示を表示するかを選択するリーチ演出表示選択手段を含み、該リーチ演出表示選択手段は、前記表示結果事前決定手段が表示結果を前記特定表示結果とすることを決定したときには、前記複数種類のリーチ演出表示のうち所定のリーチ演出表示を選択する割合が高くなるように設定された選択データを用いて選択を行い、
    前記発光制御手段は、
    前記リーチ演出表示選択手段によって選択された所定のリーチ演出表示の種類に応じて前記投影演出における前記発光部材の発光態様を異ならせる制御を行うことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記装飾部材は、
    前記非光透過部の影を投影する外面部を備え、
    該外面部は、凹凸状に形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の遊技機。
  7. 前記周回部材は、
    帯幅方向に形成される両端部のうち、一端部側で軸支され駆動されることを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の遊技機。
  8. 前記演出装置は、
    前記発光部材を取り付けると共に前記周回部材の前記両端部のうち前記周回部材が軸支され駆動される前記一端部側とは異なる他端部側から前記周回部材の後面側へ前記発光部材を挿入して位置決めするための支持装置を備え、
    前記支持装置は、
    前記周回部材の他端部側の所定の部位を支持する支持部材を備えることを特徴とする請求項7に記載の遊技機。

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