JP2008079781A - 遊技用面発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】広い範囲で光均一の発光面を従来よりも少ない発光素子数で形成することが可能な遊技用の面発光装置を提供する。
【解決手段】複数の面発光セルユニット(100A〜100F)を環状に配列して面発光装置(100)を構成する。面発光セルユニットは、光源であるLED(111Aa〜111Ac)を格納するベースフレーム(101)に対し所定角度で対向する光反射面(102a、103a)を有するサイドフレーム(102、103)を備え、これらで囲まれる空間内に光拡散シート(105)を挟持する2枚の導光板(104a、104b)が装着される。サイドフレームの光反射面で光を内方へ反射させるとともに、光拡散シートを介して光を拡散させることで、広い範囲で光均一な発光面を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明はパチンコやスロットマシン等の遊技機に搭載される遊技用の面発光装置に関し、特に、少ない発光素子数でありながらも広い範囲で光均一な発光面を形成可能な面発光装置に関する。
従来、パチンコやスロットマシン等の遊技機の前面枠や遊技盤には、遊技者の視覚に訴える遊技演出をするために装飾的にデザインされた飾りランプが、一体的に或いは複数箇所に設けられている。一般に、これら飾りランプは、遊技進行を制御する主制御基板とは別に設けられるサブ制御基板によって点灯、点滅などの駆動制御がなされる。すなわち、サブ制御基板には、飾りランプを点灯・点滅させる複数の演出パターンのシーケンスプログラムが予め記憶され、主制御基板が遊技の進行に応じてその点灯等の始動タイミングをサブ制御基板に対して指令すると、サブ制御基板がその選択されたプログラムに従って飾りランプを点灯及び点滅等させている。
近年の遊技機においては、遊技が単調になるのを回避して、遊技者が飽きずに遊技を継続して行う意欲を保てるように、光を使った種々の光演出表示装置が提案され一部実用化されている。
例えば、パチンコの分野では、ゲームキャラクタなどの動作をともなう電動役物に発光ダイオード(以下「LED」と略称する)を内蔵させ、パチンコ玉が当該電動役物の動作により入賞口に導かれて入球するなど入賞が成立したときに、当該電動役物を内部から照明して強調表示する等の演出表示がなされている。
また、光を使って遊技そのものを供する光演出表示装置として、例えば可変表示装置が大当たり表示(例えば「777」)し、その大当たりが終了した後に移行する特別な遊技状態(例えば、確変、時短など)またはその移行遊技の回数制限等の特典付与の抽選を、当該可変表示装置の表示画面を切り換えて行うもの(特許文献1参照)や、複数の発光表示部を環状に配列し、発光表示部の点灯を周方向に順次切り換えることで光の点を回転表示する光ルーレットを用いて行うものがある(特許文献2参照)。
また、スロットマシンの分野でも、複数個のリール(図柄変動表示装置)による本来の図柄組合せ遊技とは別に、液晶等の画像装置にルーレットの動画像を表示して、例えばBB(ビッグボーナス)の抽選を確定させるようなサブ的な遊技を提供する遊技機も提案されている(特許文献3参照)。
このように、光を用いて遊技を演出したり、またはサブ的な遊技に供し得るなどの従来の面発光技術の従来例として例えば特許文献4には、拡散シートを表面側に配した導光板を遊技盤の一部に形成し、導光板の側面部に設けた光源の出力を可変に調整することで発光状態を変化させる面発光技術が開示されている。
特開2004−081563号公報 特開2004−174124号公報 特開2002−143380号公報 特開2006−212138号公報
しかし、かかる従来の面発光技術によれば、導光板の一側の光源から出力された光は、光源から離れるほど拡散効果によりその強度が減衰するため、導光板の表面(発光面)において光むらや色むらが発生する場合があった。すなわち、発光面が光均一でかつ広い発光面積を確保するには、光源である発光素子の数を増やして導光板の周囲に密に配置したり、それが許容できなければ発光面積を縮小しなければならなかった。
本発明は、こうした課題を解決するためになされたものであり、光むらや色むらを発生させることなく、広い範囲で光均一の発光面をより少ない発光素子数で形成することが可能な遊技用の面発光装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、遊技機の主として前面部に搭載され、複数の面発光セル体が組み合わされてなる遊技用面発光装置であって、前記面発光セル体は、単数若しくは複数個の発光素子が配列されるベースフレームと、前記ベースフレームに対しそれぞれ所定の第1角度で対向し、かつ相互には所定の第2角度で対向する反射面を有する一対のサイドフレームと、前記ベースフレーム及び前記一対のサイドフレームで画定される前面視三角形の閉空間内に設けられ、光拡散層を一部に有する透明な層からなる面発光部と、前記面発光部の背後に設けられる背面板と、を備えて構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の遊技用面発光装置によれば、複数の面発光セル体が組み合わされて構成され、各面発光セル体において、ベースフレームに配列される発光素子が出力した光は、透明な層からなる面発光部内を進み、光拡散層を介して反射拡散及び透過拡散され、その表面である発光面から外部に均一に放出される。また、ベースフレームから出力される光の一部は、背面板で反射拡散され、また所定の角度で対向するサイドフレームの反射面で全反射され、面発光部の内方へ戻される。これにより、面発光部のほぼ全面において、光むらや色むらを生じさせることなく光を均一に発光させる。したがって、従来よりも少ない数の発光素子を用いて、広い範囲で光均一の発光面を形成することができる。また、損失が少なく効率も良いために、従来よりも少量の光源出力(低電力)で十分な発光面輝度を確保することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技用面発光装置であって、前記面発光部は、相対向する少なくとも2枚の導光板と、前記各導光板の間に密着して介装される光拡散シートとを備えてなることを特徴とする。
請求項2に記載の遊技用面発光装置によれば、各面発光セル体において、発光素子が出力した光は、相対向する少なくとも2枚の導光板内を進み、光拡散シートを介して反射拡散及び透過拡散されて、導光板の表面である発光面より外部に均一に放出される。したがって、請求項1に記載の遊技用面発光装置による有利な効果に加え、2枚の導光板の間に光拡散シートを密着介装するだけで発光面部を形成でき、構成が簡素化する。また、この構造によれば、導光板の表面を平坦若しくは任意の形状に加工することが容易であり、また透過性の絵柄なども印刷等で配置でき、発光面の装飾デザインの自由度も増すことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の遊技用面発光装置であって、前記面発光セル体が環状に複数配列されてなることを特徴とする。
請求項3に記載の遊技用面発光装置によれば、請求項1又は2に記載の遊技用面発光装置による有利な効果に加え、面発光セル体を環状に複数配列することで、より広い発光面積を容易に確保することができる。また、それぞれの面発光セル体を個別に任意のタイミングで発光させることで、多種多様な発光動作をともなう遊技演出が可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技用面発光装置であって、複数の前記面発光セル体を順次切り換えて発光させる切換制御手段を更に備えていることを特徴とする。
請求項4に記載の遊技用面発光装置によれば、請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技用面発光装置による有利な効果に加え、切換制御手段が複数の面発光セル体を順次切り換えて発光させることで、例えば発光位置が回転して見えるようなルーレット動作を演出表示することができる。
請求項5に記載の発明は、遊技機に搭載される面発光装置を構成する面発光セル体であって、単数若しくは複数個の発光素子が配列されるベースフレームと、前記ベースフレームに対しそれぞれ所定の第1角度で対向し、かつ相互には所定の第2角度で対向する反射面を有する一対のサイドフレームと、前記ベースフレーム及び前記一対のサイドフレームで画定される前面視三角形の閉空間内に設けられ、光拡散層を一部に有する透明な層からなる面発光部と、前記面発光部の背後に設けられる背面板と、を備えて構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の面発光セル体によれば、ベースフレームに配列される発光素子が出力した光は、透明な層からなる面発光部内を進み、光拡散層を介して反射拡散及び透過拡散され、その表面である発光面から外部に均一に放出される。また、ベースフレームから出力される光の一部は、背面板で反射拡散され、また所定の角度で対向するサイドフレームの反射面で全反射され、面発光部の内方へ戻される。これにより、面発光部のほぼ全面において、光むらや色むらを生じさせることなく光を均一に発光させる。したがって、従来よりも少ない数の発光素子を用いて、広い範囲で光均一の発光面を形成することができる。また、損失が少なく効率も良いために、従来よりも少量の光源出力(低電力)で十分な発光面輝度を確保することができる。
上述したように、本発明に係る面発光セル体及びそれらを組み合わせた遊技用面発光装置によれば、従来よりも少ない発光素子数で、広い範囲で光均一の発光面を容易に形成することができる。また、従来よりも発光効率が向上し、十分な輝度を確保することができる。また、発光素子を減らすなど構成を簡素化することで、装置のコストダウンを図ることができる。また、発光面の装飾デザインを自由に施すことができ、遊技機における演出の視覚的効果を一層高めることができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面を参照して説明する。始めに、本発明に関わる面発光装置が搭載される遊技機の実施例としてスロットマシン1を説明する。ここで、図1はスロットマシン1の正面図であり、その前面の外観構造を表している。
スロットマシン1は、遊技者に面する側にいわゆるフロントマスクが形成された前扉が、略矩形状の図示しない筐体に対し開閉可能に取り付けられている。フロントマスクは、上から上パネル部2、中パネル部3、下パネル部4に概ね分けられ、これらは化粧板として視覚効果を高めてデザインされた硬質プラスチックにより一体的に形成されている。また、下パネル部4の下方には、メダルを貯留するための受け皿5aが一体的に形成された受皿部材5が取り付けられている。
上パネル部2には、高輝度のLEDを内蔵した上部ランプ6a及びコーナランプ6b、6c等の飾りランプが配置され、リーチや大当たり等の際に点灯または点滅して遊技者の視覚に訴える演出を行っている。また、上パネル部2の左右位置にはスピーカ7a、7bが設けられ、効果音や楽音等によるゲームの演出を行っている。更に、各スピーカ7a、7bに挟まれる中央位置に、本発明に関わる面発光装置100が配設されている。面発光装置100の詳細な構成については後述する。
中パネル部3には、略中央に長方形の透明な表示窓が形成されたアクリル製の板である中パネル9が取り付けられている。そして、この表示窓を通して、筐体内に設けられている円筒状の3個のリール10a、10b、10cを遊技者が目視できるように構成されている。なお、各リール10a、10b、10cの周面には、複数の異なる種類を含む例えば21個の図柄(図示略)がほぼ等間隔で配列され、表示窓に臨む縦3個、横3列の図柄が当該表示窓を通して遊技者に視認されるようになっている。
中パネル9の下方には、前方に若干突出した操作卓と呼ばれる卓状部が形成され、ここには、ゲームに使用するメダルを投入するための投入口を有するメダル投入部11と、ゲームの操作を指示するためのベットボタン12と、スタートレバー13と、3個のストップボタン14a、14b、14c等が配設されている。
ベットボタン12は、ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するための押圧式のボタンスイッチである。スタートレバー13は、リール10a、10b、10cを一斉に回転させる指示をするためのレバースイッチであり、先端に球形の操作ノブを有するレバーを上下左右の何れかの方向に傾倒操作するとオン作動し、レバーから手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ作動するように構成されている。ストップボタン14a、14b、14cは、各リール10a、10b、10cの回転停止を個別に指示するための押圧式のボタンスイッチであり、各リールの配列に対応してそれぞれ並設されている。
下パネル部4は主に下パネル15により構成され、ここにはスロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるための、例えば登場キャラクタの絵柄(図示略)などが印刷されて表示されている。また、下パネル15の左右には、飾りランプであるサイドランプ16a、16bが設けられている。
最下部の受皿部材5には、入賞等の際にメダルを受け皿5aへ排出する開口であるメダル払出口17と、ゲームの進行に応じて演出効果音を発生させるスピーカ18a、18bとがそれぞれ配設されている。
かかる構造のスロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの払い出しが完了した時、または先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この状態において、遊技者がメダル投入部11よりメダルを投入すると、そのメダルがクレジットに加算され内部貯留される。この状態で遊技者がベットボタン12を押圧操作することで、クレジットされたメダルの一部が当該ゲームに賭けられゲームが開始する。そして、遊技者がスタートレバー13を傾倒操作すると、全てのリール10a、10b、10cが一斉に回転し、これと同時に入賞役が内部的な処理で乱数抽選される。
次に、遊技者がストップボタン14a、14b、14cを任意の順番で押圧操作すると、それに従い順次対応するリールが停止し、全てのリール10a、10b、10cが停止した後、各リールに表示された図柄の組合せと上述の内部当選した入賞役に係る図柄の組合せとが一致しているか否かが判定される。これらが一致したときには当該入賞が確定し、その入賞役の種類に応じた枚数のメダルがクレジットに加算され配当される。入賞の配当によりクレジットの上限を超える場合には、その超過した枚数分のメダルがメダル払出口17より受け皿5aへ払い出される。
このように、スロットマシン1の遊技者は、リール10a、10b、10cを回転・停止させる遊技操作を行って、表示窓に変動表示した図柄が揃わなければ賭けたメダルを失うが、予め定められた組合せで図柄が揃い入賞が成立すると賭けた枚数以上のメダルを獲得し得るので、技量と運とによりメダルを増やすという興趣を伴った勝敗ゲームを楽しむことができる。
次に、上述のスロットマシン1の上パネル部2に搭載される面発光装置100の詳細を説明する。ここで、図2は、面発光装置100の正面図である。同図に示されるように、面発光装置100は、例えば6個の面発光セル体としての面発光セルユニット100A、100B、100C、100D、100E、100Fが環状に配列されて、全体として正面視六角形に形成されている。
面発光装置100を構成する各面発光セルユニット100A〜100Fは、どれも同じ構造を有しており、ここでは図3〜図5において代表して示される面発光セルユニット100Aについて説明する。なお、図3は面発光セルユニット100Aの外観斜視図、図4はその正面図、図5(a)は図4におけるR−R’切断線方向の断面図、図5(b)は図4におけるS−S’切断線方向の断面図である。
これらの図に示されるように、面発光セルユニット100Aは、発光素子である例えば3個のLED111Aa、LED111Ab、LED111Acを実装する発光素子基板110を内部に収容するベースフレーム101と、ベースフレーム101に対し60度の角度をなし、かつ各々も60度の角度で相対向して配置されている左右対称のサイドフレーム102、103とを備え、これらベースフレーム101及びサイドフレーム102、103を各辺として正面視略正三角形の前面構造を有して形成されている。なお、本実施形態の面発光セルユニット100Aは、略正三角形の発光面を有して形成されるが、発明に係る面発光セルユニットはこの形状に限定されるものではなく、例えばサイドフレーム102、103をベースフレーム101とは異なる長さにして、発光面を二等辺三角形に形成してもよい。
更に、本実施形態の面発光セルユニット100Aによれば、ベースフレーム101内に収容されるLED111Aa、LED111Ab、LED111Acのそれぞれは、例えばRGBの各三原色の発光素子を集束して形成されるフルカラーLEDであるが、発明を実施するにあたっては、それぞれが単色のLEDでもよいし、また例えば遊技機の仕様や面発光装置の使用態様等に応じて、白熱ランプ等の他の光源を用いてもよいし、更には配置される光源の個数も適宜に増減してもよい。
図3及び図4に示されるように、ベースフレーム101には、一端側にコネクタ109を有して外部に延出するハーネス108が設けられている。図示はしていないが、コネクタ109は、後述するようにスロットマシン1のサブ制御基板130に接続されるとともに、ベースフレーム101内でハーネス108の他端側が発光素子基板110のLED111Aa、LED111Ab、LED111Acに電気的に接続している。すなわち、スロットマシン1のサブ制御基板130に設けられるドライブ回路が、ハーネス108を介してLED111Aa、LED111Ab、LED111Acへ駆動電流Iを供給することにより、各LEDが面発光セルユニット100Aの内側方向(面発光部104)に向けて光を出力するように構成されている。
サイドフレーム102、103の内側面は、平坦でかつ銀系若しくはクロム系のメッキ処理が施されており、これにより光を全反射する性質を備えた光反射面102a、103aが形成されている。
ベースフレーム101及びサイドフレーム102、103を三辺として画定される閉空間内には、当該閉空間に密接して整合すよう同じく三角形に形成された2枚の透明なガラス板若しくはプラスチック板である導光板104a、104bが嵌着されている。また、図5に示されるように、各導光板104a、104bの間には、光拡散シート105がそれぞれの導光板104a、104bに密着するように介装されている。そして、これら導光板104a、104b及び光拡散シート105によって、発光面部104が構成されている。
発光面部104の背後には、ベースフレーム101及びサイドフレーム102、103の背面側に一体的に形成された板状体であるバックプレート106が配設されている。導光板104bに密接するバックプレート106の内側面106aには、光を反射拡散させる塗料(例えば白色インク)が塗布され、またはその性質を備えるべく表面処理が施されている。
かかる構造の面発光セルユニット100Aによる面発光の動作は次の通りである。図6(a)及び図6(b)に示されるように、LED111Aa、LED111Ab、LED111Acへ所要の駆動電流Iを供給し発光面部104に向けて光を出力すると、導光板104a、104bを介して光が内方へ進み、その光の一部が光拡散シート105に反射及び透過して様々な方向に拡散されるとともに、バックプレート106の内側面106aによっても表面(発光面及び光拡散シート105)側に反射拡散される。更に、サイドフレーム102、103に到達した光は、光反射面102a、103aに全反射して、その一次反射光が約60度で対向する側の光反射面に対しほぼ直交する方向に入射する。例えば、LED111Aa等からサイドフレーム102の光反射面102aへ入射角約60度で全反射した一次反射光は、対向するサイドフレーム103の光反射面103aにほぼ垂直に入射し、更に光反射面103aで全反射した二次反射光が再び発光面部104の中心方向に向かう。
このように、光源であるLED111Aa、LED111Ab、LED111Acが出力した光が、対向するサイドフレーム102、103の光反射面102a、103aで相互に反射を繰り返しながら、光拡散シート105を介して反射拡散及び透過拡散されて、発光面部104の表面(発光面)において均一に外部に放出される。これにより、面発光セルユニット100Aの発光面には、光むらや色むらが殆ど生じることがなくなり、従来よりも少ない発光素子数で比較的広い光均一の発光面を形成することができる。また、光損失も少なく効率も良いことから、従来よりも少量の光源出力(低電力)で十分な発光面輝度を確保することができる。更には、LED等の発光素子数を少なくできるため、面発光装置100のローコスト化にも貢献する。
また、導光板104aの表面を平坦に形成し、若しくはレンズカット、曲面、立体的な造形彫刻など、任意の形状に加工することが容易であり、また透過性の絵柄、図柄などもスクリーン印刷等の技法を用いて配置でき、すなわち発光面の装飾デザインの自由度を増すことができる。
次に、例えば6個の面発光セルユニット100A〜100Fが環状に配列されて構成される面発光装置100を制御するための制御手段を説明する。ここで、図7は、スロットマシン1に設けられる制御手段の1つの実施例を表したブロック図である。なお、図7は面発光装置100(面発光セルユニット100A〜100F)の制御に関わる機能ブロックのみを表し、スロットマシン1のゲーム制御等に関わる部分などの他の制御要素については省略している。
主制御基板120は、スロットマシンゲームの進行を管理し、それに応じてリール10a、10b、10cやメダル払出装置(図示略)などの内蔵機器の動作を指令制御するメインの制御基板である。図7に示されるように、主制御基板120は、乱数発生器122とラッチ回路123とからなるハードウエア抽選回路121を搭載しており、乱数発生器122は、例えば主制御基板120の動作クロックとは異なる周期のクロックをカウントするカウンタを備えて構成されている。すなわち、主制御基板120は、スロットマシン1がゲーム準備完了等の所定の状態にあるときに、スタートレバー13の傾倒操作を検知した時、ラッチ回路123に指令して乱数発生器122が示すカウント値を乱数値として取得する。そして、主制御基板120は、この取得した乱数値に基づいて入賞を成立させる図柄、すなわち、ビッグボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)等の特別遊技や、獲得メダルを払い出す小役、再遊技を与えるリプレイ等の入賞の種類(図柄)を内定するテーブル抽選を内部的な処理で行う(これを「内部抽選」という)。また、後述するように、主制御基板120は、ハードウエア抽選回路121から取得した乱数値に基づいて、サブ制御基板130に記憶された演出パターンモジュール134の何れかを選択させ、面発光装置100の発光動作を決定することもできる。
サブ制御基板130は、CPU131、RAM132、ROM133等を備えたマイコンベースの制御回路基板であり、主制御基板120の指令に応じて主にゲームの演出に関わる制御を行っている。なお、上述したようにサブ制御基板130には、面発光装置100を構成する各面発光セルユニット100A〜100Fの光源であるLED111Aa、LED111Ab、LED111Ac〜LED111Fa、LED111Fb、LED111Fcが、それぞれハーネス108を介して電気的に接続されている。
サブ制御基板130のROM133には、CPU131が演算実行する当該サブ制御基板130のシステムプログラムの他に、各面発光セルユニット100A〜100FのLED111Aa〜LED111Fcをそれぞれ独立して時系列的にオンオフ(点灯・消灯)させる複数種類のシーケンスプログラムである演出パターンモジュール134が記憶されている。デコード回路135は、上述したドライブ回路に相当する回路であり、主制御基板120からの指令に応じてCPU131が選択した演出パターンモジュール134のコードデータをデコードし、それに応じて電流増幅した個々の駆動電流Iを各LED111Aa〜LED111Fcへ供給する。
次に、上述の制御手段により制御される面発光装置100を使った遊技・演出の動作例をいくつか列挙する。
[動作例1]図8は、面発光装置100を使ってサブ的な抽選ゲームを光による演出とともに提供する動作例を示している。この例によれば、スロットマシンゲームが所定の状態となり抽選ゲームが開始されると、サブ制御基板130は、主制御基板120の指令に基づいて、各面発光セルユニット100A〜100Fの発光色及び点灯のタイミングをランダムに切り換える1つの演出パターンモジュール134を選択する。そして、サブ制御基板130は、選択した演出パターンモジュール134に従って、各面発光セルユニット100A〜100Fをランダムにそれぞれの発光色を変えて、所定時間、点灯・点滅させる(図8(a))。
その間、主制御基板120は、予め定められた確率テーブルに基づいて、サブ的な抽選ゲームの勝敗を内部抽選し、その結果をサブ制御基板130へ通知する。サブ制御基板130は、その抽選結果を受けて仮に当たりを当選した場合には、各面発光セルユニット100A〜100Fを所定の発光色に統一して点滅等させる(図8(b))。これにより、遊技者に対し、当該抽選ゲームが当たりを当選したことを光による演出とともに報知する。また、サブ制御基板130がハズレの結果を受けた場合には、全ての面発光セルユニット100A〜100Fの点滅動作を停止するか若しくは消灯させることで、抽選ゲームの終了を暗示する。
[動作例2]次に、図9は、面発光装置100’を使ってルーレットゲームを提供する動作例を示している。この例によれば、各面発光セルユニット100A〜100Fの発光面には、それぞれ異なる数字の絵柄が描かれ、その数字の順に各面発光セルユニット100A〜100Fが配列されることにより、いわゆる光ルーレットが構成されている。
スロットマシン1において、例えばルーレットゲームが可能な状態のとき、遊技者が選択スイッチを操作して所望の数字にメダルを賭けた後、スタートレバー13を傾倒操作すると、主制御基板120は、サブ制御基板130に対してルーレットゲーム開始を指令する。サブ制御基板130は、主制御基板120の指令に応じてルーレット動作に係る演出パターンモジュール134を選択し、選択した演出パターンモジュール134に従って各面発光セルユニット100A〜100Fの点灯をその配列方向に順次切り換える。これにより、発光位置が回転して見えるようなルーレット動作を光で演出表示する(図9(a))。
その間、主制御基板120は、予め定められた確率テーブルに基づいて、ルーレットゲームの当たりの数字を内部抽選し、その結果をサブ制御基板130へ通知する。サブ制御基板130は、その抽選結果を受けて、通知された数字の絵柄が描かれている面発光セルユニットのみを点滅等させる(図9(b))。これにより、当選した数字を遊技者に光により演出して報知する。
[動作例3]次に、図10は、面発光装置100’’を使って内部当選図柄を告知する動作例を示している。この例によれば、各面発光セルユニット100A〜100Fの発光面には、リール10a、10b、10cに描かれている入賞役を成立させる図柄がそれぞれ描かれている。サブ制御基板130は、スロットマシン1のゲームが例えば準備完了の状態にあるときに、主制御基板120の指令に基づいて1つの演出パターンモジュール134を選択し、これに従って例えば面発光セルユニット100A〜100Fを一定間隔で点滅させて準備完了の状態を遊技者に光で演出表示する(図10(a))。
そして、スタートレバー13の傾倒操作がされるのを契機に、主制御基板120がいずれかの図柄を内部抽選で当選した場合には、その結果をサブ制御基板130へ通知する。サブ制御基板130は、内部当選した図柄が描かれている面発光セルユニットを点滅等させることで、光による演出とともに当該図柄を遊技者に告知する。また、サブ制御基板130がハズレの結果を受けた場合若しくは内部抽選結果を告知しない旨の指令を受けた場合には、全ての面発光セルユニット100A〜100Fの点滅動作を停止するか若しくは消灯させる。
以上説明したように、本実施形態の面発光装置100によれば、広い発光面を使って多様で視覚的効果の高い光による遊技演出を行うことができる。また、面発光装置100を構成する面発光セルユニット100A〜100Fにおいては、従来よりもLED(発光素子)の数を少なくでき、なおかつより広い範囲で光均一の発光面を形成することができる。また、少量の光源出力で十分な発光面輝度を確保することができる。また、発光素子を減らすなど構成を簡素化することで、面発光装置100のコストダウンを図ることができる。
本発明は、パチンコを含む一般的な遊技機に用いることができ、また遊技機の遊技盤や前枠等に組み込まれる装飾用の面発光装置としても応用が可能である。
本発明に関わる遊技機の実施形態であるスロットマシンの正面図である。 本発明の1つの実施例による面発光装置の正面図である。 図2に示した面発光装置を構成する面発光セルユニットの外観斜視図である。 図3に示した面発光セルユニットの正面図である。 図4に示した面発光セルユニットの各断面図である。 面発光セルユニットの動作を説明するための正面図と断面図である。 面発光装置を制御する制御手段の1つの実施例を表したブロック図である。 面発光装置の第1の動作例を表した正面図である。 面発光装置の第2の動作例を表した正面図である。 面発光装置の第3の動作例を表した正面図である。
符号の説明
1…スロットマシン 2…上パネル部
3…中パネル部 4…下パネル部
5…受皿部材 6a…上部ランプ
6b、6c…コーナランプ 7a、7b…スピーカ
9…中パネル 10a、10b、10c…リール
11…メダル投入部 12…ベットボタン
13…スタートレバー 14a、14b、14c…ストップボタン
15…下パネル 16a、16b…サイドランプ
17…メダル払出口 18a、18b…スピーカ
100…面発光装置 100A〜100F…面発光セルユニット
101…ベースフレーム 102、103…サイドフレーム
102a、103b…光反射面 104…面発光部
104a、104b…導光板 105…光拡散シート
106…バックプレート 108…ハーネス
109…コネクタ 110…発光素子基板
111Aa〜111Fc…LED(発光ダイオード)
120…主制御基板 121…ハードウエア抽選回路
122…乱数発生器 123…ラッチ回路
130…サブ制御基板 131…CPU
132…RAM 133…ROM
134…演出パターンモジュール 135…デコード回路

Claims (5)

  1. 遊技機の主として前面部に搭載され、複数の面発光セル体が組み合わされてなる遊技用面発光装置であって、
    前記面発光セル体は、
    単数若しくは複数個の発光素子が配列されるベースフレームと、
    前記ベースフレームに対しそれぞれ所定の第1角度で対向し、かつ相互には所定の第2角度で対向する反射面を有する一対のサイドフレームと、
    前記ベースフレーム及び前記一対のサイドフレームで画定される前面視三角形の閉空間内に設けられ、光拡散層を一部に有する透明な層からなる面発光部と、
    前記面発光部の背後に設けられる背面板と、を備えて構成されていることを特徴とする遊技用面発光装置。
  2. 前記面発光部は、相対向する少なくとも2枚の導光板と、前記各導光板の間に密着して介装される光拡散シートとを備えてなることを特徴とする請求項1に記載の遊技用面発光装置。
  3. 前記面発光セル体が環状に複数配列されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技用面発光装置。
  4. 複数の前記面発光セル体を順次切り換えて発光させる切換制御手段を更に備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技用面発光装置。
  5. 遊技機に搭載される面発光装置を構成する面発光セル体であって、
    単数若しくは複数個の発光素子が配列されるベースフレームと、
    前記ベースフレームに対しそれぞれ所定の第1角度で対向し、かつ相互には所定の第2角度で対向する反射面を有する一対のサイドフレームと、
    前記ベースフレーム及び前記一対のサイドフレームで画定される前面視三角形の閉空間内に設けられ、光拡散層を一部に有する透明な層からなる面発光部と、
    前記面発光部の背後に設けられる背面板と、を備えて構成されていることを特徴とする遊技用の面発光セル体。
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