JP5105510B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、詳しくは、遊技領域にセンター飾り等のセンター役物を備えた遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技盤下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(特許文献1参照)。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際には、これに基づいて大当たり抽選(即ち、特別遊技状態に移行するか否かの抽選)が行われると共に、所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技盤の中央部分に設けられた液晶等の画像表示装置の画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時(即ち、特別遊技状態の抽選での当選時)には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される遊技者に有利な特別遊技状態となる。
上述した従来のパチンコ機において、以下のように構成したものが知られている(特許文献2参照)。即ち、当該パチンコ機では、遊技領域内のセンター飾りに設けられた月型照明装置が、照明基板と、該照明基板に実装された多数のLEDと、それらLEDを所定数ずつに区切って隣り合う複数の発光領域に分割し、かつ各発光領域で発生する光を領域ごとに独立させる光区画部材と、これら照明基板、LED及び光区画部材を覆ってLEDの射出光を面状に拡散させる透明部材及び半透過部材と、を備え、大当たりとなる確率を示す信頼度等を表示する際に、既存の図柄表示装置とは別個に、しかも新奇な状態でかつ視認が容易となるように表示する構成を備えている。
特開2003−236210号公報 特開2006−334105号公報
ところで、特許文献2に記載のパチンコ機では、種々の演出表示を行う月型照明装置が、発光前の時点から、どのような状態に発光するかが予め分かる構成であり、従って、非発光状態から発光状態に移行する際の意外性に欠ける虞があり、より一層の意外性があり、かつ迫力のある演出表示を行い得る演出装置の現出が切望される。
そこで本発明は、演出装置を、非発光状態にあってはどのような状態で発光するかが予測困難で、当該予測困難な状態から意外な発光状態に移行するように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図18参照)、演出装置(33)を有するセンター役物(23)を遊技領域(3a)に備え、該遊技領域(3a)に遊技球を打ち出して遊技してなる遊技機(1)において、
前記演出装置(33)、発光部(55,103)と、該発光部(55,103)の前側にて開閉自在に配置された被覆部(54)と、該被覆部(54)に駆動力を付与する駆動源(99)と、を有し、
前記被覆部(54)前記発光部(55,103)の上下において前記発光部(55,103)の左右幅方向にて互に逆方向に回動するように第1及び第2支持部(74A,74B)で支持された所定数ずつの第1群及び第2群からなる羽根部材(54a〜54c、54d〜54f)を有し、
前記第1支持部(74A)は、前記発光部(55,103)の上側にて前記第1群の羽根部材(54a〜54c)の一端部(48a〜48c)を前記駆動源(99)に対する自由状態で支持し、且つ前記第2群の羽根部材(54d〜54f)の一端部(59d〜59f)を前記駆動源(99)から駆動力を受け得るように支持し、
前記第2支持部(74B)は、前記発光部(55,103)の下側にて前記第1群の羽根部材(54a〜54c)の他端部(49a〜49c)を前記駆動源(99)から駆動力を受け得るように支持し、且つ前記第2群の羽根部材(54d〜54f)の他端部(58d〜58f)を前記駆動源(99)に対する自由状態で支持し、
前記第1群及び第2群の羽根部材(54a〜54c、54d〜54f)は、両端部をそれぞれ、前記駆動源(99)の駆動力を受けて主動動作するように支持され、且つ該主動動作に追従して従動動作するように支持される、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図5ないし図15参照)、前記駆動源(99)から上方に延在する第1駆動軸(93)及び該駆動源(99)から下方に延在する第2駆動軸(97)を有し且つ該両駆動軸(93,97)をそれぞれ回転させることで前記第1群及び第2群の羽根部材(54a〜54c、54d〜54f)を回動動作させる駆動部を有し、
該駆動部は、前記第1及び第2群(54a〜54c、54d〜54f)それぞれにおける特定の前記羽根部材(54c,54f)に前記第1及び第2駆動軸(93,97)から回転を与えることで前記第1群及び第2群の羽根部材(54a〜54c、54d〜54f)を個別に回動動作させてなる、
請求項記載の遊技機(1)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図1、図9、及び図11〜図15参照)、前記第1支持部(74A)が前記第2支持部(74B)より前記センター役物(23)の前側に突出するように位置決めされ、前記第1群及び第2群の羽根部材(54a〜54c、54d〜54f)が、前記センター役物(23)の前後方向において前側に傾斜するように支持されてなる、
請求項記載の遊技機(1)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図1、図9、及び図11〜図15参照)、前記駆動部が、前記第1及び第2駆動軸(93,97)の対向する端部(93c,97c)同士にそれぞれ固定された第1及び第2傘歯車(104,105)と、これら両傘歯車(104,105)に噛合する第3傘歯車(113)を回転軸(99a)に固定された、前記駆動源である駆動モータ(99)と、を有し、該駆動モータ(99)の回転を前記第3傘歯車(113)、前記第1傘歯車(104)及び前記第2傘歯車(105)を介して受ける前記第1及び第2駆動軸(93,97)の回転で前記第1群及び第2群における前記特定の羽根部材(54c,54f)を個別に回動動作させてなる、
請求項2又は3記載の遊技機(1)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図1、図9、及び図11〜図15参照)、前記第1群の前記特定の羽根部材(54c)の前記他端部(49c)及び前記第2群の前記特定の羽根部材(54f)の前記一端部(59f)は、それぞれ所定の方向に突出する係合凸部形状をなし、
前記第1群及び第2群における前記特定の羽根部材以外の羽根部材(54a,54b,54d,54e)は、前記第1及び第2駆動軸(93,97)の軸回りにおいて係合凸部形状の前記他端部(49c)及び前記一端部(59f)から押圧力を受けるように構成されてなる、
請求項ないしのいずれか1項記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、演出装置が、発光部、被覆部及び駆動源を有し、被覆部が、発光部の左右幅方向にて互に逆方向に回動するように支持された所定数ずつの第1群及び第2群からなる羽根部材を有し、第1群及び第2群の羽根部材が、両端部をそれぞれ、駆動源の駆動力を受けて主動動作するように支持され、且つ該主動動作に追従して従動動作するように支持されるので、第1群及び第2群の羽根部材の両端をそれぞれ主動状態と従動状態に支持された被覆部全体をプルプルと震わせながら回動動作させて、該回動時に羽根部材相互の間の隙間から光漏れさせる演出を実行することができる。例えば、爆弾型の演出装置とする場合に、爆発する直前に複数の筋から光を漏れさせて爆弾が破裂する状態を再現でき、意外性と共に迫力のある演出を再現することができる。従って、該演出を実施しつつ、非発光状態から発光状態に意外性のある形で移行させることで、非発光状態にあってはどのような状態で発光するかを予測困難にし、当該予測困難な状態から突如として意外な発光状態に発展させることができる。また、第1支持部が、発光部の上側にて第1群の羽根部材の一端部を駆動源に対する自由状態で支持し、且つ第2群の羽根部材の一端部を駆動源から駆動力を受け得るように支持し、第2支持部が、発光部の下側にて第1群の羽根部材の他端部を駆動源から駆動力を受け得るように支持し、且つ第2群の羽根部材の他端部を駆動源に対する自由状態で支持するので、被覆部全体を第1群と第2群とで個々に、効率良くプルプル震わせながら回動動作させ得る構造を実現できる。
請求項に係る本発明によると、第1駆動軸及び第2駆動軸をそれぞれ回転させることで第1群及び第2群の羽根部材を回動動作させる駆動部が、第1及び第2群それぞれにおける特定の羽根部材に第1及び第2駆動軸から回転を与えることで第1群及び第2群の羽根部材を個別に回動動作させるので、特定の羽根部材を介して被覆部全体を第1群と第2群とで個々に回動させると共に、特定の羽根部材を介して該羽根部材に追従する第1群及び第2群の他の羽根部材を、効果的にプルプル震わせながら回動動作させることができる。
請求項に係る本発明によると、第1支持部が第2支持部よりセンター役物の前側に突出するように位置決めされ、第1群及び第2群の羽根部材が、センター役物の前後方向において前側に傾斜するように支持されるので、第1群及び第2群の羽根部材全体、特に前側に位置する羽根部材を、第1及び第2駆動軸を中心に自重で閉じる方向に回動付勢することができる。これにより、閉止状態において前側に位置する羽根部材を隙間無く接触させておくことができ、演出装置内部を非発光状態では遊技者に視認できない状態に維持することができる。
請求項に係る本発明によると、駆動部が、第1及び第2駆動軸の対向する端部同士にそれぞれ固定された第1及び第2傘歯車と、これら両傘歯車に噛合する第3傘歯車を回転軸に固定された駆動モータとを有し、該駆動モータの回転を第3傘歯車、第1傘歯車及び第2傘歯車を介して受ける第1及び第2駆動軸の回転で第1群及び第2群における特定の羽根部材を個別に回動動作させるので、1個の駆動モータにより第1及び第2傘歯車を回転させて第1及び第2駆動軸を個々に回転させるだけの簡単構成の駆動部が実現でき、これにより、演出装置全体のコンパクト化を実現することができる。
請求項に係る本発明によると、第1群の特定の羽根部材の他端部及び第2群の特定の羽根部材の一端部が、それぞれ所定の方向に突出する係合凸部形状をなし、第1群及び第2群における特定の羽根部材以外の羽根部材が、第1及び第2駆動軸の軸回りにおいて係合凸部形状の他端部及び一端部から押圧力を受けるように構成されるので、特定の羽根部材の回動時にその係合凸部形状の端部で他の羽根部材を同方向に押圧して、当該他の羽根部材を特定の羽根部材に追従させることができ、プルプルと震える羽根部材同士の間に僅かに隙間を形成しつつ回動させることができ、例えば爆弾型の演出装置とする場合に、爆弾が破裂する瞬間をリアルに再現することが可能となる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。なお、後述する各実施の形態では、本発明の遊技機を所謂1種1種のパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、他の種別のパチンコ機にも適用可能であることは勿論である。なお、図1は、本発明の実施形態におけるパチンコ機1の外部構造を示す正面図である。
本パチンコ機1は、図1に示すように、発射ハンドル2の操作で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
図1に示すように、本実施形態におけるパチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、この筐体6に開閉可能に装着された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉可能に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における遊技盤3の上部中央には演出用照明装置8が配設されている。そして、前扉7における遊技盤3の左右上方及び左右下方にはスピーカー(図示せず)を有する放音装置12がそれぞれ配設されている。また、ガラス枠10における右側部には、前扉7を筐体6側に施錠し解放するための施錠装置13が配設されている。なお、筐体6及び前扉7等から遊技機本体が構成される。
前扉7における遊技盤3の下方には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16には、該皿ユニット16上の遊技球を発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aと、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bとが設けられている。
また、皿ユニット16の右部には、発射装置を操作して遊技球を遊技領域3aに向けて打ち出すための発射ハンドル2が配設されている。更に、皿ユニット16の左下方には灰皿21、及び遊技者参加ボタン(所謂チャンスボタン)22が配設されている。なお、図1中の符号14は、発射ハンドル2の操作で発射された遊技球を遊技領域3aに導くガイドレールを示している。
遊技領域3aの中央部には、該遊技領域3aに打ち出された遊技球の一部を導入するワープ導入口37を有するセンター飾り(センター役物)23が配設されている。このセンター飾り23の中央部分には開口部44が形成され、かつ該開口部44の上部中央には演出装置33が配置され、該開口部44の下部にはステージSが配置されている。遊技盤3には画像表示装置35が、開口部44から画面35aを露出させた状態で遊技盤裏面から装着されている。センター飾り23の下部には、大当たり抽選(即ち、特別遊技状態の抽選)に寄与しない一般の入賞が行われる一般入賞口25a,25b,25cが配設されており、センター飾り23の下方には、第1及び第2始動チャッカー27,28と、アタッカー5とが順次配設されている。
第1及び第2始動チャッカー27,28は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、第2始動チャッカー28は、始動チャッカー開閉ソレノイド70(図17参照)によって開放位置と閉止位置とに開閉動作するように作動させられる。第1始動チャッカー27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘30が打ち込まれている。第2始動チャッカー28は、直上方に配置された第1始動チャッカー27の底部により、図1に示す閉塞状態では遊技球を入賞しないように構成されている。
アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球を入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で9個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、9個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り23の左中央部に風車31が配設されており、ステージSの下方における第1及び第2始動チャッカー27,28の左右には、普通図柄作動ゲート(スルーゲート)32が配設されている。この普通図柄作動ゲート32は、第2始動チャッカー28を開閉動作させるための抽選の契機となる遊技球通過が行われる役物である。
そして、遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32、一般入賞口25a,25b,25c、第1及び第2始動チャッカー27,28等の周囲には、ステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘30を含む多数の障害釘が打ち込まれている。また、ワープ導入口37の周囲及びその上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘が打ち込まれている。このような本パチンコ機1では、遊技領域3aに打ち出された遊技球を第1及び第2始動チャッカー27,28等に、ステージSを介して入球させ又はステージSを介さず直接入球させ得るように遊技が進められる。
なお、本実施形態における「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、第1始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて第1始動チャッカー27左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を第1及び第2始動チャッカー27,28方向に導く役割を担っている。
次に、本パチンコ機1におけるセンター飾り23の構造を、図2ないし図4を参照して詳細に説明する。なお、図2はセンター飾り23を示す正面図、図3はセンター飾り23を示す背面図、図4はセンター飾り23を示す側面図である。
図2及び図4に示すように、センター飾り23は、遊技盤3に形成された開口(図示せず)を前後から挟んだ状態で、該遊技盤3の表面と裏面とにそれぞれネジ止めされた前枠体23a及び後枠体23bを有している。これら両枠体23a,23bは、遊技盤3を挟んで結合された状態で開口部44を形成する。
センター飾り23は、図2及び図3に示すように、開口部44の左方を向くワープ導入口37と、開口部44の上側に配置された演出装置33と、開口部44の下側に設けられたステージSと、下部中央に設けられた球放出部24と、開口部44の右側下部に配置された照明役物26と、を有している。該照明役物26は、導火線状の発光部26aを上部に有する丸い爆弾型の役物であり、爆発状態を表現する発光部29を下部に有している。なお、各図において、演出装置33は被覆部54を開放した状態で描かれているが、これはリーチ演出時等に開放した場合であって、通常遊技時には閉止した状態となっている。
また、センター飾り23は、開口部44の左側に位置するワープ導入口37から導入される遊技球をステージSに放出する遊技球放出口34を有している。該ステージSは、遊技球放出口34から放出された遊技球を転動させる転動路(図示せず)と、該転動路の延長線上に形成された凹部(図示せず)及び該凹部の左右に形成された凹部61,62と、凹部61,62からそれぞれ流下した遊技球を受けて更に下側に流下させる凹部(図示せず)と、を有している。ステージSは更に、トンネル状の外壁を有する球放出部24の左右にそれぞれ形成された凹部75,76を有しており、該凹部75の左方に、ステージSにイレギュラーで跳び込んだ遊技球を凹部75側に導く案内路65を有している。
ステージSの後側には、画像表示装置35の画面35aとの間に一定の距離をあけるための壁部50が形成され、ステージSの右端部には、遊技球放出口34から放出されて転動路(図示せず)、凹部61,62等を通過した遊技球を反対側に折り返させるための傾斜壁部63が形成されている。また、該傾斜壁部63の手前側には、ステージSにイレギュラーで跳び込むなどした遊技球を、ステージS右下部の照明役物26側に跳び込ませないようにするための傾斜壁部64が形成されている。
ステージSには、該ステージS下方の遊技領域3aに配列された道釘等に当たって跳ね上がった遊技球の進入を可能な限り抑止するための壁部67が形成されている。球放出部24は、第1始動チャッカー27の直上方に位置し、放出されて落下する遊技球が一対の障害釘30の間を通って第1始動チャッカー27にほぼ確実に(つまり、97〜99%の高確率で)入賞し得るように位置決め形成されている。
凹部75,76は、上側から流下してきた遊技球や、案内路65から流下してきた遊技球を、ステージS下方における第1始動チャッカー27とはやや異なる方向に落下させるように傾斜している。なお、符号66は、案内路65を流下する遊技球を凹部75,76に案内するための壁部であり、該壁部66の凹部75,76にそれぞれ対向する部位は、遊技球を凹部75,76からステージS下方に落下させ得るように切り欠かれている。
センター飾り23の右側部には、照明役物26から演出装置33に向かうように、導火線状の発光部36a,36bが順次配置されており、導火線状の発光部26aが発光した際に、これら発光部36a,36bが順次発光した後に演出装置33が発光することで、爆弾の爆発光景をリアルに表現できるように構成されている。この爆発光景にタイミングを合わせて、放音装置12が爆発音等の効果音を発生する。
ついで、本発明の特徴である演出装置33の構成について、図5ないし図14を参照して詳細に説明する。
すなわち、演出装置33は、図5ないし図14に示すように、センター飾り23の前側を向くレンズ部材55及びLED103からなる発光部と、該発光部の前側にて開閉自在に配置されその閉止状態で略半球形状をなす被覆部54と、該被覆部54を上記発光部の上下にて支持する第1及び第2支持部74A,74Bと、駆動モータ(駆動源)99の上方に延在する第1駆動軸93及び該駆動モータ99の下方に延在する第2駆動軸97を有し且つ該両駆動軸93,97をそれぞれ回転させることで被覆部54を回動動作させる駆動部と、を有している。
演出装置33は、上部と下部にカバー79,95を有しており、これらカバー79,95内にそれぞれ備えた支持板106,119(図8参照)に被覆部54が支持される。該被覆部54は、閉止時にはレンズ部材55の前面を半球状に覆い、当該半球形状を複数の経線L(図5の上下方向の線)に沿って複数に分離切断した湾曲状の羽根部材54a〜54fから構成される。当該被覆部54は、上記発光部の左右方向にて互に逆方向に回動するように第1及び第2支持部74A,74Bに支持された3つずつの第1群及び第2群からなる湾曲状の羽根部材54a〜54c、54d〜54fを有する。
演出装置33は、円板状の照明基板101が装着される本体部と、その前方に配置される反射部材56と、該反射部材56の前方に位置して矢印b(図7参照)で示すように反射部材56の後方側から嵌合されてネジ止めされて反射部材56の中央部分に固定される透明状のレンズ部材55と、を有している。
反射部材56はプラスチックに銀メッキ(蒸着等を含む)したメタル状に形成され、レンズ部材55は放射状の多数の凹部を有してなり、これら反射部材56及びレンズ部材55は、爆弾が爆発する際に光放射する状態を表現するように構成されている。反射部材56は、矢印b方向に嵌合されるレンズ部材55のネジ孔55aを重ねた状態で不図示のネジを螺入された際に該レンズ部材55を固定するための孔56b,56bを有している。なお、図7中の符号120は、フォトインタラプタ107,108を実装する基板であり、符号101は、反射部材56の背面側に固定される照明基板であり、該照明基板101には発光ダイオード(LED)103(図9参照)が実装されている。また符号56aは、反射部材56の中央部分に貫通形成されたレンズ部材55を嵌合するための開口部である。
なお、本実施形態における上記「透明状」という語句は、光透過性が極めて高い無色透明のみを意味するのではなく、光透過性があまり高くない半透明、或いは、着色された透明や半透明をも含む概念である。また、本実施形態における「前側」や「手前側」という語句は、パチンコ機1と対座する遊技者側を意味する概念である。
被覆部54は、羽根部材54a〜54fが、演出装置33の上下方向に延びる軸線aの上部と下部に位置する第1及び第2支持部74A,74Bにそれぞれ支持される。軸線aの上部側には、駆動モータ99の駆動時の回転を羽根部材54d,54e,54fに与える駆動軸93の端部が突出し、軸線aの下部側には、駆動モータ99の回転を羽根部材54a,54b,54cに与える駆動軸97の端部が突出している。なお、図5中の符号96は、駆動モータ99に電源を供給する不図示のハーネス(電気的接続ケーブル)を接続するためのコネクタ、符号100は、演出装置33をセンター飾り23側に固定するためのアーム部、符号79aは、カバー79に形成された溝部である。
第1支持部74Aは、上記発光部の上側にて第1群の羽根部材54a〜54cの一端部48a〜48cを第1駆動軸93に対する自由状態で支持し、且つ第2群の羽根部材54d〜54fの一端部59d〜59fを第1駆動軸93から回転を受け得るように支持している。また、第2支持部74Bは、上記発光部の下側にて第1群の羽根部材54a〜54cの他端部49a〜49cを第2駆動軸97から回転を受け得るように支持し、且つ第2群の羽根部材54d〜54fの他端部58d〜58fを第2駆動軸97に対する自由状態で支持している。そして、第1支持部74Aは、第2支持部74Bよりセンター飾り23の前側に突出するように位置決めされており、第1群及び第2群の羽根部材54a〜54c、54d〜54fが、センター飾り23の前後方向において前側に傾斜するように支持されている。
第1及び第2支持部74A,74Bでは、それぞれ、円弧溝106b,119bを有する円板部材106,119が第1及び第2駆動軸93,97の各端部93b、97bに固定されている。第1群の羽根部材54a〜54cの一端部48a〜48cが、円板部材106の円弧溝106bにフレキシブルに挿入され、第2群の羽根部材54d〜54fの他端部58d〜58fが、円板部材119の円弧溝119bにフレキシブルに挿入されている。これら一端部48a〜48c及び他端部58d〜58fは、それぞれの先端が円柱状に形成されているので、該先端が円弧溝106b,119b内を摺動移動する際に羽根部材54a〜54fが動作時に斜めになったとしても、円柱状の先端が円弧溝106b,119bから外れるような不都合の発生は可及的に防止される。また、第1及び第2駆動軸93,97の特定部位には、軸受けとしてのカラー111,98,115,117,118が固定されており、これらカラーを、駆動軸93,97の周囲に配置した円筒支持壁121,122等との間に嵌め込むことで、駆動軸93,97回転時のガタの原因となるクリアランスが可及的に無くされている。なお、図8中の符号112は、円筒支持壁121,122を連結し、かつ第1及び第2傘歯車104,105を回転自在に収容するハウジング部を示している。また、符号116は、ハウジング部112内において対向する傘歯車104,105の間に介在される支持部である。
上記駆動部は、第1及び第2駆動軸93,97、第1及び第2傘歯車104,105、第3傘歯車113、及び駆動モータ99から構成されるもので、第1及び第2群54a〜54c、54d〜54fそれぞれにおける特定の羽根部材54c,54fに第1及び第2駆動軸93,97から回転を与えることで第1群及び第2群の羽根部材54a〜54c、54d〜54fを個別に回動動作させる。第1及び第2傘歯車104,105は、第1及び第2駆動軸93,97の対向する端部93c,97c同士にそれぞれ固定され、駆動モータ99は、これら両傘歯車104,105に噛合する第3傘歯車113を回転軸99aに固定されている。上記のような駆動部は、駆動モータ99の回転を第3傘歯車113、第1傘歯車104及び第2傘歯車105を介して受ける第1及び第2駆動軸93,97の回転で、第1群及び第2群における特定の羽根部材54c,54fを個別に回動動作させる。つまり、傘歯車113の回転を、傘歯車104,105にそれぞれ逆方向回転として伝達することで第1及び第2群の羽根部材54a〜54c、54d〜54fを互いに逆方向に回動させる。
第1群の特定の羽根部材54cの他端部49c及び第2群の特定の羽根部材54fの一端部59fは、それぞれ所定の方向に突出する係合凸部形状に構成されている。そして、第1群及び第2群における特定の羽根部材以外の羽根部材54a,54b,54d,54eは、第1及び第2駆動軸93,97の軸回りにおいて係合凸部形状の端部49c,59fから押圧力を受けるように構成されている。つまり、羽根部材54a,54b,54d,54eは、駆動軸93,97の端部93b,97bにおいて該端部93b,97bの周囲にて係合凸部形状の端部49c,59fと係合する係合凸部49a,49b,59d,59eを有している。特定の羽根部材54c,54fの回動移動時にその端部49c,59fが羽根部材54a,54b,54d,54eの係合凸部49a,49b,59d,59eを同方向に押圧することで、羽根部材54a,54b,54d,54eを羽根部材54c,54fに追従させることができる。
なお、図8中の符号93a,97aは、第1及び第2駆動軸93,97の端部93b,97bにそれぞれ形成された、不図示のCリングを嵌合するためのリング溝である。符号106aは、第1駆動軸93を嵌合させるために支持板106に形成された孔、符号119aは、第2駆動軸97を嵌合させるために支持板119に形成された孔である。符号110は、フォトインタラプタ107,108における投光素子107a,108aと受光素子107b,108bの間で左右に回動して遮光したり開放したりする遮蔽部材であり、110aは遮蔽部であり、符号85は端子である。
ついで、本パチンコ機1の背面構造について図16を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。
すなわち、図16に示すように、パチンコ機1の前扉背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、副制御基板38、主制御基板40、及び払出し制御基板51がこの順に配設されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、この外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板53がこの順に配設されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図17に沿って説明する。なお、同図は本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
すなわち、本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71、放音装置12、演出用照明装置8,11、画像表示装置35、及び演出装置33と、を備えている。
遊技制御装置80は、図16に示した主制御基板40や副制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、副制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、第1抽選手段83、第2抽選手段84、普通図柄抽選手段94、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、作動判定手段89、作動決定手段90、演出制御手段91、及び表示制御手段92を備えている。
入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が第1及び第2始動チャッカー27,28、一般入賞口25a,25b,26a,26b、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する第1及び第2始動チャッカー27,28、一般入賞口25a,25b,25c、アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
第1抽選手段83及び第2抽選手段84は、それぞれ、入賞信号出力手段82からの第1及び第2始動チャッカー27,28に対応する入賞信号の入力時、合計の最大保留球数未満での入賞を契機として、次なる大当たりを当選させるまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たり、及び上記特殊状態とならない通常当たりのうちの何れか一方に当選するように、不図示の抽選用メモリから当たり当選乱数値を取得して、大当たり抽選(特別遊技状態の抽選)を実行する。
そして第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、大当たり抽選で確変当たりに当選した場合、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「111」等の図柄が画像表示装置35の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。
また第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、大当たり抽選で通常当たりが当選した場合に、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、通常当たりに対応する「222」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。更に第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、大当たり抽選で外れた場合に、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する「252」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
普通図柄抽選手段94は、第2始動チャッカー28を開閉動作させるための普通図柄抽選を、普通図柄作動ゲート32への遊技球通過を契機として行う。
遊技制御手段86は、放音装置12、演出用照明装置8,11、演出装置33に放音、発光、駆動動作の演出をさせる契機となる指令を、演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、第1及び第2抽選手段83,84での抽選結果に応じて、画像表示装置35に表示すべき大当たり抽選に関連する演出内容に関する信号を表示制御手段92に送る。
保留手段87は、第1、第2抽選手段83,84のいずれかから出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、第1、第2始動チャッカー27,28への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、大当たり抽選保留表示装置(図示せず)に、始動チャッカー27,28双方での合計が例えば最大8個の保留球となるように点灯表示される。保留手段87は、合計の保留球数が例えば8個になっているか否かを常時判定し、保留球数が8個表示されている間は、第1、第2始動チャッカー27,28への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大8個」に限定されるものではなく、設計により適宜変更され得るものである。
そして保留手段87は、保留(記憶)している変動パターンに係る信号を順次出力し、その変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を出力しないようにするための図柄変動禁止フラグを立てる(オンする)と共に、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマ(図示せず)をセットし、変動パターン信号の出力に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、保留球の消費に応じて保留球数が例えば8個未満となった場合、第1、第2抽選手段83,84で行われる第1、第2始動チャッカー27,28への入賞に応答した大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送って該ソレノイド70を作動させ、第2始動チャッカー28を開放又は閉塞動作させる。更に作動制御手段88は、アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送って該ソレノイド71を作動させ、第1、第2抽選手段83,84での抽選による大当たり発生時にアタッカー5を開放して所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返すように制御する。
作動判定手段89は、始動チャッカー開閉ソレノイド70及びアタッカー開閉ソレノイド71を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド70にあって、第2始動チャッカー28の開閉の「条件を満たす」時とは、普通図柄抽選手段94において第1及び第2抽選手段83,84の大当たり抽選とは別途行われる普通図柄抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド71にあって、アタッカー5の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ図柄が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、アタッカー5の閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時の全てのラウンドにおける入賞を完了した場合である。
作動決定手段90は、作動判定手段89からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71の作動開始をそれぞれに決定する。
演出制御手段91は、遊技制御手段86からの指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置8,11を発光駆動し、演出装置33を発光及び/又は動作させるように駆動し、遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。
表示制御手段92は、遊技制御手段86からの信号に従って、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。その際、表示制御手段92は、第1及び第2抽選手段83,84それぞれによる各抽選結果を、画像表示装置35の画面35aに時系列的に表示する。
また、始動チャッカー開閉ソレノイド70は、作動制御手段88から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、第2始動チャッカー28を開閉動作させる。アタッカー開閉ソレノイド71は、作動制御手段88から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、アタッカー5を開閉動作させる。
放音装置12は、演出制御手段91の制御に従ってスピーカー(図示せず)を駆動させ、演出に応じた効果音を発する。演出用照明装置8,11は、演出制御手段91の制御に従ってその内蔵する電飾ランプ(図示せず)を発光駆動(点灯、点滅)させ、演出に応じた照明を行う。画像表示装置35は、表示制御手段92の制御に従って作動し、演出データや第1、第2抽選手段83,84での抽選結果に応じた演出表示を行う。
演出装置33は、LED103と駆動モータ99とを有しており、遊技制御手段86の指令に基づく演出制御手段91の制御に従って、LED103を発光駆動し、駆動モータ99を回転駆動して被覆部54を開閉動作させる。
次に、本パチンコ機1による作用について、図18のフローチャートを併せて参照しつつ説明する。
すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、第1、第2始動チャッカー27,28や一般入賞口25a,25b,25cに適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口(図示せず)から遊技盤3背面側に排出される。
遊技領域3aに打ち出された遊技球の一部がワープ導入口37に入球すると、その遊技球は、遊技球放出口34からステージSに放出される。この際、ステージSに放出された遊技球は、転動路から凹部61,62等を通過し、傾斜壁部63側で一旦折り返して戻り、或るものは転動の勢いが弱まった時点で凹部61や凹部62から流下し、また或るものは球放出部24から下方の第1始動チャッカー27に向けて落下し、高い入賞確率(略100%)で第1始動チャッカー27に入賞する。
球放出部24から放出された遊技球は、上述のように高確率で第1始動チャッカー27に入賞することになるが、障害釘30への当接状況によっては入賞できないこともある。一方、球放出部24に導入されない遊技球の多くは、ステージS下方に放出されて第1始動チャッカー27とは異なる方向に落下するが、場合によっては、第1始動チャッカー27と異なる方向に落下しながらも、障害釘30の左右に打ち込まれた所謂ジャンプ釘(図示せず)や、このジャンプ釘から左右方向に配列された道釘(図示せず)で弾き返されることで、障害釘30に絡んでその間を落下して第1始動チャッカー27に入賞することもある。
ところで、第1及び第2始動チャッカー27,28や一般入賞口25a,25b,25cの何れかに遊技球が入賞した場合には、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、且つ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。
そして、大当たり抽選で当選した場合(ステップS3)、第1、第2抽選手段83,84のうち該当する側が当たりフラグをオンすると、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、大当たりの種別、つまり確変当たり又は通常当たりに対応する変動パターンが決定される。
ステップS4において、画像表示装置35に表示されるべき当たり図柄がセットされ、第1抽選手段83又は第2抽選手段84は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。一方、大当たり抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、画像表示装置35に表示される外れ図柄がセットされ、第1抽選手段83又は第2抽選手段84は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
以上のようにして、遊技制御手段86が、画像表示装置35の画面35aに表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段92に送信することに基づき、表示制御手段92は、画像表示装置35を適時駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。この際、遊技制御手段86から指令が出ていれば、演出制御手段91は、画面35a上の演出に合わせて、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置8,11を発光駆動し、或いは、演出装置33を発光及び/又は回動させるように駆動して、演出を盛り上げるように作動制御する。
上記演出装置33は、その演出動作時に以下のように作動する。該演出装置33は、図1及び図2等においては被覆部54が開放した状態で描かれているが、実際、通常遊技時においては、被覆部54が閉じてレンズ部材55及び反射部材56を覆って、遊技者が視認し得ない閉止状態となっている。この閉止状態にあって、演出装置33は、第1支持部74Aが第2支持部74Bよりセンター飾り23の前側に突出するように位置決めされ、第1群及び第2群の羽根部材54a〜54fが、センター飾り23の前後方向において前側に傾斜するように支持されている。つまり、上側がセンター飾り23の手前側に迫り出すように配置されて、演出装置33全体が手前側にやや倒れ込むように位置決めされているので、第1群及び第2群の羽根部材54全体、特に前側に位置する羽根部材54a,54dを、第1及び第2駆動軸93,97を中心に自重で閉じる方向に回動付勢することができる。これにより、閉止状態において前側に位置する羽根部材54a,54dを隙間無く接触させ、演出装置33内部を非発光状態では遊技者に視認できない状態に維持することができる。
画像表示装置35の画面35a上で、例えば、3つの装飾図柄が並ぶように設定されている1つの大当たり有効ライン(図示せず)に沿って、同じ数字が付された2つの装飾図柄が並んでリーチが発生した場合、あと1つの同じ装飾図柄が当該大当たり有効ライン上に揃うと大当たりが発生(実際には、既に抽選手段83又は84で決定されている大当たりが現出)する。その場合、大当たり有効ライン上の残されたあと1つの位置を、他の数字の装飾図柄とともに同じ数字の装飾図柄が通過していくが、選出されている演出パターンに従った表示制御手段92の制御により演出が発展(ステップアップ)すると、大当たり有効ライン上の残されたあと1つの位置を装飾図柄が通過していく中で、画面35aにおける導火線状の発光部26aと重なる位置に炎が液晶表示される。
すると、発光部26aが液晶表示にタイミングを合わせて発光し、あたかも爆弾状の照明役物26の導火線に火がついたように演出される。この状態から、更に発光部36a、発光部36bが順次発光すると、導火線状の発光部26aの点火によって発光部36a,36bが順に発火していく様子が表現される。この時点で演出が終了すれば、あと1つの装飾図柄が大当たり有効ライン上に揃うことはなく、大当たりは発生しないが、発光部36bから飛び火した形で演出装置33が作動し始めて演出が更に発展すると、既に発生しているリーチがスーパーリーチとなり、特別のキャラクタが画面35aに登場するなどで演出が派手なものとなり、大当たり発生への期待感が高まる。
その場合、演出装置33は、羽根部材54a〜54fの全てが前側に回動して内部が見えない状態から、遊技制御手段86の指令に基づく演出制御手段91の制御でLED103が発光すると共に、当該演出制御手段91の制御で駆動モータ99が正逆方向に小刻みに振動するように回転駆動する。すると、演出装置33内部での発光と羽根部材54a,54b,54c,54d,54e,54fの小刻みな振動とが相俟って、各経線Lに沿った各羽根部材間の隙間寸法が僅かに増減して光が震えるように漏れ出し、あたかも爆弾が爆発する瞬間をスローモーション表現するような状態となる。この段階で演出が終了すると、あと1つの装飾図柄が大当たり有効ライン上に揃うことはなく、大当たりは発生しないが、光の漏れ出し状態から、第1群の羽根部材54a〜54cと第2群の羽根部材54d〜54fとが左右に大きく回動してレンズ部材55が露出すると、所謂激熱のスーパーリーチに発展し、画面35aでは更に派手な演出が行われることになり、大当たり発生への期待感が一層高まる。
この場合、例えば図9を参照すると理解できるように、駆動モータ99が反時計回り方向に回転すると、該回転が、第1傘歯車104には時計回り方向の回転として伝達され、かつ第2傘歯車105には反時計回り方向の回転として伝達される。これにより、第1群の羽根部材54a,54b,54c側においては、図8及び図12を参照すると理解できるように、第2傘歯車105を介して反時計回り方向に回転する第2駆動軸97に固定された羽根部材54cが反射部材56の前側の位置から、後方に向かって回動する。すると、羽根部材54cの係合凸部形状の端部49cが、隣接する羽根部材54bの他端部49bを同方向に押圧して移動させ、更に、羽根部材54bの他端部49bが、隣接する羽根部材54aの他端部49aを同方向に押圧して移動させる。
このように、第2駆動軸97から回転力を直接的に受けた羽根部材54cの回動動作に追従して羽根部材54b,54aが同方向に回動するが、その際、羽根部材54b,54aの一端部48b,48aは、円板部材106の円弧溝106b内に余裕をもって嵌挿されてフレキシブルに支持されているので、羽根部材54cの他端部49cを介して他端部49b,49aを押されながら回動する羽根部材54b,54aは、滑らかにではなく、やや細かく振動した状態(プルプル震える状態)で回動する。
これにより、羽根部材54a,54b,54c,54d,54e,54fそれぞれの間は、接触しながらも僅かずつ隙間ができるため、被覆部54の作動にタイミングを合わせて発光してレンズ部材55から透過するLED103の投射光が、上記隙間からチラチラと見え隠れする状態となる。なお、第2群の羽根部材54d,54e,54f側では、上述した第1群の羽根部材54a,54b,54c側の動作とは逆の関係で同様に進展することになる。
また、上記羽根部材54a〜54fの作動時には、第1駆動軸93に固定された遮蔽部材110がフォトインタラプタ107,108の投光素子107a,108aと受光素子107b,108bとの間を移動して所定の信号を生成し、演出制御手段91が当該信号を受信しつつ被覆部54をフィードバック制御する。
そして、例えば、大当たり有効ラインに残り1つの装飾図柄が揃い、画面35a上に大当たり決定の抽選結果が表れた場合、作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、当該ソレノイド71を作動させてアタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返させる。これにより、アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
以上説明したように本実施形態では、演出装置33が、レンズ部材55とLED103からなる発光部、該発光部の前側にて開閉自在に配置された被覆部54、及び被覆部54に駆動力を付与する駆動モータ99を有し、被覆部54が、上記発光部の左右幅方向にて互に逆方向に回動するように支持された3つずつの第1群及び第2群の羽根部材54a〜54c、54d〜54fを有し、これら羽根部材54a〜54c、54d〜54fが、両端部をそれぞれ、駆動モータ99の駆動力を受けて主動動作するように支持され、且つ該主動動作に追従して従動動作するように支持されている。このため、羽根部材54a〜54c、54d〜54fの両端をそれぞれ主動状態と従動状態に支持された被覆部54全体をプルプルと震わせながら回動動作させて、該回動時に羽根部材相互の間の隙間から光漏れさせる演出を実行することができる。本実施形態では、演出装置33が爆弾型であるので、爆発する直前に複数の筋から光を漏れさせて爆弾が破裂する状態を再現することができ、意外性と共に迫力のある演出を再現できる。従って、該演出を実施しつつ、非発光状態から発光状態に意外性のある形で移行させることで、非発光状態にあってはどのような状態で発光するかを予測困難にし、当該予測困難な状態から突如として意外な発光状態に発展させることができる。
また、本実施形態では、第1支持部74Aが、上記発光部の上側にて第1群の羽根部材54a〜54cの一端部48a〜48cを駆動モータ99に対する自由状態で支持し、且つ第2群の羽根部材54d〜54fの一端部59d〜59fを駆動モータ99から駆動力を受け得るように支持し、第2支持部74Bが、上記発光部の下側にて第1群の羽根部材54a〜54cの他端部49a〜49cを駆動モータ99から駆動力を受け得るように支持し、且つ第2群の羽根部材54d〜54fの他端部58d〜58fを駆動モータ99に対する自由状態で支持している。これにより、被覆部54の全体を第1群と第2群とで個々に、効率良くプルプル震わせながら回動動作させ得る構造が実現した。
更に、本実施形態では、第1駆動軸93及び第2駆動軸97をそれぞれ回転させることで第1群及び第2群の羽根部材54a〜54c、54d〜54fを回動動作させる駆動部が、第1及び第2群それぞれにおける特定の羽根部材54c,54fに第1及び第2駆動軸93,97から回転を与えることで第1群及び第2群の羽根部材54a〜54c、54d〜54fを個別に回動動作させる。このため、特定の羽根部材54c,54fを介して被覆部54の全体を第1群と第2群とで個々に回動させると共に、特定の羽根部材54c,54fを介して該羽根部材54c,54fに追従する第1群及び第2群の他の羽根部材を、効果的にプルプル震わせながら回動動作させることができる。
また、本実施形態では、駆動部が、第1及び第2駆動軸93,97の対向する端部93c,97c同士にそれぞれ固定された第1及び第2傘歯車104,105と、これら両傘歯車104,105に噛合する第3傘歯車113を回転軸99aに固定された駆動モータ99とを有し、該駆動モータ99の回転を第3傘歯車113、第1傘歯車及び第2傘歯車104,105を介して受ける駆動軸93,97の回転で特定の羽根部材54c,54fを個別に回動動作させる。このため、1個の駆動モータ99により傘歯車104,105を回転させて駆動軸93,97を個々に回転させるだけの簡単構成の駆動部を実現し、演出装置33全体のコンパクト化を実現することができる。
そして、本実施形態では、第1群の特定の羽根部材54cの他端部49c及び第2群の特定の羽根部材54fの一端部59fが、それぞれ所定の方向に突出する係合凸部形状をなし、特定の羽根部材以外の羽根部材54a,54b,54d,54eが、駆動軸93,97の軸回りにおいて係合凸部形状の他端部49c及び一端部59fから押圧力を受けるように構成される。このため、特定の羽根部材49c,59fの回動時にその係合凸部形状の端部で他の羽根部材54a,54b,54d,54eを同方向に押圧して、当該他の羽根部材を特定の羽根部材49c,59fに追従させることができる。これにより、プルプルと震える羽根部材同士の間に僅かに隙間を形成しつつ回動させることができ、爆弾が破裂する瞬間をリアルに再現することができる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 センター飾りを示す正面図である。 センター飾りを示す背面図である。 センター飾りを示す側面図である。 センター飾りから取り外した演出装置を示す図であり、(a)は右側から見下ろした状態で示す斜視図、(b)は右側から見た状態で示す側面図である。 演出装置を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。 演出装置を分解した状態で示す斜視図である。 演出装置をそのレンズ部材及び反射部材を外した状態で示す斜視図である。 演出装置を縦方向に切断した状態で示す斜視図である。 演出装置を示す図であり、(a)は斜め後方から見下ろした状態で示す斜視図、(b)は斜め後方から見上げた状態で示す斜視図である。 図10の演出装置から第2群の羽根部材を取り外した状態で示す図であり、(a)は斜め後方から見下ろした状態で示す斜視図、(b)は斜め後方から見上げた状態で示す斜視図である。 演出装置の駆動系の部位を中心に描いた斜視図である。 演出装置の駆動系の部位における傘歯車の噛合状態等を分かり易くなるように描いた図であり、(a)は斜め前方から見下ろした状態で示す斜視図、(b)は上側から見た状態で示す平面図である。 図13に示した駆動系の部位を別の角度から見た図であり、(a)は左側から見た状態で示す側面図、(b)は正面図である。 複数の羽根部材の上部側の係合状態等を分かり易くなるように描いた平面図である。 本実施形態のパチンコ機の背面構造を示す背面図である。 本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。 本パチンコ機による作用を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 遊技機(パチンコ機)
3a 遊技領域
23 センター役物(センター飾り)
33 演出装置
35 画像表示装置
35a 画面
44 開口部
48a〜48c 第1群の羽根部材の一端部
49a〜49c 第1群の羽根部材の他端部
54 被覆部
54a,54b,54c 羽根部材(第1群の羽根部材)
54d,54e,54f 羽根部材(第2群の羽根部材)
55,103 発光部(レンズ部材、LED)
58d,58e,58f 第2群の羽根部材の他端部
59d,59e,59f 第2群の羽根部材の一端部
74A,74B 第1及び第2支持部
93c,97c 駆動軸の対向する端部
93,97,99 駆動部(第1駆動軸、第2駆動軸、駆動モータ)
104,105,113 駆動部(第1傘歯車、第2傘歯車、第3傘歯車)

Claims (5)

  1. 演出装置を有するセンター役物を遊技領域に備え、該遊技領域に遊技球を打ち出して遊技してなる遊技機において、
    前記演出装置、発光部と、該発光部の前側にて開閉自在に配置された被覆部と、該被覆部に駆動力を付与する駆動源と、を有し、
    前記被覆部前記発光部の上下において前記発光部の左右幅方向にて互に逆方向に回動するように第1及び第2支持部で支持された所定数ずつの第1群及び第2群からなる羽根部材を有し、
    前記第1支持部は、前記発光部の上側にて前記第1群の羽根部材の一端部を前記駆動源に対する自由状態で支持し、且つ前記第2群の羽根部材の一端部を前記駆動源から駆動力を受け得るように支持し、
    前記第2支持部は、前記発光部の下側にて前記第1群の羽根部材の他端部を前記駆動源から駆動力を受け得るように支持し、且つ前記第2群の羽根部材の他端部を前記駆動源に対する自由状態で支持し、
    前記第1群及び第2群の羽根部材は、両端部をそれぞれ、前記駆動源の駆動力を受けて主動動作するように支持され、且つ該主動動作に追従して従動動作するように支持される、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記駆動源から上方に延在する第1駆動軸及び該駆動源から下方に延在する第2駆動軸を有し且つ該両駆動軸をそれぞれ回転させることで前記第1群及び第2群の羽根部材を回動動作させる駆動部を有し、
    該駆動部は、前記第1及び第2群それぞれにおける特定の前記羽根部材に前記第1及び第2駆動軸から回転を与えることで前記第1群及び第2群の羽根部材を個別に回動動作させてなる、
    請求項記載の遊技機。
  3. 前記第1支持部が前記第2支持部より前記センター役物の前側に突出するように位置決めされ、前記第1群及び第2群の羽根部材が、前記センター役物の前後方向において前側に傾斜するように支持されてなる、
    請求項記載の遊技機。
  4. 前記駆動部は、前記第1及び第2駆動軸の対向する端部同士にそれぞれ固定された第1及び第2傘歯車と、これら両傘歯車に噛合する第3傘歯車を回転軸に固定された、前記駆動源である駆動モータと、を有し、該駆動モータの回転を前記第3傘歯車、前記第1傘歯車及び前記第2傘歯車を介して受ける前記第1及び第2駆動軸の回転で前記第1群及び第2群における前記特定の羽根部材を個別に回動動作させてなる、
    請求項2又は3記載の遊技機。
  5. 前記第1群の前記特定の羽根部材の前記他端部及び前記第2群の前記特定の羽根部材の前記一端部は、それぞれ所定の方向に突出する係合凸部形状をなし、
    前記第1群及び第2群における前記特定の羽根部材以外の羽根部材は、前記第1及び第2駆動軸の軸回りにおいて係合凸部形状の前記他端部及び前記一端部から押圧力を受けるように構成されてなる、
    請求項ないしのいずれか1項記載の遊技機。
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