JP2002345727A - 内視鏡挿入形状検出プローブ - Google Patents

内視鏡挿入形状検出プローブ

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JP2002345727A JP2001155835A JP2001155835A JP2002345727A JP 2002345727 A JP2002345727 A JP 2002345727A JP 2001155835 A JP2001155835 A JP 2001155835A JP 2001155835 A JP2001155835 A JP 2001155835A JP 2002345727 A JP2002345727 A JP 2002345727A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性、組立性が良く、内視鏡の耐久性低下
を防止可能な内視鏡挿入形状検出プローブを実現する。 【解決手段】 (内視鏡挿入形状検出)プローブ15
は、内視鏡挿入部4の挿入位置検出に用いられる磁界発
生用又は磁界検出用のコイル装置51i(i=a,b,
c,…)及び前記コイル装置51iに接続される信号線
55iを備えている。前記プローブ15は、前記コイル
装置51iに巻回されるコイル53の一端側に基板54
を接合し、前記コイル53の巻線の巻き始め及び巻き終
わりの両方の巻線端部を前記コイル53の基板側に引き
出すと共に、前記コイル53の巻線の巻き始め及び巻き
終わりの両方の巻線端部を前記基板54上に形成された
ランド上に接続して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡挿入部の挿
入形状を検出する内視鏡挿入形状検出プローブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は、医療分野及び工業分野
で広く用いられる。上記内視鏡、特に挿入部が軟性の軟
性内視鏡は、屈曲した体腔内に挿入することができる。
上記軟性内視鏡は、必要に応じてチャンネル内に処置具
を挿通することにより、切開することなく体腔内深部の
臓器を切断したり、ポリーブ等を切除するなどの各種治
療処置を行うことができる。
【0003】上記軟性内視鏡は、例えば、肛門側から下
部消化管を検査するための大腸用内視鏡がある。操作者
は、上記大腸用内視鏡を用いて屈曲した体腔内に挿入部
を円滑に挿入するために、ある程度の熟練を必要とす
る。つまり、上記軟性内視鏡は、操作者が挿入作業を行
っている際に、体腔内の管路の屈曲に応じて、内視鏡挿
入部を円滑に挿入するために、内視鏡挿入部の湾曲部を
湾曲させる等の作業を必要である。このため、操作者
は、内視鏡挿入部の先端位置等が体腔内のどの位置にあ
るか等、現在の内視鏡挿入部の屈曲状態を知ることがで
きると便利である。
【0004】このような目的のために、例えば、特開平
10−75929号公報に記載されている内視鏡挿入形
状検出プローブは、内視鏡の挿入部内にこの挿入方向に
複数の磁界発生用又は磁界検出用のコイル装置を所定間
隔で配置したものが提案されている。上記内視鏡挿入形
状検出プローブは、上記各コイル装置の位置をベッド等
の患者周囲の所定位置に配置した磁界検出用又は磁界発
生用コイル装置で検出し、挿入部の挿入形状をモニタ等
の表示手段に表示可能に構成にしている。尚、上記特開
平10−75929号公報は、上記内視鏡挿入形状検出
プローブに用いられる上記コイル装置の構造についても
言及している。
【0005】このような従来の内視鏡挿入形状検出プロ
ーブは、例えば、図15及び図16に示すように構成さ
れている。図15は従来の内視鏡挿入形状検出プローブ
の具体的な構成図、図16は他の従来の内視鏡挿入形状
検出プローブの具体的な構成図である。
【0006】図15に示すように従来の内視鏡挿入形状
検出プローブ100Aは、柔軟な材料で形成される支持
部材101の軸方向に所定間隔で複数の磁界発生用又は
磁界検出用のコイル装置102を配置している。上記コ
イル装置102は、コア103に、導線を所定回数巻回
してコイル104を形成し、このコイル104の両端に
接続部材105Aを接合して構成されている。磁界発生
用の信号又は磁界を検出した信号を伝送する信号線10
6及びコイル104の巻線端部は、それぞれ上記接続部
材105Aに巻き付けられ、この接続部材105Aの両
端に電気的に接続されている。このため、上記従来の内
視鏡挿入形状検出プローブ100Aは、上記信号線10
6及びコイル104の巻線端部が接続される接続部を上
記接続部材105Aの両端に設けているので、上記コイ
ル装置102の全長が長くなってしまう。
【0007】また、上記従来の内視鏡挿入形状検出プロ
ーブ100Aは、上記コイル装置102を組み立てる
際、コイル両端に接合された2つの接続部材105Aに
コイル104の巻線端部及び信号線106を巻き付け、
接着剤や半田で固定接続するようになっている。
【0008】上記接続作業は、上記コイル104の2つ
の端部で細いコイル巻線や信号線106の巻き付け作業
を行う。この際、上記接続作業は、片方の巻き付け作業
を行った後に他端の巻き付け作業を行うために、上記コ
イル装置102を180°回転させる必要がある。この
ため、上記作業は、この作業時のコイル装置102の取
り回しが悪く、接続部材105Aへの巻線端部及び信号
線106の接続作業が煩雑で、作業性が悪かった。
【0009】一方、これに対して図16に示す他の従来
の内視鏡挿入形状検出プローブ100Bは、上記信号線
106及びコイル104の巻線端部の接続部を、上記コ
イル装置102の片端に設けた接続部材105Bにのみ
設けたものである。この内視鏡挿入形状検出プローブ1
00Bでも、上記信号線106及びコイル104の巻線
端部の接続部分が軸方向に隣りあって配置されるので、
上記接続部材105Bの長さが長くなり、コイル装置1
02の全長が長くなっている。
【0010】また、上記内視鏡挿入形状検出プローブ1
00Bは、上記コイル装置102を組み立てる際、上記
信号線106及びコイル104の巻線端部を上記接続部
材105Bの片端に固定接続するようになっている。し
かしながら、上記固定接続作業は、隣り合う2つの接続
部に巻線端部及び信号線106の巻き付け作業及び半田
付け作業を行うため、作業者に熟練が必要であった。
【0011】ところで、これら従来の内視鏡挿入形状検
出プローブ100A、100Bは、上記コイル装置10
2を上記支持部材101に所定間隔で配置して固定する
際、上記コイル装置102の中心に形成した貫通孔10
2aに上記支持部材101を挿通して接着剤や半田等で
固定している。従来の内視鏡挿入形状検出プローブ10
0A、100Bは、上記コイル装置102の固定におい
て、上記コイル装置102の両端に接着剤や半田のはみ
出しが無いかどうかを確認し、固定している。
【0012】しかしながら、上記従来の内視鏡挿入形状
検出プローブ100A、100Bは、上記コイル装置1
02の固定において、接着剤や半田等の固定範囲が確認
できない。このため、上記従来の内視鏡挿入形状検出プ
ローブ100A、100Bは、このプローブの組み立て
が完了した時点で、上記コイル装置102の両端に接着
剤や半田等のはみ出し部107が形成されてしまう場合
がある。すると、上記従来の内視鏡挿入形状検出プロー
ブ100A、100Bは、上記接着剤や半田等のはみ出
し部107の部分で、柔軟な支持部材が硬くなり、コイ
ル装置102の硬質部の長さを更に長くしてしまうこと
があった。
【0013】上記全長の長いコイル装置102を内蔵し
た上記従来の内視鏡挿入形状検出プローブ100A、1
00Bは、内視鏡挿入部内に設けられ又は内視鏡の処置
具挿通用チャンネル内に挿通されて用いられる。する
と、従来の内視鏡挿入形状検出プローブ100A、10
0Bは、内視鏡操作と共に繰り返し曲げられ、上記コイ
ル装置102に対して曲げの力が繰り返し働く。このコ
イル自体に加わった曲げ応力により、従来の内視鏡挿入
形状検出プローブ100A、100Bは、コイル自体の
巻線が断線し、耐久性が低下してしまう虞れが生じる。
【0014】また、このような従来の内視鏡挿入形状検
出プローブ100A、100Bを用いた内視鏡は、この
内視鏡挿入部に内蔵しているライトガイドファイバや送
気送水チャンネル、処置具挿通用チャンネル等の他の内
蔵物を上記内視鏡挿入形状検出プローブ100A、10
0Bによって圧迫され、ファイバを折ったり、各チャン
ネルを潰して損傷したりして、内視鏡自体の耐久性を低
下させてしまう虞れが生じる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の内視鏡挿入
形状検出プローブは、コイル装置のコイル両端に接続部
材が接合されたり、片端に軸方向に隣り合う2つの巻線
部を持つ接続部材が接合されているので、コイル装置の
全長が長くなってしまう。また、上記従来の内視鏡挿入
形状検出プローブは、コイル装置を組み立てる際、接続
作業が煩雑で、作業性が悪く、熟練が必要であった。
【0016】また、上記従来の内視鏡挿入形状検出プロ
ーブは、上記コイル装置の両端に接着剤や半田等のはみ
出し部分で柔軟な支持部材が硬くなり、コイル装置の硬
質部の長さを更に長くしてしまう。従って、上記従来の
内視鏡挿入形状検出プローブは、内視鏡挿入部内に設け
られ又は内視鏡の処置具挿通用チャンネル内に挿通され
て用いられると、耐久性が低下してしまう。
【0017】また、上記従来の内視鏡挿入形状検出プロ
ーブは、内視鏡挿入部内に設けられ又は内視鏡の処置具
挿通用チャンネル内に挿通されて用いられると、他の内
視鏡内蔵物を圧迫し、内視鏡自体の耐久性を低下させて
しまう。
【0018】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、耐久性、組立性が良く、内視鏡の耐久性低下を防止
可能な内視鏡挿入形状検出プローブを提供することを目
的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、内視鏡挿入部の挿入位置検出に用いられ
る磁界発生用又は磁界検出用のコイル装置及びこのコイ
ル装置に接続される信号線を備えた内視鏡挿入形状検出
プローブにおいて、前記コイル装置に巻回されるコイル
の一端側に基板を接合し、前記コイルの巻線の巻き始め
及び巻き終わりの両方の巻線端部を前記コイルの基板側
に引き出すと共に、前記コイルの巻線の巻き始め及び巻
き終わりの両方の巻線端部を前記基板上に形成されたラ
ンド上に接続したことを特徴としている。この構成によ
り、耐久性、組立性が良く、内視鏡の耐久性低下を防止
可能な内視鏡挿入形状検出プローブを実現する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図5は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態を
備えた内視鏡システムの全体構成を示す構成図、図2は
図1の内視鏡の挿入部先端部の構造を示す断面図、図3
は図2の内視鏡形状検出プローブを示す断面図、図4は
第3のコイル装置の外装チューブを取り除いた状態の外
観図、図5はコイル装置の信号線及びコイル接続部を示
す外観図である。
【0021】図1に示す内視鏡システム1は、内視鏡2
を用いて患者に対する内視鏡検査を行うための内視鏡装
置3と、この内視鏡装置3と共に使用され、内視鏡挿入
部4の挿入形状の画像を表示する内視鏡形状観測装置5
から構成される。尚、前記内視鏡形状観測装置5は、後
述の信号処理装置14及び形状表示用モニタ19から構
成されている。前記信号処理装置14は、内視鏡挿入部
4の挿入形状を推定し、更に推定された挿入形状に対応
するモデル化された内視鏡挿入部の挿入形状の画像を表
示するための信号処理を行うものである。
【0022】前記内視鏡2は、細長で可撓性を有する挿
入部4と、この後端に接続された操作部6と、この操作
部6側部から延出されたユニバーサルコード7と、この
ユニバーサルコード7の端部に設けられたコネクタ8と
を有して構成される。前記コネクタ8は、光源装置9に
着脱自在で接続される。前記コネクタ8は、この側部に
延出するスコープケーブル10を介してビデオプロセッ
サ11に着脱自在で接続される。尚、前記ビデオプロセ
ッサ11は、図示しないケーブルでモニタ12に接続さ
れ、このモニタ12は内視鏡画像を表示するようになっ
ている。また、前記コネクタ8は、形状検出信号ケーブ
ル13を介して前記信号処理装置14に着脱自在に接続
される。
【0023】前記形状検出信号ケーブル13は、前記内
視鏡2内に配置される後述の内視鏡形状検出プローブ1
5(以下、プローブと略記)とコネクタ8とで、形状検
出信号コネクタ13aと着脱自在に接続されるようにな
っている。そして、前記信号処理装置14は、前記プロ
ーブ15内のコイルに対し、交流信号を印加して磁界を
発生させ、患者の周囲の所定の位置に配置されるコイル
ユニット17内の図示しない複数のコイルにより磁界を
検出するようになっている。
【0024】前記信号処理装置14は、前記コイルユニ
ット17で検出した信号を接続ケーブル18を介して入
力され、この入力信号に基づき前記プローブ15内の各
コイルの位置を算出することで、前記内視鏡挿入部4の
挿入形状を推定するようになっている。そして、前記信
号処理装置14は、内視鏡挿入部の挿入形状を推定した
結果、形状表示用モニタ19に表示させるようになって
いる。
【0025】前記内視鏡2の挿入部4は、硬質の先端部
21と、湾曲自在の湾曲部22と、可撓性の可撓管23
とから構成されている。前記内視鏡2の操作部6は、湾
曲操作ノブ24が設けられている。この湾曲操作ノブ2
4は、湾曲操作されることにより前記湾曲部22を所望
の方向に湾曲することができるようになっている。
【0026】また、前記内視鏡2の操作部6は、この前
端付近に図示しない処置具を挿入する処置具挿入口25
が設けられている。この処置具挿入口25は、その内部
において処置具挿通用チャンネル(図示せず)と連通し
ている。この処置具挿通口25は、鉗子等の図示しない
処置具を挿入することにより、内部の処置具挿通チャン
ネルを介して前記挿入部先端部に形成されているチャン
ネルの先端開口から前記処置具の先端側を突出させて生
検などを行うことができる。
【0027】また、前記内視鏡2の挿入部4は、図示し
ないライトガイドが挿通されている。このライトガイド
は、前記操作部6から延出されたユニバーサルコード7
内を挿通され、末端のコネクタ8に至る。そして、この
コネクタ8の端面は、前記光源装置9に内蔵された図示
しない光源ランプから照明光が供給される。供給された
照明光は、このライトガイドによって伝達され、前記挿
入部先端部21に設けた図示しない照明窓の先端面から
被写体を照明するようになっている。
【0028】図2は、前記内視鏡2の挿入部先端部21
の構造を示す。前記内視鏡2の挿入部先端部21を形成
する先端部本体31は、前記照明窓形成用の透孔の他
に、観察窓(撮像窓)形成用の透孔32が形成され、撮
像ユニット33がねじ34で取り付けられている。ま
た、前記先端部本体31は、図示しない透孔に送気送水
管路、処置具挿通用チャンネルなどの先端側が形成され
ている。
【0029】前記先端部本体31は、後端側から穿設し
た凹部35を形成され、この凹部35に前記内視鏡挿入
部4の挿入形状を検出する前記プローブ15の先端がね
じ36で固定されている。前記先端部本体31は、この
後端外周に円筒枠37が固着されて、前記撮像ユニット
33等を覆っており、この円筒枠37の後端に図示しな
い関節駒が回動自在に接続され、前記湾曲部22を構成
している。また、前記先端部本体31は、この前端側を
先端カバー38で覆われ、後端側を外皮チューブ39で
覆われている。
【0030】前記撮像ユニット33は、レンズ枠41に
取り付けられた対物レンズ系42と、この対物レンズ系
42の結像位置に図示しないCCD等を配置した撮像部
43とから構成されている。前記撮像部43は、この後
端から信号ケーブル44が延出している。尚、前記対物
レンズ系42の第1レンズ42aは、前記レンズ枠41
の前端面に接合され、前記先端カバー38に形成された
透孔38aに嵌入されている。
【0031】前記信号ケーブル44は、図1で示した前
記コネクタ8から更に前記スコープケーブル10を介し
てビ前記デオプロセッサ11と電気的に接続されてい
る。前記ビデオプロセッサ11は、前記信号ケーブル4
4を介して伝達される前記撮像ユニット33からの撮像
信号を信号処理して映像信号を生成し、前記モニタ12
に内視鏡画像を表示させるようになっている。
【0032】前記内視鏡挿入部4の挿入形状を検出する
前記プローブ15は、この先端にピン45が設けられて
いる。このピン45は、この円筒面の全周にV溝46が
形成されている。前記プローブ15は、前記ピン45が
前記先端部本体31の前記凹部35に嵌入された後、更
に前記ねじ36の円錐状の先端が前記ピン45のV溝4
6に入り込むことで、前記内視鏡先端本体31に固定保
持される。
【0033】前記プローブ15は、この全長に亘って設
けられた支持部材50の先端に前記ピン45を固定し、
このピン45の後方側に複数のコイル装置51a、51
b、51c、…51iを所定間隔で前記支持部材50に
順次固定して構成されている。尚、図2では(最先端
の)第1のコイル装置51aのみを示している。前記各
コイル装置51i(i=a,b,c,…)は、フェライ
トやパーマロイ等の透磁率の高い磁性材料で形成された
コア52に、導線53aを所定回数巻回してコイル53
を形成している。
【0034】本実施の形態では、前記各コイル装置51
iのコイル53の一端に基板を接合して構成する。即
ち、前記各コイル装置51iは、前記コア52の前記コ
イル53の基端側に基板54を接合して設け、この基板
54に前記(コイル53の)導線53aを接続してい
る。このことにより、前記基板54が前記コイル53の
片側にのみ設けられるので、コイル装置51i自体の全
長が短くなると共に、前記各コイル装置51iに接続さ
れる後述の信号線55iが、前記各コイル装置51iの
側面を通過しないように構成可能である。
【0035】前記ピン45と各コア52とは、前記支持
部材50を挿通する貫通孔45a,52aをそれぞれ形
成されている。前記支持部材50は、前記貫通孔45
a,52a,54aに挿通して後述の接着剤又は半田に
より所定の位置に接続固定され、前記複数のコア52は
該支持部材50により連結されている。
【0036】前記ピン45と前記第1のコイル装置51
aとの間は、これらピン45と第1のコイル装置51a
とが互いに直接接触することはないように、また、これ
らピン45と第1のコイル装置51aとの間で若干の変
形が可能なように、シリコンの充填剤56で充填されて
いる。
【0037】前記ピン45は、この操作部側端部に外装
チューブ57を固定するための固定用溝部45bが形成
されている。前記外装チューブ57は、前記溝部45b
を覆っている。この溝部45bにおいて、前記外装チュ
ーブ57の一端は、前記外装チューブ57の外側をてぐ
す58で縛ることにより、前記ピン45に固定されてい
る。
【0038】前記プローブ15は、前記各コイル装置5
1a、51b…51i,信号線55a、55b…55
i,支持部材50等を内蔵して、全長に渡り前記外装チ
ューブ57により被覆されている。前記外装チューブ5
7は、前記コイル装置51iや信号線55i及び支持部
材50等のそれらの形状に合わせて密着している。
【0039】図3に示すように前記コイル装置51i
は、前記コア52の貫通孔52a及び前記基板54の貫
通孔54aの範囲に接着剤又は半田59を装填し、これ
ら接着剤又は半田59を装填した固定部分が該コイル装
置51iの端部より外側に延出しないよう、前記支持部
材50に固定されている。尚、図3は、プローブ15の
先端から例えば第2及び第3のコイル装置51b、51
cの断面図である。
【0040】前記各コイル装置51iは、それぞれ2本
の信号線55iが半田により前記基板54に接続されて
延設されている。前記信号線55iは、後端側の各コイ
ル装置51i等が配置されていない部分において前記支
持部材50に沿って、基端側の各コイル装置51i等が
配置されている部分において各コイル装置51iの外側
に沿って、基端側へ延設され最終的に前記コネクタ8の
図示しない基板に接続されている。
【0041】更に具体的に説明すると、前記(最先端
の)第1のコイル装置51aにそれぞれ接続されている
2本の信号線55aは、基端側の第2のコイル装置51
b、第3のコイル装置51c、…が配置されていない部
分において、前記支持部材50に沿って、基端側の第2
のコイル装置51b、第3のコイル装置51c、…が配
置されている部分において、各コイル装置51b、51
c…の外側に沿って、基端側へ延設されている。
【0042】また、前記第2のコイル装置51bにそれ
ぞれ接続されている2本の信号線55bは、基端側の第
3のコイル装置51c、第4のコイル装置(不図示)、
…が配置されていない部分において、前記支持部材50
に沿って、基端側の第3のコイル装置51c、第4のコ
イル装置、…が配置されている部分において、各コイル
装置51c、…の外側に沿って、基端側へ延設されてい
る。
【0043】また、前記各信号線55iは、基端側の各
コイル装置51の外周面上で互いに重ならないように配
置固定されている。例えば、図4に示すように第1のコ
イル装置51aに接続されている第1の信号線55a
と、第2のコイル装置51bに接続されている第2の信
号線55bとは、第3のコイル装置51cの外周面上で
互いに重ならないように配置固定されている。尚、図4
は、第3のコイル装置51cの外装チューブ57を取り
除いた状態の外観図である。そして、前記各信号線55
iは、前記形状検出信号コネクタ13aを前記コネクタ
8に接続することにより、前記形状検出信号ケーブル1
3を介して信号処理装置14と接続されるようになって
いる。
【0044】前記プローブ15は、前記各コイル装置5
1iに対し、前記信号処理装置14から交流信号を印加
され、各コイル装置51iで磁界を発生させられる。前
記プローブ15の前記各コイル装置51iで発生した磁
界は、患者の周囲の所定位置に配置されるコイルユニッ
ト17内の図示しない複数のコイルにより検出される。
前記コイルユニット17は、このユニット内の図示しな
い複数のコイルで検出した磁界による信号を前記接続ケ
ーブル13を介して前記信号処理装置14に入力する。
前記信号処理装置14は、前記プローブ15内の各コイ
ル装置51iの位置を算出することにより挿入部4の挿
入形状を推定し、形状表示用モニタ19に挿入部の挿入
形状を表示させるようになっている。
【0045】本実施の形態では、前記コイル53の巻線
の巻き始め及び巻き終わりの両方の巻線端部を前記コイ
ル53の基板54側に引き出すと共に、前記コイル53
の両巻線端部を前記基板54上に形成されたランド上に
接続して構成する。
【0046】図5は、コイル装置51iの信号線及びコ
イル接続部を示す。図5に示すようにコイル装置51i
のコイル(導線53a)巻き始めと巻き終わりは、コイ
ル53の同一端に設けられている。このコイル53の巻
線端部は、このコイル53の2つの端面のうちどちらか
一方に設けられている。前記基板54は、コイル53の
巻線端部側に接合されている。また、コイル53の2本
の巻線端部は前記基板54の側面を通過し、基板54上
に形成されている2つのランド61に設けた第1の接続
部62に半田にて接続されている。
【0047】前記基板54上のランド61に設けた第2
の接続部63は、信号線55iがそれぞれ接続されてい
る。前記信号線55iの他端は、上述したように延設さ
れて、前記信号コネクタ8に接続している。
【0048】前記基板54上に形成されているランド6
1の第1の接続部62と第2の接続部63との間は、ラ
ンド幅が狭くなった狭窄部64が形成され、熱が伝わり
難くなっている。このことにより、コイル53の巻線端
部や信号線55iを半田で接続するとき、先に第1の接
続部62に接続した巻線端部の接続部に、後から信号線
55iを接続する際に伝わる半田こての熱が伝わり難く
なり、先に接続した第1の接続部62の半田接続が取れ
てしまうことがないので接続作業が容易となる。
【0049】次に本実施の形態の作用を説明する。本実
施の形態の(内視鏡挿入形状検出)プローブ15は、基
板54がコイル53の片側にのみ設けられるので、コイ
ル装置51iの全長が短くなり、また、また、コイル装
置51i端部の接着剤又は半田59のはみ出し部分がな
いので、コイル装置51iの硬質部長が短くなる。従っ
て、本実施の形態のプローブ15は、内視鏡操作と共に
コイル装置51iに繰り返し曲げを加えてもコイル53
自体に加わる曲げの力が小さくなり、コイル巻線(導線
53a)の断線が少なくなる。
【0050】また、本実施の形態のプローブ15は、内
視鏡操作を行う際、コイル装置51iの硬質部長が短い
ため、ライトガイドファイバや送気送水チャンネル、処
置具挿通用チャンネル等の内視鏡内蔵物に対してコイル
装置置51iによる圧迫が少なくなり、ファイバの折れ
や、各チャンネルの潰れ等の損傷も軽減可能である。
【0051】また、本実施の形態のプローブ15は、コ
イル装置51iの組み立て作業において、基板54がコ
イル装置51iの片端に設けられるので、コイル54の
巻線端部や信号線55iの接続作業がコイル53を動か
すことなく容易に行える。
【0052】また、本実施の形態のプローブ15は、基
板54がコイル装置51iの手元側に在るので、信号線
55iはその信号線55iが接続されているコイル装置
51iの側面を通過しない。そして、外装チューブ57
の被覆作業を行う際、コイル装置51i側面を通過する
信号線55iを互いに重なり合わないよう整列させなが
ら外装チューブ57を被覆するが、コイル装置51i自
体に接続されている信号線55iを整列させる必要が無
いので、外装チューブ57の被覆作業が容易に行える。
【0053】本実施の形態は以下の効果を有する。本実
施の形態の(内視鏡挿入形状検出)プローブ15は、コ
イル装置51iのコイル巻線(導線53a)の断線が少
なくなるので、耐久性が向上する。本実施の形態のプロ
ーブ15は、内視鏡2に内蔵してもコイル装置51iに
よる、ライトガイドファイバや送気送水チャンネル、処
置具挿通用チャンネル等の内視鏡内臓物への圧迫が少な
くなるので、内視鏡2の耐久性が向上する。本実施の形
態のプローブ15は、コイル巻線端部や信号線55iの
接続作業が簡単に行え、また、コイル装置51iの外側
を通過する各信号線55iの組み付け作業が簡単にな
り、更に外装チューブ57の被覆作業が容易に行えるの
で、組み立て作業性が向上する。
【0054】(第2の実施の形態)図6ないし図8は本
発明の第2の実施の形態に係り、図6は第2の実施の形
態を備えた内視鏡システムの内視鏡先端部の構造を示す
断面図、図7は図6の内視鏡形状検出プローブを示す断
面図、図8は第3のコイル装置の外装チューブを取り除
いた状態の外観図である。本第2の実施の形態では、上
記第1の実施の形態とはコイル装置51iの基板54の
位置を、手元側でなく先端側に設けて構成される。それ
以外の構成は、上記第1の実施の形態とほぼ同様なので
説明を省略し、同じ構成には同じ符号を付して説明す
る。
【0055】即ち、図6及び図7に示すように本第2の
実施の形態の(内視鏡挿入形状検出)プローブ15B
は、各コイル装置51iのコア52に形成したコイル先
端側に基板54を設け、この基板54に前記コイル53
の導線53aを接続して構成している。また、基板54
がコイル装置51iの先端側端部に設けられるので、図
8に示すように前記基板54に接続して延設される信号
線55iは、一端コイル装置51iの先端側に引き出さ
れ、次に180°折り返されて延設され、上記第1の実
施の形態と同様に前記コネクタ8の図示しない基板に接
続されている。
【0056】このため、プローブ15Bは、内視鏡操作
と共に曲げられると、内蔵される信号線55iに引っ張
りや圧縮の力が働くが、この信号線55iが引っ張られ
ても信号線55iが180°折り返されてコイル装置5
1iに接続されているので、信号線55iと基板54と
の半田接続部に直接引っ張りや圧縮の力が加わることが
ない。
【0057】この結果、本第2の実施の形態の(内視鏡
挿入形状検出)プローブ15Bは、上記第1の実施の形
態のプローブ15と同様な効果を得ることに加え、コイ
ル装置51iの基板54と信号線55iの半田接続部
に、引っ張りや圧縮の力が直接加わることが無いので、
半田接続部が繰り返し曲げによって外れることが無く耐
久性が向上する。
【0058】(第3の実施の形態)図9は本発明の第3
の実施の形態に係る内視鏡形状検出プローブを示す断面
図である。上記第1、第2の実施の形態では、前記コイ
ル装置51iを前記支持部材50に固定するために前記
コア52の貫通孔52a及び前記基板54の貫通孔54
aの範囲に充填される接着剤又は半田59による固定部
分が前記コイル装置51iの両端部より外側に延出しな
いように構成されているが、本第3の実施の形態では充
填される接着剤又は半田59による固定部分が前記コイ
ル装置51iの基板54側端部で、はみ出し部分を形成
するように構成する。それ以外の構成は、上記第1の実
施の形態とほぼ同様なので説明を省略し、同じ構成には
同じ符号を付して説明する。
【0059】即ち、図9に示すように本第3の実施の形
態の(内視鏡挿入形状検出)プローブ15Cは、前記コ
イル装置51iを前記支持部材50に固定するために前
記コア52の貫通孔52a及び前記基板54の貫通孔5
4aの範囲に充填される接着剤又は半田59のはみ出し
部分59aをコイル装置51iの基板54側端部で形成
し、コイル装置51iの他の端部でコイル装置51iの
外側に延出しないように構成している。
【0060】これにより、本第3の実施の形態の(内視
鏡挿入形状検出)プローブ15Cは、コイル装置51i
端部の接着剤又は半田のはみ出し部分59aが基板54
側端部に形成されるので基板54側端部でのコイル装置
51iの固定が強化され、基板54側端部での信号線5
5iやコイル巻線端部の断線が無くなり、耐久性が向上
する。また、本第3の実施の形態のプローブ15Cは、
コイル装置51i端部に接着剤又は半田59のはみ出し
部分59aが基板54側端部にのみ形成されるので、接
着剤又は半田59のはみ出し部分59aが両端部に形成
されるものよりも、コイル装置51iの硬質部長を短く
構成できる。従って、本第3の実施の形態のプローブ1
5Cは、内視鏡操作と共にコイル装置51iに繰り返し
曲げが加わっててもコイル53自体に加わる曲げの力は
小さくなり、コイル巻線(導線53a)の断線が少なく
なる。
【0061】この結果、本第3の実施の形態の(内視鏡
挿入形状検出)プローブ15Cは、上記第1の実施の形
態と同様な効果を得ることに加え、基板54側端部での
耐久性が向上する。
【0062】(第4の実施の形態)図10は本発明の第
4の実施の形態に係る内視鏡形状検出プローブを示す断
面図である。上記第3の実施の形態では、前記コイル装
置51iを前記支持部材50に固定するために前記コア
52の貫通孔52a及び前記基板54の貫通孔54aの
範囲に充填される接着剤又は半田59のはみ出し部分5
9aがコイル装置51iの基板54側端部にのみ形成し
て構成されているが、本第4の実施の形態では充填され
る接着剤又は半田59のはみ出し部分59aをコイル装
置51iの基板54側に対して逆側端部にのみ形成して
構成する。それ以外の構成は、上記第3の実施の形態と
ほぼ同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ符号を
付して説明する。
【0063】即ち、図10に示すように本第4の実施の
形態の(内視鏡挿入形状検出)プローブ15Dは、前記
コイル装置51iを前記支持部材50に固定するために
前記コア52の貫通孔52a及び前記基板54の貫通孔
54aの範囲に充填される接着剤又は半田59のはみ出
し部分59aをコイル装置51iの基板54側に対して
逆側端部にのみ形成し、コイル装置51iの基板54側
端部でコイル装置51iの外側に延出しないように構成
している。
【0064】これにより、本第4の実施の形態の(内視
鏡挿入形状検出)プローブ15Dは、コイル装置51i
端部の接着剤又は半田59のはみ出し部分59aが基板
54側に対して逆側端部にのみ形成されているので、コ
イル装置51iに対してコイル巻線端部や信号線55i
を接続する接続固定作業時に、これら信号線55iやコ
イル巻線端部を断線させたり、基板54上の接続部への
接続を外してしまうことがない。従って、プローブ15
Dは、コイル装置51iに対してコイル巻線端部や信号
線55iを接続する接続固定作業が容易に行える。
【0065】また、本第4の実施の形態のプローブ15
Dは、コイル装置51i端部に接着剤又は半田59のは
み出し部分59aが基板54側に対して逆側端部にのみ
形成されるので、充填される接着剤又は半田59のはみ
出し部分59aが両端部に形成されるものよりも、コイ
ル装置51iの硬質部長を短く構成できる。従って、本
第4の実施の形態のプローブ15Dは、内視鏡操作と共
にコイル装置51iに繰り返し曲げが加わっててもコイ
ル53自体に加わる曲げの力は小さくなり、コイル巻線
(導線53a)の断線が少なくなる。
【0066】この結果、本第4の実施の形態の(内視鏡
挿入形状検出)プローブ15Dは、耐久性が向上すると
共に、組み立て性が向上する。
【0067】(第5の実施の形態)図11及び図12は
本発明の第5の実施の形態に係り、図11は本発明の第
5の実施の形態の内視鏡形状検出プローブを示す断面
図、図12は図11の変形例である内視鏡形状検出プロ
ーブを示す断面図である。上記第3、第4の実施の形態
では、前記コイル装置51iを前記支持部材50に固定
するための前記コア52の貫通孔52a及び前記基板5
4の貫通孔54aの範囲に充填される接着剤又は半田5
9のはみ出し部分59aを前記コイル装置51iの両端
部のうち、どちらか一方に形成して構成されているが、
本第5の実施の形態では、前記コイル装置51iを前記
支持部材50に固定するための接着剤又は半田59によ
る固定部分の範囲内に未固定部を形成して構成する。そ
れ以外の構成は、上記第3、第4の実施の形態とほぼ同
様なので説明を省略し、同じ構成には同じ符号を付して
説明する。
【0068】即ち、図11に示すように本第5の実施の
形態の(内視鏡挿入形状検出)プローブ15Eは、前記
コイル装置51iを前記支持部材50に固定するために
前記コア52の貫通孔52a及び前記基板54の貫通孔
54aの範囲に充填される接着剤又は半田59のはみ出
し部分59aをコイル装置51iの基板54側にのみ形
成し、コイル装置51iの基板54側に対して逆側端に
支持部材50と固定されていない未固定部59bを形成
して構成している。
【0069】ここで、プローブは、前記コイル装置51
iを前記支持部材50に固定するために前記コア52の
貫通孔52a及び前記基板54の貫通孔54aの範囲内
全てに接着剤又は半田59を充填して構成していると、
コイル装置51iの両端部で支持部材50の硬さが急激
に変化する。この状態で、上記プローブは、内視鏡操作
と共に繰り返し曲げられると、同時に支持部材50も繰
り返し曲げられるので、この硬さの変化部で支持部材5
0の断線を生じることが有る。
【0070】しかしながら、本第5の実施の形態では、
コイル装置51iの基板54側に対して逆側端に支持部
材50と固定されていない未固定部59bを形成してい
るので、この未固定部59bを形成しているコイル装置
51iの片端で支持部材50の硬さの変化がない。
【0071】従って、本第5の実施の形態(内視鏡挿入
形状検出)プローブ15Eは、前記コイル装置51iを
前記支持部材50に固定するために前記コア52の貫通
孔52a及び前記基板54の貫通孔54aの範囲内全て
に接着剤又は半田59を充填しているものよりも、繰り
返し曲げによる支持部材50の断線が少なくなる。
【0072】これにより、本第5の実施の形態の(内視
鏡挿入形状検出)プローブ15Eは、支持部材50の断
線が少なくなるので、耐久性が向上する。
【0073】また、同様に上記プローブ15Eの変形例
である図12に示すプローブ15Fは、充填される接着
剤又は半田59のはみ出し部分59aをコイル装置51
iの基板54側に対して逆側端にのみ形成し、コイル装
置51iの基板54側に支持部材50と固定されていな
い未固定部59bを形成して構成している。これによ
り、上記プローブ15Eの変形例であるプローブ15F
は、上記プローブ15Eと同様な効果を得ることに加
え、上記第4の実施の形態で説明したのと同様な効果を
得ることができる。
【0074】(第6の実施の形態)図13及び図14は
本発明の第6の実施の形態に係り、図13は本発明の第
6の実施の形態を備えた内視鏡システムの全体構成を示
す構成図、図14は図13の内視鏡形状検出プローブを
示す説明図である。上記第1〜第5の実施の形態では、
内視鏡2の挿入部4にプローブ15を内蔵して構成して
いるものに本発明を適用しているが、本第6の実施の形
態では、内視鏡の処置具挿通用チャンネルに挿入して用
いるプローブに本発明を適用して構成する。それ以外の
構成は、上記第1の実施の形態とほぼ同様なので説明を
省略し、同じ構成には同じ符号を付して説明する。
【0075】即ち、図13に示すように本第6の実施の
形態を備えた内視鏡システム69は、内視鏡70を用い
て患者に対する内視鏡検査を行うための内視鏡装置3
と、処置具挿通用チャンネルに挿入される内視鏡挿入形
状検出プローブ71(以下、プローブと表記)と、この
内視鏡装置3及びプローブ71と共に使用され、このプ
ローブ71を処置具挿通用チャンネルに挿入した内視鏡
70の挿入部4の挿入形状の画像を表示する内視鏡形状
観測装置5から構成される。尚、前記内視鏡形状観測装
置5は、信号処理装置14及び形状表示用モニタ19か
ら構成されている。前記信号処理装置14は、内視鏡挿
入部4の挿入形状を推定し、更に推定された挿入形状に
対応するモデル化された内視鏡挿入部の挿入形状の画像
を表示するための信号処理を行うものである。
【0076】前記内視鏡70は、挿入部4にプローブ1
5を内蔵することなく構成されている。それ以外は、上
記第1の実施の形態で説明したのほぼ同様な構成である
ので説明を省略する。前記プローブ71の片端に設けら
れた形状検出コネクタ73に接続された形状検出信号ケ
ーブル13は前記信号処理装置14に着脱自在に接続さ
れる。
【0077】図14に示すように内視鏡挿入部の形状を
検出する本第6の実施の形態のプローブ71は、先端に
先端部材72を設けている。前記プローブ71は、前記
先端部材72に形成した貫通孔72aに支持部材50の
先端が接着剤又は半田により挿通固定されている。この
先端部材72は、この後方側に複数のコイル装置51
a、51b…51iを所定間隔で前記支持部材50に順
次固定して構成されている。また、前記プローブ71
は、前記先端部材72の後端側から全長に渡り外装チュ
ーブ57により被覆されている。
【0078】前記外装チューブ57は、前記コイル装置
51a、51b…51i,信号線55a、55b・・・
55i,支持部材50等を内蔵して、これらの形状に合
わせて密着している。それ以外は、上記第1の実施の形
態で説明したのほぼ同様な構成であるので説明を省略す
る。
【0079】そして、プローブ71は、患者の体腔内等
に挿入される内視鏡70の処置具挿通用チャンネルに挿
通されて用いられる。前記プローブ71は、前記各コイ
ル装置51iに対し、前記信号処理装置14から交流信
号を印加され、各コイル装置51iで磁界を発生させら
れる。前記プローブ71の前記各コイル装置51iで発
生した磁界は、患者の周囲の所定位置に配置されるコイ
ルユニット17内の図示しない複数のコイルにより検出
される。前記コイルユニット17は、このユニット内の
図示しない複数のコイルで検出した磁界による信号を前
記接続ケーブル13を介して前記信号処理装置14に入
力する。前記信号処理装置14は、前記プローブ71内
の各コイル装置51iの位置を算出することにより内視
鏡挿入部4の挿入形状を推定し、形状表示用モニタ19
に内視鏡挿入部4の挿入形状を表示させるようになって
いる。
【0080】この結果、本第6の実施の形態のプローブ
71は、上記第1の実施の形態と同様な効果を得ること
に加え、外装チューブ57の被覆作業が容易に行えると
共に、上記第1〜第5の実施の形態で説明したプローブ
を内蔵した専用の内視鏡2を用意する必要が無いので、
内視鏡挿入部4の形状検知機能を安価に実現できる。
尚、本第6の実施の形態のプローブ71は、上記第2〜
第5の実施の形態で説明したコイル装置51iを同様な
構成にしても構わない。
【0081】また、上記第1〜第6の実施の形態では、
上記プローブのコイル装置51iで磁界を発生し、コイ
ルユニット17内の図示しない複数のコイルでその磁界
を検出するように構成しているが、本発明はこれに限定
されず、コイルユニット17内の複数のコイルで磁界を
発生させ、プローブのコイル装置51iがその磁界を検
出し信号処理装置14がプローブの各コイル装置51i
の位置を算出するように構成しても良い。
【0082】この場合、患者の首位の所定の位置に置か
れるコイルユニット17内の図示しない複数のコイルに
対し、信号処理装置14から交流信号を印加し、磁界を
発生させる。そして、患者の体腔内に挿入される内視鏡
2内に配置されたプローブ内のコイル装置51iにより
磁界を検出し、その検出した信号を形状検出信号ケーブ
ル13を介して信号処理装置14に入力させる。そし
て、この信号処理装置14によりプローブ内の各コイル
装置51iの位置を算出することにより挿入部4の挿入
形状を推定し、形状表示モニタ19で挿入部4の挿入形
状を表示させる。
【0083】これにより、コイルユニット17に内蔵さ
れている複数のコイルは、内視鏡2の挿入部4に影響を
与えないので、コイルのサイズを大きくし、又コイルの
駆動電力を大きくして発生する磁界を強くすることが可
能である。よって、上記構成のプローブは、磁界の検出
精度を向上することができるので、挿入位置検出精度が
向上し、より正確な内視鏡挿入部4の挿入形状を表示す
ることが可能である。
【0084】ところで、内視鏡挿入形状検出プローブ
(以下、プローブと表記)は、磁界を発生させるため
に、コイル装置51iに電流を印加するか或いは、コイ
ル装置51iが磁界を受信して誘導起電力が生じる。こ
のことにより、信号線55iに流れる電流によってノイ
ズが発生し、形状表示用モニタ19で内視鏡挿入部4の
挿入形状を表示する精度が低下する虞れが有る。そこ
で、従来のプローブは、上記ノイズの発生を防止するた
めに信号線55iとしてツイストペア線及び同軸線を用
いている。
【0085】上記従来のプローブは、内視鏡挿入部4に
内蔵されているものでは、内視鏡2の修理を行う場合、
上記信号線55iの接続部が切り離される場合もある。
この修理を複数回行うためには、信号線55iに長さの
余裕を持たせる必要がある。このため、上記信号線55
iは、修理を想定した余裕分の長さを束ね、ツイストペ
ア構造を保つようにしている。すると、修理の際、信号
線55iを傷つけることなく、束ね部材のみを除去しな
ければならない。従って、従来のプローブは、修理時の
作業性が非常に落ちるという問題があった。このとき、
最悪の場合は、信号線55iを誤ってカットすることも
考えられ、プローブを交換しなければならない事態に陥
ることもある。
【0086】このため、図22に示すように従来の信号
線55iは、例えば外装チューブ57から延出する余裕
分の部分を何も束ねずにツイストペア状態がほつれた状
態に形成している。このツイストペア状態がほつれた状
態の余裕分以降は、熱収縮チューブ80で束ね、この熱
収縮チューブ80からは同軸線75iで形成している。
尚、図22に示す信号線55iは、4本の信号線の場合
を図示している。
【0087】しかしながら、上記信号線55iは、対の
ツイストペア線が密着していない状態、つまり、ほつれ
た状態の長さが非常に長くなると、各々1本に電流が流
れることで発生する磁界を相殺することができなくな
り、この相殺されない磁界がノイズとなる。従って、こ
のような信号線55iを用いる従来のプローブは、形状
表示用モニタ19で内視鏡挿入部4の挿入形状を表示す
る精度が落ちるという問題が生じる。そこで、形状表示
用モニタ19で内視鏡挿入部4の挿入形状を表示する精
度を落とさずに、修理作業性の良い内視鏡挿入形状検出
プローブの提供が望まれていた。
【0088】図17ないし図21を参照して内視鏡挿入
形状検出プローブに用いられる信号線55iの構成例を
説明する。図17ないし図21は信号線の構成例にかか
り、図17は各コイル装置に接続される2本の信号線を
示す説明図、図18は信号線及び同軸線を示す説明図、
図19は図18の状態から1回修理した後の状態の信号
線及び同軸線を示す説明図、図20は各コイル装置から
形状検出信号コネクタまでの配線図、図21は信号線と
同軸線との接続部分の説明図である。
【0089】図17に示すように各コイル装置51i
(i=a,b,c,…)に接続される各2本の信号線5
5i(55ia,55ib)は、コイル装置51iとの
接続部、コイル装置51iの外側に沿って乗り越える部
分、同軸線75iとの接続部以外は、ツイストペア構造
となっている。
【0090】そして、信号線55iは、図18に示すよ
うに形状検出信号コネクタ13a近傍のプローブ後端部
で、外装チューブ57からの余裕分の部分を複数の熱収
縮チューブ74nにより全て束ねられるようになってい
る。尚、図18では、5回の修理が可能なように5個の
熱収縮チューブ74n(n=a,b,c,d,e)を設
けている。また、前記信号線55iは、コイル装置51
iに接続されていない側を端部とする。一方、形状検出
信号コネクタ13aのピンは、各信号線55iに対応す
る同軸線75iを半田により接続されている。
【0091】図20に示すように形状検出信号コネクタ
13aに接続される各同軸線75iの芯線76iは、各
コイル装置51iに対応しているピンPin_iに接続
されている。そして、各同軸線75iのシールド77i
は、まとめて一つのピンに接続されている。尚、本実施
例では、16個のコイル装置51i(i=a,b,c,
…p)を設けていることとする。一方、各同軸線75i
の他端は、各信号線55iと半田により接続されてい
る。
【0092】図21に示すように各同軸線75iの他端
側は、各同軸線75iの芯線76iが各コイル装置51
iの巻き始め側に接続された信号線55iaと接続部9
0Aで接続され、各同軸線75iのシールド77iは各
コイル装置51iの巻き終わり側と接続された信号線5
5ibと接続部90Bで接続されている。そして、接続
部90Aは、絶縁用の熱収縮チューブ78iにより被覆
され、熱収縮チューブ78iと接続部90Bとをまとめ
て熱収縮チューブ79iで被覆しており、各信号線55
iと同軸線75iとの接続部全体を絶縁している。
【0093】図18に示すように更に、全ての熱収縮チ
ューブ79iは、熱収縮チューブ80で束ねられてい
る。尚、符号80aは、熱収縮チューブ80の信号線側
端部を示し、符号80bは、信号線55iと同軸線75
iとの接続部の位置を示し、符号80cは、熱収縮チュ
ーブ80のコネクタ側端部を示している。
【0094】ここで、信号線55iは、熱収縮チューブ
74e基端部までツイストペア状態を保っており、この
熱収縮チューブ74eの信号線端部側から前記熱収縮チ
ューブ80bの部分までツイスト状態がほつれている。
その信号線55iのほつれている長さd1は、同軸線7
5iとの接続作業に必要な最小限の長さに設定してい
る。また、fは、熱収縮チューブ74eと熱収縮チュー
ブ80の端部80aからの距離を示している。
【0095】修理時には、プローブを内蔵している内視
鏡のコネクタ8とユニバーサルコード7とを分解して修
理を行う場合がある。その際に、信号線55iと同軸線
75iとを切り離す必要がある。そこで、熱収縮チュー
ブ80の端部80aで信号線55iをカットし、熱収縮
チューブ74eを取り除き、熱収縮チューブ80aから
91aの区間の長さ(=d2)だけツイストペア状態を
ほつれさせる。そして、ほつれさせた信号線55iと同
軸線75iとを接続するために、信号線55iの外皮8
3iを取り除く。このとき、上記d1=d2、fは修理
前後で変わらないように熱収縮チューブ74dの位置が
設定されている。
【0096】一方、同軸線75iは、熱収縮チューブ8
0c部でカットして信号線55iと接続するためにLの
長さ(図21参照)において、最外皮81i、外皮82
iを取り除く。このとき、Lは、信号線55iとの接続
作業に必要な最小限の長さに設定してある。そして、信
号線55i及び同軸線75iの各々の接続するための処
理を行った後に、図20説明した状態で接続し、図19
に示すように再度熱収縮チューブ80で接続部90A、
90Bを束ねる。
【0097】この結果、信号線55iの全長は短くな
り、熱収縮チューブ74nの数は一回修理する度に1個
減ることになり熱収縮チューブ74nの数だけの修理に
対応可能となる。尚、図18では計5回の修理に対応す
ることができる。ここで、図19は1回修理した後の状
態を示している。また、同軸線75iは、熱収縮チュー
ブ74eの数の分だけの修理に対応するだけの十分な長
さを有している。
【0098】このように構成された(内視鏡挿入形状検
出)プローブは、信号線55iのツイストペア状態でな
い長さ、同軸線75iの同軸構造でない長さを最小に留
められる。そして、プローブは、上述した修理方法で修
理することにより、信号線55i及び同軸線75iをカ
ットする作業も、熱収縮チューブ80の両端部80a、
80cで単純にカットするだけで良い。更に、信号線5
5iのツイストペア線がほつれた状態の長さ及び同軸線
75iの同軸構造でない部分の長さ共に修理前後で変わ
ることがない(図19参照)。
【0099】これにより、(内視鏡挿入形状検出)プロ
ーブは、発生するノイズを最小限に抑制することが可能
となり、形状表示用モニタ19で内視鏡挿入部4の挿入
形状を表示する精度を向上させ、修理作業も容易にな
る。また、(内視鏡挿入形状検出)プローブは、修理後
の表示精度の劣化を防止することも可能となる。
【0100】尚、本発明は、以上述べた実施形態にのみ
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。
【0101】[付記] (付記項1) 内視鏡挿入部の挿入位置検出に用いられ
る磁界発生用又は磁界検出用のコイル装置及びこのコイ
ル装置に接続される信号線を備えた内視鏡挿入形状検出
プローブにおいて、前記コイル装置に巻回されるコイル
の一端側に基板を接合し、前記コイルの巻線の巻き始め
及び巻き終わりの両方の巻線端部を前記コイルの基板側
に引き出すと共に、前記コイルの巻線の巻き始め及び巻
き終わりの両方の巻線端部を前記基板上に形成されたラ
ンド上に接続したことを特徴とする内視鏡挿入形状検出
プローブ。
【0102】(付記項2) 前記コイル装置のコイル手
元側端面に前記基板を接合したことを特徴とする付記項
1に記載の内視鏡挿入形状検出プローブ。
【0103】(付記項3) 前記コイル装置のコイル先
端側端面に基板を接合したことを特徴とする付記項1に
記載の内視鏡挿入形状検出プローブ。
【0104】(付記項4) 前記基板上に形成された各
ランド上に2つの接続部をそれぞれ設けると共に、これ
ら2つの接続部間を繋ぐランド部の幅を、前記2つの接
続部を設けたランド幅よりも狭く形成したことを特徴と
する付記項1に記載の内視鏡挿入形状検出プローブ。
【0105】(付記項5) 内視鏡挿入部の挿入位置検
出に用いられる磁界発生用又は磁界検出用のコイル装置
及びこのコイル装置を固定するための支持部材を備えた
内視鏡挿入形状検出プローブにおいて、前記コイル装置
と前記支持部材との固定部を、前記コイル装置の少なく
とも一つの端部から外側に延出しないよう形成したこと
を特徴とする内視鏡挿入形状検出プローブ。
【0106】(付記項6) 前記コイル装置と前記支持
部材との固定部を、前記コイル装置の両端部から外側に
延出しないよう形成したことを特徴とする付記項5に記
載の内視鏡挿入形状検出プローブ。
【0107】(付記項7) 前記コイル装置と前記支持
部材との固定部を、前記コイル装置に設けた基板側端部
から外側に延出しないよう形成したことを特徴とする付
記項5に記載の内視鏡挿入形状検出プローブ。
【0108】(付記項8) 前記コイル装置の少なくと
も一つの端部側に、前記支持部材と前記コイル装置とが
固定されない未固定部を形成したことを特徴とする付記
項5に記載の内視鏡挿入形状検出プローブ。
【0109】(付記項9) 内視鏡挿入部の挿入位置検
出に用いられる磁界発生用又は磁界検出用のコイル装置
及びこのコイル装置に接続される信号線を備えた内視鏡
挿入形状検出プローブにおいて、前記信号線は、ノイズ
軽減手段を有することを特徴とする内視鏡挿入形状検出
プローブ。
【0110】(付記項10) 前記信号線のノイズ軽減
手段が施されていない範囲を最小に形成したことを特徴
とした付記項9に記載の内視鏡挿入形状検出プローブ。
【0111】(付記項11) 前記信号線のノイズ軽減
手段が施されていない範囲を、修理前後で同じ長さに形
成したことを特徴とした付記項10に記載の内視鏡挿入
形状検出プローブ。
【0112】(付記項12) 前記ノイズ軽減手段は、
前記信号線にツイストペア線を用いたことを特徴とした
付記項9〜11に記載の内視鏡挿入形状検出プローブ。
【0113】(付記項13) 前記ノイズ軽減手段は、
前記信号線にツイストペア線を用いると共に、ツイスト
ペアほつれ防止手段を用いたことを特徴とする付記項1
0〜12に記載の内視鏡挿入形状検出プローブ。
【0114】(付記項14) 前記ツイストペアほつれ
防止手段は、束ね部材を複数使用し、信号線の端部に最
も近い束ね防止部材から延出する前記信号線の束ね防止
部材端部から信号線の端部までの長さを前記修理後で一
定にしたことを特徴とする付記項10〜13に記載の内
視鏡挿入形状検出プローブ。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、耐
久性、組立性が良く、内視鏡の耐久性低下を防止可能な
内視鏡挿入形状検出プローブを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた内視鏡シス
テムの全体構成を示す構成図
【図2】図1の内視鏡の挿入部先端部の構造を示す断面
【図3】図2の内視鏡形状検出プローブを示す断面図
【図4】第3のコイル装置の外装チューブを取り除いた
状態の外観図
【図5】コイル装置の信号線及びコイル接続部を示す外
観図
【図6】第2の実施の形態を備えた内視鏡システムの内
視鏡先端部の構造を示す断面図
【図7】図6の内視鏡形状検出プローブを示す断面図
【図8】第3のコイル装置の外装チューブを取り除いた
状態の外観図
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡形状検
出プローブを示す断面図
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る内視鏡形状
検出プローブを示す断面図
【図11】本発明の第5の実施の形態の内視鏡形状検出
プローブを示す断面図
【図12】図11の変形例である内視鏡形状検出プロー
ブを示す断面図
【図13】本発明の第6の実施の形態を備えた内視鏡シ
ステムの全体構成を示す構成図
【図14】図13の内視鏡形状検出プローブを示す説明
【図15】従来の内視鏡挿入形状検出プローブの具体的
な構成図
【図16】他の従来の内視鏡挿入形状検出プローブの具
体的な構成図
【図17】各コイル装置に接続される2本の信号線を示
す説明図
【図18】信号線及び同軸線を示す説明図
【図19】図18の状態から1回修理した後の状態の信
号線及び同軸線を示す説明図
【図20】各コイル装置から形状検出信号コネクタまで
の配線図
【図21】信号線と同軸線との接続部分の説明図
【図22】従来の信号線及び同軸線を示す説明図
【符号の説明】
1 …内視鏡システム 2 …内視鏡 4 …内視鏡挿入部 5 …内視鏡形状観測装置 13 …形状検出信号ケーブル 13a …形状検出信号コネクタ 14 …信号処理装置 15 …内視鏡形状検出プローブ 17 …コイルユニット 19 …形状表示用モニタ 50 …支持部材 51i …コイル装置 52 …コア 53 …コイル 54 …基板 55i …信号線 57 …外装チューブ 61 …ランド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 秀雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 木村 英伸 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 宮城 隆康 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中辻 多惠 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 AA04 AA29 BB02 CC06 DD03 FF50 HH51 JJ06 JJ17

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡挿入部の挿入位置検出に用いられ
    る磁界発生用又は磁界検出用のコイル装置及びこのコイ
    ル装置に接続される信号線を備えた内視鏡挿入形状検出
    プローブにおいて、 前記コイル装置に巻回されるコイルの一端側に基板を接
    合し、前記コイルの巻線の巻き始め及び巻き終わりの両
    方の巻線端部を前記コイルの基板側に引き出すと共に、
    前記コイルの巻線の巻き始め及び巻き終わりの両方の巻
    線端部を前記基板上に形成されたランド上に接続したこ
    とを特徴とする内視鏡挿入形状検出プローブ。
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