JP2001087266A - 分離可能型超音波内視鏡 - Google Patents

分離可能型超音波内視鏡

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JP2001087266A
JP2001087266A JP27362499A JP27362499A JP2001087266A JP 2001087266 A JP2001087266 A JP 2001087266A JP 27362499 A JP27362499 A JP 27362499A JP 27362499 A JP27362499 A JP 27362499A JP 2001087266 A JP2001087266 A JP 2001087266A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内視鏡に着脱可能に装着される超音波検査装
置として、電子走査を行う超音波トランスデューサを設
けるようになし、内視鏡に外付けで超音波検査装置を組
み込むに当って、超音波トランスデューサを体腔内壁等
に密着させる操作を正確かつ容易に行えるようにする。 【解決手段】 内視鏡1の挿入部2における先端構成部
2aには電子走査を行う超音波トランスデューサ27を
設けた超音波検査装置20が着脱可能に装着される。先
端構成部2aに装着される内視鏡連結部24から引き出
された信号ケーブル22は、多数の同軸線22bを可撓
性チューブ22b内に収納させたものであり、この可撓
性チューブ22aは扁平な形状となし、アングル部2b
と軟性部2cとの連設部に至るまでは、その下部位置に
おいて、その表面がアングル部2bにおける上下方向の
湾曲中心線U−Dに対して直交する方向に向いており、
しかも幅方向の中心線が湾曲中心線U−Dとほぼ一致す
る位置に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡と超音波検
査装置とを分離可能に連結し、内視鏡に超音波検査装置
を組み込むことによって超音波内視鏡を構成する分離可
能型超音波内視鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被験者の体内に挿入されて、所要の検査
なり診断なりを行うための装置の代表的なものとして
は、体腔の内部を観察するための内視鏡と、体内組織に
関する情報を取得するための超音波検査装置とがある。
また、これら内視鏡と超音波検査装置とを一体に組み込
んだ超音波内視鏡も知られている。ここで、超音波内視
鏡は、一般的に、体腔内等への挿入部における先端側の
位置に超音波観察手段を装着し、この超音波観察機構の
基端側の位置に内視鏡観察手段を装着することにより構
成される。この超音波内視鏡は、超音波観察手段と内視
鏡観察手段とが一体不可分の構成となっており、内視鏡
検査と超音波検査とを組み合わせて行う場合に使用する
のに適したものとなっている。ただし、この超音波内視
鏡は、超音波観察手段が内視鏡観察手段の前方位置にあ
るために、この内視鏡観察手段による観察視野が極めて
制限されることになる。また、処置具導出部も内視鏡観
察手段の装着部に配置されており、従って処置具の操作
も制限を受ける。以上のことから、超音波内視鏡は、内
視鏡検査のみを行い、超音波検査を併用しない場合には
使用されないのが現状である。
【0003】内視鏡としての機能を全く損なうことな
く、しかも必要な時には、内視鏡検査と共に超音波検査
も併用できるように構成したものも、例えば特開平11
−42231号公報等において知られている。この超音
波検査装置は、内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿入
して体腔内等に導かれる超音波プローブを備えており、
この超音波プローブは、先端に超音波振動子を設けた超
音波走査部と、この超音波走査部に連設した可撓性コー
ドと、この可撓性コードの基端部に設けたコネクタ部と
から構成される。超音波プローブは内視鏡の処置具挿通
チャンネル内に挿通されることから、少なくとも処置具
挿通チャンネル内に位置する可撓性コードはこの処置具
挿通チャンネルより細径となっていなければならない。
また、超音波走査部またはコネクタ部の少なくとも一方
は処置具挿通チャンネルを通過させる必要があるので、
やはり細径化が必要である。そこで、特開平11−42
231号公報に示されている超音波プローブではコネク
タ部を細径化して処置具挿通チャンネル内に通すことが
できるようになし、このコネクタ部を直接、または接続
アダプタを介して超音波操作部に着脱可能に連結するよ
うにしている。
【0004】ここで、経内視鏡的に挿入される超音波プ
ローブでは、超音波走査部に装着した超音波振動子は単
板振動子からなり、この超音波振動子をラジアル方向ま
たはリニア方向に機械的に走査させるメカニカル走査を
行うように構成している。そして、低周波の超音波を送
信できるようにするためには、大型の超音波振動子を用
いる必要がある。可撓性コードと共にコネクタ部を細径
化させたのはこのためであり、超音波走査部は処置具挿
通チャンネルの孔径に規制されなくなることから、この
超音波走査部を処置具挿通チャンネルの孔径より大きく
し、超音波プローブを内視鏡に装着する際には、処置具
挿通チャンネルの先端側から挿入するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、超音波走査
方式としては、前述したメカニカル走査方式に加えて電
子走査方式がある。電子走査方式にあっては、短冊状の
超音波振動子を多数並列させて設けることによって超音
波トランスデューサを形成し、この超音波トランスデュ
ーサを構成する各超音波振動子を順次駆動することによ
り超音波振動子の並び方向に走査させるように構成した
ものである。このように電子走査式の超音波トランスデ
ューサを用いれば、各超音波振動子の送信タイミングを
制御することにより様々な波面を作り出すことができる
等、超音波検査の態様を多様化できる等の利点がある。
しかしながら、経内視鏡的に挿入される超音波プローブ
にあっては、可撓性コードが処置具挿通チャンネル内に
挿通される関係から、その外径が制約され、多数の超音
波振動子に接続した配線を通すことができず、また電子
走査式の超音波トランスデューサは単板振動子と比較し
てそのサイズ及び重量が大きいことから、この超音波ト
ランスデューサを内視鏡に組み込んだ状態で安定的に保
持するのが極めて困難である等の点から、超音波走査部
に電子走査を行う超音波トランスデューサを装着するの
は不可能である。
【0006】かりに、電子走査を行う超音波トランスデ
ューサを装着した超音波走査部を有する超音波検査装置
を内視鏡に着脱可能に固定して体腔内等に挿入できるよ
うに構成したとして、この超音波走査部から引き出され
る信号ケーブルは太くなるので処置具挿通チャンネル内
に挿通できないことから、挿入部に外付け状態で延在さ
せるようにしなければならない。この場合において、信
号ケーブルをどのように引き回すかによっては、その操
作性に大きな影響を与える。特に、超音波検査を行う際
には、超音波トランスデューサを体腔内壁に密着させる
が、この操作は内視鏡の挿入部におけるアングル部を湾
曲操作することにより行われる。そこで、太い信号ケー
ブルがどの位置に引き出されているかによっては、アン
グル部を意図した方向に湾曲させることができなくなる
場合があり、このために超音波トランスデューサを体腔
内壁に正確に密着させることができないことがある。
【0007】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、内視鏡に外付けで超
音波検査装置を組み込むに当って、この超音波検査装置
における超音波トランスデューサを体腔内壁等に密着さ
せる操作を正確かつ容易に行えるようにすることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、請求項1に係る発明としては、先端構成部にア
ングル部を連設した挿入部を本体操作部に連結して設け
た内視鏡と、所定数の超音波振動子をアレイ状に配列し
て、超音波電子走査を行う超音波トランスデューサを装
着した超音波走査部と、この超音波走査部の基端側に連
結して設けられ、前記先端構成部着脱可能に固定される
内視鏡連結部と、前記超音波トランスデューサを構成す
る各超音波振動子に接続した配線を束ねて前記内視鏡連
結部の基端位置から引き出した信号ケーブルとから構成
され、前記信号ケーブルは断面が扁平な形状となし、少
なくとも前記アングル部に沿う位置では、このアングル
部の一方向への湾曲方向に対して直交する方向に平面を
向けるように装着する構成としたことをその特徴とする
ものである。
【0009】また、請求項2に係る発明としては、先端
構成部にアングル部を連設した挿入部を本体操作部に連
結して設けた内視鏡と、超音波振動子をアレイ状に配列
して、超音波電子走査を行う超音波トランスデューサを
装着した超音波走査部と、この超音波走査部より基端側
の位置に連結して設けられ、前記先端構成部に着脱可能
に固定される内視鏡連結部と、前記超音波トランスデュ
ーサを構成する各超音波振動子に接続した配線を束ねて
前記内視鏡連結部の基端位置から引き出した信号ケーブ
ルとから構成され、前記信号ケーブルは内視鏡連結部か
ら2本引き出し、これら2本の信号ケーブルは、少なく
とも前記アングル部に沿う位置では、このアングル部の
一方向への湾曲中心線に対してほぼ対称となる位置に配
置する構成としたことを特徴としている。
【0010】ここで、前述したアングル部の湾曲方向は
上下方向とするのが望ましい。また、請求項2に係る発
明において、2本設けられる信号ケーブルは、アングル
部を通過した位置で1本化すると、より確実に挿入部に
沿って延在させることができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。まず、図1において、1は
内視鏡、20は超音波検査装置である。内視鏡1は単独
で体腔内等に挿入することができ、また図2に示したよ
うに、超音波検査装置20を着脱可能に組み込むことに
よって、分離可能型超音波内視鏡として構成され、体腔
内において、内視鏡検査と超音波検査とを併用できるこ
とになる。
【0012】内視鏡1は、挿入部2の基端部に本体操作
部3を連設したものからなり、また本体操作部3にはユ
ニバーサルコード4が引き出されており、このユニバー
サルコード4の基端部には、光源コネクタ5と電気コネ
クタ6とに分岐している。そして、光源コネクタ5及び
電気コネクタ6は、それぞれ光源装置及びプロセッサに
着脱可能に接続されるが、これら光源装置及びプロセッ
サは、通常、一体的に組み込み、かつ内視鏡画像を表示
するディスプレイを備えた光源ユニット7として構成さ
れる。
【0013】挿入部2は、その先端側から先端構成部2
a,アングル部2b及び軟性部2cとなっている。先端
構成部2aの先端面には、図2からも明らかなように、
照明窓10(図面上では2箇所設けられているが、必ず
しも2箇所とする必要はない)と観察窓11とが設けら
れており、照明窓10にはライトガイドの出射端が臨
み、また観察窓11に装着した対物レンズの結像位置に
は固体撮像素子を装着する。さらに、鉗子等の処置具を
導出するための処置具導出口12が開口している。処置
具導出口12から本体操作部3に設けた処置具導入部1
3までの間は処置具挿通チャンネル(図示せず)で接続
されている。アングル部2bは本体操作部3に設けたア
ングルノブ14の操作により上下及び左右に湾曲させる
ことができるようになっている。さらに、軟性部2cは
挿入経路に沿って任意の方向に曲がる軟性構造となって
いる。
【0014】ここで、アングル部2bを本体操作部3側
から遠隔操作で湾曲させることができるようにしている
のは、内視鏡観察機構を構成する観察窓11を所望の方
向に向けるためのものである。このために、アングル部
2bは、周知のように、節輪構造となし、かつ湾曲操作
のために操作ワイヤが挿通されている。操作ワイヤは、
上下一対または上下及び左右に各一対設けるようにして
おり、上下一対の操作ワイヤを設けた場合には、アング
ル部2bは上下方向に湾曲可能であり、また上下左右に
各一対設ければ、上下及び左右に湾曲させることがで
き、さらにそれらを複合操作することにおって、アング
ル部2bを捩るようにして、先端構成部2aの方向をさ
らに微細に制御できるようになる。
【0015】内視鏡1の挿入部2におけるアングル部2
bには、通常、上下及び左右に湾曲可能な構成となって
おり、図2において、P1 ,P2 ,P3 ,P4 で示した
位置に操作ワイヤが設けられ、P1 の位置の操作ワイヤ
を引っ張り、P2 の位置の操作ワイヤを押し出すように
操作すると、アングル部2bは矢印U方向、つまり上方
に向けて湾曲し、それとは逆の操作を行うと、アングル
部2bは矢印D方向、つまり下方に向けて湾曲する。ま
た、P3 ,P4 に位置する操作ワイヤの一方を引っ張
り、他方を押し出すように操作すると、アングル部2b
はそれぞれ矢印R方向(右向)、矢印L方向(左方)に
それぞれ湾曲する。従って、図2に線U−Dはアングル
部2bの上下方向の湾曲中心線であり、また線R−Lは
アングル部2bにおける左右方向の湾曲中心線である。
【0016】超音波検査装置20は、図1に示したよう
に、本体部21と信号ケーブル22とから構成される。
本体部21は、図3及び図4から明らかなように、その
先端部分が超音波走査部23であり、この超音波走査部
23には内視鏡連結部24が連設されている。さらに、
信号ケーブル22は、本体部21における内視鏡連結部
24から引き出されており、この信号ケーブル22の先
端部は超音波観測装置26に着脱可能に接続されるコネ
クタ25となっている。
【0017】内視鏡連結部24は挿入部2の先端構成部
2aを囲繞するように装着されるリング形状となってお
り、この内視鏡連結部24の先端側には、前方に向けて
下降する傾斜面となっており、この傾斜面の部分が超音
波走査部23である。この超音波走査部23には超音波
トランスデューサ27が装着されており、この超音波ト
ランスデューサ27は、短冊状となった超音波振動子2
7aを多数列設したものであり、従ってこれら超音波振
動子27aを順次作動させることによって、電子走査を
行うものである。従って、図示した超音波トランスデュ
ーサ27は電子リニア走査(またはコンベックス走査)
を行うのに適した構成となっている。そして、超音波ト
ランスデューサ27が装着されている超音波走査部23
は、その外形は全体が丸みを帯びて、エッジや尖った部
分が生じない表面形状となっている。
【0018】超音波走査部23における超音波トランス
デューサ27を構成する各超音波振動子27aには、そ
れぞれ信号線が接続されるが、これら各信号線はいずれ
も同軸線で構成されることになり、しかも実際に必要な
範囲で、必要な分解能となるように電子超音波走査を行
うためには、例えば100前後の超音波振動子27aを
配列した超音波トランスデューサ27を構成することに
なり、その配線の数は超音波振動子27aの数より若干
多くなる。これらの配線は、全て1本に束ねられて、内
視鏡連結部24に接続した信号ケーブル22内に挿通さ
れる。図5に示したように、信号ケーブル22は可撓性
チューブ22a内に多数の同軸線22bを収納させたも
のであり、この可撓性チューブ22aは扁平な形状とな
っている。そして、この信号ケーブル22は挿入部2に
おいて、少なくともアングル部2bと軟性部2cとの連
設部に至るまでは、その下部位置において、その表面が
アングル部2bにおける上下方向の湾曲中心線U−Dに
対して直交する方向に向いており、しかも幅方向の中心
線が湾曲中心線U−Dとほぼ一致する位置に配置され
る。
【0019】以上のように構成することによって、超音
波検査装置20を組み込まない状態で内視鏡1を単独で
使用することができる。この内視鏡1の挿入部2を体腔
内に挿入することによって、照明窓10から照明を行
い、観察窓11から得られる体腔内の観察を行うことが
できる。このようにして行われる内視鏡検査の結果、処
置すべき箇所や体腔内壁の組織を採取する必要があれ
ば、適宜の処置具を処置具導出口12から突出させて、
所要の処置を行うことができる。而して、この内視鏡1
は、一般的な内視鏡そのものであり、挿入部2には余分
な機構は全く設けられていないので、その外径寸法が大
きくなるようなことはなく、体腔内への挿入操作性が良
好となり、被験者に対する苦痛軽減が図られる。また、
観察窓11から得られる観察視野を制限することもない
ので、十分広い観察視野が得られる。従って、内視鏡検
査を円滑に行える。
【0020】一方、内視鏡検査と超音波検査とを併用す
る場合や、超音波検査のみを行う場合には、内視鏡1に
超音波検査装置20を組み込む。この超音波検査装置2
0の内視鏡1への組み込みは、その本体部21を構成す
る内視鏡連結部24を挿入部2の先端構成部2aに内視
鏡連結部24を嵌合させることによって、超音波検査装
置20を本体部21は挿入部2に連結した状態に固定す
ることにより行われる。信号ケーブル22は挿入部2に
沿って延在させるが、この信号ケーブル22は扁平であ
り、その表面は挿入部2の下面に沿って本体操作部3に
向けて延在させる。なお、信号ケーブル22における挿
入部2の軟性部2cにおいて、アングル部2bから十分
離れた位置で適宜の位置でバンド等で固定することもで
きる。
【0021】以上により超音波検査装置20は内視鏡1
に組み込まれて、内視鏡1における観察窓11で体腔内
の観察を行いながら、挿入部2及びこの挿入部2に装着
した超音波検査装置20の本体部21を体腔内に挿入す
る。挿入部2には超音波検査装置20の本体部21が連
結して設けられているので、この本体部21を設けた部
分が太径化することになる。従って、挿入経路における
狭窄な部位を通過させるに多少の困難が伴うことがあ
る。超音波検査装置20の本体部21を構成する超音波
走査部23が内視鏡1の挿入部2の先端部より前方に突
出しており、この超音波走査部23は先端に向かうに応
じて厚みが連続的に減少する傾斜面構造となっている。
従って、この超音波走査部23の先端により狭窄部を押
し広げるようにして挿入されるので、狭窄部分を円滑に
通過させることができる。
【0022】挿入部2の先端が超音波検査を行うべき臓
器や体腔管の内部にまで導かれると、内視鏡1による観
察下で超音波検査を行う位置を確認することができる。
そこで、超音波走査部23が超音波検査を行うべき位置
に配置されると、超音波トランスデューサ27を構成す
る超音波振動子27aを順次駆動することによって所定
の範囲にわたる超音波走査を行う。ここで、超音波トラ
ンスデューサ27から超音波が送信され、また体内組織
の断層部からの反射エコーを受信する際において、超音
波トランスデューサ27と体腔内壁との間に空気が介在
していると、超音波信号が極端に減衰するために、図6
に示したように、超音波トランスデューサ27を体腔内
壁に密着させる。
【0023】この超音波トランスデューサ27を体腔内
壁に密着させる操作は、内視鏡1の挿入部2におけるア
ングル部2bを湾曲操作する。而して、内視鏡1に超音
波検査装置20を組み込んだ時に、その超音波走査部2
3に設けた超音波トランスデューサ27は上方、つまり
内視鏡の観察窓11の方向に向いている。従って、超音
波トランスデューサ27を体腔内壁に密着させるには、
観察窓11における視野の上方、つまりアングル部2b
を図2の矢印U方向に湾曲操作するのが、観察視野と超
音波走査を行われる箇所との関係から、最も合理的であ
る。超音波検査装置20を構成する本体部21の内視鏡
連結部24からは信号ケーブル22が導出されており、
この信号ケーブル22は挿入部2に沿って延在されてい
る。従って、アングル部2bが湾曲する際には、この信
号ケーブル22におけるアングル部2bに沿った位置も
それに追従して湾曲する。
【0024】図5に示したように、信号ケーブル22は
扁平な形状となっているので、この信号ケーブル22が
容易に曲がる方向は、その表面が上下となる方向、即ち
図6に矢印で示した方向である。しかも、信号ケーブル
22はアングル部2bの湾曲に追従して曲がる時には、
アングル部2bの表面に押し付けられることになる。信
号ケーブル22の幅方向の中心位置をアングル部2bの
湾曲中心線U−Dとほぼ一致させるように配置してい
る。これによって、アングルノブ14の操作によるアン
グル部2bの湾曲操作時に、信号ケーブル22がこれに
円滑に追従して曲がるようになり、アングル部2bが捩
れたりすることがなくなる。その結果、超音波トランス
デューサ27を体腔内壁に当接させるために行われるア
ングル操作を円滑かつ確実に行い、超音波トランスデュ
ーサ27を狙った位置に当接させることができる。従っ
て、超音波トランスデューサ27を超音波検査を行うべ
き箇所に当接させる操作を極めて容易に、しかも迅速か
つ確実に行うことができる。
【0025】以上のように、超音波検査装置20を内視
鏡1に組み込むことによって、体内の組織状態に関する
情報を取得できるようになる。そして、超音波検査を行
っている間に、関心のある箇所等が発見されると、内視
鏡1の処置具導出口12から穿刺処置具を挿通させるこ
とによって、当該の部位の組織を採取したり、治療等の
処置を施すことができる。
【0026】次に、図7乃至図11に本発明の第2の実
施の形態を示す。この実施の形態においては、超音波検
査装置120の本体部121を内視鏡1の挿入部2にお
ける先端構成部2aに対して回転方向に位置決めできる
ようになし、かつ超音波検査により発見された関心のあ
る箇所に対して穿刺処置具を刺入して、組織の採取や治
療等を行うのに適した構成としたものを示す。
【0027】まず、図7及び図8に示したように、超音
波検査装置120にあっては、その本体部121におけ
る超音波走査部123と内視鏡載置部124との間に
は、ガイド部128が設けられ、このガイド部128は
内視鏡1の処置具導出口12から導出される穿刺処置具
Tをガイドするためのものであり、このガイド部128
は、超音波走査部123より上方に突出しており、この
突出部には穿刺処置具Tを通過させるトンネル128a
が形成されている。このトンネル部128aにはガイド
パイプ129が連結して設けられている。トンネル部1
28aは超音波走査部123側に向けて上方に向くよう
に所定角度傾斜しており、ガイドパイプ129は、所定
の長さ部分を湾曲させることによって、真直ぐな方向に
なるように方向転換させている。
【0028】以上のように構成することによって、超音
波検査装置120の本体部121を内視鏡1の挿入部2
における先端構成部2aに装着するに当っては、ガイド
パイプ129の先端部を内視鏡の処置具導出口12内に
挿入させるようにして組み付ける。これによって、超音
波検査装置120は確実に内視鏡1に対して所定の位置
に連結されることになる。そして、内視鏡1側の処置具
導入口13から挿入した穿刺処置具Tは、このガイドパ
イプ129を介して確実に超音波走査部123に装着し
た超音波トランスデューサ127の超音波観察視野内で
導出させることができる。
【0029】ここで、超音波トランスデューサ127
は、図9に示したように構成される。つまり、超音波ト
ランスデューサ127は、その表面側から音響レンズ層
127L,音響整合層127M,圧電素子127P,バ
ッキング材127Bからなる積層体で構成される。そし
て、バッキング材127Bの左右の両面にはフレキシブ
ル基板127S,127Sが張りつけられており、これ
ら両フレキシブル基板127Sには、超音波振動子12
7aを構成する短冊状に切断された圧電素子127Pに
接続した電極が所定数設けられている。信号ケーブル1
22を構成する各同軸線122bはこれら各電極に接続
される。従って、両フレキシブル基板127Sに接続し
たそれぞれ所定数の同軸線122bを別個に可撓性チュ
ーブ122aに束ねるようになし、もって図10に示し
たように、2本の分岐ケーブル122D,122Dを内
視鏡連結部124から延在させるようにする。
【0030】そして、これら2本の分岐ケーブル122
D,122Dは、アングル部2bにおける上下方向の湾
曲中心線U−D(図2参照)に対して左右対称となる位
置に配置する。さらに、各分岐ケーブル122D,12
2Dにおける超音波検査装置120の本体部121にお
いて、内視鏡連結部124側では下部位置に配置されて
いるが、アングル部2bに沿って基端側に向かうに応じ
て上方に変位させ、アングル部2bを通過した位置で上
部側で合流させて1本化した合流ケーブル122Jとし
ている。つまり、図11に示したように、信号ケーブル
122は、本体部121とそれから引き出されている分
岐ケーブル122D,122Dと合流ケーブル122J
への合流部までは閉鎖したループを形成し、内視鏡1の
挿入部2がこのループの内部を通すようにして、挿入部
2の先端構成部2aが本体部121の内視鏡接続部12
4に挿通されるようになっている。
【0031】このように構成することによっても、超音
波トランスデューサ127により超音波検査を行うべ
く、アングル部2bを図2の矢印U方向に湾曲操作した
時に、2本に分割した分岐ケーブル122D,122D
が均等に曲がるようになり、このU方向以外の方向に力
が作用することはない。また、信号ケーブル122Dは
アングル部2bに押されて曲がるのではなく、アングル
部2bに対して実質的に自由状態となっているので、ア
ングル操作時における抵抗の増大を最小限に抑制するこ
とができ、その操作性がさらに向上する。しかも、これ
ら2本の分岐ケーブル122D,122Dは自由状態に
なっているにも拘らず、アングル部2bの下部側から、
このアングル部2bを跨ぐようにして上部側で連結され
て合流ケーブル122Jとしているので、その間におい
てみだりに位置ずれ等を起こすことはない。
【0032】なお、超音波トランスデューサを体腔内壁
に押し付けるに当って、挿入部におけるアングル部の湾
曲方向を上方としたが、これは先端構成部における観察
窓と処置具導出口との位置関係によるものであり、例え
ば観察窓と処置具沿う津チャンネルが左右方向に並んで
いる場合等においては、信号ケーブルの配置を決定する
湾曲中心線はR−L方向の湾曲中心線を基準とするよう
にすれば良い。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上のように、内視鏡に着脱可
能に装着される超音波検査装置として、電子走査を行う
超音波トランスデューサを設けるようになし、この超音
波トランスデューサに接続される配線の数が多いため
に、信号ケーブルが太くなり、曲げに対する抵抗が大き
くなるものの、内視鏡に外付けで超音波検査装置を組み
込むに当って、この超音波検査装置における超音波トラ
ンスデューサを体腔内壁等に密着させる操作を正確かつ
容易に行える等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す分離可能型超
音波内視鏡において、超音波検査装置と内視鏡とを分離
した状態を示す全体構成図である。
【図2】内視鏡の挿入部の先端部を示す正面図である。
【図3】超音波検査装置の本体部を内視鏡の挿入部に連
結した状態を示す要部外観図である。
【図4】超音波検査装置の本体部の外観図である。
【図5】信号ケーブルの断面図である。
【図6】内視鏡に超音波検査装置を組み込んで超音波走
査を行っている状態を示す作用説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す分離可能型超
音波内視鏡の組み付け状態における要部外観図である。
【図8】図7の縦断面図である。
【図9】図7の分離可能型超音波内視鏡に装着される超
音波トランスデューサの構成説明図である。
【図10】第2の実施の形態における超音波検査装置の
信号ケーブルの引き出し状態を示す平面図である。
【図11】図7の側面図である。
【符号の説明】
1 内視鏡 2 挿入部 2a 先端構成部 2b アングル部 2c 軟性部 10 照明窓 11 観察窓 12 処置具導出口 20,120 超音波検査装置 21,121 本体部 22,122 信号ケーブル 22a,122a 可撓性チューブ 22b,122b 同軸線 23,123 超音波走査部 24,124 内視鏡連結部 27,127 超音波トランスデューサ 122D 分岐ケーブル 122J 合流ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 利男 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 吉原 正敏 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 河野 慎一 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 Fターム(参考) 4C061 AA00 BB00 CC00 DD00 FF35 FF50 JJ06 4C301 FF04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端構成部にアングル部を連設した挿入
    部を本体操作部に連結して設けた内視鏡と、所定数の超
    音波振動子をアレイ状に配列して、超音波電子走査を行
    う超音波トランスデューサを装着した超音波走査部と、
    この超音波走査部の基端側に連結して設けられ、前記先
    端構成部着脱可能に固定される内視鏡連結部と、前記超
    音波トランスデューサを構成する各超音波振動子に接続
    した配線を束ねて前記内視鏡連結部の基端位置から引き
    出した信号ケーブルとから構成され、前記信号ケーブル
    は断面が扁平な形状となし、少なくとも前記アングル部
    に沿う位置では、このアングル部の一方向への湾曲方向
    に対して直交する方向に平面を向けるように装着する構
    成としたことを特徴とする分離可能型超音波内視鏡。
  2. 【請求項2】 先端構成部にアングル部を連設した挿入
    部を本体操作部に連結して設けた内視鏡と、超音波振動
    子をアレイ状に配列して、超音波電子走査を行う超音波
    トランスデューサを装着した超音波走査部と、この超音
    波走査部より基端側の位置に連結して設けられ、前記先
    端構成部に着脱可能に固定される内視鏡連結部と、前記
    超音波トランスデューサを構成する各超音波振動子に接
    続した配線を束ねて前記内視鏡連結部の基端位置から引
    き出した信号ケーブルとから構成され、前記信号ケーブ
    ルは前記内視鏡連結部から2本引き出し、これら2本の
    信号ケーブルは、少なくとも前記アングル部に沿う位置
    では、このアングル部の一方向への湾曲中心線に対して
    ほぼ対称となる位置に配置する構成としたことを特徴と
    する分離可能型超音波内視鏡。
  3. 【請求項3】 前記アングル部の湾曲方向は上下方向で
    あることを特徴とする請求項1または請求項2記載の分
    離可能型超音波内視鏡。
  4. 【請求項4】 前記2本の信号ケーブルは、前記アング
    ル部を通過した位置で1本化する構成としたことを特徴
    とする請求項2記載の分離可能型超音波内視鏡。
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