JP2002345367A - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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JP2002345367A JP2001161881A JP2001161881A JP2002345367A JP 2002345367 A JP2002345367 A JP 2002345367A JP 2001161881 A JP2001161881 A JP 2001161881A JP 2001161881 A JP2001161881 A JP 2001161881A JP 2002345367 A JP2002345367 A JP 2002345367A
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reel
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fishing
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Wataru Tsutsumi
わたる 堤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リール本体に組み込まれた各種機構の駆動部分
の防水性が図れ、駆動部分の駆動性能の向上が図れる魚
釣用リールを提供することを目的とする。 【解決手段】本発明の魚釣用リールは、リール本体に設
けられる固定側部材と、この固定側部材に対して駆動さ
れる駆動部材との間に弾性変形可能な接触部50bを有
するシール部材50を介在させており、そのシール部材
は、固定側部材又は駆動部材のいずれか一方に固定する
ための固定部50aを備え、固定部50aの肉厚をT、
他方に当接する前記接触部b近傍の肉厚をtとしたと
き、T≧3tとなるように形成されていることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リール本体の駆動
部材部分に設けられるシール部材に特徴を有する魚釣用
リールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、魚釣用リールは、海水、水、異物
等がリール本体に付着して内部に侵入し易く、他の技術
分野の製品に比べて厳しい環境で使用されることが多
い。
【0003】一般的に、魚釣用リールには、スプールに
釣糸を巻き取る巻取り駆動機構、スプールに釣糸を平行
巻きするための釣糸平行巻き機構、スプールに制動力を
付与する制動機構等が設けられており、実釣時において
各機構の駆動部分に、海水、水、異物等が浸入するのを
阻止するように構成したものが、実開昭57―2011
73号、特開平11―220985号等に見られるよう
に公知となっている。すなわち、上記した各機構におけ
る駆動部分、例えば駆動軸とリール本体との間に、シー
ル部材を配置するのは一般的に公知となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな魚釣用リールに設けられるシール部材は、防水性を
確実なものとするべく、組み込み時に、固定側へ固定す
るための固定部が弾性変形して挟み付けられるように構
成されていることが好ましい。そして、シール部材とし
て一般的なゴム等による弾性部材を弾性変形させるため
の推奨変形許容量は、20%前後が好ましいと一般的に
いわれている。
【0005】また、シール部材は、各種の駆動部分と接
触して生じる抵抗を軽減するため、接触部(リップ形状
部)を薄肉状に形成するが、接触部を薄肉に形成する
際、その肉厚は、成形加工上の理由(金型による成形
性、バリ発生の防止、ゴムの成形時の膨張等)、及び材
質的な理由(薄すぎると、接触部先端や固定部の挟着圧
力でシール部材が切れる、ゴム表面の引っ張り力で先端
が丸くなる等)により、現状では0.3mm前後の厚さ
が限界といわれている。
【0006】しかし、シール部材を、前記接触部におけ
る限界肉厚といわれている0.3mm前後の厚さで形成
すると、圧入固定部の径方向への弾性変形により変形す
る量は、前記推奨許容量の20%を考慮した場合、変形
可能量が非常に少なく(0.06mm程度)なってしま
う。このため、組み付け部分に寸法誤差が生じると、充
分にシール部材を固定できず防水性能の低下が生じた
り、あるいは逆に圧着変形量が多すぎて(潰しすぎて)
シール部材を破損してしまうといった不具合が発生し、
寸法精度の面から必要以上のコストがかかってしまう。
【0007】ここで、シール部材を、推奨変形許容寸法
の出し易い肉厚に規定すると、全体的に厚肉形状とな
り、駆動部材が駆動する際、接触部の摩擦抵抗が大きく
なってしまい、駆動性能が著しく低下する不具合が生じ
てしまう。
【0008】この発明は、上記した問題に基づいてなさ
れたものであり、リール本体に組み込まれた各種機構の
駆動部分の防水性が図れると共に、駆動部分の駆動性能
の向上が図れる魚釣用リールを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明に係る魚釣用リールは、リール本体に設
けられる固定側部材と、この固定側部材に対して駆動さ
れる駆動部材との間に弾性変形可能な接触部を有するシ
ール部材を介在させており、前記シール部材は、前記固
定側部材又は前記駆動部材のいずれか一方に固定するた
めの固定部を備え、前記固定部の肉厚をT、他方に当接
する前記接触部近傍の肉厚をtとしたとき、T≧3tと
なるように形成されていることを特徴とする。
【0010】上述したように、リール本体に設けられる
駆動機構の駆動部分と接触して生じる抵抗を軽減するた
めには、接触部(リップ形状部)を薄肉状に形成するの
が好ましいが、接触部の薄肉化は、現状における技術で
は約0.3mm前後の肉厚が一般的には限界といわれて
いる。この場合、固定部の肉厚についても、接触部と同
等の肉厚にすると、推奨変形許容量を20%前後とし
て、許容量は0.06mm前後になってしまい、作成誤
差によって、隙間が生じて防水性が低下したり、潰しす
ぎによるシール部材の破損等、生産管理上の不具合が生
じ易くなってしまう。
【0011】この固定部における許容量については、生
産管理が行い易く、また、充分なつぶし量を確保するた
めに、最低でも0.2mm前後としておくのが好まし
く、この0.2mmを確保するためには、固定部は、最
低でも0.8mm以上の厚さが必要となり、前記推奨変
形許容量である20%前後を確実に維持するためには、
固定部の肉厚は、0.9mm以上は必要となる。
【0012】従って、接触部における肉厚を、現状にお
ける最低限界値と考えられる0.3mm前後に形成した
場合、その固定部の肉厚は、少なくとも0.9mm前後
あれば良いこととなり、固定部の肉厚をT、他方に当接
する前記接触部近傍の肉厚をtとしたとき、T≧3tと
することで、摩擦による駆動部材の駆動性能の低下を極
力防止して、その防水性が図れるようになる。
【0013】なお、前記の数値については、現状の技術
で考えられる数値を用いて説明しているが、上記の数値
に限定されるものではなく、今後の技術の進歩により、
シール部材の更なる薄肉化が可能となった場合において
も、本件構成が適用できることは言うまでもない。
【0014】また、前記の固定側部材とは、リール本体
自体、もしくはそれに設けられる部材が該当し、駆動部
材とは、そのような固定側部材に対して摺動、回転、回
動する等、移動する部材が該当する。さらに、固定部の
肉厚Tは、固定部における最大の肉厚部分によって定め
られ、接触部の肉厚tは、実際に接触がなされる部分の
近傍における肉厚によって定められる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る魚釣用リー
ルの一実施形態(スピニングリール)を示す図であり、
その内部構成を示した部分断面図である。最初にこの図
を参照して、魚釣用リールの全体的な構成について説明
する。
【0016】スピニングリール1は、リール本体2と、
リール本体前方に回転可能に配されたロータ3と、ロー
タ3の回転運動と同期して前後動可能に支持されたスプ
ール5とを有している。
【0017】前記ロータ3には、円筒部3aと一対のベ
ール支持部材(図示せず)が設けられており、各支持部
材の先端には、ベール3bを保持した一対のベール支持
アーム(片方のみ図示)3cが釣糸巻取り位置と釣糸放
出位置との間で反転可能に支持されている。また、一方
のベール支持アーム3cには、ベール3bの基端部との
間に、釣糸をスプール5に案内するための釣糸案内部8
が配設されている。
【0018】リール本体2内には、ハンドル軸9が回転
可能に支持されており、その突出端部には、ハンドル9
aが取り付けられている。ハンドル軸9には、以下に述
べる駆動機構及びオシレート機構が係合しており、前記
ロータ3及びスプール5は、ハンドル9aを巻取り操作
することで、これらの機構を介して、夫々回転駆動及び
前後動されるようになっている。
【0019】駆動機構は、前記ハンドル軸9に取り付け
られる駆動歯車(フェースギヤ)10と、ハンドル軸9
と直交する方向に延出し、内部に軸方向に延出する空洞
部が形成されたピニオン12とを備えている。このピニ
オン12の前部には、ピニオンと一体回転するように前
記ロータ3が取り付けられている。
【0020】ロータ3のピニオン12に対する取付け
は、図2に示すように、ロータの前壁部3dの中央に形
成された嵌合孔3eをピニオン12の外周に対して回り
止め固定すると共に、ピニオン12の先端部に形成され
た雄螺子部に対して、ロータナット13を螺入すること
でなされる。この場合、前壁部3dの中心部には、嵌合
孔3eと同芯で嵌合孔3eよりも大径の凹所3fが形成
されており、ここにロータナット13に形成された袋螺
子部13aが嵌合されて、ロータ3は抜け止めされた状
態でピニオン12に取り付けられている。
【0021】また、ピニオン12は、リール本体に対し
て、軸方向に複数箇所配設される軸受15,16,17
を介して、安定して回転できるように支持されており、
その空洞部には、ハンドル軸9と直交する方向に延出
し、先端側にスプール5を支持したスプール軸18が軸
方向に移動可能に挿通されている。
【0022】この場合、スプール軸18は、その外周が
ピニオン12の空洞部の内周と接触しないように、すな
わち両者の間に隙間が形成されるように、ピニオン12
の前方側においてロータ3との間で支持されると共に、
ピニオン12の後方側においてリール本体2との間で支
持されている。本実施の形態では、ピニオン12の前方
側における支持は、前記ロータ3を固定するロータナッ
ト(固定側部材)13との間に介在される軸受20(前
方側軸受)でなされ、ピニオン12の後方側における支
持は、リール本体2内に形成された支持部2bに支持さ
れた軸受21(後方側軸受)でなされる。
【0023】また、スプール軸18の後端部には、スプ
ール軸を前後動させるよう、前記オシレート機構が配設
されている。本実施形態におけるオシレート機構は、ス
プール軸18の後端部に取り付けられ、スプール軸に対
して略直交する方向に延出する長孔22aを有する摺動
体22と、前記駆動歯車10と一体的に設けられた歯車
10aに噛合する連動歯車23とを備えており、連動歯
車23には、径方向外側に、前記長孔22aと係合する
偏芯突部23aが突設されている。
【0024】これにより、連動歯車23がハンドル9a
の回転操作に伴って駆動歯車10を介して回転すると、
偏芯突部23aは、その回転軌跡により長孔22a内を
上下動し、摺動体22(スプール軸18)を前後動させ
る。
【0025】リール本体2には、ロータ3の逆回転を防
止するように逆転防止機構が設けられている。本実施形
態の逆転防止機構は、転がり式の一方向クラッチ25に
よって構成されており、この一方向クラッチは、リール
本体2の前部に突出形成された筒部2aとピニオン12
との間に配設されている。
【0026】リール本体の筒部2aの開口部分には、支
持体30が嵌合されており、一方向クラッチ25の抜け
止めを果たすと共に、ピニオン12を前方側で支持して
いる前記軸受15を支持している。また、筒部2aの先
端部分には、キャップ状の抜け止めカバー33が筒部2
aの外周との間で螺合されており、筒部2aの開口を覆
って前記軸受15、一方向クラッチ25及び支持体30
等を抜け止め規制している。
【0027】以上のように構成されたスピニングリール
によれば、ハンドル9aを巻取り操作することで、ロー
タ3が駆動歯車10及びピニオン12を介して回転駆動
され、かつスプール5が歯車10a、連動歯車23、摺
動体22及びスプール軸18を介して前後動されるの
で、釣糸は、ロータ3のベール支持アーム3cに設けら
れた釣糸案内部8を介してスプールに対して均等に巻回
される。
【0028】上記した構成のスピニングリールには、そ
の内部の適所に、海水、水、異物等の侵入を防止するた
めのシール部材が配設されている。このシール部材は、
固定がなされる部分(固定部)と接触部とを備えてお
り、前記固定部が、リール本体内の固定側部材に対して
取着されると共に、前記接触部が、固定側部材に対して
駆動されるスプール軸のような摺動部材やロータ等の回
転部材に接触するように配設される。
【0029】上記した構成のスピニングリールにおいて
は、ロータナット(固定側部材)13と、これに対して
摺動駆動されるスプール軸18との間にシール部材50
が配設されている。以下、図2及び図3を参照して、シ
ール部材50の構成について説明する。シール部材50
は、BR・SBR等のゴム系材料、及びシリコン系材料
等の弾性部材によって、一体成形されており、軸方向か
ら見て略輪帯形状をなし、その中央の孔部にスプール軸
18が挿通されるようになっている。
【0030】また、シール部材50は、軸受20との間
で所定の間隙を規定するように、ロータナット13に形
成された円周溝13bに取着される固定部50aと、前
記スプール軸18の外周と接触する接触部50bとを備
えている。この場合、接触部50bは、その先端縁が、
固定部50aに対して軸方向にオフセットすると共に、
固定部50aから中心部に向けて斜め前方に傾斜するよ
うに屈曲形成されている。そして、このように形成され
たシール部材50は、その固定部50aの肉厚をT、接
触部50bの肉厚をtとした場合、T≧3tとなるよう
に形成されている。
【0031】具体的には、スプール軸18と、接触部5
0bとの間での接触抵抗を軽減すべく、接触部50bの
肉厚tを限界の肉厚である0.3mmとした場合、固定
部50aの肉厚Tは、0.9mm以上となるように形成
されている。
【0032】このように、固定部50aの肉厚Tが0.
9mm以上となるように形成されることで、弾性部材と
しての推奨変形許容量を20%とした場合、その変形量
T1は、少なくとも0.18mmが確保されることとな
り、固定部を確実かつ防水性を最も効果的に向上させる
必要最小限の肉厚に設定しながら、接触部の柔軟性を持
たせることが可能となる。
【0033】また、固定部50aの肉厚が厚く、つぶし
代を大きく設定することができるので、組み込み時にお
ける固定部に高い寸法精度が必要とされなくなり、これ
により、製品誤差による不具合が減少し、防水性能が安
定する。すなわち、接触部に対して固定部が厚くつぶし
代を大きくできるため、組み込み精度が低くても、安定
した防水性能が得やすくなる。
【0034】また、接触部50bが薄肉厚に形成されて
いるため、その柔軟性が得られ、防水性能の向上を図り
ながら、スプール軸18はスムーズに移動することが可
能となる。なお、上述したように、接触部50bの先端
縁を固定部50aに対してオフセットさせ、かつ固定部
に対して傾斜するような屈曲状態で接触させたことで、
より柔軟に変形することが可能となり、スプール軸の摺
動をより滑らかにすることが可能となる。
【0035】なお、上記した実施形態のスピニングリー
ルでは、抜け止め部材(固定側部材)30と、これに対
して回転駆動されるロータ3との間に、同様な構成のシ
ール部材55が配設されているが、その固定部55aと
接触部55bについては、上述した数値関係となるよう
に形成されている。
【0036】図4(a)及び(b)は、上記した実施形
態に配設されるシール部材の変形例を示す図である。図
4(a)に示す変形例のシール部材60は、固定部60
aに対して接触部60bの接触部分がオフセットされて
いない構成を示しており、図4(b)に示す変形例のシ
ール部材60は、図4(a)に示す構成において、固定
部60aの取着基部を、厚肉方向及び径方向に所定量だ
け削除して切欠部60cを形成した構成を示している。
【0037】これらの構成においても、固定部60aの
肉厚をT、接触部60bの肉厚をtとした場合、T≧3
tとなるように形成されている。また、図4(b)に示
すように、固定部60aの取着基部を所定量だけ削除す
ることで、接触部60bを容易に変形させることが可能
となり、接触抵抗をより低減することが可能となる。
【0038】上述したように構成されるシール部材は、
魚釣用リールにおいて、固定側部材と駆動部材との間
で、様々な位置に取着することが可能である。すなわ
ち、図1に示した構成のスピニングリールでは、シール
部材は、リール本体2の内部以外にも、リール本体に対
して配設される部材において、その固定側部材とそれに
対して駆動される駆動部材との間にも設けておくことが
可能であり、例えば、釣糸案内部8の内部にも配設して
おくことが可能である。
【0039】図5は、その釣糸案内部8の内部構成を示
す図である。釣糸案内部8は、ベール支持アーム3cに
対してベールの基端部を保持したベール保持部3hがビ
ス8aによって固定され、ベール保持部3hに形成され
た軸部3iに、軸方向に2箇所配設された軸受8bを介
してラインローラ8cが回転可能に支持されることで構
成されている。
【0040】そして、固定側部材となるベール保持部3
hの軸部3iと、これに対して回転される駆動部材とな
るラインローラ8cとの間に、シール部材70,80が
配設されている。この場合、各シール部材70,80
は、いずれも固定部70a,80aに対して、径方向外
側に接触部70b,80bが形成された構成となってい
る。
【0041】前記シール部材70は、図6(a)に示す
ように、接触部70bの先端縁が固定部70aに対して
オフセットされていない構成を示しており、接触部70
bの肉厚t及び固定部70aの肉厚Tは、上述したよう
にT≧3tとなるように形成されている。また、前記シ
ール部材80は、図6(b)に示すように、接触部80
bの先端縁1が、固定部80aに対して軸方向にオフセ
ットすると共に、その先端が径方向外側に向けて傾斜す
るように屈曲形成されており、接触抵抗が軽減されるよ
うに構成されている。
【0042】このようなシール部材70,80において
も、上述した構成のシール部材と同様な作用効果が得ら
れる。なお、この実施形態では、釣糸案内部内に配設さ
れる2つのシール部材は、異なる構成として示したが、
2つのシール部材は、いずれか一方と同一構成であって
も良い。
【0043】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は、スピニングリール以外のリール(両軸受
型リール、電動リール等)にも適用可能であり、その固
定側部材と駆動部材との間に、上述したような構成のシ
ール部材が配設されていれば良い。また、上記したシー
ル部材は、各固定部が、上述した固定側部材に取着され
ていたが、固定部が駆動部材側に取着されていても良
い。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、リール本体に組み込ま
れた各種機構の駆動部分の防水性が図れると共に、その
駆動部分の駆動性能が向上した魚釣用リールが得られる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る魚釣用リールの一実施形態を示す
図であり、その内部構成を示した部分断面図。
【図2】ロータとピニオンとの取付け部分を拡大して示
す断面図。
【図3】図2に示すシール部材を拡大して示す断面図。
【図4】(a)および(b)を含み、夫々シール部材の
変形例を示す断面図。
【図5】図1に示したスピニングリールの釣糸案内部の
内部構成を示す断面図。
【図6】(a)および(b)を含み、夫々釣糸案内部の
内部に配設されるシール部材の構成例を示す図。
【符号の説明】
1 魚釣用スピニングリール 3 ロータ 5 スプール 12 ピニオン 18 スプール軸 50,55,60,70,80 シール部材 50a,55a,60a,70a,80a 固定部 50b,55b,60b,70b,80b 接触部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に設けられる固定側部材と、
    この固定側部材に対して駆動される駆動部材との間に弾
    性変形可能な接触部を有するシール部材を介在させてな
    る魚釣用リールにおいて、 前記シール部材は、前記固定側部材又は前記駆動部材の
    いずれか一方に固定するための固定部を備え、前記固定
    部の肉厚をT、他方に当接する前記接触部近傍の肉厚を
    tとしたとき、T≧3tとなるように形成されているこ
    とを特徴とする魚釣用リール。
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