JP2002344100A - 基板用誘電体材料及びその製造方法 - Google Patents
基板用誘電体材料及びその製造方法Info
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Abstract
整することが可能で、しかも誘電率が異なっても、熱膨
張係数が実質的に同じ基板を形成することができる基板
用誘電体材料とその製造方法を提供すること。 【解決手段】 合成樹脂(A)と無機誘電体粒子(B)とを含
有する基板用誘電体材料であって、(1)無機誘電体粒
子(B)が、比誘電率30以上の高誘電率無機誘電体粒子
(B1)と比誘電率5以下の低誘電率無機誘電体粒子(B2)と
を体積比〔(B1):(B2)〕1:99〜99:1で含有し、
かつ、(2)誘電体材料中の無機誘電体粒子(B)の体積
含有率が10〜95%であることを特徴とする基板用誘
電体材料。
Description
とその製造方法に関し、さらに詳しくは、合成樹脂と無
機誘電体粒子とを含有する基板用誘電体材料であって、
熱膨張係数を一定に維持しつつ、所望の誘電率に調整し
た基板を形成することができる基板用誘電体材料とその
製造方法に関する。また、本発明は、該基板用誘電体材
料を成型してなる基板上に導体回路を形成した回路基
板、該回路基板を有する多層基板に関する。本発明の基
板用誘電体材料は、マイクロ波電子機器などに用いられ
る多層プリント配線板の基板用に好適である。
電子機器に用いるプリント配線板の基板用誘電体材料に
も多様な性能が要求されるようになってきている。特
に、高速化、伝送能力の向上、衛星通信の利用可能など
のため、情報通信機器などの分野において、高周波用プ
リント配線基板に対する要求が高まっている。
低誘電率/低誘電正接の材料及び高誘電率/低誘電正接
の材料が要求されている。基板を低誘電率化すると、信
号伝播速度が向上するほか、伝送損失が低減する。基板
を高誘電率化すると、高周波数帯域での小型化が可能と
なるほか、高誘電率化により蓄えられる静電容量が大き
くなり、基板自体にコンデンサを形成することができ、
これによって、ノイズフィルタの機能を付与することが
できる。
ダンス、クロストークの減少などを目的として、低誘電
率基板が必要とされている。一方、高周波域における遅
延回路の形成、低インピーダンス回路における特性イン
ピーダンスの整合、コプレナー線路における特性インピ
ーダンスの整合、配線パターンの細密化、基板自体にコ
ンデンサー効果を持たせた素子の複合回路化等の要求か
ら、高誘電率基板が必要とされている。
任意の誘電率に設定できる基板用材料、及び異なる誘電
率を有する2種類以上の基板を積層した多層基板が必要
とされている。
て、基板には、薄肉化、軽量化、伝送ライン幅やピッチ
のファイン化、層間電気接続のためのビアの小径化が要
求されている。近年の情報通信システムの発達に伴い、
自動車電話、デジタル携帯電話等の携帯用移動体通信、
衛星通信などでは、メガヘルツ(MHz)からギガヘル
ツ(GHz)の高周波数帯域の電波が使用されている。
これらの通信手段として使用される情報通信機器では、
電子部品の小型化、軽量化、高密度実装化が図られてい
る。そのため、これらの情報通信機器に使用される基板
には、前記の如き特性が要求されている。
求められており、さらに、多層基板では、各基板間での
線熱膨張係数(以下、単に「熱膨張係数」ということが
ある)のマッチングが求められている。基板の熱膨張係
数が大きいと、搭載部品の熱膨張係数との差が大きくな
り、外部の熱履歴などにより熱応力が生じて接続が断線
しやすくなる。また、基板の熱膨張係数が大きいと、銅
メッキなどで形成されたメタライズ回路と基板との剥離
が生じやすくなる。さらに、多層基板における基板間で
の熱膨張係数の差が大きいと、基板間での層間剥離や接
着剤層の剥離などの問題が生じる。
り形成されたメタライズ回路(ビア部分を含む)との密
着性が良好で、剥離が生じ難い基板を形成できることが
求められている。そのために、均一かつ適度に粗面化す
ることができる基板を形成し得る基板用材料が必要であ
る。
ポキシ樹脂等をガラス布に含浸させ乾燥させて得られた
プリプレグを積層成形してなる基板が主流であった。特
に多層プリント配線板の製造方法では、内層配線を形成
した絶縁基板上に、ガラス布にエポキシ樹脂を含浸し、
半硬化状態にしたプリプレグを銅箔と重ね、加圧プレス
により積層一体化した後、スルーホールと呼ばれる層間
接続用の穴(ビア)を開け、スルーホール内壁と銅箔表
面上に無電解銅メッキを行った後に、不必要な銅を除去
して配線形成を行うものであった。低熱膨張特性を有す
るガラス布を利用することにより、基板の低熱膨張化を
図ることができる。しかし、このようなガラス布を含む
基板は、そのガラス布のために、薄肉化、軽量化、伝送
ライン幅やピッチのファイン化、ビアの小径化が困難で
ある。
成物を基板用誘電体材料として用い、相対的に熱膨張係
数の高い樹脂の含量を減少させることにより、基板全体
の熱膨張係数を小さくすることができる。その理由は、
合成樹脂の線熱膨張係数が一般に10〜100(ppm
/℃)程度のオーダーであるのに対して、無機充填剤の
線熱膨張係数が1(ppm/℃)程度の小さなオーダー
であるためである。また、無機誘電体粒子を利用するこ
とにより、基板の薄肉化や小型化などに対応することが
できる。さらに、無機誘電体粒子として、高誘電率の無
機誘電体粒子を使用することにより、高誘電率/低誘電
正接の基板を形成することができる。しかし、合成樹脂
に無機誘電体粒子を含有させただけでは、前記の如き要
求特性を充分に満足させることが困難である。
は、特定の耐熱性低誘電性高分子材料と充填剤とを含有
する複合誘電体材料組成物が提案されている。該公報に
は、充填剤として、ガラス繊維やセラミックス誘電体材
料が好ましいと記載されている。この複合誘電体材料組
成物を用いると、充填剤の種類と含量を変化させること
により、高周波数帯域において、比較的広範囲で任意の
比誘電率を有する基板を得ることができる。また、ガラ
ス布を用いていないため、基板の薄肉化が可能である。
方法によれば、基板の比誘電率を任意に設定することが
できるものの、充填剤の含量が変化するにつれて、基板
の熱膨張係数が大きく変動してしまう。前記公報の実施
例には、耐熱性低誘電性高分子材料に種々の割合でガラ
ス繊維を配合した組成物から形成された基板が示されて
いるが(表6)、該高分子材料100重量部に対するガ
ラス繊維の配合割合を5重量部、40重量部、及び10
0重量部と変化させると、それにしたがって誘電率の大
きい基板を得ることができるものの、基板の線熱膨張係
数(ppm/℃)が210、110、及び60と急激に
低下することが示されている。そのため、誘電率が異な
る基板を積層した多層基板では、基板間の熱膨張係数の
差が大きくなり、層間剥離や層間の接着剤の剥離、さら
には、接続の断線などが生じやすくなる。
を充填した基板用誘電体材料は、該無機誘電体粒子の含
量が少ない場合には、基板の熱膨張係数を充分に小さく
することができない。そのため、誘電率が比較的小さな
基板の場合は、熱膨張係数の差異に起因する搭載部品と
の間の接続の断線や接続部の破壊、メタライズ回路の剥
離が生じやすい。
を充填した基板用誘電体材料は、該無機誘電体粒子の含
量が少ない場合には、サブミクロンオーダーで微細かつ
均一に粗面化することが難しい。銅メッキなどにより基
板をメタライズ化する前に、一般に、サンドブラストな
どの物理的方法やエッチング剤を用いた化学的方法によ
り、粗面化処理を行うが、無機誘電体粒子の含量が少な
い基板では、サブミクロンオーダーで微細かつ均一に粗
面化することが困難である。そのため、メタライズ回路
の剥離が生じやすくなる。また、基板の粗面化処理に際
して、無機誘電体粒子部分と比較して樹脂部分が容易に
エッチングされるため、合成樹脂と無機誘電体粒子との
割合が異なると、粗面化状態も変動する。
を充填した基板用誘電体材料は、該無機誘電体粒子の含
量を多くして高誘電率化すると、基板が重くなってしま
う。一般に、合成樹脂の比重は、1〜1.5程度である
のに対して、高誘電率の無機誘電体粒子の比重は、3〜
6程度と大きい。そのため、高誘電率の無機誘電体粒子
を多量に含有する基板は、比重が大きくなって重さが増
し、軽量化が難しくなる。
樹脂と無機誘電体粒子とを含有する基板用誘電体材料で
あって、低誘電率から高誘電率まで所望の誘電率に調整
することが可能で、しかも誘電率が異なっても、熱膨張
係数が実質的に同じ基板を形成することができる基板用
誘電体材料とその製造方法を提供することにある。ま
た、本発明の目的は、薄肉化、軽量化、伝送ライン幅や
ピッチのファイン化、層間電気接続のためのビアの小径
化などが可能な基板用誘電体材料とその製造方法を提供
することにある。
さくすることができ、比較的誘電率が低い基板であって
も、熱膨張係数を小さくすることが可能で、しかも粗面
化が容易で、メタライズ回路の剥離が生じ難い基板を形
成することができる基板用誘電体材料とその製造方法を
提供することにある。さらにまた、本発明の目的は、高
誘電率化しても、軽量化が可能な基板用誘電体材料とそ
の製造方法を提供することにある。本発明の他の目的
は、このような基板用誘電体材料を用いて、回路基板及
び多層基板を提供することにある。
鋭意研究を行った結果、合成樹脂と無機誘電体粒子とを
含有する基板用誘電体材料において、無機誘電体粒子と
して、高誘電率の無機誘電体粒子と低誘電率の無機誘電
体粒子とを組み合わせて使用する方法に想到した。本発
明によれば、無機誘電体粒子の合計の体積含有率を実質
的に一定の割合に保持したままで、高誘電率の無機誘電
体粒子と低誘電率の無機誘電体粒子との体積比を変化さ
せることにより、誘電率が異なるものの、熱膨張係数が
実質的に同じ基板を作製することができる。
さな基板であっても、低誘電率の無機誘電体粒子の含量
を多くすることにより、熱膨張係数を小さくすることが
でき、メタライズ化のための粗面化処理も容易になる。
さらに、低誘電率の無機誘電体粒子として、中空無機粒
子や多孔質無機粒子などの比重の小さな無機粒子を使用
することにより、誘電率を高くしても軽量化が可能な基
板を提供することができる。本発明の基板用誘電体材料
は、メタライズ化による回路基板の形成に好適である。
また、該回路基板は、熱膨張係数をマッチングさせるこ
とができるため、多層基板の形成に好適である。本発明
は、これらの知見に基づいて完成するに至ったものであ
る。
ば、合成樹脂(A)と無機誘電体粒子(B)とを含有する基板
用誘電体材料であって、(1)無機誘電体粒子(B)が、
比誘電率30以上の高誘電率無機誘電体粒子(B1)と比誘
電率5以下の低誘電率無機誘電体粒子(B2)とを体積比
〔(B1):(B2)〕1:99〜99:1で含有し、かつ、
(2)誘電体材料中の無機誘電体粒子(B)の体積含有率
が10〜95%であることを特徴とする基板用誘電体材
料が提供される。
体粒子(B)とを含有する基板用誘電体材料中の無機誘電
体粒子(B)の体積含有率を±5%以内に維持しながら、
相対的に誘電率が高い無機誘電体粒子と相対的に誘電率
が低い無機誘電体粒子との体積比を変化させることによ
り、所望の誘電率に調整することを特徴とする基板用誘
電体材料の製造方法が提供される。
材料を成型してなる基板上に導体回路を形成してなる回
路基板が提供される。さらに、本発明によれば、該回路
基板であって、基板中の無機誘電体粒子(B)の体積含有
率が±5%以内で実質的に同じであるが、高誘電率無機
誘電体粒子(B1)と低誘電率無機誘電体粒子(B2)との体積
比が異なる少なくとも2枚の回路基板を積層してなる多
層基板が提供される。
なく、例えば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、シア
ネートエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ビスマレイミド
樹脂、ポリオレフィン樹脂、フッ素樹脂、ポリフェニレ
ンオキサイド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、環状
オレフィン樹脂、及びこれらの2種類以上の混合物を挙
げることができる。これらの中でも、エポキシ樹脂、フ
ッ素系樹脂、シアネートエステル樹脂、または熱硬化性
ポリイミド樹脂が好ましい。
フルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレ
ン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(P
FA)、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロ
オピレン共重合体(FEP)、パーフルオロ環状重合体
(THE/PDD)などが挙げられる。これらのフッ素
樹脂は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わ
せて使用することができる。これらのフッ素樹脂の中で
も、PFAが好ましい。
ド樹脂、付加型ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹
脂、ポリエーテルイミド樹脂などが挙げられる。ポリイ
ミド樹脂の中でも、高圧の圧縮成形が必要な樹脂は、無
機誘電体粒子として中空無機粒子あるいは多孔質無機粒
子などを配合する場合には、これらの無機誘電体粒子が
破壊する恐れがあるので好ましくない。溶融成形をする
ことができる付加重合型の熱硬化性ポリイミド樹脂が好
ましい。エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂は、一般に、
硬化剤や硬化助剤などとの組成物として用いられる。
に誘電率が高い無機誘電体粒子と相対的に誘電率が低い
無機誘電体粒子とを用いて、基板用誘電体材料、ひいて
は基板の誘電率の調整を行う。これらの無機誘電体粒子
は、特に限定されないが、相対的に誘電率が高い無機誘
電体粒子としては、比誘電率が好ましくは30以上、よ
り好ましくは50以上、特に好ましくは100以上の高
誘電率無機誘電体粒子(B1)を用いることが望ましい。相
対的に誘電率が低い無機誘電体粒子としては、比誘電率
が好ましくは5以下、より好ましくは4以下の低誘電率
無機誘電体粒子(B2)を使用することが望ましい。比誘電
率は、温度25℃、周波数10GHzで測定した値であ
る。
ては、例えば、酸化チタン、チタン酸カルシウム、チタ
ン酸ストロンチウム、チタン酸リチウムなどが挙げられ
る。高誘電率無機誘電体粒子(B1)は、比誘電率が30以
上で、かつ、誘電正接が0.01以下と低いものである
ことが好ましい。この高誘電率無機誘電体粒子(B1)の比
誘電率は、多くの場合、200〜300程度の高い場合
に、特に良好な結果を得ることができる。高誘電率無機
誘電体粒子(B1)は、それぞれ単独で、あるいは2種以上
を組み合わせて使用することができる。
が好ましくは100μm以下、より好ましくは30μm
以下、特に好ましくは10μm以下の微粒子であること
が、ギガヘルツ帯の高周波域においても安定した電気特
性を得ることができるので望ましい。多くの場合、高誘
電率無機誘電体粒子(B1)の平均粒径が1μm以下で特に
良好な結果を得ることができる。
用する合成樹脂よりも比誘電率が低い無機誘電体粒子で
あることが特に好ましい。また、低誘電率無機誘電体粒
子(B2)としては、中空無機粒子や多孔質無機粒子など
で、使用する合成樹脂よりも比重が小さいものが好まし
い。比重の小さい低誘電率無機誘電体粒子(B2)を用いる
ことにより、基板の軽量化を図ることができる。特に、
比重の大きい高誘電率無機誘電体粒子(B1)を配合するこ
とにより、基板用誘電体材料の誘電率を高める場合、比
重の小さい低誘電率無機誘電体粒子(B2)を併用すること
により、高誘電率化と基板の軽量化とのバランスを図る
ことができる。
中空ガラス粒子の如き、熱膨張係数が小さいSiO2成
分を多く含むものが好ましく、SiO2成分を95%以
上含むものがより好ましい。これらの低比重で低誘電率
の無機誘電体粒子の熱膨張係数が小さいことによって、
基板の熱膨張係数を低く抑えることができる。低誘電率
無機誘電体粒子(B2)の平均粒径は、好ましくは100μ
m以下、より好ましくは70μm以下、特に好ましくは
50μm以下である。低誘電率無機誘電体粒子(B2)とし
て、このような微粒子を用いることにより、ギガヘルツ
帯の高周波域においても安定した電気特性を得ることが
できる。
する基板用誘電体材料中の無機誘電体粒子(B)の体積含
有率を±5%以内に維持しながら、相対的に誘電率が高
い無機誘電体粒子と相対的に誘電率が低い無機誘電体粒
子との体積比を変化させることにより、所望の誘電率に
調整した基板用誘電体材料を製造する。相対的に誘電率
が高い無機誘電体粒子としては、比誘電率30以上の高
誘電率無機誘電体粒子(B1)が好ましく、相対的に誘電率
が低い無機誘電体粒子としては、比誘電率5以下の低誘
電率無機誘電体粒子(B2)が好ましい。
子(B)の体積含有率は、通常10〜95%、好ましくは
20〜90%、より好ましくは25〜80%、特に好ま
しくは30〜70%である。無機誘電体粒子(B)とし
て、高誘電率無機誘電体粒子(B1)と低誘電率無機誘電体
粒子(B2)とを併用する場合には、無機誘電体粒子(B)の
体積含有率は、両者の合計〔(B1)+(B2)〕を基準とす
る。無機誘電体粒子(B)の体積含有率が小さすぎると、
基板の熱膨張係数を充分に低くすることが困難になり、
均一かつ充分な粗面化も困難になる。無機誘電体粒子
(B)の体積含有率が大きすぎると、基板の軽量化が難し
く、成形性にも問題が生じやすい。
対的に誘電率が低い無機誘電体粒子との体積比は、所望
の割合で変動させることができる。この場合、基板用誘
電体材料中の無機誘電体粒子(B)の体積含有率を±5%
以内に維持すると、誘電率が異なるものの、熱膨張係数
が実質的に一定の基板を得ることができる。より具体的
には、例えば、基板用誘電体材料中の無機誘電体粒子
(B)の体積含有率が50%である場合、無機誘電体粒子
(B)の体積含有率が50±5%以内、好ましくは同じ5
0%になるように維持しながら、相対的に誘電率が高い
無機誘電体粒子と相対的に誘電率が低い無機誘電体粒子
との体積比を変動させると、異なる誘電率を有し、か
つ、熱膨張係数が実質的に同じ複数の基板を製造するこ
とができる。
誘電体粒子(B1)と低誘電率無機誘電体粒子(B2)とを併用
する場合には、両者の体積比〔(B1):(B2)〕を好ましく
は1:99〜99:1、より好ましくは5:95〜9
5:5、特に好ましくは10:90〜90:10の範囲
内で変動させることが望ましい。低誘電率無機誘電体粒
子(B2)として中空無機粒子や多孔質無機粒子などの低比
重の無機誘電体粒子を使用して基板の軽量化を図る場合
には、両者の体積比〔(B1):(B2)〕を多くの場合85:
15〜30:70の範囲内で変動させることにより、良
好な結果を得ることができる。
誘電体粒子(B)を分散させる方法としては、特に限定さ
れないが、例えば、合成樹脂が熱硬化性樹脂であって、
未硬化樹脂が液状である場合には、未硬化の熱硬化性
樹脂に無機誘電体粒子を含浸させ、回転等により攪拌混
合したり、無機誘電体粒子をモールドに詰めておき、
未硬化の熱硬化性樹脂をそのモールド内に注入してもよ
い。熱硬化性樹脂が固形粉末の場合には、それを無機誘
電体粒子と回転等により攪拌混合させることができる。
合成樹脂が熱可塑性樹脂の場合には、加熱機能と混練機
能を備えたバンバリーミキサー、加熱ニーダー、ロー
ル、またはスクリュー押出機などを用いて、無機誘電体
粒子と溶融混練することにより混合することができる。
樹脂組成物(基板用誘電体材料)は、液状の場合には、
所望の形状のモールド内に注入し、硬化させることによ
り、所望形状の基板(誘電体)を得ることができる。樹
脂組成物が常温で固形の場合には、所望の形状のモール
ド内で熱溶融させ、プレス成形等により、所望形状の基
板(誘電体)を得ることができる。基板の形状は、多く
の場合板状であるが、必要に応じて、板状以外の複雑な
形状にすることができる。薄肉基板を製造する場合に
は、成形時に、直接薄肉成形することにより薄肉成形体
を製造してもよいし、厚肉成形品を成型した後、機械加
工等により必要な厚みに薄肉化してもよい。
ズすることにより、回路基板を作製することができる。
メタライズさせる導体としては、好ましくは高導電率を
有する銅が用いられ、その上に防錆のためニッケル及び
金メッキを行うことが好ましい。メタライズにより回路
を形成する方法としては、フォトリソグラフ法により回
路パターンを形成する方法がある。例えば、基板の全面
にメッキ、蒸着、スパッタリング、あるいは銅箔の貼付
によりメタライズした後、レジストを用いたフォトリソ
グラフ技術により、不要な部分を銅エッチングするサブ
トラクティブ法、基板表面に印刷またはフォトエッチン
グ法によりレジストパターンを形成した後、基板用誘電
体の露出部に銅メッキ等を行うアディティブ法、あるい
は、これらの中間のセミアディティブ法などが挙げられ
る。基板とメタライズにより形成した導体回路との間の
密着性を高めるために、基板表面をメタライズする前
に、サンドブラスト等の物理的手法、あるいは化学エッ
チング剤を使う化学的手法により粗面化することが好ま
しいことが多い。
ムを用いて熱プレスするなどの方法により多層化するこ
とができる。層間の電気接続のためのビアは、ドリルま
たはレーザーによる穴あけの後、スルーホール銅メッキ
を行うことなどにより形成することができる。
(A)と無機誘電体粒子(B)とを含有する基板用誘電体材料
であって、(1)無機誘電体粒子(B)が、比誘電率30
以上の高誘電率無機誘電体粒子(B1)と比誘電率5以下の
低誘電率無機誘電体粒子(B2)とを体積比〔(B1):(B2)〕
1:99〜99:1で含有し、かつ、(2)誘電体材料
中の無機誘電体粒子(B)の体積含有率が10〜95%で
あることを特徴とする基板用誘電体材料である。これら
各成分の種類や好ましい体積比、体積含有率などは、前
記したとおりである。
とすることができる。この基板上に、導体回路を形成す
れば回路基板を得ることができる。これらの回路基板で
あって、基板中の無機誘電体粒子(B)の体積含有率が±
5%以内で実質的に同じであるが、高誘電率無機誘電体
粒子(B1)と低誘電率無機誘電体粒子(B2)との体積比が異
なる少なくとも2枚の回路基板を用いて、多層基板を作
製すると、各回路基板の熱膨張係数が実質的に同じであ
るため、層間剥離などの不都合を生じることがない。
成型した基板は、誘電率を好ましい範囲に調整すること
により、特性インピーダンス整合配線を形成することが
できる。配線パターンの細密化、基板の薄肉化、軽量
化、伝送ライン幅やピッチのファイン化、層間電気接続
のためのビアの小径化などが可能である。
は、マイクロストリップアンテナがある。すなわち、基
板中の無機誘電体粒子の体積含有率が±5%以内で実質
的に同じであるが、相対的に誘電率が高い無機誘電体粒
子と相対的に誘電率が低い無機誘電体粒子との体積比が
異なる少なくとも2枚の回路基板を積層してなる多層基
板からなり、相対的に誘電率が低い基板をアンテナ素子
層とし、相対的に誘電率が高い基板を給電素子層とする
マイクロストリップアンテナである。
体例の層構成を示す説明図である。図3の層構成では、
マイクロストリップアンテナ素子回路のパターン5を例
えばサブトラクティブ法により形成した基板1と、マイ
クロストリップライン6、スルーホール7、及びスルー
ホール8を形成した基板2〜4とを接着シートを用いて
圧着させて、4層から成るマイクロストリップアンテナ
としている。
後述の実施例に示すように、基板2の裏側のコプレナー
ウェイブガイド線路に、コプレナープローブを介して、
ネットワークアナライザでアンテナ特性を示す電圧定在
波比(VSWR)を測定すると、35GHzにおいて、
VSWR=1.2〜1.3と小さく、VSWRが2以下
となる周波帯域は6GHzと広帯域で、良好な特性を示
すことができる。さらに、温度サイクル試験を実施した
後においても、層間の外観に異状が無く、35GHzに
おいて、VSWR=1.2〜1.3という小さな値が得
られ、VSWRが2以下となる周波数帯域も6GHzと
変わらず、良好な特性を維持することができる。
おいて、小型・薄型・軽量のアンテナが求められている
が、本発明のマイクロストリップアンテナは、これらの
要求を満足させることができる。マイクロストリップア
ンテナの給電方式としては、プローブ給電の他、放射導
体であるパッチと地導体板間にマイクロストリップ給電
線路を挿入し、電磁的に結合させる近接結合給電を用い
たアンテナ(図3及び図4)や、地導体板上に設けたス
ロットを介した開口結合給電を用いたアンテナ(図5)
が開発されている。
る近接結合給電方式のマイクロストリップアンテナの一
例の断面図を示す。アンテナ素子層(基板)42上に
は、アンテナ素子41が設けられており、一方、給電回
路層(給電素子層;基板)44には、グランド(導体)
45が設けられている。アンテナ素子層42と給電回路
層44は、給電線路43を挟んで圧着されており、給電
線路には、給電46が行われるようになっている。
式のマイクロストリップアンテナの一例の断面図を示
す。層構成は、アンテナ素子51、アンテナ素子層5
2、グランド53、給電回路層54、給電線路55、及
びスロット56からなる。
ついてより具体的に説明する。物性及び特性の測定法
は、次のとおりである。
0GHz帯で比誘電率を測定した。 (2)比重 無機誘電体粒子を配合した樹脂組成物を用いて成形体を
作製し、この成形体の比重を測定した。 (3)ガラス転移温度(Tg) 前記成形体を用いて、示差走査熱量計(DSC)法によ
り、ガラス転移温度を測定した。
線熱膨張係数を測定し、室温(25℃)から150℃ま
での測定値の平均値を示した。 (5)成形体の比誘電率及び誘電正接 前記成形体を用いて、導波管法により10GHz帯での
比誘電率と誘電正接を測定した。導波管法では、導波管
(WRJ−10)に試験片を挿入し、ネットワークアナ
ライザで共振周波数等を求め、それと試験片厚みから比
誘電率及び誘電正接を求めた。
体(基板)を作製した。該成形体の表裏に銅メッキを行
い、次いで、表面のみのエッチングで銅ラインパターン
を形成させた。銅ラインパターン上にニッケル及び金メ
ッキを行い、マイクロストリップライン回路基板サンプ
ルを作製した。この回路基板サンプルについて、1〜2
0GHzの範囲で特性インピーダンスを測定し、50±
5Ωに特性インピーダンスを整合できた場合を○とし、
できなかった場合を×として示した。
a)を測定した。 (8)剥離試験 基板上に形成したメッキ層の剥離試験は、JIS C−
6481に記載の碁盤目剥離試験に従って行った。メッ
キ層の剥離がなかった場合を○とし、一部でも剥離があ
った場合を×として示した。剥離があった場合には、そ
の割合を%で示した。また、温度サイクル試験後の碁盤
目剥離試験を行った。温度サイクル試験は、「130℃
/15分→25℃/15分→−45℃/15分→25℃
/15分」を1サイクルとし、1000サイクル行っ
た。
製、リカレジンHBE−100)100重量部に対し
て、硬化剤としてメチルナジック酸無水物90重量部、
及び硬化促進剤として2−エチル−4−メチルイミダゾ
ール0.5重量部を添加して、未硬化の熱硬化性樹脂組
成物を調製した。
誘電体粒子とを表1に示す配合割合(体積分率)で配合
し、次いで、配合物を所定形状の型内に注入し、150
℃の温度で硬化させて2種類の成形体(横300mm
×縦300mm×厚み10mmの成形体、及び横30
0mm×縦300mm×厚み0.25mmの成形体)を
作製した。高誘電率無機粒子としてチタン酸ストロンチ
ウム(共立マテリアル製、ST、比誘電率200〜30
0、平均粒径<1μm)を用い、低誘電率無機粒子とし
て中空ガラス粒子(富士シリシア製、フジバルーンH3
0、比誘電率1.4、平均粒径40μm)を用いた。
を測定し、DSC法でガラス転移温度を測定し、TMA
法で熱膨脹係数(室温から150℃での平均値)を測定
し、さらに、導波管法で10GHz帯での比誘電率と誘
電正接を測定した。一方、0.25mm厚の成形体の表
裏に銅メッキを行い、表面のみのエッチングで銅ライン
パターンを形成させ、次いで、銅層の上に、ニッケル及
び金メッキを行い、マイクロストリップライン回路基板
サンプルを得た。その基板について、1〜20GHzの
範囲で特性インピーダンスを測定した。結果を表1に示
す。
電率200〜300、平均粒径<1μm (2)低誘電率無機粒子:中空ガラス粒子、比誘電率1.
4、平均粒径40μm
製、PF−011)と下記2種の無機誘電体粒子とを表
2に示す配合割合(体積分率)でロール混練してシート
化し、次いで、該シートを320℃に加熱してPFAを
溶融させ、そして、10kgf/cm2でプレスして圧
延し、薄肉成形体(横300mm×縦300mm×厚み
0.25mm)を作製した。高誘電率無機粒子としてチ
タン酸ストロンチウム(共立マテリアル製、ST、比誘
電率200〜300、平均粒径<1μm)を用い、低誘
電率無機粒子として中空ガラス粒子(富士シリシア製、
フジバルーンH30、比誘電率1.4、平均粒径40μ
m)を用いた。これ以外は実施例1と同様に行って、特
性を評価した。結果を表2に示す。
電率200〜300、平均粒径<1μm (2)低誘電率無機粒子:中空ガラス粒子、比誘電率1.
4、平均粒径40μm
チバ製、AroCy M)100重量部に対して、ノニ
ルフェノール2重量部、及び6%ナフテン酸銅0.05
重量部を加えて未硬化の樹脂組成物を調製した。この樹
脂組成物と下記2種の無機誘電体粒子とを表3に示す配
合割合(体積分率)で配合し、次いで、配合物を所定形
状の型内に注入し、250℃の温度で樹脂を硬化させ
て、2種類の成形体(横300mm×縦300mm×
厚み10mmの成形体、及び横300mm×縦300
mm×厚み0.25mmの成形体)を作製した。高誘電
率無機粒子としてチタン酸ストロンチウム(共立マテリ
アル製、ST、比誘電率200〜300、平均粒径<1
μm)を用い、低誘電率無機粒子として中空ガラス粒子
(富士シリシア製、フジバルーンH30、比誘電率1.
4、平均粒径40μm)を用いた。これ以外は実施例1
と同様に行って、特性を評価した。結果を表3に示す。
電率200〜300、平均粒径<1μm (2)低誘電率無機粒子:中空ガラス粒子、比誘電率1.
4、平均粒径40μm
ジカルボン酸エステルとメチレンジアニリンとベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸エステルより合成した熱硬化性
ポリイミド樹脂を粉末化した。この熱硬化性ポリイミド
樹脂粉末と下記2種の無機誘電体粒子とを表4に示す配
合割合(体積分率)で配合し、次いで、230℃で樹脂
を溶解させて、そして、14kgf/cm2でプレス
し、320℃で熱硬化させて成形体(横300mm×縦
300mm×厚み10mm)を作製した。さらに、該成
形体をフライス盤で表裏片面づつ厚み方向に研削するこ
とにより、0.5mmの厚みに薄肉加工して、基板(横
300mm×縦300mm×厚み0.5mm)を作製し
た。高誘電率無機粒子としてチタン酸ストロンチウム
(共立マテリアル製、ST、比誘電率200〜300、
平均粒径<1μm)を用い、低誘電率の無機粒子として
中空ガラス粒子(富士シリシア製、フジバルーンH3
0、比誘電率1.4、平均粒径40μm)を用いた。こ
れ以外は実施例1と同様に行って、特性を評価した。結
果を表4に示す。
電率200〜300、平均粒径<1μm (2)低誘電率無機粒子:中空ガラス粒子、比誘電率1.
4、平均粒径40μm
チバ製、AroCy M)100重量部に対して、ノニ
ルフェノール2重量部、及び6%ナフテン酸銅0.05
重量部を加えて未硬化の樹脂組成物を調製した。この樹
脂組成物と下記2種の無機誘電体粒子とを表5に示す配
合割合(体積分率)で配合し、次いで、配合物を所定形
状の型内に注入し、250℃の温度で硬化させて、2種
類の成形体(横300mm×縦300mm×厚み10
mm、及び横300mm×縦300mm×厚み0.2
5mm)を作製した。高誘電率無機粒子としてチタン酸
ストロンチウム(共立マテリアル製、ST、比誘電率2
00〜300、平均粒径<1μm)を用い、低誘電率の
無機粒子として中空ガラス粒子(富士シリシア製、フジ
バルーンH30、比誘電率1.4、平均粒径40μm)
を用いた。これ以外は実施例1と同様に行って、特性を
評価した。結果を表5に示す。
電率200〜300、平均粒径<1μm (2)低誘電率無機粒子:中空ガラス粒子、比誘電率1.
4、平均粒径40μm
電体粒子を配合したシアネートエステル樹脂組成物から
作製した試料について、実施例3及び比較例1の実験デ
ータから、比誘電率と熱膨張係数との関係をプロットし
て図1に示した。図1から明らかなように、比較例1と
比べて、実施例2の試料の方が、比誘電率を変化させて
も熱膨脹係数の変化が小さいことが分かる。
子を配合したシアネートエステル樹脂組成物から作製し
た試料について、実施例3及び比較例1の実験データか
ら、比誘電率と比重との関係をプロットして図2に示し
た。図2から明らかなように、比較例1と比べて、実施
例3の試料の方が、ほぼ同じ比誘電率であっても比重が
小さいことが分かる。すなわち、本発明によれば、所望
の比誘電率を有する基板の軽量化が可能であることが分
かる。
o.9〜12の基板(厚み0.25mm)の表面全体を
過マンガン酸カリウム液を用いた化学エッチングによる
粗面化処理を行ったところ、表6に示すように、全ての
基板で表面粗さ(Ra)が0.25〜0.30μmの粗
面が得られた。それらの粗面化した基板の表面全体に銅
メッキ(無電解銅メッキ+電解メッキ;計10μm厚)
を行い、防錆のためのニッケル下地金メッキを行った上
で、JIS C−6481の碁盤目剥離試験を行った結
果、剥離はみられなかった。さらに、「130℃/15
分→25℃/15分→−45℃/15分→25℃/15
分」を1サイクルとし、1000サイクルの温度サイク
ル試験を実施した後、碁盤目剥離試験を行ったところ、
剥離はみられなかった。結果を表6に示す。
o.17〜21の基板(厚み0.25mm)の表面全体
を過マンガン酸カリウム液を用いた化学エッチングによ
る粗面化処理を行ったところ、表7に示すように、表面
粗さ(Ra)が0.08〜0.23μmの粗面が得られ
た。それらの粗面化した基板の表面全体に銅メッキ(無
電解銅メッキ+電解メッキ;計10μm厚)を行い、防
錆のためのニッケル下地金メッキを行った上で、JIS
C−6481の碁盤目剥離試験を行った結果、試料N
o.17以外は剥離はみられなかった。さらに、「13
0℃/15分→25℃/15分→−45℃/15分→2
5℃/15分」を1サイクルとし、1000サイクルの
温度サイクル試験を実施した後、碁盤目剥離試験を行っ
たところ、試料No.17〜19では、基板と導体メッ
キ層との間に剥離がみられた。結果を表7に示す。
を示す。
o.9とNo.12の基板(厚み0.25mm)の表面
全体を過マンガン酸カリウム液を用いた化学エッチング
による粗面化処理を行った。それらの粗面化した基板の
表面全体に銅メッキ(無電解銅メッキ+電解メッキ;計
10μm厚)を行い、次いで、回路パターンを形成し、
さらに、防錆のためのニッケル下地金メッキ(0.8μ
m厚)を行った。
成で多層化した。図3の構成において、実施例3の試
料No.9の基板(比誘電率2.0)を用いて、マイク
ロストリップアンテナ素子回路のパターン5(素子パタ
ーンサイズ2.4mm角)をサブトラクティブ法により
形成した基板1と、実施例3の試料No.12の基板
(比誘電率8.2)を用いて、マイクロストリップライ
ン(ライン幅0.5mm)6、スルーホール7(孔径
0.1mm;裏側でコプレナーウェイブガイド線路につ
ながる)、及びスルーホール8(孔径0.5mm)を形
成させた基板2〜4とをエポキシ樹脂系接着シート(3
0μm厚)を用いて180℃、10kgf/cm2の圧
力下で接着させ、4層から成るマイクロストリップアン
テナを作製した。
線路に、コプレナープローブ(カスケード・マイクロテ
ック社;ACP40−GSG)を介して、ネットワーク
アナライザで、アンテナ特性を示す電圧定在波比(VS
WR)を測定したところ、35GHzにおいて、VSW
R=1.2〜1.3と小さく、VSWRが2以下となる
周波帯域は6GHzと広帯域で、良好な特性が得られ
た。さらに、「130℃/15分→25℃/15分→−
45℃/15分→25℃/15分」を1サイクルとし、
1000サイクルの温度サイクル試験を実施した後にお
いても、層間の外観に異状が無く、35GHzにおい
て、VSWR=1.2〜1.3という小さな値が得られ
た。VSWRが2以下となる周波数帯域も6GHzと変
わらず、良好な特性を維持した。
o.17とNo.21の基板(厚み0.25mm)の表
面全体を過マンガン酸カリウム液を用いた化学エッチン
グによる粗面化処理を行った。それらの粗面化した基板
の表面全体に銅メッキ(無電解銅メッキ+電解メッキ;
計10μm厚)を行い、次いで、回路パターンを形成
し、さらに、防錆のためのニッケル下地金メッキ(0.
8μm厚)を行った。
成で多層化した。図3の構成において、比較例1の試
料No.17の基板(比誘電率2.7)を用いて、マイ
クロストリップアンテナ素子回路のパターン5(比誘電
率2.7に対応した素子パターンサイズ、即ち2.1m
m角)をサブトラクティブ法にて形成した基板1と、
比較例1の試料No.21の基板(比誘電率8.2)を
用いて、マイクロストリップライン(ライン幅0.5m
m)6、スルーホール7(孔径0.1mm;裏側でコプ
レナーウェイブガイド線路につながる)、及びスルーホ
ール8(孔径0.5mm)を形成させた基板2〜4とを
エポキシ樹脂系接着シート(30μm厚)を用いて18
0℃、10kgf/cm2の圧力下で接着させ、4層か
ら成るマイクロストリップアンテナを作製した。
線路に、コプレナープローブ(カスケード・マイクロテ
ック社;ACP40−GSG)を介して、ネットワーク
アナライザでアンテナ特性を示す電圧定在波比(VSW
R)を測定したところ、35GHzにおいて、VSWR
=1.2〜1.3と小さく、良好な特性が得られた。さ
らに、「130℃/15分→25℃/15分→−45℃
/15分→25℃/15分」を1サイクルとし、100
0サイクルの温度サイクル試験を実施した後、35GH
zにおいて、VSWR=2〜3と特性が悪化した。層間
にわずかに浮きが見られた。
o.21の基板(厚み0.25mm)の表面全体を過マ
ンガン酸カリウム液を用いた化学エッチングによる粗面
化処理を行った。それらの粗面化した基板の表面全体に
銅メッキ(無電解銅メッキ+電解メッキ;計10μm
厚)を行い、次いで、回路パターンを形成し、さらに、
防錆のためのニッケル下地金メッキ(0.8μm厚)を
行った。
多層化した。図3の構成において、比較例1の試料N
o.21の基板(比誘電率8.2)を用いて、マイクロ
ストリップアンテナ素子回路のパターン5(比誘電率
8.2に対応した素子パターンサイズ、即ち1.2mm
角)をサブトラクティブ法にて形成した基板1と、実
施例3の試料No.12の基板(比誘電率8.2)を用
いて、マイクロストリップライン(ライン幅0.5m
m)6、スルーホール7(孔径0.1mm;裏側でコプ
レナーウェイブガイド線路につながる)、及びスルーホ
ール8(孔径0.5mm)を形成させた基板2〜4とを
エポキシ樹脂系接着シート(30μm厚)を用いて18
0℃、10kgf/cm2の圧力下で接着させ、4層か
ら成るマイクロストリップアンテナを作製した。
線路に、コプレナープローブ(カスケード・マイクロテ
ック社;ACP40−GSG)を介して、ネットワーク
アナライザでアンテナ特性を示す電圧定在波比(VSW
R)を測定したところ、35GHzにおいて、VSWR
=1.2〜1.3と小さかったが、VSWRが2以下と
なる周波数帯域では3GHzであり、実施例6と比較し
て狭く、広帯域特性が悪化した。
まで所望の誘電率に調整することが可能で、誘電率が異
なっても、熱膨張係数が実質的に同じ基板を形成するこ
とができる基板用誘電体材料が提供される。また、本発
明によれば、薄肉化、軽量化、伝送ライン幅やピッチの
ファイン化、層間電気接続のためのビアの小径化などが
可能な基板用誘電体材料が提供される。
さくすることができ、比較的誘電率が低い基板であって
も、熱膨張係数を小さくすることが可能で、しかも粗面
化が容易で、メタライズ回路の剥離が生じ難い基板を形
成することができる基板用誘電体材料が提供される。ま
た、本発明によれば、高誘電率化しても、軽量化が可能
な基板用誘電体材料が提供される。本発明の基板用誘電
体材料を用いて、高速伝搬、特性インピーダンスの整
合、配線パターンの細密化などの優れた諸特性を有する
プリント配線板や多層プリント配線板を提供することが
できる。
ラフである。
ある。
示す説明図である。
ナの層構成の一例を示す断面図である。
ナの層構成の一例を示す断面図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 合成樹脂(A)と無機誘電体粒子(B)とを含
有する基板用誘電体材料であって、(1)無機誘電体粒
子(B)が、比誘電率30以上の高誘電率無機誘電体粒子
(B1)と比誘電率5以下の低誘電率無機誘電体粒子(B2)と
を体積比〔(B1):(B2)〕1:99〜99:1で含有し、
かつ、(2)誘電体材料中の無機誘電体粒子(B)の体積
含有率が10〜95%であることを特徴とする基板用誘
電体材料。 - 【請求項2】 合成樹脂(A)が、エポキシ樹脂、フッ素
系樹脂、シアネートエステル樹脂、または熱硬化性ポリ
イミド樹脂である請求項1記載の基板用誘電体材料。 - 【請求項3】 高誘電率無機誘電体粒子(B1)が、酸化チ
タン、チタン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウム、
チタン酸リチウムからなる群より選ばれる少なくとも一
種のチタン化合物である請求項1または2記載の基板用
誘電体材料。 - 【請求項4】 低誘電率無機誘電体粒子(B2)が、中空無
機粒子及び多孔質無機粒子からなる群より選ばれる少な
くとも一種の無機粒子である請求項1乃至3のいずれか
1項に記載の基板用誘電体材料。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
基板用誘電体材料を成型してなる基板上に、導体回路を
形成してなる回路基板。 - 【請求項6】 請求項5記載の回路基板であって、基板
中の無機誘電体粒子(B)の体積含有率が±5%以内で実
質的に同じであるが、高誘電率無機誘電体粒子(B1)と低
誘電率無機誘電体粒子(B2)との体積比が異なる少なくと
も2枚の回路基板を積層してなる多層基板。 - 【請求項7】 合成樹脂(A)と無機誘電体粒子(B)とを含
有する基板用誘電体材料中の無機誘電体粒子(B)の体積
含有率を±5%以内に維持しながら、相対的に誘電率が
高い無機誘電体粒子と相対的に誘電率が低い無機誘電体
粒子との体積比を変化させることにより、所望の誘電率
に調整することを特徴とする基板用誘電体材料の製造方
法。 - 【請求項8】 相対的に誘電率が高い無機誘電体粒子が
比誘電率30以上の高誘電率無機誘電体粒子(B1)であ
り、相対的に誘電率が低い無機誘電体粒子が比誘電率5
以下の低誘電率無機誘電体粒子(B2)である請求項7記載
の製造方法。 - 【請求項9】 高誘電率無機誘電体粒子(B1)が、酸化チ
タン、チタン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウム、
チタン酸リチウムからなる群より選ばれる少なくとも一
種のチタン化合物である請求項8記載の製造方法。 - 【請求項10】 低誘電率無機誘電体粒子(B2)が、中空
無機粒子及び多孔質無機粒子からなる群より選ばれる少
なくとも一種の無機粒子である請求項8または9記載の
製造方法。 - 【請求項11】 合成樹脂(A)が、エポキシ樹脂、フッ
素系樹脂、シアネートエステル樹脂、または熱硬化性ポ
リイミド樹脂である請求項7乃至10のいずれか1項に
記載の製造方法。 - 【請求項12】 請求項7乃至11のいずれか1項に記
載の製造方法により得られた基板用誘電体材料を成型し
てなる基板上に、導体回路を形成してなる回路基板。 - 【請求項13】 請求項12記載の回路基板であって、
基板中の無機誘電体粒子の体積含有率が±5%以内で実
質的に同じであるが、相対的に誘電率が高い無機誘電体
粒子と相対的に誘電率が低い無機誘電体粒子との体積比
が異なる少なくとも2枚の回路基板を積層してなる多層
基板。 - 【請求項14】 請求項13に記載の多層基板からな
り、相対的に誘電率が低い基板をアンテナ素子層とし、
相対的に誘電率が高い基板を給電素子層とするマイクロ
ストリップアンテナ。
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