JPH0621593A - 印刷配線用基板の製造方法 - Google Patents

印刷配線用基板の製造方法

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JPH0621593A
JPH0621593A JP6982193A JP6982193A JPH0621593A JP H0621593 A JPH0621593 A JP H0621593A JP 6982193 A JP6982193 A JP 6982193A JP 6982193 A JP6982193 A JP 6982193A JP H0621593 A JPH0621593 A JP H0621593A
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JP
Japan
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printed wiring
substrate
wiring board
molding material
ceramic
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JP6982193A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kuritani
弘之 栗谷
Shinsuke Hagiwara
伸介 萩原
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低熱膨張性、高熱伝導性または高誘電性の特
性を有し、かつ耐熱性や信頼性に優れた印刷配線用基板
を提供すること。 【構成】 成形型により形成される平板状キャビティの
少なくとも一方の内面に接して回路導体となる金属箔を
配置し、形成された空隙に硬化剤を含有するエポキシ樹
脂成形材料であって特定の低熱膨張性、高熱伝導性また
は高誘電性の充填剤を50〜90体積%含有する成形材
料を注入硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器等に用いられ
る印刷配線用基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器等に用いられる印刷配線
用基板は、紙やガラス布の基材にフェノール樹脂やエポ
キシ樹脂等を含浸させたプリプレグ数枚と、回路導体と
なる金属箔をプレスにより加熱、加圧して得られる。こ
のような基板では基板中に基材が占める割合は20〜5
0体積%と大きく、基材の特性が基板の諸特性をほぼ決
定しており、基板自体に特徴ある特性、例えば低熱膨張
性や高熱伝導性、高誘電性等を付与することが困難とな
っている。
【0003】これに対し成形材料を用いて基板を得る方
法があるが、熱可塑性樹脂を用いた場合ははんだ耐熱性
や耐熱性樹脂のコスト、反りや変形等に問題を残してい
る。また、溶融樹脂の粘度が高いものが多く、充填剤を
多量に配合できないため基板の特性を大きく変えること
ができない。一方、熱硬化性樹脂を用いた例としては、
例えば特開昭53-50469号公報や特開昭58-77276号公報な
どがあるが、回路導体の形成を基板成形後にめっきや接
着等により行っているため、回路導体の接着強度や電気
特性に懸念が残る。また、回路導体を基板に一体成形す
る方法としては、例えば特開昭62-77926号公報がある
が、成形材料の組成について言及しておらず、実施例に
よると無機充填剤が約20体積%と少ないため基板の膨
張係数が大きくなり、回路導体との接着性や寸法安定性
(回路加工精度)に懸念が残る。誘電率の高い基板を得
る方法としては、例えば特開昭55-57212号公報、特開昭
61-136281号公報、特開平3-221448号公報などのように
絶縁層に高誘電体を含有する方法があるが、何れもガラ
ス布等の基材を併用しており、上述のように高誘電体を
多量に含ませることができず、誘電率を大きく変えるこ
とができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、紙やガ
ラス布の基材を用いた従来の基板では、熱膨張率、熱伝
導率、誘電率等の特性を大きく変えることが困難であ
る。また、基材を用いない成形基板では、耐熱性やコス
ト、信頼性に問題を残している。本発明は、かかる状況
に鑑みなされたもので、低熱膨張性、高熱伝導性または
高誘電性の特性を持ち、かつ耐熱性や信頼性に優れた印
刷配線用基板を安価に提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の印刷配
線用基板の製造方法は、低熱膨張性、高熱伝導性または
高誘電性を付与する充填剤を多量に配合した熱硬化性成
形材料を用いて、成形金型内に配置した回路導体となる
金属箔を一体成形することを特徴とする。以下、本発明
を詳細に説明する。
【0006】基板の絶縁層となる成形材料は、エポキシ
樹脂、硬化剤および無機充填剤からなり、該無機充填剤
を50〜90体積%含有する熱硬化性成形材料である。
エポキシ樹脂および硬化剤としては、電気、電子用絶縁
樹脂として一般に使用されているものであれば特に制限
はない。例えば、オルソクレゾールノボラック型エポキ
シ樹脂とノボラック型フェノール樹脂硬化剤の組み合せ
や、アルキル置換ビフェノールのジグリシジルエーテル
とフェノールアラルキル樹脂硬化剤の組み合せ、エピビ
ス型エポキシ樹脂とジシアンジアミド硬化剤の組み合わ
せが、電気特性や耐湿性、耐熱性等の点で好適である。
【0007】エポキシ樹脂は、ICIコーンプレート型
粘度計を用いた150℃での粘度が10ポアズ以下であ
ることが好ましく、3ポアズ以下であることがより好ま
しい。この理由としては、無機充填剤を多く配合するほ
ど成形時の流動性が低下し成形できなくなる場合があ
る。そこで、粘度の低いエポキシ樹脂を用いることで、
成形時の流動性を確保しながら多量の無機充填剤を配合
することができる。上記条件での粘度が10ポアズを越
えると十分な量の無機充填剤を配合することができな
い。このような溶融粘度の低い樹脂を用いることによ
り、有機溶剤や可塑剤、希釈剤など樹脂の粘度を低減す
るための添加剤は不要となる。特に有機溶剤を用いた場
合、その乾燥工程に於ける設備の防爆対策や回収装置、
排気処理装置など多大なコストがかかるが、本発明では
これらの設備を一切必要としない。
【0008】このような樹脂系に、得られる基板に特定
の特性を付与するために特定の無機充填剤を配合する。
無機充填剤としてシリカまたはコーディエライトの粉末
を用いることで、低熱膨張率の基板を得ることができ
る。基板の熱膨張率を低くすることにより、回路導体の
金属箔や基板に内挿する金属板等と、膨張率を整合する
ことができ、反りや剥離、クラックなどの不良を防止で
きる。また、半導体素子の熱膨張率に近づけることがで
き、半導体素子を直接基板に搭載する場合には、その信
頼性が向上する。無機充填剤としてアルミナ、窒化アル
ミ、窒化けい素、窒化ほう素、炭化けい素、炭化ほう
素、ベリリアから選ばれた1種以上の粉末を用いること
で、高熱伝導率の基板を得ることができる。基板の熱伝
導率を高くすることにより基板自体に放熱性を持たすこ
とができる。また、放熱器を併用した場合には電子部品
から発生する熱を低抵抗で放熱器に伝達することができ
る。
【0009】無機充填剤として二酸化チタン、チタン酸
バリウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウ
ム、チタン酸鉛、ジルコン酸バリウム、ジルコン酸カル
シウム、スズ酸バリウム、スズ酸カルシウムから選ばれ
た1種以上の粉末を用いることで、高誘電率の基板を得
ることができる。また、無機充填剤としてセラミックコ
ンデンサ用原料を焼成し粉砕した粉末で、その比誘電率
が300以上であるものを用いることで、更に高誘電率
の基板を得ることができる。基板の誘電率を高くするこ
とにより、基板自体がバイパスコンデンサの機能を有
し、デジタル回路において電源ラインに混入する高周波
ノイズを除去することができる。また、高周波回路にお
いてはインピーダンスをマッチングさせるための回路パ
ターンの幅を狭くでき、回路全体の小形化を図ることが
できる。
【0010】このような無機充填剤の配合量は、成形材
料中で50〜90体積%であることが好ましく、更に好
ましくは60〜85体積%である。50体積%未満であ
ると上述の各特性が十分に発揮できず、90体積%を越
えると成形材料の流動性が低下し基板を成形できなくな
る恐れがある。無機充填剤の粒径については特に限定す
るものでなく、基板の厚さや金型内での樹脂の流動性な
どを考慮し適宜選択できるが、一般の成形材料で用いら
れているような平均粒径5〜50μm のものが好適であ
る。また、その形状は破砕状、球状、繊維状など見掛け
上粉体であればどのようなものでもよいが、球状の充填
剤を用いると成形時の樹脂の流動性が向上し、破砕状、
繊維状のものを用いると機械強度が向上する。
【0011】成形材料中には、エポキシ樹脂と硬化剤の
硬化反応を促進するアミン系、リン系の硬化促進剤を配
合することができる。また、高級脂肪酸、高級脂肪酸金
属塩、エステル系ワックス、ポリエチレン系ワックスな
どの離型剤、カーボンブラックなどの着色剤を使用する
ことができる。更に、エポキシシラン、アミノシラン、
有機チタネート、アルミニウムアルコレートなどのカッ
プリング剤を使用することにより、樹脂と無機充填剤の
接着性を向上することができる。以上のような原材料を
用いて成形材料を作製する一般的な方法としては、所定
の配合量の原材料混合物をミキサー等によって充分混合
した後、熱ロール、押出機等によって混練し、冷却、粉
砕する方法が挙げられる。また、常温で液状の樹脂を用
いる場合は、らいかい器、ニーダー等で混練してもよ
い。
【0012】回路を形成するための金属箔は特に限定す
るものではないが、はんだ付け性や価格等から一般の印
刷配線用基板に使用されている銅箔が好ましく、その厚
みは用途に応じて適宜選択できる。また、必要に応じて
貫通孔や絞り等の加工を施してもよい。金属箔の樹脂と
接する面は粗化したりカップリング剤等の処理を施すこ
とにより、樹脂との接着性を向上することができる。以
上のような成形材料と金属箔を用いて基板を成形する方
法としては、移送成形、射出成形、圧縮成形、注型など
の一般的な方法を用いることができる。移送成形法を用
いた場合の具体的な手順を図1を用いて説明する。上型
1と下型2から形成される平板状キャビティ3の平面部
分に接するように、金属箔4を配置する。これに上記成
形材料をスプルー5から注入・硬化させた後、型を開く
ことにより基板が得られる。
【0013】基板成形時には図2に例を示すように、一
枚以上の金属板6を金属箔4と同時にキャビティ3内に
配置し上記手順により一体成形してもよい。金属板を内
挿することにより基板の熱抵抗を低減し、放熱性を向上
させることができる。金属板の金型への配置方法はいろ
いろ考えられ、例えば図3に示すようなものが挙げられ
る。すなわち、(a)のように金属板の一部をキャビテ
ィ内面に接して配置することで、基板表面に金属板の一
部を露出させることができる。また、(b)のように配
置することで、基板の片面全体に金属板を露出させるこ
ともできる。(c)のように金型で金属板を挟んで担持
したり、(d)のように金属板の一部を金型で挟んでキ
ャビティやランナーの一部として使用してもよい。
【0014】金属板の形状は必要に応じてどのようなも
のでもよいが、熱的に分離された形状の金属板を用いる
ことで、基板上のある部分で発生した熱が金属板を通し
て他の部分に拡散し、そこでの温度を不要に上昇させる
ことを防ぐことができる。また、金属板として電気的に
分離された形状の金属板を用いることで、各々異なる電
位とすることができる。すなわち、金属板を電気的シー
ルドのために接地導体として使用し、例えば高電圧回路
と低電圧回路、アナログ回路とデジタル回路など複数の
回路が同一基板上にあって、それぞれの接地電位が異な
るような場合、それらの電気的短絡を防ぐことができ
る。さらに、図3(a)のように金属板の一部を基板表
面に露出させ、そこに半導体素子を直接搭載するような
場合、これらの素子間の短絡を防ぐことができる。
【0015】このような金属板の材質は、銅、アルミニ
ウム、鉄等の金属、ステンレス等の合金、亜鉛、錫、ニ
ッケル等のめっきを施したものなどどのようなものでも
よいが、放熱性が必要な場合は熱伝導率の高いものが好
ましく、電気回路として使用する場合は電気伝導率の高
いものが好ましい。また、その厚さは特に限定するもの
ではなく、基板の厚さや用途、成形性等を考慮し適宜設
定できる。2枚以上の金属板を用いる場合、金属板同士
のキャビティ内での配置関係はそれぞれ平面上に配置さ
れていてもよいし厚さ方向で一部または全部が重なって
いてもよく、また入れ子になっていてもよい。これらの
金属板の表面は脱脂や粗化、カップリング剤処理等を行
なうことができ、樹脂との接着性を向上することができ
る。
【0016】このような金属板にはスルーホール形成用
のスルーホール径より大きな貫通孔を設けてもよい。こ
の孔中に充填、硬化した樹脂にドリル加工等によって孔
明けをすることにより、内挿された金属板とは硬化樹脂
を介して絶縁性を保ったスルーホールを形成することが
できる。このような貫通孔は、隣接するスルーホールの
距離が短い場合など2個以上のスルーホールに対し1個
の貫通孔としてもよい。また、金属板には成形時に樹脂
が流れるための樹脂充填用の貫通孔を設けてもよい。成
形時に、この孔を通して樹脂が流動し金属板の変形を防
止できる。また、孔中に樹脂が充填するため、金属板と
樹脂との接着性を向上したり、貫通孔を通して上下樹脂
層が結合しているため、剥離やクラックに対する強度を
向上することができる。
【0017】このような金属板の一部または全部にはセ
ラミック被膜を形成することが好ましい。このセラミッ
ク被膜により、金属板と絶縁樹脂の接着性を格段に向上
することができる。また、半導体素子等をセラミック被
膜を介して金属板に搭載することにより、絶縁性を確保
したまま放熱性を向上することができる。形成するセラ
ミック被膜としては、金属板との接着が強固なものであ
れば特に制限はない。例えば、セラミック溶射法、CV
D(Chemical Vapor Depositi
on)法、セラミックゾルを用いたコーティング法等で
形成されたものが好適である。これらのセラミック被膜
のうち、特にセラミック溶射法により得られたものは表
面に凹凸や細孔があり、絶縁樹脂との接着が特に良好で
あるので好ましい。CVD法により形成する場合、セラ
ミック被膜の膜厚としては0.5〜3μm が好まし
い。また、使用するセラミックの材質としては、二酸化
珪素、窒化珪素が好ましい。セラミック被膜を形成する
部分は、金属板の一部でもよいし全部でもよい。金属板
との電気的な接続を必要とする場合や、はんだ付け、ろ
う付け等の金属面が必要な場合は、その部分を除いてセ
ラミック被膜を形成することにより、除去工程が不要と
なる。
【0018】セラミック溶射法により形成する場合、セ
ラミック被膜の膜厚としては10〜300μm が好まし
い。10μm 未満では金属板と絶縁樹脂との界面での剥
離を防止する効果が不十分となることがあり、300μ
m を超えるとセラミック被膜と金属板との剥離を生ずる
場合がある。また、溶射するセラミックの材質として
は、絶縁性、溶射時の作業性等の点からアルミナ、コー
ジライト等が好ましい。更に、セラミック被膜がアルミ
ナまたはコージライトを用いてセラミック溶射等により
形成される場合、金属板のセラミック被膜を形成する部
分に予めニッケル下地処理が施されていることが好まし
い。ニッケル下地処理としては、ニッケルめっき及び/
またはニッケル溶射等の操作を行なって金属板にニッケ
ル下地層を形成することが好ましい。ニッケルめっき後
ニッケルめっき層上にニッケル溶射を行うことも好適で
ある。ニッケル下地層の厚さとしては5〜20μm が好
ましい。ニッケル下地処理を施すことでセラミック被膜
と金属板との接着強度を格段に高くできる。また、金属
板がアルミまたは銅の場合、サンドブラスト等により金
属板の表面を機械的に粗化する方法や、酸等により化学
的に粗化する方法も、セラミック被膜と金属板との接着
強度を高くするためには有効である。
【0019】基板成形時には、1枚以上のセラミック板
を金属箔と同時に成形金型に配置し一体成形してもよ
く、放熱性と絶縁性を両立した基板を得ることができ
る。従来のセラミック基板で問題となっている寸法精度
は成形材料と金型で出すことができ、内挿するセラミッ
ク板自体の寸法精度は低くてよいためセラミック板の製
造コストを低減できる。また、高価なセラミックを用い
る場合でも全体に使用する必要はなく、必要な部分に必
要な大きさを使用することでコストを低減することがで
きる。
【0020】このようなセラミック板の金型への配置方
法は、前述の金属板と同様である。セラミック板は1枚
でもよいし複数を用いてもよい。セラミック板の材質
は、アルミナ、窒化アルミ、窒化けい素、窒化ほう素、
炭化けい素、炭化ほう素、ベリリア、チタニアから選ば
れた1種以上で、それぞれ異なってもよいし同一であっ
てもよいが、放熱性の点からは熱伝導率の高いものが好
ましい。また、セラミック板の形状は必要に応じてどの
ようなものでもよく、それぞれ異なってもよいし同一で
あってもよい。これらのセラミック板の基板内での配置
関係は、それぞれ平面上に配置されていてもよいし厚さ
方向で一部または全部が重なっていてもよく、また入れ
子になっていてもよい。また、これらのセラミック板の
表面は脱脂や粗化、カップリング剤処理等を行なうこと
ができ、樹脂との接着性を向上することができる。
【0021】スルーホールを形成する部分のセラミック
板には、スルーホール径より大きな貫通孔や切り欠きを
設けてもよい。この貫通孔内に充填、硬化した樹脂にド
リル穴明けを施してスルーホールを形成することがで
き、従来非常に困難であるセラミック板そのものへのド
リル穴明けは不要となる。また、前述の金属板と同様に
基板表面にセラミック板を露出させることで、半導体素
子や放熱器を直接搭載し放熱性を著しく向上することが
できる。更に、表面に金属被膜を施したセラミック板を
使用することで、半導体素子等をはんだ付けやろう付け
で固定したり、内挿回路として使用することができる。
【0022】基板成形時に、予め回路を形成した1枚以
上の印刷配線板を金属箔と同時に成形金型に配置し一体
成形することにより、基板を多層化することができる。
また、厚さや材質の異なる複数の印刷配線板を一枚の基
板に一体化することができる。このような印刷配線板の
金型への配置方法は、前述の金属板と同様である。印刷
配線板の種類、形状及び枚数には特に制限はなく、一般
の印刷配線板を任意の形状で1枚以上用いることができ
る。例えば、絶縁層がフェノール樹脂、エポキシ樹脂、
ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂
等の樹脂系またはセラミック等の無機材料からなる片
面、両面または多層の印刷配線板、フレキシブル印刷配
線板、フレックスリジッド印刷配線板および本発明方法
により得られた基板を回路加工した印刷配線板等を、単
独で用いたりそれぞれ組み合わせて用いることができ
る。また、前述の金属板および/またはセラミック板と
併用してもよい。図4に本方法による多層板の製造方法
の例を示す。(a)は金型内での配置状態、(b)は成
形後の基板、(c)はドリル加工や回路加工を施した後
の基板の断面図である。
【0023】
【作用】低熱膨張性、高熱伝導性または高誘電性を付与
する充填剤を多量に配合した成形材料を用いて基板を成
形するため、従来の方法では得られなかったこれらの特
性に優れた基板を安価に得ることができる。また、金属
やセラミック等の部品を、容易に絶縁層内に内挿するこ
とができる。更に、熱硬化性成形材料を用いるため、熱
可塑性樹脂を用いた場合に比べ金属箔や内挿部品との接
着強度が高く、優れた耐熱性および信頼性が得られる。
【0024】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を説明するが、
本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0025】実施例1 ESCN−195(住友化学(株)製オルソクレゾール ノボラック型エポキシ樹脂、商品名) : 100重量部 HP−800N(日立化成工業(株)製フェノールノボ ラック樹脂、商品名) : 50重量部 溶融シリカ粉 :1600重量部 (85体積%) エポキシシランカップリング剤 : 3重量部 トリフェニルホスフィン : 5重量部 上記原材料を混合後、80℃の2本ロールで15分間混
練して成形材料を得た。次に図1に示すように、上下と
も深さ0.8mmのキャビティを有する成形金型に厚さ3
5μm の片面粗化銅箔2枚を配置した。これに上記成形
材料を移送プレスで175℃、90秒で移送、成形した
ものを175℃、5時間後硬化して、厚さ1.6mm、1
00mm角の銅張基板を得た。
【0026】実施例2 実施例1の溶融シリカ粉1600重量部の代わりに、ア
ルミナ粉1090重量部(68体積%)を用いたこと以
外は実施例1と同様に成形して、銅張基板を得た。 実施例3 実施例1の溶融シリカ粉1600重量部の代わりに、二
酸化チタン粉1150重量部(68体積%)を用いたこ
と以外は実施例1と同様に成形して、銅張基板を得た。 実施例4 N3300−M(富士チタン工業(株)製セラミックコン
デンサ原料、商品名)を1240℃、3時間焼成したも
のをボールミルで粉砕し、誘電体粉末を得た。焼成体の
比誘電率は1100であった。実施例1の溶融シリカ粉
1600重量部の代わりに、上記で得られた誘電体粉末
を1500重量部(68体積%)を用いたこと以外は実
施例1と同様に成形して、銅張基板を得た。
【0027】実施例5 図3の(d)に示すように、上下とも深さ0.3mmのキ
ャビティを有する成形金型に、実施例1で用いた銅箔2
枚と、直径2mmの貫通孔を複数設けた厚さ1mmの銅板1
枚を配置した。これに実施例2で用いた成形材料を移送
プレスで175℃、90秒で移送、成形したものを17
5℃、5時間後硬化して、厚さ1.6mm、100mm角の
金属芯入り銅張基板を得た。 実施例6 実施例5の銅板の代わりに、該銅板に厚さ2μm のニッ
ケルめっきを行い、その後めっき層上にニッケル溶射に
より厚さ10μm のニッケル溶射層を形成し、更にセラ
ミック溶射法により厚さ30μm のアルミナ被膜を施し
たものを用いたこと以外は実施例5と同様に成形して、
金属芯入り銅張基板を得た。 実施例7 実施例5の銅板の代わりに、該銅板と同様の形状のアル
ミナ板を用いたこと以外は実施例5と同様に成形して、
セラミック芯入り銅張基板を得た。 実施例8 実施例5の銅板の代わりに、該銅板と同様の形状である
予め回路を形成した厚さ1mmのガラスエポキシ両面印刷
配線板を用いたこと以外は実施例5と同様に成形して、
銅張基板を得た。得られた基板の導体層数は4層で、表
層の導体箔と内挿した配線板の導体とのめっきスルーホ
ールによる接続性は良好であり、基板を多層化すること
ができた。
【0028】比較例1 ジシアンジアミド硬化系エポキシ樹脂ワニスを厚さ0.
2mmのガラス布に含浸させた後、乾燥させプリプレグを
得た。これを8枚積層し両面に実施例1で用いた銅箔各
1枚を配置し、プレスにより170℃、90分加熱、加
圧成形して厚さ1.6mmの銅張積層板を得た。 比較例2 比較例1で用いたエポキシ樹脂ワニスを厚さ0.1mmの
ガラス布に含浸させた後、乾燥させプリプレグを得た。
実施例5で用いた厚さ1mmの銅板の両面にこのプリプレ
グ各3枚と実施例1で用いた銅箔各1枚を配置し、比較
例1と同様に成形して厚さ1.6mmの金属芯入り銅張積
層板を得た。 比較例3 比較例1で用いたエポキシ樹脂ワニスに、得られる基板
の絶縁層中に40体積%含まれるような量の二酸化チタ
ン粉末を配合した。得られたワニスを、比較例1で用い
たエポキシ樹脂ワニスの代わりとして用いたこと以外は
比較例1と同様にして銅張積層板を得た。
【0029】実施例1および比較例1で得られた銅張基
板を用いて、線膨張係数およびはんだ耐熱性について評
価した。線膨張係数の測定は、ASTM D 696に準拠し熱機
械分析装置(TMA-8141BS、理学電機(株)製)を用いて行
ない、ガラス転移温度以下の線膨張係数を求めた。はん
だ耐熱性の測定は、JIS C 6481に準拠した試験片を作製
して、85℃、85%RHの恒湿高温槽内で50時間加
湿し、300℃のはんだ浴に5分間浮かべた後のふくれ
の有無を目視観察した。結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1から明らかなように、実施例1では熱
膨張率の低いシリカ粉を多量に配合することにより、基
板の線膨張係数を著しく低くすることができた。また、
比較例1に見られるような基板の方向による線膨張係数
の差がなく、等方性であった。特に厚さ方向では、比較
例1に較べ1/10と低膨張であり、めっきスルーホー
ルの信頼性を向上することができる。また、実施例1の
はんだ耐熱性は、ふくれを発生せず良好であった。
【0032】実施例2、5、6、7および比較例1、2
で得られた銅張基板を用いて、熱抵抗、スルーホール形
成性、露出部の絶縁性、はんだ耐熱性について評価し
た。熱抵抗の測定は、アルミブロック上に置いた銅箔を
除去した30mm角の基板上に、トランジスタ(2SC2
233、(株)東芝製)を放熱用シリコーングリースで固
定し、トランジスタで消費させた電力と基板の上下面の
温度差から求めた。スルーホール形成性の評価は、直径
0.9mmのドリルを用いて孔明けした内面に無電解銅め
っきを施してめっきスルーホールを形成し、断面を顕微
鏡観察した。ただし、実施例5、6、7および比較例2
については内挿板に接しないようにスルーホールを形成
した。はんだ耐熱性については上記と同様に行なった。
結果を表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】表2から明らかなように、実施例2では熱
伝導率の高いアルミナ粉を多量に配合することにより、
基板の熱抵抗を著しく低減することができた。また、実
施例5、6および7のように金属板およびセラミック板
を容易に内挿でき、更に基板の熱抵抗を低減することが
できた。これに対し、比較例2では内挿した金属板の貫
通孔に樹脂が未充填となり、スルーホールを形成できな
かった。また、実施例の基板のはんだ耐熱性はいづれも
良好で、セラミック溶射した実施例6は特に良好であっ
た。
【0035】実施例3、4、比較例1および3で得られ
た基板の比誘電率を測定した。比誘電率の測定は、JIS
C 6481に準拠しLCRメータ(モデル4274A、ヒューレ
ットパッカード製)を用いて行なった。結果を表3に示
す。
【0036】
【表3】
【0037】表3から明らかなように、実施例3では誘
電率の高い充填剤を多量に配合することができ、基板の
誘電率を比較例3の3倍と高くすることができた。更
に、実施例4のように充填剤の種類を変えることで、誘
電率が比較例3の8倍と著しく高い基板を得ることがで
きた。
【0038】(実施例9〜13)表4に示す配合量の原
材料を混合後、80℃の2本ロールで15分間混練し成
形材料を得た。次に、上下とも深さ0.8mmのキャビテ
ィを有する低圧移送成形金型に、厚さ35μm の片面粗
化銅箔2枚を粗化面がキャビティ内側に向くよう配置し
た。この銅箔間に上記成形材料を低圧移送プレスで17
5℃、7MPa、90秒で移送、成形したものを175
℃、5時間後硬化して、厚さ1.6mm、100mm角の銅
張基板を得た。
【0039】
【表4】 表4 組 成 表 (重量部) ────────────────────────────────── (注1) ICI粘度 比誘電率 実施例 原 材 料 (150℃) (1kHz,25℃ 9 10 11 12 13 ────────────────────────────────── YX-4000H 0.1P 100 − 100 100 100 ESCN-195-3 3P − 100 − − − ────────────────────────────────── HP-800N 50 50 − 50 50 XL-225-3L − − 80 − − ────────────────────────────────── DBU 3 1 3 3 3 ────────────────────────────────── 二酸化チタン粉 100 820 810 985 − − N3300-M 焼成粉 1100 − − − 1080 1680 (体積%) (60) (60) (60) (60) (70) ────────────────────────────────── (注1)YX-4000H:油化シェルエポキシ(株)製ビフェノ
ール型エポキシ樹脂 ESCN-195-3:住友化学工業(株)製オルソクレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂 HP-800N:日立化成工業(株)製フェノールノボラック樹
脂(硬化剤) XL-225-3L:三井東圧化学(株)製フェノールアラルキル
樹脂(硬化剤) DBU:1,8-ジアザビシクロ-(5,4,0)-ウンデセン-7(硬化
促進剤) 二酸化チタン粉:昭和電工(株)製チタニア粉末 N3300-M 焼成粉:富士チタン工業(株)製セラミックコン
デンサ用配合粉末N3300-Mをメーカ指定の温度および時
間で焼成しボールミルで粉砕した粉末
【0040】(比較例4)ジシアンジアミド硬化系エポ
キシ樹脂ワニスに、ワニスの固形分に対し67体積%の
二酸化チタン粉を3本ロールを用いて混合し、厚さ0.
2mmのガラス布に含浸させた後、乾燥させプリプレグを
得た。これを8枚積層し両面に実施例1で用いた銅箔各
1枚を配置し、プレスにより170℃、90分加熱、加
圧成形して厚さ1.6mmの銅張積層板を得た。基板中の
樹脂/ガラス布/二酸化チタンの比率は、45/25/
30体積%であった。
【0041】(比較例5)ワニスの固形分に対し67体
積%のN3300-M 焼成粉を用いたこと以外は比較例1と同
様の操作を行ない、銅張積層板を得た。基板中の樹脂/
ガラス布/N3300-Mの比率は、45/25/30体積%
であった。
【0042】(比較例6)ワニスの固形分に対し114
体積%のN3300-M 焼成粉を用いたこと以外は比較例1と
同様の操作を行ない、銅張積層板を得た。基板中の樹脂
/ガラス布/N3300-Mの比率は、30/25/40体積
%であった。
【0043】(比較例7)ポリエーテルサルホン樹脂4
100G(住友化学工業(株)製、商品名)100重量部
と、比較例2で用いたN3300-M 焼成粉170重量部(3
0体積%)とを330℃で混練して成形材料を得た。射
出成形金型に実施例1で用いた銅箔を配置して上記成形
材料を射出成形し、厚さ1.6mmの銅張基板を得た。
【0044】以上のようにして得られた銅張基板を用い
て、比誘電率、基板内のボイドの有無、銅箔ピール強度
およびはんだ耐熱性を評価した。比誘電率の測定は、JI
S C6481に準拠しLCRメータ(ヒューレットパッカー
ド製、モデル4274A)を用いて行なった。基板内のボイ
ドの評価は、銅箔を除去した基板を用いて軟エックス線
装置((株)日立製作所製、BR-1505型)を用いて行なっ
た。銅箔ピール強度の測定は、JIS C 6481に準拠し常態
の基板を用いて室温で行なった。はんだ耐熱性の評価
は、JIS C 6481に準拠し常態の基板を用いて260℃、20
秒後の膨れ、剥がれを観察した。結果を表5に示す。
【0045】
【表5】
【0046】表5において実施例9と12を比較する
と、誘電率が11倍高い充填剤を使用することで基板の
誘電率が約3倍増大した。これに対し比較例4と5を比
較すると、同様の誘電体粉末を使用したにもかかわら
ず、基板の誘電率は1.3倍しか増大しなかった。この
ことから、充填剤を多く配合するほど充填剤の誘電率の
影響が大きくなり、基板の誘電率を高める効果が大きく
なることがわかる。更に充填量を多くした実施例13で
は、比較例5と比較し約7倍と非常に高い誘電率の基板
が得られた。これに対し比較例6では、充填量を多くす
ることにより樹脂の流動性が低下し、ボイドを多量に含
んでしまい基板として成形できなくなった。実施例の銅
箔ピール強度は良好で、特にエポキシ樹脂としてYX-400
0Hを用いた実施例9、11〜13が優れていた。また、
熱可塑性樹脂を用いた比較例7では、はんだ耐熱性に劣
り銅箔ピール強度も低かった。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
方法による印刷配線用基板は、特定の充填剤を多量に配
合した成形材料を用いて成形するため、低熱膨張、高熱
伝導または高誘電という従来の積層板では得られない特
性を持つことができる。また、熱硬化性樹脂を用いるた
め、絶縁層内に放熱用の金属板等を内挿することが容易
で、かつはんだ耐熱性や寸法安定性等の信頼性に優れ、
その産業的価値は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における成形金型に金属箔を配置した例
の断面図である。
【図2】本発明における成形金型に金属箔と金属板を配
置した例の断面図である。
【図3】本発明における成形金型のキャビティ内での金
属板の配置例の断面図である。
【図4】(a)は本発明における成形金型に金属箔と印
刷配線板を配置した例、(b)は得られた多層板、
(c)はそれに回路加工を施した基板の断面図である。
【符号の説明】
1…上型、2…下型、3…キャビティ、4…金属箔、5
…スプルー、6…金属板、7…印刷配線板、8…絶縁
層、9…表層回路、10…スルーホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/46 B 6921−4E // B29K 105:22 B29L 31:34 4F

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型により形成される平板状キャビテ
    ィの少なくとも一方の内面に接して回路導体となる金属
    箔を配置し、形成された空隙に硬化剤を含有するエポキ
    シ樹脂成形材料であって下記(a)(b)(c)のいづ
    れかの群から選ばれた充填剤を50〜90体積%含有す
    る成形材料を注入・硬化させることからなる印刷配線用
    基板の製造方法。 (a)シリカまたはコーディエライトの粉末からなる無
    機充填剤 (b)アルミナ、窒化アルミ、窒化けい素、窒化ほう
    素、炭化けい素、炭化ほう素、ベリリアから選ばれた1
    種以上の粉末からなる無機充填剤 (c)二酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸カル
    シウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸鉛、ジルコ
    ン酸バリウム、ジルコン酸カルシウム、スズ酸バリウ
    ム、スズ酸カルシウム、比誘電率が300以上のセラミ
    ックコンデンサ用原料の焼成体から選ばれた1種以上の
    粉末からなる無機充填剤
  2. 【請求項2】 金属箔とともに成形型のキャビティ内に
    少なくとも一枚以上の金属板を配置し、形成された空隙
    に請求項1記載の成形材料を注入・硬化させることから
    なる印刷配線用基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 金属板がその表面の一部または全部にセ
    ラミックによる被膜が形成されたものである請求項2記
    載の印刷配線用基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 セラミックの被膜がセラミック溶射によ
    り10〜300μmに形成されたものである請求項3記
    載の印刷配線用基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 セラミックの被膜が予めニッケル下地処
    理を施した金属板に、アルミナまたはコーディエライト
    を溶射したものである請求項3または4記載の印刷配線
    用基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 金属箔とともに成形型のキャビティ内に
    少なくとも一枚以上のセラミック板を配置し、形成され
    た空隙に請求項1記載の成形材料を注入・硬化させるこ
    とからなる印刷配線用基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 セラミック板がアルミナ、窒化アルミ、
    窒化けい素、窒化ほう素、炭化けい素、炭化ほう素、ベ
    リリアから選ばれた1種以上からなる請求項6記載の印
    刷配線用基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 金属箔とともに成形型のキャビティ内に
    少なくとも一枚以上の予め回路を形成した印刷配線板を
    配置し、形成された空隙に請求項1記載の成形材料を注
    入・硬化させることからなる印刷配線用基板の製造方
    法。
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