JP2002340646A - マスフローコントローラ用フローセンサおよびフローセンサの製造方法 - Google Patents

マスフローコントローラ用フローセンサおよびフローセンサの製造方法

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JP2002340646A JP2001141185A JP2001141185A JP2002340646A JP 2002340646 A JP2002340646 A JP 2002340646A JP 2001141185 A JP2001141185 A JP 2001141185A JP 2001141185 A JP2001141185 A JP 2001141185A JP 2002340646 A JP2002340646 A JP 2002340646A
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浩二 富永
Takeshi Ichinomiya
剛 一ノ宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱擾乱の影響によって生じる測定誤差の
発生を無くすと共に、安価にてばらつきを少なくするこ
とができるマスフローコントローラ用フローセンサおよ
びフローセンサの製造方法を提供する。 【解決手段】 マスフローコントローラに用いられるフ
ローセンサ1であって、シリコン基板2上にパターン成
形された金属膜5からなる2つのヒータ5a,5bと、
これらのヒータ5a,5bを覆うように形成された絶縁
膜2bとを有する第1部材3、および、この第1部材3
のヒータ5a,5b形成面にヒータ5a,5b部分に重
ねるように取り付けられるシリコン基板2であって、前
記ヒータ5a,5bに当接する部分のシリコン2を異方
性エッチングによって取り除いて、第1部材3に重ねた
状態では、前記2つのヒータ5a,5bにガスを導入し
て一方のヒータ5aから他方のヒータ5bへとガスを流
通させるためのガス流路6を形成する第2部材4からな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスフローコント
ローラ用フローセンサおよびフローセンサの製造方法に
関するものであり、より詳細にはばらつきの少ないセン
サ部を提供することができるマスフローコントローラ用
フローセンサおよびフローセンサの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】図6は、従来より一般的に用いられている
マスフローメータを示すもので、この図において、10
は本体ブロックで、流体流路11が形成してあり、この
流体流路11内にはバイパス素子12が設けてある。ま
た、13は本体ブロック10の上部に設けられるセンサ
固定ベースである。このセンサ固定ベース13には、本
体ブロック10内の流路11と連通する孔14を備えた
スリーブ15が着脱自在に設けてある。
【0003】16は質量流量センサで、スリーブ15に
対して抵抗溶接などの手法により接続され、センサ固定
ベース13および本体ブロック10に垂直かつ逆U字状
に立設された測定流路としての細管17と、この細管1
7の中央部分の外周に巻設された2つの感熱抵抗体1
8,19とからなる。なお、感熱抵抗体18,19は、
感熱特性などが互いに等しいものが選ばれる。また、2
0はセンサ部16を収納し、これをカバーするためのセ
ンサケースである。
【0004】そして、上記マスフローメータにおいて
は、細管17内に流体が流れると、上流側の感熱抵抗体
18は、流体によって熱を奪われて冷却され、下流側の
感熱抵抗体19は、流体によって上流側から運ばれてく
る熱によって加熱される。この熱バランスの変化によっ
て、前記流体の質量流量が検知される。
【0005】図7は図6に示した質量流量センサ16を
用いて形成される流量の検出回路である。図7におい
て、8は直流電源、R1 ,R2 は外部抵抗である。すな
わち、前記感熱抵抗体18,19と外部抵抗R1 ,R2
によってブリッジ回路を形成する。したがって、前記直
流電源8からの電圧がブリッジ回路に印加されることに
より、感熱抵抗体18,19の抵抗値の変化に従って出
力O1 ,O2 間に信号が出力されるように構成してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の感熱抵抗体18,19は細管17の外側に巻かれる
ように配置されているので、細管17に対する感熱抵抗
体18,19の巻き取り力加減が難しく、特別な経験や
技能を必要としていた。それゆえに、質量流量センサ1
6の生産性や歩留りが悪くならざるを得なかった。
【0007】また、前記感熱抵抗体18,19は細管1
7の外側に巻かれているので、細管17の熱伝導が応答
速度に大きな影響を与えていた。とりわけ、細管17の
材料としては多くの場合ガラスが用いられており、その
熱伝導は一般的に悪いので、応答速度の低下が大きくな
らざるを得なかった。
【0008】又、センサケース20内の気体を加熱する
ことにより対流が発生することも考えられる。すなわ
ち、センサケース20内の気体の対流は感熱抵抗体1
8,19による測定値に大きな影響を及ぼし、下側に位
置する感熱抵抗体19によって加熱された気体が上側に
位置する感熱抵抗体18を加熱することがあった。これ
により、前記構成のマスフローメータはこれを配置する
方向によって測定結果に違いが生じることも考えられ
る。
【0009】そこで、前記熱擾乱の影響を抑えるために
センサケース20内にガラスウールを充填することも考
えられる。しかしながら、ガラスウールの充填密度によ
って感熱抵抗体18,19からの熱の発散速度が変わる
こともあるので、ガラスウールを均等に詰め込むことに
も特別な経験を必要としていた。
【0010】本発明はこのような実情を考慮に入れてな
されたものであって、熱擾乱の影響によって生じる測定
誤差の発生を無くすと共に、安価にてばらつきを少なく
することができるマスフローコントローラ用フローセン
サおよびフローセンサの製造方法を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、本発明のマスフローコントローラ用フローセンサ
は、マスフローコントローラに用いられるフローセンサ
であって、シリコン基板上にパターン成形された金属膜
からなる2つのヒータと、これらのヒータを覆うように
形成された絶縁膜とを有する第1部材、および、この第
1部材のヒータ形成面にヒータ部分に重ねるように取り
付けられるシリコン基板であって、前記ヒータに当接す
る部分のシリコンを異方性エッチングによって取り除い
て、第1部材に重ねた状態では、前記2つのヒータにガ
スを導入して一方のヒータから他方のヒータへとガスを
流通させるためのガス流路を形成する第2部材からなる
ことを特徴としている。
【0012】すなわち、本発明のマスフローコントロー
ラ用フローセンサでは、ヒータがシリコン基板上に形成
され、このヒータの形成面に面するようにガス流路が形
成されるので、ヒータがガス流路直下にあって直接的に
ガスの流れに面する。したがって、ガスの流れに対する
応答速度を極めて速くすることができる。また、ヒータ
の表面には絶縁膜が形成されるので、ヒータが腐蝕する
ことはない。そして、ヒータの裏面は熱伝達の良いシリ
コンによって覆われているので、その温度が均一に保た
れて、外乱の影響を受けることがない。
【0013】また、パターン成形(フォトリソ技術を用
いたエッチング)によって形成されたヒータおよび異方
性エッチング(シリコンのマイクロマシニング技術を用
いたエッチング)によって形成されたガス流路は大量生
産できるだけでなく、極めて精度良く形成できる。した
がって、前記第1部材と第2部材を重ねて形成されるマ
スフローコントローラ用フローセンサの全体としての特
性もばらつきが少なくなる。さらに、シリコン基板は既
存の技術を用いて加工されるものであるから、量産性に
優れている。したがって、極めて精度の良い赤外線ガス
検出器用フローセンサをより安価にて形成することがで
きる。
【0014】加えて、前記ガス流路はシリコン基板の厚
みよりも薄い層状の流路であるから、このガス流路内
で、測定誤差の原因となる渦が発生することもなく、そ
れだけ測定精度の向上を図ることができる。
【0015】本発明のフローセンサの製造方法は、シリ
コン基板上に2つのヒータのパターンをエッチングによ
って形成し、これらのヒータを覆うように絶縁膜を形成
することにより第1部材を作成する一方、別のシリコン
基板のシリコンを異方性エッチングによって取り除くこ
とにより、このシリコン基板を前記第1部材のヒータ形
成面に重ねた状態で前記2つのヒータにガスを導入して
一方のヒータから他方のヒータへとガスを流通させるた
めのガス流路を形成する第2部材を作成し、このガス流
路に前記2つのヒータ形成部が接するように第2部材を
第1部材に張り合わせることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜4は本発明のマスフローコ
ントローラ用フローセンサ1の製造方法の一例を示す図
であって、図1(A)〜図1(E)はシリコン基板2を
ベースとした第1部材3を作成する工程を示す図、図2
(A)〜(G)は大きさが異なる別のシリコン基板2を
ベースとして作成される第2部材4の製造工程を示す図
である。そして、図3は分解斜視図、図4は前記第1部
材3と第2部材4を組み合わせたマスフローコントロー
ラ用フローセンサ1の動作を説明する図である。
【0017】図1(A)において、2aは酸化膜の一例
であって、例えば厚さ0.3mmのシリコン基板2の表
裏両面に形成されたシリコン酸化膜(SiO2 :以下、
単に酸化膜という)である。すなわち、シリコン基板2
を水蒸気雰囲気の条件で約1時間、約1000℃に加熱
することにより、酸化膜2aを形成する。なお、この酸
化膜2aの膜厚は例えば500nmである。
【0018】図1(B)において、5は前記酸化膜2a
の表面側の表面に形成されたNi金属膜である。このN
i金属膜5は例えば金属のニッケルを酸化膜2aの表面
に、スパッタ法などにより成膜し、その膜厚は約1μm
である。しかしながら前記金属膜5はニッケルによって
形成されることに限定されるものではなく、電子の流れ
によって熱を発生すると共に、温度によって導電率が変
化する金属や半導体など任意の材料を用いることができ
る。
【0019】次いで、前記金属膜5をレジストによって
覆い、フォトリソ技術を用いてNi金属膜5をパターン
成形することによって、図1(C)に示す蛇行状のヒー
タ5a,5bと、このヒータ5a,5bの両端に接続さ
れた引出し電極5c,5d,5eとを形成する。なお、
Ni金属膜5のパターン成形のためのエッチングは、例
えば塩化鉄(FeCl3 )の水溶液またはHNO3 水溶
液を用いて行うことができる。
【0020】さらに、図1(D)に示すように、前記ヒ
ータ5a,5bを覆うように絶縁膜2bを堆積させる。
なお、本例の絶縁膜2bは例えば酸化シリコン(SiO
2 )であるが、絶縁膜として窒化シリコン(Si
3 4 )など様々な材料を用いてもよいことはいうまで
もない。このとき、絶縁膜2bの厚みは前述の絶縁膜
(酸化膜2a)と同程度にしておくことが望ましい。す
なわち、ヒータ5a,5bを挟んで形成される絶縁膜2
a,2bの厚みを同じにすることにより、熱膨張の違い
による絶縁膜2bの剥がれを防止することができる。
【0021】また、前記引き出し電極5c〜5e上の絶
縁膜2bはエッチングによって除去して、図1(E)に
示すはんだ付け部5fを形成する。上述の説明に示すよ
うに、前記各ヒータ5a,5b、引き出し電極5c〜5
e、はんだ付け部5fは何れもエッチングによって形成
されるものであり、半導体製造に係わる既存の技術を用
いて形成できるものであるから、極めて高精度かつ安価
にて製造することが可能である。
【0022】図2(A)は、第2部材4の基板となる厚
さ0.3mmのシリコン基板2を示しており、その表裏
両面には厚さ500nmのシリコン酸化膜2aが形成さ
れている。
【0023】次いで、図2(B)〜(D)に示すよう
に、例えば、フッ化水素(HF)の水溶液を用いて、前
記酸化膜2aをフォトリソ技術を用いてエッチングして
除去し、表面に二つの開口2c,2cを形成し、裏面に
長手方向に長孔状の開口2cを形成する。なお、図2
(B)は上から見た平面図、図2(C)は側面図、図2
(D)は下から見た平面図である。
【0024】また、前記エッチングには、例えば、フッ
化水素(HF)の水溶液を用いることができる。
【0025】次に、図2(E)〜図2(G)に示すよう
に、異方性エッチングが行われることにより、第2部材
4を形成する。この異方性エッチングには、例えば、約
80℃に加熱した濃度15%のテトラメチルアンモニウ
ムヒドロキシド(TMAH)が用いられる。なお、図2
(E)は上から見た平面図、図2(F)は縦断面図、図
2(G)は下から見た平面図である。
【0026】前記異方性エッチングを行うことにより、
シリコン基板2は前記開口2c,2dの端から定まった
角度αの面を形成するようにエッチングが進行する。そ
して、約150分程度の間、異方性エッチングを行うこ
とにより、図2(F)に示す貫通孔6a,6bや凹部6
cを形成することができる。また、その形状は極めて精
密に揃えられる。すなわち、製造時のバラツキを少なく
することができる。
【0027】そして、前記開口2c,2dの形状はフォ
トリソ技術を用いたエッチングによって形成されるもの
であるから、開口2c,2dの形状を極めて高精度に定
めることができている。すなわち、前記貫通孔6a,6
bや凹部6cの形状を極めて詳細な点に至るまで正確に
形成することができる。
【0028】図3は上述した説明に示すように形成され
た第1部材3と、第2部材4を接合する状態を示す分解
斜視図である。図3に示すように、前記第2部材4を第
1部材3に接合するときは、第1部材3の前記ヒータ5
a,5bの形成面に、そのヒータ5a,5bの部分に第
2部材4の凹部6cが位置するように張り合わせる。な
お、両部材3,4の接続は接着剤による接続あるいは陽
極接合によって行なうことができる。
【0029】図4は前記第1部材3と第2部材4を接続
した状態を示す図であり、図4(A)は平面図、図4
(B)は縦断面図である。これらの図4(A),4
(B)が示すように、第1部材3と第2部材4を接続す
ることにより、前記凹部6cと第1部材3の表面によっ
て流入口6aと流出口6bを有するガス流路6を形成す
ると共に、前記ヒータ5a,5bが流路6に面するよう
に接する。
【0030】前記流路6は前記凹部6cによって形成さ
れるものであり、その幅は第2部材4を構成するシリコ
ン基板の厚み0.3mmよりも狭いものであるから、図
4(B)に矢印Aにして示すガスの流れは層流状態とな
り、これに乱流や渦が生じることがない。したがって、
上流側に位置するヒータ5bからの熱が確実に下流側の
ヒータ5aを加熱し、これを正確に検知することができ
る。また、ヒータ5a,5bがほゞ直接的にガスに接す
るので、その応答性が極めて高い。なお、ヒータ5a,
5bを絶縁膜によって覆っているので、このヒータ5
a,5bが腐食性のガスによって浸食されることもな
い。
【0031】さらに、前記ヒータ5a,5bが熱伝導の
良いシリコン基板2上に形成されるので、シリコン基板
2が熱的に均一な熱平衡の状態を形成する。したがっ
て、外部からシリコン基板2を介してヒータ5a,5b
に熱擾乱が与えられることがなく、それだけ外乱の影響
を受けることがない。
【0032】図5は、前記ヒータ5a,5bを用いて、
ヒータ5a,5bの外部に抵抗R1,R2 を取り付けら
れて形成するブリッジ回路7の例を示す図である。図5
に示す符号5c〜5eは図1,3,4に示した引出し電
極を示している。なお、その他の点については、図7と
同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0033】その動作を説明すると、前記ブリッジ回路
7に直流電源8からの電圧を印加するとフローセンサの
ヒータ5a,5bは共に加熱されて温度が上昇し、両方
のヒータ5a,5bの抵抗値も同様に上昇する。そし
て、ガスが前記ガス流路6を通って流れた場合には、上
流側のヒータ5aの温度が下がり、逆に下流側のヒータ
5bの温度が上流側からの熱によって上昇する。
【0034】これによって、ヒータ5aの抵抗値が小さ
くなり、ヒータ5bの抵抗値が大きくなるので、前記ブ
リッジ回路7のバランスが崩れ、出力O1 を基準として
出力O2 にプラスの電圧が出力されて、これを流速信号
として得ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマスフロ
ーコントローラ用フローセンサおよびフローセンサの製
造方法によれば、ヒータがガス流路直下にあって直接的
にガスの流れに面し、ガスの流れに対する極めて優れた
応答速度を得ることができる。また、ヒータの表面には
絶縁膜が形成されるので腐食性のガスを流してもヒータ
が腐蝕することがない。さらに、ヒータの裏面側が熱伝
達の良いシリコンによって覆われているので、その温度
が均一に保たれて、外部の熱擾乱の影響を受けることが
ない。
【0036】また、パターン成形によって形成されたヒ
ータおよび異方性エッチングによって形成されたガス流
路は大量生産に適しており、かつ、極めて精度良く形成
することが可能である。したがって、マスフローコント
ローラ用フローセンサの全体としての特性もばらつきが
少なくなる。さらに、シリコン基板の加工は既存の技術
を用いて容易に行われるので量産性に優れている。した
がって、極めて精度の良い赤外線ガス検出器用フローセ
ンサをより安価にて形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフローセンサの製造方法を示す図であ
る。
【図2】前記フローセンサの製造方法の続きを示す図で
ある。
【図3】前記マスフローコントローラ用フローセンサの
分解斜視図である。
【図4】前記マスフローコントローラ用フローセンサの
構成を示す図である。
【図5】前記マスフローコントローラ用フローセンサを
用いた流量検出回路の例を示す図である。
【図6】従来のフローセンサの構成を示す分解斜視図で
ある。
【図7】前記従来のフローセンサを用いた流量検出回路
の例を示す図である。
【符号の説明】
1…フローセンサ、2…シリコン基板、2b…絶縁膜、
3…第1部材、4…第2部材、5…金属膜、5a,5b
…ヒータ、6…ガス流路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一ノ宮 剛 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 Fターム(参考) 2F035 EA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスフローコントローラに用いられるフ
    ローセンサであって、シリコン基板上にパターン成形さ
    れた金属膜からなる2つのヒータと、これらのヒータを
    覆うように形成された絶縁膜とを有する第1部材、およ
    び、この第1部材のヒータ形成面にヒータ部分に重ねる
    ように取り付けられるシリコン基板であって、前記ヒー
    タに当接する部分のシリコンを異方性エッチングによっ
    て取り除いて、第1部材に重ねた状態では、前記2つの
    ヒータにガスを導入して一方のヒータから他方のヒータ
    へとガスを流通させるためのガス流路を形成する第2部
    材からなることを特徴とするマスフローコントローラ用
    フローセンサ。
  2. 【請求項2】 シリコン基板上に2つのヒータのパター
    ンをエッチングによって形成し、これらのヒータを覆う
    ように絶縁膜を形成することにより第1部材を作成する
    一方、別のシリコン基板のシリコンを異方性エッチング
    によって取り除くことにより、このシリコン基板を前記
    第1部材のヒータ形成面に重ねた状態で前記2つのヒー
    タにガスを導入して一方のヒータから他方のヒータへと
    ガスを流通させるためのガス流路を形成する第2部材を
    作成し、このガス流路に前記2つのヒータ形成部が接す
    るように第2部材を第1部材に張り合わせることを特徴
    とするフローセンサの製造方法。
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