JP4903029B2 - ピラニ真空計および圧力測定方法 - Google Patents

ピラニ真空計および圧力測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、ピラニ真空計および圧力測定方法に関するものである。
細い金属線からなるフィラメント(電気抵抗体)を備え、フィラメントと気体との熱交換によるフィラメントの熱損失量から気体の圧力を測定するピラニ真空計が広く知られている。ピラニ真空計は、気体がフィラメントから奪う熱量Qgを、フィラメントに熱量を補充しつつ測定するものである。ただし、実際にフィラメントに加える熱量は、気体によって奪われる熱量Qgだけではなく、フィラメント両端のリード線から流出する熱量Qc、およびフィラメントから輻射によって流出する熱量Qrの和になる。
ピラニ真空計によって測定可能な圧力範囲は10−1〜10Pa程度であるが、この圧力範囲の拡大が望まれている。
測定可能な圧力範囲の上限は、気体の平均自由工程λとフィラメントの半径rとの比λ/rに比例することが確認されている。したがって、フィラメントの半径rを小さくすることにより、測定可能な圧力範囲の上限を引き上げることができる。
また測定可能な圧力範囲の下限は、フィラメント両端のリード線から流出する熱量Qc、および輻射によって流出する熱量Qrの影響を受ける。低圧の気体がフィラメントから奪う熱量Qgは非常に小さいので、流出熱量Qc,Qrが大きいと熱量Qgの測定が困難になるからである。これらの流出熱量Qc,Qrを小さくするには、フィラメントの半径Rを小さくすることが有効である。
そこで特許文献1には、フィラメントを巻き線とする技術が提案されている。これによりフィラメントの端子間の距離が小さくなって機械的強度が向上するので、フィラメントの半径Rを小さくすることが可能になり、測定可能な圧力範囲の上限を引き上げるとともに、下限を引き下げることができるとされている。
特開平7−120339号公報
しかしながら、ピラニ真空計には、測定可能な圧力範囲のさらなる拡大が望まれている。また、ピラニ真空計には圧力測定精度の向上が望まれている。
そこで本発明は、測定可能な圧力範囲の拡大が可能であり、また圧力測定精度の向上が可能なピラニ真空計の提供を課題とする。
また、処理装置内の圧力を簡単かつ低コストで測定することが可能な圧力測定方法の提供を課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るピラニ真空計は、気体と熱交換を行う電気抵抗体を備え、前記電気抵抗体の熱損失量から前記気体の圧力を測定するピラニ真空計であって、前記電気抵抗体を表面に配置して、基板の穴部を跨ぐように形成された浮膜と、前記浮膜を囲むように前記基板の表面に形成された周辺膜と、前記電気抵抗体が配置された側における前記周辺膜の表面に形成され、該電気抵抗体の周辺温度の変化を補償する温度補償体と、前記浮膜の中心を挟んで対称に配置され、前記浮膜の外周を前記周辺膜に連結する一対の連結膜と、を備え、前記電気抵抗体の両端部が、前記一対の連結膜の表面を通って、前記周辺膜の表面に形成された電極に引き出され、前記電気抵抗体と前記温度補償体との間における前記周辺膜の表面に、溝部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、電気抵抗体を薄膜化することが可能になり、測定可能な圧力範囲を拡大することができる。また、電気抵抗体を浮膜の表面に配置したので、電気抵抗体から基板への熱流出を抑制することが可能になり、浮膜の外周を連結膜により周辺膜に連結したので、電気抵抗体から周辺膜への熱流出を抑制することが可能になる。これらにより、測定可能な圧力範囲の下限を引き下げることができる。さらに、電気抵抗体の両端部が、浮膜の中心を挟んで対称に配置された一対の連結膜の表面を通って、周辺膜の表面に形成された電極に引き出されている。これにより、電気抵抗体と浮膜との熱膨張率が異なっても、電気抵抗体を対称に熱変形させることが可能になる。したがって、圧力測定精度を向上させることができる。
またこの構成によれば、電気抵抗体から周辺膜への熱流出を抑制することが可能になり、測定可能な圧力範囲の下限を引き下げることができる。
またこの構成によれば、電気抵抗体から温度補償体への熱伝達を抑制することが可能になり、温度補償体の温度変化を防止することができる。したがって、電気抵抗体の周辺温度の変化を確実に補償することが可能になり、圧力測定精度を向上させることができる。
また前記電気抵抗体は、Pt、NiCrまたはWを主成分とする材料で形成されていることが望ましい。
これらの温度係数が高い材料で電気抵抗体を形成することにより、圧力測定精度を向上させることができる。
また前記電気抵抗体と前記浮膜との間に、CrまたはTiを主成分とする密着層が設けられていることが望ましい。
この構成によれば、電気抵抗体と浮膜との密着性を向上させることができる。
また前記浮膜、前記連結膜および前記周辺膜は、酸化シリコンまたは窒化シリコンを主成分とする材料で形成されていることが望ましい。
これらの熱伝導率が低い材料で浮膜、連結膜および周辺膜を形成することにより、電気抵抗体から浮膜、連結膜および周辺膜への熱流出を抑制することが可能になる。したがって、測定可能な圧力範囲の下限を引き下げることができる。
また前記基板は、シリコンを主成分とする材料で形成されていることが望ましい。
この構成によれば、基板の穴部の形成プロセスを簡略化することができる。
一方、本発明に係る圧力測定方法は、上述したピラニ真空計を被処理基板上に搭載し、前記被処理基板を処理装置内に導入して、前記処理装置内の圧力を測定することを特徴とする。
この構成によれば、処理装置の改造を伴うことなく、処理装置内の圧力を簡単かつ低コストで測定することができる。
また、前記被処理基板上に複数の前記ピラニ真空計を搭載して、前記被処理基板上における圧力分布を測定することが望ましい。
この構成によれば、被処理基板上における圧力分布を簡単かつ低コストで測定することができる。
本発明に係るピラニ真空計によれば、電気抵抗体を薄膜化することが可能になり、測定可能な圧力範囲を拡大することができる。また、電気抵抗体からの熱流出を抑制することが可能になり、測定可能な圧力範囲の下限を引き下げることができる。さらに、電気抵抗体を対称に熱変形させることが可能になり、圧力測定精度を向上させることができる。
本発明に係る圧力測定方法によれば、処理装置の改造を伴うことなく、処理装置内の圧力を簡単かつ低コストで測定することができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態に係るピラニ真空計の使用形態の説明図であり、図3のA−A線に相当する部分における断面図である。図1に示すように、本実施形態に係るピラニ真空計10は、真空チャンバの壁面2の開口部2aに配置して使用される。その開口部2aを外側から塞ぐように、Oリング3を介してフランジ4が配置されている。そのフランジ4の内面中央部にピラニ真空計10が装着され、フランジ4の周縁部に複数の貫通電極6が立設されている。
ピラニ真空計10は、フィラメントに相当する電気抵抗体40が形成されたセンサ部20と、センサ部20の表面を覆う第1カバー部12と、センサ部20の裏面を覆う第2カバー部18とを備えている。センサ部20には、電気抵抗体40に通電するための電極42が形成されている。この電極42は、ワイヤ7により貫通電極6の内側端部と接続されている。その貫通電極6の外側端部は、後述するブリッジ回路に接続されている。
図2は、本実施形態に係るピラニ真空計の分解斜視図である。上述したように、本実施形態に係るピラニ真空計10は、電気抵抗体40が形成されたセンサ部20と、センサ部20の表面を覆う第1カバー部12と、センサ部20の裏面を覆う第2カバー部18とを備えている。
センサ部20は基板22を備えている。基板22の中央には、貫通孔24(図1参照)が形成されている。その貫通孔を跨ぐように、図2に示す基板22の表面に、電気絶縁膜30が形成されている。電気絶縁膜30の表面には、電気抵抗体40と、電気抵抗体40に通電するための電極42(42a,42b)とが形成されている。また電気絶縁膜30の表面の周辺には、Au膜からなる封止膜28が形成されている。封止膜28の厚さは、例えば200nm程度に形成されている。
第1カバー部12は、シリコン基板で形成されている。第1カバー部12には、センサ部20の電極42a,42bを露出させるための切り欠き13,14が形成されている。また第1カバー部12の裏面の周辺には、凸部17が形成されている。この凸部17の先端面に形成された封止膜(不図示)が、センサ部20の表面に形成された封止膜28に接合されて、第1カバー部12がセンサ部20に固定されている。これにより、センサ部20の中央に形成された電気抵抗体40が、第1カバー部12によって覆われている。
一方、第1カバー部12の裏面の中央から周辺にかけて、凹部16が形成されている。これにより、圧力を測定すべき気体(以下「被測定ガス」という。)を、第1カバー部12の周辺から中央に流入させて、センサ部20の電気抵抗体40に接触させることができるようになっている。
第2カバー部18は、シリコン基板で形成されている。第2カバー部18の表面の全体には、封止膜19が形成されている。この封止膜19が、センサ部20の裏面に形成された封止膜(不図示)に接合されて、第2カバー部18がセンサ部20に固定されている。これにより、センサ部20の基板22に形成された貫通孔が、第2カバー部18によって覆われている。
(センサ部)
図3はセンサ部の平面図であり、図4は図3のB−B線における断面図である。図4に示すように、センサ部20は、シリコンや石英等の熱伝導率が低い材料からなる基板22を備えている。基板22は平面視略正方形状とされ、その一辺は例えば5mm程度に形成されている。また基板22の厚さは、例えば500±25μm程度に形成されている。基板22の中央部には、平面視矩形状の貫通孔24が形成されている。貫通孔24は、基板22の裏面から表面にかけて開口面積が小さくなるように、テーパ状に形成されている。
基板22の表面には、電気絶縁膜30が形成されている。電気絶縁膜30の構成材料として、酸化シリコンや窒化シリコン等の熱伝導率が低い材料を採用することが望ましい。電気絶縁膜30の厚さは、例えば1〜2μm程度に形成されている。基板22の貫通孔24を跨ぐように電気絶縁膜30が配置されて、浮膜(メンブレン)32が形成されている。その浮膜32を囲むように、基板22の表面に電気絶縁膜30が配置されて、周辺膜36が形成されている。浮膜32と周辺膜36との間には、基板22の貫通孔24に連通するスリット31が設けられている。
図3に示すように、浮膜32は、貫通孔24と相似の長方形状に形成され、貫通孔24の中央部に配置されている。浮膜32の大きさは、例えば短辺が300μm以下、長辺が1550μm以下、短辺と長辺との比率が1:5程度に形成されている。その浮膜32の外周を周辺膜36に連結するため、スリット31を横断するように電気絶縁膜が配置されて、連結膜34,35が形成されている。具体的には、浮膜32の中心を挟んで長辺方向の両側に、一対の第1連結膜34が形成されている。第1連結膜34は、浮膜32の短辺の中央部に配置されている。第1連結膜34の大きさは、例えば幅100μm程度、長さ500μm程度に形成されている。また、浮膜32の中心を挟んで短辺方向の両側に、一対の第2連結膜35が形成されている。第2連結膜35は、浮膜32の長辺の中央部に配置されている。
浮膜32の表面には、電気抵抗体40が形成されている。電気抵抗体40は、通電によりジュール熱を発生する金属材料により、細線状に形成されている。特に、電気抵抗体40の構成材料として、PtやNiCr、W等の温度係数(単位温度あたりの電気抵抗値の変化量)の高い材料を採用すれば、ピラニ真空計の測定精度を向上させることができる。電気抵抗体40は、例えば膜厚が200〜400nm、線幅が10〜20μm、抵抗値が100〜150Ωに形成されている。なお電気抵抗体40と浮膜32との密着性を確保するため、両者間に密着層を形成することが望ましい。密着層は、CrやTi等の金属材料で構成することが可能である。
電気抵抗体40は、上述した金属材料からなる細線を、蛇腹状にパターニングして形成されている。蛇腹状とすることにより細線の長さが増加するので、電気抵抗体40の抵抗値を調整することが可能になり、また被測定ガスとの熱交換を行う表面積を確保することが可能になる。なお蛇腹状とする代わりに、後述する温度補償体50と同様のつづら折り状としてもよい。電気抵抗体40は、蛇腹の延在方向を浮膜32の長辺方向に略一致させて配置されている。また電気抵抗体40の外形と同等の大きさに浮膜32が形成され、電気抵抗体40の面積に対する浮膜32の面積の割合が小さくなっている。
電気抵抗体40の両端部には、連結配線44が形成されている。連結配線44は、一対の第1連結膜34の表面を通って、周辺膜36の表面に形成された電極42(42a,42b)に引き出されている。この電極42から、連結配線44を介して、電気抵抗体40に通電しうるようになっている。
電気抵抗体40に被測定ガスが接触すると、熱交換が行われる。被測定ガスが電気抵抗体40から奪う熱量Qgは、次式で表される。
Qg=Kc(Tf−Tw)P=IR ・・・ (1)
ただし、Kcは被測定ガスにより輸送される熱量の熱伝導係数、Tfは電気抵抗体40の温度、Twは電気抵抗体40の周辺温度(室温)、Pは被測定ガスの圧力、Iは電気抵抗体40を流れる電流、Rは電気抵抗体40の抵抗値である。
数式(1)によれば、被測定ガスが電気抵抗体40から奪う熱量Qgは、被測定ガスの圧力Pに比例することがわかる。また電気抵抗体40の抵抗値Rは、電気抵抗体40の温度Tfに略比例するので、Tfが一定となるように電流Iを制御すれば、抵抗値Rも一定となる。その結果、電流Iから被測定ガスの圧力Pを算出することができる。
ところで、数式(1)において電気抵抗体の周辺温度Twが変化すると、電流Iから被測定ガスの圧力Pを算出することが困難になる。そこで、電気抵抗体の周辺温度Twの変化を補償するため、温度補償体50が採用されている。温度補償体50は、ある圧力ポイントでピラニ真空計の温度変化による影響を0にするものである。
図3に示すように、温度補償体50は、電気抵抗体40に隣接して周辺膜36の表面に形成されている。温度補償体50は、電気抵抗体40と同じ材料により細線状に形成されている。ただし、後述するように温度補償体50の抵抗値は電気抵抗体40より高く設定する必要がある。そのため温度補償体50はつづら折り状に形成され、細線の長さを長くすることによって温度補償体50の抵抗値が確保されている。
温度補償体50の一方端部は、周辺膜36の表面に形成された電極52に接続されている。また温度補償体50の他方端部は、電気抵抗体40の一方の電極42aに接続されている。これにより電極42bは、電気抵抗体40および温度補償体50の共通電極として機能する。
図5は、ピラニ真空計のブリッジ回路図である。上述した電気抵抗体40および温度補償体50は並列接続されている。そして、それぞれの電極42a,52間の電位差Vが0となるように、電気抵抗体40を流れる電流Iを制御する。温度補償体50の抵抗値は電気抵抗体40より非常に高く設定されているので、温度補償体50を流れる電流は微小になり、温度補償体50の温度および抵抗値はほとんど変化しない。ここで電位差Vを0とするためには、電気抵抗体40の周辺温度Twの変化量に合わせて、温度Tfを変化させることになる。したがって、Tf−Twが一定となり、周辺温度の変化が補償されるようになっている。
ところが、温度補償体50の温度は、電気抵抗体40からの熱伝達によって変化するおそれがある。図3に示すように、電気抵抗体40において発生した熱は、浮膜32、連結膜34,35および周辺膜36を経て温度補償体50に伝達される。そこで本実施形態では、電気抵抗体40と温度補償体50との間における周辺膜に、溝部39が形成されている。溝部39の大きさは、例えば幅200μm、長さ400μm程度に形成されている。これにより、電気抵抗体40から温度補償体50への熱伝達を抑制することが可能になり、温度補償体50の温度変化を防止することができる。したがって、電気抵抗体40の周辺温度の変化を確実に補償することが可能になり、圧力測定精度を向上させることができる。
(製造方法)
次に、本実施形態に係るピラニ真空計の製造方法につき、図6ないし図9を用いて説明する。図6ないし図9は、ピラニ真空計のセンサ部の製造工程図である。
ここでは、素子の数μmレベルの微細化に有利な電気機械システム(Micro Electro Mechanical System;MEMS)技術を用いて、マイクロピラニセンサを形成する。MEMS技術とは、金属の蒸着やスパッタリング法などを用いる成膜技術や、基板上に数μmレベルのパターンを作製することができるリソグラフィ技術、さらには金属や半導体、酸化物などの膜を酸性やアルカリ性の薬液や、気体の放電現象により発生するイオンの化学反応を用いて、部分的に取り除くエッチング技術などを用いて、3次元構造の素子を基板上に多数作製するものである。
まず図6(a)に示すように、基板22の表面に電気絶縁膜30を形成するとともに、基板22の裏面にも電気絶縁膜60を形成する。SiOからなる電気絶縁膜30,60は、シリコン基板22を熱酸化することによって形成することが可能である。またSiNからなる電気絶縁膜30,60は、蒸着法やCVD法等によって形成することが可能である。次に、電気絶縁膜30の表面全体にレジスト70を形成する。さらにフォトリソグラフィ技術(露光および現像)により、電気抵抗体、温度補償体およびそれらの電極の形成領域に存在するレジスト70を除去して、凹部71を形成する。
次に図6(b)に示すように、基板22の表面全体にPt/Cr膜40aを形成する。Pt/Cr膜40aは、密着層となる下層のCr層と、電気抵抗体となる上層のPt層で構成される。Pt/Cr膜40aは、スパッタ法等を用いて、凹部71の内部およびレジスト70の表面全体に形成する。
次に図6(c)に示すように、レジスト70を剥離する。レジスト70の剥離は、プラズマアッシング装置等を用いたドライプロセスまたはレジスト剥離液等を用いたウエットプロセスによって行うことが可能である。このレジスト70の剥離とともに、レジスト70に積層されたPt/Cr膜40aを除去する(いわゆるリフトオフ)。これにより、凹部71の内部に形成されたPt/Cr膜40aが電気絶縁膜30の表面に残り、電気抵抗体40が形成される。なお電気抵抗体40と同時に、温度補償体および各電極(いずれも不図示)が形成される。
次に図6(d)に示すように、電気絶縁膜30の表面全体にレジスト74を形成する。さらにフォトリソグラフィ技術により、封止膜の形成領域に存在するレジスト74を除去して、凹部75を形成する。
次に図7(a)に示すように、凹部75の内部およびレジスト74の表面全体に、スパッタ法等によりAu膜28aを形成する。
次に図7(b)に示すように、レジスト74を剥離するとともに、レジスト74に積層されたAu膜28aを除去する。これにより、凹部75の内部に形成されたAu膜28aが電気絶縁膜30の表面に残り、封止膜28が形成される。
次に図7(c)に示すように、基板22の表面にレジスト78を形成する。ここでは、基板22の裏面にもレジスト78を形成しておく。次に、基板22の表面に形成されたレジスト78を露光および現像して、浮膜を囲むスリットおよび溝部の形成領域に凹部79を形成する。次に、このレジスト78をマスクとして、電気絶縁膜30のエッチングを行う。このエッチング処理は、CF等のフルオロカーボンガスをエッチャントとして、RIE(Reactive Ion Etching)等により行うことが可能である。
これにより、図7(d)に示すように、電気絶縁膜30にスリット31が形成される。このスリット31により、浮膜32が周辺膜36から分離され、浮膜32の外周が連結膜(不図示)により周辺膜36に連結された状態になる。なおスリット31と同時に、電気抵抗体40と温度補償体(不図示)との間に溝部(不図示)が形成される。その後、レジスト78を剥離する。
次に図8(a)に示すように、基板22の表面および裏面にレジスト80を形成する。次に、基板22の裏面に形成したレジスト80を露光および現像して、基板22の貫通孔の形成領域に凹部81を形成する。次に、このレジスト80をマスクとして、電気絶縁膜60のエッチング処理を行う。
これにより、図8(b)に示すように、基板22の貫通孔の形成領域に存在する電気絶縁膜60が除去されて、凹部61が形成される。その後、基板22の表面のレジスト80を残して、裏面のレジスト80のみを剥離する。
次に図8(c)に示すように、基板22の裏側における電気絶縁膜60の凹部61の内部に、レジスト84を充填する。なお基板22の裏面全体にレジスト84を形成しておき、フォトリソグラフィ技術を用いて、電気絶縁膜60の表面に存在するレジストのみを除去してもよい。
次に図9(a)に示すように、基板22の裏面全体に、スパッタ法等によりAu膜29aを形成する。
次に図9(b)に示すように、レジスト84を剥離するとともに、レジスト84に積層されたAu膜29aを除去する。これにより、電気絶縁膜60の表面のみにAu膜29aが残り、封止膜29が形成される。
次に図9(c)に示すように、封止膜29をマスクとして、基板22をウエットエッチングする。なお電気絶縁膜60をSiOで構成した場合には、基板22のエッチング液としてTMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)を採用し、電気絶縁膜60をSiNで構成した場合には、エッチング液としてKOHを採用することが望ましい。これにより、シリコン基板22と電気絶縁膜60とのエッチング選択比を確保することが可能になり、電気絶縁膜60をエッチングすることなく基板22のみをエッチングすることができる。基板22のエッチングは、基板22を構成するシリコンの結晶方位に従って斜めに進行する。これにより貫通孔24は、基板22の裏面から表面にかけて開口面積が小さくなるように、テーパ状に形成される。
以上により、本実施形態に係るピラニ真空計のセンサ部20が形成される。
次に、図2に示す第1カバー部12および第2カバー部18を形成する。そして、第1カバー部12の凸部17の先端面に形成した封止膜(不図示)を、センサ部20の表面に形成した封止膜28に接合して、第1カバー部12をセンサ部20に固定する。また、第2カバー部18の上面に形成した封止膜19を、センサ部20の下面に形成した封止膜(不図示)に密着させて、第2カバー部18をセンサ部20に固定する。封止膜の接合は、大気中にて基板を180〜200℃に加熱し、2〜3kgf/mmの圧力で各基板を押圧しつつ、3〜5分程度保持することによって行う。以上により、本実施形態に係るピラニ真空計10が形成される。
上述したMEMS技術を用いることにより、ピラニ真空計におけるPtフィラメントについて、従来不可能であったμmレベルでの高精度加工を実現することが可能になる。その結果、薄膜の電気抵抗体を形成することが可能になり、測定可能な圧力範囲を拡大することができる。
ピラニ真空計により測定可能な圧力範囲の上限を決定する要因として、(1)気体による熱伝導が一定値に近づくこと、(2)フィラメントの取付け姿勢に依存する気体の対流により測定感度が低下することが挙げられる。これらに加えて、測定可能な圧力範囲の上限は、(3)気体の平均自由工程λとフィラメントの半径rとの比λ/rに比例することが確認されている。そのため本実施形態では、フィラメントに相当する電気抵抗体を薄膜化して半径rを小さくすることにより、測定可能な圧力範囲の上限を引き上げることができる。具体的には、従来のピラニ真空計において10Pa程度であった測定範囲の上限を、本実施形態のピラニ真空計では10Pa程度に引き上げることが可能である。
上述したように、ピラニ真空計は、被測定ガスがフィラメントから奪う熱量Qgを測定して、被測定ガスの圧力を算出するものである。熱量Qgの測定は、フィラメントに熱量を補充することによって行う。ただし、実際にフィラメントに加える熱量は、気体によって奪われる熱量Qgだけではなく、フィラメントの両端から流出する熱量Qc、および輻射によって流出する熱量Qrの和になる。
ピラニ真空計により測定可能な圧力範囲の下限は、(1)流出熱量Qc,Qrに加えて、(2)フィラメントの周辺温度の変化量の影響を受ける。低圧の被測定ガスがフィラメントから奪う熱量Qgは非常に小さいので、流出熱量Qc,Qrが大きいと熱量Qgの測定が困難になるからである。また数式(1)において、フィラメントの周辺温度Twの変化量が大きいと、圧力Pの算出が困難になるからである。
これに対して、図3に示す本実施形態のピラニ真空計では、フィラメントに相当する電気抵抗体40を薄膜化することにより、電気抵抗体40からの流出熱量Qc,Qrを小さくすることが可能になる。また上述したように、電気抵抗体から温度補償体への熱伝達を遮断する溝部を設けたので、温度補償体の温度変化を抑制することが可能になり、電気抵抗体の周辺温度の変化を確実に補償することができる。したがって、測定可能な圧力範囲の下限を引き下げることができる。
さらに、熱伝導率が低い酸化シリコンまたは窒化シリコンからなる浮膜32の表面に電気抵抗体40を形成したので、電気抵抗体40から浮膜32への熱流出を抑制することが可能になる。また基板に直接接触しない浮膜32の表面に電気抵抗体40を配置したので、電気抵抗体40から基板への熱流出を抑制することが可能になる。また浮膜32をスリット31で囲み、浮膜32の外周を連結膜34,35により周辺膜36に連結し、さらに周辺膜36に溝部39を形成することで、電気抵抗体40から周辺膜36への熱流出を抑制することが可能になる。これにより、流出熱量Qc,Qrを小さくすることが可能になり、測定可能な圧力範囲の下限を引き下げることができる。具体的には、従来のピラニ真空計において10−1Pa程度であった測定範囲の下限を、本実施形態のピラニ真空計では10−2Pa程度に引き下げることができる。
ところで、浮膜32の中心に対して非対称に一対の連結膜を配置し、その連結膜の表面を通って電気抵抗体40の両端部を周辺膜36の表面に引き出す構成が考えられる。しかしながら、この構成では、電気抵抗体40と浮膜32との熱膨張率の差により、電気抵抗体40が非対称に熱変形することになる。その結果、ピラニ真空計の測定精度を低下させるおそれがある。
これに対して、本実施形態に係るピラニ真空計は、浮膜32の中心を挟んで対称に一対の第1連結膜34が配置され、その第1連結膜34の表面を通って、電気抵抗体40の両端部が周辺膜36の表面に引き出されている。これにより、電気抵抗体40と浮膜32との熱膨張率が異なっても、電気抵抗体40を対称に熱変形させることが可能になる。したがって、ピラニ真空計の圧力測定精度を向上させることができる。本実施形態では、特に1〜1000Paの領域で測定感度が向上する。
また本実施形態では、電気抵抗体の面積に対する浮膜の面積の割合を小さくして、気体との熱交換がもっぱら電気抵抗体との間で行われる構造にしたので、圧力測定精度を向上させることができる。
(圧力測定方法)
次に、本実施形態のピラニ真空計を用いた圧力測定方法について説明する。
本実施形態のピラニ真空計は、図1に示すように真空チャンバの壁面2の開口部に配置して使用することも可能であるが、本実施形態のピラニ真空計を被処理基板上に搭載し、その被処理基板を処理装置内に導入して、前記処理装置内の圧力を測定することも可能である。このような可搬型センサを形成することにより、処理装置の改造を伴うことなく、処理装置内の圧力を簡単かつ低コストで測定することが可能になる。特に、複数の処理室で連続処理を行う処理装置において、ピラニ真空計を搭載した被処理基板を各処理室に流通させることが効果的である。なお被処理基板上には、ピラニ真空計とともに、無線通信デバイスや論理回路、メモリ、バッテリ等を搭載することが望ましい。これにより、圧力測定結果の無線出力や、メモリへの記録が可能になる。
また、被処理基板上に複数のピラニ真空計を搭載して、被処理基板上における圧力分布を測定することも可能である。本実施形態のピラニ真空計はMEMS技術を用いて微小に形成されているので、被処理基板上に複数のピラニ真空計を搭載することは容易である。これにより、被処理基板上における圧力分布を簡単かつ低コストで測定することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な材料や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
実施形態に係るピラニ真空計の使用形態の説明図である。 実施形態に係るピラニ真空計の分解斜視図である。 センサ部の平面図である。 図3のB−B線におけるセンサ部の断面図である。 ピラニ真空計のブリッジ回路図である。 ピラニ真空計のセンサ部の製造工程図である。 ピラニ真空計のセンサ部の製造工程図である。 ピラニ真空計のセンサ部の製造工程図である。 ピラニ真空計のセンサ部の製造工程図である。
符号の説明
10…ピラニ真空計 22…基板 24…貫通孔(穴部) 32…浮膜 34…第1連結膜(連結膜) 36…周辺膜 39…溝部 40…電気抵抗体 50…温度補償体

Claims (7)

  1. 気体と熱交換を行う電気抵抗体を備え、前記電気抵抗体の熱損失量から前記気体の圧力を測定するピラニ真空計であって、
    前記電気抵抗体を表面に配置して、基板の穴部を跨ぐように形成された浮膜と、
    前記浮膜を囲むように前記基板の表面に形成された周辺膜と、
    前記電気抵抗体が配置された側における前記周辺膜の表面に形成され、該電気抵抗体の周辺温度の変化を補償する温度補償体と、
    前記浮膜の中心を挟んで対称に配置され、前記浮膜の外周を前記周辺膜に連結する一対の連結膜と、を備え、
    前記電気抵抗体の両端部が、前記一対の連結膜の表面を通って、前記周辺膜の表面に形成された電極に引き出され
    前記電気抵抗体と前記温度補償体との間における前記周辺膜の表面に、溝部が形成されていることを特徴とするピラニ真空計。
  2. 前記電気抵抗体は、Pt、NiCrまたはWを主成分とする材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のピラニ真空計。
  3. 前記電気抵抗体と前記浮膜との間に、CrまたはTiを主成分とする密着層が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のピラニ真空計。
  4. 前記浮膜、前記周辺膜および前記連結膜は、酸化シリコンまたは窒化シリコンを主成分とする材料で形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のピラニ真空計。
  5. 前記基板は、シリコンを主成分とする材料で形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のピラニ真空計。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のピラニ真空計を被処理基板上に搭載し、前記被処理基板を処理装置内に導入して、前記処理装置内の圧力を測定することを特徴とする圧力測定方法。
  7. 前記被処理基板上に複数の前記ピラニ真空計を搭載して、前記被処理基板上における圧力分布を測定することを特徴とする請求項に記載の圧力測定方法。
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