JP2002340160A - オイルポンプ制御装置、およびエア混入量推定装置 - Google Patents

オイルポンプ制御装置、およびエア混入量推定装置

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JP2002340160A JP2001149968A JP2001149968A JP2002340160A JP 2002340160 A JP2002340160 A JP 2002340160A JP 2001149968 A JP2001149968 A JP 2001149968A JP 2001149968 A JP2001149968 A JP 2001149968A JP 2002340160 A JP2002340160 A JP 2002340160A
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年弘 平尾
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久徳 野本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エア混入に拘らず常に適切な量の作動油が供
給されるようにして、作動油不足を回避しながらオイル
ポンプの過剰出力によるエネルギーロスを低減する。 【解決手段】 トランスアクスルの作動状態に応じて必
要オイル流量Qを求める(S1)とともに、エア混入に
関与する物理量(入力軸回転速度Ninや出力軸回転速度
Nout 、作動油温度THCVT など)に基づいてエア混入
率RA を求め(S2)、それ等の必要オイル流量Qおよ
びエア混入率RA から必要オイル汲み上げ量Q* を算出
して(S3)、その必要オイル汲み上げ量Q* で吐出す
るようにオイルポンプを制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオイルポンプ制御装
置に係り、特に、エア混入に拘らず常に適切な量の作動
油を供給できるオイルポンプ制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】油圧によりベルトを挟圧して動力を伝達
するとともに、プーリの溝幅を変更して変速比を変化さ
せるベルト式無段変速機や、油圧アクチュエータによっ
てクラッチやブレーキの作動状態が切り換えられること
により、変速比(変速段)や前後進などの動力伝達状態
が変更される油圧式変速機、油圧式前後進切換装置な
ど、車両には種々の油圧式動力伝達装置が搭載されてい
る。特開平10−89445号公報に記載の車両用動力
伝達装置はその一例で、変速比等の動力伝達状態を変更
したり、歯車等の回転メンバを潤滑したりするため、オ
イルポンプによって所定量の作動油が供給されるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
作動油には潤滑時の攪拌などでエアが混入することが避
けられないが、従来はこのようなエアの混入を考慮して
いないため、そのエアの体積分だけ実質的に作動油の供
給量が不足し、潤滑性能が損なわれたり所望の油圧が得
られずに変速速度が遅くなったりするなどの可能性があ
った。また、このような作動油不足が生じないように供
給量を一定量だけ嵩上げすることが考えられるが、エア
混入量は条件によって変化するため場合によって必要以
上の作動油が供給されることになり、オイルポンプの過
剰出力で燃費等のエネルギーロスが発生する。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、エア混入に拘らず常
に適切な量の作動油が供給されるようにして、作動油不
足を回避しながらオイルポンプの過剰出力によるエネル
ギーロスを低減することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、動力伝達装置に作動油を供給するオ
イルポンプの制御装置において、前記作動油のエア混入
に関与する物理量を考慮して前記オイルポンプの吐出量
を制御することを特徴とする。なお、「吐出量」は単位
時間当たりの作動油の圧送流量で、作動油に混入したエ
アを含むものである。
【0006】第2発明は、第1発明のオイルポンプ制御
装置において、(a) 前記作動油は、前記動力伝達装置を
構成している回転メンバの潤滑に用いられ、その回転メ
ンバの回転に伴って攪拌されるもので、(b) 前記物理量
は前記回転メンバの回転速度であることを特徴とする。
【0007】第3発明は、第1発明または第2発明のオ
イルポンプ制御装置において、(a)前記動力伝達装置の
作動状態に応じて前記作動油の必要油量を求める必要油
量算出手段と、(b) 前記作動油のエア混入に関与する物
理量に基づいてエア混入量を求めるエア混入量推定手段
と、(c) 前記必要油量および前記エア混入量に基づいて
前記オイルポンプの吐出量を求める吐出量算出手段とを
有することを特徴とする。
【0008】第4発明は、第1発明〜第3発明の何れか
のオイルポンプ制御装置において、前記オイルポンプは
専用の電動モータによって回転駆動されるものであるこ
とを特徴とする。
【0009】第5発明は、動力伝達装置を構成している
回転メンバを潤滑するとともに、その回転メンバの回転
に伴って攪拌される作動油のエア混入量を推定する装置
であって、前記回転メンバの回転速度を考慮して前記エ
ア混入量を求めることを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】このようなオイルポンプ制御装置におい
ては、作動油のエア混入に関与する物理量を考慮してオ
イルポンプの吐出量が制御されるため、エア混入に拘ら
ず常に適切な量の作動油が供給されるようになり、エア
混入に起因する作動油不足を回避しながらオイルポンプ
の過剰出力によるエネルギーロスを低減できる。
【0011】第2発明は、作動油が動力伝達装置を構成
している回転メンバの潤滑に用いられ、その回転メンバ
の回転に伴って攪拌される場合で、その攪拌時にエアが
混入するとともに、その混入量は回転メンバの回転速度
が速い程多くなる。したがって、その回転メンバの回転
速度を考慮してオイルポンプの吐出量を制御することに
より、エア混入量に応じて常に適切な量の作動油が供給
されるようになり、エア混入に起因する作動油不足を回
避しながらオイルポンプの過剰出力によるエネルギーロ
スを良好に低減できる。
【0012】第3発明は、必要油量算出手段により動力
伝達装置の作動状態に応じて作動油の必要油量を求める
場合で、エア混入量算出手段によりエア混入に関与する
物理量に基づいてエア混入量を求めるとともに、吐出量
算出手段によりそれ等の必要油量およびエア混入量から
オイルポンプの吐出量を求めるため、エア混入に拘らず
常に必要油量算出手段によって求められた必要油量の作
動油が供給されるようになり、エア混入に起因する作動
油不足を回避しながらオイルポンプの過剰出力によるエ
ネルギーロスを良好に低減できる。
【0013】第4発明では、オイルポンプが専用の電動
モータによって回転駆動されるため、車両駆動力など他
の駆動力に影響を与えることなく、エア混入量を考慮し
て吐出量を高い精度で適切に制御できる。
【0014】第5発明は、前記第2発明と同様に作動油
が動力伝達装置を構成している回転メンバの潤滑に用い
られ、その回転メンバの回転に伴って攪拌される場合
で、その攪拌時にエアが混入するとともに、その混入量
は回転メンバの回転速度が速い程多くなることから、そ
の作動油のエア混入量を、その回転メンバの回転速度を
考慮して求めるようにしたのであり、実測することが困
難なエア混入量を簡便な手法で推定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、油圧によりベルトを挟
圧して動力を伝達するとともに、プーリの溝幅を変更し
て変速比を変化させるベルト式無段変速機や、油圧アク
チュエータによってクラッチやブレーキの作動状態が切
り換えられることにより、変速比(変速段)や前後進な
どの動力伝達状態が変更される油圧式変速機、油圧式前
後進切換装置、左右の駆動輪に動力を分配する差動装置
など、車両用の各部の動力伝達装置に作動油を供給し、
動力伝達状態を変更するとともに各部を潤滑するオイル
ポンプの制御装置に好適に適用されるが、車両用以外の
動力伝達装置に作動油を供給したり、潤滑のみを目的と
して動力伝達装置に作動油を供給したりする場合にも適
用され得るなど、種々の態様を採用できる。
【0016】オイルポンプとしては、歯車ポンプやベー
ンポンプなどの回転式ポンプが好適に用いられるが、直
動式のポンプなど種々のポンプを採用できる。オイルポ
ンプを駆動する駆動源としては、第4発明のように専用
の電動モータを採用することが望ましいが、駆動力を制
御可能な内燃機関など他の駆動源を用いることもでき
る。また、車両走行用の駆動源など、オイルポンプ以外
の駆動源を兼ねているものでも良い。
【0017】エア混入に関与する物理量は、例えば潤滑
時に作動油が攪拌される場合には、その攪拌に伴ってエ
アが混入するため、第2発明のように作動油を攪拌する
回転メンバの回転速度を用いることが望ましい。また、
作動油に消泡剤が用いられている場合には、その消泡剤
の温度特性によってエア混入量は変化し、一般に作動油
温度が高くなると消泡性能が低下してエア混入量が多く
なるため、作動油温度もエア混入に関与する物理量とし
て用いることが望ましいなど、エア混入に関与する物理
量は、作動油の使用目的や使用態様、特性などに応じて
適宜定められる。第5発明のエア混入量推定装置におい
ても、回転メンバの回転速度だけでなく、上記作動油温
度などの他の物理量を考慮してエア混入量を推定するこ
とができる。
【0018】第3発明のエア混入量推定手段は、例えば
エア混入に関与する物理量をパラメータとして予め実験
によって求められた相関関係(演算式やマップなど)、
或いは理論的に導かれた演算式などにより、実際の物理
量の値に応じてエア混入量を算出するように構成され
る。上記物理量とエア混入量との関係は、例えばオイル
ポンプの吐出量と油圧との関係はエア混入量によって変
化するため、物理量の値を変更しながら吐出量と油圧と
の関係を求めることにより、エア混入量を推定すること
が可能であり、例えば所定の基準油圧を発生させること
ができる吐出量を求めるようにすれば良い。
【0019】ここで、油圧そのものを検出してオイルポ
ンプの吐出量を制御すれば、エア混入量の影響を低減で
きるが、油圧センサは高価でしかも経時的に検出精度が
低下するなど必ずしも高い信頼性が得られないため、第
3発明のように必要油量を求めて吐出量を制御している
のが一般的で、エア混入によって実質的な作動油の供給
量が変化するため、エア混入量を考慮して吐出量を制御
する必要があるのである。エア混入量としてエア混入率
を用いることもできる。
【0020】第3発明では、エア混入量推定手段によっ
てエア混入量が求められ、吐出量算出手段によりそのエ
ア混入量および必要油量に基づいて吐出量が算出される
が、エア混入量に関与する物理量に応じて必要油量を補
正することによりエア混入量を反映した吐出量を直接求
める補正手段を採用することもできる。この補正手段に
よる補正量は実質的にエア混入量に相当するため、この
場合の補正手段は、上記エア混入量推定手段および吐出
量算出手段の両方の機能を兼ね備えているものと見做す
ことができる。
【0021】また、第3発明では動力伝達装置の作動状
態に応じて必要油量を求めるようになっているが、他の
発明の実施に際しては、作動状態に拘らず必要油量が殆
ど変化しない場合など、予め一定の必要油量が定められ
ている場合であっても良い。すなわち、第1発明は、例
えば作動油のエア混入に関与する物理量に基づいてエア
混入量を求め、該エア混入に拘らず所定の必要油量が供
給されるようにオイルポンプの吐出量を制御するように
構成される。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳
細に説明する。図1は、本発明が適用されたハイブリッ
ド駆動制御装置10を説明する概略構成図で、図2は変
速機12などの動力伝達機構の骨子図であり、このハイ
ブリッド駆動制御装置10は、燃料の燃焼で動力を発生
するエンジン14、電動機および発電機として用いられ
るモータジェネレータ16、およびダブルピニオン型の
遊星歯車装置18を備えて構成されており、FF(フロ
ントエンジン・フロントドライブ)車両などに横置きに
搭載されて使用される。遊星歯車装置18のサンギヤ1
8sにはエンジン14が連結され、キャリア18cには
モータジェネレータ16が連結され、リングギヤ18r
は第1ブレーキB1を介してケース20に連結されるよ
うになっている。また、キャリア18cは第1クラッチ
C1を介して変速機12の入力軸22に連結され、リン
グギヤ18rは第2クラッチC2を介して入力軸22に
連結されるようになっている。エンジン14は内燃機関
で、遊星歯車装置18は合成分配機構として機能する歯
車式差動装置である。
【0023】上記クラッチC1、C2および第1ブレー
キB1は、何れも油圧アクチュエータによって摩擦係合
させられる湿式多板式の油圧式摩擦係合装置で、油圧制
御回路24から供給される作動油によって摩擦係合させ
られるようになっている。図3は、油圧制御回路24の
要部を示す図で、電動ポンプを含む電動式油圧発生装置
26で発生させられた元圧PCが、マニュアルバルブ2
8を介してシフトレバー30(図1参照)のシフトポジ
ションに応じて各クラッチC1、C2、ブレーキB1へ
供給されるようになっている。シフトレバー30は、運
転者によって操作されるシフト操作部材で、本実施例で
は「B」、「D」、「N」、「R」、「P」の5つのシ
フトポジションに選択操作されるようになっており、マ
ニュアルバルブ28はケーブルやリンク等を介してシフ
トレバー30に連結され、そのシフトレバー30の操作
に従って機械的に切り換えられるようになっている。
【0024】「B」ポジションは、前進走行時に変速機
12のダウンシフトなどにより比較的大きな動力源ブレ
ーキが発生させられるシフトポジションで、「D」ポジ
ションは前進走行するシフトポジションであり、これ等
のシフトポジションでは出力ポート28aからクラッチ
C1およびC2へ元圧PCが供給される。第1クラッチ
C1へは、シャトル弁31を介して元圧PCが供給され
るようになっている。「N」ポジションは動力源からの
動力伝達を遮断するシフトポジションで、「R」ポジシ
ョンは後進走行するシフトポジションで、「P」ポジシ
ョンは動力源からの動力伝達を遮断するとともに図示し
ないパーキングロック装置により機械的に駆動輪の回転
を阻止するシフトポジションであり、これ等のシフトポ
ジションでは出力ポート28bから第1ブレーキB1へ
元圧PCが供給される。出力ポート28bから出力され
た元圧PCは戻しポート28cへも入力され、上記
「R」ポジションでは、その戻しポート28cから出力
ポート28dを経てシャトル弁31から第1クラッチC
1へ元圧PCが供給されるようになっている。
【0025】クラッチC1、C2、およびブレーキB1
には、それぞれコントロール弁32、34、36が設け
られ、それ等の油圧PC1、PC2、PB1が制御されるよう
になっている。クラッチC1の油圧PC1についてはON
−OFF弁38によって調圧され、クラッチC2および
ブレーキB1についてはリニアソレノイド弁40によっ
て調圧されるようになっている。
【0026】そして、上記クラッチC1、C2、および
ブレーキB1の作動状態に応じて、図4に示す各走行モ
ードが成立させられる。すなわち、「B」ポジションま
たは「D」ポジションでは、「ETCモード」、「直結
モード」、「モータ走行モード(前進)」の何れかが成
立させられ、「ETCモード」では、第2クラッチC2
を係合するとともに第1クラッチC1および第1ブレー
キB1を開放した状態、言い換えればサンギヤ18s、
キャリア18c、およびリングギヤ18rが相対回転可
能な状態で、エンジン14およびモータジェネレータ1
6を共に作動させてサンギヤ18sおよびキャリア18
cにトルクを加え、リングギヤ18rを回転させて車両
を前進走行させる。「直結モード」では、クラッチC
1、C2を係合するとともに第1ブレーキB1を開放し
た状態で、エンジン14を作動させて車両を前進走行さ
せる。「直結モード」ではまた、バッテリ42(図1参
照)の蓄電量(残容量)SOCに応じて、モータジェネ
レータ16を力行制御するとともにその分だけエンジン
トルクを削減したり、モータジェネレータ16を発電制
御するとともにその分だけエンジントルクを増加させた
りすることにより、蓄電量SOCを例えば充放電効率が
優れた適正な範囲内に保持するようになっている。ま
た、「モータ走行モード(前進)」では、第1クラッチ
C1を係合するとともに第2クラッチC2および第1ブ
レーキB1を開放した状態で、モータジェネレータ16
を作動させて車両を前進走行させる。「モータ走行モー
ド(前進)」ではまた、アクセルOFF時などにモータ
ジェネレータ16を回生制御することにより、車両の運
動エネルギーで発電してバッテリ42を充電するととも
に車両に制動力を作用させることができる。
【0027】「N」ポジションまたは「P」ポジション
では、「ニュートラル」または「充電・Eng始動モー
ド」の何れかが成立させられ、「ニュートラル」ではク
ラッチC1、C2および第1ブレーキB1の何れも開放
する。「充電・Eng始動モード」では、クラッチC
1、C2を開放するとともに第1ブレーキB1を係合
し、モータジェネレータ16を逆回転させてエンジン1
4を始動したり、エンジン14により遊星歯車装置18
を介してモータジェネレータ16を回転駆動するととも
に発電制御することにより、電気エネルギーを発生させ
てバッテリ42を充電したりする。
【0028】「R」ポジションでは、「モータ走行モー
ド(後進)」または「フリクション走行モード」が成立
させられ、「モータ走行モード(後進)」では、第1ク
ラッチC1を係合するとともに第2クラッチC2および
第1ブレーキB1を開放した状態で、モータジェネレー
タ16を逆方向へ回転駆動してキャリア18c、更には
入力軸22を逆回転させることにより車両を後進走行さ
せる。「フリクション走行モード」は、上記「モータ走
行モード(後進)」での後進走行時にアシスト要求が出
た場合に実行されるもので、エンジン14を始動してサ
ンギヤ18sを正方向へ回転させるとともに、そのサン
ギヤ18sの回転に伴ってリングギヤ18rが正方向へ
回転させられている状態で、第1ブレーキB1をスリッ
プ係合させてそのリングギヤ18rの回転を制限するこ
とにより、キャリア18cに逆方向の回転力を作用させ
て後進走行をアシストするものである。
【0029】前記変速機12はベルト式無段変速機(C
VT)で、その出力軸44からカウンタ歯車46を経て
差動装置48のリングギヤ50に動力が伝達され、その
差動装置48により左右の駆動輪(本実施例では前輪)
52に動力が分配される。変速機12は、一対の可変プ
ーリ12a、12bを備えており、プライマリ側(入力
側)の可変プーリ12aの油圧シリンダによってV溝幅
が変更されることにより変速比γ(=入力軸回転速度N
in/出力軸回転速度Nout )が連続的に変化させられる
とともに、セカンダリ側(出力側)の可変プーリ12b
の油圧シリンダによってベルト挟圧力(張力)が調整さ
れるようになっている。前記油圧制御回路24は、変速
機12の変速比γやベルト張力を制御するための回路を
備えており、共通の電動式油圧発生装置26から作動油
が供給される。油圧制御回路24の作動油はまた、オイ
ルパン96(図5参照)に蓄積されて遊星歯車装置18
や差動装置48を潤滑するとともに、一部がモータジェ
ネレータ16に供給されて冷却するようになっている。
【0030】本実施例のハイブリッド駆動制御装置10
は、図1に示すHVECU60によって制御されるよう
になっている。HVECU60は、CPU、RAM、R
OM等を備えていて、RAMの一時記憶機能を利用しつ
つROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理
を実行することにより、電子スロットルECU62、エ
ンジンECU64、M/GECU66、T/MECU6
8、前記油圧制御回路24のON−OFF弁38、リニ
アソレノイド弁40、エンジン14のスタータ70など
を制御する。電子スロットルECU62はエンジン14
の電子スロットル弁72を開閉制御するもので、エンジ
ンECU64はエンジン14の燃料噴射量や可変バルブ
タイミング機構、点火時期などによりエンジン出力を制
御するもので、M/GECU66はインバータ74を介
してモータジェネレータ16の力行トルクや回生制動ト
ルク等を制御するもので、T/MECU68は変速機1
2の変速比γやベルト張力などを制御するものである。
スタータ70は電動機および発電機として機能するモー
タジェネレータで、ベルト或いはチェーンなどの動力伝
達装置を介してエンジン14のクランクシャフトに連結
されている。
【0031】上記HVECU60には、アクセル操作量
センサ76からアクセル操作部材としてのアクセルペダ
ル78の操作量θacを表す信号が供給されるとともに、
シフトポジションセンサ80からシフトレバー30のシ
フトポジションを表す信号が供給される。また、エンジ
ン回転速度センサ82、モータ回転速度センサ84、入
力軸回転速度センサ86、出力軸回転速度センサ88、
CVT油温センサ90、冷却水温センサ91から、それ
ぞれエンジン回転速度(回転数)Ne、モータ回転速度
(回転数)Nm、入力軸回転速度(入力軸22の回転速
度)Nin、出力軸回転速度(出力軸44の回転速度)N
out 、油圧制御回路24の作動油の温度THCVT 、エン
ジン14の冷却水温THW を表す信号がそれぞれ供給さ
れる。CVT油温センサ90は作動油温度検出手段に相
当し、出力軸回転速度Nout は車速Vに対応する。この
他、バッテリ42の蓄電量SOCなど、運転状態を表す
種々の信号が供給されるようになっている。蓄電量SO
Cは単にバッテリ電圧であっても良いが、充放電量を逐
次積算して求めるようにしても良い。アクセル操作量θ
acは運転者の出力要求量に相当する。
【0032】図5は、油圧制御回路24の概略構成を説
明するブロック線図で、トランスアクスル92は前記変
速機12、遊星歯車装置18、差動装置48などを含ん
でおり、その中の油圧制御系94は、変速機12の変速
用、ベルト挟圧用の油圧シリンダや、遊星歯車装置18
の第1ブレーキB1やクラッチC1、C2、などの油圧
アクチュエータ、および前記ON−OFF弁38、リニ
アソレノイド弁40などHVECU60によって電気的
に制御される電磁式の切換弁や油圧制御弁などである。
そして、オイルパン96内の作動油がオイルポンプ10
0によって汲み上げられ、上記油圧制御系94へ供給さ
れて油圧アクチュエータを作動させる一方、余剰分がト
ランスアクスル92内の各部の潤滑などに使用されると
ともに、一部がオイルクーラ114へ循環させられて作
動油温度THCVT が調整される。トランスアクスル92
は車両用動力伝達装置に相当し、そのうち油圧を介して
動力伝達が行われる遊星歯車装置18および変速機12
は油圧式動力伝達装置に相当する。
【0033】オイルポンプ100は歯車ポンプなどの回
転式ポンプで、専用の電動モータ98によって回転駆動
されるようになっており、これらのオイルポンプ100
および電動モータ98を含んで前記電動式油圧発生装置
26が構成されている。電動モータ98は、HVECU
60によって制御されるようになっており、レゾルバな
どの回転速度センサ102、および電流計104からモ
ータ回転速度NPM、モータトルクに対応する駆動電流I
PMを表す信号がそれぞれHVECU60に供給される。
モータ回転速度NPMはポンプ回転速度すなわちオイルポ
ンプ100の吐出量に対応し、モータトルクに対応する
駆動電流IPMはオイルポンプ100の駆動力、更には発
生油圧に対応する。油圧制御回路24は油圧回路に相当
し、HVECU60、電動モータ98、オイルポンプ1
00を含んで油圧制御装置が構成されている。
【0034】図6は、油圧制御回路24のうち前記元圧
PCの基になるライン油圧PL を発生する部分を示す回
路図で、オイルポンプ100によりストレーナ106を
介して吸い上げられた作動油は、圧力制御弁として機能
するプライマリレギュレータバルブ108によって所定
のライン油圧PL に調圧される。プライマリレギュレー
タバルブ108には、HVECU60によってデューテ
ィ制御されるリニアソレノイド弁110の信号圧PSLS
が供給されるようになっており、その信号圧P SLS に応
じてライン油圧PL が制御されるとともに、余分な作動
油が油路112へドレーンされる。ライン油圧PL は、
元圧PCの基になる他、変速機12の変速制御やベルト
挟圧力の制御にも用いられるもので、例えばアクセル操
作量θacすなわち動力伝達機構の伝達トルクなどをパラ
メータとして求められる必要油圧PL * となるように調
圧される。油路112の作動油は、油圧制御回路24の
各部の潤滑部位へ供給されるとともに、一部はオイルク
ーラ114へ供給されて冷却されるようになっており、
適量の作動油が潤滑部位およびオイルクーラ114へ供
給されるように調圧弁116によって所定油圧に調圧さ
れる。
【0035】図7は、オイルポンプ100の作動を説明
するフローチャートで、オイルポンプ制御装置として機
能する部分であり、HVECU60の信号処理により所
定のサイクルタイムで繰り返し実行される。ステップS
1では、トランスアクスル92の作動状態に応じて必要
オイル流量Qを算出する。必要オイル流量Qは、基本的
には油圧制御回路24の漏れ量、クーラ循環流量、およ
び潤滑流量を加算することによって求められ、変速機1
2の変速時や前記図4の走行モードの切換時など作動油
が使用される時には増量補正される。漏れ量は、作動油
の粘性が低い高温時程多くなるとともに、油圧が高くな
る程増加するため、作動油温度THCVTや油圧に対応す
る駆動電流IPMをパラメータとして予め定められたマッ
プや演算式などから求められる。また、潤滑流量および
クーラ循環流量は、入力軸回転速度Ninや出力軸回転速
度Nout 、作動油温度THCVT 、エンジン出力に対応す
るスロットル弁開度などをパラメータとして求められ
る。上記必要オイル流量Qは必要油量に相当し、HVE
CU60による一連の信号処理のうちステップS1を実
行する部分は必要油量算出手段として機能している。
【0036】ステップS2では、入力軸回転速度Nin、
出力軸回転速度Nout 、作動油温度THCVT 、および油
圧に対応する駆動電流IPMをパラメータとして予め定め
られたデータマップに基づいて、それ等の実際の値から
作動油へのエアの混入率RAを算出する。本実施例で
は、遊星歯車装置18および差動装置48がオイルパン
96内の作動油に浸漬されて潤滑されるようになってい
るため、それ等の回転に伴って攪拌されるとともに掻き
上げられる際にエアが混入するとともに、その回転速度
が速い程エア混入率RA が高くなるため、それ等の回転
速度に対応する入力軸回転速度Ninおよび出力軸回転速
度Nout がエア混入率RA に影響する。また、消泡剤が
用いられて気泡の発生を抑えているが、その消泡剤は作
動油温度THCVT が高くなると性能が低下してエア混入
率RA が高くなるため、作動油温度THCVT によっても
エア混入率RA が変化する。上記遊星歯車装置18や差
動装置48は、作動油によって潤滑される回転メンバ
で、HVECU60による一連の信号処理のうちステッ
プS2を実行する部分はエア混入量推定手段、エア混入
量推定装置として機能している。エア混入率RA はエア
混入量に対応する。
【0037】上記入力軸回転速度Nin、出力軸回転速度
Nout 、作動油温度THCVT 、および駆動電流IPMは、
エア混入量に関与する物理量で、それ等の物理量に基づ
いてエア混入率RA を求めるためのデータマップは、予
め実験によって求められる。すなわち、オイルポンプ1
00のポンプ回転速度NP (吐出量に対応)と発生油圧
との関係はエア混入率RA によって変化するため、上記
各物理量の値を変更しながら所定の基準油圧を発生する
ポンプ回転速度NP を調べると、そのポンプ回転速度N
P はエア混入率RA を反映しており、それ等の物理量を
パラメータとしてエア混入率RA を求めるためのデータ
マップを作成することができる。
【0038】ステップS3では、上記ステップS1で求
めた必要オイル流量QおよびステップS2で求めたエア
混入率RA に基づいて必要オイル汲み上げ量Q* を算出
する。具体的には、必要オイル流量Qに対してエア混入
量分だけ加算して必要オイル汲み上げ量Q* を求めるの
であり、オイルポンプ100によってその必要オイル汲
み上げ量Q* だけ所定量のエアを含んだ作動油が汲み上
げられて吐出されることにより、エアを除いた実質的な
作動油量として必要オイル流量Qが圧送されることにな
る。オイル汲み上げ量は吐出量に対応し、HVECU6
0による一連の信号処理のうちステップS3を実行する
部分は吐出量算出手段として機能している。
【0039】ステップS4では、作動油温度THCVT
油圧に対応する駆動電流IPM、ポンプ回転速度すなわち
モータ回転速度NPMに基づいてポンプ容積効率ηを求
め、ステップS5では、前記必要オイル汲み上げ量Q*
およびポンプ容積効率ηに基づいて、必要オイル汲み上
げ量Q* の吐出量で作動油が吐出される目標ポンプ回転
速度NP * を算出する。そして、最後のステップS6
で、その目標ポンプ回転速度NP * でオイルポンプ10
0が回転するように、電動モータ98の目標駆動電流I
PM * を算出して出力する。すなわち、実際のモータ回転
速度NPMが上記目標ポンプ回転速度NP * に対応する回
転速度となるように、それ等の偏差などに基づいて目標
駆動電流IPM *を算出し、その目標駆動電流IPM *で電
動モータ98を作動させるのである。
【0040】このように本実施例では、トランスアクス
ル92の作動状態に応じて必要オイル流量Qを求める
(S1)とともに、エア混入に関与する物理量に基づい
てエア混入率RA を求め(S2)、それ等の必要オイル
流量Qおよびエア混入率RA から必要オイル汲み上げ量
* を算出して(S3)、その必要オイル汲み上げ量Q
* で吐出するようにオイルポンプ100を制御するよう
になっているため、エア混入に拘らず常に必要オイル流
量Qの作動油が供給されるようになり、エア混入に起因
する作動油不足を回避しながら電動モータ98の過剰出
力によるエネルギーロスが低減されて燃費が向上する。
【0041】すなわち、作動油のエア混入に関与する物
理量、具体的には入力軸回転速度Nin、出力軸回転速度
Nout 、作動油温度THCVT 、および油圧に対応する駆
動電流IPM、をパラメータとして予め定められたデータ
マップからエア混入率RA を求め、そのエア混入率RA
を考慮してオイルポンプ100の吐出量、すなわち必要
オイル汲み上げ量Q* が求められるため、エア混入に拘
らず常に適切な量の作動油が供給されるのである。具体
的には、作動油が遊星歯車装置18や差動装置48の潤
滑に用いられるため、それ等の回転に伴って攪拌される
ことによりエアが混入するが、それ等の回転速度に対応
する入力軸回転速度Ninや出力軸回転速度Nout を考慮
してオイルポンプ100の吐出量が制御されるため、攪
拌時のエア混入に拘らず常に適切な量の作動油が供給さ
れるのである。また、本実施例の作動油は消泡剤により
気泡の発生が抑えられており、作動油温度THCVT が高
くなると消泡性能が低下してエア混入率RA が高くなる
が、その作動油温度THCV T を考慮してオイルポンプ1
00の吐出量が制御されるため、温度上昇に伴うエア混
入率RA の増加に拘らず常に適切な量の作動油が供給さ
れる。
【0042】また、入力軸回転速度Nin、出力軸回転速
度Nout 、作動油温度THCVT 、および油圧に対応する
駆動電流IPMに基づいて予め定められたデータマップか
らエア混入率RA を算出するようになっているため、実
測することが困難なエア混入率RA を簡便な手法で求め
ることができる。
【0043】また、本実施例ではオイルポンプ100が
専用の電動モータ98によって回転駆動されるため、車
両駆動力など他の駆動力に影響を与えることなく、エア
混入量を考慮して吐出量を高い精度で適切に制御でき
る。
【0044】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、
本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加
えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるオイルポンプ制御装置
を備えているハイブリッド駆動制御装置を説明する概略
構成図である。
【図2】図1のハイブリッド駆動制御装置の動力伝達系
を示す骨子図である。
【図3】図1の油圧制御回路の一部を示す回路図であ
る。
【図4】図1のハイブリッド駆動制御装置において成立
させられる幾つかの走行モードと、クラッチおよびブレ
ーキの作動状態との関係を説明する図である。
【図5】図1の油圧制御回路の概略構成を説明するブロ
ック線図である。
【図6】図5の油圧制御回路の油圧発生部分を具体的に
示す回路図である。
【図7】図5の油圧制御回路のオイルポンプの作動を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
18:遊星歯車装置(回転メンバ) 48:差動装置
(回転メンバ) 60:HVECU 92:トラン
スアクスル(動力伝達装置) 98:電動モータ
100:オイルポンプ RA :エア混入率(エア混入
量) Nin:入力軸回転速度(物理量) Nout :
出力軸回転速度(物理量) THCVT:作動油温度
(物理量) IPM:駆動電流(物理量) ステップS1:必要油量算出手段 ステップS2:エア混入量推定手段、エア混入量推定装
置 ステップS3:吐出量算出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大島 康嗣 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 平尾 年弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 野本 久徳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小島 真一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 伊藤 慎一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 尾関 竜哉 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 長島 伸幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 今枝 史守 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3J063 AA02 AB12 AB22 AC04 BA20 XJ02 XJ03 XJ09 3J552 MA07 NA01 PA59 TA10 VA37W VA48W

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力伝達装置に作動油を供給するオイル
    ポンプの制御装置において、 前記作動油のエア混入に関与する物理量を考慮して前記
    オイルポンプの吐出量を制御することを特徴とするオイ
    ルポンプ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記作動油は、前記動力伝達装置を構成
    している回転メンバの潤滑に用いられ、該回転メンバの
    回転に伴って攪拌されるもので、 前記物理量は前記回転メンバの回転速度であることを特
    徴とする請求項1に記載のオイルポンプ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記動力伝達装置の作動状態に応じて前
    記作動油の必要油量を求める必要油量算出手段と、 前記作動油のエア混入に関与する物理量に基づいてエア
    混入量を求めるエア混入量推定手段と、 前記必要油量および前記エア混入量に基づいて前記オイ
    ルポンプの吐出量を求める吐出量算出手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のオイルポンプ
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記オイルポンプは専用の電動モータに
    よって回転駆動されるものであることを特徴とする請求
    項1〜3の何れか1項に記載のオイルポンプ制御装置。
  5. 【請求項5】 動力伝達装置を構成している回転メンバ
    を潤滑するとともに、該回転メンバの回転に伴って攪拌
    される作動油のエア混入量を推定する装置であって、 前記回転メンバの回転速度を考慮して前記エア混入量を
    求めることを特徴とするエア混入量推定装置。
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