JP2002337643A - 頭部保護エアバッグ装置 - Google Patents

頭部保護エアバッグ装置

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JP2002337643A
JP2002337643A JP2001152328A JP2001152328A JP2002337643A JP 2002337643 A JP2002337643 A JP 2002337643A JP 2001152328 A JP2001152328 A JP 2001152328A JP 2001152328 A JP2001152328 A JP 2001152328A JP 2002337643 A JP2002337643 A JP 2002337643A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インフレーターから離れたエアバッグの部位の
展開膨張を素早く行え、かつ、インフレーターから離れ
たエアバッグの部位を覆っているガーニッシュのドア部
の円滑な開き動作を確保可能な頭部保護エアバッグ装置
を提供すること。 【解決手段】エアバッグ26のガス流入部27が、ガス
供給路部28と窓W1を覆う膨張遮蔽部31とを備え
る。膨張遮蔽部31は、前後方向に並設される複数の膨
張部32・33を備える。ガス供給路部28は、インフ
レーターから離れた先端側に、ピラーガーニッシュ10
のドア部16を押し開き可能な先端延設部30を備え
る。ガス供給路部28の上縁側周縁40aにおけるイン
フレーターから離れた先端側の部位には、膨張用ガスG
を、先端膨張部33を除いた複数の膨張部32の各流入
口部34側に向けて、流し可能に、下向き案内部41・
42が、形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の窓の車内側
を覆い可能なエアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを
供給するインフレーターと、を備えて構成される頭部保
護エアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の頭部保護エアバッグ装置では、エ
アバッグとインフレーターとを備えて構成されていた
(特開2000−336156参照)。
【0003】このエアバッグは、車両の車内側の窓の上
縁側に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時、窓
の車内側を覆うように展開膨張していた。インフレータ
ーは、エアバッグに膨張用ガスを供給可能に、エアバッ
グの後端側に配置されていた。
【0004】また、上記公報のエアバッグでは、膨張用
ガスを流入させるガス流入部と、膨張用ガスを流入させ
ない非流入部と、を備えて構成されていた。ガス流入部
は、インフレーターに接続されて、エアバッグの上縁側
で前後方向に沿って配置されるガス供給路部と、ガス供
給路部の下方に配置されて、膨張用ガスを流入させて窓
を覆うように展開膨張する前後の膨張遮蔽部と、を備え
ていた。前側膨張遮蔽部は、前席側方のフロントドアの
窓を覆うように配置され、後側膨張遮部は、後席側方の
リヤドアの窓を覆うように配置されていた。
【0005】そして、前側膨張遮蔽部は、非流入部によ
って区画されて、上端側にガス供給路部に連通する流入
口部をそれぞれ有して前後方向に並設される複数の膨張
部、を備えて構成されていた。
【0006】一方、エアバッグのインフレーターから離
れた先端側(前端側)の車両側には、窓の周縁を構成し
て、下端側をインフレーターから離れるように傾斜させ
て配置されるフロントピラー部が、配設され、フロント
ピラー部の車内側には、ピラーガーニッシュが配設され
ていた。このピラーガーニッシュは、開き可能として、
折り畳まれて収納されたエアバッグにおけるインフレー
ターから離れた前端側の部位を突出可能に覆うドア部、
を備えていた。
【0007】そして、エアバッグのガス供給路部は、イ
ンフレーターから離れた先端側に、ピラーガーニッシュ
のドア部を押し開き可能な先端延設部、を備えて構成さ
れていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この種のエアバッグで
は、インフレーターから離れた先端側(前端側)は、イ
ンフレーターから離れていることから、膨張用ガスの充
填が遅れて、展開膨張が遅れ易かった。
【0009】特に、上記公報のエアバッグでは、前側膨
張遮蔽部が、前後方向に並設される複数の膨張部を備え
て構成され、各膨張部に、上端側のガス供給路部から膨
張用ガスを流入させて、展開膨張するタイプであり、膨
張用ガスが前方へ流れた後に下方に屈曲して流れる態様
となることから、ガスの流れる距離が長くなって、一
層、インフレーターから離れた先端側における複数の膨
張部の展開膨張が、遅れ易くなってしまう。
【0010】この対処のため、上記公報のエアバッグで
は、インフレーターから離れた前側膨張遮蔽部の先端膨
張部に、膨張用ガスを下向きに流すように、ガス供給路
部の上縁側周縁に、下方へ突出した下向き案内部が形成
されていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この下向き案
内部は、ガス供給路部の先端延設部に接近して配置され
ていることから、先端延設部への膨張用ガスの流入が、
阻害され、エアバッグの展開膨張時、ピラーガーニッシ
ュのドア部を開き難くさせてしまう。
【0012】本発明は、上記の課題を解決するものであ
り、インフレーターから離れたエアバッグの部位の展開
膨張を素早く行え、かつ、インフレーターから離れたエ
アバッグの部位を覆っているガーニッシュのドア部の円
滑な開き動作を確保することができる頭部保護エアバッ
グ装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る頭部保護エ
アバッグ装置では、車両の車内側の窓の上縁側に折り畳
まれて収納され、膨張用ガスの流入時、前記窓の車内側
を覆うように展開膨張するエアバッグと、該エアバッグ
に膨張用ガスを供給するインフレーターと、を備えて構
成されるとともに、前記エアバッグが、膨張用ガスを流
入させるガス流入部と、膨張用ガスを流入させない非流
入部と、を備え、前記ガス流入部が、前記インフレータ
ーに接続されて、前記エアバッグの上縁側で前後方向に
沿って配置されるガス供給路部と、該ガス供給路部の下
方に配置されて、膨張用ガスを流入させて前記窓を覆う
ように展開膨張する膨張遮蔽部と、を備え、前記膨張遮
蔽部が、前記非流入部によって区画されて、上端側に前
記ガス供給路部に連通する流入口部をそれぞれ有して前
後方向に並設される複数の膨張部、を備えて構成され、
前記エアバッグの前記インフレーターから離れた先端側
の車両側に、前記窓の周縁を構成して、下端側を前記イ
ンフレーターから離れるように傾斜させて配置されるピ
ラー部が、配設され、該ピラー部の車内側に、ピラーガ
ーニッシュが配設され、該ピラーガーニッシュが、開き
可能として、折り畳まれて収納された前記エアバッグに
おける前記インフレーターから離れた先端側の部位を突
出可能に覆うドア部、を備え、前記ガス供給路部が、前
記インフレーターから離れた先端側に、前記ピラーガー
ニッシュのドア部を押し開き可能な先端延設部、を備え
て構成される頭部保護エアバッグ装置であって、前記エ
アバッグの非流入部における前記ガス供給路部の上縁側
周縁で、かつ、前記インフレーターから離れた先端側の
部位に、前記ガス供給路部を通過してくる膨張用ガス
を、前記インフレーターから離れた先端の膨張部を除い
た複数の膨張部の前記各流入口部側に向けて、流し可能
に、下向き案内部が、形成されていることを特徴とす
る。
【0014】前記エアバッグは、前記インフレーターか
ら離れた先端膨張部の上部先端が、収納時に、前記ピラ
ーガーニッシュの上端部に覆われるように収納させると
ともに、前記エアバッグの展開膨張完了時に、前記ピラ
ーガーニッシュから離れて配置されるように、配設する
ことが望ましい。
【0015】上記構成では、前記エアバッグにおける前
記膨張遮蔽部の上方側に、前記窓の上縁側における車体
側に前記エアバッグを固定するための複数の遮蔽側取付
部が、配設されている場合、前記遮蔽側取付部における
前記インフレーターから離れた先端側に配置された端側
取付部を、前記ピラーガーニッシュの上端部から離れた
インフレーター側の位置に、取り付けることが望まし
い。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る頭部保護エアバッグ装置で
は、作動時、インフレーターからの膨張用ガスが、ガス
供給路部を流れて、所定の膨張部における上端側の流入
口部から、所定の膨張部内に流入し、エアバッグの膨張
遮蔽部が、窓を覆うように、展開膨張することとなる。
【0017】この展開膨張時、エアバッグには、非流入
部におけるガス供給路部の上縁側周縁で、かつ、インフ
レーターから離れた先端側の部位に、ガス供給路部を通
過してくる膨張用ガスを、複数の膨張部の各流入口部側
に向けて、流し可能に、下向き案内部が、形成されてい
る。
【0018】そのため、膨張用ガスが、インフレーター
から離れた複数の膨張部に、円滑に下向きに流入し、イ
ンフレーターから離れた複数の膨張部が展開膨張して、
インフレーターから離れたエアバッグの部位が、素早く
展開膨張することとなる。
【0019】そして、下向き案内部は、先端膨張部の上
方位置には、配設されていないことから、先端延設部に
は、円滑に膨張用ガスが流入し、先端延設部によって、
ピラーガーニッシュのドア部が支障なく、押し開かれる
こととなる。
【0020】したがって、本発明に係る頭部保護エアバ
ッグ装置では、インフレーターから離れたエアバッグの
部位の展開膨張を素早く行え、かつ、インフレーターか
ら離れたエアバッグの部位を覆っているガーニッシュの
ドア部の円滑な開き動作を確保することができる。
【0021】そして、請求項2のように、エアバッグに
おけるインフレーターから離れた先端膨張部の上部先端
が、収納時に、ピラーガーニッシュの上端部に覆われる
ように収納され、エアバッグの展開膨張完了時に、ピラ
ーガーニッシュから離れて配置されるように、エアバッ
グを配設すれば、つぎのような作用・効果を得ることが
できる。
【0022】すなわち、エアバッグの膨張用ガスの流入
当初、先端膨張部の上部先端付近が、ピラーガーニッシ
ュのドア部を押し開く補助を行うこととなって、ピラー
ガーニッシュのドア部の開きを、先端延設部とともに、
円滑に行わせることとなる。
【0023】また、エアバッグの展開膨張完了時には、
先端膨張部の上部先端は、ピラーガーニッシュ上端部か
ら離れて配置されることから、先端膨張部が厚く膨張す
ることとなっても、ピラーガーニッシュを破損させるこ
ともない。
【0024】さらに、ピラーガーニッシュを破損するこ
となく、先端膨張部を、極力、インフレーターから離し
て配置させることができることから、窓を覆う先端膨張
部のエリアを広くすることに寄与できる。
【0025】なお、先端膨張部の上部先端が、収納状態
と展開膨張完了状態で、前後方向に移動するような態様
は、前後方向に複数の膨張部が配設されていれば、各膨
張部の膨張時に、膨張遮蔽部が前後方向に収縮すること
によって、容易に、なされる。
【0026】さらに、この場合、請求項3のように、遮
蔽側取付部におけるインフレーターから離れた先端側の
端側取付部を、ピラーガーニッシュの上端部から離れた
インフレーター側の位置に、取り付けておけば、端側取
付部の配置位置よりガーニッシュ上端部側の先端膨張部
の部位を端側取付部側に移動させることが容易となっ
て、先端膨張部の上部先端におけるガーニッシュ上端部
から離れる移動を、確実に行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明すると、実施形態の頭部保護エアバッグ
装置Mは、図1に示すように、車両Vの車内側の窓W
(W1・W2)の上縁側に折り畳まれて収納され、膨張
用ガスの流入時、窓W1・W2の車内側を覆うように展
開膨張するエアバッグ26を、配設させて構成されてい
る。折り畳まれたエアバッグ26は、窓W1の上縁側に
おけるフロントピラー部FPと、そのフロントピラー部
FPから、センターピラー部CPを超え、さらに、窓W
2の上縁側を経て、リヤピラー部RPの上部側まで延び
るルーフサイドレール部RRと、に収納されている。
【0028】実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mは、
エアバッグ26の他、インフレーター22と、取付ブラ
ケット23・61と、エアバッグカバー20と、を備え
て構成されている。
【0029】インフレーター22は、折り畳まれたエア
バッグ26に膨張用ガスを供給するシリンダタイプとし
ており、エアバッグ26の後述する接続口部29が外装
されている。
【0030】なお、実施形態の場合、エアバッグ26の
接続口部29は、エアバッグ26の後端側に配設されて
おり、インフレーター22から離れる方向は、車両Vの
前方側となる。そして、インフレーター22から離れた
ピラー部は、フロントピラー部FPとしており、このフ
ロンピラー部FPは、窓W1の上縁側の周縁を構成し
て、下端側をインフレーター22から離れるように、上
端部10a側から前下がりに傾斜させて配設されてい
る。
【0031】取付ブラケット23は、板金製として、エ
アバッグ26の接続口部29を外装させたインフレータ
ー22を、接続口部29ごと外周側から挟持し、2本の
ボルト24を利用して、リヤピラー部PRのボディ1側
となる板金製のインナパネル3に固定させている。そし
て、これらのインフレーター22やブラケット23は、
リヤピラー部PRの車内側に配置される合成樹脂製のリ
ヤピラーガーニッシュ6によって、覆われている。
【0032】エアバッグカバー20は、フロントピラー
部PFの車内側に配置されるフロントピラーガーニッシ
ュ10のドア部16と、ルーフサイドレール部RRの車
内側に配置されるルーフヘッドライニング8の下縁8a
と、から構成されている。
【0033】ルーフヘッドライニング8は、図1・5に
示すように、図示しない取付手段によって、ボディ1側
のインナパネル3に取付固定されている。ルーフヘッド
ライニング8の下縁8aは、エアバッグ26の膨張時
に、エアバッグ26を突出可能に、エアバッグ8に押さ
れて車内側Iに開くように、構成されている。なお、ル
ーフヘッドライニング8は、フロントピラーガーニッシ
ュ10と同様に、オレフィン系熱可塑性エラストマー等
の合成樹脂から形成される基部(図符号省略)と、基部
の表面を覆う軟質塩化ビニル・オレフィン系熱可塑性エ
ラストマー等の合成樹脂やファブリック等からなる表皮
(図符号省略)と、を備えた2層タイプとして構成され
ている。
【0034】フロントピラーガーニッシュ10は、図1
〜4に示すように、オレフィン系熱可塑性エラストマー
等の合成樹脂から形成される基部11と、基部11の表
面を覆う軟質塩化ビニル・オレフィン系熱可塑性エラス
トマー等の合成樹脂やファブリック等からなる表皮12
と、を備えた2層タイプとして構成され、断面を略U字
形状に形成されている。そして、このピラーガーニッシ
ュ10は、図8に示すように、下端に、ボディ1側のサ
イドパネル2にボルト18止めされるブラケット部15
を備え、裏面側に、2つのクリップ部13・13と、1
つのクリップ部14と、を備えて構成されている。クリ
ップ部13は、図3に示すように、フロントピラー部F
Pのボディ1側のインナパネル3に設けられた係止孔3
aに挿入されてインナパネル3に係止される係止脚13
aから、構成されている。クリップ部14は、クリップ
13より上方側におけるガーニッシュ10の上端側に配
置され、図2に示すように、基部11に埋設される金属
製のピン14aと、ピン14aに外装されて、ポリアミ
ドやオレフィン系熱可塑性エラストマー等の弾性変形可
能な合成樹脂やゴム等から形成される略円筒状の係止キ
ャップ14bと、を備えて構成されている。このクリッ
プ部14は、インナパネル3に設けられた係止孔3bに
挿入されてインナパネル3に係止されている。そして、
クリップ部14は、エアバッグ26の展開膨張時、係止
孔3bから離脱しない状態で、係止キャップ14bが弾
性変形して、ガーニッシュ10を車内側Iへ移動可能と
している(図2の二点鎖線参照)。
【0035】フロントピラーガーニッシュ10は、図2
・3・8に示すように、ブラケット部15がサイドパネ
ル2にボルト18止めされ、クリップ部13・14がイ
ンナパネル3の係止孔3a・3bの周縁に係止されるこ
とにより、フロントピラー部FPのボディ1側のインナ
パネル3に取付固定されている。
【0036】そして、ガーニッシュ10の下縁側には、
ルーフヘッドライニング8からサイドパネル2付近まで
の略全長に、エアバッグ26の展開膨張時にエアバッグ
26に押されて開くエアバッグカバー20としてのドア
部16が、配置されている。ドア部16の上縁側には、
ドア部16の開き動作を円滑にするように、基部11を
薄肉にしたヒンジ部17が形成されている(図2〜4参
照)。
【0037】エアバッグ26は、ポリアミド糸等を使用
した袋織りによって形成され、図6に示すように、接続
口部29内に、インナチューブ59を配設させて構成さ
れている。
【0038】また、エアバッグ26は、インナチューブ
59を除いて、図6・7に示すように、インフレーター
22からの膨張用ガスGを流入させて、車内側・車外側
壁部27a・27b相互を離すように膨らむガス流入部
27と、膨張用ガスGを流入させない非流入部39と、
から構成されている。
【0039】ガス流入部27は、後端をインフレーター
22に接続させて、エアバッグ26の上縁26a側で前
後方向に沿って配置されるガス供給路部28と、ガス供
給路部28の下方に配置されて、膨張用ガスGを流入さ
せて窓W1・W2を覆うように展開膨張する膨張遮蔽部
31・35と、を備えて構成されている。
【0040】ガス供給路部28の後端は、円筒状の接続
口部29として、既述したように、インフレーター22
に外装されて、取付ブラケット23によってインフレー
ター22に接続されることとなる。そして、ガス供給路
部28のインフレーター22から離れる前端側(先端
側)には、ピラーガーニッシュ10における上端部10
a側のドア部16を押し開き可能な円筒状の先端延設部
30が形成されている。この先端延設部30は、後述す
る先端膨張部33より前方側に突出して形成されてい
る。
【0041】また、ガス供給路部28の外周縁の上縁側
には、ガス供給路部28内へ侵入するように、後述する
下向き案内部41・42・43が、下方へ突出して形成
されている。
【0042】膨張遮蔽部31・35は、展開膨張完了時
に、車両Vの前席側方の窓W1を遮蔽する前側膨張遮蔽
部31と、車両Vの後席側方の窓W2を覆う後側膨張遮
蔽部35と、から構成されている。前側・後側膨張遮蔽
部31・35は、それぞれ、非流入部39の区画部45
・46によって区画されて、前後方向に並設される複数
の膨張部32・33・36、を備えて構成されている。
インフレーター22から離れた前側膨張遮蔽部31に配
置される膨張部32・33は、合計4個配設されて、そ
れぞれ、上端側にガス供給路部28に連通する流入口部
34を有し、かつ、下端相互を連通させている。そし
て、後側三個の膨張部32は、一般膨張部32として、
前端側の膨張部33は、最もインフレーター22から離
れた先端膨張部33としている。後側膨張遮蔽部35の
膨張部36は、三個配設されて、前端側の膨張部36F
の上方側だけに、流入口部37が配設され、後方側の2
個の膨張部36・36は、膨張部36Fに下端側を連通
させている。
【0043】非流入部39は、ガス流入部27の車内側
壁部27aと車外側壁部27bとが接合されたように織
成されて形成され、ガス流入部27の外周縁で気密性を
確保できるように密に織成される周縁部40と、前側・
後側膨張遮蔽部31・35を各膨張部32・33・36
に区画して各膨張部32・33・36の厚さを略均等に
規制する区画部45・46と、取付部47・48・54
と、板状部51と、ベルト部53と、を備えて構成され
ている。
【0044】周縁部40の上縁40a側には、前側膨張
遮蔽部31の上方側におけるガス供給路部28の上縁側
に、三角板状の3個の下向き案内部41・42・43が
形成されている。これらの下向き案内部41・42・4
3は、接続口部29からガス供給路部28内を前方側に
流れる膨張用ガスGを、それぞれ、一般膨張部32の流
入口部34側に下向きに案内するものである。これらの
下向き案内部41・42・43の下縁側は、周縁部40
の上縁40aから前下がりに傾斜する斜辺部41a・4
2a・43aを備えて、斜辺部41a・42a・43a
の下端41b・42b・43bから上方に延びて周縁部
上縁40aに接続されるように、構成されている。
【0045】区画部45は、前側膨張遮蔽部31の領域
内で、周縁部40から離れて3個形成されており、各区
画部45によって、膨張部32・33が区画されてい
る。なお、実施形態の各区画部45では、前端側と後端
側の区画部45が略T字形状に形成され、前後方向の中
間部位の区画部45が略I字形状に形成されている。
【0046】区画部46は、周縁部40の後縁40bか
ら前方に延びて下方に枝分かれするように、形成され、
下方に枝分かれした部位によって、各膨張部36が区画
されている。
【0047】そして、インナチューブ59は、接続口部
29内から前方に延びて、区画部46における周縁部後
縁40bから前方に延びた部位と、周縁部上縁40aの
後方へ延びた部位と、の間に配設され、前端を流入口部
37の近傍に配設させている。
【0048】各取付部47・54は、図1〜6に示すよ
うに、折り畳まれたエアバッグ26をボディ1側のイン
ナパネル3に取付固定する部位となり、膨張遮蔽部31
・35の上方に配置される3個の遮蔽側取付部47と、
前端側に配置される前取付部54と、から構成されてい
る。各取付部47・54には、それぞれ、取付ボルト6
2を挿通させる取付孔49・55が形成されるととも
に、板金製の取付ブラケット61が固定されている。そ
して、各取付部47・54は、取付ボルト62を使用し
て、ブラケット61ごと、インナパネル3に固定されて
いる。
【0049】なお、インナパネル3側には、図4・5に
示すように、所定位置に、各取付孔49・54に対応す
る取付孔4が形成されるとともに、各取付孔4の周縁に
は、ボルト62を螺合させるナット5が固着されてい
る。
【0050】そして、遮蔽側取付部47は、周縁部40
の上縁40a側から上方へ突出するように形成され、取
付部47のうちのインフレーター22から離れた前端側
の端側取付部48は、エアバッグ26の車両Vへの折り
畳み収納時、フロントピラーガーニッシュ10の上端部
10aから離れて、インフレーター22側の後方側に固
定されている。
【0051】さらに、この端側取付部48が、ガーニッ
シュ上端部10aの後方側に配置されることにより、エ
アバッグ26の車両Vへの取付状態は、端側取付部48
を基準にして、非膨張の平らにした状態で、図8に示す
ように、前側遮蔽膨張部31の先端膨張部33が、上部
前端(上部先端)33aを、ガーニッシュ上端部10a
の後端10bに対して、ラップ代H0分、前後方向に重
ねるように、設定されている。そして、膨張完了状態で
は、図9に示すように、前側遮蔽膨張部31の先端膨張
部33における上部前端(上部先端)33aが、ガーニ
ッシュ上端部10aの後端10bから、距離H1分、後
方に離れるように、設定されている。これらの配置位置
は、エアバッグ26のガス供給路部28や先端膨張部3
3の前後方向の長さや膨張時の厚さ等の大きさ、ガーニ
ッシュ上端部10aのドア部16を含めた大きさ、端側
取付部48の配置位置、ガーニッシュ10の傾斜等によ
って、設定されている。
【0052】なお、実施形態の場合、ラップ代H0は、
約15mm、距離H1は、約45mmとしている。
【0053】取付部54は、後述するベルト部53の前
端に配設された前取付部54として、図4に示すよう
に、フロントピラー部FPのボディ1側のインナパネル
3に、固定されている。
【0054】板状部51は、先端延設部30の前方側を
含んだ周縁部40の前縁40cから先細り状に前方に延
びる略台形形状の前側部51aと、前側膨張遮蔽部31
と後側膨張遮蔽部35との間に配置される略長方形状の
中間部51bと、から構成されている。これらの板状部
51は、エアバッグ26の全体形状を確保した状態で、
ガス流入部27の容積を小さくするために、配設されて
いる。
【0055】そして、前側部51aの前端には、上下方
向の幅寸法を前側部51aより小さくした帯状のベルト
部53が、配設されている。このベルト部53は、前側
部51a付近を折り畳んだ際に、その容積を極力小さく
できるように、細幅に形成されている。ベルト部53の
長さ寸法は、エアバッグ26の車両Vへの搭載後におけ
る展開膨張時、エアバッグ26の下縁26b側に、前後
方向への張力が作用するように、設定されている。
【0056】なお、エアバッグ26は、周縁部40の上
縁40a側から上方へ延びる三つの舌片部57を備えて
いる。各舌片部57は、折り畳んだエアバッグ26をく
るむ部位となり、展開膨張時の折目が、周囲の部材に干
渉しないように、配設されている。
【0057】頭部保護エアバッグ装置Mの車両Vへの搭
載について述べると、まず、エアバッグ26を折り畳
む。この折り畳みは、図6に示すように、平らに展開し
た状態で、前後方向に沿った折目Cを付けて、エアバッ
グ26を、下縁26b側を上縁26a側に接近させるよ
うに、蛇腹折りする。さらに、折り畳んだ後には、各舌
片部57でくるむとともに、折り崩れしないように、所
定間隔で破断可能なテープ材60(図1参照)を巻き付
けておく。
【0058】また、折り畳んだ後には、各取付部47・
54に取付ブラケット61を取り付けるとともに、接続
口部29の折りを解消して、インフレーター22を接続
口部29に挿入し、接続口部29の外周に取付ブラケッ
ト23を取り付けて、エアバッグ組立体を形成してお
き、車両Vへの取付待機状態としておく。
【0059】その後、取付ブラケット23をリヤピラー
部RPのインナパネル3の所定位置に配置させて、ボル
ト24止めし、各取付ブラケット61をフロントピラー
部FPやルーフサイドレール部RRのインナパネル3の
所定位置に配置させてボルト62止めする。さらに、フ
ロントピラーガーニッシュ10・ルーフヘッドライニン
グ8・リヤピラーガーニッシュ23をボディ1に取り付
ければ、頭部保護エアバッグ装置Mを車両Vに搭載する
ことができる。
【0060】なお、車両Vへ搭載したエアバッグ26
は、ベルト部53や板状部51の前側部51aが、フロ
ントピラーガーニッシュ10のドア部16に覆われると
ともに、ガス供給路部28の先端延設部30と前側膨張
遮蔽部31における先端膨張部33の一部である上部先
端33a付近も、ガーニッシュ上端部10aのドア部1
6に覆われることとなる。
【0061】そして、頭部保護エアバッグ装置Mの車両
Vへの搭載後、インフレーター22が作動されれば、イ
ンフレーター22からの膨張用ガスGが、接続口部29
からエアバッグ26のガス供給路部28に流れて、流入
口部34・37を経て前側・後側膨張遮蔽部31・35
の各膨張部32・33・36に流入するとともに、ガス
供給路部28の先端延設部30に流入する。そして、エ
アバッグ26に巻き付けていたテープ材60を破断させ
るとともに、エアバッグカバー20としてのガーニッシ
ュ10のドア部16やルーフヘッドライニング8の下縁
8aを押し開いて、エアバッグ26の膨張遮蔽部31・
35が、窓W1・W2の上縁側から下方へ展開膨張し、
エアバッグ26は、図1〜5の二点鎖線で示すように、
窓W1・W2を覆うこととなる。
【0062】この展開膨張時、エアバッグ26では、ガ
ス供給路部28の上縁側周縁である非流入部39の周縁
部40の上縁40a側で、かつ、インフレーター22か
ら離れた先端側の部位となる前側膨張遮蔽部31の上方
側に、ガス供給路部28を通過してくる膨張用ガスG
を、各膨張部32の各流入口部34側に向けて、流し可
能な下向き案内部41・42・43が、形成されてい
る。
【0063】そのため、膨張用ガスGが、インフレータ
ー22から離れた複数の一般膨張部32に、円滑に下向
きに流入し、インフレーター22から離れた複数の一般
膨張部32が展開膨張して、インフレーター22から離
れた前側膨張遮蔽部31が、素早く展開膨張することと
なる。
【0064】そして、下向き案内部41・42・43
は、先端膨張部33の上方位置には、配設されていない
ことから、先端延設部30には、円滑に膨張用ガスGが
流入し、先端延設部30によって、ピラーガーニッシュ
10のドア部16が支障なく、押し開かれることとな
る。
【0065】したがって、実施形態の頭部保護エアバッ
グ装置Mでは、インフレーター22から離れたエアバッ
グ26の前側膨張遮蔽部31の展開膨張を素早く行え、
かつ、インフレーター22から離れた前側膨張遮蔽部3
1を覆っているガーニッシュ10のドア部16の円滑な
開き動作を確保することができる。
【0066】特に、実施形態の場合には、エアバッグ2
6の前側膨張遮蔽部31における先端膨張部33を除く
全ての一般膨張部32の上方に下向き案内部41・42
・43を設けていることから、一層、インフレーター2
2から離れた前側膨張遮蔽部31の展開膨張を素早く行
うことができる。ちなみに、先端膨張部33を除いた複
数の膨張部32の上方に配置させる下向き案内部は、先
端膨張部33に隣接する一般膨張部32と残りの一般膨
張部32の少なくとも一つとの上方に、配置させればよ
い。
【0067】また、実施形態の頭部保護エアバッグ装置
Mでは、エアバッグ26におけるインフレーター22か
ら離れた先端膨張部33の上部先端33aが、収納時
に、フロントピラーガーニッシュ上端部10aのドア部
16に覆われるように収納され(図8の二点鎖線参
照)、エアバッグ26の展開膨張完了時に、図9に示す
ように、ピラーガーニッシュ上端部10aの後端10b
から離れて配置されるように、エアバッグ26を配設さ
せている。
【0068】そのため、エアバッグ26の膨張用ガスG
の流入当初、先端膨張部33の上部先端33a付近が、
ピラーガーニッシュ上端部10aのドア部16を押し開
く補助を行うこととなって、ピラーガーニッシュ10の
ドア部16の開きを、先端延設部30とともに、円滑に
行わせることとなる。
【0069】また、エアバッグ26の展開膨張完了時に
は、先端膨張部33の上部先端33aは、ピラーガーニ
ッシュ上端部10aの後端10bからインフレーター2
2側の後方側へ離れて配置されることから、先端膨張部
33が厚く膨張することとなっても、ピラーガーニッシ
ュ10を破損させることもない。
【0070】さらに、ピラーガーニッシュ10を破損す
ることなく、先端膨張部33を、極力、インフレーター
22から離して配置させることができることから、窓W
1を覆う先端膨張部33のエリアを広くすることに寄与
できる。
【0071】なお、先端膨張部33の上部先端33a
が、収納状態と展開膨張完了状態で、前後方向に移動す
るような態様は、前後方向に複数の膨張部32・33が
配設されていれば、各膨張部32・33の膨張時に、前
側膨張遮蔽部31が前後方向に収縮することによって、
容易に、なされる。
【0072】そして特に、実施形態では、遮蔽側取付部
47におけるインフレーター22から離れた先端側の端
側取付部48が、ピラーガーニッシュ上端部10aから
離れたインフレーター26側の位置に、取り付けられて
いることから、端側取付部48の配置位置よりガーニッ
シュ上端部10a側の先端膨張部33の部位、すなわ
ち、上部先端33a付近の部位を端側取付部48側に移
動させることが容易となって、先端膨張部33の上部先
端33aにおけるガーニッシュ上端部10aから離れる
移動を、確実に行うことができる。
【0073】なお、実施形態では、エアバッグ26の前
側膨張遮蔽部31における先端膨張部33を除く複数
(実施形態の場合は全て)の一般膨張部32の上方に下
向き案内部41・42・43を設けていることから、各
下向き案内部41・42・43の斜辺部下端41b・4
2b・43bと各区画部41の上端との間に、ガス供給
路部28内で膨張用ガスGを絞る絞り部を、複数(三箇
所)形成する構造となり、先端延設部30のドア部16
の押し開き力を確保した状態で、ガス供給路部28内を
先端延設部30まで進む膨張用ガスGの運動エネルギー
を、低減させることができことから、膨張用ガスGの圧
力が高い場合でも、ガーニッシュ上端部10aのドア部
16付近を破損させることなく、ドア部16を円滑に押
し開くことが可能となる。
【0074】また、実施形態では、インフレーター22
から離れたエアバッグ26の部位を、車両Vにおける前
席側方の窓W1を覆う前側膨張遮蔽部31として、その
先端側に先端膨張部33を配置させた場合を示したが、
インフレーター22をエアバッグの前端側に配置させ
て、エアバッグの後端側に、収納時にピラーガーニッシ
ュに覆われる部位があれば、その先端側(後端側)付近
の複数の膨張部における上方側に、先端側の膨張部を除
いて、下向き案内部を設ければよい。
【0075】勿論、インフレーターがエアバッグの前後
方向の中間部位に接続させる場合には、エアバッグの前
後両端付近が、折り畳み収納時に、ピラーガーニッシュ
に覆われれば、それらのエアバッグの前後両端付近に、
下向き案内部を設けてもよい。
【0076】さらに、実施形態のエアバッグ26では、
袋織りして製造した場合を示したが、エアバッグは、2
枚の布材の外周縁相互を縫合・溶着したり接着剤で接合
させて、形成したり、あるいは、一枚の布材を2つ折り
して、周縁相互を縫合・溶着したり接着剤で接合させ
て、形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の頭部保護エアバッグ装
置が車両に搭載された状態を、車内側から見た正面図で
ある。
【図2】図1のII−II部位の概略拡大縦断面図である。
【図3】図1のIII−III部位の概略拡大縦断面図であ
る。
【図4】図1のIV−IV部位の概略拡大縦断面図である。
【図5】図1のV−V部位の概略拡大縦断面図である。
【図6】同実施形態のエアバッグにおける非膨張時の展
開状態を示す正面図である。
【図7】同実施形態のエアバッグの膨張状態を示す横断
面図であり、図6のVII−VII部位の概略拡大横断面図で
ある。
【図8】同実施形態のエアバッグが収納された状態を車
内側から見た正面図であり、エアバッグ前端側付近の拡
大正面図である。
【図9】同実施形態のエアバッグが展開膨張を完了させ
た状態を車内側から見た正面図であり、エアバッグ前端
側付近の拡大正面図である。
【符号の説明】
1…(車体)ボディ、 10…(フロント)ピラーガーニッシュ、 10a…(ピラーガーニッシュの)上端部、 16…ドア部、 22…インフレーター、 26…エアバッグ、 27…ガス流入部、 28…ガス供給路部、 30…先端延設部、 31…(前側)膨張遮蔽部、 32…膨張部、 33…先端膨張部、 33a…(先端膨張部の)上部先端、 34…流入口部、 39…非流入部、 41・42・43…下向き案内部、 47…遮蔽側取付部、 48…端側取付部、 FP…(フロント)ピラー部、 W(W1・W2)…窓、 V…車両、 M…頭部保護エアバッグ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 誠二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D054 AA07 AA17 AA18 BB21 CC04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車内側の窓の上縁側に折り畳まれ
    て収納され、膨張用ガスの流入時、前記窓の車内側を覆
    うように展開膨張するエアバッグと、 該エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーター
    と、 を備えて構成されるとともに、 前記エアバッグが、膨張用ガスを流入させるガス流入部
    と、膨張用ガスを流入させない非流入部と、を備え、 前記ガス流入部が、前記インフレーターに接続されて、
    前記エアバッグの上縁側で前後方向に沿って配置される
    ガス供給路部と、該ガス供給路部の下方に配置されて、
    膨張用ガスを流入させて前記窓を覆うように展開膨張す
    る膨張遮蔽部と、を備え、 前記膨張遮蔽部が、前記非流入部によって区画されて、
    上端側に前記ガス供給路部に連通する流入口部をそれぞ
    れ有して前後方向に並設される複数の膨張部、を備えて
    構成され、 前記エアバッグの前記インフレーターから離れた先端側
    の車両側に、前記窓の周縁を構成して、下端側を前記イ
    ンフレーターから離れるように傾斜させて配置されるピ
    ラー部が、配設され、 該ピラー部の車内側に、ピラーガーニッシュが配設さ
    れ、 該ピラーガーニッシュが、開き可能として、折り畳まれ
    て収納された前記エアバッグにおける前記インフレータ
    ーから離れた先端側の部位を突出可能に覆うドア部、を
    備え、 前記ガス供給路部が、前記インフレーターから離れた先
    端側に、前記ピラーガーニッシュのドア部を押し開き可
    能な先端延設部、を備えて構成される頭部保護エアバッ
    グ装置であって、 前記エアバッグの非流入部における前記ガス供給路部の
    上縁側周縁で、かつ、前記インフレーターから離れた先
    端側の部位に、前記ガス供給路部を通過してくる膨張用
    ガスを、前記インフレーターから離れた先端の膨張部を
    除いた複数の膨張部の前記各流入口部側に向けて、流し
    可能に、下向き案内部が、形成されていることを特徴と
    する頭部保護エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記エアバッグは、前記エアバッグにお
    ける前記インフレーターから離れた先端膨張部の上部先
    端が、収納時に、前記ピラーガーニッシュの上端部に覆
    われるように収納されるとともに、前記エアバッグの展
    開膨張完了時に、前記ピラーガーニッシュから離れて配
    置されるように、配設されていることを特徴とする請求
    項1に記載の頭部保護エアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記エアバッグにおける前記膨張遮蔽部
    の上方側に、前記窓の上縁側における車体側に前記エア
    バッグを固定するための複数の遮蔽側取付部が、配設さ
    れ、 前記遮蔽側取付部における前記インフレーターから離れ
    た先端側の端側取付部が、前記ピラーガーニッシュの上
    端部から離れたインフレーター側の位置に、取り付けら
    れていることを特徴とする請求項2に記載の頭部保護エ
    アバッグ装置。
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