JP2002336703A - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents

排気ガス浄化用触媒

Info

Publication number
JP2002336703A
JP2002336703A JP2001143487A JP2001143487A JP2002336703A JP 2002336703 A JP2002336703 A JP 2002336703A JP 2001143487 A JP2001143487 A JP 2001143487A JP 2001143487 A JP2001143487 A JP 2001143487A JP 2002336703 A JP2002336703 A JP 2002336703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide
cerium
catalyst
zirconium
alumina
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001143487A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3817443B2 (ja
Inventor
Shigeyoshi Taniguchi
茂良 谷口
Makoto Horiuchi
真 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ICT KK
ICT Co Ltd
International Catalyst Technology Inc
Original Assignee
ICT KK
ICT Co Ltd
International Catalyst Technology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ICT KK, ICT Co Ltd, International Catalyst Technology Inc filed Critical ICT KK
Priority to JP2001143487A priority Critical patent/JP3817443B2/ja
Publication of JP2002336703A publication Critical patent/JP2002336703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3817443B2 publication Critical patent/JP3817443B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来用いられてきた触媒系よりもより低い温
度で触媒作用を発現する低温着火性能に優れた排気ガス
浄化用触媒を提供する。 【解決手段】 パラジウム、白金、ロジウムよりなる貴
金属成分のうち少なくとも1種、耐火性無機酸化物、セ
リウム及び添加物を含有するジルコニウム酸化物を含有
する触媒活性成分を含む触媒であって、前記添加物は
Y、Ti、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Z
n、SnおよびInよりなる群から選ばれた少なくとも
1種の酸化物であり、かつ、前記セリウムおよび添加物
を含有するジルコニウム酸化物の結晶が正方晶型のジル
コニウム酸化物の単一構造であることを特徴とする排気
ガス浄化用触媒。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの内燃
機関からの排気ガス中に含まれる有害成分である一酸化
炭素(CO)、炭化水素(HC)および窒素酸化物(N
Ox)を同時に除去する排気ガス浄化用触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関から排出されるガス中の有害成
分を除去する排気ガス浄化用触媒に関して種々の提案が
なされている。
【0003】近年、世界的な排気ガスの規制強化に対応
するために、エンジン改良を含めて種々の検討がなされ
ている。その最も有力な手段の一つとして、触媒の位置
をよりエンジン側に近づけることによりエンジン始動直
後の触媒床温度をより速く上昇させ、触媒の着火速度を
早める方法が検討されている。このような触媒の使用方
法は、エンジン始動直後の浄化性能は優れるものの、よ
りエンジンの近くで使用されるため、従来よりも高温に
曝され、その結果、より高い耐熱性を要求されることに
なる。
【0004】一方、同様の効果を得る方法として、触媒
の作動し始める温度を下げる、すなわち、より低温着火
性能の優れた触媒を使用する方法がある。しかし、従
来、ガソリン車の三元触媒においては、低温着火性能を
改善することは困難であり、貴金属使用量を増加するこ
とで対応してきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
用いられてきた触媒系よりもより低温で触媒作用を発現
する低温着火性能に優れた排気ガス用触媒を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この課題
を解決するために鋭意研究した結果、ガソリン車用の三
元触媒において最も重要な成分の一つである酸素の吸着
脱離作用を有する酸素貯蔵材料に着目した。
【0007】これまで、種々のタイプのセリウム酸化物
が酸素貯蔵材料として使用されてきている。現在まで
に、セリウム酸化物の酸素貯蔵能力の耐熱性を向上させ
るために、ジルコニウム酸化物を添加したり、希土類酸
化物を添加したり、または、酸化ジルコニウム中にセリ
ウム酸化物を固溶させた技術が開示されている。これら
の技術のなかで、反応温度帯が比較的低い400〜50
0℃においては、酸化ジルコニウム中にセリウム酸化物
を固溶させた場合に、単位セリウム酸化物当たりの酸素
貯蔵能力が最も高くなる。すなわち、酸化セリウムより
も酸化ジルコニウム中にセリウム酸化物を固溶させるこ
とにより、酸素の吸着脱離作用の発現する温度帯が低温
側にシフトする。本発明においては、酸化ジルコニウム
中にセリウム酸化物が固溶された上に、その他の成分と
してY、Ti、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、
Zn、SnおよびInよりなる群から選ばれた少なくと
も1種の酸化物を添加することにより、さらに酸素の吸
着脱離作用の発現する温度を低温化でき、より低温着火
性能に優れた触媒を開発するに至った。
【0008】本発明においては、以下に述べるように低
温で酸素の吸着脱離作用を発現する酸素貯蔵材料を使用
することにより、より低温着火性能に優れた触媒を開発
することに成功した。すなわち、より低温で酸素の吸着
脱離作用を発現する酸素貯蔵材料として、酸化ジルコニ
ウム中にセリウム酸化物が固溶された上に、さらにY、
Ti、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、S
nおよびInよりなる群から選ばれた少なくとも1種の
酸化物が固溶され、なおかつ、独立したセリウム酸化物
などが形成されることなく、均一な正方晶型に酸化ジル
コニウムの結晶構造を有する複合酸化物を使用した触媒
である。
【0009】本発明の技術範囲は、特許請求の範囲の各
請求項に記載された文言に限定されることなく、当業者
がそれらから容易に置き換えられる範囲にもおよぶ。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる貴金属として
は、パラジウム、白金及びロジウムから選ばれた少なく
とも1種が挙げられる。貴金属の使用量は、完成触媒1
リットル当たり、通常、0.05〜30g、好ましくは
0.15〜20gである。0.05g未満であると初期
および耐久後の触媒活性が十分でなく、一方、30gを
越えると使用量に比例する触媒活性が得られないために
好ましくない。ここで、完成触媒1リットル当たりの貴
金属等の触媒成分の使用量とは、触媒成分自体を成型し
た場合はその成形体自体の見掛けの体積を基準とし、ま
た、耐火性三次元構造体に構成成分を担持した場合は、
三次元構造体の見掛けの体積を基準として表示する。し
たがって、見掛けの体積を基準とすることから、三次元
構造体および完成後の触媒の何れの体積を用いても実質
的に差異はないといえる。
【0011】本発明に用いられる耐火性無機酸化物とし
ては、通常、触媒担体として用いられるものであれば何
れでもよく、例えば、α-アルミナ、若しくはγ、δ、
η、θなどの活性アルミナ、チタニア、若しくはジルコ
ニア、チタニア、酸化珪素またはこれらの複合酸化物、
例えば、アルミナ-チタニア、アルミナ-ジルコニア、チ
タニア-ジルコニアなどを用いることができるが、好ま
しくは活性アルミナである。耐火性無機酸化物の形状と
しては、粉体が好ましい。セリウムおよび添加物を含有
したジルコニウム酸化物をX線回折法で測定する場合
に、ジルコニウムの酸化物だけ確認できることから、耐
火性無機酸化物には、ジルコニウムを含まないことが好
ましい。耐火性無機酸化物の使用量は、完成触媒1リッ
トル当たり、通常、10〜300g、好ましくは50〜
250gである。10g未満であると貴金属が十分に分
散できず耐久性が十分でなく、一方、300gを越える
と排気の圧力損失が増加するために、好ましくない。
【0012】本発明に用いられるセリウム及び添加物を
含有するジルコニウム酸化物としては、正方晶型の酸化
ジルコニウムの単一の結晶構造を示すものである。この
結晶構造は、X線回析法により確認でき、従来のセリウ
ムを含有するジルコニウム酸化物ではセリウム酸化物及
び添加物を含む種々の独立した酸化物にピークが存在す
るのに対し、本発明に使用される酸化物では正方晶型の
酸化ジルコニウムのピークだけが現れる。すなわち、正
方晶型の均一な結晶構造を示す。ここで添加物として
は、Y、Ti、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、
Zn、SnおよびInよりなる群から選ばれた少なくと
も1種を挙げることができ、好ましくはSn、Feおよ
びInよりなる群から選ばれた少なくとも1種を挙げる
ことができる。セリウムおよび添加物を含有するジルコ
ニウム酸化物における添加物の量が、0.05〜10質
量%の範囲が好ましい。
【0013】セリウム及び添加物を含有するジルコニウ
ム酸化物は、通常、(a)セリウムとジルコニウムとの
質量比が、CeO2換算:ZrO2換算で、1:8〜1:
1、好ましくは1:5〜1:1であり、(b)添加物と
ジルコニウムとの質量比が、酸化物換算:XrO2換算
で、1:1000〜1:2、好ましくは1:200〜
1:4であることが好ましい。
【0014】セリウムおよび添加物を含有するジルコニ
ウム酸化物の製造方法については、例えば、以下の2種
類を代表例として挙げることができるが、本発明の趣旨
に反しない限りこれらの製法に限定されるものではな
い。
【0015】(1)オキシ塩化ジルコニウムなどのジル
コニウム溶液を加水分解し、水酸化ジルコニウムを得た
後、セリウム及び添加物の溶液を添加混合し、アルカリ
添加により中和した後、洗浄、乾燥、焼成する。
【0016】(2)硝酸ジルコニウムなどのジルコニウ
ム溶液と硝酸セリウムなどのセリウム溶液および添加物
の溶液を混合し、アルカリ添加により中和した後、洗
浄、乾燥、焼成する。
【0017】完成触媒1リットル当たり、セリウム量が
CeO2換算で1〜100g、ジルコニウム量がZrO2
換算で2〜100g、添加物量が0.01〜20gであ
ることが好ましい。
【0018】セリウムおよび添加物を含有するジルコニ
ウム酸化物の使用量は、完成触媒1リットル当たり、通
常、5〜250g、好ましくは10〜200gである。
5g未満であると耐久性やOSC能の上で不十分であ
り、一方、250gを越えると排気の圧力損失が増加す
るため、好ましくない。
【0019】さらに、特に、貴金属としてPdを含む触
媒では、上記触媒成分の他に、耐久性およびNOx浄化
能の観点からアルカリ土類酸化物を含むことが好まし
い。アルカリ土類金属酸化物としては、バリウム、マグ
ネシウム、カルシウム、ストロンチウムの酸化物を挙げ
ることができ、なかでもバリウム酸化物が望ましい。
【0020】アルカリ土類金属酸化物の使用量は、完成
触媒1リットル当たり、通常、0.1〜50g、好まし
くは1〜30gである。0.1g未満であると耐熱性が
不十分であり、一方、50gを越えると使用量に比例し
た結果が得られないため好ましくない。
【0021】上記触媒成分を被覆する耐火性三元構造体
としては、ハニカム担体等が挙げられるが一体成型のハ
ニカム構造体が好ましく、例えば、モノリスハニカム担
体、メタルハニカム担体、プラグハニカム担体等を挙げ
ることができる。
【0022】モノリス担体としては、通常、セラミック
ハニカム担体と称されるものであればよく、特にコージ
ェライト、ムライト、α-アルミナ、ジルコニア、チタ
ニア、リン酸チタン、アルミニウムチタネート、ベタラ
イト、スポジュメン、アルミノシリケート、マグネシウ
ムシリケート等を材料とするハニカム担体が好ましく、
なかでもコージェライト質のものが特に好ましい。その
他、ステンレス鋼、Fe-Cr-Al合金等の如き酸化抵
抗性の耐熱性金属を用いて耐火性三次元構造体としたも
のが用いられる。
【0023】これらのモノリス担体は、押出成型法やシ
ート状素子を巻き固める方法などで製造される。そのガ
ス通過口(セル形状)の形は六角形、四角形、三角形ま
たはコルゲーション形のいずれであってもよい。セル密
度(セル数/単位断面積)は100〜600セル/平方
インチであれば十分に使用可能であり、好ましくは20
0〜500セル/平行インチである。
【0024】本発明における触媒成分を被覆する方法と
しては、特に限定されるものではないが、通常、含浸法
が好適に用いられる。
【0025】本発明による触媒は、例えば次のような方
法によって調製することができる。
【0026】まず、所定量の白金などの貴金属の硝酸塩
などの水溶液中に、アルミナなどの耐火性無機酸化物の
粉末および、セリウムおよび添加物を含有するジルコニ
ウム酸化物の粉末を投入し、十分に混合して含浸させた
後、80〜250℃、好ましくは100〜150℃の温
度で乾燥し、次いで300〜850℃、好ましくは40
0〜700℃の温度で0.5〜5時間、好ましくは1〜
2時間焼成する。貴金属としてPdを含む場合はアルカ
リ土類金属酸化物を用いることが好ましいが、かかるア
ルカリ土類金属酸化物またはそれらの硝酸塩、酢酸塩等
の塩類をこの段階で加える。貴金属を除いて全ての酸化
物の粉末を用いる場合には、乾燥、焼成工程を経ること
なく、そのまま次の湿式粉砕工程を実施してもよい。
【0027】次に、得られた粉末をボールミル等を用い
て湿式粉砕してスラリー化し、このようにして得られた
触媒組成物のスラリーにコージェライト製等の耐火性三
次元構造体を含浸し、余分なスラリーを除去した後、8
0〜250℃、好ましくは100〜150℃の温度で乾
燥し、必要により300〜800℃、好ましくは400
〜700℃で0.5〜3時間、好ましくは1〜2時間焼
成する。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明の趣旨に反しない限り、これらの実施例に
限定されるものではない。
【0029】(参考例)最初に、本発明に使用されるセ
リウムおよび添加物を含有したジルコニウム酸化物のX
線回析法によるスペクトルチャートを図1に、従来のセ
リウムおよびランタンを含有するジルコニウム酸化物の
X線回折法によるスペクトルチャートを図2に示す。図
2からは、従来の酸化物はセリウム酸化物を含む種々の
独立した酸化物のピークが存在するのに対し、図1から
は、本発明で用いられるセリウムおよび添加物を含有し
たジルコニウム酸化物は正方晶型の酸化ジルコニウムの
均一な結晶構造のピークだけであった。なお、この評価
は、空気中1000℃で10時間エージングした後に行
った。
【0030】次に、本発明に使用されるセリウムおよび
添加物を含有するジルコニウム酸化物の酸素の吸着脱離
作用の能力を表す酸素貯蔵量の温度に対する比較をSn
を例として表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】測定法:H2中、450℃×30分の還元
後、O2をパルスしてO2消費量を測定。
【0033】表1から、Snの添加により、酸素の吸着
脱離作用の発現する温度帯が低温側にシフトすることが
わかる。なお、この評価は、空気中1000℃で10時
間エージングした後に実施した。
【0034】(実施例1)比表面積150m2/gのア
ルミナ(γ-アルミナ)25gを、ロジウム0.5gを
含有する硝酸ロジウム水溶液に含浸した。その後、充分
乾燥した後、500℃で1時間焼成してロジウム含有ア
ルミナを得た。
【0035】質量比として、酸化ジルコニウムが40g
に対し、酸化セリウムが10g、酸化スズが0.25g
となるように、オキシ塩化ジルコニウム溶液を加水分解
し、水酸化ジルコニウムを得た後、セリウムおよびスズ
の硝酸水溶液を添加混合した。
【0036】得られたロジウム含有アルミナ25.5g
と、ジルコニウムセリウムスズ複合酸化物50.25
g、比表面積150m2/gのアルミナ(γ-アルミナ)
45g、酢酸4g、イオン交換水120gをボールミル
ポットにメディアのボールとともに投入し、15時間湿
式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0037】このようにして得られた水性スラリーに、
コージェライト製モノリス担体(日本碍子製:セル密度
400セル/6.45cm2(1平方インチ)、外径3
3mm×長さ76mm)を浸した。取り出した後、余分
のスラリーを圧縮空気でブローし、その後、150℃で
2時間乾燥し、500℃で1間焼成して触媒1を得た。
【0038】得られた触媒には、触媒1リットル当た
り、ロジウムが0.5g、アルミナが70g、酸化ジル
コニウムが40g、酸化セリウムが10g、酸化スズが
0.25gが担持されていた。
【0039】(実施例2)比表面積150m2/gのア
ルミナ(γ-アルミナ)25gを、ロジウム0.5gを
含有する硝酸ロジウム水溶液に含浸した。その後、充分
乾燥した後、500℃で1時間焼成してロジウム含有ア
ルミナを得た。
【0040】質量比として、酸化ジルコニウムが40g
に対し、酸化セリウムが10g、酸化スズが0.5gと
なるように、オキシ塩化ジルコニウム溶液を加水分解
し、水酸化ジルコニウムを得た後、セリウムおよびスズ
の硝酸水溶液を添加混合した。
【0041】得られたロジウム含有アルミナ25.5g
と、ジルコニウムセリウムスズ複合酸化物50.5g、
比表面積150m2/gのアルミナ(γ-アルミナ)4
4.75g、酢酸4g、イオン交換水120gをボール
ミルポットにメディアのボールとともに投入し、15時
間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0042】このようにして得られた水性スラリーを用
いて、実施例1と同様に調製して触媒2を得た。
【0043】得られた触媒には、触媒1リットル当た
り、ロジウムが0.5g、アルミナが69.75g、酸
化ジルコニウムが40g、酸化セリウムが10g、酸化
スズが0.5gが担持されていた。
【0044】(実施例3)比表面積150m2/gのア
ルミナ(γ-アルミナ)25gを、ロジウム0.5gを
含有する硝酸ロジウム水溶液に含浸した。その後、充分
乾燥した後、500℃で1時間焼成してロジウム含有ア
ルミナを得た。
【0045】質量比として、酸化ジルコニウムが40g
に対し、酸化セリウムが10g、酸化スズが2.5gと
なるように、オキシ塩化ジルコニウム溶液を加水分解
し、水酸化ジルコニウムを得た後、セリウムおよびスズ
の硝酸水溶液を添加混合した。
【0046】得られたロジウム含有アルミナ25.5g
と、ジルコニウムセリウムスズ複合酸化物52.5g、
比表面積150m2/gのアルミナ(γ-アルミナ)4
2.75g、酢酸4g、イオン交換水120gをボール
ミルポットにメディアのボールとともに投入し、15時
間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0047】得られた水性スラリーを用いて、実施例1
と同様に調製して触媒3を得た。
【0048】得られた触媒には、触媒1リットル当た
り、ロジウムが0.5g、アルミナが67.75g、酸
化ジルコニウムが40g、酸化セリウムが10g、酸化
スズ2.5gが担持されていた。
【0049】(実施例4)比表面積150m2/gのア
ルミナ(γ-アルミナ)25gを、ロジウム0.5gを
含有する硝酸ロジウム水溶液に含浸した。その後、充分
乾燥した後、500℃で1時間焼成してロジウム含有ア
ルミナを得た。
【0050】質量比として、酸化ジルコニウムが40g
に対し、酸化セリウムが10g、酸化スズが5gとなる
ように、オキシ塩化ジルコニウム溶液を加水分解し、水
酸化ジルコニウム得た後、セリウムおよびスズの硝酸水
溶液を添加混合した。
【0051】このようにして得られたロジウム含有アル
ミナ25.5gと、ジルコニウムセリウムスズ複合酸化
物55g、比表面積150m2/gのアルミナ(γ-アル
ミナ)40.75g、酢酸4g、イオン交換水120g
をボールミルポットにメディアのボールとともに投入
し、15時間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0052】このようにして得られた水性スラリーを用
いて、実施例1と同様に調製して触媒4を得た。
【0053】得られた触媒には、触媒1リットル当た
り、ロジウムが0.5g、アルミナが65.75g、酸
化ジルコニウムが40g、酸化セリウムが10g、酸化
スズ5gが担持されていた。
【0054】(実施例5)比表面積150m2/gのア
ルミナ(γ-アルミナ)15gを、ロジウム0.3gを
含有する硝酸ロジウム水溶液と白金1.5gを含有する
硝酸白金に含浸した。その後、充分乾燥した後、500
℃で1時間焼成してロジウム白金含有アルミナを得た。
【0055】質量比として、酸化ジルコニウムが40g
に対し、酸化セリウムが10g、酸化スズが0.25g
となるように、オキシ塩化ジルコニウム溶液を加水分解
し、水酸化ジルコニウム得た後、セリウムおよびスズの
硝酸水溶液を添加混合した。
【0056】このようにして得られたロジウム白金含有
アルミナ16.8gと、ジルコニウムセリウムスズ複合
酸化物50.25g、比表面積150m2/gのアルミ
ナ(γ-アルミナ)85g、酢酸5g、イオン交換水1
50gをボールミルポットにメディアのボールとともに
投入し、15時間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0057】このようにして得られた水性スラリーを用
いて、実施例1と同様に調製して触媒5を得た。
【0058】得られた触媒には、触媒1リットル当た
り、ロジウムが0.3g、白金1.5g、アルミナが1
00g、酸化ジルコニウムが40g、酸化セリウムが1
0g、酸化スズ0.25gが担持されていた。
【0059】(実施例6)比表面積150m2/gのア
ルミナ(γ-アルミナ)15gをロジウム0.3gを含
有する硝酸ロジウム水溶液と白金1.5gを含有する硝
酸白金水溶液に含浸した。その後、充分乾燥した後、5
00℃で1時間焼成してロジウム白金含有アルミナを得
た。
【0060】質量比として、酸化ジルコニウムが40g
に対し、酸化セリウムが10g、酸化鉄が0.25gと
なるように、オキシ塩化ジルコニウム溶液を加水分解
し、水酸化ジルコニウム得た後、セリウムおよび鉄の硝
酸水溶液を添加混合した。
【0061】このようにして得られたロジウム白金含有
アルミナ16.8gと、ジルコニウムセリウム鉄複合酸
化物50.25g、比表面積150m2/gのアルミナ
(γ-アルミナ)85g、酢酸5g、イオン交換水15
0gをボールミルポットにメディアのボールとともに投
入し、15時間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0062】このようにして得られた水性スラリーを用
いて、実施例1と同様に調製して触媒6を得た。
【0063】得られた触媒には、触媒1リットル当た
り、ロジウムが0.3g、白金1.5g、アルミナが1
00g、酸化ジルコニウムが40g、酸化セリウムが1
0g、酸化鉄0.25gが担持されていた。
【0064】(実施例7)比表面積150m2/gのア
ルミナ(γ-アルミナ)15gをロジウム0.3gを含
有する硝酸ロジウム水溶液と白金1.5gを含有する硝
酸白金水溶液に含浸した。その後、充分乾燥した後、5
00℃で1時間焼成してロジウム白金含有アルミナを得
た。
【0065】質量比として、酸化ジルコニウムが40g
に対し、酸化セリウムが10g、酸化インジウムが0.
25gとなるように、オキシ塩化ジルコニウム溶液を加
水分解し、水酸化ジルコニウム得た後、セリウムおよび
インジウムの硝酸水溶液を添加混合した。
【0066】このようにして得られたロジウム白金含有
アルミナ16.8gと、ジルコニウムセリウムインジウ
ム複合酸化物50.25g、比表面積150m2/gの
アルミナ(γ-アルミナ)85g、酢酸5g、イオン交
換水150gをボールミルポットにメディアのボールと
ともに投入し、15時間湿式粉砕し、水性スラリーを得
た。
【0067】このようにして得られた水性スラリーを用
いて、実施例1と同様に調製して触媒7を得た。
【0068】得られた触媒には、触媒1リットル当た
り、ロジウムが0.3g、白金が1.5g、アルミナが
100g、酸化ジルコニウムが40g、酸化セリウムが
10g、酸化インジウム0.25gが担持されていた。
【0069】(実施例8)比表面積150m2/gのア
ルミナ(γ-アルミナ)100gをパラジウム2.5g
を含有する硝酸パラジウム水溶液に含浸した。その後、
充分乾燥した後、500℃で1時間焼成してパラジウム
含有アルミナを得た。
【0070】このようにして得られたパラジウム含有ア
ルミナ102.5gと、酸化物として10g相当の水酸
化バリウムと、酢酸5g、イオン交換水150gをボー
ルミルポットにメディアのボールとともに投入し、15
時間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0071】このようにして得られた水性スラリーに、
断面積1平方インチ当たり約400個のセルを有し、直
径33mm、長さ76mmの日本碍子製コージェライト
製モノリス担体を浸した。担体を取り出した後、余分の
スラリーを圧縮空気でブローし、その後、乾燥、焼成し
てPd触媒被覆層を得た。
【0072】質量比として、酸化ジルコニウムが40g
に対し、酸化セリウムが10g、酸化スズが0.25g
となるように、オキシ塩化ジルコニウム溶液を加水分解
し、水酸化ジルコニウム得た後、セリウムおよびスズの
硝酸水溶液を添加混合した。
【0073】比表面積150m2/gのアルミナ(γ-ア
ルミナ)15gを、ロジウム0.3gを含有する硝酸ロ
ジウム水溶液に含浸した。その後、充分乾燥した後、5
00℃で1時間焼成してロジウム含有アルミナを得た。
【0074】このようにして得られたロジウム含有アル
ミナ15.3gと、ジルコニウムセリウムスズ複合酸化
物30g、比表面積150m2/gのアルミナ(γ-アル
ミナ)15g、酢酸3g、イオン交換水90gをボール
ミルポットにメディアのボールとともに投入し、15時
間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0075】このようにして得られた水性スラリーを用
いて、上記Pd触媒被覆層上に被覆して触媒8を得た。
【0076】得られた触媒には、触媒1リットル当た
り、パラジウムが2.5g、ロジウムが0.3g、酸化
バリウム10g、アルミナが130g、酸化ジルコニウ
ムが23.9g、酸化セリウムが6.0g、酸化スズ
0.1gが担持されていた。
【0077】(実施例9)比表面積150m2/gのア
ルミナ(γ-アルミナ)100gをパラジウム2.5g
を含有する硝酸パラジウム水溶液に含浸した。その後、
充分乾燥した後、500℃で1時間焼成してパラジウム
含有アルミナを得た。
【0078】このようにして得られたパラジウム含有ア
ルミナ102.5gと、酸化物として10g相当の水酸
化バリウムと、酢酸5g、イオン交換水150gをボー
ルミルポットにメディアのボールとともに投入し、15
時間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0079】このようにして得られた水性スラリーに、
断面積1平方インチ当たり約400個のセルを有し、直
径33mm、長さ76mmの日本碍子製コージェライト
製モノリス担体を浸した。担体を取り出した後、余分の
スラリーを圧縮空気でブローし、その後、150℃で2
時間乾燥した後、500℃で1時間焼成してPd触媒被
覆層を得た。
【0080】質量比として、酸化ジルコニウムが40g
に対し、酸化セリウムが10g、酸化スズが0.25g
となるように、オキシ塩化ジルコニウム溶液を加水分解
し、水酸化ジルコニウム得た後、セリウムおよびスズの
硝酸水溶液を添加混合した。
【0081】比表面積150m2/gのアルミナ(γ-ア
ルミナ)15gを、ロジウム0.3gを含有する硝酸ロ
ジウム水溶液および白金0.3gを含有する硝酸白金水
溶液に含浸した。その後、充分乾燥した後、500℃で
1時間焼成してロジウム白金含有アルミナを得た。
【0082】このようにして得られたロジウム白金含有
アルミナ15.6gと、ジルコニウムセリウムスズ複合
酸化物30g、比表面積150m2/gのアルミナ(γ-
アルミナ)15g、酢酸3g、イオン交換水90gをボ
ールミルポットにメディアのボールとともに投入し、1
5時間湿式粉砕し、水性スラリーを得た。
【0083】このようにして得られた水性スラリーを用
いて、上記Pd触媒被覆層上に被覆して触媒9を得た。
【0084】得られた触媒には、触媒1リットル当た
り、パラジウム2.5g、白金が0.3g、ロジウムが
0.3g、アルミナが130g、酸化バリウムが10
g、酸化ジルコニウムが23.9g、酸化セリウムが
6.0g、酸化スズ0.1gが担持されていた。
【0085】(比較例1)ジルコニウムセリウムスズ複
合酸化物の代わりに、質量比として、酸化ジルコニウム
が40gに対し、酸化セリウムが10gである、ジルコ
ニウムセリウム複合酸化物を用いた以外は、実施例1と
同様にして、比較触媒1を調製した。
【0086】(比較例2)ジルコニウムセリウムスズ複
合酸化物の代わりに、質量比として、酸化ジルコニウム
が40gに対し、酸化セリウムが10gである、ジルコ
ニウムセリウム複合酸化物を用いた以外は、実施例5と
同様にして、比較触媒2を調製した。
【0087】(比較例3)ジルコニウムセリウムスズ複
合酸化物の代わりに、質量比として、酸化ジルコニウム
が40gに対し、酸化セリウムが10gである、ジルコ
ニウムセリウム複合酸化物を用いた以外は、実施例8と
同様にして、比較触媒3を調製した。
【0088】(比較例4)ジルコニウムセリウムスズ複
合酸化物の代わりに、質量比として、酸化ジルコニウム
が40gに対し、酸化セリウムが10gである、ジルコ
ニウムセリウム複合酸化物を用いた以外は、実施例9と
同様にして、比較触媒4を調製した。
【0089】得られた触媒は、完成触媒1リットル当た
り、表2に示す触媒成分を有するものであった。
【0090】
【表2】
【0091】*ZrO2/CeO2/添加物、ZrO2/CeO2=3に
おいて添加物の質量%。
【0092】(触媒の評価)実施例1〜9および比較例
1〜4で得られた触媒を、エンジン耐久後、触媒活性を
評価した。以下にその手順を示す。
【0093】市販の電子制御方式のエンジンを使用し、
各触媒を充填したマルチコンバーターをエンジンの排気
系に設置し、耐久テストを行った。エンジンは定常運転
60秒、減速6秒(減速時に燃料がカットされて、触媒
は高温酸化雰囲気に曝される)というモード運転で運転
し、触媒床温度が定常運転時900℃となる条件で50
時間耐久した。耐久後の触媒性能の評価は、市販の電子
制御方式のエンジンを使用し、各触媒を充填したマルチ
コンバーターを、エンジンの排気系に設置して行った。
触媒の三元性能は、触媒入口ガス温度400℃、空間速
度250,000hr-1の条件で評価した。この際、外
部発振器より、1Hzの正弦波型信号をエンジンのコン
トロールユニットに導入し、空燃比(A/F)を、±
1.0A/F、1Hzで振動させながら平均空燃比を連
続的に変化させ、このときの触媒入口および出口のガス
組成を同時に分析して、平均空燃比A/Fが、15.1
〜14.1までのCO、HCおよびNOxの浄化率を求
めた。
【0094】上記のようにして求めたCO、HCおよび
NOxの浄化率対入口空燃比をグラフにプロットして三
元特性曲線を作成し、CO、NOx浄化率曲線の交点
(クロスオーバーポイントと呼ぶ)の浄化率と、その交
点のA/F値におけるHC浄化率を下記表3に示す。
【0095】また、触媒の低温での浄化性能は、空燃比
を±0.5A/F(1Hz)の条件でガスを振動させな
がら、平均空燃比をA/F=14.6に固定してエンジ
ンを運転した。エンジン排気系の触媒コンバーターの前
に熱交換器を取付て、触媒入口ガス温度を200〜50
0℃まで一定の昇温速度(20℃/分)で変化させた。
その際、触媒の入口および出口のガス組成を分析して、
CO、HCおよびNOxの浄化率を求めることにより評
価した。このようにして求めた、CO、HCおよびNO
xの浄化率が50%に到達した温度(ライトオフ温度)
を測定して表3に示す。
【0096】
【表3】
【0097】表3の結果から、本発明による触媒が、C
O、HCおよびNOxの三成分をより低温で効率的に除
去できることがわかる。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、低温で酸素の吸着脱離
作用を発現する酸素貯蔵材料を使用することにより、よ
り低温着火性能に優れた、一酸化炭素、炭化水素および
窒素酸化物を除去する排気ガス浄化用触媒を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用されるセリウムおよび添加物を含
有するジルコニウム酸化物のX線回析法によるスペクト
ルのチャートである。
【図2】従来のセリウムを含有するジルコニウム酸化物
のX線回析法によるスペクトルのチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/28 301 F01N 3/28 301S B01D 53/36 104A (71)出願人 395016659 インターナショナル キャタリスト テク ノロジー インコーポレイテッド INTERNATIONAL CATAL YST TECHNOLOGY,INC. アメリカ合衆国,ミシガン州 48326,オ ーバーン ヒルズ,コマーシャル ドライ ブ 2347 (72)発明者 谷口 茂良 兵庫県姫路市網干区興浜字西沖992番地の 1 株式会社日本触媒内 (72)発明者 堀内 真 兵庫県姫路市網干区興浜字西沖992番地の 1 株式会社日本触媒内 Fターム(参考) 3G091 AB01 BA03 BA39 FA02 FA04 FA12 FA13 FB02 FC07 GA06 GA20 GB01W GB01X GB03W GB04W GB05W GB06W GB07W GB10W GB10X GB15X GB16X GB17X 4D048 AA06 AA13 AA18 AB05 BA01Y BA02Y BA03X BA06Y BA07Y BA08X BA10X BA13Y BA15X BA16Y BA17X BA18Y BA19X BA21X BA25Y BA28Y BA30X BA31X BA33X BA35Y BA36X BA37Y BA38Y BA41X BA42X BB02 EA04 4G069 AA03 BA01A BA01B BA02A BA04A BA05A BA05B BA13A BA13B BB02A BB04A BB04B BB06A BB06B BC08A BC13A BC13B BC18A BC22A BC22B BC31A BC35A BC40A BC43A BC43B BC50A BC51A BC51B BC58A BC62A BC66A BC67A BC68A BC71A BC71B BC72A BC72B BC75A BC75B CA03 CA09 EA01Y EA19 EB12Y EB14Y EC22X EC22Y FC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラジウム、白金、ロジウムよりなる貴
    金属成分のうち少なくとも1種、耐火性無機酸化物、セ
    リウムおよび添加物を含有するジルコニウム酸化物を含
    有する触媒活性成分を含む触媒であって、前記添加物は
    Y、Ti、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Z
    n、SnおよびInよりなる群から選ばれた少なくとも
    1種の酸化物であり、かつ、前記セリウムおよび添加物
    を含有するジルコニウム酸化物の結晶が正方晶型のジル
    コニウム酸化物の単一構造であることを特徴とする排気
    ガス浄化用触媒。
  2. 【請求項2】 前記セリウムおよび添加物を含有するジ
    ルコニウム酸化物における添加物の量が、0.05〜1
    0質量%であり、セリウムとジルコニウムとの質量比
    が、CeO2:ZrO2換算で、1:8〜1:1である請
    求項1に記載の触媒。
  3. 【請求項3】 耐火性三次元構造体1リットル当たり、
    貴金属成分の量が0.05〜30g、セリウムの量がC
    eO2換算で1〜100g、ジルコニウムの量がZrO2
    換算で2〜100g、添加物の量が0.01〜20g、
    耐火性無機酸化物の量が10〜300gである請求項1
    に記載の触媒。
  4. 【請求項4】 さらに、アルカリ土類金属酸化物を含有
    する請求項1に記載の触媒。
  5. 【請求項5】 耐火性三次元構造体1リットル当たり、
    貴金属成分の量が0.05〜30g、セリウムの量がC
    eO2換算で1〜100g、ジルコニウムの量がZrO2
    換算で2〜100g、添加物の量が0.01〜20g、
    耐火性無機酸化物の量が10〜300g、アルカリ土類
    金属酸化物の量が0.1〜50gである請求項4に記載
    の触媒。
JP2001143487A 2001-05-14 2001-05-14 排気ガス浄化用触媒 Expired - Lifetime JP3817443B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001143487A JP3817443B2 (ja) 2001-05-14 2001-05-14 排気ガス浄化用触媒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001143487A JP3817443B2 (ja) 2001-05-14 2001-05-14 排気ガス浄化用触媒

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002336703A true JP2002336703A (ja) 2002-11-26
JP3817443B2 JP3817443B2 (ja) 2006-09-06

Family

ID=18989633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001143487A Expired - Lifetime JP3817443B2 (ja) 2001-05-14 2001-05-14 排気ガス浄化用触媒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3817443B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006059799A1 (ja) * 2004-12-03 2006-06-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 排ガス浄化用触媒
WO2007034839A1 (ja) * 2005-09-20 2007-03-29 Hirosaki University 酸素貯蔵物質および自動車排ガス浄化用三元触媒における酸素貯蔵方法
JP2007527845A (ja) * 2004-03-17 2007-10-04 ロディア・シミ ジルコニウム、セリウム及びスズの酸化物をベースとする組成物、その製造方法及び触媒としてのその使用
WO2008093471A1 (ja) 2007-02-01 2008-08-07 Daiichi Kigenso Kagaku Kogyo Co., Ltd. 自動車用排気ガス浄化装置に用いられる触媒系、それを用いた排気ガス浄化装置、及び排気ガス浄化方法
JP2008284535A (ja) * 2007-04-19 2008-11-27 Mazda Motor Corp 排気ガス浄化用触媒及びその製造方法
JP2009537304A (ja) * 2006-05-17 2009-10-29 マグネシウム エレクトロン リミテッド 改良された酸素貯蔵材
WO2010064497A1 (ja) 2008-12-03 2010-06-10 第一稀元素化学工業株式会社 排気ガス浄化触媒、それを用いた排気ガス浄化装置、及び排気ガス浄化方法
WO2010101219A1 (ja) * 2009-03-06 2010-09-10 株式会社アイシーティー 排ガス浄化用触媒
WO2010103870A1 (ja) 2009-03-09 2010-09-16 第一稀元素化学工業株式会社 排気ガス浄化触媒、それを用いた排気ガス浄化装置、及び排気ガス浄化方法
JP2010260046A (ja) * 2009-04-07 2010-11-18 Toyota Central R&D Labs Inc 排ガス浄化用触媒
JP2013502316A (ja) * 2009-08-21 2013-01-24 ズードケミー インコーポレイテッド 酸化触媒ならびにco、vocおよびハロゲン化vocの破壊のための方法
JP2013233485A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Noritake Co Ltd 排ガス浄化用触媒材およびその製造方法
JP2014200715A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 株式会社キャタラー 排ガス浄化用触媒
JP2016510303A (ja) * 2013-02-05 2016-04-07 ローディア オペレーションズ 酸化ジルコニウムおよび酸化セリウムをベースとする沈殿およびか焼組成物
JP2016516660A (ja) * 2013-03-19 2016-06-09 ローディア オペレーションズ ジルコニウム、セリウム、ニオブおよびスズの酸化物に基づく組成物、調製方法ならびに触媒反応での使用
KR20170039710A (ko) * 2014-07-29 2017-04-11 코르메텍, 인코포레이티드 촉매 모듈 및 이의 적용
JP2018131365A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 株式会社豊田中央研究所 酸素貯蔵材料及びその製造方法
CN114761126A (zh) * 2020-03-30 2022-07-15 庄信万丰股份有限公司 储氧能力材料

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW201502356A (zh) * 2013-02-21 2015-01-16 Exxonmobil Upstream Res Co 氣渦輪機排氣中氧之減少
CN108607544B (zh) * 2018-05-03 2021-01-15 青岛大学 一种挥发性有机物低温催化氧化催化剂及其制备和应用

Cited By (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007527845A (ja) * 2004-03-17 2007-10-04 ロディア・シミ ジルコニウム、セリウム及びスズの酸化物をベースとする組成物、その製造方法及び触媒としてのその使用
KR100879965B1 (ko) 2004-12-03 2009-01-23 도요타 지도샤(주) 배기가스정화용 촉매
JP2006159021A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Toyota Motor Corp 排ガス浄化用触媒
US7737078B2 (en) 2004-12-03 2010-06-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Catalyst for purifying exhaust gas
WO2006059799A1 (ja) * 2004-12-03 2006-06-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 排ガス浄化用触媒
JP2007083126A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Hirosaki Univ 酸素貯蔵物質および自動車排ガス浄化用三元触媒における酸素貯蔵方法
WO2007034839A1 (ja) * 2005-09-20 2007-03-29 Hirosaki University 酸素貯蔵物質および自動車排ガス浄化用三元触媒における酸素貯蔵方法
JP2009537304A (ja) * 2006-05-17 2009-10-29 マグネシウム エレクトロン リミテッド 改良された酸素貯蔵材
EP2018220B1 (en) * 2006-05-17 2018-10-24 Magnesium Elektron Limited Improved oxygen storage component
US8414835B2 (en) 2006-05-17 2013-04-09 Magnesium Elektron Limited Oxygen storage component
WO2008093471A1 (ja) 2007-02-01 2008-08-07 Daiichi Kigenso Kagaku Kogyo Co., Ltd. 自動車用排気ガス浄化装置に用いられる触媒系、それを用いた排気ガス浄化装置、及び排気ガス浄化方法
US8202819B2 (en) 2007-02-01 2012-06-19 Daiichi Kigenso Kagaku Kogyo Co., Ltd. Catalyst system to be used in automobile exhaust gas purification apparatus, exhaust gas purification apparatus using the same and exhaust gas purification method
JP2008284535A (ja) * 2007-04-19 2008-11-27 Mazda Motor Corp 排気ガス浄化用触媒及びその製造方法
WO2010064497A1 (ja) 2008-12-03 2010-06-10 第一稀元素化学工業株式会社 排気ガス浄化触媒、それを用いた排気ガス浄化装置、及び排気ガス浄化方法
JP2015037784A (ja) * 2009-03-06 2015-02-26 ユミコア日本触媒株式会社 排ガス浄化用触媒
EP2404669A1 (en) * 2009-03-06 2012-01-11 ICT Co., Ltd. Catalyst for purification of exhaust gas
KR20110129381A (ko) * 2009-03-06 2011-12-01 아이씨티 코., 엘티디. 배기가스 정화용 촉매
US20120027654A1 (en) * 2009-03-06 2012-02-02 International Catalyst Technology, Inc. Catalyst for purification of exhaust gas
CN104722312A (zh) * 2009-03-06 2015-06-24 优美科触媒日本有限公司 废气净化用催化剂
JPWO2010101219A1 (ja) * 2009-03-06 2012-09-10 株式会社アイシーティー 排ガス浄化用触媒
EP2404669A4 (en) * 2009-03-06 2012-10-31 Ict Co Ltd CATALYST FOR PURIFYING EXHAUST GASES
KR101657151B1 (ko) * 2009-03-06 2016-09-13 유미코어 니폰 쇼쿠바이 가부시키가이샤 배기가스 정화용 촉매
CN102341174A (zh) * 2009-03-06 2012-02-01 株式会社Ict 废气净化用催化剂
WO2010101219A1 (ja) * 2009-03-06 2010-09-10 株式会社アイシーティー 排ガス浄化用触媒
US8808653B2 (en) 2009-03-06 2014-08-19 Umicore Shokubai Japan Co., Ltd. Catalyst for purifying exhaust gas
WO2010103870A1 (ja) 2009-03-09 2010-09-16 第一稀元素化学工業株式会社 排気ガス浄化触媒、それを用いた排気ガス浄化装置、及び排気ガス浄化方法
JP2010260046A (ja) * 2009-04-07 2010-11-18 Toyota Central R&D Labs Inc 排ガス浄化用触媒
JP2013502316A (ja) * 2009-08-21 2013-01-24 ズードケミー インコーポレイテッド 酸化触媒ならびにco、vocおよびハロゲン化vocの破壊のための方法
JP2013233485A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Noritake Co Ltd 排ガス浄化用触媒材およびその製造方法
JP2016510303A (ja) * 2013-02-05 2016-04-07 ローディア オペレーションズ 酸化ジルコニウムおよび酸化セリウムをベースとする沈殿およびか焼組成物
JP2016516660A (ja) * 2013-03-19 2016-06-09 ローディア オペレーションズ ジルコニウム、セリウム、ニオブおよびスズの酸化物に基づく組成物、調製方法ならびに触媒反応での使用
JP2014200715A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 株式会社キャタラー 排ガス浄化用触媒
KR20170039710A (ko) * 2014-07-29 2017-04-11 코르메텍, 인코포레이티드 촉매 모듈 및 이의 적용
JP2017529227A (ja) * 2014-07-29 2017-10-05 コーメテック, インコーポレイテッド 触媒モジュール及びその利用
JP2020189290A (ja) * 2014-07-29 2020-11-26 コーメテック, インコーポレイテッド 触媒モジュール及びその適用
KR102468548B1 (ko) * 2014-07-29 2022-11-18 코르메텍, 인코포레이티드 촉매 모듈 및 이의 적용
JP7235700B2 (ja) 2014-07-29 2023-03-08 コーメテック, インコーポレイテッド 触媒モジュール及びその適用
JP2018131365A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 株式会社豊田中央研究所 酸素貯蔵材料及びその製造方法
CN114761126A (zh) * 2020-03-30 2022-07-15 庄信万丰股份有限公司 储氧能力材料

Also Published As

Publication number Publication date
JP3817443B2 (ja) 2006-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5095389B2 (ja) 排気ガス処理用触媒
JP3817443B2 (ja) 排気ガス浄化用触媒
JP3235640B2 (ja) 内燃機関排ガス浄化用触媒
US8784759B2 (en) NOx storage catalyst with reduced Rh loading
EP1166855B1 (en) Exhaust gas purifying catalyst
JP3494147B2 (ja) 排ガス浄化用触媒とその製造方法及び排ガス浄化方法
JP2002177781A (ja) 排ガス浄化用触媒
JP6132324B2 (ja) リーンバーンエンジン用排ガス浄化触媒
JP2002028488A (ja) 排ガス浄化用触媒
JP2003320252A (ja) 排気ガス浄化触媒及びその製造方法
JP2000117106A (ja) 希薄燃焼エンジン用排気ガス浄化用触媒
JP2003033669A (ja) 排気ガス浄化用触媒及びその製造方法
WO2011154912A1 (en) Nox storage catalyst with reduced rh loading
JPH11276907A (ja) 排気ガス浄化用触媒及びその製造方法
JPH09248462A (ja) 排気ガス浄化用触媒
JPH06114264A (ja) 排ガス浄化用触媒の製造方法
JP4749608B2 (ja) 排気ガス浄化用触媒
JP5212961B2 (ja) 排気ガス浄化用触媒およびその製造方法、ならびに排気ガス浄化方法
JP3272015B2 (ja) 排気ガス浄化用触媒
JP2003299967A (ja) 触媒担体構造体及び排気ガス浄化用触媒
JP2004181430A (ja) 排気ガス浄化触媒及びその製造方法
JP2000042369A (ja) 内燃機関の排ガス浄化装置,排ガス浄化方法及び排ガス浄化触媒
JP2008215359A (ja) 希薄燃焼エンジン排気ガスの浄化方法
JP2003200061A (ja) 排ガス浄化触媒及び排ガス浄化装置
JP3280277B2 (ja) 排気ガス浄化用触媒

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040701

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3817443

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616

Year of fee payment: 7

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term