JP2002332718A - 瓦吹飛防止具 - Google Patents
瓦吹飛防止具Info
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- JP2002332718A JP2002332718A JP2001138120A JP2001138120A JP2002332718A JP 2002332718 A JP2002332718 A JP 2002332718A JP 2001138120 A JP2001138120 A JP 2001138120A JP 2001138120 A JP2001138120 A JP 2001138120A JP 2002332718 A JP2002332718 A JP 2002332718A
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- Japan
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- roof
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- edge locking
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Abstract
(57)【要約】
【課題】強風、地震に対しても瓦が落下する危険を無く
し、取付けが簡単で長期耐久性を有する瓦の取付け具を
提供すること。 【解決手段】本発明の瓦吹飛防止装置は、屋根瓦を掛け
止めて吹飛を防止する瓦吹飛防止装置において、野地板
8と該野地板8上に敷設された瓦棒10との間に挟持さ
れる基部21と、該基部21の上側に、該基部21と接
続して設けられた瓦上縁係止部24と、該瓦上縁係止部
24の上側に、該瓦上縁係止部24と接続して設けられ
た瓦下縁係止部29とを具備している。
し、取付けが簡単で長期耐久性を有する瓦の取付け具を
提供すること。 【解決手段】本発明の瓦吹飛防止装置は、屋根瓦を掛け
止めて吹飛を防止する瓦吹飛防止装置において、野地板
8と該野地板8上に敷設された瓦棒10との間に挟持さ
れる基部21と、該基部21の上側に、該基部21と接
続して設けられた瓦上縁係止部24と、該瓦上縁係止部
24の上側に、該瓦上縁係止部24と接続して設けられ
た瓦下縁係止部29とを具備している。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は屋根瓦の吹飛を防止
する瓦吹飛防止具に関し、特に取付けが簡単で瓦を強固
に屋根に装着でき、かつ屋根瓦の吹飛を防止する瓦吹飛
防止具に関する。
する瓦吹飛防止具に関し、特に取付けが簡単で瓦を強固
に屋根に装着でき、かつ屋根瓦の吹飛を防止する瓦吹飛
防止具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、瓦は図8及び図9に明らかなと
おり波形状を成している。図8,9において1は瓦で、
該瓦1の一方の面2には後述する瓦棒に掛止めするため
の突出部3が形成されており、また他方の面4には突堤
5が形成されている。6は釘穴である。従来より瓦1の
敷設は図10に示すとおり、たる木7上に設けた野地板
8上にアスファルトルーフィング、アスファルトフェル
ト等の下葺き材9を設け、該下葺き材9上に所定の間隔
を持って瓦棒10を敷設する。その後、屋根の最下方に
敷設された瓦棒10より、瓦1の突出部3を掛止めし順
次取付けていくものである。
おり波形状を成している。図8,9において1は瓦で、
該瓦1の一方の面2には後述する瓦棒に掛止めするため
の突出部3が形成されており、また他方の面4には突堤
5が形成されている。6は釘穴である。従来より瓦1の
敷設は図10に示すとおり、たる木7上に設けた野地板
8上にアスファルトルーフィング、アスファルトフェル
ト等の下葺き材9を設け、該下葺き材9上に所定の間隔
を持って瓦棒10を敷設する。その後、屋根の最下方に
敷設された瓦棒10より、瓦1の突出部3を掛止めし順
次取付けていくものである。
【0003】このように取付けた瓦1は強風あるいは地
震等により飛ぶ恐れがあり、一部の瓦については釘穴6
に釘を打植するのが通例であった。しかしながら、瓦1
に釘を打植した場合釘は瓦棒10、下葺き材9を介して
野地板8まで達するものもあり、長期間使用している間
に瓦相互間の間隙から水が浸透し毛細管現象により下葺
き材9と釘の間に水が入り込み家屋内に水が濡れたり瓦
棒10、野地板8等が腐蝕し瓦が落下してしまう等の欠
点があった。
震等により飛ぶ恐れがあり、一部の瓦については釘穴6
に釘を打植するのが通例であった。しかしながら、瓦1
に釘を打植した場合釘は瓦棒10、下葺き材9を介して
野地板8まで達するものもあり、長期間使用している間
に瓦相互間の間隙から水が浸透し毛細管現象により下葺
き材9と釘の間に水が入り込み家屋内に水が濡れたり瓦
棒10、野地板8等が腐蝕し瓦が落下してしまう等の欠
点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような不都合を解
消するため、本出願人は、瓦棒10の上に載置された瓦
の上縁を瓦の取付具で瓦棒に固定する瓦取付具を開発
し、この瓦取付具は実用新案登録第1696104号
(公開実用昭和58−17428号)として登録されて
いる。この登録実用新案は、瓦の上縁を瓦取付具が保持
して屋根に固定しているので、少々の風で瓦が吹き飛ぶ
ようなことはない。しかしながら、瓦の下縁部分を掛け
止めするものがないので、台風がしばしば来襲する地域
では、瓦が下方向から強風に煽られ、めくれあがって、
最後には瓦が屋根から剥がれて吹き飛ぶという不測の事
態が起こった。本発明は上述のような欠点を改善するた
めになされたものであって、その目的は、強風、地震に
対しても瓦が落下する危険を無くし、取付けが簡単で長
期耐久性を有する瓦の取付け具を提供することを目的と
する。
消するため、本出願人は、瓦棒10の上に載置された瓦
の上縁を瓦の取付具で瓦棒に固定する瓦取付具を開発
し、この瓦取付具は実用新案登録第1696104号
(公開実用昭和58−17428号)として登録されて
いる。この登録実用新案は、瓦の上縁を瓦取付具が保持
して屋根に固定しているので、少々の風で瓦が吹き飛ぶ
ようなことはない。しかしながら、瓦の下縁部分を掛け
止めするものがないので、台風がしばしば来襲する地域
では、瓦が下方向から強風に煽られ、めくれあがって、
最後には瓦が屋根から剥がれて吹き飛ぶという不測の事
態が起こった。本発明は上述のような欠点を改善するた
めになされたものであって、その目的は、強風、地震に
対しても瓦が落下する危険を無くし、取付けが簡単で長
期耐久性を有する瓦の取付け具を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の本発明の目的を達
成するために、本発明の請求項1に記載されている発明
は、屋根瓦を掛け止めて吹飛を防止する瓦吹飛防止装置
において、野地板と該野地板上に敷設された瓦棒との間
に挟持される基部と、該基部の上側に、該基部と接続し
て設けられた瓦上縁係止部と、該瓦上縁係止部の上側
に、該瓦上縁係止部と接続して設けられた瓦下縁係止部
と、を具備してなる瓦吹飛防止具を提供する。本願の請
求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加え
て、上記瓦吹飛防止具は弾性を有する材質からなること
を特徴とする瓦吹飛防止具を提供する。本願の請求項3
に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、上記
瓦吹飛防止具は弾性を有する金属材料からなることを特
徴とする瓦吹飛防止具を提供する。本願の請求項4に記
載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、上記瓦吹
飛防止具は弾性を有する合成樹脂材料からなることを特
徴とする瓦吹飛防止具を提供する。本願の請求項5に記
載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、上記瓦吹
飛防止具は透明な材質からなることを特徴とする瓦吹飛
防止具を提供する。本願の請求項6に記載の発明は、請
求項1に記載の発明に加えて、上記瓦吹飛防止具は敷設
すいる瓦と同色の色彩を有することを特徴とする瓦吹飛
防止具を提供する。本願の請求項7に記載の発明は、請
求項1に記載の発明に加えて、上記瓦吹飛防止具は敷設
すいる瓦と異色の色彩を有することを特徴とする瓦吹飛
防止具を提供する。
成するために、本発明の請求項1に記載されている発明
は、屋根瓦を掛け止めて吹飛を防止する瓦吹飛防止装置
において、野地板と該野地板上に敷設された瓦棒との間
に挟持される基部と、該基部の上側に、該基部と接続し
て設けられた瓦上縁係止部と、該瓦上縁係止部の上側
に、該瓦上縁係止部と接続して設けられた瓦下縁係止部
と、を具備してなる瓦吹飛防止具を提供する。本願の請
求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加え
て、上記瓦吹飛防止具は弾性を有する材質からなること
を特徴とする瓦吹飛防止具を提供する。本願の請求項3
に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、上記
瓦吹飛防止具は弾性を有する金属材料からなることを特
徴とする瓦吹飛防止具を提供する。本願の請求項4に記
載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、上記瓦吹
飛防止具は弾性を有する合成樹脂材料からなることを特
徴とする瓦吹飛防止具を提供する。本願の請求項5に記
載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、上記瓦吹
飛防止具は透明な材質からなることを特徴とする瓦吹飛
防止具を提供する。本願の請求項6に記載の発明は、請
求項1に記載の発明に加えて、上記瓦吹飛防止具は敷設
すいる瓦と同色の色彩を有することを特徴とする瓦吹飛
防止具を提供する。本願の請求項7に記載の発明は、請
求項1に記載の発明に加えて、上記瓦吹飛防止具は敷設
すいる瓦と異色の色彩を有することを特徴とする瓦吹飛
防止具を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施の形態を、図
面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る瓦吹
飛防止具の斜視図であり、図2はその正面図である。図
1、2において、瓦吹飛防止具50は、下部に鍵型をし
た基部21を有する。基部21の立ち上がり部22上端
に、瓦棒と瓦間に挟まれるスペーサ部23が形成され
る。
面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る瓦吹
飛防止具の斜視図であり、図2はその正面図である。図
1、2において、瓦吹飛防止具50は、下部に鍵型をし
た基部21を有する。基部21の立ち上がり部22上端
に、瓦棒と瓦間に挟まれるスペーサ部23が形成され
る。
【0007】基部21の立ち上がり部22上端からは、
断面が”コ”字状に形成された瓦上縁係止部24が延び
ている。瓦上縁係止部24の上内側には、瓦抑え突条2
5が形成されている。該瓦上縁係止部24の先端はその
長手方向に延びて水平部26を形成し、水平部26の先
端から瓦の厚みほどの寸法を有する立ち上がり部27が
形成され、その先端から折り返し部28が突出形成され
ている。そして、水平部26と、立ち上がり部27と、
折り返し部28で瓦下縁係止部29を形成している。な
お、水平部26の長さLは、上側の瓦の下端縁と下側瓦
の上縁との重なり長さとなる。
断面が”コ”字状に形成された瓦上縁係止部24が延び
ている。瓦上縁係止部24の上内側には、瓦抑え突条2
5が形成されている。該瓦上縁係止部24の先端はその
長手方向に延びて水平部26を形成し、水平部26の先
端から瓦の厚みほどの寸法を有する立ち上がり部27が
形成され、その先端から折り返し部28が突出形成され
ている。そして、水平部26と、立ち上がり部27と、
折り返し部28で瓦下縁係止部29を形成している。な
お、水平部26の長さLは、上側の瓦の下端縁と下側瓦
の上縁との重なり長さとなる。
【0008】次に、本発明に係る瓦吹飛防止具を用いた
瓦の敷設について説明する。図3は本発明に係る瓦吹飛
防止具を用いて屋根に瓦を葺いた状態を示す断面図であ
り、図4はその拡大部分断面図である。図3,4におい
て、1は瓦で、該瓦1は図8,9に示す従来例のものと
同じである。7は屋根の一部を構成しているたる木であ
り、該たる木7は所定の間隔を保って、いわゆる屋根の
縦方向に多数本配置されている。8はたる木7の上に取
り付けられた野地板、9は野地板8上に敷かれたアスフ
ァルトルーフィング、アスファルトフェルト等の下葺き
材である。下葺き材9の上には、たる木7とはほぼ直交
する方向に所定の間隔を保って瓦棒10が取り付けられ
ている。
瓦の敷設について説明する。図3は本発明に係る瓦吹飛
防止具を用いて屋根に瓦を葺いた状態を示す断面図であ
り、図4はその拡大部分断面図である。図3,4におい
て、1は瓦で、該瓦1は図8,9に示す従来例のものと
同じである。7は屋根の一部を構成しているたる木であ
り、該たる木7は所定の間隔を保って、いわゆる屋根の
縦方向に多数本配置されている。8はたる木7の上に取
り付けられた野地板、9は野地板8上に敷かれたアスフ
ァルトルーフィング、アスファルトフェルト等の下葺き
材である。下葺き材9の上には、たる木7とはほぼ直交
する方向に所定の間隔を保って瓦棒10が取り付けられ
ている。
【0009】まず、図5に示すように、瓦吹飛防止具5
0の基部21をたる木10と下葺き材9との間に上側か
ら挿入する。このとき、スペーサ部23をたる木10の
上に載置する。図3において、左端の瓦すなわち屋根の
一番下側に当たる瓦の上縁下側に突出している突出部3
(図3において未図示)をたる木10に引っかけて、瓦
を野地板8上に載置する。このとき瓦1aの上縁1uを
瓦吹飛防止具50の瓦上縁係止部24に挿入してはめ込
む。図6は下側の瓦1aの上縁1uを瓦上縁係止部24
に挿入した状態を示す断面図である。瓦上縁係止部24
の上内側には瓦抑え突条25が形成されているので、こ
れが瓦の上面を押さえつけ、水平部26のばね性と相ま
って、瓦1aは瓦上縁係止部24にぴったりとはまり込
む。
0の基部21をたる木10と下葺き材9との間に上側か
ら挿入する。このとき、スペーサ部23をたる木10の
上に載置する。図3において、左端の瓦すなわち屋根の
一番下側に当たる瓦の上縁下側に突出している突出部3
(図3において未図示)をたる木10に引っかけて、瓦
を野地板8上に載置する。このとき瓦1aの上縁1uを
瓦吹飛防止具50の瓦上縁係止部24に挿入してはめ込
む。図6は下側の瓦1aの上縁1uを瓦上縁係止部24
に挿入した状態を示す断面図である。瓦上縁係止部24
の上内側には瓦抑え突条25が形成されているので、こ
れが瓦の上面を押さえつけ、水平部26のばね性と相ま
って、瓦1aは瓦上縁係止部24にぴったりとはまり込
む。
【0010】次いで、図7に示すように、下側の瓦1a
の上側に敷設する上側の瓦1bの下縁1dを瓦吹飛防止
具50の瓦下縁係止部29に挿入すると、上側の瓦1b
の下側は上側の瓦1aの上縁上側と重なる。その重なり
幅は、前記寸法Lである。そして、上側の瓦1bの上縁
を屋根の頂上方向の別のたる木10上に仮置きし、瓦吹
飛防止具の基部21をたる木10と下葺き材9との間に
上側から挿入し、瓦上縁係止部24を下側になる瓦1b
の上縁にはめ込む。次いで、下側の瓦1bの上側に敷設
する上側の瓦1cの下縁を瓦吹飛防止具50の瓦下縁係
止部29に挿入すると、上側の瓦1bの下側は上側の瓦
1aの上縁上側と重なる。瓦吹飛防止具の設置と瓦の載
置の順序は問わないが、このような瓦吹飛防止具と瓦の
載置の瓦敷設操作を繰り返して、図3に示すように、瓦
を屋根に葺いてゆく。
の上側に敷設する上側の瓦1bの下縁1dを瓦吹飛防止
具50の瓦下縁係止部29に挿入すると、上側の瓦1b
の下側は上側の瓦1aの上縁上側と重なる。その重なり
幅は、前記寸法Lである。そして、上側の瓦1bの上縁
を屋根の頂上方向の別のたる木10上に仮置きし、瓦吹
飛防止具の基部21をたる木10と下葺き材9との間に
上側から挿入し、瓦上縁係止部24を下側になる瓦1b
の上縁にはめ込む。次いで、下側の瓦1bの上側に敷設
する上側の瓦1cの下縁を瓦吹飛防止具50の瓦下縁係
止部29に挿入すると、上側の瓦1bの下側は上側の瓦
1aの上縁上側と重なる。瓦吹飛防止具の設置と瓦の載
置の順序は問わないが、このような瓦吹飛防止具と瓦の
載置の瓦敷設操作を繰り返して、図3に示すように、瓦
を屋根に葺いてゆく。
【0011】上記のように、本発明に係る瓦吹飛防止具
50は、瓦上縁係止部24と瓦下縁係止部29が形成さ
れているので、1個の瓦吹飛防止具50で下側の瓦の上
縁と上側の瓦の下縁を同時に屋根に固定できる。なお、
瓦吹飛防止具50は、弾性力がある例えばABS樹脂と
か、ステンレス鋼のような金属から形成できる。
50は、瓦上縁係止部24と瓦下縁係止部29が形成さ
れているので、1個の瓦吹飛防止具50で下側の瓦の上
縁と上側の瓦の下縁を同時に屋根に固定できる。なお、
瓦吹飛防止具50は、弾性力がある例えばABS樹脂と
か、ステンレス鋼のような金属から形成できる。
【0012】図3、4から分かるように、瓦吹飛防止具
50で瓦を掛け止めたとき、瓦下縁係止部29の一部が
表出する。このため、瓦吹飛防止具50が瓦の色彩と異
なる場合、外面方向から瓦下縁係止部29が目立つもの
となる。このような状態を避けようとする場合、瓦吹飛
防止具50を瓦と同色に塗装するか、合成樹脂の場合に
は、同色の合成樹脂か透明の合成樹脂から瓦吹飛防止具
を形成することができる。また、上記と反対に、瓦吹飛
防止具を一種の装飾具と受け止めて、存在を明らかにし
たい場合には、瓦の色彩と異なる色彩のものを用いれば
よい。
50で瓦を掛け止めたとき、瓦下縁係止部29の一部が
表出する。このため、瓦吹飛防止具50が瓦の色彩と異
なる場合、外面方向から瓦下縁係止部29が目立つもの
となる。このような状態を避けようとする場合、瓦吹飛
防止具50を瓦と同色に塗装するか、合成樹脂の場合に
は、同色の合成樹脂か透明の合成樹脂から瓦吹飛防止具
を形成することができる。また、上記と反対に、瓦吹飛
防止具を一種の装飾具と受け止めて、存在を明らかにし
たい場合には、瓦の色彩と異なる色彩のものを用いれば
よい。
【0013】以上、本発明を上述の実施の形態により説
明したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形や応用が
可能であり、これらの変形や応用を本発明の範囲から排
除するものではない。
明したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形や応用が
可能であり、これらの変形や応用を本発明の範囲から排
除するものではない。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1に記載の発明は、野地板と該野地板上に敷設され
た瓦棒との間に挟持される基部と、該基部の上側に、該
基部と接続して設けられた瓦上縁係止部と、該瓦上縁係
止部の上側に、該瓦上縁係止部と接続して設けられた瓦
下縁係止部と、を具備しているので、1個の瓦吹飛防止
具で下側の瓦の上縁と上側の瓦の下縁を同時に屋根に固
定でき、このため、屋根全体の瓦は上縁と下縁とを本発
明に係る瓦吹飛防止具によって係止されることになるの
で、強風や地震に遭遇しても、瓦が簡単に吹き飛んだり
落下することはない。また、請求項2,3,4に記載の
発明は、請求項1に記載の発明に加えて、瓦吹飛防止具
が弾性体で形成されているので、瓦の保持が一層助長さ
れる。更に請求項5、6に係る発明は、請求項1に記載
の発明に加えて、瓦吹飛防止具が透明或いは瓦と同色に
形成されているので、屋根に瓦吹飛防止具を用いても、
瓦の色彩のみ見えるので、目立たない。請求項7に係る
発明は、請求項1に記載の発明に加えて、瓦吹飛防止具
が瓦と異色に形成されているので、外部からよく目立
ち、瓦吹飛防止具を一種の飾りととらえて、装飾具とし
ても利用することができる。
求項1に記載の発明は、野地板と該野地板上に敷設され
た瓦棒との間に挟持される基部と、該基部の上側に、該
基部と接続して設けられた瓦上縁係止部と、該瓦上縁係
止部の上側に、該瓦上縁係止部と接続して設けられた瓦
下縁係止部と、を具備しているので、1個の瓦吹飛防止
具で下側の瓦の上縁と上側の瓦の下縁を同時に屋根に固
定でき、このため、屋根全体の瓦は上縁と下縁とを本発
明に係る瓦吹飛防止具によって係止されることになるの
で、強風や地震に遭遇しても、瓦が簡単に吹き飛んだり
落下することはない。また、請求項2,3,4に記載の
発明は、請求項1に記載の発明に加えて、瓦吹飛防止具
が弾性体で形成されているので、瓦の保持が一層助長さ
れる。更に請求項5、6に係る発明は、請求項1に記載
の発明に加えて、瓦吹飛防止具が透明或いは瓦と同色に
形成されているので、屋根に瓦吹飛防止具を用いても、
瓦の色彩のみ見えるので、目立たない。請求項7に係る
発明は、請求項1に記載の発明に加えて、瓦吹飛防止具
が瓦と異色に形成されているので、外部からよく目立
ち、瓦吹飛防止具を一種の飾りととらえて、装飾具とし
ても利用することができる。
【図1】図1は、本発明に係る瓦吹飛防止具の斜視図で
ある。
ある。
【図2】図2は、本発明に係る瓦吹飛防止具の正面図で
ある。
ある。
【図3】図3は、本発明に係る瓦吹飛防止具を用いて屋
根に瓦を葺いた状態を示す断面図である。
根に瓦を葺いた状態を示す断面図である。
【図4】図4は、図3の一部を拡大した拡大断面図であ
る。
る。
【図5】図5は、本発明に係る瓦吹飛防止具を用いて屋
根に瓦を葺く順序を説明する説明図である。
根に瓦を葺く順序を説明する説明図である。
【図6】図6は、本発明に係る瓦吹飛防止具を用いて屋
根に瓦を葺く順序を説明する説明図である。
根に瓦を葺く順序を説明する説明図である。
【図7】図7は、本発明に係る瓦吹飛防止具を用いて屋
根に瓦を葺く順序を説明する説明図である。
根に瓦を葺く順序を説明する説明図である。
【図8】図8は、従来の瓦の一面を示す斜視図である。
【図9】図9は、従来の瓦の他面を示す斜視図である。
【図10】図10は、屋根に瓦を葺いた従来の状態を示
す断面図である。
す断面図である。
1・・・・・瓦 1a・・・・上側の瓦 1b・・・・下側の瓦 1u・・・・上縁 1d・・・・下縁 2・・・・・一方の面 3・・・・・突出部 4・・・・・他方の面 5・・・・・突堤 6・・・・・釘穴 7・・・・・たる木 8・・・・・野地板 9・・・・・下葺き材 10・・・・・瓦棒 21・・・・・基部 22・・・・・立ち上がり部 23・・・・・スペーサ部 24・・・・・瓦上縁係止部 25・・・・・瓦抑え突条 26・・・・・水平部 27・・・・・立ち上がり部 28・・・・・折り返し部 29・・・・・瓦下縁係止部 50・・・・・瓦吹飛防止具
Claims (7)
- 【請求項1】屋根瓦を掛け止めて吹飛を防止する瓦吹飛
防止装置において、野地板と該野地板上に敷設された瓦
棒との間に挟持される基部と、該基部の上側に、該基部
と接続して設けられた瓦上縁係止部と、該瓦上縁係止部
の上側に、該瓦上縁係止部と接続して設けられた瓦下縁
係止部と、を具備してなる瓦吹飛防止具。 - 【請求項2】上記瓦吹飛防止具は弾性を有する材質から
なることを特徴とする請求項1に記載の瓦吹飛防止具。 - 【請求項3】上記瓦吹飛防止具は弾性を有する金属材料
からなることを特徴とする請求項1に記載の瓦吹飛防止
具。 - 【請求項4】上記瓦吹飛防止具は弾性を有する合成樹脂
材料からなることを特徴とする請求項1に記載の瓦吹飛
防止具。 - 【請求項5】上記瓦吹飛防止具は透明な材質からなるこ
とを特徴とする請求項1に記載の瓦吹飛防止具。 - 【請求項6】上記瓦吹飛防止具は敷設すいる瓦と同色の
色彩を有することを特徴とする請求項1に記載の瓦吹飛
防止具。 - 【請求項7】上記瓦吹飛防止具は敷設すいる瓦と異色の
色彩を有することを特徴とする請求項1に記載の瓦吹飛
防止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001138120A JP2002332718A (ja) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | 瓦吹飛防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001138120A JP2002332718A (ja) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | 瓦吹飛防止具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002332718A true JP2002332718A (ja) | 2002-11-22 |
Family
ID=18985111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP2002332718A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015028288A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-02-12 | 積水化学工業株式会社 | 屋根パネル及び建物の屋根構造 |
GB2568866A (en) * | 2017-10-23 | 2019-06-05 | Manthorpe Building Products Ltd | Roofing product |
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2001
- 2001-05-09 JP JP2001138120A patent/JP2002332718A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015028288A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-02-12 | 積水化学工業株式会社 | 屋根パネル及び建物の屋根構造 |
GB2568866A (en) * | 2017-10-23 | 2019-06-05 | Manthorpe Building Products Ltd | Roofing product |
GB2568866B (en) * | 2017-10-23 | 2022-06-22 | Manthorpe Building Products Ltd | Roofing product |
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