JP2503044Y2 - 瓦葺き屋根構造 - Google Patents

瓦葺き屋根構造

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JP2503044Y2 JP8537992U JP8537992U JP2503044Y2 JP 2503044 Y2 JP2503044 Y2 JP 2503044Y2 JP 8537992 U JP8537992 U JP 8537992U JP 8537992 U JP8537992 U JP 8537992U JP 2503044 Y2 JP2503044 Y2 JP 2503044Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は瓦葺き屋根構造に関し、
特に地面で瓦葺きした後に、屋根骨枠上面に架設して屋
根葺き工事を完成させ、作業能率が向上すると同時に作
業の安全性を確保できる瓦葺き屋根構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一戸建て住宅や住宅の一部増築な
どでは、屋根を瓦葺きに設計した住宅がかなり多く、中
でも金属瓦を使用している場合が多い。
【0003】上記金属瓦の屋根葺き方法は、例えば、図
9に示すように、まず、鋼製棟木に連結して屋根勾配沿
いに張架された鋼製チャンネル材によりなる垂木10と
直交させて、適当な間隔を隔てて横向きに複数の木舞1
1を固定して格子枠を形成している。
【0004】上記形成した格子枠に取り付ける瓦12
は、図11に示すように、下側端及び上側端をそれぞれ
下向きに屈折して鈎状端縁121及び段付状の係合端縁
122を設けている。
【0005】上記瓦12を屋根に葺く時には、1つの瓦
12の係合端縁122を上記木舞11に当接させ、か
つ、その上側に葺く他の瓦12'の鈎状端縁121を上
記瓦12の係合端縁122に上方より被覆させる。その
後、図10に示すように、釘13を屋根勾配と略平行す
るように上向きに打ち付けて上側の瓦12'及び下側の
瓦12の鈎状端縁121及び係合端縁122を貫通させ
上記木舞11に固定する。この上記工程で屋根全体に瓦
葺きを行っている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例による瓦葺
き作業では下記に列挙する問題点が生じる。 (1)一般に伝統の金属製瓦は、主として適当な厚さの鋼
シートを成型して造られているため、重量が重く運搬作
業が非常に困難である。
【0007】(2)瓦葺き屋根は傾斜状に設計されている
ので、上記従来例の瓦の構造の場合、屋根葺きする時
は、まず屋根の最低端から瓦を葺き始め、徐々に屋根の
最上部の棟木に向って瓦葺きを行う。しかも、最低層の
瓦12の係合端縁122は、釘13を打ち付けて固定す
るまでは単に木舞11上面に載置され、かつ上側の瓦1
2'の鈎状端縁121に圧接されているのみとしてい
る。よって、屋根の上で瓦葺き作業を進めている作業人
員の足場の安全を図ると同時に、葺いた瓦が滑って移動
しないようにするため、必ず瓦葺きを行うとすぐに釘を
打ち付けて固定しなければならい。即ち、上記従来例で
の瓦葺き作業はいたって煩わしく、かつ作業人員が足場
が悪い傾斜した屋根の上で作業を進めるので、作業性の
向上を図るのが困難な上に、瓦を所定位置に整理して葺
き並べるのに時間がかかり、施工が長びく。
【0008】(3)木質の木舞に鋼製の瓦を釘を打ち付け
て固定する作業は容易で便利であるが、木舞では腐敗し
易く、かつ、釘の打ち付け完了後の釘は外側に露出して
いるので錆易い。また、釘によって木舞に固定した瓦の
係合端縁122や鈎状端縁121が、時間が経つにつれ
て緩みが生じ、瓦葺き屋根構造全体の安全性が悪くな
り、瓦が離脱して周囲に危害をもたらす場合がある。
【0009】(4)図11に示すように、単に釘を打ち付
けて上下の瓦の係合端縁122と鈎状端縁121とを固
定しているので、強風による風圧から、係合端縁122
と鈎状端縁121が垂直方向に互いに叩き合い或は摩擦
して、釘の打ち付け固定では瓦が容易に離脱する欠点が
ある。
【0010】本考案は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、現場の地面で所定の大きさの格子枠に確実に瓦葺き
を行った後、この瓦葺きを行った格子枠を屋根の上に吊
り上げて架設固定して、作業性および作業の安全性の向
上を図る瓦葺き屋根構造を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、懸り部を備えた金属製の複数の横向き棒
材と縦向き棒材とを組み立てて形成する格子枠と、一端
に上記懸り部と対応して掛合う係止部を設け、他端に固
定ブロック部を突設すると共に、該固定ブロック部より
延伸して先端が下向きに屈折する遮蔽端部を設けた複数
の軽金属製瓦と、上記格子枠と上記瓦とを固定する螺締
手段を備え、上記懸り部に一方の瓦の係止部を係合し、
該係合部分を一方の瓦の上側に葺く他方の瓦の他端の遮
蔽端部で被覆すると共に、該他方の瓦の固定ブロック部
と格子枠とを螺締手段と締付固定する構成としているこ
とを特徴とする瓦葺き屋根構造を提供するものである。
【0012】より詳しくは、懸り部を具えた複数の横向
き棒材と縦向き棒材によって組立られた格子枠に、それ
ぞれの一端に上記懸り部と対応して掛合う係止部を具え
た連接端を設け、他端に下向きに凸起する固定ブロック
部及び適当な長さに延伸して先端が下向きに屈折する遮
蔽端部が形成された複数の軽金属製瓦を、上記懸り部に
該瓦の係止部を掛合し、さらに該瓦上側に隣接して葺く
上側瓦他端の遮蔽端部で被覆して、該固定ブロック部を
螺締手段で締結することにより該上,下側瓦を上記格子
枠に固定するようにして構成される瓦葺き屋根構造を提
供するものである。
【0013】上記瓦の連接端とその上側に隣接する上側
瓦の固定ブロック部との間に鋼製添え板を介装して、該
添え板一端の逆鈎端により上記下側瓦の係止部を冠着
し、かつ該添え板他端を上記固定ブロック部底面に延伸
させて、螺締手段により該添え板を該固定ブロック部に
螺締し、進んで、該上,下側瓦を連接固定するようにし
ている。また、上記係止部底面に係合溝を形成してい
る。
【0014】または、上記瓦を適当な大きさに設け、そ
の表面に複数の瓦模様を形成させて瓦ユニットとし、そ
れに対応して現場地面で適当な大きさの格子枠を組立て
て、該格子枠に所定数の瓦ユニットを葺き、かつ螺締手
段により連結固定して、しかる後、それを吊り上げて屋
根上に架設固定するようにすれば一層好ましくなる。
【0015】
【作用】上記のように構成された、本考案は、下側に葺
いた瓦の係合溝を所定位置の格子枠の懸り部に掛合さ
せ、次にその上側に葺く瓦の他端に形成され固定ブロッ
ク部を該下側の瓦の連接端の上面に圧接して、螺締手段
を下方から上向きに棒材及び下側の瓦を挿通して上側の
瓦の固定ブロック部底端面に螺着させ、これにより上側
の瓦の遮蔽端部が下側の瓦の係止部と格子枠の懸り部と
の係着箇所を覆い、このように屋根全体に瓦葺きして屋
根葺き作業を完成することができる。
【0016】そして、上記瓦の連接端とその上側に隣接
する上側瓦の固定ブロック部との間に鋼製の添え板を介
装して、該添え板の一端の逆鈎端により上記下側の瓦の
係止部を冠着し、かつ該添え板の他端を上記固定ブロッ
ク部底面に延伸させて、螺締手段により該添え板を上側
の瓦の固定ブロック部と格子枠の横向き棒材との間に固
定し、進んで、上下の瓦を連接固定するようにしてい
る。よって、添え板により上下の瓦の連接箇所付近に適
度の剛性をもたらせることが出来る。
【0017】また、上記係止部底面に係合溝を形成して
懸り部との係合をよりスムースに行なわせ、または、上
記瓦を適当な大きさに設け、その表面に複数の瓦模様を
形成させて瓦ユニットとし、それに対応して現場の地面
で適当な大きさの格子枠を組立てて、該格子枠に所定数
の瓦ユニットを葺き、かつ螺締手段により連結固定し
て、しかる後、それを吊り上げて屋根上に架設固定する
ようにしている。よって、瓦を並べながら釘を打ち付け
て固定しなければならない従来例の欠点が大幅に改善さ
せられる。
【0018】本考案のその他の目的、特徴、および、利
点は、以下の実施例の詳細な説明から一層あきらかとな
る。
【0019】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。本考案の図1から図5に示す第1実施例の
瓦葺き屋根構造は、図1および図2に示すように、格子
枠20、複数の瓦30,30'、…及び螺締手段40によ
って構成されている。
【0020】上記格子枠20は、予め屋根の上に架設さ
れた複数の鋼製垂木10(図9に示す)の上面に取付けら
れるもので、所要数の金属製棒材21,22を組合せて
吊り上げ可能な大きさの四方形框体(碁盤形状)に形成し
ている。
【0021】上記格子枠20の横向きに配列する棒材2
1は、図3に示すように、所要間隔をあけて所定数の凸
起状懸り部211を設け、かつ、該凸起状懸り部211
と巾方向にズラせた所定位置に長さ方向に向けて細長い
溝とした細長スロット212を設けている。格子枠20
は、上記横向きの棒材21の所定位置に縦向きの棒材2
2を直交するように固定している。
【0022】上記瓦30,30'、…は、同一形状で複数
設けられ、軽金属、例えばアルミ合金で形成して質量を
軽くしており、瓦30と30'は互いに連結される。こ
れら瓦30、30'は図2に示すように、一端に上向き
に突出する湾曲凸起状の係止部35を設けると共に、他
端には下向きに突出する固定ブロック部33を設けてい
る。
【0023】上記係止部35は、上記棒材21の懸り部
211を係合する係合溝31を有すると共に、該係合溝
の下端より外方に延伸する連接端32を備えている。該
連接端32には、上記横向きの棒材21の細長スロット
212の位置に対応させ、上記螺締手段40を挿入する
長溝形状の通孔321を穿設している。
【0024】他端の固定ブロック部33は、連結する瓦
の上記連接端32の通孔321の位置に対応させて突出
させており、底面より上方に向けてねじ孔331を設け
ると共に、上端面より外方に向けて延伸させると共にそ
の先端を下向きに屈折した倒L字形状の遮蔽端部34を
設けている。
【0025】上記各瓦30、30'…は、図4、図5に
示すように、4枚の瓦を配設したような模様をもうけた
一つの大きい瓦からなり、外観として1つの瓦を4つの
瓦に見えるように、中央部に巾方向の段部37を設け
た、言わば瓦ユニットからなる。
【0026】上記構成の瓦30、30'…を屋根葺きす
る時には、図2に示すように、瓦30の係合溝31を格
子枠20の懸り部211に係着させた後、該瓦30の連
接端32の上面に、隣接する他の瓦30'の固定ブロッ
ク部33を圧接する。
【0027】上記圧接した後に、螺締手段40(本考案
はボルト41を使用する)を下方から上向きに棒材21
の細長スロット212と下側瓦30の通孔321に挿通
して上側の瓦30'の固定ブロック部33の底端面のね
じ孔331に螺着する。このように、格子枠20に瓦3
0、30'…を固定した後、全体を吊り上げ、屋根の上
の垂木の上に固定して、屋根葺き作業が終了する。
【0028】上記瓦葺き屋根構造では、上側の瓦30'
の遮蔽端部34が下側の瓦30の係合溝31と懸り部2
11との係着箇所を覆い、この係着箇所が雨に濡れた
り、風に晒されるのを保護すると同時に、瓦葺き屋根の
外観を美化する効果がある。
【0029】かつ、作業する現場の地面で格子枠20を
組立て、各瓦30、30'、…の係合溝31を棒材21
の懸り部211に嵌合し、最後に螺締手段40により該
各瓦を簡単に連接固定し、しかも、これら瓦が4枚分を
1枚とした瓦ユニットからなるため、上記連接固定作業
が速やかになり、瓦葺き作業を短時間で完成することが
可能となる。かつ、瓦葺きが完成したものを吊り上げて
屋根の上に架設固定させることにより、屋根の上で瓦を
葺き並べながら一方で釘打ち固定しなければならない従
来例の欠点が大幅に改善され、作業能率を高め、作業人
員が長時間、足場が不安定で安全性の問題がある屋根の
上で作業する欠点も解決される。
【0030】図6、図7は本考案の第2実施例を示し、
瓦30、30'…をアルミ合金で形成して質量を軽くし
ているため、図7に示すこわさまたは剛性の強い鋼材製
の添え板50を設け、該添え板50を曲げ剛性が比較的
弱い係止部35を覆うように取り付け、強風による風圧
で、上側の瓦30'の遮蔽端部34が下側の瓦30に対
して垂直方向に揺動し、互いに損傷するのを防ぐように
している。
【0031】上記添え板50は、上側の瓦30'の固定
ブロック部33と下側の瓦30の連接端32との接触面
に介在され、下側の瓦30の上向き揺動を適度に抑える
と同時に、上側の瓦30'の遮蔽端部34の過度の揺動
を制止させるのである。
【0032】第2実施例の瓦葺き屋根構造は、図6に示
すように、第1実施例と同様に瓦30の一端の棒材21
の懸り部211と対応する位置に係合溝31を設け、該
係合溝31を形成する湾曲凸起を係止部35とし、連接
端32は設けていない。
【0033】また、瓦30の他端には、下向きに凸起す
る固定ブロック部33を設けると共に、該固定ブロック
部33の底端面の所定位置にねじ孔331を穿設してい
る。さらに該固定ブロック部33の上端より延伸して先
端が下向きに屈折する遮蔽端部34を設けている。
【0034】上記鋼材製の添え板50は、図7に示すよ
うに、一端に上記瓦30の係止部35に被着する略「7」
字形状の逆鈎端51を設けると共に、他端には該逆鈎端
51の下端より垂直外方に突出する連接端52を設け、
該連接端52の上面に他の瓦30'の固定ブロック部3
3の底端面を圧接するようにしている。また、上記連接
端52の中央位置には、長方形状の通孔521を設けて
いる。
【0035】上記第2実施例では、図6に示すように、
横向きの棒材21の凸起状懸り部211に上記瓦30の
係合溝31を係合させた後、該瓦30の係止部35に添
え板50の逆鈎端51を係合させる。次いで、該添え板
50の連接端52の上面に上記瓦30と連続させる他の
瓦30'の固定ブロック部33を圧接する。
【0036】上記圧接した後、上記螺締手段のボルト4
1を上記棒材21の細長スロット212、添え板50の
通孔521を貫通させ、上側の瓦30'の固定ブロック
部33のねじ孔331に螺着する。このように格子枠2
0の全体に瓦30、30'、…を固定した後、吊り上げ
て、屋根の上の固定して組立作業を完了する。
【0037】第2実施例は、上記第1実施例と同様に、
上側の瓦30'の遮蔽端部34が下側の瓦30の係合溝
31の上記懸り部211の係着した箇所を覆い、この係
着箇所が風雨に晒されるのを保護し瓦屋根の外観を美化
する。
【0038】かつ、第2実施例は、上下の瓦30',30
の係着箇所において、添え板50の一端の7字形状逆鈎
端51を下側瓦30の係止部35に被着し、該添え板5
0の連接端52が上側の瓦30'の固定ブロック部33
に圧着され、かつ、螺締手段40により螺着するので、
これら瓦30,30'を格子枠20の上の所定位置に固定
し、かつ、上側の瓦30'の遮蔽端部34と下側の瓦3
0の係合溝31の外壁との間に介在された該添え板50
の制止作用を及ぼし、上下の瓦30,30'を強風の風圧
による相互衝撃が発生するのを防ぐ。
【0039】尚、上記第2実施例に用いる添え板50を
第1実施例に用いてもよいことは言うまでもない。ま
た、瓦30、30'、…として、上記のように4枚の瓦
の模様を描いた瓦ユニットを用いる代わり、通常の大き
さの1枚の瓦を用いてもよい。その場合、各瓦の両端に
上記固定ブロック部33と係止部35を形成し、図8に
示すように、相互に連結すると共に横向き棒材21に固
定して、組み付けても良い。
【0040】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の瓦葺き屋根構造では、瓦を軽金属板で成型しているの
で、瓦自体の重量が軽くなるため、運搬作業が容易とな
る。従って、地面上で予め格子枠を組み立てて瓦葺きを
行い、格子枠に取り付けられた瓦を、屋根上に吊り上げ
て装着固定するので、瓦葺き作業を行う足場が安定して
迅速に屋根葺き作業を完成することが出来る上に、作業
の安全性を確保することが出来る。
【0041】格子枠を金属製としているので簡単に腐敗
することが無い。かつ、上側に配置する瓦の遮蔽端部が
下側の瓦の係止部と懸り部との係合位置を被覆するので
容易に風化しない上に、屋根の外観を美化することがで
きる。
【0042】さらに、添え板を下側の瓦の係止部と上側
の瓦の固定ブロック部との間に介在させた場合は、上下
の瓦の連接箇所の剛性を強化し、強風による風圧で上下
の瓦の遮蔽端部と連接端が揺動して互いに衝撃或いは摩
擦するのを緩和する。よって、従来例に示す釘の打ち付
けによる固定と比べ、揺らぎおよび離脱する問題が生じ
ることを確実に防止することが出来る。さらにまた、瓦
自体の重量が軽くなったことに伴い、表面に複数の瓦を
配設したような模様の大きめな瓦ユニットを設けること
ができ、該瓦ユニットを用いてて瓦葺きすると、屋根葺
き作業をより短時間に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例の瓦葺き屋根構造の瓦と
格子枠との固定状態を示す平面図である。
【図2】 図1の上下の瓦の連接状態を示す局部拡大側
断面図である。
【図3】 格子枠の横向き棒材を示す平面図である。
【図4】 瓦葺き屋根構造における瓦を示す平面図であ
る。
【図5】 図4のI−I断面図である。
【図6】 本考案の第2実施例の上下の瓦の連接状態を
示す局部拡大側断面図である。
【図7】 第2実施例の添え板を示す斜視図である。
【図8】 瓦葺き屋根構造の変形例を示す局部側断面図
である。
【図9】 従来の瓦の屋根葺きを示す斜視図である。
【図10】 従来の瓦の取付方法を示す斜視図である。
【図11】 従来の瓦の連接状態を示す側面図である。
【符号の説明】
20 格子枠 21 棒材(横向き) 22 棒材(縦向き) 30,30' 瓦 31 係合溝 32 連接端 33 固定ブロック部 34 遮蔽端部 35 係止部 40 螺締手段 50 添え板 51 逆鈎端 211 懸り部

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 懸り部(211)を備えた金属製の複数の
    横向き棒材(21)と縦向き棒材(22)とを組み立てて形
    成する格子枠(20)と、 一端に上記懸り部(211)と対応して掛合う係止部(3
    5)を設け、他端に固定ブロック部(33)を突設すると
    共に、該固定ブロック部(33)より延伸して先端が下向
    きに屈折する遮蔽端部(34)を設けた複数の軽金属製瓦
    (30,30')と、 上記格子枠(20)と上記瓦(30,30')とを固定する螺
    締手段(40)を備え、 上記懸り部(211)に一方の瓦(30)の係止部(35)を
    係合し、該係合部分を瓦(30)の上側に葺く他方の瓦
    (30')の他端の遮蔽端部(34)で被覆すると共に、該
    他方の瓦(30')の固定ブロック部(33)と格子枠(2
    0)とを螺締手段(40)と締付固定する構成としている
    ことを特徴とする瓦葺き屋根構造。
  2. 【請求項2】 上記瓦(30,30')の係止部(35)の先
    端より連接端(32)を伸長して、該連接端(32)を横向
    き棒材(21)と他方の瓦(30')の上記固定ブロック(3
    3)の間に介在させ、これら棒材(21)、連接端(32)
    および固定ブロック(33)に穿設した穴にボルトからな
    る螺締手段(40)を螺着する構成としている請求項1記
    載の瓦葺き屋根構造。
  3. 【請求項3】 一端に上記一方の瓦(30)の係止部(3
    5)に冠着する逆鈎端(51)を設け、他端には横向き棒
    材21と他方の瓦(30')の固定ブロック部(33)との
    間に延伸させる連接端(52)を設けた添え板(50)を設
    け、 上記螺締手段(40)により添え板(50)を介して横向き
    棒材(21)と他方の瓦(30')の固定ブロック部(33)
    を締め付けて上記両方の瓦(30,30')を連接固定して
    いることを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載
    の瓦葺き屋根構造。
  4. 【請求項4】 上記瓦(30,30')の係止部(35)には
    底面より上記横向き棒材(21)の懸り部(211)に係着
    する係合溝(31)を設けていることを特徴とする前記請
    求項のいずれか1項に記載の瓦葺き屋根構造。
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