JP2002331720A - プリンタ用動作制御カムの動作基準位置設定装置およびプリンタ - Google Patents

プリンタ用動作制御カムの動作基準位置設定装置およびプリンタ

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JP2002331720A
JP2002331720A JP2001139824A JP2001139824A JP2002331720A JP 2002331720 A JP2002331720 A JP 2002331720A JP 2001139824 A JP2001139824 A JP 2001139824A JP 2001139824 A JP2001139824 A JP 2001139824A JP 2002331720 A JP2002331720 A JP 2002331720A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成によって高精度にカムの動作基準
位置を設定することができるプリンタ用動作制御カムの
動作基準位置制御装置およびプリンタを提供すること。 【解決手段】 被伝達ギア部31の歯部31aの一部
に、この被伝達ギア部31と伝達ギア27との噛合を妨
げることによってプリンタ用動作制御カム30の回転を
係止する係止部32を形成し、この係止部32による前
記プリンタ用動作制御カム30の係止位置を、このプリ
ンタ用動作制御カム30の動作基準位置とすること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ用動作制御カ
ムの動作基準位置設定装置およびプリンタに係り、特
に、駆動モータの駆動力をサーマルヘッドの圧接機構お
よび用紙押上レバーに伝達するためのプリンタ用動作制
御カムの動作基準位置を設定するのに好適なプリンタ用
カムギアの動作基準位置設定装置およびプリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、シリアル式あるいはライン式
を問わず、熱転写プリンタ等のプリンタにおいては、サ
ーマルヘッド等の記録ヘッドによるプラテンへの圧接動
作などの各種の動作を規制するために、いわゆるカム機
構が採用されていた。
【0003】このようなカム機構を有するプリンタにお
いては、通常、動作開始時にカムの動作基準位置を設定
するためのカムのイニシャライズを行い、この動作基準
位置からのカムの回転量(カム位置)に基づいてプリン
タの各種動作を制御するようになっていた。
【0004】図10に示すように、前記プリンタ1は、
本体の側板2のプラテン3に対向する位置に、図示しな
い複数の発熱素子が形成されたサーマルヘッド5を有し
ており、このサーマルヘッド5は、ヘッド取付台4に取
り付けられている。
【0005】前記ヘッド取付台4は、本体の側板2の所
望の位置に設けたヘッドレバー7の先端部に固着されて
おり、このヘッドレバー7の基端部には、ピン状の圧接
用カムフォロワ8が下方に向かって突設されている。こ
の圧接用カムフォロワ8は、本体の側板2に回転自在に
配設されたカム機構としてのプリンタ用動作制御カム1
0のカム溝11(図11)に嵌合されている。
【0006】前記プリンタ用動作制御カム10は、本体
の側板2に配設されたステッピングモータ等の駆動モー
タ12により回転可能に形成されており、この駆動モー
タ12によってプリンタ用動作制御カム10を回転させ
ることにより、プラテン3に対してサーマルヘッド5を
接離させることができるようになっている。
【0007】図11に示すように、前記プリンタ用動作
カム10は、記録動作のためサーマルヘッド5をプラテ
ン3に圧接させた状態に保持する記録位置、およびサー
マルヘッド5をプラテン3から離間した状態に保持する
待機位置の少なくとも2つのカム位置を選択的に取り得
るようになっている。なお、このプリンタ用動作制御カ
ム10においては、前記待機位置が動作基準位置となっ
ている。
【0008】また、前記プリンタ本体の側板2には、フ
ォトセンサ等のカム検出手段18が配設されており、こ
のカム検出手段18によってプリンタ用動作制御カム1
0のカム位置を検出しつつ動作基準位置の設定を行うよ
うになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のプリン
タ1においては、カム位置の検出のためのカム検出手段
18を要していたため、カムの動作基準位置を簡易に設
定することが困難であった。
【0010】また、図10および図11に示した構成以
外で、例えば、駆動モータ12の駆動力を、ヘッドレバ
ー7とインクリボンの巻き取りのための巻き取りボビン
14に選択的に伝達する場合においては、前述したカム
検出手段18以外にも、プリンタ用動作制御カム10の
有するギア10aと巻き取りボビン14の有する巻取り
ギアとに選択的に噛合するための、例えば揺動板上に配
設された揺動ギア等の種々の伝達機構を要するため、動
作基準位置の設定はさらに複雑なものになる場合があっ
た。
【0011】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たもので、簡易な構成によって高精度にカムの動作基準
位置を設定することができるプリンタ用動作制御カムの
動作基準位置制御装置およびプリンタを提供することを
目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係るプリンタ用動作制御カムの動作基準位置設
定装置の特徴は、前記被伝達ギア部の歯部の一部に、こ
の被伝達ギア部と前記伝達ギアとの噛合を妨げることに
よってプリンタ用動作制御カムの回転を係止する係止部
を形成し、この係止部による前記プリンタ用動作制御カ
ムの係止位置を、このプリンタ用動作制御カムの動作基
準位置とする点にある。
【0013】そして、このような構成を採用したことに
より、プリンタ用動作制御カムのカム位置を検出するた
めのカム検出手段等の特別な機構を要しないため、プリ
ンタ用動作制御カムの動作基準位置の設定を簡易に行う
ことができるとともに、簡易な機構により、カム機構の
角度精度の安定化を図ることができる。
【0014】また、本発明に係るプリンタ用動作制御カ
ムの動作基準位置設定装置の特徴は、請求項1におい
て、前記係止部は、前記被伝達ギア部の周方向に互いに
隣位する歯部間の溝を埋没させることによって形成され
ている点にある。
【0015】そして、このような構成を採用したことに
より、係止部を簡易に形成することができるため、製造
コストをさらに低減することができる。
【0016】さらに、本発明に係るプリンタの特徴は、
前記被伝達ギア部の歯部に、この被伝達ギア部と前記伝
達ギア部との噛合を妨げることによってプリンタ用動作
制御カムの回転を係止する係止部を形成し、この係止部
による前記プリンタ用動作制御カムの係止位置を、この
プリンタ用動作制御カムの動作基準位置とするように構
成されてなる点にある。
【0017】そして、このような構成を採用したことに
より、プリンタ用動作制御カムのカム位置を検出するた
めのカム検出手段等の特別な機構を要しないため、部品
点数を削減して製造コストを低廉化することができると
ともに、カムの動作基準位置の設定を簡易かつ高精度に
行うことができる。
【0018】さらにまた、本発明に係るプリンタの特徴
は、前記被伝達ギア部の互いに隣位する歯部間の溝を埋
没させることによって形成されてなる点にある。
【0019】そして、このような構成を採用したことに
より、前記係止部を簡易に形成することができるため、
製造コストをさらに低減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリンタ用動
作制御カムの動作基準位置設定装置およびプリンタの実
施形態について、図1乃至図9を参照して説明する。
【0021】図1および図2は、本発明に係るプリンタ
用動作制御カムの動作基準位置設定装置を用いたプリン
タの実施形態を示したものであり、本実施形態における
プリンタ20は、フレーム21の図2における右端部
に、ステッピングモータ等の駆動モータ22を有してお
り、この駆動モータ22のピニオンギア23には、この
駆動モータ22の駆動力を伝達するための第1伝達ギア
24が噛合されている。
【0022】前記第1伝達ギア24の同軸上には、この
第1伝達ギア24よりも小径とされた第2伝達ギア25
が、前記第1伝達ギア24と一体的に回転可能に形成さ
れている。
【0023】前記第2伝達ギア25の近傍には、この第
2伝達ギア25の駆動力が伝達されるための第3伝達ギ
ア26が、前記第2伝達ギア25と噛合するように配設
されており、この第3伝達ギア26の同軸上には、第4
伝達ギア27が、前記第3伝達ギア26と一体的に回転
可能に配設されている。
【0024】前記第4伝達ギア27には、プリンタ20
の種々の動作を制御するためのプリンタ用動作制御カム
30が噛合されている。
【0025】前記プリンタ用動作制御カム30は、前記
駆動モータ22の駆動力が伝達されるための被伝達ギア
部31を有しており、この被伝達ギア部31には、前記
第4伝達ギア27が噛合されている。従って、前記第4
伝達ギア27を介して駆動モータ22の駆動力を前記プ
リンタ用動作制御カム30に伝達することができるよう
になっている。
【0026】そして、本実施形態において、前記被伝達
ギア部31には、この被伝達ギア部31と前記第4伝達
ギア27との噛合を妨げることによってプリンタ用動作
制御カム30の回転を係止するための係止部32が形成
されている。
【0027】本実施形態におけるプリンタ20の制御部
34は、前記係止部32によるプリンタ用動作制御カム
30の係止位置をプリンタ用動作制御カム30の動作基
準位置とするようになっている。
【0028】従って、従来のように、プリンタ用動作制
御カム30の動作基準位置の設定を行うために、例えば
カム位置の検出手段等の特別な機構を要しないため、動
作基準位置の設定を簡易に行うことができるようになっ
ている。また、単純な機構にしたことによって、カム機
構の角度精度の安定化を図ることができるようになって
いる。
【0029】また、本実施形態において、前記係止部3
2は、図3に示すように、前記被伝達ギア部31の歯部
31a間の溝を埋没させることによって形成されてい
る。
【0030】このため、さらに機構を簡易にすることが
できるため、製造コストを低廉化することができる。
【0031】さらに、前記被伝達ギア部31の同軸上に
は、この被伝達ギア部31よりも小径とされたヘッド圧
接用伝達ギア部35が形成されており、このヘッド圧接
用伝達ギア部35によって駆動モータ22の駆動力をサ
ーマルヘッド5の圧接機構へ伝達することができるよう
になっている。
【0032】前記ヘッド圧接用伝達ギア部35の近傍に
は、サーマルヘッド5の圧接機構を構成する扇状のヘッ
ド圧接カム36が配設されており、このヘッド圧接カム
36は、図4における紙面垂直方向に長尺とされた支持
軸37によって図2における時計方向および反時計方向
に回転可能に支持されている。このヘッド圧接カム36
の円弧状の外周面には、ギア部36aが形成されてお
り、このギア部36aには、前記ヘッド圧接用伝達ギア
部35が噛合されている。従って、前記ヘッド圧接用伝
達ギア部35の回転にともなって、前記ヘッド圧接カム
36を回転することができるようになっている。
【0033】前記ヘッド圧接カム36の図4における下
側近傍位置には、サーマルヘッド5のヘッド取付台4が
配設されており、このヘッド取付台4には、複数の発熱
素子が図4における紙面垂直方向に整列配置されたサー
マルヘッド5が、下方のプラテンローラ39に対して接
離自在に配設されている。
【0034】なお、前記ヘッド取付台4は、例えばコイ
ルばね等の図示しない付勢手段によって前記プラテンロ
ーラ39から離間する方向(図4における上方向)に付
勢されているため、下方への力が作用しない限り、前記
サーマルヘッド5はヘッドアップ状態を維持するように
なっている。
【0035】前記ヘッド取付台4には、サーマルヘッド
5の圧接機構を構成するヘッドレバー40が取り付けら
れており、このヘッドレバー40は、その基端部を図4
における上下方向に回動可能に支持されている。従っ
て、前記ヘッドレバー40の回動にともなって前記サー
マルヘッド5によるプラテンローラ39に対する接離動
作を行うことができるようになっている。
【0036】前記ヘッドレバー40の側面であって、前
記ヘッド圧接カム36の図4における下端面36bに鉛
直方向において対応する位置には、短い軸状のヘッド圧
接用カムフォロワ41が前記ヘッド圧接用カム36の下
端面36b側に向かって水平に延出するように形成され
ている。
【0037】そして、前記ヘッド圧接カム36の回転の
際に、前記ヘッド圧接用カムフォロワ41が前記ヘッド
圧接カム36の下端面36bの押圧を受けることによっ
て、サーマルヘッド5に対する下方向の押圧力が作用す
るようになっている。
【0038】このため、前記ヘッド圧接用カム36の回
転にともなって前記サーマルヘッド5をプラテンローラ
39に圧接させることができるようになっている。な
お、図8および図9に示すように、前記係止部32によ
るプリンタ用動作制御カム30の係止位置、すなわち動
作基準位置において、前記サーマルヘッド5はヘッドア
ップ状態を保持するようになっている。
【0039】一方、前記被伝達ギア部31の側面であっ
て、前記ヘッド圧接用伝達ギア部35が形成された面の
裏面側には、前記駆動モータ22の駆動力を用紙の押上
機構に伝達するための押上用カム部43が形成されてい
る。この押上用カム部43は、外周にカムフォロワを摺
接させる周面カムの構成を有しており、カムフォロワが
最小半径のカム外周に位置する際のカム位置が、用紙の
押上位置とされており、最大半径のカム外周に位置する
際のカム位置が、押上解除位置とされている。
【0040】前記押上用カム部43の外周面には、カム
フォロワとしての押上用カムフォロワ44の先端部が、
例えばコイルばね等の図示しない付勢部材の付勢力を介
して圧接されており、この押上用カムフォロワ44は、
その基端部を、前記プラテンローラ39の近傍に配設さ
れた用紙搬送用の搬送ローラ45の軸上に回動可能に支
持されている。
【0041】そして、前記搬送ローラ45の軸上には、
図示しない給紙トレイ上の用紙を図4に示す給紙ローラ
46側へ押し上げるための押上レバー47が、前記押上
用カムフォロワ44の回動にともなって図4における上
下方向に回動可能に配設されている。すなわち、前記押
上用カムフォロワ44の先端部が、前記プリンタ用動作
制御カム30の回転にともなって前記押上用カム部43
の押上位置に相対的に移動した際に、この押上用カムフ
ォロワ44は図4における時計方向へ回動するようにな
っている。そして、この押上用カムフォロワ44による
時計方向への回動にともなって、前記押上レバー47が
上方へ回動することができるようになっている。
【0042】従って、駆動モータ22の駆動力を前記押
上用カム部43を介して押上レバー47へ伝達すること
によって、用紙の押上げを行うことができるようになっ
ている。なお、図8に示すように、プリンタ用動作制御
カム30の動作基準位置において、前記押上レバー47
は用紙の押上解除状態を保持するようになっている。
【0043】次に、前記プリンタ20の作用について、
本発明に係るプリンタ用動作制御カムの動作基準位置設
定装置とともに説明する。
【0044】まず、初期状態において、前記プリンタ用
動作制御カム30は、図4および図5に示すように、サ
ーマルヘッド5のヘッドダウン状態および押上レバー4
7の用紙押上解除状態におけるカム位置を保持している
ものとする。
【0045】すなわち、前記ヘッドレバー40に形成さ
れたヘッド圧接用カムフォロワ41は前記ヘッド圧接カ
ム36の下端面36bによって下方へ押圧されており、
これにともなって、前記ヘッドレバー40およびこのヘ
ッドレバー40に前記ヘッド取付台4を介して連結され
たサーマルヘッド5は、下方への押圧力を受け、この押
圧力によって前記プラテンローラ39の外周に圧接して
いるものとする。
【0046】また、前記押上用カムカムフォロワ44
は、押上用カム部43の用紙押上解除位置に位置してお
り、前記押圧レバー47は、前記押上用カムフォロワ4
4にともなって用紙の押上解除状態になっている。
【0047】さらに、初期状態においては、前記被伝達
ギア31に形成された係止部32は、前記第4伝達ギア
27の左斜め下側に該第4伝達ギア27に接するように
位置している。
【0048】そして、初期状態から、前記プリンタ用動
作制御カム30の動作基準位置の設定を行う場合は、前
記駆動モータ22を図4における反時計方向に回転駆動
し、この駆動モータ22の駆動力を前記第1伝達ギア2
4乃至前記第4伝達ギア27を介して前記プリンタ用動
作制御カム30の被伝達ギア部31へ伝達する。
【0049】前記被伝達ギア部31は、前記第4伝達ギ
ア27による駆動力の伝達を受けると、図4における時
計方向へ回転を行う。
【0050】この被伝達ギア部31の時計方向への回転
にともなって、この被伝達ギア部31の同軸上に形成さ
れた前記ヘッド圧接用伝達ギア部35も時計方向への回
転を行う。
【0051】このヘッド圧接用伝達ギア部35の回転を
受けて、このヘッド圧接用伝達ギア部35に噛合された
ヘッド圧接用カム36が図4における反時計方向へ回動
を行う。
【0052】このヘッド圧接カム36による反時計方向
への回動にともなって、このヘッド圧接用カム36の下
端面36bは、前記圧接用カムフォロワから離間する方
向へ移動する。
【0053】このため、前記ヘッド圧接カム36の回動
にともなって前記ヘッド圧接用カムフォロワ41への圧
接が解除され、これにともなってヘッドレバー40がサ
ーマルヘッド5とともに図示しない付勢手段による付勢
方向となるヘッドアップ方向へ回動する。
【0054】一方、前記被伝達ギア部31の時計方向へ
の回転にともなって、この被伝達ギア部31の同軸上に
形成された前記押上用カム部43は、前記被伝達ギア部
31と一体的に時計方向への回転を行う。
【0055】この押上用カム部43の時計方向への回転
の際に、この押上用カム部43の外周に押圧された前記
押上用カムフォロワ44は、図7に示すように押上用カ
ム部43の押上位置を経由して再び押上解除位置に移動
する。
【0056】これにともなって、前記押上用カムフォロ
ワ44は、図4における反時計方向への回動を行い、こ
の押上用カムフォロワ44の回動にともなって、前記押
上レバー47が図6に示すように用紙の押上方向である
上方へ移動した後、再び押上解除方向となる下方へ回動
する。
【0057】このとき、被伝達ギア部31の時計方向へ
の回転にともなって前記被伝達ギア部31に形成された
係止部32は、前記第4伝達ギア27の方向へ移動する
ことになる。
【0058】そして、前記係止部32が前記第4伝達ギ
ア27の位置に移動した際に、この第4伝達ギア27と
前記被伝達ギア部31との噛合が前記係止部32によっ
て妨げられることになる。
【0059】このため、前記被伝達ギア部31およびこ
れが形成されたプリンタ用動作制御カム30全体の回転
が係止される。
【0060】この係止部32によるプリンタ用動作制御
カム30の係止位置において、前記サーマルヘッド5
は、図8に示すようにヘッドアップ動作を完了してお
り、また、前記押上レバー47は用紙の押上解除動作を
完了している。
【0061】そして、前記制御部34によって前記プリ
ンタ用動作制御カム30の係止状態を、例えば駆動モー
タ22の回転不能状態等によって確認することにより、
プリンタ用動作制御カム30の動作基準位置の設定が完
了する。
【0062】したがって、本実施形態によれば、前記被
伝達ギア部31に形成された係止部32によるプリンタ
用動作制御カム30の係止位置を、このプリンタ用動作
制御カム30の動作基準位置とすることができるため、
プリンタ用動作制御カム30の動作基準位置の設定を簡
易に行うことができるとともに、単純な機構により、カ
ム機構の角度精度の安定化を図ることができる。
【0063】また、前記係止部32を、前記被伝達ギア
部31の周方向に互いに隣位する歯部31a間の溝を埋
没させることによって形成することができるため、係止
部32を簡易に形成することができ、製造コストをさら
に低減することができる。
【0064】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るプリンタ
用動作制御カムの動作基準位置設定装置およびプリンタ
によれば、プリンタ用動作制御カムの動作基準位置を簡
易に設定することができるとともに、簡易な構造によ
り、製造コストの低廉化を図ることができるとともにカ
ムの角度精度の安定化を図ることができる。
【0066】さらに、本発明に係るプリンタ用動作制御
カムの動作基準位置設定装置およびプリンタによれば、
さらに簡易な構成により、コストの低廉化および動作基
準位置の設定の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプリンタの実施形態を示す斜視
【図2】 本発明に係るプリンタの実施形態において、
駆動モータからプリンタ用動作制御カムに至るまでの駆
動力の伝達経路を示した側面図
【図3】 本発明に係るプリンタの実施形態において、
プリンタ用動作制御カムを示した拡大図
【図4】 本発明に係るプリンタ用動作制御カムの動作
基準位置設定装置の実施形態において、初期状態となる
サーマルヘッドのヘッドダウン状態および押上レバーの
押上解除状態を示した側面概略透視図
【図5】 図4に示すヘッドダウン状態および押上状態
におけるプリンタ用動作制御カムの周辺の構成を示した
概略側面図
【図6】 本発明に係るプリンタ用動作制御カムの動作
基準位置設定装置の実施形態において、押上レバーの押
上状態を示した側面概略透視図
【図7】 図6に示す押上状態におけるプリンタ用動作
制御カムの周辺の機構を示した概略側面図
【図8】 本発明に係るプリンタ用動作制御カムの動作
基準位置設定装置の実施形態において、動作基準位置と
なるサーマルヘッドのヘッドアップ状態および押上レバ
ーの押上解除状態を示した側面概略透視図
【図9】 図8に示すヘッドアップ状態および押上解除
状態におけるプリンタ用動作制御カムの周辺の構成を示
した概略側面図
【図10】 従来から採用されていたプリンタ用動作制
御カムを搭載したプリンタの一例として、シリアル式熱
転写プリンタのキャリッジ周辺の構成を示した図
【図11】 従来のプリンタ用動作制御カムの構成を示
した図
【符号の説明】
20 プリンタ 22 駆動モータ 24 第1伝達ギア 25 第2伝達ギア 26 第3伝達ギア 27 第4伝達ギア 30 プリンタ用動作制御カム 31 被伝達ギア部 35 ヘッド圧接用伝達ギア部 36 ヘッド圧接カム 40 ヘッドレバー 43 押上用カム部43 44 押上用カムフォロワ 47 押上レバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータの駆動力を伝達する伝達ギア
    に噛合可能とされ、この伝達ギアを介して前記駆動モー
    タの駆動力が伝達される被伝達ギア部を有し、この被伝
    達ギア部の同軸上に、少なくとも、前記駆動モータの駆
    動力をサーマルヘッドの圧接機構に伝達するための圧接
    用伝達ギア部と、前記駆動モータの駆動力を用紙押上レ
    バーに伝達するための押上用カム部とを形成してなるプ
    リンタ用動作制御カムの動作基準位置を設定する動作基
    準位置設定装置であって、 前記被伝達ギア部の歯部の一部に、この被伝達ギア部と
    前記伝達ギアとの噛合を妨げることによってプリンタ用
    動作制御カムの回転を係止する係止部を形成し、この係
    止部による前記プリンタ用動作制御カムの係止位置を、
    このプリンタ用動作制御カムの動作基準位置とすること
    を特徴とするプリンタ用動作制御カムの動作基準位置設
    定装置。
  2. 【請求項2】 前記係止部は、前記被伝達ギア部の周方
    向に互いに隣位する歯部間の溝を埋没させることによっ
    て形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプ
    リンタ用動作制御カムの動作基準位置設定装置。
  3. 【請求項3】 駆動モータの駆動力を伝達する伝達ギア
    に噛合可能とされ、この伝達ギアを介して前記駆動モー
    タの駆動力が伝達される被伝達ギア部を有し、この被伝
    達ギア部の同軸上に、少なくとも、前記駆動モータの駆
    動力をサーマルヘッドの圧接機構に伝達するための圧接
    用伝達ギア部と、前記駆動モータの駆動力を用紙押上レ
    バーに伝達するための押上用カム部とを形成してなるプ
    リンタ用動作制御カムを備えたプリンタであって、 前記被伝達ギア部の歯部に、この被伝達ギア部と前記伝
    達ギア部との噛合を妨げることによってプリンタ用動作
    制御カムの回転を係止する係止部を形成し、この係止部
    による前記プリンタ用動作制御カムの係止位置を、この
    プリンタ用動作制御カムの動作基準位置とするように構
    成されてなることを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記係止部は、前記被伝達ギア部の互い
    に隣位する歯部間の溝を埋没させることによって形成さ
    れてなることを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
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